(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-28
(45)【発行日】2022-11-08
(54)【発明の名称】ワーク積層装置
(51)【国際特許分類】
B65G 57/03 20060101AFI20221031BHJP
B65G 57/09 20060101ALI20221031BHJP
【FI】
B65G57/03
B65G57/09
(21)【出願番号】P 2018197275
(22)【出願日】2018-10-19
【審査請求日】2021-08-03
(73)【特許権者】
【識別番号】000141886
【氏名又は名称】株式会社京都製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100114764
【氏名又は名称】小林 正樹
(72)【発明者】
【氏名】松島 弘幸
【審査官】寺川 ゆりか
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-069167(JP,A)
【文献】特開平05-294328(JP,A)
【文献】特開昭60-171967(JP,A)
【文献】特開昭59-163234(JP,A)
【文献】特開昭58-092081(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 57/03
B65G 57/09
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状のワークを搬送過程において振り分けながら積層する積層装置であって、
ワークを天吊り状態で所定の方向に搬送する搬送機構と、
前記搬送機構の近傍に設けられ、前記搬送機構により搬送されているワークを下方に振り分ける振分機構と、
前記振分機構の下方に設けられ、該振分機構により下方に振り分けられたワークを貼着しながら回転搬送するドラム機構と、
前記ドラム機構の下方に設けられ、該ドラム機構により回転搬送されてきたワークを積層する積層機構と、
前記搬送機構、前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構を制御する制御部とを備え、
前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構を一組として、独立した複数組の前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構が前記搬送機構の搬送方向に沿って設けられ、
前記制御部は、一組の前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構において一ないし複数のワークを積層したあと、他の少なくとも一組の前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構において一ないし複数のワークを積層することを交互に繰り返すように、それぞれの前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構を制御することを特徴とするワーク積層装置。
【請求項2】
前記振分機構と前記ドラム機構の間に移送機構が設けられ、
前記移送機構は、前記振分機構によって下方に振り分けられたワークを前記ドラム機構に移送する請求項1に記載のワーク積層装置。
【請求項3】
前記振分機構は、前記搬送機構により搬送されてきたワークを下方に向けて押し出すことにより直下の前記ドラム機構に振り分ける請求項1または請求項2に記載のワーク積層装置。
【請求項4】
前記振分機構は、周面の一部が曲面状に形成された回転体からなり、
前記搬送機構によるワークの搬送方向に回転する過程において、前記搬送機構により搬送されてきたワークを周面に当接させながら下方に向けて押し出すことによって直下の前記ドラム機構に振り分ける請求項3に記載のワーク積層装置。
【請求項5】
独立した4組以上の前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構が前記搬送機構の搬送方向に沿って設けられ、
前記制御部は、複数組の前記ドラム機構、前記振分機構および
前記積層機構の間において一ないし複数のワークを積層することを交互に繰り返すことによって複数組の積層体を構成することを完了したあと、次の複数組の前記ドラム機構、前記振分機構および前記積層機構の間において一ないし複数のワークを積層することを交互に繰り返している間に、前の複数組の積層体を別の箇所に搬送する請求項1から請求項4のいずれかに記載のワーク積層装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の方向に搬送される複数のシート状のワークを振り分けながら積層するワーク積層装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、湿布等の薬剤、紙片、箔、フィルム、プラスチック類など、シート状のワークを積層するための積層装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に示すワーク積層装置は、連続して搬送されるワークを順次積層し、スタックとするワーク積層装置であって、ワークを搬送する搬送コンベアと、該搬送コンベアによって搬送されたワークを一時的に載置する第1フォーク部を