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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-26
(45)【発行日】2022-11-04
(54)【発明の名称】弦楽器
(51)【国際特許分類】
   G10D 3/06 20200101AFI20221027BHJP
   G10D 1/08 20060101ALI20221027BHJP
   G10G 1/02 20060101ALI20221027BHJP
【FI】
G10D3/06
G10D1/08
G10G1/02
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2022063078
(22)【出願日】2022-04-05
【審査請求日】2022-05-13
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522137220
【氏名又は名称】西 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100178331
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 宏二
(72)【発明者】
【氏名】西 哲也
【審査官】中村 天真
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2006/0278062(US,A1)
【文献】登録実用新案第3195953(JP,U)
【文献】特開2015-230463(JP,A)
【文献】特開2002-351458(JP,A)
【文献】特開平10-161655(JP,A)
【文献】米国特許第04807509(US,A)
【文献】米国特許第04334456(US,A)
【文献】米国特許第04189974(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10D 1/00-3/22
G10G 1/00-7/02
G10H 1/00-7/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネック本体の表面に設けられ、液晶ディスプレイ又はエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板と、
上記指板上に、互いに所定の間隔を保って配置された複数のフレットと
を備え、
上記フレットは、長さ方向両端に支持部を備えるとともに、
上記支持部が上記ネック本体に固定されることで当該フレットが上記指板上を跨ぐ構成にされ
上記複数のフレットのうち、隣り合うフレットの上記支持部同士を連結し、上記ネック本体に固定される線状連結部を備え、上記複数のフレットの全てが一体化されたことを特徴とする弦楽器。
【請求項2】
ネック本体の表面に設けられ、液晶ディスプレイ又はエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板と、
上記指板上に、互いに所定の間隔を保って配置された複数のフレットと、
外部端末の出力と同期した制御データを当該外部端末から受信する受信部と、
上記受信部が受信した制御データを基に上記指板の表示を制御する処理部と、
を備え、
上記フレットは、長さ方向両端に支持部を備えるとともに、
上記支持部が上記ネック本体に固定されることで当該フレットが上記指板上を跨ぐ構成にされ、
上記外部端末から出力される制御データは、
上記指板であって、弦を押さえるべき位置に対応したエリアに、押弦マークを表示させるデータと、
上記指板であって、上記押弦マークが表示される近傍に、奏法に対応して予め決められた奏法マークを表示させるデータである
弦楽器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、演奏者の演奏を補助する弦楽器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、指板に、弦を押さえる位置などを表示させる機能を備えた練習用のギターが考えられていた。
この種のギターとしては、例えば、ネックに発光ダイオード(以下「LED」という)を設けて、操作すべき弦位置をLEDの発光で表示するものがあった。このようなギターでは、指板においてフレット間に対応するエリアに、多数のLEDをマトリックス状に配置していた(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平11-249651号公報
【文献】特開2005-266728号公報
【文献】特開平9-6331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、LEDを用いたギターでは、フレット間に設けられるLEDが、演奏者が弦をはじく際に邪魔にならないようにしなければならない。そのため、各LEDは、指板の表面から発光は見えるが弦の邪魔にならないように、指板の裏側のネック本体に埋め込まれていた。
