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特許7165708同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-26
(45)【発行日】2022-11-04
(54)【発明の名称】同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置
(51)【国際特許分類】
   A47K 3/28 20060101AFI20221027BHJP
   B05B 1/18 20060101ALI20221027BHJP
   B05B 1/30 20060101ALI20221027BHJP
   B05B 1/34 20060101ALI20221027BHJP
【FI】
A47K3/28
B05B1/18 101
B05B1/30
B05B1/34 101
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2020178476
(22)【出願日】2020-10-23
(65)【公開番号】P2021065710
(43)【公開日】2021-04-30
【審査請求日】2020-10-23
(31)【優先権主張番号】201911025608.9
(32)【優先日】2019-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518436504
【氏名又は名称】厦門松霖科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】林 逢徳
(72)【発明者】
【氏名】曹 斌
(72)【発明者】
【氏名】陳 東海
【審査官】七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0283048(US,A1)
【文献】特開2004-105791(JP,A)
【文献】特表2005-535445(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 3/00-4/00
B05B 1/18
B05B 1/30
B05B 1/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置であって、
取付部と制御機構を含み、
前記取付部は、表面カバーとカバー本体を含み、
前記表面カバーは出水ノズルを含み、前記出水ノズルは出水口を有し、前記出水ノズルは少なくとも2つの入水口を有し、前記入水口の水流方向と前記出水口の水流方向は非平行に配置され、
前記制御機構は少なくとも2つの前記入水口に連結されて各入水口の入水状況を制御し、
前記入水状況は、入水の有無と入水の流量のうち少なくとも1つを含み、
前記制御機構は、前記出水ノズルから異なる水しぶきが出るように、前記入水口の入水状況を制御し、
記表面カバーと前記カバー本体は、密封固着されて1つの分水キャビティを形成し、
1つの前記入水口は、前記分水キャビティに連通され、
前記カバー本体には、他の1つの前記入水口と連通する通水孔が設けられている、
ことを特徴とする同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項2】
少なくとも2つの前記入水口のうち、1つの入水口は、その水流方向が出水ノズルの内側口の内周に沿うように接線方向に設けられて、当該入水口から流れ込んだ水流が前記出水ノズル内で渦流を生成し、当該入水口が第1入水口である、
ことを特徴とする請求項1に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項3】
少なくとも2つの前記入水口のうち、1つの入水口は、その水流方向が前記出水ノズルの軸方向と交差するように設けられ、当該入水口が第2入水口である、
ことを特徴とする請求項1に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項4】
少なくとも2つの前記入水口のうち、
1つの入水口は、その水流方向が出水ノズルの内側口の内周に沿うように接線方向に設けられて、該入水口から流れ込んだ水流が前記出水ノズル内で渦流を生成し、当該入水口が第1入水口であり、
他の1つの入水口は、その水流方向が前記出水ノズルの軸方向と交差するように設けられ、当該入水口が第2入水口である、
ことを特徴とする請求項1に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項5】
前記第1入水口の底面は、前記第2入水口の底面より低い、
ことを特徴とする請求項4に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項6】
