(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-24
(45)【発行日】2022-11-01
(54)【発明の名称】ウェブ材料をロール状に包装するためのアセンブリシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
B65H 18/08 20060101AFI20221025BHJP
【FI】
B65H18/08
(21)【出願番号】P 2021560505
(86)(22)【出願日】2020-04-06
(86)【国際出願番号】 US2020026902
(87)【国際公開番号】W WO2020206436
(87)【国際公開日】2020-10-08
【審査請求日】2021-11-29
(32)【優先日】2019-04-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521441490
【氏名又は名称】レイノルズ コンシューマー プロダクツ エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】REYNOLDS CONSUMER PRODUCTS LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100173794
【氏名又は名称】色部 暁義
(72)【発明者】
【氏名】ケネス エイ トニー
【審査官】大谷 謙仁
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-305956(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 18/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブ材料をロール状に包装するためのローリングアセンブリであって、
上方に延在するランプを画定する凹状の弧状供給面を有するベース部材と、
前記ベース部材に移動可能に結合された第1の中間部材と、
前記ベース部材または前記第1の中間部材のうち少なくとも一方に移動可能に結合され、前記ベース部材の供給面に対向する凹状の弧状圧力面を有するトップ部材と、
を含み、
前記ベース部材、前記第1の中間部材、および前記トップ部材は、前記供給面と前記圧力面との間に画定される供給スペースを有するアイリスを集合的に形成し、前記アイリスは、第1の状態と第2の状態との間で移動可能であり、前記供給スペースは、前記第1の状態において、側面視で、前記供給面と前記圧力面との間に第1の幅寸法を有し、前記第2の状態において、側面視で、前記供給面と前記圧力面との間に第2の幅寸法を有し、前記第2の幅寸法は前記第1の幅寸法よりも大きく、
前記アイリスは、前記第1の状態において、前記供給面に沿ってウェブ材料を受け取り、前記ウェブ材料を前記トップ部材に向けて上方に指向して、前記供給スペース内にロールを形成するように構成されており、前記ウェブ材料のロールの幅寸法が前記トップ部材の圧力面に対して増加すると、前記アイリスが前記第2の状態に向けて移動するように構成されている、ローリングアセンブリ。
【請求項2】
前記第1の中間部材は、前記ベース部材に枢動可能に接続されている、請求項1に記載のローリングアセンブリ。
【請求項3】
前記第1の中間部材は、前記アイリスを更に画定し、かつ前記ロールの幅寸法が増加し、前記アイリスが前記第1の状態から前記第2の状態に拡大するとき、前記ロールに圧力を印加するように構成された弧状の第1の中間圧力面を含む、請求項1に記載のローリングアセンブリ。
【請求項4】
前記ベース部材に移動可能に結合された第2の中間部材を更に含み、前記第2の中間部材は、前記アイリスを更に画定し、かつ前記ロールの幅寸法が増加し、前記アイリスが前記第1の状態から前記第2の状態に拡大するとき、前記ロールに圧力を印加するように構成された弧状の第2の中間圧力面を有する、請求項3に記載のローリングアセンブリ。
【請求項5】
前記第1の中間部材、前記第2の中間部材、および前記トップ部材がそれぞれ、前記ベース部材に枢動可能に接続されている、請求項4に記載のローリングアセンブリ。
【請求項6】
前記トップ部材および前記第2の中間部材がそれぞれ、前記第1の中間部材にスライド可能に接続されている、請求項4に記載のローリングアセンブリ。
【請求項7】
前記トップ部材は第1の締結具を含み、前記第1の中間部材は第1のスロットを含み、前記第1の締結具は前記第1のスロットと接続して、前記トップ部材および前記第1の中間部材をスライド可能に接続する、請求項6に記載のローリングアセンブリ。
【請求項8】
前記ベース部材はストップを含み、前記ストップは、前記アイリスが前記第2の状態にあるとき、前記圧力面が前記供給面から分離する更なる移動を防ぐように構成されている、請求項1に記載のローリングアセンブリ。
【請求項9】
前記トップ部材は、前記ベース部材または前記第1の中間部材のうち少なくとも一方に移動可能に結合された第1の端部と、前記第1の端部に対向する自由端部とを含み、前記自由端部はバラストを有する、請求項1に記載のローリングアセンブリ。
【請求項10】
前記アイリスは、真空ベルトからウェブ材料の流れを受け取るように構成されている、請求項1に記載のローリングアセンブリ。
【請求項11】
前記ウェブ材料は、こけら葺き状に配置された複数のプラスチック袋を含む、請求項1に記載のローリングアセンブリ。
【請求項12】
前記トップ部材の材料が、鋼、アルミニウム、ウレタン、またはポリカーボネートからなる群から選択される、請求項1に記載のローリングアセンブリ。
【請求項13】
前記圧力面がテフロンを含む、請求項1に記載のローリングアセンブリ。
【請求項14】
ウェブ材料をロール状に包装するためのシステムであって、
ウェブ材料の流れを運搬するように構成された供給アセンブリと、
前記供給アセンブリに近接し、前記供給アセンブリからウェブ材料の流れを受け取るように構成されたローリングアセンブリであって、
上方に延在するランプを画定する凹状の弧状供給面を有するベース部材と、
前記ベース部材に移動可能に結合された第1の中間部材と、
前記ベース部材および前記第1の中間部材のうち少なくとも一方に移動可能に結合されたトップ部材であって、前記ベース部材の供給面に対向する凹状の弧状圧力面を有するトップ部材と、
を含むローリングアセンブリと、
を含み、
前記ベース部材、前記第1の中間部材、および前記トップ部材は、前記供給面と前記圧力面との間に画定された供給スペースを有するアイリスを集合的に形成し、前記アイリスは、第1の状態と第2の状態との間で移動可能であり、前記供給スペースは、前記第1の状態において、側面視で、前記供給面と前記圧力面との間に第1の幅寸法を有し、前記第2の状態において、前記供給面と前記圧力面との間に第2の幅寸法を有し、前記第2の幅寸法は前記第1の幅寸法よりも大きく、
前記アイリスは、前記第1の状態において、前記供給アセンブリから前記供給面に沿ってウェブ材料を受け取り、前記ウェブ材料を前記トップ部材に向けて上方に指向して、前記供給スペース内にロールを形成するように構成されており、前記ウェブ材料のロールの幅寸法が前記トップ部材の前記圧力面に対して増加すると、前記アイリスが前記第2の状態に向けて移動する、システム。
【請求項15】
前記供給アセンブリは真空ベルトを含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記供給アセンブリは、間にスペースを有する2つの真空ベルトを含み、前記ローリングアセンブリは、前記スペース内に配置されている、請求項14に記載のシステム。
【請求項17】
更に、前記供給アセンブリに近接し、前記ウェブ材料の流れを受け取るように構成された第2のローリングアセンブリを含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項18】
前記ウェブ材料の流れは、こけら葺き状に配置された複数のプラスチック袋を含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
ウェブ材料をロール状に包装するための方法であって、
ウェブ材料の流れを受け取るように構成されたローリングアセンブリを提供するステップであって、前記ローリングアセンブリは、
