(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-24
(45)【発行日】2022-11-01
(54)【発明の名称】伝送ブロック処理方法および装置、電子デバイス、ならびにコンピュータ可読ストレージ媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20221025BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20221025BHJP
H04W 4/70 20180101ALI20221025BHJP
【FI】
H04W72/04 131
H04W72/12 150
H04W72/12 130
H04W4/70
(21)【出願番号】P 2021505187
(86)(22)【出願日】2018-07-31
(86)【国際出願番号】 CN2018097811
(87)【国際公開番号】W WO2020024114
(87)【国際公開日】2020-02-06
【審査請求日】2021-03-25
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】牟 勤
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0202008(US,A1)
【文献】国際公開第2018/115106(WO,A1)
【文献】ZTE,SC-MTCH Tranmission Reliability[online],3GPP TSG RAN WG2 #96 R2-167685,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_96/Docs/R2-167685.zip>,2016年11月05日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝送ブロックを処理する方法であって、ユーザ機器に適用され、
前記ユーザ機器が、狭帯域のモノのインターネット(NB-IoT)タイプのデバイス、または、マシン・タイプ・コミュニケーション(MTC)タイプのデバイスであり、
スケジューリング・シグナリングを基地局から受信するステップであって、該スケジューリング・シグナリングが、複数の伝送ブロックをスケジュールするように構成される、ステップと、
該複数の伝送ブロックを該基地局に伝送するステップ、および/または、該複数の伝送ブロックを該基地局から受信するステップと、を含み、
該複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックが、既定の時間間隔で間隔を空けられ、
該既定の時間間隔の間、伝送が実行されない、方法。
【請求項2】
該複数の伝送ブロックを該基地局に伝送するステップ、および/または、該複数の伝送ブロックを該基地局から受信するステップの前に、前記基地局との通信プロトコルに基づいて、前記既定の時間間隔を決定するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
該複数の伝送ブロックを該基地局に伝送するステップ、および/または、該複数の伝送ブロックを該基地局から受信するステップの前に、前記ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、前記既定の時間間隔を決定するステップと、
前記既定の時間間隔を前記基地局に送信するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記既定の時間間隔を前記基地局に送信するステップが、
既定の時間間隔と指示情報との間の予め記憶された第1の関連関係に基づいて、前記既定の時間間隔に対応する指示情報を決定するステップと、
該指示情報を前記基地局に送信するステップとを含み、
該第1の関連関係が、前記ユーザ機器および前記基地局に予め記憶される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
該複数の伝送ブロックを該基地局に伝送するステップ、および/または、該複数の伝送ブロックを該基地局から受信するステップの前に、前記既定の時間間隔を前記基地局から受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記既定の時間間隔を前記基地局から受信するステップが、
伝送ブロックのデータ・サイズを前記基地局から受信するステップと、
データ・サイズと既定の時間間隔との間の予め記憶された第2の関連関係に基づいて、該データ・サイズに対応する前記既定の時間間隔を決定するステップとを含み、
該第2の関連関係が、前記ユーザ機器および前記基地局に予め記憶される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記既定の時間間隔を前記基地局から受信するステップが、
無線リソース制御シグナリングを受信することによって、複数の時間間隔を決定するステップと、
物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、該複数の時間間隔から前記既定の時間間隔を決定するステップとを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記既定の時間間隔を前記基地局から受信するステップが、
前記ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定するステップと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、該複数の時間間隔から前記既定の時間間隔を決定するステップとを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記既定の時間間隔を前記基地局から受信するステップが、
伝送ブロックのデータ・サイズを前記基地局から受信するステップと、
該データ・サイズに基づいて複数の時間間隔を決定するステップと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、該複数の時間間隔から前記既定の時間間隔を決定するステップとを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項10】
前記既定の時間間隔では、前の伝送ブロックを復調するように構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記複数の伝送ブロックのうちの隣接した伝送ブロックが、同一である既定の時間間隔で間隔を空けられている、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記複数の伝送ブロックのサイズは、同一である、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
伝送ブロックを処理する方法であって、基地局に適用され、
スケジューリング・シグナリングをユーザ機器に送信するステップであって、
前記ユーザ機器が、狭帯域のモノのインターネット(NB-IoT)タイプのデバイス、または、マシン・タイプ・コミュニケーション(MTC)タイプのデバイスであり、該スケジューリング・シグナリングが、複数の伝送ブロックをスケジュールするように構成される、ステップと、
該複数の伝送ブロックを該ユーザ機器に伝送するステップ、および/または、該複数の伝送ブロックを該ユーザ機器から受信するステップと、を含み、
該複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックが、既定の時間間隔で間隔を空けられ、
該既定の時間間隔の間、伝送が実行されない、方法。
【請求項14】
該複数の伝送ブロックを該ユーザ機器に伝送するステップ、および/または、該複数の伝送ブロックを該ユーザ機器から受信するステップの前に、前記ユーザ機器との通信プロトコルに基づいて、前記既定の時間間隔を決定するステップをさらに含む、請求項
13に記載の方法。
【請求項15】
該複数の伝送ブロックを該ユーザ機器に伝送するステップ、および/または、該複数の伝送ブロックを該ユーザ機器から受信するステップの前に、前記既定の時間間隔を前記ユーザ機器から受信するステップをさらに含む、請求項
13に記載の方法。
【請求項16】
前記既定の時間間隔を前記ユーザ機器から受信するステップが、
前記既定の時間間隔に対応する指示情報を前記ユーザ機器から受信するステップと、
既定の時間間隔と指示情報との間の予め記憶された第1の関連関係に基づいて、該指示情報に対応する前記既定の時間間隔を決定するステップとを含む、請求項
15に記載の方法。
【請求項17】
該複数の伝送ブロックを該ユーザ機器に伝送するステップ、および/または、該複数の伝送ブロックを該ユーザ機器から受信するステップの前に、前記既定の時間間隔を前記ユーザ機器に送信するステップをさらに含む、請求項
13に記載の方法。
【請求項18】
前記既定の時間間隔を前記ユーザ機器に送信するステップが、
伝送ブロックのデータ・サイズを決定するステップと、
該データ・サイズを前記ユーザ機器に送信するステップと、
データ・サイズと既定の時間間隔との間の予め記憶された第2の関連関係に基づいて、該データ・サイズに対応する前記既定の時間間隔を決定するステップとを含み、
該第2の関連関係が、前記ユーザ機器および前記基地局に予め記憶される、請求項
17に記載の方法。
【請求項19】
前記既定の時間間隔を前記ユーザ機器に送信するステップが、
無線リソース制御シグナリングで、複数の時間間隔を前記ユーザ機器に送信するステップと、
物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、該複数の時間間隔の中から前記既定の時間間隔を前記ユーザ機器に指示するステップとを含む、請求項
17に記載の方法。
【請求項20】
前記既定の時間間隔を前記ユーザ機器に送信するステップが、
データ処理能力情報を前記ユーザ機器から受信するステップと、
該データ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定するステップと、
該複数の時間間隔から前記既定の時間間隔を決定するステップと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、前記既定の時間間隔を前記ユーザ機器に送信するステップとを含む、請求項
17に記載の方法。
【請求項21】
前記既定の時間間隔を前記ユーザ機器に送信するステップが、
伝送ブロックのデータ・サイズを決定するステップと、
伝送ブロックの該データ・サイズに基づいて複数の時間間隔を決定するステップと、
該複数の時間間隔から前記既定の時間間隔を決定するステップと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、前記既定の時間間隔を前記ユーザ機器に送信するステップとを含む、請求項
17に記載の方法。
【請求項22】
前記既定の時間間隔では、前の伝送ブロックを復調するように構成される、請求項
13に記載の方法。
【請求項23】
前記複数の伝送ブロックのうちの隣接した伝送ブロックが、同一である既定の時間間隔で間隔を空けられている、請求項13に記載の方法。
【請求項24】
