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特許7166171インタフェース画像の表示方法、装置及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-27
(45)【発行日】2022-11-07
(54)【発明の名称】インタフェース画像の表示方法、装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/36 20060101AFI20221028BHJP
   G02F 1/133 20060101ALI20221028BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20221028BHJP
   G09G 3/34 20060101ALI20221028BHJP
   H04N 5/66 20060101ALI20221028BHJP
【FI】
G09G3/36
G02F1/133 535
G02F1/133 580
G09G3/20 611A
G09G3/20 612U
G09G3/20 642E
G09G3/20 642F
G09G3/20 650M
G09G3/34 J
H04N5/66 102B
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2018532302
(86)(22)【出願日】2018-04-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-02-13
(86)【国際出願番号】 CN2018082533
(87)【国際公開番号】W WO2019109563
(87)【国際公開日】2019-06-13
【審査請求日】2018-06-19
【審判番号】
【審判請求日】2021-12-23
(31)【優先権主張番号】201711265222.6
(32)【優先日】2017-12-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 国盛
【合議体】
【審判長】中塚 直樹
【審判官】濱本 禎広
【審判官】佐藤 久則
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2005/0140616(US,A1)
【文献】国際公開第2013/018472(WO,A1)
【文献】特開2009-294323(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/00-3/38
G09G 5/00-5/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在表示されているインタフェース画像を取得し、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップと、
前記すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定するステップと、
数の最も大きい上位N個のグレースケールを取得するステップと、
すべてのグレースケールの数の総和に対する前記数の最も大きい上位N個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超え、且つ、前記数の最も大きい上位N個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超える場合、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するステップと、を含み、
Nは、所定の正の整数であり、
前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップは、
前記インタフェース画像のコントラストを確定するステップと、
予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、を含む
ことを特徴とするインタフェース画像の表示方法。
【請求項2】
前記予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップは、
現在の周辺光輝度を取得するステップと、
前記現在の周辺光輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲と周辺光輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のインタフェース画像の表示方法。
【請求項3】
前記予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップは、
現在のバックライト輝度を取得するステップと、
前記現在のバックライト輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲とバックライト輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のインタフェース画像の表示方法。
【請求項4】
現在表示されているインタフェース画像を取得し、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップは、
現在表示されているインタフェース画像を取得した後、現在の周辺光輝度を取得するステップと、
前記現在の周辺光輝度が所定輝度範囲内にあるか否かを確定するステップと、
前記現在の周辺光輝度が所定輝度範囲内にある場合、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1項に記載のインタフェース画像の表示方法。
【請求項5】
現在表示されているインタフェース画像を取得し、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップは、
現在表示されているインタフェース画像を取得した後、現在のバックライト輝度を取得するステップと、
前記現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きいか否かを確定するステップと、
前記現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きい場合、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のインタフェース画像の表示方法。
【請求項6】
前記輝度調整パラメーターは、調整輝度であり、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するステップは、
前記現在のバックライト輝度から前記インタフェース画像に対応する調整輝度を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るステップを含む
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のインタフェース画像の表示方法。
【請求項7】
前記輝度調整パラメーターは、調整割合であり、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するステップは、
前記現在のバックライト輝度に前記インタフェース画像に対応する調整割合を乗算することによって、低減されたバックライト輝度を得るステップ、或いは
前記現在のバックライト輝度と前記インタフェース画像に対応する調整割合との積を算出し、前記現在のバックライト輝度から前記積を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るステップを含む
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のインタフェース画像の表示方法。
【請求項8】
前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する前に、さらに、
前記インタフェース画像をHSV空間又はYUV空間にマッピングするステップを含み、
前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップは、
前記HSV空間の明度情報又は前記YUV空間の輝度情報に基づき、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のインタフェース画像の表示方法。
【請求項9】
現在表示されているインタフェース画像を取得し、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定し、
前記すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定し、
数の最も大きい上位N個のグレースケールを取得し、
すべてのグレースケールの数の総和に対する前記数の最も大きい上位N個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超え、且つ、前記数の最も大きい上位N個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超える場合、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するための取得モジュールと、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するための調節モジュールと、を備え、
