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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-28
(45)【発行日】2022-11-08
(54)【発明の名称】蓄電装置およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/262 20210101AFI20221031BHJP
   H01M 50/209 20210101ALI20221031BHJP
   H01M 50/244 20210101ALI20221031BHJP
   H01M 10/6556 20140101ALI20221031BHJP
   H01M 10/6554 20140101ALI20221031BHJP
   H01M 10/6551 20140101ALI20221031BHJP
   H01M 10/613 20140101ALI20221031BHJP
   H01G 11/10 20130101ALI20221031BHJP
   H01G 11/82 20130101ALI20221031BHJP
   H01G 11/84 20130101ALI20221031BHJP
   H01G 4/38 20060101ALI20221031BHJP
   H01G 13/00 20130101ALI20221031BHJP
   H01G 2/08 20060101ALI20221031BHJP
   H01G 2/10 20060101ALI20221031BHJP
   H01G 2/02 20060101ALI20221031BHJP
【FI】
H01M50/262 Z
H01M50/209
H01M50/244 Z
H01M10/6556
H01M10/6554
H01M10/6551
H01M10/613
H01G11/10
H01G11/82
H01G11/84
H01G4/38 B
H01G13/00 391Z
H01G2/08 A
H01G2/10 C
H01G2/02 101E
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2020141757
(22)【出願日】2020-08-25
(65)【公開番号】P2022037559
(43)【公開日】2022-03-09
【審査請求日】2021-08-27
(73)【特許権者】
【識別番号】520184767
【氏名又は名称】プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】森下 大樹
(72)【発明者】
【氏名】岡田 渉
【審査官】小川 進
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/151037(WO,A1)
【文献】特開2020-077482(JP,A)
【文献】特開2014-216189(JP,A)
【文献】特開2019-075226(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/262
H01M 50/209
H01M 50/244
H01M 10/6551ー10/6556
H01M 10/613
H01G 11/10
H01G 11/82
H01G 11/84
H01G 4/38
H01G 13/00
H01G 2/02-2/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の蓄電セルが積層方向に沿って積層された蓄電モジュールと、
前記蓄電モジュールを収納するケースとを備え、
前記蓄電モジュールにおける前記蓄電セルは、前記積層方向に略直交する方向に延びる主面を各々有し、
前記ケースは、前記ケースに収納された前記蓄電モジュールを前記積層方向に沿って支持する支持部と、前記支持部とは異なる位置に設けられ、前記主面に向けて開口する凹部とを含み、
前記支持部は、前記積層方向に沿って前記蓄電モジュールを付勢可能であり、
前記ケースは、前記支持部に対して前記蓄電モジュールの反対側に空洞を有する、蓄電装置。
【請求項2】
前記支持部は、前記蓄電セルの前記主面に直接当接する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記支持部は、前記蓄電セルの幅方向の中央領域に対向する位置に形成され、前記凹部は、前記蓄電セルの幅方向の端部に対向する位置に形成される、請求項1または請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記凹部は、前記ケースの高さ方向の全体にわたって形成される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記蓄電セルは電極端子および収容ケースを有し、
前記支持部は、収容ケースの前記電極端子側の端部から離間した位置に形成される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項6】
複数の蓄電セルが積層方向に沿って積層された蓄電モジュールと、
前記蓄電モジュールを収納するケースとを備え、
前記蓄電モジュールにおける前記蓄電セルは、前記積層方向に略直交する方向に延びる主面を各々有し、
前記ケースは、前記ケースに収納された前記蓄電モジュールを前記積層方向に沿って支持する支持部と、前記支持部とは異なる位置に設けられ、前記主面に向けて開口する凹部とを含み、