前記複数の伝送ブロックのサイズは、同一である、請求項13に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術の分野に関し、詳細には、伝送ブロックを処理するための方法、装置、電子デバイス、およびコンピュータ可読ストレージ媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
モノのインターネット(IoT)は、近年、急速に成長している。マシン・タイプ・コミュニケーション(MTC:Machine Type Communication)技術および狭帯域のモノのインターネット(NB-IoT:Narrow Band Internet of Things)技術は、セルラーのモノのインターネット技術の典型的な代表である。MTC/NB-IoTは、高い通信能力をほとんど必要としないシナリオ(例えば、データ収集)に広く適用されるので、MTC/NB-IoTのためのユーザ機器は、高い通信能力を必要としない。したがって、コストのために、普通の携帯電話と比較して、MTC/NB-IoTのためのユーザ機器は、処理能力の大きな低下を許容する。
【0003】
MTC/NB-IoTの応用シナリオでは、ユーザ機器から伝送またはユーザ機器によって受信するために、データ・パケットを、複数の伝送ブロック(TB)に分割する。各伝送ブロックは、ユーザ機器によってそれぞれのブラインド検出が実施される個々のシグナリングでスケジュールされるが、これにより、電力消費量が多くなる。
【0004】
上記の問題を克服するために、従来技術では、ユーザによって実施されるブラインド検出の数を減らすことができるように、複数の伝送ブロックを1個のシグナリングで連続的にスケジュールする。それでも、ユーザ機器の不十分な処理能力によって、他の問題がもたらされることもある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記を考慮して、本開示の実施形態は、伝送ブロックを処理するための方法および装置、電子デバイス、ならびにコンピュータ可読ストレージ媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態の第1の態様によれば、伝送ブロックを処理する方法は、ユーザ機器に適用され、
スケジューリング・シグナリングを基地局から受信することであって、スケジューリング・シグナリングが、複数の伝送ブロックをスケジュールするように構成される、受信することと、
複数の伝送ブロックを基地局に伝送すること、および/または、複数の伝送ブロックを基地局から受信することであって、複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックが、既定の時間間隔で間隔を空けられる、伝送すること、および/または、受信することと、
を含む。
【0007】
いくつかの実施形態では、方法は、
複数の伝送ブロックを基地局に伝送すること、または、複数の伝送ブロックを基地局から受信することの前に、基地局との通信プロトコルに基づいて、既定の時間間隔を決定すること
をさらに含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、方法は、
複数の伝送ブロックを基地局に伝送すること、または、複数の伝送ブロックを基地局から受信することの前に、ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、既定の時間間隔を決定することと、
既定の時間間隔を基地局に送信することと
をさらに含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔を基地局に送信することは、
既定の時間間隔と指示情報との間の予め記憶された第1の関連関係に基づいて、既定の時間間隔に対応する指示情報を決定することと、
指示情報を基地局に送信することと
を含み、
第1の関連関係は、基地局に予め記憶される。
【0010】
いくつかの実施形態では、方法は、
複数の伝送ブロックを基地局に伝送すること、または、複数の伝送ブロックを基地局から受信することの前に、既定の時間間隔を基地局から受信すること
をさらに含む。
【0011】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔を基地局から受信することは、
伝送ブロックのデータ・サイズを基地局から受信することと、
データ・サイズと既定の時間間隔との間の予め記憶された第2の関連関係に基づいて、データ・サイズに対応する既定の時間間隔を決定することと
を含み、
第2の関連関係は、基地局に予め記憶される。
【0012】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔を基地局から受信することは、
無線リソース制御シグナリングおよび/または物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、既定の時間間隔を決定すること
を含む。
【0013】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔を基地局から受信することは、
無線リソース制御シグナリングを受信することによって、複数の時間間隔を決定することと、
物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定することと
を含む。
【0014】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔を基地局から受信することは、
ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定することと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定することと
を含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔を基地局から受信することは、
伝送ブロックのデータ・サイズを基地局から受信することと、
データ・サイズに基づいて複数の時間間隔を決定することと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定することと
を含む。
【0016】
本開示の実施形態の第2の態様によれば、伝送ブロックを処理する方法は、基地局に適用され、
スケジューリング・シグナリングをユーザ機器に送信することであって、スケジューリング・シグナリングが、複数の伝送ブロックをスケジュールするように構成される、送信することと、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、および/または、複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することであって、複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックが、既定の時間間隔で間隔を空けられる、伝送すること、および/または、受信することと
を含む。
【0017】
いくつかの実施形態では、方法は、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、または、複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することの前に、ユーザ機器との通信プロトコルに基づいて、既定の時間間隔を決定すること
をさらに含む。
【0018】
いくつかの実施形態では、方法は、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、または、複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することの前に、既定の時間間隔をユーザ機器から受信すること
をさらに含む。
【0019】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔をユーザ機器から受信することは、
既定の時間間隔に対応する指示情報をユーザ機器から受信することと、
既定の時間間隔と指示情報との間の予め記憶された第1の関連関係に基づいて、指示情報に対応する既定の時間間隔を決定することと
を含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、方法は、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、または、複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することの前に、既定の時間間隔をユーザ機器に送信すること
をさらに含む。
【0021】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔をユーザ機器に送信することは、
伝送ブロックのデータ・サイズを決定することと、
データ・サイズをユーザ機器に送信することと、
データ・サイズと既定の時間間隔との間の予め記憶された第2の関連関係に基づいて、データ・サイズに対応する既定の時間間隔を決定することと
を含み、
第2の関連関係は、ユーザ機器に予め記憶される。
【0022】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔をユーザ機器に送信することは、
無線リソース制御シグナリングで、複数の時間間隔をユーザ機器に送信することと、
物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、複数の時間間隔の中から既定の時間間隔をユーザ機器に指示することと
を含む。
【0023】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔をユーザ機器に送信することは、
データ処理能力情報をユーザ機器から受信することと、
データ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定することと、
複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定することと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、既定の時間間隔をユーザ機器に送信することと
を含む。
【0024】
いくつかの実施形態では、既定の時間間隔をユーザ機器に送信することは、
伝送ブロックのデータ・サイズを決定することと、
伝送ブロックのデータ・サイズに基づいて複数の時間間隔を決定することと、
複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定することと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、既定の時間間隔をユーザ機器に送信することと
を含む。
【0025】
本開示の実施形態の第3の態様によれば、伝送ブロックを処理するための装置は、ユーザ機器に適用され、
スケジューリング・シグナリングを基地局から受信するように構成されたシグナリング受信モジュールであって、スケジューリング・シグナリングが、複数の伝送ブロックをスケジュールするように構成される、シグナリング受信モジュールと、
