(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-17
(45)【発行日】2022-10-25
(54)【発明の名称】配管連結具の装着確認具
(51)【国際特許分類】
F16L 55/00 20060101AFI20221018BHJP
F16L 23/04 20060101ALI20221018BHJP
【FI】
F16L55/00 Z
F16L23/04
(21)【出願番号】P 2019105396
(22)【出願日】2019-06-05
【審査請求日】2021-05-13
(31)【優先権主張番号】P 2018134971
(32)【優先日】2018-07-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】591056097
【氏名又は名称】淀川ヒューテック株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000106760
【氏名又は名称】CKD株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001438
【氏名又は名称】特許業務法人 丸山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大庭 直之
(72)【発明者】
【氏名】山本 祥博
(72)【発明者】
【氏名】小川 克己
(72)【発明者】
【氏名】岩田 洋輝
【審査官】渡邉 聡
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-103303(JP,A)
【文献】特開2018-091482(JP,A)
【文献】特開2008-141822(JP,A)
【文献】特開2008-261467(JP,A)
【文献】米国特許第01646463(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16L 55/00
F16L 23/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1連結片と第2連結片がヒンジ接続により開閉可能に形成され、前記第1連結片と前記第2連結片により配管どうしを連結する配管連結具であって、前記第1連結片及び前記第2連結片の外周面に引掛片が突設された配管連結具に装着される装着確認具であって、
前記配管連結具の外周面に沿う一対の縦フレームと、
前記一対の縦フレームの一方の端部どうしを接続する第1横フレームと、
前記一対の縦フレームの他方の端部どうしを接続する第2横フレームと、
前記第1横フレームから前記第2横フレームに向けて突設された第1爪片と、
前記第2横フレームから前記第1横フレームに向けて突設された第2爪片と、
を具え、
前記配管連結具の前記第1連結片と前記第2連結片を閉じた状態で、前記第1爪片を前記第1連結片の前記引掛片、前記第2爪片を前記第2連結片の前記引掛片に引っ掛けて、前記配管連結具に装着される
ものであり、
前記第2爪片は、前記第2横フレームの中央に突設された第2爪片本体と、前記第2爪片本体の両側に突設された一対の第2爪片補助体と、を有し、前記第2爪片補助体は、バネ性を具備し、前記第2爪片本体よりも突出している、
ことを特徴とする配管連結具の装着確認具。
【請求項2】
前記第1爪片は、前記第1横フレームと直交する方向に揺動可能である、
請求項1に記載の配管連結具の装着確認具。
【請求項3】
前記第2爪片を前記第2連結片の前記引掛片に引っ掛けた状態で、前記第1爪片を前記第1横フレームに対して前記第1連結片に向けて揺動させて、前記第1爪片を前記第1連結片の前記引掛片に引っ掛け、前記第1横フレームを前記第1連結片に向けて押し付けることで前記配管連結具に装着される、
請求項2に記載の配管連結具の装着確認具。
【請求項4】
第1連結片と第2連結片がヒンジ接続により開閉可能に形成され、前記第1連結片と前記第2連結片により配管どうしを連結する配管連結具であって、前記第1連結片及び前記第2連結片の外周面に引掛片が突設された配管連結具に装着される装着確認具であって、
前記配管連結具の外周面に沿う一対の縦フレームと、
前記一対の縦フレームの一方の端部どうしを接続する第1横フレームと、
前記一対の縦フレームの他方の端部どうしを接続する第2横フレームと、
前記第1横フレームから前記第2横フレームに向けて突設され、前記第1横フレームと直交する方向に揺動可能な第1爪片と、
前記第2横フレームから前記第1横フレームに向けて突設された第2爪片と、
を具え、
前記第1連結片と前記第2連結片が完全には閉じていない状態で、前記第2爪片を前記第2連結片の前記引掛片に引っ掛け、前記第1爪片を前記第1横フレームに対して前記第1連結片に向けて揺動させて、前記第1爪片を前記第1連結片の前記引掛片に引っ掛け、前記第1横フレームを前記第1連結片に向けて押し付けることで、前記配管連結具に装着されると共に、前記第1連結片と前記第2連結片が引き寄せられて閉じ状態となる
ものであって、
