(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-24
(45)【発行日】2022-11-01
(54)【発明の名称】情報プッシュ先端末を選択するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 84/10 20090101AFI20221025BHJP
H04W 92/08 20090101ALI20221025BHJP
H04M 1/72412 20210101ALI20221025BHJP
H04M 1/72415 20210101ALI20221025BHJP
H04M 1/72484 20210101ALI20221025BHJP
【FI】
H04W84/10 110
H04W92/08 110
H04M1/72412
H04M1/72415
H04M1/72484
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021052774
(22)【出願日】2021-03-26
(62)【分割の表示】P 2019190069の分割
【原出願日】2013-11-22
【審査請求日】2021-04-16
(73)【特許権者】
【識別番号】517332063
【氏名又は名称】華為終端有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】メイ、ジンチン
(72)【発明者】
【氏名】ジン、ジーハオ
【審査官】田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-053971(JP,A)
【文献】特開2007-173920(JP,A)
【文献】特表2016-537910(JP,A)
【文献】特開2008-104102(JP,A)
【文献】特開2002-163178(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0272408(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00
H04M 1/72- 1/72516
H04W 4/00-99/00
H04L 12/28
H04L 12/44-12/66
H04L 45/00-49/9057
G06F 3/01
G06F 3/048-3/0489
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末によって実行される方法であって、
前記第1の端末によってサポートされている第1サービスと関連付けられた情報を受信する段階と、
前記情報のサービスタイプを決定する段階と、
複数の第2の端末の複数の作業ステータスを決定する段階であって、前記複数の第2の端末は、Bluetooth(登録商標)接続によって前記第1の端末と通信接続される複数のウェアラブル装置を含み、前記複数の作業ステータスのそれぞれは、インタラクション状態または非インタラクション状態に対応し、前記インタラクション状態は、前記複数の第2の端末のそれぞれがユーザとインタラクション状態であることを表し、前記非インタラクション状態は、前記複数の第2の端末の前記それぞれが前記ユーザと前記インタラクション状態ではないことを表す、段階と、
前記情報の前記サービスタイプおよび前記複数の第2の端末の前記複数の作業ステータスに基づいて、前記複数の第2の端末から、プロンプトメッセージをプッシュするための目標端末を選択する段階であって、前記目標端末に対応する前記複数の作業ステータスの1つは前記インタラクション状態を含む、段階と、
前記第1の端末が前記情報を有することを示している前記目標端末に前記プロンプトメッセージを送信する段階と
を備える方法。
【請求項2】
前記情報は、音声通話サービス情報、映像通話サービス情報、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、およびプッシュ通知のうち少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の第2の端末から前記目標端末を選択する段階は、
前記複数の第2の端末から、前記サービスタイプに対応するサービスのタイプをサポートしていて、且つ、前記インタラクション状態にある、前記複数の第2の端末のサブセットを決定する段階と、
前記目標端末として、前記複数の第2の端末のサブセットのうちの1つを選択する段階と
を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記インタラクション状態は更に、前記複数の第2の端末の前記それぞれが
1つまたは複数のデータチャネルにおいて前記ユーザ
による連続的なデータ入力があることを表す、
請求項1から3の何れか一項に記載の方法。
【請求項5】
端末であって、
メモリと、
前記メモリに接続されたプロセッサと
を備え、前記プロセッサは、
前記端末によってサポートされている第1サービスと関連付けられた情報を受信し、
前記情報のサービスタイプを決定し、
複数の第2の端末の複数の作業ステータスを決定し、ここで、前記複数の第2の端末は、Bluetooth(登録商標)接続によって前記端末と通信接続される複数のウェアラブル装置を含み、前記複数の作業ステータスのそれぞれは、インタラクション状態または非インタラクション状態に対応し、前記インタラクション状態は、前記複数の第2の端末のそれぞれがユーザとインタラクション状態であることを表し、前記非インタラクション状態は、前記複数の第2の端末の前記それぞれが前記ユーザと前記インタラクション状態ではないことを表し、
前記情報の前記サービスタイプおよび前記複数の第2の端末の前記複数の作業ステータスに基づいて、前記複数の第2の端末から、プロンプトメッセージをプッシュするための目標端末を選択し、ここで、前記目標端末に対応する前記複数の作業ステータスの1つは前記インタラクション状態を含み、
前記端末が前記情報を有することを示している前記目標端末に前記プロンプトメッセージを送信する、
ように構成される、端末。
【請求項6】
前記情報は、音声通話サービス情報、映像通話サービス情報、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、およびプッシュ通知のうち少なくとも1つを含む、
請求項5に記載の端末。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記複数の第2の端末から、前記サービスタイプに対応するサービスのタイプをサポートしていて、且つ、前記インタラクション状態にある、前記複数の第2の端末のサブセットを決定し、
前記目標端末として、前記複数の第2の端末のサブセットのうちの1つを選択する、
ことによって、前記複数の第2の端末から前記目標端末を選択するように構成される、請求項5または6に記載の端末。
【請求項8】
前記インタラクション状態は更に、前記複数の第2の端末の前記それぞれが
1つまたは複数のデータチャネルにおいて前記ユーザ
による連続的なデータ入力があることを表す、
請求項5から7の何れか一項に記載の端末。
【請求項9】
端末によってサポートされている第1サービスと関連付けられた情報を受信する手順と、
前記情報のサービスタイプを決定する手順と、
複数の第2の端末の複数の作業ステータスを決定する手順であって、前記複数の第2の端末は、Bluetooth(登録商標)接続によって前記端末と通信接続される複数のウェアラブル装置を含み、前記複数の作業ステータスのそれぞれは、インタラクション状態または非インタラクション状態に対応し、前記インタラクション状態は、前記複数の第2の端末のそれぞれがユーザとインタラクション状態であることを表し、前記非インタラクション状態は、前記複数の第2の端末の前記それぞれが前記ユーザと前記インタラクション状態ではないことを表す、手順と、
前記情報の前記サービスタイプおよび前記複数の第2の端末の前記複数の作業ステータスに基づいて、前記複数の第2の端末から、プロンプトメッセージをプッシュするための目標端末を選択する手順であって、前記目標端末に対応する前記複数の作業ステータスの1つは前記インタラクション状態を含む、手順と、
前記端末が前記情報を有することを示している前記目標端末に前記プロンプトメッセージを送信する手順と
を前記端末に実行させるためのプログラム。
【請求項10】
前記情報は、音声通話サービス情報、映像通話サービス情報、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、およびプッシュ通知のうち少なくとも1つを含む、
請求項9に記載のプログラム。
【請求項11】
前記複数の第2の端末から前記目標端末を選択する手順は、
前記複数の第2の端末から、前記サービスタイプに対応するサービスのタイプをサポートしていて、且つ、前記インタラクション状態にある、前記複数の第2の端末のサブセットを決定する手順と、
前記目標端末として、前記複数の第2の端末のサブセットのうちの1つを選択する手順と
を含む、請求項9または10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記インタラクション状態は更に、前記複数の第2の端末の前記それぞれが
1つまたは複数のデータチャネルにおいて前記ユーザ
による連続的なデータ入力があることを表す、
請求項9から11の何れか一項に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信技術の分野に、特に、情報プッシュ先端末を選択するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ますます多様化となるウェアラブルデバイスがあり、ヘッドマウントディスプレイ、Google Glass、スマートウォッチ、ハートレートモニタ、およびスマートシューズなどのウェアラブルデバイスが人々の生活に徐々に入っている。ウェアラブルデバイスは、短距離において携帯電話と接続され得、当該携帯電話により送信された情報をさらに受信し得る。新しい情報を受信したとき、携帯電話は、当該携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスに、当該情報を受信したというプロンプト情報をプッシュし得、または当該ウェアラブルデバイスに、当該受信した情報をプッシュし得る。
【0003】
従来技術では、1つのウェアラブルデバイスのみが携帯電話と接続される場合において、当該携帯電話が新しいサービス情報(新しいSMSメッセージまたは新しい着信など)を受信するとき、当該携帯電話は、当該ウェアラブルデバイスに、当該新しいサービス情報を受信したというプロンプト情報を送信し得、当該ウェアラブルデバイスの振動、着信音、またはフラッシュなどの方式によりユーザに当該受信したサービス情報を閲覧するよう促し得る。しかし、メガネ、腕時計、およびシューズなどの複数のウェアラブルデバイスが携帯電話と接続されている場合、当該携帯電話が新しいサービス情報を受信するとき、当該サービス情報を受信したというプロンプト情報はどのデバイスに送信されるべきであろうか、またはどのデバイスが当該プロンプト情報を受信するのにより適切な作業ステータスにあるのだろうか。従来技術では、情報プッシュ先端末を選択する課題が解決できず、情報プッシュ効率およびデバイスリソースの利用が保障できず、情報プッシュのユーザ・エクスペリエンス効果が保障できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、情報プッシュ先端末を選択するための方法および装置を提供し、第1の端末と接続される複数の第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択できるようにし、情報プッシュ効率を向上させたり、端末リソースの利用を向上させたり、情報プッシュのユーザ・エクスペリエンスを向上させたりすることができる。
【0005】
本発明の実施形態の第1の態様は、情報プッシュ先端末を選択するための方法を提供し、当該方法は、第1の端末により、受信したサービス情報のサービスタイプを予め設定された端末サービスタイプテーブルに従って決定する段階と、第1の端末により、第1の端末に構成された端末ステータステーブルから、第1の端末と接続される第2の端末の特徴情報を取得し、かつ、特徴情報に従って第2の端末の作業ステータスを決定する段階と、第1の端末により、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプ、第2の端末の作業ステータスに従って、第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択する段階であって、目標端末は、サービス情報をサポートし、目標端末の作業ステータスは、サービス情報をプッシュするための要件を満たす段階と、目標端末に、サービス情報を受信したというプロンプトメッセージを送信する段階とを備え得る。
【0006】
第1の態様に関連して、第1の可能な実施方式において、受信したサービス情報は、音声または映像通話サービス情報、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、およびプッシュ通知のうち少なくとも1つを含む。
【0007】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施方式に関連して、第2の可能な実施方式において、第1の端末により、受信したサービス情報のサービスタイプを予め設定された端末サービスタイプテーブルに従って決定する段階の前に、当該方法は、端末サービスタイプテーブルを予め設定する段階を備え、端末サービスタイプテーブルは、端末サービス情報、端末サービスタイプ、および端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係を含み、端末サービス情報は、音声または映像通話サービス、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、ゲーム、ビデオ、およびナビゲーションのうち少なくとも1つを含み、端末サービスタイプは、リアルタイム通信タイプ、非リアルタイム通信タイプ、およびリアルタイム非通信タイプのうち少なくとも1つを含む。
【0008】
第1の態様から第1の態様の第2の可能な実施方式のいずれか1つに関連して、第3の可能な実施方式において、第2の端末の特徴情報は、第2の端末の構成情報および作業ステータスのうち少なくとも1つを含み、構成情報は、デバイス識別子、デバイスタイプ、および第1の端末との通信方式のうち少なくとも1つを含み、第2の端末の実行ステータスは、インタラクション状態または非インタラクション状態を含む。
【0009】
第1の態様の第3の可能な実施方式に関連して、第4の可能な実施方式において、第1の端末により、第1の端末に構成された端末ステータステーブルから第1の端末と接続される第2の端末の特徴情報を取得する段階の前に、方法は、第1の端末と接続される第2の端末の構成情報を取得する段階と、第2の端末の通信データを取得し、かつ、通信データに従って第2の端末の実行ステータスと第2の端末のサービスタイプとを決定する段階と、第2の端末の構成情報、実行ステータス、およびサービスタイプに基づいて端末ステータステーブルを生成し、指定された場所に、端末ステータステーブルを格納する段階とをさらに備える。
【0010】
第1の態様の第4の可能な実施方式に関連して、第5の可能な実施方式において、第2の端末の通信データを取得し、通信データに従って第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを決定する段階は、第2の端末のデータ入力または出力チャネルにおいてデータ入力または出力があるかを判断する段階と、ある第2の端末においてデータ入力または出力があると判断された場合、当該第2の端末がインタラクション状態にあると判断し、取得した通信データに従って当該第2の端末において実行されているサービスのタイプを決定する、または、ある第2の端末においてデータ入力または出力がないと判断された場合、当該第2の端末が非インタラクション状態にあると判断する段階とを含み、データ入力または出力チャネルは、音声、画像、タッチ、および振動のデータ入力または出力チャネルのうち少なくとも1つを含む。
【0011】
第1の態様の第5の可能な実施方式に関連して、第6の可能な実施方式において、情報プッシュルールは、通信タイプのサービスを優先的に処理し、第2の端末の作業ステータスは、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを含み、第1の端末により、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプ、および第2の端末の作業ステータスに従って第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択する段階は、サービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプである場合、インタラクション状態にある第2の端末を最も好適な目標端末として設定し、非インタラクション状態にある第2の端末を2番目に好適な目標端末として設定する段階と、最も好適な目標端末が空き(empty)であるかを判断し、判断の結果が空きではない場合、最も好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、判断の結果が空きである場合、2番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する段階とを含む。
【0012】
