(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-27
(45)【発行日】2022-11-07
(54)【発明の名称】アップリンク制御情報の伝送方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20221028BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20221028BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W72/12 150
H04W72/04 131
(21)【出願番号】P 2020552873
(86)(22)【出願日】2018-03-30
(86)【国際出願番号】 CN2018081400
(87)【国際公開番号】W WO2019183941
(87)【国際公開日】2019-10-03
【審査請求日】2021-03-01
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】リン、ヤナン
【審査官】齋藤 浩兵
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/031638(WO,A1)
【文献】NTT DOCOMO, INC.,HARQ-ACK feedback[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1709 R1-1716105,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1709/Docs/R1-1716105.zip>,2017年09月21日
【文献】Samsung,Multiplexing of UL Transmissions with Different Reliability Requirements[online],3GPP TSG RAN WG1 #92 R1-1802002,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92/Docs/R1-1802002.zip>,2018年03月02日
【文献】NTT DOCOMO, INC.,DL/UL scheduling and HARQ management[online],3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1718217,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1718217.zip>,2017年10月13日
【文献】Qualcomm Incorporated,Remaining issues for resource allocation for PUCCH[online],3GPP TSG RAN WG1 #92 R1-1802840,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_92/Docs/R1-1802840.zip>,2018年03月02日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アップリンク制御情報の伝送方法であって、前記方法は、端末により実行され、
伝送待ちの少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報が時間領域で重なることを確定することであって、前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプにアップリンク伝送関連情報が個別に配置されていることと、
前記配置されているアップリンク伝送関連情報に基づいて、前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報を個別に伝送することと、
前記少なくとも2つのタイプが、第1のタイプ及び第2のタイプを含み、前記第1のタイプのサービス優先度が、前記第2のタイプのサービス優先度より大きいであることと、
前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報を個別に伝送することが、前記第1のタイプのフィードバックウィンドウに対応する第1の伝送リソースで、前記第1のタイプのアップリンク制御情報を伝送することを含むことと、を含む、
アップリンク制御情報の伝送方法。
【請求項2】
前記アップリンク制御情報は、ダウンリンクデータのフィードバック情報、チャネル状態情報、及びアップリンクデータのスケジューリングリクエストのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アップリンク伝送関連情報が、PUCCHリソース、フィードバックモード、及びフィードバック時系列パラメータK1のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
伝送パラメータに基づいて前記アップリンク制御情報の属するタイプを確定することをさらに含み、ここで、前記伝送パラメータが、サービスタイプインジケーター、伝送時間間隔(TTI)長さ、フィードバック時間、リソース指示タイプ、伝送セット、周期、及び配置情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記各タイプのフィードバックウィンドウにおける該タイプの最終回の伝送機会に基づいて、前記各タイプのフィードバックウィンドウに対応する伝送リソースを確定すること、又は