Nは、所定の正の整数であり、
前記取得モジュールは、さらに、
前記インタフェース画像のコントラストを確定し、
予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するためのものである
ことを特徴とするインタフェース画像の表示装置。
【請求項10】
前記取得モジュールは、さらに、
現在の周辺光輝度を取得し、
前記現在の周辺光輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲と周辺光輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するためのものである
ことを特徴とする請求項9に記載のインタフェース画像の表示装置。
【請求項11】
前記取得モジュールは、さらに、
現在のバックライト輝度を取得し、
前記現在のバックライト輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲とバックライト輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するためのものである
ことを特徴とする請求項9に記載のインタフェース画像の表示装置。
【請求項12】
前記取得モジュールは、さらに、
現在表示されているインタフェース画像を取得した後、現在の周辺光輝度を取得し、
前記現在の周辺光輝度が所定輝度範囲内にあるか否かを確定し、
前記現在の周辺光輝度が所定輝度範囲内にある場合、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するためのものである
ことを特徴とする請求項9に記載のインタフェース画像の表示装置。
【請求項13】
前記取得モジュールは、さらに、
現在表示されているインタフェース画像を取得した後、現在のバックライト輝度を取得し、
前記現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きいか否かを確定し、
前記現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きい場合、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するためのものである
ことを特徴とする請求項9に記載のインタフェース画像の表示装置。
【請求項14】
前記輝度調整パラメーターは、調整輝度であり、
前記調節モジュールは、
前記現在のバックライト輝度から前記インタフェース画像に対応する調整輝度を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るためのものである
ことを特徴とする請求項9~13のいずれか1項に記載のインタフェース画像の表示装置。
【請求項15】
前記輝度調整パラメーターは、調整割合であり、
前記調節モジュールは、
前記現在のバックライト輝度に前記インタフェース画像に対応する調整割合を乗算することによって、低減されたバックライト輝度を得る、或いは
前記現在のバックライト輝度と前記インタフェース画像に対応する調整割合との積を算出し、前記現在のバックライト輝度から前記積を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るためのものである
ことを特徴とする請求項9~13のいずれか1項に記載のインタフェース画像の表示装置。
【請求項16】
前記インタフェース画像をHSV空間又はYUV空間にマッピングするためのマッピングモジュールを、さらに備え、
前記取得モジュールは、
前記HSV空間の明度情報又は前記YUV空間の輝度情報に基づき、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するためのものである
ことを特徴とする請求項9に記載のインタフェース画像の表示装置。
【請求項17】
少なくとも1つの指令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は指令セットが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記少なくとも1つの指令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は指令セットは、プロセッサーによりロードされて実行されることによって、上記の請求項1~8のいずれか1項に記載のインタフェース画像の表示方法を実現する
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項18】
プロセッサー及びメモリを備え、
前記メモリには、少なくとも1つの指令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は指令セットが記憶されており、
前記少なくとも1つの指令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は指令セットは、前記プロセッサーによりロードされて実行されることによって、上記の請求項1~8のいずれか1項に記載のインタフェース画像の表示方法を実現する
ことを特徴とするインタフェース画像の表示装置。
【請求項19】
プロセッサーに実行されることにより、請求項1~請求項8のいずれか記載の方法を実現することを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ技術分野に関し、特にインタフェース画像の表示方法装置及びプログラムに関する。
【0002】
本願は、出願番号がCN201711265222.6であって、出願日が2017年12月5日である中国特許出願に基づき優先権を主張し、当該中国特許出願のコンテンツの全てを本願に援用する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術の発展に伴い、携帯電話等の移動端末が現代人の必需品となり、人々の日常生活においてますます重要な役割を果たしている。
【0004】
携帯電話の画面サイズが大きくなるにつれて、携帯電話画面が携帯電話消費電力量の最も主要な原因となるので、携帯電話画面の消費電力を低減する方法が差し迫った要求となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、関連技術に存在している問題を解決するために、インタフェース画像の表示方法装置及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術手段は、下記の通りである。
【0007】
本発明の第1の態様によれば、インタフェース画像の表示方法が提供される。前記インタフェース画像の表示方法は、
現在表示されているインタフェース画像を取得し、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップと、
前記すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定するステップと、
数の最も大きいグレースケールをN個取得するステップと、
前記数の最も大きいN個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対する前記数の最も大きいN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超える場合、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するステップと、を含み、
ここで、Nは、所定の正の整数である。
【0008】
選択的に、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップは、
前記インタフェース画像のコントラストを確定するステップと、
予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、を含む。
【0009】
選択的に、前記予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップは、
現在の周辺光輝度を取得するステップと、
前記現在の周辺光輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲と周辺光輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、を含む。
【0010】
選択的に、前記予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップは、
現在のバックライト輝度を取得するステップと、
前記現在のバックライト輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲とバックライト輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、を含む。