複数の伝送ブロックを基地局に伝送すること、および/または、複数の伝送ブロックを基地局から受信することを行うように構成された通信モジュールであって、複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックが、既定の時間間隔で間隔を空けられる、通信モジュールと
を含む。
【0026】
いくつかの実施形態では、装置は、
複数の伝送ブロックを基地局に伝送すること、または、複数の伝送ブロックを基地局から受信することを通信モジュールが行う前に、基地局との通信プロトコルに基づいて、既定の時間間隔を決定するように構成された第1の決定モジュール
をさらに含む。
【0027】
いくつかの実施形態では、装置は、
複数の伝送ブロックを基地局に伝送すること、または、複数の伝送ブロックを基地局から受信することを通信モジュールが行う前に、ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、既定の時間間隔を決定するように構成された第2の決定モジュールと、
既定の時間間隔を基地局に送信するように構成された間隔送信モジュールと
をさらに含む。
【0028】
いくつかの実施形態では、間隔送信モジュールは、
既定の時間間隔と指示情報との間の予め記憶された第1の関連関係に基づいて、既定の時間間隔に対応する指示情報を決定するように構成された指示決定サブモジュールと、
指示情報を基地局に送信するように構成された指示送信サブモジュールと
を含み、
第1の関連関係は、基地局に予め記憶される。
【0029】
いくつかの実施形態では、装置は、
複数の伝送ブロックが基地局に伝送されるか、基地局から受信されるかの前に、既定の時間間隔を基地局から受信するように構成された間隔受信モジュール
をさらに含む。
【0030】
いくつかの実施形態では、間隔受信モジュールは、
伝送ブロックのデータ・サイズを基地局から受信するように構成されたデータ・サイズ受信サブモジュールと、
データ・サイズと既定の時間間隔との間の予め記憶された第2の関連関係に基づいて、データ・サイズに対応する既定の時間間隔を決定するように構成された対応関係決定サブモジュールと
を含み、
第2の関連関係は、基地局に予め記憶される。
【0031】
いくつかの実施形態では、間隔受信モジュールは、
無線リソース制御シグナリングを受信することによって、複数の時間間隔を決定するように構成されたシグナリング受信サブモジュールと、
物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定するように構成されたメッセージ受信サブモジュールと
を含む。
【0032】
いくつかの実施形態では、間隔受信モジュールは、
ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定するように構成された第1の間隔決定サブモジュールと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定するように構成されたメッセージ受信サブモジュールと
を含む。
【0033】
いくつかの実施形態では、間隔受信モジュールは、
伝送ブロックのデータ・サイズを基地局から受信するように構成されたデータ・サイズ受信サブモジュールと、
データ・サイズに基づいて複数の時間間隔を決定するように構成された第2の間隔決定サブモジュールと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定するように構成されたメッセージ受信サブモジュールと
を含む。
【0034】
本開示の実施形態の第4の態様によれば、伝送ブロックを処理するための装置は、基地局に適用され、
スケジューリング・シグナリングをユーザ機器に送信するように構成されたシグナリング送信モジュールであって、スケジューリング・シグナリングが、複数の伝送ブロックをスケジュールするように構成される、シグナリング送信モジュールと、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、および/または、複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することを行うように構成された通信モジュールであって、複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックが、既定の時間間隔で間隔を空けられる、通信モジュールと
を含む。
【0035】
いくつかの実施形態では、装置は、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、または複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することを通信モジュールが行う前に、ユーザ機器との通信プロトコルに基づいて、既定の時間間隔を決定するように構成された間隔決定モジュール
をさらに含む。
【0036】
いくつかの実施形態では、装置は、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、または複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することを通信モジュールが行う前に、既定の時間間隔をユーザ機器から受信するように構成された間隔受信モジュール
をさらに含む。
【0037】
いくつかの実施形態では、間隔受信モジュールは、
既定の時間間隔に対応する指示情報をユーザ機器から受信するように構成された指示受信サブモジュールと、
既定の時間間隔と指示情報との間の予め記憶された第1の関連関係に基づいて、指示情報に対応する既定の時間間隔を決定するように構成された第1の対応関係決定サブモジュールと
を含む。
【0038】
いくつかの実施形態では、装置は、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、または複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することを通信モジュールが行う前に、既定の時間間隔をユーザ機器に送信するように構成された間隔送信モジュール
をさらに含む。
【0039】
いくつかの実施形態では、間隔送信モジュールは、
伝送ブロックのデータ・サイズを決定するように構成されたデータ・サイズ決定サブモジュールと、
データ・サイズをユーザ機器に送信するように構成されたデータ・サイズ送信サブモジュールと、
データ・サイズと既定の時間間隔との間の予め記憶された第2の関連関係に基づいて、データ・サイズに対応する既定の時間間隔を決定するように構成された第2の対応関係決定サブモジュールと
を含み、
第2の関連関係は、ユーザ機器に予め記憶される。
【0040】
いくつかの実施形態では、間隔送信モジュールは、
無線リソース制御シグナリングで、複数の時間間隔をユーザ機器に送信するように構成されたシグナリング送信サブモジュールと、
物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、複数の時間間隔の中から既定の時間間隔をユーザ機器に指示するように構成されたメッセージ送信サブモジュールと
を含む。
【0041】
いくつかの実施形態では、間隔送信モジュールは、
データ処理能力情報をユーザ機器から受信するように構成された情報受信サブモジュールと、
データ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定するように構成された第1の間隔決定サブモジュールと、
複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定するように構成された第2の間隔決定サブモジュールと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、既定の時間間隔をユーザ機器に送信するように構成された間隔送信サブモジュールと
を含む。
【0042】
いくつかの実施形態では、間隔送信モジュールは、
伝送ブロックのデータ・サイズを決定するように構成されたデータ・サイズ決定サブモジュールと、
伝送ブロックのデータ・サイズに基づいて複数の時間間隔を決定するように構成された第3の間隔決定サブモジュールと、
複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定するように構成された第4の間隔決定サブモジュールと、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、既定の時間間隔をユーザ機器に送信するように構成された間隔送信サブモジュールと
を含む。
【0043】
本開示の実施形態の第5の態様によれば、電子デバイスは、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を含み、
プロセッサは、前述の実施形態のいずれか1つによる伝送ブロックを処理する方法を実施するように構成される。
【0044】
本開示の実施形態の第6の態様によれば、コンピュータ・プログラムを格納したコンピュータ可読ストレージ媒体が提供され、プロセッサによってプログラムが実行されると、前述の実施形態のいずれか1つによる伝送ブロックを処理する方法のステップが実行される。
【0045】
本開示の実施形態によれば、複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックは、既定の時間間隔で間隔を空けられる。したがって、従来技術における伝送ブロックが連続的にスケジュールされるケースに比べて、ユーザ機器は、伝送ブロックが正しく伝送され、受信されることを保証するために、伝送ブロックのそれぞれに対応するリソースを処理するのに、より多くの時間を掛けることができる。
【0046】
本開示の実施形態によって提供される技術的解決策を、より明確に説明するために、実施形態の説明に関連した図面を簡単に紹介する。以下の説明における図面は、本開示のいくつかの例を示すにすぎず、これらの図面に基づき、当業者は、創造的作業なしに他の図面を取得できることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【
図1】本開示の例による、伝送ブロックを処理する方法を示す概略フローチャートである。
【
図2A】従来技術における、伝送ブロックの受信を示す概略図である。
【
図2B】本開示の例による、伝送ブロックの受信を示す概略図である。
【
図3】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図4】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図5】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図6】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図7】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図8】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図9】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図10】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図11】本開示の例による、伝送ブロックを処理する方法を示す概略フローチャートである。
