(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-24
(45)【発行日】2022-11-01
(54)【発明の名称】音量表示方法、装置、端末装置および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04847 20220101AFI20221025BHJP
G06F 3/16 20060101ALI20221025BHJP
H04M 1/724 20210101ALI20221025BHJP
【FI】
G06F3/04847
G06F3/16 540
H04M1/724
(21)【出願番号】P 2020571650
(86)(22)【出願日】2018-12-28
(86)【国際出願番号】 CN2018124763
(87)【国際公開番号】W WO2020007010
(87)【国際公開日】2020-01-09
【審査請求日】2020-12-22
(31)【優先権主張番号】201810737263.9
(32)【優先日】2018-07-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518031631
【氏名又は名称】北京微播視界科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Microlive Vision Technology Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】Room 408, 4F No.51, Zhichun Road, Haidian District Beijing 100080 China
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】宋▲ゆう▼
【審査官】円子 英紀
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2010/0058228(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0370937(US,A1)
【文献】特開2017-011334(JP,A)
【文献】米国特許第09069452(US,B2)
【文献】Hide device Volume HUD view while adjusitng volume with MPVolumeView slider,[online],stack overflow,2017年,[2022年1月31日検索],インターネット<URL: https://stackoverflow.com/questions/24444376/hide-device-volume-hud-view-while-adjusitng-volume-with-mpvolumeview-slider >
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048-3/04895
G06F 3/16
H04M 1/724
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ表示画面において音量調節指令を獲得するステップと、
前記音量調節指令により前記ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップとを含
み、
前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップは、新しい音量調節指令が再び検出される場合、前記音量ステータスバー上に再び検出された音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップを更に含む、音量表示方法。
【請求項2】
前記音量表示方法は、前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップが実施された後のステップ、すなわち予め設定時間内に新しい音量調節指令が再び検出されない場合、前記音量ステータスバーを前記放映プログレスバーに変換させることにより現在のビデオのプログレスを表示するステップを更に含む請求項1に記載の音量表示方法。
【請求項3】
前記音量表示方法は前記音量調節指令によりシステムの音量画像を隠蔽させるステップを更に含む請求項1に記載の音量表示方法。
【請求項4】
前記音量画像を隠蔽させるステップは、前記音量画像を表示区域の外部へ移動させる方法、前記音量画像中の引用インターフェースを隠蔽させる方法、前記音量画像を透明状態に表示する方法のうちいずれか一種の方法により実施される
請求項3に記載の音量表示方法。
【請求項5】
前記音量ステータスバー上の音量を表示するカラーと前記放映プログレスバー上の放映プログレスを表示するカラーは異なっている請求項1に記載の音量表示方法。
【請求項6】
前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップは、
音量調節指令を獲得する前の音量が最大音量に占める比率により初期の音量ステータスバーの長さを確定するステップと、
前記音量調節指令により調節される音量が最大音量に占める比率により音量ステータスバーの長さの変化を確定し、かつ前記音量ステータスバー上に前記初期の音量ステータスバーの長さによりその長さが変化する過程を表示するステップとを含む請求項1に記載の音量表示方法。
【請求項7】
ビデオ表示画面において音量調節指令を獲得するように設けられる調節指令獲得モジュールと、
前記音量調節指令により前記ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するように設けられる音量ステータスバー変換モジュールと
、
音量調節モジュールと
を含
み、
