(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-17
(45)【発行日】2022-10-25
(54)【発明の名称】フィルタユニット、フィルタ、フィルタユニット及びフィルタの製造方法
(51)【国際特許分類】
B01D 35/28 20060101AFI20221018BHJP
B01D 29/11 20060101ALI20221018BHJP
B01D 46/24 20060101ALI20221018BHJP
F16L 55/24 20060101ALI20221018BHJP
【FI】
B01D35/28
B01D29/10 510F
B01D46/24 B
F16L55/24 A
(21)【出願番号】P 2020542595
(86)(22)【出願日】2019-02-12
(86)【国際出願番号】 CN2019074836
(87)【国際公開番号】W WO2019158045
(87)【国際公開日】2019-08-22
【審査請求日】2020-08-06
(31)【優先権主張番号】201810149274.5
(32)【優先日】2018-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810149283.4
(32)【優先日】2018-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810149271.1
(32)【優先日】2018-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201820256783.3
(32)【優先日】2018-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201820256385.1
(32)【優先日】2018-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519323540
【氏名又は名称】新昌▲県▼四通▲機▼▲電▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002527
【氏名又は名称】特許業務法人北斗特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 宏斌
(72)【発明者】
【氏名】梁 冬森
(72)【発明者】
【氏名】王 小▲徳▼
【審査官】寺▲崎▼ 遥
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-178304(JP,A)
【文献】特開2016-107200(JP,A)
【文献】特開平05-212218(JP,A)
【文献】特開平07-241408(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第106512595(CN,A)
【文献】特開昭60-132613(JP,A)
【文献】特表2008-510932(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0265434(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 35/00-35/34
B01D 46/00-46/54
B01D 39/00-39/20
B01D 29/00-29/96
B01D 27/00-27/12
F16L 55/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メッシュ部と、第1板状部と、第2板状部と、支持ユニットとを有するフィルタユニットであって、前記メッシュ部はメッシュキャビティと、メッシュ側壁と、メッシュ底部とを有し、前記メッシュ側壁が前記メッシュキャビティを形成する一部の壁部であり、前記メッシュ底部が前記メッシュキャビティを形成する他の一部の壁部であり、前記メッシュ側壁がメッシュ縁部を有し、前記メッシュ縁部の少なくとも一部が前記第1板状部と前記第2板状部との間に位置し、前記第1板状部が前記メッシュ縁部に対して固定されまたは位置制限されるように配置され、前記第2板状部が前記メッシュ縁部に対して固定されまたは位置制限されるように配置され、
前記支持ユニットは底壁と側壁とを有し、該側壁は少なくとも第1側壁と、第2側壁とを有し、前記側壁の、相対的に前記底壁から離れた一端で、前記側壁が前記第1板状部に対して直接または間接的に固定されるように配置され、または、前記側壁が前記第1板状部に対して直接または間接的に位置制限されるように配置され、或いは、前記側壁の、相対的に前記底壁から離れた一端で、前記側壁が前記第2板状部に対して直接または間接的に固定されるように配置され、または、前記側壁が前記第2板状部に対して直接または間接的に位置制限されるように配置され、
前記支持ユニットの支持フレームは溶接を介して第1部材に対して固定されるように配置され、前記第2板状部は溶接を介して前記メッシュ縁部の一部に対して固定されるように配置され、前記支持フレームの第1側壁、第2側壁は前記メッシュキャビティの軸方向に沿って延伸するように配置され、前記フィルタユニットは溶接を介して固定される第1部材と第2部材とを有し、前記第1部材は前記第1板状部を有し、前記第2部材は前記第2板状部を有し、該第2部材は一体構成であり、前記第2部材の第2周壁は前記メッシュキャビティの軸方向に沿って延伸するように配置されるフィルタユニット。
【請求項2】
前記支持ユニットの前記第1側壁は前記メッシュキャビティの軸方向に沿って延伸するように配置され、前記第2側壁は前記メッシュキャビティの軸方向に沿って延伸するように配置され、前記フィルタユニットは前記第1部材を有し、前記第1部材は前記第1板状部を有し、前記第1側壁は溶接を介して前記第1部材に対して固定配置され、前記第2側壁は溶接を介して前記第1部材に対して固定されるように配置され、
前記支持ユニットは1つの支持フレームまたは2つ以上の支持フレームを有し、前記支持フレームは側壁及び底壁を有し、前記支持フレームの側壁は前記第1側壁と、前記第2側壁とを有し、前記支持フレームの少なくとも一部は一体構成であるとともに、前記メッシュキャビティ内に位置し、前記支持フレームの底壁は前記メッシュキャビティに位置するとともに、前記メッシュ底部に相対的に近接しまたは接触し、前記支持フレームの側壁は前記メッシュ側壁に相対的に近接しまたは接触し、及び/または、前記支持ユニットは少なくとも1つの外部フレームを有し、前記外部フレームの少なくとも一部は前記メッシュキャビティ外に位置し、前記外部フレームは側壁及び底壁を有し、前記外部フレームの底壁は前記メッシュキャビティ外に位置するとともに、前記メッシュ底部に相対的に近接しまたは接触し、前記外部フレームの側壁の少なくともほとんどは前記メッシュキャビティ外に位置するとともに、前記メッシュ側壁に相対的に近接しまたは接触することを特徴とする請求項1に記載のフィルタユニット。
【請求項3】
前記第1板状部は背中合わせるように配置される第1側部と第2側部とを有し、前記第1側部は相対的に前記メッシュ底部に向かうように配置され、前記第2側部は前記メッシュ底部から離反するように配置され、前記第1板状部は前記メッシュ縁部の一部に対して固定されまたは位置制限されるように配置され、前記メッシュ縁部は前記第1板状部と前記第2板状部との間に位置し、前記第2板状部は前記メッシュ縁部の一部に対して相対的に固定されるように配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルタユニット。
【請求項4】
前記支持ユニットは第1支持フレームと第2支持フレームとを有し、前記第1支持フレームの底壁は前記メッシュキャビティ内に位置し、前記第2支持フレームの底壁は前記メッシュキャビティ内に位置し、前記第1支持フレームの底壁は溶接を介して前記第2支持フレームの底壁に対して固定されるように配置され、前記メッシュキャビティの軸方向から見れば、前記第1支持フレームの底壁が前記第2支持フレームの底壁に対して交差しまたは略垂直するように配置され、
及び/または、前記支持ユニットは外部フレームユニットを有し、前記外部フレームユニットは少なくとも1つの外部フレームまたは2つ以上の外部フレームを有し、前記外部フレームは溶接を介して前記第2板状部に対して固定されるように配置され、前記外部フレームは側壁と底壁とを有し、前記外部フレームの底壁は前記メッシュキャビティの外部に位置し、前記外部フレームの側壁の少なくともほとんどは前記メッシュキャビティの外部に位置し、前記外部フレームは金属板材またはストリップ状材料から加工されることで形成され、前記外部フレームの幅はその厚さより大きく、扁平状に形成されており、前記外部フレームの形状が前記メッシュ部の形状に合わせることで、前記メッシュ部を支持し、または前記メッシュ部が外部に変形することを制限し、前記メッシュ部はメッシュ固定部を有し、前記メッシュ固定部は前記メッシュ側壁に位置する固定部分と、前記メッシュ底部に位置する固定部分とを有し、前記メッシュ側壁に位置するメッシュ固定部分は前記メッシュキャビティの縦方向に沿って延伸し、前記外部フレームの側壁の少なくとも一部が前記メッシュ固定部の外側に位置することを特徴とする請求項3に記載のフィルタユニット。
【請求項5】