前記支持部は、前記積層方向に沿って前記蓄電モジュールを付勢可能であり、
前記ケースは、前記支持部に対して前記蓄電モジュールの反対側に溝部を有し、前記溝部は前記凹部と連通するように形成される、蓄電装置。
【請求項7】
前記ケースからの放熱を促進する放熱促進機構をさらに備えた、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記ケースは、金属材またはカーボン含有素材により構成される、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項9】
複数の蓄電セルを積層方向に沿って積層して蓄電モジュールを形成する工程と、
前記蓄電モジュールを治具を用いて前記積層方向に挟持する工程と、
前記蓄電モジュールを前記治具により挟持した状態で前記治具および前記蓄電モジュールをケース内に挿入する工程と、
前記積層方向に沿って前記蓄電モジュールを前記ケースに支持させる工程とを備え、
前記治具および前記蓄電モジュールを前記ケース内に挿入する工程は、前記ケースに設けられた凹部に前記治具を挿入することを含み、
前記蓄電モジュールを前記ケースに支持させる工程は、前記ケースにおける前記凹部とは異なる位置に設けられた支持部によって前記蓄電モジュールを拘束することを含む、蓄電装置の製造方法。
【請求項10】
前記蓄電モジュールを前記ケースに支持させる工程は、前記支持部を前記蓄電セルに直接当接させることを含む、請求項9に記載の蓄電装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電源装置の様々な冷却方式が従来から知られている。特許文献1(特許第5535520号公報)、特許文献2(特許第6400838号公報)、および特許文献3(特許第6449438号公報)には、空冷方式のバッテリが開示されている。特許文献4(特許第5183172号公報)、特許文献5(国際公開第2012/133708号)および特許文献6(特開2012-28321号公報)には、水冷方式のバッテリが開示されている。
【0003】
特許文献7(特表2015-520480号公報)には、バッテリモジュールの2つのセルの間に弾塑性的な部材を配置し、その積層体をプレスした状態でケースに収納することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第5535520号公報
【文献】特許第6400838号公報
【文献】特許第6449438号公報
【文献】特許第5183172号公報
【文献】国際公開第2012/133708号
【文献】特開2012-28321号公報
【文献】特表2015-520480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
バッテリなどの蓄電装置の更なる軽量化、小型化が求められている。他方、複数の蓄電セルを安定して保持することも求められている。
【0006】
特許文献1ないし特許文献7に記載の構造は、上記2つの課題を解決するために必ずしも十分なものではない。
【0007】
本開示の目的は、蓄電セルの安定した保持を実現しながら軽量化および小型化が図られた蓄電装置およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る蓄電装置は、複数の蓄電セルが積層方向に沿って積層された蓄電モジュールと、蓄電モジュールを収納するケースとを備え、蓄電モジュールにおける蓄電セルは、積層方向に略直交する方向に延びる主面を各々有し、ケースは、ケースに収納された蓄電モジュールを積層方向に沿って支持する支持部と、支持部とは異なる位置に設けられ、主面に向けて開口する凹部とを含む。
【0009】
本開示に係る蓄電装置の製造方法は、複数の蓄電セルを積層方向に沿って積層して蓄電モジュールを形成する工程と、蓄電モジュールを治具を用いて積層方向に挟持する工程と、蓄電モジュールを治具により挟持した状態で治具および蓄電モジュールをケース内に挿入する工程と、積層方向に沿って蓄電モジュールをケースに支持させる工程とを備え、治具および蓄電モジュールをケース内に挿入する工程は、ケースに設けられた凹部に治具を挿入することを含み、蓄電モジュールをケースに支持させる工程は、ケースにおける凹部とは異なる位置に設けられた支持部によって蓄電モジュールを拘束することを含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、蓄電セルの安定した保持を実現しながら軽量化および小型化が図られた蓄電装置およびその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】電池パックの構成を示す分解斜視図である。
図2】電池モジュールに含まれる電池セルを示す図である。
図3】1つの実施の形態に係る電池パックにおけるケースの構造を示す図である。
図4図3におけるIV-IV断面を含む斜視図である。
図5】電池セルにおける拘束部を示す図である。
図6図3に示す電池パックの分解斜視図である。
図7図3に示す電池パックの組み立て時の状態を示す図である。
図8図7に示すケースおよび治具のみを示す図である。
図9】1つの実施の形態に係る電池パックにおけるケースの構造の変形例を示す図である。