【0011】
選択的に、前記インタフェース画像の表示方法は、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する前に、さらに、
現在の周辺光輝度を取得するステップと、
前記現在の周辺光輝度が所定輝度範囲内にあることを確定するステップと、を含む。
【0012】
選択的に、前記インタフェース画像の表示方法は、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する前に、さらに、
現在のバックライト輝度を取得するステップと、
前記現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きいことを確定するステップと、を含む。
選択的に、前記輝度調整パラメーターは、調整輝度であり、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するステップは、
前記現在のバックライト輝度から前記インタフェース画像に対応する調整輝度を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るステップを含む。
【0013】
選択的に、前記輝度調整パラメーターは、調整割合であり、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するステップは、
前記現在のバックライト輝度に前記インタフェース画像に対応する調整割合を乗算することによって、低減されたバックライト輝度を得るステップ、或いは、
前記現在のバックライト輝度と前記インタフェース画像に対応する調整割合との積を算出し、前記現在のバックライト輝度から前記積を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るステップを含む。
【0014】
選択的に、前記インタフェース画像の表示方法は、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する前に、さらに、
前記インタフェース画像をHSV空間又はYUV空間にマッピングするステップを含む。
【0015】
前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップは、
前記HSV空間の明度情報又は前記YUV空間の輝度情報に基づき、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップを含む。
【0016】
本発明の第2の態様によれば、インタフェース画像の表示装置が提供され、前記インタフェース画像の表示装置は、
現在表示されているインタフェース画像を取得し、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定し、
また、前記すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定し、
また、数の最も大きいグレースケールをN個取得し、
また、前記数の最も大きいN個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対する前記数の最も大きいN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超える場合、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するための取得モジュールと、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するための調節モジュールと、を備え、
ここで、Nは、所定の正の整数である。
【0017】
選択的に、前記取得モジュールは、さらに、
前記インタフェース画像のコントラストを確定し、
予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するためのものである。
【0018】
選択的に、前記取得モジュールは、さらに、
現在の周辺光輝度を取得し、
前記現在の周辺光輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲と周辺光輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するためのものである。
【0019】
選択的に、前記取得モジュールは、さらに、
現在のバックライト輝度を取得し、
前記現在のバックライト輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲とバックライト輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するためのものである。
【0020】
選択的に、前記取得モジュールは、さらに、
現在の周辺光輝度を取得し、
前記現在の周辺光輝度が所定輝度範囲内にあることを確定するためのものである。
【0021】
選択的に、前記取得モジュールは、また、
現在のバックライト輝度を取得し、
前記現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きいことを確定するためのものである。
【0022】
選択的に、前記輝度調整パラメーターは、調整輝度であり、
前記調節モジュールは、
前記現在のバックライト輝度から前記インタフェース画像に対応する調整輝度を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るためのものである。
【0023】
選択的に、前記輝度調整パラメーターは、調整割合であり、
前記調節モジュールは、
前記現在のバックライト輝度に前記インタフェース画像に対応する調整割合を乗算することによって、低減されたバックライト輝度を得るためのものであり、或いは
前記現在のバックライト輝度と前記インタフェース画像に対応する調整割合との積を算出し、前記現在のバックライト輝度から前記積を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るためのものである。
【0024】
選択的に、前記インタフェース画像の表示装置は、さらに、
前記インタフェース画像をHSV空間又はYUV空間にマッピングするためのマッピングモジュールを備える。
【0025】
前記取得モジュールは、
前記HSV空間の明度情報又は前記YUV空間の輝度情報に基づき、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するためのものである。
【0026】
本発明の第3の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。前記記録媒体には、少なくとも1つの指令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は指令セットが記憶されている。前記少なくとも1つの指令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は指令セットは、前記プロセッサーによりロードされて実行されることによって、上記の第1の態様に記載のインタフェース画像の表示方法を実現する。
【0027】
本発明の第4の態様によれば、インタフェース画像の表示装置が提供される。前記装置は、プロセッサー及びメモリを備える。前記メモリには、少なくとも1つの指令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は指令セットが記憶されている。前記少なくとも1つの指令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は指令セットは、前記プロセッサーによりロードされて実行されることによって、上記の第1の態様に記載のインタフェース画像の表示方法を実現する。
本発明の第5の態様によれば、プロセッサーに実行されることにより、第1の態様に記載の方法を実現するプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0028】
本発明の実施例に係る技術案によれば、以下のような技術効果が奏される。
【0029】
本発明の実施例において、現在表示されているインタフェース画像を取得し、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定し、すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定し、数の最も大きいグレースケールをN個取得し、数の最も大きいN個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対する数の最も大きいN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超える場合、インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定し、輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減し、ここで、Nは所定の正の整数である。このように、あるインタフェース画像を表示するとき、バックライト輝度を低減することによって、バックライト光源の電流を低減することができるので、消費電力を低減することができる。これにより、携帯電話画面の消費電力を低減する方法を提供した。
