(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-19
(45)【発行日】2022-10-27
(54)【発明の名称】組立方法及びそれを用いたガス発生器の組立方法
(51)【国際特許分類】
B60R 21/217 20110101AFI20221020BHJP
【FI】
B60R21/217
(21)【出願番号】P 2018184376
(22)【出願日】2018-09-28
【審査請求日】2021-07-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000002901
【氏名又は名称】株式会社ダイセル
(74)【代理人】
【識別番号】100131392
【氏名又は名称】丹羽 武司
(74)【代理人】
【識別番号】100126505
【氏名又は名称】佐貫 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100123098
【氏名又は名称】今堀 克彦
(74)【代理人】
【識別番号】100160945
【氏名又は名称】菅家 博英
(72)【発明者】
【氏名】中安 佑介
(72)【発明者】
【氏名】井本 勝大
【審査官】瀬戸 康平
(56)【参考文献】
【文献】特開昭55-119280(JP,A)
【文献】米国特許第06145877(US,A)
【文献】特開2003-237528(JP,A)
【文献】特開2017-015178(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 7/00
B21D 39/04
B60R 21/16
F16L 13/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口が形成された一端部と、該一端部と対向する他端部と、該一端部と該他端部とを繋ぎ、環状に形成されて第1外径により画定される外周面を有する第1周壁部と、を備えた筒状の第1部材を準備するステップと、
前記一端部を設置する設置面と、前記設置面から突出して環状に形成され、前記第1外径よりも大きい第2内径で画定される内周面を有する第2周壁部と、を備えた第2部材を準備するステップと、
前記第2周壁部内に前記第1周壁部が位置するように、前記第1部材の前記一端部を前記第2部材の前記設置面上に設置するステップと、
前記他端部側から前記設置面に向かって前記第1部材に荷重を加え、前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面に当接させて、該第1部材を該第2部材に固定するステップと、
を含
み、
前記第2部材は、前記第2周壁部の先端部であって該第2周壁部の内径方向に延在する鍔部と、該鍔部に周囲が囲まれた鍔部開口と、を備え、
前記第1外径は、前記鍔部開口の開口径よりも小さく、
前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記設置面と前記鍔部との間で前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面又は該鍔部のいずれかに当接させることを含む、
組立方法。
【請求項2】
前記第1部材は、前記第1周壁部に形成され、該第1周壁部の他の部分よりも壁厚が薄い1又は複数の脆弱部を備え、
前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記脆弱部を支点として前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径させることを含む、
請求項
1に記載の組立方法。
【請求項3】
前記複数の脆弱部は、前記第1周壁部の内周側に形成された第1脆弱部と、該第1周壁部の外周側であって前記外周面を直交する方向に見て該第1脆弱部と重ならない位置に形成された第2脆弱部と、で構成されており、
前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記第1脆弱部と前記第2脆弱部
との間の前記第1周壁部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面に当接させることを含む、
請求項
2に記載の組立方法。
【請求項4】
前記第1周壁部は、前記脆弱部よりも前記一端部側に形成され、前記第1外径よりも拡径されたフレア部を含み、
前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記脆弱部を支点として前記フレア部を前記外径方向にさらに拡径して該フレア部における前記外周面を前記内周面に当接させることを含む、
請求項
2に記載の組立方法。
【請求項5】
ハウジング内部に形成された所定空間内で封止又は発生させたガスを該ハウジングに固定されたディフューザから排出するガス発生器の組立方法であって、
前記第1部材は、前記ディフューザであり、
前記第2部材は、前記ハウジングであり、
前記ハウジングは、前記所定空間から前記ディフューザに向かって前記ガスを移動させる方向の端面に形成された前記設置面と、該設置面に形成され、該ディフューザとの間を連通させる連通孔と、該連通孔の周囲に形成された前記第2周壁部と、を備え、
前記ディフューザは、前記第1周壁部及び前記他端部で囲まれた内部空間と、該第1周壁部に形成され、前記連通孔を通って前記ハウジングから該内部空間内に移動してきた前記ガスを排出するガス排出孔と、を備え、
前記ディフューザの前記一端部を前記ハウジングの前記設置面上に設置するステップは、前記開口と前記連通孔とを位置合わせして、該一端部を該設置面上に設置することを含み、
前記ディフューザを前記ハウジングに固定するステップは、前記ガス排出孔よりも前記一端部側の前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面に当接させることを含む、
請求項1から請求項
4のいずれか1項に記載の組み立て方法を用いたガス発生器の組立方法。
【請求項6】
前記第1部材は、前記第1周壁部に形成され、該第1周壁部の他の部分よりも壁厚が薄い1又は複数の脆弱部を備え、
前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記脆弱部を支点として前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径させることを含む、
請求項
1に記載の組立方法。
【請求項7】
前記複数の脆弱部は、前記第1周壁部の内周側に形成された第1脆弱部と、該第1周壁部の外周側であって前記外周面を直交する方向に見て該第1脆弱部と重ならない位置に形成された第2脆弱部と、で構成されており、
前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記第1脆弱部と前記第2脆弱部との間の前記第1周壁部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面又は前記鍔部のいずれかに当接させることを含む、
請求項
6に記載の組立方法。
【請求項8】
前記第1周壁部は、前記脆弱部よりも前記一端部側に形成され、前記第1外径よりも拡径されたフレア部を含み、
前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記脆弱部を支点として前記フレア部を前記外径方向にさらに拡径して該フレア部における前記外周面を前記内周面又は前記鍔部のいずれかに当接させることを含む、
請求項
6に記載の組立方法。
【請求項9】
ハウジング内部に形成された所定空間内で封止又は発生させたガスを該ハウジングに固定されたディフューザから排出するガス発生器の組立方法であって、
前記第1部材は、前記ディフューザであり、
前記第2部材は、前記ハウジングであり、