前記音量調節モジュールは、前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示した後、新しい音量調節指令が再び検出される場合、前記音量ステータスバー上に再び検出された音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するように設けられる、音量表示装置。
【請求項8】
前記音量表示装置はプログレスバー変換モジュールを更に含み、前記プログレスバー変換モジュールは、前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示した後、予め設定時間内に新しい音量調節指令が再び検出されない場合、前記音量ステータスバーを前記放映プログレスバーに変換させることにより現在のビデオのプログレスを表示するように設けられる
請求項7に記載の音量表示装置。
【請求項9】
前記音量表示装置は前記音量調節指令によりシステムの音量画像を隠蔽させるように設けられる音量画像隠蔽モジュールを更に含む
請求項7に記載の音量表示装置。
【請求項10】
前記音量ステータスバー上の音量を表示するカラーと前記放映プログレスバー上の放映プログレスを表示するカラーは異なっている
請求項7に記載の音量表示装置。
【請求項11】
前記音量ステータスバー変換モジュールは初期長さ確定ユニットと過程変換表示ユニットを含み、
前記初期長さ確定ユニットは音量調節指令を獲得する前の音量が最大音量に占める比率により初期の音量ステータスバーの長さを確定するように設けられ、
前記過程変換表示ユニットは、前記音量調節指令により調節される音量が最大音量に占める比率により音量ステータスバーの長さの変化を確定し、かつ前記音量ステータスバー上に前記初期の音量ステータスバーの長さによりその長さの変化過程を表示するように設けられる
請求項7に記載の音量表示装置。
【請求項12】
少なくとも1つの処理装置と少なくとも1つのプログラムが記憶されている記憶装置とを含み、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つの処理装置によって実行されることにより
請求項1~6のうちいずれか一項に記載の音量表示方法を実施する端末装置。
【請求項13】
プログラムが記憶されており、前記プログラムが実行されることにより
請求項1~6のうちいずれか一項に記載の音量表示方法を実施するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の引用)
本出願は、2018年07月06日に中国専利局(特許庁に相当)に提出し、出願番号が201810737263.9である中国特許出願の優先権を出張し、その中国出願の全文の内容を本出願に組み込む。
【0002】
本発明の実施例は、ビデオの放映技術に関し、例えば音量表示方法、装置、端末装置および記憶媒体に関するものである。
【背景技術】
【0003】
情報技術の迅速な発展に伴い、端末装置にはビデオを放映するソフトウェアが多くインストールされ、使用者はビデオ放映ソフトウェアによりネットワークのビデオまたは装置のビデオを観覧することができる。
【0004】
従来のビデオ放映ソフトウェアによりビデオを観覧するとき、音量を調節しようとすると、ビデオを放映しているデスクトップの中央位置に音量調節画面が表示される。音量調節画面が目立つので、使用者は音量を容易に調節することができるが、使用者がビデオを観覧することに影響を与えるおそれがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以下、本発明の技術的事項の重点を略述するが、下記概要は本発明の特許請求の範囲を制限するものでない。
【0006】
本発明の実施例において、音量表示方法、装置、端末装置および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例において音量表示方法を提供する。前記音量表示方法は、ビデオ表示画面において音量調節指令を獲得するステップと、前記音量調節指令により前記ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップとを含む。
【0008】
本発明の実施例において音量表示装置を更に提供する。前記音量表示装置は、ビデオ表示画面において音量調節指令を獲得するように設けられる調節指令獲得モジュールと、前記音量調節指令により前記ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するように設けられる音量ステータスバー変換モジュールとを含む。
【0009】
本発明の実施例において端末装置を更に提供する。前記端末装置は少なくとも1つの処理装置と少なくとも1つのプログラムが記憶されている記憶装置とを含み、前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つの処理装置によって実行されることにより本発明の実施例に係るいずれか1つの音量表示方法を実施する。
【0010】
本発明の実施例においてコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供する。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にはプログラムが記憶されており、前記プログラムが実行されることにより本発明の実施例に係るいずれか1つの音量表示方法を実施する。
【0011】
以下、本発明の図面と明細書を読むことにより本発明のいろいろな事項をより詳細に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1a】本発明の実施例に係る音量表示方法を示す流れ図である。
【
図1b】本発明の実施例のビデオ表示画面に放映プログレスバーが表示されることを示す図である。
【
図1c】本発明の実施例のビデオ表示画面に音量ステータスバーが表示されることを示す図である。
【
図2】本発明の実施例に係る音量表示方法を示す流れ図である。
【
図3】本発明の実施例に係る音量表示方法を示す流れ図である。
【