第1の態様の第5の可能な実施方式に関連して、第7の可能な実施方式において、情報プッシュルールは、非通信タイプのサービスを優先的に処理し、第2の端末の作業ステータスは、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを含み、第1の端末により、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプ、および第2の端末の作業ステータスに従って第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択する段階は、サービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプである場合、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプである第2の端末を最も好適な目標端末として設定し、非インタラクション状態にある第2の端末を2番目に好適な目標端末として設定し、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプである第2の端末を3番目に好適な目標端末として設定する段階と、最も好適な目標端末が空きかを判断し、最も好適な目標端末が空きではない場合、最も好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、最好適な目標端末が空きであると判断された場合、2番目に好適な目標端末が空きであるかを判断し、判断の結果が空きではない場合、2番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、若しくは、判断の結果が空きである場合、3番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する段階とを含む。
【0013】
第1の態様の第6の可能な実施方式または第1の態様の第7の可能な実施方式に関連して、第8の可能な実施方式において、最も好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合、サービス情報のサービスタイプと第2の端末のサービスタイプおよび構成情報とに従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、2番目に好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュ先端末として選択し、または、3番目に好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュ先端末として選択する。
【0014】
第1の態様の第8の可能な実施方式に関連して、第9の可能な実施方式において、サービス情報のサービスタイプと第2の端末のサービスタイプおよび構成情報とに従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する段階は、複数の第2の端末の各第2の端末のサービスタイプに従って第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含むかを判断する段階と、判断の結果、第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含む場合、サービスが実行されている第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択し、サービスが実行されている複数の第2の端末がある場合、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択する段階、または、判断の結果、第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含まない場合、第2の端末のサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のサービスタイプを含むかを判断し、第2の端末のサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のサービスタイプを含む場合、サービスタイプに対応する第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択し、サービスタイプに対応する複数の第2の端末があるとき、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択する段階とを含む。
【0015】
本発明の実施形態の第2の態様は、情報プッシュ先端末を選択するための装置を提供し、当該装置は、受信したサービス情報のサービスタイプを予め設定された端末サービスタイプテーブルに従って決定するよう構成される処理モジュールと、構成された端末ステータステーブルから第1の端末と接続される第2の端末の特徴情報を取得するよう構成される取得モジュールであって、処理モジュールは、取得モジュールにより取得された特徴情報に従って第2の端末の作業ステータスを決定するよう構成される取得モジュールと、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプおよび第2の端末の作業ステータスに従って第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択するよう構成される選択モジュールであって、目標端末がサービス情報をサポートし、目標端末の作業ステータスは、サービス情報をプッシュするための要件を満たす選択モジュールと、目標端末に、サービス情報を受信したというプロンプトメッセージを送信するよう構成される送信モジュールとを備え得る。
【0016】
第2の態様に関連して、第1の可能な実施方式において、処理モジュールにより受信されたサービス情報は、音声または映像通話サービス情報、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、およびプッシュ通知のうち少なくとも1つを含む。
【0017】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施方式に関連して、第2の可能な実施方式において、装置は、端末サービスタイプテーブルを予め設定するよう構成される設定モジュールであって、端末サービスタイプテーブルは、端末サービス情報、端末サービスタイプ、および端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係を含む設定モジュールをさらに含み、端末サービス情報は、音声または映像通話サービス、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、ゲーム、ビデオ、およびナビゲーションのうち少なくとも1つを含み、端末サービスタイプは、リアルタイム通信タイプ、非リアルタイム通信タイプ、およびリアルタイム非通信タイプのうち少なくとも1つを含む。
【0018】
第2の態様から第2の態様の第2の可能な実施方式のいずれか1つに関連して、第3の可能な実施方式において、取得モジュールにより取得された、第2の端末の特徴情報は、第2の端末の構成情報および作業ステータスのうち少なくとも1つを含み、構成情報は、デバイス識別子、デバイスタイプ、および第1の端末との通信方式のうち少なくとも1つを含み、第2の端末の実行ステータスは、インタラクション状態または非インタラクション状態を含む。
【0019】
第2の態様の第3の可能な実施方式に関連して、第4の可能な実施方式において、取得モジュールは、第1の端末と接続される第2の端末の構成情報を取得するようさらに構成され、処理モジュールは、第2の端末の通信データを取得し、通信データに従って第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを決定し、第2の端末の構成情報、実行ステータス、およびサービスタイプに基づいて端末ステータステーブルを生成し、指定された場所に端末ステータステーブルを格納するようさらに構成される。
【0020】
第2の態様の第4の可能な実施方式に関連して、第5の可能な実施方式において、処理モジュールは、第2の端末のデータ入力または出力チャネルにおいてデータ入力または出力があるかを判断し、ある第2の端末にデータ入力または出力があると決定された場合、当該第2の端末がインタラクション状態にあると判断し、取得した通信データに従って当該第2の端末において実行されているサービスのタイプを決定する、または、ある第2の端末においてデータ入力または出力がないと判断された場合、当該第2の端末が非インタラクション状態にあると判断するよう、具体的に構成され、データ入力または出力チャネルは、音声、画像、タッチ、および振動のデータ入力または出力チャネルのうち少なくとも1つを含む。
【0021】
第2の態様の第5の可能な実施方式に関連して、第6の可能な実施方式において、情報プッシュルールは、通信タイプのサービスを優先的に処理し、第2の端末の作業ステータスは、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを含み、選択モジュールは、サービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプである場合において、インタラクション状態にある第2の端末を最も好適な目標端末として設定し、非インタラクション状態にある第2の端末を2番目に好適な目標端末として設定し、最も好適な目標端末が空きであるかを判断し、判断の結果が空きではない場合、最も好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、判断の結果が空きである場合、2番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0022】
第2の態様の第5の可能な実施方式に関連して、第7の可能な実施方式において、情報プッシュルールは、非通信タイプのサービスを優先的に処理し、第2の端末の作業ステータスは、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを含み、選択モジュールは、サービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプである場合において、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプである第2の端末を最も好適な目標端末として設定し、非インタラクション状態にある第2の端末を2番目に好適な目標端末として設定し、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプである第2の端末を3番目に好適な目標端末として設定し、最も好適な目標端末が空きであるかを判断し、最も好適な目標端末が空きではないとき、最も好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、最も好適な目標端末が空きであるとき、2番目に好適な目標端末が空きであるかを判断し、判断の結果が空きではないとき、2番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、若しくは判断の結果が空きであるとき、3番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0023】
第2の態様の第6の可能な実施方式または第2の態様の第7の可能な実施方式に関連して、第8の可能な実施方式において、選択モジュールは、最も好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合において、サービス情報のサービスタイプと第2の端末のサービスタイプおよび構成情報とに従って、複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、2番目に好適な目標端末が複数の第2の端末を含むとき、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、3番目に好適な目標端末が複数の第2の端末を含むとき、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、さらに具体的に構成される。
【0024】
第2の態様の第8の可能な実施方式に関連して、第9の可能な実施方式において、サービス情報のサービスタイプと第2の端末のサービスタイプおよび構成情報とに従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する場合において、選択モジュールは、第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含むかを複数の第2の端末の各第2の端末のサービスタイプに従って判断し、判断の結果、第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含むとき、サービスが実行されている第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択し、サービスが実行されている複数の第2の端末がある場合、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、判断の結果が第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含まないとき、第2の端末のサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のサービスタイプを含むかを判断し、第2の端末のサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のサービスタイプを含む場合、サービスタイプに対応する第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択し、サービスタイプに対応する複数の第2の端末があるとき、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0025】
本発明の実施形態の第3の態様は、端末を提供し、当該端末は、サービス情報を受信するよう構成される受信機と、受信機により受信されたサービス情報のサービスタイプを予め設定した端末サービスタイプテーブルに従って決定し、構成された端末ステータステーブルから、端末と接続される第2の端末の特徴情報を取得し、特徴情報に従って第2の端末の作業ステータスを決定するよう構成されるプロセッサであって、プロセッサは、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプ、第2の端末の作業ステータスに従って第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択するよう構成され、目標端末は、サービス情報をサポートし、目標端末の作業ステータスは、サービス情報をプッシュするための要件を満たすプロセッサと、プロセッサにより選択された目標端末に、サービス情報を受信したというプロンプトメッセージを送信するよう構成される送信機とを備え得る。
【0026】
第3の態様に関連して、第1の可能な実施方式において、受信機により受信されたサービス情報は、音声または映像通話サービス情報、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、およびプッシュ通知のうち少なくとも1つを含む。
【0027】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施方式に関連して、第2の可能な実施方式において、プロセッサは、端末サービスタイプテーブルを予め設定するよう、さらに具体的に構成され、端末サービスタイプテーブルは、端末サービス情報、端末サービスタイプ、および端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係を含み、端末サービス情報は、音声または映像通話サービス、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、ゲーム、ビデオ、およびナビゲーションのうち少なくとも1つを含み、端末サービスタイプは、リアルタイム通信タイプ、非リアルタイム通信タイプ、およびリアルタイム非通信タイプのうち少なくとも1つを含む。
【0028】
第3の態様から第3の態様の第2の可能な実施方式のいずれか1つに関連して、第3の可能な実施方式において、第2の端末の特徴情報は、第2の端末の構成情報および作業ステータスのうち少なくとも1つを含み、構成情報は、デバイス識別子、デバイスタイプ、および第1の端末との通信方式のうち少なくとも1つを含み、第2の端末の実行ステータスは、インタラクション状態または非インタラクション状態を含む。
【0029】
第3の態様の第3の可能な実施方式に関連して、第4の可能な実施方式において、プロセッサは、端末と接続される第2の端末の構成情報を取得し、第2の端末の通信データを取得し、通信データに従って第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを決定し、第2の端末の構成情報、実行ステータス、サービスタイプに基づいて端末ステータステーブルを生成し、指定された場所に端末ステータステーブルを格納するよう、さらに具体的に構成される。
【0030】
第3の態様の第4の可能な実施方式に関連して、第5の可能な実施方式において、第2の端末の通信データを取得し、通信データに従って第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを決定する場合において、プロセッサは、第2の端末のデータ入力または出力チャネルにおいてデータ入力または出力があるかを判断し、ある第2の端末においてデータ入力または出力があると判断されたとき、当該第2の端末がインタラクション状態にあると判断し、取得した通信データに従って当該第2の端末において実行されているサービスのタイプを決定する、または、ある第2の端末においてデータ入力または出力がないと判断されたとき、当該第2の端末が非インタラクション状態にあると判断するよう、具体的に構成され、データ入力または出力チャネルは、音声、画像、タッチ、および振動のデータ入力または出力チャネルのうち少なくとも1つを含む。
【0031】
第3の態様の第5の可能な実施方式に関連して、第6の可能な実施方式において、情報プッシュルールは、通信タイプのサービスを優先的に処理し、第2の端末の作業ステータスは、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを含み、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプおよび第2の端末の作業ステータスに従って第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択する場合において、プロセッサは、サービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプであるとき、インタラクション状態にある第2の端末を最も好適な目標端末として設定し、非インタラクション状態にある第2の端末を2番目に好適な目標端末として設定し、最も好適な目標端末が空きであるかを判断し、判断の結果が空きではないとき、最も好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、判断の結果が空きであるとき、2番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0032】
