(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-28
(45)【発行日】2022-11-08
(54)【発明の名称】プリンター、画像形成装置、又は多機能周辺装置(MFP)の色検証用の色測定データの再利用のための方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
B41J 29/393 20060101AFI20221031BHJP
B41J 2/525 20060101ALI20221031BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20221031BHJP
H04N 1/60 20060101ALI20221031BHJP
G06T 1/00 20060101ALI20221031BHJP
【FI】
B41J29/393 105
B41J2/525
B41J29/38 201
H04N1/60 300
G06T1/00 510
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2018214256
(22)【出願日】2018-11-15
【審査請求日】2021-09-16
(32)【優先日】2017-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507031918
【氏名又は名称】コニカ ミノルタ ラボラトリー ユー.エス.エー.,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン, エディ
(72)【発明者】
【氏名】ヤマモト, カズト
【審査官】佐藤 孝幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-146859(JP,A)
【文献】特開2017-105166(JP,A)
【文献】特開2005-132049(JP,A)
【文献】特開2015-225170(JP,A)
【文献】特開2011-011428(JP,A)
【文献】特開2009-126101(JP,A)
【文献】特開2016-100620(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0320394(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 2/525
B41J 29/38
H04N 1/60
G06T 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置であって
、
印刷媒体に画像を形成する画像形成部、
前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及び
プロセッサーを有し、
前記プロセッサーは、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、
第1の
前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合
に、第2の
前記色検証ジョブを行い、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記プロセッサーは、
前記以前の色検証ジョブ
の測定データを取得し、
前記第2の色検証ジョブ
の測定データを取得し、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、
前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断
し、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである、画像形成装置。
【請求項2】
画像形成装置であって、
印刷媒体に画像を形成する画像形成部、
前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及び
プロセッサーを有し、
前記プロセッサーは、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、
第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行い、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記プロセッサーは、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断し、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである、画像形成装置。
【請求項3】
画像形成装置であって、
印刷媒体に画像を形成する画像形成部、
前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及び
プロセッサーを有し、
前記プロセッサーは、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、
第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行い、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記プロセッサーは、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断し、
前記第1の色検証ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する、画像形成装置。
【請求項4】
画像形成装置であって、
印刷媒体に画像を形成する画像形成部、
前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及び
プロセッサーを有し、
前記プロセッサーは、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、
第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行い、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記プロセッサーは、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断し、
前記印刷ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する、画像形成装置。
【請求項5】
画像形成装置であって、
印刷媒体に画像を形成する画像形成部、
前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及び
プロセッサーを有し、
前記プロセッサーは、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、
第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行い、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記プロセッサーは、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断し、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する、画像形成装置。
【請求項6】
画像形成装置であって、
印刷媒体に画像を形成する画像形成部、
前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及び
プロセッサーを有し、
前記プロセッサーは、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、
第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行い、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記プロセッサーは、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断し、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する、画像形成装置。
【請求項7】
前記以前の色検証ジョブの前記測定データを記憶するメモリーをさらに有する、請求項1
から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記以前の色検証ジョブは前記第1の色検証ジョブである、請求項1
から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記プロセッサーは、前記第2の色検証ジョブの前記測定データを前記以前の色検証ジョブの前記測定データと比較するために、前記以前の色検証ジョブからカラーパッチを選択してサンプルカラーチャートを生成する、請求項1から
