(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-24
(45)【発行日】2022-11-01
(54)【発明の名称】ガバナ付き電磁比例弁
(51)【国際特許分類】
F23K 5/00 20060101AFI20221025BHJP
F23N 1/00 20060101ALI20221025BHJP
F16K 31/06 20060101ALN20221025BHJP
【FI】
F23K5/00 301E
F23N1/00 103A
F23N1/00 102D
F16K31/06 325
(21)【出願番号】P 2018231607
(22)【出願日】2018-12-11
【審査請求日】2021-08-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000305
【氏名又は名称】弁理士法人青莪
(72)【発明者】
【氏名】梅津 祥充
【審査官】加藤 昌人
(56)【参考文献】
【文献】特開昭60-057079(JP,A)
【文献】特開昭60-104877(JP,A)
【文献】特開2001-317652(JP,A)
【文献】特開2007-162911(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16K 31/06-31/11
F23N 5/00- 5/22
F23N 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
弁座が形成された弁孔により連通される2つの圧力調整室と、弁座との間隔を調整して弁孔の開度を調整するガバナバルブと、ガバナバルブに連結されて一方の圧力調整室に面し、一方の圧力調整室内の圧力を受けてガバナバルブを閉弁側に付勢するダイヤフラムと、ダイヤフラムにより一方の圧力調整室と隔絶して画成された背圧室と、背圧室側に設けられ、通電電流に比例した押圧力をプランジャを介してガバナバルブに作用させる電磁ソレノイドと、背圧室と連通し、電磁ソレノイドの内部でプランジャの移動を内周部でガイドするガイドスリーブとを備えたガバナ付き電磁比例弁において、
ガイドスリーブは、電磁ソレノイドに内包された本体部と、前記一方の圧力調整室側とは反対側へ向けて電磁ソレノイドの外部へ突出する突出部とが一体に形成されてなり、突出部
は、本体部よりも外径が小さい小径部を有し、小径部の本体部とは反対側の端面に背圧室を大気開放する開放孔が開設されていることを特徴とするガバナ付き電磁比例弁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バーナに対するガス供給路等に介設するガバナ付き電磁比例弁に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のガバナ付き電磁比例弁として、弁座が形成された弁孔により連通される2つの圧力調整室と、弁座との間隔が調整されることで弁孔の開度を調整するガバナバルブと、ガバナバルブに連結されて一方の圧力調整室に設けられ、一方の圧力調整室内の圧力を受けてガバナバルブを閉弁側に付勢するダイヤフラムと、ダイヤフラムにより一方の圧力調整室と隔絶して画成された背圧室と、背圧室側に設けられ、通電電流に比例した押圧力をプランジャを介してガバナバルブに作用させる電磁ソレノイドと、背圧室と連通し、電磁ソレノイドの内部でプランジャの移動を内周部でガイドするガイドスリーブとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、上記ガバナ付き電磁比例弁では、ダイヤフラムをその外周部で一方の圧力調整室(1次圧室)の外周部に挟圧固定する押え板に背圧室に連通する小孔を形成している。また、電磁ソレノイドと押え板の合わせ部から外方に突出して背圧室を大気開放する連通部材が設けられると共に、連通部材を係合により固定する固定部が電磁ソレノイドに設けられている。こうして、上記ガバナ付き電磁比例弁では、組立時に連通部材を押え板と固定部により挟圧固定できる。
【0004】
