(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-13
(45)【発行日】2022-10-21
(54)【発明の名称】就職活動及び採用活動を支援するプログラム、方法及びサーバ
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20120101AFI20221014BHJP
【FI】
G06Q10/10 322
(21)【出願番号】P 2022005295
(22)【出願日】2022-01-17
【審査請求日】2022-01-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520303427
【氏名又は名称】イーバリュー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108006
【氏名又は名称】松下 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】水野 昌和
【審査官】小山 和俊
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-094704(JP,A)
【文献】国際公開第2021/221094(WO,A1)
【文献】特開2003-114925(JP,A)
【文献】特許第6899611(JP,B1)
【文献】特開2002-149881(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
求職者の就職活動と企業の採用活動を支援する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記コンピュータは、1以上のデータベースにアクセス可能であり、
1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、
前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、
前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程と
、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第2求職者情報取得工程と、
前記第2求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する情報が含まれた第1求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第1求職者用表示情報提供工程と
を含み、
前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含
み、
前記第1求職者用画面は、1以上の前記知人による前記一の求職者の前記知人評価情報を含み、
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
所定の情報通信サービスを提供するシステムから、前記情報通信サービスにおける前記求職者同士の交友関係に関する交友関係情報を取得し、取得した前記交友関係情報を各前記求職者の前記求職者情報に追加する交友関係情報追加工程と、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記交友関係情報を含む前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第3求職者情報取得工程と、
前記第3求職者情報取得工程において取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者の前記交友関係情報が含まれた第2求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第2求職者用表示情報提供工程と、
前記第2求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、前記情報通信サービスにおいて交友関係のある他の前記求職者に対して前記知人として評価を入力することを求める評価要求を受信すると、前記知人評価情報の入力を受け付ける第3求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記一の求職者の前記求職者端末装置に提供する第3求職者用表示情報提供工程とを更に含み、
前記知人評価情報追加工程は、前記第3求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、評価対象者である他の前記求職者に対する前記一の求職者の評価に関する前記知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加することを含む、
プログラム。
【請求項2】
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記知人評価情報に含めるべき1以上の評価項目の設定を求める評価項目設定要求を受信すると、受信した前記評価項目設定要求において指定された1以上の前記評価項目に関する評価項目情報を前記一の求職者の前記求職者情報に追加する評価項目情報追加工程と、
前記知人端末装置から、前記一の求職者に対する評価の入力を求める評価要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報に含まれる前記評価項目情報に基づいて、1以上の前記評価項目を含んだ前記知人評価情報の入力を受け付ける知人用画面を表示するための表示情報を生成し、要求元の前記知人端末装置に提供する知人用表示情報提供工程とを含む、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
1以上の前記データベースは、前記企業と前記求職者との接触履歴をそれぞれ含んだ複数の接触履歴情報を検索可能に記憶しており、
前記接触履歴情報は、前記企業が前記求職者に対して行った接触の申し出に対する前記求職者の応答の結果を含んでおり、
前記知人評価情報は、所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容を含んでおり、
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容と、前記求職者が前記接触の申し出を承認することとの相関関係に基づく推定モデルであって、前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容から、前記接触の申し出に対して前記求職者が承認する承認確率を推定する前記推定モデルを、複数の前記企業の各々について、1以上の前記データベースに記憶される複数の前記求職者情報の前記知人評価情報と複数の前記接触履歴情報とに基づいて生成する推定モデル生成工程と、
複数の前記求職者の各々について、前記知人評価情報に含まれる前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価内容を各前記企業の前記推定モデルに適用することにより、各前記企業についての前記承認確率を推定する承認確率推定工程と、
複数の前記求職者の各々について、前記承認確率が相対的に高い1以上の前記企業をお勧め企業として特定し、特定した1以上の前記お勧め企業を前記求職者情報に追加するお勧め企業特定工程と、
前記求職者情報の1以上の前記お勧め企業に関する情報が含まれた第4求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第4求職者用表示情報提供工程とを含む、
請求項
1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
求職者の就職活動と企業の採用活動を支援する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記コンピュータは、1以上のデータベースにアクセス可能であり、
1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、
前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、
前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程と
、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第2求職者情報取得工程と、
前記第2求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する情報が含まれた第1求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第1求職者用表示情報提供工程と
を含み、
前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含
み、
前記第1求職者用画面は、1以上の前記知人による前記一の求職者の前記知人評価情報を含み、
1以上の前記データベースは、前記企業と前記求職者との接触履歴をそれぞれ含んだ複数の接触履歴情報を検索可能に記憶しており、
前記接触履歴情報は、前記企業が前記求職者に対して行った接触の申し出に対する前記求職者の応答の結果を含んでおり、
前記知人評価情報は、所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容を含んでおり、
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容と、前記求職者が前記接触の申し出を承認することとの相関関係に基づく推定モデルであって、前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容から、前記接触の申し出に対して前記求職者が承認する承認確率を推定する前記推定モデルを、複数の前記企業の各々について、1以上の前記データベースに記憶される複数の前記求職者情報の前記知人評価情報と複数の前記接触履歴情報とに基づいて生成する推定モデル生成工程と、
複数の前記求職者の各々について、前記知人評価情報に含まれる前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価内容を各前記企業の前記推定モデルに適用することにより、各前記企業についての前記承認確率を推定する承認確率推定工程と、
複数の前記求職者の各々について、前記承認確率が相対的に高い1以上の前記企業をお勧め企業として特定し、特定した1以上の前記お勧め企業を前記求職者情報に追加するお勧め企業特定工程と、
前記求職者情報の1以上の前記お勧め企業に関する情報が含まれた第4求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第4求職者用表示情報提供工程とを更に含む、
プログラム。
【請求項5】
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
一の前記求職者が利用する前記求職者端末装置から、指定された1以上の前記企業をお気に入り企業として登録することを求めるお気に入り企業登録要求を受信すると、指定された1以上の前記お気に入り企業を要求元の前記求職者の前記求職者情報に追加するお気に入り企業追加工程と、
