(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-17
(45)【発行日】2022-10-25
(54)【発明の名称】RFID改良型取付装置
(51)【国際特許分類】
G06K 19/077 20060101AFI20221018BHJP
G09F 3/06 20060101ALI20221018BHJP
G09F 3/00 20060101ALI20221018BHJP
F16B 2/08 20060101ALI20221018BHJP
【FI】
G06K19/077 220
G09F3/06
G09F3/00 M
F16B2/08 C
F16B2/08 G
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019019667
(22)【出願日】2019-02-06
【審査請求日】2022-01-20
(32)【優先日】2018-02-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519043073
【氏名又は名称】マイケル・ピー・フェネル
(74)【代理人】
【識別番号】100121784
【氏名又は名称】山田 稔
(72)【発明者】
【氏名】マイケル・ピー・フェネル
【審査官】三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】特表2011-502648(JP,A)
【文献】特開2007-292796(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0249543(US,A1)
【文献】特表2008-538423(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 19/00-19/18
G06K 17/00
G09F 3/00-3/06
F16B 2/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部空間を画成して、台形断面、第1の端部、および対向する第2の端部を備え、そして前記第1の端部から前記第2の端部までそれを通って伸びる開口を含むように形成されるハウジングと、
前記開口内に配置される第1の複数の係止歯と、
前記開口内に配置される第2の複数の係止歯と、
第1の端部と、これに対向する第2の端部とを有し、前記第1の端部が前記ハウジングに取り付けられると共に、牽引タグが前記第2の端部に取り付けられた可撓性織物ストラップと、
前記ハウジングが具備する第1のアセンブリまたは第2のアセンブリの下部に取り付けられ、または、封じ込められている高周波識別チップ(RFIDチップ)と、
を備えるRFID改良型取付装置。
【請求項2】
前記第1のアセンブリおよび前記第2のアセンブリは、それぞれ、下部、前記下部から外向きに伸びる第1のリップ、前記下部から外向きに伸びる対向する第2のリップ、前記下部から外向きに伸びて前記第1のリップの第1の端部および前記第2のリップの第1の端部に接続する第1の側壁、前記下部から外向きに伸びて前記第1のリップの第2の端部および前記第2のリップの第2の端部に接続する第2の側壁、および前記下部から外向きに伸びる前記複数の係止歯を備え、そこにおいて、前記複数の係止歯は、前記第1のリップ、前記第2のリップ、前記第1の
側壁、および前記第2の
側壁の間に配置されて、
そこにおいて、
前記第1の側壁および前記第2の側壁は、第1の高さを有し、そこで前記第1の側壁および前記第2の側壁は前記第1のリップに取り付けられ、
前記第1の側壁および前記第2の側壁は、第2の高さを有し、そこで前記第1の側壁および前記第2の側壁は前記第2のリップに取り付けられ、
前記第1の複数の係止歯の各々および前記第2の複数の係止歯の各々は、第3の高さを有し、
前記第3の高さは、
前記第1の高さより小さく、
前記第3の高さは、前記第2の高さより小さく、そして
前記第1のアセンブリは、前記第2のアセンブリに取り付けられて、前記ハウジングを形成する請求項1に記載のRFID改良型取付装置。
【請求項3】
各第1のリップおよび各第2のリップは、第4の高さを有し、そして前記第1の高さ、前記第2の高さ、および前記第3の高さは、前記第4の高さより大きい
請求項2に記載のRFID改良型取付装置。
【請求項4】
前記可撓性織物ストラップは、第1の部分および第2の部分からさらに成り、
前記第1の部分は、第1の表面、対向する第2の表面、前記ハウジングに取り付けられる第1の端部、および対向する第2の端部を備え、そこにおいて、第1の複数のループ型締着具は前記第1の表面に配置され、
前記第2の部分は、第1の表面、対向する第2の表面、第1の端部、および前記牽引タグに取り付けられる対向する第2の端部を備え、そして
前記第1の部分の前記第2の端部は、前記第2の部分の前記第1の端部に取り付けられて、前記可撓性織物ストラップを形成する請求項1に記載のRFID改良型取付装置。
【請求項5】
前記RFIDチップは、
前記ハウジングが具備する第1のアセンブリまたは第2のアセンブリの下部に替えて、前記第1の部分の前記第2の端部と前記第2の部分の前記第1の端部の間に埋め込まれる
請求項4に記載のRFID改良型取付装置。
【請求項6】
前記第2の部分の前記第2の表面に配置される第2の複数のループ型締着具をさらに備える請求項4に記載のRFID改良型取付装置。
【請求項7】
前記可撓性織物ストラップの前記第2の端部は、前記開口の前記第1の端部に挿入されて、前記開口を通って第1の方向に、そして前記開口の前記第2の端部を通って前記ハウジングから外向きに移動することができて、
前記開口に挿入して第1の方向に通った後に、前記第1の複数のループ型締着具が前記複数の係止歯に係合するときに、前記可撓性
織物ストラップは、
第1の方向と180度反対の第2の方向に前記開口を通って後方へ移動することができない
請求項6に記載のRFID改良型取付装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2007年11月6日に出願された特許文献1の利益およびそれに対する優先権を主張した、2008年11月6日に出願された特許文献2の国内段階エントリである、2010年9月13日に出願された特許文献3(現在特許文献4)の継続出願である、2013年12月30日に出願された特許文献5(現在特許文献6)の継続出願である、2016年5月31日に出願された特許文献7の一部継続出願であり、その内容全体を参照によって本願明細書に引用したものとする。
【0002】
本技術開示は、取付装置およびその取付装置を形成する方法に関する。ある実施形態では、本発明はケーブル用の取付装置に関する。
【背景技術】
【0003】
複数の可撓性ループ型締着具を表面の1つに,そして複数の可撓性フック型締着具を他の表面に配置することによって、第1の表面を第2の表面に取り外し可能に取り付けることは、公知技術である。嵌合されるときに、複数の可撓性フック型締着具は、第1の表面を第2の表面に取り外し可能に固着するために、複数の可撓性ループ型締着具と係合する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】米国仮特許出願第60/985,881号明細書