しかし、多数のLEDを指板の裏側に整列して設けることは、非常に手間がかかり、ギターが高価なものになってしまう。そのうえ、LEDの配置が正確でなければ、弦を押さえる位置を正しく表示することができないという問題もあった。
【0005】
一方、LEDの代わりに、液晶ディスプレイやエレクトロルミネッセンスディスプレイを指板として利用することが考えられる。指板を液晶ディスプレイやエレクトロルミネッセンスディスプレイで構成すれば、指板に細やかな表示ができる等、様々な情報を表示させることができる。しかも、1つのシート状のディスプレイをネック本体の表面に取り付ければ足りるので、その位置合わせも多数のLEDを配置する場合と比べて圧倒的に容易である。
しかし、液晶ディスプレイやエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板上にフレットを設けると、ディスプレイ表面にフレットが配置されることになるため、弦の張力で押さえられたフレットを介して押圧力がディスプレイに作用し、ディスプレイにダメージを与えてしまう可能性がある。
【0006】
この発明の目的は、液晶ディスプレイやエレクトロルミネッセンスディスプレイで構成される指板に、演奏を補助するための様々な情報を表示させることができ、しかもディスプレイにダメージを与えずに演奏ができる弦楽器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明は、ネック本体の表面に設けられ、液晶ディスプレイ又はエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板と、上記指板上に、互いに所定の間隔を保って配置された複数のフレットとを備え、上記フレットは、長さ方向両端に支持部を備えるとともに、上記支持部が上記ネック本体に固定されることで当該フレットが上記指板上を跨ぐ構成にされ、上記複数のフレットのうち、隣り合うフレットの上記支持部同士を連結し、上記ネック本体に固定される線状連結部を備え、上記複数のフレットの全てが一体化されたことを特徴とする
【0013】
の発明は、ネック本体の表面に設けられ、液晶ディスプレイ又はエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板と、上記指板上に、互いに所定の間隔を保って配置された複数のフレットと、外部端末の出力と同期した制御データを当該外部端末から受信する受信部と、上記受信部が受信した制御データを基に上記指板の表示を制御する処理部と、を備え、上記フレットは、長さ方向両端に支持部を備えるとともに、上記支持部が上記ネック本体に固定されることで当該フレットが上記指板上を跨ぐ構成にされ、上記外部端末から出力される制御データは、上記指板であって、弦を押さえるべき位置に対応したエリアに、押弦マークを表示させるデータと、上記指板であって、上記押弦マークが表示される近傍に、奏法に対応して予め決められた奏法マークを表示させるデータである。
【発明の効果】
【0015】
第1の発明によれば、フレットがディスプレイからなる指板を跨いで、両端の支持部でネック本体に固定されているので、弦の張力によってフレットに作用する押圧力が支持部に逃げ、液晶ディスプレイやエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板の表面に押圧力が作用することがない。
したがって、弦を押さえる位置や奏法など、演奏を補助するための情報を表示させながら、指板すなわちディスプレイには、フレットを介して押圧力を作用させることなく、ギターを演奏することができる。
しかも、全てのフレットを一体的に取り扱うことができ、ネック本体への取り付けや交換が容易にできる。また、全フレットの表面高さを一律に管理でき、全てのフレットの高さ位置を、簡単に最適に保つことができる。
【0021】
の発明によれば、外部端末から出力される制御データに応じて、押弦マークとともに、奏法マークが指板に表示され、奏法を指示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】第1実施形態のギターの概観図である。
図2】第1実施形態のフレットの斜視図である。
図3図1のIII-III線断面図である。
図4】第1実施形態の制御装置のブロック図である。
図5】第1実施形態の指板における、押弦マーク及び奏法マークの表示例である。
図6】第1実施形態の指板に表示させる奏法マークの例である。
図7】第1実施形態におけるコード演奏の際の指板の表示例である。
図8】第2実施形態のネックの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
[第1実施形態]
以下にこの発明の第1実施形態を説明する。
図1は、実施形態のギターの概観図、図2はフレットの斜視図、図3図1のIII-III線断面図、図4は第1実施形態の制御装置のブロック図である。また、図5~7は指板におけるマークの表示例である。
【0025】
図1に示すように、第1実施形態のギターは、ボディ1、ネック2、ヘッド3を備えている。ネック2は、図3の断面図に示すように、ネック本体4の表面に1枚の液晶ディスプレイ(以下「LCD」という)を貼り付けて構成した指板5と、この指板5を跨ぐようにネック本体4に取り付けられたフレット部材Fとを備えている。
