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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-24
(45)【発行日】2022-11-01
(54)【発明の名称】進水方法
(51)【国際特許分類】
   B63B 73/30 20200101AFI20221025BHJP
   B63C 3/06 20060101ALI20221025BHJP
   E02D 27/06 20060101ALN20221025BHJP
【FI】
B63B73/30
B63C3/06
E02D27/06
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2019567370
(86)(22)【出願日】2018-06-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-07-30
(86)【国際出願番号】 FR2018051301
(87)【国際公開番号】W WO2018224770
(87)【国際公開日】2018-12-13
【審査請求日】2021-05-28
(31)【優先権主張番号】1754994
(32)【優先日】2017-06-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】513187911
【氏名又は名称】イデオル
【氏名又は名称原語表記】IDEOL
(74)【代理人】
【識別番号】100107641
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 耕一
(74)【代理人】
【識別番号】100143236
【弁理士】
【氏名又は名称】間中 恵子
(72)【発明者】
【氏名】ショワスネ,トマ
【審査官】塩澤 正和
(56)【参考文献】
【文献】ソ連国特許発明第01030299(SU,A)
【文献】米国特許第03138932(US,A)
【文献】特開昭53-055601(JP,A)
【文献】特開昭58-178717(JP,A)
【文献】特開昭58-149889(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0013667(US,A1)
【文献】韓国登録特許第10-1299971(KR,B1)
【文献】実開昭52-110193(JP,U)
【文献】韓国登録特許第10-1419532(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63B 21/50,35/28,35/40,35/44,
73/30,75/00,77/00
B63C 1/02, 3/06
E02B 17/00
E02D 27/06
F03D 13/25
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水(15)に浮かぶことを目的とする構造体(1)を進水させる進水方法であって、
前記進水方法は、
前記構造体(1)を水に浮かぶポンツーン(10)に載せる工程と、
前記構造体(1)が水(15)に浮かぶ前記ポンツーン(10)上に載っている間に、前記構造体(1)に接続された少なくとも一本の支柱(2)を海底(16)に接触させる工程と、
海底(16)で支えられている前記少なくとも一本の支柱(2)によって前記構造体(1)が支えられている間に、前記ポンツーン(10)を取り外す工程と、
前記少なくとも一本の支柱(2)によって支えられている前記構造体(1)を降下させた後に、前記構造体(1)に接続された前記少なくとも一本の支柱(2)が海底(16)から離れることにより、前記構造体(1)を水(15)に浮かべる工程と、
を含み、
前記進水方法は、前記ポンツーン(10)の取り外しの前に、前記構造体(1)が海底(16)で支えられている前記少なくとも一本の支柱(2)によって支えられている間に、前記構造体(1)から前記ポンツーン(10)を垂直に離すことによって、前記ポンツーン(10)を降下させる工程をさらに含むことを特徴とし、
前記少なくとも一本の支柱(2)は、取り外し可能に前記構造体(1)に接続されており、
前記進水方法は、前記少なくとも一本の支柱(2)によって支えられている前記構造体(1)を降下させた後に、前記構造体(1)に接続された前記少なくとも一本の支柱(2)が海底(16)から離れることにより、前記構造体(1)を水(15)に浮かべた状態で、前記少なくとも一本の支柱(2)を前記構造体(1)から分離する工程をさらに含む、
進水方法。
【請求項2】
前記少なくとも一本の支柱(2)は、前記構造体(1)上のアンカーラインを固定するための位置(5)を介して前記構造体(1)に接続されている、
請求項に記載の進水方法。
【請求項3】
前記少なくとも一本の支柱(2)が海底(16)に接触する前に、前記少なくとも一本の支柱(2)を前記構造体(1)に接続する工程をさらに含む、請求項1または2に記載の進水方法。
【請求項4】