【0030】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
ここでの図面は、明細書に組み込んで本明細書の一部を構成し、本発明の実施例を例示するとともに、明細書と一緒に本発明の原理を解釈する。
図1】一例示的な実施例に係るインタフェース画像の表示方法を示すフローチャートである。
図2】一例示的な実施例に係る自動調節のオプションを示す図である。
図3】一例示的な実施例に係るインタフェース画像の表示装置の構造を示す図である。
図4】一例示的な実施例に係るインタフェース画像の表示装置の構造を示す図である。
図5】一例示的な実施例に係る端末の構造を示す図である。
【0032】
上記の図面には、本発明の明確な実施例が示されており、以下でより詳細に説明する。これらの図面及び表現は、任意の方法で本発明の思想の範囲を制限するものではなく、特定の実施例を参照することによって本発明の概念を当業者に説明するためのものである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の記載が図面に関わる場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一符号は、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施形態に記載の実施例は、本発明に一致する全ての実施例を代表するものではない。即ち、それらは、特許請求の範囲に記載の本発明のある側面に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0034】
本発明の実施例は、インタフェース画像の表示方法を提供する。前記表示方法の実行主体は、端末であってもよい。ここで、端末は、携帯電話等のようなユーザが使用する移動端末であってもよい。当該端末には、インタフェース画像の表示を処理するためのプロセッサーと、インタフェース画像の表示において必要とするデータ及び生成されたデータを記憶するためのメモリと、データの受信及び送信を行うための送受信装置等が設けられてもよい。端末には、さらに、アプリケーションのインタフェース等を表示するためのスクリーン等の入出力機器と、周辺の光強度を検出するための光センサー等とが、設けられてもよい。本実施例では、端末が携帯電話である場合を一例として、技術案を詳細に説明するが、他の場合においても、これと類似しているので、本実施例では、詳細な説明を省略する。
【0035】
図1に示すように、前記方法の処理フローは、下記のステップを含むことができる。
【0036】
ステップ101において、現在表示されているインタフェース画像を取得し、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する。
【0037】
ここで、インタフェース画像とは、端末の画面に表示されるコンテンツを指し、グレースケールは、最も暗いから最も明るいまでの異なる輝度の階層レベルを表わしており、通常は0~255であり、合計256個のレベールがある。
【0038】
実施中において、図2に示すように、端末の設定オプションには、自動調整オプションが設定されている。ユーザは、操作により自動調整オプションをオンにすることができる。これにより、端末は、バックライト輝度の自動調節機能がオンにされたと確定できる。端末は、現在表示されているインタフェース画像を取得し、当該インタフェース画像の各画素点のR(Red、赤)、G(Green、緑)、B(Blue、青)を確定した後、各画素点のR、G、Bを用いて、当該インタフェース画像のすべての画素点のそれぞれが属しているグレースケールを確定することができる。
【0039】
選択的に、YUV空間又はHSV空間に基づき、インタフェース画像のすべての画素点のそれぞれが属しているグレースケールを確定できる。これに対応する処理は、下記の通りであってもよい。
【0040】
インタフェース画像をHSV空間又はYUV空間にマッピングし、HSV空間の明度情報又はYUV空間の輝度情報に基づき、インタフェース画像のすべての画素点のそれぞれが属しているグレースケールを確定する。
【0041】
ここで、HSV空間は、A.R.Smithにより1978年に色の直観的な特性に基づいて作成された色空間であり、六角錐モデル(Hexcone Model)とも呼ばれる。このモデルにおけるカラーパラメーターは、それぞれ色相(H)、彩度(S)、明度(V)である。YUV空間は、ヨーロッパのテレビジョンシステムで使用されるカラーコーディング方式(PALに属する)であり、PAL及びSECAMアナログカラーテレビジョン方式で使用される色空間である。YUV空間を使用するとき、その輝度信号Y及び色差信号U、Vが分離されている。
【0042】
実施中において、端末は、現在表示されているインタフェース画像を取得した後、当該インタフェース画像の各画素点のR、G、Bを確定し、その後、各画素点のR、G、Bを用いて、インタフェース画像をHSV空間にマッピングすることによって、各画素点のVの数値、Hの数値、Sの数値を取得する。ここで、Vの数値がHSV空間における明度情報であり、通常は、V=max(R、G、B)である。そして、明度情報を用いて、各画素点のそれぞれが属しているグレースケールを確定することができる(ここでは、従来技術の方法と同じであるので、詳細な説明を省略する)。
【0043】
又は、端末は、現在表示されているインタフェース画像を取得した後、当該インタフェース画像の各画素点のR、G、Bを確定することができる。インタフェース画像のいずれかの画素点について、式Y=0.299R+0.587G+0.114B、式U=-0.147R-0.289G+0.436B、式V=0.615R-0.515G-0.100Bを用いて、当該画素点のY、U、Vを確定することができ、同じ方法によりすべての画素点のY、U、Vを計算することができる。ここで、Yは、YUV空間における当該画素点の輝度情報である。当該画素点について、Yの数値が小数である場合、四捨五入の方法を使用してグレースケールに対応させることができ、同じ方法により各画素点のそれぞれが属しているグレースケールを確定することができる。例えば、ある画素点について、Rが180であり、Gが78であり、Bが100である場合、確定されるYが111.006となる。Yは、四捨五入することにより111となり、当該画素点が属しているグレースケールが111となる。
【0044】
選択的に、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する前に、さらに周辺光輝度を判断する必要がある。これに対応する処理は、下記の通りであってもよい。
【0045】
現在の周辺光輝度を取得し、現在の周辺光輝度が所定輝度範囲内にあることを確定し、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する。
【0046】
ここで、所定輝度範囲は、技術者により予め設定されて端末に記憶されることができ、例えば、50lux~500lux等である。
【0047】
実施中において、端末は、現在表示されているインタフェース画像を取得した後、光センサーを用いて周辺光輝度を検出することができ、その後、検出された周辺光輝度が所定輝度範囲内にあるか否かを確定する。周辺光輝度が所定輝度範囲内にある場合、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定することができる(確定方法については、前述で詳細に説明されているので、ここでは、詳細な説明を省略する)。
【0048】
選択的に、現在のバックライト輝度が比較的大きい場合にのみ、バックライト輝度を調整させる。これに対応するステップ101の処理は、下記の通りであってもよい。
【0049】
現在のバックライト輝度を取得し、現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きいと確定し、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する。
【0050】
ここで、第3の所定数値は、技術者により予め設定されて端末に記憶されてもよい。
【0051】
実施中において、端末は、現在表示されているインタフェース画像を取得した後、現在のバックライト光源の電流を確定することができ、その後、バックライト光源の電流を用いて、対応するバックライト輝度、即ち現在のバックライト輝度を確定することができる。そして、端末は、現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きいか否かを判断する。現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きい場合、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定することができる(確定方法は、前述で詳細に説明されているので、ここでは、詳細な説明を省略する)。
【0052】
ステップ102において、すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定する。