【0026】
図2に示すように、上記フレット部材Fは、ネック本体4に沿って指板5上に互いに所定の間隔を保って配置される複数のフレットfの両端を、線状連結部である長尺の2本の連結部材6で連結した梯子状の部材である。
なお、フレットfはヘッド3に近い方から、1フレットf1,2フレットf2,・・・,nフレットfnと表しているが、特に位置の区別をする必要がない場合には、いずれもフレットfとする。そして、上記フレットfの長さ方向両端で、連結部材6と連結されている部分がフレットfの支持部faである。
【0027】
このようなフレット部材Fは、上記連結部材6が、ネック本体4の表面両脇に沿って配置され、図3に示すように、上記連結部材6の一部が、ネック本体4の表面両脇に沿って形成された凹部4aに埋め込まれるようにして取り付けられて、フレットfが指板5を跨ぐようにしている。また、この第1実施形態では、フレットfと指板5の表面との間にはわずかな隙間7が保持され、両者は非接触状態を保っている。
なお、各フレットfをコの字状や弓形にして、連結部材6を用いることなく、長さ方向両端である支持部faを直接、ネック本体4に固定するようにしてもよい。
【0028】
上記のように、ネック2にフレット部材Fが設けられた状態で、図5に示すように、ボディ1のブリッジ8からヘッド3まで、上記フレットf上に、第1弦~第6弦s1~s6が張られている。
また、ボディ1内には、LCDからなる上記指板5の表示を制御するための制御ボックス10が設けられている。
【0029】
この制御ボックス10は、図4に示すように、外部端末9からの出力と同期した制御データを受信する受信部11と、この受信部11が受信した制御データに基づいて指板5であるLCDの表示を制御する処理部12とを備えている。
上記外部端末9は、無線通信機能と、この実施形態のギターで演奏すべき楽曲に応じたマークを表示させるための制御データを作成して出力する制御データ作成機能とを備えた、例えばパソコンやスマートフォンなどである。上記外部端末9は、表示画面等で楽曲が選択されると、その楽曲に対応する制御データの出力を開始する。ここで、例えば、上記外部端末9は、制御データ作成機能によって、ギターの楽譜データを基に制御データを作成する。また、例えば、制御データ作成機能は、パソコン等において、アプリケーションプログラムによって実現されている。
【0030】
上記指板5の制御データとは、楽曲ごとの演奏を補助するためのデータで、操作すべき弦において押さえるべき位置を示す押弦マーク13や、弦の操作法を示す奏法マーク14を上記指板5に表示させるデータである(図5参照)。
上記押弦マーク13は、弦を押さえるべき位置を示すマークで、押さえる弦とフレットに対応した上記指板5のエリアE1に表示される。
具体的には、指板5において1フレットf1と2フレットf2との間であって、第2弦s2に沿った矩形のエリアE1に矩形の押弦マーク13が表示される。
【0031】
また、処理部12は、受信部11が受信した制御データに基づいて、奏法マーク14を表示させる機能も有する。奏法マーク14は、奏法に対応付けられたマークであり、2フレットf2と3フレットf3との間のエリアE2、すなわち上記押弦マーク13の近傍のエリアE2内に表示されるようにしている。
なお、奏法に対応する奏法マークの例を図6に示すが、これらの奏法マークは、演奏者が上方から手元を見たときに、図示の向きに表示されるようにしている。
【0032】
[作用・効果等]
演奏者が、上記ギターによって特定の楽曲を演奏する際に、外部端末9で楽曲を選択すると、必要な制御データが出力され、制御ボックス10の処理部12が、受信部11を介して受信した制御データに基づいて、押弦マーク13や奏法マーク14を、指板5に表示させる。
そのため、演奏者は指板5への押弦マーク13や奏法マーク14の表示にしたがって、ギターを演奏することができる。
なお、この実施形態では、基本奏法に対応する奏法マークを決めていないので、基本奏法時には、指板5には、押弦マーク13のみが表示される。
【0033】
また、コード演奏の場合には、複数の弦を同時に押さえる必要があるので、図7に示すように複数の押弦マーク13が指板5に同時に表示される。
さらに、表示された押弦マーク13の近傍に、次に演奏すべきコードのコード名15を表すようにすることもできる。
【0034】
図7では、「Amコード」、「Fコード」、「Gコード」、「Amコード」の順に演奏する際の表示例を示している。
このように、次のコード名15を指板5に表示することで、奏者はよりスムーズに演奏できるだけでなく、コード名15と押弦位置との対応関係をより簡単に覚えることができる。
【0035】
また、この第1実施形態では、フレット部材Fが連結部材6によってネック本体4に固定され、隙間7の存在により指板5には直接接触していないので、押弦による圧力がフレットfを介して指板5に作用しない。
したがって、押圧力によって指板5を構成するLCDがダメージを受けることを防止できる。
【0036】