図10図9におけるX-X断面を含む斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本開示の実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量等に言及する場合、特に記載がある場合を除き、本開示の範囲は必ずしもその個数、量等に限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本開示にとって必ずしも必須のものではない。
【0013】
図1は、電池パック1の構成を示す分解斜視図である。電池パック1は、電池モジュール100と、ケース200と、熱伝導材300と、冷却機構400とを含む。
【0014】
電池モジュール100(蓄電モジュール)は、Y軸方向(積層方向)に沿って積層された複数の電池セル110(蓄電セル)を含む。
【0015】
ケース200は、電池モジュール100を収納する。ケース200は、たとえばアルミニウム、マグネシウムなどの金属材からなる鋳造部品(ダイキャスト材)であってもよいし、カーボン含有素材からなるプレス成型部品であってもよい。ケース200は上記の態様に限定されず、強度、放熱性、熱伝導性などの点において、所定の特性を満たすものであればよい。たとえば樹脂製のケース200である場合もあり得る。
【0016】
熱伝導材300は、電池モジュール100とケース200との間に設けられ、電池モジュール100において発生した熱のケース200への伝達を促進する。
【0017】
冷却機構400(放熱促進機構)は、ケース200からの放熱を促進する。一例として、冷却機構400は、冷却液が流れる流路を含む水冷式の冷却ユニットであるが、放熱促進機構は、水冷式の冷却装置に限定されず、たとえば強制空冷方式、自然放熱方式の放熱促進機構(放熱フィンなど)が用いられてもよい。
【0018】
図2は、電池モジュール100に含まれる電池セル110を示す図である。図2に示すように、電池セル110は、電極端子111と、収容ケース112とを含む。電極端子111は、正極端子111Aと、負極端子111Bとを含む。電極端子111は、収容ケース112上に形成されている。収容ケース112には、図示しない電極体および電解液が収容されている。
【0019】
収容ケース112は、平坦面状の直方体形状に形成されている。収容ケース112は、Y軸方向に直交するX-Z平面に沿って延びる主面112Aを有する。すなわち、電池セル110は角型セルである。
【0020】
一例として、電池セル110は、リチウムイオン電池である。電池セル110はニッケル水素電池など他の電池であってもよい。また、本開示において「蓄電モジュール」は電池モジュール100に限定されず、電池セル110に代えて、たとえばキャパシタが「蓄電セル」として用いられてもよい。
【0021】
図3は、電池パック1におけるケース200の構造を示す図である。図4は、図3におけるIV-IV断面を含む斜視図である。なお、図4において、電池モジュール100の図示は省略している。
【0022】
図3図4に示すように、ケース200は、支持部210と、凹部220と、空洞230とを含む。
【0023】
支持部210は、電池モジュール100のY軸方向の両端部に位置する電池セル110の主面112Aに直接当接し、電池モジュール100をY軸方向に沿って支持する。支持部210は、電池セル110のX軸方向(幅方向)の中央領域に対向する位置に形成される。
【0024】
凹部220は、X軸方向において支持部210に隣接する位置に設けられる。凹部220は、電池セル110のX軸方向の両端部に対向する位置に形成される。凹部220は、主面112Aに向けて開口する。なお、凹部220の位置は図3に示すものに限定されない。また、凹部220の形状も適宜変更可能であり、図3に示す矩形状の凹部220に代えて、たとえば曲線状の輪郭を有する凹部220が設けられてもよい。
【0025】
凹部220は、ケース200の上端から底面近傍にわたって形成される。換言すると、凹部220は、ケース200に収納された電池モジュール100の高さ方向の全体にわたって形成されている。凹部220がケース200の底面近傍にまで達することにより、凹部220をケース200内の結露水の貯留部ないし排出流路として機能させることができる。かかる機能は、水冷方式の冷却機構400を適用する場合に特に有効である。また、強制空冷方式、自然放熱方式の冷却を適用する場合も、凹部220がケース200内の対流を促進し、冷却効率の向上が期待できる。
【0026】
なお、凹部220は、ケース200の上端から底面近傍にわたって形成される例に限定されず、ケース200の高さ方向の一部に形成される場合もあり得る。
【0027】
空洞230は、支持部210に対して電池モジュール100の反対側(ケース200の外側)に形成される。換言すると、空洞230の電池モジュール側(ケース200の内側)に、電池モジュール100を支持する支持部210が形成される。支持部210は、空洞230の一端から他端に達する両端支持の梁構造とみなすことができる。
【0028】
図4に示すように、空洞230を形成することにより、支持部210が薄肉化し、Y軸方向に変形しやすくなる。支持部210は、Y軸方向に沿って支持部210が電池モジュール100を付勢可能である。なお、本開示において、空洞230は必ずしも必須の要素ではない。
【0029】
電池モジュール100をケース200に挿入するとき、Y軸方向に沿って電池モジュール100に圧縮力が加えられる。このとき、たとえば各電池セル110間に圧縮可能な素材をセパレータとともに設けることなどにより、電池モジュール100が全体としてY軸方向に圧縮され得る。電池モジュール100がケース200に挿入された後、上記圧縮力が徐荷されると、圧縮された電池モジュール100のY軸方向の長さが元に戻り、この結果、電池モジュール100がケース200の内面をY軸方向に押圧する。この押圧力に対する反力が、ケース200が電池モジュール100を支持する支持力となる。