8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記サンプルカラーチャートは、前記第1の色検証ジョブの各ページから選択された少なくとも1つのパッチを含む、請求項
9に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記サンプルカラーチャートは、前記第1の色検証ジョブの各ページから選択された複数行のカラーパッチを含む、請求項
9又は
10に記載の画像形成装置。
【請求項12】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記方法は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、
前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
を含
み、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである、方法。
【請求項13】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記方法は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
を含み、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである、方法。
【請求項14】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記方法は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
前記第1の色検証ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する工程と、
を含む、方法。
【請求項15】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記方法は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
前記印刷ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する工程と、
を含む、方法。
【請求項16】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記方法は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する工程と、
を含む、方法。
【請求項17】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記方法は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する工程と、
を含む、方法。
【請求項18】
前記第1の色検証ジョブが完了した後の前記以前の色検証ジョブの前記測定データをメモリーに記憶する工程をさらに含む、請求項
12から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記第2の色検証ジョブの前記測定データを前記以前の色検証ジョブの前記測定データと比較するために、前記以前の色検証ジョブからカラーパッチを選択してサンプルカラーチャートを生成する工程をさらに含む、請求項
12から
18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、
所定の処理を実行させるプログラムであって、
前記処理は、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記処理は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、
前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、を含
み、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである、プログラム。
【請求項21】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、
前記処理は、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記処理は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである、プログラム。
【請求項22】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、
前記処理は、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記処理は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
前記第1の色検証ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する工程と、
を含む、プログラム。
【請求項23】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、
前記処理は、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記処理は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
前記印刷ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する工程と、
を含む、プログラム。
【請求項24】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、
前記処理は、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記処理は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する工程と、
を含む、プログラム。
【請求項25】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、
前記処理は、
前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、
第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、
を含み、
前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、
前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、
前記処理は、
前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、
前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する工程と、
を含む、プログラム。
【請求項26】
前記処理は、前記第1の色検証ジョブが完了した後の前記以前の色検証ジョブの前記測定データをメモリーに記憶する工程をさらに含む、請求項
20から25のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項27】
前記処理は、前記第2の色検証ジョブの前記測定データを前記以前の色検証ジョブの前記測定データと比較するために、前記以前の色検証ジョブからカラーパッチを選択してサンプルカラーチャートを生成する工程をさらに含む、請求項
20から
25のいずれか一項に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般的に色測定データを再利用するための方法及びシステムに関し、より具体的には、例えば、色検証処理を停止させる紙詰まりが発生した後で、カラープリンター、多機能周辺装置(MFP)、及び/又は画像形成装置の色検証(又は色妥当性検査)で色測定データを再利用するための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置及び機器では、均一な色調を一貫して維持することが望ましい目標である。例えば、どの描画システムが画像を描画しても、かつ特定のシステムで画像を何回描画しても、画像が同じように見えることが望ましい。例えば、画像が所与のシステムで描画されるたびに、またどのシステムで画像が描画された場合でも、その画像は同じ明度又は色相を示すべきである。この理由のため、プリントシステム内の印刷エンジンなどの描画エンジンは、印刷エンジンが適切な色再現性を実現しているか否かを評価するために、色検証(又は色妥当性検査処理)にかけられる。
【0003】
