(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-17
(45)【発行日】2022-10-25
(54)【発明の名称】デュアルスクリーンでコンテンツの重複を排除する方法、システム、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G09G 5/00 20060101AFI20221018BHJP
G06F 16/957 20190101ALI20221018BHJP
G09G 5/14 20060101ALI20221018BHJP
G09G 5/36 20060101ALI20221018BHJP
H04L 67/02 20220101ALI20221018BHJP
【FI】
G09G5/00 510V
G06F16/957
G09G5/00 530D
G09G5/00 530M
G09G5/00 530T
G09G5/00 550B
G09G5/14 A
G09G5/36 510M
H04L67/02
(21)【出願番号】P 2020202514
(22)【出願日】2020-12-07
【審査請求日】2020-12-07
(31)【優先権主張番号】10-2019-0163745
(32)【優先日】2019-12-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】キム ヒョンジュン
(72)【発明者】
【氏名】イ ハンオ
(72)【発明者】
【氏名】ペク ジョンヒ
(72)【発明者】
【氏名】パク ジンア
(72)【発明者】
【氏名】ファン ジヒョン
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨンジェ
(72)【発明者】
【氏名】キム ビョンス
(72)【発明者】
【氏名】チョウ ウンビ
【審査官】橋本 直明
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-078236(JP,A)
【文献】特開2018-156186(JP,A)
【文献】特開2018-156187(JP,A)
【文献】特開2011-076485(JP,A)
【文献】特開2019-046191(JP,A)
【文献】特開2017-111822(JP,A)
【文献】特開2016-139360(JP,A)
【文献】特開2017-091243(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0215336(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2014-0137633(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 5/00
G09G 5/36
G09G 5/14
G06F 16/957
H04L 67/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータシステムが実行するコンテンツ重複排除方法であって、
前記コンピュータシステムは、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記コンテンツ重複排除方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、
ネットワークを介して前記コンピュータシステムに通信可能に接続された電子機器のデュアルスクリーン機能を有するウェブブラウザの要請を受信する段階、
前記要請にしたがい、
第1画面に表示する第1ページを提供する段階、
前記ウェブブラウザの要請に対応する第2画面に表示する第2ページ内に前記第1ページと同じコンテンツが存在するかを確認する段階、および
前記第1ページと前記第2ページとの間で同じコンテンツを排除するように前記第2ページを再構成してから、前記第2ページを提供する段階
を含む、コンテンツ重複排除方法。
【請求項2】
前記第2ページを再構成してから提供する段階は、
前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツを他のコンテンツに替えて前記第2ページを修正する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ重複排除方法。
【請求項3】
前記他のコンテンツは、前記第1ページに含まれたコンテンツのコンテンツ提供者が設定した優先順位によるコンテンツに該当すること
を特徴とする、請求項2に記載のコンテンツ重複排除方法。
【請求項4】
前記第2ページを再構成してから提供する段階は、
前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツに識別子を追加した前記第2ページを提供する段階
を含み、前記電子機器は前記識別子を利用して同じコンテンツであることを認識する、請求項1に記載のコンテンツ重複排除方法。
【請求項5】
前記電子機器において、前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツが動画である場合、該当のコンテンツの再生を所定時間だけディレイさせて前記第2ページに表示させること
を特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ重複排除方法。
【請求項6】
前記電子機器において、前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツが動画である場合、該当のコンテンツの再生時間を前記第1ページで再生された時間だけディレイさせて前記第2ページに表示させること
を特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ重複排除方法。
【請求項7】
前記第2ページを再構成してから提供する段階は、