図4】本発明の実施例に係る音量表示装置の構造を示す図である。
【
図5】本発明の実施例に係る端末装置のハードウェアの構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の図面と実施例により本発明の事項をより詳細に説明する。注意されたいことは、下記具体的な実施例は本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものでない。説明を簡単にするため、図面に本発明に係る部分のみを示す場合がある。
【0014】
図1aは本発明の実施例に係る音量表示方法を示す流れ図である。本実施例の音量表示方法によりビデオを観覧する過程において音量を調節することができる。前記音量表示方法は前記音量表示装置により実施されることができる。前記音量表示装置はソフトウェアとハードウェアのうち少なくとも一種により実施され、前記音量表示装置を携帯電話またはタブレット等の端末装置に搭載させることができる。前記音量表示方法はステップ110とステップ120を含む。
【0015】
ステップ110において、ビデオ表示画面において音量調節指令を獲得する。
【0016】
ビデオ表示画面はビデオ放映画面とビデオ一時停止画面を含む。
【0017】
ビデオを放映するか或いは停止させる過程において、使用者は音量ボタンをクリックすることにより音量を調節し、ビデオ表示画面において放映プログレスバーを表示することにより現在のビデオのプログレスを表示することができる。ビデオ表示画面において、音量ボタンにより使用者の音量調節指令を獲得することができる。前記音量調節指令は音量を増加させる指令または音量を減少させる指令を含む。使用者が音量増加ボタンをクリックすることにより音量増加指令を獲得し、使用者が音量減少ボタンをクリックすることにより音量減少指令を獲得することができる。
【0018】
ステップ120において、前記音量調節指令により前記ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示する。
【0019】
音量調節指令を獲得した後、ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ音量ステータスバー上に音量調節指令により音量を調節する過程を表示する。すなわち音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示する。例えば音量増加指令を受信する場合、まず放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ音量ステータスバー上に音量増加指令を受信する前の元の音量を表示する。次に音量ステータスバー上に元の音量から所定の音量を増加させる過程を表示する。音量減少指令を受信する場合、まず放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ音量ステータスバー上に音量減少指令を受信する前の元の音量を表示する。次に音量ステータスバー上に元の音量から所定の音量を減少させる過程を表示する。
【0020】
本発明の実施例において、前記音量ステータスバー上の音量を表示するカラーと前記放映プログレスバー上の放映プログレスを表示するカラーは異なり、それにより使用者は放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させる過程を容易に把握し、使用者の体験を向上させることができる。
【0021】
図1bは本発明の実施例のビデオ表示画面に放映プログレスバーが表示されることを示す図である。
図1bに示すとおり、ビデオ表示画面の下方の辺縁には放映プログレスバー1が表示され、放映プログレスバー1上には現在の放映のプログレスが表示されている。放映の流れにより放映プログレスバー1上の放映プログレスバーは右に移動する。ビデオを放映する過程において、使用者の音量調節指令を受信すると、放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させる。
図1cに示すとおり、音量ステータスバー2を表示するカラーと放映プログレスバーを表示するカラーは異なることにより、使用者は現在の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させる過程を容易に把握することができる。
【0022】
本発明の実施例において、ビデオ表示画面において音量調節指令を獲得した後、ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示する。放映プログレスバーを表示する区域はビデオ表示画面の辺縁に位置し、放映プログレスバーは線状に表示されているので、放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させるとき、音量ステータスバーは使用者がビデオを観覧することに影響を与えない。したがって音量が表示されることにより使用者がビデオを観覧することに影響を与えることを避け、使用者の体験を向上させることができる。
【0023】
本発明の実施例において、前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップは、新しい音量調節指令が再び検出される場合、前記音量ステータスバー上に再び検出された音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップを更に含むことができる。
【0024】