上方に延在するランプを画定する凹状の弧状供給面を有するベース部材と、
前記ベース部材に移動可能に結合された第1の中間部材と、
前記ベース部材および前記第1の中間部材のうち少なくとも一方に移動可能に結合され、前記ベース部材の供給面に対向する凹状の弧状圧力面を有するトップ部材と、
を備え、
前記ベース部材、前記第1の中間部材、および前記トップ部材は、前記供給面と前記圧力面との間に画定された供給スペースを有するアイリスを集合的に形成し、前記アイリスは、第1の状態と第2の状態との間で移動可能であり、前記供給スペースは、前記第1の状態において、側面視で、前記供給面と前記圧力面との間に第1の幅寸法を有し、前記第2の状態において、前記供給面と前記圧力面との間に第2の幅寸法を有し、前記第2の幅寸法は前記第1の幅寸法よりも大きい、ローリングアセンブリを提供するステップと、
ウェブ材料の流れを前記アセンブリに供給するステップであって、前記アイリスは、前記供給面に沿って前記ウェブ材料を受け取り、前記ウェブ材料を前記トップ部材に向けて上方に指向して、前記供給スペース内にロールを形成し、前記ウェブ材料のロールの幅寸法が前記トップ部材の圧力面に対して増加すると、前記アイリスが前記第2の状態に向けて移動する、ステップと、
を含む、方法。
【請求項20】
前記ウェブ材料の流れを供給するステップは、こけら葺き状に配置された複数のプラスチック袋を供給することを含む、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2019年4月4日に出願された米国特許仮出願第62/829488号に優先権を主張しており、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
ここで開示されている主題は、概して、輸送、保管、および商品化のためにウェブ材料をロール状に包装するための、ローリングアセンブリ、並びにそれを使用する関連システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
多種多様なウェブ材料が様々な用途のために商品化されている。例えば、食品、家庭用品、および廃棄物等の材料を収容するためのバッグや再封可能なパッケージは、多くの場合、プラスチック材料のウェブから形成される。このようなパッケージは、安価かつ軽量であり、大量生産が容易である。
【0004】
多くの場合、ウェブ材料またはウェブ材料から製造された製品は、輸送、保管、または商品化する必要がある。既知の解決策の1つに、ウェブ材料のロールの作成が挙げられる。例えば、ウェブ材料を、シャフトまたはスピンドルの周囲に巻くことができる。しかしながら、シャフトまたはスピンドルを使用してウェブ材料を輸送または包装することが常に望ましいとは限らない。例えば、シャフトまたはスピンドルは、材料費を追加し、追加の廃棄物を生成し、完成したウェブ材料のロールの重量を増加させ得る。
【0005】
ウェブ材料は、シャフトまたはスピンドルを使用せずに巻くこともできるが、しかしながら、既知の方法は、ゆるく巻かれた、または所与の量のウェブ材料に対して所望よりも大きな直径を有するロールをもたらす可能性がある。従って、効率的な輸送、包装、および商業化のために、ウェブ材料をタイトなロールに包装するための改善されたアセンブリ、システム、および方法が引き続き必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
開示された主題の目的および利点は、以下に記載の説明から明白になり、かつ開示された主題の実践によって理解されるであろう。開示された主題の更なる利点は、本明細書に記載の説明および特許請求の範囲、並びに添付の図面に特に指摘されたアセンブリ、方法、およびシステムによって実現および達成されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
これらおよび他の利点を達成するために、また開示された主題の目的に従って、具現化され広く説明されるように、開示された主題は、ウェブ材料をロール状に包装するためのローリングアセンブリを含む。ローリングアセンブリは、上方に延在するランプを画定する凹状の弧状供給面を有するベース部材と、ベース部材に移動可能に結合された第1の中間部材とを有する。アセンブリは、更に、ベース部材または第1の中間部材のうち少なくとも一方に移動可能に結合されたトップ部材を含む。トップ部材は、ベース部材の供給面に対向する凹状の弧状圧力面を有する。ベース部材、第1の中間部材、およびトップ部材は、供給面と圧力面との間に画定された供給スペースを有するアイリスを形成する。アイリスは、第1の状態と第2の状態との間で移動可能であり、供給スペースは、第1の状態において、側面視で、供給面と圧力面との間に第1の幅寸法を有する。供給スペースは、アイリスが第2の状態にあるとき、側面視で、供給面と圧力面との間に第2の幅寸法を有する。第2の幅寸法は、第1の幅寸法よりも大きい。アイリスは、第1の状態において、供給面に沿ってウェブ材料を受け取り、ウェブ材料をトップ部材に向けて上方に指向して、供給スペース内にロールを形成するように構成される。アイリスは、ウェブ材料のロールの幅寸法がトップ部材の圧力面に対して増加するとき、第2の状態に向けて移動するように構成されている。
【0009】
開示された主題は、ウェブ材料をロール状に包装するためのシステムも含む。システムは、ウェブ材料の流れを運搬するように構成された供給アセンブリと、供給アセンブリに近接し、ウェブ材料の流れを受け取るように構成されたローリングアセンブリとを含む。開示された主題に従って、ローリングアセンブリは、上述した特徴を含む。
【0010】
開示された主題は、ウェブ材料をロール状に包装する方法も含む。開示された主題に従った方法は、ウェブ材料の流れを受け取るように構成されたローリングアセンブリを提供するステップを含む。開示された主題に従って、ローリングアセンブリは、上述した特徴を含む。開示された主題に従った方法は、更に、ウェブ材料の流れをアセンブリに供給するステップを含む。ローリングアセンブリのアイリスは、供給面に沿ってウェブ材料を受け取り、ウェブ材料をトップ部材に向けて上方に指向して、供給スペース内にロールを形成する。ウェブ材料のロールの幅寸法がトップ部材の圧力面に対して増加すると、アイリスは第2の状態に向けて移動する。
【0011】
当技術分野で認識されているように、本明細書に開示されているアセンブリ、システム、および方法は、本明細書に記載される特徴の一部あるいは全て、またはそれらの任意の適切な組み合わせを含むことができる。上述した一般的な説明および以下の詳細な説明の両方が例示的であり、請求されている開示された主題の更なる説明を提供することを意図していることを理解されたい。
【0012】
本明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付の図面は、開示された主題の内容および方法の更なる理解を説明および提供するために含まれている。説明と併せて、図面は、開示された主題の原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】開示された主題に従って、ウェブ材料を包装するためのローリングアセンブリの例示的な一実施形態の斜視図である。
【
図2】アイリスが第1の状態にある、
図1のローリングアセンブリの側面図である。
【
図3】アイリスが第2の状態にある、
図1のローリングアセンブリの側面図である。
【
図4A】
図1のローリングアセンブリのベース部材の側面図である。
【
図4B】
図1のローリングアセンブリのベース部材の正面図である。
【
図5】
図1のローリングアセンブリの第1の中間部材の側面図である。
【
図6】
図1のローリングアセンブリのトップ部材の側面図である。
【
図7】
図1のローリングアセンブリの第2の中間部材の側面図である。
【
図8A】こけら葺き状に配置されたウェブ材料の流れを受け取るためにアイリスが第1の状態にある、
図1のローリングアセンブリの側面図である。
【
図8B】アイリスが供給スペース内にウェブ材料のロールを形成する第1の状態にある、
図8Aのローリングアセンブリの側面図である。
【
図8C】ウェブ材料のロールの幅寸法が増加するとき、アイリスが第2の状態に向けて移動している、
図8Aのローリングアセンブリの側面図である。
【