前記各タイプのアップリンク制御リソース配置に基づいて、前記各タイプの伝送リソースを確定することを含むことを特徴とする
請求項1-4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
伝送条件を満たしている場合、且つ前記第1の伝送リソースで1つのタイプのアップリンク制御情報しか伝送できない場合、第1の伝送リソースで、前記第1のタイプのアップリンク制御情報を伝送することと、
前記伝送条件が、電力が制限されていること、不連続伝送をサポートしないこと、及び不連続伝送能力を有しない端末のうちの少なくとも1つを含むことと、を含むことを特徴とする
請求項1-5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
端末であって、請求項
1-6のいずれか一項に記載のアップリンク制御情報の伝送方法を実行するように構成される、端末。
【請求項8】
アップリンク制御情報の伝送方法であって、前記方法は、ネットワーク装置により実行され、
伝送待ちの少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報のアップリンク伝送関連情報を送信することであって、前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプにアップリンク伝送関連情報が個別に配置されていることと、
前記伝送待ちの少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報が時間領域で重なることを確定することと、
前記配置されているアップリンク伝送関連情報に基づいて、前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報を受信することと、
前記少なくとも2つのタイプが、第1のタイプ及び第2のタイプを含み、前記第1のタイプのサービス優先度が、前記第2のタイプのサービス優先度より大きいであることと、
前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報を個別に伝送することが、前記第1のタイプのフィードバックウィンドウに対応する第1の伝送リソースで、前記第1のタイプのアップリンク制御情報を伝送することを含むことと、を含む、
アップリンク制御情報の伝送方法。
【請求項9】
前記アップリンク制御情報は、ダウンリンクデータのフィードバック情報、チャネル状態情報、及びアップリンクデータのスケジューリングリクエストのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記アップリンク伝送関連情報が、PUCCHリソース、フィードバックモード、及びフィードバック時系列パラメータK1のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項8に記載の方法。
【請求項11】
ネットワーク装置であって、
請求項8-10のいずれか一項に記載のアップリンク制御情報の伝送方法を実行するように構成される、ネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術分野に関し、特にアップリンク制御情報の伝送方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
5Gアプリケーションなどの新しい無線(NR:New Radio)システムでは、主に3つのサービスシナリオがあり、即ち、強化型モバイルブロードバンド(eMBB:Enhance Mobile Broadband)サービス、超高信頼・低遅延通信(URLLC:Ultra Reliable and Low Latency Communication)、大量マシンタイプ通信(mMTC:massive machine type communications、)である。端末は、サービスニーズに応じて、配置された伝送リソースでこれらのサービスのデータを伝送する。
【0003】
この3つの主なサービスの遅延及び信頼性に関するニーズの違いが大きく、URLLCサービスの低遅延及び超高信頼性の伝送ニーズを満たすために、現在、URLLCサービスのデータ伝送に対して、強化及び最適化している。
【0004】
しかしながら、現在、URLLCサービスのアップリンク制御情報に対する強化及び最適化が依然として不完全であり、URLLCサービスの低遅延及び超高信頼性の伝送ニーズを満たすことができない。したがって、URLLCサービスのアップリンク制御情報伝送の信頼性を向上させ、URLLCサービスのアップリンク制御情報伝送の遅延を低減し、それによってシステム伝送効率を向上させるために、アップリンク制御情報の伝送方法を提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の複数の態様は、システム伝送効率を向上させるために、アップリンク制御情報の伝送方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によるアップリンク制御情報の伝送方法は、
伝送待ちの少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報が時間領域で重なることを確定することと、
前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報を個別に伝送することとを含む。
