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特許7162678サービスのサービス品質を検出するための方法およびシステム、ならびにデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-20
(45)【発行日】2022-10-28
(54)【発明の名称】サービスのサービス品質を検出するための方法およびシステム、ならびにデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04L 43/106 20220101AFI20221021BHJP
   H04L 43/0852 20220101ALI20221021BHJP
   H04W 24/06 20090101ALI20221021BHJP
【FI】
H04L43/106
H04L43/0852
H04W24/06
【請求項の数】 28
(21)【出願番号】P 2020552358
(86)(22)【出願日】2019-02-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-07-15
(86)【国際出願番号】 CN2019076349
(87)【国際公開番号】W WO2019184645
(87)【国際公開日】2019-10-03
【審査請求日】2020-10-08
(31)【優先権主張番号】201810273516.1
(32)【優先日】2018-03-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【弁理士】
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】▲孫▼ ▲徳▼奎
(72)【発明者】
【氏名】蒋 ▲銘▼
(72)【発明者】
【氏名】周 ▲漢▼
【審査官】鈴木 香苗
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第02903212(EP,A1)
【文献】国際公開第2012/081549(WO,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2007-0120257(KR,A)
【文献】国際公開第2012/046574(WO,A1)
【文献】特表2013-516807(JP,A)
【文献】国際公開第2016/185986(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第104284344(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 43/106
H04L 43/0852
H04W 24/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスのサービス品質を検出するための方法であって、前記方法は、
パケット送信デバイスによって、第1のパケットを生成するステップであって、前記第1のパケットは、サービスのセッション情報と、前記第1のパケットのパケットタイプとを含み、前記サービスの前記セッション情報は、前記サービスの検出されるサービスフローを見つけるために使用され、前記第1のパケットの前記パケットタイプは前記第1のパケットが検出パケットであることを示し、前記検出パケットは第1のネットワークプロトコルスタックを使用し、前記第1のネットワークプロトコルスタックは、前記サービスフローのサービスパケットの第3世代パートナーシッププロジェクト、3GPP、ネットワークプロトコルスタックである、ステップと、
前記パケット送信デバイスによって、前記第1のパケットをパケット受信デバイスに送信するステップであって、前記第1のパケットは、前記サービスのサービス品質または前記サービスのパスセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を検出するためのものである、ステップと
を含み、
前記第1のパケットはタイムスタンプを含み、前記タイムスタンプは、前記パケット送信デバイスが前記第1のパケットを前記パケット受信デバイスに送信した瞬間である
方法。
【請求項2】
前記パケット送信デバイスによって、第1のパケットを生成する前記ステップは、
前記パケット送信デバイスによって、前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプを獲得するステップと、
前記パケット送信デバイスによって、前記第1のパケットを獲得するために、前記第1のネットワークプロトコルスタックを使用することによって、前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプの前記検出パケットをカプセル化するステップと
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記パケット送信デバイスは、端末を含み、前記パケット受信デバイスは、アクセスデバイスもしくはネットワークデバイスを含み、または前記パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、前記パケット受信デバイスは、端末を含み、
前記サービスの前記セッション情報は、前記第1のネットワークプロトコルスタック内のサービスデータ適応プロトコル(SDAP)またはパケットデータ収束プロトコル(PDCP)のうちの少なくとも一方を使用することによって、カプセル化され、前記第1のパケットの前記パケットタイプは、前記第1のネットワークプロトコルスタック内の前記SDAPまたは前記PDCPを使用することによって、カプセル化される
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、前記パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、または前記パケット送信デバイスは、前記ネットワークデバイスを含み、前記パケット受信デバイスは、端末もしくはアクセスデバイスを含み、
前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプは、前記第1のネットワークプロトコルスタック内のGPRS トンネリングプロトコルユーザプレーン(GTP-U)を使用することによって、カプセル化される
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、前記パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、または前記パケット送信デバイスは、前記ネットワークデバイスを含み、前記パケット受信デバイスは、端末もしくはアクセスデバイスを含み、
前記サービスの前記セッション情報は、前記第1のネットワークプロトコルスタック内のGTP-Uを使用することによって、カプセル化され、前記第1のパケットの前記パケットタイプは、前記第1のネットワークプロトコルスタック内のトラフィックフロー制御プロトコル(TFCP)を使用することによって、カプセル化され、または
前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプは、前記第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによって、カプセル化される
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
サービスのサービス品質を検出するための方法であって、前記方法は、
パケット受信デバイスによって、パケット送信デバイスから第1のパケットを受信するステップであって、前記第1のパケットは、サービスのセッション情報と、前記第1のパケットのパケットタイプとを含み、前記サービスの前記セッション情報は、前記サービスの検出されるサービスフローを見つけるために使用され、前記第1のパケットの前記パケットタイプは前記第1のパケットが検出パケットであることを示し、前記検出パケットは前記サービスフローのサービスパケットの第3世代パートナーシッププロジェクト、3GPP、ネットワークプロトコルスタックを使用するステップ
と、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスのサービス品質または前記サービスのパスセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップと
を含み、
前記第1のパケットはタイムスタンプを含み、前記タイムスタンプは、前記パケット送信デバイスが前記第1のパケットを前記パケット受信デバイスに送信した瞬間である
方法。
【請求項7】
前記パケット受信デバイスは、端末を含み、前記パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、前記第1のパケットは、前記サービスの第1のセグメント情報と、前記サービスの第1のセグメントサービス品質とをさらに含み、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含み、
前記決定するステップは、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定するステップと、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記第1のセグメント情報、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質、および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、ステップと
を含む請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、前記パケット送信デバイスは、端末を含み、前記第1のパケットは、前記サービスの第2のセグメント情報と、前記サービスの第2のセグメントサービス品質とをさらに含み、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含み、
前記決定するステップは、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定するステップと、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記第2のセグメント情報、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質、および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップであって、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、ステップと
を含む請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記パケット受信デバイスは、端末を含み、前記パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、前記第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、前記第1の検出識別子は、前記サービスの前記サービス品質を検出したことを示すために使用され、
前記決定するステップは、
前記パケット受信デバイスによって、前記第1の検出識別子、前記サービスの前記セッション情報、および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定するステップ
を含み、
前記方法は、
前記パケット受信デバイスによって、アクセスデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、前記第2のパケットは、前記サービスの前記セッション情報と、前記タイムスタンプ、前記第2のパケットのパケットタイプと、第2の検出識別子とを含み、前記第2の検出識別子は、前記サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、ステップと、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記セッション情報、前記第2のパケットの前記パケットタイプ、および前記第2の検出識別子に基づいて、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質を決定するステップと、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップであって、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、ステップと
をさらに含む請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記パケット受信デバイスは、端末を含み、前記パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、前記第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、前記第2の検出識別子は、前記サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含み、
前記決定するステップは、
前記パケット受信デバイスによって、前記第2の検出識別子、前記サービスの前記セッション情報、および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質を決定するステップ
を含み、
前記方法は、
前記パケット受信デバイスによって、ネットワークデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、前記第2のパケットは、前記サービスの前記セッション情報と、前記タイムスタンプ、前記第2のパケットのパケットタイプと、第1の検出識別子とを含み、前記第1の検出識別子は、前記サービスの前記サービス品質を検出したことを示すために使用される、ステップと、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記セッション情報、前記第2のパケットの前記パケットタイプ、および前記第1の検出識別子に基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定するステップと、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップであって、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、ステップと
をさらに含む請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、前記パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、前記第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、前記第3の検出識別子は、前記サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含み、
前記決定するステップは、
前記パケット受信デバイスによって、前記第3の検出識別子、前記サービスの前記セッション情報、および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質を決定するステップ
を含み、
前記方法は、
前記パケット受信デバイスによって、端末から第2のパケットを受信するステップであって、前記第2のパケットは、前記サービスの前記セッション情報と、前記タイムスタンプ、前記第2のパケットのパケットタイプと、第1の検出識別子とを含み、前記第1の検出識別子は、前記サービスの前記サービス品質を検出したことを示すために使用される、ステップと、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記セッション情報、前記第2のパケットの前記パケットタイプ、および前記第1の検出識別子に基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定するステップと、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、ステップと
をさらに含む請求項6に記載の方法。
【請求項12】
前記パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、前記パケット送信デバイスは、端末を含み、前記第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、前記第1の検出識別子は、前記サービスの前記サービス品質を検出したことを示すために使用され、
前記決定するステップは、
前記パケット受信デバイスによって、前記第1の検出識別子、前記サービスの前記セッション情報、および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定するステップ
を含み、
前記方法は、
前記パケット受信デバイスによって、アクセスデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、前記第2のパケットは、前記サービスの前記セッション情報と、前記タイムスタンプ、前記第2のパケットのパケットタイプと、第3の検出識別子とを含み、前記第3の検出識別子は、前記サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、ステップと、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記セッション情報、前記第2のパケットの前記パケットタイプ、および前記第3の検出識別子に基づいて、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質を決定するステップと、
前記パケット受信デバイスによって、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、ステップと
をさらに含む請求項6に記載の方法。
【請求項13】
パケット送信デバイスであって、前記パケット送信デバイスは、処理モジュールと、送受信機モジュールとを備え、
前記処理モジュールは、第1のパケットを生成するように構成され、前記第1のパケットは、サービスのセッション情報と、前記第1のパケットのパケットタイプとを含み、前記サービスの前記セッション情報は、前記サービスの検出されるサービスフローを見つけるために使用され、前記第1のパケットの前記パケットタイプは前記第1のパケットが検出パケットであることを示し、前記検出パケットは第1のネットワークプロトコルスタックを使用し、前記第1のネットワークプロトコルスタックは、前記サービスフローのサービスパケットの第3世代パートナーシッププロジェクト、3GPP、ネットワークプロトコルスタックであり
前記送受信機モジュールは、前記第1のパケットをパケット受信デバイスに送信するように構成され、前記第1のパケットは、前記サービスのサービス品質または前記サービスのパスセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を検出するためのものであり、
前記第1のパケットはタイムスタンプを含み、前記タイムスタンプは、前記パケット送信デバイスが前記第1のパケットを前記パケット受信デバイスに送信した瞬間である
パケット送信デバイス。
【請求項14】
前記処理モジュールは、
前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプを獲得することと、前記第1のパケットを獲得するために、前記第1のネットワークプロトコルスタックを使用することによって、前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプの前記検出パケットをカプセル化することと
を行うように構成される請求項13に記載のパケット送信デバイス。
【請求項15】
前記パケット送信デバイスは、端末を含み、前記パケット受信デバイスは、アクセスデバイスもしくはネットワークデバイスを含み、または前記パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、前記パケット受信デバイスは、端末を含み、
前記サービスの前記セッション情報は、前記第1のネットワークプロトコルスタック内のサービスデータ適応プロトコル(SDAP)またはパケットデータ収束プロトコル(PDCP)のうちの少なくとも一方を使用することによって、カプセル化され、前記第1のパケットの前記パケットタイプは、前記第1のネットワークプロトコルスタック内の前記SDAPまたは前記PDCPを使用することによって、カプセル化される
請求項14に記載のパケット送信デバイス。
【請求項16】
前記パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、前記パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、または前記パケット送信デバイスは、前記ネットワークデバイスを含み、前記パケット受信デバイスは、端末もしくはアクセスデバイスを含み、
前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプは、前記第1のネットワークプロトコルスタック内のGPRS トンネリングプロトコルユーザプレーン (GTP-U)を使用することによって、カプセル化される
請求項14に記載のパケット送信デバイス。
【請求項17】
前記パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、前記パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、または前記パケット送信デバイスは、前記ネットワークデバイスを含み、前記パケット受信デバイスは、端末もしくはアクセスデバイスを含み、
前記サービスの前記セッション情報は、前記第1のネットワークプロトコルスタック内のGTP-Uを使用することによって、カプセル化され、前記第1のパケットの前記パケットタイプは、前記第1のネットワークプロトコルスタック内のトラフィックフロー制御プロトコル(TFCP)を使用することによって、カプセル化され、または
前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプは、前記第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによって、カプセル化される
請求項14に記載のパケット送信デバイス。
【請求項18】
パケット受信デバイスであって、前記パケット受信デバイスは、送受信機モジュールと、処理モジュールとを備え、
前記送受信機モジュールは、パケット送信デバイスから第1のパケットを受信するように構成され、前記第1のパケットは、サービスのセッション情報と、前記第1のパケットのパケットタイプとを含み、前記サービスの前記セッション情報は、前記サービスの検出されるサービスフローを見つけるために使用され、前記第1のパケットの前記パケットタイプは前記第1のパケットが検出パケットであることを示し、前記検出パケットは前記サービスフローのサービスパケットの第3世代パートナーシッププロジェクト、3GPP、ネットワークプロトコルスタックを使用し、
前記処理モジュールは、前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスのサービス品質または前記サービスのパスセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するように構成され、
前記第1のパケットはタイムスタンプを含み、前記タイムスタンプは、前記パケット送信デバイスが前記第1のパケットを前記パケット受信デバイスに送信した瞬間である
パケット受信デバイス。
【請求項19】
前記パケット受信デバイスは、端末を含み、前記パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、前記第1のパケットは、前記サービスの第1のセグメント情報と、前記サービスの第1のセグメントサービス品質とをさらに含み、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含み、前記処理モジュールは、
前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定することと、前記サービスの前記第1のセグメント情報、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質、および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することであって、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、決定することと
を行うように構成される請求項18に記載のパケット受信デバイス。
【請求項20】
前記パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、前記パケット送信デバイスは、端末を含み、前記第1のパケットは、前記サービスの第2のセグメント情報と、前記サービスの第2のセグメントサービス品質とをさらに含み、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含み、前記処理モジュールは、
前記サービスの前記セッション情報および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定することと、前記サービスの前記第2のセグメント情報、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質、および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第1のセグメントサービス品質を決定することであって、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、決定することと
を行うように構成される請求項18に記載のパケット受信デバイス。
【請求項21】
前記パケット受信デバイスは、端末を含み、前記パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、前記第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、前記第1の検出識別子は、前記サービスの前記サービス品質を検出したことを示すために使用され、かつ、
前記処理モジュールは、前記第1の検出識別子、前記サービスの前記セッション情報、および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定するように特に構成され、かつ、
前記送受信機モジュールは、アクセスデバイスから第2のパケットを受信するようにさらに構成され、前記第2のパケットは、前記サービスの前記セッション情報と、前記タイムスタンプ、前記第2のパケットのパケットタイプと、第2の検出識別子とを含み、前記第2の検出識別子は、前記サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含み、
前記処理モジュールは、前記サービスの前記セッション情報、前記第2のパケットの前記パケットタイプ、および前記第2の検出識別子に基づいて、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質を決定し、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するようにさらに構成され、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、
請求項18に記載のパケット受信デバイス。
【請求項22】
前記パケット受信デバイスは、端末を含み、前記パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、前記第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、前記第2の検出識別子は、前記サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含み、
前記処理モジュールは、前記第2の検出識別子、前記サービスの前記セッション情報、および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質を決定するように特に構成され、かつ、
前記送受信機モジュールは、ネットワークデバイスから第2のパケットを受信するようにさらに構成され、前記第2のパケットは、前記サービスの前記セッション情報と、前記タイムスタンプ、前記第2のパケットのパケットタイプと、第1の検出識別子とを含み、かつ、前記第1の検出識別子は、前記サービスの前記サービス品質を検出したことを示すために使用され、
前記処理モジュールは、前記サービスの前記セッション情報、前記第2のパケットの前記パケットタイプ、および前記第1の検出識別子に基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定し、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するようにさらに構成され、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、
請求項18に記載のパケット受信デバイス。
【請求項23】
前記パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、前記パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、前記第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、前記第3の検出識別子は、前記サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含み、
前記処理モジュールは、前記第3の検出識別子、前記サービスの前記セッション情報、および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質を決定するように特に構成され、
前記送受信機モジュールは、端末から第2のパケットを受信するようにさらに構成され、前記第2のパケットは、前記サービスの前記セッション情報と、前記タイムスタンプ、前記第2のパケットのパケットタイプと、第1の検出識別子とを含み、前記第1の検出識別子は、前記サービスの前記サービス品質を検出したことを示すために使用され、
前記処理モジュールは、前記サービスの前記セッション情報、前記第2のパケットの前記パケットタイプ、および前記第1の検出識別子に基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定し、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するようにさらに構成され、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、
請求項18に記載のパケット受信デバイス。
【請求項24】
前記パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、前記パケット送信デバイスは、端末を含み、前記第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、前記第1の検出識別子は、前記サービスの前記サービス品質を検出したことを示すために使用され、かつ、
前記処理モジュールは、前記第1の検出識別子、前記サービスの前記セッション情報、および前記第1のパケットの前記パケットタイプに基づいて、前記サービスの前記サービス品質を決定するように、さらに構成され、
前記送受信機モジュールは、アクセスデバイスから第2のパケットを受信するようにさらに構成され、前記第2のパケットは、前記サービスの前記セッション情報と、前記タイムスタンプ、前記第2のパケットのパケットタイプと、第3の検出識別子とを含み、前記第3の検出識別子は、前記サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、かつ、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記ネットワークデバイスとの間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含み、
前記処理モジュールは、前記サービスの前記第1のセグメントサービス品質および前記サービスの前記サービス品質に基づいて、前記サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するようにさらに構成され、前記サービスの前記第2のセグメントサービス品質は、前記アクセスデバイスと前記端末との間の経路上において送信される前記サービスの対応するサービス品質を含む、