前記ポンツーン(10)の降下工程において、前記ポンツーン(10)は喫水線(17)に対して下ろされる、請求項1~のいずれか一項に記載の進水方法。
【請求項5】
前記ポンツーン(10)の降下工程は、前記ポンツーン(10)にバラストを積むことによって実行される、請求項に記載の進水方法。
【請求項6】
前記ポンツーン(10)の降下工程において、水(15)の水位が低下する、請求項1~のいずれか一項に記載の進水方法。
【請求項7】
前記ポンツーン(10)の降下工程において、潮が水(15)の水位を下げる、請求項に記載の進水方法。
【請求項8】
少なくとも一つの垂直油圧及び/又は機械作動シリンダ(4)が、前記少なくとも一本の支柱(2)と前記構造体(1)との間に挿入されている、請求項1~のいずれか一項に記載の進水方法。
【請求項9】
前記構造体(1)が浮遊プラットフォームである、請求項1~のいずれか一項に記載の進水方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、造船の分野に関し、より詳細には、水に浮かぶことを目的とする構造体を進水させる分野に関する。
【背景技術】
【0002】
進水は、例えば、船や浮遊プラットフォームのような水に浮かぶことを目的とする構造体の、乾いた地面上での建設後又は修理後における重要な工程である。陸上の固体支持体から水中の浮揚へのこの移行は、通常、進水される構造体の損傷を避けるために、正確になされる必要がある。したがって、当業者には、例えば、日本国特許出願公開公報の特開昭55-59226号公報に開示されているような傾斜面からの進水、韓国公開特許2009-0011697号明細書、韓国登録特許10-0642343号明細書、仏国特許出願公開1385516号明細書、シンガポール国特許出願公開181576号明細書、又は米国特許7419329号明細書に記載されているような、クレーン又はリフトを使用した垂直進水、および浸水可能な乾ドックでの進水が知られている。しかし、通常これらの方法では、重く、高価で、かつ比較的一般的でない設備が必要である。そこで、代替案として、例えば特開昭62-152996号公報又は米国特許4276849号明細書に記載されているような、サブマーシブルバージに浸漬することが、当業者に知られている。しかし、このようなサブマーシブルバージは、複雑かつ高価な機器であり、かつ、進水場所にバージを浸漬するのに十分な水深が必要となる。ただし、少なくとも特定の状況下では、このような場所の制約を少なくとも部分的に乗り越えることが好ましいこともある。例えば、設備又は水深における場所的な制約がなくなると、沖合に固定することを目的とする浮体物を、それらの建設および進水の場所と、それらの最終的な設置場所との間で曳航する距離を短くすることができる。
【0003】
ソ連国発明者証第1030299号明細書及びソ連国発明者証第1273293号明細書では、浮遊プラットフォームを水に浮かぶポンツーンに載せる工程と、水に浮かぶポンツーン上に載せられた浮遊プラットフォームに接続された支柱を水の下に接触させる工程と、支柱上に浮遊プラットフォームを持ち上げる工程と、ポンツーンを取り外す工程と、支柱で支えながら、浮遊プラットフォームを水に浮かべるまで降下させる工程と、を含む、浮遊プラットフォームを進水させる方法が開示されている。
【0004】
しかし、これらの方法では、まだ比較的重い設備が必要であり、特に、浮遊プラットフォームをポンツーンに載せる際にポンツーンを支えるための海中支持体や、ポンツーンを取り外せるようにするために浮遊プラットフォームを支柱上へ持ち上げる、強力な持ち上げ手段が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、これらの欠点を克服することを目的とするものであり、特に、場所条件だけでなく強力な持ち上げ手段の支配も受けないことを可能とする、水に浮かぶことを目的とする構造体の進水方法を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、本開示の少なくとも第1の態様である、特に、構造体を水に浮かぶポンツーンに載せる工程と、前記構造体が水に浮かぶ前記ポンツーン上に載っている間に、前記構造体に接続された少なくとも一本の支柱を水の下に接触させる工程と、水の下で支えられている前記少なくとも一本の支柱によって前記構造体が支えられている間に、前記ポンツーンを取り外す工程と、前記少なくとも一本の支柱によって支えられている前記構造体を、水に浮かべるまで降下させる工程と、を含んでいてもよい方法によって達成される。この方法は、さらに、前記ポンツーンの取り外し工程の前であって、かつ前記構造体が水の下で支えられている前記少なくとも1本の支柱によって支えられている間に、前記構造体から前記ポンツーンを垂直に離すことによって、前記ポンツーンを降下させる工程を含んでいてもよい。
【0007】
これらの配置のおかげで、浮遊プラットフォームを上げるのではなく、ポンツーンを降下させることによって、場所の条件及び、ポンツーンを浮遊プラットフォームから垂直に離してポンツーンを取り除くための強力な持ち上げ手段の必要性の両方を克服することができる。
【0008】
