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<図1>
  • 特許-電源装置 図1
  • 特許-電源装置 図2
  • 特許-電源装置 図3
  • 特許-電源装置 図4
  • 特許-電源装置 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-13
(45)【発行日】2022-10-21
(54)【発明の名称】電源装置
(51)【国際特許分類】
   H02M 9/04 20060101AFI20221014BHJP
【FI】
H02M9/04 Z
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019044598
(22)【出願日】2019-03-12
(65)【公開番号】P2020150622
(43)【公開日】2020-09-17
【審査請求日】2021-09-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000004606
【氏名又は名称】ニチコン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000475
【氏名又は名称】特許業務法人みのり特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】青木 孝典
(72)【発明者】
【氏名】戸田 克則
【審査官】白井 孝治
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-037090(JP,A)
【文献】特開2014-007824(JP,A)
【文献】特開2004-343848(JP,A)
【文献】特開2002-044965(JP,A)
【文献】特開2004-040904(JP,A)
【文献】米国特許第05905371(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 9/00~ 9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
誘導性負荷に出力電流を供給するための電源装置であって、
前記誘導性負荷が接続される出力端と、
前記出力電流として放電電流を出力するコンデンサと、
前記コンデンサの充電を行う充電器と、
前記コンデンサ-前記出力端間の放電電流経路に介装された半導体スイッチと、
前記半導体スイッチに並列接続された第1均圧用抵抗と、
前記出力端に生じる出力端電圧を検出する第1電圧検出手段と、
前記コンデンサの充電電圧を検出する第2電圧検出手段と、
前記第1電圧検出手段および前記第2電圧検出手段の検出結果に応じて前記充電器を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記充電器にプリ充電を開始させ、前記出力端電圧を所定の閾値と比較することで前記出力端が開放状態であるか否かの自己診断を行い、開放状態であると診断した場合に前記プリ充電を停止させる第1充電処理と、
前記自己診断において開放状態であると診断しなかった場合に、前記充電電圧が所定の電圧値となるように、前記充電器に主充電を行わせる第2充電処理と、を実行することを特徴とする電源装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記自己診断において開放状態であると診断しなかった場合に、前記コンデンサの充電を停止させることなく前記プリ充電から前記主充電に移行させることを特徴とする請求項に記載の電源装置。
【請求項3】
前記半導体スイッチは、直列接続された複数のサイリスタからなり、
前記第1均圧用抵抗は、前記複数のサイリスタのそれぞれに並列接続された複数の抵抗からなることを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
【請求項4】
前記放電電流経路に介装され、一端が前記半導体スイッチに接続され、他端が前記出力端の高電位側に接続された保護リアクトルと、
前記半導体スイッチと前記出力端との間に設けられたクローバ回路と、をさらに備え、
前記クローバ回路は、
ダイオードおよび抵抗からなる直列回路と、
前記ダイオードに並列接続された第2均圧用抵抗と、
を備え
前記ダイオードのカソード側は、前記半導体スイッチと前記保護リアクトルとの接続点に接続され、前記ダイオードのアノード側は、前記抵抗を介して前記出力端の低電位側に接続されることを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の電源装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導性負荷に大電流を供給するための電源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