【0007】
本発明の他の態様によるアップリンク制御情報の伝送装置は、
伝送待ちの少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報が時間領域で重なることを確定するように構成される確定ユニットと、
前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報を個別に伝送するように構成される伝送ユニットとを備える。
【発明の効果】
【0008】
上記技術的解決策から分かるように、本発明の実施形態では、伝送待ちの少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報が時間領域で重なることを確定することにより、前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報は、個別に伝送されてもよく、それによってシステム伝送効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1A】本発明の一実施形態によるアップリンク制御情報の伝送方法のフローチャートである。
【
図1B】
図1Aに対応する実施形態による伝送リソースの概略図である。
【
図1C】
図1Aに対応する実施形態による他の伝送リソースの概略図である。
【
図1D】
図1Aに対応する実施形態による他の伝送リソースの概略図である。
【
図1E】
図1Aに対応する実施形態による他の伝送リソースの概略図である。
【
図1F】
図1Aに対応する実施形態による他の伝送リソースの概略図である。
【
図2】本発明の他の実施形態によるアップリンク制御情報の伝送装置の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下に実施形態又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に紹介するが、明らかに、以下に説明される図面は本発明のいくつかの実施形態であり、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0011】
本発明の実施形態の目的、技術的解決策と利点をより明確にするために、以下に本発明の実施形態における図面を組み合わせながら、本発明の実施形態による技術的解決策を明確且つ全面的に説明し、明らかに、説明される実施形態は本発明の実施形態の一部だけであり、全ての実施形態ではない。本発明における実施形態に基づき、当業者が創造的な労力を要せずに得た全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に属する。
【0012】
本明細書では「及び/又は」用語は、関連するオブジェクトの関連関係を記述するためのものだけであり、3種類の関係が存在することができることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBが同時に存在すること、Bが単独で存在することの3つの状況を示すことができる。また、本明細書では文字「/」は、一般的に前後にある関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0013】
図1Aは本発明の一実施形態によるアップリンク制御情報の伝送方法のフローチャートである。
図1Aに示すように、前記方法は以下のステップを含む。
【0014】
101において、伝送待ちの少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報が時間領域で重なることを確定する。
【0015】
タイプとは、サービスに基づいて区分されるサービスタイプであり、例えば、強化型モバイルブロードバンド(eMBB:Enhance Mobile Broadband)サービス、超高信頼・低遅延通信(URLLC:Ultra Reliable and Low Latency Communication)サービス、大量マシンタイプ通信(mMTC:massive machine type communications)などが挙げられ、又は他の標準に従って区分される他のタイプを指すこともでき、本実施形態では特に限定されない。
【0016】
102において、前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報を個別に伝送する。
【0017】
説明すべきこととして、101~102の実行主体は端末であってもよく、又はネットワーク装置であってもよく、本実施形態で特に限定されない。
【0018】
本発明では、伝送されるアップリンク制御情報は、端末とネットワーク装置の間で伝送する必要があるアップリンク制御情報を指しており、物理アップリンクチャネルによって搬送されてもよく、ここで、前記物理アップリンクチャネルが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)のうちの少なくとも1つを含むが、これに限られず、本実施形態で特に限定されない。
【0019】
ここで、前記アップリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)は、
ダウンリンクデータのフィードバック情報、即ち、ダウンリンクデータが正しく受信されたことを示すACK情報、又はダウンリンクデータが正しく受信されていないことを示すNACK情報、
チャネル状態情報(CSI:Channel Status Information)、及び