一の前記企業が利用する前記企業端末装置から、前記一の企業を前記お気に入り企業として登録している前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の企業が前記お気に入り企業として前記求職者情報に含まれた前記求職者を特定する求職者特定工程と、
前記求職者特定工程において特定した前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の企業を前記お気に入り企業として登録している前記求職者の情報が含まれた第2企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第2企業用表示情報提供工程とを含む、
請求項1~4のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
前記求職者に対して助言を与えるアドバイザーが利用するアドバイザー端末装置から、一の前記求職者に対する前記アドバイザーの評価に関するアドバイザー評価情報を取得すると、取得した前記アドバイザー評価情報を前記一の求職者の前記求職者情報に追加するアドバイザー評価情報追加工程と、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記アドバイザー評価情報を含む前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第4求職者情報取得工程と、
前記第4求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する前記アドバイザー評価情報が含まれた第5求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第5求職者用表示情報提供工程とを含む、
請求項1~5のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項7】
コンピュータが求職者の就職活動と企業の採用活動を支援する方法であって、
前記コンピュータは、1以上のデータベースにアクセス可能であり、
1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、
前記コンピュータが、前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、
前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、
前記コンピュータが、前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程と
、
前記コンピュータが、一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第2求職者情報取得工程と、
前記コンピュータが、前記第2求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する情報が含まれた第1求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第1求職者用表示情報提供工程とを有し、
前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含
み、
前記第1求職者用画面は、1以上の前記知人による前記一の求職者の前記知人評価情報を含み、
前記コンピュータが、所定の情報通信サービスを提供するシステムから、前記情報通信サービスにおける前記求職者同士の交友関係に関する交友関係情報を取得し、取得した前記交友関係情報を各前記求職者の前記求職者情報に追加する交友関係情報追加工程と、
前記コンピュータが、一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記交友関係情報を含む前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第3求職者情報取得工程と、
前記コンピュータが、前記第3求職者情報取得工程において取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者の前記交友関係情報が含まれた第2求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第2求職者用表示情報提供工程と、
前記コンピュータが、前記第2求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、前記情報通信サービスにおいて交友関係のある他の前記求職者に対して前記知人として評価を入力することを求める評価要求を受信すると、前記知人評価情報の入力を受け付ける第3求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記一の求職者の前記求職者端末装置に提供する第3求職者用表示情報提供工程とを更に有し、
前記知人評価情報追加工程は、前記第3求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、評価対象者である他の前記求職者に対する前記一の求職者の評価に関する前記知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加することを含む、
方法。
【請求項8】
コンピュータが求職者の就職活動と企業の採用活動を支援する方法であって、
前記コンピュータは、1以上のデータベースにアクセス可能であり、
1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、
前記コンピュータが、前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、
前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、
前記コンピュータが、前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程と
、
前記コンピュータが、一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第2求職者情報取得工程と、
前記コンピュータが、前記第2求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する情報が含まれた第1求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第1求職者用表示情報提供工程とを有し、
前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含
み、
前記第1求職者用画面は、1以上の前記知人による前記一の求職者の前記知人評価情報を含み、
1以上の前記データベースは、前記企業と前記求職者との接触履歴をそれぞれ含んだ複数の接触履歴情報を検索可能に記憶しており、
前記接触履歴情報は、前記企業が前記求職者に対して行った接触の申し出に対する前記求職者の応答の結果を含んでおり、
前記知人評価情報は、所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容を含んでおり、
前記コンピュータが、前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容と、前記求職者が前記接触の申し出を承認することとの相関関係に基づく推定モデルであって、前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容から、前記接触の申し出に対して前記求職者が承認する承認確率を推定する前記推定モデルを、複数の前記企業の各々について、1以上の前記データベースに記憶される複数の前記求職者情報の前記知人評価情報と複数の前記接触履歴情報とに基づいて生成する推定モデル生成工程と、
前記コンピュータが、複数の前記求職者の各々について、前記知人評価情報に含まれる前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価内容を各前記企業の前記推定モデルに適用することにより、各前記企業についての前記承認確率を推定する承認確率推定工程と、
前記コンピュータが、複数の前記求職者の各々について、前記承認確率が相対的に高い1以上の前記企業をお勧め企業として特定し、特定した1以上の前記お勧め企業を前記求職者情報に追加するお勧め企業特定工程と、
前記コンピュータが、前記求職者情報の1以上の前記お勧め企業に関する情報が含まれた第4求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第4求職者用表示情報提供工程とを更に含む、
方法。
【請求項9】
求職者の就職活動と企業の採用活動を支援するための処理を行うサーバであって、
処理部と、
前記処理部において実行可能な命令を記憶する記憶部とを有し、
前記処理部は、1以上のデータベースにアクセス可能であり、
1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、
前記処理部が前記記憶部の前記命令に従って実行する処理は、
前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、
前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、
前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程と
、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第2求職者情報取得工程と、
前記第2求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する情報が含まれた第1求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第1求職者用表示情報提供工程と
を含み、
前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含
み、
前記第1求職者用画面は、1以上の前記知人による前記一の求職者の前記知人評価情報を含み、
前記処理部が前記記憶部の前記命令に従って実行する処理は、
所定の情報通信サービスを提供するシステムから、前記情報通信サービスにおける前記求職者同士の交友関係に関する交友関係情報を取得し、取得した前記交友関係情報を各前記求職者の前記求職者情報に追加する交友関係情報追加工程と、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記交友関係情報を含む前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第3求職者情報取得工程と、
前記第3求職者情報取得工程において取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者の前記交友関係情報が含まれた第2求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第2求職者用表示情報提供工程と、
前記第2求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、前記情報通信サービスにおいて交友関係のある他の前記求職者に対して前記知人として評価を入力することを求める評価要求を受信すると、前記知人評価情報の入力を受け付ける第3求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記一の求職者の前記求職者端末装置に提供する第3求職者用表示情報提供工程とを更に含み、