【0030】
電池モジュール100の使用時に、収容ケース112内における電解液のガス化等の要因により、収容ケース112が膨張することがある。この膨張に起因する電池モジュール100からケース200への押圧力、およびその反力も、ケース200による電池モジュール100の支持に寄与し得る。
【0031】
図5に示すように、電池セル110の主面112Aにおける幅方向(X軸方向)の中央部を含む領域が拘束部112Bとなる。拘束部112Bは、ケース200の支持部210から積層方向(Y軸方向)の反力を受け、拘束される部分である。
【0032】
拘束部112Bは、収容ケース112の高さ方向(Z軸方向)においても、その両端から離間した位置に形成されている。収容ケース112の電極端子111側においては、本体と封口板との接合部(溶接部)が設けられるため、この位置を避けて支持部210および拘束部112Bを形成することにより、本体と封口板との接合部の保護を図ることができる。
【0033】
図6は、電池パック1の分解斜視図である。図6に示すように、電池モジュール100がケース200に収納された後、蓋部材500が取り付けられる。電池モジュール100は、ケース200と蓋部材500とにより形成された密封空間に収納される。
【0034】
図7図8は、電池パック1の組み立て時の状態を示す図である。なお、図8においては、電池モジュール100の図示を省略している。
【0035】
図7に示すように、複数の電池セル110をY軸方向に沿って積層して形成された電池モジュール100が、治具600を用いてY軸方向に挟持される。この状態で、電池モジュール100が治具600とともにケース200内に挿入される。ここで、治具600は、凹部220に挿入される(図8参照)。
【0036】
電池モジュール100がケース200に挿入された後、治具600による圧縮力が徐荷される。これにより、電池モジュール100が全体としてY軸方向に若干膨張し、Y軸方向の両端にある電池セル110がケース200の支持部210に直接当接し、支持部210をY軸方向に押圧する。この押圧力に対する反力により、電池モジュール100が支持部210に拘束され、電池モジュール100がケース200に支持される。
【0037】
図9は、電池パック1におけるケース200の構造の変形例を示す図である。図10は、図9におけるX-X断面を含む斜視図である。なお、図10において、電池モジュール100の図示は省略している。
【0038】
図9に示す変形例において、ケース200は、支持部210に対して電池モジュール100の反対側に溝部240を有する。溝部240は、片側の凹部220と連通するように形成されている。換言すると、溝部240の電池モジュール100側(ケース200の内側)に、電池モジュール100を支持する支持部210が形成される。支持部210は、溝部240の一端から他端に達する片持ち梁構造とみなすことができる。
【0039】
図9図10に示す片持ち梁構造によっても、支持部210がY軸方向に変形しやすくなる。支持部210は、Y軸方向に沿って電池モジュール100を付勢可能である。なお、本開示において、溝部240は必ずしも必須の要素ではない。
【0040】
本実施の形態に係る電池パック1によれば、ケース200の内面により電池モジュール100に対してY軸方向の拘束力を加え、エンドプレートなどの拘束部材を設けることなく電池モジュール100をケース200により保持することができる。したがって、電池セル110の安定した保持を実現しながら電池パック1の軽量化および小型化を図ることができる。
【0041】
また、電池モジュール100がケース200に直接保持されるため、電池モジュール100において発生した熱がケース200に伝達されやすい。よって、ケース200を外部から冷却することで、電池モジュール100を効果的に冷却することが可能である。
【0042】
ケース200に形成された凹部220は、電池モジュール100のケース200への挿入時において、治具600を挿入することに利用され得る。また、凹部220は、完成後の電池パック1において、ケース200内の結露水の貯留部ないし排出流路としての機能、およびケース200内の空気循環の促進機能などを果たし得る。
【0043】
なお、上述の例では、Z軸方向に沿って電池モジュール100をケース200に挿入する方式(縦挿入方式)について説明したが、ケース200をX軸方向に向けて開口させ、X軸方向に沿って電池モジュール100をケース200に挿入する方式(横挿入方式)が採用されてもよい。横挿入方式が採用される場合、Z軸方向に延びる凹部220は必ずしも必要ない。
【0044】
以上、本開示の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0045】
1 電池パック、100 電池モジュール、110 電池セル、111 電極端子、111A 正極端子、111B 負極端子、112 収容ケース、112A 主面、112B 拘束部、200 ケース、210 支持部、220 凹部、230 空洞、240 溝部、300 熱伝導材、400 冷却機構、500 蓋部材、600 治具。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10