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特許7158484寛骨臼骨切り術のための切断ガイドおよび寛骨臼骨切り術のためのキット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-13
(45)【発行日】2022-10-21
(54)【発明の名称】寛骨臼骨切り術のための切断ガイドおよび寛骨臼骨切り術のためのキット
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/15 20060101AFI20221014BHJP
【FI】
A61B17/15
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2020534358
(86)(22)【出願日】2018-12-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-02-22
(86)【国際出願番号】 IB2018060160
(87)【国際公開番号】W WO2019123192
(87)【国際公開日】2019-06-27
【審査請求日】2020-07-07
(31)【優先権主張番号】102017000148714
(32)【優先日】2017-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】512073792
【氏名又は名称】メダクタ・インターナショナル・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100159905
【弁理士】
【氏名又は名称】宮垣 丈晴
(74)【代理人】
【識別番号】100142882
【弁理士】
【氏名又は名称】合路 裕介
(74)【代理人】
【識別番号】100158610
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 新吾
(74)【代理人】
【識別番号】100132698
【弁理士】
【氏名又は名称】川分 康博
(72)【発明者】
【氏名】シッカルディ,フランチェスコ
(72)【発明者】
【氏名】ベルベリッヒ,サッシャ
(72)【発明者】
【氏名】ポンツォーニ,マッテオ
(72)【発明者】
【氏名】フェラーリ,マッテオ
【審査官】北村 龍平
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2012/156466(WO,A1)
【文献】中国実用新案第206560458(CN,U)
【文献】特開2015-208566(JP,A)
【文献】国際公開第2015/072187(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0305752(US,A1)
【文献】特開2001-346800(JP,A)
【文献】特表2017-527430(JP,A)
【文献】特開2015-221265(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/00 - 17/94
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
寛骨臼骨切り術のための切断ガイドであって、
切断器具(30)の挿入のための長手方向の開口部(3)を有する少なくとも第1の本体(2)であって、前記開口部(3)が当該第1の本体(2)の第1の端部(2a)から第2の端部(2b)まで延び、当該第1の本体(2)が、前記第1の端部(2a)から中間セクション(2c)まで延びる第1の部分(2’)と、前記中間セクション(2c)から前記第2の端部(2b)まで延びる第2の部分(2'')とを有する、第1の本体(2)と、
前記第1の本体(2)を骨に正しく配置して対応するそれぞれの締結部材(7)を介して当該骨に固定するために、前記第1の本体(2)の前記長手方向に沿った長手側部から前記第1の本体(2)から離れるように延びる少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム(4a、4b)と、
切断器具(30)の挿入のための長手方向の開口部(14)を有する第2の本体(13)であって、当該第2の本体(13)の前記開口部(14)が当該第2の本体(13)の第1の端部(13a)から当該第2の本体(13)の第2の端部(13b)まで延び、当該第2の本体(13)が、当該第2の本体(13)の第1の端部(13a)から当該第2の本体(13)の中間セクション(13c)まで延びる第1の部分(13')と、当該第2の本体(13)の前記中間セクション(13c)から当該第2の本体(13)の前記第2の端部(13b)まで延びる第2の部分(13'')とを有する、第2の本体(13)と、
を備え、
前記第2の本体(13)の前記第1の部分(13’)は、前記第1の本体(2)の第2の部分(2'')に重ね合わせることができる、切断ガイド。
【請求項2】