前記知人評価情報追加工程は、前記第3求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、評価対象者である他の前記求職者に対する前記一の求職者の評価に関する前記知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加することを含む、
サーバ。
【請求項10】
求職者の就職活動と企業の採用活動を支援するための処理を行うサーバであって、
処理部と、
前記処理部において実行可能な命令を記憶する記憶部とを有し、
前記処理部は、1以上のデータベースにアクセス可能であり、
1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、
前記処理部が前記記憶部の前記命令に従って実行する処理は、
前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、
前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、
前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程と
、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第2求職者情報取得工程と、
前記第2求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する情報が含まれた第1求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第1求職者用表示情報提供工程と
を含み、
前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含
み、
前記第1求職者用画面は、1以上の前記知人による前記一の求職者の前記知人評価情報を含み、
1以上の前記データベースは、前記企業と前記求職者との接触履歴をそれぞれ含んだ複数の接触履歴情報を検索可能に記憶しており、
前記接触履歴情報は、前記企業が前記求職者に対して行った接触の申し出に対する前記求職者の応答の結果を含んでおり、
前記知人評価情報は、所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容を含んでおり、
前記処理部が前記記憶部の前記命令に従って実行する処理は、
前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容と、前記求職者が前記接触の申し出を承認することとの相関関係に基づく推定モデルであって、前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容から、前記接触の申し出に対して前記求職者が承認する承認確率を推定する前記推定モデルを、複数の前記企業の各々について、1以上の前記データベースに記憶される複数の前記求職者情報の前記知人評価情報と複数の前記接触履歴情報とに基づいて生成する推定モデル生成工程と、
複数の前記求職者の各々について、前記知人評価情報に含まれる前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価内容を各前記企業の前記推定モデルに適用することにより、各前記企業についての前記承認確率を推定する承認確率推定工程と、
複数の前記求職者の各々について、前記承認確率が相対的に高い1以上の前記企業をお勧め企業として特定し、特定した1以上の前記お勧め企業を前記求職者情報に追加するお勧め企業特定工程と、
前記求職者情報の1以上の前記お勧め企業に関する情報が含まれた第4求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第4求職者用表示情報提供工程とを更に含む、
サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、求職者の就職活動及び企業の採用活動を支援するプログラム、方法及びサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
学生の就職活動と企業の採用活動を支援するため、企業の採用募集に対する学生の応募や面接などをインターネットを介して行えるようにしたシステムが知られている(例えば下記の特許文献1を参照)。また近年では、企業側から採用したい学生に対して直接アプローチするダイレクトリクリーティングと呼ばれる採用方法が一般的になっており、ダイレクトリクリーティングを支援するWebサービスが実用化されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ダイレクトリクリーティングを支援する一般的なWebサービスでは、求職者(学生等)が企業に対して自己の学歴や実績、能力、性格、強みなどをアピールし、その求職者からの情報を参考にして企業が採用を希望する求職者を見つけ出せるようにしている。しかしながら、求職者が自己アピールの文章等を作成するには、十分に自己分析が出来ている必要があり、自分一人では作成し難い場合がある。他者が作成した文章等を参考にすることも可能だが、参考にしたものに引きずられて似たような内容の自己アピールとなってしまうことも少なくない。そのため、求職者から提供される情報だけでは、企業が求める人材かどうかを見極め難い場合がある。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、企業が求職者について客観性のある情報を得やすくすることができるプログラム、方法及びサーバを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係るプログラムは、求職者の就職活動と企業の採用活動を支援する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記コンピュータは、1以上のデータベースにアクセス可能であり、1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程と、一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第2求職者情報取得工程と、前記第2求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する情報が含まれた第1求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第1求職者用表示情報提供工程とを含み、前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含み、前記第1求職者用画面は、1以上の前記知人による前記一の求職者の前記知人評価情報を含み、前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、所定の情報通信サービスを提供するシステムから、前記情報通信サービスにおける前記求職者同士の交友関係に関する交友関係情報を取得し、取得した前記交友関係情報を各前記求職者の前記求職者情報に追加する交友関係情報追加工程と、一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記交友関係情報を含む前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第3求職者情報取得工程と、前記第3求職者情報取得工程において取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者の前記交友関係情報が含まれた第2求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第2求職者用表示情報提供工程と、前記第2求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、前記情報通信サービスにおいて交友関係のある他の前記求職者に対して前記知人として評価を入力することを求める評価要求を受信すると、前記知人評価情報の入力を受け付ける第3求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記一の求職者の前記求職者端末装置に提供する第3求職者用表示情報提供工程とを更に含み、前記知人評価情報追加工程は、前記第3求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、評価対象者である他の前記求職者に対する前記一の求職者の評価に関する前記知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加することを含む。
【0007】
本発明の第2の態様に係る方法は、コンピュータが求職者の就職活動と企業の採用活動を支援する方法であって、前記コンピュータは、1以上のデータベースにアクセス可能であり、1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、前記コンピュータが、前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、前記コンピュータが、前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程と、前記コンピュータが、一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第2求職者情報取得工程と、前記コンピュータが、前記第2求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する情報が含まれた第1求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第1求職者用表示情報提供工程とを有し、前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含み、前記第1求職者用画面は、1以上の前記知人による前記一の求職者の前記知人評価情報を含み、前記コンピュータが、所定の情報通信サービスを提供するシステムから、前記情報通信サービスにおける前記求職者同士の交友関係に関する交友関係情報を取得し、取得した前記交友関係情報を各前記求職者の前記求職者情報に追加する交友関係情報追加工程と、前記コンピュータが、一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記交友関係情報を含む前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第3求職者情報取得工程と、前記コンピュータが、前記第3求職者情報取得工程において取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者の前記交友関係情報が含まれた第2求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第2求職者用表示情報提供工程と、前記コンピュータが、前記第2求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、前記情報通信サービスにおいて交友関係のある他の前記求職者に対して前記知人として評価を入力することを求める評価要求を受信すると、前記知人評価情報の入力を受け付ける第3求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記一の求職者の前記求職者端末装置に提供する第3求職者用表示情報提供工程とを更に有し、前記知人評価情報追加工程は、前記第3求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、評価対象者である他の前記求職者に対する前記一の求職者の評価に関する前記知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加することを含む。