色検証処理では、複数の色測定ページ(これら複数の色測定ページの各々は複数のカラーパッチを持つ)を印刷し、測定機器、例えば画像形成装置内の色感知機器によって測定し、その後、測定機器によって測定された各色を対応する目標とする色と比較する。
【0004】
測定された色のうちの1つが対応する目標色と一致しない場合、色較正処理中に画像形成装置に対して色補正を行うことができる。
【0005】
高い色再現性を必要とする高級プリンターに関しては、1度の色検証処理で何千ものカラーパッチを印刷することができ、検証処理を短い間隔で繰り返すことができる。
【0006】
さらに、例えばキンコーズ(登録商標)などのプリントショップでは、カラープリンター又はMFPの各々の色精度を保証するために、例えば、朝一番に(例えば、開店前に)、カラープリンター又はMFPの各々に対して色検証処理を行う。通常、プリントショップは、インラインのスキャナー及び分光光度計を備えたプリンター又はMFPから1組のカラーチャートを印刷し測定する。例えば、1組のカラーチャートは、複数ページのカラーチャート、例えば、50ページ以上を含むことがある。
【0007】
状況によっては、カラープリンター又はMFPは、色検証処理の途中又は後で、例えば紙詰まりなどの中断を経験することがある。紙詰まりが解消された後で、検証処理又は手順を再開する必要があり、これにより、カラープリンター又はMFPが、カラーチャート全体を始めから、例えば1ページ目で開始してカラーチャートのページを1つ残らず、再印刷しなくてはならないことになる。これは、印刷処理の中断の後ではプリンターの状態が変化していることがあるからである。特に、詰まりの場合には、色状態が変化している可能性がある。例えば、紙詰まりが発生すると、紙詰まりが発生する前に何ページ印刷されたかに関わりなく、紙詰まりが解消された後で検証処理全体を再開しなくてはならない。検証処理の再開は、時間の損失及び追加の材料の使用につながる。例えば、1組のカラーチャート、例えば50ページのカラーチャートの印刷中に49ページ目で紙詰まりが発生すると、紙詰まりが発生する前に印刷された全てのページが無駄になり、前に印刷された49ページを再印刷し再度測定することが必要になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、中断又は紙詰まりの前に取得した色測定データを、紙詰まりが発生した後で、プリンター又はMFPの色検証時に再利用することができるかどうかを判断する方法及びシステムを持つことで、例えば、色検証処理中の紙の無駄並びにトナー及び/又はインクの使用を回避することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
画像形成装置が開示される。この装置は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーチャートを読み取る感知機器及びプロセッサーを有し、このプロセッサーは、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを実行し、第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の色検証ジョブを実行し、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、さらにこのプロセッサーは、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、かつ前記以前の色検証ジョブの測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断し、前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである。
また、他の画像形成装置が開示される。この装置は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及びプロセッサーを有し、前記プロセッサーは、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行い、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記プロセッサーは、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断し、前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである。
また、他の画像形成装置が開示される。この装置は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及びプロセッサーを有し、前記プロセッサーは、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行い、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記プロセッサーは、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断し、前記第1の色検証ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する。
また、他の画像形成装置が開示される。この装置は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及びプロセッサーを有し、前記プロセッサーは、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行い、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記プロセッサーは、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断し、前記印刷ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する。
また、他の画像形成装置が開示される。この装置は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及びプロセッサーを有し、前記プロセッサーは、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行い、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記プロセッサーは、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断し、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する。
また、他の画像形成装置が開示される。この装置は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器、及びプロセッサーを有し、前記プロセッサーは、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行い、第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行い、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記プロセッサーは、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得し、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得し、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断し、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する。
【0010】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法が開示され、この方法は、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記方法は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの測定データと前記第2の色検証ジョブの測定データとの1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、を含み、前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである。
また、他の方法が開示される。この方法は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記方法は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、を含み、前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである。