少なくとも1つの追加の態様によれば、前記少なくとも一本の支柱は、取り外し可能に前記構造体に接続させることができ、この方法は、前記構造体がいったん水に浮くと、前記少なくとも一本の支柱を前記構造体から分離する工程も含んでいてもよい。この態様によれば、他の構造体の進水に少なくとも一本の支柱を再利用することが可能になり得る。さらに、前記少なくとも一本の支柱は、前記構造体上のアンカーラインを固定するための位置を介して、前記構造体に接続されることができる。したがって、この位置は、前記構造体の進水のためと、進水後の前記構造体の固定のためとの、二重の用途を提供し得る。
【0009】
少なくとももう一つの追加の態様によれば、この方法は、前記少なくとも一本の支柱を水の下に接触させる前に、前記少なくとも一本の支柱を前記構造体に接続する工程も含んでいてもよい。
【0010】
さらにもう一つの態様によれば、前記ポンツーンの降下工程において、前記ポンツーンを当該ポンツーンの喫水線に対して降下させることができる。特に、前記ポンツーンの降下工程の実行のために、前記ポンツーンにバラストを積んでもよい。このように水中にポンツーンを降下させることによって、ポンツーンは、少なくとも一本の支柱によって支持された構造体から簡単に垂直に離れることができ、そしてその後のポンツーンの分離を可能にするために、ポンツーンは海底には接しないように提供される。
【0011】
また、この喫水線に対するポンツーンの降下に代替して、又はそれに加えて、ポンツーンの降下工程中に水位が下がることも考えられる。特に、ポンツーンを降下させている間、潮の干満によって水位が下がりうる。したがって、複雑な装置や施設ではなく、潮の自然現象を利用することで、少なくとも一本の支柱で支えられた構造体からポンツーンを垂直に離し、その後の取り外しを可能にすることができる。
【0012】
さらにもう一つの追加の態様によれば、垂直油圧及び/又は機械作動のシリンダを、前記少なくとも一本の支柱と前記構造体との間に挿入することによって、支柱を構造体に対して垂直に変位させることができる。
【0013】
さらにもう一つの追加の態様によれば、前記構造体は、例えば、フローティング掘削又は探索プラットフォームのような浮遊プラットフォーム、又は、風力タービン又は海洋タービンの少なくとも一つの再生可能エネルギーを利用するための浮遊プラットフォームであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0014】
非限定的な例として示されている実施形態の以下の詳細な説明を読めば、本発明を十分に理解できるとともに、その利点をより明らかにすることができる。本明細書では、添付の図面を参照する。
図1図1は、本開示の一態様による進水方法の第1の工程の概略図である。
図2図2は、同じ進水方法の第2の工程の概略図である。
図3図3は、同じ進水方法の第3の工程の概略図である。
図4A図4Aは、同じ進水方法の第1のオプションによる第4の工程の概略図である。
図4B図4Bは、同じ進水方法の第2のオプションによる第4の工程の概略図である。
図5図5は、同じ進水方法の第5の工程の概略図である。
図6図6は、同じ進水方法の第6の工程の概略図である。
図7A図7Aは、同じ進水方法の第1のオプションによる第7の工程の概略図である。
図7B図7Bは、同じ進水方法の第2のオプションによる第7の工程の概略図である。
図8図8は、同じ進水方法の第8の工程の概略図である。
図9図9は、上記の方法で進水された後に沖合に固定された構造体の概略図である。
図10A図10Aは、上記の方法で使用するシリンダを模式的に示す。
図10B図10Bは、上記の方法で使用する代替のシリンダを模式的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の一態様による構造体1を進水する方法の工程を図1~8に示す。構造体1は、図示の例のように、仏国特許発明第2970696号に開示されているような浮遊プラットフォームであってもよいが、例えば船であってもよい。例えば、現地から離れた場所で事前に組み立てられ、現地に運搬されるモジュールから、現地で組み立て及び/又は建造されていてもよい。図1に示す第1の工程では、ポンツーン10に構造体1の搭載の実行が可能である。図1に示されているように、レールに配置された車輪又はローラー11によって搭載は実行されることができる。第1の工程において、構造体1が搭載されるポンツーン10の表面12は、隣接する海岸14の地表13(そこから構造体1がポンツーン10に搭載される)と実質的に同じ平面にありうる。
【0016】
構造体1が搭載されると、図2に示す第2の工程において、支柱2を構造体1に接続できる。代替的に、構造体1への支柱2の接続は、既に支柱2が設置されている状態で構造体1をポンツーン10に載せる前に、実行されてもよい。これらの支柱2は、留め具3によって構造体1に接続されることができ、留め具3は、例えば、構造体1上のアンカーラインを固定するための位置5に取り外し可能に固定することができる。
【0017】
