(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-28
(45)【発行日】2022-11-08
(54)【発明の名称】マット
(51)【国際特許分類】
A63B 6/00 20060101AFI20221031BHJP
A63B 71/00 20060101ALI20221031BHJP
【FI】
A63B6/00
A63B71/00 A
(21)【出願番号】P 2019012015
(22)【出願日】2019-01-28
【審査請求日】2021-12-13
(73)【特許権者】
【識別番号】599083411
【氏名又は名称】株式会社 MTG
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】松下 剛
【審査官】槙 俊秋
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-94113(JP,A)
【文献】実開平7-8182(JP,U)
【文献】特開2010-184105(JP,A)
【文献】特開2019-1536(JP,A)
【文献】特開2013-106914(JP,A)
【文献】登録実用新案第3052455(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2014/0262624(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 6/00
A63B 71/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
長方形状をなすマット本体の両長辺部には、マット本体の巻取り方向に弾性力を付与する第1態様と、マット本体を展開状態に維持する作用を有する第2態様とに切換えられる弾性帯体を設け、前記マット本体の一方の短辺部には、前記弾性帯体の一端に連結され、弾性帯体を前記第1態様及び第2態様に切換えるための切換部材を設けたマット。
【請求項2】
長方形状をなすマット本体の両長辺部間の位置には、マット本体の巻取り方向に弾性力を付与する第1態様と、マット本体を展開状態に維持する作用を有する第2態様とに切換えられる1条の弾性帯体を設け、前記マット本体の少なくとも一方の短辺部には、前記弾性帯体の一端に連結され、弾性帯体を前記第1態様及び第2態様に切換えるための切換部材を設けたマット。
【請求項3】
長方形状をなすマット本体の少なくとも一方の長辺部には、マット本体の巻取り方向に弾性力を付与する第1態様と、マット本体を展開状態に維持する作用を有する第2態様とに切換えられる弾性帯体を設け、前記マット本体の短辺部には、前記弾性帯体の一端に連結され、弾性帯体を前記第1態様及び第2態様に切換えるための切換部材を設けたマット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明は、主としてヨガなどのエクササイズに用いられるマットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種のマットが運動補助用マットとして特許文献1に開示されている。この特許文献1の運動補助用マットは、主マットと、複数の補助マットとにより構成されている。そして、この運動補助用マットを運動補助のために使用する場合は、主マットと補助マットとが展開されて、床面などに設置される。また、この運動補助マットが携行されたりする場合は、主マット及び補助マットが折り畳まれ、その折り畳み状態で、紐状の締結部材によって括られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、特許文献1の運動補助マットにおいては、同マットを運動補助のために使用する場合には、使用者が締結部材を括っている状態から外して、主マットと補助マットとを展開する必要があって面倒である。また、運動補助マットの使用後に携行したり、保管したりする場合には、同様に使用者が主マットと補助マットとを折り畳んで、それらの周囲に締結部材を巻き付けて括る必要があって、面倒である。さらには、主マットと補助マットとを締結部材によって折り畳んで括ったとしても、その状態の全体形状は平たな広い面積を有しているため、携行や保管などの取扱いに不便である。
【0005】
本発明の目的は、エクササイズなどの使用における取扱い及び使用しない場合の携行や保管における取扱いを便利にしたマットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、長方形状をなすマット本体の両長辺部には、マット本体の巻取り方向に弾性力を付与する第1態様と、マット本体を展開状態に維持する作用を有する第2態様とに切換えられる弾性帯体を設け、前記マット本体の一方の短辺部には、前記弾性帯体の一端に連結され、弾性帯体を前記第1態様及び第2態様に切換えるための切換部材を設けたことを特徴とする。
【0007】