音量調節指令により音量を調節した後、新しい音量調節指令が再び検出される場合、音量が調節される元の音量ステータスバー上に、再び検出された音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を直接に表示することができる。例えば、音量増加指令を初めて受信する場合、まず放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ音量ステータスバー上に音量増加指令を受信する前の元の音量を表示する。次に音量ステータスバー上に元の音量から所定の音量を増加させる過程を表示する。新しい音量増加指令が再び検出される場合、初めて増加した音量から所定の音量が増加する過程を表示する。音量減少指令を受信する場合、まず放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ音量ステータスバー上に音量減少指令を受信する前の元の音量を表示する。次に音量ステータスバー上に元の音量から所定の音量を減少させる過程を表示する。新しい音量減少指令が再び検出される場合、初めて減少した音量から所定の音量を減少させる過程を表示する。音量増加指令を初めて受信した後音量減少指令を再び受信するか或いは、音量減少指令を初めて受信した後音量増加指令を再び受信することもできる。その場合の調節の過程も前記実施例と類似している。音量を調節する過程を直観的に表示することにより、使用者は音量を調節する過程を容易に把握し、使用者の体験を向上させることができる。
【0025】
本発明の音量表示方法は、前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップが実施された後のステップ、すなわち予め設定時間内に新しい音量調節指令が再び検出されない場合、前記音量ステータスバーを前記放映プログレスバーに変換させるにより現在のビデオのプログレスを表示するステップを更に含むことができる。
【0026】
予め設定時間は需要により自由に設定することができる。例えばそれを400msに設定することができる。
【0027】
使用者が音量を調節した後、予め設定時間内に新しい音量調節指令が再び検出されない場合、音量ステータスバーを放映プログレスバーに変換させるにより現在のビデオのプログレスを表示する。すなわち音量を調節する過程においてビデオがずっと放映されているとき、音量ステータスバーを放映プログレスバーに変換させるにより現在のビデオのプログレスを表示し、かつ放映プログレスバー上の現在のビデオのプログレスを表示する。
【0028】
図2は本発明の実施例に係る音量表示方法を示す流れ図である。前記実施例と本実施例の相違点は、本実施例の音量表示方法が前記音量調節指令によりシステムの音量画像を隠蔽させるステップを更に含むことにある。本実施例の音量表示方法はステップ210~ステップ230を含む。
【0029】
ステップ210において、ビデオ表示画面において音量調節指令を獲得する。
【0030】
ステップ220において、前記音量調節指令によりシステムの音量画像を隠蔽させる。
【0031】
音量調節指令を受信した後、システムの音量画像を隠蔽させることにより、システムの音量画像が出ることにより使用者のビデオの観覧に影響を与えることを避けることができる。
【0032】
音量画像を隠蔽させるステップは、前記音量画像を表示区域の外部へ移動させる方法、前記音量画像中の引用インターフェースを隠蔽させる方法、前記音量画像を透明状態に表示する方法のうちいずれか一種の方法により実施されることができる。
【0033】
表示区域は通常、具体的な座標範囲内に位置している。音量画像を表示区域が位置している座標範囲の外部へ移動させることによりシステムの音量画像を隠蔽させることができる。音量調節指令を受信するとき、音量画像中の引用インターフェースを隠蔽させることにより、音量画像が再び引用されることを防止し、システムの音量画像を隠蔽させることができる。音量画像を透明状態に表示する場合、ビデオ表示画面においてシステムの音量画像を見ることができ、システムの音量画像を隠蔽させる目的を達成することができる。前記音量画像を隠蔽させる方法は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本技術分野の技術者は音量画像を隠蔽させる方法として前記方法だけでなく、他の方法を用いることもできる。すなわち音量画像を隠蔽させることができる方法であればいずれもよい。
【0034】
ステップ230において、前記ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示する。
【0035】
本実施例において、音量調節指令を受信した後、システムの音量画像を隠蔽させることにより、システムの音量画像が出ることを避け、放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させることと音量を調節する過程のみを表示することができるので、使用者の体験を向上させることができる。
【0036】
図3は本発明の実施例に係る音量表示方法を示す流れ図である。前記実施例と本実施例の相違点は、前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップが、音量調節指令を獲得する前の音量が最大音量に占める比率により初期の音量ステータスバーの長さを確定するステップと、前記音量調節指令により調節される音量が最大音量に占める比率により音量ステータスバーの長さの変化を確定し、かつ前記音量ステータスバー上に前記初期の音量ステータスバーの長さによりその長さが変化する過程を表示するステップとを含むことにある。本実施例の音量表示方法はステップ310~ステップ320を含む。
【0037】
ステップ310において、ビデオ表示画面において音量調節指令を獲得する。
【0038】
ステップ320において、前記音量調節指令によりビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、音量調節指令を獲得する前の音量が最大音量に占める比率により初期の音量ステータスバーの長さを確定する。
【0039】
音量調節指令を受信するとき、ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ音量調節指令を受信する前の音量が最大音量に占める比率を確定する。次に、音量調節指令を獲得する前の音量が最大音量に占める比率により初期の音量ステータスバーの長さを確定する。