支柱2は留め具3に対して少なくとも垂直に移動可能であってもよい。それらの垂直移動を作動及び/又は制動するために、留め具3と支柱2の間にシリンダ4が挿入されていてもよい。シリンダ4は、油圧シリンダ、特に例えば図10Aに示されるような水シリンダであってもよい。図10Aに示されるような水シリンダでは、支柱2に形成されて、ダクト43を介して水圧を受ける、又は放出することができるシリンダ42内に、留め具3に固定されたピストン41が摺動可能に収容されている。ダクト43は、水流を制限し、支柱2を留め具3に対して上げたり下げたりするために水路をいずれの方向にも開けられる、又は、留め具に対して支柱2の位置を固定するために閉じられる、バルブ44を装備していてもよい。また、シリンダ4は、例えば図10Bに示されるように、留め具3及び支柱2の一つに関連付けられた一つ以上のピニオン45と、他の留め具3及び支柱2の一つに関連付けられたラック46とを含む機械作動シリンダであってもよい。ピニオン45は、少なくとも一つのモーター47及びブレーキ48に結合されており、留め具3に対して支柱2の相対的な垂直運動を作動又は制動し、遮断でさえもできる。
【0018】
したがって、図3に示される第3の工程では、支柱2が水15の下の海底16上に接するまで、支柱2を降下させることができる。この降下は、単に重力によって、又はシリンダ4によって作動させられるが、いずれの場合であっても、シリンダ4を介して速度を制限できる。支柱2が水15の下に接すると、例えばシリンダ4をブロックすることによって、留め具3に対して相対的に、すなわち構造体1に対して相対的に、支柱2の位置を固定することができ、その結果、水15の下にある支柱2の支持面(bearing)が構造体1を支えることができる。
【0019】
第4の工程において、構造体1が留め具3を介して、水15の下で支えられている支柱2に支えられることによって、ポンツーン10は構造体1の下に降下させることができ、それによりポンツーン10は構造体1から垂直に離される。図4Aの一例に示される一つの態様によれば、第4の工程では、ポンツーン10を当該ポンツーン10の喫水線17に対して降下させることができる。これは、例えばポンツーン10に、変位を強化するくらい、固体又は液体のバラストを積み込むことによって可能となる。図4Bの一例に示す第2の態様によれば、この第4の工程では、水15の水位が低下することで、たとえ喫水線17に対する水位が維持されていても、ポンツーン10が降下できる。この水位の低下は、一組の水門によって成し遂げられるが、特定の設備に頼らずに、より簡単な方法である、潮の影響によっても成し遂げられる。つまり、満潮時に、支柱2は降下して水15の下に接触し、干潮時に、ポンツーン10は降下し構造体1から垂直に離れることができ得る。もちろん、これらの2つの態様は相互に排他的ではなく、例えば潮によるポンツーン10の降下を増やすためにポンツーン10にバラストを積むことによって、これらの態様を組み合わせてもよい。
【0020】
支柱2に支持されている状態で、ポンツーン10と構造体1との間に十分な垂直方向の間隔が得られたら、図5に示されているように、ポンツーン10を取り外す第5の工程に進むことができる。このようにポンツーン10の下の空間が解放されたら、図6に示されているように、水15に浮かぶまで構造体1が降下される第6の工程に進むことができる。支柱2の降下として、構造体1の降下は、少なくとも部分的には重力によって駆動され、又はシリンダ4によって作動されるが、いずれにせよ速度はシリンダ4によって制限され得る。さらに、この第6の工程に続けて、図7Aに示される第7の工程に移行することができる。この第7の工程では、例えばシリンダ4を用いて、構造体1に対して支柱2が高く持ち上げられ、海底16から支柱2が離されることで、構造体1の自由な浮遊を可能にし、その後の構造体1からの支柱2の分離が容易になる。また、代わりに、又はこの支柱2の構造体1に対する持ち上げと組み合わせることによって、例えば図7Bに示されているように、高潮の戻りによる水15の水位上昇によっても、支柱2を海底16から離すことができる。
【0021】
構造体1が水15に浮かび、支柱2が海底16から離れると、図8に示される例のように、留め具3が構造体1から取り外され、支柱2が構造体1から分離される、第8の工程に進むことができる。構造体1はかくして水上に自由に浮かぶことができ、図9に示されているように、例えば曳航によって、構造体1がアンカーラインを固定する位置5に固定されたアンカーライン20によって停泊(固定)されることのできる沖合に移動させられ得る。
【0022】
特定の例示的な実施形態を参照して本発明を説明したが、特許請求の範囲によって定義される本発明の一般的な範囲を逸脱することなく、様々な修正および変更がこれらの例に対してなされてもよいことは明らかである。加えて、言及された様々な例示的な実施形態の個々の特徴は、追加の例示的な実施形態において組み合わせることができる。したがって、明細書および図面は、限定的ではなく、例示的に与えられているものと考えるべきである。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10A
図10B