ボデーと請求項1~4のいずれかの1項に記載のフィルタユニットとを有するフィルタであって、前記フィルタユニットは前記ボデー内に位置し、前記フィルタユニットは溶接を介して前記ボデーの内壁に対して固定されるように配置され、または前記フィルタユニットは前記ボデーの本体部の内壁に内側凸部を配置することで、前記ボデーの内壁に対して位置制限されるように配置され、前記ボデーは第1接続口部と、第2接続口部と本体部とを有し、前記第1接続口部の相当直径が前記本体部の相当直径より小さく、前記第2接続口部の相当直径が前記本体部の相当直径より小さく、前記フィルタユニットは前記本体部に設けられるフィルタ。
【請求項6】
前記フィルタは銅製ジョイントを有し、前記銅製ジョイントは前記第1接続口部に対して溶接配置され、または前記第2接続口部に溶接配置され、または2つの前記銅製ジョイントはそれぞれ前記第1接続口部、前記第2接続口部に溶接配置され、前記フィルタユニットに対してステンレス材質を採用し、前記ボデーに対してステンレス材質を採用し、前記銅製ジョイントに対して銅材料を採用し、前記ボデーは炉溶接を介して前記銅製ジョイントに対して溶接配置され、前記ボデーと前記銅製ジョイントとの炉溶接の最高の温度は980度以上であり、前記銅製ジョイントは銅製ジョイント本体部を有し、前記銅製ジョイント本体部は、前記銅製ジョイントの本体部に突出しまたは凹むリブを有することを特徴とする請求項5に記載のフィルタ。
【請求項7】
請求項1~4のいずれかの1項に記載のフィルタユニットを製造するフィルタユニットの製造方法であって、前記製造方法は以下のステップを有し、
各部品に対する加工:前記メッシュ部に対する加工、前記支持ユニットの支持フレーム及び/または外部フレームに対する加工、及び前記第1板状部、前記第2板状部が位置する部材に対する加工を完成し、前記支持ユニットの支持フレーム及び/または前記外部フレームは、金属板材またはストリップ材からプレスまたは折れ曲がり加工を介して形成され、前記支持フレーム及び/または前記外部フレームは第1側壁と、第2側壁と、底壁とを有し、
フィルタユニットに対する組立:前記メッシュ部のメッシュ縁部を前記第1板状部と前記第2板状部との間に装着し、溶接を介して前記第1板状部、前記第1板状部と前記第2板状部との間のメッシュ縁部、及び前記第2板状部を固定することと、溶接を介して前記支持ユニットの支持フレーム及び/または外部フレームと、前記第1板状部または前記第2板状部が位置する部材とを固定して、前記支持フレーム及び/または前記外部フレームの1つの扁平面を前記メッシュ部に向かわせることとを含む製造方法。
【請求項8】
請求項1~4のいずれかの1項に記載のフィルタユニットを製造するフィルタユニットの製造方法であって、前記製造方法は以下のステップを有し、
各部品に対する加工:前記メッシュ部に対する加工、前記支持ユニットの2つの支持フレームまたは2つの外部フレームに対する加工、及び前記第1部材、前記第2部材に対する加工を完成し、前記第1部材が前記第1板状部を有し、前記第2板状部が前記第2部材または前記第1部材に設けられ、前記第1部材、前記第2部材、前記支持フレームまたは前記外部フレームのそれぞれが一体として構成され、
フィルタユニットに対する組立:溶接を介して前記2つの支持フレームまたは前記2つの外部フレームを固定し、支持部材を形成し、
前記メッシュ部のメッシュ縁部を前記第1板状部と前記第2板状部との間に装着し、溶接を介して前記第1板状部、前記第1板状部と前記第2板状部との間にある前記メッシュ縁部、前記第2板状部を固定し、前記支持ユニットを装着し、前記支持ユニットを前記第1部材に溶接固定し、または、前記メッシュ部のメッシュ縁部を前記第1板状部と前記第2板状部との間に装着するとともに、前記支持ユニットを、前記第1部材、前記メッシュ部、前記第2部材から形成された部材に組み立て、溶接
を介して、前記第1板状部、前記第1板状部と前記第2板状部との間にある前記メッシュ縁部、前記第2板状部を固定し、前記支持ユニットを前記第1部材または前記第2部材に溶接固定する製造方法。
【請求項9】
前記製造方法はさらに以下のステップを有し、
前記メッシュ部に対する加工ステップは以下を有し、濾過メッシュを裁断し、前記メッシュ側壁と未成形の
メッシュ底部
分を作り出すことで、溶接
が行われる濾過メッシュ本体を形成し
、メッシュ固定部で前記濾過メッシュ本体に対して溶接プロセスを行うことで、前記メッシュ側壁にある前記メッシュ固定部を溶接配置させ、折畳または折り返し
または裁断プロセスを介して
前記メッシュ底部分を作り出し、前記メッシュ底部分にある前記メッシュ固定部に対して溶接プロセスを行うことで、前記メッシュ底部分にある前記メッシュ固定部を溶接配置させ、前記メッシュ底部を作り出し、また、前記メッシュ側壁はメッシュ縁部を有し、前記メッシュ側壁のメッシュ縁部はフランジングを必要とする場合、前記メッシュ側壁のメッシュ縁部に対してフランジングするように配置し、
要求に合う支持フレーム本体を選択し、折れ曲がるように前記支持フレーム本体を配置することで、前記支持フレームの第1側壁、第2側壁及び底壁を作り出し、これによって、前記支持フレームを作り出し、または、要求に合う前記支持フレーム本体を選択し、折れ曲がるように前記支持フレーム本体を配置することで、前記支持フレームの第1側壁、第2側壁及び底壁を作り出し、前記第1側壁と前記第2側壁を折れ曲げることで、第1バーリング部と第2バーリング部を成形し、これによって、前記支持フレームを作り出し、
要求に合う板シートを引っ張り、一部を除去した後、第1周壁を作り出し、前記第1周壁を作り出した前記板シートに対してパンチングを行うことで、前記第1板状部を作り出し、前記第1部材を作り出し、
要求に合う前記板シートを引っ張り、一部を除去した後、第2周壁を作り出し、前記第2周壁を作り出した前記板シートに対してパンチングを行うことで、前記第2板状部を作り出し、前記第2部材を作り出す請求項7または8に記載のフィルタユニットの製造方法。
【請求項10】
フィルタの製造方法であって、前記製造方法は以下のステップを有し、
フィルタユニットに対する加工を完成し、フィルタユニットの製造方法は請求項7、8、または9に記載され、
圧延またはプレスという方式でボデー素管の一端を加工することで、一端の第1接続口部を形成するとともに、圧延または打点という方式で前記ボデー素管の本体部に第1内側凹部を形成し、ボデー本体部を前記第1内側凹部部位の内壁部で内側に突出させ、
フィルタユニットの、固定または位置制限するための周壁を、前記第1内側凹部の相対的に前記第1接続口部から離れた側に位置させるように、前記フィルタユニットを装着し、前記ボデー素管の本体部において、相応的に前記第2部材の第2周壁の、相対的に前記第1内側凹部から離れた側に、圧延または打点という方式で第2内側凹部を形成し、前記第2部材の第2周壁を前記第1内側凹部と前記第2内側凹部との間に位置させ、
圧延またはプレスなどのネッキングダウンという方式で、前記ボデー素管の他端を加工することで、他端の第2接続口部を形成する製造方法。
【請求項11】
フィルタの製造方法であって、前記製造方法は以下のステップを有し、
フィルタユニットに対する加工を完成し、フィルタユニットの製造方法は請求項7、8または9に記載され、
圧延またはプレスという方式でボデー素管の一端を加工することで、一端の第1接続口部を形成し、
前記フィルタユニットを装着し、溶接または打点という方式でボデーと前記フィルタユニットにおける固定または位置制限するための周壁との対応部位を加工することで、前記フィルタユニットを前記ボデーに対して相対的に固定させまたは位置制限させ、
圧延またはプレスなどのネッキングダウンという方式で前記ボデー素管の他端を加工することで、他端の第2接続口部を形成する製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2018年2月13日にて中国特許局に提出され、出願番号が201810149271.1であり、発明名称が「フィルタユニット、フィルタ及びその製造方法」であり、出願番号が201810149274.5であり、名称が「フィルタユニット及びフィルタ」であり、出願番号が201820256783.3であり、名称が「フィルタユニット及びフィルタ」であり、出願番号が201810149283.4であり、名称が「フィルタユニット及びフィルタ」であり、出願番号が201820256385.1であり、名称が「フィルタユニット及びフィルタ」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は援用されることで本出願に結合される。
本発明は冷却技術分野、及び濾過を必要とする他のシステムに関わり、具体的にフィルタユニット、フィルタ、フィルタユニット及びフィルタの製造方法に関わる。
【背景技術】
【0002】