前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツが動画である場合、該当のコンテンツの再生時間をディレイさせてから前記第2ページに含ませる段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ重複排除方法。
【請求項8】
前記第2ページを再構成してから提供する段階は、
前記第1ページに含まれたコンテンツが動画である場合、前記電子機器から前記第1ページで再生された時間を受信する段階、および
前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツが動画である場合、該当のコンテンツの再生時間を前記受信した時間だけディレイさせてから前記第2ページに含ませる段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ重複排除方法。
【請求項9】
前記第2ページを再構成してから提供する段階は、
前記第2ページに含まれたコンテンツのメタ情報を前記第1ページに含まれたコンテンツのメタ情報と比較して前記同じコンテンツが存在するかを確認する段階
を含む、請求項1~4、
7および
8のうちのいずれか一項に記載のコンテンツ重複排除方法。
【請求項10】
請求項1~
9のうちのいずれか一項に記載のコンテンツ重複排除方法を前記コンピュータシステムに実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項11】
請求項1~
9のうちのいずれか一項に記載のコンテンツ重複排除方法をコンピュータシステムに実行させるコンピュータプログラムが記録されている、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】
コンピュータシステムであって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ネットワークを介して前記コンピュータシステムに通信可能に接続された電子機器のデュアルスクリーン機能を有するウェブブラウザの要請を受信する受信部と、
前記要請にしたがい、
第1画面に表示する第1ページを提供するページ提供部、および
前記ウェブブラウザの要請に対応する第2画面に表示する第2ページ内に前記第1ページと同じコンテンツが存在するかを確認する重複判断部
を含み、
前記ページ提供部は、
前記第1ページと前記第2ページの間で同じコンテンツを排除するように前記第2ページを再構成してから、前記第2ページを提供すること
を特徴とする、コンピュータシステム。
【請求項13】
前記ページ提供部は、
前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツを他のコンテンツに替えて前記第2ページを修正すること
を特徴とする、請求項
12に記載のコンピュータシステム。
【請求項14】
前記他のコンテンツは、前記第1ページに含まれたコンテンツのコンテンツ提供者が設定した優先順位によるコンテンツに該当すること
を特徴とする、請求項
13に記載のコンピュータシステム。
【請求項15】
前記ページ提供部は、
前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツに識別子を追加した前記第2ページを提供し、前記電子機器は前記識別子を利用して同じコンテンツであることを認識すること
を特徴とする、請求項
12に記載のコンピュータシステム。
【請求項16】
前記電子機器において、前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツが動画である場合、該当のコンテンツの再生を所定時間だけディレイさせて前記第2ページに表示させること
を特徴とする、請求項
12に記載のコンピュータシステム。
【請求項17】
前記電子機器において、前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツが動画である場合、該当のコンテンツの再生時間を前記第1ページで再生された時間だけディレイさせて前記第2ページに表示させること
を特徴とする、請求項
12に記載のコンピュータシステム。
【請求項18】
前記ページ提供部は、
前記第2ページに含まれたコンテンツのメタ情報を前記第1ページに含まれたコンテンツのメタ情報と比較して前記同じコンテンツが存在するかを確認すること
を特徴とする、請求項
12~
15のうちのいずれか一項に記載のコンピュータシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、デュアルスクリーンでコンテンツを提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年は、インターネットのような通信網の急速な発展により、通信網を利用した情報の検索が一般化している。
【0003】
インターネットを利用することで、ユーザ(検索者)は、いつどこにいても必要な情報を簡単に得ることができるようになった。このような情報検索は、我々の生活全般に多くの変化をもたらしてくれる。
【0004】
これにより、インターネットユーザの検索作業サービスを支援する運営者と、検索作業によって自身の情報サイトに関する広告情報をインターネットユーザに提供して広告効果を得る広告主との間には、広告表示方式や広告費用の支払い形態などのような多様なモデルが開発されて提示されている。
【0005】
一例として、特許文献1(公開日2014年5月30日)には、一定の規則に基づくキーワード、または一定の規則に基づいて販売されたキーワードを利用して広告を提供する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
デュアルスクリーンの両方の画面に同じコンテンツが表示されることを防ぐ方法およびシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