備える第1オートフォークと、搬送コンベアによって搬送されたワークを載置する第2フォーク部を備える第2オートフォークと、第2フォーク部から、積層されたワークWを受け取る搬出コンベアと、を有し、第1フォーク部から、第2フォーク部に、積層されたワークWを移し替えられるようになっているワーク積層装置であって、シート状のワークを搬送コンベアにより搬送して、所定の箇所で積層していく構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来のワーク積層装置において、製品を効率的に製造するために複数のワークを搬送コンベアにより高速で順次搬送したとしても、それらのワークを高速で積層することは難しく、ワークを無理に高速で積層しようとすると端部がずれたり、捲れたり、破損したりするという問題があった。
【0006】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、シート状のワークを効率的に積層することができるワーク積層装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために、シート状のワークを搬送過程において振り分けながら積層する積層装置であって、ワークを天吊り状態で所定の方向に搬送する搬送機構と、前記搬送機構の近傍に設けられ、前記搬送機構により搬送されているワークを下方に振り分ける振分機構と、前記振分機構の下方に設けられ、該振分機構により下方に振り分けられたワークを貼着しながら回転搬送するドラム機構と、前記ドラム機構の下方に設けられ、該ドラム機構により回転搬送されてきたワークを積層する積層機構と、前記搬送機構、前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構を制御する制御部とを備え、前記前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構を一組として、独立した複数組の前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構が前記搬送機構の搬送方向に沿って設けられ、前記制御部は、一組の前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構において一ないし複数のワークを積層したあと、他の少なくとも一組の前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構において一ないし複数のワークを積層することを交互に繰り返すように、それぞれの前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構を制御することを特徴とする。
【0008】
これによれば、一組の振分機構、ドラム機構および積層機構において一ないし複数のワークを積層したあと、他の少なくとも一組の振分機構、ドラム機構および積層機構において一ないし複数のワークを積層することを交互に繰り返すことによって、高速で搬送されるワークに対して複数組のワークの積層体を同時に構成するため、ワークを効率的に積層することができる。
【0009】
また、前記振分機構と前記ドラム機構の間に移送機構が設けられ、前記移送機構は、前記振分機構によって下方に振り分けられたワークを前記ドラム機構に移送してもよい。これによれば、振分機構により振り分けたワークを前記ドラム機構にスムーズに受け渡すことができる。
【0010】
また、前記振分機構は、前記搬送機構により搬送されてきたワークを下方に向けて押し出すことにより直下の前記ドラム機構に振り分けてもよい。これによれば、搬送機構により搬送されてきたワークを確実に振り分けることができる。
【0011】
また、前記振分機構は、周面の一部が曲面状に形成された回転体からなり、前記搬送機構によるワークの搬送方向に回転する過程において、前記搬送機構により搬送されてきたワークを周面に当接させながら下方に向けて押し出すことによって直下の前記ドラム機構に振り分けてもよい。これによれば、搬送機構により搬送されてきたワークの表面にダメージを与えることなく振り分けることができる。
【0012】
また、独立した4組以上の前記振分機構、前記ドラム機構および前記積層機構が前記搬送機構の搬送方向に沿って設けられ、前記制御部は、複数組の前記ドラム機構、前記振分機構および前記積層機構の間においてにおいて一ないし複数のワークを積層することを交互に繰り返すことによって複数組の積層体を構成することを完了したあと、次の複数組の前記ドラム機構、前記振分機構および前記積層機構の間において一ないし複数のワークを積層することを交互に繰り返している間に、前の複数組の積層体を別の箇所に搬送してもよい。これによれば、ワークをより一層効率的に積層することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、一組の振分機構、ドラム機構および積層機構において一ないし複数のワークを積層したあと、他の少なくとも一組の振分機構、ドラム機構および積層機構において一ないし複数のワークを積層することを交互に繰り返すことによって、高速で搬送されるワークに対して複数組のワークの積層体を同時に構成するため、ワークを効率的に積層することができ、ひいては該ワークを用いた製品を効率的に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施形態に係るワーク積層装置における1組の各機構を示す側面図である