また、他の方法が開示される。この方法は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記方法は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、前記第1の色検証ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する工程と、を含む。
また、他の方法が開示される。この方法は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記方法は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、前記印刷ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する工程と、を含む。
また、他の方法が開示される。この方法は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記方法は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する工程と、を含む。
また、他の方法が開示される。この方法は、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置の色検証のための方法であって、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記方法は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する工程と、を含む。
【0011】
印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、前記処理は、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記処理は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、を含み、前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである、プログラムが開示される。
また、他のプログラムが開示される。このプログラムは、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、前記処理は、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記処理は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データは、前記第2の色検証ジョブと同じ日に実施された色検証完了データである。
また、他のプログラムが開示される。このプログラムは、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、前記処理は、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記処理は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、前記第1の色検証ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する工程と、を含む。
また、他のプログラムが開示される。このプログラムは、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、前記処理は、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記処理は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、前記印刷ジョブが紙詰まりによって中断されたかどうかを判断する工程と、を含む。
また、他のプログラムが開示される。このプログラムは、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、前記処理は、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了する前に前記第1の色検証ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、中断前の前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記処理は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記第1の色検証ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する工程と、を含む。
また、他のプログラムが開示される。このプログラムは、印刷媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された、1つ以上のカラーパッチを有するカラーチャートを読み取る感知機器と、を備える画像形成装置のコンピューターに、所定の処理を実行させるプログラムであって、前記処理は、前記画像形成部が前記カラーチャートを形成する工程、及び前記感知機器が前記カラーチャートを読み取る工程を含む色検証ジョブであって、前記画像形成部により形成される画像の色の妥当性を検査するための色検証ジョブを行う工程と、第1の前記色検証ジョブが完了した後に開始された印刷ジョブが中断された場合に、第2の前記色検証ジョブを行う工程と、を含み、前記第2の色検証ジョブにおいて形成される前記カラーチャートは、以前の色検証ジョブからの1つ以上のカラーパッチを含み、前記以前の色検証ジョブは、前記第1の色検証ジョブ、又は前記第1の色検証ジョブより前に実行された前記色検証ジョブであり、前記処理は、前記以前の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記第2の色検証ジョブの測定データを取得する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の1つ以上の相違点に基づいて、前記印刷ジョブを再開させるか否かを判断する工程と、前記以前の色検証ジョブの前記測定データと前記第2の色検証ジョブの前記測定データとの間の色差が所定の値を超える場合、前記第1の色検証ジョブの全体を1度だけ印刷する工程と、を含む。
【0012】
言うまでもないことだが、前述の一般的な説明及びこれ以降の詳細な説明は両方とも例示的かつ説明的なものであり、特許請求される本発明の更なる説明を提供することを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0013】
添付の図面は、本発明の理解をさらに深めるために含まれるものであり、本明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成する。図面は、本発明の実施形態を示しており、説明文と共に、本発明の原理を説明する働きをする。
【
図1】例示的な実施形態による、色測定データを再利用するための方法又は処理を実施することができる、プリントショップ内の例示的な複数の印刷機又は印刷機のグループを示す図である。
【
図3】例示的な実施形態によるホストコンピューター又はクライアントコンピューターの図である。
【
図4】例示的な実施形態によるプリンター又は印刷機の図である。
【
図5】
図4に示すプリンター又は印刷機の外観図である。
【
図6】
図4及び
図5に示すプリンター又は印刷機によって印刷することができる例示的なカラーパッチチャートの説明である。
【
図7】例示的な実施形態による、目標色データを示す図の説明である。
【
図8】例示的な実施形態による、実際の色データを示す図の説明である。
【
図9】例示的な実施形態による、色品質を示す図の説明である。
【
図10】例示的な実施形態による、複数のカラーパッチチャート、及びプリンター又は印刷機のプリンター状態をチェックするために使用することができる例示的な色図の説明である。
【
図11】例示的な実施形態による、複数のカラーパッチチャート、及びプリンター又は印刷機の印刷状態をチェックするために使用することができる例示的な色図の別の図である。
【
図12】例示的な実施形態による、複数のカラーパッチチャート、及びプリンター又は印刷機の印刷状態をチェックするために使用することができる例示的な色図の説明である。
【
図13】元のカラーパッチ測定値、所定の許容範囲又は百分率の範囲内にある例示的なカラーパッチ測定値、及び所定の許容範囲又は百分率の範囲内にない例示的なカラーパッチ測定値を示す、例示的なカラーチャートから得られる測定値の一例を示す図である。
【
図14】例示的な実施形態による、色測定データを再利用するための方法及びシステムを示す流れ図である。
【
図15A】別の例示的な実施形態による、色測定データを再利用するための方法及びシステムを示す流れ図である。
【