【0008】
本発明の第3の態様に係るサーバは、求職者の就職活動と企業の採用活動を支援するための処理を行うサーバであって、処理部と、前記処理部において実行可能な命令を記憶する記憶部とを有し、前記処理部は、1以上のデータベースにアクセス可能であり、1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、前記処理部が前記記憶部の前記命令に従って実行する処理は、前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程と、一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第2求職者情報取得工程と、前記第2求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する情報が含まれた第1求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第1求職者用表示情報提供工程とを含み、前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含み、前記第1求職者用画面は、1以上の前記知人による前記一の求職者の前記知人評価情報を含み、前記処理部が前記記憶部の前記命令に従って実行する処理は、所定の情報通信サービスを提供するシステムから、前記情報通信サービスにおける前記求職者同士の交友関係に関する交友関係情報を取得し、取得した前記交友関係情報を各前記求職者の前記求職者情報に追加する交友関係情報追加工程と、一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記交友関係情報を含む前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第3求職者情報取得工程と、前記第3求職者情報取得工程において取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者の前記交友関係情報が含まれた第2求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第2求職者用表示情報提供工程と、前記第2求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、前記情報通信サービスにおいて交友関係のある他の前記求職者に対して前記知人として評価を入力することを求める評価要求を受信すると、前記知人評価情報の入力を受け付ける第3求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記一の求職者の前記求職者端末装置に提供する第3求職者用表示情報提供工程とを更に含み、前記知人評価情報追加工程は、前記第3求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、評価対象者である他の前記求職者に対する前記一の求職者の評価に関する前記知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加することを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、企業が求職者について客観性のある情報を得やすくすることができるプログラム、方法及びサーバを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1Aは、本実施形態に係るサーバと端末装置を含んだシステムの構成の一例を示す図である。
図1Bは、本実施形態に係る端末装置の構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、求職者に関する知人評価情報を取得し、求職者端末装置と企業端末装置において表示させる処理の一例を説明するための図である。
【
図3】
図3は、知人評価情報を入力するための知人用画面の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、企業端末装置において表示される企業用画面の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、学生(求職者)の検索結果を含む企業用画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、学生(求職者)の詳細情報を含む企業用画面の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、求職者端末装置において表示される求職者用画面の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、知人評価情報を含む求職者用画面の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、知人評価情報に含まれる評価項目を設定する処理の一例を説明するための図である。
【
図10】
図10は、評価項目の設定を入力するための求職者用画面の一例を示す図である。
【
図11】
図11は、一の求職者から、SNS等で交友関係のある他の求職者についての知人評価情報を取得する処理の一例を説明するための図である。
【
図12】
図12は、求職者にお勧め企業を提案する処理の一例を説明するための図である。
【
図13】
図13は、企業に対してお気に入り登録を行った求職者を企業端末装置において表示させる処理の一例を説明するための図である。
【
図14】
図14は、企業に対してお気に入り登録を行った求職者を表示する企業用画面の一例を示す図である。
【
図15】
図15は、求職者に関するアドバイザー評価情報を取得し、求職者端末装置において表示させる処理の一例を説明するための図である。
【
図16】
図16は、アドバイザー評価情報を含む求職者用画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1Aは、本実施形態に係るサーバ1と端末装置(3~6)を含んだシステムの構成の一例を示す図である。
図1Aに示すシステムは、サーバ1と、データベース管理装置2と、企業端末装置3と、求職者端末装置4と、知人端末装置5と、アドバイザー端末装置6とを有する。端末装置(企業端末装置3、求職者端末装置4、知人端末装置5、アドバイザー端末装置6)は、それぞれインターネットなどの通信ネットワーク9を介してサーバ1と通信可能である。
サーバ1は本発明のサーバの一例であり、企業端末装置3は本発明の企業端末装置の一例であり、求職者端末装置4は本発明の求職者端末装置の一例であり、知人端末装置5は本発明の知人端末装置の一例であり、アドバイザー端末装置6は本発明のアドバイザー端末装置の一例である。
【0012】
[サーバ1]
サーバ1は、通信ネットワーク9を介してアクセスする端末装置(3~6)からの要求に応じて、求職者の就職活動及び企業の採用活動を支援するための種々の処理を行う。サーバ1は、例えばウェブサーバとして動作し、端末装置(3~6)で起動されたウェブブラウザによるアクセスを受け付ける。サーバ1は、データベース管理装置2の1以上のデータベース(21~23)にアクセス可能であり、種々の情報をデータベース管理装置2のデータベース(21~23)から取得する。
図1Aの例において、サーバ1は、通信部11と、記憶部14と、処理部15を有する。
【0013】
通信部11は、通信ネットワーク9を介して他の装置(端末装置など)と通信を行うための装置であり、例えば所定の通信規格(無線LAN、イーサネット(登録商標)など)に準拠して通信を行う通信機器(ネットワークインターフェースカードなど)を含む。
【0014】
記憶部14は、処理部15において実行されるプログラム141の命令や、処理部15による処理の過程で一時的に保存されるデータ、処理部15の処理に利用されるデータ、処理部15の処理の結果として得られたデータなどを記憶する。記憶部14は、例えば、主記憶装置(ROM、RAMなど)と補助記憶装置(フラッシュメモリ、SSD、ハードディスク、メモリカード、光ディスクなど)を含んでよい。記憶部14は、1つの記憶装置から構成されてもよいし、複数の記憶装置から構成されてもよい。記憶部14が複数の記憶装置から構成される場合、各記憶装置は、コンピュータのバスや他の任意の情報伝送手段を介して処理部15と接続される。
【0015】
プログラム141は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(USBメモリ、メモリカード、光ディスク、その他の非一時的な有形の媒体)に記録されたものを図示しない読み取り装置から入力して記憶部14に記憶させてもよいし、通信部11において他の装置から受信したものを記憶部14に記憶させてもよい。
【0016】
処理部15は、サーバ1の全体的な動作を統括的に司り、所定の情報処理を実行する。処理部15は、例えば、記憶部14に格納された1つ以上のプログラム141の命令に従って処理を実行する1つ以上のプロセッサ(CPU、MPU、DSPなど)を含む。処理部15は、記憶部14に格納されたプログラム141の命令を1つ以上のプロセッサが実行することにより、コンピュータとして動作する。サーバ1は、このような複数のコンピュータを含んでもよく、これらのコンピュータが任意の通信ネットワークを介して通信を行うことにより連携して処理を実行してもよい。
【0017】
処理部15は、特定の機能を実現するように構成された1つ以上の専用のハードウェア(ASIC、FPGAなど)を含んでもよい。この場合、処理部15は、全ての処理をコンピュータにおいて実行してもよいし、少なくとも一部の処理を専用のハードウェアにおいて実行してもよい。
【0018】
[データベース管理装置2]
データベース管理装置2は、求職者の就職活動及び企業の採用活動を支援するための処理で使用される種々の情報を記憶した1つ以上のデータベース(21~23)を有する。サーバ1とデータベース管理装置2は、任意の通信回線(LAN、専用回線網、インターネットなど)を介して通信可能である。データベース管理装置2は、
図1Aの例において、求職者データベース21と、企業データベース22と、接触履歴データベース23とを有する。例えばデータベース管理装置2は、これらのデータベースを構成する1つ以上のコンピュータを備えており、コンピュータの記憶装置を用いてデータベースの情報を記憶する。なお、サーバ1とデータベース管理装置2は、共通のコンピュータによって構成されていてもよい。以下の説明では、データベースを「DB」と省略して記載する場合がある。
【0019】
求職者DB21は、それぞれ個別の求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶する。求職者DB21は、求職者ごとに1つの求職者情報を記憶する。
【0020】
