IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ novel−com.株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-ぬいぐるみの製造方法 図1
  • 特許-ぬいぐるみの製造方法 図2
  • 特許-ぬいぐるみの製造方法 図3
  • 特許-ぬいぐるみの製造方法 図4
  • 特許-ぬいぐるみの製造方法 図5
  • 特許-ぬいぐるみの製造方法 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-27
(45)【発行日】2022-11-07
(54)【発明の名称】ぬいぐるみの製造方法
(51)【国際特許分類】
   D06P 5/02 20060101AFI20221028BHJP
   D06P 3/00 20060101ALI20221028BHJP
   D06P 5/20 20060101ALI20221028BHJP
   A63H 3/02 20060101ALI20221028BHJP
   A63H 3/36 20060101ALI20221028BHJP
【FI】
D06P5/02
D06P3/00 M
D06P3/00 A
D06P5/20 C
D06P5/20 Z
A63H3/02
A63H3/36 Z
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018095040
(22)【出願日】2018-05-17
(65)【公開番号】P2019199665
(43)【公開日】2019-11-21
【審査請求日】2021-04-13
(73)【特許権者】
【識別番号】318003892
【氏名又は名称】novel-com.株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092808
【弁理士】
【氏名又は名称】羽鳥 亘
(74)【代理人】
【識別番号】100140981
【弁理士】
【氏名又は名称】柿原 希望
(72)【発明者】
【氏名】田島 俊行
【審査官】仁科 努
(56)【参考文献】
【文献】特開昭62-191566(JP,A)
【文献】特開昭48-041100(JP,A)
【文献】特開昭55-112383(JP,A)
【文献】登録実用新案第3089128(JP,U)
【文献】特開平08-071256(JP,A)
【文献】特開昭60-259289(JP,A)
【文献】特開2003-301386(JP,A)
【文献】特開平08-209507(JP,A)
【文献】特開昭54-106683(JP,A)
【文献】特開昭51-116288(JP,A)
【文献】特開平01-124692(JP,A)
【文献】特開昭53-134970(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06P 5/02
A63H 3/02
A63H 3/36
D06P 3/00
D06P 5/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無着色の人工毛を毛に用いぬいぐるみ本体を縫製する縫製工程と、
前記人工毛に対し所定の染料インクを吹付け塗装するとともに適宜温風で乾燥する着色工程と、
塗装されたぬいぐるみ本体を真空セット機の庫内に入れ、前記真空セット機の庫内を所定の処理温度、真空度としながら飽和水蒸気を入れ前記染料インクを前記人工毛に定着させる真空定着工程と、を有することを特徴とするぬいぐるみの製造方法。
【請求項2】
人工毛が、パーマ状にカールした人工毛もしくは直毛の人工毛であることを特徴とする請求項1記載のぬいぐるみの製造方法
【請求項3】
真空定着工程における、処理温度が100℃~135℃であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のぬいぐるみの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、染料が溶出しない、ぬいぐるみの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、人工毛皮(フェイクファー)の製造技術の進歩により、実際の動物と見間違えるようなリアルなぬいぐるみの作製が可能となっている。このようなリアルなぬいぐるみは、犬猫等のペットを飼育できない環境の人や老人世帯、介護等での使用が期待されている。また、ペットロス対策やペットの思い出のため、ユーザが飼育していたペットを模したリアルなぬいぐるみをオーダーメイドで作製することも行われている。しかしながら、玩具としてのぬいぐるみは乳幼児の使用を前提とし、厚生労働省の食品衛生法により塗料成分の溶出に対し厳しい規制が存在する。そして、この法規制を満たす染色方法としては、昇華転写や煮沸染色が挙げられる。
【0003】