前記第2爪片は、前記第2横フレームの中央に突設された第2爪片本体と、前記第2爪片本体の両側に突設された一対の第2爪片補助体と、を有し、前記第2爪片補助体は、バネ性を具備し、前記第2爪片本体よりも突出している、
ことを特徴とする装着確認具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管どうしを連結する配管連結具が正しく装着されているか目視により確認することのできる装着確認具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体などのエレクトロニクス分野、医薬分野、バイオテクノロジー分野等における製造、洗浄、組立等の各種装置では、原料用流体、洗浄用流体、燃料用流体等の供給や移送に、フッ素樹脂製の配管が用いられている。
【0003】
これら配管として、先端に継手の設けられた継手付き配管が提案されており、継手付き配管どうしは、環状のシール部材を介在させて接続される(たとえば特許文献1参照)。
【0004】
そして、特許文献1では、継手とシール部材を外周側から挟み込む配管連結具を開示している。配管連結具は、半円弧状の第1連結片と第2連結片をヒンジ接続して構成され、第1連結片及び第2連結片の内周には、継手及びシール部材の嵌まる凹溝が形成されている。そして、第1連結片に継手及びシール部材を差し込み、第21連結片を閉じることで配管どうしの連結状態を維持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
配管連結具は、凹溝に継手及びシール部材を嵌めて、第2連結片を正しく閉じることで配管どうしの連結が担保される。このため、配管連結具が正しく装着されているかどうかを確認する必要があるが、装置には多数の配管連結具が配置されるため、個々の配管連結具の装着状態を確認することは困難であり、また、確認後であっても、装着状態が維持されているかどうか、さらなる確認が必要となる。
【0007】
本発明は、配管連結具の装着状態を目視により確認することのできる配管接続具の装着確認具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の配管連結具の装着確認具は、
第1連結片と第2連結片がヒンジ接続により開閉可能に形成され、前記第1連結片と前記第2連結片により配管どうしを連結する配管連結具であって、前記第1連結片及び前記第2連結片の外周面に引掛片が突設された配管連結具に装着される装着確認具であって、
前記配管連結具の外周面に沿う一対の縦フレームと、
前記一対の縦フレームの一方の端部どうしを接続する第1横フレームと、
前記一対の縦フレームの他方の端部どうしを接続する第2横フレームと、
前記第1横フレームから前記第2横フレームに向けて突設された第1爪片と、
前記第2横フレームから前記第1横フレームに向けて突設された第2爪片と、
を具え、
前記配管連結具の前記第1連結片と前記第2連結片を閉じた状態で、前記第1爪片を前記第1連結片の前記引掛片、前記第2爪片を前記第2連結片の前記引掛片に引っ掛けて、前記配管連結具に装着される。
【0009】
前記第1爪片は、前記第1横フレームと直交する方向に揺動可能な構成とすることができる。
【0010】
上記装着確認具は、前記第2爪片を前記第2連結片の前記引掛片に引っ掛けた状態で、前記第1爪片を前記第1横フレームに対して前記第1連結片に向けて揺動させて、前記第1爪片を前記第1連結片の前記引掛片に引っ掛け、前記第1横フレームを前記第1連結片に向けて押し付けることで前記配管連結具に装着することができる。
【0011】
前記第1連結片と前記第2連結片が完全には閉じていない状態で、前記第2爪片を前記第2連結片の前記引掛片に引っ掛け、前記第1爪片を前記第1横フレームに対して前記第1連結片に向けて揺動させて、前記第1爪片を前記第1連結片の前記引掛片に引っ掛け、前記第1横フレームを前記第1連結片に向けて押し付けることで、前記配管連結具に装着されると共に、前記第1連結片と前記第2連結片が引き寄せられて閉じ状態となる構成としてもよい。
【0012】
前記第2爪片は、前記第2横フレームの中央に突設された第2爪片本体と、前記第2爪片本体の両側に突設された一対の第2爪片補助体と、を有し、前記第2爪片補助体は、バネ性を具備し、前記第2爪片本体よりも突出した構成とすることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の配管連結具の装着確認具は、配管連結具の第1連結片及び第2連結片の各引掛片に第1爪片と第2爪片を引っ掛けることで配管連結具に装着される。装着確認具は、配管連結具の第1連結片と第2連結片が正しく閉じられている状態でのみ装着することができ、第1連結片と第2連結片が開いた儘では、引掛片間の距離が長くなって正しく装着できない。従って、装着確認具が配管連結具に装着されていることを確認することで、配管連結具が配管どうしを正しく連結し、第1連結片と第2連結片が閉じていることを担保できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係る装着確認具を装着した配管連結具の斜視図である。