前記少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム(4a、4b)の各々が、正確且つ一義的な位置決めを可能にするために患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた下面(5)と、切断される骨の縁を把持するために前記下面(5)と共に前記骨の縁に接する立体的な把持表面を形成する表面を持つ少なくとも1つの締結縁部(6)とを備え、前記少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム(4a、4b)は、前記第1の本体(2)の前記第1の端部(2a)に向かって延びる、請求項1に記載の切断ガイド。
【請求項3】
前記少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム(4a、4b)が、それぞれの締結部材(7)を内部に挿入することができる、対応するそれぞれの第1のスリーブ(8a)および第2のスリーブ(8b)を有する、請求項1または2に記載の切断ガイド。
【請求項4】
前記第1のスリーブ(8a)および前記第2のスリーブ(8b)の各々が、前記対応するそれぞれの締結部材(7)からの前記第1の本体(2)の取り外しを可能にする側部開口部(8')を有する、請求項3に記載の切断ガイド。
【請求項5】
前記第1の本体(2)を切断される前記骨の上に正確に位置決めするために、前記第1の本体(2)から突出する位置決めピン(10)を備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の切断ガイド。
【請求項6】
前記位置決めピン(10)が、正確且つ一義的な位置決めを可能にするために患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた下面(10b)と、切断される前記骨の縁を把持するために前記位置決めピン(10)の下面(10b)と共に前記骨の縁に接する立体的な把持表面を形成する表面を持つ少なくとも1つの締結縁部(11)とを有し、前記位置決めピン(10)は、前記第1の本体(2)の前記第2の端部(2b)から前記第1の本体(2)の前記長手方向を横切る方向に突出している、請求項5に記載の切断ガイド。
【請求項7】
前記第1の本体(2)を切断される前記骨に接続するための第3の点を提供するために対応する締結部材(7)の挿入のために適した、前記第1の本体(2)にその長手方向延長部に沿って接続された第3のスリーブ(12)を備える、請求項1から6のいずれか1項に記載の切断ガイド。
【請求項8】
前記第3のスリーブ(12)が、前記第3のスリーブ(12)に挿入された前記対応する締結部材(7)からの前記第1の本体(2)の取り外しを可能にする側部開口部(12')を有する、請求項7に記載の切断ガイド。
【請求項9】
前記第1の本体(2)と前記それぞれの締結部材(7)との間の安定した接続を得るためにそれぞれのスリーブ(8a、8b)に接続できるブッシング(9)を備える、請求項3に記載の切断ガイド。
【請求項10】
前記第1の本体(2)が曲線形状を有する、請求項1から9のいずれか1項に記載の切断ガイド。
【請求項11】
前記第2の本体(13)が曲線形状を有する、請求項1から10のいずれか1項に記載の切断ガイド。
【請求項12】
前記第2の本体は、前記第2の本体(13)の前記第1の部分(13')において前記第2の本体(13)の前記中間セクション(13c)よりも前記第2の本体(13)の前記第1の端部(13a)に近接して配置された、対応する締結部材(7)の挿入に適した第1のスリーブ(15)を有する、請求項1から11のいずれか1項に記載の切断ガイド。
【請求項13】
前記第2の本体(13)の前記第1のスリーブ(15)が、前記第2の本体(13)の前記第1のスリーブ(15)に挿入された前記対応する締結部材(7)からの前記第2の本体(13)の取り外しを可能にする側部開口部(15’)を有する、請求項12に記載の切断ガイド。
【請求項14】
前記第2の本体(13)は、前記第2の本体(13)の前記第1の部分(13')において前記第2の本体(13)の前記中間セクション(13c)よりも前記第2の本体(13)の前記第1の端部(13a)に近接して配置された、対応する締結部材(7)の挿入に適した第2のスリーブ(16)を有する、請求項1から13のいずれか1項に記載の切断ガイド。
【請求項15】
前記第2の本体(13)の前記第1のスリーブ(15)がブッシング(17)に接続され、前記第2の本体(13)と前記対応する締結部材(7)との間の安定した接続を提供する、請求項12または13に記載の切断ガイド。
【請求項16】
前記第2の本体(13)を切断される前記骨の上に正確に位置決めするための、前記第2の本体(13)から延びる位置決めピン(19)を備え、前記第2の本体(13)の前記位置決めピン(19)は、前記第2の本体(13)の前記中間セクション(13c)に配置される、請求項1から15のいずれか1項に記載の切断ガイド。
【請求項17】