ここで、昇華転写は熱昇華性染料インクを用いて模様、絵柄等を布等に転写し180℃前後の温度で加熱して染料を繊維に定着させる。しかしながら、特に毛の長いフェイクファー生地では人工毛が定着時の加熱温度に耐えられず、繊維が縮んでしまうという問題点がある。また、煮沸染色は染料を溶かした所定の溶液で生地を煮沸して染料を繊維に定着させる。しかしながら、パーマ状にカールしたフェイクファー生地を煮沸染色すると人工毛のカールが伸びて本来の人工毛の形状を維持することができない。また、毛の長いフェイクファー生地を煮沸染色すると人工毛同士が絡まり、これを解くためには煩雑な作業を要する。即ち、フェイクファー生地の状態では上記の規制をクリアする染色方法は確立されていないのが現状である。
【0004】
従って、上記の規制をクリアしたフェイクファー生地を製造するためには、煮沸染色等を用いて繊維の時点で染色を行い、染色された繊維をフェイクファー生地に加工するという方法が一般的である。よって、従来のぬいぐるみの製造方法では繊維や生地を予め上記の染色方法で染色し、この染色後の繊維や生地を用いてぬいぐるみを作製してきた。ここで、このような従来のぬいぐるみの製造方法を用いた特許文献として、例えば下記[特許文献1]が挙げられる。
【0005】
しかしながら、リアルなぬいぐるみでは使用する色数が多く、膨大な色数の繊維を揃えることが必要となる。また、模様によっては色の異なる繊維を局部的に植毛する必要があり極めて手間が掛かる。さらに、上記の染色方法では繊維を異なる複数の色で染色することができず、リアルな毛の再現には限界がある。これらのことから、染色後の繊維や生地を用いたリアルなぬいぐるみの製造は生産効率が極めて悪く、現実的ではない。特にオーダーメイドのぬいぐるみでは一体一体異なる色柄、模様のぬいぐるみを作製する必要があり、これを染色後の繊維及び生地を用いて製造するのは極めて困難である。
【0006】
これに替わるリアルなぬいぐるみの作製方法としては、無色のフェイクファー生地を用いてぬいぐるみ本体を縫製した後、吹き付け塗装によってぬいぐるみを精緻に着色して製造する方法が挙げられる。しかしながら、前述のように人工毛に対する染料の定着方法は未だ確立されておらず、法規制を満たすことができない。よって、このような方法で製造されたリアルなぬいぐるみは「ぬいぐるみ」として販売することができず、インテリア(置物)として販売しているのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開2009-100968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、リアルなぬいぐるみを置物としてではなく、実際に触れ合うことのできる「ぬいぐるみ」として使用したいという要望が有り、この点で更なる改善が望まれる。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、人工毛に対し十分な定着を行うことが可能なぬいぐるみの製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、
(1)無着色の人工毛を毛に用いぬいぐるみ本体50を縫製する縫製工程S102と、
前記人工毛に対し所定の染料インクを吹付け塗装するとともに適宜温風で乾燥する着色工程S106Aと、
塗装されたぬいぐるみ本体50を真空セット機12の庫内に入れ、前記真空セット機12の庫内を所定の処理温度、真空度としながら飽和水蒸気を入れ前記染料インクを前記人工毛に定着させる真空定着工程S108と、を有することを特徴とするぬいぐるみの製造方法を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)人工毛が、パーマ状にカールした人工毛もしくは直毛の人工毛であることを特徴とする上記(1)記載のぬいぐるみの製造方法を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)真空定着工程S108における、処理温度が100℃~135℃であることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のぬいぐるみの製造方法を提供することにより、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0011】
発明に係るぬいぐるみの製造方法によれば、真空セットを行うことで、吹き付け塗装を用いた精緻な塗装を塗料溶出の法規制を満たすレベルで定着することができる。これにより、従来「置物」としてしか販売できなかったリアルなぬいぐるみを、ユーザが触れ合うことのできる玩具としての「ぬいぐるみ」として販売することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1工毛の染色方法のフローチャートである。
図2】真空定着工程における処理温度と染料の溶出の関係を示す表である。
図3】本発明に係るぬいぐるみの製造方法のフローチャートである。
図4】本発明に係るぬいぐるみの製造方法を説明する図である。
図5】本発明に係るぬいぐるみの製造方法を説明する図である。
