IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士機械製造株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-実装システム 図1
  • 特許-実装システム 図2
  • 特許-実装システム 図3
  • 特許-実装システム 図4
  • 特許-実装システム 図5
  • 特許-実装システム 図6
  • 特許-実装システム 図7
  • 特許-実装システム 図8
  • 特許-実装システム 図9
  • 特許-実装システム 図10
  • 特許-実装システム 図11
  • 特許-実装システム 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-21
(45)【発行日】2022-10-31
(54)【発明の名称】実装システム
(51)【国際特許分類】
   H05K 13/00 20060101AFI20221024BHJP
   H05K 13/02 20060101ALI20221024BHJP
【FI】
H05K13/00 Z
H05K13/02 Z
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020561996
(86)(22)【出願日】2018-12-25
(86)【国際出願番号】 JP2018047620
(87)【国際公開番号】W WO2020136720
(87)【国際公開日】2020-07-02
【審査請求日】2021-05-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000237271
【氏名又は名称】株式会社FUJI
(74)【代理人】
【識別番号】110000017
【氏名又は名称】弁理士法人アイテック国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】安井 義博
(72)【発明者】
【氏名】山下 幸宏
【審査官】福島 和幸
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/033268(WO,A1)
【文献】特開2003-283199(JP,A)
【文献】特開2017-163155(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 13/00-13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の部品供給ユニットから供給された部品を採取して基板に実装する部品実装機と、前記部品供給ユニットを保管する保管庫と、前記部品実装機と前記保管庫との間で前記部品供給ユニットを自動交換するユニット交換装置と、を備える実装システムであって、
前記部品供給ユニットには、同一の部品種で特性ランクがユニット単位で異なる特定部品を供給する特定部品供給ユニットと、前記特定部品との組合せで実装される関連部品を供給する関連部品供給ユニットとがあり、
前記部品実装機に供給された前記特定部品供給ユニットの部品切れが予想される場合に、前記特定部品の特性ランクと該特性ランクに対応する前記関連部品の部品種との組合せを示す組合せ情報と、前記保管庫に保管されている前記部品供給ユニットの部品種と位置と前記特定部品の特性ランクとを含む保管情報とに基づいて、前記保管庫に保管されている前記部品供給ユニットの中から前記特定部品供給ユニットと前記関連部品供給ユニットとの組合せを選定する選定部と、
選定された前記特定部品供給ユニットと前記関連部品供給ユニットとの組合せを前記保管庫から取り出して前記部品実装機まで搬送するように前記ユニット交換装置を制御する制御部と、
を備える実装システム。
【請求項2】
請求項1に記載の実装システムであって、
前記部品実装機は、前記部品供給ユニットが部品を供給可能な供給可能エリアと、前記部品供給ユニットが部品を供給不能な供給不能エリアとが上下に並んで設けられており、
前記選定部は、前記供給可能エリアの前記特定部品供給ユニットの部品切れが予想される場合に、同一の部品種の前記特定部品供給ユニットと、該特定部品供給ユニットの前記特ランクに対応する前記関連部品の前記関連部品供給ユニットとの組合せを選定し、
前記制御部は、前記特定部品供給ユニットと前記関連部品供給ユニットとの組合せを前記供給不能エリアに配置するように前記ユニット交換装置を制御する
実装システム。
【請求項3】
請求項2に記載の実装システムであって、
前記部品実装機は、前記供給可能エリア内で実装処理に適した適切位置が前記部品供給ユニット毎にそれぞれ定められており、
前記制御部は、前記供給可能エリア内の前記特定部品供給ユニットの前記適切位置に上下方向に対応する前記供給不能エリア内の位置に、前記選定された前記特定部品供給ユニットを配置すると共に、前記供給可能エリア内の前記関連部品供給ユニットの前記適切位置に上下方向に対応する前記供給不能エリア内の位置に、前記選定された前記関連部品供給ユニットを配置するように前記ユニット交換装置を制御する
