IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ グリー株式会社の特許一覧

特許7165176情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
<>
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図1
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図2
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図3
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図4
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図5
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図6
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図7
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図8
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図9
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図10
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図11
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図12
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図13
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図14
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図15
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図16
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図17
  • 特許-情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-25
(45)【発行日】2022-11-02
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/234 20110101AFI20221026BHJP
   G06T 13/40 20110101ALI20221026BHJP
   H04N 21/258 20110101ALI20221026BHJP
【FI】
H04N21/234
G06T13/40
H04N21/258
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2020182412
(22)【出願日】2020-10-30
(62)【分割の表示】P 2020010496の分割
【原出願日】2020-01-27
(65)【公開番号】P2021118540
(43)【公開日】2021-08-10
【審査請求日】2020-10-30
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ・2019年12月26日に、Twitterの https://twitter.com/WFLE_REALITY/status/1210070232993345536、において公開。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ・2019年12月26日-2020年1月6日に、公式サイトである https://le.wrightflyer.net/reality/ 、iOS用ダウンロードサイトである https://itunes.apple.com/us/app/reality/id1404176564?l=ja&ls=1&mt=8、及びAndroid用ダウンロードサイトである https://play.google.com/store/apps/details?id=net.wrightflyer.le.reality、において公開。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ・2019年12月26日に、ホームページである https://reality-notice.wrightflyer.net/71d2db02e27427ec28c09f0e410e619cac6cea47.html?t=1576492372、において公開。
(73)【特許権者】
【識別番号】504437801
【氏名又は名称】グリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100185971
【弁理士】
【氏名又は名称】高梨 玲子
(72)【発明者】
【氏名】倉淵 彩
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】特許第6622440(JP,B1)
【文献】国際公開第2014/097814(WO,A1)
【文献】特開2019-155115(JP,A)
【文献】特開2001-319242(JP,A)
【文献】国際公開第2018/142494(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
G06T 1/00
G06T 11/00 - 19/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムであって、一又は複数のコンピュータプロセッサを備え、
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、視聴ユーザの視聴ユーザ端末に配信する配信部と、
前記視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受け付ける第一の受付部と、
前記第一の受付部が受け付けた前記表示要求に応じて、前記動画に前記特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるためのオブジェクトを表示させるオブジェクト表示部と、
前記視聴ユーザ端末から送信される前記特定のギフトオブジェクトを表示するタイミングの指示を受け付ける第二の受付部と、
前記第二の受付部が受け付けたタイミングの指示に応じて前記特定のギフトオブジェクトを表示する特定のオブジェクト表示部と、
前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する判定部と、
前記判定部において前記特定のギフトオブジェクトが前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせる表現部と
を備える情報処理システム。
【請求項2】
前記判定部は、前記特定のギフトオブジェクトが表示された座標位置が、前記キャラクタオブジェクトが表示されている座標位置の所定範囲内にある場合に、前記特定のギフトオブジェクトと前記キャラクタオブジェクトとが接触しているよう表示されていると判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記判定部は、前記特定のギフトオブジェクトおよび前記キャラクタオブジェクトに付されたコライダによる衝突判定がなされた場合に、前記特定のギフトオブジェクトと前記キャラクタオブジェクトとが接触しているよう表示されていると判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、
前記判定部において前記特定のギフトオブジェクトが前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記特定のギフトの表示要求を行った前記視聴ユーザまたは前記配信ユーザに対し、特別な報酬を付与する報酬付与部を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記オブジェクト表示部は、前記特定のギフトオブジェクトが前記キャラクタオブジェクトに接触する度に、前記特定のギフトオブジェクトの表示態様を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記判定部は、前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定し、
前記表現部は、前記判定部において前記特定のギフトオブジェクトが前記対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されている判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記対象オブジェクトは複数の目標オブジェクトを含み、
前記オブジェクト表示部は、前記特定のギフトオブジェクトが前記対象オブジェクトに接触する度に、前記目標オブジェクトの表示態様を変化させることで、前記対象オブジェクトの表示態様を変化させることを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記オブジェクト表示部は、前記第一の受付部が前記視聴ユーザ端末から送信される対象ギフトの表示要求を受け付けた場合に、前記動画に前記対象オブジェクトを表示させることを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、
前記判定部により前記特定のギフトオブジェクトが前記キャラクタオブジェクトに接触しているよう表示されていると判定された場合に、前記キャラクタオブジェクトの表情に関する動作を規定動作に差し替えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記オブジェクト表示部は、前記特定のギフトオブジェクトを、前記動画の手前側から奥側へ向けて移動するよう表示することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記特定のギフトオブジェクトは、前記動画において前記キャラクタオブジェクトよりも奥側に配置された対象オブジェクトに関連付けられたものであることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記第二の受付部は、前記第一の受付部が受け付けた前記特定のギフトの表示要求1回に対して、前記タイミングの指示を複数回受け付けることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記第二の受付部は、さらに、前記視聴ユーザ端末から、前記特定のギフトオブジェクトを表示する位置の指示を受付け、
前記オブジェクト表示部は、前記第二の受付部が受け付けた位置の指示に応じて前記特定のギフトオブジェクトを表示することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項14】
