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特許7165859道路のガードレールに取付ける太陽光発電装置。
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-27
(45)【発行日】2022-11-07
(54)【発明の名称】道路のガードレールに取付ける太陽光発電装置。
(51)【国際特許分類】
   H02S 20/21 20140101AFI20221028BHJP
   H02S 20/10 20140101ALI20221028BHJP
   E01F 15/04 20060101ALI20221028BHJP
   E01F 15/08 20060101ALI20221028BHJP
【FI】
H02S20/21
H02S20/10 K
H02S20/10 M
E01F15/04 A
E01F15/08
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2022009051
(22)【出願日】2022-01-25
【審査請求日】2022-01-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】502145830
【氏名又は名称】美藤 雅康
(72)【発明者】
【氏名】美藤雅康
(72)【発明者】
【氏名】美藤町子
(72)【発明者】
【氏名】北村知世
(72)【発明者】
【氏名】横畑直世
【審査官】五十幡 直子
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-122158(JP,A)
【文献】特表2013-504892(JP,A)
【文献】中国実用新案第210892208(CN,U)
【文献】中国実用新案第209389980(CN,U)
【文献】韓国登録特許第10-2240852(KR,B1)
【文献】韓国登録特許第10-1817547(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02S 20/00-20/32
E01F 13/00-15/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガードレールのビーム上に差し込む形状に成型した架台基盤の上に、前記架台基盤に直交して複数の架台部材を間隔を開けて接合して、前記架台部材の前記架台基盤側にボルト筋の穴を設けた太陽光パネルを固定する固定板を圧接し、前記複数の架台部材の先端を、前記架台部材の位置中央に前記ボルト筋の穴を設けた連結部材で連結結合して成る太陽光パネルの架台、該太陽光パネルの架台を、前記ガードレールのビームに差し込み複数のビスで固定して、前記太陽光パネルの架台に設けた前記ボルト筋の穴に、複数のボルト筋を前記架台部材の間隔に合せて連結部材に接合して成る太陽光パネルの固定部材、該太陽光パネルの固定部材の各ボルト筋を前記太陽光パネルの架台のボルト筋の穴に挿入しナットを装着して、太陽光パネルを載せ置きして前記ナットを用いて前記太陽光パネルを固定して成る太陽光発電装置、該太陽光発電装置を接続スぺースを設けて連続敷設して発電し、集めた電気をパワーコンディショナで直流から交流に変換して、蓄電所又は送電することを特徴とする道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置。
【請求項2】
請求項1記載の太陽光発電装置を、全国に張り巡らした長い道路のガードレールや側壁に、接続スぺースを設けて連続敷設することで、太陽光パネルを敷設する巨大な敷地を必要とする従来のメガソーラーと異なる、多くのメガソーラーが構築できることを特徴とする道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置。
【請求項3】
請求項1記載の太陽光パネルの架台を、前記ガードレールのビームに差し込み複数のビスで固定して、前記太陽光パネルの架台に設けた前記ボルト筋の穴に、複数のボルト筋を前記架台部材の間隔に合せて連結部材に接合して成る太陽光パネルの固定部材、該太陽光パネルの固定部材の各ボルト筋を前記太陽光パネルの架台のボルト筋の穴に挿入しナットを装着して、太陽光パネルを載せ置きして前記ナットを用いて前記太陽光パネルを固定して成る太陽光発電装置とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置。
【請求項4】
請求項1記載の太陽光パネルを固定する固定板と太陽光パネルの固定部材の太陽光パネルが接する部分に、前記太陽光パネルの横ずれ防止のパッキンを貼り付けて、前記太陽光パネルの横ずれを防止することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置。
