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特許7162131空気浄化用の捕捉装置、浄化装置、並びに空気浄化機
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  • 特許-空気浄化用の捕捉装置、浄化装置、並びに空気浄化機 図1
  • 特許-空気浄化用の捕捉装置、浄化装置、並びに空気浄化機 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-19
(45)【発行日】2022-10-27
(54)【発明の名称】空気浄化用の捕捉装置、浄化装置、並びに空気浄化機
(51)【国際特許分類】
   B01D 47/06 20060101AFI20221020BHJP
   B01D 47/00 20060101ALI20221020BHJP
   A61L 9/14 20060101ALI20221020BHJP
   F24F 8/133 20210101ALI20221020BHJP
   F24F 8/142 20210101ALI20221020BHJP
【FI】
B01D47/06 B
B01D47/00 Z
A61L9/14
F24F8/133
F24F8/142
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021522117
(86)(22)【出願日】2018-12-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-11
(86)【国際出願番号】 CN2018122107
(87)【国際公開番号】W WO2020042454
(87)【国際公開日】2020-03-05
【審査請求日】2021-01-05
(31)【優先権主張番号】201811013330.9
(32)【優先日】2018-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521007481
【氏名又は名称】▲広▼▲東▼美的白色家▲電▼技▲術▼▲創▼新中心有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG MIDEA WHITE HOME APPLIANCE TECHNOLOGY INNOVATION CENTER CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Building #4,Midea Global Innovation Center,Industry Boulevard,Beijiao,Shunde Foshan,Guangdong 528311,CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】512237419
【氏名又は名称】美的集団股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】MIDEA GROUP CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】B26-28F, Midea Headquarter Building, No.6 Midea Avenue, Beijiao, Shunde, Foshan, Guangdong 528311 China
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【弁理士】
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【弁理士】
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】▲韓▼ ▲運▼晴
(72)【発明者】
【氏名】区 初斌
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲統▼升
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲輝▼
【審査官】瀧 恭子
(56)【参考文献】
【文献】特表平11-512343(JP,A)
【文献】特開平11-057520(JP,A)
【文献】中国実用新案第207661867(CN,U)
【文献】中国実用新案第201132076(CN,Y)
【文献】中国特許出願公開第101056688(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第106051945(CN,A)
【文献】仏国特許発明第01324788(FR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 45/00-47/18、50/00、53/00-53/12
A61L 9/00-9/22
F24F 8/00-8/99
C02F 1/461
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水洗浄化された空気を浄化するための、空気浄化用の捕捉装置であって、