【文献】国際出願PCT/US2008/082685号明細書
【文献】米国非仮特許出願第12/741,821号明細書
【文献】米国特許第8,615,854号明細書
【文献】米国特許出願第14/143,819号明細書
【文献】米国特許第9,351,541号明細書
【文献】米国仮特許出願第15,169,443号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電気通信、電子機器、映画撮影、および放送などの業界において、様々な種類の締着具およびタイによるケーブルの構成は重要である。ケーブルを確実に且つ急速に識別し、追跡し、そして分類できることもまた、これらの業界において重要である。例えば、何万ものケーブルが、映画撮影および放送業界において毎日利用される。いろいろな器材は、いろいろな種類のケーブルを必要とする。専門のカメラおよび照明賃貸施設、映画スタジオ、スポーツおよび音楽イベント、ならびに放送局の従業員は、毎日多くのいろいろな種類のケーブルをほどき、そして再び巻く。しばしば、それらのケーブルのいくつかは、非常に拡張的である。従って、ケーブルを識別し、追跡し、そして分類する有効なシステムを備えることが重要である。
【0006】
本開示は、類似の参照番号が類似の要素を示すために用いられる図面に関連して行われる以下の詳細な説明の読み込みからより良く理解される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図3A】
図1の取付装置を形成するために用いるサブアセンブリを示す。
【
図3B】
図1の取付装置を形成するために互いに取り付けられる
図3Aのサブアセンブリの2つを示す。
【
図3D】出願人の堅い係止歯の第1の実施形態を示す。
【
図3E】出願人の堅い係止歯の第2の実施形態を示す。
【
図3F】出願人の堅い係止歯の第3の実施形態を示す。
【
図3H】出願人の堅い係止歯の第4の実施形態を示す。
【
図4A】第1の配向に配置される複数の出願人の堅い係止歯の透視図である。
【
図4B】
図4Aに示される複数の出願人の堅い係止歯の第1の上面図である。
【
図4C】
図4Aに示される複数の出願人の堅い係止歯の第2の上面図である。
【
図5A】第2の配向に配置される複数の出願人の堅い係止歯の第1の上面図である。
【
図5B】
図5Aの配向に配置される出願人の堅い係止歯の4つの上面図である。
【
図5C】同じ列の2つの隣接する堅い係止歯の長い軸の交差により形成される角度を示し、そこにおいて、それらの堅い係止歯は
図5Aの配向に配置される。
【
図5D】
図5Aに示される複数の出願人の堅い係止歯の第2の上面図である。
【
図6A】第3の配向に配置される複数の出願人の堅い係止歯の第1の上面図である。
【
図6B】
図6Aに示される複数の堅い係止歯の第2の上面図である。
【
図7A】第4の配向に配置される出願人の堅い係止歯の斜視図である。
【
図7B】
図7Aの配向に配置される複数の出願人の堅い係止歯の第1の上面図である。
【
図7C】
図7Aに示される複数の堅い係止歯の第2の上面図である。
【
図8A】第5の配向に配置される複数の出願人の堅い係止歯の第1の上面図である。
【
図8B】
図8Aに示される複数の堅い係止歯の第2の上面図である。
【
図9A】第6の配向に配置される複数の出願人の堅い係止歯の第1の上面図である。
【
図9B】
図9Aに示される複数の堅い係止歯の第2の上面図である。
【
図10A-10C】高周波識別(RFID)改良型装置の実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示は、図を参照して以下の説明の好ましい実施形態で説明されている。そこでは類似の番号は類似の要素を示す。「一実施形態」、「実施形態」、または類似の言葉に対する本明細書の全体にわたる参照は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書の全体にわたるフレーズ「一実施形態において、」、「実施形態において、」、および類似の言葉の出現は、同じ実施形態に全て関連することがありえるが、必ずしもそうであるわけではない。
【0009】
本開示の記載されている特徴、構造、または特性は、1つ以上の実施形態においていかなる好適な方法でも組み合わせることができる。以下の説明では、多数の具体的な詳細が、本開示の実施形態の完全な理解を提供するために詳述される。しかしながら、当業者は、本開示が具体的な詳細の1つ以上なしで、または他の方法、構成要素、材料等により実践されることができると認識する。他の例において、周知の構造、材料、または操作は、本発明の態様を不明瞭にすることを回避するために、詳細に示されないかまたは説明されない。
【0010】
ここで
図1および2を参照すると、取付装置100は、サブアセンブリ102Aおよびサブアセンブリ102Bから成るハウジングを備えて、それを通って伸びる開口106を含むように形成される。
図1の例示の実施形態において、可撓性ストラップ200は、ケーブル230周辺に部分的に配置されて、そこにおいて、可撓性ストラップ200の第1の端部210は、開口106の第1の端部101に挿入され、開口106を通って移動して、開口106の第2の端部103を通って外向きに移動した。同様に、可撓性ストラップ200の第2の端部220は、開口106の第1の端部101に挿入され、開口106を通って移動して、開口106の第2の端部103を通って外向きに移動した。
【0011】
図1の例示の実施形態において、第1の複数の堅い係止歯104Aは、サブアセンブリ102Aに形成されて、第2の複数の堅い係止歯104Bは、サブアセンブリ102Bに形成される。
【0012】
図2は、取付アセンブリ100、可撓性ストラップ200、およびケーブル230の斜視図を示す。
【0013】
図3A、3B、および3Cを参照すると、各サブアセンブリ102は、第1のリップ110、対向する第2のリップ140を備えるU字形ハウジングを備える。各サブアセンブリ110は、さらに、第1のリップ110の第1の端部と第2のリップ140の第1の端部を相互接続する第1の側壁120、および第1のリップ110の第2の端部と第2のリップ140の第2の端部を相互接続する第2の側壁130を備える。下部150は、第1のリップ110、第2のリップ140、第1の側部120、および第2の側部130を相互接続する。複数の係止歯104は下部150から外向きに伸びる。
【0014】
側壁120および側壁130は、それぞれ、側壁120および側壁130が第1のリップ110に各々連結する高さ122(
図3A)、ならびに側壁120および側壁130が第2のリップ140に各々連結する高さ124(
図3A)を備える。
【0015】
