(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-17
(45)【発行日】2022-10-25
(54)【発明の名称】データ処理方法、装置及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20221018BHJP
【FI】
G06Q30/02 312
(21)【出願番号】P 2020569957
(86)(22)【出願日】2020-07-17
(86)【国際出願番号】 CN2020102872
(87)【国際公開番号】W WO2021027493
(87)【国際公開日】2021-02-18
【審査請求日】2020-12-15
(31)【優先権主張番号】201910751054.4
(32)【優先日】2019-08-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520291939
【氏名又は名称】北京市商▲湯▼科技▲開▼▲發▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING SENSETIME TECHNOLOGY DEVELOPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 1101-1117,11th Floor No.58 Northwest 4th Ring Road, Haidian District Beijing 100080 China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲チェン▼
(72)【発明者】
【氏名】高 雨亭
【審査官】毛利 太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-179461(JP,A)
【文献】特開2018-055248(JP,A)
【文献】特開2009-199610(JP,A)
【文献】特開2007-115220(JP,A)
【文献】特開2006-185293(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバに用いられるデータ処理方法であって、
所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種毎に対応する総滞在時間長を特定するステップと、
前記複数の車種毎に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定するステップと、
前記複数の車種の人気度ランキング結果を端末へ送信するステップと、を含む
ことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項2】
各ターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長情報に基づいて、前記各ターゲット人物の注目車種を特定するステップを更に含む
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
前記複数の車種毎に対応する総滞在時間長を特定するステップは、
前記複数の収集画像中で出現したターゲット人物の位置情報と前記複数の車種毎に対応する車種領域の予め設定した位置情報とに基づいて、前記ターゲット人物の所在する車種領域を特定することと、
前記収集画像の収集時間と前記ターゲット人物の所在する車種領域とに基づいて、前記複数の収集画像に出現したターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長を特定することと、を含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
前記複数の車種毎に対応する総滞在時間長を特定するステップは、
前記ターゲット人物の隣接な出現
時点に対応する
前記ターゲット人物が出現した車種領域が同じであり且つ前記隣接な出現
時点に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接な出現
時点に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域での滞在時間長に算入すること、または、
前記ターゲット人物の隣接な出現
時点に対応する時間差が所定時間閾値よりも大きいことに応答して、前記隣接な出現
時点に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域での滞在時間長に算入しないと特定することを含
み、
前記時間差は、前記ターゲット人物が前記対応する車種領域に出現した時点を示す2つの隣接な出現時点の間の時間差である
ことを特徴とする請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
前記所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するステップは、
前記複数の車種に対応する複数の車種領域のうちの各車種領域ごとに、独立したアキュムレータを配置することと、
設定時間帯を単位として、前記車種領域に出現したターゲット人物の滞在時間長を前記アキュムレータを介して積算することにより、前記設定時間帯内の前記車種領域の累積滞在時間長を取得することと、
前記
所定時間範囲内の少なくとも1つの前記設定時間帯の前記車種領域の累積滞在時間長を積算し、前記車種領域の総滞在時間長を取得することと、を含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ処理方法。
【請求項6】
前記設定時間帯がタイムアウトしたことに応答して、前記アキュムレータをリセットするステップを更に含む
ことを特徴とする請求項5に記載のデータ処理方法。
【請求項7】
前記データ処理方法は、
前記端末から送信された、前記所定時間範囲を少なくとも含む第1検索条件を受信するステップを更に含み、
前記所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するステップは、
前記第1検索条件に応答し、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種毎に対応する総滞在時間長を特定することを含む
ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のデータ処理方法。
【請求項8】
端末に用いられるデータ処理方法であって、
サーバから送信された複数の車種の人気度ランキング結果を受信するステップと、
前記複数の車種の人気度ランキング結果を表示するステップと、を含み、
前記車種の人気度は、前記サーバが
請求項1に記載のデータ処理方法に基づいて取得したものである
ことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項9】
前記所定時間範囲を少なくとも含む第1検索条件を受信するステップと、
前記第1検索条件を前記サーバへ送信するステップと、を更に含む
ことを特徴とする請求項8に記載のデータ処理方法。
【請求項10】
所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種毎に対応する総滞在時間長を特定するように構成される第1特定モジュールと、
前記複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定するように構成される第2特定モジュールと、
前記複数の車種の人気度ランキング結果を端末へ送信するように構成される送信処理モジュールと、を備える
ことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項11】
端末に用いられるデータ処理装置であって、
サーバから送信された複数の車種の人気度ランキング結果を受信するように構成される通信モジュールと、
前記複数の車種の人気度ランキング結果を表示するように構成される表示処理モジュールと、備え、
前記車種の人気度は、前記サーバが
請求項1に記載のデータ処理方法に基づいて取得したものである
ことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項12】
データ処理装置であって、
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで運転され得るコンピュータプログラムとを含み、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに請求項1から9の何れか一項に記載のデータ処理方法を実施する
ことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項13】
記憶媒体であって、
前記記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、
プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行したときに、請求項1から9の何れか一項に記載のデータ処理方法を実施する