前記ハウジングは、前記所定空間から前記ディフューザに向かって前記ガスを移動させる方向の端面に形成された前記設置面と、該設置面に形成され、該ディフューザとの間を連通させる連通孔と、該連通孔の周囲に形成された前記第2周壁部と、を備え、
前記ディフューザは、前記第1周壁部及び前記他端部で囲まれた内部空間と、該第1周壁部に形成され、前記連通孔を通って前記ハウジングから該内部空間内に移動してきた前記ガスを排出するガス排出孔と、を備え、
前記ディフューザの前記一端部を前記ハウジングの前記設置面上に設置するステップは、前記開口と前記連通孔とを位置合わせして、該一端部を該設置面上に設置することを含み、
前記ディフューザを前記ハウジングに固定するステップは、前記ガス排出孔よりも前記一端部側の前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面又は前記鍔部のいずれかに当接させることを含む、
請求項
1、請求項
6から請求項
8のいずれか1項に記載の組み立て方法を用いたガス発生器の組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、組立方法及びそれを用いたガス発生器の組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
部材を固定する方法として、部材の一部をかしめることは広く知られている。例えば、特許文献1に記載のインフレータ組立体は、圧力容器に形成された筒状突起をディフューザのフランジ状のエッジに対してかしめることで、当該圧力容器に当該ディフューザが固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、フランジ状のエッジに対してかしめる筒状突起が相対的に短く形成されてかしめ代を短くした場合、当該筒状突起を折り曲げることが困難となる。一方、当該筒状突起が相対的に長く形成されてかしめ代を長くした場合、折り曲げ途中の筒状突起が当該エッジ以外に当たってこれ以上折り曲げることができなくなり、当該筒状突起による当該エッジの固定が困難となる。
【0005】
本発明は、上記した問題に鑑み、容易に部材を固定できる組立方法を提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、第1部材を第2部材に固定するステップにおいて、該第1部材の第1周壁部の一部を外径方向に拡径して該第1周壁部の外周面の一部を第2部材の内周面に当接させる組立方法を採用した。このよう組立方法によれば、かしめ代を考慮した長さで第2周壁部を形成する必要がなく、第1部材を第2部材に容易に固定することができる。
【0007】
具体的には、本発明は、開口が形成された一端部と、該一端部と対向する他端部と、該一端部と該他端部とを繋ぎ、環状に形成されて第1外径により画定される外周面を有する第1周壁部と、を備えた筒状の第1部材を準備するステップと、前記一端部を設置する設置面と、前記設置面から突出して環状に形成され、前記第1外径よりも大きい第2内径で画定される内周面を有する第2周壁部と、を備えた第2部材を準備するステップと、前記第2周壁部内に前記第1周壁部が位置するように、前記第1部材の前記一端部を前記第2部材の前記設置面上に設置するステップと、前記他端部側から前記設置面に向かって前記第1部材に荷重を加え、前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面に当接させて、該第1部材を該第2部材に固定するステップと、を含む、組立方法である。
【0008】
本発明に係る組立方法では、他端部側から設置面に向かって第1部材に荷重を加え、第1周壁部の一部を外径方向に拡径して外周面の一部を内周面に当接させる。外周面の当該一部を内周面に当接させることで、第1部材が第2部材に固定される。本発明に係る組立方法においては、第1部材を第2部材に設置した場合の第1周壁部と第2周壁部との間の隙間を厳密に設定する必要がなく、第1部材に加える荷重によって第1周壁部の外径方向
への変形量を容易に制御することができるため、第1部材を第2部材に容易に固定できる。
【0009】
上記の組立方法において、前記第2部材は、前記第2周壁部の先端部であって該第2周壁部の内径方向に延在する鍔部と、該鍔部に周囲が囲まれた鍔部開口と、を備え、前記第1外径は、前記鍔部開口の開口径よりも小さくてもよい。そして、前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記設置面と前記鍔部との間で前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面又は該鍔部のいずれかに当接させることを含んでいてもよい。第2周壁部の先端部に鍔部を設けたことにより、仮に第1周壁部が第2周壁部内から抜けようとした場合であっても、第1周壁部の拡径された部分を鍔部で止めて、第1周壁部が第2周壁部内から抜けて第1部材が第2部材から脱落してしまうのを防ぐことができる。これにより、第1部材を第2部材に容易且つより強固に固定できる。なお、外径方向に拡径された外周面の一部は、第2周壁部の内周面と鍔部との両方に当接されていてもよい。
【0010】
また、上記の組立方法において、前記第2部材は、前記第2周壁部の前記内周面に形成された凹部を備えていてもよい。そして、前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記凹部に向かって前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を該凹部内に嵌入させることを含んでいてもよい。このような組立方法では、外周面の拡径された一部を凹部内から抜け難くして、第1部材を第2部材に容易且つより強固に固定できる。
【0011】
また、上記の組立方法において、前記第1部材は、前記第1周壁部に形成され、該第1周壁部の他の部分よりも壁厚が薄い1又は複数の脆弱部を備えていてもよい。そして、前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記脆弱部を支点として前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径させることを含んでいてもよい。このように、第1部材は、一又は複数の脆弱部を備えていてもよい。これにより、第1部材を第2部材に固定するステップにおいて、脆弱部を支点として第1周壁部の一部を外径方向に拡径させて第2周壁部の内周面に当接させることができる。このような組立方法では、脆弱部を支点とすることで、第1周壁部をより拡径し易くし、第1部材を第2部材に容易に固定できる。第1周壁部の一部を外径方向に拡径させるために、脆弱部は第1周壁部の円周方向に形成される。
【0012】
また、上記の組立方法において、前記複数の脆弱部は、前記第1周壁部の内周側に形成された第1脆弱部と、該第1周壁部の外周側であって前記外周面を直交する方向に見て該第1脆弱部と重ならない位置に形成された第2脆弱部と、で構成されていてもよい。そして、前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記第1脆弱部と前記第2脆弱部との間の前記第1周壁部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面に当接させることを含んでいてもよい。このように、第1部材は複数の脆弱部を備えていてもよい。これにより、第1部材を第2部材に固定するステップにおいて、複数の脆弱部を支点として、当該複数の脆弱部の間の第1周壁部の一部を外径方向に拡径させて第2周壁部の内周面に当接することができる。このような組立方法では、複数の脆弱部を支点とすることで、第1周壁部をより拡径し易くし、第1部材を第2部材に容易に固定できる。
【0013】