然し、その後の検討により、押え板と固定部による連通部材の上記の如くの固定は、連通部材をはじめとして押え板や固定部の寸法精度に影響され、組立時にガタツキが生じて十分な固定強度を確保することが難しい場合があり、固定強度が十分でない状態で連通部材にチューブを接続すると、その時の外力により連通部材やその周辺部が変形することがあり、過度の変形により破損することもあるという問題が見出された。また、背圧室の大気開放のために連通部材や固定部といった専用の部品等が必要とされるため、構造を簡略化してコスト低減を図ることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、組立時にガタツキが生じずに安定した品質で生産可能であると共に、チューブの接続の際の外力に対して被接続部及びその周辺部が変形しにくく、破損のおそれが軽減され、構造の簡略化とこれに伴うコスト低減とを図ることができるガバナ付き電磁比例弁を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、弁座が形成された弁孔により連通される2つの圧力調整室と、弁座との間隔を調整して弁孔の開度を調整するガバナバルブと、ガバナバルブに連結されて一方の圧力調整室に面し、一方の圧力調整室内の圧力を受けてガバナバルブを閉弁側に付勢するダイヤフラムと、ダイヤフラムにより一方の圧力調整室と隔絶して画成された背圧室と、背圧室側に設けられ、通電電流に比例した押圧力をプランジャを介してガバナバルブに作用させる電磁ソレノイドと、背圧室と連通し、電磁ソレノイドの内部でプランジャの移動を内周部でガイドするガイドスリーブとを備えたガバナ付き電磁比例弁において、ガイドスリーブは、電磁ソレノイドに内包された本体部と、前記一方の圧力調整室側とは反対側へ向けて電磁ソレノイドの外部へ突出する突出部とが一体に形成されてなり、突出部は、本体部よりも外径が小さい小径部を有し、小径部の本体部とは反対側の端面に背圧室を大気開放する開放孔が開設されていることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、プランジャの移動を内周部でガイドするガイドスリーブが、本体部と、本体部と一体に形成され、本体部とは反対側の端面に背圧室を大気開放する開放孔が開設された突出部とからなるため、背圧室の大気開放のために専用の部品等を別途必要としない。従って、構造の簡略化とこれに伴うコスト低減とを図ることができると共に、従来、組立時に生じていたガタツキのおそれがなく、安定した品質のガバナ付き電磁比例弁の生産が可能となる。また、ガイドスリーブの突出部がチューブを接続する際の被接続部となるため、チューブを接続する際に加わる外力による変形が起こりにくくなると共に、突出部の周辺部が外力の影響を受けることがほとんどなく、破損のおそれを軽減できる。
【0009】
また、本発明において、突出部は、上記の如く本体部よりも外径が小さい小径部を有し、小径部の本体部とは反対側の端面に開放孔が開設されているため、チューブを接続する際の被接続部を小径部とすることができ、小径部の外径に応じた内径の細いチューブの使用が可能となる。従って、チューブの接続の際に加える外力を小さくすることができ、接続作業が簡便となる。また、ガイドスリーブの内部でプランジャをガバナバルブ側に付勢してプランジャの自重をキャンセルするコイルバネが設けられる場合、コイルバネの長さをプランジャのガバナバルブ側とは反対側の端部から本体部の突出部側の端部までとすることができ、コイルバネの長さを短縮できる。このようなコイルバネの長さの短縮は、ガイドスリーブの内部へのコイルバネの取付作業を容易にすると共に、コスト低減により有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明のガバナ付き電磁比例弁の第1実施形態を示す断面図。
【
図2】本発明のガバナ付き電磁比例弁の第2実施形態を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1実施形態)
図1を参照して、本発明の第1実施形態であるガバナ付き電磁比例弁1について以下に説明する。尚、以下の説明におけるガバナ付き電磁比例弁1の上下は、
図1での図示に従う。
【0012】
ガバナ付き電磁比例弁1は、バーナに対するガス供給路に介設されるものであり、2つの圧力調整室の内、一方を1次圧室21、他方を2次圧室22としている。そして、ガバナ付き電磁比例弁1は、ガス流入口21aに連通する下側の1次圧室21と、ガス流出口22aに連通する上側の2次圧室22と、1次圧室21と2次圧室22の間に存する弁座23が形成された弁孔24とを有するケーシング2を備えている。弁座23は弁孔24の内周に形成され、弁孔24により1次圧室21と2次圧室22が連通されている。
【0013】
また、ガバナ付き電磁比例弁1は、弁座23とは反対側の下側で1次圧室21に面するダイヤフラム3と、ダイヤフラム3に連結した樹脂製のガバナバルブ4と、ガバナバルブ4を上方の開き側に押圧する、ダイヤフラム3を挟んで1次圧室21と反対側(即ち、後述する背圧室32側)に配置された電磁ソレノイド5とを備えている。
【0014】