配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記情報処理システムが備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、視聴ユーザ端末に配信する配信ステップと、
前記視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受け付ける第一の受付ステップと、
前記第一の受付ステップにおいて受け付けられた前記表示要求に応じて、前記動画に前記特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるためのオブジェクトを表示させるオブジェクト表示ステップと、
前記視聴ユーザ端末から送信される前記特定のギフトオブジェクトを表示するタイミングの指示を受け付ける第二の受付ステップと、
前記第二の受付ステップにおいて受け付けられたタイミングの指示に応じて前記特定のギフトオブジェクトを表示する特定のオブジェクト表示ステップと、
前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定するステップと、
前記判定するステップにおいて前記特定のギフトオブジェクトが前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせるステップと
を実行させる情報処理方法。
【請求項15】
配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する配信ユーザ端末用のコンピュータプログラムであって、
前記情報処理システムは、前記配信ユーザ端末、視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、
前記配信ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、前記サーバ装置に送信する送信機能と、
前記視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受信する第一の受信機能と、
前記第一の受信機能により受け付けられた前記表示要求に応じて、前記動画に前記特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるためのオブジェクトを表示させるオブジェクト表示機能と、
前記視聴ユーザ端末から送信される前記特定のギフトオブジェクトを表示するタイミングの指示を受け付ける第二の受信機能と、
前記第二の受信機能により受け付けられたタイミングの指示に応じて前記特定のギフトオブジェクトを表示する特定のオブジェクト表示機能と、
前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する判定機能と、
前記判定機能により前記特定のギフトオブジェクトが前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせる表現機能と
を実現させるコンピュータプログラム。
【請求項16】
配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する配信ユーザ端末における情報処理方法であって、
前記情報処理システムは、前記配信ユーザ端末、視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、
前記配信ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、前記サーバ装置に送信する送信ステップと、
前記視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受信する第一の受信ステップと、
前記第一の受信ステップにおいて受け付けられた前記表示要求に応じて、前記動画に前記特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるためのオブジェクトを表示させるオブジェクト表示ステップと、
前記視聴ユーザ端末から送信される前記特定のギフトオブジェクトを表示するタイミングの指示を受け付ける第二の受信ステップと、
前記第二の受信ステップにおいて受け付けられたタイミングの指示に応じて前記特定のギフトオブジェクトを表示する特定のオブジェクト表示ステップと、
前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記特定のギフトオブジェクトが前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせる表現ステップと
を実行させる情報処理方法。
【請求項17】
配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する視聴ユーザ端末用のコンピュータプログラムであって、
前記情報処理システムは、配信ユーザ端末、前記視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、
前記視聴ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、前記サーバ装置から受信する受信機能と、
前記サーバ装置から受信した動画に関する情報に基づいて、動画を表示する表示機能と、
前記サーバ装置に特定のギフトの表示要求を送信する第一の送信機能と
前記特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示するタイミングの指示を送信する第二の送信機能と、
を実現させ、
前記表示機能は、前記第一の送信機能により送信された前記表示要求に応じて、前記動画に前記特定のギフトオブジェクトを表示させるためのオブジェクトを表示させ、前記第二の送信機能により送信されたタイミングの指示に応じて前記特定のギフトオブジェクトを表示し、前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせるコンピュータプログラム。
【請求項18】
配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する視聴ユーザ端末における情報処理方法であって、
前記情報処理システムは、配信ユーザ端末、前記視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、
前記視聴ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、前記サーバ装置から受信する受信ステップと、
前記サーバ装置から受信した動画に関する情報に基づいて、動画を表示する表示ステップと、
前記サーバ装置に特定のギフトの表示要求を送信する第一の送信ステップと
前記特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示するタイミングの指示を送信する第二の送信ステップと
を実現させ、
前記表示ステップは、前記第一の送信ステップにおいて送信された前記表示要求に応じて、前記動画に前記特定のギフトオブジェクトを表示させるためのオブジェクトを表示させ、前記第二の送信ステップにおいて送信されたタイミングの指示に応じて前記特定のギフトオブジェクトを表示し、前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記キャラクタオブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせる情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、アクターの動きに基づいてキャラクタオブジェクトのアニメーションを生成し、かかるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の情報処理システムにおいて、動画に、視聴ユーザの操作によって任意のオブジェクトを表示させるものが提案されている。視聴ユーザにより動画に表示させるオブジェクトは、例えば、ギフトオブジェクト等である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2015-184689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、視聴ユーザの操作により選択されたギフトは、ギフトオブジェクトとして、動画内の空間の上部から下部に向かって落下して所定の位置に配置された後、時間の経過とともに表示が終了するといった態様で表示されるのが一般的である。
【0006】
ここで、視聴ユーザによるギフティングは、配信ユーザの配信意欲の向上につながるところ、かかる視聴ユーザのギフティングの意欲を如何にして向上させるかが本技術分野における課題となっている。
【0007】
そのため、本開示の目的は、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することである。本開示のより具体的な目的の一つは、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示における情報処理システムは、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムであって、一又は複数のコンピュータプロセッサを備え、一又は複数のコンピュータプロセッサは、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、視聴ユーザの視聴ユーザ端末に配信する配信部と、視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受け付ける受付部と、受付部が受け付けた表示要求に応じて、動画に特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるオブジェクト表示部と、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する判定部と、判定部において特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されている判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる表現部とを備えることを特徴とする。
【0009】
一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、判定部において特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、特定のギフトの表示要求を行った視聴ユーザまたは配信ユーザに対し、特別な報酬を付与する報酬付与部を備えることができる。
【0010】
オブジェクト表示部は、特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに接触する度に、特定のギフトオブジェクトの表示態様を変化させることができる。
【0011】
対象オブジェクトは複数の目標オブジェクトを含み、オブジェクト表示部は、特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに接触する度に、目標オブジェクトの表示態様を変化させることで、対象オブジェクトの表示態様を変化させることができる。
【0012】
オブジェクト表示部は、受付部が視聴ユーザ端末から送信される対象ギフトの表示要求を受け付けた場合に、動画に対象オブジェクトを表示させることができる。