前記第1入水口の水流方向の延長線は、前記第2入水口の水流方向の前記第2入水口の前方に位置する、
ことを特徴とする請求項4に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項7】
少なくとも2つの前記入水口の水流方向が同じ平面上にある、
ことを特徴とする請求項1に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項8】
少なくとも2つの前記入水口の水流方向が交差する、
ことを特徴とする請求項1に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項9】
前記入水口の水流方向が位置する平面と、前記出水ノズルの軸方向は垂直である、
ことを特徴とする請求項1に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項10】
前記表面カバーには前記出水ノズルが設けられ、前記カバー本体は前記出水ノズルの内側口を密封被覆している、
ことを特徴とする請求項1に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項11】
前記出水ノズルは、前記表面カバーの背面から突出しかつ前記出水ノズルの前記内側口を取り囲むように設けられた包囲壁を有し、
前記包囲壁には、内外を貫通する貫通孔が設けられ、
前記貫通孔により第1入水口が構成され、前記包囲壁の内側には、前記出水ノズルの内側口に連通する第2入水口が凹設されており、前記カバー本体は包囲壁の背向する端面を密封被覆する、
ことを特徴とする請求項10に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項12】
前記包囲壁は、円弧状の壁と、前記円弧状の壁の両末端を繋げる突出部とを含み、
前記突出部の前記包囲壁の内側には、前記出水ノズルの内側口に連通する凹溝が凹設され、前記凹溝が前記第2入水口を構成する、
ことを特徴とする請求項11に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項13】
前記第1入水口が、前記円弧状の壁と突出部との連結される箇所に設けられている、
ことを特徴とする請求項12に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項14】
前記出水ノズルは、前記表面カバーの背面から突出しかつ前記出水ノズルの前記内側口を取り囲むように設けられた包囲壁を有し、前記包囲壁には、内外を貫通する貫通孔が設けられ、
前記貫通孔により第2入水口が構成され、前記包囲壁の内側には、凹溝が凹設され、前記凹溝は通水溝を含み、前記通水溝の末端が前記出水ノズルの内側口に連通する第1入水口を構成する、
ことを特徴とする請求項11に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項15】
前記通水溝は、連結セクション、弧状セクションおよび入水セクションを含み、
前記弧状セクションは、前記連結セクションと前記入水セクションの間に連結され、
前記連結セクションは、前記出水ノズルの内側口の内周の接線方向に沿って設置され、前記連結セクションが前記出水ノズルの内側口に連通し、かつ前記第1入水口を構成する、
ことを特徴とする請求項14に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項16】
前記取付部は、分水体、固定部および入水路を更に含み、
前記分水体と前記固定部は、密封固着されて出水キャビティを形成し、前記入水路が前記出水キャビティに連通されており、
前記分水体と前記カバー本体は、密封固着されて他の一つの分水キャビティを形成し、
前記制御機構は、前記出水キャビティと2つの前記分水キャビティを連結する、
ことを特徴とする請求項1に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項17】
前記分水体には、前記分水キャビティに対応する分水孔が設けられ、
前記制御機構は分水盤を含み、前記分水盤は前記分水体に回転可能に連結され、前記分水盤の回転を制御することで、前記出水キャビティと前記分水孔との連通の有無、および流量の大きさを制御する、
ことを特徴とする請求項16に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項18】
駆動機構を更に含み、
前記駆動機構は、前記分水盤に伝達可能に連結され、かつ前記分水盤を駆動させて無段階の回転調節を実現する、
ことを特徴とする請求項17に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項19】