コンピュータシステムが実行するコンテンツ重複排除方法であって、前記コンピュータシステムは、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記コンテンツ重複排除方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、電子機器のデュアルスクリーン機能を支援するウェブブラウザの要請にしたがい、第1画面に表示する第1ページを提供する段階、前記ウェブブラウザの要請に対応する第2画面に表示する第2ページ内に前記第1ページと同じコンテンツが存在するかを確認する段階、および前記第1ページと前記第2ページとの間で同じコンテンツを排除するように前記第2ページを再構成してから提供する段階を含んでよい。
【0009】
一側面によると、前記第2ページを再構成してから提供する段階は、前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツを他のコンテンツに替えて前記第2ページを修正する段階を含んでよい。
【0010】
他の側面によると、前記他のコンテンツは、前記第1ページに含まれたコンテンツのコンテンツ提供者が設定した優先順位によるコンテンツに該当してよい。
【0011】
また他の側面によると、前記第2ページを再構成してから提供する段階は、前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツに識別子を追加した前記第2ページを提供する段階を含んでよい。
【0012】
また他の側面によると、前記電子機器において、前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツを非アクティブ化状態で表示させてもよい。
【0013】
また他の側面によると、前記電子機器において、前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツが動画である場合、該当のコンテンツの再生時間をディレイさせて前記第2ページに表示させてもよい。
【0014】
また他の側面によると、前記電子機器において、前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツが動画である場合、該当のコンテンツの再生時間を前記第1ページで再生された時間だけディレイさせて前記第2ページに表示させてもよい。
【0015】
また他の側面によると、前記第2ページを再構成してから提供する段階は、前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツが動画である場合、該当のコンテンツの再生時間をディレイさせてから前記第2ページに含ませてよい。
【0016】
また他の側面によると、前記第2ページを再構成してから提供する段階は、前記第1ページに含まれたコンテンツが動画である場合、前記電子機器から前記第1ページで再生された時間を受信する段階、および前記第2ページに含まれたコンテンツのうち、前記第1ページに含まれたコンテンツと同じコンテンツが動画である場合、該当のコンテンツの再生時間を前記受信された時間だけディレイさせてから前記第2ページに含ませる段階を含んでよい。
【0017】
さらに他の側面によると、前記第2ページを再構成してから提供する段階は、前記第2ページに含まれたコンテンツのメタ情報を前記第1ページに含まれたコンテンツのメタ情報と比較して前記同じコンテンツが存在するかを確認する段階を含んでよい。
【0018】
前記コンテンツ重複排除方法を前記コンピュータシステムに実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを提供する。
【0019】
前記コンテンツ重複排除方法をコンピュータシステムに実行させるコンピュータプログラムが記録されている、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0020】
コンピュータシステムであって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、電子機器のデュアルスクリーン機能を支援するウェブブラウザの要請にしたがい、第1画面に表示する第1ページを提供するページ提供部、および前記ウェブブラウザの要請に対応する第2画面に表示する第2ページ内に前記第1ページと同じコンテンツが存在するかを確認する重複判断部を含み、前記ページ提供部は、前記第1ページと前記第2ページとの間で同じコンテンツを排除するように前記第2ページを再構成してから提供することを特徴とする、コンピュータシステムを提供する。
【発明の効果】
【0021】
本発明の実施形態によると、デュアルスクリーンの両方の画面に同じコンテンツが表示されることを防ぐことにより、コンテンツの無駄な重複表示を解決することはもちろん、デュアルスクリーンに適した表示方式によって多様かつ効率的なコンテンツの表示を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、少なくとも2つのディスプレイを含む電子機器の構造を示した図である。
【
図4】本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示した図である。
【
図5】本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
【
図6】本発明の一実施形態における、デュアルスクリーンの分離使用の例を示した図である。
【
図7】本発明の一実施形態における、デュアルスクリーンの分離使用の例を示した図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、デュアルスクリーンの分離使用の例を示した図である。