前記第2の本体(13)の前記位置決めピン(19)が、正確且つ一義的な位置決めを可能にするために患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた下面(19a)と、切断される前記骨の縁を把持するために前記第2の本体(13)の前記位置決めピン(19)の前記下面(19a)と共に前記骨の縁に接する立体的な把持表面を形成する表面を持つ少なくとも1つの締結縁部(20)とを有する、請求項16に記載の切断ガイド。
【請求項18】
請求項1から17のいずれか1項に記載の切断ガイド(1)と、第1の手術切断ステップで前記切断ガイド(1)に挿入できる複数の締結部材(7)と、第2の手術再調整ステップにおいて、前記第1の手術切断ステップで配置された状態の前記複数の締結部材(7)に結合することができるアライナ(21)とを含む、寛骨臼骨切り術のためのキット。
【請求項19】
前記アライナ(21)が、患者の解剖学的構造に対して形作られた第1の載置基部(22a)および第2の載置基部(22b)を有し、各々が切断された骨の部分に載置されるのに適しており、前記第1および第2の載置基部(22a、22b)は、前記複数の締結部材(7)に結合することができる、請求項18に記載のキット。
【請求項20】
前記アライナ(21)が、骨が切断されて得られた2つの部分が互いに対して持つ必要がある新しい正しい傾斜に基づいて形作られた前記第1および第2の載置基部(22a、22b)に接続された接続ブリッジ(26)を備え、前記接続ブリッジ(26)は、前記第1および第2の載置基部(22a、22b)間の距離と、骨の前記2つの部分が有しなければならない最終的な配置に基づいて規定される互いに対する相互傾斜とを規定する、請求項19に記載のキット。
【請求項21】
前記複数の締結部材(7)が2つの締結部材(7)であり、
前記アライナ(21)の第1の載置基部(22a)が、前記2つの締結部材(7)の1つの挿入を可能にする側部開口部(25')を有し、前記第1の載置基部(22a)は、前記締結部材(7)と固定するためにブッシング(27)に結合することができる、請求項20に記載のキット。
【請求項22】
前記ブッシング(27)を介して前記2つの締結部材(7)に接続された前記アライナ(21)を操作して前記骨の前記2つの部分を互いに対して正しく配置できるようにするために、前記2つの締結部材(7)上に取り付けられるのに適した一対のハンドル(28)を備える、請求項21に記載のキット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、寛骨臼骨切り術のための切断ガイドに関する。
【背景技術】
【0002】
寛骨臼骨切り術は、大腿骨頭が寛骨臼から徐々に外れるように股関節が異常に発達する状態である股関節異形成を治療するために実行されなければならない外科手術である。
【0003】
股関節は寛骨臼と大腿骨頭によって形成される。股関節異形成が発生すると、大腿骨頭が寛骨臼にしっかりとフィットせず、容易に脱臼する。したがって、関節の2つの部分(凹と凸)が完全に合わず、これは関節系の全体的に不安定な状態につながる可能性があり、股関節を非常に脱臼しやすくさせる。
【0004】
寛骨臼骨切り術、すなわちPAOは、長年にわたって進化してきた非常に特殊な処置であり、その目的は、関節の生理学的形態を復元するために寛骨臼を再調整することである。
【0005】
異形成の外科的治療の目的は、関節の調和を復元すること、および、したがって正常な生体力学的力を復元することである。すなわち、寛骨臼骨切り術は、接触面積を増やし、不安定性関連のストレスを減らし、負荷力を正常化するために行われる。
【0006】
寛骨臼骨切り術は、寛骨臼の周囲の骨を切断し、寛骨の上部と下部の間の骨の連続性を妨げることなく、寛骨から完全にそれを分離することを含む。換言すると、それは、骨を2つの部分に分離するために、寛骨と寛骨臼の間の変形した骨に破砕を生成することにある。寛骨臼の断片は、その後、寛骨臼が正しい位置にくるように平行移動および方向転換され、ネジと金属ワイヤを使用して所定の位置に固定される。
【0007】
この高度に専門化された外科手術は、経験豊富な外科医により実施される場合、骨の2つの部分を新しい機械的に正しい位置に再調整することにより、優れた臨床的、放射線学的および機能的結果をもたらす。
【0008】
この方法は現在、寛骨臼を完全に解放してそれを最適な位置に方向転換および固定できるようにするために、関節周囲の多くの骨切り術を伴う。
【0009】
しかしながら、すべての切断は、術前段階で事前に決定された線に従って、外科医によってフリーハンドで行われる。
【0010】
手術の成功は完全に外科医の経験とスキルにかかっているので、この切断方法は明らかに困難を伴い、患者にいくつかのリスクをもたらす。
【0011】
骨切断器具によって引き起こされる振動のために、切断に適切に従わなかったり、軟組織に触れたりするリスクが常にある。
【0012】
骨切り術が完了すると、寛骨臼の断片は完全に可動になり、術中の画像増強装置の制御下で必要な横方向のカバレッジとバージョン角度を得るために方向転換される。