求職者情報は、例えば以下の情報の少なくとも一部を含む。
・求職者の識別情報(求職者ID)
・求職者の氏名、年齢、性別
・求職者がサーバ1にログインするための認証情報(ログイン用のIDとパスワード等)
・求職者の連絡先に関する情報(住所、電話番号、Eメールアドレス等)
・求職者の学歴、職歴に関する情報
・求職者が企業向けに自分を紹介してアピールするための自己紹介情報
・求職者の知人による求職者への評価に関する知人評価情報
・就職活動のアドバイザーによる求職者への評価に関するアドバイザー評価情報
・知人評価情報の評価項目に関する評価項目情報
・所定の情報通信サービス(例えばSocial Networking Service、SNS)における他の求職者との交友関係に関する交友関係情報
・求職者が選択したお気に入りの企業の情報(企業ID等)
・求職者に対してサーバ1が提案するお勧め企業の情報(企業ID等)
【0021】
企業DB22は、それぞれ個別の企業に関する情報を含んだ複数の企業情報を検索可能に記憶する。企業DB22は、企業ごとに1つの企業情報を記憶する。
【0022】
企業情報は、例えば以下の情報の少なくとも一部を含む。
・企業の識別情報(企業ID)
・企業の名称、所在地
・企業の担当者がサーバ1にログインするための認証情報(ログイン用のIDとパスワード等)
・企業の担当者の連絡先に関する情報(電話番号、Eメールアドレス等)
・企業の担当者が選択したお気に入りの求職者の情報(求職者IDなど)
・企業が接触の申し出(オファー)を行った求職者の情報(求職者IDなど)
・選考中の求職者に関する情報(求職者ID,選考スケジュール等)
【0023】
接触履歴DB23は、求職者と企業とが接触した履歴に関する情報をそれぞれ含んだ複数の接触履歴情報を検索可能に記憶する。接触履歴DB23は、求職者と企業との組み合わせごと、若しくは、求職者と企業との接触ごとに1つの接触履歴情報を記憶する。
【0024】
接触履歴情報は、例えば以下の情報の少なくとも一部を含む。
・企業ID及び求職者ID
・企業が求職者に接触の申し出(オファー)を行った日
・接触の申し出(オファー)に求職者が応答した日と、応答結果(承認/非承認)
・接触の結果に関する情報
【0025】
[企業端末装置3]
企業端末装置3は、採用活動を行う企業が利用する装置である。例えばスマートフォン、タブレットPC、携帯電話機、ノート型PC、デスクトップ型PCなど、通信ネットワーク9を介した通信機能を備える情報機器を企業端末装置3として用いることができる。企業端末装置3は、通信ネットワーク9を介してサーバ1にアクセスし、求職者に関する情報を検索して閲覧する処理、所望の求職者に対して接触の申し出(オファー)を行う処理などを行う。
図1Bの例において、企業端末装置3は、通信部31と、入力部32と、表示部33と、記憶部34と、処理部35を有する。
【0026】
通信部31は、通信ネットワーク9を介して他の装置(サーバ1等)と通信を行うための装置であり、例えば所定の通信規格(無線LAN、イーサネット(登録商標)など)に準拠して通信を行う通信機器(ネットワークインターフェースカードなど)を含む。
【0027】
入力部32は、ユーザの操作に応じた指示やその他の情報を処理部35に入力する。例えば、入力部32は、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウス、ボタン、スイッチ、マイク、カメラなどの入力機能を備えた機器を少なくとも1つ含む。
【0028】
表示部33は、処理部35において生成される映像信号に応じた映像を表示する装置であり、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プロジェクタなどの表示機器を含む。
【0029】
記憶部34は、処理部35において実行されるプログラム341の命令や、処理部35による処理の過程で一時的に保存されるデータ、処理部35の処理に利用されるデータ、処理部35の処理の結果として得られたデータなどを記憶する。記憶部34は、例えば、主記憶装置(ROM、RAMなど)と補助記憶装置(フラッシュメモリ、SSD、ハードディスク、メモリカード、光ディスクなど)を含んでよい。記憶部34は、1つの記憶装置から構成されてもよいし、複数の記憶装置から構成されてもよい。記憶部34が複数の記憶装置から構成される場合、各記憶装置は、コンピュータのバスや他の任意の情報伝送手段を介して処理部35と接続される。
【0030】
プログラム341は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(USBメモリ、メモリカード、光ディスク、その他の非一時的な有形の媒体)に記録されたものを図示しない読み取り装置から入力して記憶部34に記憶させてもよいし、通信部31において他の装置から受信したものを記憶部34に記憶させてもよい。
【0031】
処理部35は、企業端末装置3の全体的な動作を統括的に司り、所定の情報処理を実行する。処理部35は、例えば、記憶部34に格納された1つ以上のプログラム341の命令に従って処理を実行する1つ以上のプロセッサ(CPU、MPU、DSPなど)を含む。処理部35は、記憶部34に格納されたプログラム341の命令を1つ以上のプロセッサが実行することにより、コンピュータとして動作する。
【0032】
処理部35は、特定の機能を実現するように構成された1つ以上の専用のハードウェア(ASIC、FPGAなど)を含んでもよい。この場合、処理部35は、全ての処理をコンピュータにおいて実行してもよいし、少なくとも一部の処理を専用のハードウェアにおいて実行してもよい。
【0033】
[求職者端末装置4]
求職者端末装置4は、就職活動を行う求職者が利用する装置であり、例えば
図1Bに示す企業端末装置3と同様の構成を有する。求職者端末装置4は、通信ネットワーク9を介してサーバ1にアクセスし、所望の企業に関する情報を閲覧する処理、知人やアドバイザーから受けた自分への評価を閲覧する処理、企業から受けた接触の申し出(オファー)に対して応答する処理などを行う。
【0034】
[知人端末装置5]
知人端末装置5は、求職者の知人が利用する装置であり、例えば
図1Bに示す企業端末装置3と同様の構成を有する。知人端末装置5は、通信ネットワーク9を介してサーバ1にアクセスし、知人として求職者への評価を入力する処理などを行う。
【0035】
[アドバイザー端末装置6]
アドバイザー端末装置6は、就職活動のアドバイザーが利用する装置であり、例えば
図1Bに示す企業端末装置3と同様の構成を有する。アドバイザー端末装置6は、通信ネットワーク9を介してサーバ1にアクセスし、アドバイザーとして求職者への評価を入力する処理などを行う。
【0036】
ここで、上述した構成を有する
図1Aに示すシステムの動作について説明する。
図2は、求職者に関する知人評価情報を取得し、企業端末装置3と求職者端末装置4において表示させる処理の一例を説明するための図である。
【0037】
サーバ1の処理部15は、評価対象者である一の求職者に対する評価の入力を求める評価要求を知人端末装置5から受信すると(ST100)、一の求職者の求職者情報に含まれる評価項目情報に基づいて、1以上の評価項目を含んだ知人評価情報の入力を受け付ける知人用画面を表示するための表示情報を生成し、要求元の知人端末装置105に提供する(ST105)。知人端末装置5は、サーバ1から提供された表示情報に基づいて、評価対象者である一の求職者に対する評価を入力するための知人用画面を表示し、評価の入力を受け付ける(ST110)。
ステップST105は、本発明の知人用表示情報提供工程の一例である。
【0038】
図3は、知人端末装置5において知人評価情報を入力するための知人用画面の一例を示す図である。
図3に示す知人用画面Aは、複数の評価項目の領域A1~A3と、これらの領域A1~A3を画面上でスクロールさせるためのスクロールバーA4を含む。領域A1~A3には、それぞれ評価項目の内容を入力するため文字入力領域A5が含まれる。また領域A3には、評価項目に対する複数の回答の候補から1つを選択するためのラジオボタンA6~A8が配置されている。
図3に示す知人用画面Aは、本発明の知人用画面の一例である。
【0039】
図2に戻る。
サーバ1の処理部15は、知人用画面A(
図3)において入力された知人評価情報を知人端末装置5から取得すると(ST115)、取得した知人評価情報を評価対象者(求職者)の求職者情報に追加する(ST120)。
ステップST120は、本発明の知人評価情報追加工程の一例である。
【0040】
企業端末装置3は、所定の企業用画面において求職者情報についての検索条件を入力し(ST150)、この検索条件に当てはまる求職者の情報を表示するように求める表示要求をサーバ1に送信する(ST155)。サーバ1の処理部15は、この表示要求を企業端末装置3から受信すると、求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる1以上の求職者の求職者情報を求職者DB21から取得する(ST160)。サーバ1の処理部15は、ステップST160において求職者DB21から取得した1以上の求職者の求職者情報に基づいて、検索条件に当てはまる1以上の求職者に関する情報が含まれた企業用画面を表示するための表示情報を生成し、企業端末装置3に提供する(ST165)。企業端末装置3は、サーバ1から提供された表示情報に基づいて、求職者の検索結果の企業用画面を表示する(ST170)。
ステップST160は、本発明の第1求職者情報取得工程の一例である。
ステップST165は、本発明の第1企業用表示情報提供工程の一例である。
【0041】
図4は、企業端末装置3において表示される企業用画面の一例を示す図であり、ステップST150(
図2)において表示される企業用画面の一例を示す。
図4に示す企業用画面Bは、企業に対する各種の通知(お知らせ)が表示される領域B1と、学生(求職者)の検索条件を入力するための領域B2を含む。領域B2は、検索項目(
図4の例では「志望職種」「学歴」)ごとに検索条件を選択するためのドロップダウンリストB3及びB4と、任意の言葉を検索条件として設定するための入力ボックスB5と、検索の実行を指示するためのボタンB6とを含む。ボタンB6が押下されると、企業端末装置3は、領域B2に入力された検索条件を確定して、ステップST155の表示要求をサーバ1に送信する。領域B1、B2の横には、領域B1よりも詳細な検索条件を入力する画面を表示するためのボタンB7と、企業が接触の申し出(オファー)を行った学生(求職者)のリストを表示するためのボタンB8と、企業が学生(求職者)の選考状況の管理用画面を表示するためのボタンB9と、企業がお気に入りとして選択した学生(求職者)のリストを表示するためのボタンB10とが配置されている。
【0042】
図5は、学生(求職者)の検索結果を含む企業用画面の一例を示す図であり、ステップST170(
図2)において表示される企業用画面の一例を示す。
図5に示す企業用画面Cは、それぞれ検索条件に当てはまる学生(求職者)の情報が表示される複数の領域C1~C2と、これらの領域C1~C2を画面上でスクロールさせるためのスクロールバーC3を含む。複数の領域C1~C2には、それぞれ、学生(求職者)の写真、名前、学校名などが表示される。また複数の領域C1~C2には、それぞれ、学生(求職者)の性格等の分析結果を表すチャートC4と、学生(求職者)に関する自己紹介情報及び知人評価情報を表示する領域C5と、企業が学生(求職者)に対して接触の申し出(オファー)を行うためのボタンC6と、企業が学生(求職者)をお気に入りに登録するためのボタンC7とを含む。