【
図9】本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法の他の例を示したフローチャートである。
【
図10】本発明の一実施形態における、デュアルスクリーンの分離使用の他の例を示した図である。
【
図11】本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法のまた他の例を示したフローチャートである。
【
図12】本発明の一実施形態における、デュアルスクリーンの分離使用のまた他の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0024】
本発明の実施形態は、デュアルスクリーンでコンテンツを提供する技術に関する。
【0025】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、デュアルスクリーンの両方の画面で同じコンテンツが表示されることを防ぐことができ、これによってコンテンツの多様性とコンテンツ表示の効率性を向上させることができる。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。
【0027】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータシステムによって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレット、ゲームコンソール、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータシステムのうちの1つを意味してよい。
【0028】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0029】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第1サービスを提供するシステムであってよく、サーバ160も、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140に第2サービスを提供するシステムであってよい。より具体的な例として、サーバ150は、複数の電子機器110、120、130、140においてインストールされて実行されるコンピュータプログラムであるアプリケーションを通じ、該当のアプリケーションが目的とするサービス(一例として、検索サービスなど)を第1サービスとして複数の電子機器110、120、130、140に提供してよい。他の例として、サーバ160は、上述したアプリケーションのインストールおよび実行のためのファイルを複数の電子機器110、120、130、140に配布するサービスを第2サービスとして提供してよい。
【0030】
図2は、本発明の一実施形態における、電子機器およびサーバの内部構成を説明するためのブロック図である。
図2では、電子機器に対する例として電子機器110の内部構成およびサーバ150の内部構成について説明する。また、他の電子機器120、130、140やサーバ160も、上述した電子機器110またはサーバ150と同一または類似の内部構成を有してよい。
【0031】
電子機器110およびサーバ150は、メモリ211、221、プロセッサ212、222、通信モジュール213、223、および入力/出力インタフェース214、224を含んでよい。メモリ211、221は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ211、221とは区分される別の永続的記録装置として電子機器110やサーバ150に含まれてもよい。また、メモリ211、221には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコード(一例として、電子機器110においてインストールされて実行されるブラウザや、特定のサービスの提供のために電子機器110にインストールされたアプリケーションなどのためのコード)が記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ211、221とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール213、223を通じてメモリ211、221にロードされてもよい。例えば、少なくとも1つのプログラムは、開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システム(一例として、上述したサーバ160)がネットワーク170を介して提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例として、上述したアプリケーション)に基づいてメモリ211、221にロードされてよい。
【0032】
プロセッサ212、222は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ211、221または通信モジュール213、223によって、プロセッサ212、222に提供されてよい。例えば、プロセッサ212、222は、メモリ211、221のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0033】