図9A】アイリスが第1の状態にある、開示された主題に従ってウェブ材料を包装するためのローリングアセンブリの別の例示的な実施形態の側面図である。
【
図9B】アイリスが第2の状態にある、
図9Aのローリングアセンブリの側面図である。
【
図10A】アイリスが第1の状態にある、開示された主題に従ってウェブ材料を包装するためのローリングアセンブリの別の例示的な実施形態の側面図である。
【
図10B】アイリスが第2の状態にある、
図10Aのローリングアセンブリの側面図である。
【
図11A】アイリスが第1の状態にある、開示された主題に従ってウェブ材料を包装するためのローリングアセンブリの別の例示的な実施形態の側面図である。
【
図11B】アイリスが第2の状態にある、
図11Aのローリングアセンブリの側面図である。
【
図12A】アイリスが第1の状態にある、開示された主題に従ってウェブ材料を包装するためのローリングアセンブリの別の例示的な実施形態の側面図である。
【
図12B】アイリスが第2の状態にある、
図12Aのローリングアセンブリの側面図である。
【
図13】
図12Aのローリングアセンブリと、ウェブ材料をローリングアセンブリに供給するための供給アセンブリとの斜視図である。
【
図14】平行構成に配置された、開示された主題による2つの例示的なローリングアセンブリと、ウェブ材料をローリングアセンブリに供給するための供給アセンブリとの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、開示された主題の様々な例示的な実施形態を詳細に説明し、その例示的な実施形態を添付の図面に示す。開示された主題の構造および対応する操作方法は、ローリングアセンブリおよびシステムの詳細な説明と併せて説明する。
【0015】
本明細書に提示されるローリングアセンブリ、システム、および方法は、多種多様なウェブ材料の包装の輸送、保管、および商品化に使用することができる。開示された主題は、スライダーバッグ等のウェブ成形食品収納容器をロール状に効率的に包装するのに特に適している。
【0016】
本明細書で開示される主題によると、ローリングアセンブリは、概して、上方に延在するランプを画定する凹状の弧状供給面を有するベース部材と、ベース部材に移動可能に結合された第1の中間部材とを含む。アセンブリは、更に、ベース部材または第1の中間部材のうち少なくとも一方に移動可能に結合されたトップ部材を含む。トップ部材は、ベース部材の供給面に対向する凹状の弧状圧力面を有する。ベース部材、第1の中間部材、およびトップ部材は、供給面と圧力面との間に画定された供給スペースを有するアイリスを集合的に形成する。アイリスは、第1の状態と第2の状態との間で移動可能であり、供給スペースは、第1の状態において、側面視で、供給面と圧力面との間に第1の幅寸法を有し、第2の状態において、側面視で、供給面と圧力面との間に第2の幅寸法を有する。第2の幅寸法は、第1の幅寸法よりも大きい。アイリスは、第1の状態において、供給面に沿ってウェブ材料を受け取り、ウェブ材料をトップ部材に向けて上方に指向して、供給スペース内にロールを形成するように構成される。ウェブ材料のロールの幅寸法がトップ部材の圧力面に対して増加すると、アイリスは第2の状態に向けて移動するように構成されている。
【0017】
異なる視点を通じて、同様の参照番号が同一または機能的に類似した要素を指す添付の図面は、様々な実施形態を更に説明し、開示された主題に従って様々な原理および利点を説明するのに役立つ。限定するのではなく、説明および例示の目的で、開示された主題による容器の例示的な実施形態が
図1~
図14に示されている。開示された主題のアセンブリは、多種多様なウェブ成形品での使用に適している。本明細書で使用される場合、「正面」、「背面」、「側面」、「上部」、および「底部」という用語は、限定ではなく、例示のみを目的として使用されている。すなわち、「正面」、「背面」、「側面」、「上部」、および「底部」という用語は、本明細書では単に参照のポイントとして使用されており、視点に基づいて変更可能であることが認識されよう。
【0018】
限定するのではなく、例示の目的で、
図1~
図8Cに示されるアセンブリ10の例示的な実施形態を参照する。開示された主題によれば、アセンブリ10は、ベース部材100と、ベース部材100に移動可能に結合された第1の中間部材200と、ベース部材100または第1の中間部材200のうち少なくとも一方に移動可能に結合されたトップ部材300とを含む。本明細書で更に説明するように、ベース部材100は、上方に延在するランプを画定する凹状の弧状供給面105を含み、トップ部材300は、弧状供給面105に対向する凹状の弧状圧力面305を含む。開示された主題によると、かつ本明細書で更に説明するように、ベース部材100、第1の中間部材200、およびトップ部材300は、供給面105と圧力面305との間に画定された供給スペース510を有するアイリス500を集合的に形成する。
【0019】
図4Aを参照すると、ベース部材100は、第1の端部101および第2の端部102を有することができる。供給面105は、第1の端部101と第2の端部102との間でベース部材100の少なくとも一部に沿って延在して、上方に延在するランプを画定することができる。本明細書で具現化されるように、供給面105は、曲率半径を有することができ、側面視において三日月状の形状を画定することができる。曲率半径は一定の曲率半径であるか、または曲率半径が第1の端部101と第2の端部102との間で変化するように、曲率半径は複雑であってもよい。本明細書で更に説明するように、供給面105の曲率半径は、包装されるウェブ成形品の特性に応じて選択することができる。
【0020】
付加的または代替的に、かつ本明細書で具現化されるように、ベース部材100の供給面105は、第1の端部101と第2の端部102との間で供給面105の少なくとも一部に沿って延在することができる、角度付きまたは傾斜領域110を含むことができる。角度付きまたは傾斜領域110は、
図4Aに示すように、側面視で、ベース部材100の下端104に対して角度αに配置することができる。更に、本明細書で更に具現化されるように、ベース部材100は、
図4Bの正面図に示されるように、端面視で幅寸法103を有することができる。更に、本明細書で具現化されるように、供給面105は、中央領域109に向かう層106の外面の間等、供給面の1つ以上のセクションに沿って面取りされた端縁111を含むことができる。
【0021】
更に
図4Bを参照すると、ベース部材100は、本明細書で更に説明するように、端面視で、互いに異なる1つ以上の層を含むことができ、各層は、トップ部材300および1つ以上の中間部材200、400のそれぞれの関節運動を容易にすることができる。開示された主題の一態様によれば、本明細書で具現化されるように、ベース部材100は、各々がベース部材100のそれぞれの外面部分を画定する、外層106、中間層107、および下層108を含むことができる。限定ではなく例示する目的で、本明細書で具現化されるように、外層106は、ベース部材100の第1の端部101に近接する部分に延在することができ、下層108は、ベース部材の第2の端部102に近接して配置することができ、その間の領域に中間層107が配置される。各層によって画定されるように、ベース部材100の隣接する外面部分の間の距離または深さは、本明細書で更に説明するように、それに結合される対応するトップ部材または中間部材の厚さに基づいて選択することができる。本明細書で更に具現化されるように、ベース部材100は、本明細書で更に説明するように、トップ部材300および1つ以上の中間部材200、400をベース部材100に結合するために使用することができる接続点115、120、および130も含むことができる。限定するのではなく例示の目的で、本明細書で具現化されるように、接続点は、ボルト、ねじ、ペグ、釘、リベット等の締結具を受け入れることができる1つ以上の穴を画定することができる。あるいは、そのような締結具は、ベース部材と一体的に形成することができる。
【0022】
図1および
図5を参照すると、アセンブリ10は、更に、ベース部材100に移動可能に結合された第1の中間部材200を含む。例えば、本明細書で具現化されるように、第1の中間部材は、
図1~