【0013】
判定部は、さらに、特定のギフトオブジェクトがキャラクタオブジェクトに接触しているよう表示されているか否かを判定することができる。
【0014】
一又は複数のコンピュータプロセッサは、判定部により特定のギフトオブジェクトがキャラクタオブジェクトに接触しているよう表示されていると判定された場合に、キャラクタオブジェクトの表情に関する動作を規定動作に差し替えることができる。
【0015】
オブジェクト表示部は、特定のギフトオブジェクトを、動画の手前側から奥側へ向けて移動するよう表示することができる。
【0016】
受付部は、さらに、視聴ユーザ端末から、特定のギフトオブジェクトを表示するタイミングの指示を受付け、オブジェクト表示部は、受付部が受け付けたタイミングの指示に応じて特定のギフトオブジェクトを表示することができる。
【0017】
受付部は、受付部が受け付けた特定のギフトの表示要求1回に対して、タイミングの指示を複数回受け付けることができる。
【0018】
受付部は、さらに、視聴ユーザ端末から、特定のギフトオブジェクトを表示する位置の指示を受付け、オブジェクト表示部は、受付部が受け付けた位置の指示に応じて特定のギフトオブジェクトを表示することができる。
【0019】
本開示における情報処理方法は、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムにおける情報処理方法であって、情報処理システムが備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、視聴ユーザ端末に配信するステップと、視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受け付けるステップと、受付ステップにおいて受け付けられた表示要求に応じて、動画に特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるオブジェクト表示ステップと、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる表現ステップとを実行させることを特徴とする。
【0020】
本開示におけるコンピュータプログラムは、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する配信ユーザ端末用のコンピュータプログラムであって、情報処理システムは、配信ユーザ端末、視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、配信ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、サーバ装置に送信する送信機能と、視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受信する受信機能と、受信機能により受け付けられた表示要求に応じて、動画に特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるオブジェクト表示機能と、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する判定機能と、判定機能により特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる表現機能とを実現させることを特徴とする。
【0021】
本開示における情報処理方法は、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する配信ユーザ端末における情報処理方法であって、情報処理システムは、配信ユーザ端末、視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、配信ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、サーバ装置に送信する送信ステップと、視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受信する受信ステップと、受信ステップにおいて受け付けられた表示要求に応じて、動画に特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるオブジェクト表示ステップと、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる表現ステップとを実行させることを特徴とする。
【0022】
本開示におけるコンピュータプログラムは、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する視聴ユーザ端末用のコンピュータプログラムであって、情報処理システムは、配信ユーザ端末、視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、視聴ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、サーバ装置から受信する受信機能と、サーバ装置から受信した動画に関する情報に基づいて、動画を表示する表示機能と、サーバ装置に特定のギフトの表示要求を送信する送信機能とを実現させ、表示機能は、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせることを特徴とする。
【0023】
本開示における情報処理方法は、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する視聴ユーザ端末における情報処理方法であって、情報処理システムは、配信ユーザ端末、視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、視聴ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、サーバ装置から受信する受信ステップと、サーバ装置から受信した動画に関する情報に基づいて、動画を表示する表示ステップと、サーバ装置に特定のギフトの表示要求を送信する送信ステップとを実現させ、表示ステップは、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
本開示によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することである。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本開示における情報処理システムの一例を示すシステム構成図である。
図2】本開示における情報処理システムの一例を示すシステム構成図である。
図3】本開示における情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
図4】本開示における情報処理装置の機能構成の一例を示す構成図である。
図5】視聴/配信ユーザ端末に表示されるトップ画面のイメージを示した概念図である。
図6】視聴ユーザ端末に表示される配信画面のイメージを示した概念図である。
図7】視聴ユーザ端末に表示されるギフトの一覧画面のイメージを示した概念図である。
図8】対象オブジェクトおよび特定のギフトオブジェクトが表示された配信画面のイメージを示した概念図である。
図9】対象オブジェクトおよび特定のギフトオブジェクトが表示された配信画面のイメージを示した概念図である。
図10】対象オブジェクトおよび特定のギフトオブジェクトが表示された配信画面のイメージを示した概念図である。
図11】本開示における情報処理装置の機能構成の他の例を示す構成図である。
図12】キャラクタオブジェクト、対象オブジェクトおよび特定のギフトオブジェクトが表示された配信画面のイメージを示した概念図である。
図13】本開示における情報処理方法のフローの一例を示すフロー図である。
図14】本開示におけるコンピュータプログラムを実現するための回路構成の一例を示す回路構成図である。
図15】(a)本開示における配信ユーザ端末の機能構成の一例を示す構成図である。(b)本開示における配信ユーザ端末用プログラムの機能を実現するための回路構成の一例を示す回路構成図である。
図16】本開示における配信ユーザ端末における情報処理方法のフローの一例を示すフロー図である。
図17】(a)本開示における視聴ユーザ端末の機能構成の一例を示す構成図である。(b)本開示における視聴ユーザ端末用プログラムの機能を実現するための回路構成の一例を示す回路構成図である。
図18】本開示における視聴ユーザ端末における情報処理方法のフローの一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
初めに、本開示の実施形態に係る情報処理システムの概要について図面を参照しながら説明する。
【0027】
本開示における情報処理システムは、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムであって、一又は複数のコンピュータプロセッサを備える。
【0028】
<システム構成>
図1に一例として示されるように、本開示に係る情報処理システム1000は、1以上の視聴ユーザ端末1100、および、これら視聴ユーザ端末1100とネットワーク1200を介して接続される、動画の配信スタジオ等に配置された情報処理装置(サポートコンピュータ)1300を含むことができる。
【0029】
また、当該情報処理装置1300は、インターネットを介してサーバ装置1400(図示せず)と接続され、情報処理装置1300で行われるべき処理の一部または全部を当該サーバ装置1400で行うものとしてもよい。なお、かかるサーバ装置1400は、図2に示す情報処理装置400としてもよい。
【0030】
本明細書において、かかる情報処理システム1000による配信を、スタジオ配信と呼ぶものとする。
【0031】
スタジオ配信において、配信ユーザ(アクター)の全身の動きは、配信ユーザに取り付けられたマーカをスタジオに備え付けられたカメラで撮影し、既知のモーションキャプチャ技術を用いてリアルタイムでキャラクタに反映させるものとする。
【0032】
また、本発明の情報処理システム1000は、図2に一例として示される別の情報処理システム2000と連携することができる。図2に示される情報処理システム2000は、配信ユーザ端末100、1以上の視聴ユーザ端末200、および、これら配信ユーザ端末100および視聴ユーザ端末200とネットワーク300を介して接続される情報処理装置(サーバ装置)400を含むことができる。
【0033】
上記の例において、配信ユーザ端末100はスマートフォン等の情報処理端末とすることができる。本明細書において、かかる情報処理システム2000による配信を、モバイル配信と呼ぶものとする。
【0034】
モバイル配信において、配信ユーザの顔の動きは、配信ユーザの顔を配信ユーザ端末100が備えるカメラで撮影し、既知のフェイストラッキング技術を用いてリアルタイムでキャラクタの顔に反映させるものとする。
【0035】
上記情報処理システム1000および情報処理システム2000により生成される動画は、一例として、一の動画配信プラットフォームから、視聴ユーザへ配信することができる。
【0036】
なお、モバイル配信における配信ユーザと視聴ユーザの区別は特になく、視聴ユーザはいつでもモバイル配信が可能であり、配信ユーザは他の配信ユーザの動画を視聴する場合には視聴ユーザとなりうる。
【0037】