通信モジュール213、223は、ネットワーク170を介して電子機器110とサーバ150とが互いに通信するための機能を提供してもよいし、電子機器110および/またはサーバ150が他の電子機器(一例として、電子機器120)または他のサーバ(一例として、サーバ160)と通信するための機能を提供してもよい。一例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求が、通信モジュール213の制御にしたがってネットワーク170を介してサーバ150に伝達されてよい。これとは逆に、サーバ150のプロセッサ222の制御にしたがって提供される制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどが、通信モジュール223とネットワーク170を経て電子機器110の通信モジュール213を通じて電子機器110に受信されてよい。例えば、通信モジュール213を通じて受信されたサーバ150の制御信号や命令、コンテンツ、ファイルなどは、プロセッサ212やメモリ211に伝達されてよく、コンテンツやファイルなどは、電子機器110がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0034】
入力/出力インタフェース214は、入力/出力装置215とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、キーボード、マウス、マイクロフォン、カメラなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカ、触覚フィードバックデバイスなどのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース214は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置215は、電子機器110と1つの装置で構成されてもよい。また、サーバ150の入力/出力インタフェース224は、サーバ150に接続するかサーバ150が含むことのできる入力または出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であってよい。より具体的な例として、電子機器110のプロセッサ212がメモリ211にロードされたコンピュータプログラムの命令を処理するにあたり、サーバ150や電子機器120が提供するデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが、入力/出力インタフェース214を通じてディスプレイに表示されてよい。
【0035】
また、他の実施形態において、電子機器110およびサーバ150は、
図2の構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、電子機器110は、上述した入力/出力装置215のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。より具体的な例として、電子機器110がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、物理的な各種ボタン、タッチパネルを利用したボタン、入力/出力ポート、振動のための振動器などのような多様な構成要素が、電子機器110にさらに含まれるように実現されてよい。
【0036】
また、電子機器110の構成要素のうちの少なくとも一部は、物理的に分離可能なように備えられてよい。例えば、
図3を参照すると、入力/出力装置215に含まれた出力装置うちの1つであるディスプレイ手段300は、第1ディスプレイ310および第2ディスプレイ320を含んでよく、第1ディスプレイ310および第2ディスプレイ320のうちのいずれか1つは、他の1つから物理的に着脱可能なように備えられてよい。
【0037】
本実施形態において、電子機器110は、ディスプレイ手段300としてデュアルスクリーン(dual screen)を含むものであって、主画面の役割を担う第1ディスプレイ310(以下、「第1画面」とする)と、補助画面の役割を担う第2ディスプレイ320(以下、「第2画面」とする)を含んでよい。一例として、デュアルスクリーンは、第1画面310と第2画面320が個別のディスプレイで構成されたマルチスクリーン(multiscreen)として実現されてよい。他の例として、デュアルスクリーンは、第1画面310と第2画面320が1つのディスプレイでありながら互いに異なるディスプレイ領域に区分されて実現されてよい。例えば、デュアルスクリーンは、PIP(Picture In Picture)のように、第1画面310の一部領域に第2画面320をオーバレイさせて表示する同時画面として実現されてもよい。
【0038】
以下では、デュアルスクリーンでコンテンツの重複を排除する方法およびシステムの具体的な実施形態について説明する。
【0039】
本明細書において、「ウェプページ」とは、ウェブ情報を含む文書であって、インターネットを介してブラウザに表示される文書を意味してよい。また、「コンテンツ」とは、テキスト、イメージ、音声、動画などのような多様な形態でウェブページに内蔵可能な各種情報や、その内容物を意味してよい。
【0040】
以下では、広告をコンテンツの代表的な例としながら具体的な実施形態を説明するが、これに限定されてはならず、ウェブページに内蔵可能なすべてのコンテンツに適用可能である。
【0041】
図4は、本発明の一実施形態における、サーバのプロセッサが含むことのできる構成要素の例を示したブロック図である。
【0042】
本実施形態に係るサーバ150は、インターネットを介してウェブ情報を提供する検索サービス提供するプラットフォームの役割を担うものである。特に、サーバ150は、ディスプレイがデュアルスクリーンで構成された電子機器110を対象に検索サービスを提供するにあたり、デュアルスクリーンの両方の画面に同じ広告が表示される広告重複を排除するものである。
【0043】
サーバ150のプロセッサ222は、以下で説明するコンテンツ重複排除方法を実行するための構成要素として、
図4に示すように、ページ提供部410および重複判断部420を含んでよい。実施形態によって、プロセッサ222の構成要素は、選択的にプロセッサ222に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ222の構成要素は、プロセッサ222の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0044】
