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  • 特許-パネルの固定具及び同パネルの設置方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-20
(45)【発行日】2022-10-28
(54)【発明の名称】パネルの固定具及び同パネルの設置方法
(51)【国際特許分類】
   E01F 8/00 20060101AFI20221021BHJP
【FI】
E01F8/00
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020082219
(22)【出願日】2020-05-07
(65)【公開番号】P2021177035
(43)【公開日】2021-11-11
【審査請求日】2021-06-02
(73)【特許権者】
【識別番号】594075765
【氏名又は名称】日本環境アメニティ株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】515113042
【氏名又は名称】株式会社ビーエステクノ
(74)【代理人】
【識別番号】100102048
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 光司
(74)【代理人】
【識別番号】100146503
【弁理士】
【氏名又は名称】高尾 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】木山 雅和
(72)【発明者】
【氏名】星野 康
(72)【発明者】
【氏名】平岡 文寛
(72)【発明者】
【氏名】小幡 仁寿
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 智幸
【審査官】松本 泰典
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-350923(JP,A)
【文献】特開2018-181090(JP,A)
【文献】特開2003-129430(JP,A)
【文献】特開2012-067519(JP,A)
【文献】特開2017-137704(JP,A)
【文献】特開2000-355912(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01F 8/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
断面コ字型部分を対向させた支柱間に挿入される吸音または防音のためのパネルを固定すべく、前記コ字型フランジまたはこれに装着された補助部材と前記パネルとの間に装着され、屈曲されたばね部を有し帯状部材を屈曲形成したばね部材と、雌ねじ部を有する雌ねじ部材及びこれに螺合してばね部に当接するボルトを有し、前記ボルトの締め付けにより前記ばね部の弾性力で前記パネルを前記コ字型部分に圧接させて固定するパネルの固定具であって、
前記ボルトは先端に尖り部を有し、前記ばね部に形成した係止部に前記尖り部を挿入し、前記フランジまたは前記補助部材に形成された貫通孔の前記ばね部側に前記雌ねじ部をねじ軸心との直交方向にスライド自在な状態で位置させる雌ねじ部材を設け、前記雌ねじ部材は雌ねじ部を有する緩み止めナットを有し、前記雌ねじ部との螺合により前記ボルトの尖り部を前記ばね部側に突き出して前記弾性力を調整可能であり、
前記ばね部材は、前記フランジまたは前記補助部材に保持する保持部及び前記ばね部とこの保持部とを連結する連結部とを有しこの保持部と連結部とを介して前記ばね部を片持ち状に支持するものであり、
前記雌ねじ部材は、前記板状部を有し前記保持部に係合可能なクリップ部を備え、前記緩み止めナットを受けさらにこのナットよりも広い面積で前記ばね部材に接触する板状部を備えているパネルの固定具。
【請求項2】
前記ばね部は、前記係止部が形成される平坦部と、前記パネルに屈曲させた角で接当する接当部と、これら平坦部および接当部をつなぐ屈曲部とを備えている請求項1記載のパネルの固定具。
【請求項3】
前記貫通孔を設けた前記補助部材をさらに有する請求項1記載のパネルの固定具。
【請求項4】
前記フランジに仮止めされる他のクリップと前記他のクリップを固定する他のナットよりなる他の雌ねじ部材をさらに備え、前記補助部材は、固定ボルトを貫通させる他の貫通孔を前記貫通孔とは別に有し、前記フランジは、前記固定ボルトを貫通させる他の貫通孔を有し、前記固定ボルトを前記他のナットに螺合させて前記補助部材を前記フランジに固定している請求項3記載のパネルの固定具。
【請求項5】
請求項1記載のパネルの固定具を用いたパネルの設置方法であって、
