(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-27
(45)【発行日】2022-11-07
(54)【発明の名称】コンバイン
(51)【国際特許分類】
A01D 41/127 20060101AFI20221028BHJP
【FI】
A01D41/127
(21)【出願番号】P 2019229291
(22)【出願日】2019-12-19
【審査請求日】2021-12-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】石橋 慎司
(72)【発明者】
【氏名】田代 元
(72)【発明者】
【氏名】森岡 侃純
(72)【発明者】
【氏名】上田 秀哉
【審査官】竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-117592(JP,A)
【文献】実開昭60-174532(JP,U)
【文献】特開2003-118638(JP,A)
【文献】特開2012-091751(JP,A)
【文献】特開2010-169045(JP,A)
【文献】実開平06-085803(JP,U)
【文献】特開2012-255460(JP,A)
【文献】特開平06-212835(JP,A)
【文献】特開2012-087957(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01D 41/00 - 47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、
前記刈取部により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
前記刈取部の振動周期と前記脱穀装置の振動周期とを互いに一致させる周期一致機構と、を備えるコンバイン。
【請求項2】
前記周期一致機構は、前記刈取部の振動と前記脱穀装置の振動とが互いに逆位相となるように構成されている請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】
前記周期一致機構は、前記刈取部の振動と前記脱穀装置の振動との位相差を調整可能に構成されている請求項1または2に記載のコンバイン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部を備えるコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のコンバイン(特許文献1では「自脱型コンバイン」)は、刈取部により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置(特許文献1では「脱穀部」)を備えている。
【0003】
また、このコンバインは、運転席等を備えた運転部(特許文献1では「キャビン」)を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のコンバインにおいて、刈取部及び脱穀装置を駆動した場合、刈取部による振動と、脱穀装置による振動と、がそれぞれ運転部に伝わる。そして、運転部において、刈取部による振動と、脱穀装置による振動との振動周期が異なることにより、振幅が周期的に増減する振動が生じがちである。尚、このように、2つの振動の干渉によって振幅が周期的に増減する振動が生じる現象は、うなり現象として知られている。
【0006】
そして、このように生じた振動によって、運転部に搭乗しているオペレータが不快に感じる事態が想定される。
【0007】
本発明の目的は、オペレータが不快に感じる事態を回避しやすいコンバインを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の特徴は、圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、前記刈取部により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記刈取部の振動周期と前記脱穀装置の振動周期とを互いに一致させる周期一致機構と、を備えることにある。
【0009】
本発明であれば、刈取部の振動周期と脱穀装置の振動周期とが互いに一致する。ここで、2つの振動の振動周期が一致している場合、刈取部の振動の大きさと脱穀装置の振動の大きさが互いに異なったとしても、振幅が周期的に増減しないため不快なうなり現象は起こらない。尚、本明細書において、「振動周期」とは、1回の振動に対応する時間の長さを意味する。「振動周期」は、振動の周波数の逆数に等しい。
【0010】
従って、本発明であれば、刈取部による振動と、脱穀装置による振動と、が互いに干渉しても、振幅が周期的に増減する振動が生じにくい。これにより、オペレータが不快に感じる事態を回避しやすいコンバインを実現できる。
【0011】
さらに、本発明において、前記周期一致機構は、前記刈取部の振動と前記脱穀装置の振動とが互いに逆位相となるように構成されていると好適である。
【0012】
この構成によれば、刈取部による振動と、脱穀装置による振動と、が互いに干渉することにより、これらの振動は、互いに弱め合うこととなる。そのため、刈取部による振動と、脱穀装置による振動と、が互いに干渉することにより生じる振動が比較的弱くなりやすい。その結果、オペレータが感じる振動の強さを低減することが可能となる。
【0013】
さらに、本発明において、前記周期一致機構は、前記刈取部の振動と前記脱穀装置の振動との位相差を調整可能に構成されていると好適である。
