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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-19
(45)【発行日】2022-10-27
(54)【発明の名称】トレーニング器具
(51)【国際特許分類】
   A61H 5/00 20060101AFI20221020BHJP
   A63B 23/03 20060101ALI20221020BHJP
   A61F 9/04 20060101ALI20221020BHJP
【FI】
A61H5/00 E
A63B23/03
A61F9/04 300
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019092909
(22)【出願日】2019-05-16
(65)【公開番号】P2020185272
(43)【公開日】2020-11-19
【審査請求日】2021-08-13
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2019年(平成31年)4月26日にウェブサイトにて発表 https://www.rakuten.co.jp/ https://item.rakuten.co.jp/e-shii/10004888/ https://shopping.yahoo.co.jp/ https://store.shopping.yahoo.co.jp/esmile-yh/01k726.html https://e-smile-shop.com/ https://e-smile-shop.com/landing/megic_training_001.php
(73)【特許権者】
【識別番号】509329110
【氏名又は名称】株式会社 イースマイル
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】仲村 淳
【審査官】村上 勝見
(56)【参考文献】
【文献】実開昭61-035620(JP,U)
【文献】登録実用新案第3169284(JP,U)
【文献】登録実用新案第3198034(JP,U)
【文献】特開2001-259076(JP,A)
【文献】特開平10-192351(JP,A)
【文献】登録実用新案第3004243(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 5/00
A63B 23/03
A61F 9/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼球の周囲の筋肉をトレーニングするためのトレーニング器具であって、
凸面鏡と、
該凸面鏡の周囲に設けられた囲み部と、
前記眼球に対する前記凸面鏡の位置を変化させるための操作部と、を有し
前記凸面鏡の凸方向側の面は、中心を含む第1曲面と、該第1曲面の径方向外側に設けられた第2曲面と、を有し、
前記第1曲面の第1曲率半径は、前記第2曲面の第2曲率半径より大きくなるように形成されていることを特徴とするトレーニング器具。
【請求項2】
前記凸面鏡の凸方向側の面は、中心を含む第1曲面と、該第1曲面の径方向外側に設けられた第2曲面と、を有し、
前記第1曲面の第1曲率半径は、前記凸面鏡の直径より大きくなるように形成され、
前記第2曲面の第2曲率半径は、前記凸面鏡の直径より小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトレーニング器具。
【請求項3】
眼球の周囲の筋肉をトレーニングするためのトレーニング器具であって、
凸面鏡と、
該凸面鏡の周囲に設けられた囲み部と、
前記眼球に対する前記凸面鏡の位置を変化させるための操作部と、を有し
前記操作部は、棒状に形成され、
前記操作部の一端は前記囲み部に連続され、他端は前記凸面鏡の中心及び前記操作部の一端を結ぶ線の延長線上にあり、
前記操作部は、前記他端を含む部分が筒状に形成され、棒状の筆記具を着脱可能な装着部を有していることを特徴とするトレーニング器具。
【請求項4】
前記装着部は、弾性材から構成され、
前記装着部には、軸方向に延在する直線状のスリットが形成されていることを特徴とする請求項に記載のトレーニング器具。
【請求項5】
前記囲み部において、前記凸面鏡の凸方向側の面には、周方向に等間隔をあけて複数の印部が設けられ、
前記複数の印部のうち1つは、少なくとも前記操作部の付け根部分に設けられていることを特徴とする請求項1~のうち何れか一項に記載のトレーニング器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼球の周囲の筋肉をトレーニングするためのトレーニング器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、移動する目標に向かって視点を追従させることで、眼筋を積極的に動かして衰えた眼筋の機能を回復させたり、眼筋を鍛えて動体視力を向上させたりするトレーニングアイマスクが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示された従来のトレーニングアイマスクは、ゴーグル型に形成されている。このような従来のトレーニングアイマスクは、眼球の周囲に、刺激位置を知覚させる刺激発生装置を複数個配置し、配置された刺激発生装置を1カ所ずつ作動させる。使用者に刺激位置を知覚させ、その刺激位置方向を見るような眼の動きをさせることで眼筋のトレーニングを行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2004-000318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された従来のトレーニングアイマスクは、使用者の頭部に装着して使用するものであって、携帯には不向き大きさであった。