吸気口及び排気口を備えたハウジングであって、前記ハウジング内に前記吸気口及び前記排気口と連通するキャビティが規定されている、ハウジングと、
前記キャビティ内に設けられ且つ前記吸気口と前記排気口との間に配置された捕捉アセンブリであって、前記捕捉アセンブリは、回転盤及び円筒を備え、前記回転盤にメッシュが設けられ、前記回転盤は、第1回転盤及び第2回転盤を備え、前記第1回転盤及び前記第2回転盤は、回転可能であり且つ互いに反対方向に回転し、前記第1回転盤に第1メッシュが設けられ、前記第2回転盤に第2メッシュが設けられ、前記第2回転盤は、前記第1回転盤の下流に設けられ且つ前記第1回転盤から軸方向に離間されるように設けられ、前記円筒は、前記第1回転盤と前記第2回転盤との間に設けられ、前記円筒の外周壁は、円筒面であり且つ前記ハウジングの側壁から離間されるように設けられた、捕捉アセンブリと、を備えることを特徴とする、空気浄化用の捕捉装置。
【請求項2】
前記第1メッシュが、少なくとも、前記円筒と前記ハウジングとの間の前記第1回転盤の半径方向の部分に形成され、前記第2メッシュが、少なくとも、前記円筒と前記ハウジングとの間の前記第2回転盤の半径方向の部分に形成されることを特徴とする、
請求項1に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項3】
軸方向の前記円筒の少なくとも一端は開放構造に形成され、前記回転盤の軸方向における、前記開放構造に対応する位置にメッシュが設けられていないことを特徴とする、
請求項2に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項4】
前記円筒の両端が、閉鎖構造に形成されることを特徴とする、
請求項2に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項5】
前記円筒が、前記第1回転盤と前記第2回転盤との間に回転可能に設けられることを特徴とする、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項6】
前記円筒が、前記第1回転盤及び前記第2回転盤のうちの1つに固定されることを特徴とする、
請求項5に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項7】
前記円筒が前記第2回転盤に接続され、前記第2回転盤が環状盤に形成され、前記環状盤の内周縁が前記円筒の外周壁に接続されることを特徴とする、
請求項6に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項8】
前記円筒が、前記第1回転盤と前記第2回転盤との間に固定され、且つ前記第1回転盤及び前記第2回転盤に接続されていないことを特徴とする、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項9】
前記捕捉装置は、
前記第1回転盤を回転させるように駆動する第1駆動部材と、
前記第2回転盤を回転させるように駆動する第2駆動部材と、をさらに備えることを特徴とする、
請求項1に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項10】
前記第1回転盤が、前記第2回転盤の下に設けられ且つ上下方向で前記第2回転盤に対
向して設けられ、前記第1駆動部材が、前記第1回転盤の下に設けられ、前記第2駆動部材が、前記第2回転盤の上に設けられることを特徴とする、
請求項9に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項11】
前記捕捉装置は、駆動アセンブリをさらに備え、前記駆動アセンブリは、駆動装置及び操舵装置を備え、前記第1回転盤と前記第2回転盤の回転方向が反対になるように、前記第1回転盤及び前記第2回転盤の一方を、前記駆動装置に接続して、前記駆動装置により駆動させることができ、前記第1回転盤及び前記第2回転盤の他方を、前記操舵装置を介して前記駆動装置に接続することができる、ことを特徴とする、
請求項1に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項12】
前記第1回転盤及び前記第2回転盤の両方がワイヤーメッシュ構造であることを特徴とする、
請求項1に記載の空気浄化用の捕捉装置。
【請求項13】
空気浄化用の浄化装置であって、
請求項1ないし12のいずれか一項に記載の空気浄化用の捕捉装置と、
前記キャビティ内に設けられ且つ前記吸気口と前記第1回転盤との間に設けられ、前記吸気口から入った空気を水洗浄化するように構成される、水洗浄化アセンブリと、を備えることを特徴とする、前記空気浄化用の浄化装置。
【請求項14】
請求項13に記載の空気浄化用の浄化装置を備えることを特徴とする、空気浄化機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2018年08月31日に中国特許局に提出された、出願番号が201811013330.9である中国特許出願に基づいて提出されるものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容が参考として本発明に組み込まれる。