以上の構成においては、切換部材により弾性帯体を第1態様にすることにより、弾性帯体が自身の弾性により巻回状態になる。このため、同様にマットが巻回状態になって、携行及び保管に便利な形になる。切換部材により弾性帯体を第2態様とすることによりマットが展開されて、その状態に保持される。従って、マットを床面に設置すれば、使用者はその上においてヨガなどのエクササイズなどを実行できる。このように、切換部材により弾性帯体の態様を切換えるのみで、マットをエクササイズなどの使用状態と携行や保管の不使用状態とに容易に形状変更させることができて、取扱いが容易になる。しかも、切換部材を一方の短辺部に設けたことにより、構成を簡素化できるとともに、軽量化が可能になる。
【0008】
また、本発明は、長方形状をなすマット本体の両長辺部間の位置には、マット本体の巻取り方向に弾性力を付与する第1態様と、マット本体を展開状態に維持する作用を有する第2態様とに切換えられる1条の弾性帯体を設け、前記マット本体の少なくとも一方の短辺部には、前記弾性帯体の一端に連結され、弾性帯体を前記第1態様及び第2態様に切換えるための切換部材を設けたことを特徴とする。
【0009】
以上のように構成されたマットにおいては、前記と同様に、切換部材により弾性帯体を第1態様と第2態様とに切換えることにより、マットを携行及び保管に便利な巻回状態と、エクササイズなどに使用できる展開状態とに簡単に形状変更させることができて、取扱いが容易になる。弾性帯体がマットの両長辺部間の位置に1条設けられているだけであるから、構成が簡単で、軽量化が可能になる。
【0010】
さらに、本発明は、長方形状をなすマット本体の少なくとも一方の長辺部には、マット本体の巻取り方向に弾性力を付与する第1態様と、マット本体を展開状態に維持する作用を有する第2態様とに切換えられる弾性帯体を設け、前記マット本体の短辺部には、前記弾性帯体の一端に連結され、弾性帯体を前記第1態様及び第2態様に切換えるための切換部材を設けたことを特徴とする。
【0011】
以上のように構成されたマットにおいては、前記と同様に、切換部材により弾性帯体を第1態様と第2態様とに切換えることにより、マットを携行及び保管に便利な巻回状態と、エクササイズなどに使用できる展開状態とに簡単に形状変更させることができて、取扱いが容易である。弾性帯体がマットの一方の長辺部に設けられているだけであるから、構成が簡単で、軽量化が可能になる。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明によれば、エクササイズなどの使用における取扱い及び使用しない場合の携行や保管における取扱いを便利にできるため、マットとして優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図3】第1実施形態のマットを示す一部破断平面図。
【
図6】第1実施形態のマットを示す一部破断平面図。
【
図8】(a)は、第1態様状態における弾性帯体の一部斜視図、(b)は、第2態様状態における弾性帯体の一部斜視図。
【
図9】第2実施形態のマットを示す一部破断平面図。
【
図11】第3実施形態のマットを示す一部破断平面図。
【
図12】第4実施形態のマットを示す一部破断平面図。
【
図14】第5実施形態のマットを示す一部破断側面図。
【
図15】第5実施形態のマットを示す一部破断断面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明を具体化したマットの実施形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1から
図8に基づいて本発明の第1実施形態を説明する。なお、
図1及び
図2の図面は各実施形態及び変更例と共通で、各実施形態及び変更例のマットの構成を示すものである。なお、各実施形態のマットは、エクササイズ用のエクササイズマットとして説明するが、このマットは、エクササイズ以外の用途、例えばアウトドア活動において地面に敷かれる敷きマットとして具体化してもよい。
【0015】
図1及び
図2に示すように、エクササイズマット(以下、単にマットという)11は、長方形状をなし、エクササイズ使用時には、展開状態で床面などに設置され、その上面において使用者によりヨガなどのエクササイズが実行される。また、マット11を使用しない携行時や保管時にはマット11は長手方向に巻回される。なお、展開状態におけるマット11の両長辺部を左右位置とする。
【0016】
図3及び
図4に示すように、マット11のマット本体14は、柔軟弾性材よりなる表シート12と、同じく柔軟弾性材よりなる裏シート13とを貼り合わせて構成されている。
図3~
図5に示すように、マット本体14の両長辺部において、表シート12と裏シート13との間には長辺部に沿って延在する金属の板バネ材よりなる弾性帯体15が挟持されている。
図8(a)に示すように、この弾性帯体15は、デッドポイント(弾性力切換点)を境にして、断面扁平状の第1態様と、
図8(b)に示すように、断面円弧状の第2態様とに切換えることができる。そして、第1態様の弾性帯体15は、自身の弾性により螺旋巻回状態になり、第2態様の弾性帯体15は、真直状態を維持する。弾性帯体15の螺旋巻回において、裏シート13が巻回状態の内側に、表シート12が外側になるように、弾性帯体15の表裏の向きが定められている。
【0017】
図3,
図5及び
図7に示すように、マット本体14の一方の短辺部の表裏シート12,13間には、硬質合成樹脂などの剛性材料よりなる帯状の切換部材16が挟持されている。この切換部材16の両端には、前記両弾性帯体15の一端部が連結されている。そして、切換部材16を、