ことを特徴とする記憶媒体。
【請求項14】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読コードを含み、
前記コンピュータ可読コードが電子機器で運転されたときに、前記電子機器におけるプロセッサは、請求項1から9の何れか一項に記載のデータ処理方法を実施する
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータビジョン分野に関し、具体的にデータ処理方法、装置及び記憶媒体に関する。
<関連出願の相互引用>
本発明は、出願番号が201910751054.4であり、出願日が2019年08月14日である中国特許出願を基に提出され、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容が参照として本願に組み入れられる。
【背景技術】
【0002】
4S店(Sale、Spare part、Service、Surveyの四位一体で車を販売するモデル)の実際の経営過程において、販売員が接待及び顧客のフォローアップを通じて単体顧客の車種に対する注目度を把握可能であるが、グループ顧客の各車種に対する注目度を洞察するには、いまだ有効な解決案がなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は、データ処理方法の技術案を提出する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1態様では、本発明の実施例は、データ処理方法を提供する。当該データ処理方法は、サーバに用いられる。当該データ処理方法は、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するステップと、前記複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定するステップと、前記複数の車種の人気度ランキング結果を端末へ送信するステップと、を含む。
【0005】
1種の実現可能方式において、前記データ処理方法は、各ターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長情報に基づいて、前記各ターゲット人物の注目車種を特定するステップを更に含む。
【0006】
1種の実現可能方式において、前記複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するステップは、前記複数の収集画像中で出現したターゲット人物の位置情報と前記複数の車種に対応する車種領域の予め設定した位置情報とに基づいて、前記ターゲット人物の所在する車種領域を特定することと、前記収集画像の収集時間と前記ターゲット人物の所在する車種領域とに基づいて、前記複数の収集画像に出現したターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長を特定することと、を含む。
【0007】
1種の実現可能方式において、前記複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するステップは、前記ターゲット人物の隣接な出現に対応する車種領域が同じであり且つ前記隣接な出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接な出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域での滞在時間長に算入する。
【0008】
1種の実現可能方式において、前記複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するステップは、前記ターゲット人物の隣接な出現に対応する時間差が所定時間閾値よりも大きいことに応答して、前記隣接な出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域での滞在時間長に算入しないと特定することを含む。
【0009】
1種の実現可能方式において、前記所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するステップは、前記複数の車種に対応する複数の車種領域のうちの各車種領域ごとに、独立したアキュムレータを配置することと、設定時間帯を単位として、前記車種領域に出現したターゲット人物の滞在時間長を前記アキュムレータを介して積算することにより、前記設定時間帯内の前記車種領域の累積滞在時間長を取得することと、前記設定時間範囲内の少なくとも1つの前記設定時間帯の前記車種領域の累積滞在時間長を積算し、前記車種領域の総滞在時間長を取得することと、を含む。
【0010】
1種の実現可能方式において、前記データ処理方法は、前記設定時間帯がタイムアウトしたことに応答して、前記アキュムレータをリセットするステップを更に含む。
【0011】
1種の実現可能方式において、前記データ処理方法は、前記端末から送信された、前記所定時間範囲を少なくとも含む第1検索条件を受信するステップを更に含み、前記所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するステップは、前記第1検索条件に応答し、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定することを含む。
【0012】
第2態様では、本発明の実施例は、データ処理方法を提供する。当該データ処理方法は、端末に用いられる。前記データ処理方法は、サーバから送信された複数の車種の人気度ランキング結果を受信するステップと、前記複数の車種の人気度ランキング結果を表示するステップと、を含み、前記車種の人気度は、前記サーバが所定時間範囲内における複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて取得したものである。
【0013】
1種の実現可能方式において、前記データ処理方法は、前記所定時間範囲を少なくとも含む第1検索条件を受信するステップと、前記第1検索条件を前記サーバへ送信するステップと、を更に含む。
【0014】
第3態様では、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。前記データ処理装置は、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するように構成される第1特定モジュールと、前記複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定するように構成される第2特定モジュールと、前記複数の車種の人気度ランキング結果を端末へ送信するように構成される送信処理モジュールと、を備える。
【0015】
1種の実現可能方式において、前記データ処理装置は、各ターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長情報に基づいて、前記各ターゲット人物の注目車種を特定するように構成される第3特定モジュールを更に備える。
【0016】
1種の実現可能方式において、前記第2特定モジュールは、前記複数の収集画像中で出現したターゲット人物の位置情報と前記複数の車種に対応する車種領域の予め設定した位置情報とに基づいて、前記ターゲット人物の所在する車種領域を特定し、前記収集画像の収集時間と前記ターゲット人物の所在する車種領域とに基づいて、前記複数の収集画像に出現したターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長を特定するように構成される。
【0017】
1種の実現可能方式において、前記第2特定モジュールは、前記ターゲット人物の隣接な出現に対応する車種領域が同じであり且つ前記隣接な出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接な出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域での滞在時間長に算入するように構成される。
【0018】
1種の実現可能方式において、前記第2特定モジュールは、前記ターゲット人物の隣接な出現に対応する時間差が所定時間閾値よりも大きいことに応答して、前記隣接な出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域での滞在時間長に算入しないと特定するように構成される。
【0019】
1種の実現可能方式において、前記第2特定モジュールは、前記複数の車種に対応する複数の車種領域のうちの各車種領域ごとに、独立したアキュムレータを配置するように構成される配置手段と、設定時間帯を単位として、前記車種領域に出現したターゲット人物の滞在時間長を前記アキュムレータを介して積算することにより、前記設定時間帯内の前記車種領域の累積滞在時間長を取得するように構成される制御手段と、前記設定時間範囲内の少なくとも1つの前記設定時間帯の前記車種領域の累積滞在時間長を積算し、前記車種領域の総滞在時間長を取得するように構成される特定手段と、を備える。
【0020】
1種の実現可能方式において、前記制御手段は、更に、前記設定時間帯がタイムアウトしたことに応答して、前記アキュムレータをリセットするように構成される。