【
図12】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図13】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図14】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図15】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図16】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図17】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図18】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図19】本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
【
図20】本開示の例による、伝送ブロックを処理するための装置を示す概略ブロック図である。
【
図21】本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
【
図22】本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
【
図23】本開示の例による、間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
【
図24】本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
【
図25】本開示の例による、間隔受信モジュールを示す概略ブロック図である。
【
図26】本開示の例による、別の間隔受信モジュールを示す概略ブロック図である。
【
図27】本開示の例による、別の間隔受信モジュールを示す概略ブロック図である。
【
図28】本開示の例による、別の間隔受信モジュールを示す概略ブロック図である。
【
図29】本開示の例による、伝送ブロックを処理するための装置を示す概略ブロック図である。
【
図30】本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
【
図31】本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
【
図32】本開示の例による、間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
【
図33】本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
【
図34】本開示の例による、別の間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
【
図35】本開示の例による、別の間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
【
図36】本開示の例による、別の間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
【
図37】本開示の例による、別の間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
【
図38】本開示の例による、伝送ブロックを処理するためのデバイスを示す概略構造図である。
【
図39】本開示の例による、伝送ブロックを処理するためのデバイスを示す概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
以下は、本開示の例の図面と共に、本開示の実施形態で提供される技術的解決策を明確かつ完全に説明する。説明される実施形態は、部分的な実施形態であり、本開示の全ての実装形態ではないことが明らかである。本開示で提供される実施形態に基づいて、他の実施形態の全てを、創造的作業なく当業者によって取得することができ、本出願の保護範囲の範囲に含むものとする。
【0049】
図1は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する方法を示す概略フローチャートである。例で示した方法は、ユーザ機器に適用することができる。ユーザ機器は、MTCおよび/またはNB-IoT技術に基づいてその通信を実装することができ、一般的な携帯電話よりもデータ処理能力が低い。
【0050】
図1に示したように、例による伝送ブロックを処理する方法は、以下のステップを含むことができる。
【0051】
ステップS1において、スケジューリング・シグナリングを基地局から受信し、ここで、スケジューリング・シグナリングは、複数の伝送ブロックをスケジュールするように構成される。いくつかの実施形態では、伝送ブロックのそれぞれについて、そのデータ・サイズは、別の伝送ブロックのデータ・サイズと同一であるか、または異なっていてもよく、本開示によって限定されない。
【0052】
ステップS2において、複数の伝送ブロックを基地局に伝送すること、および/または、複数の伝送ブロックを基地局から受信することを行い、ここで、複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックは、既定の時間間隔で間隔を空けられる。
【0053】
ユーザ機器が複数の伝送ブロックを基地局に伝送するか、複数の伝送ブロックを基地局から受信するかに関わらず、ユーザ機器は、伝送ブロックが運ばれるリソースを処理する。
図2Aは、従来技術における、伝送ブロックの受信を示す概略図である。
図2Aに示したように、例えば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)リソースにそれぞれ対応する4つの伝送ブロック、すなわち、PDSCH1、PDSCH2、PDSCH3、およびPDSCH4を基地局から受信する。4つの伝送ブロックは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)シグナリングで連続的にスケジュールされ、したがって、4つの伝送ブロックにそれぞれ対応するリソースは、4つの伝送ブロックが連続的にスケジュールされるので、時間的に間隔を空けられることはない。一方で、PDSCHリソースの復調などの動作をユーザ機器が実施しない限り、PDSCHリソースに対応する伝送ブロックを取得することができない。
【0054】
ユーザ機器のデータ処理能力が低い場合、すなわち、データ処理速度が遅い場合、ユーザ機器は、PDSCH1に対応する時間t1の中で第1の伝送ブロックを取得するために、PDSCH1の復調を完了させることができない。ユーザ機器がPDSCH2を受信した後にPDSCH3を受信することを考えると、ユーザ機器がPDSCH3を受信するまで、PDSCH1から第1の伝送ブロックを復調していなかった場合、ユーザ機器は、PDSCH2を無視し、最も新しく受信したPDSCH3を復調することしかできず、これにより、基地局から伝送された伝送ブロックよりも、復調した伝送ブロックが少なくなり得る。
【0055】
本開示のいくつかの例によれば、伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックは、既定の時間間隔で間隔を空けられる。したがって、従来技術における伝送ブロックが連続的にスケジュールされるケースに比べて、ユーザ機器は、伝送ブロックが正しく伝送され、受信されることを保証するために、伝送ブロックのそれぞれに対応するリソースを処理するのに、より多くの時間を掛けることができる。つまり、既定の時間間隔の間、伝送は実行されない。
【0056】
図2Bは、本開示の例による、伝送ブロックの受信を示す概略図である。
図2Bに示したように、例えば、4つの伝送ブロックを基地局から受信することを、まだ例として用いる。複数の伝送ブロックの中の2つの隣接した伝送ブロックが、既定の時間間隔t0で間隔を空けられるので、PDSCH1の受信とPDSCH2の受信との間の時間t1+t0が、第1の伝送ブロックをPDSCH1から復調するためにユーザ機器に与えられる。したがって、PDSCH2を受信したとき、別のPDSCHリソースの復調をユーザ機器が完了し、したがって、PDSCH2を復調できることを、かなりの程度まで保証することができる。したがって、伝送ブロックが正しく受信されることを保証するために、4つの伝送ブロックがユーザ機器によって復調されることを保証することができる。
【0057】
図3は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図3に示したように、
図1に示した例に基づいて、方法は、
ステップS3において、複数の伝送ブロックを基地局に伝送するか、基地局から受信するかの前に、基地局との通信プロトコルに基づいて、既定の時間間隔を決定すること
をさらに含む。
【0058】
1つの実施形態では、既定の時間間隔は、基地局と通信するときの通信プロトコルに基づいて、既定の時間間隔をユーザ機器が直接的に決定できるように、基地局とユーザ機器との間の通信プロトコルで予め構成することができる。いくつかの実施形態では、ユーザ機器は、複数の伝送ブロックを基地局に伝送する前に、既定の時間間隔を決定することができるか、または、ユーザ機器は、複数の伝送ブロックを基地局から受信する前に、既定の時間間隔を決定することができる。
【0059】
図4は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図4に示したように、
図1に示した例に基づいて、方法は、
ステップS4において、複数の伝送ブロックを基地局に伝送するか、複数の伝送ブロックを基地局から受信するかの前に、ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、既定の時間間隔を決定すること、および
ステップS5において、既定の時間間隔を基地局に送信すること
をさらに含む。
【0060】
1つの実施形態では、ユーザ機器は、ユーザ機器自体のデータ処理能力情報に基づいて、既定の時間間隔を決定することができる。例えば、データ処理能力が弱くなればなるほど、決定した既定の時間間隔が長くなり得る一方で、データ処理能力が強くなればなるほど、決定した既定の時間間隔は短くなり得る。次に、決定した既定の時間間隔を基地局に送信することができ、したがって、基地局も、既定の時間間隔に基づいて、伝送ブロックを伝送し、受信することができ、これにより、ユーザ機器と正しく通信する。いくつかの実施形態では、ユーザ機器は、複数の伝送ブロックを基地局に伝送する前に、既定の時間間隔を基地局に送信することができるか、または、ユーザ機器は、複数の伝送ブロックを基地局から受信する前に、既定の時間間隔を基地局に送信することができる。
【0061】
ユーザ機器は、トリガ・メッセージを基地局から受信した後、既定の時間間隔の基地局への送信を実施することができるか、または、例えば、基地局との通信接続が確立されたとき、要求に応じて、既定の時間間隔の基地局への送信を能動的に実施できることに留意されたい。