図8Cの例示的な実施形態に示されるように、ベース部材100に枢動可能に接続することができる。例示の目的のために、かつ本明細書で具現化されるように、第1の中間部材200は接続点203を含むことができ、第1の中間部材200は接続点203でベース部材100に枢動可能に接続することができる。限定するのではなく例示の目的で、接続点203は、第1の中間部材200を底部部材100に枢動可能に接続するためのボルト、ねじ、ペグ、釘、またはリベット等の締結具を受け入れるように構成された1つ以上の穴を画定することができる。中間部材は、更に、第1の端部201および第2の端部202を含むことができる。
【0023】
開示された主題の別の態様によれば、本明細書で更に具現化されるように、第1の中間部材200は、
図1~
図8Cの例示的な実施形態に示されるような接続点204を含むことができる。接続点204は、例えば、本明細書で更に説明するように、第1の中間部材200を第2の中間部材400とスライド可能に接続するように構成することができる。付加的または代替的に、開示された主題の別の態様によれば、第1の中間部材200は、トップ部材300に対する第1の中間部材200の移動を容易にするためのスロット206も含むことができる。例示を目的に、かつ本明細書で具現化されるように、スロット206は、第1の中間部材200をトップ部材300とスライド可能に接続するように構成することができる。
【0024】
開示された主題の別の態様によれば、本明細書で更に説明されるように、中間部材200は、第1の端部201と第2の端部202との間の中間部材200の少なくとも一部に沿って延在する弧状の第1の中間圧力面205を含むことができる。供給面105に関連して前述したように、第1の中間圧力面205は、曲率半径を有することで、側面視で三日月状の形状を画定することができる。曲率半径は、一定の曲率半径を有しても、または複雑であってもよい。本明細書で具現化されるように、かつ以下で更に説明されるように、第1の中間部材200は、ベース部材100およびトップ部材300と集合的にアイリス500を画定することで、ロールの幅寸法が増加し、アイリス500が第1の状態から第2の状態に拡大するとき、ウェブ材料25のロールに圧力を印加することができる。
【0025】
図1および
図6を参照すると、ローリングアセンブリ10は、更に、ベース部材100および第1の中間部材200のうち少なくとも一方に移動可能に結合されたトップ部材300を含む。開示された主題によれば、トップ部材300は、圧力面305を含む。本明細書で具現化されるように、トップ部材は、第1の端部301および第2の端部302を含むことができ、圧力面305は、第1の端部301と第2の端部302との間のトップ部材の少なくとも一部に沿って延在することができる。開示された主題によれば、かつ
図1を参照すると、トップ部材300の圧力面305は、ベース部材100の供給面105に対向している。本明細書で具現化されるように、圧力面305は、曲率半径を有することで、側面視で三日月状の形状を画定することができる。ベース部材100に関連して前述したように、弧状圧力面305の曲率半径は、一定または複雑であり得る。限定するのではなく例示を目的に、トップ部材300の曲率半径は、約2インチ~約5インチであり得る。本明細書で更に具現化されるように、圧力面305は、所望に応じて長さの一部または全部に沿って面取りされた端縁部分を含み得る幅寸法を有することができる。限定ではなく例示を目的に、圧力面305は、約0.5インチ~約0.75インチの間の幅寸法を有することができる。
【0026】
開示された主題によれば、トップ部材300は、ベース部材100または第1の中間部材200のうち少なくとも一方に移動可能に結合することができる。例えば、トップ部材は、ベース部材100に枢動可能に接続することができる。例示を目的に、かつ本明細書で具現化されるように、トップ部材300は、ボルト、ねじ、ペグ、釘、またはリベット等の締結具を受け入れて、トップ部材300をベース部材100に枢動可能に接続するように構成された1つ以上の穴を画定することができる接続点303を含むことができる。開示された主題の別の態様によれば、本明細書で更に説明されるように、トップ部材300は、以下で更に説明されるように、更に、第2の接続点304を含むことができる。
【0027】
開示された主題によれば、ベース部材100、第1の中間部材200、およびトップ部材300は、供給面105と圧力面305との間に画定された供給スペース510を有するアイリス500を集合的に形成する。アイリス500は、例示のみを目的として、
図2および
図3に破線で描かれている。本明細書で更に説明するように、アイリス500は、第1の状態と第2の状態との間で移動可能である。
図8Aを参照すると、
図1~
図8Cの例示的な実施形態のアイリス500は、第1の状態で示されている。開示された主題によれば、供給スペース510は、アイリス500が第1の状態にあるとき、側面視で、弧状供給面105と弧状圧力面305との間で測定される第1の幅寸法を有する。
【0028】
図8Aを更に参照すると、アイリス500は、第1の状態において、弧状供給面105に沿ってウェブ材料20を受け入れるように構成されている。開示された主題によると、アイリス500は、ウェブ材料20を第1の端部101からトップ部材300に向けて上方に指向して、供給スペース510内にロール25を形成する。限定するのではなく例示を目的に、方向矢印22は、供給スペース510内のウェブ材料20の移動方向を示す。
図8Aおよび
図8Bを参照すると、ウェブ材料20の前縁21は、第1の状態で、最初にアイリス500の形状によって上方に指向され、次に巻き戻されて隣接するウェブ材料20の上部に折り返されてロール25を開始する。
【0029】
開示された主題によれば、ウェブ材料20が矢印35によって示される方向に、供給スペース510に入り続けるにつれて、ロール25の幅寸法は増加することができる。アイリス500は、ウェブ材料25のロールの幅寸法がトップ部材300の圧力面305に対して増加すると、第2の状態に向けて移動する。
図3を参照すると、
図1~
図8Cの例示的な実施形態のアイリス500は、第2の状態で示されており、開示された主題によると、アイリス500が第2の状態にあるとき、第2の幅寸法は、側面視で、供給面105と圧力面305との間で測定することができる。第2の幅寸法は、アイリス500が第1の状態にあるときに測定された供給スペースの第1の幅寸法よりも大きい。
【0030】
更に、開示された主題に従って、アイリス500は、アイリスが第1の状態と第2の状態との間を移動するときにウェブ材料25のロールに圧力を印加するように構成することができる。限定するのではなく例示を目的に、アイリス500がロール25に印加する圧力量は、トップ部材300の重量を選択すること、様々な部材の間にばね付勢を組み込むこと、または様々な部材の間の摩擦嵌合を調整すること等によって、いくつかの方法で制御することができる。本明細書に更に記載するように、トップ部材300の重量は、トップ部材に1つ以上のバラスト重量を追加することによって制御することができる。付加的または代替的に、トップ部材300の材料は、アイリスが第1の状態と第2の状態との間を移動するときに、所望の重量を達成し、ウェブ材料25のロールに所望の圧力を印加するように選択することができる。例えば、本明細書で具現化されるように、トップ部材300は、鋼で形成することができる。
【0031】
更に、本明細書で具現化されるように、部材間の摩擦嵌合は、第1の中間部材200をベース部材に接続し、トップ部材300を第1の中間部材200またはベース部材100のうち少なくとも一方に接続する締結具の締め付けを調節することによって調整することができる。締結具の締め付けを調整することにより、ウェブ材料25のロールの幅寸法が増加するとき、アイリス500を第1の状態から第2の状態に移動させるのに必要な力を制御することができる。例示を目的に、本明細書で具現化されるように、ロールの幅寸法がトップ部材の弧状圧力面に対して増加するとき、第1の中間部材200およびトップ部材300をベース部材に枢動可能に接続するボルトを締め付けて、アイリス500がウェブ材料25のロールにかける圧力量を増加させることができる。
【0032】
開示された主題の別の態様に従って、また
図1~