【0021】
1種の実現可能方式において、前記データ処理装置は、前記端末から送信された、前記所定時間範囲を少なくとも含む第1検索条件を受信するように構成される受信処理モジュールを更に備え、前記第2特定モジュールは、更に、前記第1検索条件に応答し、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定する構成される。
【0022】
第4態様では、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。当該データ処理装置は、端末に用いられる。前記データ処理装置は、サーバから送信された複数の車種の人気度ランキング結果を受信するように構成される通信モジュールと、前記複数の車種の人気度ランキング結果を表示するように構成される表示処理モジュールと、備え、前記車種の人気度は、前記サーバが所定時間範囲内における複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて取得したものである。
【0023】
1種の実現可能方式において、前記データ処理装置は、前記所定時間範囲を少なくとも含む第1検索条件を受信するように構成される入力モジュールを更に備え、前記通信モジュールは、更に、前記第1検索条件を前記サーバへ送信するように構成される。
【0024】
第5態様では、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。前記データ処理装置は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで運転され得るコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに本発明の実施例に記載のサーバ側に用いられるデータ処理方法のステップを実施する。
【0025】
第6態様では、本発明の実施例は、記憶媒体を提供する。前記記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行したときに、本発明の実施例に記載のサーバ側に用いられるデータ処理方法のステップを実施する。
【0026】
第7態様では、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。前記データ処理装置は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで運転され得るコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに本発明の各実施例に記載の端末側に用いられるデータ処理方法のステップを実施する。
【0027】
第8態様では、本発明の実施例は、記憶媒体を提供する。前記記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶され、プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行したときに、本発明の各実施例に記載の端末側に用いられるデータ処理方法のステップを実施する。
【0028】
第9態様では、本発明の実施例は、コンピュータプログラムを提供する。前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読コードを含み、前記コンピュータ可読コードが電子機器で運転されたときに、前記電子機器におけるプロセッサは、本発明の実施例に記載のデータ処理方法を実施する。
【発明の効果】
【0029】
本発明の実施例に係る技術案では、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定し、前記複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定し、前記複数の車種の人気度ランキング結果を端末へ送信する。これにより、ターゲット人物の車種領域での滞在時間長に基づいて車種の人気度ランキングを特定するため、従業員が車種の人気度に応じて対応性のある仕事及びサービスを行うことに有利になり、顧客体験及び販売転換率を向上させる。
【0030】
上述した一般的な記述と後文の詳細記述が単に例示的なものと解釈的なものであり、本発明を制限するためのものではないことは、理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
ここでの図面は、明細書に組み込まれて明細書の一部を構成し、本発明に合致する実施例を示しつつ、明細書の記載とともに本発明の技術案を説明するために用いられる。
図面を参照し、以下の詳細な記述により、本発明をより明瞭に理解できるのだろう。
【
図1】本発明の実施例に係るデータ処理方法の実施フローの模式
図1である。
【
図2】本発明の実施例に係るデータ処理方法の実施フローの模式
図2である。
【
図3】本発明の実施例に係る車種人気度ディスプレイインターフェースの模式図である。
【
図4】本発明の実施例に係るデータ処理装置の構成の模式
図1である。
【
図5】本発明の実施例に係るデータ処理装置の構成の模式
図2である。
【
図6】本発明の実施例に係るデータ処理を実施する装置
のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、図面を参照して本発明の各種の例示的な実施例、特徴および態様を詳細に説明する。図面における同じ符号は、機能が同じ又は類似する素子を示す。図面に実施例の各種の態様が示されたが、専ら示さない限り、縮尺通りに図面を描く必要がない。
【0033】
ここでの用語である「例示的な」は、「例示、実施例としてのもの、又は説明的なもの」を意味する。ここで「例示的な」で説明される如何なる実施例も、他の実施例よりも優れるや良くなるとして解釈されるとは限らない。
【0034】
本文における用語である「及び/又は」は、単に関連対象の関連関係を記述するものであり、3種の関係が存在可能であることを示す。例えば、a及び/又はbは、aが単独に存在することと、a及びbが同時に存在することと、bが単独に存在することという3種の場合を表せる。また、本文における用語である「少なくとも1種」は、複数種のうちの何れか1種又は複数種のうちの少なくとも2種の任意の組み合わせを示す。例えば、a、b、cのうちの少なくとも1種を含むことは、a、b及びcによって構成された集合から、何れか1つ又は複数の要素を選択することを示してもよい。
【0035】
また、本発明の実施例がより良く説明されるように、下文の具体的な実施形態において大量の具体的詳細が与えられている。当業者であれば理解できるように、幾つかの具体的詳細がなくても、本発明の実施例は同様に実施可能である。幾つかの実施例では、本発明の要旨がより目立つように、当業者でよく知られる方法、手段、素子及び回路について詳細に記述されていない。
【0036】
理解できるように、本発明で言及された上記各方法実施例は、原理や論理に違反しない場合に、何れも互いに組み合わせて、組み合わせられた後の実施例を形成可能である。紙面の都合上から、本発明の実施例では、繰り返し説明しない。
【0037】
本発明の実施例の技術案がより良好に当業者に理解されるように、以下では、本発明の実施例における図面を組み合わせて、本発明の実施例における技術案を明瞭に記述する。明らかに、記述される実施例は、単に本発明の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。
【0038】
本発明の明細書の実施例及び特許請求の範囲並びに上記図面における用語である「第1」、「第2」と「第3」等は、類似する対象を区分するために用いられ、特定の順番や前後順を描くとは限らない。また、用語である「含む」と「備える」およびそれらの如何なる変形も、非排他的な含有、例えば、一シリーズのステップ若しくは手段をカバーすることを意図する。方法、システム、製品若しくは機器は、それらのステップや手段を明確に挙げるとは限らず、明確に挙げられていないもの、或いはこれらの過程、方法、製品若しくは機器固有の他のステップや手段を含んでもよい。
【0039】
本発明の実施例は、サーバ側に用いられるデータ処理方法を提供する。ただし、サーバは、クラウドサーバ又は普通のサーバであってもよい。前記データ処理方法は、更に、電子機器に用いられてもよい。ただし、電子機器は、ユーザ機器(User Equipment、UE)、モバイル機器、ユーザ端末、携帯電話、コードレス電話、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、ハンドヘルド機器、計算機器、車載機器、ウェアラブル機器等であってもよい。
図1に示すように、前記方法は、主に以下のステップを含む。
【0040】
ステップS101では、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種毎に対応する総滞在時間長を特定する。
【0041】
ただし、複数の車種毎に対応する総滞在時間長は、複数の車種のうちの各車種に対するポインタの総滞在時間長である。異なる車種に対応する総滞在時間長が異なる可能性はある。
【0042】