【0005】
本発明は、小型化を図ったトレーニング器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的のために本発明は以下の構成を備える。
即ち、本発明は、眼球の周囲の筋肉をトレーニングするためのトレーニング器具であって、凸面鏡と、該凸面鏡の周囲に設けられた囲み部と、前記眼球に対する前記凸面鏡の位置を変化させるための操作部と、を有していることを特徴とするトレーニング器具である。
【0007】
以上のような本発明によれば、トレーニング器具は、操作部により、使用者と凸面鏡との位置を変化させ、使用者の眼球の周囲の筋肉を動かすことで、眼球の周囲の筋肉をトレーニングする。凸面鏡は、鏡像を縮小し広い範囲を映すことができるから、トレーニング器具の小型化を図ることができる。
【0008】
また、凸面鏡の凸方向側の面は、中心を含む第1曲面と、該第1曲面の径方向外側に設けられた第2曲面と、を有し、第1曲面の第1曲率半径は、第2曲面の第2曲率半径より大きくなるように形成されていることが好ましい。これによれば、凸面鏡が、第1曲面及び第2曲面を有して構成されていることにより、眼球の周囲の筋肉を十分に動かすための適切な範囲を、凸面鏡に映すことができる。
【0009】
また、凸面鏡の凸方向側の面は、中心を含む第1曲面と、該第1曲面の径方向外側に設けられた第2曲面と、を有し、第1曲面の第1曲率半径は、凸面鏡の直径より大きくなるように形成され、第2曲面の第2曲率半径は、凸面鏡の直径より小さくなるように形成されていることが好ましい。これによれば、凸面鏡が、第1曲面及び第2曲面を有して構成されていることにより、眼球の周囲の筋肉を十分に動かすための適切な範囲を、凸面鏡に映すことができる。
【0010】
また、操作部は、棒状に形成され、操作部の一端は囲み部に連続され、他端は凸面鏡の中心及び操作部の一端を結ぶ線の延長線上にあることが好ましい。これによれば、棒状の操作部を把持することで、使用者の顔を含む適切な範囲を凸面鏡に写すことができる。よって、使い勝手の向上を図ることができる。
【0011】
また、操作部は、他端を含む部分が筒状に形成され、棒状の筆記具を着脱可能な装着部を有していることが好ましい。これによれば、使用時に、装着部に筆記具を装着することにより、操作部の軸が長くなり、使用者が操作部を把持し易くなるから、より一層、使い勝手の向上を図ることができる。また、非使用時に、装着部から筆記具を脱着させることで、トレーニング器具をコンパクトにすることができる。これにより、トレーニング器具を、例えば、筆箱等に収納可能な程度の大きさにすることができる。
【0012】
また、装着部は、弾性材から構成され、装着部には、軸方向に延在する直線状のスリットが形成されていることが好ましい。これによれば、装着部に筆記具を着脱させ易くすることができる。
【0013】
また、囲み部において、凸面鏡の凸方向側の面には、周方向に等間隔をあけて複数の印部が設けられ、複数の印部のうち1つは、少なくとも操作部の付け根部分に設けられていることが好ましい。使用者が操作部を持った際、操作部の付け根部分に設けられた印部が下方に位置する。ここで、例えば、印部が4個であった場合には、印部は囲み部の上方、下方、左方、右方の四方向に位置され、印部が8個であった場合には、印部は囲み部の八方向に位置される。これによれば、印部が形成されていることにより、使用者は、操作部を用いて、印部が形成された方向に凸面鏡を動かすことで、眼球の周囲の筋肉を適切な方向に動かすことができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、トレーニング器具の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施の形態にかかるトレーニング器具を示す斜視図である。
図2】前記トレーニング器具の上面図である。
図3】前記トレーニング器具の底面図である。
図4】前記トレーニング器具の正面図である。
図5】前記トレーニング器具の背面図である。
図6】前記トレーニング器具の側面図である。
図7図1中のI-I線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の例示的一態様である実施形態にかかるトレーニング器具を図1~7を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるトレーニング器具1を示す斜視図である。
【0017】
トレーニング器具1は、図1に示すように、凸面鏡2と、凸面鏡2を支持する支持部3と、使用者に対する凸面鏡2の位置を変化させるための棒状の操作部4と、支持部3と操作部4とを連結する連結部5と、を有して構成されている。なお、本実施形態では、凸面鏡2の湾曲方向(凸方向)を「前方」と記し、反対方向を「後方」と記す場合がある。前後に直交する平面のうち、操作部4の軸方向を「上下方向」と記し、上下方向及び前後方向に直交する方向を「左右方向」と記す。