【0040】
ステップ330において、前記音量調節指令により調節される音量が最大音量に占める比率により音量ステータスバーの長さの変化を確定し、かつ前記音量ステータスバー上に前記初期の音量ステータスバーの長さによりその長さが変化する過程を表示する。
【0041】
音量調節指令は音量を増加させる指令または音量を減少させる指令を含む。
【0042】
各音量調節指令により調節される音量は一定である。すなわち使用者が音量増加ボタンまたは音量減少ボタンを一回クリックするとき、増加する音量または減少する音量は一定であり、音量調節指令により調節される音量が最大音量に占める比率も一定である。例えば、音量調節指令が音量増加指令であるとき、音量ステータスバーの長さは変化しかつ所定のサイズが増加する。音量調節指令が音量減少指令であるとき、音量ステータスバーの長さは変化しかつ所定のサイズが減少する。音量ステータスバーの長さの変化を確定した後、音量ステータスバー上に初期の音量ステータスバーの長さにより音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示する。例えば、音量ステータスバーの長さを変化させることが所定のサイズを増加させることであるとき、音量ステータスバー上に初期の音量ステータスバーの長さにより音量ステータスバーの長さが所定のサイズ増加する過程を表示し、かつ音量ステータスバーの長さが変化することにより長さが増加した音量ステータスバーを表示する。音量ステータスバーの長さを変化させることが所定のサイズを減少させることであるとき、音量ステータスバー上に初期の音量ステータスバーの長さにより音量ステータスバーの長さが所定のサイズ減少する過程を表示し、かつ音量ステータスバーの長さが変化することにより長さが減少した音量ステータスバーを表示する。
【0043】
本実施例と前記実施例を比較してみると、本実施例の技術的事項により、音量調節指令を獲得する前の音量が最大音量に占める比率により初期の音量ステータスバーの長さを確定し、かつ前記音量調節指令により調節される音量が最大音量に占める比率により音量ステータスバーの長さの変化を確定し、かつ音量ステータスバー上に初期の音量ステータスバーの長さにより音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示することができる。それにより使用者は、音量を調節する過程を直観的に把握し、使用者の体験を向上させることができる。
【0044】
図4は本発明の実施例に係る音量表示装置の構造を示す図である。本実施例の音量表示装置によりビデオを観覧する過程において音量を調節することができる。すなわち前記音量表示装置により音量表示方法を実施することができる。前記音量表示装置はソフトウェアとハードウェアのうち少なくとも一種により実施され、前記音量表示装置を携帯電話またはタブレット等の端末装置に搭載させることができる。
図4に示すとおり、本実施例の音量表示装置は調節指令獲得モジュール410と音量ステータスバー変換モジュール420を含む。
【0045】
調節指令獲得モジュール410はビデオ表示画面において音量調節指令を獲得するように設けられる。
【0046】
音量ステータスバー変換モジュール420は、前記音量調節指令により前記ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するように設けられる。
【0047】
本発明の実施例において、前記音量表示装置は音量調節モジュールを更に含むことができる。前記音量調節モジュールは、前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示した後、新しい音量調節指令が再び検出される場合、前記音量ステータスバー上に再び検出された音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するように設けられる。
【0048】
本発明の実施例において、前記音量表示装置はプログレスバー変換モジュールを更に含むことができる。前記プログレスバー変換モジュールは、前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示した後、予め設定時間内に新しい音量調節指令が再び検出されない場合、前記音量ステータスバーを前記放映プログレスバーに変換させるにより現在のビデオのプログレスを表示するように設けられる。
【0049】
本発明の実施例において、前記音量表示装置は音量画像隠蔽モジュールを更に含むことができる。前記音量画像隠蔽モジュールは前記音量調節指令によりシステムの音量画像を隠蔽させるように設けられる。
【0050】
本発明の実施例において、音量画像隠蔽モジュールは、前記音量画像を表示区域の外部へ移動させる方法、前記音量画像中の引用インターフェースを隠蔽させる方法、前記音量画像を透明状態に表示する方法のうちいずれか一種の方法により実施されることができる。
【0051】
本発明の実施例において、前記音量ステータスバー上の音量を表示するカラーと前記放映プログレスバー上の放映プログレスを表示するカラーは異なることができる。
【0052】
本発明の実施例において、音量ステータスバー変換モジュールは初期長さ確定ユニットと過程変換表示ユニットを含む。初期長さ確定ユニットは音量調節指令を獲得する前の音量が最大音量に占める比率により初期の音量ステータスバーの長さを確定するように設けられる。過程変換表示ユニットは、前記音量調節指令により調節される音量が最大音量に占める比率により音量ステータスバーの長さの変化を確定し、かつ前記音量ステータスバー上に前記初期の音量ステータスバーの長さによりその長さの変化過程を表示するように設けられる。
【0053】
前記音量表示装置により本発明の各実施例に係る音量表示方法を実施することができ、前記音量表示装置は音量表示方法の各ステップに対応する機能モジュールを含むことができる。本実施例において説明しない技術的事項は本発明の各実施例に係る音量表示方法の説明を参照することができる。