フィルタはいくつかの不純物を濾過することで、該フィルタを利用したシステムまたは装置ボデイに目詰まりが生じるという可能性を減少させ、フィルタは、一般的に濾過メッシュによって濾過するが、濾過メッシュが濾過している過程で、濾過メッシュは、破損または局所が脱落するという状況が発生するおそれがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明はフィルタユニット、フィルタ及びその製造方法を提供することを目的とし、フィルタユニットのメッシュ部の固定がより確実になり、相対的にフィルタ及びフィルタユニットの寿命を増える。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を実現するために、本発明は以下の技術案を採用し、即ち、メッシュ部と、第1板状部と、第2板状部と、支持ユニットとを有するフィルタユニットであって、前記メッシュ部はメッシュキャビティと、メッシュ側壁と、メッシュ底部とを有し、前記メッシュ側壁が前記メッシュキャビティを形成する一部の壁部であり、前記メッシュ底部が前記メッシュキャビティを形成する他の一部の壁部であり、前記メッシュ側壁がメッシュ縁部を有し、前記メッシュ縁部の少なくとも一部が前記第1板状部と前記第2板状部との間に位置し、前記第1板状部が前記メッシュ縁部に対して固定されまたは位置制限されるように配置され、前記第2板状部が前記メッシュ縁部に対して固定されまたは位置制限されるように配置され、前記支持ユニットは底壁と側壁とを有し、該側壁は少なくとも第1側壁と、第2側壁とを有し、前記側壁の、相対的に前記底壁から離れた一端で、前記側壁が前記第1板状部に対して直接または間接的に固定されるように配置され、または、前記側壁が前記第1板状部に対して直接または間接的に位置制限されるように配置され、或いは、前記側壁の、相対的に前記底壁から離れた一端で、前記側壁が前記第2板状部に対して直接または間接的に固定されるように配置され、または、前記側壁が前記第2板状部に対して直接または間接的に位置制限されるように配置される。
【0005】
その同時に、ボデーと前記に記載のフィルタユニットとを有するフィルタを提供し、前記フィルタユニットは前記ボデー内に位置し、前記フィルタユニットは溶接を介して前記ボデーの内壁に対して固定されるように配置され、または前記ボデーの本体部の内壁に内側凹部を配置することで、前記ボデーの内壁に対して位置制限されるように配置され、前記ボデーは第1接続口部と、第2接続口部と本体部とを有し、前記第1接続口部の相当直径が前記本体部の相当直径より小さく、前記第2接続口部の相当直径が前記本体部の相当直径よりより小さく、前記フィルタユニットは前記本体部に設けられる。
【0006】
また、フィルタユニットの製造方法を提供し、前記製造方法は以下のステップを有し、各部品に対する加工:メッシュ部に対する加工、支持ユニットの支持フレーム及び/または外部フレームに対する加工、及び第1板状部、第2板状部が位置する部材に対する加工を完成し、前記支持ユニットの支持フレーム及び/または外部フレームは、金属板材またはストリップ材からプレスまたは折れ曲がり加工を介して形成され、前記支持フレーム及び/または外部フレームは第1側壁と、第2側壁と、底壁とを有し、フィルタユニットに対する組立:前記メッシュ部のメッシュ縁部を前記第1板状部と第2板状部との間に装着するとともに、溶接を介して第1板状部、第1板状部と第2板状部との間のメッシュ縁部、及び第2板状部を固定することと、溶接を介して前記支持ユニットの前記支持フレーム及び/または前記外部フレームと、前記第1板状部または第2板状部が位置する部材とを固定して、前記支持フレーム及び/または外部フレームの1つの扁平面を前記メッシュ部に向かわせることとを含む。
【0007】
また、さらにフィルタユニットの製造方法を提供し、前記製造方法は以下のステップを有し、各部品に対する加工:メッシュ部に対する加工、支持ユニットの2つの支持フレームまたは2つの外部フレームに対する加工、及び第1部材、第2部材に対する加工を完成し、前記第1部材が第1板状部を有し、第2板状部が前記第2部材または第1部材に設けられ、前記第1部材、第2部材、支持フレームまたは外部フレームが一体として構成され、フィルタユニットに対する組立:溶接を介して2つの支持フレームまたは2つの外部フレームを固定することで前記支持部材を形成し、前記メッシュ部のメッシュ縁部を前記第1板状部と第2板状部との間に装着し、溶接を介して第1板状部、第1板状部と第2板状部との間のメッシュ縁部、第2板状部を固定し、支持ユニットを装着し、前記支持ユニットを第1部材に溶接固定し、または、前記メッシュ部のメッシュ縁部を前記第1板状部と第2板状部との間に装着するとともに、支持ユニットを、第1部材、メッシュ部、第2部材から形成された部材に組み立て、溶接を介して第1板状部、第1板状部と第2板状部との間のメッシュ縁部、第2板状部を固定し、支持ユニットを第1部材または第2部材に溶接固定する。
【0008】
また、さらにフィルタの製造方法を提供し、前記製造方法は以下のステップを有し、フィルタユニットに対する加工を完成し、フィルタユニットの製造方法は前記に記載され、圧延またはプレスという方式でボデー素管の一端を加工することで、一端の第1接続口部を形成するとともに、圧延または打点という方式でボデー素管の本体部に第1内側凹部を形成し、ボデー本体部を第1内側凹部部位の内壁部で内側に突出させ、フィルタユニットの固定または位置制限するための周壁を、第1内側凹部の相対的に第1接続口部から離れた側に位置させるように、フィルタユニットを装着し、ボデー素管の本体部において、相応的に第2部材の第2周壁の、相対的に第1内側凹部から離れた側に、圧延または打点という方式で第2内側凹部を形成し、第2部材の第2周壁を第1内側凹部と第2内側凹部との間に位置させ、圧延またはプレスなどのネッキングダウンという方式で、ボデー素管の他端を加工することで、他端の第2接続口部を形成する。
【0009】
また、さらにフィルタの製造方法を提供し、前記製造方法は以下のステップを有し、フィルタユニットに対する加工を完成し、フィルタユニットの製造方法は前記に記載され、圧延またはプレスという方式でボデー素管の一端を加工することで、一端の第1接続口部を形成し、フィルタユニットを装着し、溶接または打点という方式でボデーとフィルタユニットにおける固定または位置制限するための周壁との対応部位を加工することで、フィルタユニットをボデーに対して相対的に固定させまたは位置制限させる、圧延またはプレスなどのネッキングダウンという方式でボデー素管の他端を加工することで、他端の第2接続口部を形成する。
【0010】
以上の各製造方法で製造されたフィルタユニット、フィルタにおいて、フィルタユニットが作動する際、支持ユニットがメッシュ部に対して支持作用またはメッシュ部の変形量を減少させるという作用を有し、作動媒体の作用によるメッシュ部の歪みをなるべく減少させ、支持ユニットの一端が第1板状部に対して直接または間接的に固定され、或いは位置制限されるように配置されるとともに、メッシュ部が第1板状部に対して固定または位置制限されるように配置されることは、支持ユニットの一端が間接的に固定されまたは位置制限されるようにメッシュ部の一端に対して配置されることに相当し、このように、該一端の両者の間は相対的に移動することがなく、支持ユニットの移動によるメッシュ部に対する影響を避けまたは少なくとも減少させ、これによって、メッシュ部の破損の可能性を減少させ、フィルタユニット及びフィルタの寿命を延ばす。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図2】
図1に示されるフィルタのA-A方向に沿う断面模式図である。
【
図3】
図2に示されるフィルタのM部分の局所拡大模式図である。
【
図4】
図1に示されるフィルタのメッシュ部の1つの実施形態の模式図である(図面において、グリッド付きの部分は、濾過メッシュの線径及びメッシュ穴を示す)。
【
図5】
図1に示されるフィルタの第1部材の第1の実施形態の模式図である。
【
図6-1】
図1に示されるフィルタの第1部材の第2、第3実施形態の模式図である。
【
図6-2】
図1に示されるフィルタの第1部材の第2、第3実施形態の模式図である。
【
図7-1】第1部材の第4実施形態の模式図である。
【
図7-2】
図7-1における第1部材及メッシュ部の端部には関する部分が固定される模式図である。
【
図8】
図1に示される実施例の第2部材の1つの実施形態の模式図である。
【
図9】第1実施例の第1部材と第2部材との1つの実施形態の断面模式図である。
【
図10】他の実施例の係止部材及びメッシュ部の端部には関する部分が固定される模式図である。
【
図11】支持フレームの1つの実施形態の模式図である。
【
図12】支持フレームの他の実施形態の模式図である。
【
図13】
図2に示されるフィルタの第1部材と支持ユニットの一部の模式図である。
【
図14】フィルタユニット(メッシュ部がない)の他の実施形態の模式図である。
【
図15】
図14のB-B方向に沿うフィルタユニット(メッシュ部がない)の断面模式図である。
【
図17】
図16における関する部分がメッシュ部に参加する局所拡大模式図である。
【
図18】
図14に示されるフィルタユニットの第1部材、支持ユニットの模式図である。
【
図19】
図14に示されるフィルタユニットの第1部材の1つの実施形態の模式図である。
【
図22】
図21に示されるフィルタのD-D方向に沿う断面模式図である。
【
図23】
図21に示されるフィルタの銅製ジョイントの模式図である。
【
図25】
図14に示されるフィルタユニットに適用されるメッシュ部の模式図である。
【
図27】
図22に示されるフィルタのフィルタユニット(メッシュ部がない)の模式図である。
【
図28】
図27に示されるフィルタユニット(メッシュ部がある)の模式図である。
【
図29】
図28に示されるフィルタユニットの固定溶接後の模式図である。
【
図30】フィルタユニットの他の実施形態の模式図である。
【
図31-1】フィルタユニットの他の実施形態の模式図である。
【
図31-2】
図31-1におけるフィルタユニットの一端の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は図面と具体的な実施例を結合してさらに説明する。
図1~
図13、
図27~