【0062】
図5は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図5に示したように、
図4に示した例に基づいて、既定の時間間隔を基地局に送信することは、
ステップS501において、既定の時間間隔と指示情報との間の予め記憶された第1の関連関係に基づいて、既定の時間間隔に対応する指示情報を決定すること、および
ステップS502において、指示情報を基地局に送信すること
を含み、
ここで、第1の関連関係は、基地局に予め記憶される。
【0063】
1つの実施形態では、ユーザ機器は、まず、既定の時間間隔に対応する指示情報を決定し、次に、指示情報を基地局に送信することができる。基地局は第1の関連関係を予め記憶しているので、指示情報を受信した後、基地局は、指示情報に対応する既定の時間間隔を決定することができる。したがって、基地局も、既定の時間間隔に基づいて、伝送ブロックを伝送し、受信することができ、これにより、ユーザ機器と正しく通信する。
【0064】
例えば、第1の関連関係を、テーブル1に示すことができる。
【表1】
【0065】
ユーザ機器によって送信された指標が2の場合、基地局は、2ミリ秒という既定の時間間隔で、ユーザ機器が伝送ブロックを受信し、伝送するべきであることを、第1の関連関係に基づいて決定することができる。
【0066】
図6は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図6に示したように、
図1に示した例に基づいて、方法は、
ステップS6において、複数の伝送ブロックを基地局に伝送するか、基地局から受信するかの前に、既定の時間間隔を基地局から受信すること
をさらに含む。
【0067】
1つの実施形態では、既定の時間間隔も、基地局によって構成し、ユーザ機器に送信することができ、したがって、ユーザ機器は、既定の時間間隔に基づいて、伝送ブロックを伝送し、受信することができる。いくつかの実施形態では、ユーザ機器は、複数の伝送ブロックを基地局に伝送する前に、既定の時間間隔を基地局から受信することができるか、または、ユーザ機器は、複数の伝送ブロックを基地局から受信する前に、既定の時間間隔を基地局から受信することができる。
【0068】
図7は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図7に示したように、
図6に示した例に基づいて、既定の時間間隔を基地局から受信することは、
ステップS601において、伝送ブロックのデータ・サイズを基地局から受信すること、および
ステップS602において、データ・サイズと既定の時間間隔との間の予め記憶された第2の関連関係に基づいて、データ・サイズに対応する既定の時間間隔を決定すること
を含み、
ここで、第2の関連関係は、基地局に予め記憶される。
【0069】
1つの実施形態では、基地局は、送信予定の伝送ブロックのデータ・サイズを決定することができる。具体的には、基地局は、予め記憶された構成情報に基づいて、またはユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、伝送ブロックのデータ・サイズを決定することができる。さらに、決定したデータ・サイズに基づいて、伝送予定のデータを複数の伝送ブロックに分割することができる。
【0070】
伝送ブロックのデータ・サイズを受信した後、ユーザ機器は、データ・サイズに対応する既定の時間間隔を決定することができ、次に、既定の時間間隔に基づいて、伝送ブロックを伝送し、受信することができる。その上、基地局は第2の関連関係を予め記憶しているので、第2の関連関係に基づいて、基地局は、基地局によってユーザ機器に送信された伝送ブロックのデータ・サイズに対応する既定の時間間隔を決定することができ、したがって、基地局も、既定の時間間隔で伝送ブロックを伝送し、受信することができ、これにより、基地局とユーザ機器との間の通信が正しく機能し得ることを保証する。いくつかの実施形態では、第2の関連関係に基づいて、伝送ブロックのデータ・サイズが大きくなればなるほど、決定した既定の時間間隔が長くなり得る一方で、伝送ブロックのデータ・サイズが小さくなればなるほど、決定した既定の時間間隔は短くなり得る。
【0071】
例えば、第2の関連関係を、テーブル2に示すことができる。
【表2】
【0072】
送信予定の伝送ブロックのデータ・サイズがXビットとYビットの間である場合、第2の関連関係に基づいて、ユーザ機器は、2ミリ秒という既定の時間間隔で伝送ブロックを受信し、伝送することを決定することができる。いくつかの実施形態では、X、Y、およびZのそれぞれの値は、要求に応じて構成することができる。
【0073】
図8は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図8に示したように、
図6に示した例に基づいて、既定の時間間隔を基地局から受信することは、
ステップS604において、無線リソース制御シグナリングを受信することによって、複数の時間間隔を決定すること、および
ステップS605において、物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定すること
を含む。
【0074】
1つの実施形態では、基地局は、無線リソース制御シグナリングで、複数の時間間隔をユーザ機器に最初に指示し、物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、指示した複数の時間間隔の中から既定の時間間隔をさらに指示することができる。したがって、物理ダウンリンク制御メッセージのオーバヘッドを減らすことができる。
【0075】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器によってサポートされる時間間隔は、時間間隔のセットを構成しており、無線リソース制御シグナリングに複数の第1のキャラクタを収めることができ、第1のキャラクタと時間間隔との間に対応関係があり、したがって、ユーザ機器は、第1のキャラクタと時間間隔との間の対応関係に従って、複数の第1のキャラクタに基づいて、時間間隔のセットの中の複数の時間間隔を決定することができる。同様に、物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージに第2のキャラクタを含めることができ、第2のキャラクタと時間間隔との間に対応関係があり、したがって、ユーザ機器は、第2のキャラクタと時間間隔との間の対応関係に従って、第2のキャラクタに基づいて、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定することができる。
【0076】
例えば、ユーザ機器は、全体で16個の時間間隔をサポートすることができる。物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、16個の時間間隔の中から既定の時間間隔を指示するだけの場合、4ビットを占め、一方、無線リソース制御シグナリングで、16個の時間間隔の中から4つの時間間隔を最初に指示し、次に、物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、4つの時間間隔の中から既定の時間間隔を指示する場合、2ビットだけを占める。
【0077】
図9は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図9に示したように、
図6に示した例に基づいて、既定の時間間隔を基地局から受信することは、
ステップS606において、ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定すること、および
ステップS607において、無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定すること
を含む。
【0078】
1つの実施形態では、ユーザ機器は、ユーザ機器自体のデータ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定することができる。例えば、ユーザ機器は、16個の時間間隔をサポートすることができ、したがって、ユーザ機器自体のデータ処理能力に一致するように、16個の時間間隔から4つの時間間隔を決定する。
【0079】
さらに、ユーザ機器は、ユーザ機器自体のデータ処理能力情報も基地局に送信することができ、基地局は、データ処理能力情報と時間間隔との間の対応関係に基づいて、および、受信したデータ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定することができる。
【0080】
次に、基地局は、無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、決定した複数の時間間隔の中から既定の時間間隔をさらに指示することができ、したがって、物理ダウンリンク制御メッセージのオーバヘッドを減らすことができる。
【0081】
いくつかの実施形態では、無線リソース制御シグナリングに第1のキャラクタを含めることができ、第1のキャラクタと時間間隔との間に対応関係があり、したがって、ユーザ機器は、第1のキャラクタと時間間隔との間の対応関係に従って、第1のキャラクタに基づいて、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定することができる。物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージに第2のキャラクタを含めることができ、第2のキャラクタと時間間隔との間に対応関係があり、したがって、ユーザ機器は、第2のキャラクタと時間間隔との間の対応関係に従って、第2のキャラクタに基づいて、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定することができる。
【0082】
例えば、ユーザ機器は、全体で16個の時間間隔をサポートすることができる。物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、16個の時間間隔の中から既定の時間間隔を指示するだけの場合、4ビットを占め、一方、データ処理能力情報に基づいて、16個の時間間隔の中から4つの時間間隔を最初に指示し、次に、物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、4つの時間間隔の中から既定の時間間隔を指示する場合、2ビットだけを占める。
【0083】
図10は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図10に示したように、
図6に示した例に基づいて、既定の時間間隔を基地局から受信することは、
ステップS608において、伝送ブロックのデータ・サイズを基地局から受信すること、
ステップS609において、データ・サイズに基づいて複数の時間間隔を決定すること、および
ステップS610において、物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定すること
を含む。
【0084】