第3の態様の第5の可能な実施方式に関連して、第7の可能な実施方式において、情報プッシュルールは、非通信タイプのサービス優先的に処理し、第2の端末の作業ステータスは、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを含み、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプおよび第2の端末の作業ステータスに従って第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択する場合において、プロセッサは、サービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプであるとき、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプである第2の端末を最も好適な目標端末として設定し、非インタラクション状態にある第2の端末を2番目に好適な目標端末として設定し、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプである第2の端末を3番目に好適な目標端末として設定し、最も好適な目標端末が空きであるかを判断し、最も好適な目標端末が空きではないとき、最も好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、最も好適な目標端末が空きであるとき、2番目に好適な目標端末が空きであるかを判断し、判断の結果が空きではないとき、2番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、若しくは、判断の結果が空きであるとき、3番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0033】
第3の態様の第6の可能な実施方式または第3の態様の第7の可能な実施方式に関連して、第8の可能な実施方式において、プロセッサは、最も好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合において、サービス情報のサービスタイプと第2の端末のサービスタイプおよび構成情報とに従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、2番目に好適な目標端末が複数の第2の端末を含むとき、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、または、3番目に好適な目標端末が複数の第2の端末を含むとき、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0034】
第3の態様の第8の可能な実施方式に関連して、第9の可能な実施方式において、サービス情報のサービスタイプと第2の端末のサービスタイプおよび構成情報とに従って複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する場合において、プロセッサは、複数の第2の端末の各第2の端末のサービスタイプに従って、第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含むかを判断し、判断の結果、第2の端末において実行されるサービスがサービス情報と同一のサービスを含むとき、サービスが実行されている第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択し、サービスが実行されている複数の第2の端末があるとき、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から1つの第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、判断の結果、第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含まないとき、第2の端末のサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のサービスタイプを含むかを判断し、第2の端末のサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のサービスタイプを含むとき、サービスタイプに対応する第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択し、サービスタイプに対応する複数の第2の端末があるとき、第2の端末の構成情報に従って複数の第2の端末から、1つの第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0035】
本発明の実施形態において、第1の端末のサービス情報のサービスタイプおよび第1の端末と接続される複数の第2の端末の作業ステータスに従って、1つの第2の端末は、複数の第2の端末から、情報プッシュ先端末として選択され得、情報プッシュ効率を保障でき、複数の第2の端末の具体的な状況をさらに十分に考慮でき、端末リソースの利用を向上させることができる。情報プッシュ先端末は第2の端末の具体的な状況に従って選択されるので、サービス情報のプロンプト情報は、情報プッシュ先端末にプッシュされ、情報プッシュのユーザ・エクスペリエンスを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
本発明の実施形態において技術的解決法をより明確に説明するために、以下は、複数の実施形態を説明するために必要とされる添付の図面を簡潔に紹介する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すに過ぎず、当業者は創造努力なしにこれらの添付の図面から他の複数の図面をさらに導き出し得る。
【0037】
【
図1】本発明の一実施形態に係る、情報プッシュ先端末を選択するための方法の実施形態の概略フローチャートである。
【0038】
【
図2】本発明の一実施形態に係る、情報プッシュ先端末を選択するための方法の概略相互作用図である。
【0039】
【
図3】本発明の一実施形態に係る、情報プッシュ先端末を選択するための装置の実施形態の概略構造図である。
【0040】
【
図4】本発明の一実施形態に係る、情報プッシュ先端末を選択するための装置の実施形態の他の概略構造図である。
【0041】
【
図5】本発明の一実施形態に係る、端末の実施形態の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、本発明の実施形態における添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態において技術的解決法を明確に、かつ、完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のいくつかに過ぎず、全てではない。本発明の実施形態に基づいて当業者により創造努力なしに得られる全ての他の実施形態は、本発明の権利保護範囲に含まれる。
【0043】
図1に関連して、
図1は、本発明の実施形態に係る、情報プッシュ先端末を選択するための方法の実施形態の概略フローチャートである。本実施形態における情報プッシュ先端末を選択するための方法は、以下の段階を備える。
【0044】
S101.第1の端末が、予め設定された端末サービスタイプテーブルに従って受信したサービス情報のサービスタイプを決定する。
【0045】
具体的な実施の間、本発明の本実施形態において説明される第1の端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、または同様のものであり得る。前述の第1の端末は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。以下、本実施形態における情報プッシュ先端末を選択するための方法の具体的な説明のための例として、携帯電話を用いる。
【0046】
いくつかの実施可能な実施方式において、携帯電話により受信され、本発明の本実施形態において説明されるサービス情報は、音声または映像通話サービス情報、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、プッシュ通知などを含み得る。前述のサービス情報は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。具体的な実施の間、端末サービスタイプテーブルは、携帯電話がサービス情報を受信する前に携帯電話において予め設定され得、端末サービスタイプテーブルは、端末サービス情報、端末サービスタイプ、および端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係を含み得る。前述の端末は、本発明の本実施形態において説明されている第1の端末、または第2の端末であり得、前述の端末サービス情報は、音声または映像通話サービス、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、ゲーム、ビデオ、ナビゲーションなどを含み得、前述の端末サービスタイプは、リアルタイム通信タイプ、非リアルタイム通信タイプ、リアルタイム非通信タイプなどを含み得る。具体的には、端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係は、さらに予め設定され得る。例えば、音声または映像通話サービスは、リアルタイム通信タイプに対応し(すなわち、音声または映像通話サービスはリアルタイム通信タイプに属し得)、SMSメッセージ、電子メール、およびインスタント・メッセージング情報は、非リアルタイム通信タイプに対応し、ゲームおよびビデオ(映画など)はリアルタイム非通信タイプに対応している。加えて、ナビゲーションに対応する端末サービスタイプなどの他のサービス情報に対応する端末サービスタイプがさらに含まれ得る。
【0047】
具体的な実施の間、端末サービスタイプテーブルが設定された後、サービス情報を受信したとき、携帯電話は、受信したサービス情報と前述の端末サービスタイプテーブルにおけるサービスタイプとの間のマッチングを実行して、受信したサービス情報に対応するサービスタイプを決定し得る。受信したサービス情報のサービスタイプを決定した後、携帯電話は、サービス情報を受信したというプロンプト情報を端末に送信するよう、サービス情報のサービスタイプおよび携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスのサービスタイプに従って、情報プッシュの目標端末(略して、情報プッシュ先端末)を選択し得、前述の情報プッシュの目標端末は、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートし、目標端末の作業ステータスは、サービス情報をプッシュするための要件を満たす。
【0048】
S102.第1の端末は、第1の端末において構成された端末ステータステーブルから、第1の端末と接続された第2の端末の特徴情報を取得し、特徴情報に従って第2の端末の作業ステータスを決定する。
【0049】
具体的な実施の間、本発明の本実施形態において説明される第2の端末は、ヘッドマウントディスプレイ、Google Glass、スマートウォッチ、またはスマートシューズなどのウェアラブルデバイスであり得る。前述の第2の端末は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。
【0050】
いくつかの実施可能な実施方式において、本実施形態におけるウェアラブルデバイス(すなわち、第2の端末)の特徴情報は、ウェアラブルデバイスの構成情報、作業ステータスなどを含み得、前述の構成情報は、例えば、ウェアラブルデバイスの識別コード、(デバイスモデル、デバイスのデータ伝送効率、デバイスによりサポートされることができるサービスタイプなどを含む)ウェアラブルデバイスのデバイスタイプ、およびウェアラブルデバイスと携帯電話との間の通信方式(Bluetooth(登録商標)伝送など)などの、デバイス識別子、デバイスタイプ、携帯電話との通信方式などを含み得る。前述のウェアラブルデバイスの実行ステータスは、インタラクション状態または非インタラクション状態を含み得る。具体的には、前述のインタラクション状態は、アクティブ・インタラクション状態およびパッシブ・インタラクション状態に分類され得る。アクティブ・インタラクション状態は、例えば、ユーザがデバイスの、音声、画像、またはタッチなどの1つまたは複数のデータチャネルに、データを連続的に入力するなど、デバイスの1つまたは複数のデータチャネルにおいて連続的なデータ入力があることを意味し、パッシブ・インタラクション状態は、例えば、ユーザの入力操作がないが、デバイスがデバイスの、音声、画像、またはタッチなどの1つまたは複数のデータチャネルに、データを出力するなど、デバイスの1つまたは複数のデータチャネルにおいて連続的なデータ出力があることを意味する。非インタラクション状態は、ユーザのデータチャネルにおいてデータ入力または出力がないことを意味する。
【0051】
具体的な実施の間、任意のウェアラブルデバイス(スマートウォッチなど)が携帯電話との接続を確立するとき、携帯電話は、スマートウォッチの識別子、デバイスタイプなどを含む、スマートウォッチの構成情報を取得し得る。スマートウォッチが携帯電話との接続を確立した後、携帯電話は、スマートウォッチの通信ステータスをリアルタイムで検出し得、スマートウォッチの通信データをリアルタイムで取得し得、取得した通信データに従ってスマートウォッチの実行ステータスおよびサービスタイプを決定する。具体的には、スマートウォッチのデータチャネルに従って、スマートウォッチのデータ入力または出力チャネルにおいてデータ入力または出力があるかは判断され得、スマートウォッチの1つまたは複数のデータチャネルにおいてデータ入力または出力があると判断された場合、スマートウォッチがインタラクション状態にあり、すなわち、スマートウォッチは現在、携帯電話のユーザとインタラクションしていると判断され得、または、スマートウォッチのデータチャネルにおいてデータ入力または出力がないと判断された場合、スマートウォッチは現在非インタラクション状態にあり、すなわち、スマートウォッチは現在待機状態にあり得ると判断され得る。加えて、スマートウォッチがインタラクション状態にあると判断されたとき、スマートウォッチにおいて現在実行されているサービスのタイプが、例えば、SMSメッセージまたはインスタント・メッセージング情報を読み取り中またはビデオを再生中など、取得した通信データに従ってさらに決定され得る。前述のデータチャネル(データ入力チャネルおよびデータ出力チャネルを含む)は、音声、画像、タッチ、または振動などのデータまたは信号の入力チャネルおよび出力チャネルを含み得る。
【0052】
具体的な実施の間、携帯電話と接続されたウェアラブルデバイスの構成情報を取得し、ウェアラブルデバイスの実行ステータスおよびウェアラブルデバイスのサービスタイプを決定した後、携帯電話は、ウェアラブルデバイスの構成情報、実行ステータス、およびサービスタイプに基づいて端末ステータステーブルを生成し得、指定された場所に端末ステータステーブルを格納し得る。サービス情報を受信し、サービス情報のサービスタイプを決定した後、携帯電話は、端末ステータステーブルに格納されたウェアラブルデバイスの特徴情報に従って、対応するウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得、サービス情報を受信したというプロンプト情報をデバイスにプッシュし得る。
【0053】
S103.第1の端末は、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプおよび第2の端末の作業ステータスに従って、第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択し、サービス情報を受信したというプロンプトメッセージを目標端末に送信する。
【0054】
いくつかの実施可能な実施方式において、サービス情報を受信した後、携帯電話が携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスにプロンプト情報を送信する必要があるとき、携帯電話は、新しいサービスタイプと端末ステータステーブルに格納されているウェアラブルデバイスの特徴情報とに従って、対応するウェアラブルデバイスを情報プッシュの目標端末として(略して、情報プッシュ先端末)選択する必要がある。具体的な実施の間、情報プッシュルールは、目標端末が当該ルールおよびサービス情報またはウェアラブルデバイスのサービスタイプに従って選択されるよう、予め設定され得る。具体的な実施の間、携帯電話のサービスタイプおよびウェアラブルデバイスのサービスタイプは、通信タイプおよび非通信タイプに分類され得る。予め設定されたデバイス情報プッシュルールが通信タイプのサービスを優先的に処理している場合において(略して、通信優先、例えば、ユーザは現在、着信またはSMSメッセージを待っている)、携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプであるとき、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、最も好適な目標端末として設定され得、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、2番目に好適な目標端末として設定され得、すなわち、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、情報プッシュ先端末として優先的に選択され得る。この場合、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、サービス情報のプロンプト情報をいつでも受信し得、従って、新しいサービスのプロンプト情報を表示するのにかかる時間が比較的短く、ユーザ・エクスペリエンス効果が良好である。ウェアラブルデバイスが非インタラクション状態(待機状態など)にある場合、情報がデバイスに送信される前に、デバイスは、依然として開始させられる必要があり、従って、デバイスに送信されたサービス情報のプロンプト情報をデバイス上で表示するのにかかる時間が比較的長く、ユーザ・エクスペリエンス効果が比較的に悪い。具体的には、前述の最も好適な目標端末が空きではない(すなわち、携帯電話と接続されたウェアラブルデバイスの1つまたは複数のデバイスがユーザとインタラクションしている)場合、1つのウェアラブルデバイスが、条件を満たすこれらのウェアラブルデバイスから、情報プッシュの目標端末として選択され得る。前述の最も好適な目標端末が空きである(すなわち、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスのうちユーザとインタラクションしているものがない)場合、1つの端末が、2番目に好適な目標端末から、情報プッシュの目標端末として選択され得る。