【0013】
したがって、骨が切断されて得られた2つの部分も目で確認することによって回転されて再調整され、外科医は外科手術中に骨盤全体の前後の突起を検査することによって正しい位置合わせが得られるまで寛骨臼を回転させる。
【0014】
確実に、再調整ステップの間に人為的ミスの高いリスクがある。
【発明の概要】
【0015】
本発明の目的は、したがって、切断ステップ中に外科医を支援し、人為的ミスによる患者のリスクを最小限に抑え、手術時間を短縮する、寛骨臼骨切り術のための切断ガイドを提供することである。
【0016】
本発明のさらなる目的は、軟組織に触れたり所定の切断線から外れたりするリスクなしに正確な切断を達成するために、切断線を画定して外科医に明確に示す、寛骨臼骨切り術のための切断ガイドを提供することである。
【0017】
本発明のさらに別の目的は、寛骨臼骨切り術を実施するためのキットを提案することであり、これは、正確な切断を達成するだけでなく、関節の生理学的形態に従って、骨が切断されて得られた2つの部分の正確な再調整も可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0018】
寛骨臼骨切り術のための切断ガイドおよび寛骨臼骨切り術のためのキットのこれらの特徴およびさらなる特徴、並びにそれぞれの利点は、添付図面に単に非限定的な例の目的で表される好ましい非排他的な実施形態の以下の説明からより明らかになるであろう。
図1】本発明による寛骨臼骨切り術のための切断ガイドの第1の本体の上からの斜視図である。
図2図1に示される寛骨臼骨切り術のための切断ガイドの第1の本体の下からの斜視図である。
図3】本発明による寛骨臼骨切り術のための切断ガイドの第2の本体の上からの斜視図である。
図4図3に示される寛骨臼骨切り術のための切断ガイドの第2の本体の下からの斜視図である。
図5】寛骨臼骨切り術のためのキットに含まれるアライナの正面斜視図である。
図6図5に示されるアライナの背面斜視図である。
図7】骨切断器具を示す。
図8】切断される骨および骨を再調整するための2つのハンドルに接続された、手術ステップにおける図5および6のアライナを示す。
図9】すべての部品をより明確に示すために、切断される骨から取り外された図8のアライナを示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
添付の図面において、参照番号1は、本発明による、寛骨臼骨切り術のための切断ガイドを全体的に示す。
【0020】
切断ガイド1は、骨切断器具30(図7)が従うべき一義的な切断経路を規定することによって、手術ステップ中、特に骨Bの切断中に外科医を支援するために使用されるデバイスである。
【0021】
切断ガイド1は、切断器具30を挿入するための長手方向開口部3を有する少なくとも第1の本体2(図1および2)を含む。
【0022】
この第1の本体2はまた、近位ガイドと呼ばれることもある。
【0023】
前記長手方向開口部3は、本質的に、第1の本体2の長手方向延長軸に沿って、第1の本体2の第1の端部2aから第2の端部2bまで延びる。
【0024】
前記開口部3は、近位ガイド2が骨に連結されると、下にある骨がそれを通して見えるようになっている。
【0025】
第1の本体2は、第1の端部2aから中間セクション2cまで延びる第1の部分2’と、中間セクション2cから第2の端部2bまで延びる第2の部分2’’とを有する。
【0026】
骨に沿って行われる切断は直線的ではなく、寛骨臼骨切り経路に従う必要がある。そのため、切断線に従う長手方向開口部3を含む第1の本体2は直線的ではなく、曲線的な形状を持っている。同様に、開口部3は、寛骨臼骨切り経路の正確な曲線形状に従う。
【0027】
第1の本体2は、第1の部分2’に対応して、第1の本体2から離れるように延びる少なくとも2つの位置決めおよび固定アーム4aおよび4bを備える。各アーム4aおよび4bは、長手方向開口部3に対して両側から、第1の本体2から離れるように第1の端部2aに向かって延びる。
【0028】
前記アーム4aおよび4bの目的は、切断ガイド1、特にガイド1の第1の本体2を切断される骨B上に正確に位置決めすることである。
【0029】
第1の本体2と位置決めおよび固定アーム4a、4bの両方は、下面5、すなわち、患者の骨に結合される、患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた表面を有し、その正確且つ一義的な位置決めを可能にする。言い換えれば、下面5は、第1の本体2が結合されなければならない骨の表面の反転形状(negative)である。
【0030】
さらに、位置決めおよび固定アーム4a、4bは、切断される骨の縁を掴むのに適しており且つ、下面5と同様に、患者の解剖学的構造に対して形作られた下縁部を有する少なくとも1つの締結縁部6を有する。
【0031】
各位置決めおよび固定アーム4a、4bは、切断される骨に固定するために、対応するそれぞれの締結部材7に結合される。