ダイヤフラム3の外周部は、ケーシング2の下面に締結する押え板31により1次圧室21の下面外周部に挟圧固定され、ダイヤフラム3と押え板31の間に、ダイヤフラム3が1次圧室21の反対側で面する、大気開放される背圧室32が画成されている。背圧室32は、ダイヤフラム3により1次圧室21と隔絶されている。また、ダイヤフラム3の下側には、ダイヤフラム3の下面に座金33を介して接するフランジ34aを上端に有する筒状のバルブホルダ34が設けられ、ダイヤフラム3をガバナバルブ4に連結している。ダイヤフラム3は、1次圧室21内のガス圧を受けてガバナバルブ4を閉弁側に付勢する。
【0015】
ガバナバルブ4は、弁孔24に挿通され、2次圧室22側の端部(上端部)に向かって外径を次第に大きくした弁体41と、弁体41から延び、ダイヤフラム3に連結される弁軸42とを有している。弁軸42は、弁体41から上下両方に同一軸上に延びている。
【0016】
電磁ソレノイド5は、押え板31の下面に取り付けられるヨーク51と、ヨーク51の内部に設けられたボビン52と、ボビン52の外周に巻回したソレノイドコイル53と、ソレノイドコイル53の内側、具体的にはボビン52の内側に配置された金属製のガイドスリーブ54と、ガイドスリーブ54の内部に挿入され、ガイドスリーブ54の内周部でガイドされて弁軸42の軸方向(上下方向)に移動するプランジャ55と、プランジャ55を上方に付勢してプランジャ55の自重をキャンセルするコイルバネ56とを有している。プランジャ55は、その上端が弁軸42の下端部に存する縮径部42aの下端に当接し、ソレノイドコイル53への通電電流値に比例した押圧力を弁軸42に作用させて弁体41を変位させ、ガバナバルブ4を開き側に押圧する。弁軸42の縮径部42aの下端とプランジャ55の上端とを当接可能とするために、押え板31には中心に孔が形成され、縮径部42aがガイドスリーブ54の上端部の内部に挿通されている。
【0017】
ここで、ガバナバルブ4は、弁座23との間隔を調整して弁孔24の開度を調整する。即ち、ソレノイドコイル53への通電電流の電流値を大きくするほど押圧力が大きくなり、プランジャ55が上方に移動し、これに伴いガバナバルブ4では弁軸42が上方に移動して弁体41が変位し、弁座23と弁体41の間の間隔が大きくなる。この結果、弁孔24の開度が大きくなり、2次圧室22内のガス圧が増加し、バーナへの供給ガス量が電流値に比例して変化することになる。また、1次圧室21内のガス圧が変動すると、ダイヤフラム3及び弁軸42を介して弁体41が上下に変位し、ガス圧変動を吸収するように弁孔24の開度が変化して、2次圧室22内のガス圧変動が抑制される。このため、1次圧室21内のガス圧が変動しても、2次圧室22内のガス圧は電流値に応じた所定の圧力に維持される。
【0018】
ガイドスリーブ54は、電磁ソレノイド5のダイヤフラム3側の端部からダイヤフラム3と反対側の端部まで(ヨーク51の上端からボビン52の下端まで)延びる、電磁ソレノイド5に内包された本体部54aと、1次圧室21とは反対側へ向けて電磁ソレノイド5の外部へ突出する、本体部54aと一体に形成された突出部54bとからなっている。突出部54bの本体部54aとは反対側の端面54c(下端面)には、その中心に背圧室32を大気開放する開放孔54dが開設されている。ガイドスリーブ54は背圧室32と連通している。
【0019】
このようなガイドスリーブ54は、ヨーク51の中心に形成した孔に挿通されて電磁ソレノイド5に取り付けられている。この取付けのために、ガイドスリーブ54には、本体部54aの上端に、ヨーク51の上記孔の孔径外方に延びるフランジ54eが設けられている。そして、フランジ54eをヨーク51との間に挟圧固定するための押えリング57が押え板31の上記孔に取り付けられている。
【0020】
また、電磁ソレノイド5には、その下端部を構成する磁路板58と、磁路板58の上面に立設された中空筒状のカラー59とが設けられている。カラー59は、磁性材料から形成され、磁路板58とプランジャ55の間の磁束の受渡しを効率よく行うための部品である。磁路板58は中心に孔が形成され、この孔にガイドスリーブ54の突出部54bが下方に挿通されている。また、カラー59は、ガイドスリーブ54の本体部54aに外嵌して取り付けられ、下端には、径方向外方に延び、磁路板58の上面に接するフランジ59aが設けられている。
【0021】
コイルバネ56は、ガイドスリーブ54の本体部54a及び突出部54bに挿入されている。具体的には、コイルバネ56の上端部がプランジャ55の下端部に凹設された凹部55aに内嵌されると共に、コイルバネ56の下端部が内嵌する孔が形成された固定板54fが突出部54bの下端部に設けられている。即ち、コイルバネ56は、プランジャ55の弁軸42への当接側(ガバナバルブ4側)とは反対側の端部から突出部54bの端部までの間に介設されている。コイルバネ56の下端を突出部54bの下端面内側に当接させることにより、プランジャ55を上方に付勢できる。
【0022】