請求項18に記載のパケット受信デバイス。
【請求項25】
サービスのサービス品質を検出するためのシステムであって、サービスのサービス品質を検出するための前記システムは、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるように構成されるパケット送信デバイスと、請求項6乃至12のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるように構成されるパケット受信デバイスとを備える、
システム。
【請求項26】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法をンピュータに実行させるように構成される複数の命令を含むコンピュータプログラム。
【請求項27】
請求項6乃至12のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるように構成される複数の命令を含むコンピュータプログラム。
【請求項28】
前記サービスフローは、サービス品質(QoS)フローにおけるサービスフローであり、前記サービスの前記セッション情報は、QoSフロー識別子(QFI)およびトンネルエンドポイント識別子(TEID)を含む請求項1又は6に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術の分野に関し、詳細には、サービスのサービス品質を検出するための方法およびシステム、ならびにデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる、2018年3月29日に中国国家知識産権局に出願された、「METHOD AND SYSTEM FOR DETECTING QUALITY OF SERVICE OF SERVICE, AND DEVICE」と題する、中国特許出願第201810273516.1号の優先権を主張する。
【0003】
ワイヤレスブロードバンド技術からの課題に対処し、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)ネットワークの最先端を維持するために、3GPP標準化組織は、2016年の末に、第5世代(5th generation、5G)ネットワークアーキテクチャと呼ばれる、次世代モバイル通信システム(next generation system)のネットワークアーキテクチャを策定している。
【0004】
5Gネットワークアーキテクチャにおいては、低遅延高信頼性接続を必要とする、無人運転および産業オートメーションなどのサービスを主に含む、超高信頼低遅延通信(ultra-reliable low latency communication、URLLC)シナリオが、定義されている。5Gネットワークにおける高度なエアインターフェイス技術および最適化されたコアネットワークアーキテクチャは、上述のシナリオの要件を満たすことを可能にする。しかしながら、5Gネットワークにおいては、最下層リンクおよび上層ルーティングプロトコルの両方において、不安定性が、存在する。加えて、ネットワーク構築の観点からは、遅延、エラー、またはネットワーク障害さえも、避けられない。しかしながら、上述のシナリオのほとんどは、生命の安全または生産の安全に関連するサービスを含み、したがって、エラーは、許容されない。したがって、5Gネットワークが、生命の安全および生産の安全に敏感な業界にサービスを提供するために、使用されるとき、サービスのサービス品質が、5Gネットワークにおいて、リアルタイムに検出される必要がある。サービスのサービス品質が、事前設定された条件を満たさないとき、対応する調整策または保護策が、取られることがある。
【0005】
現在、先行技術においては、サービスのサービス品質を検出するための典型的な技術は、伝送制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)に基づいた、輻輳制御技術である。TCPは、コネクション型の通信のために使用される。通信の前に、TCP送信側は、TCP受信側への接続を確立する。通信処理においては、TCPは、遅延型の確認応答(acknowledgement、ACK)メカニズムを通して、サービスパケットの信頼できる送信を提供する。具体的には、TCP送信側が、サービスパケットを送信した後、TCP受信側は、直ちにACKパケットを返さず、事前設定された時間が満了するまで待ち、最新のサービスパケットを受信した後、TCP送信側にACKパケットを返す。TCP送信側が、TCP送信側によって送信されたサービスパケットに対するTCP受信側によって返されたACKパケットを、指定された時間内に(例えば、TCPプロトコルスタックのタイムアウト再送タイマが満了する前に)、受信しない場合、TCP送信側は、サービスのサービス品質が貧弱であると見なす。その場合、TCP送信側は、ネットワークに対する影響を減らすために、送信レートを低下させる。しかしながら、サービスのサービス品質は、遅延型のACKメカニズムを通してのみ、検出されることができるので、サービスパケットを送信してからACKパケットを受信するまでの対応する消費時間は、一般に、100msである。しかしながら、既存の5G技術仕様書(technical standards、TS)22186は、遠隔運転シナリオにおいては、端末とサーバとの間のエンドツーエンド待ち時間は、常に5ms以内であることを必要とする規定している。したがって、サービスのサービス品質を検出するための上述の技術のリアルタイム性能は、産業用制御、および車両のインターネットなどのサービス要件を満たすことができない。
【0006】
したがって、サービスのサービス品質をリアルタイムにいかに検出するかは、現在解決されるべき緊急の問題である。
【発明の概要】
【0007】
本出願の実施形態は、サービスのサービス品質をリアルタイムに検出するために、サービスのサービス品質を検出するための方法およびシステム、ならびにデバイスを提供する。
【0008】
上述の目的を達成するために、本出願の実施形態においては、以下の技術的ソリューションが、使用される。
【0009】
第1の態様によれば、サービスのサービス品質を検出するための方法が、提供され、方法は、パケット送信デバイスによって、第1のパケットを生成するステップであって、第1のパケットは、サービスのセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプとを含む、ステップと、パケット送信デバイスによって、第1のパケットをパケット受信デバイスに送信するステップであって、第1のパケットは、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を検出するために使用される、ステップとを含む。先行技術においては、サービスのサービス品質は、遅延型のACKメカニズムを通してのみ、検出されることができる。しかしながら、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出する方法によれば、パケット送信デバイスは、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプを含む第1のパケットを、パケット受信デバイスに送信し得る。第1のパケットを受信した後、パケット受信デバイスは、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定し得る。したがって、ソリューションに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方が、リアルタイムに検出されることができる。
【0010】
可能な設計においては、パケット送信デバイスによって、第1のパケットを生成するステップは、パケット送信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプを獲得するステップと、パケット送信デバイスによって、第1のパケットを獲得するために、第1のネットワークプロトコルスタックを使用することによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプをカプセル化するステップとを含む。ソリューションに基づいて、パケット送信デバイスは、第1のパケットを獲得することができる。
【0011】
可能な設計においては、パケット送信デバイスは、端末を含み、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスもしくはネットワークデバイスを含み、またはパケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット受信デバイスは、端末を含み、サービスのセッション情報は、第1のネットワークプロトコルスタック内のサービスデータ適応プロトコルSDAPまたはパケットデータ収束プロトコルPDCPのうちの少なくとも一方を使用することによって、カプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のSDAPまたはPDCPを使用することによって、カプセル化される。ソリューションに基づいて、端末とアクセスデバイスとの間で送信される第1のパケットは、カプセル化されることができる。
【0012】
可能な設計においては、パケット送信デバイスは、端末を含み、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスもしくはネットワークデバイスを含み、またはパケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット受信デバイスは、端末を含み、サービスのセッション情報は、第1のネットワークプロトコルスタック内のSDAPまたはPDCPのうちの少なくとも一方を使用することによって、カプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のトラフィックフロー制御プロトコルTFCPを使用することによって、カプセル化され、またはサービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによって、カプセル化される。ソリューションに基づいて、端末とアクセスデバイスとの間で送信される第1のパケットは、カプセル化されることができる。
【0013】
可能な設計においては、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、またはパケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット受信デバイスは、端末もしくはアクセスデバイスを含み、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のGTP-Uを使用することによって、カプセル化される。ソリューションに基づいて、ネットワークデバイスとアクセスデバイスとの間で送信される第1のパケットは、カプセル化されることができる。
【0014】
可能な設計においては、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、またはパケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット受信デバイスは、端末もしくはアクセスデバイスを含み、サービスのセッション情報は、第1のネットワークプロトコルスタック内のGTP-Uを使用することによって、カプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによって、カプセル化され、またはサービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによって、カプセル化される。ソリューションに基づいて、ネットワークデバイスとアクセスデバイスとの間で送信される第1のパケットは、カプセル化されることができる。
【0015】
第2の態様によれば、サービスのサービス品質を検出するための方法であって、方法は、パケット受信デバイスによって、パケット送信デバイスから第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、サービスのセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプとを含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップとを含む。第2の態様の技術的効果については、第1の態様の技術的効果の説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0016】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、第1のパケットは、サービスの第1のセグメント情報と、サービスの第1のセグメントサービス品質とをさらに含み、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第1のセグメント情報、サービスの第1のセグメントサービス品質、およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとを含む。ソリューションに基づいて、パケット送信デバイスによって送信された第1のパケットを受信した後、アクセスデバイスは、サービスのセグメントサービス品質を決定し、サービスのセグメントサービス品質を第1のパケットに挿入し、第1のパケットをパケット受信デバイスに送信し得る。したがって、第1のパケットを受信した後、パケット受信デバイスは、サービスのサービス品質と、セグメントサービス品質の1部分を決定することができ、次に、サービスのサービス品質およびセグメントサービス品質の1部分に基づいて、セグメントサービス品質の別の部分を決定することができる。言い換えると、ソリューションに基づいて、サービスのサービス品質およびサービスのセグメントサービス品質が、リアルタイムに検出されることができる。
【0017】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含み、第1のパケットは、サービスの第2のセグメント情報と、サービスの第2のセグメントサービス品質とをさらに含み、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第2のセグメント情報、サービスの第2のセグメントサービス品質、およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとを含む。ソリューションに基づいて、パケット送信デバイスによって送信された第1のパケットを受信した後、アクセスデバイスは、サービスのセグメントサービス品質を決定し、サービスのセグメントサービス品質を第1のパケットに挿入し、第1のパケットをパケット受信デバイスに送信し得る。したがって、第1のパケットを受信した後、パケット受信デバイスは、サービスのサービス品質と、セグメントサービス品質の1部分を決定することができ、次に、サービスのサービス品質およびセグメントサービス品質の1部分に基づいて、セグメントサービス品質の別の部分を決定することができる。言い換えると、ソリューションに基づいて、サービスのサービス品質およびサービスのセグメントサービス品質が、リアルタイムに検出されることができる。
【0018】
可能な設計においては、第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用され、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、第1の検出識別子に基づいて、第1のパケットのコンテキストを決定するステップであって、第1のパケットのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップとを含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスは、サービスのサービス品質を決定することができる。
【0019】
可能な設計においては、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報に基づいて、サービスのコンテキストを決定するステップであって、サービスのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップとを含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスは、サービスのサービス品質を決定することができる。
【0020】
可能な設計においては、第1のパケットは、送信周期性をさらに含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、送信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップとを含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスは、サービスのサービス品質を決定することができる。
【0021】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含み、またはパケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、第2の検出識別子に基づいて、第1のパケットのコンテキストを決定するステップであって、第1のパケットのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップとを含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスは、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することができる。
【0022】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、またはパケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、第3の検出識別子に基づいて、第1のパケットのコンテキストを決定するステップであって、第1のパケットのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップとを含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスは、サービスの第のセグメントサービス品質を決定することができる。
【0023】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスもしくは端末を含み、またはパケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、またはパケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報に基づいて、サービスのコンテキストを決定するステップであって、サービスのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップとを含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスは、サービスのセグメントサービス品質を決定することができる。
【0024】
可能な設計においては、第1のパケットは、送信周期性をさらに含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、送信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップとを含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスは、サービスのセグメントサービス品質を決定することができる。
【0025】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用され、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップを含み、それに対応して、方法は、パケット受信デバイスによって、アクセスデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第2の検出識別子とを含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第2の検出識別子に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第2のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとをさらに含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスが、端末を含み、パケット送信デバイスが、ネットワークデバイスを含むとき、サービスのサービス品質、およびサービスのセグメントサービス品質の各部分の両方が、決定されることができる。
【0026】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第2の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップを含み、それに対応して、方法は、パケット受信デバイスによって、ネットワークデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第1の検出識別子とを含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第1の検出識別子に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第2のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとをさらに含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスが、端末を含み、パケット送信デバイスが、アクセスデバイスを含むとき、サービスのサービス品質、およびサービスのセグメントサービス品質の各部分の両方が、決定されることができる。
【0027】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第3の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップを含み、それに対応して、方法は、パケット受信デバイスによって、端末から第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第1の検出識別子とを含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第1の検出識別子に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとをさらに含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスが、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスが、アクセスデバイスを含むとき、サービスのサービス品質、およびサービスのセグメントサービス品質の各部分の両方が、決定されることができる。
【0028】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含み、第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用され、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップを含み、それに対応して、方法は、パケット受信デバイスによって、アクセスデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第3の検出識別子とを含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第3の検出識別子に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとをさらに含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスが、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスが、端末を含むとき、サービスのサービス品質、およびサービスのセグメントサービス品質の各部分の両方が、決定されることができる。
【0029】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含み、第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第1のパケットのパケットタイプ、および第2の検出識別子に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップを含み、それに対応して、方法は、パケット受信デバイスによって、ネットワークデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第3の検出識別子とを含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第3の検出識別子に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスの第2のセグメントサービス品質に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップとをさらに含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスが、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスが、端末を含むとき、サービスのサービス品質、およびサービスのセグメントサービス品質の各部分の両方が、決定されることができる。
【0030】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第1のパケットのパケットタイプ、および第3の検出識別子に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップを含み、それに対応して、方法は、パケット受信デバイスによって、端末から第2のパケ2のパケットのパケットタイプと、第2の検出識別子とを含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第ントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第2の検出識別子に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスの第2のセグメントサービス品質に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップとをさらに含む。ソリューションに基づいて、パケット受信デバイスが、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスが、ネットワークデバイスを含むとき、サービスのサービス品質、およびサービスのセグメントサービス品質の各部分の両方が、決定されることができる。
【0031】
第3の態様によれば、サービスのサービス品質を検出するための方法が、提供され、方法は、ループバックデバイスによって、パケット送受信機デバイスから第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、サービスの第1のセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプと、ループバックインジケーションとを含む、ステップと、ループバックデバイスによって、パケット送受信機デバイスに第2のパケットを送信するステップであって、第2のパケットは、サービスの第2のセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、ループバックインジケーションとを含み、第2のパケットのパケットタイプは、第1のパケットのパケットタイプと同じであり、第2のパケットは、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質を検出するために使用される、ステップとを含む。先行技術においては、サービスのサービス品質は、遅延型のACKメカニズムを通してのみ、検出されることができる。しかしながら、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するための方法によれば、パケット送受信機デバイスから第1のパケットを受信した後、ループバックデバイスは、サービスの第2のセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、ループバックインジケーションとを含む第2のパケットを、パケット送受信機デバイスに送信し得る。第2のパケットを受信した後、パケット送受信機デバイスは、サービスの第2のセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、およびループバックインジケーションに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質を決定し得る。したがって、ソリューションに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質が、リアルタイムに検出されることができる。
【0032】
可能な設計においては、ループバックデバイスは、ネットワークデバイスを含み、またはループバックデバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送受信機デバイスは、ネットワークデバイスを含み、サービスの第1のセッション情報は、第1のトンネルエンドポイント識別子TEIDと、サービス品質フロー識別子QFIとを含み、サービスの第2のセッション情報は、第2のTEIDと、QFIとを含み、またはサービスの第1セッション情報は、第1のトンネルエンドポイント識別子TEIDを含み、サービスの第2セッション情報は、第2のTEIDを含む。
【0033】
可能な設計においては、ループバックデバイスは、端末を含み、またはループバックデバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送受信機デバイスは、端末を含み、サービスの第1のセッション情報は、QFIを含み、サービスの第2のセッション情報は、QFIを含み、またはサービスの第1のセッション情報は、第1の無線ベアラ識別子と、QFIとを含み、サービスの第2のセッション情報は、第2の無線ベアラ識別子と、QFIとを含む。
【0034】
可能な設計においては、第1のパケットは、検出識別子をさらに含み、第2のパケットは、検出識別子をさらに含み、検出識別子は、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用される。
【0035】
可能な設計においては、第1のパケットは、タイムスタンプをさらに含み、第2のパケットは、タイムスタンプをさらに含み、タイムスタンプは、パケット送受信機デバイスが、ループバックデバイスに第1のパケットを送信した瞬間を表すために使用され、またはタイムスタンプは、パケット送受信機デバイスが、第1のパケットを生成した瞬間を表すために使用される。
【0036】
第4の態様によれば、パケット送信デバイスが、提供され、パケット送信デバイスは、第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従った方法を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実装され得、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0037】
第5の態様によれば、プロセッサとメモリとを含む、パケット送信デバイスが、提供され、メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、パケット送信デバイスが、動作するとき、プロセッサは、メモリ内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、パケット送信デバイスは、第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行することを可能にされる。
【0038】
第6の態様によれば、プロセッサを含む、パケット送信デバイスが、提供され、プロセッサは、メモリに結合され、メモリ内の命令を読み取った後、命令に従って、第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行するように構成される。
【0039】