【0053】
実施中において、端末は、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定した後、すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を統計することができる。例えば、1024個の画素点を含むインタフェース画像において、グレースケールが30である数は500となり、グレースケールが120である数は100となり、グレースケールが234である数は424となる。
【0054】
ステップ103において、数の最も大きいグレースケールをN個取得する。
【0055】
ここで、Nは所定の正の整数であり、技術者により予め設定されて端末に記憶されることができる。例えば、2等である。
【0056】
実施中において、端末は、各グレースケールの数を確定した後、数の最も大きいグレースケールをN個取得することができる。例えば、1024個の画素点を含むインタフェース画像において、Nが2である場合、グレースケールが30である数は500となり、グレースケールが120である数は100となり、グレースケールが234である数は424となり、数の最も大きい2つのグレースケールは30、234である。
【0057】
ステップ104において、数の最も大きいN個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対する数の最も大きいN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超える場合、インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定することができる。
【0058】
ここで、第1の所定数値、第2の所定数値は、いずれも技術者により予め設定されて端末に記憶されることができる。第1の所定数値は、12であってもよく、第2の所定数値は、80%であってもよい。
【0059】
実施中において、端末は、数の最も大きいグレースケールをN個取得した後、N個のグレースケール間の差分値を算出することによって、N個のグレースケールの数の総和を算出することができる。その後、N個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超えるか否かを判断し、N個のグレースケールの数の総和とすべてのグレースケールの数の総和との割合が第2の所定数値を超えるか否かを判断することができる。端末は、N個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対するN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超える場合、現在表示されているインタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定することができる。当該輝度調整パラメーターは、1つの固定値であってもよいが、上記の条件を満たすいずれのインタフェース画像についても同様である。
【0060】
例えば、第1の所定数値が12であり、第2の所定数値が80%であり、Nは2であって、1024個の画素点を含むインタフェース画像において、グレースケールが30である数は500となり、グレースケールが120である数は100となり、グレースケールが234である数は424となり、数の最も大きい2つのグレースケールは30、234である。当該グレースケール間の差分値は204となり、第1の所定数値を超えており、当該2つのグレースケールの数の和は924となり、すべてのグレースケールの数の総和に対するその数の割合が90%になって、80%を超えるので、端末は、現在表示されているインタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定できる。
【0061】
選択的に、インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定する方法は、下記の通りであってもよい。
【0062】
インタフェース画像のコントラストを確定し、予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定する。
【0063】
実施中において、端末には、コントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係が予め記憶されており、当該対応関係は、技術者により予め設定されて端末に記憶されることができ、表1に示すようになる。
【0064】
【表1】
端末は、N個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対するN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超えると確定した場合、コントラストの式C=(Lbrightness+R)/(Ldarkness+R)を用いて、現在表示されているインタフェース画像のコントラストを算出することができる。ここで、Rは、スクリーンの反射輝度であり、1つの端末において固定値であり、Lbrightnessは、インタフェース画像の最も明るいコンテンツの輝度であり、Ldarknessは、インタフェース画像の最も暗いコンテンツの輝度である。端末は、インタフェース画像の最大グレースケール及び最小グレースケールを確定した後、ガンマ(Gamma)応答曲線を用いて、最大グレースケールに対応する輝度、即ちインタフェース画像の最も明るいコンテンツの輝度を確定することができる。また、ガンマ応答曲線を用いて、最小グレースケールに対応する輝度、即ちインタフェース画像の最も暗いコンテンツの輝度を確定することができる。
【0065】
端末は、現在表示されているインタフェース画像のコントラストを確定した後、コントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係を取得することができる。まず、当該対応関係から、現在表示されているインタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲を検索し、その後、コントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーター、即ち現在表示されているインタフェース画像の輝度調整パラメーターを確定することができる。
【0066】
選択的に、また、周辺光輝度及びインタフェース画像のコントラストに基づき、インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定する方法は、下記の通りであってもよい。
【0067】
現在の周辺光輝度を取得し、現在の周辺光輝度、インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲と周辺光輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定することができる。
【0068】
実施中において、端末には、周辺光輝度範囲とコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係が予め記憶されており、当該対応関係は、技術者により予め設定されて端末に記憶されることができ、表2に示すようになる。
【0069】
【表2】
端末は、現在表示されているインタフェース画像のコントラストを確定した後、周辺光輝度範囲とコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係を取得することができる。まず、当該対応関係から、現在表示されているインタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲を検索し、その後、現在の周辺光輝度が属している周辺光輝度範囲を検索することができる。そして、当該対応関係から、確定されたコントラスト範囲、周辺光輝度範囲に対応する輝度調整パラメーター、即ち現在表示されているインタフェース画像の輝度調整パラメーターを検索することができる。
【0070】
選択的に、さらに、現在のバックライト輝度及びインタフェース画像のコントラストに基づき、インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定する方法は、下記の通りであってもよい。
【0071】
現在のバックライト輝度を取得し、現在のバックライト輝度、インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲とバックライト輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定することができる。
【0072】
実施中において、端末には、周辺光輝度範囲とコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係が予め記憶されており、当該対応関係は、技術者により予め設定されて端末に記憶されることができる。
【0073】