【0014】
この構成によれば、刈取部の振動と脱穀装置の振動とが互いに逆位相でない場合に、周期一致機構によって位相差が調整されることにより、刈取部の振動と脱穀装置の振動とが互いに逆位相となる構成を実現できる。
【0015】
これにより、オペレータが感じる振動の強さを確実に低減しやすいコンバインを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図3】刈取部の駆動によって運転部に生じる加速度の推移を示す図である。
【
図4】脱穀装置の駆動によって運転部に生じる加速度の推移を示す図である。
【
図5】刈取部の駆動によって運転部に生じる加速度と、脱穀装置の駆動によって運転部に生じる加速度と、の和の推移を示す図である。
【
図6】第1別実施形態における第1ベルト及び第3回転体の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
〔コンバインの全体構成〕
図1に示すように、普通型のコンバイン1は、クローラ式の走行装置11、運転部12、脱穀装置13、穀粒タンク14、刈取部15、搬送装置16、穀粒排出装置18を備えている。
【0018】
走行装置11は、コンバイン1における下部に備えられている。また、走行装置11は、エンジンE(
図2参照)からの動力によって駆動する。そして、コンバイン1は、走行装置11によって自走可能である。
【0019】
また、運転部12、脱穀装置13、穀粒タンク14は、走行装置11の上側に備えられている。運転部12には、オペレータが搭乗可能である。
【0020】
穀粒排出装置18は、穀粒タンク14に接続している。また、刈取部15は、コンバイン1における前部に備えられている。搬送装置16は、刈取部15の後部に接続している。
【0021】
刈取部15は、圃場の植立穀稈を刈り取る。コンバイン1は、刈取部15によって圃場の植立穀稈を刈り取りながら走行装置11によって走行する刈取走行が可能である。
【0022】
刈取部15により刈り取られた刈取穀稈は、搬送装置16によって脱穀装置13へ搬送される。脱穀装置13において、刈取穀稈は脱穀処理される。脱穀処理により得られた穀粒は、穀粒タンク14に貯留される。穀粒タンク14に貯留された穀粒は、必要に応じて、穀粒排出装置18によって機外に排出される。
【0023】
以上で説明したように、コンバイン1は、圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部15を備えている。また、コンバイン1は、刈取部15により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置13を備えている。
【0024】
また、
図2に示すように、コンバイン1は、エンジン出力軸31を備えている。エンジン出力軸31は、エンジンEの出力軸である。そして、エンジン出力軸31には、第1回転体21及び第2回転体22が取り付けられている。第1回転体21及び第2回転体22は、エンジン出力軸31と一体的に回転する。
【0025】
また、
図2に示すように、コンバイン1は、刈取入力軸32を備えている。刈取入力軸32は、刈取部15の入力軸である。そして、刈取入力軸32には、第3回転体23が取り付けられている。第3回転体23は、刈取入力軸32と一体的に回転する。
【0026】
第1回転体21と第3回転体23とに亘って、第1ベルト41が巻回されている。これにより、エンジンEの動力は、エンジン出力軸31、第1回転体21、第1ベルト41、第3回転体23、刈取入力軸32を介して、刈取部15に入力される。この構成により、刈取部15はエンジンEの動力によって駆動する。
【0027】
また、
図2に示すように、コンバイン1は、脱穀入力軸33を備えている。脱穀入力軸33は、脱穀装置13の入力軸である。そして、脱穀入力軸33には、第4回転体24が取り付けられている。第4回転体24は、脱穀入力軸33と一体的に回転する。
【0028】
第2回転体22と第4回転体24とに亘って、第2ベルト42が巻回されている。これにより、エンジンEの動力は、エンジン出力軸31、第2回転体22、第2ベルト42、第4回転体24、脱穀入力軸33を介して、脱穀装置13に入力される。この構成により、脱穀装置13はエンジンEの動力によって駆動する。
【0029】
〔周期一致機構の構成〕
図2に示すように、コンバイン1は、周期一致機構2を備えている。周期一致機構2は、刈取振動センサ25、脱穀振動センサ26、制御部27を有している。また、第1回転体21、第2回転体22、第3回転体23、第4回転体24、第1ベルト41、第2ベルト42は、周期一致機構2に含まれている。
【0030】
図3及び
図4に示すように、刈取部15の振動周期は、第1周期T1である。また、脱穀装置13の振動周期は、第2周期T2である。そして、第1周期T1と第2周期T2とは、互いに一致している。
【0031】
即ち、第1回転体21、第2回転体22、第3回転体23、第4回転体24、第1ベルト41、第2ベルト42は、刈取部15の振動周期と脱穀装置13の振動周期とが互いに一致するように構成されている。即ち、周期一致機構2は、刈取部15の振動周期と脱穀装置13の振動周期とを互いに一致させる。
【0032】
ここで、本実施形態において、第3回転体23は、第3回転体23において第1ベルト41に接する部分の径を変更可能に構成されている。そして、第1回転体21が一定の回転速度で回転しているとき、第3回転体23において第1ベルト41に接する部分の径が変化すると、第3回転体23の回転速度が変化することとなる。
