(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-24
(45)【発行日】2022-11-01
(54)【発明の名称】信号処理装置及びセンサ装置
(51)【国際特許分類】
G01D 5/20 20060101AFI20221025BHJP
【FI】
G01D5/20 Q
(21)【出願番号】P 2018160232
(22)【出願日】2018-08-29
【審査請求日】2021-06-29
(73)【特許権者】
【識別番号】000006611
【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】特許業務法人南青山国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100196575
【氏名又は名称】高橋 満
(74)【代理人】
【識別番号】100144211
【氏名又は名称】日比野 幸信
(72)【発明者】
【氏名】田上 泰生
(72)【発明者】
【氏名】石川 孝則
【審査官】吉田 久
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-162711(JP,A)
【文献】特開2005-140700(JP,A)
【文献】特開昭55-119070(JP,A)
【文献】特開2013-171819(JP,A)
【文献】特開2009-198372(JP,A)
【文献】特開2003-273718(JP,A)
【文献】特開2017-161438(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 5/12-5/252
G01B 7/00-7/34
G01P 3/00-3/80
H03K 17/94-17/96
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号検出用の検出コイルに電気的に接続される信号処理装置であって、
前記検出コイルが断線していないときは第1の正弦波信号を出力し、前記検出コイルが断線したときは前記第1の正弦波信号よりも周波数が低く、かつ、振幅が大きい第2の正弦波信号を出力する発振回路と、
正弦波信号のうち基準電位より高い第1の振幅を検波する第1の検波回路と、前記基準電位より低い第2の振幅を検波する第2の検波回路と、前記第1の検波回路の出力信号と前記第2の検波回路の出力信号との差分を増幅する差動増幅回路と、を有し、前記差動増幅回路の出力
が所定の閾値を超えたか否かに基づいて検出対象物の回転を検出する検出部であって、前記閾値が、前記検出対象物の回転停止時における前記第1の正弦波信号の振幅よりも大きく、かつ、前記第2の正弦波信号の振幅よりも小さい値に設定された検出部と
を具備する信号処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の信号処理装置であって、
前記検出部は
、前記差動増幅回路の出力を前記閾値に基づいて二値化する二値化回路
をさらに有する
信号処理装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の信号処理装置と、
前記信号処理装置と電気的に接続された検出コイルと
を備えたセンサ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、渦電流損による電気信号の変化を利用した回転検出装置等に用いられる信号処理装置及びこれを備えたセンサ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、車両に搭載されたターボチャージャの回転速度を検出する回転検出装置が開示されている。当該回転検出装置は、センサトップ(フェライト芯にコイルが巻回されたもの)を有する渦電流センサと、渦電流センサに接続された共振回路とを備え、センサトップに近接するターボチャージャ(ブレード)に渦電流を発生させ、その渦電流損による電気信号の変化から、ターボチャージャの回転速度を検出するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記構成の回転検出装置は、センサが断線等により故障した場合とターボチャージャが回転していないときとで、渦電流センサからの電気信号が同じ波形となるため、センサの故障とターボチャージャの停止とを電気信号から区別することができない。したがって、センサの故障が原因でターボチャージャが回転していないと誤判断し、例えばターボチャージャが搭載されたエンジンの制御を行うと、ターボチャージャやエンジンの不調あるいは故障の原因を招くおそれがあった。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、センサの故障とターボチャージャ等の検出対象物の停止とを区別することができる信号処理装置及びこれを備えたセンサ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る信号処理装置は、信号検出用の検出コイルに電気的に接続される信号処理装置であって、発振回路と、検出部とを具備する。