【0032】
典型的な締結部材は、例えば、図1、3および9に見られるように、外科用ネジ、ピン、または皮質ネジ(シャンツネジ)である。
【0033】
第1の本体2が結合される締結部材7は、特定の位置でのみ示されている。
【0034】
具体的には、各位置決めおよび固定アーム4a、4bは、対応するそれぞれのスリーブ、すなわち第1のスリーブ8aおよび第2のスリーブ8bを含み、それらの中に対応する締結部材7を挿入することができる。
【0035】
図1および2に示されるように、スリーブ8a、8bは、カラーを有する対応するそれぞれのアーム4a、4bから突出する。
【0036】
第1の本体2と締結部材7との間の安定した接続を達成するために、それぞれのカラーに対応して各スリーブ8a、8b上に取り付けることができるブッシング9がある。
【0037】
この追加の接続は、構造の、したがって近位ガイドすなわち第1の本体2の締結部材7へのより確実な締結を達成するのに役立ち、切断器具によってデバイス全体に伝達される、その後のガイドの位置ずれのリスクを伴う振動を制限する。
【0038】
第1のスリーブ8aおよび第2のスリーブ8bはそれぞれ、側部開口部8’を有し、第1の本体2を締結部材7から外すことを可能にする。したがって、第1の本体2の第1のスリーブ8aおよび第2のスリーブ8bは、実質的にC字状の断面を有している。
【0039】
締結部材7は、手術の終わりまで骨に挿入されたままであるが、第1の本体2は、手術中に取り外されなければならない。このため、骨および/またはネジのいかなる位置ずれまたはシフトを引き起こさずに第1の本体2を締結部材7から取り外すために、第1の本体2は、各スリーブ8aおよび8bの軸方向延設部に沿って得られた側部開口部8’を通して締結部材7のシャンクを通過させることによって骨から離れるように動かされる。
【0040】
第1の本体2は、第1の本体2の第2の端部2bから突出し且つそれに近接して配置された位置決めピン10をさらに備える。
【0041】
前記ピン10の目的は、アーム4aおよび4bのように、切断される骨上に第1の本体2を正確に位置決めし、骨をしっかりと把持することを可能にすることである。安定した一義的な接続を提供するために、ピン10は、患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた、骨に当接する下面10bを有する。さらに、ピンはまた、患者の解剖学的構造に対して形作られた、切断される骨の縁を把持する少なくとも1つの締結縁部11も含む。
【0042】
第1の本体2は、その長手方向の延長部に沿って、本質的に中間セクション2cに対応して、第3の締結部材7の挿入に適した第3のスリーブ12(図1および図2に見える)を有し、第1の本体2を切断される骨に接続するための第3の点を得る。
【0043】
図1および2に見られるように、第3のスリーブ12はまた、第3のスリーブ12に挿入された締結部材7からの第1の本体2の取り外しを可能にする側部開口部12’を有する。この場合も、第3のスリーブ12に挿入された締結部材7は、第1の本体2が取り外された後も骨の適所に留まる。したがって、ネジまたは部分的に切断された骨のいかなる位置ずれも引き起こさずに、第1の本体2を締結ネジから容易に分離することが可能でなければならない。
【0044】
本発明による切断ガイド1は、第2の本体13(図3および4)をさらに含み、第2の本体13はまた、以前に第1の本体2で使用された同じ切断器具30を挿入するための長手方向開口部14を有する。
【0045】
この第2の本体13はまた、遠位ガイドと呼ばれることもある。
【0046】
また、第2の本体13は、第1の端部13aから第2の本体13の中間セクション13cまで延びる第1の部分13’と、この中間セクション13cから第2の本体13の第2の端部13bまで延びる第2の部分13’’とを有する。
【0047】
第2の本体13の長手方向開口部14は、第2の本体13の第1の端部13aから第2の端部13bまで延びる。
【0048】
第2の本体13は、また、骨に沿って行われるべき切断の経路に従い、したがって寛骨臼骨切り経路に従うような曲線形状を有する。
【0049】
したがって、第2の本体13の長手方向開口部14も直線的ではなく、正確な寛骨臼骨切り経路に従うように曲線形状を有する。
【0050】
図3および図4から分かるように、第2の本体13は、第1の本体2の第2の部分2’’に重ね合わせることができる第1の部分13’を有する。
【0051】