前記駆動機構はカム・リンク機構を含み、
前記カム・リンク機構は、前記分水盤に伝達可能に連結されて前記分水盤を回転させる、
ことを特徴とする請求項18に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項20】
前記駆動機構はスライダをさらに含み、
前記カム・リンク機構は、押し棒および揺動レバーを含み、
前記スライダと前記押し棒は、いずれも前記取付部に対してスライド可能になっており、
前記スライダは前記押し棒に伝達可能に連結されることで、スライダのスライド動作により前記押し棒をスライドさせ、
前記押し棒には連結ピンが取付けられ、前記揺動レバーには長溝が設けられて、前記連結ピンは前記長溝に挿嵌され、
前記揺動レバーと前記分水盤は、同期回転可能に連結されている、
ことを特徴とする請求項19に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【請求項21】
前記カム・リンク機構は、トグルレバーと揺動レバーを含み、
前記トグルレバーは、一端が前記取付部に回転可能に連結され、
前記揺動レバーは、一端が前記分水盤に連結され、他端が前記トグルレバーに伝達可能に連結され、
前記トグルレバーの回転により前記揺動レバーの他端を揺動させ、前記揺動レバーの揺動により前記分水盤を回転させる、
ことを特徴とする請求項19に記載の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出水機構に関し、特に、同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置に関する。
【背景技術】
【0002】
出水部を含む出水装置であって、出水部は出水ノズルを含み、出水ノズルは入水口と出水口を有する出水装置があるが、この出水装置は、出水ノズルからは単一の水しぶきしか出せない(単一機能の出水装置、例えば、現在市販されているシャワーヘッドなど)。上記の欠点に対し、2つの解決策が出てきた。
【0003】
1つ目は、特許文献1、2に開示されているように、出水ノズルには、入水口と出水口が設けられ、更に、可動部、操作部および駆動機構が設けられており、当該駆動機構は可動部に伝動可能に連結されて、その可動部を循環して動くように駆動させる。当該可動部は、可動的に固定部内に設けられ、かつ、可動板と可動板から凸設した複数の凸部を有しており、当該凸部は出水ノズルに挿入され、出水ノズルと凸部との間には隙間が形成されている。また、操作部と可動部は伝動可能に連結され、可動部は操作部により駆動されて少なくとも第1位置と第2位置との間で移動するが、この可動部が第1位置および第2位置に位置するときに異なる形態の水が出る。しかし、水しぶきの形は単調である。
【0004】
2つ目は、特許文献3に開示されているように、出水ノズルは2つの入水口と1つの出水口を有し、1つの入水口と出水口の水流方向が同じであり、即ち、出水ノズルの内側ポートであり、他の入水口は出水ノズルの周壁に設けられ、2つの入水口から水が入るかどうかを制御して、出水ノズルの出水口から異なる水しぶきを出すように制御する。
【0005】
上記の2つの方法によれば、同じ出口から異なる水しぶきを出せるものの、次の欠点がある。1つ目は、水しぶきが単調であり、2つ目は、水しぶきの形に改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】CN208661438U
【文献】CN109894289A
【文献】NZ745204A
【発明の概要】
【0007】
本発明は、従来技術の同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置に存在する欠点を克服することができる同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置を提供する。
【0008】
本発明による同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置は、出水部と制御機構を含み、前記出水部は出水ノズルを含み、前記出水ノズルは出水口を有し、前記出水ノズルは少なくとも2つの入水口を有し、前記入水口の水流方向と前記出水口の水流方向は非平行に配置され、前記制御機構は少なくとも2つの前記入水口に連結されて各入水口の入水状況を制御し、前記入水状況は、入水の有無と入水の流量のうち少なくとも1つを含み、各前記入水口からの入水状況を制御することにより、前記出水ノズルから異なる水しぶきが出るようにする。
【0009】
好ましくは、少なくとも2つの前記入水口のうち、1つの入水口はその水流方向が出水ノズルに沿うように接線方向に設けられて、当該入水口から流れ込んだ水流が前記出水ノズル内で渦流を生成し、当該入水口が第1入水口である。