前記発振回路は、前記検出コイルが断線していないときは第1の正弦波信号を出力し、前記検出コイルが断線したときは前記第1の正弦波信号よりも周波数が低く、かつ、振幅が大きい第2の正弦波信号を出力する。
前記検出部は、前記第1の正弦波信号の振幅が所定の閾値を超えたか否かに基づいて検出対象物の回転を検出する検出部であって、前記閾値が、前記検出対象物の回転停止時における前記第1の正弦波信号の振幅よりも大きく、かつ、前記第2の正弦波信号の振幅よりも小さい値に設定される。
【0007】
前記検出部は、正弦波信号のうち基準電位より高い第1の振幅を検波する第1の検波回路と、前記基準電位より低い第2の振幅を検波する第2の検波回路と、前記第1の検波回路の出力信号と前記第2の検波回路の出力信号との差分を増幅する差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出力を前記閾値に基づいて2値化する2値化回路と、を有してもよい。
【発明の効果】
【0008】
以上述べたように、本発明によれば、センサの故障とターボチャージャ等の検出対象物の停止とを区別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態に係るセンサ装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【
図3】検出コイルが断線していない通常時(実線)と検出コイルの断線時(二点鎖線)における発振回路の正弦波信号を比較して示す概略図である。
【
図4】検波回路及び差動増幅回路の一構成例を示す回路図である。
【
図5】ターボチャージャ回転時における発振回路、差動増幅回路及び二値化回路の出力波形を模式的に示す図である。
【
図6】検出コイルの断線時における発振回路、差動増幅回路及び二値化回路の出力波形を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係るセンサ装置100の構成を概略的に示すブロック図である。センサ装置100は、センサトップ10と、信号処理装置20とを備える。本実施形態においてセンサ装置100は、ターボチャージャにおける回転ブレードTの回転速度あるいは回転数を検出する回転検出装置である。
【0012】
センサトップ10は、例えば突出型渦電流センサであり、金属製の回転ブレードTに近接して配置される信号検出用の検出コイルL1を有する。検出コイルL1は、例えばフェライト等の軟磁性材料で構成された磁心の周囲に巻回されたエナメル線等の樹脂被覆銅線で形成される。検出コイルL1は、信号処理装置20の発振回路21に接続され、検出対象物である回転ブレードTに渦電流を生じさせる磁界を発生させる。
【0013】
信号処理装置20は、発振回路21と、検出部22とを有する。検出部22は、検波回路221と、差動増幅回路222と、二値化回路223と、分周回路224とを有する。
【0014】
図2は、発振回路21の構成例を示す回路図である。同図に示すように、発振回路21は、例えば、コルピッツ型の発振回路で構成され、バイポーラトランジスタQと、第1のコンデンサC10と、第2のコンデンサC20と、コイルL2とを有する。
【0015】
第1のコンデンサC10は、バイポーラトランジスタQのエミッタとグランド端子との間に接続され、第2のコンデンサC20は、バイポーラトランジスタQのコレクタとエミッタとの間に接続され、コイルL2は、バイポーラトランジスタQのコレクタとベースとの間に接続される。バイポーラトランジスタQのエミッタとグランド端子との間には、第1のコンデンサC10とは並列に、抵抗Rと検出コイルL1がそれぞれ接続される。
【0016】
発振回路21は、電源(Vcc)から電圧が入力されることで、第1のコンデンサC10及び第2のコンデンサC20の合成容量と検出コイルL1及びコイルL2の合成インダクタンスとにより定まる次式(1)で表される発振周波数f0で発振する。発振周波数f0は特に限定されず、例えば、3.5MHzである。
【0017】
【0018】
発振回路21は、検出信号として、発振周波数f0の正弦波信号を出力する。検出コイルL1に対向する回転ブレードTは、検出コイルL1に流れる電流によって発生する磁界の影響を受ける位置を通過する。回転ブレードTが検出コイルL1に対向する位置にあるときは、回転ブレードTに誘起される渦電流によって渦電流損が発生する。この影響により、発振回路21から出力される検出信号の電圧Vが変化する。この渦電流損による検出信号の電圧変化を検出部22で検出することで、後述するように回転ブレードTの回転が検出される。
【0019】
一方、この種の回転検出装置では、センサトップ(検出コイルL1)が断線する場合がある。検出コイルL1が断線すると、次式(2)で表されるように、発振回路の合成インダクタンスが大きくなる。このため、センサトップの断線前と比較して、発振周波数f0は低下するとともに、発振回路のインピーダンスが増大するため信号電圧(V)は上昇する。