2つのガイド、つまり近位ガイドと遠位ガイドの部分的な重ね合わせは、外科手術中に2つのガイドが使用される順序による。第1の切断部分は、第1の本体2(近位ガイド)をガイドとして、したがって切断器具のテンプレートとして使用して実行され、一方、第2の切断部分は、第2の本体13(遠位ガイド)を切断テンプレートとして使用して実行される。第1の切断部分を生成するために使用された近位ガイドが取り外され、遠位ガイドが取り付けられると、外科医が切断を正しく続行することを確実にするために、第2の本体13の第1の部分13’と第1の本体2の第2の部分2’’の部分的な重なりがある。換言すれば、第2の本体13の長手方向開口部14と、既に行われた切断との、特に第2の本体13の長手方向開口部14の第1の部分と、既に行われ且つ第1の本体2の第2の部分’’に対応して生成された最後の切断部分との部分的な重なりがある。この部分的な重なりに続いて、第2の本体13の長手方向開口部14は、寛骨臼骨切り経路に沿って正確な切断線を続け、骨全体の切断を完了する。
【0052】
第2の本体13は、第2の本体13の第1の端部13aに近接して配置された、対応する締結部材7の挿入に適した第1のスリーブ15を有する。
【0053】
第2の本体13の第1のスリーブ15は、第1のスリーブ15に挿入された締結部材7からの第2の本体13の取り外しを可能にする側部開口部15’を有する。
【0054】
この開口部により、第2の本体13を骨の適所に既にある締結部材7に迅速且つ確実に接続することができる。
【0055】
実際には、第2の本体13の第1のスリーブ15は、第1の本体2の第3のスリーブ12に予め挿入された締結部材7に結合されている。上述したように、これは、第2の本体13の第1の部分13’が第1の本体2の第2の部分2’’に重ね合わせることができるためである。
【0056】
さらに、第2の本体13は、第2の本体13の第1の端部13aに近接して配置された、対応する締結部材7の挿入に適した第2のスリーブ16を有する。
【0057】
この第2のスリーブ16は閉じられており、したがって、前述のスリーブとは異なり、側部開口部を有しない。
【0058】
第2の本体13と第1のスリーブ15に挿入された締結部材7との間の安定した接続を得るために、ブッシング17がスリーブ15上に取り付けられる。
【0059】
上述したように、第2の本体13の第1のスリーブ15に結合可能な締結部材7は、第1の本体2の第3のスリーブ12に以前に結合されたものと同じ締結部材7であるが、第2の本体13の第2のスリーブ16に挿入される締結部材7は、もっぱら第2の本体13専用の皮質ネジである。
【0060】
第2の本体13が切断される骨に安定かつ一義的に結合されるために、第2の本体13の下面18、すなわち、骨に面し且つ骨に結合される表面は、患者の骨の解剖学的構造に対して形作られ、したがって、骨の表面の反転形状に従う。
【0061】
切断される骨に対する第2の本体13のより高い安定性且つより正確な位置決めのために、第2の本体13の中間セクション13cに対応して第2の本体13から延びる位置決めピン19もある。
【0062】
位置決めピン19はさらに、切断される骨の縁を把持するための締結縁部20を含み、および患者の骨の解剖学的構造に対して形作られた、骨に直接結合される下面19aを有し、第2の本体13の正しい位置決めを可能にする。
【0063】
本発明はまた、上述した切断ガイド1と、少なくとも2つの締結部材7、例えば、少なくとも第1の手術ステップにおいて、切断ガイドに連結できる外科用ネジ、ピンまたは皮質ネジ(シャンツネジ)と、少なくとも第2の手術ステップにおいて前記2つの締結要素7に結合され得るアライナ21とを含む、寛骨臼骨切り術のためのキットに関する。
【0064】
前記アライナ21(図6、8および9)は、第1の載置基部22aおよび第2の載置基部22bを含み、各々が患者の解剖学的構造に対して形作られ且つ各々が、骨が切断された部分に置くために適している。
【0065】
各載置基部22は、少なくとも前記2つの締結要素7に結合することができる。
【0066】
より詳細には、各載置基部22a、22bは、骨に結合することができる凹面を持つ実質的にC字形の断面を有する。
【0067】
各基部22a、22bの凹面の表面23は、患者の特定の解剖学的構造に対して形作られ、したがって、それが結合される骨の表面の反転形状である。
【0068】
各基部22a、22bの凸面24には、対応するそれぞれの基部22a、22bから上方に突出するスリーブ25a、25bがある。
【0069】
第1のスリーブ25aは、また、図6に見られるように、第1の基部22aに沿って延びる側部開口部25’を有する。
【0070】
代わりに、第2のスリーブ25bは、側部開口部を有さないが、対応する締結部材7の挿入のために軸方向に中空である。
【0071】
アライナ21と締結部材7との間の安定した接続を得るために、ブッシング27はこの第2のスリーブ25bに結合することができる。
【0072】
アライナ21はさらに、接続ブリッジ26またはアーチ状構造を備え、これは、載置基部22a、22bを接続し、特に、2つのスリーブ25aおよび25bを接続する。
【0073】
この接続ブリッジ26は、骨が切断されて得られた2つの部分B’、B’’が互いに対して有しなければならない新たな正しい位置に基づいて形作られる。換言すれば、接続ブリッジ26は、長さ、したがって、載置基部22a、22b間の距離と、骨が切断されて得られた2つの部分B’、B’’が正しい且つ最終的な解剖学的位置にある必要がある最終の配置に基づいて規定される前記載置基部22a、22b間の相互の傾きとを有する。アライナ21の形状も、術前の計画段階で定められ確立される。