図8Cの例示的な実施形態で更に具現化されるように、アセンブリ10は、更に、ベース部材100に移動可能に結合された第2の中間部材400を含むことができる。本明細書で具現化されるように、第2の中間部材400は、更に、アイリス500およびローリングアセンブリ10の運動を画定することができる。
図7を参照すると、かつ本明細書で具現化されるように、第2の中間部材は、第1の端部401および第2の端部402を含むことができる。弧状の第2の中間圧力面405は、第1の端部401と第2の端部402との間で第2の中間部材400の少なくとも一部に沿って延在することができる。供給面105に関連して上述したように、第2の中間圧力面405は、曲率半径を有することで、側面視で、ほぼ三日月状の形状を画定することができる。曲率半径は、一定の曲率半径であっても複雑であってもよい。本明細書で具現化されるように、第2の中間圧力面405は、更に、アイリス500を画定することができ、ロールの幅寸法が増加し、アイリス500が第1の状態から第2の状態に拡大するとき、ウェブ材料25のロールに圧力を印加することができる。
【0033】
開示された主題の別の態様に従って、かつ
図1~
図8Cの例示的な実施形態において更に具現化されるように、第1の中間部材200、第2の中間部材400、およびトップ部材300はそれぞれ、ベース部材に枢動可能に接続することができる。例えば、本明細書で具現化されるように、トップ部材300は、下層108で枢動可能に接続することができ、第1の中間部材200は、中間層107で枢動可能に接続することができ、第2の中間部材400は、外層106で枢動可能に接続することができる。このようにして、トップ部材300、第1の中間部材200、および第2の中間部材400は、互いに対して積み重ねられ、他の部材と干渉することなく、ベース部材に対して自由に移動および/または旋回することができる。
【0034】
本明細書で具現化されるように、トップ部材300は、下層108上の接続点115および303によって枢動可能に接続され、第1の中間部材は、ベース部材100の中間層107上の接続点120および203によって接続され、第2の中間部材400は、外層106上の接続点130および403によって枢動可能に接続することができる。上述したように、ベース部材100上の各層の深さは、中間部材およびトップ部材が互いに干渉することなく、ベース部材100に対して旋回することができるように、中間部材またはトップ部材のそれぞれの厚さ寸法に対応し得る。
【0035】
開示された主題の別の態様によれば、かつ
図1~
図8Cの例示的な実施形態において更に具現化されるように、トップ部材300および/または第2の中間部材400は、それぞれ、第1の中間部材200にスライド可能に接続することができる。例示を目的として、本明細書で具現化されるように、トップ部材300は、第1の中間部材200のスロット206とスライド可能にインタフェースするボルト、ねじ、ペグ、ピン、釘、またはリベット等の締結具を受け入れるように構成される穴を画定することができる接続点304を含むことができる。更に、第1の中間部材200は、接続点204およびスロット206を含むことができる。接続点204は、第2の中間部材400のスロット406とスライド可能にインタフェースするボルト、ねじ、ペグ、ピン、釘、またはリベット等の締結具を含むことができる。トップ部材300、第2の中間部材400、および第1の中間部材200の間のスライド可能な接続により、更に、アイリス500が第1の状態から第2の状態に移動するときのアイリス500の運動を画定することができる。
【0036】
開示される主題の別の態様によれば、かつ
図9Aおよび
図9Bに示される例示的なローリングアセンブリ1100を参照すると、第1の中間部材1120は、ベース部材1110に枢動可能に接続され、トップ部材1130は、第1の中間部材1120に枢動可能に接続されて、それらの間にアイリス1150を画定することができる。例えば、トップ部材1130は、中間部材1120に枢動可能に接続される第1の端部1131と、それらの間に凹状の弧状圧力面1135を有する自由端部1132とを含むことができる。
【0037】
開示された主題によれば、ベース部材1110、第1の中間部材1120、およびトップ部材1130は、供給面1105と圧力面1135との間に画定される供給スペース1151を備えたアイリス1150を集合的に形成する。例示的なローリングアセンブリ1100のアイリス1150は、
図9Aに示される第1の状態と、
図9Bに示される第2の状態との間で移動可能である。
図9Aを参照すると、供給スペース1151は、第1の状態において、側面視で、供給面1105と圧力面1135との間に第1の幅寸法を有する。
図9Bを参照すると、供給スペース1151は、第2の状態において、側面視で、供給面1105と圧力面1135との間に第2の幅寸法を有し、第2の幅寸法は第1の幅寸法よりも大きい。アイリス1150は、第1の状態でベース部材1110の供給面1105に沿ってウェブ材料を受け取り、ウェブ材料をトップ部材1130に向けて上方に指向して、供給スペース1151内にロールを形成するように構成される。アイリス1150は、ウェブ材料のロールの幅寸法がトップ部材1130の圧力面1135に対して増加すると、第2の状態に向けて移動するように構成されている。
【0038】
開示された主題の別の態様によれば、ローリングアセンブリ1100は、引き抜き状態に移動可能であってもよい。例示を目的に、かつ本明細書で具現化されるように、第1の中間部材1120は、ベース部材1110上の接続点1115を中心に旋回して、ローリングアセンブリ1100からウェブ材料の完成したロールを引き抜くことができる。トップ部材1130の自由端部1132は、ローリングアセンブリが引き抜き状態に向けて移動するとき、ウェブ材料のロールを供給スペース1151から押し出すように構成することができる。
【0039】
開示された主題の別の態様によれば、本明細書で更に具現化されるように、トップ部材1130の圧力面1135は、ロール開始ノッチ1155を含むことができる。ノッチ1155は、ウェブ材料を上方に指向して、供給スペース1151内に小さな断面直径を有するロールの形成を開始するのに役立ち得る。
【0040】
開示された主題の別の態様によると、かつ
図10Aおよび
図10Bの例示的な実施形態において具現化されるように、トップ部材1230は、ベース部材1210および第1の中間部材1220にスライド可能に接続することができる。
図10Aを参照すると、アイリス1250は、第1の状態において、供給面1211に沿ってウェブ材料を受け入れるように構成される。
図10Bを参照すると、アイリス500は、第2の状態において、トップ部材1230の圧力面1232が供給面1211から分離するように示されている。開示された主題によると、側面視で、第2の状態にある供給面1211と圧力面1232との間の幅寸法は、側面視で、アイリス1250が第1の状態にあるときの幅寸法よりも大きい。
【0041】
限定するのではなく例示を目的に、
図11Aおよび
図11Bに示されるアセンブリ1500の例示的な実施形態を参照する。開示された主題の別の態様によると、アセンブリ1500は、ベース部材1510と、ベース部材1510に移動可能に結合された第1の中間部材1520と、ベース部材1510または第1の中間部材1520のうち少なくとも一方に移動可能に結合されたトップ部材1530とを含む。本明細書で具現化されるように、トップ部材1530は、ベース部材1510に枢動可能に接続することができる。ベース部材1510は、上方に延在するランプを画定する凹状の弧状供給面1505を含み、トップ部材1530は、弧状供給面1505に対向する凹状の弧状圧力面1535を含む。ベース部材1510、第1の中間部材1520、およびトップ部材1530は、供給面1505と圧力面1535との間に画定された供給スペース1551を有するアイリス1550を集合的に形成する。アイリス1550は、例示のみを目的として、
図11Aおよび
図11Bに破線で示されている。
【0042】
アイリス1550は、第1の状態と第2の状態との間で移動可能である。
図11Aを参照すると、例示的なアセンブリ1500は、アイリス1550が第1の状態で描かれている。供給スペース1551は、第1の状態において、側面視で、供給面1505と圧力面1535との間に第1の幅寸法を有する。