また、上記の組立方法において、前記第1周壁部は、前記脆弱部よりも前記一端部側に形成され、前記第1外径よりも拡径されたフレア部を含んでいてもよい。そして、前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記脆弱部を支点として前記フレア部を前記外径方向にさらに拡径して該フレア部における前記外周面を前記内周面に当接させることを含んでいてもよい。このように、第1部材は、一つの脆弱部と予め拡径されたフレア部を備えていてもよい。これにより、第1部材を第2部材に固定するステップにおいて、脆弱部を支点としてフレア部をさらに拡径させて第2周壁部の内周面に当接させることが
できる。このような組立方法では、脆弱部を支点とすることで、フレア部をさらに拡径し易くし、第1部材を第2部材に容易に固定できる。
【0014】
ここで、本発明をガス発生器の組立方法の側面から捉えることができる。すなわち、本発明は、ハウジング内部に形成された所定空間内で封止又は発生させたガスを該ハウジングに固定されたディフューザから排出するガス発生器の組立方法であって、前記第1部材は、前記ディフューザであり、前記第2部材は、前記ハウジングであり、前記ハウジングは、前記所定空間から前記ディフューザに向かって前記ガスを移動させる方向の端面に形成された前記設置面と、該設置面に形成され、該ディフューザとの間を連通させる連通孔と、該連通孔の周囲に形成された前記第2周壁部と、を備え、前記ディフューザは、前記第1周壁部及び前記他端部で囲まれた内部空間と、該第1周壁部に形成され、前記連通孔を通って前記ハウジングから該内部空間内に移動してきた前記ガスを排出するガス排出孔と、を備えている。そして、前記ディフューザの前記一端部を前記ハウジングの前記設置面上に設置するステップは、前記開口と前記連通孔とを位置合わせして、該一端部を該設置面上に設置することを含み、前記ディフューザを前記ハウジングに固定するステップは、前記ガス排出孔よりも前記一端部側の前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面に当接させることを含んでいる。このように、ガス発生器の組立方法は、上述の本発明に係る組立方法を用いることができる。本発明に係るガス発生器の組立方法によれば、ディフューザをハウジングに容易に固定できる。
【0015】
また、別法として、上記の組立方法では、前記第1部材は、前記第1周壁部に形成され、該第1周壁部の他の部分よりも壁厚が薄い1又は複数の脆弱部を備えていてもよい。そして、前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記脆弱部を支点として前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径させることを含んでいてもよい。このように、第1部材は、一又は複数の脆弱部を備えていてもよい。
【0016】
また、上記の組立方法において、前記複数の脆弱部は、前記第1周壁部の内周側に形成された第1脆弱部と、該第1周壁部の外周側であって前記外周面を直交する方向に見て該第1脆弱部と重ならない位置に形成された第2脆弱部と、で構成されていてもよい。そして、前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記第1脆弱部と前記第2脆弱部との間の前記第1周壁部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面又は前記鍔部のいずれかに当接させることを含んでいてもよい。当該組立方法では、外径方向に拡径された外周面の一部を第2周壁部の内周面又は鍔部のいずれかに当接させる。このように、外周面の一部を第2周壁部の内周面又は鍔部に当接させて第1部材を第2部材に固定してもよい。このような組立方法においても、第1部材を第2部材に容易に固定できる。
【0017】
また、上記の組立方法において、前記第1周壁部は、前記脆弱部よりも前記一端部側に形成され、前記第1外径よりも拡径されたフレア部を含んでいてもよい。そして、前記第1部材を前記第2部材に固定するステップは、前記脆弱部を支点として前記フレア部を前記外径方向にさらに拡径して該フレア部における前記外周面を前記内周面又は前記鍔部のいずれかに当接させることを含んでいてもよい。当該組立方法では、外径方向にさらに拡径されたフレア部を第2周壁部の内周面又は鍔部のいずれかに当接させる。このように、フレア部を第2周壁部の内周面又は鍔部に当接させて第1部材を第2部材に固定してもよい。このような組立方法においても、第1部材を第2部材に容易に固定できる。
【0018】
ここで、本発明をガス発生器の組立方法の側面から捉えることができる。すなわち、本発明は、ハウジング内部に形成された所定空間内で封止又は発生させたガスを該ハウジングに固定されたディフューザから排出するガス発生器の組み立て方法であって、前記第1部材は、前記ディフューザであり、前記第2部材は、前記ハウジングであり、前記ハウジングは、前記所定空間から前記ディフューザに向かって前記ガスを移動させる方向の端面
に形成された前記設置面と、該設置面に形成され、該ディフューザとの間を連通させる連通孔と、該連通孔の周囲に形成された前記第2周壁部と、を備え、前記ディフューザは、前記第1周壁部及び前記他端部で囲まれた内部空間と、該第1周壁部に形成され、前記連通孔を通って前記ハウジングから該内部空間内に移動してきた前記ガスを排出するガス排出孔と、を備えている。そして、前記ディフューザの前記一端部を前記ハウジングの前記設置面上に設置するステップは、前記開口と前記連通孔とを位置合わせして、該一端部を該設置面上に設置することを含み、前記ディフューザを前記ハウジングに固定するステップは、前記ガス排出孔よりも前記一端部側の前記第1周壁部の一部を外径方向に拡径して前記外周面の一部を前記内周面又は前記鍔部のいずれかに当接させることを含んでいてもよい。このように、ガス発生器の組立方法は、上述の本発明に係る組立方法を用いることができる。また、拡径した第1周壁部の一部の外周面の一部を鍔部に当接させてディフューザをハウジングに固定してもよい。本発明に係るガス発生器の組立方法によれば、ディフューザをハウジングに容易に固定できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、容易に部材を固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】
図1(a)は、本発明の組立方法に用いる第1部材を示す図である。
図1(b)は、本発明の組立方法に用いる第2部材を示す図である。
【
図2】
図2(a)及び
図2(b)は、本発明の係る組立方法に用いる第2部材を示す図である。
【
図3】
図3は、本発明の組立方法に関するフローチャートである。
【
図4】
図4(a)及び
図4(b)は、本発明の組立方法を示す図である。
【
図5】
図5(a)及び
図5(b)は、比較例の組立方法を示す図である。
【
図6】
図6(a)は、本発明の組立方法に用いる第2部材を示す図である。
図6(b)は、本発明の組立方法を示す図である。
【
図7】
図7(a)及び
図7(b)は、本発明の組立方法を示す図である。
【
図8】
図8(a)は、本発明の組立方法に用いる第2部材を示す図である。
図8(b)は、本発明の組立方法を示す図である。
【
図9】
図9(a)は、本発明の組立方法に用いる第1部材を示す図である。
図9(b)は、本発明の組立方法を示す図である。
【
図10】
図10(a)は、本発明の組立方法に用いる第10部材を示す図である。
図10(b)は、本発明の組立方法を示す図である。
【
図11】
図11(a)は、本発明のガス発生器の組立方法に用いるディフューザを示す図である。
図11(b)は、本発明のガス発生器の組立方法に用いるハウジングを示す図である。
【
図12】