【0002】
本発明は、家電機器の分野に関し、特に、空気浄化用の捕捉装置、当該空気浄化用の捕捉装置を備えた浄化装置及び空気浄化機に関するものである。
【背景技術】
【0003】
空気浄化機は、空気を浄化して空気の質を改善するために使用され、関連技術の空気浄化機では、ほとんど濾過装置を使用して空気を直接に浄化する。例えば、濾網や吸着装置を使用して空気中のほこりを濾過または吸着できるが、構造が複雑で、浄化効果が低いという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、先行技術における技術的課題の少なくとも1つを解決することを目的とする。
【0005】
よって、本発明の1つの目的は、構造が簡単で、良好な浄化効果を有する、空気浄化用の捕捉装置を提案することである。
【0006】
本発明は、前記捕捉装置を備えた空気浄化用の浄化装置をさらに提案する。
【0007】
本発明は、前記空気浄化用の浄化装置を備えた空気浄化機をさらに提案する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1態様の実施例による空気浄化用の捕捉装置は、ハウジング及び捕捉アセンブリを備え、前記ハウジングは、吸気口及び排気口を備え、前記吸気口及び前記排気口と連通するキャビティが前記ハウジング内に設けられ、前記捕捉アセンブリは、回転盤及び円筒を備え、前記回転盤にメッシュが設けられ、前記回転盤は、第1回転盤及び第2回転盤を備え、前記第1回転盤及び前記第2回転盤は、互いに反対方向に回転可能であり、前記第1回転盤に第1メッシュが設けられ、前記第2回転盤に第2メッシュが設けられ、前記第2回転盤は、前記第1回転盤の下流に設けられ且つ前記第1回転盤から軸方向に離間されるように設けられ、前記円筒は、前記第1回転盤と前記第2回転盤との間に設けられ、前記円筒の外周壁は、円筒面であり且つ前記ハウジングの側壁から離間されるように設けられる。
【0009】
本発明の実施例による空気浄化用の捕捉装置によれば、捕捉アセンブリにより、水洗浄化された空気をさらに濾過浄化することができるため、排気口から排出される空気がより清浄になり、さらに、第1回転盤と第2回転盤が互いに反対方向に回転するため、反対の剪断作用を生じさせ、第1回転盤と第2回転盤との間の領域は、円周方向の空気の動きに反作用を生じさせるため、当該領域の気体の円周方向の移動速度が低下し、空気中の液滴の密度が高いため、慣性力が気体よりはるかに大きく、当該液滴は遠心運動を続けるため、液体が容易に分離され、浄化効果が向上する。したがって、当該空気浄化用の捕捉装置は、構造が簡単で、良好な浄化効果を有する。
【0010】
さらに、本発明の実施例による空気浄化用の捕捉装置は、以下の追加の技術的特徴をさらに有し得る。
【0011】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記第1メッシュが、少なくとも、前記円筒と前記ハウジングとの間の前記第1回転盤の半径方向の部分に形成され、前記第2メッシュが、少なくとも、前記円筒と前記ハウジングとの間の前記第2回転盤の半径方向の部分に形成されている。
【0012】
本発明のいくつかの実施例によれば、軸方向の前記円筒の少なくとも一端は開放構造に形成され、前記開放構造に対応する軸方向の前記回転盤の領域にメッシュが設けられていない。
【0013】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記円筒の両端が、閉鎖構造に形成されている。
【0014】
例示的に、前記円筒が、前記第1回転盤と前記第2回転盤との間に回転可能に設けられている。
【0015】
例示的に、前記円筒が、前記第1回転盤及び前記第2回転盤のうちの1つに固定的に接続されている。
【0016】
例示的に、前記円筒が前記第2回転盤に接続され、前記第2回転盤が環状盤に形成され、前記環状盤の内周縁が前記円筒の外周壁に接続されている。
【0017】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記円筒固が、前記第1回転盤と前記第2回転盤との間に固定され、且つ前記第1回転盤及び前記第2回転盤に接続されていない。
【0018】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記空気浄化用の捕捉装置は、第1駆動部材及び第2駆動部材をさらに備え、前記第1駆動部材は、前記第1回転盤を回転させるように駆動し、前記第2駆動部材は、前記第2回転盤を回転させるように駆動する。
【0019】
例示的に、前記第1回転盤が、前記第2回転盤の下に設けられ且つ上下方向で前記第2回転盤に対向して設けられ、前記第1駆動部材が、前記第1回転盤の下に設けられ、前記第2駆動部材が、前記第2回転盤の上に設けられている。