このようなプロセッサ222およびプロセッサ222の構成要素は、以下で説明するコンテンツ重複排除方法が含む段階を実行するようにサーバ150を制御してよい。例えば、プロセッサ222およびプロセッサ222の構成要素は、メモリ221が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0045】
ここで、プロセッサ222の構成要素は、サーバ150に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ222によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。例えば、サーバ150が、広告が含まれたウェブページを電子機器110に提供するように上述した命令にしたがってサーバ150を制御するプロセッサ222の機能的表現として、ページ提供部410が利用されてよい。
【0046】
プロセッサ222は、サーバ150の制御と関連する命令がロードされたメモリ221から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、以下で説明する段階をプロセッサ222が実行するように制御するための命令を含んでよい。以下で説明する段階は、図に示した順序とは異なるように実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されても追加の過程がさらに含まれてもよい。
【0047】
実施形態によっては、以下で説明する段階のうちの一部が、電子機器110に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ212によって実行されてよい。
【0048】
図5は、本発明の一実施形態における、サーバが実行することのできる方法の例を示したフローチャートである。
【0049】
図5を参照すると、段階510で、ページ提供部410は、デュアルスクリーンを利用する電子機器110から、デュアルスクリーンのうちの1つである第1画面(以下、「主画面」とする)に表示するウェブページ(以下、「主画面ページ」とする)の要請が受信される場合、要請に対応する主画面ページを構成して電子機器110に提供してよい。電子機器110にはデュアルスクリーン機能を支援するウェブブラウザがインストールされており、ページ提供部410は、電子機器110にインストールされたウェブブラウザの要請にしたがって主画面ページを提供してよい。このとき、主画面ページには、少なくとも1つの広告が含まれてよい。
【0050】
段階520で、重複判断部420は、電子機器110から、デュアルスクリーンのうちの他の1つである第2画面(以下、「補助画面」とする)に表示するウェブページ(以下、「補助画面ページ」とする)の要請が受信される場合、要請に対応する補助画面ページを構成した後、補助画面ページ内に主画面ページと同じ広告が存在するか、同一広告の有無を確認してよい。一例として、補助画面ページの要請には、電子機器110のユーザが主画面ページで選択したリンクが含まれてよい。
【0051】
デュアルスクリーン機能では、2つのアプリケーションを同時に実行する同時使用と、1つのアプリケーションUIを2つの画面に確張する分離使用の両方が可能となる。分離使用とは、主画面ページでクリックしたリンクのページを補助画面で開くことを意味する。例えば、ニュース、メール、ショッピング、検索などのサービスを利用するときに、主画面にはサービスリストが表示され、主画面のサービスリストから特定のサービスが選択される場合に、選択されたサービスのコンテンツを補助画面に表示してよい。
【0052】
デュアルスクリーンの分離使用中に両方の画面に広告が表示される状況が発生することがあるが、このとき、両方の画面に同じ広告が表示されれば、広告に対する疲労度と拒否感を感じるようになる。本実施形態は、デュアルスクリーンの分離使用中に広告の重複を排除するために、主画面ページと補助画面ページとの間に同じ広告が存在するかを判断する。
【0053】
電子機器110は、デュアルスクリーンの分離使用に基づき、主画面に表示されるページと補助画面に表示されるページの要請が可能となるが、分離使用の場合は、補助画面が主画面よりも後に使用される場合が大部分である。サーバ150は、電子機器110の端末の機種による情報を事前に保有することでディスプレイがデュアルスクリーンであるかを確認してよく、あるいは電子機器110にインストールされたウェブブラウザによって電子機器110のデュアルスクリーン機能の使用を認識してよい。
【0054】
電子機器110では、主画面ページの要請と補助画面ページの要請を区分してサーバ150に伝達してよく、このとき、重複判断部420は、補助画面ページの要請にしたがって構成された補助画面ページ内に主画面ページと同じ広告が存在するかを判断してよい。他の例として、主画面ページの要請と補助画面ページの要請が区分されていなくても、重複判断部420は、電子機器110にインストールされたウェブブラウザによって電子機器110のデュアルスクリーンの使用を認識してよく、一般的には補助画面が主画面よりも後に使用されるという点を考慮した上で、以前ページとこれに連続する以後ページとの間に同じ広告が存在するかを判断してよい。
【0055】
サーバ150は、広告に対する入札、広告ターゲティング要素のマッチング、広告の提供と課金などを実行する広告プラットフォームとの連動によって電子機器110に広告を提供するパブリッシャの役割を担ってよい。このとき、広告にはメタ情報が含まれてよく、重複判断部420は、電子機器110の要請にしたがい、構成された補助画面ページ内に含まれた広告のメタ情報を主画面ページに表示された広告のメタ情報と比較することにより、主画面ページと補助画面ページの間に同じ広告が存在するかを確認してよい。