例示的に、車種1は、第1個の設定時間帯における累積滞在時間長がt1であり、第2個の設定時間帯における累積滞在時間長がt2であり、第3個の設定時間帯における累積滞在時間長がt3である。そうすると、当該所定時間範囲内に、車種1の総滞在時間長の和は、t1+t2+t3となる。車種2は、第1個の設定時間帯における累積滞在時間長がt1’であり、第2個の設定時間帯における累積滞在時間長がt2’であり、第3個の設定時間帯における累積滞在時間長がt3’である。そうすると、当該所定時間範囲内に、車種1の総滞在時間長の和は、t1’+t2’+t3’となる。
【0043】
ただし、車種の滞在時間長の和が大きいほど、車種の人気度は、大きくなり、車種の滞在時間長の和が小さいほど、車種の人気度は、小さくなる。
【0044】
理解できるように、前記ターゲット人物は、ホワイトリストに記入された人を含まない。
【0045】
ただし、ホワイトリストとは、車種人気度へ影響を与えない又は影響が発生しても無視できる程度の人、例えば、購入需要が存在しないか、又は購入需要が薄い人を指す。前記ホワイトリストは、4S店の従業員、清掃員、修理師、宅配業者、出前係のうちの少なくとも1つを含む。
【0046】
説明すべきことは、前記ホワイトリストにおける人員は、ユーザの需要に応じて設定又は調整され得る。
【0047】
1種の好適な実施例において、画像収集装置の収集画像を認識する際に、現在被認識対象がホワイトリスト人員に属するか否かを先に判断し、ホワイトリスト人員に属する場合に、前記現在被認識対象を無視し、ホワイトリスト人員に属しない場合に、現在被認識対象をターゲット人物として判定し、当該ターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長を分析する。
【0048】
幾つかの実施形態において、前記複数の車種毎に対応する総滞在時間長を特定することは、
前記複数の収集画像中で出現したターゲット人物の位置情報と前記複数の車種に対応する車種領域の予め設定した位置情報とに基づいて、前記ターゲット人物の所在する車種領域を特定することと、
前記収集画像の収集時間と前記ターゲット人物の所在する車種領域とに基づいて、前記複数の収集画像に出現したターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長を特定することと、を含む。
【0049】
ここで、前記所定車種領域の所在する領域は、単車の示す領域以上であり、前記所定車種領域は、システムによって自動的に区分されてもよく、又は人為的に区分されてもよい。実際の応用では、各所定車種領域は、独立した番号を有し、各車種は、複数の所定車種領域に対応可能である。
【0050】
説明すべきことは、車種と車種領域との対応関係は、ユーザの手動設置によって特定されてもよい。車種と車種領域との対応関係は、システムの自動設置によって特定されてもよく、例えば、車自身の形状及び識別子に基づいて自動的に設置されてもよい。例えば、各車種は、1つの車種領域に対応する。例示的に、ホーバーH6車種の自動車は、車種領域1でディスプレイされ、ホーバーH7車種の自動車は、車種領域2でディスプレイされ、ホーバーM6車種の自動車は、車種領域3でディスプレイされ、ホーバーF7車種の自動車は、車種領域4でディスプレイされている。
【0051】
更に例えば、同じ車種は、1つ又は複数の車種領域に対応可能である。例示的に、ホーバーH6車種の自動車は、車種領域1と2でディスプレイされ、ホーバーH7車種の自動車は、車種領域3と4でディスプレイされ、ホーバーM6車種の自動車は、車種領域5でディスプレイされ、ホーバーF7車種の自動車は、車種領域6でディスプレイされている。
【0052】
幾つかの実施例において、車種と車種領域との関係は、予め特定されてもよい。例えば、車種と車種領域との関係は、ユーザによって設定される。又は、車種と車種領域との関係は、車両位置に基づいて特定される。
【0053】
幾つかの実施形態において、前記複数の車種に対応する総滞在時間長を特定することは、
前記ターゲット人物の隣接な出現に対応する車種領域が同じであり且つ前記隣接な出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接な出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域での滞在時間長に算入することを含む。
【0054】
幾つかの実施形態において、前記複数の車種に対応する総滞在時間長を特定することは、
前記ターゲット人物の隣接な出現に対応する時間差が所定時間閾値よりも大きいことに応答して、前記隣接な出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域での滞在時間長に算入しないと特定することを含む。
【0055】
説明すべきことは、前記所定時間閾値は、実際の状況やユーザの需要に応じて設定又は調整されてもよい。
【0056】
例示的に、所定時間閾値は、5分間であり、画像収集及び画像認識処理を担うフロントエンドサーバは、1分間おきに注目車種分析を担うバックエンドサーバへパケットを1回送信し、当該パケットには、各ターゲット人物の時間情報及び位置情報が含まれ、バックエンドサーバは、ターゲット人物Aの来訪情報(具体的に、ターゲット人物Aが9:00に第1車種領域に出現したことを含む)に関するパケットを受信し、第7分にターゲット人物Aに関する来訪情報(具体的に、ターゲット人物Aが9:07に第1車種領域に出現したことを含む)を受信したが、第2分、第3分、第4分、第5分及び第6分の何れにも、ターゲット人物Aに関するパケットを受信しなかった。そうすると、バックエンドサーバは、ターゲット人物Aが実際にキャプチャされただけと判定し、ターゲット人物Aの滞在時間長を記録しない。
【0057】
例示的に、バックエンドサーバは、第1分(1番目の1分である)に、ターゲット人物Bに関する来訪情報(具体的に、ターゲット人物Bが9:01に第1車種領域に出現したことを含む)を受信し、第2分(2番目の1分である)に、ターゲット人物Bに関する来訪情報(具体的に、ターゲット人物Bが9:02に第2車種領域に出現したことを含む)を受信したが、第3分、第4分、第5分、第6分及び第7分の何れにも、ターゲット人物Bに関するパケットを受信しなかった。そうすると、バックエンドサーバは、ターゲット人物Bが実際に離れたと判定し、ターゲット人物Bの滞在時間長を記録しない。
【0058】
例示として、バックエンドサーバは、第1分に、ターゲット人物Cに関する来訪情報(具体的に、ターゲット人物Cが9:01に第1車種領域に出現したことを含む)を受信し、第2分に、ターゲット人物Cに関する来訪情報(具体的に、ターゲット人物Cが9:02に第1車種領域に出現したことを含む)を受信し、第3分、第4分、第5分、第6分及び第7分の何れにも、ターゲット人物Cに関するパケットを受信しなかった。そうすると、バックエンドサーバは、ターゲット人物Cの第1車種領域での滞在時間長が1分間であると判定する。
【0059】
これにより、所定時間閾値を設定することで各ターゲット人物の車種に対する滞在時間長を特定するため、ターゲット人物の注目車種を特定するのにより合理的でより正確なデータ基礎を供給可能である。
【0060】
幾つかの実施形態において、前記所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種毎に対応する総滞在時間長を特定することは、
前記複数の車種毎に対応する複数の車種領域のうちの各車種領域ごとに、独立したアキュムレータを配置することと、
設定時間帯を単位として、前記車種領域に出現したターゲット人物の滞在時間長を前記アキュムレータを介して積算することにより、前記設定時間帯内の前記車種領域の累積滞在時間長を取得することと、
前記設定時間範囲内の少なくとも1つの前記設定時間帯の前記車種領域の累積滞在時間長を積算し、前記車種領域の総滞在時間長を取得することと、を含む。
【0061】
更に、前記方法は、
前記設定時間帯がタイムアウトしたことに応答して、前記アキュムレータをリセットするステップを更に含む。
説明すべきことは、前記設定時間帯は、ユーザの需要に応じて設定又は調整されてもよい。
【0062】
データのリアルタイム性が保証されるように、設定時間帯が1日であることを例とすると、毎日の各車種領域ごとに単独の1つのアキュムレータを設け、1日が終わったときに当該アキュムレータの積算によって得られた数値を記憶し、その後当該アキュムレータをリセットすることにより、次の日のターゲット人物滞在時間長を便利に統計させる。
【0063】
例示的に、所定時間範囲は、3つの設定時間帯を含み、第1車種領域の第1個の設定時間帯における累積滞在時間長は、t1であり、第1車種領域の第2個の設定時間帯における累積滞在時間長は、t2であり、第1車種領域の第3個の設定時間帯における累積滞在時間長は、t3である。そうすると、当該所定時間範囲内に、第1車種領域の累積滞在時間長の和は、t1+t2+t3となる。
【0064】
ステップS102では、前記複数の車種毎に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定する。
【0065】
幾つかの実施例において、前記複数の車種毎に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定することは、