前記保持部で前記フランジまたはこのフランジに固定した前記補助部材に前記ばね部材を保持させると共にこの保持部に前記クリップ部で前記雌ねじ部材を保持させ、前記貫通孔を貫通させて前記雌ねじ部に前記ボルトを螺合させて締め付けることにより前記尖り部を前記係止部に挿入させて前記ばね部を前記パネルに押し付け、所定のトルクに達するまで前記ボルトを締め付けるパネルの設置方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば鉄道や高速道路に利用される吸音または防音のためのパネルの固定具及び同パネルの設置方法に関する。さらに詳しくは、断面コ字型部分を対向させた支柱間に挿入される吸音または防音のためのパネルを固定すべく、前記コ字型フランジまたはこれに装着された補助部材と前記パネルとの間に装着され、屈曲されたばね部を有し帯状部材を屈曲形成したばね部材と、雌ねじ部を有する雌ねじ部材及びこれに螺合してばね部に当接するボルトを有し、前記ボルトの締め付けにより前記ばね部の弾性力で前記パネルを前記コ字型部分に圧接させて固定するパネルの固定具及び同パネルの設置方法に関する。
【背景技術】
【0002】
パネルの固定具としては、例えば、次の特許文献1に記載の如きものが知られている。同文献によれば、ばね部に相当する部分を有する支持力伝達部材1をフランジに取り付け、同支持力伝達部材1の入力部13とナット3との間でボルトを突き出して、フランジとパネルの間で突っ張らせ、パネルをフランジに圧接し固定している。
【0003】
ところで、同固定具では、緩み止め座金4を用い、ボルトの頭部がこの座金に接触するまで締め込むことを前提としている。したがって、パネルの厚さやフランジ間隔が異なれば、長さの異なるボルトを準備せねばならず煩雑である。ところで、想定ではあるが、仮に長めのボルトを用いて任意位置でボルトの螺合を止めるとなると、支持力伝達部材1のばね力を一定に働かせるためにトルク管理となる。しかし、ナット3とボルトと支持力伝達部材1との相対位置は、同文献によれば、ストッパ6を介してすべてが固定されており、入力部13とナット3との距離が変わると、ボルト先端と入力部13のボルト長手直交方向に対する位置も変更される。したがって、これらの当接が正常なばね力を確保する程度に確保できないことや、上記トルク管理に支障をきたす場合も懸念され、この場合はパネルの確実な固定を管理するのが困難となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-137704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、ボルトの螺合ストロークが変わっても、トルク管理によりばね部の押し付け力を適正に保つことの可能なパネルの固定具及び同パネルの設置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るパネルの固定具及び同パネルの設置方法の特徴は、断面コ字型部分を対向させた支柱間に挿入される吸音または防音のためのパネルを固定すべく、前記コ字型フランジまたはこれに装着された補助部材と前記パネルとの間に装着され、屈曲されたばね部を有し帯状部材を屈曲形成したばね部材と、雌ねじ部を有する雌ねじ部材及びこれに螺合してばね部に当接するボルトを有し、前記ボルトの締め付けにより前記ばね部の弾性力で前記パネルを前記コ字型部分に圧接させて固定する構成において、前記ボルトは先端に尖り部を有し、前記ばね部に形成した係止部に前記尖り部を挿入し、前記フランジまたは前記補助部材に形成された貫通孔の前記ばね部側に前記雌ねじ部をねじ軸心との直交方向にスライド自在な状態で位置させる雌ねじ部材を設け、前記雌ねじ部材は雌ねじ部を有する緩み止めナットを有し、前記雌ねじ部との螺合により前記ボルトの尖り部を前記ばね部側に突き出して前記弾性力を調整可能であり、前記ばね部材は、前記フランジまたは前記補助部材に保持する保持部及び前記ばね部とこの保持部とを連結する連結部とを有しこの保持部と連結部とを介して前記ばね部を片持ち状に支持するものであり、前記雌ねじ部材は、前記板状部を有し前記保持部に係合可能なクリップ部を備え、前記緩み止めナットを受けさらにこのナットよりも広い面積で前記ばね部材に接触する板状部を備えていることにある。
【0007】
同構成によれば、ボルトは先端に尖り部を有し、ばね部に形成した係止部に尖り部を挿入してあるので、ばね部に対してボルト先端は確実に係合し、締め付けの変位を伝達できる。しかも、雌ねじ部をねじ軸心との直交方向にスライド自在な状態で位置させる雌ねじ部材を設けてあるので、前記係止部の変位に伴って雌ねじ部もボルトとともにスライドし、雌ねじ部に同直交方向に対する不要なストレスが発生することを防止する。その結果、ボルトの締め付けトルクは前記ばね部より生じる反力を適正に反映し、パネルを適正な圧力でフランジ等に押し付けることができる。しかも、その状態は、前記緩み止めナットで維持される。
【0008】
また、前記ばね部材は、前記フランジまたは前記補助部材に保持する保持部及び前記ばね部とこの保持部とを連結する連結部とを有しこの保持部と連結部とを介して前記ばね部を片持ち状に支持するものである。
【0009】