図15B】別の例示的な実施形態による、色測定データを再利用するための方法及びシステムを示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここで、本発明の好ましい実施形態について詳細に述べる。好ましい実施形態の例を添付の図面に示す。可能な限り、図面及び説明で同一の部分又は同様の部分を同じ参照符号で示す。
【0015】
図1は、例示的な実施形態による、色測定データを再利用するための方法又は処理を実施することができるプリントショップ10内の例示的なグループすなわち複数の印刷機40を示している。
図1に示すように、プリントショップ10は少なくとも1台のサーバ20、少なくとも1台のクライアント又はクライアントコンピューター30、及び複数の画像形成装置、例えばプリンター又は印刷機(又はMFP)40を含むことができる。例示的な実施形態によれば、1台以上のプリンター又は印刷機40は、例えば通信ネットワーク(又はネットワーク)50によって、プリントショップ10の外部に配置された1台以上のクライアント機器32に接続することができる。例示的な実施形態によれば、1台以上のプリンター又は印刷機(又はMFP)40は各々分光光度計(又は比色計)411(
図4)を持つ。
【0016】
例示的な実施形態によれば、通信ネットワーク又はネットワーク50は、公衆通信回線及び/又はネットワーク(例えば、LAN又はWAN)であってもよい。通信ネットワーク50の例としては、通信回線又は電話回線、インターネット、イントラネット、図示するようなローカルエリアネットワーク(LAN)、広域エリアネットワーク(WAN)、並びに/又は無線周波数(RF)及び/若しくは赤外線(IR)送信を使用した無線接続をこれらに限定はしないが含む、本開示の実施形態と整合性の取れた任意の通信回線及び/又はネットワークが挙げられる。
【0017】
図2は、例示的な実施形態によるサーバ20の図である。
図2に示すように、サーバ20は、プロセッサー又は中央演算処理装置(CPU)201、並びにソフトウェアプログラム及びデータを保存するための1つ以上のメモリー202含むことができ、メモリー202は、管理プログラム(又はウェブポータル)203、カラーチャートデータベース204、目標データベース205、測定結果データベース206、及び印刷待ち行列207を含むことができる。プロセッサー又はCPU201はコンピュータープログラムの命令を実行し、このプログラムは、サーバ20の機能の少なくとも一部を動作させ、かつ/又は制御する。サーバ20は、入力ユニット208、表示装置又はグラフィカルユーザインターフェース(GUI)209、及び通信ネットワーク(又はネットワーク)50に接続されているネットワークインターフェース(I/F)210を含むことができる。バス211は、サーバ20内部の様々な構成要素201、202、208、209、及び210を接続することができる。サーバ20は、オペレーティングシステム(OS)を含み、オペレーティングシステムは、コンピューターのハードウェアを管理し、本明細書に開示する様々なソフトウェアプログラムを効率的に実行するための共通のサービスを提供する。
【0018】
図3は、例示的な実施形態による例示的なホストコンピューター又はクライアントコンピューター30、32の図である。
図3に示すように、例示的なホストコンピューター又はクライアントコンピューター30、32は、プロセッサー又は中央演算処理装置(CPU)301、並びにソフトウェアプログラム及びデータ(印刷対象ファイルなど)及びプリンタードライバーを保存するための1つ以上のメモリー302を含むことができる。クライアントコンピューター30、32のプリンタードライバーは、印刷対象データをプリンター40に特有の形式に変換するソフトウェアアプリケーションであることが好ましい。プロセッサー又はCPU301はコンピュータープログラムの命令を実行し、このプログラムは、クライアントコンピューター30、32の機能の少なくとも一部を動作させ、かつ/又は制御する。クライアントコンピューター30、32は、入力ユニット303、表示装置又はグラフィカルユーザインターフェース(GUI)304、及び通信ネットワーク(又はネットワーク)50に接続されているネットワークインターフェース(I/F)305を含むことができる。バス307は、クライアントコンピューター30、32内部の様々な構成要素301、302、303、304、305、306を接続することができる。
【0019】
例示的な実施形態によれば、各クライアントコンピューター30は、そのクライアントコンピューター30のメモリー302内のウェブブラウザ306にアクセスすることができる表示装置又はグラフィカルユーザインターフェース(GUI)304を含む。ウェブブラウザ306は、本、ホッチキス留めされた文書、取扱説明書、チラシ、ラベル等、特定の情報を印刷するためにプリントショップを利用することを期待している顧客を特に集客するように設計されたウェブポータル(又は管理プログラム)203にアクセスを提供するようになっている。ウェブポータル(又は管理プログラム)203は、少なくとも1台のサーバ20が対応することが好ましい。しかしながら、ウェブポータル(又は管理プログラム)203は、プリントショップ10内の少なくとも1台のクライアントコンピューター30及び/又は1台以上のプリンター40が対応することもある。
【0020】
クライアントコンピューター30は、オペレーティングシステム(OS)を含み、オペレーティングシステムは、コンピューターのハードウェアを管理し、様々なソフトウェアプログラムを効率的に実行するための共通のサービスを提供する。ソフトウェアプログラムは、例えば、アプリケーションソフトウェア及びプリンタードライバーソフトウェアを含むことがある。例えば、プリンタードライバーソフトウェアは、例えば、プリンタードライバーソフトウェアが通信ネットワーク50経由でインストールされているクライアントコンピューター30と接続されている、多機能プリンター又はプリンター40を制御する。ある実施形態では、プリンタードライバーソフトウェアは、画像データ及び/又は文書データに基づいて印刷ジョブ及び/又は文書を生成することができる。さらに、プリンタードライバーソフトウェアは、クライアントコンピューター30から少なくとも1台のサーバ20及び/又はプリンター若しくは印刷機40への印刷ジョブの送信を制御することができる。
【0021】
図4は、例示的な実施形態による、画像形成装置と呼ばれることもあるプリンター又は印刷機40の図である。
図4に示すように、プリンター40は、通信ネットワーク(又はネットワーク)50に接続されたネットワークインターフェース(I/F)408、プロセッサー又は中央演算処理装置(CPU)401、並びにソフトウェアプログラム及びデータ(印刷されるべきファイルなど)を保存するための1つ以上のメモリー402を含むことができる。例えば、ソフトウェアプログラムは、プリンター制御部及びトレーテーブルを含むことができる。プロセッサー又はCPU401はコンピュータープログラムの命令を実行し、このプログラムは、プリンター40の機能の少なくとも一部を動作させ、かつ/又は制御する。例示的な実施形態によれば、1つ以上のメモリー402は、ジョブ待ち行列404及びカラーパッチチャート用データ405を含むことができる。プリンター40は、入力ユニット406、表示装置又はグラフィカルユーザインターフェース(GUI)407、ネットワークインターフェース(I/F)408、スキャナーエンジン(又はスキャナー)409、プリンターエンジン410、及び比色計411も含むことができる。例示的な実施形態によれば、プリンター40は、色プロファイルを生成するために、印刷されたカラーパッチを測定するインライン式比色計(ICCU)(又は分光光度計)411を備えることができる。
【0022】
例示的な実施形態によれば、例えば、比色計(又は分光光度計)411は、RGB(赤色、緑色、青色)スキャナー、光検出器を備えた分光スキャナー、又は当分野で知られている他の感知機器などの1つ以上の色センサ又は比色計とすることができ、印刷後の紙の経路や、随意的な仕上げ装置又は機器(図示せず)に配置することができる。バス412は、プリンター40内部の様々な構成要素401、402、404、405、406、407、408、409、410、411を接続することができる。プリンター40は、オペレーティングシステム(OS)も含み、オペレーティングシステムは、コンピューターのハードウェアを管理し、様々なソフトウェアプログラムを効率的に実行するための共通のサービスを提供する。例示的な実施形態によれば、プリンター40がコピー機であることは本開示の範囲内である。
【0023】
例えば、例示的な実施形態によれば、プリンター40内部の画像処理部は、印刷制御部又はCPU401の制御で様々な画像処理を実行することができ、処理済み印刷画像データを印刷エンジン410に送信する。画像処理部は、画像認識システムなどの、光学的に文書を読み取るためのスキャナー部(スキャナー409)を含むこともできる。スキャナー部は、スキャナー409から画像を受け取り、その画像をデジタル画像に変換する。印刷エンジン410は、画像処理部から送信された画像データに基づいて、印刷媒体(又は記録シート)上に画像を形成する。中央演算処理装置(CPU)(又はプロセッサー)401及びメモリー402は、ラスター画像処理(RIP処理)用のプログラムを含むことができ、この処理は、印刷ジョブに含まれる印刷データを、プリンター又は印刷エンジン410で使用されるべきラスター画像データに変換するための処理である。CPU401は、1台以上のクライアントコンピューター30、32から受け取った、例えば、ネットワーク接続ユニット及び/又は入力/出力部(I/O部)408を介して受け取った、データ及びジョブ情報を処理するプリンター制御部を含むことができる。