【
図6】
図6は、本発明の一実施形態に係る装着確認具の斜視図である。
【
図7】
図7は、装着確認具を配管連結具側から見た図である。
【
図10】
図10は、
図9の丸囲み部Eの拡大断面図であって、第1爪片を示している。
【
図12】
図12は、装着確認具を配管連結具に装着する過程を示す説明図である。
【
図13】
図13は、開状態にある配管連結具に装着確認具を装着しようとする状態を示す断面図である。
【
図14】
図14は、開状態にある配管連結具に装着確認具を装着する過程を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態に係る装着確認具10について、図面を参照しながら説明を行なう。
【0016】
図1乃至
図5は、本発明の一実施形態に係る装着確認具10を装着した配管連結具30を示している。図に示すように、配管連結具30は、本実施形態では、略C字状の第1連結片31と、第1連結片31にヒンジ接続部39により揺動可能に連繋され、第1連結片31に対して開閉可能な第2連結片35を具える。第1連結片31と第2連結片35の内周には、凹溝32,36が形成されており、図示しない継手付き配管の継手どうしを、シール部材を介して突き合わせて第1連結片31の凹溝32に収容した状態で、第2連結片35を閉じることで、継手付き配管の連結状態が維持される。
【0017】
配管連結具30は、
図1、
図4及び
図5に示すように、ヒンジ接続部39とは逆の端縁又は端縁の近傍にそれぞれ引掛片33,37が突設されている。引掛片33,37は、対向しない面に引掛溝34,38が凹設されており、次に説明する装着確認具10が装着される。引掛片33,37は、配管連結具30を継手付き配管に装着し、第1連結片31に対して第2連結片35を閉じ方向に引き寄せる際に、指や治具で摘まむために形成されている。
【0018】
装着確認具10は、
図1乃至
図5に示すように、上記した引掛片33,37を利用して配管連結具30に装着される。装着確認具10の詳細を
図6乃至
図11に示す。装着確認具10は、
図6及び
図7に示すように、略矩形に構成された縦フレーム111,11と横フレーム12,16、横フレーム12,16に設けられた爪片13,17を具える。装着確認具10は、ポリプロピレンなどの樹脂から形成することができ、配管連結具30に装着されている、或いは、装着されていないことを容易に視認できるように、着色を施すことが望ましい。着色は、装着確認具10の品番、サイズなどに応じて変えることができる。
【0019】
縦フレーム11,11は、
図1、
図6乃至
図8に示すように、配管連結具30の外周面に沿う形状であり、図中上端側は配管連結具30から離れる方向に拡大している。縦フレーム11,11は、少なくとも引掛片33,37が内部に嵌まる間隔を有する。
【0020】
横フレーム12,16は、図中上側の第1横フレーム12と下側の第2横フレーム16であり、縦フレーム11,11の端部どうしをそれぞれ連結している。
【0021】
第1横フレーム12は、
図6、
図7、
図9及び
図10に示すように、第2横フレーム16に向けて内向きに突設された第1爪片13を有する。図示の実施形態では、第1爪片13は、幅広の板状部材である。第1爪片13は、第1横フレーム12と直交する方向に揺動可能に形成される。たとえば、
図9及び
図10に示すように、第1爪片13は、第1横フレーム12との間に薄肉部14を有し、薄肉部14が撓み変形することにより、第1爪片13を第1横フレーム12に対して揺動可能とすることができる。
【0022】
第1爪片13は、先端13aが
図4及び
図5に示すように、引掛片33の引掛溝34に上手く嵌まるようにアール形状としている。また、第1爪片13は、板状としているため、
図1及び
図6に示すように、装着される配管連結具30の種類に応じた品番、サイズ等の記号15を付することができ、装着確認具10の種別を視認することができる。
【0023】
第2横フレーム16は、
図6、
図7、
図9及び
図11に示すように、第1横フレーム12に向けて内向きに突設された第2爪片17を有する。図示の実施形態では、第2爪片17は、第2横フレーム16の略中央に突設された第2爪片本体18と、その両側に突設された略円弧状の第2爪片補助体19,19である。
【0024】
第2爪片本体18は、先端が引掛片37の引掛溝38に上手く嵌まるようにアール形状としており、第1爪片13に比して幅狭に形成されている。
【0025】
第2爪片補助体19,19は、細幅の四分の一円弧形状であり、先端が第2爪片本体18よりも突出しており、互いに対向している。第2爪片補助体19,19は、細幅形状とすることでバネ性を具備し、第2爪片本体18を引掛溝38に嵌めたときにダンパーとして作用し、装着確認具10のがたつきを抑えることができる。
【0026】
然して、上記構成の装着確認具10は配管連結具30に装着される。