端末は、現在表示されているインタフェース画像のコントラストを確定した後、バックライト輝度範囲とコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係を取得することができる。まず、当該対応関係から、現在表示されているインタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲を検索し、その後、現在のバックライト輝度が属しているバックライト輝度範囲を検索することができる。そして、当該対応関係から、確定されたコントラスト範囲、バックライト輝度範囲に対応する輝度調整パラメーター、即ち、現在表示されているインタフェース画像の輝度調整パラメーターを検索することができる。
【0074】
ステップ105において、輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減することができる。
【0075】
実施中において、端末は、現在表示されているインタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定した後、現在のバックライト光源(即ち、バックライト)の電流を確定し、その後、バックライト光源の電流を用いて、現在のバックライト輝度である対応するバックライト輝度を確定することができる。そして、現在表示されているインタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを用いて、現在のバックライト輝度を低減することができる。現在のバックライト輝度が低減された後、対応するバックライト光源の電流も低減されるので、端末の消費電力を低減させることができる。
【0076】
選択的に、輝度調整パラメーターは調整輝度であってもよく、これに対応するステップ102の処理は、下記の通りであってもよい。
【0077】
前記現在のバックライト輝度から前記インタフェース画像に対応する調整輝度を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得ることができる。
【0078】
ここで、輝度調整パラメーターは、調整輝度であってもよく、例えば、10lux等である。
【0079】
実施中において、端末は、現在表示されているインタフェース画像に対応する調整輝度を確定した後、現在のバックライト光源の電流を確定し、その後、バックライト光源の電流を用いて、現在のバックライト輝度である対応するバックライト輝度を確定することができる。現在のバックライト輝度から調整輝度を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得ることができる。そして、当該バックライト輝度確定に対応する電流を用いて、バックライト光源に当該電流を印加させる。これにより、バックライト輝度が低減されたバックライト輝度となるので、バックライト輝度を低減することができる。例えば、現在のバックライト輝度が100luxであり、調整輝度が10luxである時、低減されたバックライト輝度が90luxとなる。
【0080】
選択的に、輝度調整パラメーターは、調整割合であってもよく、これに対応するステップ105の処理は、下記の通りであってもよい。
【0081】
調整割合に基づき、現在のバックライト輝度を低減することができる。
【0082】
ここで、輝度調整パラメーターは調整割合であってもよく、例えば、10%等である。
【0083】
実施中において、端末は、現在表示されているインタフェース画像に対応する調整割合を確定した後、現在のバックライト光源の電流を確定し、その後、バックライト光源の電流を用いて、現在のバックライト輝度である対応するバックライト輝度を確定することができる。現在のバックライト輝度に基づいて調整割合を低減し、即ち現在のバックライト輝度とインタフェース画像に対応する調整割合との積を算出することができる。そして、現在のバックライト輝度から算出された積を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得ることができ、或いは、現在のバックライト輝度に基づいてインタフェース画像に対応する調整割合を乗算することによって、低減されたバックライト輝度を得る。そして、当該バックライト輝度確定に対応する電流を用いて、バックライト光源に当該電流を印加させる。これにより、バックライト輝度が低減されたバックライト輝度となるので、バックライト輝度を低減することができる。例えば、現在のバックライト輝度が100luxであり、調整割合が10%である時、低減されたバックライト輝度が100lux*(1-10)%、即ち90luxとなる。或いは、現在のバックライト輝度が100luxであり、調整割合が90%である時、調整されたバックライト輝度が100lux*90%、即ち90luxとなる。
【0084】
本発明の実施例によれば、輝度調整パラメーターを設定する規則をさらに提供する。
【0085】
1枚の画像について、従来のコントラストの式は、C=(Lbrightness+R)/(Ldarkness+R)であり、ここで、Rは、スクリーンの反射輝度であり、1つの端末において固定値であり、Lbrightnessは、画像の最も明るいコンテンツの輝度であり、Ldarknessは、画像の最も暗いコンテンツの輝度である。1枚の画像のコントラストが比較的高く、Lbrightnessが200であり、Ldarknessが10であり、Rが10であるとした時、コントラストは、C1=(200+10)/(10+10)=10.5となる。バックライト輝度を10%低減すると、Lbrightnessが180となり、Ldarknessが9となり、コントラストは、C2=(180+10)/(9+10)=10となるので、コントラストがまだ比較的高くなり、ユーザは依然としてコンテンツをはっきり見ることができる。
【0086】
1枚の画像のコントラストが比較的低く、Lbrightnessが200であり、Ldarknessが190であり、Rが10であるとした時、コントラストは、C1=(200+10)/(190+10)=1.05となる。バックライト輝度を10%低減すると、Lbrightnessが180となり、Ldarknessが171となり、コントラストは、C2=(180+10)/(171+10)=1.049となるので、コントラストがより小さくなり、コンテンツがはっきり見えないことがある。
【0087】
コントラストが高いコンテンツに対して、上記の結論に基づいてバックライト輝度を低減することによって、消費電力を低減することができる。
【0088】
したがって、技術者によりコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係を設定するとき、一般的には、コントラストが比較的高いインタフェースに対して、低減されたバックライト輝度が比較的多くなり、また、コントラストが比較的低いコンテンツに対して、バックライト輝度を処理しない、或いは、低減されたバックライト輝度が比較的少ない。通常、コントラストが比較的高いインタフェース画像として、チャットウィンドウ、word文書、メールのインタフェース等がある。コントラストが比較的低いインタフェース画像として、ショッピングアプリケーションにおける商品リストのインタフェース等がある。
【0089】
本発明の実施例において、現在表示されているインタフェース画像を取得し、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定し、すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定し、数の最も大きいグレースケールをN個取得し、数の最も大きいN個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対する数の最も大きいN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超える場合、インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定し、輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減し、ここで、Nは所定の正の整数である。このように、あるインタフェース画像を表示する際、バックライト輝度を低減することによって、バックライト光源の電流を低減することができるので、さらに消費電力を低減することができる。これにより、携帯電話画面の消費電力を低減する方法を提供した。
【0090】
同じ技術的思想に基づき、本発明の別の例示的な実施例は、さらに、インタフェース画像の表示装置を提供する。前記表示装置は、図3に示すように、
現在表示されているインタフェース画像を取得し、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定し、
前記すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定し、
数の最も大きいグレースケールをN個取得し、
前記数の最も大きいN個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対する前記数の最も大きいN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超える場合、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するための取得モジュール310と、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するための調節モジュール320と、を備え、