【
図2】
図1の搬送機構におけるワークと振分機構の配置を示す平面図である。
【
図4】
図1の振分機構の回転体の姿勢の移行を示す側面図である。
【
図5】ワーク積層装置の電気的構成を示すブロック図である。
【
図6】ワーク積層装置における2組の各機構を示す側面図である。
【
図7】他の実施形態に係るワーク積層装置における4組の各機構を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、本発明に係るワーク積層装置(以下、本装置という)の実施形態について
図1~
図6を参照しつつ説明する。なお、本実施形態では、湿布等の薬剤、紙片、箔、フィルム、プラスチック類などの非常に薄いシート状のワークWを積層するものとして説明するが、説明の便宜上、厚みを持たせて図示している。
【0016】
本装置は、
図1に示すように、ワークWを所定の方向に搬送する搬送機構1と、搬送機構1により搬送されているワークWを下方に振り分ける振分機構2と、振分機構2により下方に振り分けられたワークWを移送する移送機構3と、移送機構3により移送されてきたワークWを貼着しながら回転搬送するドラム機構4と、ドラム機構4により回転搬送されてきたワークWを積層する積層機構5とを備え、制御部6により各機構が制御される。
【0017】
また、本装置は、
図6に示すように、鉛直方向に並んだ搬送機構1、振分機構2、移送機構3、ドラム機構4および積層機構5を一組として、独立した2組の振分機構2、移送機構3、ドラム機構4および積層機構5が搬送機構1の搬送方向に沿って設けられている。
【0018】
前記搬送機構1は、
図2に示すように、ワークWの幅方向(
図2の上下方向)に所定間隔を空けて平行に配置された2つのコンベアベルト11を備え、図示略の駆動モータによりコンベアベルト11が所定の方向(
図1および
図2の右方向)に高速で移動するものとなされている。このコンベアベルト11は、ワークWの幅方向の両端部の上面を吸着しながら、所定の方向の移動に伴ってワークWを天吊状態で所定の方向(
図1および
図2の右方向)に高速で順次搬送する。
【0019】
前記振分機構2は、
図3に示すように、略半円柱状に形成された回転体21を備え、
図1および
図2に示すように、搬送機構1の両コンベアベルト11の間であって、コンベアベルト11よりも上方の位置に配置されている。
【0020】
この回転体21は、搬送方向に湾曲する曲面状の周面21aを有しており、図示略の駆動モータにより回転体21がワークWの搬送方向(
図1の左回り)に回転することにより連続的に姿勢が移行するものとなされている。
【0021】
具体的には、回転体21は、
図4(a)に示すように、周面21a(中央部)が真上を向いた姿勢から、搬送後方の斜め上に向いた姿勢に移行したあと、搬送方向後方の真後に向いた姿勢に移行する。そして、
図4(b)に示すように、周面21aが搬送方向後方の斜め下に向いた姿勢から、真下を向いた姿勢に移行したあと、搬送方向前方の斜め下に向いた姿勢に移行する。そして、さらに
図4(c)に示すように、周面21aが搬送方向前方の真前に向いた姿勢から、搬送方向前方の斜め上に向いた姿勢に移行したあと、真上を向いた姿勢に移行して、その後、同様の姿勢に移行することを連続的に繰り返す。
【0022】
また、回転体21は、
図4に示すように、周面21aがワークWの搬送面に接した姿勢となっているときに、搬送機構1により搬送されてきたワークWを周面21aに当接させながら下方に向けて押し出すことによって直下のドラム機構4に振り分けるものとなされている。
【0023】
具体的には、回転体21は、
図4(a)の右図に示すように、周面21aが搬送方向後方の真後に向いた姿勢になったときに、搬送機構1により搬送されてきたワークWの前端部に当接し、
図4(b)に示すように、そのままワークWの搬送に同期して回転するのに伴って、周面21aがワークWの上面に当接しながらワークWを下方に向けて押し出したあと、
図4(c)の左図に示すように、周面21aが搬送方向前方の真前に向いた姿勢になったときに、ワークWの後端部に最後に当接して、その後、周面21aがワークWから離れていく。
【0024】
なお、回転体21は、特に
図4(c)に示すように、周面21aがワークWの搬送面から離れた姿勢となっているとき、搬送機構1により搬送されてきたワークWを回転体21の下方でそのまま通過させる。
【0025】
前記移送機構3は、
図1に示すように、振分機構2の回転体21の下方の位置に設けられ、移送方向の前方に配置された主動軸31と、移送方向の後方に配置された従動軸32と、主動軸31と従動軸32の間に配置された中間軸33と、主動軸31、従動軸32、中間軸33の間を無端状態に巻架されたコンベアベルト34とを備え、図示略の駆動モータによりコンベアベルト34が所定の移送方向に右回りに回転走行する。このコンベアベルト34は、前記振分機構2の回転体21により下方に押し出されるようにして振り分けられたワークWの下面を吸着しながら、所定の方向の移動に伴ってワークWを載置状態で斜め下方に移送する。
【0026】
前記ドラム機構4は、
図1に示すように、移送機構3の下端部の前方に設けられた円筒状のドラム41を備え、図示略の駆動モータによりドラム41が左回りに軸回転する。このドラム41は、移送機構3により移送されたワークWを周面で空気吸引方式や静電方式等により順次貼着しながら、回転の最下点まで回転搬送する。