【0020】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記駆動アセンブリは、前記第1回転盤及び前記第2回転盤にそれぞれ接続され、前記駆動アセンブリは、駆動装置及び操舵装置を含み、前記第1回転盤と前記第2回転盤の回転方向が反対になるように、前記駆動装置が、前記操舵装置を介して前記第1回転盤及び前記第2回転盤のうちの少なくとも1つに接続される。
【0021】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記第1回転盤及び前記第2回転盤の両方がワイヤーメッシュ構造である。
【0022】
本発明は、空気浄化用の浄化装置をさらに提案する。
【0023】
本発明の第2態様の実施例による空気浄化用の浄化装置は、上記の実施例における空気浄化用の捕捉装置と、水洗浄化アセンブリとを備え、前記水洗浄化アセンブリは、前記キャビティ内に設けられ且つ前記吸気口と前記第1回転盤との間に設けられ、前記吸気口から入った空気を水洗浄化するように構成される。
【0024】
本発明の実施例による空気浄化用の浄化装置によれば、上記の実施例における空気浄化用の捕捉装置を備えることにより、空気浄化効果を向上させることができ、空気の含水量を低減させることができる。
【0025】
本発明は、上記の実施例における空気浄化用の浄化装置を備えた空気浄化機をさらに提案する。
【0026】
本発明の第3態様の実施例による空気浄化機によれば、上記の実施例における空気浄化用の浄化装置を備えることにより、空気をよりよく浄化することができ、直径が1μm以上の粒子状汚染物質及び気体汚染物質の一部を除去できるため、排気口から排出される空気がより清浄になる。さらに、水洗濾過された空気中の液滴が下流に配置された濾過装置(HEPAフィルタなど)に入ることを回避でき、このようにして、後置された濾過装置の負担を大幅に低減でき、空気の含水量も低減できるため、水に浸されたHEPAフィルタにおける細菌の繁殖を回避でき、後置された濾過装置の使用寿命と浄化効果を保証することができる。
【0027】
本発明の追加の態様及び利点は、以下の説明で部分的に与えられ、その一部は、以下の説明により明らかになるか、または本発明の実施を介して理解され得る。
【0028】
本発明の上記および/または追加の態様及び利点は、以下の図面を参照した実施例の説明により明らかになり、容易に理解できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明の実施例による空気浄化用の捕捉装置の断面図である。
図2】一角度から見た、本発明の実施例による空気浄化用の捕捉装置の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の実施例を詳細に説明し、前記実施例の例は図面に示され、同じまたは類似の参照番号は、全体を通して同じまたは類似の要素、または、同じまたは類似の機能を有する要素を示す。以下に図面を参照して説明した実施例は、本発明を説明するための例示的なものに過ぎず、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0031】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例による空気浄化用の浄化装置について説明する。
【0032】
本発明の実施例による空気浄化用の浄化装置は、捕捉装置と、水洗浄化アセンブリとを備えることができ、ここで、水洗浄化アセンブリは、空気を水洗浄化して、空気を初期浄化するように構成されることができる。
【0033】
水洗浄化アセンブリは、空気を水に通させる浸漬アセンブリであり得るか、または水噴霧洗浄アセンブリまたは噴霧水洗浄アセンブリなどであり得る。ここで、水洗濾過された空気には、一定量の除去対象となる液滴が含まれ、また、完全に除去されていない粒子や有毒で有害な気体が含まれる場合もある。
【0034】
空気が水洗濾過された後、多くの液滴が空気と共に下流側に流れ、空気に依然として一定量の除去されていない粒子や有毒で有害な気体が含まれているため、空気浄化効果をさらに向上させるために、空気中の液滴、粒子、有毒で有害な気体をさらに除去する必要がある。
【0035】
捕捉装置は、水洗浄化アセンブリの下流に設けられ、水洗浄化された空気を浄化するように構成され、空気の含水量を低減することができる。
【0036】
以下、図1及び図2を参照して、本発明の実施例による空気浄化用の捕捉装置100について説明する。
【0037】
図1及び図2に示されるように、本発明の実施例による空気浄化用の捕捉装置100は、ハウジング1と、捕捉アセンブリ20と、を備えることができる。
【0038】
具体的には、ハウジング1は、吸気口11及び排気口12を備え、吸気口11及び排気口12と連通するキャビティ10がハウジング1内に設けられ、ここで、水洗浄化アセンブリは、キャビティ10内に設けられる。このようにして、空気は、吸気口11からキャビティ10に入った後に、排気口12から流出することができ、キャビティ10内で空気を水洗浄化することができ、空気を水洗濾過することにより、空気中のほとんどの粒子及び有毒で有害な気体などを捕捉することができる。
【0039】