【0033】
そして、
図2に示すように、制御部27は、第3回転体23において第1ベルト41に接する部分の径を制御する。
【0034】
尚、本実施形態において、第1ベルト41は、Vベルトである。また、第3回転体23は、V字型の可変プーリである。
【0035】
この構成により、制御部27は、第3回転体23の回転速度を一時的に増減させることにより、刈取部15の振動の位相をずらすことができる。そして、制御部27は、刈取部15の振動の位相をずらすことにより、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動との位相差を調整することができる。
【0036】
即ち、周期一致機構2は、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動との位相差を調整可能に構成されている。
【0037】
図2に示すように、刈取振動センサ25は、刈取部15の振動を検知する。そして、刈取振動センサ25による検知結果は、制御部27へ送られる。
【0038】
また、脱穀振動センサ26は、脱穀装置13の振動を検知する。そして、脱穀振動センサ26による検知結果は、制御部27へ送られる。
【0039】
制御部27は、刈取振動センサ25による検知結果と、脱穀振動センサ26による検知結果と、に基づいて、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相であるか否かを判定する。
【0040】
そして、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相でないと判定された場合、制御部27は、第3回転体23において第1ベルト41に接する部分の径を変更することにより、刈取部15の振動の位相をずらす。このとき、制御部27は、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相となるように、刈取部15の振動の位相をずらす。
【0041】
即ち、周期一致機構2は、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相となるように構成されている。
【0042】
例えば、
図3及び
図4に示す例では、時刻t1から時刻t2に亘って、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに同位相である。そのため、制御部27は、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相でないと判定する。
【0043】
その結果、制御部27は、時刻t2から時刻t3に亘って、第3回転体23の回転速度を一時的に減速する。これにより、刈取部15の振動周期は、一時的に第1周期T1よりも長くなる。
【0044】
制御部27は、時刻t3に、第3回転体23の回転速度を元に戻す。これにより、刈取部15の振動周期は第1周期T1に戻る。尚、第3回転体23の回転速度の増減は、刈取振動センサ25による検知結果と、脱穀振動センサ26による検知結果と、に基づいて実行される。
【0045】
これにより、時刻t3以降、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相となる。その結果、
図5に示すように、時刻t3以降では、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに弱め合うこととなる。尚、
図5には、刈取部15の駆動によって運転部12に生じる加速度と、脱穀装置13の駆動によって運転部12に生じる加速度と、の和の推移が示されている。
【0046】
ところで、本実施形態においては、
図3及び
図4に示すように、刈取部15の振動の振幅はW1であり、脱穀装置13の振動の振幅はW2である。そして、W1とW2とは同一である。そのため、
図5に示すように、時刻t3以降、刈取部15により生じる加速度と、脱穀装置13により生じる加速度と、の和は常に0(ゼロ)である。即ち、時刻t3以降、刈取部15による振動と、脱穀装置13による振動と、が互いに干渉することにより生じる振動の振幅は0(ゼロ)である。
【0047】
しかしながら、本発明はこれに限定されず、刈取部15の振動の振幅と、脱穀装置13の振動の振幅と、は互いに異なっていても良い。この場合、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相であるとき、刈取部15による振動と、脱穀装置13による振動と、が互いに干渉することにより生じる振動の振幅は、0(ゼロ)より大きい値となる。
【0048】
また、本実施形態においては、コンバイン1が製造された時点で、第1回転体21、第2回転体22、第3回転体23、第4回転体24、第1ベルト41、第2ベルト42は、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相となるように構成されている。
【0049】
しかしながら、例えば、第1ベルト41が第3回転体23に対して滑ることにより、
図3及び
図4に示すように、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相でない状態となる可能性がある。
【0050】