図5に矢印で示すように、一方向及びその逆方向にデッドポイントを越えて傾動させることにより、弾性帯体15が前記第1態様及び第2態様に切換えられる。
【0018】
図6に示すように、表シート12の外側面には、切換部材16と対応する短辺の位置に、マーク19が付されている。
以上のように構成されたマット11は以下のようにして取扱われる。
【0019】
すなわち、使用者が切換部材16を操作して、弾性帯体15を第1態様にすることにより、弾性帯体15が自身の弾性により巻回状態になる。このため、同様にマット11が巻回状態になって、携行及び保管に便利な形になる。
【0020】
マット11をエクササイズのために使用する場合には、マット11を床面などの上面において弾性帯体15の弾性に抗して裏シート13が下側になるように展開し、その状態で切換部材16を操作して、弾性帯体15を第2態様にする。このようにすれば、弾性帯体15が真直状態に保持される。従って、マット11が平坦な展開状態に保持され、使用者はその上においてヨガなどのエクササイズを快適に実行できる。この場合、マーク19が付されている側を、例えば、使用者の倒伏姿勢の頭側として決めることができる。
【0021】
エクサイズの終了後、切換部材16を操作して、弾性帯体15を第1態様にすれば、弾性帯体15が自身の弾性によって巻回状態に復帰して、マット11が携行や保管に便利な巻回状態になる。
【0022】
本実施形態においては、以下の効果がある。
(1)切換部材16を操作するのみで、マット11をエクササイズを行い得る展開状態と、携行や保管に便利な巻回状態とに形状変更できて、弾性帯体15によってその状態に維持できる。従って、展開状態においては、ヨガなどのエクササイズを前記のように快適に実行できるとともに、巻回状態においては、マット11が自然に広がることを防止できて、マット11の取扱いが容易である。
【0023】
(2)切換部材16がマット11の一方の短辺部のみに設けられているため、構造が簡単で、軽量化が可能になり、マット11の携行に便利である。
(3)弾性帯体15がマット本体14の両長辺部に設けられているため、マット11の展開動作及び巻回動作が安定して行われる。
【0024】
(4)マット本体14の切換部材16側の短辺部にマーク19が付されているため、切換部材16が設けられている短辺部を認識できて、切換部材16に対する操作が容易である。
【0025】
(5)マーク19により、マット11の方向性を認識できる。従って、例えば、マーク19が付された側の短辺部をエクササイズにおける倒伏姿勢の頭側として決めることができて、マット11の使用方向を決めることができ、清潔さの上で好ましい。
【0026】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態以降の各実施形態及び変更例においては、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0027】
第2実施形態においては、
図9及び
図10に示すように、マット本体14の長手方向に延在する1条の弾性帯体15がマット本体14の両長辺部間における幅方向の中央部に設けられている。マット本体14の両長辺部において、表シート12と裏シート13との間には長辺部に沿って延在し、切換部材16には連結されていない状態の帯状の芯材17が挟持されている。この芯材17は、バネ性を有するものではなく、長辺部に張りを持たせるものである。この芯材17は、ナイロン(ボリアミド樹脂)などの糸条を織成して薄板状に構成されたものであり、マット本体14の表シート12や裏シート13より高い剛性を有する。
【0028】
従って、本実施形態においては、以下の効果がある。
(6)弾性帯体15がマット本体14の幅方向の中央部に設けられているため、マット11の展開動作及び巻回動作が安定して行われる。
【0029】
(7)1条の弾性帯体15がマット11の幅方向の中央部のみに設けられているため、構造が簡単で、軽量化が可能になり、マット11の携行などの取扱いに便利である。
(8)マット11の両長辺部には芯材17が設けられているため、マット11の展開使用時には、マット11を床面などから浮き上がらないように安定させることができ、マット11の巻回時には、長辺部に弾性帯体15が設けられていなくても、マット11のシワや形くずれを抑えることができて、携行しやすくなる。
【0030】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
第3実施形態においては、
図11に示すように、弾性帯体15がマット本体14の一方の長辺部に設けられている。切換部材16は両短辺部に設けられており、その切換部材16の一端に弾性帯体15が連結されている。マット本体14の他方の長辺部には帯状芯材17が設けられている。
【0031】
従って、第3実施形態においては、以下の効果がある。
(9)弾性帯体15が1条しか有していないため、構成が簡単で、軽量化が可能になる。
【0032】