【0010】
好ましくは、少なくとも2つの前記入水口のうち、1つの入水口はその水流方向が前記出水ノズルの軸方向と交差するように設けられ、当該入水口が第2入水口である。
【0011】
好ましくは、少なくとも2つの前記入水口のうち、1つの入水口はその水流方向が出水ノズルに沿うように接線方向設けられて、該入水口から流れ込んだ水流が前記出水ノズル内で渦流を生成し、当該入水口が第1入水口であり、他の1つの入水口は、その水流方向が前記出水ノズルの軸方向と交差するように設けられ、当該入水口が第2入水口である。
【0012】
好ましくは、前記第1入水口の底面は、前記第2入水口の底面より低い。
好ましくは、前記第1入水口の水流方向の延長線は前記第2入水口の前に位置する。
好ましくは、少なくとも2つの前記入水口の水流方向が同じ平面上にある。
【0013】
好ましくは、少なくとも2つの前記入水口の水流方向が交差する。
好ましくは、前記入水口の水流方向が位置する平面と、前記出水ノズルの軸方向は垂直である。
【0014】
好ましくは、同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置は取付部をさらに含み、前記取付部は、表面カバーとカバー本体を含み、前記表面カバーとカバー本体は固着されており、前記表面カバーには前記出水ノズルが設けられ、前記カバー本体は前記出水ノズルの内側口を密封被覆している。
【0015】
好ましくは、前記出水ノズルは、前記表面カバーの背面から突出しかつ前記出水ノズルの前記内側口を取り囲むように設けられた包囲壁を有し、前記包囲壁には、内外を貫通する貫通孔が設けられ、 前記貫通孔に前記第1入水口が設けられ、前記包囲壁の背向する端面には、前記出水ノズルの内側口に連通する第2入水口が凹設されており、前記カバー本体は包囲壁の背向する端面を密封被覆する。
【0016】
好ましくは、前記包囲壁は、円弧状の壁と、前記円弧状の壁の両末端を繋げる突出部とを含み、前記突出部の背向する端面には、前記出水ノズルの内側口に連通する凹溝が凹設され、前記凹溝が前記第2入水口を構成する。
好ましくは、前記第1入水口が、前記円弧状の壁と突出部との連結される箇所に設けられている。
【0017】
好ましくは、前記出水ノズルは、前記表面カバーの背面から突出しかつ前記出水ノズルの前記内側口を取り囲むように設けられた包囲壁を有し、前記包囲壁には、内外を貫通する貫通孔が設けられ、 前記貫通孔に第2入水口が設けられ、前記包囲壁の背向する端面には、凹溝が凹設され、前記凹溝は通水溝を含み、前記通水溝の末端が前記出水ノズルの内側口に連通する第1入水口を構成する。
【0018】
好ましくは、前記通水溝は、連結セクション、弧状セクションおよび入水セクションを含み、前記弧状セクションは、前記連結セクションと前記入水セクションの間に連結され、前記連結セクションは、前記出水ノズルの接線に沿って設置され、かつ前記第1入水口が設けられている。
【0019】
好ましくは、前記表面カバーと前記カバー本体は、密封固着されて一つの1分水キャビティを形成し、一つの前記入水口は、前記分水キャビティに連通され、前記カバー本体には、他の一つの前記入水口と連通する通水孔が設けられている。
【0020】
好ましくは、前記取付部は、分水体、固定部および入水口を更に含み、前記分水体と前記固定部は、密封固着されて出水キャビティを形成し、前記入水路が前記出水キャビティに連通されており、 前記分水体と前記カバー本体は、密封固着されて他の一つの分水キャビティを形成し、前記制御機構は、前記出水キャビティと2つの前記分水キャビティを連結する。
【0021】
好ましくは、前記分水体には、前記分水キャビティに対応する分水孔が設けられ、前記制御機構は分水盤を含み、前記分水盤は前記分水体に回転可能に連結され、前記分水盤の回転を制御することで、前記出水キャビティと前記分水孔との連通の有無、および流量の大きさを制御する。
好ましくは、同じ出口から異なる水しぶきを出せる出水装置は駆動機構を更に含み、前記駆動機構は、前記分水盤に伝達可能に連結され、かつ前記分水盤を駆動させて無段階の回転調節を実現する。
【0022】
好ましくは、前記駆動機構はカム・リンク機構を含み、前記カム・リンク機構は、前記分水盤に伝達可能に連結されて前記分水盤を回転させる。
【0023】
好ましくは、前記駆動機構はスライダをさらに含み、前記カム・リンク機構は、押し棒および揺動レバーを含み、前記スライダと前記押し棒は、いずれも前記取付部に対してスライド可能になっており、前記スライダは前記押し棒に伝達可能に連結されることで、スライダのスライド動作により前記押し棒をスライドさせ、前記押し棒には連結ピンが取付けられ、前記揺動レバーには長溝が設けられて、前記連結ピンは前記長溝に挿嵌され、前記揺動レバーと前記分水盤は、同期回転可能に連結されている。