実装システム。
【請求項4】
請求項2または3に記載の実装システムであって、
前記制御部は、前記供給可能エリアの前記特定部品供給ユニットの部品切れが発生した場合に、前記供給可能エリアに配置されている部品切れの前記特定部品供給ユニットと前記関連部品供給ユニットとの組合せと、前記供給不能エリアに配置されている前記特定部品供給ユニットと前記関連部品供給ユニットとの組合せとを自動交換するように前記ユニット交換装置を制御する
実装システム。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の実装システムであって、
前記特定部品は、前記特性ランクとして輝度ランクが異なる発光素子であり、
前記関連部品は、前記発光素子に電気的に接続される抵抗素子である
実装システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、実装システムを開示する。
【背景技術】
【0002】
従来、部品を供給するカセット式の部品供給ユニット(フィーダ)が着脱可能に装着される部品実装機を備える実装システムにおいて、製造ばらつきによって部品の特性にばらつきが生じるLEDなどの発光素子を供給する部品供給ユニットと、その特性のばらつきを調整するための抵抗素子などを供給する部品供給ユニットとを用いるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、発光素子を供給する部品供給ユニットと抵抗素子を供給する部品供給ユニットとの組合せが作業者により部品実装機に装着されると、それらの部品供給ユニットの組合せの可否を判定して、作業者に通知するものとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】WO2014/061072A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した実装システムでは、発光素子を供給する部品供給ユニットと抵抗素子を供給する部品供給ユニットとの組合せを、作業者が準備して部品実装機に配置するため、組合せ対象の各部品供給ユニットを作業者が探す手間が生じることになる。また、作業者が部品供給ユニットの組合せをミスした場合、上述した判定によりミスした旨を作業者に通知することはできるものの、作業者は部品供給ユニットを探し直して再配置する必要があるため、実装開始が遅れて実装作業の効率低下に繋がる場合がある。
【0005】
本開示は、作業者が部品供給ユニットの組合せを探す手間を省略することで、作業者の負荷を軽減すると共に実装作業の効率低下を抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の実装システムは、複数の部品供給ユニットから供給された部品を採取して基板に実装する部品実装機と、前記部品供給ユニットを保管する保管庫と、前記部品実装機と前記保管庫との間で前記部品供給ユニットを自動交換するユニット交換装置と、を備える実装システムであって、前記部品供給ユニットには、同一の部品種で特性ランクがユニット単位で異なる特定部品を供給する特定部品供給ユニットと、前記特定部品との組合せで実装される関連部品を供給する関連部品供給ユニットとがあり、前記特定部品の特性ランクと該特性ランクに対応する前記関連部品の部品種との組合せを示す組合せ情報と、前記保管庫に保管されている前記部品供給ユニットの部品種と位置と前記特定部品の特性ランクとを含む保管情報とに基づいて、前記保管庫に保管されている前記部品供給ユニットから前記特定部品供給ユニットと前記関連部品供給ユニットとの組合せを選定する選定部と、前記特定部品供給ユニットと前記関連部品供給ユニットとの組合せを前記保管庫から取り出して前記部品実装機まで搬送するように前記ユニット交換装置を制御する制御部と、を備えることを要旨とする。
【0008】
本開示の実装システムは、組合せ情報と保管情報とに基づいて、保管庫に保管されている部品供給ユニットから特定部品供給ユニットと関連部品供給ユニットとの組合せを選定し、選定した特定部品供給ユニットと関連部品供給ユニットとを保管庫から取り出して部品実装機まで搬送するようにユニット交換装置を制御する。これにより、作業者が、保管庫から特定部品供給ユニットと関連部品供給ユニットとの組合せを探す必要がないから、作業者の負荷を軽減することができる。また、特定部品供給ユニットと関連部品供給ユニットとの組合せのミスを防止して、実装作業の効率低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】部品実装システム10の構成の概略を示す構成図。
図2】部品実装機20の構成の概略を示す構成図。
図3】フィーダ30の構成の概略を示す構成図。
図4】ローダ50の構成の概略を示す構成図。
図5】部品実装システム10の制御に関する構成図。
図6】フィーダ保管庫60の保管情報SIの一例を示す説明図。