ある実施形態では、高さ122は高さ124より大きい。これらの実施形態では、側壁120および130は台形状から成る。ある実施形態では、側壁120、第1のリップ110、側壁130、および第2のリップ140は、例えば、射出成形によって一体的に形成される。ある実施形態では、側壁120、第1のリップ110、側壁130、第2のリップ140、下部150、および複数の係止歯104は、例えば、射出成形によって一体的に形成される。
【0016】
各第1のリップおよび各第2のリップは、高さ170を有するように形成される。複数の係止歯104の各々は、高さ160を有するように形成される。ある実施形態では、高さ170は高さ160より大きい。ある実施形態では、高さ160は高さ170より大きい。
【0017】
ある実施形態では、複数の堅い係止歯は、1つ以上の金属から形成される。ある実施形態では、複数の堅い係止歯は、1つ以上のセラミック材料から形成される。ある実施形態では、複数の堅い係止歯は、ナイロン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、およびそれらの組み合せから成る群から選択されるポリマー材料から形成される。ある実施形態では、取付サブアセンブリ102は、ナイロン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレンおよびそれらの組み合せから成る群から選択されるポリマー材料から一体型ユニットとして形成される。
【0018】
図3Cは、取付装置100の断面図であり、そして第1のサブアセンブリ102Aの下部150Aに配置される、第1の複数の堅い係止歯220、230、240、および250を示す。堅い係止歯220は、傾斜した側部分222および握持端224を含むように形成される。同様に、堅い係止歯230、240、および250は、それぞれ、傾斜した側部分232、242、および252を含むように形成される。堅い係止歯220、230、240、および250は、それぞれ、握持端224、234、244、および254を含むようにさらに形成される。
【0019】
図3Cは、第2のサブアセンブリ102Bの下部150Bに配置される、第2の複数の堅い係止歯260、270、280、および290をさらに示す。堅い係止歯260、270、280、および290は、それぞれ、傾斜した側部分262、272、282、および292を含むように形成される。堅い係止歯260、270、280、および290は、それぞれ、握持端264、274、284、および294を含むようにさらに形成される。
【0020】
例えば、可撓性ストラップ200のような、そしてそれに限定されず、布材は、非取付方向380に堅い係止歯220、230、240、250、260、270、280、および290を横切って摺動し、そこにおいて、その織物は、その堅い係止歯の握持端に接触する前に堅い係止歯の傾斜した側部分を横切る。布材は、しかしながら、逆であるか、または取付方向390に堅い係止歯220、230、240、250、260、270、280、および290を横切って摺動しない。むしろ力が取付方向390に沿って織物に印加されるときに、織物の部分は、握持端224、234、244、254、264、274、284、および294に係合し、それによって、取付方向に沿っての織物の移動を防止する。
【0021】
布材が係止歯握持端224、234、244、および254と接触して表面に配置される複数の可撓性ループ型締着具を備える実施形態において、握持端は、それらの可撓性ループ型締着具に係合し、それによって、取付方向の織物の移動を防止する。同様に、布材が係止歯握持端264、274、284、および294と接触して表面に配置される複数の可撓性ループ型締着具を備える実施形態において、握持端は、それらの可撓性ループ型締着具に係合し、それによって、取付方向の織物の移動を防止する。
【0022】
ここで
図3Bを参照すると、出願人の取付装置100は、第1の取付サブアセンブリ102Aの側壁120Aの上部を第2の取付サブアセンブリ102Bの側壁130Bの上部に取り付けることによって、そして第1の取付サブアセンブリ102Aの側壁130Aの上部を第2の取付サブアセンブリ102Bの側壁120Bの上部に取り付けることによって形成される。側壁120および130の第1の端部の高さ122は、それぞれ、複数の係止歯の高さ160と第1および第2のリップ110および140の高さ170の両方より大きい。加えて、側壁120および130の第2の端部の高さ124は、それぞれ、複数の係止歯の高さ160と第1および第2のリップ110および140の高さ170の両方より大きい。その結果、アセンブリ102Aがアセンブリ102Bに取り付けられるときに、開口106(
図1)は形成されて、第1のリップ110Aおよび110Bにより画成される第1の端部から取付装置100を通って第2のリップ140Aおよび140Bにより画成される第2の端部まで伸びる。
【0023】
ある実施形態では、出願人の取付装置100は、台形断面、第1の側部、および対向する第2の側部から成り、そして第1の側部からそれを通って第2の側部まで伸びる開口106(
図1)を含むように形成される。ある実施形態では、開口は4つの壁により画成される。
【0024】
可撓性ストラップ200の端は、開口106の第1の端部101に挿入することができて、前記開口を通って第1の方向に、そしてそこから開口106の第2の端部103を通って外向きに移動できる。開口へ挿入し第1の方向に通った後、可撓性ストラップは、第2の180度反対方向に開口を通って後方へ移動することができない。
【0025】
ある実施形態では、可撓性ストラップ200は織物から成る。「織物」によって、出願人は、天然および/または合成繊維を織るか、フェルト地にするか、編むか、または鉤針編みにすることよって形成される可撓性材料を意味する。ある実施形態では、可撓性ストラップ200はナイロンの織物から成る。ある実施形態では、可撓性ストラップ200は綿またはポリエステルの織物から成る。
【0026】
図2の例示の実施形態において、複数の可撓性ループ型締着具108(
図1)は表面202に配置した。そうすると、複数のループ型締着具108は、第1の複数の係止歯104Aおよび第2の複数の係止歯104Bの両方と接触している。出願人は、可撓性ストラップ200が取付装置100を通って伸びる、開口106のような密閉チャネルに閉じ込められるときに、取り付けは極めて強いとわかった。
【0027】
図10A~10Cの例示の実施形態において、可撓性ストラップ200は、第1の部分203、第2の部分204、および牽引タグ206からさらに成る。さらに、第1の部分203は、第1の端部210、対向する第2の端部211、第1の表面202、および対向する第2の表面205から成る。同様に、第2の部分204は、第1の端部207、対向する第2の端部220、第1の表面208、および対向する表面209から成る。この実施形態において、第1の部分203は、第1の部分203の第2の端部211および第2の部分204の第1の端部207を経て第2の部分204に取り付けられる。例えば、そして限定されるものではないが、部分203および204の端部は、接着剤、裁縫、ステッチ、超音波溶接、および他の周知の技術方法によって一緒に取り付けられる。
【0028】
さらに、