【0024】
CPU401はオペレーティングシステム(OS)を含むこともできる。オペレーティングシステムは、多機能周辺装置内部のソフトウェアプログラムとハードウェア部品との間の仲介役として働く。オペレーティングシステム(OS)は、コンピューターのハードウェアを管理し、様々なソフトウェアアプリケーションを効率的に実行するための共通のサービスを提供する。例示的な実施形態によれば、プリンター制御部は、1台以上のクライアントコンピューター30、32から受け取ったデータ及びジョブ情報を処理して印刷画像を生成することができる。
【0025】
例示的な実施形態によれば、ネットワークI/F408は、少なくとも1台のサーバ20及び少なくとも1台のクライアントコンピューター30、32とのデータ伝送を行う。プリンター制御部は、本明細書で説明する様々な方法を実行するために、データを処理し多機能周辺装置の様々な他の構成要素を制御するようにプログラムされることがある。例示的な実施形態によれば、プリンター部が、印刷ジョブデータストリーム及び/又はファックスデータストリームの形式で、ネットワークI/F408を経由して少なくとも1台のサーバ20又は1台以上のクライアントコンピューター30、32からページ記述を受信すると、プリンター部の動作が開始する。ページ記述は、PostScript(登録商標)(PS)、プリンター制御言語(PCL)、ポータブル・ドキュメント・フォーマット(PDF)、及び/又はXPS(XML Paper Specifications)などの任意の種類のページ記述言語(PDL)であればよい。本開示の例示的な実施形態と整合性の取れたプリンター40の例としては、多機能周辺装置(MFP)、レーザビームプリンター(LBP)、LEDプリンター、コピー機能を含む多機能レーザビームプリンターが挙げられるが、これらに限定はされない。
【0026】
図5は、
図4に示すプリンター又は印刷機40の外観図である。
図5に示すように、プリンター40は、少なくとも1つの自動トレー又は用紙トレー510、より好ましくは複数の自動トレー又は用紙トレー510を含むことができる。各自動トレー又は用紙トレー510は、印刷媒体512、例えば用紙又は紙状の製品などの山を保持する置き場又はトレーを含むことができる。プリンターエンジン又は印刷エンジン410は、例えば入力トレーに格納することができる、様々なサイズ及び印刷ジョブ用ワークフローの印刷媒体512へのアクセスを有する。「印刷ジョブ」又は「文書」は一組の関連あるシート、通常は、特定のユーザからの、1組の元の印刷ジョブシート若しくは電子文書ページ画像から複写された、1組以上のページ順に揃えられた、あるいは関連のある複写物の組である。
【0027】
例示的な実施形態によれば、
図4及び
図5に示す少なくとも1台のプリンター又はMFP40の色検証(及び必要な場合は対応する色較正)は、例えばCPU401の印刷制御部で色試験パターンを生成することによって行うことができる。この印刷制御部は、例えばデジタルフロントエンド(DFE)印刷機制御部であり、この印刷機制御部は、1つ以上の印刷状態に基づいて設定されることがあり、又は、例えば、印刷機又はプリンター40によって特定の印刷部数が印刷された後で手動で設定されることがあり、あるいは、プリントショップ10の開店時に、1台以上のプリンター40の各々が本明細書に開示する色検証処理を実行することができるように、手動で設定されることがある。較正設定が有効になると、カラーチャート(又は色測定ページ)を印刷することができ、1つ以上の印刷したカラーチャート及びその1つ以上の印刷したカラーチャートの各々における対応するカラーパッチを、比色計411を使用して、1つ以上の印刷したカラーパッチの各々について、対応する目標色と比較することができる。目標色(又は目標色データ)と比較された色較正パッチは、印刷機又はプリンター40の印刷エンジンの色描画性能を決定することができ、かつ/又は本明細書に開示するように色プロファイルを生成することができる。例示的な実施形態によれば、色プロファイルは、色域又は色空間、及び単色又はスペクトル色を含むことができる。
【0028】
例示的な実施形態によれば、印刷媒体512は、1つ以上の印刷媒体属性を有する用紙又は紙状の媒体であることが好ましい。印刷媒体属性には、例えば、用紙の色、コーティング、用紙のきめの方向、印刷技術、明度、CIE、色合い、白さ、labカラー等が含まれることがある。印刷品質を最大限に引き出すために、各種の印刷媒体の印刷媒体属性を、プリンター40に、例えばプリンター40のプリンター環境設定に入力して又はそこで管理して、最高品質の出力を得るようにすべきである。大半の印刷媒体512は、その印刷媒体の製造情報、サイズ、種類、及び他の属性に関する情報などの表示をつけて梱包されている、連(用紙の梱包単位)又は他の知られている数量で提供される。さらに、大部分の用紙の束又は連は、UPC(統一商品コード)又はバーコードを含んでおり、これは、印刷媒体の製造情報を含む印刷媒体の種類を特定する。
【0029】
図6は、
図4及び
図5に示すプリンター又は印刷機40によって印刷することができる例示的なカラーパッチチャート600の図である。
図6に示すように、印刷したカラーパッチチャート600は、印刷媒体512の1枚以上のシートに印刷された複数のカラーパッチ(又は検証用印刷ストライプ)610を含むことができる。本明細書に開示するように、複数のカラーパッチは、インライン式の分光光度計又は比色計411によって読み取られることが好ましい。このインライン式分光光度計又は比色計411は、例えば、1つ以上のインライン式色センサ(図示せず)であってもよく、この色センサは、用紙の経路中に配置され、処理のために情報をCPU401に供給する。インライン式分光光度計又は比色計411からCPU(又はプロセッサー)401によって受け取られた情報を使用して、1つ以上のカラーパッチ610が不合格かどうか、例えば、インライン式分光光度計又は比色計411によって読み取られた印刷したカラーパッチ610のうちの少なくとも1つが目標色と一致しないか、かつ/又は色品質が所望の目標色データ(又は範囲)の内にないことを判定することができる。
【0030】
例示的な実施形態によれば、色検証(又は色妥当性検査)は、目標色と、測定機器、例えばプリンター(又はMFP)40内部の色感知機器によって測定した実際の色との間で色を比較する機能である。色検証では、複数の色測定ページ(これら複数の色測定ページの各々は複数のカラーパッチを持つ)を印刷し、測定機器で測定する。測定した色が目標色と一致しない場合、プリンター又は印刷機40に対して色補正を行うことができる。
【0031】
例示的な実施形態によれば、目標色は、例えばCMYK色モデル又はRGB色モデルに基づく色域又は勾配を含むことができ、これらのモデルは例えば、FOGRA、FOGRA27、FOGRA39、ISO12647-7 Control Wedge2013 + GRACOL 2006、ISO coated v2 (ECI)、ISO coated v2 300% (ECI)、Coated GRACol 2006、Web Coated SWOP 2006 Grade 3 Paper、Web Coated SWOP 2006 Grade 5 Paper、Adobe RGB saturation、Adobe RGB perceptual、Adobe Wide-gamut RGB color space等を含むことができる。例示的な実施形態によれば、目標色、色域、及び/又は色勾配の各々について、クライアントコンピューター30でプロファイルテーブルを管理することが好ましい。ただし、サーバ20及び/又はプリンター40でプロファイルテーブルを管理することもできる。
【0032】
図7は、例示的な実施形態による、目標色データを示す図表700の図である。
図7に示すように、目標色データ700は、パッチ(n個のパッチ)の各々とそれに対応する色目標のリストで表現することができる。例示的な実施形態によれば、対応する色目標は、n個のパッチの各々についてL*target(n)、a*target(n)、b*target(n)の形式で、あるいは、例えば
図13に示すようにC%、M%、Y%、及びK%のように表現することができる。
【0033】
図8は、例示的な実施形態による、実際の色データを示す図表800の図である。
図8に示すように、測定した色データ800は、パッチ(n個のパッチ)の各々とそれに対応する測定データのリストで表現することができる。例示的な実施形態によれば、対応する測定データは、n個のパッチの各々についてL*measured(n)、a*measured(n)、b*measured(n)の形式で表現することができる。