【0020】
【0021】
図3は、検出コイルL1が断線していない通常時と検出コイルL1の断線時における発振回路21の正弦波信号を比較して示す概略図である。図中実線は、通常時における発振回路21の電圧波形であり、以下、第1の正弦波信号W1ともいう。図中二点鎖線は、検出コイルL1の断線時における発振回路21の電圧波形であり、以下、第2の正弦波信号W2ともいう。
【0022】
例えば、発振回路21は、検出コイルL1が断線したとき、発振周波数が通常時の3.5MHz(第1の周波数)からこれよりも低い500kHz(第2の周波数)に低下し、信号電圧が6V(通常時)から8Vに上昇するように設定される。
なお
図3は概略図であるため、各正弦波信号W1,W2の周波数の相対比は必ずしも上述の例に一致しない。
【0023】
続いて、検出部22について説明する。
図4は、検波回路221及び差動増幅回路222の一構成例を示す回路図である。
【0024】
検波回路221は、第1の検波回路221Aと、第2の検波回路221Bとを有する。
【0025】
第1の検波回路221Aは、コンデンサC1,C2,C3と、ダイオードD1と、抵抗R1とを有する。ダイオードD1、コンデンサC2及び抵抗R1は、発振回路21に接続される第1の信号線S1とGND電位(以下、基準電位という)との間に並列に接続される。ダイオードD1は、基準電位から第1の信号線へ向かう電流の流れを順方向とする。そして、コンデンサC2及び抵抗R1は、発振回路21が出力する正弦波信号(検出信号)のうち基準電位よりも高い(正電位)の第1の振幅を検波する積分回路F1を構成する。
【0026】
第2の検波回路221Bは、コンデンサC4,C5,C6と、ダイオードD2と、抵抗R2とを有する。ダイオードD2、コンデンサC4及び抵抗R2は、発振回路21に接続される第2の信号線S2と基準電位との間に並列に接続される。ダイオードD2は、第2の信号線S2から基準電位へ向かう電流の流れを順方向とする。そして、コンデンサC5及び抵抗R2は、発振回路21が出力する正弦波信号のうち基準電位よりも低い(負電位)の第2の振幅を検波する積分回路F2を構成する。
【0027】
差動増幅回路222は、第1の検波回路221Aの出力信号と第2の検波回路221Bの出力信号との差分を増幅する。差動増幅回路222は、オペアンプOPと、抵抗R3,R4,R5,R6と、バイアス電源Eとを有する。抵抗R3は、検波回路221の第1の信号線S1とオペアンプOPの入力端子(非反転入力端子)との間に接続され、抵抗R4は、検波回路221の第2の信号線S2とオペアンプOPの反転入力端子との間に接続される。抵抗R5は、オペアンプOPの負帰還抵抗であり、抵抗R6は、バイアス電源EとオペアンプOPの入力端子(非反転入力端子)との間に接続される。
【0028】
二値化回路223は、差動増幅回路222の出力を所定電位と比較する比較器を含む。所定電位は、センサトップ10に対する回転ブレードTの接近に伴って変化する第1の正弦波信号W1の振幅を検出するための閾値(Vth)である。二値化回路223は、第1の正弦波信号W1をその振幅が上記閾値(Vth)を超えたか否かで二値化する。つまり、回転ブレードTの回転によるセンサトップ10に対する接近及び離間に伴って第1の正弦波信号W1の振幅が変化し、その振幅の変化を上記閾値(Vth)に基づいて二値化することで得られるパルス信号を生成する。生成されたパルス信号の周波数は、回転ブレートTの回転周波数によって定まり、例えば、50Hz~72kHzである。
【0029】
分周回路224は、二値化回路223の出力を所定の分周比で分周する。これにより、回転ブレードTの回転数に対応する検出信号が得られる。得られた検出信号は、ECU(Electronic Control Unit)30へ出力され、回転ブレードTの回転数が検出される。なお、分周回路224は、ECU30に設けられてもよい。
【0030】
図5(A)~(D)は、ターボチャージャ回転時における発振回路21、差動増幅回路222及び二値化回路223の出力波形を模式的に示す図であり、(A)は第1の正弦波信号W1の正電位側の包絡線、(B)は、(A)における電圧変動の中立点(P部)の拡大図である。(C)は差動増幅回路222の出力波形を、(D)は二値化回路223の出力波形をそれぞれ示している。
【0031】
第1の検波回路221Aは、発振回路21から出力される第1の正弦波信号W1の正電圧側を検波する。第2の検波回路221Bは、発振回路21から出力される第1の正弦波信号W1の負電圧側を検波する。第1の正弦波信号W1は、センサトップ10に回転ブレードTが接近したときに振幅が小さくなり、センサトップ10から回転ブレードTが離間したときに振幅が大きくなる高周波信号である。したがって、ターボチャージャが回転しているときは、
図5(A)に示すように、回転ブレードTの回転に応じて第1の正弦波信号W1の振幅が周期的に変化する。差動増幅回路222は、