図7】組合せ情報CIの一例を示す説明図。
図8】フィーダ交換処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
図9】組合せ対象フィーダの準備処理の一例を示すフローチャート。
図10】組合せ対象フィーダの入替処理の一例を示すフローチャート。
図11】フィーダ30の配置の様子の一例を示す説明図。
図12】変形例の交換ロボット150の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態の部品実装システム10の構成の概略を示す構成図であり、図2は部品実装機20の構成の概略を示す構成図であり、図3はフィーダ30の構成の概略を示す構成図である。また、図4はローダ50の構成の概略を示す構成図であり、図5は部品実装システム10の制御に関する構成図である。なお、図1の左右方向がX方向であり、前後方向がY方向であり、上下方向がZ方向である。
【0011】
部品実装システム10は、図1に示すように、印刷機12と、印刷検査機14と、複数の部品実装機20と、実装検査機(図示略)と、ローダ50と、フィーダ保管庫60と、管理装置80(図5参照)とを備える。印刷機12は、基板S上にはんだを印刷する。印刷検査機14は、印刷機12で印刷されたはんだの状態を検査する。部品実装機20は、基板Sの搬送方向(X方向)に沿って複数並べて設置され、フィーダ30から供給された部品を基板Sに実装する。実装検査機は、部品実装機20で実装された部品の実装状態を検査する。ローダ50は、複数の部品実装機20に対して必要なフィーダ30を補給したり部品実装機20から使用済みのフィーダ30を回収したりする。フィーダ保管庫60は、部品実装機20で使用予定のフィーダ30や使用済みのフィーダ30を保管する。管理装置80は、システム全体を管理する。印刷機12と印刷検査機14と複数の部品実装機20と実装検査機は、この順番で基板Sの搬送方向に並べて設置されて生産ラインを構成する。フィーダ保管庫60は、この生産ライン内に、最も上流側の部品実装機20と印刷検査機14との間に設置されている。
【0012】
部品実装機20は、図2に示すように、基板SをX方向に搬送する基板搬送装置21と、部品を吸着する吸着ノズルを有するヘッド22と、ヘッド22をXY方向に移動させるヘッド移動機構23と、吸着ノズルに吸着された部品を下方から撮像するパーツカメラ25とを備える。また、部品実装機20は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成され装置全体を制御する実装制御装置28(図5参照)を備える。実装制御装置28は、パーツカメラ25により撮像された画像を入力したり、基板搬送装置21やヘッド22、ヘッド移動機構23などに駆動信号を出力したりする。また、部品実装機20は、前方にフィーダ30を取り付け可能な上下2つのエリアを有する。上のエリアはヘッド22に部品を供給可能な供給エリア20Aであり、下のエリアは部品を供給不能でフィーダ30をストック可能なバッファエリア20Bである。供給エリア20Aとバッファエリア20Bには、側面視がL字状に形成され、数十本程度などの所定数のフィーダ30が配置されるフィーダ台40が設けられている。なお、供給エリア20Aの方がバッファエリア20Bよりもフィーダ30の配置数が多くなるようにフィーダ台40を構成してもよい。
【0013】
フィーダ30は、図3に示すように、テープが巻回されたテープリール32と、テープリール32からテープを送り出すテープ送り機構33と、2本の位置決めピン34を有するコネクタ35と、下端に設けられたレール部材37と、フィーダ制御装置39(図5参照)とを備える。また、フィーダ台40は、図2に示すように、フィーダ30のレール部材37が挿入可能な間隔でX方向に複数配列されたスロット42と、2つの位置決め穴44と、2つの位置決め穴44の間に設けられたコネクタ45とを備える。フィーダ台40のスロット42にフィーダ30のレール部材37が挿入されて、フィーダ30の2本の位置決めピン34が2つの位置決め穴44に挿入されると、コネクタ35とコネクタ45が接続される。フィーダ制御装置39は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成され、テープ送り機構33に駆動信号を出力する。フィーダ制御装置39は、コネクタ35,45の接続を介してフィーダ30の取付先の制御部(実装制御装置28や管理装置80など)と通信可能となる。
【0014】