複数の車種に対応する総滞在時間長の長さを比較することと、
比較結果に基づいて車種の人気度ランキングを特定することと、を含む。
こうして、各車種領域でのターゲット人物の総滞在時間長を比較することにより、各車種の人気度を特定する。
ただし、車種の滞在時間長の和が大きいほど、車種の人気度が大きくなり、車種の滞在時間長の和が小さいほど、車種の人気度が小さくなる。
【0066】
ステップS103では、前記複数の車種の人気度ランキング結果を端末へ送信する。
【0067】
1種の実現可能方式において、前記方法は、
前記端末から送信された第1検索条件を受信するステップを更に含み、前記第1検索条件は、前記所定時間範囲を少なくとも含む。
前記所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定することは、
前記第1検索条件に応答し、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種毎に対応する総滞在時間長を特定することを含む。
【0068】
これにより、検索サービスを端末へ供給可能であり、ある時間範囲内における車種の人気度を端末へ供給可能であるため、従業員が車種の人気度に応じて仕事計画を策定することは、便利になり、顧客体験及び販売転化率は、向上する。
【0069】
幾つかの実施例において、前記方法は、
各ターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長情報に基づいて、前記各ターゲット人物の注目車種を特定するステップを更に含む。
【0070】
これにより、単一のターゲット人物の注目車種が特定され、ターゲット人物が次回来訪する際に、販売員がターゲット人物に対して対応性のあるサービスを供給することは、便利になり、ターゲット人物体験及び販売転換率は、向上する。
【0071】
本実施例の前記技術案では、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定し、前記複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定し、前記複数の車種の人気度ランキング結果を端末へ送信する。これにより、ターゲット人物の車種領域での滞在時間長に基づいて車種の人気度ランキングを特定するため、従業員が車種の人気度に応じて対応性のある仕事及びサービスを行うことに有利になり、顧客体験及び販売転換率を向上させる。
【0072】
本発明の実施例は、端末に用いられるデータ処理方法を提供する。前記端末は、ユーザ機器(User Equipment、UE)、モバイル機器、ユーザ端末、携帯電話、コードレス電話、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、ハンドヘルド機器、計算機器、車載機器、ウェアラブル機器等であってもよい。前記端末は、複数の車種の人気度ランキング結果を検索して受信する。
図2に示すように、前記方法は、下記のステップを含む。
ステップS201では、サーバから送信された複数の車種の人気度ランキング結果を受信する。
【0073】
ただし、前記車種の人気度は、前記サーバが所定時間範囲内における複数の車種毎に対応する総滞在時間長に基づいて取得したものである。
【0074】
ステップS202では、前記複数の車種の人気度ランキング結果を表示する。
【0075】
幾つかの実施例において、前記方法は、
前記所定時間範囲を少なくとも含む、第1検索条件を受信するステップと、
前記第1検索条件を前記サーバへ送信するステップと、を更に含む。
【0076】
サーバは、端末から送信された第1検索条件を受信した後、前記第1検索条件に応答し、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定する。
【0077】
これにより、検索条件に適応する車種人気度ランキングを端末へ供給可能であるため、従業員が車種の人気度に応じて対応性のある仕事及びサービスを行うことに有利になり、顧客体験及び販売転換率を向上させる。
【0078】
1種の実現可能方式において、前記方法は、
ターゲット人物の識別子を少なくとも含む第2検索条件を受信するステップと、
サーバが前記第2検索条件に基づいて前記第1ターゲット人物の注目車種を特定するように、前記第2検索条件を前記サーバへ送信するステップとを更に含む。
【0079】
例示的に、前記識別子は、身分証明書番号、携帯電話番号、ウィーチャット番号等である。
【0080】
例示的に、前記識別子は、更に、ターゲット人物人顔又は人体特徴を含む画像であってもよい。
【0081】
更に、前記方法は、
前記サーバから送信されたターゲット人物の注目車種を受信するステップと、
前記ターゲット人物の注目車種を表示するステップと、更に含む。
【0082】
これにより、端末は、単一のターゲット人物の注目車種を検索可能であり、販売員がターゲット人物の注目車種に応じてターゲット人物に対して対応性のあるサービスを行うことは、便利になり、ターゲット人物体験及び販売転換率は、向上する。
【0083】
図3は、車種人気度ディスプレイインターフェースを示す。
図3に示すように、ディスプレイインターフェースには、店舗車種人気度ランキングがディスプレイされ、且つ、ディスプレイインターフェースには、リアルタイム客流人数、新旧
顧客割合、年齢分布、性別分布等が更にディスプレイされている。
【0084】
ただし、同一車種の滞在時間長の算出方式は、
全てのターゲット人物の所定時間帯内の各車種領域での滞在時間長を算出し、同一車種領域の滞在時間長を積算することを含む。
【0085】
データのリアルタイム性が保証されるように、データストリーム処理の実施方式が採用され、毎日の各車種ごとに単独の1つの滞在時間長アキュムレータを設け、1日が終わったときに当該アキュムレータを統計する。
【0086】
実際の応用において、端末は、時間範囲が過去のある日D1である検索条件を受信し、サーバは、当該検索条件に基づいてデータベースからD1における各車種の滞在時間長を選別し、順番付けた後で車種人気度ランキングを取得する。
実際の応用において、端末は、時間範囲が当日D-Currentである検索条件を受信し、サーバは、当該検索条件に基づいてアキュムレータからD-Currentにおける各車種の滞在時間長を選別し、順番付けた後で車種人気度ランキングを取得する。
実際の応用において、端末は、時間範囲がD1~D2時間帯である検索条件を受信し、サーバは、当該検索条件に基づいてデータベース又はアキュムレータからD1~D2の毎日の各車種の滞在時間長を選別し、車種別にグルーピングして積算して各車種の総滞在時間長を取得し、順番付けた後で車種人気度ランキングを取得する。
【0087】
ディスプレイインターフェースにより、4S店の販売員及び店舗は、店舗のターゲット人物の各車種に対する注目度人気度を検知可能であり、店舗車種プッシュの需要及びマーケティングポリシーを組み合わせて、4S店内の車種のレイアウト及びマーケティング活動効果のフィードバックへデータサポートを供給可能であり、特に地域会社、ディーラー及び機器工場にとって、一歩も外に出なくても各店舗のターゲット人物グループの各車種に対する注目度の強さを遠隔で把握ことができ、経営ポリシー及び販売員/店舗の仕事の実績に対する評価を支える。
【0088】
図3に示すディスプレイインターフェースが好適な具体的実施方式であるが、それに限定されないことは、理解されるべきである。
【0089】
更に、
図3に示すディスプレイインターフェースが単に本発明の実施例を例示するためのものであり、当業者が
図3の例を基に各種の自明な変化および/又は置換を行うことができ、得られた技術案が依然として本発明の実施例の開示範囲に属することは、理解されるべきである。
【0090】
上記データ処理方法に対応し、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。
図4に示すように、前記装置は、第1特定モジュール10と、第2特定モジュール20と、送信処理モジュール30とを備える。
第1特定モジュール10は、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するように構成される。
第2特定モジュール20は、前記複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定するように構成される。
送信処理モジュール30は、前記複数の車種の人気度ランキング結果を端末へ送信するように構成される。
【0091】
1種の実現可能方式において、前記装置は、第3特定モジュール40を更に備える。
第3特定モジュール40は、各ターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長情報に基づいて、前記各ターゲット人物の注目車種を特定するように構成される。
【0092】
幾つかの実施例において、前記第2特定モジュール20は、
前記複数の収集画像中で出現したターゲット人物の位置情報と前記複数の車種に対応する車種領域の予め設定した位置情報とに基づいて、前記ターゲット人物の所在する車種領域を特定し、