【0027】
前記積層機構5は、
図1に示すように、ドラム機構4のドラム41の下方に設けられた積層テーブル51を備え、図示略の駆動モータにより上下方向や平面方向に移動する。この積層テーブル51は、ドラム機構4のドラムにより回転搬送されてきたワークWを順次積層する。なお、52、53は、積層テーブルに設けられた爪部材であり、積層されたワークWの前端部や後端部を押さえるようになっている。
【0028】
前記制御部6は、搬送機構1、振分機構2、移送機構3、ドラム機構4、積層機構5を各駆動モータを介して制御する。この制御部6は、
図6に示すように、独立した2組の搬送機構1、振分機構2、移送機構3、ドラム機構4、積層機構5において、搬送方向に対して前方の組(
図6の右側の組)の振分機構2の回転体21と、搬送方向に対して後方の組(
図6の左側の組)の振分機構2の回転体21との回転位相が180度異なるように制御する。すなわち、前方の組の振分機構2の回転体21の周面21aが真下を向いた姿勢となっているとき、後方の組の振分機構2の回転体21の周面21aが真上を向いた姿勢となる一方、前方の組の振分機構2の回転体21の周面21aが真上を向いた姿勢となっているとき、後方の組の振分機構2の回転体21の周面21aが真下を向いた姿勢となる。
【0029】
而して、回転体21は、前方の組と後方の組の間において、搬送機構1により順次搬送されている複数のワークWを交互に下方に振り分けることができる。なお、本実施形態では、後方の組の回転体21により奇数番目のワークWを下方に振り分ける一方、前方の組の回転体21により偶数番目のワークWを下方に振り分けるものとする。
【0030】
次にワークWの積層の流れについて説明する。
【0031】
まず、搬送機構1により奇数番目のワークWが搬送されてきた場合、
図6(a)に示すように、該ワークWは後方の組の回転体21により下方に振り分けられる。そして、該ワークWは、移送機構3により斜め下方に移送されたあと、回転ドラム機構4のドラムにより回転搬送され、積層機構5の積層テーブル51に積層される。
【0032】
一方、搬送機構1により偶数番目のワークWが搬送されてきた場合、
図6(b)に示すように、該シートは後方の組の回転体21の下方を通過したあと、前方の組の回転体21により下方に振り分けられる。そして、該ワークWは、移送機構3により斜め下方に移送されたあと、回転ドラム機構4のドラムにより回転搬送され、積層機構5の積層テーブル51に積層される。
【0033】
このように一組の振分機構2、移送機構3、ドラム機構4および積層機構5において一ないし複数のワークWを積層したあと、他の一組の振分機構2、移送機構3、ドラム機構4および積層機構5において一ないし複数のワークWを積層することを交互に繰り返すことによって、高速で搬送されるワークWに対して複数組のワークWの積層体を同時に構成するため、ワークWを効率的に積層することができる。
【0034】
なお、本実施形態では、振分機構2は、回転体21が略半円柱状に形成されるものとしたが、その他の形状に形成されてもよい。ただ、回転体21がワークWに緩やかに当接するように周面21aの一部が曲面に形成されるのが好ましい。
【0035】
また、振分機構2は、回転体21によりワークWを下方に振り分けるものしたが、その他の機構によりワークWを下方に振り分けるものとしてもよい。
【0036】
また、振分機構2とドラム機構4の間に移送機構3を設けるものとしたが、移送機構3を設けることなく、振分機構2により振り分けたワークWをそのままドラム機構4で回転搬送してもよい。
【0037】
また、2組の振分機構2、移送機構3、ドラム機構4および積層機構5によってワークWを交互に振り分けるものとしたが、3組以上の振分機構2、移送機構3、ドラム機構4および積層機構5によってワークWを交互に振り分けてもよい。
【0038】
また、
図7に示すように、例えば4組の振分機構2、移送機構3、ドラム機構4および積層機構5を設けて、このうち2組の振分機構2、移送機構3、ドラム機構4および積層機構5によってワークWを交互に振り分けることによって2組の積層体を構成することが完了したあと、次の2組の振分機構2、移送機構3、ドラム機構4および積層機構5によってワークWを交互に振り分けることによって次の2組の積層体を構成してもよい。これによれば、一方の2組の積層体を構成している間に、他方の2組の積層体を別の箇所に移送することを交互に繰り返すことができ、複数組の積層体を別の工程に連続して受け渡すことが可能となる。
【0039】
また、本実施形態では、搬送機構1に対して、振分機構2、移送機構3、ドラム機構4、積層機構5が鉛直方向に並んだ状態について説明したが、その他の方向に並んだ状態であってもよい。なお、各機構が鉛直方向以外の方向に並んだ場合であっても、搬送機構1が存在する方向を上方とし、積層機構5が存在する方向を下方として定義される。
【0040】
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
【符号の説明】
【0041】
1…搬送機構
11…コンベアベルト
2…振分機構
21…回転体
3…移送機構
31…主動軸
32…従動軸
33…中間軸
34…コンベアベルト
4…ドラム機構
41…ドラム
5…積層機構
51…積層テーブル
52、53…爪部材
6…制御部