(10)弾性帯体15の長辺部の他方の長辺部に帯状芯材17が設けられているため、その長辺部分に対して弾性帯体15ほどではないが、ある程度の剛性を持たせることができる。従って、前記第2実施形態と同様に、マット11のシワや形くずれを抑えることができて、携行しやすくなる。
【0033】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を説明する。
第4実施形態においては、
図12に示すように、切換部材16が弾性帯体15とほぼ同幅に形成され、両弾性帯体15の一端に取り付けられている。なお、切換部材16は弾性帯体15の両端に取り付けられてもよい。
【0034】
従って、本実施形態においては、以下の効果がある。
(11)切換部材16が弾性帯体15とほぼ同幅の小片状であるため、マット11を軽量化できる。
【0035】
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
第5実施形態においては、
図13~
図16に示すように、円筒状のケース31の内部に巻取り軸30が回転可能に支持されている。マット11は、第1実施形態と同様な構造であって、切換部材16が設けられていない側の短辺部において前記巻取り軸30の外周に支持されている。そして、弾性帯体15の一端部が巻取り軸30の外周に固定されている。本実施形態においては、前記各実施形態とは逆に、弾性帯体15の螺旋巻回において、表シート12が巻回状態の内側に、裏シート13が外側になるように配置されている。
【0036】
図13及び
図15に示すように、ケース31の周壁にはスリット状の開口32が形成されており、マット11が開口32を介して出し入れされる。マット11の切換部材16の側における両幅端部にはストッパ33が設けられている。そして、
図13に実線で示すように、マット11の切換部材16側の短辺部が開口32からわずかに突出した状態で、このストッパ33はケース31の外側面に係合して、マット11のケース31内への移動を規制する。ケース31の開口32近傍における裏シート13側の位置には平坦部34が形成されており、この平坦部34においてケース31が床面などの設置面に設置される。
【0037】
そして、切換部材16によって弾性帯体15が第1態様にされたときには、弾性帯体15の弾性によって、巻取り軸30の回転をともないながら、マット11が巻取り軸30に巻き取られる。このため、
図13に実線で示すように、ストッパ33がケース31の外側面に係合するまで、マット11がケース31内に収納され、切換部材16側の端部がケース31外に位置する。
【0038】
マット11をエクササイズのために使用する場合は、マット11を弾性帯体15の弾性に抗してケース31から引き出して、
図13に2点鎖線で示すように、展開させ、切換部材16によって弾性帯体15を第2態様に切換えればよい。そして、表シート12を上側にして、ケース31の平坦部34を床面などの設置面に設置すれば、裏シート13を下側にして、ケース31及びマット11を床面などの設置面に安定支持できる。
【0039】
本実施形態においては、以下の効果がある。
(12)巻取り状態のマット11がケース31内に収容されるため、携行しやすく、携行や保管において、汚れたり、雨水などで濡れたりすることを防止できる。
【0040】
(13)ケース31により、マット11に方向性を持たせることができる。例えば、ケース31を頭側にするという使い方をすれば、マット11を清潔に使用できる。さらには、エクササイズにおける使用者の仰臥姿勢において、ケース31を枕として使用できる。
【0041】
(変更例)
本発明は前記実施形態以外に、以下のような態様で具体化できる。
・弾性帯体15や切換部材16を裏シート13の裏面側に設けること。
【0042】
・マット本体14を1枚のシートによって構成すること。この構成においては、弾性帯体15や切換部材16はシートの裏面側に設けられる。
・第2実施形態において、切換部材16を一方の短辺部のみに設けること。
【0043】
・第2実施形態において、裏シート13の内面に帯状の凹部を形成し、この凹部に弾性帯体15を納めること。このようにすれば、弾性帯体15が裏シート13の内面の凹部に納められているため、弾性帯体15の存在が使用者に感じにくく、使い心地の良いものとなる。
【0044】
・第5実施形態において、ケース31の周りに柔軟性材を設けること。このようにすれば、ケース31を枕として使用する場合に好都合である。
(他の技術的思想)
前記実施形態から把握される請求項に記載の技術的思想以外の技術的思想は以下の通りである。
【0045】
(a)剛性がマット本体より高く、弾性帯体より低い芯材をマット本体の両長辺部にその長辺部に沿って延在するように設けた請求項2に記載のマット。
(b)剛性がマット本体より高く、弾性帯体より低い芯材を弾性帯体の他方側の長辺部にその長辺部に沿って延在するように設けた請求項3に記載のマット。
【0046】
(c)筒状のケースの内部に回転軸を設け、その回転軸にはマットの切換部材を有しない短辺部を支持するとともに、弾性帯体を回転軸に固定し、マットを前記ケースの開口を介してケースの内外を移動できるようにした請求項1に記載のマット。
【符号の説明】
【0047】
11…マット、12…表シート、13…裏シート、14…マット本体、15…弾性帯体、16…切換部材、18…芯材、31…ケース。