図11Bを参照すると、アセンブリ1500は、第2の状態で示されている。供給スペース1551は、第2の状態において、側面視で、供給面1505と圧力面1535との間に第2の幅寸法を有し、第2の幅寸法は第1の幅寸法よりも大きい。例示的な目的のために、かつ本明細書で具現化されるように、第2の幅寸法は、約4.5インチであることができる。第1の状態にあるアイリス1550は、供給面1505に沿ってウェブ材料を受け取り、ウェブ材料をトップ部材1535に向けて上方に指向して、供給スペース内にロールを形成するように構成される。アイリス1550は、ウェブ材料のロールの幅寸法がトップ部材1530の圧力面1535に対して増加すると、第2の状態に向けて移動するように構成される。
【0043】
本明細書で具現化されるように、第1の中間部材1520は、アイリス1550を更に画定し、かつロールの幅寸法が増加し、アイリス1550が第1の状態から第2の状態に拡大するとき、ウェブ材料のロールに圧力を印加するように構成された弧状の第1の中間圧力面を含むことができる。更に、本明細書で更に具現化されるように、アセンブリ1500は、ベース部材1510に移動可能に結合された第2の中間部材1540を含むことができる。第2の中間部材1540は、アイリス1550を更に画定し、かつロールの幅寸法が増加し、アイリス1550が第1の状態から第2の状態に拡大するとき、ウェブ材料のロールに圧力を印加するように構成された弧状の第2の中間圧力面を含むことができる。
【0044】
本明細書で具現化されるように、第1の中間部材1520、第2の中間部材1540、およびトップ部材1530は、それぞれ、ベース部材1510に枢動可能に接続することができる。上述したように、ベース部材は、層またはレベルを含むことができ、様々な部材をそれぞれベース部材の異なる層に接続することで、部材の相対的な運動を容易にすることができる。付加的または代替的に、ベース部材1510と第1の中間部材1520との間、およびベース部材1510と第2の中間部材1540との間の接続において、それぞれ、ワッシャーまたはスペーサを使用して、第1の中間部材1520、第2の中間部材1540、およびトップ部材1530を、端面視にて、互いにずらし、部材の運動を容易にすることができる。開示された主題の別の態様によれば、かつ本明細書で具現化されるように、第1の中間部材1520および第2の中間部材1540はそれぞれ、第1の中間部材1520および第2の中間部材1540の各々がベース部材1510に接続する、厚さが増した領域を含むことができる。厚さが増した領域により、各部材間にずれを生成することで、部材の運動を容易にすることができる。
【0045】
上述したように、トップ部材1530および第2の中間部材1540は、それぞれ、第1の中間部材1520にスライド可能に接続することができる。トップ部材1530、第2の中間部材1540、および第1の中間部材1520の間のスライド可能な接続は、更に、アイリスが第1の状態から第2の状態に移動するときのアイリス1550の運動を画定することができる。本明細書で具現化されるように、トップ部材1530は、ボルト、ねじ、ペグ、ピン、釘、またはリベット等の締結具1534を含むことができ、締結具1534は、第1の中間部材1520に画定されるスロット1526とインタフェースして、トップ部材1530を第1の中間部材1520にスライド可能に接続することができる。本明細書で更に具現化されるように、第1の中間部材1520は、ボルト、ねじ、ペグ、ピン、釘、またはリベット等の締結具1524を含むことができ、締結具1524は、第2の中間部材1540に画定されるスロット1546とインタフェースして、第2の中間部材1540を第1の中間部材1520にスライド可能に接続することができる。
【0046】
開示された主題の一態様によれば、例示的なローリングアセンブリ1500のトップ部材1530は、バラスト1560を含むことができる。例示を目的に、トップ部材1530は、ベース部材1510または第1の中間部材1520のうち少なくとも一方に移動可能に結合された第1の端部と、第1の端部に対向する自由端部とを有することができる。自由端部はバラストを含むことができる。本明細書で具現化されるように、トップ部材1530の第1の端部は、ベース部材1510に枢動可能に接続することができる。バラスト、または重し、1560は、アイリスが第1の状態から第2の状態に移動するとき、アイリスがロールに印加する圧力量を調整するように選択することができる。アイリスがロールに印加する圧力を増加させることにより、例えば、ウェブ素材のロールをよりタイトに作成するのに役立ち得る。バラスト1560の位置およびサイズは、アセンブリの所望の性能特性および巻かれるウェブ材料の特性に基づいて選択することができる。
【0047】
開示された主題の別の態様によれば、例示的なローリングアセンブリ1500は、ベース部材1510から延在する外側部材1570を含むことができる。限定するのではなく例示を目的に、外側部材1570は、その上方部分にてベース部材1510に接続することができる。外側部材1570は、弧状の外側部材面1576を含むことができ、弧状の外側部材面1576により、ウェブ材料のロールの幅寸法がアイリス内で増加すると、ウェブ材料のロールに更に圧力を印加することができる。例示を目的に、かつ本明細書で具現化されるように、外側部材1570は、ねじ込み式コネクタ1575を使用してベース部材1510に接続することができる。コネクタ1575を使用して、ベース部材1510に対する外側部材1575の位置を調整することができる。例示を目的に、外側部材1575の位置は、ウェブ材料の完成したロールの所望の直径を画定するように調整することができる。付加的または代替的に、コネクタ1575を使用して、外側部材1575をベース部材1510から分離させて、アイリス1550からウェブ材料の完成したロールを除去することができる。外側部材1575は任意であり、ローリングアセンブリ1500は、外側部材1575なしに使用可能であることを理解されたい。
【0048】
限定するのではなく例示を目的に、
図12Aおよび
図12Bに示されるアセンブリ1600の例示的な実施形態を参照する。開示された主題の別の態様によれば、アセンブリ1600は、ベース部材1610と、ベース部材1610に移動可能に結合された第1の中間部材1620と、ベース部材1610または第1の中間部材1620のうち少なくとも一方に移動可能に結合されたトップ部材1630とを含む。本明細書で具現化されるように、トップ部材1630は、ベース部材1610に枢動可能に接続することができる。ベース部材1610は、上方に延在するランプを画定する凹状の弧状供給面1605を含み、トップ部材1630は、弧状供給面1605に対向する凹状の弧状圧力面1635を含む。ベース部材1610、第1の中間部材1620、およびトップ部材1630は、供給面1605と圧力面1635との間に画定される供給スペース1651を備えるアイリス1650を集合的に形成する。アイリス1650は、例示のみを目的として、
図12Aおよび
図12Bに破線で示されている。
【0049】
アイリス1650は、第1の状態と第2の状態との間で移動可能である。
図12Aを参照すると、例示的なアセンブリ1600は、アイリス1650が第1の状態で描かれている。供給スペース1651は、第1の状態において、側面視で、供給面1605と圧力面1635との間に第1の幅寸法を有する。
図12Bを参照すると、アセンブリ1600は、第2の状態で描かれている。供給スペース1651は、第2の状態において、側面視で、供給面1605と圧力面1635との間に第2の幅寸法を有し、第2の幅寸法は第1の幅寸法よりも大きい。例示を目的に、かつ本明細書で具体化されるように、第2の幅寸法は、約2.5インチであることができる。開示された主題の別の態様によると、かつ本明細書で具体化されるように、アセンブリ1600は、第2の幅寸法のサイズを調整する1つ以上の特徴を含むことができる。例えば、本明細書で具体化されるように、ストップ1612をベース部材1610上に含んでもよく、ストップは、所望の幅寸法に達したときにアイリスの移動を制限することができる。
【0050】
第1の状態にあるアイリス1650は、供給面1605に沿ってウェブ材料を受け取り、ウェブ材料をトップ部材1635に向けて上方に指向して、供給スペース内にロールを形成するように構成される。アイリス1650は、ウェブ材料のロールの幅寸法がトップ部材の圧力面1635に対して増加すると、第2の状態に向けて移動するように構成される。