捕捉アセンブリ20は、キャビティ10内に設けられ且つ吸気口11と排気口12との間に設けられ、捕捉アセンブリ20により空気中の液滴を捕捉でき、このプロセスで、液滴と空気中のダスト粒子との接触も強化されるため、空気の含水量が低減するだけでなく、浄化効果も向上する。
【0040】
捕捉アセンブリ20は、回転盤及び円筒2を備え、回転盤にメッシュが設けられ、回転盤は、第1回転盤3及び第2回転盤5を備え、第1回転盤3及び第2回転盤5の両方は回転可能であり、且つ第1回転盤3及び第2回転盤5は、互いに反対方向に回転する。つまり、第1回転盤3及び第2回転盤5の両方がキャビティ10内に回転可能に設けられ、且つ第1回転盤3の回転方向は、第2回転盤5の回転方向と反対である。例えば、第1回転盤3は時計回りに回転でき、第2回転盤5は反時計回りに回転でき、または、第1回転盤3は反時計回りに回転でき、第2回転盤5は時計回りに回転できる。
【0041】
第1回転盤3に第1メッシュが設けられ、第2回転盤5に第2メッシュ51が設けられ、第2回転盤5は、第1回転盤3の下流に設けられ且つ第1回転盤3から軸方向に離間されるように設けられる。つまり、吸気口11から排気口12への空気の流れ方向で、第1回転盤3及び第2回転盤5を順番に配置し、空気は、第1回転盤3から第2回転盤5への順に流れる。
【0042】
第1回転盤3により空気を一次濾過し且つ空気中の液滴の一部を捕捉できる。具体的には、水洗濾過された空気が第1回転盤3に流れ、第1回転盤3が高速で回転するため、第1回転盤3の高速回転により発生する剪断力により、空気を遠心運動させるように駆動できるため、空気が第1回転盤3に接触する前に、空気中の液滴の一部を空気から分離することができる。ここで、水洗浄化された空気に含まれるより小さな液滴は、空気と共に流れ続け、第1回転盤3に流れ、空気が第1回転盤3を通って流れるとき、空気中の液滴は、第1回転盤3に接触する。液滴は、複数の第1メッシュを備えた第1回転盤3上で薄い液膜層に広げられるか、または小さな液滴に噴霧されることができ、薄い液膜層または噴霧された小さな液滴は、第1回転盤3の空隙を通過する空気と強く衝突することにより、気液の接触面積をさらに増加し、同時に、広げられた液膜により空気中のダスト粒子をより効率的に捕捉できるため、ダスト除去をさらに強化できる。同時に、第1回転盤3はまた、空気が下流に流れ続けるように駆動できるため、空気の流動性を向上できる。
【0043】
第1回転盤3及び第2回転盤5は、空気の流通方向に離間されるように設けられ、第1回転盤3により一次浄化され捕捉された空気は、第1回転盤3と第2回転盤5との間に流れ、第1回転盤3と第2回転盤5は互いに反対方向に回転するため、第1回転盤3及び第2回転盤5によって生成される剪断力は反対であり、そのため、空気が第1回転盤と第2回転盤5との間で流れる時に、互いに反対方向の作用力を受ける。このようにして、円周方向に沿った間隔空間21内の空気の移動に一定の妨害を与えることにより、空気の円周方向の移動速度を低下させ、空気中の液滴の密度が比較的大きく、液滴の慣性効果が気体よりも大きいため、液滴の動きは空気の動きよりも変化が小さい。つまり、慣性効果により、空気中の液滴は遠心運動を続けるが、气体の慣性効果が液体の慣性効果よりも小さいため、气体と液体の分離が容易になり、気液分離効果が向上する。
【0044】
空気は、第2回転盤5に流れ続ける。第2回転盤5により空気をさらに濾過して空気中の液体を捕捉することができ、これにより、多段階分離を実現することができ、浄化効果を向上させることができる。さらに、第2回転盤5も、濾過された空気を加速して遠心運動させることにより、浄化效果を向上させることができ、排気口12への空気の流れに動力を提供できる。ここで、第2回転盤5による空気の浄化及び液滴の捕捉は、第1回転盤3の原理と同じであるため、ここでは繰り返して説明しない。
【0045】
円筒2は、第1回転盤3と第2回転盤5との間に設けられ、円筒2の外周壁は、円筒面であり且つハウジング1の側壁から離間されるように設けられている。つまり、円筒2の外周壁は、閉じた壁面に形成され、円筒2の内部は円筒2の外部と連通しない。例えば、円筒2は、気密および水密の構造に形成されることができる。図1に示されるように、円筒2は、ハウジング1の側壁から離間して間隔空間21を形成し、空気は、間隔空間21内で流通できる。第1回転盤3及び第2回転盤5の中心軸領域における空気の円周速度が小さいため、分離効果が悪い。そのため、円筒2を設けることにより、空気が第1回転盤3及び第2回転盤5の中心軸付近に空気が流れるのを回避し、気液分離効果を向上させ、さらに浄化効果を向上させることができる。
【0046】
本発明の実施例による空気浄化用の捕捉装置100によれば、捕捉アセンブリ20より、水洗浄化された空気をさらに濾過浄化することができるため、排気口12から排出される空気がより清浄になり、第1回転盤3と第2回転盤5が互いに反対方向に回転するため、反対の剪断作用を生じさせ、第1回転盤3と第2回転盤5との間で流れる空気に異なる方向の作用力を与えることにより、空気の円周方向の移動速度を低減させる。ここで、空気中の液滴の密度が高いため、液滴の慣性力は気体の慣性力よりもはるかに大きく、その結果、当該液滴は遠心運動を続けるが、気体の慣性作用は液体よりも小さいため、液滴が容易に分離される。したがって、空気浄化用の捕捉装置100は、構造が簡単で、空気浄化効果が良好である。
