特許7160653IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

用紙搬送路に沿って所定間隔おきに配した上下一対の搬送ローラ部により用紙の搬送を行うプリンタの用紙搬送機構

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、上述した従来におけるプリンタ(画像形成装置)は、次のような問題点があった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、上述した課題を解決するため、用紙搬送路Rに沿って所定間隔おきに配した上下一対のローラ3…,4…を有する搬送ローラ部2…により用紙Pを搬送するプリンタMの用紙搬送機構1を構成するに際して、ジャム処理の対象となる搬送ローラ部2sにおける一方のローラ4sの回動変位により、他方のローラ3sの左右方向における一側3spのみを、当該回動変位の伝達により一方のローラ4sから離間変位可能なローラ変・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

このような構成を有する本発明に係るプリンタの用紙搬送機構1によれば、次のような顕著な効果を奏する。

(1) ジャム処理の対象となる搬送ローラ部2sにおける一方のローラ4sの回動変位により、他方のローラ3sの左右方向における一側3spのみを、当該回動変位の伝達により一方のローラ4sから離間変位可能なローラ変位機構部5と、一方のローラ4sを回動操作可能なローラ操作部6とを有するジャム処理機構部7を備えるため、特に腰の強い厚紙Psのプリント時においてジャムが発生した場合であっても、無理を生じることなく容易にジャム処理を行うことができる。この結果、ジャム処理により、搬送ローラ部2sを含む周辺機構に悪影響を及ぼす弊害を排除できるとともに、迅速かつ能率的なジャム処理を行うことができる。

(2) 他方のローラ3sの一側3spを、一方のローラ4sに対して離間変位させるに際し、一方のローラ4sの回動操作により変位させるため、離間変位した他方のローラ3sを元の位置に復帰させる際には、搬送ローラ部2sの通常動作により、いわば自動で復帰させることが可能となる。この結果、離間変位を解除する別途の機構が不要、即ち、追加部品が不要になるため、サイズアップを招くことなく、容易かつ低コストに実施できる。

(3) 好適な態様により、用紙Pとして、350〔gsm〕以上,又は厚さ0.3〔mm〕以上の厚紙Psを適用可能にすれば、特に腰の強い厚紙Psを使用した際におけるジャム処理対応にも適用できるため、より望ましい効果を確保できる最適な形態として実施できる。

(4) 好適な態様により、ローラ操作機構部5を構成するに際し、一方のローラ4sの回動変位が入力するトルクリミッタ11と、このトルクリミッタ11に対して一体に設けたリリースカム部12と、トルクリミッタ11の回動変位が入力して接続される第一ワンウェイクラッチ13と、他方のローラ3sに設け、かつリリースカム部12が係合可能な係合従部14と、離間変位した位置Xrにリリースカム部12を保持するストッパ部15とを設けて構成すれば、構成部品となる、トルクリミッタ11,リリースカム部12及び第一ワンウェイクラッチ13は、一方のローラ4sの同軸上に配することができるとともに、係合従部14は、他方のローラ3sの同軸上に配することができるため、構成上の小型シンプル化を実現する観点から好適な形態として実施できる。

(5) 好適な態様により、係合従部14を係合ギア14gにより構成するとともに、リリースカム部12のカム面12fに、係合ギア14gに噛合可能なギア部12gを形成すれば、他方のローラ3sの離間変位及びこの離間変位の解除は、ギア部12gと係合ギア14gの噛合により行うことができるため、より確実かつ安定した、離間変位及び離間変位の解除、更にはジャム処理を行うことができる。

(6) 好適な態様により、ローラ操作部6を構成するに際し、一方のローラ4sの回動変位が入力して接続される第二ワンウェイクラッチ16と、この第二ワンウェイクラッチ16に対して一体に設けた操作ノブ17を設けて構成すれば、ローラ操作部6を一方のローラ4sの一側に配し、かつ前述したローラ操作機構部5を当該一方のローラ4sの他側に配することができるため、これらを組合わせて構成する際の小型シンプル化を図る観点から最適な形態として実施できる。

(7) 好適な態様により、一方のローラ4sに、下側に配したドライブローラを適用すれば、搬送ローラ部2sの通常動作、即ち、ドライブローラの通常動作により、離間変位した他方のローラ3sを自動で元の位置に復帰させる機能を実現できるなど、一方のローラ4sを選定する観点から最適な形態として実施できる。

(8) 好適な態様により、他方のローラ3sに、上側に配したピンチローラを適用すれば、空転ローラとなる他方のローラ3sの一側3spを昇降変位させることができるため、構造の簡略化,動作の確実化及び安定化を図ることができるなど、他方のローラ3sを選定する観点から最適な形態として実施できる。

(9) 好適な態様により、他方のローラ3sを、上方変位可能に支持し、かつ下方へ弾性手段19により付勢する支持機構部18により支持するようにすれば、通常のピンチローラに付随する機構(機能)を、本発明における他方のローラ3sに対する復帰機能、即ち、離間変位した他方のローラ3sを元の位置に復帰させる機能に、そのまま又は一部仕様の変更程度により兼用させることができるため、追加部品が不要になり、サイズアップを招くことなく、容易かつ低コストに実施できる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の好適用紙搬送機構に備える搬送ローラ部の他方のローラを離間位置に変位させた状態の一部断面を含む正面図、
【図2】 同用紙搬送機構に備える搬送ローラ部の他方のローラを離間位置に変位させた状態の側面図、
【図3】 同用紙搬送機構のジャム処理時における平面図、
【図4】 同用紙搬送機構のジャム処理時における側面断面図、
【図5】 同用紙搬送機構の正常動作時における平面図、
【図6】 同用紙搬送機構を備えるプリンタの一例を示す概要図、
【図7】 同用紙搬送機構のジャム処理時における各部の動作を説明するためのフローチャート、
【図8】 同用紙搬送機構の正常動作時における一部断面を含む正面図、
【図9】 同用紙搬送機構の正常動作時における一部断面を含む側面図、
【図10】 同用紙搬送機構のジャム処理時における一部断面を含む正面図、
【図11】 同用紙搬送機構のジャム処理時における一部断面を含む側面図、

代表図 図1本件の代表的な図

1:用紙搬送機構,2…:搬送ローラ部,2s:搬送ローラ部,3…:ローラ,3s:他方のローラ(上ローラ),3sp:他方のローラの左右方向における一側,4…:ローラ,4s:一方のローラ(下ローラ),5:ローラ変位機構部,6:ローラ操作部,7:ジャム処理機構部,11:トルクリミッタ,12:リリースカム部,12f:カム面,12g:ギア部,13:第一ワンウェイクラッチ,14:係合従部,14g:係合ギア,15:ストッパ部,16:第二ワンウェイクラッチ,17:操作ノブ,18:支持機構部,19:弾性手段,R:用紙搬送路,P:用紙,Ps:厚紙,M:プリンタ,Ff:搬送方向,Xr:位置

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