図12は、本発明のガス発生器の組立方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、図面を参照して本発明の実施形態に係る組立方法について説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施の形態の構成に限定されるものではない。
【0022】
<実施例1>
図1(a)は、本実施形態の実施例1に係る組立方法に用いられる第1部材10の軸方向の断面図である。第1部材10は、円柱状の外観形状を有し、開口12が形成された一端部14と、一端部14と対向する他端部16と、を備えている。一端部14と他端部16とは、円柱形状の底面部に相当する。開口12は、一端部14側の底面の全体を開口して形成されている。また、第1部材10は、一端部14と他端部16とを繋ぐ第1周壁部
18を備えている。第1周壁部18は、円柱形状の側面部に相当する。第1周壁部18は、環状に形成されて第1外径D1により画定される外周面18aを有している。第1部材10は、他端部16と第1周壁部18とにより囲まれた空間13を備えた略カップ状形状を有している。第1部材10は、例えば、所定の金属で形成されている。
【0023】
図1(b)は、本実施例に係る組立方法に用いられる第2部材20の軸方向の断面図である。第2部材20は、円柱状の外観形状を有する本体部22を備えている。本体部22は、中空状に形成されることで空間23を備えた中空筒状形状を有している。本体部22の一端部には、第1部材10の一端部14を設置する設置面24が形成されている。設置面24は、第1部材10の一端部14を隙間なく設置することができる平らな表面を有している。
図1(b)は、本体部22の設置面24が形成された一端部側を図示している。また、設置面24から突出して環状に形成された第2周壁部26が形成されている。第2周壁部26は、設置面24に対する法線方向に延びるように形成されている。また、第2周壁部26は、第2内径D2で画定される内周面26aを有している。第2内径D2は、設置面24側から第2周壁部26の先端までが一定の長さに形成されている。また、第2内径D2は、第1部材10における第1外径D1よりも大きく形成される。これにより、第2内径D2で画定される内周面26aの内側に第1外径D1で画定される外周面18aが位置するように、第2部材20の設置面24上に第1部材10の一端部14を設置することができる。
【0024】
図2(a)は、設置面24を法線方向に見た第2部材20の平面図である。本実施例では、設置面24を法線方向に見ると、第2周壁部26は円形状となるように形成されている。このように、第2周壁部26は、その周方向に沿って全周に亘って連続的に設けられている。なお、第2周壁部26は、その周方向に沿って断続的に設けられていてもよい。例えば、
図2(b)に示すように、第2周壁部26は、その周方向に沿って断続的に複数設けられていてもよい。この場合、第2内径D2は、複数の第2周壁部26の各内周面26aを含む仮想円r1の直径となる。
【0025】
このように、第2部材20は、第1部材10の一端部14を設置する設置面24と、設置面24から突出して環状に形成され、第1外径D1よりも大きい第2内径D2で画定される内周面26aを有する第2周壁部26と、を備えている。第2部材20は、例えば、所定の金属で形成されている。
【0026】
次に、本実施例に係る組立方法について、
図3及び
図4を用いて説明する。
図3は、本実施例に係る組立方法のフローチャートである。
図4(a)及び
図4(b)は、第1部材10と第2部材20の軸方向の断面図である。まず、本実施例に係る組立方法では、
図3に示すように、
図1(a)に示す第1部材10を準備する(ステップS101)。ステップS101の次のステップS102では、
図1(b)に示す第2部材20を準備する。
【0027】
ステップS102の次のステップS103では、第1部材10を第2部材20に設置する。具体的には、第2周壁部26内に第1周壁部18が位置するように、第1部材10の一端部14を第2部材20の設置面24上に設置する。
図4(a)は、第1部材10を第2部材20に設置した状態を示している。なお、第1部材10を第2部材20に設置した状態では、開口12が設置面24に面している。
【0028】
ステップS103の次のステップS104では、第1部材10を第2部材20に固定する。
図4(b)は、第1部材10を第2部材20に固定した状態を示している。本実施例では、他端部16側から設置面24に向かって第1部材10に所定の荷重を加えて、第1周壁部18の一部が外径方向に拡径するように塑性変形させて拡径部18bを形成する。拡径部18bの最拡径部(先端部)は、第2内径D2と同じ径になるまで拡径されており
、当該最拡径部における外周面18aは内周面26aに当接されている。第1周壁部18の一部を拡径させる具体的方法としては、第1周壁部18に後述する脆弱部15(
図9、
図10参照)を形成しておき、他端部16側から設置面24に向かって第1部材10に所定の荷重を加えることで、拡径部18bを形成してもよい。また、例えば、第1周壁部18の一部に予め第1外径D1よりも拡径させた拡径部であって、外径が第2内径D2よりも小さい拡径部を予め形成しておく。次いで、第1部材10を第2部材20に設置した後で、他端部16側から設置面24に向かって第1部材10に所定の荷重を加え、当該拡径部をさらに拡径させて拡径部18bを形成してもよい。
【0029】
また、本実施例では、拡径部18bは第1周壁部18の周方向に沿って全周に亘って形成されており、拡径部18bの最拡径部における外周面18aはその周方向の全周に亘って内周面26aに当接されている。なお、
図2(b)に示すように、第2周壁部26がその周方向に沿って断続的に複数形成されている場合には、拡径部18bの最拡径部における外周面18aは複数の第2周壁部26の各内周面26aに当接される。
【0030】
このように、本実施例に係る組立方法では、他端部16側から設置面24に向かって第1部材10に荷重を加え、第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して外周面18aの一部(拡径部18b)を内周面26aに当接させる。外周面18aの当該一部を内周面26aに当接させることで、第1部材10が第2部材20に固定される。本実施例においては、第1部材10を第2部材20に設置した場合の第1周壁部18と第2周壁部26との間の隙間を厳密に設定する必要がなく、第1部材10に加える荷重によって第1周壁部18の外径方向への変形量を容易に制御することができる。このため、本実施例に係る組立方法によれば、第1部材10を第2部材20に容易に固定できる。
【0031】
次に、
図5を用いて、比較例に係る組立方法について説明する。
図5(a)及び
図5(b)は、比較例1に係る組立方法において用いられる第1部材100及び第2部材200の軸方向の断面図である。
図5(a)及び
図5(b)は、第1部材100を第2部材200に設置した状態を示している。
図5(a)及び
図5(b)に示すように、第1部材100は、
図1(a)に示す第1部材10と同様に、円柱状の外観形状を有し、開口120が形成された一端部140と、一端部140と対向する他端部160と、一端部140と他端部160とを繋ぐ第1周壁部180と、を備えている。また、第1部材100は、一端部140側に形成され、第1周壁部180の外径方向に延びるフランジ状のエッジ部190が設けられている。エッジ部190は、第1部材100を一端部140側や他端部160側から見て開口120を円周状に囲むように形成されている。
【0032】
また、
図5(a)及び
図5(b)に示すように、第2部材200は、
図1(b)に示す第2部材20と同様に、円柱状の外観形状を有する本体部220と、本体部220の一端部に形成され、第1部材100の一端部140を設置する設置面240と、設置面240から突出して環状に形成された第2周壁部260と、を備えている。第2周壁部260の内周面260aの内径は、第1部材100のエッジ部190の外径よりも大きく形成されている。このため、