図30を参照し、フィルタ100はフィルタユニット1とボデー2とを有し、フィルタユニット1はボデー2内に位置して、固定されまたは位置制限されるようにボデー2の内壁に配置され、フィルタ内で濾過という機能を果たす。フィルタユニット1は少なくともメッシュ部11と、第1部材12と、支持ユニット13’とを有し、メッシュ部11が固定されまたは位置制限されるように第1部材12に配置され、支持ユニットは内部支持ユニットまたは外部支持ユニットを有してもよく、支持ユニットの配置はいろんな形式を有してもよく、例えば支持フレーム13を採用して、支持フレーム13のほとんどがメッシュキャビティ内に位置して、言い換えれば、メッシュ部が内側に変形することを制限するように、支持フレーム内でメッシュ部を支持し、または支持ユニットは少なくとも1つの外部フレームを有し、外部フレームのほとんどがメッシュキャビティ外に位置して、言い換えれば、メッシュ部が外側に変形することを制限するように、外部フレームがメッシュ部11に外嵌されることで、メッシュ部の変形量をよく制御し、即ち、少なくとも一部がメッシュキャビティ内及び/または支持ユニットの少なくとも一部がメッシュキャビティ外に位置し、支持ユニット13’は内部支持ユニット13e及び/または外部支持ユニット13fを有してもよく、内部支持ユニット13eは少なくとも1つの支持フレームを有し、内部支持ユニット13eの支持フレームの少なくともほとんどがメッシュキャビティ内に位置し、外部支持ユニット13fの少なくともほとんどがメッシュキャビティ外に位置する。支持フレームは金属ストリップから折れ曲がり加工を介して形成され、支持フレームの幅が一般的に2~6mmの間にあり、厚さが0.3~0.8mmの間にあり、折れ曲がり加工またはプレス加工を介してメッシュ部の形状に合わせた形状に形成され、例えばメッシュ部面が略円錐台状である場合、支持フレームが円錐台状の断面の形状に合わせ、例えばメッシュ部が略円柱状である場合、支持フレームが円柱状の断面の形状に合わせ、例えばメッシュ部が略半球状である場合、支持フレームが半球状の断面の形状に合わせる。支持フレームの幅の一面がメッシュ部に向かって、支持フレームは一定の幅を有するから、その幅の一面は、メッシュ部が力を受けて変形する時、メッシュ部を支持するために用いられ、このように、受力面が相対的に大きくなり、メッシュ部の変形をより効果的に制限できる。ここで、支持フレームは非密閉的なフレーム構成であり、略3つの辺を有し、他の1辺が支持フレームの2つの端部を介して他の部材に固定されることで、フレームに優れた支持作用を具備させる。
【0013】
図11、
図12に示すように、支持フレーム13は金属板材または狭い金属板から加工成形された一体構成であり、第1側壁131と、第2側壁132と底壁133とを有し、支持フレーム13はさらに第1側壁と底壁との遷移部134と、第2側壁と底壁との遷移部135とを有してもよく、第1側壁131が遷移部134を有し、第1側壁131と底壁133とが遷移部134を介して遷移するように配置され、第2側壁132が遷移部135を有し、第2側壁132と底壁133とが遷移部135を介して遷移するように配置され、具体的に、遷移部134は第1側壁131から底壁133へ折れ曲がることで形成され、または底壁133から第1側壁131へ折れ曲がることで形成され、類似するように、遷移部135は第2側壁132から底壁133へ曲げされることで形成され、または底壁133から第2側壁132へ折れ曲がることで形成される。第1側壁131、第2側壁132はほぼメッシュ側壁の軸方向に沿って延伸するように配置され、底壁133はほぼメッシュ底部113の径方向に沿って延伸するように配置され、またはメッシュ部の底壁が弧度を有する場合、底壁133がメッシュ部の形状に合わせるように、一定の弧度を有しても良い。第1側壁131は第1端部136、136aを有し、第2側壁132は第2端部137、137aを有し、第1端部、第2端部は第1部材12及び/または第2部材と固定されるために用いられ、具体的に、第1端部、第2端部はそれぞれ第1部材12に溶接配置され、より具体的に、第1端部、第2端部はそれぞれスポット溶接を介して第1部材に配置される。
図11に示すように、第1端部136は第1バーリング部136’を有し、第1側壁131はさらに遷移部138を有してもよく、第2端部137は第2バーリング部137’を有し、第2側壁132はさらに第2バーリング部137’に接続される遷移部139を有し、第1バーリング部136’、第2バーリング部137’はほぼメッシュ側壁の径方向に沿って延伸するように配置され、第1バーリング部136’は遷移部138を介して第1側壁131の軸方向部分に接続配置され、または一体となり、つまり、支持フレーム13の一体成形の過程で、遷移部は板材から折れ曲がることで形成され、第1バーリング部136’、第2バーリング部137’が第1部材12または第2部材に固定配置され、このように、支持フレームの利用の際の構成がより安定で確実になり、具体的に、第1バーリング部136’、第2バーリング部137’が第1部材12に溶接配置され、より具体的に、第1バーリング部136’、第2バーリング部137’がスポット溶接を介して第1部材12に配置される。
図3、
図11に示される実施形態において、第1バーリング部136’、第2バーリング部137’がそれぞれ溶接、例えばスポット溶接を介して第1板状部121に固定され、内部支持ユニット13eの支持フレーム13のほとんどがメッシュキャビティ内に位置し、支持フレーム13の形状がメッシュ部の形状に合わせることで、メッシュ部11に対する支持作用を有し、前記支持フレームの底壁が前記メッシュキャビティに位置するとともに、相対的に前記メッシュ底部に近接しまたは接触し、前記支持フレームの側壁が相対的に前記メッシュ側壁に近接しまたは接触し、支持フレーム13は一体構成または非一体な構成であってもよく、支持フレーム13は一体構成である場合、ストリップ状の金属板材から折れ曲がることで形成され、または金属板材からプレスすることで形成され、この際、第1側壁131、第2側壁132及び底壁133が略扁平状であり、本技術案において、第1側壁、第2側壁及び底壁の断面形状を限定していない。
【0014】
支持ユニットは外部支持ユニットを有する場合、少なくとも1つの外部フレームを有し、前記外部フレームの少なくとも一部が前記メッシュキャビティ外に位置し、前記外部フレームが側壁及び底壁を有し、前記外部フレームの底壁が前記メッシュキャビティ外に位置するとともに、相対的に前記メッシュ底部に近接しまたは接触し、前記外部フレームの側壁の少なくともほとんどが前記メッシュキャビティ外に位置するとともに、相対的に前記メッシュ側壁に近接しまたは接触する。
【0015】
図1~
図13、
図27~
図30を参照し、フィルタ100はフィルタユニット1とボデー2とを有し、フィルタユニット1はメッシュ部11と、第1部材12と、支持フレーム13と第2部材14とを有し、メッシュ部11が固定されまたは位置制限されるように第1部材12に配置され、または、濾過用メッシュ部11が第1部材12及び第2部材14を介して固定されまたは位置制限されるように配置され、メッシュ部11は濾過メッシュ生地から加工されることで一端が開放した略円錐台状または円柱状、或いは弧状または半球状などの構成に形成され、メッシュ部11の開放した一端、即ちメッシュ縁部1121が第1部材12または第1部材12と第2部材14を介して固定されるとともに、ボデー内壁と係合することで、濾過作用を果たし、第1部材12と第2部材14とがメッシュ部11を固定するという作用を果たし、第2部材14がさらに固定されまたは位置制限されるようにボデー2の内壁に配置され、支持フレーム13がメッシュ部11に対して、支持及び保護作用を果たす。
【0016】
メッシュ部11はメッシュキャビティ111と、濾過メッシュ側部112と、メッシュ底部113とを有し、メッシュ部11は一端が開口した筒状を呈して、または、一端が開口した略筒状構成を呈して、
図4に示すように、メッシュ部11の開口からメッシュ底部へ、メッシュキャビティの遮断面積が漸増し、または、メッシュ部11の開口からメッシュ底部へ、メッシュキャビティの遮断面積が漸減し、または、メッシュ部11の開口からメッシュ底部へ、メッシュキャビティの遮断面積が基本的に変化していない(
図22に示すように)。具体的に、メッシュ側壁112はメッシュキャビティ111を形成する一部の壁部であり、メッシュ底部113はメッシュキャビティを形成する他の一部の壁部である。メッシュ部11はメッシュ固定部114を有し、メッシュ固定部114はメッシュ側壁に位置する固定部分と、メッシュ底部に位置する固定部分とを有し、メッシュ側壁に位置するメッシュ固定部分がほぼメッシュキャビティの縦方向に沿って延伸し、メッシュ固定部114が少なくとも2層の濾過メッシュを有し、溶接を介して少なくとも2層の濾過メッシュを固定し、具体的に、溶接方式はスポット溶接または他の溶接方式であってもよい。1つの実施形態として、メッシュ底部113の少なくとも一部は2層または2層以上の濾過メッシュを有し、該2層または2層以上の濾過メッシュは溶接を介して固定され、メッシュ底部113は該部分のメッシュ生地を折り畳むとともに、溶接を介して2層以上の部位を固定することで形成され、具体的に、該2層または2層以上の濾過メッシュはスポット溶接を介して固定されてもよい。無論、メッシュ底部113の局所は1層の濾過メッシュのみを有してもよい。ここ及び全文に言及される濾過メッシュは、一定の線径とメッシュ穴とを有し、材料について、例えばステンレスまたは銅材料などのような金属材料を採用してもよく、無論、濾過メッシュは異なる線径及び異なるメッシュ穴を有してもよい。メッシュ側壁111はさらにメッシュ縁部1121を有し、メッシュ部11はメッシュ縁部を介して第1部材12に固定配置され、または、メッシュ部11はメッシュ縁部1121を介して第1部材12、第2部材14に固定配置される。具体的に、メッシュ縁部1121はメッシュ側壁111に対してフランジングを行うことで形成され、言い換えれば、メッシュ縁部1121はメッシュキャビティの径方向に沿って折り返されるように配置される。他の実施形態として、メッシュ部は濾過メッシュから形成されており、一端が開口した筒状であり、メッシュ側壁にはメッシュ固定部がなくてもよく、メッシュ底部について、少なくとも一部が2層または2層以上の濾過メッシュであるという限定を有していない。