【0018】
凸面鏡2は、図2~4に示すように、湾曲した凸の曲面を鏡面とした鏡である。この凸面鏡2は、中心Pを含む円形部21と、円形部21の径方向外側に設けられたドーナツ形状の外周部22と、を有して構成されている。凸面鏡2は、図4に示すように、直径φ1が39.6mm(略40mm)と成るように形成されている。また、円形部21は、第1曲率半径R1が80mmの曲面(第1曲面210)から構成され、外周部22は、第2曲率半径R2が28mmの曲面(第2曲面220)から構成されている。即ち、凸面鏡2の第1曲面210の第1曲率半径R1は、凸面鏡2の直径φ1より大きくなるように形成され、第2曲面220の第2曲率半径R2は、凸面鏡2の直径φ1より小さくなるように形成されている。
【0019】
この凸面鏡2には、図7に示すように、中心Pから後方に立設された軸部23が設けられている。軸部23が、支持部3の後述する軸受け30に挿入されることで、凸面鏡2は支持部3に支持される。
【0020】
支持部3は、図5、6に示すように、中心部に軸受け20を有する板状部31と、板状部31の周囲に設けられた囲み部32と、軸受け20を中心として放射状に延びる8本の支持部材33と、を有して構成されている。
【0021】
囲み部32は、図7に示すように、板状部31の周縁から前方に立設される第1立設部320と、第1立設部320に連続される頂面部321と、頂面部321に連続されるとともに第1立設部320に対向して設けられる第2立設部322と、を有して構成されている。
【0022】
頂面部321は、前後方向に直交する平面から構成されている。この頂面部321には、図4に示すように、周方向に等間隔をあけて8個(複数)の印部6が設けられている。各印部6は、前方に円柱状に立設されている。8個の印部6のうち一つの印部6Aは、前方から見て、凸面鏡2の中心Pと操作部4の軸とを結ぶ仮想線上に設けられている。即ち、8個の印部6は、凸面鏡2の中心Pを中心とした上方、下方、左方、右方、右斜め上方、右斜め下方、左斜め上方、及び左斜め下方の八方向に設けられている。
【0023】
このような支持部3は、図7に示すように、板状部31の厚さH1が3mmとなるように形成されている。また、各印部6の直径φ2が2mmとなるように形成されている。また、支持部3に凸面鏡2が支持された状態で、板状部31の前面から凸面鏡2の頂部(中心Pを付与した部分)までの寸法H3が5.3mmとなるように形成されている。
【0024】
操作部4は、図5~7に示すように、下方に開口40を有する円筒状に形成されている。この操作部4は、ゴム等の弾性材から構成されている。また、操作部4の下端(開口40)を含む部分には、筆記具を着脱可能な装着部41が設けられている。
【0025】
装着部41には、図6に示すように、操作部4を構成する周壁41Aに、一対のスリット7、8が形成されている。一対のスリット7、8は、操作部4の軸を挟んで前後に対向する位置に形成されている。各スリット7、8は、操作部4の下端を切り欠いて、軸方向に延在形成されている。
【0026】
一対のスリット7、8のうち前方側の第1スリット7は、図4、7に示すように、所定の間隔をあけて対向する一対の第1直線部70と、一対の第1直線部70に連続される半円部71と、を有して構成されている。各第1直線部70は、上下方向に直線状に延在形成されている。半円部71の両端は、第1直線部70の上端に連続されている。
【0027】
一対のスリット7、8のうち後方側の第2スリット8は、図4、7に示すように、所定の間隔をあけて対向する一対の第2直線部80と、一対の第2直線部80に連続される円弧部81と、を有して構成されている。各第2直線部80は、上下方向に直線状に延在形成されている。円弧部81の両端は、各第2直線部80の上端に連続されている。第1スリット7における一対の第1直線部70の対向寸法は、第2スリット8における一対の第2直線部80の対向寸法より大きくなるように形成されている。
【0028】
このようなトレーニング器具1は、装着部41の開口40に筆記具を挿入することで、装着部41に筆記具を装着して、操作部4を長くする。これにより、使用者が操作部4を把持し易くする。トレーニング器具1は、操作部4の付け根にある印部6が下方に位置し、凸面鏡2の鏡面が使用者と対向する向きで、両眼の間で眼と同じ高さに位置させる。ここから、操作部4を操作して、凸面鏡2を前方にゆっくり移動させる。即ち、凸面鏡2を使用者に近付ける。使用者は、両眼の視点が凸面鏡2の中心Pを向いていることを意識しつつ、凸面鏡2に映った自分の両眼の状態を確認する。このように、凸面鏡2に映った自分の両眼の状態を確認することで、眼球の周囲の筋肉を効果的に運動させることができる。この後、操作部4を操作して、凸面鏡2を後方にゆっくり移動させる。即ち、凸面鏡2を使用者から遠ざける。次に、凸面鏡2を前後方向の適宜な位置で、印部6の方向(例えば上方)に移動させる。このように順次、8個の印部6の方向に凸面鏡2を移動させることで、眼球の周囲の筋肉をトレーニングする。
【0029】