図5(a)及び
図5(b)に示すように、設置面240上に一端部140を設置して、第2周壁部260内にエッジ部190を含めた第1部材100が収まるように、第2部材200に第1部材100が設置される。
【0033】
本比較例では、第2周壁部260を内周面260a側に折り曲げて塑性変形させて、第2周壁部260によりエッジ部190をかしめる。この場合、第2周壁部260は、内周面260a側に折り曲げるのに必要な長さであるかしめ代を有する必要がある。
図5(a)では、かしめ代が十分に長く形成されていない場合の比較例を示している。この場合、第2周壁部260を内周面260a側に折り曲げることは困難である。このため、第2周壁部260をエッジ部190に対してかしめることができず、第1部材100を第2部材
200に固定することができない。
【0034】
一方、
図5(b)では、かしめ代が必要以上に長く形成されている場合の比較例を示している。この場合、折り曲げ途中の第2周壁部260は、第2周壁部260の先端が第1部材100の第1周壁部180に当たってしまい、途中で折り曲げられなくなってしまう。このため、第2周壁部260をエッジ部190に対してかしめることができず、第1部材100を第2部材200に固定することができない。また、かしめ代を長く形成するほど、第2周壁部260の折り曲げ途中で第1周壁部180に当たらなくするために、第1周壁部180の外径を小さく形成する必要がある。しかしながら、第1周壁部180の外径は、第1部材100と第2部材200との組立後の設計性能に基づいて決定されている場合には、必要な大きさよりも小さく形成することができない。
【0035】
このように、比較例に係る組立方法では、第1部材100を第2部材200に固定することが困難になる虞がある。
【0036】
これに対し、本実施例に係る組立方法では、第1周壁部18の一部を塑性変形させ、外周面18aの一部を第2周壁部26に当接させて、第1部材10を第2部材20に固定する。このため、本実施例に係る組立方法では、かしめ代を考慮した長さで第2周壁部26を形成する必要がない。また、第1周壁部18の第1外径D1を大きくする場合には、第2周壁部26の第2内径D2を大きくすればよいので、第1部材10と第2部材20との組立後の設計性能に基づいて第1外径D1の大きさをフレキシブルに決定することができる。したがって、本実施例に係る組立方法では、第1部材10を第2部材20に容易に固定することができる。
【0037】
<実施例2>
次に、本実施形態の実施例2に係る組立方法について説明する。
図6(a)は、本実施例に係る組立方法において用いられる第2部材20の軸方向の断面図である。本実施例では、
図6(a)に示すように、第2部材20は、第2周壁部26の先端部であって第2周壁部26の内径方向に延在する鍔部28を備えている。鍔部28は、第2周壁部26の周方向に沿って第2周壁部26の先端部の全周に亘って設けられている。なお、鍔部28は、第2周壁部26の周方向に沿って不連続に複数設けられていてもよい。例えば、
図2(a)に示すように第2周壁部26が形成されている場合に、鍔部28は、第2周壁部26の周方向に沿って第2周壁部26の先端部に部分的に設けられていてもよい。また、
図2(b)に示すように第2周壁部26が複数形成されている場合に、鍔部28は、複数の第2周壁部26各々に対して、周方向に沿った第2周壁部26の先端部の全体に設けられていてもよいし、複数の第2周壁部26の各々の周方向に沿った第2周壁部26の先端部の一部に設けられていてもよい。
【0038】
また、第2部材20は、鍔部28に周囲が囲まれた鍔部開口28aを備えている。鍔部開口28aは、設置面24の法線方向に見て鍔部28の内側面により円形状に画定されている。
【0039】
本実施例に係る組立方法では、
図1(a)に示す第1部材10を準備し(
図3に示すステップS101)、
図6(a)に示す第2部材20を準備し(
図3に示すステップS102)、第1部材10を第2部材20に設置し(
図3に示すステップS103)、第1部材10を第2部材20に固定する(
図3に示すステップS104)。第1部材10の第1外径D1は、鍔部開口28aの開口径D3よりも小さい。このため、第1部材10の第1周壁部18が鍔部28で囲まれるように、第1部材10を第2部材20に設置することができる。
【0040】
図6(b)は、第1部材10が第2部材20に固定された状態を示している。本実施例では、他端部16側から設置面24に向かって第1部材10に所定の荷重を加えて、第1周壁部18の一部が外径方向に拡径するように塑性変形させて拡径部18bを形成する。この際、設置面24と鍔部28との間で第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して外周面18aの一部を第2周壁部26の内周面26aに当接させる。拡径部18bの最拡径部は、第2内径D2と同じ径になるまで拡径されており、当該最拡径部における外周面18aは内周面26aに当接されている。なお、本実施例では、拡径部18bは第1周壁部18の全周に亘って形成されており、拡径部18bの最拡径部の外周面18aはその周方向の全周に亘って内周面26aに当接されている。
【0041】
本実施例に係る組立方法では、第1部材10を第2部材20に固定するステップ(ステップS104)は、設置面24と鍔部28との間で第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して外周面18aの一部(拡径部18b)を内周面26aに当接させることを含んでいる。これにより、仮に第1周壁部18が第2周壁部26内から抜けようとした場合であっても、拡径部18bを鍔部28で止めて、第1周壁部18が第2周壁部26内から抜けて第1部材10が第2部材20から脱落してしまうのを防ぐことができる。このため、本実施例に係る組立方法によれば、第1部材10を第2部材20に容易に固定できる。
【0042】
次に本実施例の変形例1に係る組立方法について説明する。
図7(a)は、本変形例に係る組立方法によって第1部材10が第2部材20に固定された状態を示している。本変形例では、他端部16側から設置面24に向かって第1部材10に所定の荷重を加えて、第1周壁部18の一部が外径方向に拡径するように塑性変形させて拡径部18bを形成する。この際、設置面24と鍔部28との間で第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して拡径部18bを形成し、拡径部18bを鍔部28に当接させる。
【0043】
本変形例に係る組立方法では、第1部材10を第2部材20に固定するステップ(ステップS104)は、設置面24と鍔部28との間で第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して外周面18aの一部(拡径部18b)を鍔部28に当接させることを含んでいる。これにより、拡径部18bを鍔部28で止めて、第1周壁部18が第2周壁部26内から抜けて第1部材10が第2部材20から脱落しまうのを防ぐことができる。このため、本変形例に係る組立方法によれば、第1部材10を第2部材20に容易に固定できる。
【0044】
次に本実施例の変形例2に係る組立方法について説明する。
図7(b)は、本変形例に係る組立方法によって第1部材10が第2部材20に固定された状態を示している。本変形例では、他端部16側から設置面24に向かって第1部材10に所定の荷重を加えて、第1周壁部18の一部が外径方向に拡径するように塑性変形させて拡径部18bを形成する。この際、設置面24と鍔部28との間で第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して拡径部18bを形成し、拡径部18bを内周面26a及び鍔部28に当接させる。