【0017】
フィルタユニット1は第1部材12を有し、
図5に示される第1部材12は一体構成であってもよく、第1板状部121を有し、第1板状部121が固定されまたは位置制限されるようにメッシュ部1に配置され、固定配置について、例えば第1板状部121がメッシュ部1に溶接配置され、位置制限配置について、例えば第1板状部121が、凸点または凹点を打つことで位置制限されるようにメッシュ部1に配置される。該実施形態の第1部材12は第1板状部121と、第1周壁122とを有し、及び第1板状部121は第1カーブ部123を有し、第1板状部が第1カーブ部123を介して第1周壁122に接続され、第1板状部121がほぼメッシュキャビティの径方向に沿って延伸するように配置され、第1周壁122がほぼメッシュキャビティの軸方向に沿って延伸するように配置され、第1板状部121が第1カーブ部123を介して遷移するように第1周壁122に対して配置される。より具体的に、第1周壁は第1板状部121から折れ曲がる際に形成され、または第1カーブ部123は第1周壁121から第1板状部121へ折れ曲がる際に形成され、または第1部材は板材からプレスすることで形成され、第1板状部121の延伸面と第1周壁122の延伸面とは夾角を有し、具体的に、第1板状部121の延伸面と第1周壁122の延伸面とは略垂直するように配置され、ここで、略垂直配置の誤差を±15度にする。
図2に示される実施形態において、第1板状部121が溶接を介してメッシュ縁部1121に配置され、具体的に、第1板状部121がスポット溶接を介してメッシュ縁部1121に固定配置され、第1部材にとって第1周壁、第1カーブ部が必要ではなく、第1周壁が、第2部材14に対するよりよい位置制限に寄与する。本明細書において、板状部は、メッシュ部のメッシュ縁部に合わせて、板材から加工することで形成された構成を有することを指し、平板状に限定されず、弧状または円環状などの多種の立体板状の構成であってもよい。
【0018】
第1板状部121は第1側部121
2と第2側部121
1とを有し、第1側部121
2がメッシュ底部113に向かって、第2側部121
1が相対的にメッシュ底部113から離反し、第1側部121
2と第2側部121
1とが反対するように配置され、1つの実施形態として、第1側部121
2が濾過メッシュに接触配置されてもよい。1つの実施形態として、第1部材12と第2部材14とが共同でメッシュ縁部1121を締め付け、言い換えれば、メッシュ縁部1121が第1部材12と第2部材14との間に位置するとともに、第1部材、第2部材を介して固定され、具体的に、溶接を介してさらに固定し、例えば複数の位置のスポット溶接を行って、またはメッシュキャビティの軸方向に沿って、メッシュ縁部が第1部材と第2部材との間に位置し、第1部材、メッシュ縁部及び第2端部が溶接配置され、位置制限配置について、例えば第1板状部とメッシュ縁部に対して、凸点または凹点を打つように配置される。第1板状部121は略環状であってもよく、このように、第1部材は第1周壁と第1カーブ部を必要としなくてもよく、他の実施形態として、第1板状部は少なくとも1つの切欠または他の形状を有してもよく、
図6-1、
図6-2に示すように、第1部材12aは切欠126を有し、第1板状部121aは、略1つ以上の切欠付きの環状構成を呈して、第1部材12bは3つ以上の切欠126を有してもよく、第1板状部121bは略3つ以上の切欠付きの環状構成を呈して、第1板状部121bは第1カーブ部123、第1周壁122を介して一体になる。
【0019】
図7-1、
図7-2を参照し、1つの実施形態の第1部材はさらに第3周壁124と第3カーブ部125とを有してもよく、第3周壁124がほぼメッシュキャビティの軸方向に沿って延伸するように配置され、第1板状部121は第3カーブ部125を有し、第3周壁124が第3カーブ部125を介して遷移するように第1板状部121に対して配置され、第3周壁124がメッシュキャビティ内に位置してもよく、他の実施形態として、第3周壁124がメッシュキャビティ外に位置してもよい。1つの実施形態として、第3周壁124が支持フレームに固定されるために用いられ、この場合、支持フレームは
図12に示される実施形態のように、該支持フレームの端部には第1バーリング部、及び第2バーリング部が配置されなくてもよく、具体的に、第3周壁124が支持フレーム13に溶接配置される。
【0020】
具体的な実施形態として、フィルタユニット1の支持ユニットは内部支持ユニット13e、13e’を有し、内部支持ユニット13eが少なくとも1つの支持フレーム13、13aを有し、内部支持ユニットの支持フレームのほとんどがメッシュ側壁の内側に位置し、内部支持ユニット13eの支持フレームの底壁、及び少なくとも側壁のほとんどがメッシュキャビティに位置し、支持フレーム13、13aはメッシュ部11に対する支持のために用いられ、フィルタには作動媒体が流れている際、支持フレーム13は、作動媒体のメッシュ部11に対する衝撃力を減少させることに寄与する。支持フレームは固定されまたは位置制限されるように第1部材に対して配置されてもよく、固定されまたは位置制限されるように第2部材に対して配置されてもよく、ここ及び全文における「固定されるように・・・配置される」または「位置制限されるように・・・配置される」とは、直接的な固定配置、間接的な固定配置、直接的な位置制限配置、間接的な位置制限配置を有してもよく、直接的な固定配置は、例えば支持フレームが第1部材に溶接配置され、間接的な固定配置は、例えば支持フレームが第2部材に溶接配置され、第2部材が第1部材に固定配置され、つまり、支持フレームが第1部材に固定配置され、直接的な位置制限配置は、例えば第1部材が自身の位置制限構成を介して位置制限するように支持フレームを配置して、間接的な位置制限配置は、例えば第1部材と第2部材から形成された位置制限構成は、位置制限するように支持フレームを配置し、または、第2部材の自身の位置制限構成は、支持フレームに対して位置制限配置を形成し、第1部材と第2部材とが固定されまたは位置制限されるように配置されてもよい。
【0021】
図11、
図3を結合し、支持フレーム13は一体成形された構成であり、支持フレーム13が第1部材と第2部材との間に位置して、支持フレーム13が第1部材、第2部材に溶接固定され、より具体的に、スポット溶接を介して固定される。支持フレーム13が固定されまたは位置制限されるように第1部材及び/または第2部材に配置され、このように、作動媒体が流れている際、支持フレーム13は、大きい衝撃による、メッシュ部11がひどく変形するという状況をなるべく避けることで、メッシュ部の破損の可能性を減少させ、支持フレーム13が第1部材12または第2部材に対して固定配置されていないと、作動媒体が流れている際、作動媒体の衝撃力の作用で、支持フレームはメッシュ部によってある程度内で揺れまたは振動し、または一定の位置ずれが発生する恐れがあり、このように、メッシュ部に影響し、メッシュ部には破損する可能性が存在する可能性がある。その同時に、フィルタユニットには支持フレームが配置されていないと、使用後、メッシュ部を変形させ、一部のメッシュ穴の目詰まりが発生するおそれがあり、一部のメッシュ穴が目詰まりする場合、作動媒体及び目詰まり物質の、メッシュ部に対する作用力が大きくて、メッシュ部の損壊の可能性を大きくする一方、フィルタユニットには支持フレームが配置される場合、支持フレームはメッシュ部の変形を一定の範囲に制御させるとともに、メッシュ部の、作動媒体及び/または目詰まり物からの一部の作用力を分担することで、メッシュ部が受けた作用力を相対的に小さくして、メッシュ部の損壊の可能性を減少させる。
【0022】
具体的に
図12を参照し、該支持フレームの第1端部136aは第1バーリング部136’を有していなく、第2端部137aは第2バーリング部137’を有していなく、
図7-1、
図7-2に示されるフィルタユニットに適用され、該第1部材12はさらに第3周壁124を有し、第1端部136、第2端部137はそれぞれ第3周壁124に溶接配置される。
【0023】
図13に示される内部支持ユニット13e’’’は