【0055】
加えて、予め設定された情報プッシュルールが非通信タイプのサービスを優先的に処理している場合において(略して、通信非優先、例えば、ユーザは現在休憩中で、着信またはSMSメッセージなどの通信サービスに邪魔されたくない)、携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプであるとき、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプ(すなわち、サービス情報のサービスタイプと同一)であるウェアラブルデバイスは、最も好適な目標端末として設定され得、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、2番目に好適な目標端末として設定され得、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが(ビデオが再生されているデバイスなどの)非通信タイプであるウェアラブルデバイスは、3番目に好適な目標端末として設定され得る。すなわち、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のウェアラブルデバイスは、情報プッシュ先端末として端末タイプから優先的に選択され得、サービス情報のプロンプト情報が端末に迅速にプッシュされ、かつ、ユーザの他のエクスペリエンスは影響を受けない。携帯電話と現在接続されているウェアラブルデバイスのうち、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプであるデバイスがない場合、携帯電話は、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスに、サービス情報のプロンプト情報を送信することを選択し得る。現在の情報プッシュルールが通信非優先であり、従って、ユーザは、当該瞬間において、ビデオを視聴中であり得、またはゲームをやっている最中であり得(デバイスは現在、インタラクション状態にあり)、邪魔されたくない。前述の2つのタイプのデバイスが携帯電話と接続されているウェアラブルデバイスに含まれていない場合、携帯電話は次に、サービス情報のプロンプト情報を、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプであるウェアラブルデバイスに送信する。
【0056】
具体的な実施の間、サービス情報を受信した後、携帯電話と接続される複数のウェアラブルデバイスから情報プッシュ先端末を選択するとき、携帯電話はまず、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報に従って、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートしないウェアラブルデバイスを除外し得、サービス情報をサポートするウェアラブルデバイスから、サービス情報をプッシュするための要件を満たすウェアラブルデバイスを選択し得る。すなわち、前述の最も好適な目標端末、2番目に好適な目標端末、および3番目に好適な目標端末は、携帯電話により受信されるサービス情報をサポートできるウェアラブルデバイスである。
【0057】
具体的な実施の間、前述の最も好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合において、情報プッシュ先端末が当該複数のウェアラブルデバイスから選択されているとき、1つの端末が、サービス情報のサービスタイプとウェアラブルデバイスのサービスタイプおよび構成情報とに従って、複数のウェアラブルデバイスから、当該情報プッシュ先端末として選択され得る。前述の2番目に好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合において、情報プッシュ先端末が複数のウェアラブルデバイスから選択されているとき、1つのデバイスが、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って、複数のウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末として選択され得る。前述の3番目に好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合、1つのデバイスは、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って、複数のウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末として選択され得、前述の構成情報は、主に以下を指す。ウェアラブルデバイスのデバイスモデル、ウェアラブルデバイスのデータ伝送効率、サービス情報のプロンプト情報がより迅速に、かつ、より効率的に送信されまたは受信されることをウェアラブルデバイスと携帯電話との間の通信方式が可能にするかなど。具体的には、1つより多くの最も好適なウェアラブルデバイスがある場合において、情報プッシュ先端末が当該1つより多くの最も好適なウェアラブルデバイスから選択されているとき、サービス情報と同一のサービスが実行されているウェアラブルデバイスも、サービス情報のサービスタイプに従って複数のウェアラブルデバイスから、優先的に選択され得、サービスが実行されるウェアラブルデバイスは、情報プッシュ先端末として選択される。加えて、条件を満たす1つより多くのウェアラブルデバイスがある場合、情報プッシュ先端末は、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って当該1つより多くのウェアラブルデバイスから、選択される。サービス情報と同一のサービスがない場合、そのサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のウェアラブルデバイスは、複数のウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末として選択され得る。加えて、条件を満たす1つより多くのウェアラブルデバイスがある場合、情報プッシュ先端末は、デバイスの構成情報に従って当該1つより多くのウェアラブルデバイスから選択され得る。
【0058】
いくつかの実施可能な実施方式において、情報プッシュ先端末が前述の方法に従って選択された後、携帯電話によりサービス情報を受信したというプロンプト情報は、端末に送信されて、携帯電話のユーザに、受信したサービス情報を迅速に閲覧するよう促し得る。具体的には、ユーザは、メガネのフラッシュ、腕時計の着信音、または、スマートシューズの振動などのプロンプト方式により、情報を迅速に閲覧するよう促され得る。前述のプロンプト方式は、例示に過ぎず、網羅的なものではなく、プロンプト方式は、前述の方式を含むが、それらに限定されない。
【0059】
本発明の本実施形態において、1つのウェアラブルデバイスが、携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプ、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報、およびウェアラブルデバイスの作業ステータスに従ってウェアラブルデバイスから、情報プッシュの目標端末として選択され得、サービス情報を受信したというプロンプト情報が、ウェアラブルデバイスに送信され、携帯電話のユーザは、ウェアラブルデバイスのフラッシュ、着信音、または振動などのプロンプト方式によりサービス情報を迅速に閲覧するよう通知され、このことにより、情報プッシュ効率を向上させることができ、ウェアラブルデバイスの利用を向上させることができ、サービス情報を読み取る即時性を確実なものにすることができ、情報プッシュのユーザ・エクスペリエンス効果を向上させることができる。
【0060】
図2に関連して、
図2は、本発明の実施形態に係る、情報プッシュ先端末を選択するための方法の概略相互作用図である。
図2に示されたように、本発明の本実施形態における方法は、以下の段階S201からS207を含む。
【0061】
S201.第2の端末が、第1の端末に、第2の端末の構成情報および通信データを送信する。当該第2の端末は当該第1の端末と接続されている。
【0062】
S202.第1の端末は、当該第1の端末と接続される第2の端末の通信データに従って、当該第2の端末の実行ステータスおよび当該第2の端末のサービスタイプを決定し、当該第2の端末の構成情報、実行ステータスおよびサービスタイプに基づいて端末ステータステーブルを生成し、指定された場所に当該端末ステータステーブルを格納する。
【0063】
具体的な実施の間、本発明の本実施形態において説明されている第1の端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、または同様のものであり得る。前述の第1の端末は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。以下は、本実施形態における情報プッシュ先端末を選択するための方法の具体的な説明のための例として、携帯電話を用いる。本発明の本実施形態において説明されている第2の端末は、ヘッドマウントディスプレイ、Google Glass、スマートウォッチ、またはスマートシューズなどのウェアラブルデバイスであり得る。前述の第2の端末は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。
【0064】
いくつかの実施可能な実施方式において、本実施形態におけるウェアラブルデバイス(すなわち、第2の端末)の構成情報は、例えば、ウェアラブルデバイスの識別コード、(デバイスモデル、デバイスのデータ伝送効率、デバイスによりサポートされることができるサービスタイプなどを含む)ウェアラブルデバイスのデバイスタイプ、ウェアラブルデバイスと携帯電話との間の通信方式(Bluetooth(登録商標)伝送など)などの、デバイス識別子、デバイスタイプ、携帯電話との通信方式などを含み得る。前述のウェアラブルデバイスの実行ステータスは、インタラクション状態または非インタラクション状態を含み得る。具体的には、前述のインタラクション状態は、アクティブ・インタラクション状態およびパッシブ・インタラクション状態に分類され得、アクティブ・インタラクション状態は、例えば、ユーザがデバイスの、音声、画像、またはタッチなどの1つまたは複数のデータチャネルに、データを連続的に入力するなど、デバイスの1つまたは複数のデータチャネルにおいて連続的なデータ入力があることを意味し、パッシブ・インタラクション状態は、例えば、ユーザの入力操作がないが、デバイスがデバイスの、音声、画像、またはタッチなどの1つまたは複数のデータチャネルに、データを出力するなど、デバイスの1つまたは複数のデータチャネルにおいて連続的なデータ出力があることを意味する。非インタラクション状態は、ユーザのデータチャネルにおいてデータ入力または出力がないことを意味する。
【0065】
具体的な実施の間、任意のウェアラブルデバイス(スマートウォッチなど)が携帯電話との接続を確立するとき、ウェアラブルデバイスは、携帯電話に、ウェアラブルデバイスの特徴情報を送信し得、携帯電話は、スマートウォッチの識別子、デバイスタイプなどを含む、スマートウォッチの構成情報を取得し得る。スマートウォッチが携帯電話との接続を確立した後、携帯電話は、スマートウォッチの通信ステータスをリアルタイムでさらに検出し得、スマートウォッチの通信データをリアルタイムで取得し得(すなわち、スマートフォンは、携帯電話にスマートウォッチの通信データをリアルタイムで送信し得)、取得した通信データに従って、スマートウォッチの実行ステータスおよびサービスタイプを決定する。具体的には、スマートウォッチのデータチャネルに従って、スマートウォッチのデータ入力または出力チャネルにおいてデータ入力または出力があるかが判断され得、スマートウォッチの1つまたは複数のデータチャネルにおいてデータ入力または出力があると判断された場合、スマートウォッチがインタラクション状態にあり、すなわち、スマートウォッチが現在、携帯電話のユーザとインタラクションしていると判断され得、または、スマートウォッチのデータチャネルにおいてデータ入力または出力がないと判断された場合、スマートウォッチが現在非インタラクション状態にあり、すなわち、スマートウォッチは現在、待機状態にあり得ると判断され得る。加えて、スマートウォッチがインタラクション状態にあると判断されたとき、スマートウォッチにおいて現在実行されているサービスのタイプが、例えば、SMSメッセージまたはインスタント・メッセージング情報を読み取り中またはビデオを再生中など、取得した通信データに従ってさらに決定され得る。前述のデータチャネル(データ入力チャネルおよびデータ出力チャネルを含む)は、音声、画像、タッチ、または振動などのデータまたは信号の入力チャネルおよび出力チャネルを含み得る。
【0066】
具体的な実施の間、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報を取得し、ウェアラブルデバイスの実行ステータスとウェアラブルデバイスのサービスタイプとを決定した後、携帯電話は、ウェアラブルデバイスの構成情報、実行ステータス、およびサービスタイプに基づいて端末ステータステーブルを生成し得、指定された場所に、端末ステータステーブルを格納し得る。加えて、ウェアラブルデバイスのインタラクション状態またはサービスタイプが変化したとき、ウェアラブルデバイスの新しい作業ステータスを携帯電話にリアルタイムで更新するように、ウェアラブルデバイスは、携帯電話に、ウェアラブルデバイスの通信データをリアルタイムで送信し得、携帯電話は、ウェアラブルデバイスによる更新によって得られたデータに従って、携帯電話において構成された端末ステータステーブルを更新し得、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスのより正確な作業ステータスが端末ステータステーブルに記録される。
【0067】
S203.第1の端末は、サービス情報を受信する。
【0068】
S204.第1の端末は、受信したサービス情報のサービスタイプを予め設定された端末サービスタイプテーブルに従って決定する。
【0069】
いくつかの実施可能な実施方式において、携帯電話により受信され、本発明の本実施形態において説明されているサービス情報は、音声または映像通話サービス情報、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、プッシュ通知などを含み得る。前述のサービス情報は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。具体的な実施の間、端末サービスタイプテーブルは、携帯電話がサービス情報を受信する前に、携帯電話において予め設定され得、端末サービスタイプテーブルは、端末サービス情報、端末サービスタイプ、および端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係を含み得る。前述の端末は、本発明の本実施形態において説明されている第1の端末、または第2の端末であり得、前述の端末サービス情報は、音声または映像通話サービス、SMSメッセージ、電子メール、およびインスタント・メッセージング情報、ゲーム、ビデオ、ナビゲーションなどを含み得、前述の端末サービスタイプは、リアルタイム通信タイプ、非リアルタイム通信タイプ、リアルタイム非通信タイプなどを含み得る。具体的には、端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係は、さらに予め設定され得る。例えば、音声または映像通話サービスは、リアルタイム通信タイプに対応し(すなわち、音声または映像通話サービスは、リアルタイム通信タイプに属し得)、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報は、非リアルタイム通信タイプに対応し、ゲームおよびビデオ(映画など)は、リアルタイム非通信タイプに対応している。加えて、ナビゲーションに対応する端末サービスタイプなどの他のサービス情報に対応する端末サービスタイプが、さらに含まれ得る。
【0070】
具体的な実施の間、端末サービスタイプテーブルが設定された後、サービス情報を受信したとき、携帯電話は、受信したサービス情報と前述の端末サービスタイプテーブルにおけるサービスタイプとの間のマッチングを実行して、受信したサービス情報に対応するサービスタイプを決定し得る。受信したサービス情報のサービスタイプを決定した後、携帯電話は、サービス情報のサービスタイプおよび携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスのサービスタイプに従って、情報プッシュの目標端末(略して、情報プッシュ先端末)を選択し得、サービス情報を受信したというプロンプト情報を端末に送信し、情報プッシュの前述の目標端末は、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートし、目標端末の作業ステータスは、当該サービス情報をプッシュするための要件を満たす。
【0071】
S205.第1の端末は、端末ステータステーブルから第2の端末の作業ステータスを取得する。
【0072】