図5に示す企業用画面Cは、本発明の第1企業用画面の一例である。
【0043】
図6は、学生(求職者)の詳細情報を含む企業用画面の一例を示す図であり、企業用画面C(
図5)の領域C5の「続きを読む」の箇所が操作された場合に表示する企業用画面の一例を示す。
図6に示す企業用画面Dは、学生(求職者)の写真、名前、学校名などが表示される領域D1と、学生(求職者)に関する自己紹介情報、知人評価情報、アドバイザー評価情報が表示される領域D2と、領域D2を画面上でスクロールさせるためのスクロールバーC3とを含む。領域D2における各評価項目の回答人数の箇所が操作されると、個別の回答内容を含んだ画面が表示される。領域D1の横には、学生(求職者)の志望業界の情報を含んだ画面を表示するためのボタンD4と、学生(求職者)の性格等のタイプを分析した結果に関する画面を表示するためのボタンD5が配置される。領域D2の下には、企業が学生(求職者)に対して接触の申し出(オファー)を行うためのボタンD6と、企業が学生(求職者)をお気に入りに登録するためのボタンD7とが配置される。
【0044】
再び
図2に戻る。
サーバ1の処理部15は、一の求職者が利用する求職者端末装置4から、この一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると(ST175)、要求された一の求職者の求職者情報を求職者DB21から取得する(ST180)。処理部15は、ステップST180において求職者DB21から取得した一の求職者の求職者情報に基づいて、この一の求職者に関する情報(知人評価情報など)が含まれた求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、要求元の求職者端末装置4に提供する(ST185)。求職者端末装置4は、サーバ1から提供された表示情報に基づいて、一の求職者についての知人評価情報が含まれた求職者用画面を表示する(ST190)。
【0045】
図7は、求職者端末装置4において表示される求職者用画面の一例を示す図である。
図7に示す求職者用画面Eは、学生(求職者)に対する各種の通知(お知らせ)が表示される領域E1と、学生(求職者)が獲得した企業からのオファー(接触の申し出)の数が表示される領域E2と、学生(求職者)に対して評価を行った知人(評価者)の一覧が表示される領域E3と、サーバ1が学生(求職者)に提案するお勧め企業が表示される領域E4と、所定の情報通信サービス(SNS等)において交友関係にある他の求職者が表示される領域E6とを含む。領域E1、E2の横には、学生(求職者)のプロフィール(名前、連絡先、学校名など)の編集用画面を表示するためのボタンE8と、接触の申し出(オファー)を受けた企業のリストを表示するためのボタンE9と、選考中の企業のリストを表示するためのボタンE10と、学生(求職者)がお気に入りとして選択した企業のリストを表示するためのボタンE11と、知人評価情報を含む画面を表示するためのボタンE12と、アドバイザー評価情報を含む画面を表示するためのボタンE13と、知人評価情報の入力を知人に依頼する際の情報(専用の知人用画面A(
図3)が表示されるウェブページのアドレス等)を取得するためのボタンE14とが配置される。
【0046】
図8は、知人評価情報を含む求職者用画面の一例を示す図である。
上述した
図7に示す求職者用画面EにおいてボタンE12が押下されると、求職者端末装置4は、ステップST175(
図2)の表示要求をサーバ1に送信する。この表示要求を受けたサーバ1は、ステップST185(
図2)において、
図8に示す求職者用画面Fを表示するための表示情報を求職者端末装置4に提供する。求職者用画面Fは、知人評価情報が表示される領域F1と、領域F1を画面上でスクロールさせるためのスクロールバーF2とを含む。
図8に示す求職者用画面Fは、本発明の第1求職者用画面の一例を示す図である。
【0047】
このように、本実施形態では、企業側が指定した検索条件に当てはまる1以上の求職者に関する情報が含まれた企業用画面C(
図5)において、求職者ごとに1以上の知人による知人評価情報が表示される。知人評価情報は、求職者本人の主観が入らない客観性のある情報であり、この知人評価情報の収集には求職者の作業が不要であるため、本実施形態によれば、求職者に大きな負担をかけることなく、企業が求職者について客観性のある情報を得やすくすることができる。
【0048】
また、本実施形態によれば、求職者端末装置4の求職者用画面F(
図8)において、求職者本人についての知人の評価に関する知人評価情報が表示されるため、求職者が自分自身についての客観性のある評価を知ることが可能となる。これにより、企業に対する自己アピールを考える上での参考情報を得ることができるとともに、他者の評価から自己分析を深めることができる。
【0049】
図9は、知人評価情報に含まれる評価項目を設定する処理の一例を説明するための図である。
求職者端末装置4は、所定の求職者用画面において、知人評価情報に含めるべき1以上の評価項目を入力し(ST200)、入力した1以上の評価項目の設定を求める評価項目設定要求をサーバ1に送信する。サーバ1の処理部15は、評価項目設定要求を求職者端末装置4から受信すると(ST205)、受信した評価項目設定要求において指定された1以上の評価項目に関する評価項目情報を、要求元の求職者の求職者情報に追加する(ST210)。
サーバ1の処理部15は、評価対象者である一の求職者に対する評価の入力を求める評価要求を知人端末装置5から受信すると(ST215)、一の求職者の求職者情報に含まれる評価項目情報に基づいて、1以上の評価項目を含んだ知人評価情報の入力を受け付ける知人用画面を表示するための表示情報を生成し、要求元の知人端末装置105に提供する(ST220)。知人端末装置5は、サーバ1から提供された表示情報に基づいて、評価対象者である一の求職者に対する評価を入力するための知人用画面を表示し、評価の入力を受け付ける(ST220)。知人端末装置5は、知人用画面において入力した知人評価情報をサーバ1に送信する(ST230)。
ステップST210は、本発明の評価項目情報追加工程の一例である。
ステップST220は、本発明の知人用表示情報提供工程の一例である。
【0050】
図10は、評価項目の設定を入力するための求職者用画面の一例を示す図であり、ステップST200において表示される求職者用画面の一例を示す。
図10に示す求職者用画面Gは、知人評価情報に追加可能な所定の評価項目のリストが表示される領域G1と、領域G1のリストの中から選ばれた評価項目のリストが表示される領域G5とを含む。領域G1には、領域G1の評価項目のリストを画面上でスクロールさせるためのスクロールバーG2と、領域G1のリスト中で指定された評価項目を領域G5のリストに追加するためのボタンG3が配置される。領域G1のリスト中で領域G5のリストに追加された評価項目は、薄い点線の枠で表されている。領域G5には、領域G5のリスト中で指定された評価項目を削除し、領域G1のリストに戻すためのボタンG6が配置される。領域G1の下側には、求職者が新規の評価項目を作成する評価項目作成画面を表示するためのボタンG4が配置される。領域G1の下側には、領域G5のリストに含まれる評価項目を所定の初期状態にリセットするためのボタンG7と、領域G5のリストに含まれる評価項目を知人評価情報に含めるべき評価項目として設定するためのボタンG8とが配置される。求職者端末装置4は、求職者用画面GのボタンG8が押下されると、領域G5のリストに含まれる評価項目を知人評価情報に含めるべき評価項目として設定するように求める評価項目設定要求をサーバ1に送信する(
図9のST205)。
【0051】
このように、本実施形態によれば、知人評価情報の評価項目を求職者が任意に設定できるため、求職者ごとに独自性のある知人評価情報を企業に提供することが可能になる。これにより、求職者は企業に対して独自性をアピールし易くなる。また、企業は、特色のある知人評価情報から所望の人材を見つけ易くなる。
【0052】
図11は、一の求職者から、所定の情報通信サービス(SNS等)で交友関係のある他の求職者についての知人評価情報を取得する処理の一例を説明するための図である。
サーバ1の処理部15は、所定の情報通信サービス(例えばSNS等)を提供する情報通信サービス提供システム7に対して、その情報通信サービスにおける求職者同士の交友関係に関する交友関係情報を要求する(ST300)。例えば処理部15は、情報通信サービスでの認証情報(ID、パスワード等)を求職者端末装置4から情報通信サービス提供システム7へ送信させることにより、情報通信サービス提供システム7に対して交友関係情報を要求する。処理部15は、この要求に応じた情報通信サービス提供システム7から各求職者の交友関係情報を取得すると(ST305)、取得した交友関係情報を各求職者の求職者情報に追加する(ST310)。
ステップST310は、本発明の交友関係情報追加工程の一例である。
【0053】
サーバ1の処理部15は、一の求職者が利用する求職者端末装置4から、交友関係情報を含む一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると(ST315)、一の求職者の求職者情報を求職者DB21から取得する(ST320)。処理部15は、ステップST320において取得した一の求職者の求職者情報に基づいて、一の求職者の交友関係情報が含まれた求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、求職者端末装置4に提供する(ST325)。求職者端末装置4は、サーバ1から提供された表示情報に基づいて、所定の情報通信サービスにおいて交友関係のある他の求職者の情報が領域E6に含まれた求職者用画面E(
図7)を表示する(ST330)。
ステップST320(
図11)は、本発明の第3求職者情報取得工程の一例である。
ステップST325(
図11)は、本発明の第2求職者用表示情報提供工程の一例である。
交友関係情報が領域E6に含まれた求職者用画面E(
図7)は、本発明の第2求職者用画面の一例である。
【0054】
求職者用画面E(
図7)の領域E6のリスト中で特定の求職者を指定しながらボタンE7が押下されると、求職者端末装置4は、この求職者(所定の情報通信サービスにおいて交友関係のある他の求職者)に対して知人として評価を入力することを求める評価要求をサーバ1に送信する。サーバ1の処理部15は、求職者端末装置4からこの評価要求を受信すると(ST335)、この交友関係のある求職者に対する知人評価情報の入力を受け付ける求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、要求元の求職者端末装置4に提供する(ST340)。求職者端末装置4は、サーバ1から提供された表示情報に基づいて、例えば
図3に示す知人用画面Aと同様な求職者用画面を表示し、交友関係のある求職者に対する知人評価情報の入力を受け付ける(ST345)。
ステップST340は、本発明の第3求職者用表示情報提供工程の一例である。
ステップST345において知人評価情報の入力を受け付ける求職者用画面は、本発明の第3求職者用画面の一例である。
【0055】
サーバ1の処理部15は、ステップST345の求職者用画面において知人評価情報の入力を受け付けた一の求職者の求職者端末装置4から、評価対象者である他の求職者(所定の情報通信サービスにおいて交友関係のある他の求職者)に対する一の求職者の評価に関する知人評価情報を取得すると(ST350)、取得した知人評価情報を、評価対象者である他の求職者の求職者情報に追加する(ST355)。