また、前記雌ねじ部材は、前記板状部を有し前記保持部に係合可能なクリップ部を備え、前記緩み止めナットを受けさらにこのナットよりも広い面積で前記ばね部材に接触する板状部を備えている。
【0010】
前記ばね部は、前記係止部が形成される平坦部と、前記パネルに屈曲させた角で接当する接当部と、これら平坦部および接当部をつなぐ屈曲部とを備えるとよい。
【0011】
また、前記貫通孔を設けた前記補助部材をさらに有してもよい。そして、前記フランジに仮止めされる他のクリップと前記他のクリップを固定する他のナットよりなる他の雌ねじ部材をさらに備え、前記補助部材は、固定ボルトを貫通させる他の貫通孔を前記貫通孔とは別に有し、前記フランジは、前記固定ボルトを貫通させる他の貫通孔を有し、前記固定ボルトを前記他のナットに螺合させて前記補助部材を前記フランジに固定しているとよい。
【0012】
一方、パネルの固定具を用いたパネルの設置方法の特徴は、前記保持部で前記フランジまたはこのフランジに固定した前記補助部材に前記ばね部材を保持させると共にこの保持部に前記クリップ部で前記雌ねじ部材を保持させ、前記貫通孔を貫通させて前記雌ねじ部に前記ボルトを螺合させて締め付けることにより前記尖り部を前記係止部に挿入させて前記ばね部を前記パネルに押し付け、所定のトルクに達するまで前記ボルトを締め付けることにある。
【発明の効果】
【0013】
上記本発明に係るパネルの固定具及び同パネルの設置方法の特徴によれば、ボルトの螺合ストロークが変わっても、トルク管理によりばね部の押し付け力を適正に保つことが可能となった。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明にかかるパネルの固定具を用いてパネルを設置した状態を示す斜視図である。
図2図1の支柱長手方向視の側面図である。
図3図2のA-A断面図である。
図4】雌ねじ部材の側面図である。
図5図2のボルト軸心を通る面での断面図である。
図6】本発明の固定具をフランジに直接取り付けた場合の図2相当図である。
図7】本発明の固定具の改変例を示す図2相当図である。
図8】補助部材の異なる取付方法を示す要部側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明に係るパネルの固定具1は、図1~6に示すように、ばね部材20、雌ねじ部材30、ボルト40及び必要に応じて補助部材50を備えている。また、図1,2の例では、パネル200を固定する支柱100は、例えばz方向が鉛直方向であり、ウエブ102の両端にフランジ101,101を一対有し、これらで断面コ字型部分を形成する。また、支柱100は、一対がパネル200の幅方向より少し大きな隔たりでウエブ102が対向し、その結果断面コ字状部分が対向するように配置されている。この対向させた支柱100間にパネル200は挿入され、設置される。パネル200は、吸音または防音のためのパネルであり、図示省略するが、音源側は多数の孔やスリットが形成され、内部には吸音材が収納されて反対側は封止された板材であることが多い。このパネル200は線路や道路等を仕切るものであり、ばね部材20の強靭で確実な圧接により設置固定される必要があり、本発明はその達成のためになされたものである。
【0016】
本実施形態では、フランジ101とパネル200の表面とのクリアランスが、ばね部材20に比較して小さく、したがって、補助部材50を含むパネルの固定具1となっている。この補助部材は、板状の補助部材本体51に形成した2つの貫通孔51a,51a及びフランジ101に形成した二つの貫通孔101a,101aにそれぞれ固定ボルト52を貫通させ、緩み止めナット53で締め付けることによりフランジ101に固定してある。
【0017】
ばね部材20は、実質的に弾性変形でパネル200を固定するばね部21及び補助部材本体51またはフランジに保持させる保持部23と、これらを連結する連結部22を備えている。ばね部21は、パネル200に角で接当する接当部21a、及び、貫通孔としての係止部21cを備えた平坦部21bと、これらをつなぐ屈曲部21dとを有している。一方、ボルト40は、スパナ等で締め付け操作を行う頭部41、中間のねじ部42、及び、先端の円錐状の尖り部43よりなり、尖り部43は、貫通孔としての係止部に回転自在に嵌合している。
【0018】
保持部23は側面視コ字状であり、下側部分に雌ねじ部材30が固定された状態で、フランジに固定した補助部材本体51に、保持部の締め付けの弾性変形をもって仮止めされる。雌ねじ部材30は、雌ねじ部31a及びゆるみ止め部31bを有する緩み止めナット31をクリップ32に溶接等で固定してなる。クリップ32は、先の保持部への接触の際の表面積を増大させてスライド自在にするための板状部32a、折り返し部32b、誘導部32cを有する裏板状部32eを備え、これらの間に保持部32fを形成してなる。
【0019】