【0051】
本明細書で具体化されるように、第1の中間部材1620は、アイリス1650を更に画定し、かつロールの幅寸法が増加し、アイリス1650が第1の状態から第2の状態に拡大するときにウェブ材料のロールに圧力を印加するように構成された弧状の第1の中間圧力面を含むことができる。更に、本明細書で更に具体化されるように、アセンブリ1600は、ベース部材1610に移動可能に結合された第2の中間部材1640を含むことができる。第2の中間部材1640は、アイリス1650を更に画定し、かつロールの幅寸法が増加し、アイリス1650が第1の状態から第2の状態に拡大するときにウェブ材料のロールに圧力を印加するように構成された弧状の第2の中間圧力面を含むことができる。
【0052】
本明細書で具現化されるように、第1の中間部材1620、第2の中間部材1640、およびトップ部材1630は、それぞれ、ベース部材1610に枢動可能に接続することができる。付加的または代替的に、トップ部材1630および第2の中間部材1640は、それぞれ、第1の中間部材1620にスライド可能に接続することができる。トップ部材1630、第2の中間部材1640、および第1の中間部材1620の間のスライド可能な接続は、更に、アイリスが第1の状態から第2の状態に移動するときのアイリス1650の移動を画定することができる。本明細書で具現化されるように、トップ部材1630は、ボルト、ねじ、ペグ、ピン、釘、またはリベット等の締結具1631を含むことができ、締結具1631は、第1の中間部材1620に画定されるスロット1621と、第2の中間部材1640に画定されるスロット1641とインタフェースすることで、トップ部材1630および第2の中間部材1640を第1の中間部材1620にスライド可能に接続することができる。
【0053】
開示された主題の別の態様によれば、例示的なローリングアセンブリ1600のトップ部材1630は、バラスト1660を含むことができる。例示を目的に、トップ部材1630は、ベース部材1610または第1の中間部材1620のうち少なくとも一方に移動可能に結合された第1の端部と、第1の端部に対向する自由端部とを有することができる。自由端部はバラストを含むことができる。本明細書で具現化されるように、トップ部材1630の第1の端部は、ベース部材1610に枢動可能に接続することができる。上述したように、バラスト1660の位置およびサイズは、アセンブリの所望の性能特性および巻かれるウェブ材料の特性に基づいて選択することができる。
【0054】
開示された主題によれば、ベース部材1610、中間部材1620および1640、並びにトップ部材1630は、任意の適切な製造方法を使用して、任意の適切な材料で作製することができる。限定するのではなく例示を目的に、部材は、鋼またはアルミニウム等の金属、ポリカーボネート、注型ポリウレタンまたはLexan(登録商標)およびUHMWPE等のプラスチックシート材料等の複合材料、または任意の他の適切な材料で製造することができる。開示された主題の別の態様によれば、本明細書で具現化されるように、ベース部材1610は鋼で製造することができ、トップ部材1630、第1の中間部材1620、および第2の中間部材1640は、複合材料から成形することができる。
【0055】
更に、部材は、例えば摩擦を低減すること、または耐久性を高めることによって、性能を向上させるように所望の材料でコーティングまたは部分的にコーティングすることができる。例えば、テフロン等の材料を適用して摩擦を低減することができる。テフロンを供給面1605および/または圧力面1635に適用または部分的に適用して、各表面と巻かれるウェブ材料との間の摩擦を低減することができる。様々な部材に対して選択される材料は、ローリングアセンブリの望ましい性能特性に基づいて選択することができる。例えば、トップ部材により重い材料を選択することにより、ロールの幅寸法が増加し、アイリス1650が第1の状態から第2の状態に移動するときに、ロールに印加される圧力を増加させることができる。更に、材料は、部材とウェブ材料との間の望ましい摩擦係数を達成するように選択されてもよい。例えば、部材の材料は、材料が巻かれるときにウェブ上に擦り傷または傷跡が生じるのを防ぐように選択することができる。開示された主題の一態様によれば、ベース部材、中間部材、およびトップ部材は、互いに異なる材料から製造することで、所望の性能特性を達成することができる。
【0056】
開示された主題によると、本明細書に記載の、ウェブ材料をロール状に包装するためのローリングアセンブリは、多種多様な供給源からウェブ材料20を受け取るように構成することができる。本明細書で具現化されるように、かつ
図8A~
図8Cに示される例示的な実施形態を参照して、アイリス500は、供給ベルト等の供給アセンブリからウェブ材料の流れを受け取るように構成することができる。例えば、供給アセンブリは真空ベルトであることができ、ベルトがウェブ材料20を輸送するとき、負圧を利用してウェブ材料20をベルトに固定し続けることができる。本明細書で具現化されるように、アイリス500が真空ベルトからウェブ材料20を受け取り、ウェブ材料20を第1の端部101からトップ部材300に向けて上方に指向するとき、ウェブ材料20を真空ベルトから解放することができる。印加される負圧量および真空ベルトがウェブ材料20をアイリス500に供給する速度等の真空ベルトの特性は、供給されるウェブ材料に対して所望に応じて選択することができる。例示を目的に、かつ本明細書で具現化されるように、約60インチH20の負圧をウェブ材料に印加することができる。
【0057】
ウェブ材料をロール状に包装するためのローリングアセンブリは、開示された主題に従って、多種多様なタイプ、およびサイズのウェブ材料で使用することができる。限定するのではなく例示を目的に、ウェブ材料は、プラスチック袋等のようなポリマーパッケージ、または紙または布等の他の素材を含むことができる。更に、ウェブ材料は、紙、プラスチック、または複合材料を含む任意の適切な材料を含むことができる。例えば、材料は、ポリエチレンまたはポリプロピレンを含むことができる。本明細書で具現化されるように、開示される主題のウェブ材料は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる特許文献1に記載されるような再封可能な閉鎖機構を有するプラスチック袋を含むことができる。例示を目的に、プラスチック袋等のウェブ材料は、こけら葺き状に配置されたローリングアセンブリのアイリス500に供給することができる。
図8Aを参照すると、ウェブ材料20の前縁21は、第1のプラスチック袋を含むことができ、第2のプラスチック袋23は、第1の袋の前縁が露出するように、部分的に重なり合う構成で第1のプラスチック袋の上に配置することができる。第3の袋を第2の袋の上に配置し、以降同様にして袋をこけら葺き状に配置することができる。
【0058】
開示された主題の別の態様によれば、ウェブ材料をロール状に包装するためのシステムが提供される。システムは、ウェブ材料の流れを運搬するように構成された供給アセンブリと、供給アセンブリに近接し、供給アセンブリからウェブ材料の流れを受け取るように構成されたローリングアセンブリとを含む。開示された主題によると、システムと共に使用されるローリングアセンブリは、上記の実施形態のいずれかまたはその変形に従って構成することができる。ローリングアセンブリは、上方に延在するランプを画定する凹状の弧状供給面を備えたベース部材と、ベース部材に移動可能に結合された第1の中間部材とを含む。アセンブリは、更に、ベース部材または第1の中間部材のうち少なくとも一方に移動可能に結合されたトップ部材を含む。トップ部材は、ベース部材の供給面に対向する凹状の弧状圧力面を有する。ベース部材、第1の中間部材、およびトップ部材は、供給面と圧力面との間に画定された供給スペースを備えたアイリスを集合的に形成する。アイリスは、第1の状態と第2の状態との間で移動可能であり、供給スペースは、第1の状態において、側面視で、供給面と圧力面との間に第1の幅寸法を有する。アイリスが第2の状態にあるとき、供給スペースは、側面視で、供給面と圧力面との間に第2の幅寸法を有する。第2の幅寸法は、第1の幅寸法よりも大きい。アイリスは、第1の状態において、供給面に沿ってウェブ材料を受け取り、ウェブ材料をトップ部材に向けて上方に指向して、供給スペース内にロールを形成するように構成される。ウェブ材料のロールの幅寸法がトップ部材の圧力面に対して増加すると、アイリスは第2の状態に向けて移動する。