磁場発生装置等の誘導性負荷に大電流を供給するための電源装置として、コンデンサ蓄電型の電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。コンデンサ蓄電型の電源装置は、予め大きなエネルギーをコンデンサに蓄え、放電用のスイッチを動作させてコンデンサを放電させ、その放電電流を誘導性負荷となるコイルに供給する。
【0003】
放電用のスイッチには、ギャップスイッチやイグナイトロン等の大電流用のスイッチが使用される。図4に、ギャップスイッチ21を備えた電源装置100Bを示す。電源装置100Bは、さらにコンデンサ22と、充電抵抗23と、充電器24と、保護リアクトル25と、クローバ回路26と、放電回路27とを備える。
【0004】
電源装置100Bは、充電抵抗23を介して充電器24によりコンデンサ22を充電した後、ギャップスイッチ21をオンさせることで、コンデンサ22の放電電流を出力端T1、T2に接続された誘導性負荷200に供給する。
【0005】
電源装置100Bでは、誘導性負荷200の接続不良や接触不良等により出力端T1、T2が開放状態になることがあるが、ギャップスイッチ21の場合は特に問題にはならなかった。
【0006】
一方で、近年はスイッチの安定性向上やランニングコスト抑制のためにスイッチの半導体化が求められている。ギャップスイッチ21に代えて半導体スイッチ(例えば、サイリスタ)を使用する場合、半導体スイッチに均圧用抵抗を並列接続する必要がある。
【0007】
しかしながら、上記の構成では、出力端T1、T2が開放状態になると均圧用抵抗を介してコンデンサの充電電圧がリークし、出力端T1、T2に高電圧が生じてしまうという問題が発生する。
【0008】
図5に示すように、出力端T1、T2が開放状態の場合、時刻t11において充電器24をオンさせてコンデンサ22の充電を開始すると、コンデンサ22の充電電圧Vcが上昇するとともに出力端T1、T2の出力端電圧Voも上昇する。
【0009】
時刻t12において半導体スイッチをオンさせると、出力端T1、T2に高電圧が生じている状態でコンデンサ22の充電電圧Vcが出力端T1、T2に印加されるので、出力端電圧Voは充電電圧Vcを超えて大きく上昇する。なお、時刻t12において出力電流が現れているのは、出力端T1、T2側に浮遊の静電容量が存在するためである。
【0010】
結局、半導体スイッチを使用した従来の電源装置では、出力端T1、T2が開放状態になると出力端T1、T2に高電圧が生じるので、電源装置100B内の部品が損傷したり故障したりする可能性がある。また、高電圧による部品の損傷や故障を回避するためには、過剰な部品選定が必要となり、コストアップにつながる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【文献】特開平7-192918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、出力端が開放状態のときに出力端に高電圧が生じるのを抑制可能な電源装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために、本発明に係る電源装置は、
誘導性負荷に出力電流を供給するための電源装置であって、
前記誘導性負荷が接続される出力端と、
前記出力電流として放電電流を出力するコンデンサと、
前記コンデンサの充電を行う充電器と、
前記コンデンサ-前記出力端間の放電電流経路に介装された半導体スイッチと、
前記半導体スイッチに並列接続された第1均圧用抵抗と、
前記出力端が開放状態か否かを検出する検出手段と、
前記充電器を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記充電器にプリ充電を開始させ、前記検出手段の検出結果に基づき前記出力端が開放状態であるか否かの自己診断を行い、開放状態であると診断した場合に前記プリ充電を停止させる第1充電処理と、
前記自己診断において開放状態であると診断しなかった場合に、前記充電電圧が所定の電圧値となるように、前記充電器に主充電を行わせる第2充電処理と、を実行することを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、制御部が、充電器にプリ充電を開始させて出力端が開放状態であるか否かの自己診断を行い、開放状態であると診断した場合にプリ充電を停止させるので、出力端が開放状態のときに出力端に高電圧が生じるのを抑制することができる。
【0015】
上記電源装置において、
前記検出手段は、
前記出力端に生じる出力端電圧を検出する第1電圧検出手段と、
前記コンデンサの充電電圧を検出する第2電圧検出手段と、
を有し、
前記制御部は、前記第1電圧検出手段および前記第2電圧検出手段の検出結果に応じて前記充電器を制御するとともに、前記第1充電処理を実行する際に、前記出力端電圧を所定の閾値と比較することで前記出力端が開放状態であるか否かの自己診断を行うよう構成できる。
【0016】
上記電源装置において、
前記制御部は、
前記自己診断において開放状態であると診断しなかった場合に、前記コンデンサの充電を停止させることなく前記プリ充電から前記主充電に移行させることが好ましい。
【0017】
上記電源装置において、
前記半導体スイッチは、直列接続された複数のサイリスタからなり、