第7の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が、提供され、コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、命令が、コンピュータ上において実行されたとき、コンピュータは、第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行することを可能にされる。
【0040】
第8の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が、提供される。コンピュータプログラム製品が、コンピュータ上において動作するとき、コンピュータは、第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行することを可能にされる。
【0041】
第9の態様によれば、チップシステムが、提供され、チップシステムは、第1の態様における機能を実装する際に、例えば、第1のパケットを生成する際に、パケット送信デバイスをサポートするように構成される、プロセッサを含む。可能な設計においては、チップシステムは、メモリをさらに含み、メモリは、パケット送信デバイスに必要なプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含み得、またはチップおよび別の個別構成要素を含み得る。
【0042】
第4の態様から第9の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第1の態様の異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0043】
第10の態様によれば、パケット受信デバイスが、提供され、パケット受信デバイスは、第2の態様の可能な設計のいずれか1つに従った方法を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実装され得、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0044】
第11の態様によれば、プロセッサとメモリとを含む、パケット受信デバイスが、提供される。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、パケット受信デバイスが、動作するとき、プロセッサは、メモリ内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、パケット受信デバイスは、第1の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行することを可能にされる。
【0045】
第12の態様によれば、プロセッサを含む、パケット受信デバイスが、提供され、プロセッサは、メモリに結合され、メモリ内の命令を読み取った後、命令に従って、第2の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行するように構成される。
【0046】
第13の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が、提供され、コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、命令が、コンピュータ上において実行されたとき、コンピュータは、第2の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行することを可能にされる。
【0047】
第14の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が、提供される。コンピュータプログラム製品が、コンピュータ上において動作するとき、コンピュータは、第2の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行することを可能にされる。
【0048】
第15の態様によれば、チップシステムが、提供される。チップシステムは、第2の態様における機能を実装する際に、例えば、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも1つを決定する際に、パケット受信デバイスをサポートするように構成される、プロセッサを含む。可能な設計においては、チップシステムは、メモリをさらに含み、メモリは、パケット受信デバイスに必要なプログラム命令およびデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含み得、またはチップおよび別の個別構成要素を含み得る。
【0049】
第10の態様から第15の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第2の態様の異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0050】
第16の態様によれば、ループバックデバイスが、提供され、ループバックデバイスは、第3の態様の可能な設計のいずれか1つに従った方法を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアを使用することによって実装され得、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアを使用することによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0051】
第17の態様によれば、プロセッサとメモリとを含む、ループバックデバイスが、提供される。メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、ループバックデバイスが、動作するとき、プロセッサは、メモリ内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、ループバックデバイスは、第3の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行する。
【0052】
第18の態様によれば、プロセッサを含む、ループバックデバイスが、提供され、プロセッサは、メモリに結合され、メモリ内の命令を読み取った後、命令に従って、第3の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行するように構成される。
【0053】
第19の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が、提供され、コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、命令が、コンピュータ上において実行されたとき、コンピュータは、第3の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行することを可能にされる。
【0054】
第20の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が、提供される。コンピュータプログラム製品が、コンピュータ上において動作するとき、コンピュータは、第3の態様の可能な設計のいずれか1つに従った、サービスのサービス品質を検出するための方法を実行することを可能にされる。
【0055】
第21の態様によれば、チップシステムが、提供され、チップシステムは、第3の態様における機能を実装する際に、例えば、第2のパケットを生成する際に、ループバックデバイスをサポートするように構成される、プロセッサを含む。チップシステムは、チップを含み得、またはチップおよび別の個別構成要素を含み得る。
【0056】
第16の態様から第21の態様のいずれかの設計によってもたらされる技術的効果については、第3の態様の異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0057】
第22の態様によれば、サービスのサービス品質を検出するためのシステムが、提供され、サービスのサービス品質を検出するためのシステムは、パケット送信デバイスと、パケット受信デバイスとを含む。パケット送信デバイスは、パケット受信デバイスに第1のパケットを送信するように構成され、第1のパケットは、サービスのセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプとを含む。パケット受信デバイスは、パケット送信デバイスから第1のパケットを受信し、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するように構成される。
【0058】
可能な設計においては、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット受信デバイスは、端末を含み、サービスのサービス品質を検出するためのシステムは、アクセスデバイスをさらに含む。アクセスデバイスは、ネットワークデバイスから第1のパケットを受信し、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するように構成され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。アクセスデバイスは、サービスの第1のセグメント情報およびサービスの第1のセグメントサービス品質を第1のパケットに挿入し、端末に第1のパケットを送信するようにさらに構成される。
【0059】
可能な設計においては、アクセスデバイスは、セッション管理機能ネットワーク要素から、サービスの第1のセグメント情報を受信するようにさらに構成される。サービスの第1のセグメント情報は、サービスの第1のセグメント識別子を含み、またはサービスの第1のセグメント情報は、ネットワークデバイスのアドレスと、アクセスデバイスのアドレスと、パケット送信方向とを含み、またはサービスの第1のセグメント情報は、アクセスデバイスのアドレスを含む。
【0060】
可能な設計においては、パケット送信デバイスは、端末を含み、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、サービスのサービス品質を検出するためのシステムは、アクセスデバイスをさらに含む。アクセスデバイスは、端末から第1のパケットを受信し、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するように構成され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。アクセスデバイスは、サービスの第2のセグメント情報およびサービスの第2のセグメントサービス品質を第1のパケットに挿入し、ネットワークデバイスに第1のパケットを送信するようにさらに構成される。
【0061】
可能な設計においては、アクセスデバイスは、セッション管理機能ネットワーク要素から、サービスの第2のセグメント情報を受信するようにさらに構成される。サービスの第2のセグメント情報は、サービスの第2のセグメント識別子を含み、またはサービスの第2のセグメント情報は、端末のアドレスと、アクセスデバイスのアドレスと、パケット送信方向とを含み、またはサービスの第2のセグメント情報は、アクセスデバイスのアドレスを含む。
【0062】
可能な設計においては、パケット送信デバイスは、第4の態様から第6の態様のいずれか1つに従った、パケット送信デバイス、または第7の態様に従った、コンピュータ可読記憶媒体、または第8の態様に従った、命令を含むコンピュータプログラム製品、または第9の態様に従った、チップシステムであり得る。
【0063】
可能な設計においては、パケット受信デバイスは、第10の態様から第12の態様のいずれか1つに従った、パケット受信デバイス、または第13の態様に従った、コンピュータ可読記憶媒体、または第14の態様に従った、命令を含むコンピュータプログラム製品、または第15の態様に従った、チップシステムであり得る。
【0064】
第22の態様における設計のいずれか1つによってもたらされる技術的効果については、第1の態様または第2の態様における異なる設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0065】
本出願におけるこれらの態様または他の態様は、以下の実施形態における説明を通して、より明快でより分かりやすくなり得る。
【図面の簡単な説明】
【0066】
図1】本出願の実施形態に従った、5Gネットワークにおけるサービスフロー分配の概略図である。
図2】本出願の実施形態に従った、5Gネットワークにおけるパケットフォーマットの概略構造図1である。
図3】本出願の実施形態に従った、5Gネットワークにおけるパケットフォーマットの概略構造図2である。
図4】本出願の実施形態に従った、5Gネットワークにおけるパケットフォーマットの概略構造図3である。
図5】本出願の実施形態に従った、サービスのサービス品質を検出するためのシステムを示す図である。
図6】本出願の実施形態に従った、5Gネットワークアーキテクチャの概略図である。
図7】本出願の実施形態に従った、4Gネットワークアーキテクチャの概略図である。
図8】本出願の実施形態に従った、4.5Gネットワークアーキテクチャの概略図である。
図9】本出願の実施形態に従った、通信デバイスのハードウェア構造の概略図である。
図10】本出願の実施形態に従った、サービスのサービス品質を検出するための方法の概略フローチャート1である。
図11】(a)から(d)は、本出願の実施形態に従った、第1のパケットのフォーマットの概略構造図1である。
図12】本出願の実施形態に従った、サービスのサービス品質を検出するための方法の概略フローチャート2である。
図13】(a)から(d)は、本出願の実施形態に従った、第1のパケットのフォーマットの概略構造図2である。
図14】(a)から(d)は、本出願の実施形態に従った、第1のパケットのフォーマットの概略構造図3である。
図15】本出願の実施形態に従った、監視リンクの概略図である。
図16】本出願の実施形態に従った、サービスのサービス品質を検出するための別のシステムを示す図である。
図17】本出願の実施形態に従った、サービスのサービス品質を検出するための方法の概略フローチャート3である。
図18】本出願の実施形態に従った、ループバック検出の概略図である。
図19】本出願の実施形態に従った、パケット送信デバイスの概略構造図である。
図20】本出願の実施形態に従った、パケット受信デバイスの概略構造図である。
図21】本出願の実施形態に従った、ループバックデバイスの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0067】
本出願の実施形態における技術的ソリューションの理解を容易にするために、以下において、最初に、本出願に関連する技術について簡潔に説明する。
【0068】
サービスフロー:
【0069】
本出願の実施形態におけるサービスフローは、サービス集約フローと、サービスサブフローとを含む。第4世代(4th generation、4G)または第4.5世代(4.5th generation、4.5G)ネットワークにおいては、サービス集約フローは、ベアラまたはパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)接続を含み、サービスサブフローは、ベアラ内の特定のサービスフローを含む。5Gネットワークにおいては、サービス集約フローは、サービス品質(quality of service、QoS)フロー(Flow)またはパケットデータユニット(packet data unit、PDU)セッションを含み、サービスサブフローは、QoSフロー内の特定のサービスフローを含む。
【0070】
例として、5Gネットワークを使用すると、図1に示されるように、1つのPDUセッションが、3つのQoSフローを、すなわち、QoSフロー1と、QoSフロー2と、QoSフロー3とを含むことが仮定される。QoSフロー1は、サブフロー1と、サブフロー2とを含む。サブフロー1およびサブフロー2は、異なるサービスフローに対応する。例えば、サブフロー1は、車車間/路車間通信(vehicle to everything communication、V2X)サービスフロー1に対応し、サブフロー2は、V2Xサービスフロー2に対応する。このケースにおいては、図1におけるサービス集約フローは、PDUセッションを、すなわち、QoSフロー1と、QoSフロー2と、QoSフロー3とを含み、サービスサブフローは、サブフロー1と、サブフロー2とを含む。サービスサブフローまたはサービス集約フローは、サービスパケットおよび検出パケットを送信するために使用され得る。サービスパケットは、具体的には、ユーザパケット、すなわち、サービスを実行するために端末またはアプリケーションサーバによってネットワークを通して送信されるパケットである。検出パケットは、具体的には、ネットワーク内のサービスのサービス品質を検出するために使用されるパケットである。検出パケットは、パケット送信デバイスまたはパケット送受信機デバイスによって生成される。パケット送信デバイスまたはパケット送受信機デバイスは、5Gネットワークにおいては、端末、アクセスデバイス、もしくはユーザプレーン機能(user plane function、UPF)ネットワーク要素であり得、または4.5Gネットワークにおいては、端末、アクセスデバイス、もしくはゲートウェイユーザプレーン機能(gateway user plane function、GW-U)ネットワーク要素であり得、または4Gネットワークにおいては、端末、アクセスデバイス、もしくはゲートウェイ(gateway、GW)であり得などする。本出願の実施形態においては、これは、特に限定されない。以下において、サービスパケットおよび検出パケットのパケットフォーマットについて説明する。
【0071】
サービスのセッション情報:
【0072】
本出願の実施形態において提供される検出パケットは、サービスのセッション情報を含み、サービスのセッション情報は、特定のサービスフローを見つけるために使用される。検出パケットが端末とアクセスデバイスとの間において送信されるときに、検出パケットで搬送されるサービスのセッション情報は、検出パケットがアクセスデバイスとネットワークデバイスとの間において送信されるときに、検出パケットで搬送されるサービスのセッション情報と異なり得る。本出願の実施形態においては、これは、特に限定されない。
【0073】
例えば、5Gネットワークにおいては、サービスフローが、PDUセッションまたはQoSフローである場合、検出パケットが、端末とアクセスデバイスとの間において送信されるとき、サービスのセッション情報は、例えば、サービス品質フロー識別子(QoS Flow identity、QFI)を含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じQFIを使用する。代替として、サービスのセッション情報は、例えば、QFIと、無線ベアラ識別子とを含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じQFIおよび無線ベアラ識別子を使用する。
【0074】
代替として、例えば、5Gネットワークにおいては、サービスフローが、PDUセッションまたはQoSフローである場合、検出パケットが、UPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間において送信されるとき、サービスのセッション情報は、例えば、QFIと、トンネルエンドポイント識別子(tunnel endpoint identity、TEID)とを含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じQFIおよびTEIDを使用する。
【0075】
代替として、例えば、5Gネットワークにおいては、サービスフローが、QoSフローにおける特定のサービスフローである場合、検出パケットが、端末とアクセスデバイスとの間において送信されるとき、サービスのセッション情報は、例えば、QFIと、5タプルとを含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じQFIおよび5タプルを使用する。代替として、サービスのセッション情報は、例えば、5タプルと、QFIと、無線ベアラ識別子とを含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じ5タプル、QFI、および無線ベアラ識別子を使用する。本出願の実施形態における5タプルは、例えば、送信元インターネットプロトコル(internet protocol、IP)層アドレス、送信先IPアドレス、送信元ポート番号、送信先ポート番号、およびトランスポート層プロトコル番号を含み得る。本明細書においては、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。
【0076】
代替として、例えば、5Gネットワークにおいては、サービスフローが、QoSフローにおける特定のサービスフローである場合、検出パケットが、UPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間において送信されるとき、サービスのセッション情報は、例えば、5タプルと、QFIと、TEIDとを含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じ5タプル、QFI、およびTEIDを使用する。
【0077】
例えば、4Gネットワークまたは4.5Gネットワークにおいては、サービスフローが、PDN接続またはベアラである場合、検出パケットが、端末とアクセスデバイスとの間において送信されるとき、サービスのセッション情報は、例えば、無線ベアラ識別子を含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じ無線ベアラ識別子を使用する。
【0078】
代替として、例えば、サービスフローが、PDN接続またはベアラである場合、検出パケットが、4GネットワークにおけるGWとアクセスデバイスとの間、または4.5GネットワークにおけるGW-Uネットワーク要素とアクセスデバイスとの間において送信されるとき、サービスのセッション情報は、例えば、TEIDを含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じTEIDを使用する。
【0079】
代替として、例えば、4Gネットワークまたは4.5Gネットワークにおいては、サービスフローが、ベアラにおける特定のサービスフローである場合、検出パケットが、端末とアクセスデバイスとの間において送信されるとき、サービスのセッション情報は、例えば、5タプルを含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じ5タプルを使用する。代替として、サービスのセッション情報は、例えば、5タプルと、無線ベアラ識別子とを含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じ5タプルおよび無線ベアラ識別子を使用する。
【0080】
代替として、例えば、サービスフローが、ベアラにおける特定のサービスフローである場合、検出パケットが、4GネットワークにおけるGWとアクセスデバイスとの間、または4.5GネットワークにおけるGW-Uネットワーク要素とアクセスデバイスとの間において送信されるとき、サービスのセッション情報は、例えば、5タプルと、TEIDとを含み得る。言い換えると、検出パケットとサービスパケットとは、同じ5タプルおよびTEIDを使用する。
【0081】
パケットフォーマット:
【0082】
検出パケットを介して、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質を検出するために、本出願の実施形態における検出パケットおよびサービスパケットは、同じ3GPPネットワークプロトコルスタックを使用する。例として5Gネットワークを使用して、以下において、図2から図4に示されるような、検出パケットおよびサービスパケットのフォーマットのいくつかの例を提供する。
【0083】
図2に示されるように、検出パケットおよびサービスパケットについて、端末とアクセスデバイスとの間の3GPPネットワークプロトコルスタックは、サービスデータ適応プロトコル(service data adaptation protocol、SDAP)層と、パケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)層と、より下位層のプロトコル層とを含む。より下位層のプロトコル層は、無線リンク制御(radio link control、RLC)層と、媒体アクセス制御(media access control、MAC)層と、層1(level1、L1)とを含む。アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間の3GPPネットワークプロトコルスタックは、汎用パケット無線サービス技術(General Packet Radio Service、GPRS)トンネリングプロトコルユーザプレーン(GPRS tunnelling protocol for the user plane、GTP-U)層と、より下位層のプロトコル層とを含み、より下位層のプロトコル層は、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)層/IP層と、層2(level2、L2)と、L1とを含む。加えて、図2に示されるように、検出パケットのフォーマットには、3GPPネットワークプロトコルスタックと、リンク品質認識プロトコル(link quality awareness protocol、LQAP)層とが、含まれ、サービスパケットのフォーマットには、3GPPネットワークプロトコルスタックと、アプリケーション(Application、APP)層とが、含まれる。本出願の実施形態においては、サービスパケットについて、アクセスデバイスは、APP層を認識しない。したがって、図2に示されるように、APP層は、アクセスデバイス側における中継(relay)に対応し、中継は、転送または透過的な送信を意味する。検出パケットについて、アクセスデバイスは、LQAP層を認識することもあり、またはしないこともある。したがって、図2に示されるように、LQAP層は、アクセスデバイス側において、破線によってマークされている。もちろん、アクセスデバイスが、LQAP層を認識しない場合、LQAP層は、APP層と同様であってもまたよく、アクセスデバイス側における中継に対応する。本出願の実施形態においては、これは、特に限定されない。加えて、本出願の実施形態におけるLQAP層およびAPP層は、ともに、ロード層と見なされ得る。本明細書においては、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。
【0084】
図3に示される検出パケットおよびサービスパケットのフォーマットは、図2におけるそれらに類似しているが、唯一の相違は、以下に存し、すなわち、第1に、検出パケットおよびサービスパケットについて、図2に示される端末とアクセスデバイスとの間の3GPPネットワークプロトコルスタックと比較して、図3に示される端末とアクセスデバイスとの間の3GPPネットワークプロトコルスタックは、加えて、SDAP層上に、トラフィックフロー制御プロトコル(transfer flow control protocol、TFCP)層を含む。図2に示されるUPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間の3GPPネットワークプロトコルスタックと比較して、図3に示されるUPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間の3GPPネットワークプロトコルスタックは、加えて、GTP-U層上に、TFCP層を含む。TFCP層の機能は、以下の方法実施形態において詳細に説明され、詳細が、本明細書では再び説明されることはない。第2に、検出パケットについて、LQAPは、TFCP層に統合され得る。言い換えると、LQAP層は、任意選択であり得る。図3においては、LQAP層は、破線によってマークされている。本明細書においては、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。加えて、図3に示される検出パケットのフォーマットが、図2において説明されたように、LQAP層を含む場合、アクセスデバイスは、LQAP層を認識することもあり、またはしないこともある。本出願の実施形態においては、これは、特に限定されない。
【0085】
図4に示される検出パケットおよびサービスパケットのフォーマットは、図3におけるそれらに類似しているが、唯一の相違は、以下に存し、すなわち、検出パケットおよびサービスパケットについて、図3におけるアクセスデバイスは、TFCP層を認識するが、図4におけるアクセスデバイスは、TFCP層またはLQAP層を認識しない。図4に示されるように、TFCP層は、アクセスデバイス側における中継に対応する。本明細書においては、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。
【0086】
例として5Gネットワークを使用して、上述において、図2から図4の説明における検出パケットおよびサービスパケットのフォーマットのいくつかの例を提供する。4Gネットワークまたは4.5Gネットワークにおいては、検出パケットおよびサービスパケットのフォーマットは、図2から図4において説明されたそれらに類似しているが、唯一の相違は、4Gネットワークまたは4.5Gネットワークにおける3GPPネットワークプロトコルスタックが、SDAP層を含まないことに存する。3GPPネットワークプロトコルスタックに含まれる他の部分については、図2から図4における説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0087】
本出願の実施形態においては、同じネットワークプロトコルスタックが、検出パケットと対応するサービスパケットとが同じエンドツーエンドパイプラインリソースを使用することを保証することができるので、サービスのサービス品質は、検出パケットを介して検出されることができることが留意されるべきである。本出願の実施形態においては、検出パケットに対応するサービスパケットは、検出パケットと同じサービスフローに対応するサービスパケットである。例えば、図1においては、検出パケット1に対応するサービスパケットは、サービスパケット1であり、検出パケット2に対応するサービスパケットは、サービスパケット2であり、検出パケット3に対応するサービスパケットは、サービスパケット3である。
【0088】
加えて、本出願の実施形態におけるLQAPおよびTFCPの名前は、単なる例であり、名前は、プロトコルに対する制限を構成しないことが留意されるべきである。特定の実装の間には、他の名前が、代替として、使用され得る。本出願の実施形態においては、これは、特に限定されない。
【0089】
検出識別子:
【0090】
本出願の実施形態における検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したこと、またはサービスの第1のセグメントサービス品質を検出したこと、またはサービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用される。本出願の実施形態においては、サービスの第1のセグメントサービス品質は、ネットワークデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。言い換えると、本出願の実施形態においては、複数の監視リンクが、1つのサービスパイプライン(例えば、1つのQoSフロー)に対して確立され得、異なる検出識別子によって区別される。
【0091】
本出願の以下の実施形態においては、検出パケットのコンテキストは、検出識別子に基づいて決定され得るので、検出識別子は、パケットのコンテキスト識別子と呼ばれてもまたよいことが留意されるべきである。本出願の実施形態においては、これは、特に限定されない。
【0092】
加えて、本出願の以下の実施形態においては、説明を容易にするために、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用され、第2の検出識別子は、端末とアクセスデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を検出したことを示すために使用され、第3の検出識別子は、ネットワークデバイスとアクセスデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を検出したことを示すために使用される、例を使用することによって、説明が提供されることが留意されるべきである。ネットワークデバイスは、例えば、5GネットワークにおけるUPFネットワーク要素、4.5GネットワークにおけるGW-Uネットワーク要素、または4GネットワークにおけるGWであり得る。本明細書においては、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。
【0093】