そして、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相でない状態となったときには、以上で説明した制御が実行されることにより、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相である状態に復帰する。
【0051】
以上で説明した構成であれば、刈取部15の振動周期と脱穀装置13の振動周期とが互いに一致する。ここで、2つの振動の振動周期が一致している場合、刈取部15の振動の大きさと脱穀装置13の振動の大きさが互いに異なったとしても、振幅が周期的に増減しないため不快なうなり現象は起こらない。
【0052】
従って、以上で説明した構成であれば、刈取部15による振動と、脱穀装置13による振動と、が互いに干渉しても、振幅が周期的に増減する振動が生じにくい。これにより、オペレータが不快に感じる事態を回避しやすいコンバイン1を実現できる。
【0053】
〔第1別実施形態〕
上記実施形態においては、例えば、第1ベルト41が第3回転体23に対して滑ることにより、
図3及び
図4に示すように、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相でない状態となる可能性がある。
【0054】
しかしながら、本発明はこれに限定されない。以下では、本発明に係る第1別実施形態について、上記実施形態とは異なる点を中心に説明する。以下で説明している部分以外の構成は、上記実施形態と同様である。また、上記実施形態と同様の構成については、同じ符号を付している。
【0055】
図6に示すように、本発明に係る第1別実施形態において、第1ベルト41は、歯付ベルト(コグドベルト)である。第1ベルト41における複数の歯は、第1ベルト41において、第3回転体23に接する側に設けられている。また、この第1別実施形態において、第3回転体23は、第1ベルト41の歯に噛み合う複数の歯を有している。
【0056】
この構成により、第1ベルト41は、第3回転体23に対して滑りにくい。
【0057】
また、この第1別実施形態において、第2ベルト42は、第1ベルト41と同様に構成されている。また、第1回転体21、第2回転体22、第4回転体24は、第3回転体23と同様に構成されている。
【0058】
これにより、第1ベルト41は、第1回転体21に対して滑りにくい。また、第2ベルト42は、第2回転体22及び第4回転体24に対して滑りにくい。
【0059】
従って、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相でない状態となりにくい。また、刈取部15の振動周期と脱穀装置13の振動周期とが互いに一致した状態が安定的に維持されやすい。
【0060】
尚、以上に記載した各実施形態は一例に過ぎないのであり、本発明はこれに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
【0061】
〔その他の実施形態〕
(1)走行装置11は、ホイール式であっても良いし、セミクローラ式であっても良い。
【0062】
(2)周期一致機構2は、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動とが互いに逆位相とならないように構成されていても良い。
【0063】
(3)制御部27は設けられていなくても良い。
【0064】
(4)第3回転体23は、第3回転体23において第1ベルト41に接する部分の径を変更不能に構成されていても良い。
【0065】
(5)上記実施形態においては、刈取部15の振動の位相をずらすことができるように構成されている。これにより、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動との位相差を調整することができる。しかしながら、本発明はこれに限定されず、刈取部15の振動の位相をずらすための機構が設けられていなくても良い。即ち、周期一致機構2は、刈取部15の振動と脱穀装置13の振動との位相差を調整不能に構成されていても良い。
【0066】
(6)上記実施形態においては、第1回転体21と第3回転体23とが、第1ベルト41を介して連係されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、第1回転体21から第3回転体23への動力伝達経路に、一つまたは複数の回転軸が含まれていても良いし、一つまたは複数の無端回動体が含まれていても良いし、一つまたは複数のギヤやプーリ等が含まれていても良い。また、第1回転体21から第3回転体23への動力伝達経路に、刈取部15の振動周期を増減可能な機構が含まれていても良い。
【0067】
(7)上記実施形態においては、第2回転体22と第4回転体24とが、第2ベルト42を介して連係されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、第2回転体22から第4回転体24への動力伝達経路に、一つまたは複数の回転軸が含まれていても良いし、一つまたは複数の無端回動体が含まれていても良いし、一つまたは複数のギヤやプーリ等が含まれていても良い。また、第2回転体22から第4回転体24への動力伝達経路に、脱穀装置13の振動周期を増減可能な機構が含まれていても良い。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明は、普通型のコンバインだけではなく、自脱型のコンバインにも利用可能である。
【符号の説明】
【0069】
1 コンバイン
2 周期一致機構
13 脱穀装置
15 刈取部