前記第1均圧用抵抗は、前記複数のサイリスタのそれぞれに並列接続された複数の抵抗からなるよう構成できる。
【0018】
上記電源装置において、
前記半導体スイッチと前記出力端との間に設けられたクローバ回路をさらに備え、
前記クローバ回路は、
ダイオードおよび抵抗からなる直列回路と、
前記ダイオードに並列接続された第2均圧用抵抗と、
を備えるよう構成できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、出力端が開放状態のときに出力端に高電圧が生じるのを抑制可能な電源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明に係る電源装置の回路図である。
図2】出力端が開放状態のときの本発明に係る電源装置の動作を示す図である。
図3】出力端が正常状態のときの本発明に係る電源装置の動作を示す図である。
図4】従来の電源装置の回路図である。
図5】出力端が開放状態のときの従来の電源装置の動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る電源装置の実施形態について説明する。
【0022】
図1に、本発明の一実施形態に係る電源装置100Aを示す。電源装置100Aは、出力端T1、T2に接続された誘導性負荷200に大電流を供給するものである。誘導性負荷200は、図示していない2次側のコイルに強磁場発生装置が接続されている。
【0023】
電源装置100Aは、コンデンサ1と、充電抵抗2と、充電器3と、半導体スイッチ4と、保護リアクトル5と、第1均圧用抵抗6と、クローバ回路7と、放電回路8と、第1電圧検出手段9と、第2電圧検出手段10と、制御部11とを備える。
【0024】
コンデンサ1は、1または複数のコンデンサで構成される。コンデンサ1の一端は、充電抵抗2を介して充電器3の高電位側に接続され、コンデンサ1の他端は、充電器3の低電位側に接続される。充電器3は、制御部11の制御下で直流電圧を出力し、コンデンサ1の充電を行う。
【0025】
半導体スイッチ4は、1または直列接続された複数のサイリスタで構成される。半導体スイッチ4のアノード側は、コンデンサ1の一端に接続され、半導体スイッチ4のカソード側は、保護リアクトル5を介して高電位側の出力端T1に接続される。すなわち、半導体スイッチ4は、コンデンサ1-出力端T1間の放電電流経路に介装される。
【0026】
第1均圧用抵抗6は、半導体スイッチ4に並列接続される。例えば、半導体スイッチ4が第1サイリスタ、第2サイリスタ、第3サイリスタで構成される場合、第1均圧用抵抗6は、第1サイリスタに並列接続される第1抵抗、第2サイリスタに並列接続される第2抵抗、第3サイリスタに並列接続される第3抵抗で構成される。第1~第3抵抗は、それぞれ1または複数の抵抗で構成される。
【0027】
クローバ回路7は、ダイオード12および抵抗13からなる直列回路と、ダイオード12に並列接続された第2均圧用抵抗14とを備える。ダイオード12のカソード側は、半導体スイッチ4と保護リアクトル5との接続点に接続され、ダイオード12のアノード側は、抵抗13を介して低電位側の出力端T2に接続される。ダイオード12は、1または直列接続された複数のダイオードで構成される。第2均圧用抵抗14は、第1均圧用抵抗6と同様に1または複数の抵抗で構成される。すなわち、ダイオード12が複数のダイオードで構成される場合には、複数のダイオードの各々に第2均圧用抵抗14を構成する各抵抗が並列に接続される。
【0028】
放電回路8は、スイッチ15および抵抗16からなる直列回路を備える。放電回路8は、例えば、異常時にスイッチ15をオンさせてコンデンサ1の放電電流経路を形成する。スイッチ15は、IGBT等の半導体スイッチで構成される。放電回路8の一端はコンデンサ1の一端に接続され、放電回路8の他端はコンデンサ1の他端に接続される。
【0029】
第1電圧検出手段9は、出力端T1、T2に生じる出力端電圧Voを検出する。第1電圧検出手段9の検出結果は、所定の周期で制御部11に出力される。第1電圧検出手段9は、本実施形態では保護リアクトル5の後段に設けられているが、保護リアクトル5の前段で、かつクローバ回路7の後段に設けられていてもよい。
【0030】
第2電圧検出手段10は、コンデンサ1の充電電圧Vcを検出する。第2電圧検出手段10の検出結果は、所定の周期で制御部11に出力される。
【0031】
制御部11は、第1電圧検出手段9の検出結果(出力端電圧Voの電圧値)および第2電圧検出手段の検出結果(充電電圧Vcの電圧値)に応じて、充電器3および半導体スイッチ4を制御する。制御部11は、充電器3の制御として、第1充電処理と第2充電処理とを実行する。
【0032】
第1充電処理では、制御部11は、充電器3にプリ充電を開始させるとともに、プリ充電期間内に出力端T1、T2が開放状態であるか否かの自己診断を所定の周期で行い、開放状態であると診断した場合にプリ充電を停止させる。自己診断は、出力端電圧Voの電圧値を所定の閾値(例えば、充電電圧Vcの定格値の5%)と比較することで行われる。
【0033】