【0047】
本発明の実施例による空気浄化用の浄化装置によれば、捕捉装置は、上記の実施例における空気浄化用の捕捉装置100であり、水洗浄化アセンブリは、キャビティ10内に設けられ且つ吸気口11と第1回転盤3との間に設けられ、吸気口11から入った空気を水洗浄化するように構成される。このようにして、空気は、吸気口11からキャビティ10に入って、水洗浄化アセンブリに流れることができ、水洗浄化アセンブリは、それを通って流れる空気を水洗濾過して、空気中のほとんどの粒子状汚染物質及び有毒気体を除去することができ、その後、水洗濾過された空気は、第1回転盤3に流れ、つまり、水洗濾過された空気が捕捉アセンブリに流れることができ、捕捉アセンブリは、水洗濾過された空気中の液滴を捕捉して、空気の含水量を低減させるだけでなく、浄化効果を向上させることもできる
【0048】
本発明における浄化装置は、家庭用空気浄化の分野に適用されることができる。本発明における上記の浄化装置は、直径が1μm以上の粒子状汚染物質及び気体汚染物質の一部を除去できるため、排気口12から排出される空気がより清浄になる。また、先行技術では、家庭用空気浄化装置のほとんどは、HEPAフィルタなどの濾過装置を備えているが、本発明では、捕捉アセンブリ20により空気中の液滴を捕捉し、空気の含水量を低減することにより、水洗濾過された空気中の液滴が下流の濾過装置などに入ることを回避できる。このようにして、後置された濾過装置の負担を大幅に低減でき、空気の含水量も低減できるため、水に浸された濾過装置内の細菌の繁殖を回避でき、後置された濾過装置の使用寿命と浄化効果を保証できるため、より清浄な空気が排気口12から排出されることができる。
【0049】
ここで、第1回転盤3及び第2回転盤5は、低回転速度で動作することができ、比較的低い回転速度は、空気と空気中の液滴の分離を容易にし、空気浄化用の捕捉装置100が、より良好な構造安定性及び低エネルギ消費を有することを可能にし、より良好に騒音を低減できる。
【0050】
例示的に、円筒2は、中空構造であり、円筒形の気密部材に形成されることができ、これにより、空気浄化用の捕捉装置100の重量を低減するだけでなく、円筒2の製造材料を節約し、生産コストを節約することができる。
【0051】
本発明の説明では、「上」および「下」という用語によって示される方向または位置の関係は、図面に基づく方向または位置の関係であり、単なる本発明の説明の便宜及び簡潔のためのものであることを理解されたい。
【0052】
本発明のいくつかの実施例では、第1メッシュは、少なくとも、円筒2とハウジング1との間の第1回転盤3の半径方向の部分に設けられることができ、第2メッシュ51は、少なくとも、円筒2とハウジング1との間の第2回転盤5の半径方向の部分に設けられることができる。具体的には、図1に示されるように、空気流通方向(即ち、図1に示される上下方向)において、第1メッシュは、間隔空間21に対応する第1回転盤3の部分に設けられることができ、第2メッシュ51は、間隔空間21に対応する第2回転盤5の部分に設けられることができる。このようにして、空気は、第1メッシュ、間隔空間21、及び第2メッシュ51の間で流れることができる。これにより、空気の流れが促進され、空気の流通面積が保証されるだけでなく、空気抵抗も低減され、空気中の液滴を可能な限り分離することができる。ここで、回転盤の構造に関しては、メッシュは、回転盤全体に分散されてもよく、円筒2とハウジング1との間の回転盤の部分にのみ設けられてもよい。
【0053】
本発明のいくつかの実施例では、軸方向の円筒2の少なくとも一端は開放構造に形成され、つまり、円筒2は、軸方向に一端が開放構造に形成され、他端が閉鎖構造に形成されることができ、または、円筒2は、両端が開放構造に形成されことができる。ここで、開放構造に対応する軸方向の回転盤の領域にメッシュが設けられていない。
【0054】
本発明のいくつかの具体的な例では、円筒2は、下端が開放され且つ上端が閉鎖構造に形成されることができる。円筒2の開口部に対応する第1回転盤3の部分にメッシュが設けられていない。つまり、第1メッシュは、円筒2とハウジング1との間の第1回転盤3の部分にのみ設けられており、円筒2の下端の開口部を閉じるために、第1回転盤3の中心領域にはメッシュが設けられていない。この場合、円筒2の上端が閉じているため、円筒2に対応する第2回転盤5の部分に、メッシュが設けられていてもよいし、メッシュが設けられていなくてもよい。
【0055】
あるいは、円筒2の上端が開放構造に形成される場合、円筒2の上端の開口部を閉じるために、円筒2の開放構造に対応する第2回転盤5の部分にメッシュが設けられない。第2メッシュ51は、ハウジング1と円筒2との間の第2回転盤5の部分にのみ設けられることができる。この場合、第1回転盤3は、円筒2の下端に対応し、円筒2の閉鎖構造に対応する第1回転盤3の部分に、メッシュが設けられていてもよいし、メッシュが設けられていなくてもよい。