また、いずれの配信においても、モーションをキャラクタに反映させてアニメーションを生成する処理および後述するギフトを表示する処理は、配信ユーザ端末、視聴ユーザ端末、情報処理装置および他の装置により分担して行われてもよい。
【0038】
具体的には、キャラクタオブジェクトのアニメーションを生成する端末または装置には、配信ユーザ端末から配信ユーザのフェイスモーションデータおよび音声データが送信される。また、フェイスモーションに加えてボディモーションが送信されてもよい。
【0039】
以下の説明では、アニメーションを生成する処理は配信ユーザ端末および視聴ユーザ端末のそれぞれで行うものとして説明を行うが、これに限られるものではない。
【0040】
また、以下の説明では、本開示における情報処理システムが図2に示されるシステム構成(モバイル配信)を備えるものとして説明を行うが、図1に示すシステム構成を備えてもよい。
【0041】
<ハードウェア構成>
ここで、図3を用いて、情報処理システム2000に含まれる情報処理装置400のハードウェア構成について説明する。情報処理装置400は、プロセッサ401と、メモリ402と、ストレージ403と、入出力インターフェース(入出力I/F)404と、通信インターフェース(通信I/F)405とを含む。各構成要素は、バスBを介して相互に接続される。
【0042】
情報処理装置400は、プロセッサ401と、メモリ402と、ストレージ403と、入出力I/F404と、通信I/F405との協働により、本実施形態に記載される機能、方法を実現することができる。
【0043】
プロセッサ401は、ストレージ403に記憶されるプログラムに含まれるコード又は命令によって実現する機能、及び/又は、方法を実行する。プロセッサ401は、例えば、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1又は複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI等と呼称されることもある。
【0044】
メモリ402は、ストレージ403からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ401に対して作業領域を提供する。メモリ402には、プロセッサ401がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ402は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む。
【0045】
ストレージ403は、プログラムを記憶する。ストレージ403は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等を含む。
【0046】
通信I/F405は、ネットワークアダプタ等のハードウェアや通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、ネットワーク300を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F405は、ネットワーク300を介して、他の情報処理装置との通信を実行する。通信I/F405は、各種データをプロセッサ401からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F405は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ401に伝達する。
【0047】
入出力I/F404は、情報処理装置400に対する各種操作を入力する入力装置、及び、情報処理装置400で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F404は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
【0048】
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ401に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、又は、その組み合わせにより実現される。入力装置は、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0049】
出力装置は、プロセッサ401で処理された処理結果を出力する。出力装置は、例えば、タッチパネル、スピーカ等を含む。なお、情報処理装置1300、情報処理装置1400、視聴ユーザ端末1100、配信ユーザ端末100、視聴ユーザ端末200も特筆すべき場合を除き、図3と同様のハードウェア構成で構成されることができる。
【0050】
<機能構成>
そして、上記一又は複数のコンピュータプロセッサ(本例では情報処理装置400)は、図4に示すように、配信部410と、受付部420と、オブジェクト表示部430と、判定部440と、表現部450とを備える。
【0051】
配信部410は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、視聴ユーザ端末200に配信する。配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報には、例えばキャラクタオブジェクトの動作を示すモーション情報や、配信ユーザの音声情報や、他の視聴ユーザから送られたギフトを示すギフトオブジェクト情報などが含まれる。そして、ギフトオブジェクト情報は、少なくとも、ギフトオブジェクトの種類を特定するギフトオブジェクト識別情報と、ギフトオブジェクトが表示される位置を示す位置情報とを含む。
【0052】
一例として、配信部410は、上述した動画配信プラットフォームを介して動画をライブ配信することができる。
【0053】
図5は、上記動画配信プラットフォームにアクセスした視聴ユーザの視聴ユーザ端末200に表示されるトップ画面201を示したものである。
【0054】
図5に示されるように、視聴ユーザは、トップ画面201において一覧表示される一以上の配信チャンネル202の中から一の配信チャンネルを選ぶことにより、当該一の配信チャンネルで再生される動画を視聴することができる。
【0055】
あるいは、視聴ユーザは、特定の一の配信チャンネルの固定リンクへアクセスすることにより、当該特定の一の配信チャンネルで再生される動画を視聴することができる。かかる固定リンクは、フォロー中の配信ユーザからのお知らせ、または、他のユーザから送られたシェアの通知などにより得ることができる。
【0056】
なお、図5に示すように、トップ画面201にはキャンペーンやイベントなどのお知らせの表示欄203が表示されてもよい。このお知らせの表示欄203は、スライド操作により他のお知らせへの表示の切り替えが可能である。
【0057】
また、上記動画配信プラットフォームでは、配信中の配信チャンネル一覧と、配信予定の配信チャンネル一覧とをタブ(配信中/動画一覧)により分けて表示することができる。一例として、図5は配信中の配信チャンネル一覧を示したものである。
【0058】
なお、視聴ユーザは、トップ画面201で一の配信チャンネルを選択することで動画の視聴が可能であるが、配信ボタン204を選択することで、自身で動画を配信する配信ユーザとなることもできる。
【0059】
図6は、視聴ユーザの端末に表示される配信動画の画面205を示した例である。視聴ユーザは、コメント投稿欄206にテキストの入力を行い、送信ボタン207を押すことでコメントを投稿することができる。また、ギフトボタン208を押すことで視聴ユーザにはギフト一覧が表示され、選択により指定したギフトを投じることができる。また、視聴ユーザは、いいねボタン209を押すことで好意を示す評価を投稿することができる。なお、ボタンを押すとは、画面に表示されたボタンをタップ等により選択することを含むものとする。
【0060】
また、視聴ユーザが未だフォローしていない配信ユーザが配信する動画の画面には、視聴ユーザが配信ユーザをフォローするためのフォローボタン216が表示される。このフォローボタンは、視聴ユーザが既にフォローしている配信ユーザが配信する動画の画面では、フォロー解除ボタンとして機能する。
【0061】
なお、この「フォロー」は視聴ユーザから視聴ユーザへ、配信ユーザから視聴ユーザへ、配信ユーザから配信ユーザへ行われるものであってもよい。ただし、フォローは一方向のみの関連付けとして管理され、逆方向の関連付けはフォロワーとして別に管理されるものとする。
【0062】
また、動画のシェアに関し、視聴ユーザはシェアボタン211を押すことでシェア可能なSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)一覧を確認し、選択により指定したSNSの指定した場所に固定リンクを送信することができる。
【0063】
また、静止画に関し、視聴ユーザはスクリーンショットボタン212を押すことで画面の静止画を保存することができる。また、スクリーンショットボタン212を押すことで静止画をシェア可能なSNS一覧が表示され、視聴ユーザは選択により指定したSNSの指定した場所に静止画を送信することができる。
【0064】
また、コラボボタン213を押すことで配信ユーザに対してコラボ配信をリクエストすることができる。コラボ配信とは、配信ユーザの配信動画に視聴ユーザのキャラクタオブジェクトを登場させることをいう。
【0065】
また、視聴終了要求は、図6に示す視聴終了ボタン214を押すことにより送信されるものとすることができる。
【0066】
そして、受付部420は、視聴ユーザ端末200から送信される特定のギフトの表示要求を受け付ける。上述したとおり、表示要求には、ギフトオブジェクト情報が含まれることができる。ギフトオブジェクト情報は、少なくともギフトオブジェクトの種類を特定するギフトオブジェクト識別情報と、ギフトオブジェクトが表示される位置を示す位置情報とを含む。
【0067】
オブジェクト表示部430は、受付部420が受け付けた表示要求に応じて、動画に特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させる。
【0068】
特定のギフトは、一例として、上記ギフトボタン208を押すことで視聴ユーザ端末200に表示されたギフトの一覧から視聴ユーザにより選択されて表示要求がなされるものとする。
【0069】
図7は、視聴ユーザ端末200に表示されたギフトの一覧を示す画面215の例を示したものである。図7に示されるように、ギフトは分類(無料ギフト、有料ギフト、アクセサリ、応援グッズ、アピール、バラエティ等)ごとに分けて表示されることができる。
【0070】
ここで、有料ギフトとは、視聴ユーザが購入したマイコインの消費により購入可能なギフトであり、無料ギフトとは、視聴ユーザが無料で入手したマイポイントの消費または消費なしで入手可能なギフトである。
【0071】
特定のギフトは、後述する対象オブジェクトが関連付けられたギフトである。そして、特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトは、一例として、図8に示すように、対象オブジェクトに対して投射される矢や玉などのオブジェクト801とすることができる。
【0072】
そして、判定部440は、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する。
【0073】