【0024】
好ましくは、前記駆動機構は押しボタンをさらに含み、前記押しボタンは、前記取付部にスライド可能に連結され、前記スライダに伝達可能に連結されている。
【0025】
好ましくは、前記駆動機構は位置制限ブロックを含み、前記スライダには取付溝が設けられ、前記位置制限ブロックは前記取付溝内に装設され、前記位置制限ブロックには取付穴が設けられ、前記押し棒には固定ロッドが固定されて、前記固定ロッドは前記取付穴に挿嵌されている。
【0026】
好ましくは、前記カム・リンク機構は、トグルレバーと揺動レバーを含み、前記トグルレバーは、一端が前記取付部に回転可能に連結され、前記揺動レバーは、一端が前記分水盤に連結され、他端が前記トグルレバーに伝達可能に連結され、前記トグルレバーの回転により前記揺動レバーの他端を揺動させ、前記揺動レバーの揺動により前記分水盤を回転させる。
【0027】
好ましくは、前記トグルレバーには係合溝が内設けられ、前記揺動レバーの他端には円形部が凸設され、前記円形部は、前記係合溝内に連結されている。
【0028】
好ましくは、前記駆動機構は、トグルボタンをさらに含み、前記トグルレバーは、弧状部材と、前記弧状部材の内壁に固着されている連結座を含み、前記連結座は、前記取付部に回転可能に連結され、 前記トグルボタンの内端は、前記弧状部材に挿入されている。
好ましくは、前記制御機構は、スライド式切替機構を用いている。
【0029】
好ましくは、上記出水装置はキッチン用シャワーヘッドである。
好ましくは、上記出水装置はシャワーヘッドである。
【0030】
本発明は、従来技術に比べ、次のような利点がある。
入水口と出水口は流れの方向が平行しないように配置されており、2つの入水口からの水流が互いに衝突して新しい水しぶきを生成する。また、制御機構の無段階調整により、1つの出水ノズルの2つの入水口の入水状況を制御することで、異なる水しぶき形状の徐々な変化が実現でき、同じ出口から異なる水しぶきを出せると共に、使用中にはすべての出水ノズルから同時に水を出すので、水しぶきがより膨らみ、水しぶきにより覆われる面積がより広くなり、出水がより均一になる。
【0031】
また、第1入水口の底面が第2入水口の底面より低く、両方からの水流が衝突する際、第1入水口の渦流が消散されにくくて、形成される水しぶきの効果がより良くなる。
また、第1入水口の水流方向の延長線が第2入水口の前に位置し、第2入水口の水流により渦を衝突して、新しい水しぶきを生成する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】第一実施形態におけるハンドシャワーのシャワーヘッドの斜視図である。
図2】第一実施形態におけるハンドシャワーのシャワーヘッドの立体分解図である。
図3】第一実施形態における表面カバーの斜視図である。
図4】第一実施形態におけるハンドシャワーのシャワーヘッドの断面図である。
図5】第一実施形態における駆動機構を含む一部構成の構造図であり、分水盤が第1位置に置かれた状態を示す。
図6】第一実施形態における制御機構を含む一部構成の構造図であり、分水盤が第1位置に置かれた状態を示す。
図7】第一実施形態における駆動機構を含む一部構成の構造図であり、分水盤が第2位置に置かれた状態を示す。
図8】第一実施形態における制御機構を含む一部構成の構造図であり、分水盤が第2位置に置かれた状態を示す。
図9】第一実施形態における駆動機構を含む一部構成の構造図であり、分水盤が第3位置に置かれた状態を示す。
図10】第一実施形態における制御機構を含む一部構成の構造図であり、分水盤が第3位置に置かれた状態を示す。
図11】第一実施形態における駆動機構を含む一部構成の構造図であり、分水盤が第4位置に置かれた状態を示す。
図12】第一実施形態における制御機構を含む一部構成の構造図であり、分水盤が第4位置に置かれた状態を示す。
図13】第二実施形態における表面カバーの斜視図である。
図14】第三実施形態におけるオーバーヘッドシャワーのシャワーヘッドの斜視図である。
図15】第三実施形態におけるオーバーヘッドシャワーのシャワーヘッドの立体分解図である。
図16】第三実施形態における駆動機構を含む一部構成の構造図である。
図17】第三実施形態における制御機構を含む一部構成の構造図である。
図18】第三実施形態におけるオーバーヘッドシャワーのシャワーヘッドの断面図である。
図19】第四実施形態におけるキッチン用シャワーヘッドの斜視図である。
図20】第四実施形態におけるキッチン用シャワーヘッドの断面図である。
図21】第五実施形態におけるハンドシャワーのシャワーヘッドの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、図面および具体的な実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0034】