アップリンクデータのスケジューリングリクエスト(SR:Scheduling Request)のうちの少なくとも1つを含むことができるが、これに限られない。
【0020】
本発明によって提供される技術的解決策は、5Gアプリケーションなどの新しい無線(NR:New Radio)システムに適用されてもよく、該NRシステムが強化型モバイルブロードバンド(eMBB:Enhance Mobile Broadband)サービス、超高信頼・低遅延通信(URLLC:Ultra Reliable and Low Latency Communication)、大量マシンタイプ通信(mMTC:massive machine type communications、)という主な3つのサービスシナリオを有することができる。端末は、サービスニーズに応じて、配置された伝送リソースでこれらのサービスのサービスデータと制御情報を伝送することができる。したがって、本発明に係るタイプは、eMBBサービスタイプ、URLLCサービスタイプ及びmMTCサービスタイプのうちの少なくとも2つのサービスタイプを含むことができるが、これに限られず、本実施形態で特に限定されない。
【0021】
選択可能に、本実施形態の1つの可能な実施形態では、101の前に、さらに前記各タイプのアップリンク伝送関連情報を個別に配置することができる。
【0022】
1つの具体的な実施過程では、前記アップリンク伝送関連情報は、
伝送リソース、
フィードバックモード、及び
フィードバック時系列パラメータK1のうちの少なくとも1つを含むことができるが、これに限られない。
【0023】
伝送リソースとは、各タイプのアップリンク制御情報を搬送するための物理アップリンクチャネルのリソースを指し、時間領域リソース、周波数領域リソース及び電力領域リソースのうちの少なくとも1つを含むことができるが、これに限られず、本実施形態で特に限定されない。
【0024】
URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプを例とすると、URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプに対して、PUCCH伝送のための独立したリソース、即ち、PUCCHリソースを配置することができる。
【0025】
例えば、
図1Bに示すように、URLLCサービスタイプに対して小さいキャパシティの短いPUCCHリソースを配置することができ、eMBBサービスタイプに対して大きいキャパシティの長いPUCCHリソースを配置することができる。
【0026】
URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプを例とすると、URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプに対して、PUSCHを伝送するための独立したリソース、即ち、PUSCHリソースを配置することができる。ピギーバック(Pigyback)方式で、アップリンク制御情報をPUSCHにマッピングして搬送する時に、ピギーバック(Pigyback)伝送方式を採用することができる。ピギーバック(Pigyback)伝送のためのマッピングパラメータは、ピギーバック(Pigyback)マッピング位置とピギーバック(Pigyback)マッピング方式のうちの少なくとも1つを含むことができるが、これに限られず、これは本実施形態で特に限定されない。
【0027】
例えば、URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプに対して、独立したピギーバックマッピング位置を配置することができる。具体的には、
図1Cに示すように、URLLCサービスタイプに対して、限られている伝送リソースの位置に配置されてもよく、例えば、時間的に前に位置する、限られているコードブロックグループ(CBG:Code Block Group)、又はシンボル上に配置することができ、eMBBサービスタイプに対して、全ての伝送リソースの位置に配置してもよく、例えば、時間領域において余計な制限をかけることがなく、又は復調基準信号(DMRS:Demodulation Reference Signal)に近い伝送リソースの位置に配置することができる。
【0028】
又は、例えば、URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプに対して独立したピギーバックマッピング方式を設定することができる。具体的には、URLLCサービスタイプに対して、パンクチャー方式であるピギーバックマッピング方式を配置することができ、これにより、事前のデータ準備に役立ち、また、eMBBサービスタイプのフィードバック遅延が長く、データを準備するのに十分な時間があるため、eMBBサービスタイプに対してレートマッピング(Rate matching)方式であるピギーバックマッピング方式を配置することができ、これにより、PUSCHの信頼性を効果的に向上させることができる。
【0029】
フィードバックモードとは、各タイプのフィードバック(codebook)ウィンドウでのフィードバック方式を指し、動的フィードバック(dynamic codebook)方式と半静的フィードバック(semi-static codebook)方式を含むことができるが、これらに限られず、これは本実施形態で特に限定されない。
【0030】
URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプを例とすると、URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプに対して独立したフィードバックモードを設定することができる。
【0031】
例えば、URLLCサービスタイプに対して動的フィードバック(dynamic codebook)方式を設定することができ、eMBBサービスタイプに対して半静的フィードバック(semi-static codebook)方式を設定することができる。
【0032】
フィードバック時系列パラメータK1とは、各タイプのフィードバック(codebook)ウィンドウにおける伝送機会を確定するためのものである。
【0033】
URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプを例とすると、URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプに対して独立したフィードバック時系列パラメータK1のパラメータセット、値の範囲と単位のうちの少なくとも1つを配置することができる。
【0034】
例えば、URLLCサービスタイプに対してK1の値の範囲を{0,1}のように小さく設定することができ、eMBBサービスタイプに対してK1の値の範囲を{1,2,3,4,8,16,20,31}のように広く設定することができる。又は、例えば、URLLCサービスタイプに対してK1の単位をシンボル(symbol)に設定することができ、eMBBサービスタイプに対してK1の単位をスロット(slot)に設定することができる。
【0035】
それに対応して、URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプに対して独立したフィードバック時系列パラメータK1の値の範囲と単位のうちの少なくとも1つを設定するため、それに応じてURLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプのコードブック(codebook)ウィンドウを個別に確定することができる。eMBBサービスタイプに対してK1_eMBBを{2,3,4}と配置し、単位をslotと配置し、URLLCサービスタイプに対してK1_URLLCを{1}と、単位をslotと配置すると仮定すると、
図1Eに示すように、eMBBサービスタイプを図示するslot5におけるPUCCHに対応するeMBB物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)/永続的スケジューリング(SPS:Semi-Persistent Scheduling)の伝送機会は、slot1、slot2とslot3であってもよく、URLLCサービスタイプを図示するslot5におけるPUCCHに対応するURLLC PDCCH/SPSの伝送機会はslot4であってもよい。
図1Fに示すように、eMBBサービスタイプとURLLCサービスタイプのコードブック(codebook)ウィンドウが重なる場合でも、両方に対して、独立してカウント、マッピング、フィードバックを行う。
【0036】
他の具体的な実施過程では、各タイプのアップリンク伝送関連情報はネットワーク装置によって配置されてもよい。
【0037】
具体的には、端末は具体的にネットワーク装置がダウンリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージによって送信した各タイプのアップリンク伝送関連情報を受信することができる。
【0038】
例えば、前記上位層シグナリングは、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージであってもよく、具体的にはRRCメッセージにおける情報エレメント(IE:Information Element)に前記各タイプのアップリンク伝送関連情報を含ませることができ、前記RRCメッセージが、RRC接続再構成(RRC CONNECTION RECONFIGURATION)メッセージなどの従来技術におけるRRCメッセージであってもよく、本実施形態で限定されなく、従来のRRCメッセージのIEを拡張することにより、前記各タイプのアップリンク伝送関連情報を含ませることができ、又は前記RRCメッセージが、従来技術における従来のRRCメッセージとは異なってもよい。
【0039】
又は、例えば、前記上位層シグナリングは媒体アクセス制御(MAC:Media Access Control)制御要素(CE:Control Element)メッセージであってもよく、具体的には、新しいMAC CEメッセージを追加して前記各タイプのアップリンク伝送関連情報を含ませることができる。
【0040】
又は、例えば、具体的には、前記システムブロードキャストメッセージにおける従来のマスター情報ブロック(MIB:Master Information Block)又はシステム情報ブロック(SIB:System Information Block)に前記各タイプのアップリンク伝送関連情報を含ませることができ、又は新しいSIBを追加して前記各タイプのアップリンク伝送伝送情報を含ませることができる。
【0041】
前記各タイプのアップリンク伝送関連情報はさらにプロトコルによって定められてもよいことが理解可能である。
【0042】
前記各タイプのアップリンク伝送関連情報については、一部がネットワーク装置によって配置されてもよく、一部がプロトコルによって定められてもよく、これは本実施形態で特に限定されない。