【0045】
本変形例に係る組立方法では、第1部材10を第2部材20に固定するステップ(ステップS104)は、設置面24と鍔部28との間で第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して外周面18aの一部(拡径部18b)を内周面26a及び鍔部28に当接させることを含んでいる。拡径部18bが内周面26a及び鍔部28に当接されることで、第1部材10を第2部材20に固定し、拡径部18bを鍔部28で止めて、第1周壁部18が第2周壁部26内から抜けて第1部材10が第2部材20から脱落してしまうのを防ぐことができる。このため、本変形例に係る組立方法によれば、第1部材10を第2部材20に容易且つより強固に固定できる。
【0046】
<実施例3>
次に、本実施形態の実施例3に係る組立方法について説明する。
図8(a)は、本実施
例に係る組立方法において用いられる第2部材20の軸方向の断面図である。本実施例では、
図8(a)に示すように、第2部材20は、第2周壁部26の内周面26aに形成された凹部29を備えている。凹部29は、内周面26aの周方向に沿って全周に亘って形成されている。また、凹部29は、
図4(b)等に示す拡径部18bが嵌入されるように、拡径部18bの形状に合わせて形成されている。なお、
図2(b)に示すように第2周壁部26が複数形成されている場合に、凹部29は、複数の第2周壁部26の各内周面26aに形成されていてもよい。
【0047】
本実施例に係る組立方法では、
図1(a)に示す第1部材10を準備し(
図3に示すステップS101)、
図8(a)に示す第2部材20を準備し(
図3に示すステップS102)、第1部材10を第2部材20に設置し(
図3に示すステップS103)、第1部材10を第2部材20に固定する(
図3に示すステップS104)。
【0048】
図8(b)は、第1部材10が第2部材20に固定された状態を示している。本実施例では、他端部16側から設置面24に向かって第1部材10に所定の荷重を加えて、第1周壁部18の一部が外径方向に拡径するように塑性変形させて拡径部18bを形成する。この際、凹部29に向かって第1周壁部の一部を外径方向に拡径して拡径部18bを形成し、拡径部18bを凹部29内に嵌入させる。これにより、第1部材10は第2部材20に固定される。本実施例では、拡径部18bは第1周壁部18の全周に亘って形成されており、凹部29は内周面26aの全周に亘って形成されている。全周に亘って形成されている拡径部18bは、同じく全周に亘って形成されている凹部29内に嵌入される。
【0049】
本実施例に係る組立方法では、第1部材10を第2部材20に固定するステップ(ステップS104)は、凹部29に向かって第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して外周面18aの一部(拡径部18b)を凹部29内に嵌入させることを含んでいる。これにより、外周面18aの当該一部を凹部29内から抜け難くして、第1部材10を第2部材20に固定することができる。このため、本実施例に係る組立方法によれば、第1部材10を第2部材20に容易且つより強固に固定できる。
【0050】
<実施例4>
次に、本実施形態の実施例4に係る組立方法について説明する。
図9(a)は、本実施例に係る組立方法において用いられる第1部材10の軸方向の断面図である。本実施例では、
図9(a)に示すように、第1部材10は、第1周壁部18に形成され、第1周壁部18の他の部分よりも壁厚が薄い脆弱部15を有している。脆弱部15は、第1周壁部18の内周側に形成された第1脆弱部15aと、第1周壁部18の外周側(外周面18a側)に形成された第2脆弱部15bとで構成されている。また、第2脆弱部15bは、外周面18aを直交する方向に見て第1脆弱部15aと重ならない位置に形成されている。また、第1脆弱部15a及び第2脆弱部15bは、第1周壁部18の周方向に沿って全周に亘って形成されている。なお、第1脆弱部15a及び第2脆弱部15bは、第1周壁部18の周方向に沿って全周ではなく一部に形成されていてもよいし、周方向に破線状に形成されていてもよい。また、第1脆弱部15aが第1周壁部18の外周側に形成されており、第2脆弱部15bが第1周壁部18の内周側に形成されていてもよい。本実施例では、他端部16側から第1部材10に荷重がかけられた場合に、第1周壁部18の一部が外径方向に塑性変形しやすくするために、第1周壁部18に脆弱部15が形成されている。第1脆弱部15a及び第2脆弱部15bは、例えば、第1周壁部18の周方向に沿って断面形状が三角形の切り欠きを形成して設けられる。
【0051】
本実施例に係る組立方法では、
図9(a)に示す第1部材10を準備し(
図3に示すステップS101)、
図1(b)に示す第2部材20を準備し(
図3に示すステップS102)、第1部材10を第2部材20に設置し(
図3に示すステップS103)、第1部材
10を第2部材20に固定する(
図3に示すステップS104)。なお、ステップS102では、
図6(a)や
図9(a)に示す第2部材20を準備してもよい。
【0052】
図9(b)は、第1部材10が第2部材20に設置された後に、第1部材10が第2部材20に固定された状態を示している。本実施例では、他端部16側から設置面24に向かって第1部材10に所定の荷重を加えて、第1周壁部18の一部が外径方向に拡径するように塑性変形させて拡径部18bを形成する。この際、第1脆弱部15a及び第2脆弱部15bを支点として、第1脆弱部15aと第2脆弱部15bとの間の第1周壁部18を外径方向に拡径して拡径部18bを形成し、拡径部18bを内周面26aに当接させる。これにより、第1部材10は第2部材20に固定される。なお、拡径部18bの最拡径部(先端部)は、錐体の頂点部のように尖っていることが好ましいが、円弧状であってもよい。
【0053】
本実施例に係る組立方法では、第1部材10を第2部材20に固定するステップ(ステップS104)は、第1脆弱部15aと第2脆弱部15bとの間の第1周壁部18を外径方向に拡径して外周面の一部(拡径部18b)を内周面26aに当接させることを含んでいる。本実施例では、第1部材10が第1脆弱部15a及び第2脆弱部15bを備えているので、他端部16側から第1部材10に荷重がかけられた場合に、第1周壁部18の一部が外径方向に塑性変形しやすくすることができる。このため、本実施例に係る組立方法によれば、第1部材10を第2部材20に容易に固定できる。
【0054】
なお、
図6(b)に示すように、設置面24と鍔部28との間で第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して外周面18aの一部を内周面26aに当接させてもよい。また、
図7(a)に示すように、設置面24と鍔部28との間で第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して外周面18aの一部を鍔部28に当接させてもよい。また、
図7(b)に示すように、設置面24と鍔部28との間で第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して外周面18aの一部を内周面26a及び鍔部28に当接させてもよい。また、
図8(b)に示すように、凹部29に向かって第1周壁部18の一部を外径方向に拡径して外周面18aの一部を凹部29内に嵌入させてもよい。
【0055】
<実施例5>
次に、本実施形態の実施例5に係る組立方法について説明する。
図10(a)は、本実施例に係る組立方法において用いられる第1部材10の軸方向の断面図である。本実施例では、