【0056】
本発明の別のいくつかの例では、円筒2の両端が開放しており、この場合、円筒2の開放構造に対応する第1回転盤3及び第2回転盤5の領域にメッシュが設けられない。つまり、第1回転盤3及び第2回転盤5のの両方の中央部にメッシュが設けられなく、第1メッシュは、円筒2とハウジング1との間の第1回転盤3の部分にのみ設けられ、第2メッシュ51は、ハウジング1と円筒2との間の第2回転盤5の部分にのみ設けられる。
【0057】
本発明の別のいくつかの実施例では、円筒2の両端が閉鎖構造に形成され、この場合、軸方向の円筒2に対応する第1回転盤3及び第2回転盤5の領域に、メッシュが設けられていてもよいし、メッシュが設けられていなくてもよい。つまり、第1回転盤3全体に第1メッシュが分散されてもよく、第1メッシュが、円筒2とハウジング1との間の第1回転盤3の部分にのみ設けられてもよく、第2回転盤5全体に第2メッシュ51が分散されてもよく、第2メッシュ51が、ハウジング1と円筒2との間の第2回転盤5の部分にのみ設けられてもよい。
【0058】
ここで、第1回転盤3及び第2回転盤5の構造に関しては、第1回転盤3及び第2回転盤5は、環状または円盤状に形成されることができ、第1メッシュは、第1回転盤3に均等に分散され、第2メッシュ51は、第2回転盤5に均等に分散される。このようにして、第1回転盤3及び第2回転盤5は、網状構造に形成されることができ、第1回転盤3及び第2回転盤5の製造工程を簡素化することができる。もちろん、第1メッシュ及び第2メッシュ51が不均一に分散されてもよいことが理解できる。
【0059】
本発明のいくつかの実施例では、円筒2は、第1回転盤3と第2回転盤5との間に固定的に設けられ、且つ第1回転盤3及び第2回転盤5に接続されていないことができる。つまり、円筒2は、回転できないように固定的に設けられ、別個の支持構造を備えてもよい。
【0060】
本発明の別のいくつかの実施例では、円筒2は、第1回転盤3と第2回転盤5との間に回転可能に設けられ、これにより、空気が第1回転盤3と第2回転盤5との間に流れると、円筒2が高速で回転して剪断力を発生するため、空気の遠心運動の効果を増加して、気液分離効果をさらに向上させることができる。
【0061】
例示的に、円筒2は、第1回転盤3及び第2回転盤5のうちの1つに固定的に接続されることができる。つまり、本発明のいくつかの例では、円筒2は、第1回転盤3に固定的に接続されることができ、第1回転盤3は、円筒2を回転させるように駆動する。つまり、第1回転盤3と円筒2は、同期して回転する。本発明の別のいくつかの例では、円筒2は、第2回転盤5に固定的に接続されることができ、第2回転盤5は、円筒2を回転させるように駆動し、第2回転盤5と円筒2は、同期して回転する。このようにして、別個の駆動構造を設けれ必要がなく、構造が簡単で組み立てが容易である。ここで、円筒2を第1回転盤3または第2回転盤5と組み立てるために、円筒2は、第1回転盤3または第2回転盤5とクランプ接続またはねじ接続されるか、または溶接など方式で接続されることもでき、本発明ではこれに対して限定しない。
【0062】
もちろん、円筒2は、第1回転盤3及び第2回転盤5に接続されなくてもよく、空気浄化用の捕捉装置100は、円筒2を回転させるように駆動するための別個の駆動構造を備えてもよい。あるいは、円筒2は、他の接続部品により第1駆動部材4または第2駆動部材6に接続されることができる。
【0063】
本発明のいくつかの具体的な例では、図1に示されるように、円筒2は第2回転盤5に接続され、第2回転盤5は、環状盤に形成され、環状盤の内側壁は円筒2の外周壁に接続されている。つまり、第2回転盤5は、環状に形成され、第2回転盤5は、円筒2の外側に配置され、第2回転盤5の内側壁は、円筒2の外側壁に固定的に接続され、これにより、円筒2と第2回転盤5との固定組立が容易になり、構造が簡単で組み立てが容易である。もちろん、第1回転盤3も環状盤に形成されることができることが理解できる。
【0064】
例示的に、第1回転盤3及び第2回転盤5は、円盤に形成されることもできる。例えば、第1回転盤3及び第2回転盤5の両方が円盤に形成されることができ、2つの円盤は、それぞれ円筒2の上と下に配置され、さらに、第1回転盤3及び第2回転盤5は、互いに真向かいに設けられた2つの薄片状の回転盤であり得、つまり、第1回転盤3及び第2回転盤5の両方が、薄片円盤状に形成されることができ、第1回転盤3及び第2回転盤5は、上下方向に互いに真向かいに設けられ且つ回転方向が反対である。
【0065】
第1回転盤3及び第2回転盤5の構造に関しては、第1回転盤3及び第2回転盤5は、ワイヤーメッシュ構造であり得、これにより、第1回転盤3及び第2回転盤は、構造が簡単で、製造および組み立てが容易であり、捕捉アセンブリ20を使用して、空気中の固体粒子などを分離することができ、同時に、第1メッシュ及び第2メッシュ51がより均一に分散され、液滴の捕捉及び空気の通過に有益である。もちろん、第1回転盤3及び第2回転盤5は、スポーク構造、線型の回転盤構造などの他の構造形態であってもよく、本発明ではこれに対して限定しない。