【請求項5】
請求項1記載の太陽光パネルの固定部材の各ボルト筋を前記太陽光パネルの架台のボルト筋の穴に挿入してナットを装着して、太陽光パネルを載せ置きして前記ナットを用いて前記太陽光パネルを固定することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置。
【請求項6】
請求項1記載の太陽光発電装置を構築物のパラペットに、2連の前記太陽光発電装置を接続スぺースを設けて連続敷設して発電し、集めた電気をパワーコンディショナで直流から交流に変換して、蓄電所又は送電することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置。
【請求項7】
請求項1記載の太陽光発電装置を折板屋根に、前記太陽光発電装置を接続スぺースを設けて連続敷設して発電し、集めた電気をパワーコンディショナで直流から交流に変換して、蓄電所又は送電することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電装置を道路のガードレールや側壁に取付けて発電する、道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の太陽光発電は、住宅の屋根や構築物の屋上を利用するものから、山・遊休地・堤防・埋立地を活用するメガソーラーから個人所有の敷地を活用する小規模発電等、様々な規模の太陽光発電が国家指導で普及させているのが現状である。
【0003】
構築物の屋上を活用する太陽光発電は架台への設置が一般的である。
【0004】
山・遊休地・堤防・埋立地を活用するメガソーラーから、個人所有の敷地を活用する太陽光発電も架台の設置が一般的である。
【0005】
しかしながら、山・遊休地・堤防・埋立地を活用するメガソーラーや個人所有の敷地を活用する小規模の太陽光発電は、大小の設置場所を必要としているのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】無し
【0007】
【文献】無し
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
在来の太陽光発電には次の課題があった。
〇メガソーラーを導入するには導入コスト・管理コスト・技術面等の課題。
〇太陽光発電に必要な大小の設置場所を必要とする課題。
【0009】
本発明は、上記の課題に鑑みて、迅速且つ容易に造れて工事費も安価に造れる、道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、ガードレールのビーム上に差し込む形状に成型した架台基盤の上に、前記架台基盤に直交して複数の架台部材を間隔を開けて接合して、前記架台部材の前記架台基盤側にボルト筋の穴を設けた太陽光パネルを固定する固定板を圧接し、前記複数の架台部材の先端を、前記架台部材の位置中央に前記ボルト筋の穴を設けた連結部材で連結結合して成る太陽光パネルの架台、該太陽光パネルの架台を、前記ガードレールのビームに差し込み複数のビスで固定して、前記太陽光パネルの架台に設けた前記ボルト筋の穴に、複数のボルト筋を前記架台部材の間隔に合せて連結部材に接合して成る太陽光パネルの固定部材、該太陽光パネルの固定部材の各ボルト筋を前記太陽光パネルの架台のボルト筋の穴に挿入しナットを装着して、太陽光パネルを載せ置きして前記ナットを用いて前記太陽光パネルを固定して成る太陽光発電装置、該太陽光発電装置を接続スぺースを設けて連続敷設して発電し、集めた電気をパワーコンディショナで直流から交流に変換して、蓄電所又は送電することを特徴とする道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置(請求項1)を提供する。
【0011】
請求項1記載の太陽光発電装置を、全国に張り巡らした長い道路のガードレールや側壁に、接続スぺースを設けて連続敷設することで、太陽光パネルを敷設する巨大な敷地を必要とする従来のメガソーラーと異なる、多くのメガソーラーが構築できることを特徴とする道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置(請求項2)を提供する。
【0012】
請求項1記載の太陽光パネルの架台を、前記ガードレールのビームに差し込み複数のビスで固定して、前記太陽光パネルの架台に設けた前記ボルト筋の穴に、複数のボルト筋を前記架台部材の間隔に合せて連結部材に接合して成る太陽光パネルの固定部材、該太陽光パネルの固定部材の各ボルト筋を前記太陽光パネルの架台のボルト筋の穴に挿入しナットを装着して、太陽光パネルを載せ置きして前記ナットを用いて前記太陽光パネルを固定して成る太陽光発電装置とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置(請求項3)を提供する。