S206.第1の端末は、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプ、および第2の端末の作業ステータスに従って、第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択する。
【0073】
S207.第1の端末は、サービス情報を受信したというプロンプト情報を目標端末に送信する。
【0074】
いくつかの実施可能な実施方式において、サービス情報を受信し、サービス情報のサービスタイプを決定した後、携帯電話は、端末ステータステーブルに格納される、ウェアラブルデバイスの特徴情報に従って、対応するウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得、サービス情報を受信したというプロンプト情報をデバイスにプッシュし得る。
【0075】
具体的な実施の間、サービス情報を受信した後、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスに、プロンプト情報を送信する必要があるとき、携帯電話は、新しいサービスタイプおよびウェアラブルデバイスの、端末ステータステーブルに格納されている特徴情報に従って、対応するウェアラブルデバイスを情報プッシュの目標端末(略して、情報プッシュ先端末)として選択する必要がある。
【0076】
具体的な実施の間、情報プッシュルールは、目標端末が当該ルールおよびサービス情報またはウェアラブルデバイスのサービスタイプに従って選択されるように、予め設定され得る。具体的には、携帯電話のサービスタイプおよびウェアラブルデバイスのサービスタイプは、通信タイプおよび非通信タイプに分類され得る。予め設定されたデバイス情報プッシュルールが、通信タイプのサービスを優先的に処理している場合において(略して、通信優先、例えば、ユーザが現在、着信またはSMSメッセージを待っているなど)、携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプであるとき、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、最も好適な目標端末として設定され得、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、2番目に好適な目標端末として設定され得、すなわち、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、情報プッシュ先端末として優先的に選択され得る。この場合、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、サービス情報のプロンプト情報をいつでも受信し得、従って、新しいサービスのプロンプト情報を表示するのにかかる時間が比較的短く、ユーザ・エクスペリエンス効果が良好である。ウェアラブルデバイスが非インタラクション状態(待機状態など)にある場合、デバイスは、情報がデバイスに送信される前に、依然として開始させられる必要があり、従って、デバイスに送信されるサービス情報のプロンプト情報をデバイス上で表示するのにかかる時間が比較的長く、ユーザ・エクスペリエンス効果が比較的に悪い。具体的には、前述の最も好適な目標端末が空きではない(すなわち、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの1つまたは複数のデバイスがユーザとインタラクションしている)場合、1つのウェアラブルデバイスは、条件を満たすこれらのウェアラブルデバイスから、情報プッシュの目標端末として選択され得る。前述の最も好適な目標端末が空きである(すなわち、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスのうちユーザとインタラクションしているものがない)場合、1つの端末が、2番目に好適な目標端末から、情報プッシュの目標端末として選択され得る。
【0077】
加えて、予め設定された情報プッシュルールが非通信タイプのサービスを優先的に処理している場合において(略して、通信非優先、例えば、ユーザが現在休憩中で、着信またはSMSメッセージなどの通信サービスに邪魔されたくないなど)、携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプであるとき、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプ(すなわち、サービス情報のサービスタイプと同一)であるウェアラブルデバイスは、最も好適な目標端末として設定され得、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、2番目に好適な目標端末として設定され得、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプ(ビデオが再生されているデバイスなど)であるウェアラブルデバイスは、3番目に好適な目標端末として設定され得る。すなわち、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のウェアラブルデバイスは、端末タイプから、情報プッシュ先端末として優先的に選択され得、サービス情報のプロンプト情報は、端末に迅速にプッシュされ、かつ、ユーザの他のエクスペリエンスは影響を受けない。携帯電話と現在接続されているウェアラブルデバイスのうち、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプであるデバイスがない場合、携帯電話は、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスにサービス情報のプロンプト情報を送信することを選択し得る。現在の情報プッシュルールは通信非優先であり、従って、ユーザは、当該瞬間において、ビデオを視聴中またはゲームをやっている最中であり得(デバイスは現在インタラクション状態にあり)、邪魔されたくない。前述の2つのタイプのデバイスが携帯電話と接続されているウェアラブルデバイスに含まれない場合、携帯電話は次に、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプであるウェアラブルデバイスに、サービス情報のプロンプト情報を送信する。
【0078】
具体的な実施の間、サービス情報を受信した後、携帯電話と接続される複数のウェアラブルデバイスから情報プッシュ先端末を選択するとき、携帯電話はまず、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報に従って、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートしないウェアラブルデバイスを除外し得、サービス情報をサポートするウェアラブルデバイスから、サービス情報をプッシュするための要件を満たすウェアラブルデバイスを選択し得る。すなわち、前述の最も好適な目標端末、2番目に好適な目標端末、および3番目に好適な目標端末は、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートできるウェアラブルデバイスである。
【0079】
具体的な実施の間、前述の最も好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合において、情報プッシュ先端末が当該複数のウェアラブルデバイスから選択されているとき、1つの端末が、サービス情報のサービスタイプとウェアラブルデバイスのサービスタイプおよび構成情報とに従って複数のウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末として選択され得る。前述の2番目に好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合において、情報プッシュ先端末が複数のウェアラブルデバイスから選択されているとき、1つのデバイスが、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って複数のウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末として選択され得る。前述の3番目に好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合において、1つのデバイスが、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って複数のウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末として選択され得、前述の構成情報は、主に以下を指す。ウェアラブルデバイスのデバイスモデル、ウェアラブルデバイスのデータ伝送効率、サービス情報のプロンプト情報がより迅速に、かつ、より効率的に送信されまたは受信されることをウェアラブルデバイスと携帯電話との間の通信方式が可能にするかなど。具体的には、1つより多くの最も好適なウェアラブルデバイスがある場合において、情報プッシュ先端末は、当該1つより多くの最も好適なウェアラブルデバイスから選択されているとき、サービス情報と同一のサービスが実行されるウェアラブルデバイスも、サービス情報のサービスタイプに従って複数のウェアラブルデバイスから優先的に選択され得、サービスが実行されるウェアラブルデバイスは情報プッシュ先端末として選択される。加えて、条件を満たす1つより多くのウェアラブルデバイスがあるとき、情報プッシュ先端末は、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って当該1つより多くのウェアラブルデバイスから選択される。サービス情報と同一のサービスがない場合、そのサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のウェアラブルデバイスは、複数のウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末として選択され得る。加えて、条件を満たす1つより多くのウェアラブルデバイスがあるとき、情報プッシュ先端末は、デバイスの構成情報に従って、当該1つより多くのウェアラブルデバイスから選択され得る。
【0080】
いくつかの実施可能な実施方式において、前述の方法に従って情報プッシュ先端末が選択された後、サービス情報を携帯電話により受信したというプロンプト情報は、端末に送信され得、受信したサービス情報を迅速に閲覧するよう携帯電話のユーザに促す。具体的には、ユーザは、メガネのフラッシュ、腕時計の着信音、またはスマートシューズの振動などのプロンプト方式により、情報を迅速に閲覧するよう促され得る。前述のプロンプト方式は、例示に過ぎず、網羅的なものではなく、プロンプト方式は、前述の方式を含むが、それに限定されない。
【0081】
本発明の本実施形態において、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスは、携帯電話に、ウェアラブルデバイスの構成情報および作業ステータス情報を送信し得、ウェアラブルデバイスの作業ステータスの変化に従って、携帯電話に、最新の作業ステータス情報をさらに更新し得る。携帯電話は、受信したサービス情報のサービスタイプ、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報、およびウェアラブルデバイスの作業ステータスに従ってウェアラブルデバイスから、1つのウェアラブルデバイスを情報プッシュの目標端末として選択し得、サービス情報を受信したというプロンプト情報をウェアラブルデバイスに送信し得、ウェアラブルデバイスのフラッシュ、着信音、または振動などのプロンプト方式により携帯電話のユーザにサービス情報を迅速に閲覧するよう指示し得、情報プッシュ効率を向上させ、ウェアラブルデバイスの利用を向上させ、サービス情報を読み取る即時性を確実なものにし、情報プッシュのユーザ・エクスペリエンスを向上させることができる。
【0082】
図3に関連して、
図3は、本発明の実施形態に係る、情報プッシュ先端末を選択するための装置の実施形態の概略構造図である。本実施形態における情報プッシュ先端末を選択するための装置は、受信したサービス情報のサービスタイプを予め設定された端末サービスタイプテーブルに従って決定するよう構成された処理モジュール10と、構成された端末ステータステーブルから、第1の端末と接続される第2の端末の特徴情報を取得するよう構成された取得モジュール20であって、処理モジュール10は、取得モジュールにより取得された特徴情報に従って第2の端末の作業ステータスを決定するよう構成される取得モジュール20と、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプ、および第2の端末の作業ステータスに従って、第2の端末から、情報プッシュの目標端末を選択するよう構成される選択モジュール30と、サービス情報を受信したというプロンプトメッセージを目標端末に送信するよう構成される送信モジュール40とを備える。
【0083】
いくつかの実施可能な実施方式において、本実施形態において説明されている装置(
図4に示され)は、端末サービスタイプテーブルを予め設定するよう構成された設定モジュール50をさらに備え、端末サービスタイプテーブルは、端末サービス情報、端末サービスタイプ、および端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係を含む。
【0084】
具体的な実施の間、本発明の本実施形態における、情報プッシュ先端末を選択するための装置は、携帯電話、タブレットコンピュータ、または同様のものであり得、本発明の複数の実施形態における、情報プッシュ先端末を選択するための方法の実施形態における第1の端末に対応していてよい。前述の装置は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。以下は、本実施形態における、情報プッシュ先端末を選択するための装置の具体的な説明のための例として、携帯電話を用いる。
【0085】
いくつかの実施可能な実施方式において、携帯電話により受信され、本発明の本実施形態において説明されているサービス情報は、音声または映像通話サービス情報、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、プッシュ通知などを含み得る。前述のサービス情報は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。
【0086】
具体的な実施の間、端末サービスタイプテーブルは、携帯電話がサービス情報を受信する前に、設定モジュール50を用いることによって、携帯電話において予め設定され得、端末サービスタイプテーブルは、端末サービス情報、端末サービスタイプ、および端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係を含み得る。前述の端末は、本発明の本実施形態において説明されている第1の端末(すなわち、情報プッシュ先端末を選択するための装置)または第2の端末であり得、前述の端末サービス情報は、音声または映像通話サービス、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、ゲーム、ビデオ、ナビゲーションなどを含み得、前述の端末サービスタイプは、リアルタイム通信タイプ、非リアルタイム通信タイプ、およびリアルタイム非通信タイプなどを含み得る。具体的には、設定モジュール50は、端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係をさらに予め設定し得る。例えば、音声または映像通話サービスは、リアルタイム通信タイプに対応し(すなわち、音声または映像通話サービスはリアルタイム通信タイプに属し得)、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報は、非リアルタイム通信タイプに対応し、ゲームおよびビデオ(映画など)は、リアルタイム非通信タイプに対応している。加えて、ナビゲーションに対応する端末サービスタイプなどの他のサービス情報に対応する端末サービスタイプが、さらに含まれ得る。
【0087】
具体的な実施の間、設定モジュール50が端末サービスタイプテーブルを設定した後、携帯電話がサービス情報を受信したとき、処理モジュール10は、受信したサービス情報と前述の端末サービスタイプテーブルにおけるサービスタイプとの間のマッチングを実行し得、受信したサービス情報に対応するサービスタイプを決定する。処理モジュール10が受信したサービス情報のサービスタイプを決定した後、情報プッシュの目標端末は、送信モジュール40を用いることによって、サービス情報を受信したというプロンプト情報を端末に送信するように、サービス情報のサービスタイプおよび携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスのサービスタイプに従って選択され得、前述の情報プッシュの目標端末は、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートし、目標端末の作業ステータスは、サービス情報をプッシュするための要件を満たす。具体的な実施の間、処理モジュールが設定モジュールにより設定された端末サービステーブルに従ってサービス情報のサービスタイプを決定する具体的な実施工程については、本発明の実施形態において提供されている情報プッシュ先端末を選択するための方法の実施形態における段階S101が参照され得、詳細はここでは再度説明されない。
【0088】
いくつかの実施可能な実施方式において、前述の取得モジュール20は、第1の端末と接続される第2の端末の構成情報を取得するよう、さらに構成される。
【0089】
前述の処理モジュール10は、第2の端末の通信データを取得し、通信データに従って、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを決定し、第2の端末の構成情報、実行ステータス、およびサービスタイプに基づいて端末ステータステーブルを生成し、指定された場所に当該端末ステータステーブルを格納するよう、さらに構成される。
【0090】