<第一実施形態>
図1から図12に示すように、出水装置は、ハンドシャワーのシャワーヘッドであって、取付部、制御機構、および駆動機構を含んでいる。取付部は、表面カバー1、カバー本体2、分水体3、固定部4、入水路5を含んでいる。
【0035】
表面カバー1には複数の出水ノズル11が設けられ、出水ノズル11は、出水口111、第1入水口112および第2入水口113を有している。第1入水口112は、その水流方向が出水ノズル11に沿うように接線方向に設けられて、第1入水口112から流れ込んだ水が出水ノズル11内に入る渦流が生成されるようにする。第2入水口113は、水流方向が出水ノズル11の軸方向と交差するように設けられている。例えば、出水口111の水流方向が出水ノズル11に沿って軸方向の上から下に流れる場合、入水口112、113水流方向は水平に設けられる。すなわち、入水口112、113の水流方向が位置する平面と出水ノズル11の軸方向が垂直である。つまり、入水口112、113と出水口111は、水流方向が平行しないように設けられている。この実施形態において、2つの入水口112、113の水流方向は交差し、第1入水口112の底面は第2入水口113の底面より低く、第1入水口112の水流方向の延長線は第2入水口113の前方に位置する。
【0036】
表面カバー1とカバー本体2の組み合わせにより出水部分を形成する。表面カバー1の周縁とカバー本体2の周縁は密封固着されており、カバー本体2は出水ノズル11の内側口を密封被覆している。出水ノズル11は、表面カバー1の背面から突出し、かつ、出水ノズル11の内側口を取り囲む包囲壁114を有している。包囲壁114には、内外を貫通する貫通孔が設けられて、この貫通孔により第1入水口112が構成される。包囲壁114の背向する端面には、出水ノズル11の内側口に連通する第2入水口113が凹設されており、カバー本体2には、第2入水口113と連通する通水孔21が設けられている。本実施形態において、包囲壁114は、円弧状の壁と、円弧状の壁の両端を繋げる突出部115を含み、突出部115の背向する端面には、出水ノズル11の内側口に連通する凹溝が形成されて、この凹溝が第2入水口113を構成する。カバー本体2は、包囲壁114の内端面を密封して被覆し、通水孔21の下端口は、凹溝の上方位置に対応し、第1入水口112は、円弧状の壁と突出部115が連結している箇所に設けられている。
【0037】
分水体3と固定部4は密封固着されて出水キャビティ31を形成し、入水路5は出水キャビティ31に連通されている。分水体3とカバー本体2は密封固着されて第2分水キャビティを形成し、表面カバー1とカバー本体2は周縁が密封固着されて、共に第1分水キャビティ15を形成する。第1分水キャビティ15は、すべての出水ノズル11の第1入水口112と連通し、カバー本体2の各通水孔21は、それぞれ出水ノズル11の第2入水口113と連通する。
【0038】
制御機構は、出水キャビティ31、第1分水キャビティ15および第2分水キャビティに連結され、第1分水キャビティ15および第2分水キャビティは、それぞれ第1入水口112および第2入水口113と連通して、各々の入水口112、113の入水状況を制御する。入水状況とは、水の流入の有無、、および水の流量を含む。入水口の入水状況を制御することにより、出水ノズル11の出水口111から異なる水しぶきを生成することができる。本実施形態では、分水体3の頂面には各分水キャビティに対応する分水孔32が設けられ、制御機構は分水盤33を含み、分水盤33の底面は分水体3の頂面に連結されている。分水盤33は、分水体3に回転可能に連結されて、分水盤33を回転することにより、出水キャビティ31と分水孔32との連通の有無、および水の流量の大きさを制御する。分水盤33は分水軸を有しており、分水軸は密閉の状態で固定部4の上方に回転して伸び出しており、分水軸によって分水盤が回転するように駆動でき、各分水孔と分水キャビティとの連通の有無、および出水キャビティとの連通面積を制御することができる(連通面積が大きいほど流量が大きくなり、連通面積小さいほど流量が小さくなる)。
【0039】