【0013】
請求項1記載の太陽光パネルを固定する固定板と太陽光パネルの固定部材の太陽光パネルが接する部分に、前記太陽光パネルの横ずれ防止のパッキンを貼り付けて、前記太陽光パネルの横ずれを防止することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置(請求項4)を提供する。
【0014】
請求項1記載の太陽光パネルの固定部材の各ボルト筋を前記太陽光パネルの架台のボルト筋の穴に挿入してナットを装着して、太陽光パネルを載せ置きして前記ナットを用いて前記太陽光パネルを固定することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置(請求項5)を提供する。
【0015】
請求項1記載の太陽光発電装置を構築物のパラペットに、2連の前記太陽光発電装置を接続スぺースを設けて連続敷設して発電し、集めた電気をパワーコンディショナで直流から交流に変換して、蓄電所又は送電することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置(請求項6)を提供する。
【0016】
請求項1記載の太陽光発電装置を折板屋根に、前記太陽光発電装置を接続スぺースを設けて連続敷設して発電し、集めた電気をパワーコンディショナで直流から交流に変換して、蓄電所又は送電することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置(請求項7)を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本発明の特筆すべき大きな効果を列挙する。
イ)国・都道府県・市町村が管理をする構築物活用で設置場所取得費は不要。
ロ)国・都道府県・市町村が競って巨大な太陽光発電網の全国への構築可能。
ハ)国・都道府県・市町村が競って推進することで迅速な太陽光発電網構築。
二)国・都道府県・市町村が競って構築する太陽光発電網で電気使用量削減。
ホ)国・都道府県・市町村が推進することで管理コスト・技術面の課題解消。
【0018】
以上で説明したように、請求項1に係る発明によれば、ガードレールのビーム上に差し込む形状に成型した架台基盤の上に、前記架台基盤に直交して複数の架台部材を間隔を開けて接合して、前記架台部材の前記架台基盤側にボルト筋の穴を設けた太陽光パネルを固定する固定板を圧接し、前記複数の架台部材の先端を、前記架台部材の位置中央に前記ボルト筋の穴を設けた連結部材で連結結合して成る太陽光パネルの架台、該太陽光パネルの架台を、前記ガードレールのビームに差し込み複数のビスで固定して、前記太陽光パネルの架台に設けた前記ボルト筋の穴に、複数のボルト筋を前記架台部材の間隔に合せて連結部材に接合して成る太陽光パネルの固定部材、該太陽光パネルの固定部材の各ボルト筋を前記太陽光パネルの架台のボルト筋の穴に挿入しナットを装着して、太陽光パネルを載せ置きして前記ナットを用いて前記太陽光パネルを固定して成る太陽光発電装置、該太陽光発電装置を接続スぺースを設けて連続敷設して発電し、集めた電気をパワーコンディショナで直流から交流に変換して、蓄電所又は送電することで、前記特筆の効果が得られる。
【0019】
請求項2に係る発明によれば、請求項1記載の太陽光発電装置を、全国に張り巡らした長い道路のガードレールや側壁に、接続スぺースを設けて連続敷設することで、太陽光パネルを敷設する巨大な敷地を必要とする従来のメガソーラーと異なる、多くのメガソーラーが構築できる効果は多大である。
【0020】
請求項3に係る発明によれば、請求項1記載の太陽光パネルの架台を、前記ガードレールのビームに差し込み複数のビスで固定して、前記太陽光パネルの架台に設けた前記ボルト筋の穴に、複数のボルト筋を前記架台部材の間隔に合せて連結部材に接合して成る太陽光パネルの固定部材、該太陽光パネルの固定部材の各ボルト筋を前記太陽光パネルの架台のボルト筋の穴に挿入しナットを装着して、太陽光パネルを載せ置きして前記ナットを用いて前記太陽光パネルを固定して成る太陽光発電装置とすることで、効率よく発電ができる効果は多大である。
【0021】
請求項4に係る発明によれば、請求項1記載の太陽光パネルを固定する固定板と太陽光パネルの固定部材の太陽光パネルが接する部分に、前記太陽光パネルの横ずれ防止のパッキンを貼り付けて、前記太陽光パネルの横ずれを防止することで、施工性が向上する効果は多大である。
【0022】
請求項5に係る発明によれば、請求項1記載の太陽光パネルの固定部材の各ボルト筋を前記太陽光パネルの架台のボルト筋の穴に挿入してナットを装着して、太陽光パネルを載せ置きして前記ナットを用いて前記太陽光パネルを固定することで、施工性が向上する効果は多大である。
【0023】