図5に示すように、保持部23、補助部材本体51、クリップ32にはそれぞれ符号23a,23a,51a、32d(上側)で示される貫通孔が、ボルト40のねじ部42よりも大経で形成され、これらの貫通孔に対してボルト40がその長手直交方向に変位できるようになっている。ボルト40が頭部41‘の位置から締め付けられて符号41まで移動すると、ばね部21’も符号21の位置まで移動する。このとき、ボルト40のねじ部42は雌ねじ部31aとの螺合で尖り部43が下方に突き出され、平坦部21bを圧縮してばね部21を弾性変形させる。このとき、ばね部材20は連結部で片持ち状になっているので、保持部23の貫通孔23aに対する水平方向の位置も変わり得るが、緩み止めナット31が直接小面積で保持部23に接触せずに先の板状部32aで広い面積で接触抵抗を分散させて接触するため、雌ねじ部31aのねじ軸心(ボルト40のねじ軸心と同じ)に対する直交方向(以下、「ねじ軸心直交方向」)に相対移動する。その結果、雌ねじ部31aと尖り部43との間のボルト40を介したねじ軸心直交方向の突っ張りは緩和され、ボルト40の回動トルクは、ばね部21の弾性変形を反映することとなる。したがって、ボルト40を適正トルクで締め付ければ、ばね部21の適正な弾性変形が生じ、適正な圧力でパネル200がフランジと補助部材50との間で固定される。しかも、この固定状態は、緩み止めナットのゆるみ止め部31bで維持される。
【0020】
施工に際しては、フランジ101に貫通孔51aを形成して、固定ボルト52及び緩み止めナット53で補助部材本体51を固定する。つぎに、保持部23の下側部に誘導部32cを利用して雌ねじ部材30のクリップ32を挟み込み保持部32fに挿入する。そして、この保持部32を先の補助部材本体51に差し込み、貫通孔23a,23a,51a、32d、32dを貫通させて緩み止めナットにボルト40を螺合させ、締め付ける。ボルト40の尖り部43は貫通孔である係止部21cに嵌合し、さらに平坦部を押し下げる。雌ねじ部材30は保持部23及び補助部材本体51に対してねじ軸心直交方向に相対的に微小移動し、ボルト40の回動を阻害しない。そして、ボルト40を適正トルクになるまでトルク.スパナ等で締め上げて、設置は完了する。このような施工手順により、ボルト突き出し量sが変わっても、ばね部厚さtが一定に維持されれば、適正な押し付け圧力を作用させることができる。
【0021】
以下に本発明の他の実施形態の可能性について記載する。上記実施形態と同様の部材には同じ符号を附してある。
【0022】
図6では、先の補助部材本体51を用いないで、フランジ101に貫通孔101bを形成してパネルの固定具1を取り付けてある。この貫通孔101b及び上述の他の貫通孔とねじ部42とのクリアランスは上述と同じである。
【0023】
図7では、クリップ32の保持部32f’が上記実施例より上下に幅広で、裏板状部32e’32e’が例えばスリット32gを有し、保持部23の上下から加え込まれる部分が異なる。
【0024】
図8では、フランジ101への補助部材本体51の取り付けに先立ち、フランジにクリップ54を固定した緩み止めナット53よりなる雌ねじ部材55を用いる点が異なる。この実施形態では、クリップ54は、板状部54a、折り返し部54b、誘導部54c、貫通孔54d、裏板状部54e、保持部54fを有しており、保持部54fでフランジに仮止めすることにより、緩み止めナット53を落下させずに補助部材50を取り付けられて便利である。
【0025】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、本発明は適宜改変が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は、例えば、鉄道、新幹線、高速道路、一般道路、工場施設等の防音または吸音及びこれらの目的以外のパネルの固定具及び同パネルの設置方法として利用することができる。
【符号の説明】
【0027】
1:パネルの固定具、20:ばね部材、21:ばね部、21a:接当部、21b:平坦部、21c:係止部、21d:屈曲部、22:連結部、23:保持部、23a:貫通孔、30:雌ねじ部材、31:緩み止めナット、31a:雌ねじ部、31b:ゆるみ止め部、32:クリップ、32a:板状部、32b:折り返し部、32c:誘導部、32d:貫通孔、32e,32e’:裏板状部、32f,32f’:保持部、32g:スリット、40:ボルト、41:頭部、42:ねじ部、43:尖り部、50:補助部材、51:補助部材本体、51a:貫通孔、52:固定ボルト、53:緩み止めナット、54:クリップ、54a:板状部、54b:折り返し部、54c:誘導部、54d:貫通孔、54e:裏板状部、54f:保持部、55:雌ねじ部材、100:支柱、101:フランジ、101a、101b:貫通孔、102:ウエブ、200:パネル、s:ボルト突き出し量、t:ばね部厚さ、x:パネル幅方向、y:パネル厚み方向、z:上方向(鉛直方向)、c:ボルト中心
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8