駆動機構は、分水盤33の分水軸に伝達可能に連結され、分水盤33を駆動して無段階の回転調節を実現し、即ち、分水盤33の相対回転角度を無段階に制御でき、分水盤33が予め設定された回転角度範囲内の任意位置に位置するように制御することができる。駆動機構は、押しボタン61、スライダ62、押し棒63および揺動レバー64を含み、押しボタン61、スライダ62および押し棒63は、取付部に対してスライド可能になっている。ユーザーが押しボタン61を操作してスライダをスライドさせることができるよう、押しボタン61とスライダ62の一端が固着されており、スライダ62の第2端と押し棒63の第1端は位置制限ブロック65により連結されて、スライダ62の動きにより押し棒63をスライドさせることができる。揺動レバー64の一端と分水盤33の分水軸は固着されて、揺動レバー64と分水盤33が同時に回転できるようになっている。押し棒63には連結ピン631が固接され、揺動レバー64には長溝641が設けられて、連結ピン631が長溝641の内部に嵌着される。これにより、押し棒63をスライドすると、連結ピン631がスライドされて揺動レバー64の揺動を駆動し、分水軸も回転させることができ、さらに分水盤33を回転させることができる。
本実施形態では、スライダ62には取付溝621が設けられ、位置制限ブロック65が取付溝621内に取り付けられて、位置制限ブロック65とスライダ62が固着される。位置制限ブロック65には取付穴が設けられ、押し棒63には固定ロッド633が固定されて、固定ロッド633が取付穴に嵌着される。また、押し棒63は固定座4にスライド自在に連結され、押し棒63の他端には揺動アーム632が設けられ、連結ピン631が揺動アーム632に固接されて、駆動機構全体がよりコンパクトになる。揺動アーム632と押し棒63によりカム・リンク機構が構成されているが、本実施形態では、他の構造のカム・リンク機構を用いてもよい。操作部材(本実施形態では押しボタン61である)がカム・リンク機構に伝達的に連結されている。カム・リンク機構は分水盤33の分水軸に伝達可能に連結されて、取付部に対し可動的な操作部材によりカム連動機構が動くように駆動することで、分水盤33を駆動して無段階の角度調整を行う。分水盤を一定角度回転させるとき、リンク機構の揺動アームが長いほど、押しボタンの必要とするストロークが長くなり、押しボタンに掛ける力が小さくなる。一方、分水盤を一定角度回転させるとき、リンク機構の揺動アームが短いほど、押しボタンの必要とするストロークが短くなり、押しボタンに掛ける力が大きくなる。したがって、ユーザーの要望に合わせて作業ストロークを調整することができる。このような駆動機構を使用することにより、ユーザーは分水盤の回転角度を無段階に調整することができ、水を流すかどうかを制御するだけでなく、各入水口の流量も制御することができる。さらに、本実施形態による駆動機構は、配置が合理的で、コンパクトな構造を有し、伝動動作が安定して信頼できる。
【0040】
取付部は、本体12、装飾リング13、装飾カバー14をさらに含んでいる。本体12には、互いに固定して連結接されている頭部とハンドル部が設けられている。本体12の頭部と装飾カバー14は上下に固着されており、本体12の頭部と装飾カバー14の間には、上から下の順に、固定部4、分水体3、カバー本体2、表面カバー1が固着されている。装飾リング13は、表面カバー1と装飾カバー14の間に配置されている。ハンドル部の中にはコアシャフト121が内設されており、入水路5は、コアシャフト121、固定部4に設けられた部分、及び出水キャビティ31を含んでおり、水はコアシャフト121、固定台4を通って出水キャビティ31に入る。
【0041】
押しボタン61の往復のスライドにより、スライダ62と押しボタン61が固定的に連結するため、スライダ62と押しボタン61は同時に移動し、押しボタン61の往復の動きとカム連結機構を介して分水盤33を往復して回転させる。これにより、1つの出水ノズル11の2つの入水口112、113の入水混合面積の変化(流量)を無段階に調節制御して、霧状の水、灯籠状の水、顆粒状の水、シャワー水の形態に徐々に変化させることができる。
ここで、図5図6に示すように、分水盤が第1位置に置かれた場合、第1入水口112から水が入るが、第2入水口113が閉じられ、水源からの水はすべて第1入水口112に導かれるため、出水ノズル11から霧状の水が出る。
また、図7図8に示すように、分水盤が第2位置に置かれた場合、第1入水口112から水が入り、第2入水口113からも水が入るが、第1入水口112からの入水量が第2入水口113からの入水量より多くなり、第1入水口112からの渦流の水と第2入水口113からの円柱状のシャワー水が互いに衝突し、かつ渦流の水量が円柱状のシャワー水量よりも多くて、出水ノズル11からは小さな灯籠状の水が出る。
また、図9図10に示すように、分水盤33が第3位置に置かれた場合、第1入水口112から水が入り、第2入水口113から水が入り、第2入水口113からの入水量が第1入水口112からの入水量より多く、第1入水口112からの渦流の水流と第2入水口113からの円柱状のシャワー水流が衝突し、かつ円柱状のシャワー水が渦流の水より流量が多くて、出水ノズル11からは顆粒状の水が出る。
図11および図12に示すように、分水盤33が第4位置に置かれた場合、第2入水口113から水が入り、第1入水口112が閉じられ、水源からのすべての水は第2入水口113に導かれるため、出水ノズル11からは円柱状のシャワー水が出る。