ローダ50は、図1に示すように、複数の部品実装機20の前面およびフィーダ保管庫60の前面に基板の搬送方向(X方向)に対して平行に設けられたX軸レール18に沿って移動可能となっている。なお、図2では、X軸レール18の図示を省略した。ローダ50は、図4図5に示すように、ローダ移動機構51と、フィーダ移載機構53と、エンコーダ57と、ローダ制御装置59とを備える。ローダ移動機構51は、X軸レール18に沿ってローダ50を移動させるものであり、駆動用ベルトを駆動するサーボモータなどのX軸モータ52aと、X軸レール18に沿ったローダ50の移動をガイドするガイドローラ52bとを備える。フィーダ移載機構53は、フィーダ30を部品実装機20やフィーダ保管庫60に移載するものであり、フィーダ30をクランプするクランプ部54と、Y軸モータ55aの駆動によりクランプ部54をY軸ガイドレール55bに沿って前後方向(Y方向)に移動させるY軸スライダ55とを備える。フィーダ移載機構53は、2つのY軸スライダ55を備え、複数のクランプ部54により複数のフィーダ30を同時に移載可能となっている。各Y軸スライダ55は、例えばそれぞれ2本ずつのフィーダ30を一度に移載可能となっている。また、フィーダ移載機構53は、クランプ部54およびY軸スライダ55がスライド可能に取り付けられたスライドベース56を、Z軸ガイドレール56bに沿って上下方向(Z方向)に移動させるZ軸モータ56aを備える。エンコーダ57は、ローダ50のX方向の移動位置を検出する。ローダ制御装置59は、周知のCPUやROM、RAMなどで構成されている。ローダ制御装置59は、エンコーダ57からの検知信号を入力し、ローダ移動機構51(X軸モータ52a)やフィーダ移載機構53(クランプ部54、Y軸モータ55a、Z軸モータ56a)に駆動信号を出力する。
【0015】
ローダ制御装置59は、フィーダ30の自動交換を行う場合、まず、X軸モータ52aを制御して、自動交換を行う部品実装機20のスロット42までローダ50を移動させる。また、ローダ制御装置59は、供給エリア20Aとの間で自動交換を行う場合には上部移載エリア50Aにスライドベース56(Y軸スライダ55)を移動させ、バッファエリア20Bとの間で自動交換を行う場合には下部移載エリア50Bにスライドベース56を移動させる。ローダ制御装置59は、クランプ部54でフィーダ30をクランプした状態でY軸スライダ55を部品実装機20側(後方)へ移動させてフィーダ30(レール部材37)をスロット42に挿入し、クランプを解除してフィーダ30をフィーダ台40に取り付ける。また、ローダ制御装置59は、Y軸スライダ55を部品実装機20側へ移動させてフィーダ台40に取り付けられているフィーダ30をクランプ部54でクランプしてから、Y軸スライダ55を前方へ移動させることで、フィーダ30をフィーダ台40から取り外してローダ50内に回収する。
【0016】
フィーダ保管庫60は、部品実装機20のフィーダ台40と同じ構成のフィーダ台が設けられており、ローダ50によりフィーダ30の着脱が可能である。また、フィーダ保管庫60には、基板SをX方向に搬送する基板搬送装置62が設けられており、印刷検査機14から基板Sを受け取って隣接する部品実装機20に受け渡すことができる。
【0017】
管理装置80は、図5に示すように、周知のCPU80aやROM80b、HDD80c、RAM80dなどで構成され、LCDなどのディスプレイ82と、キーボードやマウスなどの入力デバイス84とを備える。管理装置80は、HDD80cやRAM80dなどに、基板Sのジョブ(生産ジョブ)に関する情報やフィーダ30に関する情報などを記憶している。ジョブには、各部品実装機20においてどの部品種の部品をどういう実装順で基板Sに実装するか、また、そのように実装した基板Sを何枚作製するかなどが定められている。また、管理装置80は、有線または無線により、実装制御装置28やローダ制御装置59、印刷機12や印刷検査機14の各制御装置などと通信可能に接続される。管理装置80は、実装制御装置28から部品実装機20の実装状況に関する情報や着脱されたフィーダ30に関する情報を受信したり、ローダ制御装置59からローダ50の駆動状況に関する情報を受信したりする。管理装置80は、部品実装機20のフィーダ台40に取り付けられたフィーダ30やフィーダ台40から取り外されたフィーダ30に関する情報を実装制御装置28から受信すると、その部品実装機20のフィーダ配置情報を更新する。また、管理装置80は、フィーダ保管庫60の基板搬送装置62に駆動信号を出力して基板搬送装置62に基板Sを搬送させる。また、管理装置80は、フィーダ保管庫60のフィーダ台に取り付けられたフィーダ30のフィーダ制御装置39とコネクタ35,45を介して通信可能に接続され、フィーダ台に着脱されたフィーダ30に関する情報を取得すると、フィーダ保管庫60の保管情報SIを更新する。
【0018】
ここで、図6はフィーダ保管庫60の保管情報SIの一例を示す説明図である。保管情報SIは、フィーダ保管庫60に各フィーダ30が配置(保管)されているスロット位置(番号)を示す位置情報と、フィーダID(識別情報)や部品種、部品残量などのフィーダ情報と、輝度ランク情報などが含まれる。輝度ランク情報は、後述する組合せ情報CIで定められているLEDの輝度ランクが登録されている。管理装置80は、保管情報SIをHDD80cやRAM80dなどの記憶部に記憶する。また、管理装置80は、各部品実装機20の供給エリア20Aやバッファエリア20Bにおいて、保管情報SIと同様な情報を含むフィーダ30の配置情報を記憶部に記憶する。なお、実装制御装置28は、部品実装機20の供給エリア20Aやバッファエリア20Bにおけるフィーダ30の配置情報をRAMなどの記憶部に記憶する。