図10A~10Cの例示の実施形態で、可撓性ストラップ200の第1の端部210は、サブアセンブリ102Bに取り付けられる。複数の可撓性ループ型締着具108は、第1の部分203の第1の表面202に配置されている。第1の部分203の第2の表面205および第2の表面204の第1の表面208は、いかなる可撓性ループ型締着具も有しない。さらに、実施形態によっては、第2のタイプの可撓性ループ型締着具は、第2の部分204の第2の表面209に配置されている。この第2のタイプの可撓性ループ型締着具は、可撓性ループ型締着具108と異なる。ユーザが開口106(
図1)を通して牽引タグ206をループ化するときに、第2のタイプの可撓性ループ型締着具は、可撓性ストラップ200の移動を防止するために係止歯の握持端に係合することができない。第2の部分204が開口106を通して引っ張られて、第1の部分203が開口106を通して入っているときに、複数のループ型締着具108が配置されている表面202は、係止歯の握持端に係合して、180度反対の方向への可撓性ストラップ200の移動を防止する。表面209の第2のタイプの可撓性ループ型締着具は、表面202の可撓性ループ型締着具108に取り外し可能に取り付けることができる。
【0029】
ある実施形態では、可撓性ストラップ200の第1の端部210は、開口106(
図1)の第1の端部101(
図2B、2C)に挿入されて、開口106を通して方向380(
図3C)に、そして開口106(
図1)の第2の端部103(
図2B、2C)を通して外側に移動できる。開口106(
図1)へ挿入し第1の方向380(
図3C)に通った後、第1の端部210は、第2の方向390(
図3C)に開口106を通して後方へ移動することができない。
【0030】
ある実施形態では、可撓性ストラップ210の第2の端部220は、開口106(
図1)の第1の端部101(
図2B、2C)に挿入されて、開口106を通して方向380(
図3C)に、そして開口106(
図1)の第2の端部103(
図2B、2C)を通して外側に移動できる。開口106(
図1)へ挿入し第1の方向380(
図3C)に通った後、可撓性の第2の端部220は、第2の方向390(
図3C)に開口106を通して後方へ移動することができない。
【0031】
ある実施形態では、出願人の堅い係止歯の1つ以上は、矩形ベース、前記矩形ベースの第1の端部に取り付けられてそこから外向きに伸びる第1の矩形の表面、および前記矩形ベースの対向端に取り付けられてそこから外向きに伸びる第2の矩形の表面から成り、そこにおいて、第1の矩形の表面の末端は、前記第2の矩形の表面の末端に取り付けられて、握持端を形成する。例えば、そしてここで
図3Dを参照して、ある実施形態で、出願人の取付装置は、1つ以上の係止歯300を備える。堅い係止歯300は5面構造の第1の実施形態から成る。
【0032】
ここで
図3Eを参照すると、ある実施形態で、出願人の取付装置は、1つ以上の係止歯302を備える。堅い係止歯302は5面構造の第2の実施形態から成る。
【0033】
堅い係止歯300および302は、矩形ベース310、矩形ベース310の第1の端部314に取り付けられてそこから外向きに伸びる第1の矩形の表面320、矩形ベース310の第2の端部318に取り付けられてそこから外向きに伸びる第2の矩形の表面340を備え、そこにおいて、第1の矩形の表面の末端は、前記第2の矩形の表面の末端に取り付けられて、握持端324を形成する。
【0034】
堅い係止歯300に関して、矩形ベース310と結合する第1の矩形の表面320は、約90度の内部上反角を画成する。堅い係止歯302に関して、矩形ベース310と結合する第1の矩形の表面320は、90度より大きい内部上反角Φを画成する。ある実施形態では、Φは約110度である。ある実施形態では、Φは約120度である。
【0035】
ここで
図3Fを参照すると、ある実施形態では、出願人の取付装置は、1つ以上の堅い係止歯304を備える。堅い係止歯304は、6面構造の第1の実施形態から成る。ここで
図3Hを参照すると、ある実施形態では、出願人の取付装置は、1つ以上の堅い係止歯306を備える。堅い係止歯306は、6面構造の第2の実施形態から成る。
【0036】
ある実施形態では、出願人の取付装置は、0以上の堅い係止歯306と結合して、0以上の堅い係止歯304と結合して、0以上の堅い係止歯302と結合して、0以上の堅い係止歯300を備える。
【0037】
図3Fは、出願人の堅い係止歯304を示す。堅い係止歯304に関して記載されている、長さ、幅、高さ、および軸は、堅い係止歯300、302、および306にも適用される。ベース310は、辺312、314、316、および318により画成される矩形の形状から成る。ベース310は、長さ372と幅382とを備える。ある実施形態では、長さ372は、約0.0002mm~約5.0mmである。ある実施形態では、幅382は、約0.0001mm~約2.5mmである。
【0038】
辺314、322、324、および326により画成される矩形の側面320は、ベース310の端314に取り付けられて、そこから上方へ伸びる。
図3Aの例示の実施形態において、側面320およびベース310は、約90度の上反角を形成するために交差する。側面320は、高さ375と幅382とを有する。
【0039】
ある実施形態では、高さ375は、約0.0001mm~約5mmである。ある実施形態では、高さ375は約0.0001mmである。ある実施形態では、高さ375は約0.001mmである。ある実施形態では、高さ375は約0.01mmである。ある実施形態では、高さ375は約0.1mmである。ある実施形態では、高さ375は約1mmである。
【0040】
辺318、332、334、および336により画成される矩形の側面330は、ベース310の端318に取り付けられて、そこから上方へ伸びる。
図3Fの例示の実施形態において、側面330およびベース310は、約90度の上反角を形成するために交差する。側面330は、高さ385と幅382とを有する。ある実施形態では、高さ385は、約0mm~約2.0mmである。
【0041】
当業者に公知であるように、高さ385が0mmである場合に、堅い係止歯304は堅い係止歯300になる。高さ385が0mmである場合に、辺336と318は同一であり、そして上部部分340はベース部分310と交差する。
図3A~3Bに記載されている寸法および軸は、堅い係止歯300および堅い係止歯305の両方にもあてはまる。
【0042】
側面320および330には対向する関係があり、そこにおいて、高さ320は高さ330より大きい。高さ385が0より大きい特定の実施形態において、高さ385に対する高さ375の比は、約2:1~約6:1である。
【0043】
上部340は矩形の形状から成り、そして辺324、342、336、および344により画成される。上部340は幅382を有する。ここで
図3Aおよび3Dを参照すると、側面350は、2つの平行辺326および334を有する四辺形の形状から成り、そして辺312、326、334、および344により画成される。ここで