以下において、本出願の実施形態における添付の図面を参照して、本出願の実施形態における技術的ソリューションを説明する。本出願の説明においては、特段の指摘がない限り、「/」は、「または」を意味する。例えば、A/Bは、AまたはBを表し得る。本明細書においては、「および/または」は、関連付けられた対象を説明するための関連付け関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つのケース、すなわち、Aのみが存在すること、AとBの両方が存在すること、Bのみが存在することを示し得る。加えて、本出願の説明においては、「複数の」は、特段の指摘がない限り、2つ以上を意味する。加えて、本出願の実施形態における技術的ソリューションを明瞭に説明するために、「第1の」および「第2の」などの用語は、本出願の実施形態においては、基本的に同じ機能および目的を有する同じアイテムまたは類似のアイテムを区別するために使用される。当業者は、「第1の」および「第2の」などの用語が、数量または実行シーケンスを限定しないこと、ならびに「第1の」および「第2の」などの用語が、明確な相違を示さないことを理解し得る。
【0094】
加えて、本出願の実施形態において説明されるネットワークアーキテクチャおよびサービスシナリオは、本出願の実施形態における技術的ソリューションをより明瞭に説明することを意図しており、本出願の実施形態において提供される技術的ソリューションに対する制限を構成しない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化および新しいサービスシナリオの出現に伴って、本出願の実施形態において提供される技術的ソリューションが、類似の技術的問題にも適用可能であることを知り得る。
【0095】
図5は、本出願の実施形態によるサービスのサービス品質を検出するためのシステム50を示す。サービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、パケット送信デバイス501とパケット受信デバイス502とを含む。
【0096】
パケット送信デバイス501は、パケット受信デバイス502に第1のパケットを送信するように構成され、第1のパケットは、サービスのセッション情報と第1のパケットのパケットタイプとを含む。
【0097】
パケット受信デバイス502は、パケット送信デバイス501から第1のパケットを受信することと、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定することとを行うように構成される。
【0098】
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるサービスは具体的には、前述のサービスフローに対応するサービス、例えば、サービスアグリゲーションフローに対応するサービスまたはサービスサブフローに対応するサービスである。本明細書では、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。サービスのセッション情報の関連説明については、前述の簡潔な導入部を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0099】
任意選択で、本出願のこの実施形態において、第1のパケットのパケットタイプは、前述の検出パケットタイプ、第1のパケットは検出パケットであることを示すために使用される他のタイプなどを含む。本明細書では、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。
【0100】
任意選択で、本出願のこの実施形態において、パケット送信デバイス501およびパケット受信デバイス502は互いに直接通信してよく、または他のデバイスによる転送を通して互いに通信し得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0101】
従来技術では、サービスのサービス品質は、遅延型ACK機構を通してのみ検出されることができる。しかしながら、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するためのシステムによれば、パケット送信デバイスは、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプを含んだ第1のパケットを、パケット受信デバイスに送信し得る。第1のパケットを受信した後、パケット受信デバイスは、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定し得る。したがって、ソリューションに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方が、リアルタイムに検出されることができる。
【0102】
任意選択で、本出願のこの実施形態において、パケット送信デバイス501は、ネットワークデバイスを含んでよく、パケット受信デバイス502は、端末を含み得る。それに対応して、図5に示されるように、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、アクセスデバイス503をさらに含み得る。
【0103】
アクセスデバイス503は、ネットワークデバイスから第1のパケットを受信することと、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することとを行うように構成される。
【0104】
アクセスデバイス503は、サービスの第1のセグメント情報およびサービスの第1のセグメントサービス品質を第1のパケットに挿入することと、第1のパケットを端末に送信することとを行うようにさらに構成される。
【0105】
代替として、任意選択で、本出願のこの実施形態において、パケット送信デバイス501は端末を含んでよく、パケット受信デバイス502はネットワークデバイスを含み得る。それに対応して、図5に示されるように、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、アクセスデバイス503をさらに含み得る。
【0106】
アクセスデバイス503は、端末から第1のパケットを受信することと、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することとを行うように構成される。
【0107】
アクセスデバイス503は、サービスの第2のセグメント情報およびサービスの第2のセグメントサービス品質を第1のパケットに挿入することと、第1のパケットをネットワークデバイスに送信することとを行うようにさらに構成される。
【0108】
言い換えれば、本出願のこの実施形態において、パケット送信デバイスおよびパケット受信デバイスは、アクセスデバイスを通じて互いに通信してよく、アクセスデバイスは、サービスのセグメントサービス品質を第1のパケットに挿入し得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0109】
パケット送信デバイスによって送信された第1のパケットを受信した後、アクセスデバイスは、サービスのセグメントサービス品質を決定し、サービスのセグメントサービス品質を第1のパケットに挿入し、第1のパケットをパケット受信デバイスに送信し得る。したがって、第1のパケットを受信した後、パケット受信デバイスは、サービスのサービス品質および1つのセグメントサービス品質を決定することができ、次いでサービスのサービス品質および1つのセグメントサービス品質に基づいて、別のセグメントサービス品質を決定することができる。言い換えれば、ソリューションに基づいて、サービスのサービス品質およびサービスのセグメントサービス品質はリアルタイムに検出されることができる。
【0110】
任意選択で、図16は本出願の実施形態による、サービスのサービス品質を検出するためのシステム160を示す。サービスのサービス品質を検出するためのシステム160は、パケット送受信機デバイス1601とループバックデバイス1602とを含む。
【0111】
パケット送受信機デバイス1601は、第1のパケットをループバックデバイス1602に送信することであって、第1のパケットは、サービスの第1のセッション情報、第1のパケットのパケットタイプ、およびループバックインジケーションを含む、送信することを行うように構成される。
【0112】
ループバックデバイス1602は、パケット送受信機デバイス1601から第1のパケットを受信することと、第2のパケットをパケット送受信機デバイス1601に送信することであって、第2のパケットは、サービスの第2のセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、およびループバックインジケーションを含み、第2のパケットのパケットタイプは、第1のパケットのパケットタイプと同じである、送信することとを行うように構成される。
【0113】
パケット送受信機デバイス1601は、ループバックデバイス1602から第2のパケットを受信することと、サービスの第2のセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、およびループバックインジケーションに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質を決定することとを行うようにさらに構成される。
【0114】
サービスの第1のセッション情報およびサービスの第2のセッション情報の関連説明については、前述の簡潔な導入部を参照されたい。本明細書では、詳細を再び説明しない。
【0115】
本出願のこの実施形態において、第1のセッション情報および第2のセッション情報は、異なるセッション情報を区別するために使用されることが留意されるべきである。これは、サービスのセッション情報の前述の簡潔な導入部は、サービスの第1のセッション情報およびサービスの第2のセッション情報は異なるTEIDまたは無線ベアラ識別子を含み得ることを述べているからである。本明細書では、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。
【0116】
任意選択で、本出願のこの実施形態において、パケット送受信機デバイス1601およびループバックデバイス1602は互いに直接通信してよく、または他のデバイスによる転送を通して互いに通信し得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0117】
従来技術では、サービスのサービス品質は、遅延型ACK機構を通してのみ検出されることができる。しかしながら、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するためのシステムによれば、パケット送受信機デバイスは、第1のパケットをループバックデバイスに送信し得る。第1のパケットを受信した後、ループバックデバイスは、サービスの第2のセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、およびループバックインジケーションを含んだ第2のパケットを、パケット送受信機デバイスに送信し得る。次いで、第2のパケットを受信した後、パケット送受信機デバイスは、サービスの第2のセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、およびループバックインジケーションに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質を決定し得る。したがって、ソリューションに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質は、リアルタイムに検出されることができる。
【0118】
任意選択で、図5に示されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム50、または図16に示されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム160は、現在の4Gネットワーク、4.5Gネットワーク、5Gネットワーク、および将来の他のネットワークに適用され得る。これは本出願の実施形態において特に限定されない。
【0119】
例えば、図5に示されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、現在の5Gネットワークに適用されることが想定される。図6に示されるように、パケット送信デバイス501は5Gネットワーク内の端末であってよく、パケット受信デバイス502は、5Gネットワーク内のアクセスデバイスまたはUPFネットワーク要素であってよい。代替として、パケット送信デバイス501は5Gネットワーク内のアクセスデバイスであってよく、パケット受信デバイス502は5Gネットワーク内の端末またはUPFネットワーク要素であってよい。代替として、パケット送信デバイス501は5Gネットワーク内のUPFネットワーク要素であってよく、パケット受信デバイス502は5Gネットワーク内のアクセスデバイスまたは端末であってよい。前述の場合において、ネットワークデバイスに対応するネットワーク要素またはエンティティは、5Gネットワーク内のUPFネットワーク要素であってよい。
【0120】
代替として、図16に示されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、現在の5Gネットワークに適用されることが想定される。図6に示されるように、パケット送受信機デバイス1601は5Gネットワーク内の端末であってよく、ループバックデバイス1602は5Gネットワーク内のアクセスデバイスまたはUPFネットワーク要素であってよい。代替として、パケット送受信機デバイス1601は5Gネットワーク内のアクセスデバイスであってよく、ループバックデバイス1602は5Gネットワーク内の端末またはUPFネットワーク要素であってよい。代替として、パケット送受信機デバイス1601は5Gネットワーク内のUPFネットワーク要素であってよく、ループバックデバイス1602は5Gネットワーク内のアクセスデバイスまたは端末であってよい。
【0121】
加えて、図6に示されるように、5Gネットワークは、セッション管理機能(session management function、SMF)ネットワーク要素、ポリシー制御機能(policy control function、PCF)ネットワーク要素、統一データ管理(unified data management、UDM)ネットワーク要素、認証サーバ機能(authentication server function、AUSF)ネットワーク要素、アクセスおよびモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)ネットワーク要素などをさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0122】
端末は、次世代(Next generation、N)インターフェース1(略してN1)を通してAMFネットワーク要素と通信する。アクセスデバイスは、Nインターフェース2(略してN2)を通してAMFネットワーク要素と通信する。アクセスデバイスは、Nインターフェース3(略してN3)を通してUPFネットワーク要素と通信する。AMFネットワーク要素は、Nインターフェース11(略してN11)を通してSMFネットワーク要素と通信する。AMFネットワーク要素は、Nインターフェース8(略してN8)を通してUDMネットワーク要素と通信する。AMFネットワーク要素は、Nインターフェース12(略してN12)を通してAUSFネットワーク要素と通信する。AMFネットワーク要素は、Nインターフェース15(略してN15)を通してPCFネットワーク要素と通信する。SMFネットワーク要素は、Nインターフェース7(略してN7)を通してPCFネットワーク要素と通信する。SMFネットワーク要素は、Nインターフェース4(略してN4)を通してUPFネットワーク要素と通信する。
【0123】
加えて、図6におけるUDMネットワーク要素、AUSFネットワーク要素、PCFネットワーク要素、AMFネットワーク要素、およびSMFネットワーク要素は、制御プレーン機能(control plane function、CPF)ネットワーク要素と総称され得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0124】
図6におけるネットワーク要素の間のインターフェースの名称は単に例であり、インターフェースは特定の実装時に他の名称を有し得ることが留意されるべきである。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0125】
図6におけるアクセスデバイス、AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、AUSFネットワーク要素、UDMネットワーク要素、UPFネットワーク要素、PCFネットワーク要素などは単に名称であり、名称はデバイスに対して何らの限定とならないことが留意されるべきである。5Gネットワークおよび将来の他のネットワークにおいて、アクセスデバイス、AMFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、AUSFネットワーク要素、UDMネットワーク要素、UPFネットワーク要素、およびPCFネットワーク要素に対応するネットワーク要素またはエンティティは、他の名称を有し得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。例えば、代替として、UDMネットワーク要素は、ホーム加入者サーバ(home subscriber server、HSS)、ユーザサブスクリプションデータベース(user subscription database、USD)、データベースエンティティなどによって置き換えられ得る。本明細書では、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。
【0126】
任意選択で、図5に示されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、現在の4Gネットワークに適用されることが想定される。図7に示されるように、パケット送信デバイス501は4Gネットワーク内の端末であってよく、パケット受信デバイス502は4Gネットワーク内のアクセスデバイスまたはGWであってよい。代替として、パケット送信デバイス501は4Gネットワーク内のアクセスデバイスであってよく、パケット受信デバイス502は4Gネットワーク内の端末またはGWであってよい。代替として、パケット送信デバイス501は4Gネットワーク内のGWであってよく、パケット受信デバイス502は4Gネットワーク内の端末またはアクセスデバイスであってよい。前述の場合において、ネットワークデバイスに対応するネットワーク要素またはエンティティは、4Gネットワーク内のGWであってよい。
【0127】
代替として、図16に示されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム160は、現在の4Gネットワークに適用されることが想定される。図7に示されるように、パケット送受信機デバイス1601は5Gネットワーク内の端末であってよく、ループバックデバイス1602は5Gネットワーク内のアクセスデバイスまたはGWであってよい。代替として、パケット送受信機デバイス1601は5Gネットワーク内のアクセスデバイスであってよく、ループバックデバイス1602は5Gネットワーク内の端末またはGWであってよい。代替として、パケット送受信機デバイス1601は5Gネットワーク内のGWであってよく、ループバックデバイス1602は5Gネットワーク内のアクセスデバイスまたは端末であってよい。
【0128】
加えて、図7に示されるように、4Gネットワークは、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)、ポリシーおよび課金ルール機能(policy and charging rules function、PCRF)ネットワーク要素などをさらに含み得る。GWは、PDNゲートウェイ(PDN gateway、PGW)およびサービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)の機能を統合する。詳細については、既存の4Gネットワークアーキテクチャを参照されたい。詳細は本出願のこの実施形態では述べられない。
【0129】
アクセスデバイスはS1-Uインターフェースを通してGWと通信し、アクセスデバイスはS1-MMEインターフェースを通してMMEと通信し、MMEはS11インターフェースを通してGWと通信し、およびPCRFエンティティはGxインターフェースを通してGWと通信する。
【0130】
任意選択で、図5に示されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、現在の4.5Gネットワークに適用されることが想定される。図8に示されるように、パケット送信デバイス501は4.5Gネットワーク内の端末であってよく、パケット受信デバイス502は4.5Gネットワーク内のアクセスデバイスまたはGW-Uネットワーク要素であってよい。代替として、パケット送信デバイス501は4.5Gネットワーク内のアクセスデバイスであってよく、パケット受信デバイス502は4.5Gネットワーク内の端末またはGW-Uネットワーク要素であってよい。代替として、パケット送信デバイス501は4.5Gネットワーク内のGW-Uネットワーク要素であってよく、パケット受信デバイス502は4.5Gネットワーク内の端末またはアクセスデバイスであってよい。前述の場合において、ネットワークデバイスに対応するネットワーク要素またはエンティティは、5Gネットワーク内のGW-Uネットワーク要素であってよい。
【0131】
代替として、図16に示されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム160は、現在の5Gネットワークに適用されることが想定される。図8に示されるように、パケット送受信機デバイス1601は5Gネットワーク内の端末であってよく、ループバックデバイス1602は5Gネットワーク内のアクセスデバイスまたはGW-Uネットワーク要素であってよい。代替として、パケット送受信機デバイス1601は5Gネットワーク内のアクセスデバイスであってよく、ループバックデバイス1602は5Gネットワーク内の端末またはGW-Uネットワーク要素であってよい。代替として、パケット送受信機デバイス1601は5Gネットワーク内のGW-Uネットワーク要素であってよく、ループバックデバイス1602は5Gネットワーク内のアクセスデバイスまたは端末であってよい。
【0132】
加えて、図8に示されるように、4.5Gネットワークは、MME、ゲートウェイ制御プレーン機能(gateway control plane function、GW-C)ネットワーク要素、PCRFネットワーク要素などをさらに含み得る。詳細については、既存の4.5Gネットワークアーキテクチャを参照されたい。詳細は本出願のこの実施形態では述べられない。
【0133】
アクセスデバイスはS1-Uインターフェースを通してGW-Uネットワーク要素と通信し、アクセスデバイスはS1-MMEインターフェースを通してMMEと通信し、MMEはS11インターフェースを通してGW-Cネットワーク要素と通信し、GW-Cネットワーク要素はSxインターフェースを通してGW-Uネットワーク要素と通信し、およびPCRFネットワーク要素はGxインターフェースを通してGW-Cネットワーク要素と通信する。
【0134】
任意選択で、本出願の実施形態における端末(terminal)は、ワイヤレス通信機能を有する様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウエアラブルデバイス、およびコンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスを含み得る。端末は、加入者ユニット(subscriber unit)、携帯電話(cellular phone)、スマートフォン(smart phone)、ワイヤレスデータカード、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、ワイヤレスモデム(modem)、ハンドヘルド(handheld)デバイス、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレスフォン(cordless phone)またはワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)端末、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、端末デバイス(terminal device)などをさらに含み得る。説明を容易にするように、上記で述べられたデバイスは本出願では端末と総称される。
【0135】
任意選択で、本出願の実施形態におけるアクセスデバイスは、コアネットワークにアクセスするデバイス、例えば、基地局、ブロードバンドネットワークゲートウェイ(broadband network gateway、BNG)、アグリゲーションスイッチ、または非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)アクセスデバイスである。基地局は、様々な形態での基地局、例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、中継局、およびアクセスポイントを含み得る。
【0136】
任意選択で、本出願の実施形態における図5のパケット送信デバイスもしくはパケット受信デバイス、または図16のループバックデバイスは、1つのデバイスによって実施されてよく、または複数のデバイスによって実施されてよく、または1つのデバイスの機能モジュールであってよい。これは本出願の実施形態において特に限定されない。前述の機能は、ハードウェアデバイス内のネットワーク要素であってよく、または専用ハードウェア上で稼働するソフトウェア機能であってよく、またはプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想機能であってよいことが理解され得る。
【0137】
例えば、本出願の実施形態における図5のパケット送信デバイスもしくはパケット受信デバイス、または図16のループバックデバイスは、図9の通信デバイスによって実施され得る。図9は、本出願の実施形態による通信デバイスのハードウェア構造の概略図である。通信デバイス900は、少なくとも1つのプロセッサ901、通信ライン902、メモリ903、および少なくとも1つの通信インターフェース904を含む。
【0138】
プロセッサ901は、汎用中央処理装置(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、または本出願のソリューションのプログラム実行を制御するための1つまたは複数の集積回路であってよい。
【0139】
通信ライン902は、前述の構成要素の間で情報を転送するための経路を含み得る。
【0140】
通信インターフェース904は、他のデバイス、またはイーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、またはワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN)などの通信ネットワークと通信するために、送受信機などの任意の装置を使用する。
【0141】
メモリ903は、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)または静的情報および命令を記憶することができる他のタイプの静的ストレージデバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)または情報および命令を記憶することができる他のタイプの動的ストレージデバイスであってよく、または電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)、または他のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスクなどを含む)、およびディスクストレージ媒体または他のディスクストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造体の形態で予想されるプログラムコードを運ぶもしくは記憶するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体であってよい。しかしながら、メモリ903はそれらに限定されない。メモリは独立して存在してよく、通信ライン902を通してプロセッサに接続される。代替として、メモリはプロセッサに統合され得る。
【0142】
メモリ903は、本出願におけるソリューションを実行するためのコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、プロセッサ901は、コンピュータ実行可能命令の実行を制御する。プロセッサ901は、本出願の以下の実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するための方法を実施するように、メモリ903に記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。
【0143】
任意選択で、本出願のこの実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードと呼ばれてもよい。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0144】
特定の実装時に、実施形態において、プロセッサ901は1つまたは複数のCPU、例えば、図9のCPU0およびCPU1を含み得る。
【0145】
特定の実装時に、実施形態において、通信デバイス900は、複数のプロセッサ、例えば、図9のプロセッサ901およびプロセッサ908を含み得る。プロセッサはそれぞれ、単一コア(単一CPU)プロセッサまたはマルチコア(マルチCPU)プロセッサであってよい。本明細書でプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つまたは複数のデバイス、回路、および/または処理コアを指し得る。
【0146】
特定の実装時に、実施形態において、通信デバイス900は、出力デバイス905と入力デバイス906とをさらに含み得る。出力デバイス905はプロセッサ901と通信し、複数のやり方で情報を表示し得る。例えば、出力デバイス905は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、発光ダイオード(light emitting diode, LED)ディスプレイデバイス、陰極線管(cathode ray tube、CRT)ディスプレイデバイス、プロジェクタ(projector)などであってよい。入力デバイス906は、プロセッサ901と通信し、複数のやり方でユーザの入力を受信し得る。例えば、入力デバイス906は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、または検知デバイスであってよい。
【0147】
通信デバイス900は、汎用デバイスまたは専用デバイスであってよい。特定の実装時に、通信デバイス900は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、パームトップコンピュータ(personal digital assistant、PDA)、移動電話、タブレットコンピュータ、ワイヤレス端末デバイス、埋め込み型デバイス、または図9の構造と同様な構造を有するデバイスであってよい。通信デバイス900のタイプは、本出願のこの実施形態において限定されない。
【0148】
以下は、図1から図9、および図16を参照して、本出願の実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するための方法を具体的に説明する。
【0149】
本出願の以下の実施形態において、ネットワーク要素の間のメッセージにおけるメッセージの名称またはパラメータの名称は、単に例であり、メッセージまたはパラメータは、特定の実装時に他の名称を有し得ることが留意されるべきである。これは本出願の実施形態において特に限定されない。
【0150】
例えば、図5に示されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、図6に示される5Gネットワークに適用される。図10は、本出願の実施形態によるサービスのサービス品質を検出するための方法を示す。サービスのサービス品質を検出するための方法は、アクセスデバイスが検出パケットを処理しないシナリオに適用可能であり、以下のステップを含む。
【0151】
S1001.パケット送信デバイスは第1のパケットを生成し、第1のパケットはサービスのセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプとを含む。
【0152】
サービスのセッション情報の関連説明については、前述の簡潔な導入部を参照されたい。第1のパケットのパケットタイプの関連説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細は本明細書では再び述べられない。