対象オブジェクトは、上述した特定のギフトに関連付けられるオブジェクトである。そして、対象オブジェクトは、一例として、図8に示すように、特定のギフトオブジェクト801が投射される目標となる的などのオブジェクト(図ではオブジェクト802,803,804)とすることができる。なお、対象オブジェクトには、オブジェクト802,803,804を設置している台を表現したオブジェクト805が含まれてもよい。
【0074】
特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに接触しているよう表示されるとは、図9に示すように、動画内においてオブジェクト802が表示される位置の座標が、オブジェクト803が表示されている位置の座標と一致または所定範囲内にあることとすることができる。
【0075】
または、判定部440は、特定のギフトオブジェクトおよび対象オブジェクトに付されたコライダにより衝突したか否かを判定してもよい。
【0076】
また、所定回数は1以上の回数とすることができる。かかる所定回数は、対象オブジェクトに関連付けられて記憶されており、対象オブジェクトのサイズ、重量および/または希少度に応じて回数が大きくなるよう設定されることができる。
【0077】
そして、表現部450は、判定部440において特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触したと判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる。
【0078】
特別な演出効果には、特別なアニメーションまたは音の再生や特別なオブジェクトの表示などが含まれる。
【0079】
具体的には、玉であるオブジェクト801が的であるオブジェクト802に所定回数(ここでは1回)接触したと判定されると、図10に示されるように、的であるオブジェクト802が倒れ、紙吹雪オブジェクト806が散り、的としてのオブジェクト802は消える、といった演出効果を生じされることができる。なお、ここで説明した特別な演出効果は一例であって、これらのうち少なくとも1つが生じるものであってもよい。
【0080】
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0081】
また、以上の構成によれば、ギフトの表示に変化を持たせることでギフティングの興趣性を高め、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0082】
また、上述した特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触したと判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせることは、視聴ユーザおよび/または配信ユーザに対して意外性のあるギフティング体験を提供することができる。
【0083】
さらに、本開示によれば、視聴ユーザと視聴ユーザおよび/または視聴ユーザと配信ユーザとの間で、特定のギフトオブジェクトを対象オブジェクトに所定回数接触させる/させないための新たなコミュニケーションを生じさせることができる。
【0084】
加えて、本開示によれば、特定のギフトオブジェクトを対象オブジェクトに所定回数接触させようと特定のギフトを貰った配信ユーザが様々な挙動を行うことにつながり、動画の内容にバリエーションを生じさせることができる。
【0085】
また、一又は複数のコンピュータプロセッサは、図11に示されるように、さらに、報酬付与部460を備えることができる。
【0086】
報酬付与部460は、判定部440において特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触したと判定された場合、特定のギフトの表示要求を行った視聴ユーザまたは配信ユーザに対し、特別な報酬を付与する。
【0087】
特別な報酬とは、上述したマイコインまたはマイポイント、あるいは、キャラクタオブジェクトが装着可能な装着アイテム等とすることができる。または、特別な報酬は、視聴ユーザまたは配信ユーザが動画内で表示指示可能な壁紙やギフト等としてもよい。
【0088】
オブジェクト表示部430は、特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに接触する度に、特定のギフトオブジェクトの表示態様を変化させることができる。
【0089】
具体的には、所定回数が2以上の場合において、特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに接触する度に、特定のギフトオブジェクトが倒れる方向へ向けて傾斜したり、破壊されていくよう表示態様を変化させたりすることができる。
【0090】
また、対象オブジェクトは複数の目標オブジェクトを含むことができる。
【0091】
そして、オブジェクト表示部430は、特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに接触する度に、目標オブジェクトの表示態様を変化させることで、対象オブジェクトの表示態様を変化させる。
【0092】
具体的には、図8において示したように、対象オブジェクト805は複数の目標オブジェクト802~804を含むことができる。そして、特定のギフトオブジェクトであるオブジェクト801が対象オブジェクト804である目標オブジェクト802~804のいずれか一のオブジェクトに接触する度に、目標オブジェクト802~804を倒すように表示態様を変化させることができる。
【0093】
オブジェクト表示部430は、受付部420が視聴ユーザ端末から送信される対象ギフトの表示要求を受け付けた場合に、動画に対象オブジェクトを表示させることができる。
【0094】
すなわち、対象オブジェクトは対象ギフトに対応付けられたオブジェクトである。
【0095】
判定部440は、さらに、特定のギフトオブジェクトがキャラクタオブジェクトに接触したか否かを判定することができる。
【0096】
図12に示すように、上述した対象オブジェクトがキャラクタオブジェクトCOの後ろ側に表示されている場合、特定のギフトオブジェクトはキャラクタオブジェクトCOに接触しうる。
【0097】
そして、判定部440により特定のギフトオブジェクトがキャラクタオブジェクトCOに接触したと判定された場合に、一又は複数のコンピュータプロセッサは、キャラクタオブジェクトCOの表情に関する動作を規定動作に差し替えることができる。
【0098】
キャラクタオブジェクトCOの表情に関する動作を規定動作に差し替えるとは、フェイストラッキングの技術により配信ユーザの表情を表現していたキャラクタオブジェクトCOの表情を、予め用意された規定の表情に差し替えることをいう。具体的には、痛がっている様子を表現した表情を予め用意しておくのが好ましい。
【0099】
このように、特定のギフトオブジェクトがキャラクタオブジェクトに接触しうることにより、配信ユーザが特定のギフトオブジェクトを避けるようキャラクタオブジェクトの顔を動かしたり、逆に視聴ユーザがキャラクタオブジェクトの表情の変化を楽しむために特定のギフトオブジェクトが当たるように狙ったりすることで、両者の間にコミュニケーションが生まれるきっかけになる。
【0100】
オブジェクト表示部430は、特定のギフトオブジェクトを、動画の手前側から奥側へ向けて移動するよう表示することができる。
【0101】
なお、特定のギフトオブジェクトの移動する方向は、表示画面に垂直方向のみならず、当該垂直方向から上下左右に45度程度傾いた方向も許容されるものとする。
【0102】
かかる構成により、特定のギフトの表示要求を行った視聴ユーザは、自身が特定のギフトオブジェクトを対象オブジェクトへ向けて投射しているような感覚を得ることができる。
【0103】
受付部420は、さらに、視聴ユーザ端末から、特定のギフトオブジェクトを表示する位置の指示を受付け、オブジェクト表示部430は、受付部420が受け付けた位置の指示に応じて特定のギフトオブジェクトを表示することができる。
【0104】
また、特定のギフトオブジェクトの移動する方向は、視聴ユーザの指示により定められるものであってもよい。この時、図8に示したように、銃や弓などの特定のギフトオブジェクトを投射するためのオブジェクト807の一部を表示し、照準オブジェクト808や玉のオブジェクト801が飛ぶ方向809を表示してもよい。
【0105】
受付部420は、さらに、視聴ユーザ端末から、特定のギフトオブジェクトを表示するタイミングの指示を受付けることができる。
【0106】
そして、オブジェクト表示部430は、受付部420が受け付けたタイミングの指示に応じて特定のギフトオブジェクトを表示する。
【0107】
具体的には、特定のギフトの表示指示があった場合、初めに上記投射オブジェクト807のみが表示され、視聴ユーザ端末からのタイミングの指示に応じて当該投射オブジェクト807から特定のギフトオブジェクト801が投射されることができる。
【0108】
かかる構成により、特定のギフトの表示要求を行った視聴ユーザは、特定のギフトオブジェクトを対象オブジェクトへ向けて投射するタイミングを自身で決定することができるようになる。
【0109】
また、特定のギフトオブジェクトの投射速度や飛距離などに関しても、視聴ユーザの操作に応じて変化させてもよい。一例として、視聴ユーザによる視聴ユーザ端末に対するフリック操作の速さが速いほど投射速度が速くなり、フリック操作の距離が長いほど飛距離も長くなるよう制御されるものとする。
【0110】
受付部420は、受付部420が受け付けた特定のギフトの表示要求1回に対して、タイミングの指示を複数回受け付けてもよい。
【0111】
一例として、特定のギフトの表示要求が1回あった場合、上記投射オブジェクト807が表示され、係る投射オブジェクトが表示されている間であれば何回でも投射できる構成としたり、定められた上限回数だけ投射できる構成としたりしてもよい。
【0112】
そして、オブジェクト表示部430は、特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに接触する度に、目標オブジェクトの表示態様を変化させることで、対象オブジェクトの表示態様を変化させる。
【0113】
また、報酬付与部460は、対象オブジェクトが複数の目標オブジェクトを含む場合において、特定のギフトオブジェクトが接触した複数の対象オブジェクトの表示位置の関係が特定の関係にある場合に、特定のギフトの表示要求を行った視聴ユーザまたは配信ユーザに対し、特別な報酬を付与するものとしてもよい。
【0114】
一例として、目標オブジェクトが3個×3個の四角形状に表示されている場合において、縦一列または斜め一例の目標オブジェクトに特定のギフトオブジェクトが接触するという課題を達成した場合に、特定のギフトの表示要求を行った視聴ユーザに対し、特別な報酬を付与するものとしてもよい。
【0115】
また、報酬付与部460は、対象オブジェクトが複数の目標オブジェクトを含む場合において、特定のギフトオブジェクトが接触した複数の対象オブジェクトの属性の関係が特定の関係にある場合に、特定のギフトの表示要求を行った視聴ユーザまたは配信ユーザに対し、特別な報酬を付与するものとしてもよい。
【0116】
具体的には、対象オブジェクトには色・形状・図柄等で識別可能な属性が付与されるものとする。一例として、対象オブジェクトが風船を表した風船オブジェクトである場合に、風船オブジェクトには桃色・水色・黄色の3色のいずれかの色属性が付与され、特定のギフトオブジェクトが接触した風船オブジェクトの色属性が桃色のみである場合に、特別な報酬を付与するものとしてもよい。