図10(a)に示すように、第1部材10は、第1周壁部18に形成され、第1周壁部18の他の部分よりも壁厚が薄い脆弱部15を有している。脆弱部15は、第1周壁部18の外周側に形成されている。脆弱部15は、第1周壁部18の周方向に沿って全周に亘って形成されている。脆弱部15は、例えば、第1周壁部18の周方向に沿って切り欠きを形成して設けられる。
【0056】
また、第1周壁部18は、脆弱部15よりも一端部14側に形成され、第1外径D1よりも拡径されたフレア部17を含んでいる。フレア部17の先端部が一端部14であり、一端部14におけるフレア部17は、第2外径D4の大きさに形成されている。フレア部17の第2外径D4は、第2部材20の第2周壁部26の第2内径D2よりも小さい。このため、第1部材10のフレア部17を含む第1周壁部18が第2周壁部26で囲まれるように、第1部材10を第2部材20に設置することができる。本実施例では、他端部16側から第1部材10に荷重がかけられた場合に、フレア部17を外径方向に拡径しやすいように脆弱部15が形成されている。
【0057】
本実施例に係る組立方法では、
図10(a)に示す第1部材10を準備し(
図3に示すステップS101)、
図1(b)に示す第2部材20を準備し(
図3に示すステップS1
02)、第1部材10を第2部材20に設置し(
図3に示すステップS103)、第1部材10を第2部材20に固定する(
図3に示すステップS104)。なお、ステップS102では、
図6(a)や
図9(a)に示す第2部材20を準備してもよい。
【0058】
図10(b)は、第1部材10が第2部材20に固定された状態を示している。本実施例では、他端部16側から設置面24に向かって第1部材10に所定の荷重を加えて、脆弱部15を支点としてフレア部17を外径方向にさらに拡径してフレア部17における外周面18aを内周面26aに当接させる。これにより、第1部材10は第2部材20に固定される。
【0059】
本実施例に係る組立方法では、第1部材10を第2部材20に固定するステップ(ステップS104)は、脆弱部15を支点としてフレア部17を外径方向にさらに拡径してフレア部17における外周面18aを内周面26aに当接させることを含んでいる。本実施例では、第1部材10が脆弱部15を備えており、他端部16側から第1部材10に荷重がかけられた場合に、フレア部17が外径方向に塑性変形しやすくすることができる。このため、本実施例に係る組立方法によれば、第1部材10を第2部材20に容易に固定できる。
【0060】
なお、
図6(b)に示すように、設置面24と鍔部28との間でフレア部17を外径方向に拡径してフレア部17における外周面18aの一部を内周面26aに当接させてもよい。また、
図7(a)に示すように、設置面24と鍔部28との間でフレア部17を外径方向に拡径してフレア部17における外周面18aの一部を鍔部28に当接させてもよい。また、
図7(b)に示すように、設置面24と鍔部28との間でフレア部17を外径方向に拡径してフレア部17における外周面18aの一部を内周面26a及び鍔部28に当接させてもよい。また、
図8(b)に示すように、凹部29に向かってフレア部17を拡径してフレア部17を凹部29内に嵌入させてもよい。
【0061】
本実施例に係る組立方法では、第1部材10は、一つの脆弱部15を備えている。また、上記実施例4に係る組立方法では、第1部材10は、複数の脆弱部として、第1脆弱部15aと第2脆弱部15bとを備えている。このように、第1部材10は、一又は複数の脆弱部を備えていてもよい。これにより、第1部材10を第2部材20に固定するステップにおいて、脆弱部を支点として第1周壁部の一部を外径方向に拡径させることができる。
【0062】
<実施例6>
次に、本実施形態の実施例6に係る組立方法について説明する。本実施例に係る組立方法は、上記実施例1~5に係る組立方法を用いたガス発生器の組み立て方法である。ガス発生器は、ハウジング内部に形成された所定空間内で封止又は発生させたガスをハウジングに固定されたディフューザから排出して、当該ガスを所望の動作を実現するための動力源として供給する。ガス発生器は、例えば、エアバッグの動力源に用いられる。
【0063】
図11(a)は、本実施例に係るガス発生器の組立方法で用いられる部材であって、ディフューザ30の軸方向の断面図である。ディフューザ30は、上記実施例1~5において第1部材10に相当する。ディフューザ30は、円柱状の外観形状を有し、開口32が形成された一端部34と、一端部34と対向する他端部36と、を備えている。一端部34と他端部36とは、円柱形状の底面部に相当する。開口32は、一端部34側の底面の全体を開口して形成されている。また、ディフューザ30は、一端部34と他端部36とを繋ぐ第1周壁部38を備えている。第1周壁部38は、円柱形状の側面部に相当する。第1周壁部38は、環状に形成されて第1外径D1により画定される外周面38aを有している。ディフューザ30は、他端部36と第1周壁部38とにより囲まれた空間33(
「内部空間」に相当)を備えた略カップ状形状を有している。また、ディフューザ30の第1周壁部38には、空間33と外部とを連通し、ガスを外部に排出するためのガス排出孔39が形成されている。ガス排出孔39は、第1周壁部38の周方向に沿って複数形成されている。なお、ガス排出孔39は、アルミニウム製のシールテープで閉塞されていてもよい。また、ディフューザ30は、例えば、所定の金属で形成されている。
【0064】
図11(b)は、本実施例に係るガス発生器の組立方法で用いられる部材であって、ハウジング40の軸方向の断面図である。ハウジング40は、上記実施例1~5において第2部材20に相当する。ハウジング40は、円柱状の外観形状を有する本体部42を備えている。本体部42は、中空状に形成されることで空間43(「所定空間」に相当)を備えた中空筒状形状を有している。本体部42の一端部には、ディフューザ30の一端部34を設置する設置面44が形成されている。設置面44は、ディフューザ30の一端部34を隙間なく設置することができる平らな表面を有している。また、ハウジング40は、設置面44に形成され、ディフューザ30を設置した場合に空間43とディフューザ30との間を連通させる連通孔48と、連通孔48の周囲に形成された第2周壁部46とを有している。第2周壁部46は、設置面44から突出して環状に形成されている。また、第2周壁部46は、設置面44に対する法線方向に延びるように形成されている。また、第2周壁部46は、
図2(a)に示すように、その周方向に沿って全周に亘って連続的に形成されている。なお、第2周壁部46は、
図2(b)に示すように、その周方向に沿って断続的に複数設けられていてもよい。また、第2周壁部46は、第2内径D2で画定される内周面46aを有している。第2内径D2は、設置面44側から第2周壁部46の先端までが一定の長さに形成されている。また、第2内径D2は、ディフューザ30における第1外径D1よりも大きく形成される。これにより、第2内径D2で画定される内周面46aの内側に第1外径D1で画定される外周面38aが位置するように、ハウジング40の設置面44上にディフューザ30の一端部34を設置することができる。
【0065】
また、ハウジング40の本体部42には、設置面44が形成された一端部の反対側の他端部側に点火器52が取り付けられている。点火器52は、公知の電気式の点火器本体52aが金属製の点火器カラーに固定されたもので、点火薬を含んだ着火部が点火器カラーからハウジング40の内側(一端部側)に向かって突出して配置されている。したがって、点火器52の作動により発生する点火薬の燃焼生成物は、ハウジング40の内部に放出される。
【0066】