【0034】
図9は、例示的な実施形態による、色品質を示す図表900の図である。
図9に示すように、プリンター40の色品質は、例えば、以下の式を使用して計算することができる。
【数1】
【数2】
【0035】
図10は、例示的な実施形態による、複数のカラーパッチチャート1010、及びプリンター又は印刷機40の状態をチェックするのに使用することができる例示的なカラーチャート1020の図である。
図10に示すように、複数のカラーパッチチャート1012、1014、1016、1018の各々は、例えば列及び行に配置することができる複数のカラーパッチ1013、1015、1017、1019を含むことができる。
【0036】
例示的な実施形態によれば、例示的なカラーチャート1020は、複数のカラーパッチチャート1012、1014、1016、1018の各々からの1つ以上のカラーパッチを含むことができる。例えば、
図10に示すように、選択したカラーパッチ1013、1015、1017、1019は、複数のカラーパッチチャートの各々からの対応する行又は列からのカラーパッチとすることができる。あるいは、選択したカラーパッチ1013、1015、1017、1019は、選択したカラーパッチ1013、1015、1017、1019で様々な色(又は色空間)の各々が表わされる所望の色域に基づいて、複数のカラーパッチチャート1012、1014、1016、1018の様々な区域若しくは部分から選択されるカラーパッチとすることができ、又は、複数のカラーパッチチャート1012、1014、1016、1018の各々からランダムに選択されるカラーパッチとすることができる。
【0037】
図11は、例示的な実施形態による、複数のカラーパッチチャート1110、及びプリンター又は印刷機40のプリンター状態をチェックするために使用することができる例示的なカラーチャート1120の図である。
図11に示すように、複数のカラーパッチチャート1112、1114、1116、1118の各々は、列及び行に配置することができる複数のカラーパッチを含むことができる。例示的な実施形態によれば、例示的なカラーチャート1120は、複数のカラーパッチ1112、1114、1116、1118の各々からの1つ以上のカラーパッチを含むことができ、例えば、カラーパッチの行を、複数のカラーパッチチャート1112、1114、1116、1118の各々から選択することができる。例示的な実施形態によれば、中断が発生する前に各カラーパッチチャート(ページ)から1つ以上のカラーパッチを選択することが好ましい。
【0038】
図12は、例示的な実施形態による、複数のカラーパッチチャート1210、及びプリンター又は印刷機40のプリンター状態をチェックするために使用することができる例示的なカラーチャート1220、1230の図である。
図12に示すように、複数のカラーパッチチャート1210の各々は、列及び行に配置することができる複数のカラーパッチを含むことができる。例示的な実施形態によれば、例示的なカラーチャート1220、1230は、複数のカラーパッチチャート1210の各々から1つ以上のカラーパッチを含むことができ、それらは、例示的なカラーチャート1220の全体に配置されることがあり、又は、例示的なカラーチャート1230の一部に配置されることがある。
【0039】
図13は、元のカラーパッチ測定値1310、所定の許容範囲又は百分率の範囲内にある例示的なカラーパッチ測定値1320、及び所定の許容範囲又は百分率の範囲内にない例示的なカラーパッチ測定値1330を示す、例示的なカラーチャートから得られる測定値の一例を示す。
【0040】
例えば、
図13に示すように、元のカラーチャートパッチ測定値1310は、1つ以上のパッチ、例えばパッチ1、パッチ2、パッチ3、パッチ4、…、パッチNについて、例えば百分率(%)で、C、M、Y、K(シアン、マゼンタ、黄色、及び黒色)の測定値を含むことができる。例示的な実施形態によれば、サンプルカラーチャートパッチ測定値(合格)1320は、C、M、Y、K、(%)の測定値を含むことができ、これらの測定値が所定の許容範囲内、例えば元の値から5%以内である場合に、カラーチャートパッチ測定値は許容可能であるとみなすことができる。例示的な実施形態によれば、検証処理中の中断の後で、例えば紙詰まりが解消された後で、エンジンの状態が変化していないということを、判断することができる。
【0041】
別の例示的な実施形態によれば、サンプルカラーチャートパッチ測定値(不合格)1330は、C、M、Y、K、(%)の測定値を含むことができ、これらの測定値が所定の許容範囲内、例えば元の値から5%以内にない場合に、カラーチャートパッチ測定値は許容できないとみなすことができる。例示的な実施形態によれば、例えば、紙詰まりが解消された後で印刷エンジンの状態が変化したと判断することがあり、その結果、色検証処理を、例えば複数のカラーパッチチャート1010、1110、1210の1ページ目から開始して再開し、改めて測定するべきである。さらに、印刷エンジンの状態が所定の許容範囲を下回っている、例えば印刷エンジンの状態が不合格の状態にあることを結果が示す場合、対応する測定データを、印刷エンジンの色較正時に使用することができる。
【0042】
図14は、例示的な実施形態による、色測定データを再利用するための方法及びシステムを示す流れ
図1400である。
図14に示すように、工程S101では、プリンター(又はMFP)40は、複数のカラーチャート、すなわち例えば
図6、
図10、
図11、及び
図12に示すような複数のカラーチャート600、1010、1110、1210を印刷するようになっている。工程S102では、プリンター(又はMFP)40は、複数のカラーチャート600、1010、1110、1210のカラーチャート(例えば、印刷されるカラーページ)を印刷する。工程S103では、工程S
102で印刷されたカラーチャート(又はページ)を、印刷されたカラーチャートの色を測定する比色計(又は分光光度計)411を有するプリンター(又はMFP)40上で走査する。ここで、比色計111は、RGBスキャナー、光検出器を備えた分光スキャナー、又は当分野で知られている他の感知機器を備えた分光スキャナーであって、印刷後の紙の経路及び/又は随意的な仕上げ装置に配置され得る。工程S104では、印刷されたカラーチャート1010、1110、1210の測定データ及び対応する識別子を、例えば以前の色検証ジョブ又は過去の色検証ジョブとして、例えばプリンター(又はMFP)40のメモリーに、あるいはサーバ20のメモリーに保存する。
【0043】
例示的な実施形態によれば、工程S105では、工程S102で複数の印刷されるカラーチャート600、1010、1110、1210のうちの1つ以上の印刷中に、又は複数の印刷されるカラーチャート600、1010、1110、1210のうちの1つ以上の測定中に、紙詰まりが発生した場合、この処理は工程S106に進み、紙詰まりを解消する。工程S107では、1つ以上のサンプルパッチ、例えばパッチ1013、1015、1017、1019を、工程S104で選択されたカラーチャートの各々について、保存した測定データ及び対応する識別子から選択することができる。工程S108では、サンプルカラーチャート1020、1120、1220、1230を印刷する。工程S109では、工程S108で印刷されたサンプルカラーチャート(又はページ)1020、1120、1220、1230を、印刷されたカラーチャートの色を測定する比色計(又は分光光度計)411を有するプリンター(又はMFP)40上で走査する。ここで、比色計111は、RGBスキャナー、光検出器を備えた分光スキャナー、又は当分野で知られている他の感知機器を備えた分光スキャナーであって、印刷後の紙の経路及び/又は随意的な仕上げ装置に配置され得る。
【0044】
例示的な実施形態によれば、工程S110では、工程S109における測定データを、工程S104で印刷されたカラーチャート1010、1110、1210に対する保存した測定データ及び対応する識別子と比較する。例示的な実施形態によれば、工程S104で保存した測定データは、以前の(又は過去の)検証ジョブ、例えば紙詰まり又は中断が発生したときに実行されていた現在の色検証ジョブ(すなわち、工程S101~S104で実行されるような第1の色検証ジョブ)からのものであるか、あるいは、例えば、現在の色検証ジョブ(又は第1の色検証ジョブ)と同じ日に実施又は実行された以前の(又は過去の)色検証ジョブである、色検証完了データからのものであり得る。例えば、色検証完了ジョブは、プリンター(又はMFP)40の起動時に行われる色検証ジョブであり得る。
【0045】
工程S111では、サンプルカラーチャート1020、1120、1220、1230からの現在の測定データが、所定の又は許容可能な基準を満たすかどうか、例えば、
図13に示すように所与の許容誤差(又は%)の範囲内である工程S109での測定データであるかどうかを判定する。
【0046】
例示的な実施形態によれば、サンプルチャート1020、1120、1220、1230からの現在の測定データが、所定の又は許容可能な基準を満たす場合、例えば、