図3Aおよび3Eを参照すると、側面360は、2つの平行辺322および332を有する四辺形の形状から成り、そして辺316、322、332、および342により画成される。
【0044】
ここで
図3Gを参照すると、堅い係止歯300は、ベース210の第1の中心線から成る長い軸390を備え、そこにおいて、その長い軸390は、長辺312および316と平行であり、そして短辺314および318を二分する。堅い係止歯300は、ベース210の第2の中心線から成る短い軸395をさらに備え、そこにおいて、その短い軸395は、短辺314および318と平行であり、そして長辺312および316を二分する。
【0045】
図3Eおよび3Hは、出願人の堅い係止歯302および306を示す。
【0046】
一般の事項として、いかなる所与の複数の堅い係止歯104にも配置される個々の堅い係止歯は、行と列のパターンに配置される。出願人の発明の様々な実施形態において、この種の行と列に配置される個々の堅い係止歯の配向は異なる。これらの様々な配向は、同じ行の隣接する堅い係止歯の長い軸390(
図3G)と短い軸395(
図3G)の関係、および同じ列の隣接する堅い係止歯の長い軸390と短い軸395の関係に関して本願明細書に説明される。
【0047】
軸が「整列配置されている」ことの本願明細書における参照は、それらの軸が同軸および/または平行である、すなわち互いに重なることを意味する。整列配置されないとして本願明細書に記載されている軸は、同軸ではなく、すなわち重ならない。配向400(
図4A)および700(
図7A)において、同じ行に配置される隣接する堅い係止歯の長い軸は、整列配置される。配向500、600、800、および900において、同じ行に配置される隣接する堅い係止歯の長い軸は、整列配置されない。配向400、500、700、および800において、同じ列に配置される隣接する堅い係止歯の長い軸は、平行である。配向600および900において、同じ列に配置される隣接する堅い係止歯の長い軸は平行でない。
【0048】
配向400において、同じ列に配置される隣接する堅い係止歯の短い軸は、整列配置される。配向500、600、700、800、および900において、同じ列に配置される隣接する堅い係止歯の短い軸は、整列配置されない。
【0049】
図4Aは、複数の出願人の堅い係止歯、例えば複数の堅い係止歯104の一部を示し、そこにおいて、その複数の堅い係止歯は配向400を備える。ある実施形態では、
図4Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300から成る。ある実施形態では、
図4Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯302から成る。ある実施形態では、
図4Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯304から成る。ある実施形態では、
図4Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯306から成る。ある実施形態では、
図4Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300、堅い係止歯302、堅い係止歯304、および堅い係止歯306から成る群から選択される。
【0050】
図4Aの例示の実施形態において、複数の堅い係止歯は、行と列、すなわち、行1、2、3、および4と列1、2、3、および4に配置される。
図4Aの例示の実施形態において、例えば、堅い係止歯1,1は、行1且つ列1に配置されている。明確にするため、
図4Aは、合計16の堅い係止歯を示す。実際の実施態様において、出願人の複数の堅い係止歯104は、平方インチ当たり、約100~約10,000の個別の堅い係止歯から成る。
【0051】
図4Bおよび4Cは、
図4Aに示される配向400の上面図から成る。ここで
図4Bを参照すると、行1から成る堅い係止歯は、間隔402によって行2から成る堅い係止歯から分離される。ある実施形態では、間隔402は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。「実質的に同じ」によって、出願人は、プラスマイナス10%内を意味する。他の実施態様において、間隔402は幅382より小さい。さらに他の実施例において、間隔402は幅382より大きい。
【0052】
同様に、行2と3は間隔404により分離されて、行3と行4は間隔406によって分離される。ある実施形態では、間隔404は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、間隔404は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔404は幅382より大きい。ある実施形態では、間隔406は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、間隔406は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔406は幅382より大きい。
【0053】
図4A、4B、および4Cに示される配向400において、行に配置されている各堅い係止歯の長い軸390は整列配置されて、列に配置されている各堅い係止歯の短い軸395は整列配置される。例えば、堅い係止歯1、1;1,2;1,3;および1,4;は、行1にそれぞれ配置されている。集められた長い軸450は、堅い係止歯1,1;1,2;1,3;および1,4;の各々の個別の長い軸390から成る。同様に、集積された長い軸460、470、および480は、それぞれ、行2、3、および4に配置されている各堅い係止歯の個別の長い軸390から成る。
【0054】
堅い係止歯1、1;2,1;3,1;および4,1;は、列1に配置されている。集められた短い軸410は、堅い係止歯1,1;2,1;3,1;および4,1;の各々の個別の短い軸395(
図3G)から成る。同様に、集められた短い軸420、430、および440は、それぞれ、列2、3、および4に配置されている各歯の個別の短い軸395から成る。
【0055】
図5Aは、複数の出願人の堅い係止歯の一部を示し、そこにおいて、その複数の堅い係止歯は配向500から成る。ある実施形態では、
図5Aに示される複数の堅い係止歯は、堅い係止歯300から成る。ある実施形態では、
図5Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯302から成る。ある実施形態では、
図5Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯304から成る。ある実施形態では、
図5Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯306から成る。ある実施形態では、
図5Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300、堅い係止歯302、堅い係止歯304、および堅い係止歯306から成る群から選択される。