【0043】
選択可能に、本実施形態の1つの可能な実施形態では、101において、具体的には、伝送パラメータに基づいて前記アップリンク制御情報の属するタイプを確定することができる。ここで、前記伝送パラメータは、
サービスタイプインジケーター、
伝送時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)長さ、即ちダウンリンクデータのTTI、
ダウンリンクデータのフィードバック情報のフィードバック時間又はCSIのフィードバック時間のようなフィードバック時間(Timing)、
TypeA又はTypeBのようなリソース指示タイプ、
伝送セット、
SRの周期又はCSIの周期のような周期、及び
SR配置番号又は優先度のようなSRの配置情報などの配置情報、又はターゲットブロック誤り率(BLER:Block Error Rate)のようなCSIの配置情報のうちの少なくとも1つを含むことができるがこれに限定されない。
【0044】
選択可能に、本実施形態の1つの可能な実施形態では、102において、具体的には、前記各タイプのフィードバックウィンドウにおける該タイプの最終回の伝送機会に基づいて、前記各タイプのフィードバックウィンドウに対応する伝送リソース、例えばダウンリンクデータのフィードバック情報の伝送リソースを確定することができる。
【0045】
ここで、前記最終回の伝送機会は、動的スケジューリングの最終回の伝送機会であってもよく、又は任意のスケジューリング方式の最終回の伝送機会、例えば、動的スケジューリングの最終回の伝送機会又は非動的スケジューリングの最終回の伝送機会であってもよく、本実施形態でこれに限定されない。
【0046】
選択可能に、本実施形態の1つの可能な実施形態では、102において、具体的には、前記各タイプのアップリンク制御リソース配置に基づいて、前記各タイプの伝送リソースを確定することができ、例えば、チャネル状態情報又はアップリンクデータのスケジューリングリクエストの伝送リソースを確定する。
【0047】
選択可能に、本実施形態の1つの可能な実施形態では、伝送待ちのアップリンク制御情報は、少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報、即ち、第1のタイプのアップリンク制御情報と第2のタイプのアップリンク制御情報を含む。
【0048】
ここで、前記第1のタイプのサービス優先度は、前記第2のタイプのサービス優先度以上であってもよく、又は前記第2のタイプのサービス優先度より低くてもよく、本実施形態で特に限定されない。
【0049】
それに応じて、5Gアプリケーションなどの新しい無線(NR:New Radio)システムでは、前記URLLCサービスタイプのサービス優先度は前記eMBBサービスタイプのサービス優先度よりも高く、前記eMBBサービスタイプのサービス優先度は前記mMTCサービスタイプのサービス優先度よりも高い。
【0050】
1つの具体的な実施過程では、102において、具体的には前記各タイプのフィードバックウィンドウに対応する伝送リソースで、該タイプのアップリンク制御情報を伝送することができる。
【0051】
該実施過程では、端末が第1の伝送条件を満たしている場合、前記各タイプのフィードバックウィンドウに対応する伝送リソースで、該タイプのアップリンク制御情報を伝送することができる。
【0052】
ここで、前記第1の伝送条件は、
電力が制限されないこと、
不連続伝送をサポートすること、及び
不連続伝送能力を有する端末のうちの少なくとも1つを含むことができるが、これに限定されない。
【0053】
URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプを例とすると、端末が第1の伝送条件を満たしている場合、それぞれのフィードバックウィンドウに対応する伝送リソースで、該サービスタイプのアップリンク制御情報を伝送することができる。
【0054】
他の具体的な実施過程では、102において、具体的には第1のタイプのフィードバックウィンドウに対応する第1の伝送リソースで、前記第1のタイプのアップリンク制御情報と第2のタイプのアップリンク制御情報を伝送することができる。
【0055】
該実施過程では、端末が第2の伝送条件を満たしている場合、第1のタイプのフィードバックウィンドウに対応する第1の伝送リソースで、前記第1のタイプのアップリンク制御情報と第2のタイプのアップリンク制御情報を伝送することができる。
【0056】
ここで、前記第2の伝送条件は、
電力が制限されていること、
不連続伝送をサポートしないこと、及び
不連続伝送能力を有しない端末のうちの少なくとも1つを含むことができるがこれに限定されない。
【0057】
URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプを例とすると、端末が第2の伝送条件を満たしている場合、URLLCサービスタイプのフィードバックウィンドウに対応する第1の伝送リソースが充足である場合、URLLCサービスタイプのアップリンク制御情報とeMBBサービスタイプのアップリンク制御情報を第1の伝送リソースで伝送することができる。
【0058】
具体的には、URLLCサービスタイプのアップリンク制御情報とeMBBサービスタイプのアップリンク制御情報に対して、同じコードを使用してもよく、又は異なるコード、例えば異なるコードレートなどを使用してもよく、これは本実施形態で特に限定されない。
【0059】