図13の図表1320で示すように所与の許容誤差(又は%)の範囲内である工程S109での測定データである場合、この処理は工程S113に進む。サンプルチャート1020、1120、1220、1230からの現在の測定データが所定の又は許容可能な基準を満たさない場合、例えば、工程S109での測定データが
図13の図表1330で示すように所与の許容誤差(又は%)の範囲内にない場合、この処理は工程S112に進み、工程S103及び/又はS109における測定データをクリア及び/又は削除して、この処理は工程S101に戻り、工程S101では、色検証処理を、複数のカラーチャートの最初のページの印刷から開始する。
【0047】
あるいは、工程S105で、例えば工程S102での印刷されるカラーチャートの印刷中、又は印刷されるカラーチャートの測定中に紙詰まりが起きなかった場合、この処理は工程S113に進み、工程S113では、印刷されるカラーチャートがカラーチャートの最後のページであるかどうかを判定する。工程S113で、印刷されるカラーチャートが複数のカラーチャートの最後のページではない場合、この処理は工程S101に進み、工程S101では、複数のカラーチャートの次のページを印刷する。複数のカラーチャートの最後のページが印刷された場合、この処理は工程S114に進み、工程S114では、プリンター(又はMFP)40は、本明細書に開示するような色検証処理を通じて、印刷されたカラーチャートの色精度を検証する。
【0048】
例示的な実施形態によれば、印刷された色の一致度が所定の測定範囲、百分率(%)、又は許容範囲内である場合、色検証処理は所望の性能パラメータの範囲内にあるとみなすことができる。あるいは、印刷エンジンの状態が所望の性能パラメータの範囲内にはないことを色検証処理が示す場合、プリンター(又はMFP)40は印刷エンジンの色較正を実施して、必要とされる色域又は色空間を再現することができる所望の性能レベルの範囲内に印刷エンジンがあるようにする。
【0049】
図15A及び
図15Bは、別の例示的な実施形態による、色測定データを再利用するための方法及びシステムを示す流れ
図1500、1510である。工程S201では、印刷エンジンの状態が、
図14で示したように色検証処理に首尾よく合格した場合、工程S202で、色検証データを、例えばプリンター(又はMFP)40のメモリーに、あるいはサーバ20のメモリーに記憶(又は保存)する。工程S203では、プリンター(又はMFP)40は色印刷ジョブを印刷し、この色印刷ジョブは、例えば、プリントショップ10内部のクライアントコンピューター30から、又はプリントショップ
10の外部のクライアントコンピューターから受け取ることができ、プリンター(又はMFP)は、プリントショップの内部に設置又は配置されている。例示的な実施形態によれば、プリントショップ
10は、1台以上のプリンター(又はMFP)40を持つオフィス、企業、又は家庭であってもよい。
【0050】
例示的な実施形態によれば、工程S204では、例えば印刷処理中に中断、例えば紙詰まりが発生したかどうかを判定することができる。印刷処理中に中断が発生しなかった場合、この処理は工程S211(
図15B)に進み、通常の印刷ジョブが続行する。
【0051】
例示的な実施形態によれば、工程S204で印刷処理中に中断が発生した場合、この処理は工程S205に進み、工程S205では、中断の原因が修復又は除去される、例えば、紙詰まりが解消される。工程S206では、1つ以上のサンプルパッチ、例えばパッチ1013、1015、1017、1019を、例えば工程S104(
図14)で選択されたカラーチャートの各々について、保存した測定データ及び対応する識別子から選択することができる。工程S207では、サンプルカラーチャート1020、1120、1220、1230を印刷する。工程S208では、工程S207で印刷されたサンプルカラーチャート(又はページ)1020、1120、1220、1230を、印刷されたカラーチャートの色を測定する比色計(又は分光光度計)411を有するプリンター(又はMFP)40上で走査する。ここで、比色計111は、RGBスキャナー、光検出器を備えた分光スキャナー、又は当分野で知られている他の感知機器を備えた分光スキャナーであって、印刷後の紙の経路及び/又は随意的な仕上げ装置に配置され得る。
【0052】
例示的な実施形態によれば、工程S209では、工程S208における測定データを、工程S104で印刷されたカラーチャート1010、1110、1210の保存した測定データ及び対応する識別子と比較する。工程S210では、サンプルカラーチャート1020、1120、1220、1230からの現在の測定データが、所定の又は許容可能な基準を満たすかどうか、例えば、
図13に示すように所与の許容誤差(又は%)の範囲内である工程S208での測定データであるかどうかを判定する。
【0053】
例示的な実施形態によれば、サンプルチャート1020、1120、1220、1230からの現在の測定データが、所定の又は許容可能な基準を満たす場合、例えば、
図13の図表1320で示すように所与の許容誤差(又は%)の範囲内である工程S210での測定データである場合、この処理は工程S211に進む。
【0054】
例示的な実施形態によれば、サンプルチャート1020、1120、1220、1230からの現在の測定データが所定の又は許容可能な基準を満たさない場合、例えば、工程S210での測定データが
図13の図表1330で示すように所与の許容誤差(又は%)の範囲内にない場合、この処理は工程S212に進んで色較正処理を行い、さらに工程S213に進み、工程S213では、色検証処理を、複数のカラーチャートの最初のページの印刷から開始する。
【0055】
工程S214では、プリンター(又はMFP)40は、複数のカラーチャート600、1010、1110、1210のカラーチャート(例えば、印刷されるカラーページ)を印刷する。工程S215では、工程S103で印刷されたカラーチャート(又はページ)を、印刷されたカラーチャートの色を測定する比色計(又は分光光度計)411を有するプリンター(又はMFP)40上で走査する。ここで、比色計111は、RGBスキャナー、光検出器を備えた分光スキャナー、又は当分野で知られている他の感知機器を備えた分光スキャナーであって、印刷後の紙の経路及び/又は随意的な仕上げ装置に配置され得る。工程S216では、印刷されたカラーチャート1010、1110、1210の測定データ及び対応する識別子を、例えばプリンター(又はMFP)40のメモリーに、あるいはサーバ20のメモリーに保存する。工程S217では、複数のカラーチャート600、1010、1110、1210の最後のページが印刷されていないかどうかを判定し、この処理は工程S213に戻る。
【0056】
例示的な実施形態によれば、最後のページが印刷された場合、この処理は工程S218に進み、印刷されたカラーチャートの色精度を検証し、さらに工程S210に進み、現在の測定値が本明細書に開示するような許容可能な基準を満たすかどうかの判定を行うことができる。上述のように、工程S210で、サンプルチャート1020、1120、1220、1230からの現在の測定データが、所定の又は許容可能な基準を満たす場合、例えば、
図13の図表1320で示すように所与の許容誤差(又は%)の範囲内である工程S210での測定データである場合、この処理は工程S211に進む。サンプルチャート1020、1120、1220、1230からの現在の測定データが所定の又は許容可能な基準を満たさない場合、例えば、工程S210での測定データが所与の許容誤差(又は%)の範囲内にない場合、この処理は工程S212に進んで色較正処理を行い、さらに工程S213に進み、工程S213では、色検証処理を、複数のカラーチャートの最初のページの印刷から開始する。
【0057】
例示的な実施形態によれば、開示する方法及び処理を、非一時的なコンピューター可読媒体に実装することができる。非一時的なコンピューター可読媒体は、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、又は今後開発されるであろう任意の他の記録媒体であってもよく、それらの全てを、全く同様に本発明に適用可能であるとみなすことができる。1次及び2次複製製品などを含むそのような媒体の複製は、疑いなく、上記の媒体と等価であるとみなされる。さらに、本発明の実施形態がソフトウェアとハードウェアの組み合わせである場合であっても、本発明の概念から逸脱することは全くない。本発明は、そのソフトウェア部分が予め記録媒体に書き込まれており、動作時に必要に応じて読み取られるように、実装されることがある。
【0058】
本発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく、本発明の構造に様々な修正及び変更を加えることができることは、当業者には明らかである。前述の事柄を踏まえて、本発明は、本発明の修正例及び変更例が以下の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内に含まれるならば、それらの修正例及び変更例を包含することが意図されている。