ステップST355は、本発明の知人評価情報追加工程の一例である。
【0056】
このように、本実施形態によれば、所定の情報通信サービス(SNS等)で交友関係のある他の求職者がいることを画面上で簡単に把握できる。また、交友関係のある求職者同士で知人評価情報評価を簡単に入力できるため、求職者同士の評価の入力を活発化させることができる。
【0057】
図12は、求職者にお勧め企業を提案する処理の一例を説明するための図である。
サーバ1の処理部15は、知人評価情報における所定の複数の評価項目に関する知人の評価の内容と、求職者が接触の申し出(オファー)を承認することとの相関関係に基づく推定モデルを、企業DB22に登録された複数の企業の各々について生成する(ST400)。この推定モデルは、所定の複数の評価項目に関する知人の評価の内容から、接触の申し出(オファー)に対して求職者が承認する確率(承認確率)を推定する機械学習のモデルである。処理部15は、各企業についての推定モデルを、求職者DB21に記憶される複数の求職者についての求職者情報に含まれた知人評価情報(所定の複数の評価項目に関する知人の評価の内容)と、接触履歴DB23に記憶される複数の接触履歴情報(企業が求職者に対して行ったオファーに対する求職者の応答の結果)とに基づいて生成する。
ステップST400は、本発明の推定モデル生成工程の一例である。
【0058】
なお、推定モデルの生成に用いる知人評価情報の評価項目は任意でよく、例えばYesかNoの回答が与えられるものでもよいし、数値の回答が与えられるものでもよいし、単語や文章でもよい。
【0059】
また、推定モデルの生成に用いる機械学習アルゴリズムは任意でよく、例えば線形回帰、ロジスティック回帰、サポートベクターマシン、決定木、ランダムフォレスト、勾配ブースティング、ニューラルネットワークなどの公知のアルゴリズムを用いてよい。
【0060】
各企業の推定モデルを生成すると、サーバ1の処理部15は、複数の求職者の各々について、知人評価情報に含まれる所定の複数の評価項目に関する知人の評価内容を各企業の推定モデルに適用することにより、各企業についての承認確率を推定する(ST405)。
ステップST405は、本発明の承認確率推定工程との一例である。
【0061】
各企業についての承認確率を推定すると、サーバ1の処理部15は、複数の求職者の各々について、承認確率が相対的に高い1以上の企業をお勧め企業として特定し、特定した1以上のお勧め企業を求職者情報に追加する(ST410)。
ステップST410は、本発明のお勧め企業特定工程の一例である。
【0062】
サーバ1の処理部15は、一の求職者が利用する求職者端末装置4から、この一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると(ST415)、要求された一の求職者の求職者情報を求職者DB21から取得する(ST420)。処理部15は、ステップST420において求職者DB21から取得した一の求職者の求職者情報に基づいて、この一の求職者に関する情報(お勧め企業)が含まれた求職者用画面E(
図7)を表示するための表示情報を生成し、要求元の求職者端末装置4に提供する(ST425)。求職者端末装置4は、サーバ1から提供された表示情報に基づいて、一の求職者についてのお勧め企業が領域E4に含まれた求職者用画面E(
図7)を表示する(ST430)。
ステップST425は、本発明の第4求職者用表示情報提供工程の一例である。
お勧め企業が領域E4に含まれた求職者用画面E(
図7)は、本発明の第4求職者用画面の一例である。
【0063】
このように、本実施形態によれば、知人評価情報及び接触履歴情報に基づいて企業ごとに生成した推定モデルを用いて、一の求職者が企業からのオファーを承認する承認確率が企業ごとに推定され、承認確率が相対的に高い1以上の企業が一の求職者に対するお勧め企業として特定されて、求職者用画面E(
図7)に表示される。従って、各求職者が自分に適した企業を効率的に見つけ出し易くなる。
【0064】
図13は、企業に対してお気に入り登録を行った求職者を企業端末装置3において表示させる処理の一例を説明するための図である。
求職者端末装置4は、所定の求職者用画面においてお気に入りの企業を入力し(ST500)、入力したお気に入りの企業の登録を求めるお気に入り企業登録要求をサーバ1に送信する。例えば求職者端末装置4は、
図7に示す求職者用画面Eの領域E4に表示されるお勧め企業のリスト中で特定の企業を指定しながらボタンE5が押下されると、この指定したお勧め企業をお気に入りとして登録するように求めるお気に入り企業登録要求をサーバ1に送信する。
【0065】
サーバ1の処理部15は、一の求職者が利用する求職者端末装置4から、指定された1以上の企業をお気に入り企業として登録することを求めるお気に入り企業登録要求を受信すると、指定された1以上のお気に入り企業を要求元の求職者の求職者情報に追加する(ST510)。
ステップST510は、本発明のお気に入り企業追加工程の一例である。
【0066】
サーバ1の処理部15は、一の企業が利用する企業端末装置3から、一の企業をお気に入り企業として登録している求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると(ST515)、一の企業がお気に入り企業として求職者情報に含まれた求職者を特定する(ST520)。そして処理部15は、ステップST520において特定した求職者の求職者情報に基づいて、一の企業をお気に入り企業として登録している求職者(お気に入り登録者)の情報が含まれた企業用画面を表示するための表示情報を生成し、要求元の企業端末装置3に提供する(ST525)。企業端末装置3は、サーバ1から提供された表示情報に基づいて、お気に入り登録者の情報が含まれた企業用画面を表示する。
ステップST520は、本発明の求職者特定工程の一例である。
ステップST525は、本発明の第2企業用表示情報提供工程の一例である。
【0067】
図14は、企業に対してお気に入り登録を行った求職者を表示する企業用画面の一例を示す図であり、例えば
図4に示す企業用画面BのボタンB10が押下された場合に表示される企業用画面の一例を示す。
図14に示す企業用画面Hは、自社がお気に入り対象者として登録した求職者、及び、自社をお気に入り企業として登録した求職者についてのリストを含む領域H1と、画面上で領域H1をスクロールさせるためのスクロールバーH7とを含む。領域H1のリストは、求職者の名前が表示される列H2と、自社が求職者をお気に入りの対象者として登録した求職者をチェックマークにより表す列H3と、求職者が自社をお気に入り企業として登録したことをチェックマークにより表す列H4と、自社が接触の申し出(オファー)を行ったか否か示す列H5とを含む。列H5には、未だオファーを行っていない求職者に対してオファーを行うためのボタンH6が配置される。
図14に示す企業用画面Hは、本発明の第2企業用画面の一例である。
【0068】
このように、本実施形態によれば、自社をお気に入りの企業として登録している求職者が企業用画面H(
図14)において表示されるため、オファーに対する承認の確率が高いと見込まれる求職者を選択し易くなる。また、この企業用画面Hでは、自社によるお気に入り対象者の登録の有無を表す列と、求職者によるお気に入り企業の登録の有無を表す列とがリスト上で並んでいるため、求職者に対するオファーの優先度をつけやすくなる。
【0069】
図15は、求職者に関するアドバイザー評価情報を取得し、求職者端末装置4において表示させる処理の一例を説明するための図である。
サーバ1の処理部15は、求職者に対して助言を与えるアドバイザーが利用するアドバイザー端末装置6から、一の求職者に対するアドバイザーの評価に関するアドバイザー評価情報を取得すると(ST600)、取得したアドバイザー評価情報を当該一の求職者の求職者情報に追加する(ST605)。
ステップST605は、本発明のアドバイザー評価情報追加工程の一例である。
【0070】
サーバ1の処理部15は、一の求職者が利用する求職者端末装置4から、アドバイザー評価情報を含む一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると(ST610)、要求された一の求職者の求職者情報を求職者DB21から取得する(ST615)。処理部15は、ステップST615において求職者DB21から取得した一の求職者の求職者情報に基づいて、この一の求職者に関するアドバイザー評価情報が含まれた求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、要求元の求職者端末装置4に提供する(ST620)。求職者端末装置4は、サーバ1から提供された表示情報に基づいて、アドバイザー評価情報が含まれた求職者用画面を表示する(ST190)。
ステップST615は、本発明の第4求職者用情報取得工程の一例である。
ステップST620は、本発明の第5求職者用表示情報提供工程の一例である。
【0071】
図16は、アドバイザー評価情報を含む求職者用画面の一例を示す図であり、例えば
図7に示す求職者用画面EのボタンE13が押下された場合に表示される求職者用画面の一例を示す。
図16に示す求職者用画面Jは、アドバイザー評価情報が表示された領域J1と、領域J1を画面上でスクロールさせるためのスクロールバーJ2とを含む。
図16に示す求職者用画面Jは、本発明の第5求職者用画面の一例である。
【0072】
このように、本実施形態によれば、求職者端末装置4の求職者用画面J(
図16)において、求職者に対するアドバイザーの評価が表示されるため、求職者が自分自身についてのより客観性のある評価を知ることが可能となる。
【0073】
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
【0074】
例えば、
図2のステップST160において検索条件に当てはまる求職者の求職者情報を取得する場合、サーバ1の処理部15は、所定の人数以上の知人による知人評価情報が含まれた求職者情報のみを取得するようにしてもよい。これにより、所定の人数以上の知人から評価を得られなければ企業端末装置3において求職者情報が表示されなくなるため、求職者に対して積極的に知人の評価を得ようとする動機付けを与えることができる。
【0075】
上述した実施形態におけるデータベース(21~23)の構成は一例であり、本実施形態の処理を実現可能な別の構成のデータベースを採用してもよい。例えば、上述した実施形態においてそれぞれ1つのデータベースに記憶されている情報(求職者情報、企業情報、接触履歴情報など)は、データ間の関連付けが設定された複数のデータベースに分かれて記憶されていてもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
求職者の就職活動と企業の採用活動を支援する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記コンピュータは、1以上のデータベースにアクセス可能であり、
1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、
前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、
前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程とを含み、