【0117】
あるいは、特定のギフトオブジェクトが桃色の色属性の風船オブジェクトに3回接触した場合に、特別な報酬を付与するものとしてもよい。
【0118】
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0119】
また、以上の構成によれば、ギフトの表示に変化を持たせることでギフティングの興趣性を高め、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0120】
また、上述した特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触したと判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせることは、視聴ユーザおよび/または配信ユーザに対して意外性のあるギフティング体験を提供することができる。
【0121】
さらに、本開示によれば、視聴ユーザと視聴ユーザおよび/または視聴ユーザと配信ユーザとの間で、特定のギフトオブジェクトを対象オブジェクトに所定回数接触させる/させないための新たなコミュニケーションを生じさせることができる。
【0122】
加えて、本開示によれば、特定のギフトオブジェクトを対象オブジェクトに所定回数接触させようと特定のギフトを貰った配信ユーザが様々な挙動を行うことにつながり、動画の内容にバリエーションを生じさせることができる。
【0123】
続いて、本開示の実施形態における情報処理方法について説明を行う。
【0124】
本開示の実施形態における情報処理方法は、図2に示したように、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システム2000における情報処理方法である。情報処理システム2000は、配信ユーザ端末100と、視聴ユーザ端末200と、情報処理装置400(サーバ装置400)とを備える。
【0125】
本開示における情報処理方法は、図13に一例として示されるように、情報処理システムが備える一又は複数のプロセッサに、配信ステップS11、受付ステップS12、オブジェクト表示ステップS13、判定ステップS14および表現ステップS15を実行させる。
【0126】
配信ステップS11では、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、視聴ユーザ端末に配信する。かかる情報は、配信ユーザ端末から受信することができる。かかる配信ステップS11は、上述した配信部410により実行されることができる。
【0127】
受付ステップS12では、視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受け付ける。かかる受付ステップS12は、上述した受付部420により実行されることができる。
【0128】
オブジェクト表示ステップS13では、受付ステップS12において受け付けられた表示要求に応じて、動画に特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させる。かかるオブジェクト表示ステップS13は、上述したオブジェクト表示部430により実行されることができる。
【0129】
判定ステップS14では、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する。かかる判定ステップS14は、上述した判定部440により実行されることができる。
【0130】
表現ステップS15では、判定ステップS14において特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる。かかる表現ステップS15は、上述した表現部450により実行されることができる。
【0131】
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0132】
また、以上の構成によれば、ギフトの表示に変化を持たせることでギフティングの興趣性を高め、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0133】
続いて、本開示の実施形態におけるコンピュータプログラムについて説明を行う。
【0134】
本開示の実施形態におけるコンピュータプログラムは、図2に示したように、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システム2000において実行されるコンピュータプログラムである。情報処理システム2000は、配信ユーザ端末100と、視聴ユーザ端末200と、情報処理装置400(サーバ装置400)とを備える。
【0135】
本開示におけるコンピュータプログラムは、情報処理システムが備える一又は複数のプロセッサに、配信機能と、受付機能と、オブジェクト表示機能と、判定機能と、表現機能とを実現させることを特徴とする。
【0136】
配信機能は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、視聴ユーザ端末に配信する。
【0137】
受付機能は、視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受け付ける。
【0138】
オブジェクト表示機能は、受付機能により受け付けられた表示要求に応じて、動画に特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させる。
【0139】
判定機能は、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する。
【0140】
表現機能は、判定機能により特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる。
【0141】
上記機能は、図14に示す配信回路1410、受付回路1420、オブジェクト表示回路1430、判定回路1440および表現回路1450により実現されることができる。配信回路1410、受付回路1420、オブジェクト表示回路1430、判定回路1440および表現回路1450は、それぞれ上述した配信部410、受付部420、オブジェクト表示部430、判定部440および表現部450により実現されるものとする。各部の詳細については上述したとおりである。
【0142】
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0143】
また、以上の構成によれば、ギフトの表示に変化を持たせることでギフティングの興趣性を高め、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0144】
続いて、本開示の実施形態における配信ユーザ端末について説明を行う。
【0145】
本開示における配信ユーザ端末100は、図2に示したように、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システム2000を構成する。情報処理システム2000は、さらに、視聴ユーザ端末200および情報処理装置400(サーバ装置400)を備える。
【0146】
そして、配信ユーザ端末100は、図15(a)に示すように、送信部110と、受信部120と、オブジェクト表示部130と、判定部140と、表現部150とを備える。
【0147】
送信部110は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、サーバ装置に送信する。
【0148】
受信部120は、視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受信する。
【0149】
オブジェクト表示部130は、受信部120において受け付けられた表示要求に応じて、動画に特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させる。かかるオブジェクト表示部130は、上述した情報処理装置400が備えるオブジェクト表示部430と同様の機能構成とすることができる。
【0150】
判定部140は、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する。かかる判定部140は、上述した情報処理装置400が備える判定部440と同様の機能構成とすることができる。
【0151】
表現部150は、判定部140において特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる。かかる表現部150は、上述した情報処理装置400が備える表現部450と同様の機能構成とすることができる。
【0152】
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0153】
また、以上の構成によれば、ギフトの表示に変化を持たせることでギフティングの興趣性を高め、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0154】
続いて、本開示の実施形態における配信ユーザ端末用のコンピュータプログラムについて説明を行う。
【0155】
本開示におけるコンピュータプログラムは、図2に示したように、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する配信ユーザ端末100で実行されるコンピュータプログラムである。情報処理システム2000は、さらに、視聴ユーザ端末200および情報処理装置400(サーバ装置400)を備える。
【0156】
そして、上記コンピュータプログラムは、配信ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、送信機能と、受信機能と、オブジェクト表示機能と、判定機能と、表現機能とを実現させる。
【0157】
送信機能は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、サーバ装置に送信する。
【0158】
受信機能は、視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受信する。
【0159】
オブジェクト表示機能は、受信機能により受け付けられた表示要求に応じて、動画に特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させる。かかるオブジェクト表示機能は、上述した情報処理装置400が実現するオブジェクト表示機能と同様の機能構成とすることができる。
【0160】
判定機能は、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する。かかる判定機能は、上述した情報処理装置400が実現する判定機能と同様の機能構成とすることができる。
【0161】
表現機能は、判定機能により特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる。かかる表現機能は、上述した情報処理装置400が実現する表現機能と同様の機能構成とすることができる。
【0162】
上記機能は、図15(b)に示す送信回路1110、受信回路1120、オブジェクト表示回路1130、判定回路1140および表現回路1150により実現されることができる。送信回路1110、受信回路1120、オブジェクト表示回路1130、判定回路1140および表現回路1150は、それぞれ上述した送信部110、受信部120、オブジェクト表示部130、判定部140および表現部150より実現されるものとする。各部の詳細については上述したとおりである。