【0056】
図5Aの例示の実施形態において、複数の堅い係止歯は、行と列、すなわち、行1、2、3、および4と列1、2、3、および4に配置される。
図5Aの例示の実施形態において、例えば、堅い係止歯1,1は、行1且つ列1に配置されている。明確にするため、
図5Aは合計16の堅い係止歯を示す。
【0057】
行1から成る堅い係止歯は、間隔502によって行2から成る堅い係止歯から分離される。ある実施形態では、間隔502は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。「実質的に同じ」によって、出願人は、プラスマイナス10%内を意味する。他の実施形態において、間隔502は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔502は幅382より大きい。
【0058】
同様に、行2および3は間隔504によって分離されて、行3および行4は間隔506によって分離される。ある実施形態では、間隔504は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、間隔504は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔504は幅382より大きい。ある実施形態では、間隔506は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、間隔506は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔506は幅382より大きい。
【0059】
図5Bは、配向500に配置されている堅い係止歯の1つの行の上面図を示す。配向500において、行に配置されている各堅い係止歯の個別の長い軸390(
図3G)は、整列配置されない。例えば、堅い係止歯1,1は長い軸515を含み、そして行1の隣接する堅い係止歯、すなわち堅い係止歯1,2は、長い軸525を含む。
図5Bおよび5Cが示すように、長い軸515と525は整列配置されない。むしろ、長い軸525は、長い軸515から第1のオフセット角度Φだけ偏位している。ある実施形態では、第1のオフセット角度Φは、約5度~約45度である。
【0060】
同様に、長い軸535は、長い軸525から第2のオフセット角度だけ偏位している。ある実施形態では、第2のオフセット角度は、約5度~約45度である。長い軸545は、長い軸535から第3のオフセット角度だけ偏位している。ある実施形態では、第3のオフセット角度は、約5度~約45度である。一般の事項として、配向500で、第jの行の第iの堅い係止歯の長い軸は、その第jの行の隣接する第(i+1)の堅い係止歯の長い軸から第iのオフセット角度だけ偏位している。
【0061】
5Aおよび5Dに示す配向500において、同じ行に配置されている隣接する堅い係止歯の長い軸390(
図3G)は整列配置されず、しかしながら、同じ列の堅い係止歯の長い軸は平行している。堅い係止歯1,4;2,4;3,4;および4,4は、全て列4に配置されて、それぞれ、長い軸510、520、530、および540を含む。
図5Dに示したように、長い軸510、520、530、および540は平行である。
【0062】
図6Aは、出願人の複数の堅い係止歯の一部を示し、そこにおいて、その複数の堅い係止歯は配向600から成る。ある実施形態では、
図6Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300から成る。ある実施形態では、
図6Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯302から成る。ある実施形態では、
図6Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯304から成る。ある実施形態では、
図6Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯306から成る。ある実施形態では、
図6Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300、堅い係止歯302、堅い係止歯304、および堅い係止歯306から成る群から選択される。
【0063】
図6Aの例示の実施形態において、複数の堅い係止歯は、行と列、すなわち、行1、2、3、および4と列1、2、3、および4に配置される。
図6Aの例示の実施形態において、例えば、堅い係止歯1、は、行1且つ列1に配置されている。明確にするため、
図6Aは、合計16の堅い係止歯を示す。実際の実施態様において、出願人の複数の堅い係止歯104は、約100~約10,000の個別の堅い係止歯から成る。
【0064】
行1から成る堅い係止歯は、最大間隔602によって行2から成る堅い係止歯から分離される。ある実施形態では、最大間隔602は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。「実質的に同じ」によって、出願人は、プラスマイナス20%内を意味する。他の実施形態において、最大間隔602は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、最大間隔602は幅382より大きい。
【0065】
同様に、行2および3は最大間隔604によって分離されて、行3および行4は最大間隔606によって分離される。ある実施形態では、最大間隔604は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、最大間隔604は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、最大間隔604は幅382より大きい。ある実施形態では、最大間隔606は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、最大間隔606は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、最大間隔606は幅382より大きい。
【0066】
図6Aおよび6Bに示される配向600において、同じ行に配置されている隣接する堅い係止歯の長い軸390(
図3G)は整列配置されない。さらに、同じ列の堅い係止歯の長い軸は平行ではない。堅い係止歯1,4;2,4;3,4;および4,4は、全て列4に配置されて、それぞれ、長い軸610、620、630、および640を含む。
図6Bに示したように、長い軸610は長い軸620と平行ではなく、長い軸620は長い軸630と平行ではなく、長い軸630は長い軸640と平行ではない。
【0067】
図7Aは、出願人の複数の堅い係止歯の一部を示し、そこにおいて、その複数の堅い係止歯は配向700から成る。ある実施形態では、
図7Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300から成る。ある実施形態では、
図7Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯302から成る。ある実施形態では、