【0153】
任意選択で、本出願のこの実施形態において、パケット送信デバイスによって第1のパケットを生成することは、具体的には、パケット送信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプを獲得することと、次いでパケット送信デバイスによって、第1のパケットを獲得するために、第1のネットワークプロトコルスタックを使用することによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプをカプセル化することとを含み得る。
【0154】
ケース1:パケット送信デバイスは端末であり、パケット受信デバイスはUPFネットワーク要素であるとき:
【0155】
可能な実装において、第1のネットワークプロトコルスタックは、端末とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図2に示される3GPPネットワークプロトコルスタックであってよい。この場合は、それに対応して、サービスのセッション情報は、第1のネットワークプロトコルスタック内のSDAPまたはPDCPのうちの少なくとも一方を使用することによってカプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のSDAPを使用することによってカプセル化される。加えて、本出願のこの実施形態は、アクセスデバイスが検出パケットを処理しないシナリオに適用可能である。したがって、アクセスデバイスはLQAP層を認識しない。
【0156】
例えば、第1のパケットのフォーマットは、図11(a)に示され得、SDAP層、LQAP層、およびSDAP層以外の3GPPネットワークプロトコル層を含む。SDAP層は、第1のパケットのパケットタイプを含み、第1のパケットのパケットタイプが検出パケットであることを示すために、ペイロードタイプ(payload type、PT)=1が使用される。もちろん、PT=1は単に例であり、第1のパケットのパケットタイプが検出パケットであることを示すために他の値が使用されてもよい。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。加えて、サービスのセッション情報は、SDAP層に含まれてよく、または3GPPネットワークプロトコル層におけるPDCP層に含まれてよく、または3GPPネットワークプロトコル層におけるSDAP層およびPDCP層に含まれてよい。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0157】
もちろん、図5に示されるサービスのサービス品質を検出するためのシステム50が、図7に示される4Gネットワーク、または図8に示される4.5Gネットワークに適用される場合、4Gネットワークまたは4.5GネットワークはSDAPをサポートしないので、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のPDCPを使用することによってカプセル化され得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0158】
他の可能な実装において、本出願のこの実施形態は、アクセスデバイスが検出パケットを処理しないシナリオに適用可能であるので、第1のネットワークプロトコルスタックは、端末とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図4に示される3GPPネットワークプロトコルスタックであってよい。この場合は、それに対応して、サービスのセッション情報は、第1のネットワークプロトコルスタック内のSDAPまたはPDCPのうちの少なくとも一方を使用することによってカプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによってカプセル化される。代替として、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによってカプセル化される。
【0159】
例えば、第1のパケットのフォーマットは、図11(b)に示され得、TFCP層、LQAP層(任意選択)、TFCP層以外の3GPPネットワークプロトコル層を含む。TFCP層は第1のパケットのパケットタイプを含み、第1のパケットのパケットタイプが検出パケットであることを示すために、タイプ=監視(monitoring)が使用される。もちろん、タイプ=監視(monitoring)は、第1のパケットのパケットタイプがTFCP層において明示的に示される単なる例であり、第1のパケットのパケットタイプが明示的に示される他の形態が、第1のパケットのパケットタイプが検出パケットであることを示すために使用され得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。もちろん、代替として第1のパケットのパケットタイプは、TFCP層において暗黙的に示され得、具体的には、第1のパケットのパケットタイプは、TFCP層におけるフィールドを他の情報に関連付けることによって決定される。例えば、サービスパケットおよび検出パケットが、図4に示される3GPPネットワークプロトコルスタックを使用することによってカプセル化されるとき、図11(b)に示されるように、サービスパケットと検出パケットとを区別するために、TFCP層において異なるIDが使用され得る。例えば、サービスパケットのTFCP IDは1であり、検出パケットのTFCP IDは2であり、端末およびUPFネットワーク要素は、TFCP IDに対応するコンテキスト情報を記憶し、ここで1のTFCP IDに対応するコンテキスト情報は、パケットがサービスパケットであることを示し、2のTFCP IDに対応するコンテキスト情報は、パケットが検出パケットであることを示す。第1のパケットのパケットタイプのインジケーション形態は、本出願のこの実施形態において特に限定されない。加えて、サービスのセッション情報はTFCP層に含まれてよく、または3GPPネットワークプロトコル層におけるPDCP層に含まれてよく、または3GPPネットワークプロトコル層におけるSDAP層に含まれてよく、または3GPPネットワークプロトコル層におけるSDAP層およびPDCP層に含まれてよい。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0160】
第1のパケットのフォーマットがTFCP層を含むとき、TFCP層は第1のパケットのパケットタイプを含むので、3GPPネットワークプロトコル層におけるSDAP層のPTは識別される必要がないことが留意されるべきである。本明細書では、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。
【0161】
ケース2:パケット送信デバイスがUPFネットワーク要素であり、パケット受信デバイスが端末であるとき:
【0162】
可能な実装において、第1のネットワークプロトコルスタックは、UPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図2に示される3GPPネットワークプロトコルスタックであってよい。この場合は、それに対応して、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のGTP-Uを使用することによってカプセル化される。加えて、本出願のこの実施形態は、アクセスデバイスが検出パケットを処理しないシナリオに適用可能である。したがって、アクセスデバイスはLQAPを認識しない。
【0163】
例えば、第1のパケットのフォーマットは図11(c)に示され得、GTP-U層、LQAP層、およびGTP-U層以外の3GPPネットワークプロトコル層を含む。GTP-U層は、第1のパケットのパケットタイプおよびサービスのセッション情報を含む。第1のパケットのパケットタイプが検出パケットであることを示すために、PT=1が使用される。もちろん、PT=1は単に例であり、代替として第1のパケットのパケットタイプが検出パケットであることを示すために他の値が使用され得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0164】
他の可能な実装において、本出願のこの実施形態は、アクセスデバイスが検出パケットを処理しないシナリオに適用可能であるので、第1のネットワークプロトコルスタックは、UPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図4に示される3GPPネットワークプロトコルスタックであってよい。この場合は、それに対応して、サービスのセッション情報は、第1のネットワークプロトコルスタック内のGTP-Uを使用することによってカプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによってカプセル化される。代替として、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによってカプセル化される。
【0165】
例えば、第1のパケットのフォーマットは図11(d)に示され得、TFCP層、LQAP層(任意選択)、およびTFCP層以外の3GPPネットワークプロトコル層を含む。TFCP層は第1のパケットのパケットタイプを含み、第1のパケットのパケットタイプが検出パケットであることを示すために、タイプ=監視(monitoring)が使用される。もちろん、タイプ=監視(monitoring)は単に例であり、第1のパケットのパケットタイプが検出パケットであることを示すために他の形態が使用され得る。例えば、ケース1における図11(b)に示されるように、第1のパケットのパケットタイプは、TFCP層におけるフィールドを他の情報に関連付けることによって決定される。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。加えて、サービスのセッション情報は、TFCP層、または3GPPネットワークプロトコル層におけるGTP-U層に含まれ得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0166】
任意選択で、本出願のこの実施形態において、第1のパケットは第1のパケットの送信周期性をさらに含み得る。例えば、第1のパケットの送信周期性は2msであってよい。
【0167】
任意選択で、本出願のこの実施形態において、第1のパケットは第1の検出識別子をさらに含んでよく、第1の検出識別子はサービスのサービス品質を検出するように示すために使用される。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0168】
もちろん、第1のパケットは、他のパラメータ、例えば、送信瞬間またはシーケンス番号をさらに含み得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0169】
任意選択で、第1の検出識別子、第1のパケットの送信周期性、送信瞬間、シーケンス番号、または他の情報は、検出情報と総称され得る。検出情報は、図2または図4のLQAPを使用することによってカプセル化されてよく、または図4のTFCPを使用することによってカプセル化され得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。検出情報が図2または図4のLQAPを使用することによってカプセル化されるとき、本出願のこの実施形態における第1の検出識別子は、例えば、LQAP IDによって表され得る。検出情報が図4のTFCPを使用することによってカプセル化されるとき、本出願のこの実施形態における第1の検出識別子は、例えば、TFCP IDを使用することによって表され得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0170】
任意選択で、本出願のこの実施形態において、パケット送信デバイスは、第1のパケッ
トを生成するようにPCFネットワーク要素によってトリガされてよく、またはパケット送信デバイスは、第1のパケットを生成するようにSMFネットワーク要素によってトリガされてよく、またはパケット送信デバイスは、第1のパケットの生成を起動してよいなどである。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。パケット送信デバイスが、第1のパケットを生成するようにPCFネットワーク要素によってトリガされるとき、検出情報は、PCFネットワーク要素、SMFネットワーク要素、または他のパケット送信デバイスのうちの少なくとも1つによって決定され得る。パケット送信デバイスが、第1のパケットを生成するようにSMFネットワーク要素によってトリガされるとき、検出情報は、SMFネットワーク要素またはパケット送信デバイスのうちの少なくとも一方によって決定され得る。パケット送信デバイスが第1のパケットの生成を起動するとき、検出情報はパケット送信デバイスによって決定され得る。これは本出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0171】
S1002.パケット送信デバイスはアクセスデバイスに第1のパケットを送信し、アクセスデバイスはパケット送信デバイスから第1のパケットを受信する。
【0172】
S1003.アクセスデバイスはパケット受信デバイスに第1のパケットを送信し、パケット受信デバイスはアクセスデバイスから第1のパケットを受信する。
【0173】
本出願のこの実施形態において、同じ検出識別子を有するパケットは1つの検出パケットと見なされることが留意されるべきである。しかしながら、本出願のこの実施形態において、パケット送信デバイスとアクセスデバイスとの間で送信される第1のパケット、およびアクセスデバイスとパケット受信デバイスとの間で送信される第1のパケットは、異なるネットワークプロトコルスタックを使用することによってカプセル化される。言い換えれば、本出願のこの実施形態において、第1のパケットを受信した後、アクセスデバイスは、第1のパケットを構文解析して、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプを獲得し、第2のネットワークプロトコルスタックを使用することによってサービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプを再カプセル化して、再カプセル化された第1のパケットを獲得し、第1のパケットをパケット受信デバイスに送信する。
【0174】
ケース1:パケット送信デバイスは端末であり、パケット受信デバイスはUPFネットワーク要素であるとき:
【0175】
ステップS1001における第1のネットワークプロトコルスタックが、端末とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図2に示される3GPPネットワークプロトコルスタックである場合、それに対応して、本出願のこの実施形態における第2のネットワークプロトコルスタックは、UPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図2に示される3GPPネットワークプロトコルスタックであってよい。この場合は、具体的には、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第2のネットワークプロトコルスタック内のGTP-Uを使用することによってカプセル化される。
【0176】
例えば、第1のパケットのフォーマットは図11(c)に示され得る。関連説明については、図11(c)での説明を参照されたい。詳細は本明細書では再び述べられない。
【0177】
第1のパケットが、図2に示される3GPPネットワークプロトコルスタックを使用することによってカプセル化される場合、パケットタイプ識別はアクセスデバイス側で行われる必要があることが留意されるべきである。理由は、端末とアクセスデバイスとの間で送信される第1のパケットのパケットタイプ、およびアクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間で送信される第1のパケットのパケットタイプは、それぞれSDAP層およびGTP-U層内にあり、異なるプロトコルによって定義される、パケットが検出パケットであることを示すために使用されるPT値は、異なり得るからである。本明細書では、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。
【0178】
ステップS1001における第1のネットワークプロトコルスタックが、端末とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図4に示される3GPPネットワークプロトコルスタックである場合、それに対応して、本出願のこの実施形態における第2のネットワークプロトコルスタックは、UPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図4に示される3GPPネットワークプロトコルスタックであってよい。この場合は、具体的には、サービスのセッション情報は、第2のネットワークプロトコルスタック内のGTP-Uを使用することによってカプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第2のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによってカプセル化される。代替として、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第2のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによってカプセル化される。
【0179】
例えば、第1のパケットのフォーマットは図11(d)に示され得る。関連説明については、図11(d)での説明を参照されたい。詳細は本明細書では再び述べられない。
【0180】
第1のパケットが、図4に示される3GPPネットワークプロトコルスタックを使用することによってカプセル化される場合、パケットタイプ識別はアクセスデバイス側で行われる必要はないことが留意されるべきである。理由は、端末とアクセスデバイスとの間で送信される第1のパケットのパケットタイプ、およびアクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間で送信される第1のパケットのパケットタイプは、TFCP層において記憶され、パケットが検出パケットであることを示すために使用される、同じプロトコルにおいて定義される形態は、同じであるからである。本明細書では、一般的な説明が、提供され、詳細が、以下で再び説明されることはない。
【0181】
ケース2:パケット送信デバイスがUPFネットワーク要素であり、パケット受信デバイスは端末であるとき:
【0182】
ステップS1001における第1のネットワークプロトコルスタックが、UPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図2に示される3GPPネットワークプロトコルスタックである場合、それに対応して、本出願のこの実施形態における第2のネットワークプロトコルスタックは、端末とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図2に示される3GPPネットワークプロトコルスタックであってよい。この場合は、具体的には、サービスのセッション情報は、第2のネットワークプロトコルスタック内のSDAPまたはPDCPのうちの少なくとも一方を使用することによってカプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第2のネットワークプロトコルスタック内のSDAPを使用することによってカプセル化される。
【0183】
例えば、第1のパケットのフォーマットは図11(a)に示され得る。関連説明については、図11(a)での説明を参照されたい。詳細は本明細書では再び述べられない。
【0184】
ステップS1001における第1のネットワークプロトコルスタックが、UPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図4に示される3GPPネットワークプロトコルスタックである場合、それに対応して、本出願のこの実施形態における第2のネットワークプロトコルスタックは、端末とアクセスデバイスとの間にあり、検出パケットに対応する、図4に示される3GPPネットワークプロトコルスタックであってよい。この場合は、具体的には、サービスのセッション情報は、第2のネットワークプロトコルスタック内のSDAPまたはPDCPのうちの少なくとも一方を使用することによってカプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第2のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによってカプセル化される。代替として、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第2のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによってカプセル化される。
【0185】
例えば、第1のパケットのフォーマットは図11(b)に示され得る。関連説明については、図11(b)での説明を参照されたい。詳細は本明細書では再び述べられない。
【0186】
加えて、本出願のこの実施形態において、パケット送信デバイスとアクセスデバイスとの間で送信される第1のパケット、およびアクセスデバイスとパケット受信デバイスとの間で送信される第1のパケットは、サービスの、異なるセッション情報を含み得ることが留意されるべきである。具体的には、本出願のこの実施形態において、パケット送信デバイスから第1のパケットを受信した後、およびパケット受信デバイスに第1のパケットを送信する前に、アクセスデバイスは、サービスのセッション情報をマッピングする、または変換する必要がある。サービスのセッション情報の関連した具体的な説明については、前述の簡潔な導入部を参照されたい。詳細は本明細書では再び述べられない。
【0187】
S1004.パケット受信デバイスは、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいてサービスのサービス品質を決定する。
【0188】
可能な実装において、上述のように、第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み得る。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいてサービスのサービス品質を決定することは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて第1のパケットは検出パケットであることを決定することと、パケット受信デバイスによって、第1の検出識別子に基づいて第1のパケットのコンテキストを決定することであって、第1のパケットのコンテキストは予想される受信周期性を含む、決定することと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいてサービスのサービス品質を決定することとを含む。
【0189】
他の可能な実装において、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいてサービスのサービス品質を決定することは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて第1のパケットは検出パケットであることを決定することと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報に基づいてサービスのコンテキストを決定することであって、サービスのコンテキストは予想される受信周期性を含む、決定することと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいてサービスのサービス品質を決定することとを含む。
【0190】
他の可能な実装において、上述のように、第1のパケットは、送信周期性をさらに含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいてサービスのサービス品質を決定することは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて第1のパケットは検出パケットであることを決定することと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、送信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいてサービスのサービス品質を決定することとを含む。
【0191】
言い換えれば、本出願のこの実施形態において、パケット受信デバイスは、サービスのセッション情報に基づいて特定のサービスフローを見つけ得る。例えば、UPFネットワーク要素は、GTP-U層におけるQFIおよびTEIDに基づいて、QoSフローを見つけ得る。パケット受信デバイスは、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットは検出パケットであることを学習し得る。例えば、端末は、図11(a)のSDAP層におけるPT=1に基づいて、第1のパケットは検出パケットであることを学習し得る。代替として、端末は、図11(b)のTFCP層におけるタイプ=監視に基づいて、第1のパケットは検出パケットであることを学習し得る。代替として、端末は、図11(b)のTFCP層におけるTFCP IDと、TFCP IDに対応するコンテキスト情報とに基づいて、第1のパケットは検出パケットであることを学習し得る。代替として、UPFネットワーク要素は、図11(c)のGTP-U層におけるPT=2に基づいて、第1のパケットは検出パケットであることを学習し得る。代替として、端末は、図11(d)のTFCP層におけるタイプ=監視に基づいて、第1のパケットは検出パケットであることを学習し得る。代替として、端末は、図11(d)のTFCP層におけるTFCP IDと、TFCP IDに対応するコンテキスト情報とに基づいて、第1のパケットは検出パケットであることを学習し得る。
【0192】
パケット受信デバイスが特定のサービスフローを見つけ、第1のパケットは検出パケットであることを学習した後、パケット受信デバイスは、第1のパケットの、獲得された予想される受信周期性または送信周期性、および到着情報に基づいて、サービスのサービス品質をさらに決定し得る。例えば、サービスのセッション情報によれば、見つけられたサービスフローのエンドツーエンドパケット送信遅延は6msであることが必要であり、予想される受信規則は1つの検出パケットが2msごとに受信されることである。この場合は、第1のパケットの到着情報が、3つの連続した周期性の間に第1のパケットが受信されないことを示す場合、パケット受信デバイスはリンクが不完全であると見なし得る。言い換えれば、第1のパケットの到着間隔は、サービスのサービス品質要件を満たさない。代替として、例えば、サービスのセッション情報によれば、見つけられたサービスフローのエンドツーエンドパケット送信遅延は6msであることが必要であり、1つの検出パケットを送信するための送信周期性は2msである。送信周期性は受信周期性に等しいので、パケット受信デバイスは2msごとに1つの検出パケットを受信することを意味する。この場合は、第1のパケットの到着情報が、3つの連続した周期性の間に第1のパケットが受信されないことを示す場合、パケット受信デバイスはリンクが不完全であると見なし得る。言い換えれば、第1のパケットの到着間隔は、サービスのサービス品質要件を満たさない。
【0193】
従来技術では、サービスのサービス品質はACK遅延機構を通してのみ検出されることができる。しかしながら、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するための方法によれば、サービスのサービス品質はリアルタイムに検出されることができる。関連した技術的効果の分析については、サービスのサービス品質を検出するためのシステムの説明を参照されたい。詳細は本明細書では再び述べられない。
【0194】
ステップS1001からS1004におけるパケット送信デバイスまたはパケット受信デバイスの動作は、メモリ903に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって、図9に示される通信デバイス900内のプロセッサ901によって行われ得る。これは本出願のこの実施形態において限定されない。
【0195】
任意選択で、例えば、図5に示されたサービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、図6に示された5Gネットワークに適用される。図12は、本出願の一実施形態による、サービスのサービス品質を検出するための別の方法を示す。サービスのサービス品質を検出するための方法は、アクセスデバイスが検出パケットを処理するシナリオに適用可能であり、以下のステップを含む。
【0196】
S1201.SMFネットワーク要素は、アクセスデバイスにサービスのセグメント情報を送り、アクセスデバイスは、SMFネットワーク要素からサービスのセグメント情報を受信する。
【0197】
本出願のこの実施形態におけるセグメントは、第1のセグメントおよび/または第2のセグメントを含み得る。
【0198】
第1のセグメントは、アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間の経路を指し、サービスの第1のセグメント情報に対応する。サービスの第1のセグメント情報は、例えば、第1のセグメント識別子を含み得る。代替として、サービスの第1のセグメント情報は、例えば、UPFネットワーク要素のアドレスと、アクセスデバイスのアドレスと、パケット送信方向とを含み得る。代替として、サービスの第1のセグメント情報は、アクセスデバイスのアドレスなどを含む。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0199】
第2のセグメントは、アクセスデバイスと端末との間の経路を指し、サービスの第2のセグメント情報に対応する。サービスの第2のセグメント情報は、例えば、第2のセグメント識別子を含み得る。代替として、サービスの第2のセグメント情報は、例えば、端末のアドレスと、アクセスデバイスのアドレスと、パケット送信方向とを含み得る。代替として、サービスの第2のセグメント情報は、アクセスデバイスのアドレスなどを含む。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0200】
本出願のこの実施形態では、ステップS1201と以下のステップS1202からS1204との間に必要な実行シーケンスがないことに留意されたい。ステップS1201は、ステップS1202からS1204内の1つもしくは複数のステップの前後に実行され得るか、またはステップS1201およびステップS1202からステップS1204内の1つもしくは複数のステップは同時に実行され得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0201】
S1202.ステップS1001と同様に、S1202とステップS1001との間の唯一の差は以下にある。第1に、本出願のこの実施形態は、アクセスデバイスが検出パケットを処理するシナリオに適用可能であるので、本出願のこの実施形態では、図2に示された3GPPネットワークプロトコルスタックが第1のパケットのために使用される場合、アクセスデバイスはLQAPを知覚する。第2に、本出願のこの実施形態は、アクセスデバイスが検出パケットを処理するシナリオに適用可能であるので、本出願のこの実施形態では、図4に示された3GPPネットワークプロトコルスタックではなく図3に示された3GPPネットワークプロトコルスタックが第1のパケットのために使用される。図3に示された3GPPネットワークプロトコルスタックは、端末側上とUPFネットワーク要素側上との両方で図4に示された3GPPネットワークプロトコルスタックと同じである。したがって、第1のパケットが図3に示された3GPPネットワークプロトコルスタックを使用することによってカプセル化される場合、関連説明については、図4に示された3GPPネットワークプロトコルスタックを使用することによって第1のパケットをカプセル化するステップS1001の説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。さらに、他の関連説明については、ステップS1001を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0202】
S1203.パケット送信デバイスは、アクセスデバイスに第1のパケットを送り、アクセスデバイスは、パケット送信デバイスから第1のパケットを受信する。
【0203】
S1204.アクセスデバイスは、サービスのセグメントサービス品質を決定する。
【0204】
ケース1:パケット送信デバイスが端末であるとき、パケット受信デバイスはUPFネットワーク要素である:
【0205】