いくつかの実施可能な実施方式において、前述の処理モジュール10は、第2の端末のデータ入力または出力チャネルにおいてデータ入力または出力があるかを判断し、第2の端末においてデータ入力または出力があると判断された場合、当該第2の端末がインタラクション状態にあると判断し、かつ、取得した通信データに従って、第2の端末において実行されているサービスのタイプを決定する、または、第2の端末においてデータ入力または出力がないと判断された場合、当該第2の端末が非インタラクション状態にあると判断するよう具体的に構成される。
【0091】
具体的な実施の間、本発明の本実施形態において説明されている第2の端末は、ヘッドマウントディスプレイ、Google Glass、スマートウォッチ、またはスマートシューズなどのウェアラブルデバイスであり得る。前述の第2の端末は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。
【0092】
いくつかの実施可能な実施方式において、本実施形態におけるウェアラブルデバイス(すなわち、第2の端末)の特徴情報は、ウェアラブルデバイスの構成情報、作業ステータスなどを含み得、前述の構成情報は、例えば、ウェアラブルデバイスの識別コード、(デバイスモデル、デバイスのデータ伝送効率、デバイスによりサポートされることができるサービスタイプなどを含む)ウェアラブルデバイスのデバイスタイプ、ウェアラブルデバイスと携帯電話との間の通信方式(Bluetooth(登録商標)伝送など)などの、デバイス識別子、デバイスタイプ、携帯電話との通信方式などを含み得る。前述のウェアラブルデバイスの実行ステータスは、インタラクション状態または非インタラクション状態を含み得る。具体的には、前述のインタラクション状態は、アクティブ・インタラクション状態およびパッシブ・インタラクション状態に分類され得、アクティブ・インタラクション状態は、例えば、ユーザがデバイスの、音声、画像、またはタッチなどの1つまたは複数のデータチャネルに、データを連続的に入力するなど、デバイスの1つまたは複数のデータチャネルにおいて連続的なデータ入力があることを意味し、パッシブ・インタラクション状態は、例えば、ユーザの入力操作がないが、デバイスがデバイスの、音声、画像、またはタッチなどの1つまたは複数のデータチャネルに、データを出力するなど、デバイスの1つまたは複数のデータチャネルにおいて連続的なデータ出力があることを意味する。非インタラクション状態は、ユーザのデータチャネルにおいてデータ入力または出力がないことを意味する。
【0093】
具体的な実施の間、任意のウェアラブルデバイス(スマートウォッチなど)が携帯電話と接続を確立するとき、携帯電話は、取得モジュール20を用いることによって、スマートウォッチの識別子、デバイスタイプなどを含む、スマートウォッチの構成情報を取得し得る。スマートウォッチが携帯電話との接続を確立した後、携帯電話は、取得モジュール20を用いることによって、スマートウォッチの通信ステータスをリアルタイムで検出し得、取得モジュール20は、スマートウォッチの通信データをリアルタイムで取得し得、処理モジュール10は、取得モジュール20により取得された通信データに従ってスマートウォッチの実行ステータスおよびサービスタイプを決定し得る。具体的には、処理モジュール10は、スマートウォッチのデータチャネルに従って、スマートウォッチのデータ入力または出力チャネルにおいてデータ入力または出力があるかを判断し得、スマートウォッチの1つまたは複数のデータチャネルにおいてデータ入力または出力があると判断された場合、スマートウォッチがインタラクション状態にあり、すなわち、スマートウォッチが現在携帯電話のユーザとインタラクションしていると判断し得、またはスマートウォッチのデータチャネルにおいてデータ入力または出力がないと判断された場合、スマートウォッチが現在非インタラクション状態にあり、すなわち、スマートウォッチが現在待機状態にあり得ると判断し得る。加えて、スマートウォッチがインタラクション状態にあると判断されたとき、処理モジュール10は、取得した通信データに従って、例えば、SMSメッセージまたはインスタント・メッセージング情報を読み取り中またはビデオを再生中など、スマートウォッチにおいて現在実行されているサービスのタイプをさらに決定し得る。前述のデータチャネル(データ入力チャネルおよびデータ出力チャネルを含む)は、音声、画像、タッチ、または振動などのデータまたは信号の入力チャネルおよび出力チャネルを含み得る。
【0094】
具体的な実施の間、取得モジュール20を用いることによって、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報を取得し、処理モジュール10を用いることによって、ウェアラブルデバイスの実行ステータスおよびウェアラブルデバイスのサービスタイプを決定した後、携帯電話は、ウェアラブルデバイスの構成情報、実行ステータス、およびサービスタイプに基づいて端末ステータステーブルを生成し得、指定された場所に端末ステータステーブルを格納し得る。携帯電話がサービス情報を受信し、処理モジュール10を用いることによって、サービス情報のサービスタイプを決定した後、選択モジュール30は、ウェアラブルデバイスの、端末ステータステーブルに格納されている特徴情報に従って、対応するウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得、送信モジュール40を用いることによって、サービス情報を受信したというプロンプト情報をデバイスにプッシュし得る。具体的な実施の間、処理モジュールが取得モジュールにより取得された情報に従ってデバイスの作業ステータスを決定する具体的な実施工程については、本発明の実施形態における、情報プッシュ先端末を選択するための方法の実施形態における段階S102が参照され得、詳細はここでは再度説明されない。
【0095】
いくつかの実施可能な実施方式において、情報プッシュルールは、通信タイプのサービスを優先的に処理し、第2の端末の作業ステータスは、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを含む。
【0096】
前述の選択モジュール30は、サービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプである場合において、インタラクション状態にある第2の端末を最も好適な目標端末として設定し、非インタラクション状態にある第2の端末を2番目に好適な目標端末として設定し、最も好適な目標端末が空きであるかを判断し、判断の結果が空きではない場合、最も好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または判断の結果が空きである場合、2番目に好適な目標端末から、1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0097】
いくつかの実施可能な実施方式において、サービス情報を受信した後、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスにプロンプト情報を送信することが必要なとき、携帯電話は、新しいサービスタイプおよびウェアラブルデバイスの、端末ステータステーブルに格納されている特徴情報に従って、対応するウェアラブルデバイスを情報プッシュの目標端末として選択する必要がある。具体的な実施の間、情報プッシュルールは、目標端末が当該ルールおよびサービス情報またはウェアラブルデバイスのサービスタイプに従って選択されるように、予め設定され得る。具体的な実施の間、携帯電話のサービスタイプおよびウェアラブルデバイスのサービスタイプは、通信タイプおよび非通信タイプに分類され得る。予め設定されたデバイス情報プッシュルールが通信タイプ(略して、通信優先、例えば、ユーザは現在着信またはSMSメッセージを待っているなど)のサービスを優先的に処理していると選択モジュール30は知った場合において、選択モジュール30が携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプであると判断したとき、選択モジュール30は、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスを最も好適な目標端末として設定し得、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスを2番目に好適な目標端末として設定し得、すなわち、選択モジュール30は、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として優先的に選択し得る。この場合、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、サービス情報のプロンプト情報をいつでも受信し得、従って、新しいサービスのプロンプト情報を表示するのにかかる時間が比較的短く、ユーザ・エクスペリエンス効果が良好である。ウェアラブルデバイスが非インタラクション状態(待機状態など)にある場合、デバイスは、情報がデバイスに送信される前に、依然として開始させられる必要があり、従って、デバイスに送信されるサービス情報のプロンプト情報をデバイス上で表示するのにかかる時間が比較的長く、ユーザ・エクスペリエンス効果が比較的に悪い。具体的には、前述の最も好適な目標端末が空きではない(すなわち、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイス中にユーザとインタラクションする1つまたは複数のデバイスがある)場合、選択モジュール30は、条件を満たすこれらのウェアラブルデバイスから、1つのウェアラブルデバイスを情報プッシュの目標端末として選択し得る。前述の最も好適な目標端末が空きである(すなわち、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイス中にユーザとインタラクションするデバイスがない)場合、選択モジュール30は、2番目に好適な目標端末から、1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し得る。
【0098】
いくつかの実施可能な実施方式において、情報プッシュルールは、非通信タイプのサービスを優先的に処理し、第2の端末の作業ステータスは、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを含む。
【0099】
前述の選択モジュール30は、サービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプである場合において、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプである第2の端末を最も好適な目標端末として設定し、非インタラクション状態にある第2の端末を2番目に好適な目標端末として設定し、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプな第2の端末を3番目に好適な目標端末として設定し、最も好適な目標端末が空きであるかを判断し、最も好適な目標端末が空きではないとき、最も好適な目標端末から、1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、最も好適な目標端末が空きであるとき、2番目に好適な目標端末が空きであるかを判断し、判断の結果が空きではないとき、2番目に好適な目標端末から、1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、若しくは判断の結果が空きである場合、3番目に好適な目標端末から、1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0100】
加えて、予め設定された情報プッシュルールが非通信タイプのサービスを優先的に処理している場合において(略して、通信非優先、例えば、ユーザが現在休憩中で、着信またはSMSメッセージなどの通信サービスに邪魔されたくないなど)、携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプであるとき、選択モジュール30は、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプ(すなわち、サービス情報のサービスタイプと同一)であるウェアラブルデバイスを最も好適な目標端末として設定し得、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスを2番目に好適な目標端末として設定し得、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプ(ビデオが再生されているデバイスなど)であるウェアラブルデバイスを3番目に好適な目標端末として設定し得る。すなわち、選択モジュール30は、端末タイプから、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として優先的に選択し得、サービス情報のプロンプト情報は当該端末に迅速にプッシュされ、かつ、ユーザの他のエクスペリエンスは影響を受けない。携帯電話と現在接続されているウェアラブルデバイスのうち、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプであるデバイスがない場合、選択モジュール30は、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスに、サービス情報のプロンプト情報を送信することを選択し得る。現在の情報プッシュルールは、通信非優先であり、従って、ユーザは、当該瞬間において、ビデオを視聴中またはゲームをやっている最中であり得(デバイスが現在インタラクション状態にあり)、邪魔されたくない。前述の2つのタイプのデバイスが携帯電話と接続されているウェアラブルデバイスに含まれない場合、選択モジュール30は次に、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプであるウェアラブルデバイスに、サービス情報のプロンプト情報を送信することを選択し得る。
【0101】
具体的な実施の間、携帯電話がサービス情報を受信した後、携帯電話と接続される複数のウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末を選択するとき、選択モジュール30はまず、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報に従って、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートしないウェアラブルデバイスを除外し得、サービス情報をサポートするウェアラブルデバイスから、サービス情報をプッシュするための要件を満たすウェアラブルデバイスを選択し得る。すなわち、前述の最も好適な目標端末、2番目に好適な目標端末、および3番目に好適な目標端末は、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートすることができるウェアラブルデバイスである。
【0102】
いくつかの実施可能な実施方式において、前述の選択モジュール30は、最も好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合、サービス情報のサービスタイプと第2の端末のサービスタイプおよび構成情報とに従って、複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、2番目に好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合、第2の端末の構成情報に従って、複数の第2の端末から、1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、または、3番目に好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合、第2の端末の構成情報に従って、複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、さらに具体的に構成される。
【0103】
いくつかの実施可能な実施方式において、サービス情報のサービスタイプと第2の端末のサービスタイプ及び構成情報とに従って、複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する場合において、前述の選択モジュール30は、複数の第2の端末の各第2の端末のサービスタイプに従って、第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含むかを判断し、判断の結果が第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含むとき、サービスが実行されている第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択し、サービスが実行されている複数の第2の端末があるとき、第2の端末の構成情報に従って、複数の第2の端末から、1つの第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、判断の結果が第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含まないとき、第2の端末のサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のサービスタイプを含むかを判断し、第2の端末のサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のサービスタイプを含むとき、サービスタイプに対応する第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択し、サービスタイプに対応する複数の第2の端末があるとき、第2の端末の構成情報に従って、複数の第2の端末から1つの第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0104】
