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公報発行日 2022年10月25
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このような構成を有する本発明に係るプリンタの用紙搬送機構1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) ジャム処理の対象となる搬送ローラ部2sにおける一方のローラ4sの回動変位により、他方のローラ3sの左右方向における一側3spのみを、当該回動変位の伝達により一方のローラ4sから離間変位可能なローラ変位機構部5と、一方のローラ4sを回動操作可能なローラ操作部6とを有するジャム処理機構部7を備えるため、特に腰の強い厚紙Psのプリント時においてジャムが発生した場合であっても、無理を生じることなく容易にジャム処理を行うことができる。この結果、ジャム処理により、搬送ローラ部2sを含む周辺機構に悪影響を及ぼす弊害を排除できるとともに、迅速かつ能率的なジャム処理を行うことができる。
(2) 他方のローラ3sの一側3spを、一方のローラ4sに対して離間変位させるに際し、一方のローラ4sの回動操作により変位させるため、離間変位した他方のローラ3sを元の位置に復帰させる際には、搬送ローラ部2sの通常動作により、いわば自動で復帰させることが可能となる。この結果、離間変位を解除する別途の機構が不要、即ち、追加部品が不要になるため、サイズアップを招くことなく、容易かつ低コストに実施できる。
(3) 好適な態様により、用紙Pとして、350〔gsm〕以上,又は厚さ0.3〔mm〕以上の厚紙Psを適用可能にすれば、特に腰の強い厚紙Psを使用した際におけるジャム処理対応にも適用できるため、より望ましい効果を確保できる最適な形態として実施できる。
(4) 好適な態様により、ローラ操作機構部5を構成するに際し、一方のローラ4sの回動変位が入力するトルクリミッタ11と、このトルクリミッタ11に対して一体に設けたリリースカム部12と、トルクリミッタ11の回動変位が入力して接続される第一ワンウェイクラッチ13と、他方のローラ3sに設け、かつリリースカム部12が係合可能な係合従部14と、離間変位した位置Xrにリリースカム部12を保持するストッパ部15とを設けて構成すれば、構成部品となる、トルクリミッタ11,リリースカム部12及び第一ワンウェイクラッチ13は、一方のローラ4sの同軸上に配することができるとともに、係合従部14は、他方のローラ3sの同軸上に配することができるため、構成上の小型シンプル化を実現する観点から好適な形態として実施できる。
(5) 好適な態様により、係合従部14を係合ギア14gにより構成するとともに、リリースカム部12のカム面12fに、係合ギア14gに噛合可能なギア部12gを形成すれば、他方のローラ3sの離間変位及びこの離間変位の解除は、ギア部12gと係合ギア14gの噛合により行うことができるため、より確実かつ安定した、離間変位及び離間変位の解除、更にはジャム処理を行うことができる。
(6) 好適な態様により、ローラ操作部6を構成するに際し、一方のローラ4sの回動変位が入力して接続される第二ワンウェイクラッチ16と、この第二ワンウェイクラッチ16に対して一体に設けた操作ノブ17を設けて構成すれば、ローラ操作部6を一方のローラ4sの一側に配し、かつ前述したローラ操作機構部5を当該一方のローラ4sの他側に配することができるため、これらを組合わせて構成する際の小型シンプル化を図る観点から最適な形態として実施できる。
(7) 好適な態様により、一方のローラ4sに、下側に配したドライブローラを適用すれば、搬送ローラ部2sの通常動作、即ち、ドライブローラの通常動作により、離間変位した他方のローラ3sを自動で元の位置に復帰させる機能を実現できるなど、一方のローラ4sを選定する観点から最適な形態として実施できる。
(8) 好適な態様により、他方のローラ3sに、上側に配したピンチローラを適用すれば、空転ローラとなる他方のローラ3sの一側3spを昇降変位させることができるため、構造の簡略化,動作の確実化及び安定化を図ることができるなど、他方のローラ3sを選定する観点から最適な形態として実施できる。
(9) 好適な態様により、他方のローラ3sを、上方変位可能に支持し、かつ下方へ弾性手段19により付勢する支持機構部18により支持するようにすれば、通常のピンチローラに付随する機構(機能)を、本発明における他方のローラ3sに対する復帰機能、即ち、離間変位した他方のローラ3sを元の位置に復帰させる機能に、そのまま又は一部仕様の変更程度により兼用させることができるため、追加部品が不要になり、サイズアップを招くことなく、容易かつ低コストに実施できる。
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