この第1実施形態では、図3に示すようにフレットfと指板5との間に隙間7を保ってフレット部材Fが取り付けられているが、上記隙間7は必須ではない。フレットfが指板5に接触していたとしても、支持部faが直接、あるいは連結部を介してネック本体4に固定され、フレットfが指板5を跨いでいれば、フレットfに作用する押圧力は支持部faからネック本体4に伝達されるため、指板5へのダメージを和らげることができる。
【0037】
また、フレットfの全てを連結部材6によって一体化したフレット部材Fを用いているので、個々のフレットfの位置合わせが不要で、フレットの取り付けや交換が容易である。
また、上述のように、個々のフレットfは、ネック本体4に個別に取り付けるようにしてもよい。その場合にも、両端の支持部faをネック本体4に固定し、フレットfが指板5を跨いで指板5に押圧力が作用し難いようにしなければならない。
また、個々のフレットfは直線状ではなく、例えば弦s1~s6に向かって膨らんだ弧を描くようにしてもよい。
【0038】
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態のネック2の断面図である。
この第2実施形態では、隣り合うフレットf,f間で、指板5を覆う透明のカバー部材16を嵌め込んでいる。その他の構成は、上記第1実施形態と同じである。第1実施形態と同様の構成要素には上記と同じ符号を用い、個々の詳細な説明は省略する。
【0039】
上記カバー部材16は、アクリル樹脂などの透明な板状部材で、指板5の表示を妨げないものである。
また、カバー部材16は、フレットf,f間にはめ込んだ時、その表面16aがフレットfの表面より上方に突出しない寸法関係を維持するようにしている。つまり、フレットfの表面から指板5の表面までの距離d1よりも、カバー部材16の厚みを小さくしている。
【0040】
このようなカバー部材16を嵌め込んだ第2実施形態では、フレットfの表面とカバー部材16の表面16aとの距離d2が、カバー部材16を嵌め込んでいない図3に示す第1実施形態のフレットfの表面と指板5の表面までの距離d1よりも小さくなる。
【0041】
[作用・効果等]
この第2実施形態では、カバー部材16を設けたので、上記第1実施形態と比較して、指板5を跨いで配置された隣り合うフレットf,f間にできるくぼみの深さが、カバー部材16の厚み分だけ浅くなる。そして、このくぼみ部分に、演奏者が指板5に向かって弦を押さえる位置に対応するエリアになる。
【0042】
一方、弦s1~s6を指板5に向かって押さえる際、演奏者は、弦を指板5やカバー部材16に接触するまで押し付けるとは限らないが、フレットfの表面からくぼみ底面までの深さが大きすぎる場合には、弦を強く押し過ぎる傾向がある。必要以上に強く押し付けようとすれば、演奏者の指に負担がかかってしまうことがある。
しかし、この第2実施形態では、フレットfとフレットfとの間のくぼみの深さを、カバー部材16によって調整することができる。フレットf,f間のくぼみの深さを調整すれば、弦s1~s6をカバー部材16の表面に向かって押さえることで、押さえ過ぎを防止できる。
【0043】
なお、上記では、液晶ディスプレイ(LCD)で指板5を構成した実施形態を説明しているが、液晶ディスプレイをエレクトロルミネッセンスディスプレイに代えてもよい。その場合にも、エレクトロルミネッセンスディスプレイに押弦によるダメージを与えずに、様々なマークを指板5に表示させることができる。
また、指板5に表示させるマーク等は、どのようなものでもよく、上記実施形態に限定されない。
また、上記の構成は、ギターに限らず、フレットを有する他の弦楽器にも適用できる。例えば、ウクレレやマンドリン、フレット付きのバイオリンなどにも適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
ギター演奏初心者の上達を助けることができる。
【符号の説明】
【0045】
1 ボディ
2 ネック
4 ネック本体
5 指板
6 (線状連結部)連結部材
F フレット部材
f,f1~fn フレット
fa 支持部
s1~s6 第1弦~第6弦
9 外部端末
10 制御ボックス
11 受信部
12 処理部
13 押弦マーク
14 奏法マーク
15 コード名
16 カバー部材
E1 (弦を押さえるべき位置に対応した)エリア
E2 (押弦マークの近傍)エリア
【要約】
【課題】 液晶ディスプレイやエレクトロルミネッセンスディスプレイで構成される指板に、演奏を補助するための様々な情報を表示させることができ、しかもディスプレイにダメージを与えずに演奏ができるギターを提供すること。
【解決手段】 ネック本体4の表面に設けられ、液晶ディスプレイ又はエレクトロルミネッセンスディスプレイからなる指板5と、上記指板5上に、互いに所定の間隔を保って配置された複数のフレットfとを備え、フレットfは、長さ方向両端に支持部faを備えるとともに、上記支持部faが上記ネック本体4に固定されることで当該フレットfが上記指板5上を跨ぐ構成にされている。
【選択図】 図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8