【0019】
また、図7は組合せ情報CIの一例を示す説明図である。この組合せ情報CIは、発光素子(ここではLED)と、基板Sに実装されてLEDに電気的に接続される抵抗素子(ここでは抵抗R1,R2)の部品種との組合せを定めたリストである。これらのLEDと抵抗R1,R2とは、グループデバイスとして組合せで実装されるものであり、組合せ部品ともいう。LEDは、製造のばらつきなどにより、同じ部品種LED1で輝度ランクが異なるものがあり、例えば輝度A1~A3などの複数の輝度ランクに分けることができる。なお、フィーダ単位ではLEDの輝度ランクは揃えてあり、LEDを供給する1のフィーダ30内には同じ輝度ランクのLEDが収容されている。このようなLEDと抵抗R1,R2との組合せが基板Sに実装されてLEDに供給される電流を調整することで、輝度ランクに拘わらずLEDが所定輝度で発光するようにしている。そのため、抵抗R1,R2などの抵抗素子は、LEDの輝度ランクに応じて異なる抵抗値のものを用いる必要がある。図7では、組合せ情報CIの一例として、同じ部品種LED1の輝度ランクとそれに対応する抵抗R1,R2の部品種との組合せ1~3を示す。管理装置80は、この組合せ情報CIをHDD80cやRAM80dなどの記憶部に記憶する。
【0020】
次に、こうして構成された部品実装システム10における動作を説明する。図8はフィーダ交換処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、例えば部品実装機20で実装処理が実行されている場合に、管理装置80のCPU80aが、実装制御装置28やローダ制御装置59と通信しながら実行する。CPU80aは、まず、部品実装機20の供給エリア20Aに部品切れの近いフィーダ30があるか否かを判定し(S100)、部品切れの近いフィーダ30がないと判定すると、S150に進む。なお、CPU80aは、供給エリア20Aのフィーダ配置情報で部品残量が所定数以下のフィーダ30がある場合に、S100で部品切れの近いフィーダ30があると判定する。CPU80aは、部品切れの近いフィーダ30があると判定すると、同じ部品種のフィーダ30がバッファエリア20Bにないか否かを判定し(S110)、バッファエリア20Bにあると判定すると、S150に進む。CPU80aは、同じ部品種のフィーダ30がバッファエリア20Bにないと判定すると、さらに、そのフィーダ30がLEDのフィーダ30であるか否かを判定する(S120)。
【0021】
CPU80aは、S120でLEDのフィーダ30であると判定すると、図9に示す組合せ対象フィーダの準備処理を実行して(S130)、S150に進む。一方、CPU80aは、S120でLEDのフィーダ30でないと判定すると、他のフィーダ30の準備処理を実行して(S140)、S150に進む。なお、部品切れの近いフィーダ30が、組合せ部品以外の通常部品のフィーダ30や、組合せ部品のうち抵抗R1,R2のフィーダ30である場合に、S140の準備処理が実行される。CPU80aは、S140では、保管情報SIを参照して部品切れの近い部品種の新たなフィーダ30を選定する。そして、CPU80aは、選定したフィーダ30をフィーダ保管庫60から取り出し部品実装機20まで搬送してバッファエリア20Bに配置するようにローダ制御装置59に指示を出力することで、ローダ50に新たなフィーダ30を準備させる。
【0022】
次に、CPU80aは、部品実装機20の供給エリア20Aで部品切れのフィーダ30が発生したか否かを判定し(S150)、部品切れのフィーダ30が発生していないと判定すると、フィーダ交換処理ルーチンを終了する。また、CPU80aは、部品切れのフィーダ30が発生したと判定すると、そのフィーダ30がLEDのフィーダ30であるか否かを判定する(S160)。
【0023】
CPU80aは、S160でLEDのフィーダ30であると判定すると、図10に示す組合せ対象フィーダの入替処理を実行して(S170)、フィーダ交換処理ルーチンを終了する。一方、CPU80aは、S160でLEDのフィーダ30でないと判定すると、他のフィーダ30の入替処理を実行して(S180)、フィーダ交換処理ルーチンを終了する。部品切れのフィーダ30が、組合せ部品以外の通常部品のフィーダ30や組合せ部品のうち抵抗R1,R2のフィーダ30である場合には、S180の入替処理が実行される。CPU80aは、S180では、バッファエリア20Bの配置情報を参照して部品切れのフィーダ30と同じ部品種の新たなフィーダ30を選定する。続いて、CPU80aは、部品切れのフィーダ30と新たなフィーダ30とを入れ替えて新たなフィーダ30を供給エリア20Aの適切位置に配置するようにローダ制御装置59に指示を出力することで、ローダ50にフィーダ30を入れ替えさせる。なお、供給エリア20Aに配置されるフィーダ30は、部品の実装順序や採取効率などを考慮して、実装処理に適した並びのスロット位置が定められており、そのスロット位置を適切位置という。