前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含む、
プログラム。
[2]
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第2求職者情報取得工程と、
前記第2求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する情報が含まれた第1求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第1求職者用表示情報提供工程を含み、
前記第1求職者用画面は、1以上の前記知人による前記一の求職者の前記知人評価情報を含む、
[1]に記載のプログラム。
[3]
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記知人評価情報に含めるべき1以上の評価項目の設定を求める評価項目設定要求を受信すると、受信した前記評価項目設定要求において指定された1以上の前記評価項目に関する評価項目情報を前記一の求職者の前記求職者情報に追加する評価項目情報追加工程と、
前記知人端末装置から、前記一の求職者に対する評価の入力を求める評価要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報に含まれる前記評価項目情報に基づいて、1以上の前記評価項目を含んだ前記知人評価情報の入力を受け付ける知人用画面を表示するための表示情報を生成し、要求元の前記知人端末装置に提供する知人用表示情報提供工程とを含む、
[2]に記載のプログラム。
[4]
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
所定の情報通信サービスを提供するシステムから、前記情報通信サービスにおける前記求職者同士の交友関係に関する交友関係情報を取得し、取得した前記交友関係情報を各前記求職者の前記求職者情報に追加する交友関係情報追加工程と、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記交友関係情報を含む前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第3求職者情報取得工程と、
前記第3求職者情報取得工程において取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者の前記交友関係情報が含まれた第2求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第2求職者用表示情報提供工程と、
前記第2求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、前記情報通信サービスにおいて交友関係のある他の前記求職者に対して前記知人として評価を入力することを求める評価要求を受信すると、前記知人評価情報の入力を受け付ける第3求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記一の求職者の前記求職者端末装置に提供する第3求職者用表示情報提供工程とを含み、
前記知人評価情報追加工程は、前記第3求職者用画面を表示した前記一の求職者の前記求職者端末装置から、評価対象者である他の前記求職者に対する前記一の求職者の評価に関する前記知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加することを含む、
[2]又は[3]に記載のプログラム。
[5]
1以上の前記データベースは、前記企業と前記求職者との接触履歴をそれぞれ含んだ複数の接触履歴情報を検索可能に記憶しており、
前記接触履歴情報は、前記企業が前記求職者に対して行った接触の申し出に対する前記求職者の応答の結果を含んでおり、
前記知人評価情報は、所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容を含んでおり、
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容と、前記求職者が前記接触の申し出を承認することとの相関関係に基づく推定モデルであって、前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価の内容から、前記接触の申し出に対して前記求職者が承認する承認確率を推定する前記推定モデルを、複数の前記企業の各々について、1以上の前記データベースに記憶される複数の前記求職者情報の前記知人評価情報と複数の前記接触履歴情報とに基づいて生成する推定モデル生成工程と、
複数の前記求職者の各々について、前記知人評価情報に含まれる前記所定の複数の評価項目に関する前記知人の評価内容を各前記企業の前記推定モデルに適用することにより、各前記企業についての前記承認確率を推定する承認確率推定工程と、
複数の前記求職者の各々について、前記承認確率が相対的に高い1以上の前記企業をお勧め企業として特定し、特定した1以上の前記お勧め企業を前記求職者情報に追加するお勧め企業特定工程と、
前記求職者情報の1以上の前記お勧め企業に関する情報が含まれた第4求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第4求職者用表示情報提供工程とを含む、
[2]~[4]のいずれか1つに記載のプログラム。
[6]
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
一の前記求職者が利用する前記求職者端末装置から、指定された1以上の前記企業をお気に入り企業として登録することを求めるお気に入り企業登録要求を受信すると、指定された1以上の前記お気に入り企業を要求元の前記求職者の前記求職者情報に追加するお気に入り企業追加工程と、
一の前記企業が利用する前記企業端末装置から、前記一の企業を前記お気に入り企業として登録している前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の企業が前記お気に入り企業として前記求職者情報に含まれた前記求職者を特定する求職者特定工程と、
前記求職者特定工程において特定した前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の企業を前記お気に入り企業として登録している前記求職者の情報が含まれた第2企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第2企業用表示情報提供工程とを含む、
[2]~[5]のいずれか1つに記載のプログラム。
[7]
前記プログラムが前記コンピュータに実行させる処理は、
前記求職者に対して助言を与えるアドバイザーが利用するアドバイザー端末装置から、一の前記求職者に対する前記アドバイザーの評価に関するアドバイザー評価情報を取得すると、取得した前記アドバイザー評価情報を前記一の求職者の前記求職者情報に追加するアドバイザー評価情報追加工程と、
一の前記求職者が利用する求職者端末装置から、前記アドバイザー評価情報を含む前記一の求職者についての情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記一の求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第4求職者情報取得工程と、
前記第4求職者情報取得工程において前記データベースから取得した前記一の求職者の前記求職者情報に基づいて、前記一の求職者に関する前記アドバイザー評価情報が含まれた第5求職者用画面を表示するための表示情報を生成し、前記求職者端末装置に提供する第5求職者用表示情報提供工程とを含む、
[2]~[6]のいずれか1つに記載のプログラム。
[8]
コンピュータが求職者の就職活動と企業の採用活動を支援する方法であって、
前記コンピュータは、1以上のデータベースにアクセス可能であり、
1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、
前記コンピュータが、前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、
前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、
前記コンピュータが、前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程とを有し、
前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含む、
方法。
[9]
求職者の就職活動と企業の採用活動を支援するための処理を行うサーバであって、
処理部と、
前記処理部において実行可能な命令を記憶する記憶部とを有し、
前記処理部は、1以上のデータベースにアクセス可能であり、
1以上の前記データベースは、それぞれ個別の前記求職者に関する情報を含んだ複数の求職者情報を検索可能に記憶しており、
前記処理部が前記記憶部の前記命令に従って実行する処理は、
前記求職者の知人が利用する知人端末装置から、評価対象者である前記求職者に対する前記知人の評価に関する知人評価情報を取得すると、取得した前記知人評価情報を前記評価対象者の前記求職者情報に追加する知人評価情報追加工程と、
前記企業が利用する企業端末装置から、前記求職者情報についての指定された検索条件に当てはまる前記求職者の情報を表示するように求める表示要求を受信すると、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者の前記求職者情報を1以上の前記データベースから取得する第1求職者情報取得工程と、
前記第1求職者情報取得工程において1以上の前記データベースから取得した1以上の前記求職者の前記求職者情報に基づいて、前記検索条件に当てはまる1以上の前記求職者に関する情報が含まれた第1企業用画面を表示するための表示情報を生成し、前記企業端末装置に提供する第1企業用表示情報提供工程とを含み、
前記第1企業用画面は、前記求職者ごとに1以上の前記知人による前記知人評価情報を含む、
サーバ。
【符号の説明】
【0076】
1…サーバ、11…通信部、14…記憶部、141…プログラム、15…処理部、2…データベース管理装置、21…求職者データベース、22…企業データベース、23…接触履歴データベース、3…企業端末装置、31…通信部、32…入力部、33…表示部、34…記憶部、341…プログラム、35…処理部、4…求職者端末装置、5…知人端末装置、6…アドバイザー端末装置、7…情報通信サービス提供システム、9…通信ネットワーク
【要約】
【課題】求職者に大きな負担をかけることなく、企業が求職者について客観性のある情報を得やすくすることができるプログラム、方法及びサーバを提供する。
【解決手段】本実施形態に係るプログラムがコンピュータに実行させる処理は、知人端末装置5から取得した知人評価情報を評価対象者の求職者情報に追加するステップST120と、検索条件に当てはまる求職者の情報の表示要求を企業端末装置3から受信すると(ST155)、検索条件に当てはまる1以上の求職者の求職者情報を求職者DB21から取得するステップST160と、求職者DB21から取得した1以上の求職者の求職者情報に基づいて、検索条件に当てはまる1以上の求職者に関する情報が含まれた企業用画面C4を表示するための表示情報を生成し、企業端末装置3に提供するステップST165とを含み、企業用画面C4は、求職者ごとに1以上の知人による知人評価情報を含む。
【選択図】
図2