アクセスデバイスによって、サービスのセグメントサービス品質を決定することは、具体的には、アクセスデバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいてサービスの第2のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することを含み得る。
【0206】
アクセスデバイスがサービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいてサービスの第2のセグメントサービス品質を決定する特定の実装については、ステップS1004を参照されたい。ステップS1004との唯一の差は、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するためにアクセスデバイスによって使用される予想される受信周期性または送信周期性が、ステップS1004においてサービスのサービス品質を決定するためにUPFネットワーク要素によって使用される予想される受信周期性または送信周期性とは異なる値を有することにある。関連説明については、ステップS1004を参照し、詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0207】
ケース2:パケット送信デバイスがUPFネットワーク要素であるとき、パケット受信デバイスは端末である:
【0208】
アクセスデバイスによって、サービスのセグメントサービス品質を決定することは、具体的には、アクセスデバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいてサービスの第1のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することを含み得る。
【0209】
アクセスデバイスがサービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいてサービスの第1のセグメントサービス品質を決定する特定の実装については、ステップS1004を参照されたい。ステップS1004との唯一の差は、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するためにアクセスデバイスによって使用される予想される受信周期性または送信周期性が、ステップS1004においてサービスのサービス品質を決定するために端末によって使用される予想される受信周期性または送信周期性とは異なる値を有することにある。関連説明については、ステップS1004を参照し、詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0210】
S1205.アクセスデバイスは、第1のパケットにサービスのセグメント情報とサービスのセグメントサービス品質とを挿入する。
【0211】
ケース1:パケット送信デバイスが端末であるとき、パケット受信デバイスはUPFネットワーク要素である:
【0212】
アクセスデバイスによって、第1のパケットにサービスのセグメント情報とサービスのセグメントサービス品質とを挿入することは、具体的には、アクセスデバイスによって、第1のパケットにサービスの第2のセグメント情報とサービスの第2のセグメントサービス品質とを挿入することを含み得る。サービスの第2のセグメント情報の関連説明については、ステップS1201を参照されたい。サービスの第2のセグメントサービス品質の関連説明については、ステップS1204を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0213】
ケース2:パケット送信デバイスがUPFネットワーク要素であるとき、パケット受信デバイスは端末である:
【0214】
アクセスデバイスによって、第1のパケットにサービスのセグメント情報とサービスのセグメントサービス品質とを挿入することは、具体的には、アクセスデバイスによって、第1のパケットにサービスの第1のセグメント情報とサービスの第1のセグメントサービス品質とを挿入することを含み得る。サービスの第1のセグメント情報の関連説明については、ステップS1201を参照されたい。サービスの第1のセグメントサービス品質の関連説明については、ステップS1204を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0215】
S1206.ステップS1003と同様に、ステップS1003との唯一の差は以下にある。第1に、本出願のこの実施形態は、アクセスデバイスが検出パケットを処理するシナリオに適用可能であるので、本出願のこの実施形態では、図2に示された3GPPネットワークプロトコルスタックが第1のパケットのために使用される場合、アクセスデバイスはLQAPを知覚する。第2に、本出願のこの実施形態は、アクセスデバイスが検出パケットを処理するシナリオに適用可能であるので、本出願のこの実施形態では、図4に示された3GPPネットワークプロトコルスタックではなく図3に示された3GPPネットワークプロトコルスタックが第1のパケットのために使用される。端末側上とUPFネットワーク要素側上との両方での図3に示された3GPPネットワークプロトコルスタックは同じである。したがって、第1のパケットが図3に示された3GPPネットワークプロトコルスタックを使用することによってカプセル化される場合、関連説明については、図4に示された3GPPネットワークプロトコルスタックを使用することによって第1のパケットをカプセル化するステップS1001の説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。第3に、本出願のこの実施形態では、サービスのセグメント情報とサービスのセグメントサービス品質とが挿入されるので、第1のパケットのフォーマットは図11内のフォーマットとは異なる。例えば、パケット送信デバイスが端末であり、パケット受信デバイスがUPFネットワーク要素であるとき、アクセスデバイスと端末との間で送信される第1のパケットのフォーマットは、図13(a)に示され得、アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間で送信される第1のパケットのフォーマットは、図13(c)に示され得る。代替として、アクセスデバイスと端末との間で送信される第1のパケットのフォーマットは、図13(b)に示され得、アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間で送信される第1のパケットのフォーマットは、図13(d)に示され得る。図13(a)は、図11(a)と同じであり、図13(b)は、図11(b)と同じである。図11(c)に示されたフォーマットと比較して、図13(c)に示されたフォーマットは、LQAP層に対するサービスの第2のセグメント情報とサービスの第2のセグメントサービス品質とをさらに含む。図11(d)に示されたフォーマットと比較して、図13(d)に示されたフォーマットは、LQAP層に対するサービスの第2のセグメント情報とサービスの第2のセグメントサービス品質とをさらに含む。もちろん、図13(d)がLQAP層を含まない場合、サービスの第2のセグメント情報とサービスの第2のセグメントサービス品質とは、代替として、TFCP層に挿入され得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。代替として、例えば、パケット送信デバイスがUPFネットワーク要素であり、パケット受信デバイスが端末であるとき、アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間で送信される第1のパケットのフォーマットは、図14(a)に示され得、アクセスデバイスと端末との間で送信される第1のパケットのフォーマットは、図14(c)に示され得る。代替として、アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間で送信される第1のパケットのフォーマットは、図14(b)に示され得、アクセスデバイスと端末との間で送信される第1のパケットのフォーマットは、図14(d)に示され得る。図14(a)は、図11(c)と同じであり、図14(b)は、図11(d)と同じである。図11(a)に示されたフォーマットと比較して、図14(c)に示されたフォーマットは、LQAP層に対するサービスの第1のセグメント情報とサービスの第1のセグメントサービス品質とをさらに含む。図11(b)に示されたフォーマットと比較して、図14(d)に示されたフォーマットは、LQAP層に対するサービスの第1のセグメント情報とサービスの第1のセグメントサービス品質とをさらに含む。もちろん、図14(d)がLQAP層を含まない場合、サービスの第1のセグメント情報とサービスの第1のセグメントサービス品質とは、代替として、TFCP層に挿入され得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0216】
S1207.ステップS1004と同じ。関連説明については、図10に示された実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0217】
S1208.パケット受信デバイスは、サービスのサービス品質、挿入されたセグメント情報、およびサービスのセグメントサービス品質に基づいてサービスのセグメントサービス品質の別の部分を決定する。
【0218】
ケース1:パケット送信デバイスが端末であるとき、パケット受信デバイスはUPFネットワーク要素である:
【0219】
パケット受信デバイスによって、サービスのサービス品質と、挿入されたセグメント情報と、サービスのセグメントサービス品質とに基づいてサービスのセグメントサービス品質の別の部分を決定することは、具体的には、パケット受信デバイスによって、サービスのサービス品質、挿入された第2のセグメント情報、およびサービスの第2のセグメントサービス品質に基づいてサービスの第1のセグメントサービス品質を決定することを含み得る。
【0220】
例えば、サービス品質は、遅延によって表される。端末とUPFネットワーク要素との間の遅延が5msであり、端末とアクセスデバイスとの間の遅延が3msであると仮定すると、アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間の遅延が2msであると決定され得る。
【0221】
ケース2:パケット送信デバイスがUPFネットワーク要素であるとき、パケット受信デバイスは端末である:
【0222】
パケット受信デバイスによって、サービスのサービス品質と、挿入されたセグメント情報と、サービスのセグメントサービス品質とに基づいてサービスのセグメントサービス品質の別の部分を決定することは、具体的には、パケット受信デバイスによって、サービスのサービス品質、挿入された第1のセグメント情報、およびサービスの第1のセグメントサービス品質とに基づいてサービスの第2のセグメントサービス品質を決定することを含み得る。
【0223】
例えば、サービス品質は、遅延によって表される。端末とUPFネットワーク要素との間の遅延が5msであり、UPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間の遅延が3msであると仮定すると、アクセスデバイスと端末との間の遅延が2msであると決定され得る。
【0224】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、別の可能な実装では、パケット送信デバイスと、アクセスデバイスと、パケット受信デバイスとのクロックが互いに同期される場合、パケット受信デバイスは、予想される受信周期性を獲得しないことがあるが、パケット送信デバイスは、第1のパケットを生成するときに第1のパケットに第1のパケットを生成するタイムスタンプ1を挿入し得る。第1のパケットを受信した後に、アクセスデバイスは、上記のセグメント情報とセグメントサービス品質とを挿入し、さらに、パケット受信デバイスに第1のパケットを送信するタイムスタンプ2を挿入する必要がある。パケット受信デバイスは、パケット受信デバイスが第1のパケットとタイムスタンプ1またはタイムスタンプ2のうちの少なくとも一方とを受信する瞬間に基づいて送信遅延を計算し得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。例えば、タイムスタンプ2-タイムスタンプ1=パケット送信デバイスとアクセスデバイスとの間の送信遅延である。パケット受信デバイスが第1のパケットを受信する瞬間-タイムスタンプ1=パケット送信デバイスとパケット受信デバイスとの間の送信遅延である。パケット受信デバイスが第1のパケットを受信する瞬間-タイムスタンプ2=アクセスデバイスとパケット受信デバイスとの間の送信遅延である。
【0225】
従来技術では、サービスのサービス品質は、ACK遅延機構を通してのみ検出され得る。しかしながら、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するための方法によれば、サービスのサービス品質とサービスのセグメントサービス品質とはリアルタイムで検出され得る。関連する技術的効果の分析については、サービスのサービス品質を検出するためのシステムの説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0226】
ステップS1201からS1208におけるパケット送信デバイスまたはパケット受信デバイスの行為は、メモリ903内に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって図9に示された通信デバイス900内のプロセッサ901によって実行され得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
【0227】
任意選択で、図10に示されたサービスのサービス品質を検出するための方法と図12に示されたサービスのサービス品質を検出するための方法との両方について、1つの監視リンクが1つのサービスフローのために確立される一例を使用することによって説明する。もちろん、複数の監視リンクが1つのサービスフローのために確立され得る。例えば、図5に示されたサービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、図6に示された5Gネットワークに適用される。図15に示すように、端末とUPFネットワーク要素との間の監視リンク1と、端末とアクセスデバイスとの間の監視リンク2と、アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間の監視リンク3とを含む3つの監視リンクが1つのサービスフローのために確立され得る。監視リンク1は、上記の短い導入部分内の第1の検出識別子に対応する。監視リンク2は、上記の短い導入部分内の第2の検出識別子に対応する。監視リンク3は、上記の短い導入部分内の第3の検出識別子に対応する。このシナリオでは、以下の通りである。
【0228】
ケース1:端末がパケット受信デバイスとして使用される場合、UPFネットワーク要素がパケット送信デバイスとして使用されるとき、端末は、監視リンク1に対応するサービスのサービス品質を決定し得るか、またはアクセスデバイスがパケット送信デバイスとして使用されるとき、端末は、監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質を決定し得る。監視リンク1に対応するサービスのサービス品質を検出するための方法と監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質を検出するための方法とについては、図10に示された実施形態を参照されたい。図10に示された実施形態との唯一の差は以下にある。本出願のこの実施形態では、監視リンク1に対応するサービスのサービス品質が検出されるとき、第1のパケットは、第1の検出識別子を搬送する必要がある。監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質が検出されるとき、ステップS1001とステップS1002とは必要とされない。アクセスデバイスがパケット送信デバイスとして使用され、ステップS1003とS1004とが実行される。さらに、監視リンク1上において送信される第1のパケットと区別するために、監視リンク2上において送信される検出パケットは、第2のパケットとして示され得、第2のパケットは、第2の検出識別子と、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプとを含み、ここで、第2のパケットのパケットタイプは、第1のパケットのパケットタイプと同じである。
【0229】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、監視リンク1に対応するサービスのサービス品質と監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質とを決定した後に、端末は、監視リンク1に対応するサービスのサービス品質および監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質に基づいて、監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質を決定し得る。例えば、端末とUPFネットワーク要素との間の遅延が5msであり、端末とアクセスデバイスとの間の遅延が3msであると仮定すると、アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間の遅延が2msであると決定され得る。
【0230】
ケース2:UPFネットワーク要素がパケット受信デバイスとして使用される場合、端末がパケット送信デバイスとして使用されるとき、UPFネットワーク要素は、監視リンク1に対応するサービスのサービス品質を決定し得るか、またはアクセスデバイスがパケット送信デバイスとして使用されるとき、UPFネットワーク要素は、監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質を決定し得る。監視リンク1に対応するサービスのサービス品質を検出するための方法と監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質を検出するための方法とについては、図10に示された実施形態を参照されたい。図10に示された実施形態との唯一の差は以下にある。本出願のこの実施形態では、監視リンク1に対応するサービスのサービス品質が検出されるとき、第1のパケットは、第1の検出識別子を搬送する必要がある。監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質が検出されるとき、ステップS1001とステップS1002とは必要とされない。アクセスデバイスがパケット送信デバイスとして使用され、ステップS1003とS1004とが実行される。さらに、監視リンク1上において送信される第1のパケットと区別するために、監視リンク3上において送信される検出パケットは、第2のパケットとして示され得、第2のパケットは、第3の検出識別子と、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプとを含み、ここで、第2のパケットのパケットタイプは、第1のパケットのパケットタイプと同じである。
【0231】
本出願のこの実施形態では、監視リンク1に対応するサービスのサービス品質と監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質とを決定した後に、端末は、監視リンク1に対応するサービスのサービス品質および監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質に基づいて、監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質を決定し得る。例えば、端末とUPFネットワーク要素との間の遅延が5msであり、UPFネットワーク要素とアクセスデバイスとの間の遅延が3msであると仮定すると、アクセスデバイスと端末との間の遅延が2msであると決定され得る。
【0232】
ケース3:アクセスデバイスがパケット受信デバイスとして使用される場合、端末がパケット送信デバイスとして使用されるとき、アクセスデバイスは、監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質を決定し得るか、またはUPFネットワーク要素がパケット送信デバイスとして使用されるとき、端末は、監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質を決定し得る。監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質を検出するための方法と監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質を検出するための方法とについては、図10に示された実施形態を参照されたい。図10に示された実施形態との唯一の差は以下にある。本出願のこの実施形態では、監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質が検出されるとき、ステップS1001とステップS1002とは必要とされない。端末がパケット送信デバイスとして使用され、ステップS1003とS1004とが実行される。監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質が検出されるとき、ステップS1001とステップS1002とは必要とされない。UPFネットワーク要素がパケット送信デバイスとして使用され、ステップS1003とS1004とが実行される。さらに、監視リンク2上において送信される第1のパケットと区別するために、監視リンク3上において送信される検出パケットは、第2のパケットとして示され得、第2のパケットは、第3の検出識別子と、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプとを含み、ここで、第2のパケットのパケットタイプは、第1のパケットのパケットタイプと同じである。
【0233】
本出願のこの実施形態では、監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質と監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質とを決定した後に、端末は、監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質および監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質に基づいて、監視リンク1に対応するサービスのサービス品質を決定し得る。例えば、端末とアクセスデバイスとの間の遅延が3msであり、アクセスデバイスとUPFネットワーク要素との間の遅延が2msであると仮定すると、端末とUPFネットワーク要素との間の遅延が5msであると決定され得る。
【0234】
従来技術では、サービスのサービス品質は、ACK遅延機構を通してのみ検出され得る。しかしながら、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するための方法によれば、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質はリアルタイムで検出され得る。関連する技術的効果の分析については、サービスのサービス品質を検出するためのシステムの説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0235】
任意選択で、図5に示されたサービスのサービス品質を検出するためのシステム50は、図7に示された4Gネットワークまたは図8に示された4.5Gネットワークに適用されると仮定すると、サービスのサービス品質を検出するための対応する方法は、図10に示されたサービスのサービス品質を検出するための方法、図12に示されたサービスのサービス品質を検出するための方法、または図15に示されたサービスのサービス品質を検出するための方法と同様である。唯一の対応するネットワーク要素、対応するネットワークプロトコルスタックなどをそれに対応して置き換える必要がある。詳細については、図10に示された実施形態、図12に示された実施形態、または図15に示された実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0236】
任意選択で、本出願の実施形態では、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質は、ループバック検出方式で検出され得る。例えば、図16に示されたサービスのサービス品質を検出するためのシステム160は、図6に示された5Gネットワークに適用され、パケット送受信機デバイスが端末であり、ループバックデバイスがUPFネットワーク要素であるか、またはパケット送受信機デバイスがUPFネットワーク要素であり、ループバックデバイスが端末である。図17は、本出願の一実施形態による、サービスのサービス品質を検出するための別の方法を示す。本方法は、以下のステップを含む。
【0237】
S1701.パケット送受信機デバイスは、第1のパケットを生成し、ここで、第1のパケットは、サービスの第1のセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプと、ループバックインジケーションとを含む。
【0238】
本出願のこの実施形態におけるステップS1701におけるサービスの第1のセッション情報についての関連説明と、後続のステップS1704におけるサービスの第2のセッション情報についての関連説明については、図16に示された実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0239】
さらに、第1のパケットのパケットタイプの関連説明については、図5に示された実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0240】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、サービスの第1のセッション情報と第1のパケットのパケットタイプとは、ネットワークプロトコルスタックを使用することによってカプセル化され得る。関連説明については、ネットワークプロトコルスタックを使用することによってサービスのセッション情報と第1のパケットのパケットタイプとをカプセル化する、図10に示された実施形態における説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。さらに、第1のパケットのフォーマットが図2に示されたものであるとき、本出願のこの実施形態におけるループバックインジケーションは、概して、LQAP層にある。代替として、第1のパケットのフォーマットが図3または図4に示されたものであるときに、LQAP層がTFCP層に統合されないとき、ループバックインジケーションは、概して、LQAP層にあり、またはLQAP層がTFCP層に統合されるとき、ループバックインジケーションはTFCP層にあり得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0241】
任意選択で、この実施形態における本出願のループバックインジケーションは、明示的なインジケーションであり得る。言い換えれば、ループバックインジケーションフィールドに基づいて、現在の検出がループバック検出であると直接決定され得る。もちろん、ループバックインジケーションは、代替として、暗黙的なインジケーションであり得る。言い換えれば、ループバックインジケーションフィールドを他の情報と関連付けることによって、現在の検出がループバック検出であると決定され得る。例えば、第1のパケットのコンテキストは、LQAP IDまたはTFCP IDに基づいて発見され得、第1のパケットのコンテキスト情報は、現在の検出がループバック検出であることを示す。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0242】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み得、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0243】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1のパケットはタイムスタンプt1をさらに含み得る。タイムスタンプt1は、パケット送受信機デバイスがループバックデバイスに第1のパケットを送信する瞬間またはパケット送受信機デバイスが第1のパケットを生成する瞬間である。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0244】
S1702.パケット送受信機デバイスは、アクセスデバイスに第1のパケットを送り、アクセスデバイスは、パケット送受信機デバイスから第1のパケットを受信する。
【0245】
S1703.アクセスデバイスは、ループバックデバイスに第1のパケットを送り、ループバックデバイスは、アクセスデバイスから第1のパケットを受信する。
【0246】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、デバイスがパケット送受信機デバイスであるのかまたはループバックデバイスであるのかは、デバイス内に記憶された第1のパケットのコンテキストに基づいて決定され得る。例えば、デバイスがパケット送受信機デバイスであることをデバイス内に記憶された第1のパケットのコンテキストが示す場合、デバイスはパケット送受信機デバイスである。代替として、デバイスがループバックデバイスであることをデバイス内に記憶された第1のパケットのコンテキストが示す場合、デバイスはループバックデバイスである。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0247】
本出願のこの実施形態では、同じ方向にループバック経路を介して送信されるパケットは、同じ検出パケットと考慮されることに留意されたい。言い換えれば、パケット送受信機デバイスからループバックデバイスに送信されるパケットは、ループバックデバイスからパケット送受信機デバイスに送信されるパケットとは異なる。異なる方向に同じループバック経路上において送信される2つのパケットは同じ検出識別子を含む。概略的な説明がここで提供され、詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0248】
アクセスデバイスが第1のパケットをカプセル化解除した後にサービスの第1のセッション情報と第1のパケットのパケットタイプとを再カプセル化することの説明とアクセスデバイスによってサービスの第1のセッション情報をマッピングすることの関連説明については、図10に示された実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0249】
S1704.ループバックデバイスは、第1のパケットに基づいて第2のパケットを生成し、ここで、第2のパケットは、サービスの第2のセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、ループバックインジケーションとを含み、第2のパケットのパケットタイプは、第1のパケットのパケットタイプと同じである。
【0250】
ステップS1704におけるループバックインジケーションは、ステップS1701におけるループバックインジケーションと同じである。関連説明については、ステップS1701を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0251】
例えば、本出願のこの実施形態では、パケット送受信機デバイスが端末であり、ループバックデバイスがUPFネットワーク要素であるとき、ループバックデバイスによって受信された第1のパケット内に含まれる第1のセッション情報は、例えば、QFIとTEID 1とであり得、ループバックデバイスによって生成される第2のパケット内に含まれる第2のセッション情報は、例えば、QFIとTEID 2とであり得る。代替として、パケット送受信機デバイスがUPFネットワーク要素であり、ループバックデバイスが端末であるとき、ループバックデバイスによって受信された第1のパケット内に含まれる第1のセッション情報は、例えば、QFIと第1の無線ベアラ識別子とであり得、ループバックデバイスによって生成される第2のパケット内に含まれる第2のセッション情報は、例えば、QFIと第2の無線ベアラ識別子とであり得る。