具体的な実施の間、前述の最も好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合において、複数のウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末を選択するとき、選択モジュール30は、サービス情報のサービスタイプとウェアラブルデバイスのサービスタイプおよび構成情報とに従って、複数のウェアラブルデバイスから、1つの端末を当該情報プッシュ先端末として選択し得る。前述の2番目に好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合において、複数のウェアラブルデバイスから情報プッシュ先端末を選択するとき、選択モジュール30は、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って複数のウェアラブルデバイスから1つのデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得る。前述の3番目に好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合において、選択モジュール30は、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って複数のウェアラブルデバイスから、1つのデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得、前述の構成情報は、主に以下を指す。ウェアラブルデバイスのデバイスモデル、ウェアラブルデバイスのデータ伝送効率、サービス情報のプロンプト情報がより迅速に、かつ、より効率的に送信されまたは受信されることをウェアラブルデバイスと携帯電話との間の通信方式が可能にするか、ウェアラブルデバイスが新しいサービスをサポートするかなど。具体的には、1つより多くの最も好適なウェアラブルデバイスがある場合、当該1つより多くの最も好適なウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末を選択するとき、選択モジュール30はまた、サービス情報のサービスタイプに従って複数のウェアラブルデバイスから、サービス情報と同一のサービスが実行されているウェアラブルデバイスを優先的に選択し得、サービスが実行されるウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得る。加えて、条件を満たす1つより多くのウェアラブルデバイスがある場合、選択モジュール30は、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って、当該1つより多くのウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末を選択し得る。サービス情報と同一のサービスがない場合、選択モジュール30は、複数のウェアラブルデバイスから、そのサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得る。加えて、条件を満たす1つより多くのウェアラブルデバイスがある場合、選択モジュール30は、デバイスの構成情報に従って当該1つより多くのウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末を選択し得る。
【0105】
いくつかの実施可能な実施方式において、選択モジュール30が情報プッシュ先端末を選択した後、送信モジュール40は、携帯電話によりサービス情報を受信したというプロンプト情報を端末に送信し得、携帯電話のユーザにサービス情報を迅速に閲覧するよう促す。具体的には、ユーザは、メガネのフラッシュ、腕時計の着信音、スマートシューズの振動などのプロンプト方式により、情報を迅速に閲覧するよう促され得る。前述のプロンプト方式は、例示に過ぎず、網羅的なものではなく、プロンプト方式は、前述の方式を含むが、それに限定されない。具体的な実施の間、選択モジュールがウェアラブルデバイスから情報プッシュ先端末を選択し、送信モジュールを用いることによって端末にサービス情報を受信したというプロンプト情報を送信する具体的な実施工程については、本発明の実施形態における、情報プッシュ先端末を選択するための方法の実施形態における段階S103が参照され得、詳細はここでは再度説明されない。
【0106】
本発明の本実施形態における情報プッシュ先端末を選択するための装置は、携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプ、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報、およびウェアラブルデバイスの作業ステータスに従って、ウェアラブルデバイスから、1つのウェアラブルデバイスを情報プッシュの目標端末として選択し得、ウェアラブルデバイスに、サービス情報を受信したというプロンプト情報を送信し得、ウェアラブルデバイスのフラッシュ、着信音、または振動などのプロンプト方式により、携帯電話のユーザに迅速にサービス情報を閲覧するよう指示し得、情報プッシュ効率を向上させ、ウェアラブルデバイスの利用を向上させ、サービス情報を読み取る即時性を確実なものにし、情報プッシュのユーザ・エクスペリエンス効果を向上させることができる。
【0107】
図5に関連して、
図5は、本発明の実施形態に係る端末の実施形態の概略構造図である。本実施形態において説明されている端末は、サービス情報を受信するよう構成される受信機100と、予め設定した端末サービスタイプテーブルに従って、受信機により受信されたサービス情報のサービスタイプを決定し、構成された端末ステータステーブルから、端末と接続される第2の端末の特徴情報を取得し、特徴情報に従って、第2の端末の作業ステータスを決定するよう構成されるプロセッサ200であって、プロセッサ200は、予め設定された情報プッシュルール、サービス情報のサービスタイプおよび第2の端末の作業ステータスに従って、第2の端末から情報プッシュの目標端末を選択するよう構成されるプロセッサ200と、プロセッサにより選択された目標端末に、サービス情報を受信したというプロンプトメッセージを送信するよう構成される送信機300とを備える。
【0108】
いくつかの実施可能な実施方式において、前述のプロセッサ200は、端末サービスタイプテーブルを予め設定するよう、さらに具体的に構成され、端末サービスタイプテーブルは、端末サービス情報、端末サービスタイプ、および端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係を含む。
【0109】
具体的な実施の間、本発明の本実施形態において説明されている端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、または同様のものであり得、本発明の実施形態における、情報プッシュ先端末を選択するための方法の実施形態における第1の端末に対応していてよい。前述の端末は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。以下は、本実施形態において説明されている端末の具体的な説明のための例として、携帯電話を用いる。
【0110】
いくつかの実施可能な実施方式において、携帯電話により受信され、本発明の本実施形態において説明されているサービス情報は、音声または映像通話サービス情報、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、プッシュ通知などを含み得る。前述のサービス情報は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。具体的な実施の間、携帯電話がサービス情報を受信する前に、プロセッサ200は、携帯電話において端末サービスタイプテーブルを予め設定し得、端末サービスタイプテーブルは、端末サービス情報、端末サービスタイプ、および端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係を含み得る。前述の端末は、本発明の本実施形態において説明されている第1の端末(すなわち、本実施形態において説明されている端末)または第2の端末を含み得、前述の端末サービス情報は、音声または映像通話サービス、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報、ゲーム、ビデオ、ナビゲーションなどを含み得、前述の端末サービスタイプは、リアルタイム通信タイプ、非リアルタイム通信タイプ、リアルタイム非通信タイプなどを含み得る。
【0111】
具体的には、プロセッサ200は、端末サービス情報と端末サービスタイプとの間の対応関係をさらに予め設定し得る。例えば、音声または映像通話サービスは、リアルタイム通信タイプに対応し(すなわち、音声または映像通話サービスは、リアルタイム通信タイプに属し得)、SMSメッセージ、電子メール、およびインスタント・メッセージング情報は、非リアルタイム通信タイプに対応し、ゲームおよびビデオ(映画など)は、リアルタイム非通信タイプに対応している。加えて、ナビゲーションに対応する端末サービスタイプなどの他のサービス情報に対応する端末サービスタイプが、さらに含まれ得る。具体的な実施の間、プロセッサ200が端末サービスタイプテーブルを設定した後、携帯電話の受信機100がサービス情報を受信するとき、プロセッサ200は、受信したサービス情報と前述の端末サービスタイプテーブルにおけるサービスタイプとの間のマッチングを実行し得、受信したサービス情報に対応するサービスタイプを決定する。受信したサービス情報のサービスタイプを決定した後、プロセッサ200は、サービス情報のサービスタイプおよび携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスのサービスタイプに従って、情報プッシュの目標端末を選択し得、送信機300を用いることによって、端末に、サービス情報を受信したというプロンプト情報を送信し得、前述の情報プッシュの目標端末は、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートし、目標端末の作業ステータスは、サービス情報をプッシュするための要件を満たす。
【0112】
いくつかの実施可能な実施方式において、前述のプロセッサ200は、端末と接続される第2の端末の構成情報を取得し、第2の端末の通信データを取得し、通信データに従って第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを決定し、第2の端末の構成情報、実行ステータスおよびサービスタイプに基づいて端末ステータステーブルを生成し、指定された場所に端末ステータステーブルを格納するよう、さらに具体的に構成される。
【0113】
いくつかの実施可能な実施方式において、前述のプロセッサ200は、第2の端末のデータ入力または出力チャネルにおいてデータ入力または出力にあるかを判断し、ある第2の端末においてデータ入力または出力があると判断された場合、当該第2の端末がインタラクション状態にあると判断し、かつ、取得した通信データに従って、当該第2の端末において実行されているサービスのタイプを決定する、または、ある第2の端末においてデータ入力または出力がないと判断された場合、当該第2の端末が非インタラクション状態にあると判断するよう、具体的に構成され、データ入力または出力チャネルは、音声、画像、タッチ、および振動のデータ入力または出力チャネルのうち少なくとも1つを含む。
【0114】
具体的な実施の間、本発明の本実施形態において説明されている第2の端末は、ヘッドマウントディスプレイ、Google Glass、スマートウォッチ、またはスマートシューズなどのウェアラブルデバイスであり得る。前述の第2の端末は、例示に過ぎず、網羅的なものではない。
【0115】
いくつかの実施可能な実施方式において、本実施形態におけるウェアラブルデバイス(すなわち、第2の端末)の特徴情報は、ウェアラブルデバイスの構成情報、作業ステータス、および同様のものを含み得、前述の構成情報は、例えば、ウェアラブルデバイスの識別コード、(デバイスモデル、デバイスのデータ伝送効率、デバイスによりサポートされることができるサービスタイプ、および同様のものを含む)ウェアラブルデバイスのデバイスタイプ、およびウェアラブルデバイスと携帯電話との間の通信方式(Bluetooth(登録商標)伝送など)などの、デバイス識別子、デバイスタイプ、携帯電話との通信方式などを含み得る。前述のウェアラブルデバイスの実行ステータスは、インタラクション状態または非インタラクション状態を含み得る。具体的には、前述のインタラクション状態は、アクティブ・インタラクション状態およびパッシブ・インタラクション状態に分類され得、アクティブ・インタラクション状態は、例えば、ユーザがデバイスの、音声、画像、またはタッチなどの1つまたは複数のデータチャネルにデータを連続に入力するなど、デバイスの1つまたは複数のデータチャネルにおいて連続的なデータ入力があることを意味し、パッシブ・インタラクション状態は、例えば、ユーザの入力操作がないが、デバイスがデバイスの、音声、画像、またはタッチなどの1つまたは複数のデータチャネルにデータを出力するなど、デバイスの1つまたは複数のデータチャネルにおいて連続的なデータ出力があることを意味する。非インタラクション状態は、ユーザのデータチャネルにおいてデータ入力または出力がないことを意味する。
【0116】
具体的な実施の間、任意のウェアラブルデバイス(例えばスマートウォッチ)が携帯電話との接続を確立するとき、プロセッサ200は、スマートウォッチの識別子、デバイスタイプ、および同様のものを含む、スマートウォッチの構成情報を取得し得る。スマートウォッチが携帯電話との接続を確立した後、プロセッサ200は、スマートウォッチの通信ステータスをリアルタイムで検出し得、スマートウォッチの通信データをリアルタイムで取得し得、取得した通信データに従って、スマートウォッチの実行ステータスおよびサービスタイプを決定する。具体的には、プロセッサ200は、スマートウォッチのデータチャネルに従って、スマートウォッチのデータ入力または出力チャネルにおいてデータ入力または出力があるかを判断し得、スマートウォッチの1つまたは複数のデータチャネルにおいてデータ入力または出力があると判断された場合、スマートウォッチがインタラクション状態にあり、すなわち、スマートウォッチが現在携帯電話のユーザとインタラクションしていると判断し得、または、スマートウォッチのデータチャネルにおいてデータ入力または出力がないと判断された場合、スマートウォッチが現在非インタラクション状態にあり、すなわち、スマートウォッチが現在待機状態にあり得ると判断し得る。加えて、スマートウォッチがインタラクション状態にあると判断したとき、プロセッサ200は、取得した通信データに従って、例えば、SMSメッセージまたはインスタント・メッセージング情報を読み取り中またはビデオを再生中など、スマートウォッチにおいて現在実行されているサービスのタイプをさらに決定し得る。前述のデータチャネル(データ入力チャネルおよびデータ出力チャネルを含む)は、音声、画像、タッチ、または振動などのデータまたは信号の入力チャネルおよび出力チャネルを含み得る。具体的な実施の間、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報を取得し、ウェアラブルデバイスの実行ステータスおよびウェアラブルデバイスのサービスタイプを決定した後、プロセッサ200は、ウェアラブルデバイスの構成情報、実行ステータス、およびサービスタイプに基づいて端末ステータステーブルを生成し得、指定された場所に端末ステータステーブルを格納し得る。受信機100がサービス情報を受信した後、プロセッサ200は、サービス情報に従ってサービス情報のサービスタイプを決定し得る。サービス情報のサービスタイプを決定した後、プロセッサ200は、端末ステータステーブルに格納されている、ウェアラブルデバイスの特徴情報に従って、対応するウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得、送信機100を用いることにより、サービス情報を受信したというプロンプト情報をデバイスにプッシュし得る。
【0117】
いくつかの実施可能な実施方式において、情報プッシュルールは、通信タイプのサービスを優先的に処理し、第2の端末の作業ステータスは、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを含む。
【0118】
前述のプロセッサ200は、サービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプである場合において、インタラクション状態にある第2の端末を最も好適な目標端末として設定し、非インタラクション状態にある第2の端末を2番目に好適な目標端末として設定し、最も好適な目標端末が空きであるかを判断し、判断の結果が空きではないとき、最も好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または判断の結果が空きであるとき、2番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0119】