このようなトレーニング器具1は、眼球の周囲の筋肉をトレーニングするためのトレーニング器具1であって、凸面鏡2と、該凸面鏡2の周囲に設けられた囲み部32と、前記眼球に対する前記凸面鏡2の位置を変化させるための操作部4と、を有している。これによれば、トレーニング器具1は、操作部4により、使用者と凸面鏡2との位置を変化させ、眼球の周囲の筋肉を動かすことで、眼球の周囲の筋肉をトレーニングする。凸面鏡2は、鏡像を縮小し広い範囲を映すことができるから、トレーニング器具1の小型化を図ることができる。
【0030】
また、凸の曲面(凸面鏡2の凸方向側の面)は、中心Pを含む第1曲面210と、該第1曲面210の径方向外側に設けられた第2曲面220と、を有し、第1曲面210の第1曲率半径R1は、第2曲面220の第2曲率半径R2より大きくなるように形成されている。これによれば、凸面鏡2が、第1曲面210及び第2曲面220を有して構成されていることにより、眼球の周囲の筋肉を十分に動かすことが可能な適切な範囲を凸面鏡2に映すことができる。
【0031】
また、第1の第1曲率半径R1は、凸面鏡2の直径φ1より大きくなるように形成され、第2の第1曲率半径R1は、凸面鏡2の直径φ1より小さくなるように形成されている。これによれば、より一層、適切な範囲を凸面鏡2に映すことができる。
【0032】
また、操作部4は、棒状に形成され、操作部4の一端は囲み部32に連続され、他端は凸面鏡2の中心P及び操作部4の一端を結ぶ線の延長線上にある。これによれば、操作部4を把持することで、使用者の顔を含む適切な範囲を凸面鏡2に写すことができる。よって、使い勝手の向上を図ることができる。
【0033】
また、操作部4は、他端を含む部分が筒状に形成され、棒状の筆記具を着脱可能な装着部41を有している。これによれば、使用時に、装着部41に筆記具を装着することにより、操作部4の軸が長くなり、使用者が操作部4を把持し易くなるから、より一層、使い勝手の向上を図ることができる。また、非使用時に、装着部41から筆記具を脱着させることで、トレーニング器具1をコンパクトにすることができる。これにより、トレーニング器具1を、例えば、筆箱等に収納可能な程度の大きさにすることができる。
【0034】
また、装着部41は、弾性材から構成され、装着部41には、軸方向に延在する直線状のスリットが形成されている。これによれば、装着部41に筆記具を着脱させ易くすることができる。
【0035】
また、囲み部32において、凸面鏡2の凸方向側の面には、周方向に等間隔をあけて複数の印部6が設けられ、複数の印部6のうち1つは、少なくとも操作部4の付け根部分に設けられている。使用者が操作部4を持った際、操作部4の付け根部分に設けられた印部6が下方に位置する。ここで、例えば、印部6が4個であった場合には、印部6は囲み部32の上方、下方、左方、右方の四方向に位置され、印部6が8個であった場合には、印部6は囲み部32の八方向に位置される。これによれば、印部6が形成されていることにより、使用者は、操作部4を用いて、印部6が形成された方向に凸面鏡2を動かすことで、眼球の周囲の筋肉を適切な方向に動かすことができる。
【0036】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
【0037】
前記実施形態では、凸面鏡2において、円形部21は、第1曲率半径R1(第1曲率半径R1)が80mmの曲面(第1曲面210)から構成され、外周部22は、第1曲率半径R1(第2曲率半径R2)が28mmの曲面(第2曲面220)から構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。凸面鏡2は、第1曲率半径R1が80mmの曲面(第1曲面210)のみから構成されていてもよい。また、凸面鏡2において、第1曲面210は、第1曲率半径R1が72mm~88mmとなるように形成されていてもよく、第2曲面220は、第2曲率半径R2が25mm~31mmとなるように形成されていてもよい。
【0038】
また、操作部4は、一端が囲み部32に連続され、他端が操作部4の一端及び凸面鏡2の中心Pを結ぶ延長線上に位置するような棒状に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。操作部は、使用者が把持可能なように、支持部3の中心Pから後方に突出して設けられていてもよい。また、操作部は、予め定められた方向に移動する移動部(不図示)にされ、移動部が、印部6が設けられた八方向、及び、前方及び後方に、凸面鏡2を移動させるように構成されていてもよい。これによれば、眼球の周囲の筋肉を、予め決められた印部6が設けられた八方向、及び、前方及び後方の全ての方向に動かすことができる。
【0039】
前述した各実施形態は本発明の好ましい形態を示したに過ぎず、本発明は、これら実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々改変して実施することができる。かかる改変によってもなお本発明の足先パッドの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
【符号の説明】
【0040】
1 トレーニング器具
2 凸面鏡
210 第1曲面
220 第2曲面
32 囲み部
4 操作部
41 装着部
6 複数の印部
7 第1スリット(スリット)
8 第2スリット(スリット)
P 中心
R1 第1曲率半径
R2 第2曲率半径
φ1 凸面鏡の直径
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7