図2に示されるフィルタに適用され、内部支持ユニット13e’’’は第1支持フレーム13a’’’と第2支持フレーム13b’’’とを有し、第1支持フレーム13a’’’が相対的に第2支持フレーム13b’’’に固定配置され、または第1部材12を介して固定配置され、具体的に、第1支持フレーム13a’’’の底壁が溶接を介して第2支持フレーム13b’’’の底壁に固定され、より具体的に、スポット溶接配置であり、第1支持フレーム13a’’’の底壁が第2支持フレーム13b’’’の底壁に交差配置され、メッシュキャビティの軸方向に沿って、第2支持フレーム13b’’’の底壁より、第1支持フレーム13a’’’の底壁がメッシュ底部113’’’から離れて、具体的に、第1支持フレーム13a’’’の底壁が第2支持フレーム13b’’’の底壁に略垂直するように配置され、言い換えれば、第1支持フレーム13a’’’の底壁の長さ方向が第2支持フレーム13b’’’の底壁の長さ方向に略垂直するように配置され、ここ及び全文における略垂直配置は、誤差が±15度内であることを指し、つまり、第1支持フレーム13a’’’の底壁と第2支持フレーム13bの底壁との、メッシュ側壁に沿う軸方向の投影は、重なり部分を有する。1つの実施形態として、第1支持フレーム13a’’’、第2支持フレーム13b’’’のうちの少なくとも1つの側壁がメッシュ固定部114に沿って配置され、言い換えれば、少なくとも1つの側壁がメッシュ固定部114に対応するように配置され、言い換えれば、少なくとも1つの側壁がメッシュ固定部114の相対的な外側に位置して、このように、メッシュ部の流動抵抗を減少させる。
【0024】
他の実施形態として、
図30に示すように、フィルタユニットは内部支持ユニットを配置せず、外部支持ユニットのみを有してもよく、またはフィルタユニットはさらに外部支持ユニットを有してもよく、外部支持ユニットは少なくとも1つの支持フレームを有し、外部支持ユニットの支持フレームの底壁がメッシュキャビティの外部に位置する。
図30を参照し、
図30はフィルタユニットの他の実施形態を示す。フィルタユニットは外部支持ユニット13f”を有し、外部支持ユニット13f”が第1外部フレーム13c”と第2外部フレーム13d”とを有し、外部支持ユニットの第1外部フレーム、第2外部フレームがスポット溶接を介して、第2部材の第2板状部に固定され、メッシュ部の端部が第1部材の第1板状部と、第2部材の第2板状部との間に位置して、第1部材の第1板状部、メッシュ部の端部、第2部材の第2板状部がスポット溶接を介して固定され、第1板状部が第2板状部に略平行するように配置される。フィルタユニットは外部支持ユニットのみを有する場合、フィルタユニットは、作動媒体が一方向に流動するシステムのフィルタに適用される。フィルタユニットは内部支持ユニットのみを有する場合、フィルタユニットは作動媒体が双方向に流動するシステムに適用される。
【0025】
また、
図15、
図22、
図27~
図29、
図31-1、
図31-2に示すように、フィルタユニットは外部支持ユニット13c、13f’と内部支持ユニット13e、13e’とを有し、外部支持ユニット13f’は第1外部フレーム13c’と第2外部フレーム13d’とを有し、内部支持ユニット13e’は第1支持フレーム13a、13a’と第2支持フレーム13b、13b’とを有する。第1外部フレーム13c、13c’が第2外部フレーム13d、13d’と固定配置され、具体的に、第1外部フレームが第2外部フレームと溶接配置され、第1支持フレーム13a、13a’が第2支持フレーム13b、13b’と固定配置され、具体的に、第1支持フレームが第2支持フレームと溶接配置される。外部支持ユニットが第2部材と固定配置され、内部支持ユニットが第1部材と固定配置される。
図29を参照し、
図29はフィルタユニットの具体的な実施形態の模式図を示す。フィルタユニットは複数の溶接点4を有し、第1部材とメッシュ部との固定方式はスポット溶接であり、第1支持フレーム13a’がスポット溶接を介して第1部材の第1板状部に固定され、第2支持フレーム13b’がスポット溶接を介して第1部材的の第1板状部に固定され、外部支持ユニットの第1外部フレームがスポット溶接を介して第2部材の第2板状部に固定され、外部支持ユニットの第2外部フレームがスポット溶接を介して第2部材の第2板状部に固定され、メッシュ部の端部が第1部材の第1板状部と、第2部材の第2板状部との間に位置し、第1部材の第1板状部、メッシュ部的の端部、第2部材の第2板状部がスポット溶接を介して固定される。
【0026】
図8を参照し、フィルタユニット1は固定されまたは位置制限されるように第1部材12に配置される第2部材14を有し、具体的に、第2部材14が溶接を介して第1部材12に配置されてもよい。フィルタユニット1は第2部材14を介して固定されまたは位置制限されるようにボデー2に配置されることを実現し、フィルタユニット1はボデー2内に固定配置され、または第2部材14を介してボデー2に対して位置制限されるようにボデー内に配置されてもよく、つまり、フィルタユニット1が固定されまたは位置制限されるようにボデー2に配置されることを実現する方式は、第2部材14が固定されまたは位置制限されるようにボデー2に配置されることである。第2部材14は第2板状部141と第2周壁142とを有し、第2板状部141はカーブ部143を有し、第2板状部141がカーブ部143を介して一体になるように第2周壁に接続され、第2板状部141がほぼメッシュ部の径方向に沿って延伸するように配置され、第2周壁142がほぼメッシュ部の軸方向に沿って延伸するように配置され、第2板状部141がカーブ部143を有し、第2板状部141がカーブ部143を介して第2周壁142に滑らかに遷移し、第2周壁142がボデーに固定されまたは位置制限されるために用いられ、
図9に示される実施形態において、第2周壁142が第1周壁122の外側に位置し、第2周壁142が第1周壁122に対する位置制限のために用いられることで、第1部材と第2部材との溶接を便利にして、第2周壁142の相当直径が第1周壁122の相当直径より大きい。第2板状部141が固定されまたは位置制限されるようにメッシュ部11に配置され、具体的に、例えば第2板状部141のメッシュ底部113から離れた側がメッシュ部11に溶接配置され、より具体的に、第2板状部141のメッシュ底部113から離れた側がメッシュ縁部1121に溶接固定される。1つの実施形態として、メッシュ縁部1121が第1板状部121と第2板状部141との間に位置し、前記第1板状部が前記第2板状部に略平行するように配置され、メッシュ部11、第1部材12及び第2部材13が溶接配置され、濾過メッシュの軸方向に沿って、メッシュ縁部1121より、第2板状部141がメッシュ底部113に近接し、第1板状部121より、メッシュ縁部1121がメッシュ底部113に近接する。
【0027】
フィルタユニットはさらに他の構成であってもよく、
図10に示すように、フィルタユニットはさらに係止部材を有し、該係止部材は固定されるように第1部材及び/または第2部材に対して配置され、または該係止部材は位置制限されるように第1部材及び/または第2部材に対して配置される。係止部材はさらにメッシュ部、第1部材及び第2部材に対する固定作用を果たす。
図10を参照し、該実施形態のフィルタユニットはさらに係止部材15を有し、係止部材15の少なくとも一部が第1部材12”に接触配置され、係止部材15の少なくとも一部が第2部材14”に接触配置され、具体的に、係止部材15が第1部材12”、第2部材14”に対して締め付けるように配置されてもよく、このように、第1部材、メッシュ部及び第2部材を固定させまたは位置制限させるように配置する。1つの実施形態として、フィルタユニットの形成過程で、まず、第1部材、メッシュ部、第2部材を固定配置し、例えば溶接配置してから、係止部材が締め付けて固定配置してもよい。
【0028】
フィルタ100はボデー2を有し、フィルタユニット1はボデー内に位置し、ボデー2の内壁が固定されまたは位置制限されるようにフィルタユニット1に配置される。ボデー2は第1接続口部21と、第1変径部22と、本体部23と、第2変径部24と、第2接続口部25とを有し、本体部23が略筒状構成であり、第1接続口部21の相当直径が本体部23の相当直径より小さく、ここでの相当直径は直径であってもよく、第2接続口部25の相当直径が本体部23の相当直径より小さく、ここでの相当直径は直径であってもよく、第1接続口部21の相当直径が第2接続口部25の相当直径より大きく、または小さく、または第2接続口部25の相当直径に等しい。フィルタユニット1に対する固定または位置制限について、多種の方式を有して、例えば、位置制限という方式で行ってもよく、ボデー2は第1内側凹部231と第2内側凹部232とを有し、該第1内側凹部231と第2内側凹部232との配置によって、ボデーが位置制限するようにフィルタユニットに配置され、第1内側凹部と第2内側凹部との配置位置は、本体部または第1遷移部、或いは第2遷移部であってもよく、
図1に示される実施形態において、本体部23には第1内側凹部231と第2内側凹部232とが設けられ、第1内側凹部231と第2内側凹部232とがフィルタユニット1の第2部材の第2周壁の両側に設けられ、第2内側凹部232はフィルタユニット1を制限でき、第1内側凹部231は切り込まれることで形成された凹部であってもよく、または凹点を打つように形成されてもよく、第2内側凹部232は切り込まれることで形成された凹部であってもよく、または凹点を打つように形成されてもよく、第1内側凹部231と第2内側凹部232によって、フィルタユニット1の第2部材の第2周壁の、ボデー2の軸方向での移動を制限でき、ここでの移動は振動及び下範囲内のばらつきを含まない。
【0029】
フィルタのボデーは、銅材料または鋼材から製造され、鋼材、例えばステンレスまたは炭素鋼などを利用する時、銅に接続される必要がある状況があり、フィルタには1つの銅製ジョイントが追加されてもよく、銅製ジョイントは溶接を介して第1接続口部及び/または第2接続口部に配置され、具体的に、溶接は、溶接温度が1000度程度のハンダのような、高い温度の溶接材料によって溶接し、このように、後続の溶接組立は温度がハンダ温度より一定の範囲、例えば100度以上低い場合、該溶接点の品質に影響することがなく、例えば前記ボデーと前記銅製ジョイントとの炉溶接の最高の温度は、980度以上であってもよく、このように、後続の溶接温度、例えば835度より高くなる。