【0024】
以下、図9の組合せ対象フィーダの準備処理と、図10の組合せ対象フィーダの入替処理を説明する。また、図11はフィーダ30の配置の様子の一例を示す説明図である。図11Aでは、上述した組合せ1の各フィーダ30、即ち輝度ランクA1の部品種LED1のフィーダ30と、部品種RE11の抵抗R1のフィーダ30と、部品種RE21の抵抗R2のフィーダ30とが供給エリア20Aに配置されている。また、輝度ランクA1の部品種LED1のフィーダ30が部品切れが近いものとする。
【0025】
図9では、CPU80aは、保管情報SIと組合せ情報CIからフィーダ保管庫60内のLED(LED1)のフィーダ30と抵抗(抵抗R1,R2)のフィーダ30との組合せを選定する(S200)。例えば、図6の保管情報SIの場合、組合せ2の各フィーダ30、即ち、位置003,006,008に配置されている輝度ランクA2の部品種LED1のフィーダ30と、部品種RE12,部品種RE22の各フィーダ30とが選定される。なお、例えば組合せ3などの他の組合せのフィーダ30がフィーダ保管庫60に配置されている場合、CPU80aはいずれかの組合せを適宜選定すればよい。次に、CPU80aは、組合せ部品(LEDおよび抵抗)の各フィーダ30をフィーダ保管庫60から取り出して部品実装機20まで搬送するようにローダ制御装置59に指示を出力し(S210)、ローダ50に各フィーダ30を搬送させる。そして、CPU80aは、各フィーダ30の適切位置の下方に対応するバッファエリア20Bのスロット位置に各フィーダ30をそれぞれ配置するようにローダ制御装置59に指示を出力し(S220)、ローダ50に各フィーダ30を配置させて、組合せ対象フィーダの準備処理を終了する。
【0026】
これらの処理により、各フィーダ30が供給エリア20Aの各適切位置の下方に対応するバッファエリア20Bのスロット位置に配置される。このため、図11Bに示すように、輝度ランクA1の部品種LED1のフィーダ30の下方に輝度ランクA2の部品種LED1のフィーダ30が配置され、部品種RE11のフィーダ30の下方に部品種RE12のフィーダ30が配置され、部品種RE21のフィーダ30の下方に部品種RE22のフィーダ30が配置されることになる。
【0027】
また、図10では、CPU80aは、供給エリア20Aで部品切れとなったLEDのフィーダ30と、バッファエリア20Bに準備されたLEDのフィーダ30とを上下で入れ替えるようにローダ制御装置59に指示を出力し(S300)、ローダ50に各フィーダ30を入れ替えさせる。また、CPU80aは、供給エリア20Aで部品切れとなったLEDとの組合せで使用される抵抗の各フィーダ30と、バッファエリア20Bに準備された抵抗の各フィーダ30とを上下で入れ替えるようにローダ制御装置59に指示を出力し(S310)、ローダ50に各フィーダ30を入れ替えさせる。
【0028】
これらの処理により、図11Cに示すように、組合せ2の輝度ランクA2の部品種LED1のフィーダ30と、部品種RE12,RE22の各フィーダ30とが供給エリア20Aに配置される。また、部品切れとなった輝度ランクA1の部品種LED1のフィーダ30と、部品種RE11,RE21の各フィーダ30とがバッファエリア20Bに配置される。部品種RE11,RE21の各フィーダ30は、輝度ランクA1の部品種LED1のフィーダ30との組合せで使用されるから、フィーダ30内に部品が残存していても、同時に交換される。また、バッファエリア20Bに準備されたLEDのフィーダ30や抵抗の各フィーダ30は、適切位置の下方に配置されているから、ローダ50はバッファエリア20Bからフィーダ30を取り外した後、X方向(左右方向)に移動することなく、速やかに供給エリア20Aの適切位置に配置することができる。なお、S300,S310の順序はこの順に限られず、逆の順であってもよい。そして、CPU80aは、部品切れのLEDのフィーダ30と、そのフィーダ30と組合せで使用された抵抗のフィーダ30とをフィーダ保管庫60に搬送して保管するようにローダ制御装置59に指示を出力し(S330)、ローダ50に各フィーダ30を搬送させて、組合せ対象フィーダの入替処理を終了する。
【0029】
ここで、本実施形態の構成要素と本開示の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のフィーダ30が部品供給ユニットに相当し、部品実装機20が部品実装機に相当し、フィーダ保管庫60が保管庫に相当し、ローダ50がユニット交換装置に相当し、LEDのフィーダ30が特定部品供給ユニットに相当し、抵抗のフィーダ30が関連部品供給ユニットに相当し、保管情報SIが保管情報に相当し、組合せ情報CIが組合せ情報に相当する。また、組合せ対象フィーダの準備処理のS200を実行する管理装置80のCPU80aが選定部に相当し、組合せ対象フィーダの準備処理のS210,S220を実行するCPU80aとローダ制御装置59とが制御部に相当し、部品実装システム10が部品実装システムに相当する。供給エリア20Aが供給可能エリアに相当し、バッファエリア20Bが供給不能エリアに相当する。