【0252】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、ループバックデバイスは、第1のパケットに第1のパケットの到着瞬間t2と第2のパケットの送信瞬間t3とをさらに挿入し得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0253】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、サービスの第2のセッション情報と第2のパケットのパケットタイプとは、ネットワークプロトコルスタックを使用することによってカプセル化され得る。関連説明については、ネットワークプロトコルスタックを使用することによってサービスのセッション情報と第1のパケットのパケットタイプとをカプセル化する、図10に示された実施形態における説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。さらに、第2のパケットのフォーマットが図2に示されたものであるとき、本出願のこの実施形態におけるループバックインジケーションは、概して、LQAP層にある。代替として、第2のパケットのフォーマットが図3または図4に示されたものであるときに、LQAPがTFCP層に統合されないとき、ループバックインジケーションは、概して、LQAP層にあり、またはLQAPがTFCP層に統合されるとき、ループバックインジケーションはTFCP層にあり得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0254】
S1705.ループバックデバイスは、アクセスデバイスに第2のパケットを送り、アクセスデバイスは、ループバックデバイスから第2のパケットを受信する。
【0255】
S1706.アクセスデバイスは、パケット送受信機デバイスに第2のパケットを送り、パケット送受信機デバイスは、アクセスデバイスから第2のパケットを受信する。
【0256】
アクセスデバイスが第2のパケットをカプセル化解除した後にサービスの第2のセッション情報と第2のパケットのパケットタイプとを再カプセル化することの説明とアクセスデバイスによってサービスの第2のセッション情報をマッピングすることの関連説明については、図10に示された実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0257】
S1707.パケット送受信機デバイスは、サービスの第2のセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、およびループバックインジケーションに基づいてサービスのサービス品質を決定する。
【0258】
本出願のこの実施形態では、パケット送受信機デバイスは、サービスの第2のセッション情報に基づいて特定のサービスフローを見つけ得、第2のパケットのパケットタイプに基づいて、第2のパケットが検出パケットであると学習し得る。関連説明については、ステップS1004を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。さらに、本出願のこの実施形態では、パケット送受信機デバイスは、ループバックインジケーションに基づいて、現在の検出のタイプがループバック検出であるとさらに学習し得る。
【0259】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1のパケットが第1の検出識別子を含む場合、第2のパケットはまた、第1の検出識別子を含み得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0260】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1のパケットがタイムスタンプt1を含む場合、第2のパケットはまた、タイムスタンプt1を含み得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0261】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、ループバック遅延は、サービスのサービス品質をフィードバックするかまたは表すために使用され得る。パケット送受信機デバイスが第2のパケットを受信する瞬間がt4であると仮定すると、本出願のこの実施形態では、ループバック遅延は、以下の2つの方式で決定され得る。
方式A:ループバック遅延=t4-t1、または
方式B:ループバック遅延=t4-t1-(t3-t2)
【0262】
ループバックデバイスの処理時間は、方式Aで考慮されないが、方式Bで考慮される。概略的な説明がここで提供され、詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0263】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1のパケットと第2のパケットとは、ループバック経路長をさらに含み得、ループバック経路長は、障害を見つけるために使用される。言い換えれば、本出願のこの実施形態において提供されるループバック検出が障害を見つけるためにさらに使用され得る。例えば、パケット送受信機デバイスが、ループバックデバイスに第1のパケットを送った後に、ループバックデバイスによって送られた第2のパケットを受信しない場合、パケット送受信機デバイスは、ループバックデバイスとパケット送受信機デバイスとの間の経路上に障害が存在すると決定し得、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質が比較的劣悪であるとさらに決定する。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0264】
従来技術では、サービスのサービス品質は、ACK遅延機構を通してのみ検出され得る。しかしながら、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するための方法によれば、サービスのサービス品質はリアルタイムで検出され得る。関連する技術的効果の分析については、サービスのサービス品質を検出するためのシステムの説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0265】
ステップS1701からS1707におけるループバックデバイスの行為は、メモリ903内に記憶されたアプリケーションプログラムコードを呼び出すことによって図9に示された通信デバイス900内のプロセッサ901によって実行され得る。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。
【0266】
任意選択で、図17に示された実施形態について、図16に示されたサービスのサービス品質を検出するためのシステム160は、図6に示された5Gネットワークに適用され、パケット送受信機デバイスが端末であり、ループバックデバイスがUPFネットワーク要素であるか、またはパケット送受信機デバイスがUPFネットワーク要素であり、ループバックデバイスが端末である一例を使用することによって説明する。もちろん、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するための方法について、代替として、図16に示されたサービスのサービス品質を検出するためのシステム160は、図6に示された5Gネットワークに適用され、パケット送受信機デバイスがUPFネットワーク要素であり、ループバックデバイスがアクセスデバイスであるか、またはパケット送受信機デバイスがアクセスデバイスであり、ループバックデバイスがUPFネットワーク要素である一例を使用することによって説明し得る。この場合、図15内の監視リンク3に対応するサービスの第1のセグメントサービス品質が検出される。代替として、本出願のこの実施形態において提供されるサービスのサービス品質を検出するための方法について、図16に示されたサービスのサービス品質を検出するためのシステム160は、図6に示された5Gネットワークに適用され、パケット送受信機デバイスが端末であり、ループバックデバイスがアクセスデバイスであるか、またはパケット送受信機デバイスがアクセスデバイスであり、ループバックデバイスが端末である一例を使用することによって説明し得る。この場合、図15内の監視リンク2に対応するサービスの第2のセグメントサービス品質が検出される。関連説明については、図17に示された実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0267】
例えば、図18は、本出願のこの実施形態による、ループバック検出の概略図である。端末は、ループバック検出を開始し、検出識別子は1である。アクセスデバイスが検出識別子に対応するパケット1のコンテキストを含むので、パケット1のコンテキストに基づいて、アクセスデバイスがループバックデバイスであると決定され得る。次いで、アクセスデバイスは、端末にパケット1に対応するパケット2をループバックし得る。パケット2を受信した後に、端末はループバック検出を開始し続け得、検出パケットの検出識別子は2である。アクセスデバイスが検出識別子に対応するパケット3のコンテキストを含まないので、アクセスデバイスは、検出パケットを共通のサービスパケットと考慮し、UPFネットワーク要素に検出パケットを送信する。UPFネットワーク要素は、検出識別子に対応するパケット3のコンテキストを含み、したがって、UPFネットワーク要素は、パケット3のコンテキストに基づいて、UPFネットワーク要素がループバックデバイスであると決定し、次いで、端末にパケット3に対応するパケット4をループバックし得る。端末がセグメントループバック遅延とエンドツーエンド遅延とを学習するので、経路のセグメントが不良である場合、障害はループバック検出を通して検出され得る。
【0268】
任意選択で、図16に示されたサービスのサービス品質を検出するためのシステム16は、図7に示された4Gネットワークまたは図8に示された4.5Gネットワークに適用されると仮定すると、サービスのサービス品質を検出するための対応する方法は、図17に示されたサービスのサービス品質を検出するための方法と同様である。唯一の対応するネットワーク要素、対応するネットワークプロトコルスタックなどを相応して置き換える必要がある。詳細については、図17に示された実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0269】
結論として、本出願の一実施形態は、サービスのサービス品質を検出するための方法を開示し、ここで、本方法は、パケット送信デバイスによって、第1のパケットを生成するステップであって、第1のパケットは、サービスのセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプとを含む、ステップと、パケット送信デバイスによって、第1のパケットをパケット受信デバイスに送信するステップであって、第1のパケットは、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を検出するために使用される、ステップとを含む。
【0270】
一実装では、パケット送信デバイスによって、第1のパケットを生成するステップは、パケット送信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプを獲得するステップと、パケット送信デバイスによって、第1のパケットを獲得するために、第1のネットワークプロトコルスタックを使用することによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプをカプセル化するステップとを含む。
【0271】
一実装では、パケット送信デバイスは、端末を含み、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスもしくはネットワークデバイスを含み、またはパケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット受信デバイスは、端末を含み、サービスのセッション情報は、第1のネットワークプロトコルスタック内のサービスデータ適応プロトコルSDAPまたはパケットデータ収束プロトコルPDCPのうちの少なくとも一方を使用することによって、カプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のSDAPまたはPDCPを使用することによって、カプセル化される。
【0272】
一実装では、パケット送信デバイスは、端末を含み、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスもしくはネットワークデバイスを含み、またはパケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット受信デバイスは、端末を含み、サービスのセッション情報は、第1のネットワークプロトコルスタック内のSDAPまたはPDCPのうちの少なくとも一方を使用することによって、カプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコル内のトラフィックフロー制御プロトコルTFCPを使用することによって、カプセル化され、またはサービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによって、カプセル化される。
【0273】
一実装では、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、またはパケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット受信デバイスは、端末もしくはアクセスデバイスを含み、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のGTP-Uを使用することによって、カプセル化される。
【0274】
一実装では、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、またはパケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット受信デバイスは、端末もしくはアクセスデバイスを含み、サービスのセッション情報は、第1のネットワークプロトコルスタック内のGTP-Uを使用することによって、カプセル化され、第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによって、カプセル化され、またはサービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプは、第1のネットワークプロトコルスタック内のTFCPを使用することによって、カプセル化される。
【0275】
サービスのサービス品質を検出するための上記の方法では、例えば、パケット送信デバイスの動作については、図10または図12におけるパケット送信デバイスの動作および上記の関連する説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0276】
さらに、本出願の一実施形態は、さらに、サービスのサービス品質を検出するための方法を開示し、ここで、本方法は、パケット受信デバイスによって、パケット送信デバイスから第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、サービスのセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプとを含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップとを含む。
【0277】
一実装では、パケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、第1のパケットは、サービスの第1のセグメント情報と、サービスの第1のセグメントサービス品質とをさらに含み、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第1のセグメント情報、サービスの第1のセグメントサービス品質、およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとを含む。
【0278】
別の実装では、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含み、第1のパケットは、サービスの第2のセグメント情報と、サービスの第2のセグメントサービス品質とをさらに含み、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第2のセグメント情報、サービスの第2のセグメントサービス品質、およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとを含む。
【0279】
一実装では、第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用され、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、第1の検出識別子に基づいて、第1のパケットのコンテキストを決定するステップであって、第1のパケットのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップとを含む。
【0280】
一実装では、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報に基づいて、サービスのコンテキストを決定するステップであって、サービスのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップとを含む。
【0281】
一実装では、第1のパケットは、送信周期性をさらに含み、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、送信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップとを含む。
【0282】
一実装では、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含み、またはパケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、第2の検出識別子に基づいて、第1のパケットのコンテキストを決定するステップであって、第1のパケットのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップとを含む。
【0283】
一実装では、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、またはパケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、第3の検出識別子に基づいて、第1のパケットのコンテキストを決定するステップであって、第1のパケットのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップとを含む。
【0284】
一実装では、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスもしくは端末を含み、またはパケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、またはパケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報に基づいて、サービスのコンテキストを決定するステップであって、サービスのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップとを含む。
【0285】
一実装では、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスもしくは端末を含み、またはパケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、またはパケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。第1のパケットは、送信周期性をさらに含む。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、送信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するステップとを含む。
【0286】
一実装では、パケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含む。第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップを含む。それに対応して、本出願のこの実施形態において開示されるサービスのサービス品質を検出するための方法は、パケット受信デバイスによって、アクセスデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第2の検出識別子とを含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第2の検出識別子に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第2のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとをさらに含み得る。
【0287】
一実装では、パケット受信デバイスは、端末を含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第2の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップを含む。それに対応して、本出願のこの実施形態において開示されるサービスのサービス品質を検出するための方法は、パケット受信デバイスによって、ネットワークデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第1の検出識別子とを含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第1の検出識別子に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第2のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとをさらに含み得る。
【0288】
一実装では、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第3の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップを含む。それに対応して、本出願のこの実施形態において開示されるサービスのサービス品質を検出するための方法は、パケット受信デバイスによって、端末から第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第1の検出識別子とを含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第1の検出識別子に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとをさらに含み得る。
【0289】
一実装では、パケット受信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含む。第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、第1の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップを含む。それに対応して、本出願のこの実施形態において開示されるサービスのサービス品質を検出するための方法は、パケット受信デバイスによって、アクセスデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第3の検出識別子とを含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第3の検出識別子に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップとをさらに含み得る。
【0290】
一実装では、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含む。第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第1のパケットのパケットタイプ、および第2の検出識別子に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップを含む。それに対応して、本出願のこの実施形態において開示されるサービスのサービス品質を検出するための方法は、パケット受信デバイスによって、ネットワークデバイスから第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第3の検出識別子とを含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第3の検出識別子に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスの第2のセグメントサービス品質に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップとをさらに含み得る。
【0291】
一実装では、パケット受信デバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含む。第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。それに対応して、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するステップは、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第1のパケットのパケットタイプ、および第3の検出識別子に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定するステップを含む。それに対応して、本出願のこの実施形態において開示されるサービスのサービス品質を検出するための方法は、パケット受信デバイスによって、端末から第2のパケットを受信するステップであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第2の検出識別子とを含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、ステップと、パケット受信デバイスによって、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第2の検出識別子に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定するステップと、パケット受信デバイスによって、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスの第2のセグメントサービス品質に基づいて、サービスのサービス品質を決定するステップとをさらに含み得る。
【0292】
サービスのサービス品質を検出するための上記の方法では、例えば、パケット受信デバイスの動作については、図10または図12におけるパケット受信デバイスの動作および上記の関連する説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0293】
さらに、本出願の一実施形態は、さらに、サービスのサービス品質を検出するための方法を開示し、ここで、本方法は、ループバックデバイスによって、パケット送受信機デバイスから第1のパケットを受信するステップであって、第1のパケットは、サービスの第1のセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプと、ループバックインジケーションとを含む、ステップと、ループバックデバイスによって、パケット送受信機デバイスに第2のパケットを送信するステップであって、第2のパケットは、サービスの第2のセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、ループバックインジケーションとを含み、第2のパケットのパケットタイプは、第1のパケットのパケットタイプと同じであり、第2のパケットは、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質を検出するために使用される、ステップとを含む。
【0294】
一実装では、ループバックデバイスは、ネットワークデバイスを含むか、またはループバックデバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送受信機デバイスは、ネットワークデバイスを含む。サービスの第1のセッション情報は、第1のトンネルエンドポイント識別子TEIDとサービス品質フロー識別子QFIとを含み、サービスの第2のセッション情報は、第2のTEIDとQFIとを含むか、またはサービスの第1のセッション情報は、第1のトンネルエンドポイント識別子TEIDを含み、サービスの第2のセッション情報は、第2のTEIDを含む。
【0295】
一実装では、ループバックデバイスは、端末を含むか、またはループバックデバイスは、アクセスデバイスを含み、パケット送受信機デバイスは、端末を含む。サービスの第1のセッション情報は、QFIを含み、サービスの第2のセッション情報は、QFIを含むか、またはサービスの第1のセッション情報は、第1の無線ベアラ識別子とQFIとを含み、サービスの第2のセッション情報は、第2の無線ベアラ識別子とQFIとを含む。
【0296】
一実装では、第1のパケットは、検出識別子をさらに含み、第2のパケットは、検出識別子をさらに含み、検出識別子は、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用される。
【0297】
一実装では、第1のパケットは、タイムスタンプをさらに含み、第2のパケットは、タイムスタンプをさらに含み、タイムスタンプは、パケット送受信機デバイスがループバックデバイスに第1のパケットを送信する瞬間を表すために使用され、またはタイムスタンプは、パケット送受信機デバイスが第1のパケットを生成する瞬間を表すために使用される。
【0298】
サービスのサービス品質を検出するための上記の方法では、例えば、ループバックデバイスの動作については、図18におけるループバックデバイスの動作および上記の関連する説明を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0299】
上記は、主に、ネットワーク要素間の対話の観点から本出願の実施形態で提供される解決策について説明した。上記の機能を実装するために、パケット送信デバイス、パケット送受信機デバイス、またはループバックデバイスは、機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示した実施形態において説明された例のユニットおよびアルゴリズムステップと組み合わせて、本出願がハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実装され得ることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアによって実行されるのかまたはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるのかは、特定の適用例と技術的解決策の設計制約とに依存する。当業者は、特定の適用例ごとに説明した機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、実装が本出願の範囲を越えると見なすべきではない。
【0300】
本出願の実施形態では、パケット送信デバイス、パケット送受信機デバイス、またはループバックデバイスは、上記の方法例に基づいて機能モジュールに分割され得る。例えば、各機能モジュールは、それぞれの対応する機能に基づき区分を通して獲得され得るか、または2つ以上の機能は、1つの処理モジュールに統合され得る。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装され得るか、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実装され得る。本出願のこの実施形態では、モジュールへの区分は一例であり、論理機能区分にすぎないことに留意されたい。実際の実装では、別の区分方式が使用され得る。
【0301】
例えば、機能モジュールが統合方式で区分を通して獲得される場合、図19は、パケット送信デバイス190の概略構造図である。パケット送信デバイス190は、送受信機モジュール1901と処理モジュール1902とを含む。処理モジュール1902は、第1のパケットを生成するように構成され、第1のパケットは、サービスのセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプとを含む。送受信機モジュール1901は、第1のパケットをパケット受信デバイスに送信するように構成され、第1のパケットは、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を検出するために使用される。
【0302】