【0054】
図5は本発明の実施例に係る端末装置のハードウェアの構造を示す図である。端末装置はいろいろな装置であることができる。本発明の端末装置は例えば、携帯電話、スマートウォッチ(Smart Watches)、ノートブックコンピューター、デジタル放送受信装置、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDAと略称)、タブレットコンピュータ、ポータブルマルチメディアプレーヤー(Portable Multimedia Player、PMPと略称)、ナビゲーションデバイス、車用端末装置、車用表示装置、車用電子ミラー等の携帯式端末装置と、デジタルテレビ(Television、TVと略称)、デスクトップコンピュータ等の固定式式端末装置とを含むことができるが、それらにのみ限定されるものでない。
【0055】
図5に示すとおり、端末装置500は、無線通信ユニット510、オーディオ/ビデオ(Audio/Video、A/V)入力ユニット520、使用者入力ユニット530、検出ユニット540、出力ユニット550、記憶装置560、接続ユニット570、処理装置580および電源ユニット590等を含む。
図5にはいろいろなモジュールを含む端末装置が示されているが、その端末装置は
図5のすべてのモジュールを含まなければならないものでなく、一部分のモジュールを取り替えるか或いは一部分のモジュールを加減することができる。
【0056】
無線通信ユニット510は端末装置500と無線通信システムまたはネットワークとの間の無線通信を随時に担当する。A/V入力ユニット520はオーディオまたはビデオ信号を受信する。使用者入力ユニット530は使用者が入力する指令でキーボード入力データを形成することにより端末装置の各操作を制御する。検出ユニット540は、端末装置500の現在の状態、端末装置500の位置、使用者が端末装置500をタッチすること、端末装置500の傾向、端末装置500の加速、減速および方向等を検出し、かつ端末装置500を制御する命令または信号を形成する。接続ユニット570は少なくとも1個の外部装置と端末装置500が通信をするように連結させる接続口である。出力ユニット550は、視覚、オーディオおよび触覚のうち少なくとも一種に適用する信号を出力するように構成される。記憶装置560は処理装置580が処理した結果と操作を制御するソフトウェア、プログラム等を記憶するか或いは既に出力されたデータまたは間もなく出力するデータを一時に記憶する。記憶装置560は少なくとも一種の記憶媒体を含むことができる。端末装置500はネットワークにより端末装置500の記憶機能をするネットワーク記憶装置と協力することができる。処理装置580は通常、端末装置の全体操作を制御する。処理装置580はマルチメディアデータを再生するか或いは再放送するマルチメディアモジュールをふくむことができる。処理装置580は、モデルを認識することにより使用者がタッチパネルに入力する手書きまたは画を認識し、かつそれをキャラクターまたが画像に変換することができる。電源ユニット590は処理装置580の制御により外部電力または内部電力を受信しかつその電力を各ユニットとモジュールに適当に供給する。
【0057】
処理装置580は記憶装置560に記憶されているプログラムを実行することにより端末装置500の各機能を実施するとともにデータを処理する。例えば、本発明の実施例に係る音量表示方法は、ビデオ表示画面において音量調節指令を獲得するステップと、前記音量調節指令により前記ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップとを含む。
【0058】
本発明の実施例において、コンピュータ実行可能な指令が記憶されている記憶媒体を更に提供する。前記コンピュータ実行可能な指令がコンピュータの処理装置に実行されることにより音量表示方法を実施することができる。前記音量表示方法は、ビデオ表示画面において音量調節指令を獲得するステップと、前記音量調節指令により前記ビデオ表示画面上の放映プログレスバーを音量ステータスバーに変換させ、かつ前記音量ステータスバー上に音量調節指令により音量ステータスバーの長さが変化する過程を表示するステップとを含む。
【0059】
本発明の実施例において、コンピュータ実行可能な指令が記憶されている記憶媒体を更に提供する。コンピュータで指令を実行することにより、前記音量表示方法だけでなく、本発明の実施例に係る音量表示方法中の所定の操作も実施することができる。
【0060】
前記実施例の説明を参照する場合、本技術分野の技術者は本発明のソフトウェアと必須のハードウェアにより本発明を実施するか或いはハードウェアにより本発明を実施するができる。本発明の技術的事項または発明の効果を奏することができる特別な技術的事項はソフトウェアより実施するができる。前記コンピュータのソフトウェアをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は例えば、ソフトディスク、リードオンリーメモリー(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、フラッシュ(FLASH)、ハードディスクまたはライトディスク等であることができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されている指令をコンピュータ(コンピュータ、サーバーまたはネットワーク装置等)で実行することにより本発明の実施例の方法を実施することができる。
【0061】
注意されたいことは、前記音量表示装置の実施例において、その音量表示装置に含まれている各ユニットとモジュールはロジックの需要により配置されているが、本発明は前記配置にのみ限定されるものでなく、本発明の機能を実現できるいずれかの順番に配置することができる。また、各ユニットの名称は前記名称にのみ限定されるものでなく、各ユニットの名称を変更させることができ、各ユニットの名称により本発明の特許請求の範囲を限定する意図はない。