ここで、Nは、所定の正の整数である。
【0091】
選択的に、前記取得モジュール310は、さらに、
前記インタフェース画像のコントラストを確定し、
予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するためのものである。
【0092】
選択的に、前記取得モジュール310は、さらに、
現在の周辺光輝度を取得し、
前記現在の周辺光輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲と周辺光輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するためのものである。
【0093】
選択的に、前記取得モジュール310は、さらに、
現在のバックライト輝度を取得し、
前記現在のバックライト輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲とバックライト輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するためのものである。
【0094】
選択的に、前記取得モジュール310は、さらに、
現在の周辺光輝度を取得し、
前記現在の周辺光輝度が所定輝度範囲内にあることを確定するためのものである。
【0095】
選択的に、前記取得モジュール310は、さらに、
現在のバックライト輝度を取得し、
前記現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きいことを確定するためのものである。
【0096】
選択的に、前記輝度調整パラメーターは、調整輝度であり、
前記調節モジュール320は、
前記現在のバックライト輝度から前記インタフェース画像に対応する調整輝度を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るためのものである。
【0097】
選択的に、前記輝度調整パラメーターは、調整割合であり、
前記調節モジュール320は、
前記現在のバックライト輝度に前記インタフェース画像に対応する調整割合を乗算することによって、低減されたバックライト輝度を得て、あるいは
前記現在のバックライト輝度と前記インタフェース画像に対応する調整割合との積を算出し、前記現在のバックライト輝度から前記積を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るためのものである。
【0098】
選択的に、図4に示すように、前記表示装置は、さらに、
前記インタフェース画像をHSV空間又はYUV空間にマッピングするためのマッピングモジュール330を備え、
前記取得モジュール310は、
前記HSV空間の明度情報又は前記YUV空間の輝度情報に基づき、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するためのものである。
【0099】
本発明の実施例において、現在表示されているインタフェース画像を取得し、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定し、すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定し、数の最も大きいグレースケールをN個取得し、数の最も大きいN個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対する数の最も大きいN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超える場合、インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定し、輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減し、ここで、Nは所定の正の整数である。このように、あるインタフェース画像を表示するとき、バックライト輝度を低減することによって、バックライト光源の電流を低減することができるので、さらに消費電力を低減できる。これにより、携帯電話画面の消費電力を低減する方法を提供した。
【0100】
なお、上記の実施例に係るインタフェース画像の表示装置によりインタフェース画像を表示する際に、上記の各機能モジュールの分割のみを一例として説明したが、実際の応用中において、必要に応じて上記の機能を異なる機能モジュールに割り当てて完成されることができる。即ち、上述の機能のすべての又は一部を完成できるように、インタフェース画像の表示装置の内部構造を異なる機能モジュールに分割することができる。また、上記の実施例に係るインタフェース画像の表示装置及びインタフェース画像の表示方法の実施例は、同じ思想に属しており、その具体的な実現についての詳細は、方法の実施例を参照すればよいので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
【0101】
本発明の更なる他の実施例は、端末の構造模式図を提供する。当該端末は、携帯電話等であってもよい。
【0102】
図5を参照すると、端末500は、処理ユニット602、メモリ604、電源ユニット606、マルチメディアユニット608、オーディオユニット610、入力/出力(I/O)インタフェース612、センサーユニット614、及び通信ユニット616からなる群から選ばれる少なくとも1つを備えてもよい。
【0103】
処理ユニット602は、一般的には、端末500の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット602は、上述した方法におけるステップの一部又はすべてのを実現できるように、指令を実行する少なくとも1つのプロセッサー620を備えてもよい。また、処理ユニット602は、他のユニットとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも1つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理ユニット602は、マルチメディアユニット608とのインタラクションを便利にさせるように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
【0104】
メモリ604は、端末500での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、端末500で何れのアプリケーション又は方法を操作するための指令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ604は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0105】
電源ユニット606は、端末500の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び端末500のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを備えてもよい。
【0106】
マルチメディアユニット608は、端末500とユーザとの間に出力インタフェースを提供するスクリーンを備えてもよい。スクリーンは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。一実施例では、マルチメディアユニット608は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを有してもよい。端末500が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0107】
オーディオユニット610は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように配置される。例えば、オーディオユニット610は、マイクロフォン(MiC)を有してもよい。端末500が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モードのような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ604にさらに記憶されてもよいし、通信ユニット616を介して送信されてもよい。
【0108】
I/Oインタフェース612は、処理ユニット602と外部のインタフェースモジュールとの間にインタフェースを提供するためのものである。上記外部のインタフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
【0109】