第1の伝送リソースで伝送されるURLLCサービスタイプのアップリンク制御情報とeMBBサービスタイプのアップリンク制御情報は時間順序でソートされてもよく、又はURLLCサービスタイプのアップリンク制御情報を優先的に伝送し、次にeMBBサービスタイプのアップリンク制御情報を伝送することができ、これは本実施形態で特に限定されない。
【0060】
URLLCサービスタイプのフィードバックウィンドウに対応する第1の伝送リソースが充足ではない場合、URLLCサービスタイプのアップリンク制御情報を優先的に第1の伝送リソースで完全に伝送し、eMBBサービスタイプのアップリンク制御情報を第1の伝送リソースで部分的に伝送し又は全てのビットでハード伝送し、即ち、信頼性を有する伝送よりも高いビットレートを使用して伝送することができ、これは本実施形態で特に限定されない。
【0061】
他の具体的な実施過程では、102において、具体的には第1のタイプのフィードバックウィンドウに対応する第1の伝送リソースで、前記第1のタイプのアップリンク制御情報を伝送することができる。
【0062】
該実施過程では、端末が第2の伝送条件を満たし、且つ端末が1つのタイプのアップリンク制御情報しか伝送できない場合、第1のタイプのフィードバックウィンドウに対応する第1の伝送リソースで、前記第1のタイプのアップリンク制御情報を伝送することができる。
【0063】
ここで、前記第2の伝送条件は、
電力が制限されていること、
不連続伝送をサポートしないこと、及び
不連続伝送能力を有しない端末のうちの少なくとも1つを含むことができるがこれに限定されない。
【0064】
URLLCサービスタイプとeMBBサービスタイプを例とすると、端末が第2の伝送条件を満たし、且つ端末が1つのタイプのアップリンク制御情報しか伝送できない場合、URLLCサービスタイプのアップリンク制御情報を優先的に第1の伝送リソースで完全に伝送することができる。
【0065】
本実施形態では、伝送待ちの少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報が時間領域で重なることを確定することにより、前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報を、個別に伝送することができるようになり、それによってシステム伝送効率が向上する。
【0066】
説明すべきものとして、上述した各方法の実施形態に対して、簡単に説明するために、それらを一連の動作の組み合わせとして説明するが、当業者であれば、本発明が説明される動作の順番の制限を受けなく、本発明によれば、いくつかのステップが他の順番で実行されてもよく、又は同時に実行されてもよいと理解すべきである。次に、当業者であれば、明細書に説明される実施形態はいずれも好ましい実施形態に属し、係る動作とモジュールが必ず本発明の必要なものではないと理解すべきである。
【0067】
上記実施形態では、各実施形態の説明について重点が異なるため、ある実施形態に詳述されていない部分に対して、他の実施形態の関連説明を参照することができる。
【0068】
図2は本発明の他の実施形態によるアップリンク制御情報の伝送装置の構造概略図である。
図2に示すように、本実施形態のアップリンク制御情報の伝送装置は、確定ユニット21と伝送ユニット22を備えることができる。ここで、確定ユニット21は、伝送待ちの少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報が時間領域で重なることを確定するように構成され、伝送ユニット22は、前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報を個別に伝送するように構成される。
【0069】
説明すべきこととして、本実施形態によるアップリンク制御情報の伝送装置は、端末であってもよく、又はネットワーク装置であってもよく、本実施形態で特に限定されない。
【0070】
本発明では、伝送されるアップリンク制御情報は、端末とネットワーク装置の間で伝送される必要があるアップリンク制御情報を指し、物理アップリンクチャネルによって搬送されてもよく、ここで、前記物理アップリンクチャネルが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)のうちの少なくとも1つを含むがこれに限られず、本実施形態で特に限定されない。
【0071】
ここで、前記アップリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)は、
ダウンリンクデータのフィードバック情報、即ち、ダウンリンクデータが正しく受信されるというACK情報、又はダウンリンクデータが正しく受信されていないというNACK情報、
チャネル状態情報(CSI:Channel Status Information)、及び
アップリンクデータのスケジューリングリクエスト(SR:Scheduling Request)のうちの少なくとも1つを含むことができるが、これに限られない。
【0072】
選択可能に、本実施形態の1つの可能な実施形態では、前記伝送ユニット22は、さらに前記各タイプのアップリンク伝送関連情報を個別に配置するように構成されてもよい。
【0073】
1つの具体的な実施過程では、前記アップリンク伝送関連情報は、
伝送リソース、
フィードバックモード、及び
フィードバック時系列パラメータK1のうちの少なくとも1つを含むことができるが、これに限られない。
【0074】