任意選択で、処理モジュール1902は、具体的には、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプを獲得することと、第1のパケットを獲得するために、第1のネットワークプロトコルスタックを使用することによって、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプをカプセル化することとを行うように構成される。
【0303】
上記の方法実施形態におけるステップのすべての関連するコンテンツは、対応する機能モジュールの機能説明で言及され得る。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0304】
この実施形態では、パケット送信デバイス190は、統合方式で区分を通して獲得された機能モジュールによって提示される。本明細書での「モジュール」は、1つもしくは複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラム、集積論理回路、および/または上記の機能を提供することができる別のデバイスを実行する特定用途向けASIC、回路、プロセッサおよびメモリであり得る。単純な実施形態では、当業者は、パケット送信デバイス190が図9に示された形態にあり得ると理解し得る。
【0305】
例えば、図9内のプロセッサ901は、メモリ903内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出し得、パケット送信デバイス190は、上記の方法実施形態におけるサービスのサービス品質を検出するための方法を実行することが可能にされる。
【0306】
詳細には、図19内の送受信機モジュール1901と処理モジュール1902との機能/実装処理は、メモリ903内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって図9内のプロセッサ901によって実装され得る。代替として、図19内の処理モジュール1902の機能/実装処理は、メモリ903内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって図9内のプロセッサ901によって実装され得、図19内の送受信機モジュール1901の機能/実装処理は、図9内の通信インターフェース904によって実装され得る。
【0307】
この実施形態において提供されるパケット送信デバイスは、サービスのサービス品質を検出するための上記の方法を実行することができる。したがって、パケット送信デバイスによって達成され得る技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0308】
任意選択で、本出願の一実施形態は、チップシステムをさらに提供する。チップシステムは、サービスのサービス品質を検出すること、例えば、第1のパケットを生成することを行うための方法をパケット送信デバイスが実装するのをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、チップシステムはメモリをさらに含む。メモリは、パケット送信デバイスのために必要であるプログラム命令とデータとを記憶するように構成される。もちろん、メモリは、代替として、チップシステム内に存在しないことがある。チップシステムは、チップを含み得るか、またはチップと別の個別デバイスとを含み得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0309】
例えば、機能モジュールが統合方式で区分を通して獲得される場合、図20は、パケット受信デバイス200の概略構造図である。パケット受信デバイス200は、送受信機モジュール2001と処理モジュール2002とを含む。送受信機モジュール2001は、パケット送信デバイスから第1のパケットを受信するように構成され、第1のパケットは、サービスのセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプとを含む。処理モジュール2002は、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定するように構成される。
【0310】
任意選択で、可能な実装では、パケット受信デバイス200は、端末を含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含む。第1のパケットは、サービスの第1のセグメント情報とサービスの第1のセグメントサービス品質とをさらに含み、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。処理モジュール2002は、具体的には、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定することと、サービスの第1のセグメント情報、サービスの第1のセグメントサービス品質、およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することとを行うように構成される。
【0311】
別の可能な実装では、パケット受信デバイス200は、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含む。第1のパケットは、サービスの第2のセグメント情報とサービスの第2のセグメントサービス品質とをさらに含み、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。処理モジュール2002は、具体的には、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定することと、サービスの第2のセグメント情報、サービスの第2のセグメントサービス品質、およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することとを行うように構成される。
【0312】
任意選択で、可能な実装では、第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される。処理モジュール2002が、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するように構成されることは、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定することと、第1の検出識別子に基づいて、第1のパケットのコンテキストを決定することであって、第1のパケットのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、決定することと、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのサービス品質を決定することとを含む。
【0313】
別の可能な実装では、処理モジュール2002が、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するように構成されることは、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定することと、サービスのセッション情報に基づいて、サービスのコンテキストを決定することであって、サービスのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、決定することと、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのサービス品質を決定することとを含む。
【0314】
別の可能な実装では、第1のパケットは、送信周期性をさらに含む。処理モジュール2002が、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定するように構成されることは、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定することと、サービスのセッション情報、送信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのサービス品質を決定することとを含む。
【0315】
任意選択で、可能な実装では、パケット受信デバイス200は、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含み、またはパケット受信デバイス200は、端末を含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。
【0316】
処理モジュール2002が、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するように構成されることは、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定することと、第2の検出識別子に基づいて、第1のパケットのコンテキストを決定することであって、第1のパケットのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、決定することと、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することとを含む。
【0317】
別の可能な実装では、パケット受信デバイス200は、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含み、またはパケット受信デバイス200は、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。
【0318】
処理モジュール2002が、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するように構成されることは、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定することと、第3の検出識別子に基づいて、第1のパケットのコンテキストを決定することであって、第1のパケットのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、決定することと、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定することとを含む。
【0319】
別の可能な実装では、パケット受信デバイス200は、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスもしくは端末を含み、またはパケット受信デバイス200は、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含み、またはパケット受信デバイス200は、端末を含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。
【0320】
処理モジュール2002が、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するように構成されることは、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定することと、サービスのセッション情報に基づいて、サービスのコンテキストを決定することであって、サービスのコンテキストは、予想される受信周期性を含む、決定することと、サービスのセッション情報、予想される受信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定することとを含む。
【0321】
別の可能な実装では、第1のパケットは、送信周期性をさらに含む。処理モジュール2002が、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定するように構成されることは、第1のパケットのパケットタイプに基づいて、第1のパケットが検出パケットであると決定することと、サービスのセッション情報、送信周期性、および第1のパケットの到着情報に基づいて、サービスのセグメントサービス品質を決定することとを含む。
【0322】
任意選択で、可能な実装では、パケット受信デバイス200は、端末を含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含む。第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される。処理モジュール2002は、具体的には、第1の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定することを行うように構成される。
【0323】
それに対応して、送受信機モジュール2001は、アクセスデバイスから第2のパケットを受信することであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第2の検出識別子とを含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0324】
処理モジュール2002は、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第2の検出識別子に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することと、サービスの第2のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することとを行うようにさらに構成される。
【0325】
別の可能な実装では、パケット受信デバイス200は、端末を含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。処理モジュール2002は、具体的には、第2の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することを行うように構成される。
【0326】
それに対応して、送受信機モジュール2001は、ネットワークデバイスから第2のパケットを受信することであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第1の検出識別子とを含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される、受信することを行うようにさらに構成される。
【0327】
処理モジュール2002は、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第1の検出識別子に基づいて、サービスのサービス品質を決定することと、サービスの第2のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することを行うようにさらに構成される。
【0328】
別の可能な実装では、パケット受信デバイス200は、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、アクセスデバイスを含む。第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。処理モジュール2002は、具体的には、第3の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定することを行うように構成される。
【0329】
それに対応して、送受信機モジュール2001は、端末から第2のパケットを受信することであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第1の検出識別子とを含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される、受信することを行うようにさらに構成される。
【0330】
処理モジュール2002は、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第1の検出識別子に基づいて、サービスのサービス品質を決定することと、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することとを行うようにさらに構成される。
【0331】
別の可能な実装では、パケット受信デバイス200は、ネットワークデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含む。第1のパケットは、第1の検出識別子をさらに含み、第1の検出識別子は、サービスのサービス品質を検出したことを示すために使用される。処理モジュール2002は、具体的には、第1の検出識別子、サービスのセッション情報、および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質を決定することを行うように構成される。
【0332】
それに対応して、送受信機モジュール2001は、アクセスデバイスから第2のパケットを受信することであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第3の検出識別子とを含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0333】
処理モジュール2002は、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第3の検出識別子に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定することと、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスのサービス品質に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することとを行うようにさらに構成される。
【0334】
別の可能な実装では、パケット受信デバイス200は、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、端末を含む。第1のパケットは、第2の検出識別子をさらに含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。処理モジュール2002は、具体的には、サービスのセッション情報、第1のパケットのパケットタイプ、および第2の検出識別子に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することであって、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、決定することを行うように構成される。
【0335】
それに対応して、送受信機モジュール2001は、ネットワークデバイスから第2のパケットを受信することであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第3の検出識別子とを含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0336】
処理モジュール2002は、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第3の検出識別子に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定することと、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスの第2のセグメントサービス品質に基づいて、サービスのサービス品質を決定することとを行うようにさらに構成される。
【0337】
別の可能な実装では、パケット受信デバイス200は、アクセスデバイスを含み、パケット送信デバイスは、ネットワークデバイスを含む。第1のパケットは、第3の検出識別子をさらに含み、第3の検出識別子は、サービスの第1のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第1のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスとネットワークデバイスとの間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む。処理モジュール2002は、具体的には、サービスのセッション情報、第1のパケットのパケットタイプ、および第3の検出識別子に基づいて、サービスの第1のセグメントサービス品質を決定することを行うように構成される。
【0338】
それに対応して、送受信機モジュール2001は、端末から第2のパケットを受信することであって、第2のパケットは、サービスのセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、第2の検出識別子とを含み、第2の検出識別子は、サービスの第2のセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用され、サービスの第2のセグメントサービス品質は、アクセスデバイスと端末との間の経路上において送信されるサービスの対応するサービス品質を含む、受信することを行うようにさらに構成される。
【0339】
処理モジュール2002は、サービスのセッション情報、第2のパケットのパケットタイプ、および第2の検出識別子に基づいて、サービスの第2のセグメントサービス品質を決定することと、サービスの第1のセグメントサービス品質およびサービスの第2のセグメントサービス品質に基づいて、サービスのサービス品質を決定することとを行うようにさらに構成される。
【0340】
上記の方法実施形態におけるステップのすべての関連するコンテンツは、対応する機能モジュールの機能説明で言及され得る。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0341】
この実施形態では、パケット受信デバイス200は、統合方式で区分を通して獲得された機能モジュールによって提示される。本明細書での「モジュール」は、1つもしくは複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラム、集積論理回路、および/または上記の機能を提供することができる別のデバイスを実行する特定用途向けASIC、回路、プロセッサおよびメモリであり得る。単純な実施形態では、当業者は、パケット受信デバイス200が図9に示された形態にあり得ると理解し得る。
【0342】
例えば、図9内のプロセッサ901は、メモリ903内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出し得、パケット受信デバイス200は、上記の方法実施形態におけるサービスのサービス品質を検出するための方法を実行することが可能にされる。
【0343】
詳細には、図20内の送受信機モジュール2001と処理モジュール2002との機能/実装処理は、メモリ903内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって図9内のプロセッサ901によって実装され得る。代替として、図20内の処理モジュール2002の機能/実装処理は、メモリ903内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって図9内のプロセッサ901によって実装され得、図20内の送受信機モジュール2001の機能/実装処理は、図9内の通信インターフェース904によって実装され得る。
【0344】
この実施形態において提供されるパケット受信デバイスは、サービスのサービス品質を検出するための上記の方法を実行することができる。したがって、パケット受信デバイスによって達成され得る技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0345】
任意選択で、本出願の一実施形態は、チップシステムをさらに提供する。チップシステムは、サービスのサービス品質を検出すること、例えば、サービスのセッション情報および第1のパケットのパケットタイプに基づいて、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質のうちの少なくとも一方を決定することを行うための上記の方法をパケット受信デバイスが実装するのをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、チップシステムはメモリをさらに含む。メモリは、パケット受信デバイスのために必要であるプログラム命令とデータとを記憶するように構成される。もちろん、メモリは、代替として、チップシステム内に存在しないことがある。チップシステムは、チップを含み得るか、またはチップと別の個別デバイスとを含み得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0346】
例えば、機能モジュールが統合方式で区分を通して獲得される場合、図21は、ループバックデバイス210の概略構造図である。ループバックデバイス210は、受信モジュール2101と送信モジュール2102とを含む。受信モジュール2101は、パケット送受信機デバイスから第1のパケットを受信することであって、第1のパケットは、サービスの第1のセッション情報と、第1のパケットのパケットタイプと、ループバックインジケーションとを含む、受信することを行うように構成される。送信モジュール2102は、パケット送受信機デバイスに第2のパケットを送信することであって、第2のパケットは、サービスの第2のセッション情報と、第2のパケットのパケットタイプと、ループバックインジケーションとを含み、第2のパケットのパケットタイプは、第1のパケットのパケットタイプと同じであり、第2のパケットは、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質を検出するために使用される、送信することを行うように構成される。
【0347】
任意選択で、可能な実装では、ループバックデバイスは、ネットワークデバイスを含み得るか、またはループバックデバイスは、アクセスデバイスを含み得、パケット送受信機デバイスは、ネットワークデバイスを含み得る。それに対応して、サービスの第1のセッション情報は、第1のTEIDとQFIとを含み、サービスの第2のセッション情報は、第2のTEIDとQFIとを含むか、またはサービスの第1のセッション情報は、第1のTEIDを含み、サービスの第2のセッション情報は、第2のTEIDを含む。
【0348】
別の可能な実装では、ループバックデバイスは、端末を含み得るか、またはループバックデバイスは、アクセスデバイスを含み得、パケット送受信機デバイスは、端末を含み得る。それに対応して、サービスの第1のセッション情報は、QFIを含み、サービスの第2のセッション情報は、QFIを含むか、またはサービスの第1のセッション情報は、第1の無線ベアラ識別子とQFIとを含み、サービスの第2のセッション情報は、第2の無線ベアラ識別子とQFIとを含む。
【0349】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1のパケットは、検出識別子をさらに含み得、第2のパケットは、検出識別子をさらに含み得、検出識別子は、サービスのサービス品質またはサービスのセグメントサービス品質を検出したことを示すために使用される。
【0350】
任意選択で、本出願のこの実施形態では、第1のパケットは、タイムスタンプをさらに含み得、第2のパケットは、タイムスタンプをさらに含み得、タイムスタンプは、パケット送受信機デバイスがループバックデバイスに第1のパケットを送信する瞬間を表すために使用され、またはタイムスタンプは、パケット送受信機デバイスが第1のパケットを生成する瞬間を表すために使用される。
【0351】
上記の方法実施形態におけるステップのすべての関連するコンテンツは、対応する機能モジュールの機能説明で言及され得る。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0352】
この実施形態では、ループバックデバイス210は、統合方式で区分を通して獲得された機能モジュールによって提示される。本明細書での「モジュール」は、1つもしくは複数のソフトウェアもしくはファームウェアプログラム、集積論理回路、および/または上記の機能を提供することができる別のデバイスを実行する特定用途向けASIC、回路、プロセッサおよびメモリであり得る。単純な実施形態では、当業者は、ループバックデバイス210が図9に示された形態にあり得ると理解し得る。
【0353】
例えば、図9内のプロセッサ901は、メモリ903内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出し得、ループバックデバイス210は、上記の方法実施形態におけるサービスのサービス品質を検出するための方法を実行することが可能にされる。
【0354】
詳細には、図21内の受信モジュール2101と送信モジュール2102との機能/実装処理は、メモリ903内に記憶されたコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって図9内のプロセッサ901によって実装され得る。代替として、図21内の受信モジュール2101と送信モジュール2102との機能および実装処理は、図9内の通信インターフェース904によって実装され得る。
【0355】
この実施形態において提供されるループバックデバイスは、サービスのサービス品質を検出するための上記の方法を実行することができる。したがって、ループバックデバイスによって達成され得る技術的効果については、上記の方法実施形態を参照されたい。詳細が、本明細書では再び説明されることはない。
【0356】
任意選択で、本出願の一実施形態は、チップシステムをさらに提供する。チップシステムは、サービスのサービス品質を検出すること、例えば、第2のパケットを生成することを行うための方法をループバックデバイスが実装するのをサポートするように構成されたプロセッサを含む。可能な設計では、チップシステムはメモリをさらに含む。メモリは、ループバックデバイスのために必要であるプログラム命令とデータとを記憶するように構成される。もちろん、メモリは、代替として、チップシステム内に存在しないことがある。チップシステムは、チップを含み得るか、またはチップと別の個別デバイスとを含み得る。これは、本出願のこの実施形態では特に限定されない。
【0357】
上記の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。ソフトウェアプログラムが実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全にまたは部分的に実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ、実行されるとき、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶され得るか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、ワイヤード(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者回線(Digital Subscriber Line、DSL))またはワイヤレス(例えば、赤外線、無線、またはマイクロ波)の方式でウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体または1つもしくは複数の使用可能な媒体を統合するサーバまたはデータセンターなどのデータストレージデバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(Solid State Disk、SSD))などであり得る。
【0358】
本出願について実施形態を参照しながら説明するが、保護を主張する本出願を実装する処理において、当業者は、添付の図面、開示する内容、および添付の特許請求の範囲を閲覧することによって開示する実施形態の別の変形形態を理解し、実装し得る。特許請求の範囲において、「を備える」(comprising)は、別の構成要素または別のステップを除外せず、「1つの(a)」または「1つの(one)」は複数の意味を除外しない。単一のプロセッサまたは別のユニットは、特許請求の範囲において列挙される機能を実装し得る。いくつかの手段が互いに異なる従属請求項に記録されるが、これは、これらの手段が組み合わされてより良い効果を生成することができないことを意味しない。
【0359】
本出願について、特定の特徴およびそれの実施形態を参照しながら説明するが、もちろん、様々な変更および組合せが本出願の趣旨および範囲から逸脱することなくそれらに行われ得る。それに対応して、本明細書および添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって定義される本出願の例示的な説明にすぎず、本出願の範囲をカバーする変更形態、変形形態、組合せまたは等価物のいずれかまたはすべてと考慮される。もちろん、当業者は、本出願の趣旨および範囲から逸脱することなく本出願に様々な修正および変更を行うことができる。本出願のこれらの修正および変更が、添付の特許請求の範囲およびそれらの等価な技術によって定義された保護の範囲内に入るという条件で、本出願は、本出願のこれらの修正および変更をカバーするものである。
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