図7Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯304から成る。ある実施形態では、
図7Aに示される複数の堅い係止歯の各々は堅い係止歯306から成る。
【0068】
ある実施形態では、
図7Bに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300、堅い係止歯302、堅い係止歯304、および堅い係止歯306から成る群から選択される。
図7Bの例示の実施形態において、配向700から成る複数の堅い係止歯は、行と列、すなわち、行1、2、3、および4と列1、2、3、および4に配置される。
図7Bの例示の実施形態において、例えば、堅い係止歯1,1は、行1且つ列1に配置されている。明確にするため、
図7Bは、合計16の堅い係止歯を示す。
【0069】
行1から成る堅い係止歯は、間隔702によって行2から成る堅い係止歯から分離される。ある実施形態では、間隔702は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。「実質的に同じ」によって、出願人は、プラスマイナス10%内を意味する。他の実施形態において、間隔702は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔702は幅382より大きい。
【0070】
同様に、行2および3は間隔704によって分離されて、行3および行4は間隔706によって分離される。ある実施形態では、間隔704は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、間隔704は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔704は幅382より大きい。ある実施形態では、間隔706は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、間隔706は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔706は幅382より大きい。
【0071】
図7A、7B、および7Cに例示される配向700において、同じ行に配置されている隣接する堅い係止歯の長い軸390(
図3G)は整列配置される。例えば、集められた長い軸710は、堅い係止歯1、1;1、2;1、3;および1、4の個別の長い軸390(
図3G)から成る。同様に、集められた長い軸720は、堅い係止歯2、1;2、2;2、3;および2、4の個別の長い軸390(
図3G)から成る。同様に、集められた長い軸730は、堅い係止歯3、1;3、2;3、3;および3、4の個別の長い軸390(
図3G)から成る。同様に、集められた長い軸740は、堅い係止歯4、1;2,4;4、3;および4、4の個別の長い軸390(
図3G)から成る。
【0072】
配向700において、同じ列に配置されている堅い係止歯の短い軸395(
図3G)は整列配置されない。例えば、堅い係止歯1、1;2、1;3,1;および4,1は、列1に配置されている。堅い係止歯1,4は短い軸750を含む。堅い係止歯2,4は短い軸760を含む。堅い係止歯3,4は短い軸770を含む。堅い係止歯4,4は短い軸780を含む。
図7Cの例示の実施形態において、短い軸750は短い軸760と一致せず、それは短い軸770と一致せず、それは短い軸780と一致しない。
【0073】
図8Aは、出願人の複数の堅い係止歯の一部を示し、そこにおいて、その複数の堅い係止歯は配向800から成る。ある実施形態では、
図8Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300から成る。ある実施形態では、
図8Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯302から成る。ある実施形態では、
図8Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯304から成る。ある実施形態では、
図8Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯306から成る。ある実施形態では、
図8Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300、堅い係止歯302、堅い係止歯304、および堅い係止歯306から成る群から選択される。
【0074】
図8Aの例示の実施形態において、複数の堅い係止歯は、行と列、すなわち、行1、2、3、および4と列1、2、3、および4に配置される。
図8Aの例示の実施形態において、例えば、堅い係止歯1、1は、行1且つ列1に配置されている。明確にするため、
図8Aは、合計16の堅い係止歯を示す。実際の実施態様において、出願人の複数の堅い係止歯104は、約100~約10,000の個別の堅い係止歯から成る。
【0075】
行1から成る堅い係止歯は、間隔802によって行2から成る堅い係止歯から分離される。ある実施形態では、間隔802は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。「実質的に同じ」によって、出願人は、プラスマイナス10%内を意味する。他の実施形態において、間隔802は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔802は幅382より大きい。
【0076】
同様に、行2および3は間隔804によって分離されて、行3および行4は間隔806によって分離される。ある実施形態では、間隔804は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、間隔804は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔804は幅382より大きい。ある実施形態では、間隔806は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、間隔806は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、間隔806は幅382より大きい。
【0077】
図8Aおよび8Bに示される配向800において、同じ行に配置されている隣接する堅い係止歯の長い軸390(
図3G)は整列配置されない。例えば、堅い係止歯1、1;1、2;1、2;1、3;および1、4;は、それぞれ、長い軸810、820、830、および840を含む。長い軸810は長い軸820と一致せず、それは長い軸830と一致せず、それは長い軸840と一致しない。
【0078】
配向800において、同じ列の堅い係止歯の長い軸は平行である。堅い係止歯1、4;2、4;3、4;および4、4は、全て列4に配置されて、それぞれ、長い軸840、880、890、および895から成る。
図8Bに示したように、長い軸840、880、890、および895は互いと平行である。