【0163】
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0164】
また、以上の構成によれば、ギフトの表示に変化を持たせることでギフティングの興趣性を高め、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0165】
続いて、本開示の実施形態における配信ユーザ端末における情報処理方法について説明を行う。
【0166】
本開示における情報処理方法は、図2に示したように、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する配信ユーザ端末100における情報処理方法である。情報処理システム2000は、さらに、視聴ユーザ端末200および情報処理装置400(サーバ装置400)を備える。
【0167】
本開示における情報処理方法は、図16に一例として示されるように、配信ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、送信ステップS21、受信ステップS22、オブジェクト表示ステップS23、判定ステップS24、表現ステップS25を実行させる。
【0168】
送信ステップS21は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、サーバ装置に送信する。かかる送信ステップS21は、上述した送信部110により実行されることができる。
【0169】
受信ステップS22は、視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受信する。かかる受信ステップS22は、上述した受信部120により実行されることができる。
【0170】
オブジェクト表示ステップS23は、受信ステップS22において受け付けられた表示要求に応じて、動画に特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させる。かかるオブジェクト表示ステップS23は、上述したオブジェクト表示部130により実行されることができる。
【0171】
判定ステップS24は、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する。かかる判定ステップS24は、上述した判定部140により実行されることができる。
【0172】
表現ステップS25は、判定ステップS24において特定のギフトオブジェクトが対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる。かかる表現ステップS25は、上述した表現部150により実行されることができる。
【0173】
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0174】
また、以上の構成によれば、ギフトの表示に変化を持たせることでギフティングの興趣性を高め、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0175】
続いて、本開示の実施形態における視聴ユーザ端末について説明を行う。
【0176】
本開示における視聴ユーザ端末200は、図2に示したように、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システム2000を構成する。情報処理システム2000は、さらに、配信ユーザ端末100および情報処理装置400(サーバ装置400)を備える。
【0177】
そして、視聴ユーザ端末200は、図17(a)に示すように、受信部210と、表示部220と、送信部230とを備える。
【0178】
受信部210は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、サーバ装置から受信する。
【0179】
表示部220は、サーバ装置から受信した動画に関する情報に基づいて、動画を表示する。
【0180】
送信部230は、サーバ装置に特定のギフトの表示要求を送信する。
【0181】
そして、表示部220は、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる。
【0182】
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0183】
また、以上の構成によれば、ギフトの表示に変化を持たせることでギフティングの興趣性を高め、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0184】
続いて、本開示の実施形態における視聴ユーザ端末用のコンピュータプログラムについて説明を行う。
【0185】
本開示におけるコンピュータプログラムは、図2に示したように、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システム2000を構成する視聴ユーザ端末200で実行されるコンピュータプログラムである。情報処理システム2000は、さらに、配信ユーザ端末100および情報処理装置400(サーバ装置400)を備える。
【0186】
そして、上記コンピュータプログラムは、視聴ユーザ端末200が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、受信機能と、表示機能と、送信機能とを実現させる。
【0187】
受信機能は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、サーバ装置から受信する。
【0188】
表示機能は、サーバ装置から受信した動画に関する情報に基づいて、動画を表示する。
【0189】
送信機能は、サーバ装置に特定のギフトの表示要求を送信する。
【0190】
そして、表示機能は、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる。
【0191】
上記機能は、図17(b)に示す受信回路1210、表示回路1220および送信回路1230により実現されることができる。受信回路1210、表示回路1220および送信回路1230は、それぞれ上述した受信部210、表示部220および送信部230により実現されるものとする。各部の詳細については上述したとおりである。
【0192】
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0193】
また、以上の構成によれば、ギフトの表示に変化を持たせることでギフティングの興趣性を高め、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0194】
続いて、本開示の実施形態における視聴ユーザ端末における情報処理方法について説明を行う。
【0195】
本開示における情報処理方法は、図2に示したように、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する視聴ユーザ端末200における情報処理方法である。情報処理システム2000は、さらに、配信ユーザ端末100および情報処理装置400(サーバ装置400)を備える。
【0196】
本開示における情報処理方法は、図18に示されるように、視聴ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、ステップS31~S34を実行させる。
【0197】
ステップS31は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報をサーバ装置から受信する。かかるステップS31は、上述した受信部210により実行されることができる。
【0198】
ステップS32は、サーバ装置から受信した情報に基づいて、動画を表示する。かかるステップS32、上述した表示部220により実行されることができる。
【0199】
ステップS33は、特定のギフトの表示要求をサーバ装置に送信する。かかるステップS33は、上述した送信部230により実行されることができる。
【0200】
ステップS34は、特定のギフトオブジェクトが、動画内に表示された、特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、動画内に特別な演出効果を生じさせる。かかるステップS34は、上述した表示部220により実行されることができる。
【0201】
以上の構成によれば、上述した従来技術の問題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示の一実施形態によれば、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0202】
また、以上の構成によれば、ギフトの表示に変化を持たせることでギフティングの興趣性を高め、視聴ユーザのギフティングの意欲を向上させることができる。
【0203】
また、上述した実施形態に係るサーバ装置又は端末装置として機能させるために、コンピュータ又は携帯電話などの情報処理装置を好適に用いることができる。このような情報処理装置は、実施形態に係るサーバ装置又は端末装置の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、情報処理装置の記憶部に格納し、情報処理装置のCPUによって当該プログラムを読み出して実行させることによって実現可能である。
【0204】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0205】
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウェア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウェア手段を構築し、このソフトウェア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。記憶部は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。
〔付記〕
以下に、本願の原出願の分割直前の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムであって、一又は複数のコンピュータプロセッサを備え、
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、視聴ユーザの視聴ユーザ端末に配信する配信部と、
前記視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記表示要求に応じて、前記動画に前記特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるオブジェクト表示部と、
前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する判定部と、
前記判定部において前記特定のギフトオブジェクトが前記対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されている判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせる表現部と