図5(C)に示すように、回転ブレードTの接近時に振幅が最大となる波形の信号を出力する。二値化回路223は、
図5(D)に示すように、差動増幅回路222の出力が閾値Vthを超える領域を「1」、閾値Vth未満の領域を「0」とするパルス信号を生成し、これを回転ブレードTの回転数に関する情報として分周回路224へ出力する。
【0032】
閾値Vthは、ターボチャージャ回転時における電圧変動の中立点(
図5(A)におけるP部)において、
図5(B)に示すように、第1の正弦波信号W1の振幅よりも大きな値に設定される。回転ブレードTの回転が停止しているときは、第1の正弦波信号W1の振幅は変化しない。この場合、差動増幅回路222の出力が一定値であるため、二値化回路223の出力(パルス信号)は出力されなくなる。
【0033】
一方、従来のこの種の回転検出装置では、センサトップが断線した場合、発振回路21が検波回路221に向け出力される信号波形はターボチャージャの回転停止時と同じ形状となるため、センサの故障とターボチャージャの停止とを区別することができなかった。
本実施形態では、後述するように、回転ブレードTの回転を検出するための閾値Vthが、第2の正弦波信号W2の振幅よりも小さい値に設定される。
【0034】
図6(A)~(D)は、検出コイルL1の断線時における発振回路21、差動増幅回路222及び二値化回路223の出力波形を模式的に示す図であり、(A)は出力波形の正電位側の包絡線、(B)は、(A)における電圧変動の中立点(P部)の拡大図である。(C)は差動増幅回路222の出力波形を、(D)は二値化回路223の出力波形をそれぞれ示している。
【0035】
検出コイルL1が断線したとき、発振回路21は、検出信号として第2の正弦波信号W2を出力する。
図6(A)に示すように、ターボチャージャの回転停止時と同様に検出信号の振幅変動はなく、一定値をとる。一方、上述のように、第2の正弦波信号W2は、第1の正弦波信号W1よりも周波数が低く、振幅が大きい。
【0036】
そこで本実施形態では、二値化回路223の閾値Vthを
図6(B)に示すように、第2の正弦波信号W2の振幅よりも小さい値に設定する。すなわち、閾値Vthは、回転ブレードTの回転停止時における第1の正弦波信号W1の振幅よりも大きく、かつ、第2の正弦波信号W2の振幅よりも小さい値に設定される。これにより、検出コイルL1の断線時にも二値化回路223によって、差動増幅回路222の出力信号のうち閾値Vth以上の信号成分を抽出したパルス波形の信号を出力することが可能となる(
図6(C),(D)参照)。このパルス波形の信号は、第2の正弦波信号W2の周波数(例えば、約500Hz)に対応するため、ターボチャージャ回転時に検出されるパルス信号(50Hz~72kHz)とは周波数帯域が異なる。これにより、ECU30はセンサトップ10の故障を検出することができる。
【0037】
第2の正弦波信号W2の周波数および電圧の調整方法は特に限定されず、例えば、発振回路21における第1のコンデンサC10及び第2のコンデンサC20の容量値で調整することができる。
【0038】
以上のように本実施形態によれば、センサトップ10の故障とターボチャージャの停止とを区別することができる。これにより、センサトップ10の故障によるターボチャージャが回転していないとの誤判断が回避されるので、当該誤判断に起因するターボチャージャやエンジンの不調あるいは故障を防ぐことができる。
【0039】
さらに本実施形態によれば、発振回路21の検出信号からセンサトップ10の故障を検出することができるため、センサトップ10の異常検出信号を出力するための端子を発振回路21に別途設ける必要がなくなり、1つの出力端子で通常時の検出信号と異常時の検出信号とを出力することができる。
【0040】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
【0041】
例えば以上の実施形態では、発振回路21として
図2に示したようなコルピッツ型の発振回路で構成されたが、これに限られず、センサトップ10の故障時に周波数が低下し、電圧が高くなる他の発振回路が採用されてもよい。
【0042】
また、以上の実施形態では、回転速度の検出対象としてターボチャージャにおける回転ブレードを例に挙げて説明したが、検出対象はこれに限られず、例えば、空冷ファンや送風ファン等の回転羽根等であってもよい。
【0043】
さらに以上の実施形態では、センサトップ10として渦電流センサを例に挙げて説明したが、これに限られず、コイルを有する各種のセンサやアンテナ等であってもよく、これらの断線検知に本発明が適用されてもよい。
【符号の説明】
【0044】
10…センサトップ
20…信号処理装置
21…発振回路
22…検出部
30…ECU
100…センサ装置
221…検波回路
221A…第1の検波回路
221B…第2の検波回路
222…差動増幅回路
223…二値化回路
224…分周回路
L1…検出コイル