1つの実施形態では、基地局は、送信予定の伝送ブロックのデータ・サイズを決定することができる。例えば、基地局は、予め記憶された構成情報に基づいて、または、ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、伝送ブロックのデータ・サイズを決定することができる。さらに、決定したデータ・サイズに基づいて、伝送予定のデータを複数の伝送ブロックに分割することができる。
【0085】
ユーザ機器は、基地局によって送信された伝送ブロックのデータ・サイズに基づいて複数の時間間隔を決定することができる。例えば、ユーザ機器は、16個の時間間隔をサポートすることができ、したがって、基地局によって送信された伝送ブロックのデータ・サイズに一致するように、16個の時間間隔から4つの時間間隔を決定する。
【0086】
さらに、基地局は、伝送ブロックのデータ・サイズと時間間隔との間の対応関係に従って、伝送ブロックの決定したデータ・サイズに基づいて、複数の時間間隔をさらに決定することができる。
【0087】
次に、基地局は、無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、決定した複数の時間間隔の中から既定の時間間隔をさらに指示することができ、したがって、物理ダウンリンク制御メッセージのオーバヘッドを減らすことができる。
【0088】
いくつかの実施形態では、無線リソース制御シグナリングに第1のキャラクタを含めることができ、第1のキャラクタと時間間隔との間に対応関係があり、したがって、ユーザ機器は、第1のキャラクタと時間間隔との間の対応関係に従って、第1のキャラクタに基づいて、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定することができる。物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージに第2のキャラクタを含めることができ、第2のキャラクタと時間間隔との間に対応関係があり、したがって、ユーザ機器は、第2のキャラクタと時間間隔との間の対応関係に従って、第2のキャラクタに基づいて、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定することができる。
【0089】
例えば、ユーザ機器は、全体で16個の時間間隔をサポートすることができる。物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、16個の時間間隔の中から既定の時間間隔を指示するだけの場合、4ビットを占め、一方、伝送ブロックのデータ・サイズに基づいて、16個の時間間隔の中から4つの時間間隔を最初に指示し、次に、物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、4つの時間間隔の中から既定の時間間隔を指示する場合、2ビットだけを占める。
【0090】
図11は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する方法を示す概略フローチャートである。例で示した伝送ブロックを処理するための装置は、基地局に適用することができる。基地局は、4Gベースの基地局または5G基地局であってもよい。基地局は、
図1~
図10に示した例のユーザ機器と通信することができる。
【0091】
図11に示したように、伝送ブロックを処理する方法は、
ステップS1’において、スケジューリング・シグナリングをユーザ機器に送信することであって、スケジューリング・シグナリングが、複数の伝送ブロックをスケジュールするように構成される、送信すること、ならびに
ステップS2’において、複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、および/または、複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することであって、複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックが、既定の時間間隔で間隔を空けられる、伝送すること、および/または、受信すること
を含む。
【0092】
図12は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図12に示したように、
図11に示した例に基づいて、方法は、
ステップS3’において、複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送するか、ユーザ機器から受信するかの前に、ユーザ機器との通信プロトコルに基づいて、既定の時間間隔を決定すること
をさらに含む。
【0093】
図13は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図13に示したように、
図11に示した例に基づいて、方法は、
ステップS4’において、複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送するか、ユーザ機器から受信するかの前に、既定の時間間隔をユーザ機器から受信すること
をさらに含む。
【0094】
図14は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図14に示したように、
図13に示した例に基づいて、既定の時間間隔をユーザ機器から受信することは、
ステップS401’において、既定の時間間隔に対応する指示情報をユーザ機器から受信すること、および
ステップS402’において、既定の時間間隔と指示情報との間の予め記憶された第1の関連関係に基づいて、指示情報に対応する既定の時間間隔を決定すること
を含む。
【0095】
図15は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図15に示したように、
図11に示した例に基づいて、方法は、
ステップS5’において、複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送するか、ユーザ機器から受信するかの前に、既定の時間間隔をユーザ機器に送信すること
をさらに含む。
【0096】
図16は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図16に示したように、
図15に示した例に基づいて、既定の時間間隔をユーザ機器に送信することは、
ステップS501’において、伝送ブロックのデータ・サイズを決定すること、
ステップS502’において、データ・サイズをユーザ機器に送信すること、および
ステップS503’において、データ・サイズと既定の時間間隔との間の予め記憶された第2の関連関係に基づいて、データ・サイズに対応する既定の時間間隔を決定すること
を含み、
ここで、第2の関連関係は、ユーザ機器に予め記憶される。
【0097】
図17は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図17に示したように、
図15に示した例に基づいて、既定の時間間隔をユーザ機器に送信することは、
ステップS504’において、無線リソース制御シグナリングで、複数の時間間隔をユーザ機器に送信すること、および
ステップS505’において、物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、複数の時間間隔の中から既定の時間間隔をユーザ機器に指示すること
を含む。
【0098】
図18は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図18に示したように、
図15に示した例に基づいて、既定の時間間隔をユーザ機器に送信することは、
ステップS506’において、データ処理能力情報をユーザ機器から受信すること、
ステップS507’において、データ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定すること、
ステップS508’において、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定すること、および
ステップS509’において、無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、既定の時間間隔をユーザ機器に送信すること
を含む。
【0099】
図19は、本開示の例による、伝送ブロックを処理する別の方法を示す概略フローチャートである。
図19に示したように、
図15に示した例に基づいて、既定の時間間隔をユーザ機器に送信することは、
ステップS510’において、伝送ブロックのデータ・サイズを決定すること、
ステップS511’において、伝送ブロックのデータ・サイズに基づいて、複数の時間間隔を決定すること、
ステップS512’において、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定すること、および
ステップS513’において、無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、既定の時間間隔をユーザ機器に送信すること
を含む。
【0100】
伝送ブロックを処理する方法の前述の例に対応して、本開示は、伝送ブロックを処理するための装置の例も提供する。
【0101】
図20は、本開示の例による、伝送ブロックを処理するための装置を示す概略ブロック図である。例で示した装置は、ユーザ機器に適用することができる。ユーザ機器は、MTCおよび/またはNB-IoT技術に基づいてその通信を実装することができ、一般的な携帯電話よりもデータ処理能力が低い。
【0102】
図20に示したように、例による伝送ブロックを処理するための装置は、以下を含むことができる。
【0103】
スケジューリング・シグナリングを基地局から受信するように構成されたシグナリング受信モジュール1であって、スケジューリング・シグナリングが、複数の伝送ブロックをスケジュールするように構成される、シグナリング受信モジュール1、ならびに
複数の伝送ブロックを基地局に伝送すること、および/または、複数の伝送ブロックを基地局から受信することを行うように構成された通信モジュール2であって、複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックが、既定の時間間隔で間隔を空けられる、通信モジュール2。
【0104】
図21は、本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
図21に示したように、
図20に示した例に基づいて、装置は、
通信モジュール2が複数の伝送ブロックを基地局に伝送するか、複数の伝送ブロックを基地局から受信するかの前に、基地局との通信プロトコルに基づいて、既定の時間間隔を決定するように構成された第1の決定モジュール3
をさらに含む。
【0105】
図22は、本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
図22に示したように、
図20に示した例に基づいて、装置は、
通信モジュール2が複数の伝送ブロックを基地局に伝送するか、複数の伝送ブロックを基地局から受信するかの前に、ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、既定の時間間隔を決定するように構成された第2の決定モジュール4と、