図12は、装着確認具10を配管連結具30に装着する過程を示す図である。図に示すように、配管連結具30は、第1連結片31と第2連結片35が閉じた状態で装着確認具10が装着される。装着確認具10は、たとえば先に第2爪片17を引掛片37の引掛溝38に嵌める。そして、第1爪片13を矢印F方向に配管連結具30側に押すと、薄肉部14により第1爪片13が第1横フレーム12に対して押し出され、第1爪片13の先端13aが上方に回動する。これにより、第1爪片13と第2爪片17との間隔が広がるから、この状態で第1爪片13を引掛片33の引掛溝34に嵌めることができ、このまま装着確認具10を矢印Gに示すように配管連結具30に向けて押し付ける。これにより、薄肉部14を可動部として、てこの原理により装着確認具10が配管連結具30側に引き上げられつつ引き寄せられ、第2爪片補助体19,19が撓んだ状態で、
図1乃至
図5に示すように、装着確認具10を配管連結具30に装着できる。
【0027】
図4に示すように、装着確認具10は、第1爪片13と第2爪片17の第2爪片本体18が引掛片33,37の引掛溝34,38に嵌まり、装着状態を維持する。また、
図5に示すように、第2爪片補助体19は、そのバネ性により撓んだ状態で引掛溝38に押し付けられ、装着確認具10のぐらつきを抑えることができる。
【0028】
本発明の装着確認具10は、継手付き配管に配管連結具30を取り付けた後、第1連結片31と第2連結片35を完全に閉じた状態でしか装着することができない。従って、装着確認具10の装着を目視により確認するだけで、配管連結具30が正しく取り付けられていることを判別できる。一方、装着確認具10が装着されていない場合には、配管連結具30が正しく取り付けられていない、或いは、正しく取り付けられていることが確認されていないため、再度配管連結具30の取付状態を確認し、装着確認具10を装着すればよい。
【0029】
図13は、配管連結具30の第1連結片31と第2連結片35が完全には閉じておらず、開いた状態を示している。この場合、上記と同じ要領で装着確認具10を装着しようとすると、丸囲み部Hで示すように第1爪片13が引掛片33と干渉し、装着確認具10は、配管連結具30に装着することができないことがわかる。
【0030】
この場合、第1連結片31と第2連結片35を完全に閉じて装着確認具10を再度装着すればよい。
【0031】
或いは、
図14に示すように、第2爪片17を引掛片37の引掛溝38に引っかけた状態で、
図14中矢印Iで示すように、第1爪片13をさらに押して回動させる。そして、装着確認具10を矢印J方向に示すように配管連結具30側に押し込み、第1爪片13の先端13aが引掛片33を超えて引掛溝34に引っ掛かるように位置させる。この状態から、装着確認具10を矢印K方向に引き上げる。これにより、薄肉部14を可動部として、てこの原理により装着確認具10は、第2連結片35を第1連結片31に近づくように引き寄せるから、開状態にあった第1連結片31と第2連結片35を閉じることができる。すなわち、装着確認具10の装着と同時に第1連結片31と第2連結片35が完全に閉じた状態にあることを担保できる。従って、第1連結片31と第2連結片35を予め閉じておく作業が不完全であっても装着確認具10を装着する際に、装着確認具10により第1連結片31と第2連結片35を完全に閉じることができるから、作業性を可及的に高めることができる。
【0032】
なお、第1爪片13を引掛溝34に嵌めた後、矢印K方向に装着確認具10を引き上げると、第1爪片13が引掛溝34から外れてしまうことがある。この場合、
図14中符号33aで示すように第1連結片31は、引掛片33に対して引掛溝34を挟んだ周面に突起を形成しておけばよい。突起33aを設けることで、矢印K方向に装着確認具10を引き上げたときに、第1爪片13の先端13aが突起33aに当たって引掛溝34から外れ難くすることができ、作業性をさらに高めることができる。
【0033】
なお、本発明の装着確認具10を配管連結具30から取り外す場合には、第1横フレーム12側を斜め下方に引っ張ればよい。これにより、第1爪片13の薄肉部14が撓んで装着確認具10が傾き、続いて第1爪片13が引掛溝34から外れて、配管連結具30から容易に取り外すことができる。
【0034】
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【0035】
たとえば、上記実施形態では説明のため、第1連結片31の引掛片33に第1爪片13、第2連結片35の引掛片37に第2爪片17を装着しているが、当然、これらを逆に取り付けることもできる。
【0036】
爪片13,17の形状、数、大きさは上記実施形態に限定されるものではなく、たとえば、第1爪片13と第2爪片17を同じ形状することもできる。また、第2爪片17は、第2爪片本体18のみ、或いは、第2爪片補助体19のみとすることも勿論可能である。さらには、配管連結具30の形状、構成も上記実施形態に限定されないことは勿論である。
【符号の説明】
【0037】
10 装着確認具
11 縦フレーム
12 第1横フレーム
13 第1爪片
16 第2横フレーム
17 第2爪片
30 配管連結具