【0030】
以上説明した部品実装システム10では、保管情報SIと組合せ情報CIとに基づいて、フィーダ保管庫60から、LEDのフィーダ30と、そのLEDのフィーダ30の輝度ランクに対応する抵抗のフィーダ30との組合せを選定する。そして、選定したLEDのフィーダ30と抵抗のフィーダ30とをフィーダ保管庫60から取り出し部品実装機20まで搬送して配置するようにローダ50を制御する。これにより、ディスプレイ82などに表示される保管情報SIや組合せ情報CIなどを作業者が参照しながらフィーダ30の組合せを探す必要がないため、作業者の負荷を軽減すると共に、フィーダ30の組合せの配置ミスを防止して実装作業の効率低下を抑制することができる。
【0031】
また、部品実装システム10では、LEDのフィーダ30の部品切れが予想される場合に、同一の部品種のLEDのフィーダ30と抵抗のフィーダ30との組合せを選定し、フィーダ保管庫60から部品実装機20まで搬送してバッファエリア20Bに配置するようにローダ50を制御する。このため、LEDのフィーダ30が部品切れとなった場合に、LEDのフィーダ30と抵抗のフィーダ30との組合せを速やかに入れ替えることができるから、実装作業の効率向上を図ることができる。
【0032】
また、部品実装システム10では、供給エリア20A内のLEDのフィーダ30の適切位置の下方に対応するバッファエリア20Bのスロット位置に、LEDのフィーダ30を配置すると共に、供給エリア20A内の抵抗のフィーダ30の適切位置の下方に対応するバッファエリア20Bのスロット位置に、抵抗のフィーダ30を配置するようにローダ50を制御する。このため、LEDのフィーダ30と抵抗部品のフィーダ30との組合せを入れ替える際に、ローダ50がフィーダ30の並びの方向への移動量を抑えて、入替作業を効率よく行うことができる。
【0033】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【0034】
例えば、上述した実施形態では、供給エリア20Aとバッファエリア20Bとの間でLEDのフィーダ30と抵抗のフィーダ30との組合せの入れ替えをローダ50が行うものとしたが、これに限られず、作業者が行うものとしてもよい。
【0035】
実施形態では、LEDのフィーダ30と抵抗のフィーダ30とを供給エリア20Aの各適切位置に対応するバッファエリア20Bのスロット位置に配置するものとしたが、これに限られず、バッファエリア20Bの任意のスロット位置に配置するものとしてもよい。
【0036】
実施形態では、S130の組合せ対象フィーダの準備処理をLEDのフィーダ30の部品切れが予想される場合に行うものとしたが、これに限られず、LEDのフィーダ30の部品切れが発生した場合やジョブが切り替わる場合など、LEDのフィーダ30を新たに配置する必要が生じた場合に行うものであればよい。部品切れが発生した場合に行うものでは、LEDのフィーダ30と抵抗のフィーダ30との組合せをバッファエリア20Bに配置せず、部品切れのフィーダ30と自動交換して供給エリア20Aに配置するものなどとしてもよい。また、そのようにする場合には、部品実装機20がバッファエリア20Bを備えないものなどとしてもよい。
【0037】
実施形態では、供給エリア20Aの下方にバッファエリア20Bが配置されるものとしたが、これに限られず、供給エリア20Aの上方にバッファエリア20Bが配置されるものとしてもよい。そのようにする場合、供給エリア20Aの適切位置に上方に対応するバッファエリア20Bのスロット位置にフィーダ30を配置するものなどとすればよい。
【0038】
実施形態では、ユニット交換装置としてX方向に移動するローダ50を例示したが、これに限られるものではない。図12の変形例では、垂直多関節型のロボットアーム152と、ロボットアーム152の先端に取り付けられるエンドエフェクタとしてのチャック154とを備える交換ロボット150により、フィーダ30を自動交換するものを示す。この変形例では、図示は省略するが、フィーダ30を保管するフィーダ保管庫を部品実装機20の前方に対向するように配置し、フィーダ保管庫と部品実装機20との間に交換ロボット150を配置する。交換ロボット150は、フィーダ保管庫と部品実装機20との間で向きを反転しながらフィーダ30を入れ替えて自動交換を行う。交換ロボット150やフィーダ保管庫は、例えば数台(2~3台など)の部品実装機20毎に1台ずつ設けられるものとしてもよい。あるいは、交換ロボット150がX軸方向に敷設されたレール上を走行可能に構成されるものとしてもよい。なお、垂直多関節型に限られず、水平多関節ロボットや直交ロボット、パラレルリンクロボットによりフィーダ30を自動交換してもよいし、AGV(無人搬送車)によりフィーダ30を自動搬送して自動交換してもよい。
【0039】