既定の時間間隔を基地局に送信するように構成された間隔送信モジュール5と
をさらに含む。
【0106】
図23は、本開示の例による、間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
図23に示したように、
図22に示した例に基づいて、間隔送信モジュール5は、
既定の時間間隔と指示情報との間の予め記憶された第1の関連関係に基づいて、既定の時間間隔に対応する指示情報を決定するように構成された指示決定サブモジュール501と、
指示情報を基地局に送信するように構成された指示送信サブモジュール502と
を含み、
ここで、第1の関連関係は、基地局に予め記憶される。
【0107】
図24は、本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
図24に示したように、
図20に示した例に基づいて、装置は、
複数の伝送ブロックを基地局に伝送するか、基地局から受信するかの前に、既定の時間間隔を基地局から受信するように構成された間隔受信モジュール6
をさらに含む。
【0108】
図25は、本開示の例による、間隔受信モジュールを示す概略ブロック図である。
図25に示したように、
図24に示した例に基づいて、間隔受信モジュール6は、
伝送ブロックのデータ・サイズを基地局から受信するように構成されたデータ・サイズ受信サブモジュール601と、
データ・サイズと既定の時間間隔との間の予め記憶された第2の関連関係に基づいて、データ・サイズに対応する既定の時間間隔を決定するように構成された対応関係決定サブモジュール602と
を含み、
ここで、第2の関連関係は、基地局に予め記憶される。
【0109】
図26は、本開示の例による、別の間隔受信モジュールを示す概略ブロック図である。
図26に示したように、
図24に示した例に基づいて、間隔受信モジュール6は、
無線リソース制御シグナリングを受信することによって、複数の時間間隔を決定するように構成されたシグナリング受信サブモジュール603と、
物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定するように構成されたメッセージ受信サブモジュール604と
を含む。
【0110】
図27は、本開示の例による、別の間隔受信モジュールを示す概略ブロック図である。
図27に示したように、
図24に示した例に基づいて、間隔受信モジュール6は、
ユーザ機器のデータ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定するように構成された第1の間隔決定サブモジュール605と、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定するように構成されたメッセージ受信サブモジュール606と
を含む。
【0111】
図28は、本開示の例による、別の間隔受信モジュールを示す概略ブロック図である。
図28に示したように、
図24に示した例に基づいて、間隔受信モジュール6は、
伝送ブロックのデータ・サイズを基地局から受信するように構成されたデータ・サイズ受信サブモジュール607と、
データ・サイズに基づいて複数の時間間隔を決定するように構成された第2の間隔決定サブモジュール608と、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージを受信することによって、複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定するように構成されたメッセージ受信サブモジュール609と
を含む。
【0112】
図29は、本開示の例による、伝送ブロックを処理するための装置を示す概略ブロック図である。例で示した伝送ブロックを処理するための装置は、基地局に適用することができる。基地局は、4Gベースの基地局または5G基地局であってもよい。基地局は、
図1~
図10および
図20~
図28に示した例のユーザ機器と通信することができる。
【0113】
図29に示したように、伝送ブロックを処理するための装置は、
スケジューリング・シグナリングをユーザ機器に送信するように構成されたシグナリング送信モジュール1’であって、スケジューリング・シグナリングが、複数の伝送ブロックをスケジュールするように構成される、シグナリング送信モジュール1’と、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、および/または、複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することを行うように構成された通信モジュール2’であって、複数の伝送ブロックのうちの2つの隣接した伝送ブロックが、既定の時間間隔で間隔を空けられる、通信モジュール2’と
を含む。
【0114】
図30は、本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
図30に示したように、
図29に示した例に基づいて、伝送ブロックを処理するための装置は、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、または複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することを通信モジュールが行う前に、ユーザ機器との通信プロトコルに基づいて、既定の時間間隔を決定するように構成された間隔決定モジュール3’
をさらに含む。
【0115】
図31は、本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
図31に示したように、
図29に示した例に基づいて、伝送ブロックを処理するための装置は、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、または複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することを通信モジュールが行う前に、既定の時間間隔をユーザ機器から受信するように構成された間隔受信モジュール4’
をさらに含む。
【0116】
図32は、本開示の例による、間隔受信モジュールを示す概略ブロック図である。
図32に示したように、
図31に示した例に基づいて、間隔受信モジュール4’は、
既定の時間間隔に対応する指示情報をユーザ機器から受信するように構成された指示受信サブモジュール401’と、
既定の時間間隔と指示情報との間の予め記憶された第1の関連関係に基づいて、指示情報に対応する既定の時間間隔を決定するように構成された第1の対応関係決定サブモジュール402’と
を含む。
【0117】
図33は、本開示の例による、伝送ブロックを処理するための別の装置を示す概略ブロック図である。
図33に示したように、
図29に示した例に基づいて、伝送ブロックを処理するための装置は、
複数の伝送ブロックをユーザ機器に伝送すること、または複数の伝送ブロックをユーザ機器から受信することを通信モジュールが行う前に、既定の時間間隔をユーザ機器に送信するように構成された間隔送信モジュール5’
をさらに含む。
【0118】
図34は、本開示の例による、間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
図34に示したように、
図33に示した例に基づいて、間隔送信モジュール5’は、
伝送ブロックのデータ・サイズを決定するように構成されたデータ・サイズ決定サブモジュール501’と、
データ・サイズをユーザ機器に送信するように構成されたデータ・サイズ送信サブモジュール502’と、
データ・サイズと既定の時間間隔との間の予め記憶された第2の関連関係に基づいて、データ・サイズに対応する既定の時間間隔を決定するように構成された第2の対応関係決定サブモジュール503’と
を含み、
ここで、第2の関連関係は、ユーザ機器に予め記憶される。
【0119】
図35は、本開示の例による、別の間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
図35に示したように、
図33に示した例に基づいて、間隔送信モジュール5’は、
無線リソース制御シグナリングで、複数の時間間隔をユーザ機器に送信するように構成されたシグナリング送信サブモジュール504’と、
物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、複数の時間間隔の中から既定の時間間隔をユーザ機器に指示するように構成されたメッセージ送信サブモジュール505’と
を含む。
【0120】
図36は、本開示の例による、別の間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
図36に示したように、
図33に示した例に基づいて、間隔送信モジュール5’は、
データ処理能力情報をユーザ機器から受信するように構成された情報受信サブモジュール506’と
データ処理能力情報に基づいて、複数の時間間隔を決定するように構成された第1の間隔決定サブモジュール507’と
複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定するように構成された第2の間隔決定サブモジュール508’と、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、既定の時間間隔をユーザ機器に送信するように構成された間隔送信サブモジュール509’と
を含む。
【0121】
図37は、本開示の例による、別の間隔送信モジュールを示す概略ブロック図である。
図37に示したように、
図33に示した例に基づいて、間隔送信モジュール5’は、
伝送ブロックのデータ・サイズを決定するように構成されたデータ・サイズ決定サブモジュール510’と、
伝送ブロックのデータ・サイズに基づいて、複数の時間間隔を決定するように構成された第3の間隔決定サブモジュール511’と、
複数の時間間隔から既定の時間間隔を決定するように構成された第4の間隔決定サブモジュール512’と、
無線リソース制御シグナリングまたは物理ダウンリンク制御チャネル・メッセージで、既定の時間間隔をユーザ機器に送信するように構成された間隔送信サブモジュール509’と
を含む。
【0122】
前述の例における装置に関連して、各モジュールがその動作を実施する特定の手法を、対応する方法の例において詳細に説明してきたが、ここでは、繰り返さない。
【0123】
装置の例は、方法の例に本質的に対応するので、方法の例の関連部分の説明を参照することができる。上記で説明した装置の例は例証にすぎず、ここで、別個の要素として説明したユニットは、物理的に別個のものであっても、そうでなくてもよく、ユニットとして表示した要素は、物理的なユニットであっても、そうでなくてもよく、すなわち、1つの場所にあってもよく、または、複数のネットワーク・ユニットに分散されてもよい。例の実装形態の目的を達成するための実際の必要性に従って、モジュールのいくつかまたは全てを選択することができる。これは、創造的な努力を全く行わずに、当業者によって理解し、実装することができる。
【0124】
図38は、本開示の例による、伝送ブロックを処理するためのデバイスを示す概略構造図である。デバイス3800は、基地局として提供することができる。