【0056】
段階530で、ページ提供部410は、補助画面ページ内に主画面ページと同じ広告が存在する場合、補助画面ページ内の主画面ページと同じ広告を他のコンテンツに替えることによって補助画面ページを修正して電子機器110に提供してよい。言い換えれば、ページ提供部410は、新たにロードさせるウェブページに以前にロードさせたウェブページと同じ広告がある場合には、該当の広告を他のコンテンツに変え、修正された新たなウェブページを電子機器110にロードさせてよい。一例として、ページ提供部410は、補助画面ページに含まれた広告領域にロードされる広告が主画面ページ内の広告と同じである場合、該当の広告の広告主(すなわち、コンテンツ提供者)が設定した広告優先順位にしたがい、最優先順位の広告あるいは次順位の広告をロードさせるように補助画面ページを修正してよい。広告主は複数の広告を広告プラットフォームに登録してよく、複数の広告に対する優先順位を設定しておいてよい。補助画面ページ内に主画面ページと同じ広告が存在する場合、該当の広告の広告主の設定にしたがって次順位の広告に変更してよく、該当の広告が最優先順位に設定された場合には、従来の広告を維持することも可能である。他の例として、ページ提供部410は、補助画面ページに含まれた広告領域にロードされる広告が主画面ページ内の広告と同じである場合、該当の広告と関係のない他の代替コンテンツがロードされるように補助画面ページを修正してよい。電子機器150では、補助画面ページに含まれた広告領域の広告のうち、主画面ページと同じ広告が該当の広告主の次順位の広告または他のコンテンツに替えられた補助画面ページをロードして表示してよい。
【0057】
図6~8は、本発明の一実施形態における、デュアルスクリーンの分離使用の例を示した図である。
【0058】
図6を参照すると、サーバ150は、デュアルスクリーン機能を支援するウェブブラウザがインストールされた電子機器110を対象に検索サービスを提供してよい。サーバ150は、電子機器110の要請にしたがい、デュアルスクリーンのうちで主画面310に表示する主画面ページを提供した後、主画面ページで選択されたリンクとして補助画面320に表示する補助画面ページを提供してよい。
【0059】
図7に示すように、電子機器110の主画面310に表示される主画面ページ711と補助画面320に表示される補助画面ページ721には、少なくとも1つの広告701、702が表示されてよい。電子機器110は、デュアルスクリーンの分離使用時に、主画面310と補助画面320に表示するページをサーバ150に要請してよく、このとき、主画面ページ711と補助画面ページ721のうちの少なくとも1つに広告701、702が含まれてロードされてよい。
【0060】
デュアルスクリーンの分離使用時には補助画面320が主画面310よりも後に使用されるという点を考慮した上で、サーバ150は、電子機器110の要請に対応する補助画面ページ721を構成した後、電子機器110にロードする前に補助画面ページ721に含まれた広告702が主画面ページ711に含まれた広告701と同じであるかを確認してよい。
【0061】
サーバ150は、補助画面ページ721にロードされる広告702が主画面ページ711に既にロードされた広告701と同じである場合、
図8に示すように、同じ広告702の代わりとなる他の広告802がロードされるように補助画面ページ721を修正してよい。このとき、替えられた広告802は、従来の広告702の広告主が設定した次順位の広告、または従来の広告702とは関係のない他の広告などに該当してよい。
【0062】
上述した実施形態では、広告重複を排除するために補助画面ページを修正する過程がサーバ150で実行されると説明しているが、これに限定されてはならない。例えば、サーバ150が補助画面ページを提供する過程において、補助画面ページの広告領域にロードされる広告を複数提供してよく、このとき、電子機器110のウェブブラウザにより、複数の広告のうちで主画面ページに表示された広告ではない他の広告を補助画面ページに表示するように制御することも可能である。
【0063】
図9は、本発明の一実施形態における、コンテンツ重複排除方法の他の例を示したフローチャートである。
【0064】
図9を参照すると、サーバ150は、電子機器110の要請にしたがい、デュアルスクリーンのうちで主画面310に表示する主画面ページ711を電子機器110に提供してよい(S901)。
【0065】
サーバ150は、電子機器110から、主画面ページ711で選択されたリンクとして補助画面320に表示する補助画面ページ721に対する要請を受信してよい(S902)。
【0066】
サーバ150は、電子機器110の要請にしたがい、補助画面ページ721を構成した後、電子機器110にロードする前に、補助画面ページ721に含まれた広告が主画面ページ711に含まれた広告と同じであるかを確認してよい(S903)。
【0067】
サーバ150は、補助画面ページ721にロードされる広告が主画面ページ711に既にロードされた広告と同じである場合、同じ広告に識別子を追加して再構成された補助画面ページ721を電子機器110に提供してよい(S904)。このとき、識別子は、主画面ページ711に同じ広告が既にロードされて表示されたことを識別する記号や文字などに該当してよい。
【0068】
電子機器110は、広告重複を排除するために補助画面ページ721に追加された識別子を利用して主画面ページ711と同じ広告を認識した後、補助画面ページ721を表示するときに、補助画面ページ721内の同じ広告を非アクティブ化状態で表示してよい(S905)。
【0069】
図10に示すように、電子機器110の補助画面320には、主画面ページ711に表示されている広告701と同じ広告1002がロードされることがある。補助画面ページ721の広告領域に広告1002が表示される前に主画面ページ711に同じ広告701が表示されている場合、主画面ページ711で広告701の表示が維持される間、補助画面ページ721内の同じ広告1002の表示を一時的に非アクティブ化してよい。