以上のガバナ付き電磁比例弁1では、背圧室32は、押えリング57の内部を通じてガイドスリーブ54の本体部54aの内部と連通すると共に、本体部54aの内周面とプランジャ55の外周面との間に存する摺動クリアランスを介して突出部54bの内部と連通し、端面54cに開設された開放孔54dにより大気開放される。このため、背圧室32の大気開放のために専用の部品等を別途必要としない。従って、構造の簡略化とこれに伴うコスト低減とが図られると共に、従来、組立時に生じていたガタツキのおそれがなく、安定した品質のガバナ付き電磁比例弁1の生産が可能となる。また、ガイドスリーブ54の突出部54bがチューブを接続する際の被接続部となるため、チューブを接続する際に加わる外力による変形が起こりにくくなると共に、突出部54bの周辺部が外力の影響を受けることはほとんどなく、破損のおそれを軽減できる。
【0023】
(第2実施形態)
図2を参照して、本発明の第2実施形態であるガバナ付き電磁比例弁1aを説明する。ガバナ付き電磁比例弁1aに関し、
図1に示すガバナ付き電磁比例弁1の各部位に相当する部位には同一の符号を付し、以下ではその説明を省略する。
【0024】
ガバナ付き電磁比例弁1aは、ガイドスリーブ54及びコイルバネ56が、
図1に示すガバナ付き電磁比例弁1のガイドスリーブ54及びコイルバネ56と異なるだけで他の部位は同一である。
【0025】
ガバナ付き電磁比例弁1aでは、ガイドスリーブ54の突出部54bは、本体部54aよりも外径が小さい小径部54b
1を有し、小径部54b
1の本体部54aとは反対側の端面54c
1(下端面)に開放孔54dが開設されている。突出部54bが小径部54b
1を有するため、コイルバネ56は、プランジャ55の弁軸42への当接側と反対側の端部から本体部54aの突出部54b側の端部までの間に介設されている。具体的には、コイルバネ56の上端部がプランジャ55の下端部に凹設された凹部55aに内嵌されると共に、コイルバネ56の下端部が内嵌する孔が形成された固定板54fが突出部54bの下端部に設けられて、コイルバネ56の下端を突出部54bの小径部54b
1の下端面内側に当接させることにより、プランジャ55を上方に付勢できるようにしている。このため、ガバナ付き電磁比例弁1aでは、
図1に示すガバナ付き電磁比例弁1と比較してコイルバネ56の長さが短縮されている。
【0026】
以上のガバナ付き電磁比例弁1aでは、チューブを接続する際の被接続部を小径部54b1とすることができ、小径部54b1の外径に応じた内径の細いチューブの使用が可能となり、チューブの接続に加える外力を小さくすることができて接続作業が簡便となる。また、コイルバネ56の長さの上記の如くの短縮は、コスト低減により有利なばかりでなく、ガイドスリーブ54の内部へのコイルバネ56の取付作業を容易にする。
【0027】
以上、本発明を第1実施形態及び第2実施形態に関して説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。例えば、ガバナ付き電磁比例弁1,1aは上下反転させたものが可能であり、ダイヤフラム3の上側に押え板31、背圧室32及び電磁ソレノイド5を配置することができる。この場合、ガバナバルブ4の自重をキャンセルする必要があるが、ガバナバルブ4の自重キャンセルは、コイルバネ56とは異なるコイルバネをケーシング2の下面部と弁体41又は弁軸42の下端部との間に介設し、弁体41及び弁軸42を上方に付勢することにより実現できる。また、コイルバネ56は省略可能である。
【0028】
また、押え板31への電磁ソレノイド5の取付方法は特に限定的ではない。従来公知のものを含め、多種多様な方式を採用できる。更に、突出部54bの端面54c又は小径部54b1の端面54c1における開放孔54dの開設位置は、必ずしも中心である必要はなく、接続されるチューブの内周面で閉鎖されない限り、偏心位置にすることもできる。更にまた、ガイドスリーブ54へのコイルバネ56の挿入には固定板54fは必ずしも必要でなく、固定板54fは省略可能である。そして、ケーシング2では、ダイヤフラム3に面する側を1次圧室、弁座23を挟んで反対側を2次圧室とすることができ、この場合、ガス流出口22aがガス流入口となり、ガス流入口21aがガス流出口となる。また、ダイヤフラム3は2次圧室に面すると共に、背圧室32はダイヤフラム3にその2次圧室の反対側で面する。
【符号の説明】
【0029】
1,1a…ガバナ付き電磁比例弁、21…1次圧室(一方の圧力調整室)、22…2次圧室(他方の圧力調整室)、23…弁座、24…弁孔、3…ダイヤフラム、32…背圧室、4…ガバナバルブ、5…電磁ソレノイド、54…ガイドスリーブ、54a…本体部、54b…突出部、54b1…小径部、54c…突出部の端面、54c1…小径部の端面、54d…開放孔、55…プランジャ。