図38に示したように、デバイス3800は、処理構成要素3822、ワイヤレス伝送/受信構成要素3824、アンテナ構成要素3826、およびワイヤレス・インターフェースに固有の信号処理部品を含む。処理構成要素3822は、1つまたは複数のプロセッサをさらに含むことができる。処理構成要素3822内のプロセッサのうちの1つは、
図11~19に示される前述の例のいずれか1つで説明した伝送ブロックを処理する方法を実施するように構成することができる。
【0125】
図39は、本開示の例による、伝送ブロックを処理するためのデバイス3900を示す概略構造図である。例えば、デバイス3900は、携帯電話、コンピュータ、デジタル・ブロードキャスティング端末、メッセージング・デバイス、ゲーム機、タブレット・デバイス、医療デバイス、フィットネス・デバイス、パーソナル・デジタル・アシスタントなどであってもよい。
【0126】
図39に示したように、デバイス3900は、処理構成要素3902、メモリ3904、電源構成要素3906、マルチメディア構成要素3908、オーディオ構成要素3910、入出力(I/O)インターフェース3912、センサ構成要素3914、および通信構成要素3916という構成要素のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0127】
処理構成要素3902は、表示、通話、データ通信、カメラ動作、および記録動作に関連した動作など、デバイス3900の全体的な動作を全体的に制御する。処理構成要素3902は、命令を実行して、
図1~10に示される上記の方法のステップの全てまたは一部を完了させるための、1つまたは複数のプロセッサ3920を含むことができる。さらに、処理構成要素3902は、処理構成要素3902と他の構成要素との間の対話を容易にする1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理構成要素3902は、マルチメディア構成要素3908と処理構成要素3902との間の対話を容易にするためのマルチメディア・モジュールを含むことができる。
【0128】
メモリ3904は、デバイス3900の動作をサポートするための様々なタイプのデータを記憶するように構成される。このようなデータの例は、デバイス3900上で動作する任意のアプリケーションまたは方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ、などを含む。メモリ3904は、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(EPROM)、プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(PROM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュ・メモリ、ディスク、または光ディスクなど、任意のタイプの揮発性もしくは不揮発性ストレージ・デバイス、またはその組合せで実装することができる。
【0129】
電源構成要素3906は、デバイス3900の種々の構成要素に電力を供給する。電源構成要素3906は、電力管理システム、1つまたは複数の電源、ならびに、デバイス3900の電力の生成、管理、および分配に関連した他の構成要素を含むことができる。
【0130】
マルチメディア構成要素3908は、デバイス3900とユーザとの間の出力インターフェースを提供する画面を含む。いくつかの実施形態では、画面は、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチ・パネル(TP:touch panel)を含むことができる。画面がTPを含む場合、画面は、入力信号をユーザから受信するためのタッチ・スクリーンとして実装することができる。TPは、TP上のタッチ、スワイプ、およびジェスチャを検知するための1つまたは複数のタッチ・センサを含むことができる。タッチ・センサは、タッチまたはスワイプの境界を検知するだけでなく、タッチまたはスワイプに関連した継続時間および圧力を検知することもできる。いくつかの実施形態では、マルチメディア構成要素3908は、前方カメラおよび/または後方カメラを含む。前方カメラおよび/または後方カメラは、写真撮影モードまたはビデオ・モードなどの動作モードにデバイス3900があるときに、外部マルチメディア・データを受信することができる。各前方カメラおよび後方カメラは、固定式光学レンズ・システムであってもよく、または、焦点距離および光学ズーム能力を有していてもよい。
【0131】
オーディオ構成要素3910は、オーディオ信号の出力および/または入力を行うように構成される。例えば、オーディオ構成要素3910は、通話モード、録音モード、および音声認識モードなどの動作モードにデバイス3900があるときに、外部オーディオ信号を受信するように構成されたマイクロフォン(MIC)を含む。受信したオーディオ信号は、メモリ3904にさらに記憶するか、通信構成要素3916を介して送信することができる。いくつかの実施形態では、オーディオ構成要素3910は、オーディオ信号を出力するためのスピーカも含む。
【0132】
I/Oインターフェース3912は、処理構成要素3902と周辺インターフェース・モジュールとの間のインターフェースを提供する。上記の周辺インターフェース・モジュールは、キーボード、クリック・ホイール、ボタン、または同様のものであってもよい。これらのボタンは、ホーム・ボタン、ボリューム・ボタン、スタート・ボタン、およびロック・ボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0133】
センサ構成要素3914は、様々な態様におけるステータス評価をデバイス3900に提供するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサ構成要素3914は、デバイス3900の開いた/閉じた状態、ならびに、デバイス3900のディスプレイおよびキーパッドなどの構成要素の相対位置を検出することができ、センサ構成要素3914は、デバイス3900またはデバイス3900の構成要素の位置の変化、デバイス3900とのユーザ接触の有無、デバイス3900の方向または加減速、およびデバイス3900の温度変化も検出することができる。センサ構成要素3914は、物理接触が全くなくても、近くの物体の存在を検出するように構成された近接センサを含むことができる。センサ構成要素3914は、画像化アプリケーションで使用される相補型金属酸化膜半導体(CMOS)または電荷結合素子(CCD)画像センサなどの、光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、センサ構成要素3914は、加速度センサ、ジャイロ・センサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサも含むことができる。
【0134】
通信構成要素3916は、デバイス3900と他のデバイスとの間の有線またはワイヤレス通信を容易にするように構成される。デバイス3900は、WiFi、2Gもしくは3G、またはその組合せなどの通信規格に基づいてワイヤレス・ネットワークにアクセスすることができる。例示的な実施形態では、通信構成要素3916は、ブロードキャスト・チャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムから放送信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施形態では、通信構成要素3916は、短距離通信を容易にするための近距離無線通信(NFC:near field communication)モジュールも含む。例えば、NFCモジュールは、無線自動識別(RFID)技術、赤外線通信協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、Bluetooth(登録商標)(BT)技術、および他の技術に基づいて実装することができる。
【0135】
いくつかの例示的な実施形態では、デバイス3900は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または、上記の例のいずれかで説明した伝送ブロックを処理する方法を実施するための他の電子構成要素によって実装することができる。
【0136】
いくつかの例示的な実施形態では、
図1~10に示される上記の方法を実装するための、デバイス3900のプロセッサ3920によって実行可能な命令を含む、メモリ3904などの、命令を含む非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体も提供される。例えば、非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体は、リード・オンリ・メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー・ディスク、光データ・ストレージ・デバイスなどであってもよい。
【0137】
本開示の他の実装形態は、本明細書を参照することによって、本開示を実装した後、当業者には容易に明らかになるであろう。本開示は、その一般的な原理による、および、本開示で開示していない当技術分野における共通の一般的な知識または従来の技術的手段を含む、本開示のいずれかの変形形態、用途、または適合を含むことを意図するものである。本明細書およびその例は例証にすぎず、本開示の範囲および精神は、添付の請求の範囲で示すことになる。
【0138】
本開示は、図面に示した上記で説明した正確な構造に限定されず、様々な修正および変更を、本開示の範囲から逸脱することなく、本開示に対して行えることを理解されたい。本開示の範囲は、添付の請求の範囲によってのみ限定されることになる。
【0139】
本明細書で使用される「第1」および「第2」などの関係語は、1つのエンティティまたは動作を別のエンティティまたは動作と区別することを意図するにすぎず、これらのエンティティまたは動作の間に存在する、いずれかのこのような実際の関係または順序を必要とするまたは意味するのではないことに留意されたい。また、用語「含む(including)」、「収める(containing)」、またはそのいずれかの変形形態は、一連の要素を含む処理、方法、物品、またはデバイスが、これらの要素だけでなく、明示的に挙げていない他の要素、または、このような処理、方法、物品、もしくはデバイスに固有のこれらの要素も含むように、非排他的に含むことを包含することを意図するものである。さらに多くの限定なく、文「~を含む(including a ...)」によって定義された要素は、要素を含む処理、方法、物品、またはデバイスに存在するさらなる同じ要素を含むことを排除することはないものとする。
【0140】
本開示の例によって提供される方法および装置を上記で詳細に説明する。本開示の原理および実装形態を示すために具体例を本開示で使用する。上記の例の説明は、本開示の方法およびその中核のアイデアの理解に役立てるためだけに使用される。その上、当業者は、本開示のアイデアによる特定の実装形態と用途の範囲の両方を変更することができる。要約すれば、本明細書の内容は、本開示を限定するものと解釈されるべきではない。