図6】本発明に係るぬいぐるみの製造方法のフローチャートの他の例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明に係るぬいぐるみの製造方法について図面に基づいて説明する。ここで、図1は人工毛の染色方法のフローチャートである。この人工毛の染色方法は、無着色の人工毛を備えた物品を着色する着色工程S106と、着色した染料を人工毛に定着させる真空定着工程S108と、を有している。また、ここで用いる人工毛用の合成繊維としては後述の真空定着工程での加熱処理温度で形状変化(縮み)が生じないものであれば特に限定は無く、ポリエステル、ナイロン、カチオン可染ポリエステル、ポリウレタン、アラミド等の周知の合成繊維を用いることができる。尚、合成繊維の熱による形状変化の防止処理としては、例えば加熱時(真空定着工程)の処理温度以上(ガラス転移点以上の温度が好ましい)の温度で予め熱処理を施すことが挙げられる。よって、本発明の人工毛に用いる合成繊維は、予め処理温度以上の熱処理を行ったものを用いることが好ましい。また、この際使用する合成繊維は着色されていない無色のものを用いる。よって、着色工程S106にて着色される物品の少なくとも人工毛の部分は基本的に無色(白色)となる。尚、人工毛に用いる合成繊維は、単繊維の直毛やカールの掛かった繊維等、どのようなものを用いても良い。また、諸糸、交撚糸等、如何なる種類の糸を用いても良い。さらに、用いる合成繊維の太さに関しても特に限定は無い。
【0014】
また、着色工程S106で用いる染料には特に限定は無く、一般的な染色用に用いられる転写用昇華性染料インク、分散染料インク等、周知の染料インクを用いることができる。尚、着色工程S106における着色方法は、エアブラシ等による吹き付け塗装を用いる。
【0015】
着色工程S106にて人工毛に対する着色が行われた物品は、次に真空セット機の庫内に載置される。次に、真空セット機の庫内を減圧し例えば0.1MPa程度の真空度とする。次に、庫内に所定の飽和水蒸気を入れ概ね0.11MPa~0.16MPa前後の真空度とし、100℃~135℃、好ましくは110℃~125℃、さらに好ましくは120℃~125℃の処理温度で45min~90min保持する。この真空セット処理により、着色された染料インクの染料は人工毛に定着する(真空定着工程S108)。尚、保持時間は45minよりも短いと定着状態が不十分となり、90minよりも長いと余剰となる。次に、庫内の水蒸気を排気して、再度真空状態とする。次に、庫内を開放して真空状態を解除し、物品を真空セット機から取り出す。
【0016】
ここで、真空定着工程S108における処理温度と染料インクの溶出の関係を示す。尚、実験は以下の様にして行った。先ず、無色の75デニールのポリエステル繊維で白布を作製した。次に、転写用昇華性染料インク(紀和化学工業株式会社製 KIWA-JET ES-2(シアン、P-マゼンタ、F-イエロー))、及び分散染料(DySter社製 Dianix AC-E(イエロー、レッド、ブルー))を用いて着色を行った。次に、これを温風にて十分に乾燥した。
【0017】
次に、これらの試料を真空セット機(株式会社ヤスジマ社製 SB-300)の庫内に投入した。次に、庫内を0.1MPaの真空度とした。次に、庫内に水蒸気を入れて飽和水蒸気圧0.14MPaとし、処理温度を100℃、105℃、110℃、115℃、120℃、125℃、130℃、135℃の8条件で変化させ60min保持した。次に、庫内を0.1MPaの真空度とした後、常圧に開放した。
【0018】
次に、これらの試料を染色堅ろう度試験 JIS L 0844 洗濯試験A-2号(温度50℃、石けん濃度5g/L、液量100ml、時間30min、添付白布ポリエステル及び綿)の条件で変退色、汚染、液汚染を視感法により評価した。その結果を図2に示す。図2から、変退色は処理温度120℃で2-3級であった他は全て3級であった。また、汚染、液汚染は全ての温度において4-5級であり、食品衛生法に基づく「食品、添加物等の規格基準」(厚生省告示第三百七十号指定)Bおもちゃの製造基準における試験に適合可能な良好な値を示した。また、フェイクファー生地で真空セット処理を行っても、人工毛に縮れや絡み、カールの伸び等の変形は認められなかった。よって、真空定着工程S108における処理温度は100℃~135℃が可能で、110℃~125℃が好ましく、120℃~125℃が特に好ましいといえる。
【0019】
次に、本発明に係るぬいぐるみの製造方法を図3のフローチャートを用いて説明する。本発明に係るぬいぐるみの製造方法では、先ず、無着色の合成繊維を交織もしくは交編して所定の毛の長さのフェイクファー生地を製造する。そして、図4(a)に示すように、このフェイクファー生地の人工毛がぬいぐるみの毛となるように、ぬいぐるみ本体50を縫製する(縫製工程S102)。また、ここで用いる人工毛としては前述の染色方法と同様に真空定着工程の処理温度で形状変化が生じなければ特に限定は無い。また、この際使用する人工毛は染色方法と同様に着色されていない無色のものを用いる。よって、縫製工程S102におけるぬいぐるみ本体50は基本的に無色(白色)となる。