請求項6に係る発明によれば、請求項1記載の太陽光発電装置を構築物のパラペットに、2連の前記太陽光発電装置を接続スぺースを設けて連続敷設して発電し、集めた電気をパワーコンディショナで直流から交流に変換して、蓄電所又は送電することで、多種多様な構築物で発電ができる効果は多大である。
【0024】
請求項7に係る発明によれば、請求項1記載の太陽光発電装置を折板屋根に、前記太陽光発電装置を接続スぺースを設けて連続敷設して発電し、集めた電気をパワーコンディショナで直流から交流に変換して、蓄電所又は送電することで、多種多様な構築物で発電ができる効果は多大である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下に、本発明の実施形態は添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明に係るガードレールに設置した太陽光発電の姿図。図2は、側壁に設置した太陽光発電の姿図。図3は、太陽光パネルの架台の平面詳細図。図4は、太陽光発電装置の段面詳細図。図5は、道路側から太陽光を受けるガードレールに設置した太陽光発電装置の設置図。図6は、道路の反対側から太陽光を受けるガードレールに設置した太陽光発電装置の設置図。図7は、道路側から太陽光を受ける側壁に設置した太陽光発電装置の設置図。図8は、道路の反対側から太陽光を受ける側壁に設置した太陽光発電装置の設置図。図9は、道路中央にある両面ガードレールに設置した太陽光発電装置の設置図。図10は、太陽光パネルの固定部材を示した平面詳細図。図11は、太陽光パネルの架台を示した平面詳細図図8C部の拡大詳細図。図12は、太陽光パネルの平面詳細図。図13は、図1に示したA部の拡大図。図14は、構築物のパラペット等に設置した太陽光発電装置の設置図。図15は、折板屋根に設置した太陽光発電装置の設置図である。
【0027】
本発明の実施形態を図面で詳細説明すれば、図1は、ガードレールのビーム上に差し込む形状に成型した架台基盤1の上に、前記架台基盤1に直交して複数の架台部材2を間隔を開けて接合して、前記架台部材2の前記架台基盤1側にボルト筋の穴3を設けた太陽光パネルを固定する固定板4を圧接し、前記複数の架台部材2の先端を、前記架台部材2の位置中央に前記ボルト筋の穴3を設けた連結部材5で連結結合して成る太陽光パネルの架台A、該太陽光パネルの架台Aを、前記ガードレールのビーム6に差し込み複数のビス7で固定して、前記太陽光パネルの架台Aに設けた前記ボルト筋の穴3に、複数のボルト筋8を前記架台部材2の間隔に合せて連結部材9に接合して成る太陽光パネルの固定部材B、該太陽光パネルの固定部材Bの各ボルト筋8を前記太陽光パネルの架台Aのボルト筋の穴3に挿入しナット10を装着して、太陽光パネルCを載せ置きして前記ナット10を用いて前記太陽光パネルCを固定して成る太陽光発電装置D、該太陽光発電装置Dを接続スぺースを設けて連続敷設して発電し、集めた電気をパワーコンディショナEで直流から交流に変換して、蓄電所又は送電することを特徴とする道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置をガードレールに設置した本発明に係るガードレールに設置した太陽光発電の姿図である。
【0028】
図2は、側壁に設置した太陽光発電の姿図である。
【0029】
図3は、太陽光パネルの架台の平面詳細図である。
【0030】
図4は、太陽光発電装置の段面詳細図である。
【0031】
図5は、道路側から太陽光を受けるガードレールに設置した太陽光発電装置の設置図である。
【0032】
図6は、道路の反対側から太陽光を受けるガードレールに設置した太陽光発電装置の設置図である。
【0033】
図7は、道路側から太陽光を受ける側壁に設置した太陽光発電装置の設置図である。
【0034】
図8は、道路の反対側から太陽光を受ける側壁に設置した太陽光発電装置の設置図である。
【0035】
図9は、道路中央にある両面ガードレールに設置した太陽光発電装置の設置図である。
【0036】
図10は、太陽光パネルの固定部材を示した平面詳細図である。
【0037】
図11は、太陽光パネルの架台を示した平面詳細図である。
【0038】
図12は、太陽光パネルの平面詳細図である。
【0039】
図13は、図1に示したA部の拡大図である。
【0040】
図14は、構築物のパラペット等に設置した太陽光発電装置の設置図である。
【0041】
図15は、折板屋根に設置した太陽光発電装置の設置図である。
【0042】
以上、図面について説明したが、本発明は、道路のガードレールや側壁に太陽光発電装置を敷設することで、太陽光発電に必要な土地の取得費を必要とせず、迅速且つ容易にメガソーラーが構築できる道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置を提供するものである。
【実施例1】
【0043】