前記収集画像の収集時間と前記ターゲット人物の所在する車種領域とに基づいて、前記複数の収集画像に出現したターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長を特定するように構成される。
【0093】
幾つかの実施例において、前記第2特定モジュール20は、
前記ターゲット人物の隣接な出現に対応する所在車種領域が同じであり且つ前記隣接な出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接な出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記所在車種領域での滞在時間長に算入するように構成される。
【0094】
幾つかの実施例において、前記第2特定モジュール20は、
前記ターゲット人物の隣接な出現に対応する所在車種領域が同じであり且つ前記隣接な出現に対応する時間差が所定時間閾値よりも大きいことに応答して、前記隣接な出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記所在車種領域での滞在時間長に算入しないと特定するように構成される。
【0095】
幾つかの実施例において、前記第2特定モジュール20は、配置手段と、制御手段と、特定手段とを備える。
配置手段は、前記複数の車種に対応する複数の車種領域のうちの各車種領域ごとに、独立したアキュムレータを配置するように構成される。
制御手段は、設定時間帯を単位として、前記車種領域に出現したターゲット人物の滞在時間長を前記アキュムレータを介して積算することにより、前記設定時間帯内の前記車種領域の累積滞在時間長を取得するように構成される。
特定手段は、前記設定時間範囲内の少なくとも1つの前記設定時間帯の前記車種領域の累積滞在時間長を積算し、前記車種領域の総滞在時間長を取得するように構成される。
【0096】
更に、前記制御手段は、更に、
前記設定時間帯がタイムアウトしたことに応答して、前記アキュムレータをリセットするように構成される。
【0097】
幾つかの実施例において、前記装置は、受信処理モジュール50を更に備える。
受信処理モジュール50は、前記端末から送信された第1検索条件を受信するように構成される。前記第1検索条件は、前記所定時間範囲を少なくとも含む。
前記第2特定モジュール20は、更に、前記第1検索条件に応答し、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定するように構成される。
【0098】
当業者であれば理解できるように、
図4に示すデータ処理装置における各処理モジュールの実現機能は、上記データ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。
図4に示すデータ処理装置における各処理手段の機能がプロセッサで運転されるプログラムによって実現されてもよく、具体的な論理回路によって実現されてもよいことは、当業者に理解されるべきである。
【0099】
実際の応用では、上記第1特定モジュール10、第2特定モジュール20、送信処理モジュール30、第3特定モジュール40及び受信処理モジュール50の具体的な構造は、何れもプロセッサに対応可能である。前記プロセッサの具体的な構造は、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ(MCU、Micro Controller Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processing)又はプログラマブル論理デバイス(PLC、Programmable Logic Controller)等の処理機能を有する電子デバイス又は電子デバイスの集合であってもよい。ただし、前記プロセッサは、実行可能コードを含み、前記実行可能コードは、記憶媒体に記憶され、前記プロセッサは、バス等の通信インターフェースを介して前記記憶媒体に接続可能であり、具体的な各手段の対応機能を実行するときに、前記実行可能コードを前記記憶媒体から読み取って運転させる。前記記憶媒体における前記実行可能コードを記憶するための部分は、非一時記憶媒体であることが好ましい。
【0100】
本発明の実施例に係るデータ処理装置では、ターゲット人物の車種に対する総滞在時間長に基づいて各車種の人気度を特定可能であるため、従業員が車種の人気度に応じて対応性のある仕事及びサービスを行うことに有利になり、顧客体験及び販売転換率を向上させる。
【0101】
本発明の実施例は、データ処理装置を更に提供する。前記装置は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで運転され得るコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに上記何れか一項の技術案に供されるデータ処理方法を実施する。
【0102】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定することと、
前記複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定することと、
前記複数の車種の人気度ランキング結果を端末へ送信することと、を実施させる。
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
各ターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長情報に基づいて、前記各ターゲット人物の注目車種を特定することを実施させる。
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記複数の収集画像中で出現したターゲット人物の位置情報と前記複数の車種に対応する車種領域の予め設定した位置情報とに基づいて、前記ターゲット人物の所在する車種領域を特定することと、
前記収集画像の収集時間と前記ターゲット人物の所在する車種領域とに基づいて、前記複数の収集画像に出現したターゲット人物の複数の車種に対する滞在時間長を特定することと、を実施させる。
【0103】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記ターゲット人物の隣接な出現に対応する所在車種領域が同じであり且つ前記隣接な出現に対応する時間差が所定時間閾値以下であることに応答して、前記隣接な出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域での滞在時間長に算入する。
【0104】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記ターゲット人物の隣接な出現に対応する時間差が所定時間閾値よりも大きいことに応答して、前記隣接な出現に対応する時間差を前記ターゲット人物の前記対応する車種領域での滞在時間長に算入しないと特定することを実施させる。
【0105】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記複数の車種に対応する複数の車種領域のうちの各車種領域ごとに、独立したアキュムレータを配置することと、
設定時間帯を単位として、前記車種領域に出現したターゲット人物の滞在時間長を前記アキュムレータを介して積算することにより、前記設定時間帯内の前記車種領域の累積滞在時間長を取得することと、
前記設定時間範囲内の少なくとも1つの前記設定時間帯の前記車種領域の累積滞在時間長を積算し、前記車種領域の総滞在時間長を取得することと、を実施させる。
【0106】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記設定時間帯がタイムアウトしたことに応答して、前記アキュムレータをリセットすることを実施させる。
【0107】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記端末から送信された、前記所定時間範囲を少なくとも含む第1検索条件を受信することと、
前記第1検索条件に応答し、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定することと、を実施させる。
【0108】
本発明の実施例に係るデータ処理装置では、ターゲット人物の車種領域での滞在時間長に基づいて各車種の人気度を特定可能であるため、従業員が車種の人気度に応じて対応性のある仕事及びサービスを行うことに有利になり、顧客体験及び販売転換率を向上させる。
【0109】
上記データ処理方法に対応し、本発明の実施例は、データ処理装置を提供する。
図5に示すように、前記装置は、通信モジュール60と、表示処理モジュール70とを備える。
通信モジュール60は、サーバから送信された複数の車種の人気度ランキング結果を受信するように構成される。
表示処理モジュール70は、前記複数の車種の人気度ランキング結果を表示するように構成される。
ただし、前記車種の人気度は、前記サーバが所定時間範囲内における複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて取得したものである。
【0110】
幾つかの実施例において、前記装置は、入力モジュール80を更に備える。