第2充電処理では、制御部11は、充電電圧Vcが所定の電圧値V1となるように、充電器3に主充電を行わせる。制御部11は、プリ充電期間内に開放状態であると診断しなかった場合、コンデンサ1の充電を停止させることなく第2充電処理(主充電)を実行する。
【0034】
例えば図2に示すように、出力端T1、T2が開放状態の場合、時刻tにおいて制御部11が充電器3をオンさせてコンデンサ1のプリ充電を開始すると、コンデンサ1の充電電圧Vcが上昇する。また、充電電圧Vcが第1均圧用抵抗6を介して出力端T1、T2側にリークするので、出力端電圧Voも上昇する。
【0035】
制御部11は、コンデンサ1のプリ充電を開始させるとともに、自己診断を開始して出力端電圧Voを所定の閾値と比較する。時刻tにおいて出力端電圧Voが閾値に達すると、制御部11は、出力端T1、T2が開放状態であると診断し、充電器3をオフさせてコンデンサ1のプリ充電を停止させる。これにより、出力端T1、T2に高電圧が生じるのを抑制することができる。
【0036】
図3に示すように、出力端T1、T2が正常状態の(開放状態でない)場合、時刻tにおいて制御部11が充電器3をオンさせてコンデンサ1のプリ充電を開始すると、コンデンサ1の充電電圧Vcが上昇する一方で、出力端電圧Voは上昇しない。
【0037】
このため、制御部11は、プリ充電期間(時刻t~時刻t)内に出力端T1、T2が開放状態であると診断することなく、時刻tにおいて第2充電処理(主充電)を開始する。このとき制御部11は、コンデンサ1の充電を停止させることなく第1充電処理(プリ充電)から第2充電処理(主充電)に移行する。なお、プリ充電期間と主充電期間の比率は、適宜変更できる。
【0038】
時刻tにおいて、制御部11が充電器3をオフさせるとともに半導体スイッチ4をオンさせると、コンデンサ1の放電電流が、半導体スイッチ4および保護リアクトル5を介して、出力端T1、T2に接続された誘導性負荷200に供給される。
【0039】
結局、本実施形態に係る電源装置100Aによれば、制御部11が、充電器3にプリ充電を開始させて出力端T1、T2が開放状態であるか否かの自己診断を行い、開放状態であると診断した場合にプリ充電を停止させるので、出力端T1、T2が開放状態のときに出力端T1、T2に高電圧が生じるのを抑制することができる。
【0040】
その結果、高電圧による電源装置100A内の部品の損傷や故障を回避することができ、過剰な部品選定が不要となる。例えば、第2均圧用抵抗14として従来よりも電力容量の小さい抵抗を使用することができる。
【0041】
また、電源装置100Aは、上記のとおり出力端T1、T2に高電圧が生じるのを抑制できることから、出力端T1、T2の直流耐圧試験が不要となる。直流耐圧試験は、例えば、定格の1.4倍の直流電圧を1分間、出力端T1、T2に印加し続けることにより行われる。直流耐圧試験が不要となることで、直流耐圧試験のための部品選定が不要となり、部品コストを抑制することができる。
【0042】
さらに、電源装置100Aでは、放電電流を出力する前に異常(出力端T1、T2に高電圧が生じていること)を検出できるので、誘導性負荷200側の耐電圧不良による故障や事故を未然に防ぐことができる。
【0043】
以上、本発明に係る電源装置の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0044】
本発明に係る電源装置は、出力端と、コンデンサと、コンデンサの充電を行う充電器と、コンデンサ-出力端間の放電電流経路に介装された半導体スイッチと、半導体スイッチに並列接続された第1均圧用抵抗と、出力端が開放状態か否かを検出する検出手段と、充電器を制御する制御部と、を備えていれば適宜構成を変更できる。
【0045】
制御部は、充電器にプリ充電を開始させるとともに出力端が開放状態であるか否かの自己診断を行い、開放状態であると診断した場合にプリ充電を停止させる第1充電処理と、自己診断において開放状態であると診断しなかった場合に、充電器に主充電を行わせる第2充電処理と、を実行するのであれば適宜構成を変更できる。
【0046】
制御部は、第2充電処理時においても出力端が開放状態であるか否かの自己診断を行い、開放状態であると診断した場合に主充電を停止させるよう構成できる。
【0047】
制御部は、自己診断において開放状態であると診断しなかった場合に、コンデンサの充電を停止させることなくプリ充電から主充電に移行させることが好ましいが、プリ充電から主充電に移行させる際に、充電を一時的に停止させてもよい。
【0048】
自己診断における閾値は適宜変更できるが、部品コストを抑制する観点からは、閾値を充電電圧Vcの定格値の10%以下に設定することが好ましい。
【符号の説明】
【0049】
100A 電源装置
1 コンデンサ
2 充電抵抗
3 充電器
4 半導体スイッチ
5 保護リアクトル
6 第1均圧用抵抗
7 クローバ回路
8 放電回路
9 第1電圧検出手段
10 第2電圧検出手段
11 制御部
12 ダイオード
13 抵抗
14 第2均圧用抵抗
15 スイッチ
16 抵抗
200 誘導性負荷
図1
図2
図3
図4
図5