【0020】
ここで、従来のぬいぐるみの製造方法では色毎にフェイクファー生地を裁断して異なる色のパーツを切り出し縫製する必要があるが、本発明に係るぬいぐるみの製造方法では全て無着色のフェイクファー生地でぬいぐるみ本体50を縫製するため、色毎のパーツの切出しが不要となりパーツ数自体が少ない。このため、従来のぬいぐるみの製造方法と比較して極めて簡単かつ低コストでぬいぐるみ本体50の縫製を行うことができる。さらに、無着色のフェイクファー生地の大量生産により生産効率の向上と生産コストの低減を図ることができる。
【0021】
次に、製作されたぬいぐるみ本体50の人工毛を、作製するぬいぐるみに応じて適当な長さにカットする。これにより、図4(b)に示すように、ぬいぐるみ本体50の外観が整えられる(トリミング工程S104)。
【0022】
次に、図4(c)に示すように、作製するぬいぐるみに応じた色の染料インクを周知のエアブラシ等の吹き付け装置10を用いてぬいぐるみ本体50の人工毛に着色する(着色工程S106A)。この際、40℃~100℃程度の温風で適宜染料インクを乾燥しながら着色を行う。また適宜、人工毛の裏側にも着色を行う。そして、この吹き付け装置10による着色は作製するぬいぐるみに応じて複数の色で繰り返し行う。このように、ぬいぐるみ本体50の毛を吹き付け装置10を用いて複数の色で行う事で、毛の濃淡、模様、質感等を再現した精緻な塗装が可能となる。
【0023】
次に、図5(a)に示すように、着色工程S106Aで塗装されたぬいぐるみ本体50を真空セット機12の庫内に載置する。次に、真空セット機12の庫内を減圧し前述と同様に例えば0.1MPa程度の真空度とする。次に、庫内に所定の飽和水蒸気を入れ概ね0.11MPa~0.16MPa前後の真空度とし、100℃~135℃、好ましくは110℃~125℃、さらに好ましくは120℃~125℃の処理温度で45min~90min保持する。この真空セット処理により、染料インクの染料は合成繊維に定着する(真空定着工程S108)。次に、庫内の水蒸気を排気して、再度真空状態とする。次に、庫内を開放して真空状態を解除し、ぬいぐるみ本体50を真空セット機12から取り出す。
【0024】
上記のようにして、真空定着工程S108により染料インクが定着したぬいぐるみ本体50は、次に洗濯等により人工毛に対する柔軟剤処理が施される。次に、ぬいぐるみ本体50は、図5(b)に示されるように、例えばプラスチック製の目や鼻、その他の部品20が固定され、これにより毛の色合いや質感が本物のようなリアルなぬいぐるみ80が完成する(仕上げ工程S110)。
【0025】
尚、作製するぬいぐるみ80が縞柄等の複雑な模様を有する場合には、図6のフローチャートに示すように、着色工程S106Aで下地を塗装し、これを真空定着工程S108で定着した後、第2の着色工程S206で模様を塗装し、これを第2の真空定着工程S208で定着するようにしても良い。また、第2の着色工程S206、第2の真空定着工程S208は色ごとに複数回行うようにしても良い。この構成によれば、着色工程S106Aで塗装した下地の染料インクと、第2の着色工程S206で塗装した模様の染料インクとが混ざることが無く、くっきりとした鮮やかな絵柄、模様を再現することができる。
【0026】
以上のように、本発明によれば、真空定着工程S108において真空下で水蒸気による熱処理を行う所謂真空セットを行うことで、フェイクファー生地の人工毛を塗料溶出の法規制を満たすレベルで染色、定着することができる。この際、人工毛にカールの伸びや絡まりが生じることはない。これにより、人工毛の色柄模様の自由度を飛躍的に向上させることができる。また、退色や色移りを防止することができる。
【0027】
また、本発明に係るぬいぐるみの製造方法によれば、真空定着工程S108において真空セットを行うことで、吹き付け装置10を用いた精緻な塗装の染料インクを塗料溶出の法規制を満たすレベルで定着することができる。このため、従来「置物」としてしか販売できなかったリアルなぬいぐるみを、ユーザが触れ合うことのできる玩具としての「ぬいぐるみ」として販売することができる。
【0028】
また、本発明に係るぬいぐるみの製造方法では、全て無着色のフェイクファー生地でぬいぐるみ本体50を縫製するため、従来のぬいぐるみの製造方法と比較して極めて簡単かつ低コストでぬいぐるみ本体50の縫製を行うことができる。さらに、無着色のフェイクファー生地の大量生産により生産効率の向上と生産コストの低減を図ることができる。
【0029】
尚、本例で示した人工毛の染色方法及びぬいぐるみの製造方法は一例であるから、必要な工程を適宜挿入できる他、各工程の条件、順序、使用部材等は本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。
【符号の説明】
【0030】
10 吹き付け装置
12 真空セット機
50 ぬいぐるみ本体
80 ぬいぐるみ
106A 着色工程
S108 真空定着工程
図1
図2
図3
図4
図5
図6