選択可能に、本実施形態の1つの可能な実施形態では、前記確定ユニット21は、具体的に伝送パラメータに基づいて前記アップリンク制御情報の属するタイプを確定するように構成されてもよい。ここで、前記伝送パラメータは、
サービスタイプインジケーター、
伝送時間間隔(TTI)長さ、
フィードバック時間、
リソース指示タイプ、
伝送セット、
周期、及び
配置情報のうちの少なくとも1つを含むことができるが、これに限られない。
【0075】
選択可能に、本実施形態の1つの可能な実施形態では、前記伝送ユニット22は、具体的に前記各タイプのフィードバックウィンドウにおける該タイプの最終回の伝送機会に基づいて、前記各タイプのフィードバックウィンドウに対応する伝送リソースを確定し、又は前記各タイプのアップリンク制御リソース配置に基づいて、前記各タイプの伝送リソースを確定するように構成されてもよい。
【0076】
ここで、前記最終回の伝送機会は、動的スケジューリングの最終回の伝送機会であってもよく、又は任意のスケジューリング方式の最終回の伝送機会、例えば、動的スケジューリングの最終回の伝送機会又は非動的スケジューリングの最終回の伝送機会であってもよく、本実施形態でこれに限定されない。
【0077】
選択可能に、本実施形態の1つの可能な実施形態では、伝送待ちアップリンク制御情報は少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報即ち第1のタイプのアップリンク制御情報と第2のタイプのアップリンク制御情報を含む。
【0078】
ここで、前記第1のタイプのサービス優先度は、前記第2のタイプのサービス優先度以上であってもよい。
【0079】
具体的には、前記伝送ユニット22は、具体的に前記各タイプのフィードバックウィンドウに対応する伝送リソースで、該タイプのアップリンク制御情報を伝送し、又は第1のタイプのフィードバックウィンドウに対応する第1の伝送リソースで、前記第1のタイプのアップリンク制御情報と第2のタイプのアップリンク制御情報を伝送し、又は第1のタイプのフィードバックウィンドウに対応する第1の伝送リソースで、前記第1のタイプのアップリンク制御情報を伝送するように構成されてもよい。
【0080】
説明すべきこととして、
図1A~
図Fに対応する実施形態における方法は、本実施形態によって提供されるネットワーク装置で実現されてもよい。詳細な説明については、
図1A~
図1Fに対応する実施形態における関連コンテンツを参照することができ、ここでは説明しない。
【0081】
本実施形態では、確定ユニットが伝送待ちの少なくとも2つのタイプのアップリンク制御情報が時間領域で重なることを確定することにより、伝送ユニットは、前記少なくとも2つのタイプのうちの各タイプのアップリンク制御情報を個別に伝送することができ、それによってシステム伝送効率が向上する。
【0082】
当業者は、便利および簡潔に説明するために、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについて、前記方法の実施形態における対応するプロセスを参照できるため、ここで説明を省略することを明確に理解することができる。
【0083】
本発明によって提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置および方法は、他の方式により実現されてもよいと理解すべきである。例えば、上記の装置の実施形態は例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実施する時に他の区分方式もあり得て、例えば複数のユニット又は構成要素は組合わせられてもよく又は別のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴が無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示され又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態の接続であってもよい。
【0084】
分離部材として説明された前記ユニットは物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理ユニットであってもよく又は物理ユニットでなくてもよく、即ち一つの位置に配置されてもよく、又は複数のネットワーク要素に分布してもよい。実際のニーズに応じてそのうちの一部又は全てのユニットを選択して本実施形態の解決策の目的を達成することができる。
【0085】
また、本発明の各実施形態における各機能ユニットは一つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理的に存在してもよく、二つ又は二つ以上のユニットは一つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットはハードウェアの形態で実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェア機能ユニットを組み合わせる形態で実現されてもよい。
【0086】
最後に説明すべきこととして、以上の実施形態は本発明の技術的解決策の説明のためのものだけであり、それを制限しないものではない。前記実施形態では本発明が詳細に説明されたが、当業者であれば、依然として上記の各実施形態に記載される技術的解決策を修正し、又はその中の一部の技術的特徴に対して同等入れ替えを行うことができ、これらの修正又は入れ替えは、対応する技術的解決策の本質が本発明の各実施形態の各技術的解決策の精神および範囲から逸脱することを引き起こさない。