【0066】
本発明のいくつかの実施例では、空気浄化用の捕捉装置100は、第1駆動部材4と、第2駆動部材6とをさらに備え、第1駆動部材4は、第1回転盤3を回転させるように駆動し、第2駆動部材6は、第2回転盤5を回転させるように駆動する。つまり、第1駆動部材4及び第2駆動部材6は、互いに反対方向に回転して、第1回転盤3及び第2回転盤5を互いに反対方向に回転させる。このように、第1回転盤3及び第2回転盤5は、独立した駆動機構により別々に駆動されるため、第1回転盤3及び第2回転盤5は、回転中に相互に影響を与えず、安定性が良好である。
【0067】
本発明のいくつかの実施例では、第1回転盤3は、第2回転盤5の下且つ上下方向で第2回転盤5に対向して設けられ、第1駆動部材4は、第1回転盤3の下に設けられ、第2駆動部材6は、第2回転盤5の上に設けられ、これにより、第1駆動部材4及び第2駆動部材6の取り付けと組み立てが容易になるだけでなく、第1駆動部材4及び第2駆動部材6が液滴及びほこりによって腐食されることを回避し、第1駆動部材4と第2駆動部材6の安全性と信頼性を保証する。
【0068】
例示的に、第1駆動部材4及び第2駆動部材6は密封されてもよく、これにより、第1駆動部材4及び第2駆動部材6が液滴及びほこりによって腐食されることをさらに防止し、第1駆動部材4及び第2駆動部材6の使用寿命を向上させることができる。
【0069】
本発明の別のいくつかの実施例では、空気浄化用の捕捉装置100は、駆動アセンブリをさらに備え、駆動アセンブリは、第1回転盤3及び第2回転盤5にそれぞれ接続される。駆動アセンブリは、駆動装置及び操舵装置を備え、第1回転盤3と第2回転盤5の回転方向が反対になるように、駆動装置は、操舵装置を介して第1回転盤3及び第2回転盤5のうちの少なくとも1つに接続される。つまり、第1回転盤3及び第2回転盤5は、同一の駆動装置により駆動させることができ、これにより、第1回転盤3及び第2回転盤5は、同時に回転することができる。
【0070】
具体的には、第1回転盤3及び第2回転盤5の一方を、駆動装置に接続して、駆動装置により駆動させることができ、第1回転盤3及び第2回転盤5の他方を、操舵装置を介して駆動装置に接続することができる。例えば、第1回転盤3を、駆動装置に接続して、駆動装置より駆動させることができ、第2回転盤5を、駆動装置に間接的に接続するように、操舵装置に接続し、このようにして、駆動装置は、第1回転盤3を回転させるように駆動でき、操舵装置駆動して、第2回転盤5が第1回転盤3の回転方向と反対の方向に回転させるように駆動できる。ここで、操舵装置は、歯車アセンブリ、または第2回転盤5が第1回転盤3の回転方向と反対の方向に回転させるように駆動できる任意の他の装置であり得、本発明ではこれに対して限定しない。
【0071】
本発明は、上記の実施例における空気浄化用の浄化装置を備えた空気浄化機をさらに提案する。
【0072】
本発明の実施例による空気浄化機によれば、上記の実施例における空気浄化用の浄化装置を備えることにより、空気をよりよく濾過することができ、直径が1μm以上の粒子状汚染物質及び気体汚染物質の一部を除去できるため、排気口12から排出される空気がより清浄になる。さらに、水洗濾過された空気中の液滴が下流に配置された濾過装置(HEPAフィルタなど)に入ることを回避でき、このようにして、後置された濾過装置の負担を大幅に低減でき、空気中水分も除去できるため、水に浸されたHEPAフィルタにおける細菌の繁殖を回避でき、後置された濾過装置の使用寿命と浄化効果を保証できるため、より清浄な空気が排気口12から排出されることができる。
【0073】
本発明の実施例による空気浄化機の他の構成及び動作は、当業者にとっては既知であるため、本明細書では詳細に説明しない。
【0074】
本明細書の説明において、「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例示的な実施例」、「例」、「具体的な例」、または「いくつかの例」などの用語に言及する説明は、当該実施例または例に説明された具体的な特徴、構造、材料、または特性が、本発明の少なくとも1つの実施例または例に含まれることを意味する。本明細書では、上記の用語の例示的な表現は、必ずしも同じ実施例または例を指すとは限らない。さらに、説明された具体的な特徴、構造、材料、または特性は、任意の1つまたは複数の実施例または例において適切な方式で組み合わせることができる。
【0075】
本発明の実施例を示して説明したが、当業者なら自明であるが、本発明の原理および意図から逸脱することなく、これらの実施例に対して様々な変更、修正、置換及び変形を行うことができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその同等物等同物によって定義される。
【符号の説明】
【0076】
100:空気浄化用の捕捉装置、
1:ハウジング
10:キャビティ
11:吸気口
12:排気口
20:捕捉アセンブリ
21:間隔空間
2:円筒
3:第1回転盤
4:第1駆動部材
5:第2回転盤
51:第2メッシュ
6:第2駆動部材。
図1
図2