【0074】
アライナのスリーブ25aおよび25bは、第1の手術切断ステップ中に第1の本体2の第1のスリーブ8aおよび第2のスリーブ8bに結合された締結部材7に結合される。
【0075】
寛骨臼骨切り術用のキットは、アライナ21の第1のスリーブ25aおよび第2のスリーブ25bに挿入された締結部材7の上に取り付けられるのに適した一対のハンドル28をさらに含む。
【0076】
前記ハンドル28は、アライナ21をしっかりと把持して操作するために使用され、スリーブ25aおよび25b並びにブッシング27を介してアライナに接続された締結部材7に直接作用する。
【0077】
このようにして、骨の2つの部分は互いに正しく配置されて移動され得る。
【0078】
手術ステップ中、第1の本体2は、下面5によってだけでなく、それぞれ締結縁部6が設けられた位置決めおよび固定アーム4a、4bによっても、一義的且つ所定の位置で切断される骨上に位置決めされる。
【0079】
第1の本体2が位置決めされると、締結部材7は、アーム4aおよび4bのスリーブ8a、8bに挿入される。そして、第1の本体2は、ブッシング9によって締結部材7に安定して固定される。
【0080】
第1の本体2は、第2の本体2の中間セクション2cに対応して配置された第3のスリーブ12に挿入された第3の締結部材7によって骨に固定される。
【0081】
このように第1の本体2を切断対象の骨に固定した状態で、骨切断器具30を用いて実際の切断を行うことができる。
【0082】
骨切断器具は、図7によく示されるように、一般に骨カッターであり、第1の本体2の開口部3に挿入される。
【0083】
したがって、骨カッターは、術前段階で規定された正確な寛骨臼骨切り経路に沿って骨を切断するために、開口部3によって案内される。
【0084】
切断器具30は、第1の本体2の第1の端部2aから第2の端部2bまでの開口部全体をたどる。このようにして骨の最初の部分が切断される。
【0085】
第1の切断が完了すると、カッター30が患者の身体から離れるよう移動され、ブッシング9が取り外されて、第1の本体2を締結部材7から外すことができる。
【0086】
具体的には、アーム4aおよび4bのスリーブ8a、8bに挿入された締結部材7は、所定の位置に留まらなければならず、手術の終わりまで取り外されてはならない。第3のスリーブ12に挿入された締結部材7も、少なくとも切断が完了するまで所定の位置に留まる必要がある。換言すると、第3のスリーブ12に挿入された締結部材7も、骨に連結された第2の本体13すなわち遠位ガイドを用いて行われる第2の切断部分の間、骨内に留まらなければならない。
【0087】
締結部材7が骨に挿入される角度は、第1の本体2に対するスリーブ8aおよび8bの傾斜によって確立される。
【0088】
前記傾斜は、骨構造に損傷を与えることなく且つ骨と締結部材との間の相互作用の可能な最大領域を作り出すように、骨構造に締結部材7を安定して固定する必要性によって決定される。これらの理由により、傾斜は、骨の解剖学的構造に基づいて、術前の計画段階で規定される。
【0089】
本体2は、スリーブ8aおよび8bに沿って得られた側部開口部8’および第3のスリーブ12に沿った開口部12’を介して骨に結合されている位置から取り外される。
【0090】
したがって、第1の本体2は、第2の本体13を使用して完成されなければならない第1の切断部分を作るために使用される。第1の本体2を取り外した後、第2の本体13が配置される必要がある。
【0091】
特に、遠位ガイドの正しい位置合わせを確実にして且つ正しい方向に切断し続けることができるように、前記ガイドは、近位ガイド2の第2の部分2’’に重ね合わせることができる第1の部分13’を有する。
【0092】
実際には、以前に第3のスリーブ12に挿入され且つ依然として骨に固定されている締結部材7は、それを第2の本体13の第1のスリーブ15に接続するために使用される。
【0093】
遠位ガイド13の位置決めピン19は、近位ガイド2の位置決めピン10が取り付けられた場所に正確に配置される。
【0094】
第2の本体13が適所にある場合に、第3の締結部材7および位置決めピン19を基準として使用して、新しい締結部材7、すなわち第4の締結部材は第2のスリーブ16に挿入される。
【0095】
カッターによって伝達される振動が前記遠位ガイドのいかなる動きを引き起こすのを防ぐために、接続ブッシング17が第2のスリーブ16に接続されて締結部材を第2の本体13にしっかりと接続する。
【0096】
次に、骨切断器具30を第1の端部13aから第2の端部13bまで長手方向開口部14に挿入することにより、実際の切断が行われる。
【0097】
第2の切断部分も完了すると、ブッシング17を第2のスリーブ16から分離して、次に第2のスリーブ16の内側から締結部材7を引き抜くことにより、第2の本体13が取り外される。
【0098】