【0042】
本実施形態による出水装置は、以下の利点を有する。同じ出水口から様々な水しぶきを生成することができ、各形状の水しぶきをすべての出水口が同時に出すことができ、水しぶきがより多く発生され、水しぶきにより覆われる範囲がより広くなり、出水がより均一である。したがって、多機能シャワーヘッドにおいて他の状態に切り替えた後、前の状態でのキャビティ内の水残留問題を解決することができる。そして、水しぶきの粒子、衝撃力、およびしぶきの形状を無段階に調節することができて、さまざまな人々のニーズを満たすことができる。
【0043】
<第二実施形態>
図13に示すように、第二実施形態と第一実施形態との異なる部分として、出水ノズル11は、表面カバー1の背面から突出しかつ出水ノズルの内側口を囲む包囲壁114を有し、包囲壁114には内外側を貫通する貫通穴が設けられ、貫通孔には第2入水口113が設けられ、包囲壁114の背向する端面に通水溝116が凹設されている。通水溝116の末端が出水ノズル11の内側口に連通する第1入水口112を構成する。
本実施形態において、通水溝116は、連結セクション、弧状セクションおよび入水セクションを含み、弧状セクションは、連結セクションと入水セクションの間に位置している。連結セクションには、第1入水口112が設けられ、かつ、出水ノズルに沿って接線になるよう設置されている。
【0044】
<第三実施形態>
図14から18に示すように、第三実施形態と第一,第二実施形態、2との異なる部分として、出水装置はオーバーヘッドシャワーのシャワーヘッドであり、駆動機構は、トグルボタン66、トグルレバー67および揺動レバー64を含み、トグルレバー67は、弧状部材671と、弧状部材671の内壁に固着されている連結座を含む。連結座の内端は、回転可能に取付部に連結されている。連結座には、貫通する窓が凹設されており、その窓の内側に向けた端面には、係合溝が凹状に設けられている。揺動レバー64の内端と分水盤33の分水軸は互いに固定的に連結しており、揺動レバー64の外端には、係合溝に連結される円形部が凸状に設けられている。トグルボタン66は、取付部に移動可能に連結され、トグルボタン66の内端は、弧状部材671に挿入されている。トグルボタン66の往復のスライドにより、弧状部材671が駆動されて揺動し、連結座が駆動されて揺動し、揺動レバー64が駆動されてその外端が弧状に移動し、揺動レバー64の内端が分水盤33の分水軸を駆動して回転させる。本実施形態による駆動機構は、配置が合理的で、構造がコンパクトで、伝達の安定性が高い。
【0045】
<第四実施形態>
図19および図20に示すように、第四実施形態と第一,第二,第三実施形態との異なる部分として、出水装置はキッチン用シャワーヘッドなどのシャワーヘッドであり、制御機構は2つの入水口112、113から入水するかしないかを制御する。入水状況とは、水が入ったかどうかと、入った水の流量を含む。制御機構はスライド式切替機構を用使用し、スライド式切替機構は既存の機構を使ってもいい。もちろん、必要に応じて他の切替機構も使用可能である。スライド式切替機構は、スライドロッド68と揺動ボタン69を含み、スライドロッド68は、取付部にスライド可能に連結され、シールリング681は、スライドロッド68に固定されている。スライドロッド68は、2つの分水キャビティを入水路に連通させるかどうかを制御する。第1入水口または第2入水口を制御することで、シャワーヘッドから霧状の水または柱状のシャワー水を出すかを制御する。揺動ボタン69は取付部を揺動可能に連結され、揺動ボタン69の一端はスライドロッド68の外側端に回転可能に連結され、揺動ボタン69によりスライドロッド68をスライドさせることができる。
【0046】
<第五実施形態>
図21に示すように、第五実施形態と第一,第二,第三実施形態との異なる部分として、操作部材はローラー611を用い、ローラー611が押し棒63に伝達可能に連結され、ローラー611の回転により押し棒63が駆動されてスライドし、分水盤33が駆動されて回転する。
【0047】
以上のように、本発明の実施形態について説明したが、これは本発明の好ましい実施形態にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の保護範囲及び明細書内容に従って行われた同等の変更および修正は、依然として本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
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図5
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