図23に示されるのは、銅製ジョイント3の1つの構成であり、略筒状を呈する銅製ジョイント本体部31を有し、銅製ジョイント本体部31の一端に外フランジングすることで突起端部32を形成し、突起端部32の外縁の相当直径が銅製ジョイント本体部31の相当直径より大きく、銅製ジョイント本体部31の他端にネッキングダウンによって直径が軸方向に減少するガイド部33を形成し、銅製ジョイント3の外壁には、銅製ジョイント3の軸周辺に沿って均一に分布される若干のリブ34が加工される。銅製ジョイント3は第1接続口部21及び/または第2接続口部22に挿入されてもよく、または第1接続口部21、第2接続口部22がそれぞれ銅製ジョイントに挿入される。
図24を参照し、銅製ジョイント3が第1接続口部21に挿入されることを例として説明し、銅製ジョイント3が第1接続口部21に挿入されることで、銅製ジョイント本体部31の外壁と第1接続口部21の内壁とが係合し、突起端部32と第1接続口部21の端面とが係合する。リブが前記銅製ジョイント本体部に突出しまたは凹み、リブ34の存在のため、銅製ジョイント本体部31の外壁と第1接続口部21の内部との間に隙間空間を構成し、突起端部32が締め付けるように、第1接続口部21の端面と係合するとともに、軸方向の位置決めを実現する。フィルタ100の組立過程で、まず、事前に第1接続口部21に環状のハンダ(例えば溶接リング)を配置することで、溶接リングを止めさせてから、銅製ジョイント2を押し込み、そして溶接固定を行う。
【0030】
図25に示されるのは、メッシュ部の1つの実施形態であり、メッシュ部のメッシュ縁部1121は折り返されることがないから、
図14、
図15に示されるフィルタユニットに適用され、フィルタユニットは外部支持ユニット13fを有し、外部支持ユニット13fは第1外部フレーム13cと第2外部フレーム13dとを有し、第1外部フレーム13cの第1側壁と第2側壁とがメッシュ側壁の外部に沿ってメッシュキャビティの軸方向に延伸するように配置され、第2外部フレーム13dの第1側壁と第2側壁とがメッシュ側壁の外部に沿ってメッシュキャビティの軸方向に延伸するように配置される。第1外部フレーム13cが固定されまたは位置制限されるように第1/第2部材に配置され、第2外部フレーム13dが固定されまたは位置制限されるように第1/第2部材配置され、本実施形態において、第1外部フレーム13c、第2外部フレームは溶接を介して第2部材に固定配置される。
図17を参照し、第1外部フレーム13cと第2外部フレーム13dとはそれぞれ第2部材16に固定配置される。第1外部フレーム13cが第2外部フレーム13dに固定配置され、具体的に、第1外部フレーム13cの底壁が第2外部フレーム13dの底壁に固定配置され、より具体的に、固定配置の方式は、溶接による固定配置であってもよい。1つの実施形態として、第1外部フレーム13cと第2外部フレーム13dとの少なくとも1つの側壁は、メッシュ側壁に設けられるメッシュ固定部に沿って設けられてもよく、または言い換えれば、第1外部フレーム13cと第2外部フレーム13dとの少なくとも1つの側壁がメッシュ側壁のメッシュ固定部の外側に位置して、このように、作動媒体の流動抵抗を減少させるとともに、メッシュ固定部に対する保護作用を向上させ、これによって、メッシュ側壁に設けられるメッシュ固定部の破裂の可能性をなるべく減少させる。
【0031】
図16、
図17を参照し、第1部材12eは第1板状部121eと、第2板状部122eと、第1カーブ部123eと、第3板状部124eとを有し、第2板状部122eは第2カーブ部125eを有し、第1板状部121eは略環状の構成を呈して、第2板状部122eは略環状の構成を呈して、第1板状部121eと第2板状部とが略平行するように配置され、または同心環状を呈するように配置され、第1板状部121eと第2板状部122eとが第1カーブ部123eを介して遷移するように配置され、メッシュ部の端部が第1板状部121eと第2板状部122eとの間に位置して、第3板状部124eがほぼメッシュキャビティの径方向に沿って延伸するように配置され、第2板状部122eと第3板状部124eとが第2カーブ部125eを介して遷移するように配置される。1つの実施形態として、第1板状部121eと第2板状部122eとが共同でメッシュ縁部1121eを固定し、三者は溶接、例えばスポット溶接を介して固定され、具体的に、メッシュ縁部1121eも相応的に略環状を呈して、メッシュキャビティの径方向に沿って、第1板状部121eと第2板状部122eとの間に位置し、他の実施形態として、メッシュキャビティの径方向に沿って、メッシュ縁部1121eが第1板状部121eと第2板状部122eとの間に位置し、第1板状部121e、メッシュ縁部1121e及び第2板状部122eは凹点または凸点を打つという方式で、位置制限されるように配置され、他の実施形態として、メッシュキャビティの径方向に沿って、メッシュ縁部1121eが第1板状部121eと第2板状部122eとの間に位置し、第1板状部121e、メッシュ縁部1121e及び第2板状部122eが締め付けられるように配置されるとともに、第1板状部121eと第2板状部122eとの間にあるメッシュ縁部に、例えば3mm以上のような一定の長さを具備させ、即ち、第1板状部121e、メッシュ縁部1121e及び第2板状部122eが締め付けられるように設けられるとともに、入り込むメッシュ縁部を長くすることで、第1板状部121e、メッシュ縁部1121e及び第2板状部122eを相対的に位置制限させるように固定させる。
【0032】
図16、
図17を参照し、第1部材12eが第2部材16に固定配置され、具体的に、第1部材12eの第3板状部124eが溶接を介して第2部材の第1周壁161に固定され、より具体的に、第1部材12eの第3板状部124eが複数の溶接点を介してスポット溶接されるように第2部材の第1周壁161に配置され、メッシュキャビティの軸方向に沿って、第1部材12eの第3板状部124eより、第2部材の第1周壁161がメッシュ底部に近接し、第1部材12eの第1板状部121eと第1部材12eの第2板状部122eとが共同でメッシュ縁部1121eを固定し、このように、メッシュ部が第1部材12eに固定配置され、第1部材12eがメッシュ部に固定配置され、第1部材12eが第2部材16に固定配置され、このように、メッシュ部が第2部材16に固定配置され、フィルタユニットが第2部材16を介して固定されまたは位置制限されるようにボデー内壁に配置され、これによって、メッシュ部が固定されまたは位置制限されるようにボデー内壁に配置される。第1部材12eの第1板状部121eと支持フレーム13aの端部131aとが係合するように配置され、支持フレーム13aのほとんどがメッシュキャビティ内に位置し、支持フレーム13aの端部131aがほぼ第1部材12eの第1板状部121eの内側に位置し、即ち、メッシュキャビティの径方向に沿って、端部131aの第1バーリング部136’aがほぼメッシュキャビティ外に位置し、端部131aが第1側壁の遷移部138aを有し、遷移部138aがほぼメッシュキャビティの径方向に沿って延伸する部分と、ほぼメッシュキャビティの軸方向に沿って延伸する部分とを有し、遷移部138aを介して第1バーリング部136’aがほぼメッシュキャビティの径方向に沿って延伸するように配置され、端部131aが第1部材12eに固定配置され、具体的に、端部131a、遷移部138aが位置制限されるように第1部材12eの第1板状部121eと第2板状部122eに配置され、第1バーリング部136’aが第1部材12eの第3板状部124eに溶接配置され、該溶接配置は、スポット溶接による溶接配置であってもよく、このように、支持フレーム13aが第1部材に固定配置され、支持フレームの安定性を相対的に増えるとともに、作動媒体がある場合、不安定な固定による支持フレーム13aのメッシュ部に対する衝撃からの、メッシュ部の損壊を減少させることに寄与する。支持フレーム13cがメッシュキャビティの外部に位置し、支持フレーム13cが第2部材に固定配置され、メッシュキャビティの軸方向に沿って、第2部材の第2板状部より、支持フレーム13cのバーリング部がメッシュ底部に近接し、第1部材12eの第3板状部124eと支持フレーム13cのバーリング部とがそれぞれ第2部材の第1周壁161の相対的な両側に位置し、具体的に、支持フレーム13cのバーリング部が第2部材に溶接配置され、より具体的に、支持フレーム13cのバーリング部がスポット溶接を介して第2部材の第2板状部に固定配置される。
【0033】
フィルタユニットの第2部材について、
図26を参照し、第2板状部は第2部材に設けられてもよく、第2部材16は第1周壁161と、第2周壁162と、カーブ部163とを有し、第1周壁161と第2周壁162とがカーブ部163を介して遷移するように配置される。第1周壁161がほぼメッシュキャビティの径方向に延伸するように配置され、第2周壁162がほぼメッシュキャビティ的軸方向に延伸するように配置される。第1周壁161と第2周壁162とがカーブ部163を介して遷移するように配置される。第1周壁161と第1板状部とが係合するように配置されることで、メッシュ縁部を固定しまたは位置制限し、メッシュキャビティの軸方向に沿って、第1板状部より第1周壁161が相対的にメッシュ底部に近接する。第2部材16の第2周壁162が固定されまたは位置制限されるようにボデーの内壁に配置される。