入力モジュール80は、第1検索条件を受信するように構成され、前記第1検索条件は、前記所定時間範囲を少なくとも含む。
前記通信モジュール60は、更に、前記第1検索条件を前記サーバへ送信するように構成される。
【0111】
当業者であれば理解できるように、
図5に示すデータ処理装置における各処理モジュールの実現機能は、上記データ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。
図5に示すデータ処理装置における各処理手段の機能がプロセッサで運転されるプログラムによって実現されてもよく、具体的な論理回路によって実現されてもよいことは、当業者に理解されるべきである。
【0112】
実際の応用では、上記通信モジュール60、表示処理モジュール70及び入力モジュール80の具体的な構造は、何れもプロセッサに対応可能である。前記プロセッサの具体的な構造は、CPU、MCU、DSP又はPLC等の処理機能を有する電子デバイス又は電子デバイスの集合であってもよい。ただし、前記プロセッサは、実行可能コードを含み、前記実行可能コードは、記憶媒体に記憶され、前記プロセッサは、バス等の通信インターフェースを介して前記記憶媒体に接続可能であり、具体的な各手段の対応機能を実行するときに、前記実行可能コードを前記記憶媒体から読み取って運転させる。前記記憶媒体における前記実行可能コードを記憶するための部分は、非一時記憶媒体であることが好ましい。
【0113】
本発明の実施例に係るデータ処理装置では、検索条件に適応する車種人気度ランキングを端末へ供給可能であるため、従業員が車種の人気度に応じて対応性のある仕事及びサービスを行うことに有利になり、顧客体験及び販売転換率を向上させる。
【0114】
本発明の実施例は、データ処理装置を更に提供する。前記データ処理装置は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサで運転され得るコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに上記何れか一項の技術案に供されるデータ処理方法を実施する。
【0115】
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
サーバから送信された複数の車種の人気度ランキング結果を受信することと、
前記複数の車種の人気度ランキング結果を表示することと、を実施させる。
ただし、前記車種の人気度は、前記サーバが所定時間範囲内における複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて取得したものである。
1種の実施形態として、前記プロセッサは、前記プログラムを実行したときに、
前記所定時間範囲を少なくとも含む第1検索条件を受信することと、
前記第1検索条件を前記サーバへ送信することと、を実施させる。
【0116】
当業者であれば理解できるように、
図5に示すデータ処理装置における各処理モジュールの実現機能は、上記データ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。
図5に示すデータ処理装置における各処理手段の機能がプロセッサで運転されるプログラムによって実現されてもよく、具体的な論理回路によって実現されてもよいことは、当業者に理解されるべきである。
【0117】
本発明の実施例に係るデータ処理装置では、検索条件に適応する車種人気度ランキングを端末へ供給可能であるため、従業員が車種の人気度に応じて対応性のある仕事及びサービスを行うことに有利になり、顧客体験及び販売転換率を向上させる。
【0118】
本発明の実施例は、コンピュータ記憶媒体を更に提供する。前記コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ実行可能指令が記憶され、前記コンピュータ実行可能指令は、上記各実施例に記載のサーバに用いられるデータ処理方法を実行するために用いられる。つまり、前記コンピュータ実行可能指令がプロセッサによって実行された後、上記何れか一項の技術案に供されるサーバに用いられるデータ処理方法は、実施可能である。
【0119】
当業者であれば理解できるように、本実施例のコンピュータ記憶媒体における各プログラムの機能は、上記各実施例に記載のサーバに用いられるデータ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。
【0120】
本発明の実施例は、コンピュータ記憶媒体を更に提供する。前記コンピュータ記憶媒体には、コンピュータ実行可能指令が記憶され、前記コンピュータ実行可能指令は、上記各実施例に記載の端末に用いられるデータ処理方法を実行するために用いられる。つまり、前記コンピュータ実行可能指令がプロセッサによって実行された後、上記何れか一項の技術案に供される端末に用いられるデータ処理方法は、実施可能である。
【0121】
当業者であれば理解できるように、本実施例のコンピュータ記憶媒体における各プログラムの機能は、上記各実施例に記載の端末に用いられるデータ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。当該コンピュータ記憶媒体は、揮発性コンピュータ可読記憶媒体又は不揮発性コンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
【0122】
本発明の実施例は、コンピュータプログラム製品を更に提供する。当該コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読コードを含む。コンピュータ可読コードが機器上で運転されたときに、機器におけるプロセッサは、上記何れか1つの実施例に供されるデータ処理方法を実施する。
【0123】
当該上記コンピュータプログラム製品は、具体的にハードウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせで実現されてもよい。ある好適な実施例において、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ記憶媒体として具現化されてもよく、別の好適な実施例において、コンピュータプログラム製品は、ソフトウェア製品、例えばソフトウェア開発キット(Software Development Kit、SDK)等として具現化される。
【0124】
当業者であれば理解できるように、本実施例のコンピュータ記憶媒体における各プログラムの機能は、上記各実施例に記載のデータ処理方法の関連記述を参照して理解され得る。
【0125】
図6は、本発明の別の実施例のデータ処理装置の構造模式図である。データ処理装置600は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、情報送受信機器、ゲームコンソール、タブレット機器、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタント等であってもよい。
図6に示すデータ処理装置600は、少なくとも1つのプロセッサ601、メモリ602、少なくとも1つのネットワークインターフェース604及びユーザインターフェース603を備える。データ処理装置600における各ユニットは、バスシステム605を介して結合される。理解できるように、バスシステム605は、これらのユニットの間の接続通信を実施する。バスシステム605は、データバスの他に、電源バス、制御バス及び状態信号バスも含む。しかし、明瞭に説明されるように、
図6に、各種のバスは、バスシステム605と記される。
【0126】
ただし、ユーザインターフェース603は、表示器、キーボード、マウス、トラックボール、クリックホイール、キー、ボタン、タッチパネル又はタッチスクリーン等を含んでもよい。
【0127】
理解できるように、メモリ602は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性及び不揮発性メモリの両者を含んでもよい。ただし、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM、Read Only Memory)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM、Programmable Read-Only Memory)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM、Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、磁気ランダムアクセスメモリ(FRAM(登録商標)、ferromagnetic random access memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁気表面記憶手段、光ディスク、又は読み出し専用光ディスク(CD-ROM、Compact Disc Read-Only Memory)であってもよい。磁気表面記憶手段は、磁気ディスク又は磁気テープであってもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であってもよく、それは、外部キャッシュとして用いられる。