このようにして、第2の本体13を手術部位から取り外すことができる。
【0099】
最後に、第1のスリーブ15に結合された締結部材7を引き抜くことができる。外科手術の次のステップは、後で説明するように、骨が切断されて得られた2つの部分B’、B’’を再調整して、それらが正しい解剖学的位置をとることである。
【0100】
2つの締結部材7、特に第1の本体2すなわち近位ガイドの第1のスリーブ8aおよび第2のスリーブ8bにそれぞれ挿入された最初の2つは、骨の内側に固定されたままである。
【0101】
各締結部材7は、骨が切断されて得られた2つの部分B’、B’’の1つに挿入される。
【0102】
骨が再調整される第2の手術ステップでは、アライナ21は締結部材7に接続されなければならない。
【0103】
アライナ21、特に第2のスリーブ25bは、2つの締結部材7の一方の上に上から取り付けられ、他方の締結部材7は、側部開口部25’を通して第1のスリーブ25aに挿入される。
【0104】
アライナ21の形状は、術前の計画段階で事前に規定され、骨が切断されて得られた2つの部分B’、B’’が正しく位置合わせされている構成において締結部材7が有しなければならない相互の位置を規定する。換言すると、各々が、骨が切断されて得られた2つの部分B’、B’’の1つに挿入されている締結部材7にアライナ21が結合されると、それが、締結部材7、および、したがって骨の2つの部分を強制的に互いに対して回転させて正しい最終位置をとるようにする。アライナ21、特に接続ブリッジ26は硬く、したがって変形することができず、骨の2つの部分B’、B’’を強制的に互いに対して動かして、アライナによって設定された形状に適合させる。
【0105】
これを行うために、第2のスリーブ25bが2つの締結部材7の一方に接続されると、骨の2つの部分B’、B’’を回転させてまだ自由である他方の締結部材7をアライナ21の第1のスリーブ25の側部開口部25’に近接させることができるように、ハンドル28が各締結部材7に取り付けられる。
【0106】
次に、締結部材7は、側部開口部25’を介して第1のスリーブ25aに挿入される。
【0107】
この締結部材7に配置されたハンドル28は、ブッシング27を第1のスリーブ25aに取り付けて締結部材7をアライナ21に安定して接続するために、取り外される。
【0108】
第1のスリーブ25aは、接続ブリッジ26に対して上方に突出するカラーを有し、ブッシング27はこのカラーに結合される。
【0109】
締結部材7がこのようにアライナ21に接続された状態で、骨が切断されて得られた2つの部分B’、B’’の位置合わせおよび相対回転に対して必要な最終調整が行われ、アライナ21の接続ブリッジ26の形状に適合する。
【0110】
骨の2つの部分が位置合わせされ且つ2つの部分B’とB’’の最終的な相対位置が規定されると、骨が切断されて得られた2つの部分の間に接続ネジが挿入され、それらをブロックしてそれらの位置および相対的な回転を安定させる。
【0111】
最後に、ハンドル28、ブッシング27およびアライナ21全体が取り外され、次に2つの締結部材7が取り外される。
【0112】
本発明は、上述のように、切断ガイドの使用を想定せず、骨カッターを使用して骨をフリーハンドで切断する現在の手術技術に関して顕著な利点をもたらす。
【0113】
一方、本発明は、正確且つ安全に切断を行うために切断ガイドを提案し、これは、以前に確立された切断経路を規定するという点で、手術ステップ中に外科医にかなりの助けとなる。
【0114】
本明細書に提示されるように、切断ガイドは、実際には、連続して使用される2つの切断ガイドを想定している。ただし、行われる切断の経路全体を規定する単一の切断ガイドを想定できる。
【0115】
外科医は、ガイドの位置を合わせるだけでよく、その下面は、結合する必要のある骨の反転形状であり、適切な締結部材を使用してそれを骨に固定する。
【0116】
ガイドが骨に安定して接続されると、外科医は、骨切断器具、例えばカッターを、ガイドに沿って長手方向に得られるチャネルまたは中央開口部に挿入するだけでよい。この開口部は、術前段階で規定された切断経路に従う。カッターは、スライドされて前記開口部に沿って移動され、患者のリスクなしに正確且つ安全に骨を切断する。
【0117】
切断を行った後、アライナを使用して骨の2つの部分を移動し、強制的にそれらに正しい配置をとらせる。外科医はこの第2の手術ステップで再び支援され、最も正確な位置合わせを達成できるようにする器具を持ち、手術部位の視野を妨げる血液または軟組織の存在のために困難であり得る、その場で行われる視覚的な評価にただ単に頼る必要がない。
【0118】
寛骨臼骨切り術用のキットが使用される場合には、エラーのリスクが最小限に抑えられ、外科医が行う切断がより簡単になり、寛骨臼が術前計画に従ってより正確に再調整され、手術時間が大幅に短縮され、患者にとって手術がより低い侵襲性となり、手術の全体的な成功率が向上する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9