また、本体部42の点火器52側には、点火器52とは間隔をおいて、隔壁部材58が配置されている。隔壁部材58により、空間43の他端部側(点火器52取り付け側)が仕切られている。隔壁部材58は、円状周縁を有する板状の部材によって形成され、その周縁が本体部42内の空間43の内壁面に押圧されることで本体部42に対して固定されている。また、隔壁部材58には、その表裏を貫通する複数の貫通孔58aが設けられている。そして、点火器52、ハウジング40の本体部42、隔壁部材58で囲まれた空間が、伝火薬充填室54となり、そこには伝火薬56が充填されている。なお、伝火薬56は、隔壁部材58によって、点火器52側へ押しつけられた状態で保持され、点火器本体52aの着火部と接触している。また、貫通孔58aは、伝火薬56よりも小さな開口であるから、伝火薬56が伝火薬充填室54から漏れ出る可能性は無い。なお、貫通孔58aは、所定のシールテープで閉塞されていてもよい。
【0067】
伝火薬56としては、着火性が良く、燃焼が持続する(燃焼温度の高い)ガス発生剤を使用することができる。伝火薬56の燃焼温度は、1700~3000℃の範囲にあることが望ましい。このような伝火薬としては、例えばニトログアニジン(34重量%)、硝酸ストロンチウム(56重量%)からなる、外径1.5mm、厚さ1.5mmのディスク状のものを用いることができる。
【0068】
また、ハウジング40内の空間43には、加圧ガス又はガス発生剤が封入されている。加圧ガス又はガス発生剤が連通孔48から漏出しないように、連通孔48は、アルミニウム製のシールテープ49により空間43側から閉塞されている。空間43に封入される加圧ガスやガス発生剤には公知のものを用いることができる。
【0069】
図12は、ディフューザ30をハウジング40に固定して組み立てられるガス発生器50の軸方向の断面図である。本実施例に係る組立方法により組み立てられるガス発生器50は、空間43内に封止された加圧ガスをディフューザ30のガス排出孔39から外部に供給する方式であってもよいし、空間43内に封止されたガス発生剤を燃焼させて発生させた燃焼ガスをガス排出孔39から外部に供給する方式であってもよいし、空間43内に加圧ガス及びガス発生剤が封止されており、加圧ガス及びガス発生剤の燃焼ガスをガス排出孔から外部に供給する方式であってもよい。
【0070】
図12に示すように、ガス発生器50のハウジング40は、空間43からディフューザ30に向かってガスを移動させる方向の端面に形成された設置面44と、設置面44に形成され、ディフューザ30との間を連通させる連通孔48と、連通孔48の周囲に形成された第2周壁部46と、を備えている。また、ディフューザ30は、第1周壁部38及び他端部16で囲まれた空間33と、第1周壁部38に形成され、連通孔48を通ってハウジング40から空間33内に移動してきたガスを排出するガス排出孔39と、を備えている。ガス発生器50の点火器52が作動すると、伝火薬56が燃焼されて空間43内の圧力が上昇してシールテープ49が開裂される。これにより、ハウジング40の連通孔48とディフューザ30の開口32とが接続され、ハウジング40内の空間43とディフューザ30内の空間33とが連通される。ガス発生器50のディフューザ30は、連通孔48を通ってハウジング40から空間33内に移動してきたガスをガス排出孔39から外部に排出する。
【0071】
次に、本実施例に係るガス発生器の組立方法について説明する。本実施例に係るガス発生器の組立方法には、上記実施例1~5に係る組立方法が用いられる。本実施例に係る組立方法では、
図11(a)に示すディフューザを準備し(
図3に示すステップS101)、
図11(b)に示すハウジング40を準備し(
図3に示すステップS102)、ディフューザ30の一端部34をハウジング40の設置面44上に設置し(
図3に示すステップS103)、ディフューザ30をハウジング40に固定する(
図3に示すステップS104)。
【0072】
ディフューザ30の一端部34をハウジング40の設置面44上に設置するステップは、ディフューザ30の開口32とハウジング40の連通孔48とを位置合わせして、一端部34を設置面44上に設置することを含んでいる。開口32と、連通孔48とは略同じ開口面積に形成されており、開口32と連通孔48とは、各開口端が一致するように位置合わせされる。
【0073】
さらに、ディフューザ30をハウジング40に固定するステップは、ガス排出孔39よりも一端部34側の第1周壁部38の一部を外径方向に拡径して外周面38aの一部を内周面46aに当接させることを含んでいる。これにより、ガス排出孔39を変形させずに第1周壁部38の一部を変形させて、ディフューザ30をハウジング40に固定することができる。なお、ディフューザ30をハウジング40に固定した場合において、ガス排出孔39は第2周壁部46と対向しない位置に形成されている。
【0074】
ディフューザ30をハウジング40に固定するステップにおいては、上記実施例1~5と同様に、他端部36側から設置面44に向かってディフューザ30に所定の荷重を加え
て、ガス排出孔39よりも一端部34側の第1周壁部38の一部が外径方向に拡径するように塑性変形させて拡径部38bを形成する。拡径部38bの最拡径部(先端部)は、第2内径D2と同じ径になるまで拡径されており、当該最拡径部における外周面18aは内周面46aに当接されている。これにより、ディフューザ30がハウジング40に固定される。本実施例に係る組立方法によれば、ディフューザ30をハウジング40に容易に固定できる。
【0075】
なお、
図6(b)に示す実施例2と同様に、ハウジング40の第2周壁部46に鍔部を設けて、設置面44と鍔部との間で第1周壁部38の一部を外径方向に拡径して外周面38aの一部を内周面46aに当接させてもよい。また、
図7(a)に示す変形例と同様に、設置面44と鍔部との間で第1周壁部38の一部を外径方向に拡径して外周面38aの一部(拡径部38b)を鍔部に当接させてもよい。また、
図7(b)に示す変形例と同様に、設置面44と鍔部との間で第1周壁部38の一部を外径方向に拡径して外周面38aの一部を内周面46a及び鍔部に当接させてもよい。また、
図8(b)に示す実施例3と同様に、ハウジング40の第2周壁部46に凹部を設けて、凹部に向かって第1周壁部38の一部を外径方向に拡径して外周面38aの一部を凹部29内に嵌入させてもよい。また、
図9に示す実施例4又は
図10に示す実施例5と同様に、ディフューザ30の第1周壁部38に一又は複数の脆弱部を設けていてもよい。
【0076】
また、上記実施例1~6では、第1外径D1が第2内径D2よりも小さく形成されている例を示したが、第1外径D1が第2内径D2よりも大きく形成されていてもよい。この場合、第1周壁部18、38内に第2周壁部26、46が位置するように、第1部材10やディフューザ30が第2部材20やハウジング40に設置される。そして、第1部材10やディフューザ30を第2部材20やハウジング40に固定するステップでは、他端部16、36側から設置面24、44に向かって第1部材10やディフューザ30に荷重を加え、第1周壁部18、38の一部を内径方向に縮径して第1周壁部18、38の内周面の一部を第2周壁部26、46の内周面に当接させて、第1部材10やディフューザ30を第2部材20やハウジング40に固定される。この際、第1周壁部18、38の外周面から内周面に向かって荷重を加えながら、他端部16側から荷重を加えることで、第1周壁部18、38の一部を容易に縮径させることができる。このような組立方法においても、第1部材10やディフューザ30を第2部材20やハウジング40に容易に固定できる。
【符号の説明】
【0077】
10 :第1部材
12、32 :開口
13、23、33、43 :空間
14、34 :一端部
15 :脆弱部
16、36 :他端部
17 :フレア部
18、38 :第1周壁部
18a、38a :外周面
20 :第2部材
22、42 :本体部
24、44 :設置面
26、46 :第2周壁部
26a、46a :内周面
28 :鍔部
29 :凹部
30 :ディフューザ
39 :ガス排出孔
40 :ハウジング
48 :連通孔
49 :シールテープ
50 :ガス発生器
52 :点火器
54 :伝火薬充填室
56 :伝火薬
58 :隔壁部材