制限的な説明ではなく例示的な説明により、多くの形態のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、Static Random Access Memory)、同期スタティックランダムアクセスメモリ(SSRAM、Synchronous Static Random Access Memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、Dynamic Random Access Memory)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM、Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、Enhanced Synchronous Dynamic Random Access Memory)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、Sync Link Dynamic Random Access Memory)、直接内存バスランダムアクセスメモリ(DRRAM、Direct Rambus Random Access Memory)は、利用可能である。本発明の実施例に記述されたメモリ602は、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むがそれらに限定されないことを意図する。
【0128】
本発明の実施例におけるメモリ602は、各種のタイプのデータを記憶することでデータ処理装置600の操作をサポートする。これらのデータの例示は、データ処理装置600で操作される如何なるコンピュータプログラム(例えば、オペレーティングシステム6021及びアプリケーションプログラム7022)、連絡者データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオ等を含む。ただし、オペレーティングシステム6021は、各種の基本サービスを実現し且つハードウェアに基づくタスクを処理するための、各種のシステムプログラム、例えばフレームワーク層、コアライブラリ層、ドライバ層等を含む。アプリケーションプログラム6022は、各種の応用サービスを実施するための、各種のアプリケーションプログラム、例えばメディアプレイヤー(Media Player)、ブラウザ(Browser)等を含んでもよい。本発明の実施例方法を実施するためのプログラムは、アプリケーションプログラム6022に含まれてもよい。
【0129】
上記本発明の実施例に開示された方法は、プロセッサ601に適用されてもよく、又はプロセッサ601によって実施される。プロセッサ601は、集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有する。実施中において、上記方法の各ステップは、プロセッサ601におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の指令にて完成され得る。上記プロセッサ601は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、又は他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアユニット等であってもよい。プロセッサ601は、本発明の実施例に開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実施や実行可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は通常の如何なるプロセッサ等であってもよい。本発明の実施例に公開された方法のステップを組み合わせると、ハードウェア復号プロセッサの実行完了、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行完了として直接体現されてもよい。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体に位置してもよく、当該記憶媒体は、メモリ602に位置する。プロセッサ601は、メモリ602における情報を読み取り、そのハードウェアを組み合わせると、上記方法のステップを完了する。
【0130】
例示的な実施例において、データ処理装置600は、上記方法を実行するための、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、DSP、プログラマブルロジックデバイス(PLD、Programmable Logic Device)、複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD、Complex Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ(MCU、Micro Controller Unit)、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、又は他の電子部品によって実現される。
【0131】
本発明に係る幾つかの実施例において、開示された機器及び方法が他の方式にて実現され得ることは、理解されるべきである。上述した機器実施例が単に模式的なものであり、例えば、前記手段の区分が、単に1種の論理機能区分であり、実際に実施するときに別の区分方式もあり得る。例えば、複数の手段或いはユニットは、組み合わせられてもよく、または、別のシステムに統合されてもよく、または、幾つかの特徴が略され、若しくは実行しないようにしてもよい。また、示され或いは議論された各構成部分同士間は、結合が直接結合であってもよく、通信接続が幾つかのインターフェース、機器或いは手段を介する間接結合若しくは通信接続であってもよく、電気的なもの、機械的なもの或いは他の形態であってもよい。
【0132】
上記分離部品として説明された手段が物理的に分離されるものであってもよくでなくてもよい。また、手段として表示された部品は、物理手段であってもでなくてもよい。更に、それらの手段は、1箇所に位置してもよく、複数のネットワークセルに分散してもよい。実際の需要に応じてその中の一部または全部の手段を選択して本実施例の目的を果たすことが可能である。
【0133】
また、本発明の各実施例における各機能手段は、全部で1つの処理手段に集積されてもよく、各手段がそれぞれ単独で1つの手段とされてもよく、2つ或いは2つ以上の手段が1つの手段に集積されてもよい。上記集積手段は、ハードウェアの形態にて実現されてよく、ハードウェアプラスソフトウェア機能手段の形態にて実現されてもよい。
【0134】
当業者であれば理解できるように、上記方法実施例を実施する全部または一部のステップは、プログラム指令に関連するハードウェアにて実施され得る。上記プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。当該プログラムが実行されたときに、上記方法実施例のステップは実施される。上記記憶媒体は、モバイル記憶機器、読み取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な各種の媒体を含む。
【0135】
又は、本発明の上記集積の手段は、ソフトウェア機能モジュールの形態で実施され且つ独立した製品として販売や使用されるときに、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解を基に、本発明の実施例の技術案は、本質上又は従来技術に対して貢献に値する部分が、ソフトウェア製品の形態で体現されてもよい。当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パソコン、サーバ又はネットワーク機器等であってもよい)が本発明の各実施例に記載方法の全部または一部を実行するために用いられる幾つかの指令を含む。上記記憶媒体は、モバイル記憶機器、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な各種の媒体を含む。
【0136】
上述したのは、単に本発明の具体的な実施形態に過ぎない。しかし、本発明の保護範囲は、これに限定されない。本技術分野に精通している如何なる技術者も本発明に開示された技術範囲内で簡単に想到する変化や置換は、何れも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本発明の保護範囲は、前記請求項の保護範囲に準じるべきである。
【0137】
本発明の実施例に係る技術案では、所定時間範囲内で来訪した複数のターゲット人物の収集画像に基づいて、複数の車種に対応する総滞在時間長を特定し、前記複数の車種に対応する総滞在時間長に基づいて、前記複数の車種の人気度ランキング結果を特定し、前記複数の車種の人気度ランキング結果を端末へ送信する。これにより、ターゲット人物の車種領域での滞在時間長に基づいて車種の人気度ランキングを特定するため、従業員が車種の人気度に応じて対応性のある仕事及びサービスを行うことに有利になり、顧客体験及び販売転換率を向上させる。