いくつかの実施可能な実施方式において、携帯電話の受信機100がサービス情報を受信した後、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスにプロンプト情報を送信する必要があるとき、プロセッサ200は、新しいサービスタイプおよびウェアラブルデバイスの、端末ステータステーブルに格納されている特徴情報に従って、対応するウェアラブルデバイスを情報プッシュの目標端末として選択するように用いられる必要がある。具体的な実施の間、情報プッシュルールは、プロセッサ200が当該ルールおよびサービス情報またはウェアラブルデバイスのサービスタイプに従って目標端末を選択し得るように、予め設定され得る。具体的な実施の間、携帯電話のサービスタイプおよびウェアラブルデバイスのサービスタイプは、通信タイプおよび非通信タイプに分類され得る。予め設定されたデバイス情報プッシュルールが通信タイプのサービスを優先的に処理している場合において(略して、通信優先、例えば、ユーザが現在着信またはSMSメッセージを待っているなど)、プロセッサ200が携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプであると判断したとき、プロセッサ200は、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスを最も好適な目標端末として設定し得、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスを2番目に好適な目標端末として設定し得、すなわち、プロセッサ200は、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスを、情報プッシュ先端末として優先的に選択し得る。この場合において、インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスは、サービス情報のプロンプト情報をいつでも受信し得、従って、新しいサービスのプロンプト情報を表示するのにかかる時間が比較的短く、ユーザ・エクスペリエンス効果が良好である。ウェアラブルデバイスが非インタラクション状態(待機状態など)にある場合、デバイスは、情報がデバイスに送信される前に、依然として開始させられる必要があり、従って、デバイスに送信されるサービス情報のプロンプト情報をデバイス上で表示するのにかかる時間が比較的長く、ユーザ・エクスペリエンス効果が比較的に悪い。具体的には、前述の最も好適な目標端末が空きではない(すなわち、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの1つまたは複数のデバイスがユーザとインタラクションしている)場合、プロセッサ200は、条件を満たすこれらのウェアラブルデバイスから1つのウェアラブルデバイスを情報プッシュの目標端末として選択し得る。前述の最も好適な目標端末が空きである(すなわち、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスのうち、ユーザとインタラクションしているものがない)場合、プロセッサ200は、2番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し得る。
【0120】
いくつかの実施可能な実施方式において、情報プッシュルールは、非通信タイプのサービスを優先的に処理し、第2の端末の作業ステータスは、第2の端末の実行ステータスおよび第2の端末のサービスタイプを含む。
【0121】
前述のプロセッサ200は、サービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプである場合、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプである第2の端末を最も好適な目標端末として設定し、非インタラクション状態にある第2の端末を2番目に好適な目標端末として設定し、インタラクション状態にあり、かつ、サービスタイプが非通信タイプである第2の端末を3番目に好適な目標端末として設定し、最も好適な目標端末が空きであるかを判断し、最も好適な目標端末が空きではないとき、最も好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、最も好適な目標端末が空きであるとき、2番目に好適な目標端末が空きであるかを判断し、判断の結果が空きではないとき、2番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、若しくは、判断の結果が空きであるとき、3番目に好適な目標端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0122】
加えて、予め設定された情報プッシュルールが非通信タイプのサービスを優先的に処理している場合において(略して、通信非優先、例えば、ユーザが現在休憩中で、着信またはSMSメッセージなどの通信サービスに邪魔されたくないなど)、プロセッサ200が携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプがリアルタイム通信タイプおよび非リアルタイム通信タイプを含む通信タイプであると判断したとき、プロセッサ200は、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプ(すなわち、サービス情報のサービスタイプと同一)であるウェアラブルデバイスを最も好適な目標端末として設定し得、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスを2番目に好適な目標端末として設定し得、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプ(ビデオが再生されているデバイスなど)であるウェアラブルデバイスを3番目に好適な目標端末として設定し得る。すなわち、プロセッサ200は、端末タイプから、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として優先的に選択し得、サービス情報のプロンプト情報は、端末に迅速にプッシュされ、かつ、ユーザの他のエクスペリエンスは影響を受けない。携帯電話と現在接続されているウェアラブルデバイスのうち、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが通信タイプであるデバイスがない場合、プロセッサ200は、非インタラクション状態にあるウェアラブルデバイスに、サービス情報のプロンプト情報を送信することを選択し得る。現在の情報プッシュルールは、通信非優先であり、従って、ユーザは、当該瞬間において、ビデオを視聴中またはゲームをやっている最中であり得(デバイスは現在インタラクション状態にあり)、邪魔されたくない。前述の2つのタイプのデバイスが携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスに含まれない場合、プロセッサ200は次に、インタラクション状態にあり、かつ、そのサービスタイプが非通信タイプにあるウェアラブルデバイスに、サービス情報のプロンプト情報を送信し得る。具体的な実施の間、携帯電話がサービス情報を受信した後、携帯電話と接続される複数のウェアラブルデバイスから情報プッシュ先端末を選択するとき、プロセッサ200はまず、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報に従って、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートしないウェアラブルデバイスを除外し得、サービス情報をサポートするウェアラブルデバイスから、サービス情報をプッシュするための要件を満たすウェアラブルデバイスを選択し得る。すなわち、前述の最も好適な目標端末、2番目に好適な目標端末、および3番目に好適な目標端末は、携帯電話により受信されたサービス情報をサポートできるウェアラブルデバイスである。
【0123】
いくつかの実施可能な実施方式において、前述のプロセッサ200は、最も好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合、サービス情報のサービスタイプと第2の端末のサービスタイプおよび構成情報とに従って、複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択し、2番目に好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合、第2の端末の構成情報に従って、複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、3番目に好適な目標端末が複数の第2の端末を含む場合、第2の端末の構成情報に従って、複数の第2の端末から1つの端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0124】
いくつかの実施可能な実施方式において、前述のプロセッサ200は、複数の第2の端末の各第2の端末のサービスタイプに従って、第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含むかを判断し、判断の結果が第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含む場合、サービスが実行されている第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択し、サービスが実行されている複数の第2の端末がある場合、第2の端末の構成情報に従って、複数の第2の端末から1つの第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択する、または、判断の結果が第2の端末において実行されているサービスがサービス情報と同一のサービスを含まない場合において、第2の端末のサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のサービスタイプを含むかを判断し、第2の端末のサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のサービスタイプを含む場合、サービスタイプに対応する第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択し、サービスタイプに対応する複数の第2の端末があるとき、第2の端末の構成情報に従って、複数の第2の端末から1つの第2の端末を情報プッシュの目標端末として選択するよう、具体的に構成される。
【0125】
具体的な実施の間、前述の最も好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合において、複数のウェアラブルデバイスから情報プッシュ先端末を選択するとき、プロセッサ200は、サービス情報のサービスタイプとウェアラブルデバイスのサービスタイプ及び構成情報とに従って複数のウェアラブルデバイスから、1つの端末を情報プッシュ先端末として選択し得る。前述の2番目に好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合において、複数のウェアラブルデバイスから情報プッシュ先端末を選択するとき、プロセッサ200は、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って複数のウェアラブルデバイスから、1つのデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得る。前述の3番目に好適な目標端末が複数のウェアラブルデバイスを含む場合、プロセッサ200は、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って複数のウェアラブルデバイスから、1つのデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得、前述の構成情報は、主に以下を指す。ウェアラブルデバイスのデバイスモデル、ウェアラブルデバイスのデータ伝送効率、サービス情報のプロンプト情報がより迅速に、かつ、より効率的に送信されまたは受信されることをウェアラブルデバイスと携帯電話との間の通信方式が可能にするか、ウェアラブルデバイスが新しいサービスをサポートするかなど。具体的には、1つより多くの最も好適なウェアラブルデバイスがある場合において、1つより多くの最も好適なウェアラブルデバイスから情報プッシュ先端末を選択するとき、プロセッサ200も、サービス情報のサービスタイプに従って複数のウェアラブルデバイスから、サービス情報と同一のサービスが実行されているウェアラブルデバイスを優先的に選択し得、サービスが実行されるウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得る。加えて、条件を満たす1つより多くのウェアラブルデバイスがある場合、プロセッサ200は、ウェアラブルデバイスの構成情報に従って、当該1つより多くのウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末を選択する。サービス情報と同一のサービスがない場合、プロセッサ200は、複数のウェアラブルデバイスから、そのサービスタイプがサービス情報のサービスタイプと同一のウェアラブルデバイスを情報プッシュ先端末として選択し得る。加えて、条件を満たす1つより多くのウェアラブルデバイスがある場合、プロセッサ200は、デバイスの構成情報に従って当該1つより多くのウェアラブルデバイスから、情報プッシュ先端末を選択し得る。
【0126】
いくつかの実施可能な実施方式において、プロセッサ200が情報プッシュ先端末を選択した後、携帯電話によりサービス情報を受信したというプロンプト情報は、当該端末に送信され得、サービス情報を迅速に閲覧するよう携帯電話のユーザに促す。具体的には、ユーザは、メガネのフラッシュ、腕時計の着信音、またはスマートシューズの振動などのプロンプト方式により、情報を迅速に閲覧するよう促され得る。前述のプロンプト方式は、例示に過ぎず、網羅的なものではなく、プロンプト方式は、前述の方式を含むが、それに限定されない。
【0127】
本発明の本実施形態における端末は、携帯電話により受信されたサービス情報のサービスタイプ、携帯電話と接続されるウェアラブルデバイスの構成情報およびウェアラブルデバイスの作業ステータスに従って、ウェアラブルデバイスから、1つのウェアラブルデバイスを情報プッシュの目標端末として選択し得、ウェアラブルデバイスにサービス情報を受信したというプロンプト情報を送信し得、ウェアラブルデバイスのフラッシュ、着信音、または振動などのプロンプト方式により、携帯電話のユーザにサービス情報を迅速に閲覧するよう指示し得、情報プッシュ効率を向上させ、ウェアラブルデバイスの利用を向上させ、サービス情報を読み取る即時性を確実なものにし、情報プッシュのユーザ・エクスペリエンス効果を向上させることができる。
【0128】
当業者であれば、実施形態における方法の工程の全てまたは一部が関連するハードウェアに指示するコンピュータプログラムにより実施され得ると理解するであろう。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。プログラムが実行されると、実施形態における方法の工程は実行される。前述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリメモリ(Read‐Only Memory,ROM)、またはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)を含み得る。
【0129】
上において開示した内容は、本発明の実施形態例に過ぎず、もちろん本発明の保護範囲を限定することは、意図されていない。よって、本発明の請求項に従ってなされる同等の変更例は、本発明の範囲内に含まれるべきである。
[他の考えられる項目]
[項目1]
第1の端末により、サービス情報を受信する段階と、
上記第1の端末により、上記第1の端末と接続される複数の第2の端末の作業ステータスを決定する段階であって、上記複数の第2の端末の通信データを取得し、上記通信データに従って上記複数の第2の端末の実行ステータスを決定する段階を含み、上記実行ステータスはインタラクション状態または非インタラクション状態を含む、段階と、
上記第1の端末により、予め設定された情報プッシュルール、上記サービス情報、および上記複数の第2の端末の上記作業ステータスに従って上記複数の第2の端末から目標端末を選択する段階であって、上記目標端末は、上記サービス情報をサポートし、上記目標端末の作業ステータスは上記サービス情報をプッシュするための要件を満たす、段階と、
上記目標端末に、上記サービス情報を受信したというプロンプトメッセージを送信する段階と
を備え、
上記実行ステータスを決定する上記段階は、
上記複数の第2の端末のデータ入力チャネルまたはデータ出力チャネルにおいてデータ入力またはデータ出力があるか否かを判断する段階と、
1つの第2の端末においてデータ入力またはデータ出力があると決定された場合に、上記第2の端末は上記インタラクション状態にあると決定し、または、
1つの第2の端末においてデータ入力またはデータ出力がないと決定された場合に、上記第2の端末は上記非インタラクション状態にあると決定する、段階と
を含む、
情報プッシュ先端末を選択するための方法。
[項目2]
上記データ入力チャネルまたはデータ出力チャネルは、音声、画像、タッチ、および、振動のデータ入力チャネルまたはデータ出力チャネルのうちの少なくとも1つを含む、
項目1に記載の方法。
[項目3]
受信した上記サービス情報は、音声または映像通話サービス情報、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報およびプッシュ通知のうちの少なくとも1つを含む、
項目1または2に記載の方法。
[項目4]
端末であって、
サービス情報を受信するように構成された受信機と、
上記端末と接続される複数の第2の端末の作業ステータスを決定し、予め設定された情報プッシュルール、上記サービス情報、および上記複数の第2の端末の上記作業ステータスに従って上記複数の第2の端末から目標端末を選択する、プロセッサであり、
上記作業ステータスを決定することは、上記複数の第2の端末の通信データを取得し、上記通信データに従って上記複数の第2の端末の実行ステータスを決定することを含み、上記実行ステータスはインタラクション状態または非インタラクション状態を含み、上記目標端末は、上記サービス情報をサポートし、上記目標端末の作業ステータスは上記サービス情報をプッシュするための要件を満たす、プロセッサと、
上記プロセッサにより選択された上記目標端末に、上記サービス情報を受信したというプロンプトメッセージを送信する送信機と
を備え、
上記実行ステータスを決定することは、
上記複数の第2の端末のデータ入力チャネルまたはデータ出力チャネルにおいてデータ入力またはデータ出力があるか否かを判断することと、
1つの第2の端末においてデータ入力またはデータ出力があると決定された場合に、上記第2の端末はインタラクション状態にあると決定すること、または、
1つの第2の端末においてデータ入力またはデータ出力がないと決定された場合に、上記第2の端末は上記非インタラクション状態にあると決定すること、と
を含む、
端末。
[項目5]
上記データ入力チャネルまたはデータ出力チャネルは、音声、画像、タッチ、および、振動のデータ入力チャネルまたはデータ出力チャネルのうちの少なくとも1つを含む、
項目4に記載の端末。
[項目6]
受信した上記サービス情報は、音声または映像通話サービス情報、SMSメッセージ、電子メール、インスタント・メッセージング情報およびプッシュ通知のうちの少なくとも1つを含む、
項目4または5に記載の端末。