【0059】
開示された主題の別の態様によると、かつ
図13の例示的な実施形態を参照して、供給アセンブリは、その間にスペースを有する2つの真空ベルト1301および1302を含むことができ、ローリングアセンブリ1600をスペース内に配置することができる。こけら葺き状に配置された複数のプラスチック袋等のウェブ材料の流れを、真空ベルト1301および1302上でローリングアセンブリ1600に運搬することができる。本明細書で具現化されるように、アセンブリ1600の供給面1605は、真空ベルト1301および1302からウェブ材料の流れを受け取るように配置することができる。付加的または代替的に、供給アセンブリは、ベース部材1610と統合することができる。
【0060】
開示された主題の別の態様によると、ローリングアセンブリ1600は、回転可能なキャリッジアセンブリに取り付けることができる。例えば、複数のローリングアセンブリをキャリッジアセンブリに取り付けることができる。ウェブ材料のロールがローリングアセンブリ1600で完成すると、キャリッジアセンブリは、完成したロールをローリングアセンブリから引き抜くための位置まで、ローリングアセンブリ1600を供給アセンブリから分離するように回転させることができる。ローリングアセンブリ1600を供給アセンブリから分離するように回転させると、キャリッジアセンブリは、第2のローリングアセンブリを、供給アセンブリからウェブ材料の流れを受け取るための位置に回転させることができる。
【0061】
ローリングアセンブリ、システム、および方法は、様々なサイズのウェブ材料で使用可能である。例えば、
図14の例示的な実施形態を参照すると、複数のローリングアセンブリを平行に整列させて、より幅の広いウェブをロール状に包装することができる。本明細書で具現化されるように、ウェブ材料をロール状に包装するためのシステムは、供給アセンブリ1401に近接して配置され、かつウェブ材料の流れを受け取るように構成された第1のローリングアセンブリ1402および第2のローリングアセンブリ1403を含むことができる。第2のローリングアセンブリは、第1のローリングアセンブリと連携して使用することで、包装されるウェブ材料の特性に応じて、ウェブ材料をロール状に効率的に包装することができる。例えば、幅広いウェブ材料のシートは、複数のローリングアセンブリを使用することで有利となり得る。
【0062】
本明細書で具現化されるように、第2のローリングアセンブリ1403は、第1のローリングアセンブリ1402と同じ構成を有することができる。あるいは、開示された主題の別の態様に従って、第2のローリングアセンブリ1403は、第1のローリングアセンブリ1402とは異なる構成を有することができる。例えば、ロールの長さに沿って異なる直径を有するロールアップを収容するように、異なるアイリス幅寸法を有するローリングアセンブリ1402および1403を並べて構成することができる。例えば、スライダーバッグのロールは、バッグスライダーを有するロールの部分においてより大きな直径を含み、かつスライダーを有しないロールの部分においてより小さな直径を含み得る。上記の説明は1つまたは2つのローリングアセンブリの使用に言及しているが、任意の適切な数量のローリングアセンブリを使用することができる。
【0063】
開示された主題の別の態様に従って、ウェブ材料をロール状に包装する方法が提供される。本方法は、ウェブ材料の流れを受け取るように構成されたローリングアセンブリを提供するステップを含む。開示された主題に従って、提供されるローリングアセンブリは、上記の実施形態のいずれかまたはその変形に従って構成することができる。ローリングアセンブリは、上方に延在するランプを画定する凹状の弧状供給面を備えたベース部材と、ベース部材に移動可能に結合された第1の中間部材とを含む。アセンブリは、更に、ベース部材または第1の中間部材のうち少なくとも一方に移動可能に結合されたトップ部材を含む。トップ部材は、ベース部材の供給面に対向する凹状の弧状圧力面を有する。ベース部材、第1の中間部材、およびトップ部材は、供給面と圧力面との間に画定される供給スペースを備えたアイリスを集合的に形成する。アイリスは、第1の状態と第2の状態との間で移動可能であり、供給スペースは、第1の状態において、側面視で、供給面と圧力面との間に第1の幅寸法を有する。アイリスが第2の状態にあるとき、供給スペースは、側面視で、供給面と圧力面との間に第2の幅寸法を有する。第2の幅寸法は、第1の幅寸法よりも大きい。
【0064】
開示された主題に従った方法は、更に、ウェブ材料の流れをアセンブリに供給するステップを含む。アイリスは、供給面に沿ってウェブ材料を受け取り、ウェブ材料をトップ部材に向けて上方に指向して、供給スペース内にロールを形成する。ウェブ材料のロールの幅寸法がトップ部材の圧力面に対して増加すると、アイリスは第2の状態に向けて移動する。
【0065】
開示された主題の別の態様によれば、ウェブ材料の流れを供給するステップは、こけら葺き状に配置された複数のプラスチック袋を供給するステップを含むことができる。
【0066】
開示された主題のアセンブリ、システム、および方法は、従来の装置および技術では達成されない望ましい性能特性を実証している。例えば、現在知られているローリングアセンブリは、ウェブ材料のロールの最終的な外径を維持するように設計されているが、ローリングプロセスを通じてウェブ材料の幅寸法が拡大するとき、既知のアセンブリはウェブ材料のロールに圧力を維持しない。従って、既知のアセンブリおよび方法を使用して製造されたウェブ材料のロールは、開示された主題に従って製造されたロールよりも、よりタイトに巻かれず、所定量のウェブ材料に対して最終的により大きな幅寸法を有し得る。最終的により大きな幅寸法を有するロールは、保管、輸送、および商品化のために追加のスペースを必要とし得る故に、あまりタイトに巻かれていないウェブ材料はあまり望ましくない。対照的に、開示された主題によるローリングアセンブリは、第1の状態と第2の状態との間で移動可能なアイリスと、ベース部材の供給面とトップ部材の圧力面との間に画定される供給スペースとを含む。ウェブ材料のロールの幅寸法がトップ部材の圧力面に対して増加すると、アイリスが第1の状態から第2の状態に移動する故に、アイリスはウェブ材料のロール上への圧力を維持する。従って、開示された主題に従ったローリングアセンブリ、システム、および方法は、以前に知られているローリングアセンブリよりもタイトなウェブ材料のロールを生成することができる。
【0067】
本明細書のローリングアセンブリは、重力がトップ部材に作用してトップ部材の圧力面をベース部材の供給面に付勢するように、トップ部材がベース部材の上に配置された向きで描かれているが、開示された主題の範囲内で代替的な構成が想定されることを理解されよう。例えば、限定するわけではないが、圧力面は、ばね、空気シリンダ、電気モータ、または他の機械的または磁気的手段を用いて供給面に付勢させることができる。
【0068】
以下に請求される特定の実施形態に加えて、開示される主題はまた、以下に請求される従属的な特徴および上に開示した従属的な特徴の任意の他の可能な組み合わせを有する他の実施形態も対象とする。従って、従属請求項に提示され、かつ上に開示された特定の特徴は、開示された主題が任意の他の可能な組み合わせを有する他の実施形態も特に対象とするものとして認識されるように、開示された主題の範囲内で、他の方法で互いに組み合わせることが可能である。従って、開示された主題の特定の実施形態の上記説明は、例示および説明を目的に提示されたものである。これは包括的であるように、または開示されるこれらの実施形態に開示される主題を限定することを意図するものではない。
【0069】
開示された主題の精神または範囲から逸脱することなく、開示された主題のアセンブリ、システム、および方法において様々な修正および変形を行うことができることは当業者には明らかであろう。従って、開示された主題は、添付の特許請求の範囲およびそれらの同等物の範囲内にある修正および変形を含むことが意図されている。