【0034】
以下の実施例によってフィルタユニット11の1つの製造方法を説明する。該製造方法は以下のステップを有し、以下のステップのいくつかの順序は調整されることができ、
S1:メッシュ部に対する加工。要求に合う濾過メッシュ生地をスクリーニングし、裁断またはパンチングを行うことで、濾過メッシュ本体を作り出し、濾過メッシュ本体に対して折畳を行ってメッシュ側壁及び底部が溶接されていない際のメッシュ部に加工され、または、直接的に濾過メッシュ本体を作り出し、メッシュ固定部で濾過メッシュ本体を溶接することで、メッシュ側壁及び底部にあるメッシュ固定部を溶接固定させ、または、まずメッシュ側壁にあるメッシュ固定部を溶接固定させてから、折畳または折り返し、或いは裁断プロセスを介してメッシュ底部を作り出し、メッシュ底部部分にあるメッシュ固定部を溶接することで、メッシュ底部にあるメッシュ固定部を溶接配置させ、メッシュ底部を作り出し、または、要求に合う濾過メッシュをスクリーニングし、裁断を行うことで、メッシュ側壁及び底部が溶接されていない濾過メッシュ本体を作り出し、または、直接的に濾過メッシュ本体を作り出し、メッシュ固定部で濾過メッシュ本体を溶接することで、メッシュ側壁にあるメッシュ固定部を溶接配置させ、折畳または折り返し、或いは裁断プロセスを介してメッシュ底部を作り出し、メッシュ底部分にあるメッシュ固定部に対して溶接プロセスを行うことで、メッシュ底部にあるメッシュ固定部を溶接配置させ、メッシュ底部を作り出し、このようにメッシュ部を作り出し、メッシュ縁部はフランジングを必要とする場合、さらに、メッシュ側壁のメッシュ縁部に対してフランジング配置を行うことを含む。メッシュ部に対する具体的な加工過程は、必要に応じて調整さればよい。
S2:支持ユニットの支持フレームに対する加工。要求に合う支持ユニットの金属板材、またはスラットのようなストリップ状材料を選択して、プレスまたは折れ曲がり加工を介して第1側壁と、第2側壁と底壁とが含まれる支持フレームを作り出し、または、要求に合う支持フレーム本体、例えばスラットを選択して、折れ曲がるように支持フレーム本体を配置することで、第1側壁と、第2側壁と底壁とが含まれる支持フレームを作り出し、第1側壁と第2側壁を曲げることで、第1バーリング部と第2バーリング部とを作り出し、これによって、支持フレームを作り出し、
S3:第1部材に対する加工。要求に合う板材シートを引っ張り、余計な部分を除去した後、第1周壁を作り出し、第1周壁を作り出した板シートに対してパンチングを行うことで第1板状部を作り出し、このように、第1部材を作り出し、または直接的に板材に対してプレスを行うことで、第1部材を作り出し、
S4:第2部材に対する加工。要求に合う板材または板シートを引っ張り、余計な部分を除去した後、第2周壁を作り出し、第2周壁を作り出した板シートに対してパンチングを行うことで第2板状部を作り出し、このように、第2部材を作り出し、または直接的に板材に対してプレスを行うことで第2部材を作り出す。
【0035】
製造方法はさらに、フィルタユニットに対する加工というステップを有し、以下のステップにおけるステップP1、P2について、そのうちの1つのみ、または両者を有しても良く、
P1:少なくとも2つの支持フレームの底部を溶接することで内部支持ユニットを形成し、
P2:少なくとも2つの外部フレームの底部を溶接することで外部支持ユニットを形成し、
P3:a):内部支持ユニット、メッシュ部、第1部材、第2部材に対して組立及び溶接を行うことでフィルタユニットを形成し、またはb):外部支持ユニット、メッシュ部、第1部材、第2部材に対して組立及び溶接を行うことでフィルタユニットを形成し、またはc):内部支持ユニット、メッシュ部、第1部材、第2部材及び外部支持ユニットに対して溶接を行うことでフィルタユニットを形成し、またはd):内部支持ユニットを第1部材に溶接配置、溶接された第1部材を内部支持ユニット、メッシュ部、第2部材に組み立てるとともに、第1部材、メッシュ部のメッシュ縁部、第2部材を溶接固定し、またはe):外部支持ユニットを第2部材に溶接し、溶接された第2部材を外部支持ユニット、第1部材、メッシュ部に組み立てるとともに溶接し、または、f):内部支持ユニットを第1部材に溶接配置することで第1ユニットを形成し、外部支持ユニットを第2部材に溶接配置することで、第2ユニットを形成し、メッシュ部を第1ユニット、第2ユニットに組み立てるとともに溶接する。
【0036】
フィルタユニットはさらに以下の製造方法に応じて製造されてもよく、前記製造方法は以下のステップを有し、以下のステップのいくつかの順序は調整されてもよく:
S1:メッシュ部に対する加工。濾過メッシュ生地に対して裁断またはパンチングを行うことで、濾過メッシュ本体を作り出し、濾過メッシュ本体に対して折畳加工を行うとともに、溶接することでメッシュ部を形成し、具体的に以上のS1ステップを参照すればよく、
S2:支持ユニットの支持フレームに対する加工。金属板材またはストリップ材に対してプレスを行うことで支持フレームに加工され、または金属板材或いはストリップ材に対して打ち抜き及び折れ曲がりを行うことで支持フレームに加工され、支持フレームは第1側壁と、第2側壁と、底壁とを有し、
S3’:第1部材に対する加工。適切な材料を選択して引っ張りまたはプレスを介して第1部材を作り出す。必要な場合、整形によって第1部材の一致性をよくして、
S3:第2部材に対する加工。適切な材料を選択して引っ張りまたはプレスを介して第2部材を作り出す。必要な場合、整形によって第2部材の一致性をよくして、
P3:a):フィルタユニットに対する組立。メッシュ部、第1部材、第2部材を組み立てるとともに溶接固定してから、外嵌するように外部支持ユニットの2つの支持フレームを配置するとともに、第2部材に溶接固定し、フィルタユニットを形成し、b):またはメッシュ部、第1部材、第2部材を組み立てるとともに溶接固定し、外部支持ユニットの2つの支持フレームを溶接固定し、外嵌するように外部支持ユニットを配置するとともに、第2部材に溶接固定し、フィルタユニットを形成し、c):またはメッシュ部、第1部材、第2部材を組み立てるとともに溶接固定し、内部支持ユニットの2つの支持フレームを溶接固定し、内部支持ユニットをメッシュキャビティに装着するとともに、第1部材に溶接固定し、フィルタユニットを形成する。
【0037】
製造方法はさらに以下の通り、P1ステップとP3’ステップとの順序が限定されず:
P1:内部支持ユニットの少なくとも2つの支持フレームの底部を溶接することで、内部支持ユニットを形成し、
P3’:第1部材をメッシュ部に溶接配置し、第1手段を形成し、
P4’:内部支持ユニットを第1手段に溶接配置し、第2手段を形成し、
P6’:第2手段を第2部材に溶接配置し、フィルタユニットを形成する。
【0038】
製造方法はさらに以下の通り、以下のステップの順序が限定されず:ステップP1、P2について、そのうちの1つを選択してもよく、または両者をいずれも有してもよく、あるステップは差し替えられてもよく、例えばP5’はP3’の前に行われてもよく、またはP3’と同時に行われてもよく:
P1:内部支持ユニットの少なくとも2つの支持フレームの底部を溶接することで、内部支持ユニットを形成し、及び/または、
P2:外部支持ユニット少なくとも2つの外部フレームの底部を溶接することで、外部支持ユニットを形成し、
P3’:第1部材をメッシュ部に溶接配置し、第1手段を形成し、
P4’:内部支持ユニットを第1手段に溶接配置し、第2手段を形成し、
P5’:外部支持ユニットを第2部材に溶接配置し、第3手段を形成し、
P6’:第2手段を第3手段に溶接配置する。
【0039】
フィルタに対する組立は以下のステップを有し、第1接続口部と第2接続口部に対する加工は交換されてもよく、圧延または他のネッキングダウンという方式でボデー素管の一端を加工し、一端の第1接続口部を形成するとともに、圧延または打点という方式でボデー素管の本体部に第1内側凹部を形成し、ボデー本体部を第1内側凹部部位の内壁部で内側に突出させ、フィルタユニットを装着し、フィルタユニットの第2部材の第2周壁を、第1内側凹部の相対的に第1接続口部から離れた側に位置させ、ボデー素管の本体部において、相応的に第2部材の第2周壁の相対的に第1内側凹部から離れた側に、圧延または打点という方式で第2内側凹部を形成し、第2部材の第2周壁を第1内側凹部と第2内側凹部との間に位置させ、圧延または他のネッキングダウンという方式でボデー素管の他端を加工し、他端の第2接続口部を形成する。
【0040】
フィルタに対する組立はさらに以下のステップを有してもよく、圧延または他のネッキングダウンという方式でボデー素管の一端を加工し、一端の第1接続口部または第2接続口部を形成し、フィルタユニットを装着し、フィルタユニットの第2部材の第2周壁がボデー素管の本体部に中間嵌めされまたは締まり嵌めされ、ボデー素管の本体部とフィルタユニットの第2部材の第2周壁との対応部位で、スポット溶接またはアルゴンアーク溶接などのような溶接固定を行って、圧延または他のネッキングダウンという方式でボデー素管の他端を加工し、他端の第2接続口部または第1接続口部を形成する。
【0041】
説明しようとするのは、以上の実施例は本発明に記載の技術案を限定していなく、ただ相応的な技術案を説明するために用いられ、本明細書は前記実施例を参照して詳しく説明したが、当業者が理解するように、当業者であれば、相変わらず前記実施形態に対して補正または等価置換を行ってもよく、本発明の精神と範囲から逸脱しない全ての技術案及びその改良は、いずれも本発明の保護範囲に該当すべきである。