【0070】
言い換えれば、電子機器110は、主画面310と補助画面320に同じ広告がロードされた場合、主画面ページ711内の広告701はアクティブ化状態で表示するが、補助画面ページ721内の広告1002は非アクティブ化状態で表示してよい。電子機器110は、主画面ページ711内の広告701のアクティブ化状態を維持しながら一定の時間が経過すれば、補助画面ページ721内の広告1002がアクティブ化されるように制御してよい。
【0071】
上述した実施形態では、電子機器110は、主画面ページ711と同じ広告が含まれた補助画面ページ721がロードされる場合、ウェブブラウザが直に補助画面ページ721の広告領域を非アクティブ化させることにより、広告重複を排除することができる。
【0072】
図11は、本発明の一実施形態における、コンテンツ重複排除方法のまた他の例を示したフローチャートである。
【0073】
図11を参照すると、サーバ150は、電子機器110の要請にしたがい、デュアルスクリーンのうちで主画面310に表示する主画面ページ711を電子機器110に提供してよい(S1101)。
【0074】
サーバ150は、電子機器110から、主画面ページ711で選択されたリンクとして補助画面320に表示する補助画面ページ721に対する要請を受信してよい(S1102)。
【0075】
サーバ150は、電子機器110の要請にしたがい、補助画面ページ721を構成した後、電子機器110にロードする前に、補助画面ページ721に含まれた広告が主画面ページ711に含まれた広告と同じであるかを確認してよい(S1103)。
【0076】
サーバ150は、補助画面ページ721にロードされる広告が主画面ページ711に既にロードされた広告と同じである場合、同じ広告に識別子を追加して再構成された補助画面ページ721を電子機器110に提供してよい(S1104)。
【0077】
電子機器110は、広告重複を排除するために補助画面ページ721に追加された識別子を利用して主画面ページ711と同じ広告を認識した後、補助画面ページ721内の同じ広告を表示するときに、該当の広告の再生時間をディレイさせて表示してよい(S1105)。主画面310と補助画面320にロードされた広告が同じ広告として動画タイプの広告である場合、電子機器110は、補助画面ページ721内の同じ広告の再生時間を一定の時間だけディレイさせて表示してよい。
【0078】
図12に示すように、電子機器110の補助画面320には、主画面ページ711に表示されている動画広告701と同じ動画広告1202がロードされることがある。一例として、電子機器110は、主画面ページ711で再生中の動画広告701と同じ広告1202が補助画面320にロードされた場合、主画面ページ711で動画広告701が再生された時間だけ同じ広告1202の再生時間をディレイさせて補助画面ページ721に表示してよい。言い換えれば、電子機器110は、主画面ページ711と補助画面ページ721に同じ動画広告が表示されるときに、主画面ページ711で再生された時間分だけ経過した広告1202、すなわち、途切れのない連続する広告を補助画面ページ721に表示してよい。例えば、1分のランタイムをもつ動画広告が主画面ページ711に表示されて30秒まで再生された時点に同じ広告が含まれた補助画面ページ721がロードされた場合、補助画面ページ721には、再生時間が30秒経過した状態の広告を表示してよい。ことき時、同じ広告1202が補助画面ページ721に表示される時点には、主画面ページ711では広告701の再生が中断されるか、あるいは以前の広告701とは異なる広告がロードされて表示されてよい。
【0079】
他の例として、電子機器110は、補助画面ページ721をサーバ150に要請するときに、主画面ページ711に表示されている動画広告701の再生がなされた時間、すなわち、ユーザが広告を視聴した時間をサーバ150に伝達してよい。このとき、サーバ150は、新たにロードする補助画面ページ721に主画面ページ711に表示されている動画広告701と同じ動画広告1202が含まれた場合、動画広告1202の再生時間を同じ広告701の再生がなされた時間だけディレイさせてから補助画面ページ721に含ませて電子機器110にロードしてよい。
【0080】
上述した実施形態では、主画面310に表示されてユーザが既に所定の時間だけ視聴した動画広告701と同じ広告1202が補助画面320にロードされる場合、ユーザが広告701を視聴した時間だけ経過した時点から同じ広告1202が補助画面ページ721で再生されるように制御することにより、重複する広告の続きを見ることができるように提供することができる。
【0081】
このように、本発明の実施形態によると、デュアルスクリーンの両方の画面に同じコンテンツが表示されることを防ぐことにより、コンテンツの無駄な重複表示を解決することはもちろん、デュアルスクリーンに適した表示方式によって多様かつ効率的なコンテンツの表示を提供することができる。
【0082】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0083】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0084】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0085】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0086】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0087】
110:電子機器
212:プロセッサ
213:通信モジュール
300:ディスプレイ手段
310:第1ディスプレイ
320:第2ディスプレイ