を備える情報処理システム。
[2] 前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、
前記判定部において前記特定のギフトオブジェクトが前記対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記特定のギフトの表示要求を行った前記視聴ユーザまたは前記配信ユーザに対し、特別な報酬を付与する報酬付与部を備えることを特徴とする[1]に記載の情報処理システム。
[3] 前記オブジェクト表示部は、前記特定のギフトオブジェクトが前記対象オブジェクトに接触する度に、前記特定のギフトオブジェクトの表示態様を変化させることを特徴とする[1]または[2]に記載の情報処理システム。
[4] 前記対象オブジェクトは複数の目標オブジェクトを含み、
前記オブジェクト表示部は、前記特定のギフトオブジェクトが前記対象オブジェクトに接触する度に、前記目標オブジェクトの表示態様を変化させることで、前記対象オブジェクトの表示態様を変化させることを特徴とする[1]から[3]のいずれか一に記載の情報処理システム。
[5] 前記オブジェクト表示部は、前記受付部が前記視聴ユーザ端末から送信される対象ギフトの表示要求を受け付けた場合に、前記動画に前記対象オブジェクトを表示させることを特徴とする[1]から[4]のいずれか一に記載の情報処理システム。
[6] 前記判定部は、さらに、前記特定のギフトオブジェクトが前記キャラクタオブジェクトに接触しているよう表示されているか否かを判定することを特徴とする[1]から[5]のいずれか一に記載の情報処理システム。
[7] 前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、
前記判定部により前記特定のギフトオブジェクトが前記キャラクタオブジェクトに接触しているよう表示されていると判定された場合に、前記キャラクタオブジェクトの表情に関する動作を規定動作に差し替えることを特徴とする[6]に記載の情報処理システム。
[8] 前記オブジェクト表示部は、前記特定のギフトオブジェクトを、前記動画の手前側から奥側へ向けて移動するよう表示することを特徴とする[1]から[7]のいずれか一に記載の情報処理システム。
[9] 前記受付部は、さらに、前記視聴ユーザ端末から、前記特定のギフトオブジェクトを表示するタイミングの指示を受付け、
前記オブジェクト表示部は、前記受付部が受け付けたタイミングの指示に応じて前記特定のギフトオブジェクトを表示することを特徴とする[1]から[8]のいずれか一に記載の情報処理システム。
[10] 前記受付部は、前記受付部が受け付けた前記特定のギフトの表示要求1回に対して、前記タイミングの指示を複数回受け付けることを特徴とする[9]に記載の情報処理システム。
[11] 前記受付部は、さらに、前記視聴ユーザ端末から、前記特定のギフトオブジェクトを表示する位置の指示を受付け、
前記オブジェクト表示部は、前記受付部が受け付けた位置の指示に応じて前記特定のギフトオブジェクトを表示することを特徴とする[1]から[10]のいずれか一に記載の情報処理システム。
[12] 前記判定部は、前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された対象オブジェクトに関連付けられているか否かを判定し、かつ、当該特定のギフトオブジェクトに関連付けられている前記対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定することを特徴とする[1]から[11]のいずれか一に記載の情報処理システム。
[13] 前記判定部は、前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記特定のギフトオブジェクトに関連付けられ、複数の目標オブジェクトを含む対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定し、
前記判定部は、さらに、前記特定のギフトオブジェクトが接触した複数の目標オブジェクトの表示位置の関係が特定の関係にあるか否かを判定することを特徴とする[1]に記載の情報処理システム。
[14] 前記判定部は、前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記特定のギフトオブジェクトに関連付けられ、複数の目標オブジェクトを含む対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定し、
前記判定部は、さらに、前記特定のギフトオブジェクトが接触した複数の目標オブジェクトの属性の関係が特定の関係にあるか否かを判定することを特徴とする[1]に記載の情報処理システム。
[15] 前記オブジェクト表示部は、前記特定のギフトオブジェクトを、前記動画の手前側から奥側へ向けて移動するよう表示させ、
前記判定部は、前記特定のギフトオブジェクトが、前記キャラクタオブジェクトに接触しているよう表示されているか否か、および、前記動画内の前記キャラクタオブジェクトよりも奥側に表示された、前記特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
[16] 前記所定回数は、前記対象オブジェクトに関連付けて記憶されていることを特徴とする[1]から[15]のいずれか一に記載の情報処理システム。
[17] 配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記情報処理システムが備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、視聴ユーザ端末に配信するステップと、
前記視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受け付けるステップと、
前記受け付けるステップにおいて受け付けられた前記表示要求に応じて、前記動画に前記特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるステップと、
前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定するステップと、
前記判定するステップにおいて前記特定のギフトオブジェクトが前記対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせるステップと
を実行させる情報処理方法。
[18] 配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する配信ユーザ端末用のコンピュータプログラムであって、
前記情報処理システムは、前記配信ユーザ端末、視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、
前記配信ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、前記サーバ装置に送信する送信機能と、
前記視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受信する受信機能と、
前記受信機能により受け付けられた前記表示要求に応じて、前記動画に前記特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるオブジェクト表示機能と、
前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する判定機能と、
前記判定機能により前記特定のギフトオブジェクトが前記対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせる表現機能と
を実現させるコンピュータプログラム。
[19] 配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する配信ユーザ端末における情報処理方法であって、
前記情報処理システムは、前記配信ユーザ端末、視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、
前記配信ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、前記サーバ装置に送信する送信ステップと、
前記視聴ユーザ端末から送信される特定のギフトの表示要求を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受け付けられた前記表示要求に応じて、前記動画に前記特定のギフトに対応する特定のギフトオブジェクトを表示させるオブジェクト表示ステップと、
前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されているか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記特定のギフトオブジェクトが前記対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせる表現ステップと
を実行させる情報処理方法。
[20] 配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する視聴ユーザ端末用のコンピュータプログラムであって、
前記情報処理システムは、配信ユーザ端末、前記視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、
前記視聴ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、前記サーバ装置から受信する受信機能と、
前記サーバ装置から受信した動画に関する情報に基づいて、動画を表示する表示機能と、
前記サーバ装置に特定のギフトの表示要求を送信する送信機能と
を実現させ、
前記表示機能は、前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせるコンピュータプログラム。
[21] 配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画を配信する情報処理システムを構成する視聴ユーザ端末における情報処理方法であって、
前記情報処理システムは、配信ユーザ端末、前記視聴ユーザ端末およびサーバ装置を備え、
前記視聴ユーザ端末が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、
前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画に関する情報を、前記サーバ装置から受信する受信ステップと、
前記サーバ装置から受信した動画に関する情報に基づいて、動画を表示する表示ステップと、
前記サーバ装置に特定のギフトの表示要求を送信する送信ステップと
を実現させ、
前記表示ステップは、前記特定のギフトオブジェクトが、前記動画内に表示された、前記特定のギフトオブジェクトに関連付けられた対象オブジェクトに所定回数接触しているよう表示されていると判定された場合、前記動画内に特別な演出効果を生じさせる情報処理方法。
【符号の説明】
【0206】
1000 情報処理システム
2000 情報処理システム
100 配信ユーザ端末
200 視聴ユーザ端末
300 ネットワーク
400 情報処理装置

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18