【0079】
配向800において、同じ列に配置されている堅い係止歯の短い軸395(
図3G)は整列配置されない。例えば、堅い係止歯1、1;2、1;3、1;および4、1;は、それぞれ、短い軸815、850、860、および870から成り、そこにおいて、軸815は軸850と一致せず、それは軸860と一致せず、それは軸870と一致しない。
【0080】
図9Aは、複数の出願人の堅い係止歯の一部を示し、そこにおいて、その複数の堅い係止歯は配向900から成る。ある実施形態では、
図9Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300から成る。ある実施形態では、
図9Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯302から成る。ある実施形態では、
図9Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯304から成る。ある実施形態では、
図9Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯306から成る。ある実施形態では、
図9Aに示される複数の堅い係止歯の各々は、堅い係止歯300、堅い係止歯302、堅い係止歯304、および堅い係止歯306から成る群から選択される。
【0081】
図9Aの例示の実施形態において、複数の堅い係止歯は、行と列、すなわち、行1、2、3、および4と列1、2、3、および4に配置される。
図9Aの例示の実施形態において、例えば、堅い係止歯1,1は行1且つ列1に配置されている。明確にするため、
図9Aは、合計16の堅い係止歯を示す。実際の実施態様において、出願人の複数の堅い係止歯104は、約100~約10,000の個別の堅い係止歯から成る。
【0082】
行1から成る堅い係止歯は、最大間隔902によって行2から成る堅い係止歯から分離される。ある実施形態では、最大間隔902は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。「実質的に同じ」によって、出願人は、プラスマイナス10%内を意味する。他の実施形態において、最大間隔902は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、最大間隔902は幅382より大きい。
【0083】
同様に、行2および3は、間隔最大904によって分離されて、行3および行4は、最大間隔906によって分離される。ある実施形態では、最大間隔904は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、最大間隔904は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、最大間隔904は幅382より大きい。ある実施形態では、最大間隔906は、個別の堅い係止歯の幅382(
図3F)と実質的に同じである。他の実施形態において、最大間隔906は幅382より小さい。さらに他の実施形態において、最大間隔906は幅382より大きい。
【0084】
図9Aおよび9Bに示される配向900において、同じ行に配置されている隣接する堅い係止歯の長い軸390(
図3G)は整列配置されない。例えば、堅い係止歯1、1;1、2;1、3;および1、4;は、それぞれ、長い軸910、920、930、および940を含む。長い軸910は長い軸920と一致せず、それは長い軸930と一致せず、それは長い軸940と一致しない。
【0085】
配向900において、同じ列の堅い係止歯の長い軸は平行ではない。堅い係止歯1、4;2,4;3、4;および4,4は、全て列4に配置されて、それぞれ、長い軸940、980、990、および995を含む。
図8Bに示したように、長い軸940は長い軸980と平行でなく、それは長い軸990と平行でなく、それは長い軸995と平行でない。一つ置きの長い軸、例えば長い軸940と990および長い軸980と995は、互いに平行である。
【0086】
配向900において、同じ列に配置されている堅い係止歯の短い軸395(
図3G)は整列配置されない。例えば、堅い係止歯1、1;2,1;3、1;および4、1;は、それぞれ、短い軸915、950、960、および970を含み、そこにおいて、軸915は軸950と一致せず、それは軸960と一致せず、それは軸970と一致しない。
【0087】
ここで再び
図10A~10Cの例示の実施形態を参照すると、RFID改良型取付装置1200が開示される。取付装置1200は、高周波識別(RFID)チップ1000をさらに備える。高周波識別(RFID)は、対象に取り付けたタグ/チップを自動的に識別して追跡するために、電磁界を使用する。タグ/チップは、電子的に格納された情報を含む。受動的なタグ/チップは、近くのRFIDリーダの問い合わせ電波からエネルギーを集める。能動的なタグ/チップは、ローカル電源(例えば電池)を備えていて、RFIDリーダから数百メートルでも作動できる。バーコードとは異なり、RFIDタグ/チップは、RFIDリーダの見通し線の中にある必要はないので、それは、追跡される対象、例えば取付装置100または可撓性ストラップ200に埋め込むことができる。いくつかの実施形態では、RFIDチップは、OMNI-ID FIT 400P RFIDタグである。正確な識別および追跡を可能にすることができて、取付装置100および可撓性ストラップ200に確実に取り付けることができるいかなる適切なRFIDチップも、ここで利用できる。
【0088】
取付装置100および可撓性ストラップ200がケーブルに取り付けられるときに、RFIDチップ1000は、ケーブルの識別、追跡、および分類を可能にする。RFID改良型取付装置1200からのRFIDチップ1000の分離を防止するために、RFIDチップ1000を取付装置100または可撓性ストラップ200に確実に且つ永続的に取り付けることが有利である。
【0089】
図10Aを参照すると、ある実施形態において、RFIDチップ1000は、サブアセンブリ102Bの下部105(
図3C)に封じ込めることができる。この封入は、RFIDチップ1000を射出成形サブアセンブリ102Bに埋め込むことによって達成できる。さらに、RFIDチップは、接着剤、超音波溶接、および従来技術における他の周知の方法によって下部105に取り付けることができる。さらに、バーコードは、サブアセンブリ102Aまたは102Bにスケッチすることができる。他の実施形態において、
図10Bを参照すると、RFIDチップ1000は、第1の部分203と第2の部分204の間に埋め込むことができる。さらに他の実施形態において、
図10Cを参照すると、RFIDチップ1000は、牽引タグ206に取り付けることができる。取り付けは、接着剤、裁縫、超音波溶接、または公知技術の他の好適な方法により行うことができる。
【0090】
本開示の好ましい実施形態が詳細に例示されたが、それらの実施形態に対する変形態様および改作例が本願明細書に記載された本発明の範囲を逸脱せずに当業者の心に浮かぶことがありえることは明らかである。