実施形態では、LEDと抵抗の組合せとして、LEDが1つで抵抗が2つの組合せを例示したが、これに限られず、LEDと抵抗がそれぞれ複数の組合せなどとしてもよい。また、発光素子としてLEDを例示したが、これに限られず、半導体レーザや有機ELなどの他の発光素子を用いてもよい。また、発光素子と抵抗素子との組合せに限られず、同一の部品種で特性ランクが異なる特定部品と、特性ランクを調整するために特定部品との組合せで実装される関連部品との組合せであってもよい。あるいは、特定部品と、特定部品との組合せで実装される関連部品との組合せであれば、関連部品が特性ランクを調整するためのものに限られず、如何なる部品としてもよい。
【0040】
ここで、本開示の実装システムは、以下のように構成してもよい。本開示の実装システムにおいて、前記部品実装機は、前記部品供給ユニットが部品を供給可能な供給可能エリアと、前記部品供給ユニットが部品を供給不能な供給不能エリアとが上下に並んで設けられており、前記選定部は、前記供給可能エリアの前記特定部品供給ユニットの部品切れが予想される場合に、同一の部品種の前記特定部品供給ユニットと、該特定部品供給ユニットの前記特定ランクに対応する前記関連部品の前記関連部品供給ユニットとの組合せを選定し、前記制御部は、前記特定部品供給ユニットと前記関連部品供給ユニットとの組合せを前記供給不能エリアに配置するように前記ユニット交換装置を制御するものとしてもよい。こうすれば、特定部品供給ユニットが部品切れとなった場合に、特定部品供給ユニットと関連部品供給ユニットとの組合せを速やかに入れ替えることができるから、実装作業の効率向上を図ることができる。
【0041】
本開示の実装システムにおいて、前記部品実装機は、前記供給可能エリア内で実装処理に適した適切位置が前記部品供給ユニット毎にそれぞれ定められており、前記制御部は、前記供給可能エリア内の前記特定部品供給ユニットの前記適切位置に上下方向に対応する前記供給不能エリア内の位置に、前記選定された前記特定部品供給ユニットを配置すると共に、前記供給可能エリア内の前記関連部品供給ユニットの前記適切位置に上下方向に対応する前記供給不能エリア内の位置に、前記選定された前記関連部品供給ユニットを配置するように前記ユニット交換装置を制御するものとしてもよい。こうすれば、供給可能エリアと供給不能エリアとの間で特定部品供給ユニットと関連部品供給ユニットとの組合せを入れ替える際に、上下方向で互いの配置位置を入れ替えればよいから、入替作業を効率よく行うことができる。
【0042】
本開示の実装システムにおいて、前記制御部は、前記供給可能エリアの前記特定部品供給ユニットの部品切れが発生した場合に、前記供給可能エリアに配置されている部品切れの前記特定部品供給ユニットと前記関連部品供給ユニットとの組合せと、前記供給不能エリアに配置されている前記特定部品供給ユニットと前記関連部品供給ユニットとの組合せとを自動交換するように前記ユニット交換装置を制御するものとしてもよい。こうすれば、特定部品供給ユニットが部品切れとなった場合に、特定部品供給ユニットと関連部品供給ユニットとの組合せをより速やかに入れ替えることができる。
【0043】
本開示の実装システムにおいて、前記特定部品は、前記特性ランクとして輝度ランクが異なる発光素子であり、前記関連部品は、前記発光素子に電気的に接続される抵抗素子であるものとしてもよい。発光素子は、製造ばらつきなどにより輝度ランクの差が生じる一方で、製品として使用される際に発光の輝度を所定輝度に揃えることが要求されるから、本開示の内容を適用する意義が高いものとなる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、部品実装システムの製造産業などに利用可能である。
【符号の説明】
【0045】
10 部品実装システム、12 印刷機、14 印刷検査機、18 X軸レール、20 部品実装機、20A 供給エリア、20B バッファエリア、21 基板搬送装置、22 ヘッド、23 ヘッド移動機構、25 パーツカメラ、28 実装制御装置、30 フィーダ、32 テープリール、33 テープ送り機構、34 位置決めピン、35 コネクタ、37 レール部材、39 フィーダ制御装置、40 フィーダ台、42 スロット、44 位置決め穴、45 コネクタ、50 ローダ、50A 上部移載エリア、50B 下部移載エリア、51 ローダ移動機構、52a X軸モータ、52b ガイドローラ、53 フィーダ移載機構、54 クランプ部、55 Y軸スライダ、55a Y軸モータ、55b Y軸ガイドレール、56 スライドベース、56a Z軸モータ、56b Z軸ガイドレール、57 エンコーダ、59 ローダ制御装置、60 フィーダ保管庫、62 基板搬送装置、80 管理装置、80a CPU、80b ROM、80c HDD、80d RAM、82 ディスプレイ、84 入力デバイス、150 交換ロボット、152 ロボットアーム、154 チャック、CI 組合せ情報、S 基板、SI 保管情報。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12