センサーユニット614は、端末500のために各方面の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを備えてもよい。例えば、センサーユニット614は、端末500のオン/オフ状態や、ユニットの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記ユニットは、端末500のディスプレイ及びキーパッドである。センサーユニット614は、端末500又は端末500の1つのユニットの位置の変化、ユーザによる端末500への接触の有無、端末500の方向又は加速/減速、端末500の温度変化などを検出することができる。センサーユニット614は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配置される近接センサーを有してもよい。センサーユニット614は、イメージングアプリケーションに用いるための光センサー、例えば、CMOS又はCCD画像センサーを有してもよい。一実施例では、当該センサーユニット614は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーをさらに備えてもよい。
【0110】
通信ユニット616は、端末500と他の設備の間との無線又は有線通信を便利にさせるように配置される。端末500は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。1つの例示的な実施例では、通信ユニット616は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信ユニット616は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに備えてもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識装置(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT:Bluetooth(登録商標))技術及び他の技術によって実現されてもよい。
【0111】
例示的な実施例では、端末500は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサー(DSP:Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサー、又は他の電子機器によって実現されてもよい。
【0112】
例示的な実施例では、指令を有する非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、指令を有するメモリ604をさらに提供する。前記指令は、端末500のプロセッサー620により実行されて上述した方法を実現する。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0113】
非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、端末が上述した方法を実行するように、前記記録媒体における指令は端末のプロセッサーにより実行される。前記方法は、
現在表示されているインタフェース画像を取得し、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップと、
前記すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定するステップと、
数の最も大きいグレースケールをN個取得するステップと、
前記数の最も大きいN個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対する前記数の最も大きいN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超える場合、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するステップと、を含み、
ここで、Nは、所定の正の整数である。
【0114】
選択的に、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップは、
前記インタフェース画像のコントラストを確定するステップと、
予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、を含む。
【0115】
選択的に、前記予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップは、
現在の周辺光輝度を取得するステップと、
前記現在の周辺光輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲と周辺光輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、を含む。
【0116】
選択的に、前記予め記憶されたコントラスト範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像のコントラストが属しているコントラスト範囲に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップは、
現在のバックライト輝度を取得するステップと、
前記現在のバックライト輝度、前記インタフェース画像に対応するコントラスト、及び予め記憶されたコントラスト範囲とバックライト輝度範囲と輝度調整パラメーターとの間の対応関係に基づき、前記インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定するステップと、を含む。
【0117】
選択的に、前記インタフェース画像の表示方法は、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する前に、さらに、
現在の周辺光輝度を取得するステップと、
前記現在の周辺光輝度が所定輝度範囲内にあることを確定するステップと、を含む。
【0118】
選択的に、前記インタフェース画像の表示方法は、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する前に、さらに、
現在のバックライト輝度を取得するステップと、
前記現在のバックライト輝度が第3の所定数値より大きいと確定するステップと、を含む。
【0119】
選択的に、前記輝度調整パラメーターは、調整輝度であり、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するステップは、
前記現在のバックライト輝度から前記インタフェース画像に対応する調整輝度を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るステップを含む。
【0120】
選択的に、前記輝度調整パラメーターは、調整割合であり、
前記輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減するステップは、
前記現在のバックライト輝度に前記インタフェース画像に対応する調整割合を乗算することによって、低減されたバックライト輝度を得るステップ、或いは、
前記現在のバックライト輝度と前記インタフェース画像に対応する調整割合との積を算出し、前記現在のバックライト輝度から前記積を減算することによって、低減されたバックライト輝度を得るステップを含む。
【0121】
選択的に、前記インタフェース画像の表示方法は、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定する前に、さらに、
前記インタフェース画像をHSV空間又はYUV空間にマッピングするステップをさらに含む。
【0122】
前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップは、
前記HSV空間の明度情報又は前記YUV空間の輝度情報に基づき、前記インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定するステップを含む。
【0123】
本発明の実施例において、現在表示されているインタフェース画像を取得し、インタフェース画像のすべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールを確定し、すべての画素点がそれぞれ属しているグレースケールにおいて、各グレースケールの数を確定し、数の最も大きいグレースケールをN個取得し、数の最も大きいN個のグレースケール間の差分値がいずれも第1の所定数値を超え、且つ、すべてのグレースケールの数の総和に対する数の最も大きいN個のグレースケールの数の総和の割合が第2の所定数値を超える場合、インタフェース画像に対応する輝度調整パラメーターを確定し、輝度調整パラメーターに基づき、現在のバックライト輝度を低減し、ここで、Nは所定の正の整数である。このように、あるインタフェース画像を表示するとき、バックライト輝度を低減することによって、バックライト光源の電流を低減することができるので、さらに消費電力を低減することができる。これにより、携帯電話画面の消費電力を低減する方法を提供した。
【0124】
当業者は、明細書に対する理解及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであり、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0125】
本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。
図1
図2
図3
図4
図5