t2.3mmの鉄板を用いてガードレールのビーム上に差し込む形状に成型した架台基盤1の上に、前記架台基盤1に直交して3本のリップ溝型鋼(架台部材2)を600mm間隔に接合して、前記リップ溝型鋼(架台部材2)の前記架台基盤1側に10mmφボルト筋の穴3を設けた太陽光パネルを固定するt2.3mmの鉄板(固定板4) リップ溝型鋼に差し入れて圧接し、前記3本のリップ溝型鋼(架台部材2)の先端を、前記3本のリップ溝型鋼(架台部材2)の中央に前記10mmφボルト筋の穴3を設けたt2.3mmの鋼板を曲げ加工した連結部材5で結合して成る太陽光パネルの架台A、該太陽光パネルの架台Aを、前記ガードレールのビーム6に差し込み3本のビス7で固定して、前記太陽光パネルの架台Aに設けた前記10mmφボルト筋の穴3に、3本の9mmφのボルト筋8を前記リップ溝型鋼(架台部材2)の間隔に合せて、t2.3mmの鋼板を曲げ加工した連結部材9に接合して成る太陽光パネルの固定部材B、該太陽光パネルの固定部材Bの3本の9mmφのボルト筋8を前記太陽光パネルの架台Aの10mmφボルト筋の穴3に挿入してナット10を装着して、480mm×1,800mm×35mmの太陽光パネルCを載せ置きして前記ナット10を用いて前記太陽光パネルCを固定して成る太陽光発電装置D、該太陽光発電装置Dを200mmの接続スぺースを設けて連続敷設して発電を成し、パワーコンディショナEに集めた電気を直流から交流に変換して、蓄電所又は送電する太陽光発電装置。
【産業上の利用可能性】
【0044】
異常気象で多発する自然災害の悲惨な被災報道が日常化する中で、脱炭素社会の実現は喫緊の課題である。本発明の道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置を、全国の都道府県・市町村の太陽光発電に適した道路に敷設した場合、6km毎にメガソーラーが誕生する。全国の都道府県・市町村が競って敷設すれば、単年度で全国の都道府県・市町村の全てが巨大な発電所を多数取得することになり売電も可能になる。他方、脱炭素社会の実現に多大な貢献ができる。しかも、太陽光発電に必要な土地の取得費も不要である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1】本発明に係るガードレールに設置した太陽光発電の姿図。
図2】側壁に設置した太陽光発電の姿図。
図3】太陽光パネルの架台の平面詳細図。
図4】太陽光発電装置の段面詳細図。
図5】道路側から太陽光を受けるガードレールに設置した太陽光発電装置の設置図。
図6】道路の反対側から太陽光を受けるガードレールに設置した太陽光発電装置の設置図。
図7】道路側から太陽光を受ける側壁に設置した太陽光発電装置の設置図。
図8】道路の反対側から太陽光を受ける側壁に設置した太陽光発電装置の設置図。
図9】道路中央にある両面ガードレールに設置した太陽光発電装置の設置図。
図10】太陽光パネルの固定部材を示した平面詳細図。
図11】太陽光パネルの架台を示した平面詳細図。
図12】太陽光パネルの平面詳細図。
図13図1に示したA部の拡大図。
図14】構築物のパラペット等に設置した太陽光発電装置の設置図。
図15】折板屋根に設置した太陽光発電装置の設置図である。
【符号の説明】
【0046】
1. 架台基盤
2. 架台部材
3. ボルト筋の穴
4. 太陽光パネルを固定する固定板
5. ボルト筋の穴3を設けた連結部材
6. ガードレールのビーム
7. ビス
8. ボルト筋
9. 連結部材
10. ナット
11. 側壁
12. パッキン
13. アンカーボルト
14. 構築物のパラペット
15. 折板屋根
A、太陽光パネルの架台
B、太陽光パネルの固定部材
C、太陽光パネル
D、太陽光発電装置
E、パワーコンディショナ
【要約】
【課題】本発明は、迅速且つ容易に造れて工事費も安価に造れる、道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】
架台基盤1の上に、架台基盤1に直交して複数の架台部材2を接合して、太陽光パネルを固定する固定板4を圧接し、複数の架台部材2の先端を連結部材5で結合して成る太陽光パネルの架台A、該太陽光パネルの架台Aを、ガードレールのビーム6に差し込み複数のビス7で固定して、太陽光パネルの架台Aに設けたボルト筋の穴3に、複数のボルト筋8を連結部材9に接合して成る太陽光パネルの固定部材B、該太陽光パネルの固定部材Bの各ボルト筋8を太陽光パネルの架台Aのボルト筋の穴3に挿入して、太陽光パネルCを載せ置きしてナット10を用いて前記太陽光パネルCを固定して成る太陽光発電装置D、該太陽光発電装置Dを接続スぺースを設けて連続敷設して発電することを特徴とする道路のガードレールや側壁に取付ける太陽光発電装置。
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15