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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-28
(45)【発行日】2022-11-08
(54)【発明の名称】ピロロ[1,2-b]ピリダジン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 487/04 20060101AFI20221031BHJP
   A61K 31/5025 20060101ALI20221031BHJP
   A61P 1/04 20060101ALI20221031BHJP
   A61P 17/06 20060101ALI20221031BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20221031BHJP
   A61P 37/02 20060101ALI20221031BHJP
【FI】
C07D487/04 140
A61K31/5025
A61P1/04
A61P17/06
A61P29/00
A61P37/02
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021500885
(86)(22)【出願日】2019-07-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-11
(86)【国際出願番号】 US2019041382
(87)【国際公開番号】W WO2020014468
(87)【国際公開日】2020-01-16
【審査請求日】2021-03-10
(31)【優先権主張番号】62/697,533
(32)【優先日】2018-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500029420
【氏名又は名称】ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】アマン, スティーブン
(72)【発明者】
【氏名】ベーコン, エリザベス エム.
(72)【発明者】
【氏名】ブリズジス, ジェディミナス
(72)【発明者】
【氏名】チン, エルバート
(72)【発明者】
【氏名】チョウ, チェンフン
(72)【発明者】
【氏名】コッテル, ジェロミー ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】エンダクウェ, マリリン
(72)【発明者】
【氏名】テイラー, ジェイムズ ジー.
(72)【発明者】
【氏名】ライト, ネイサン イー.
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ゼン-ユー
(72)【発明者】
【氏名】ジプフェル, シェイラ エム.
【審査官】牧野 晃久
(56)【参考文献】
【文献】特許第6924267(JP,B2)
【文献】国際公開第2016/210036(WO,A1)
【文献】特表2017-501202(JP,A)
【文献】特表2013-501003(JP,A)
【文献】特表2008-504366(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
A61K 31/00- 31/80
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(II)の化合物:
【化11】
またはその薬学的に許容されるであって、式中、
は、H、Dもしくはメチルであり、Rは、H、Dもしくはメチルであるか、または
とRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成する、
化合物またはその薬学的に許容される
【請求項2】
がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
式IIIの化合物:
【化12】
またはその薬学的に許容される塩、重水素化アナログであって、式中、
は、H、Dまたはメチルであり、
は、H、Dまたはメチルである、
化合物またはその薬学的に許容される塩、重水素化アナログ。
【請求項5】
化合物
【化13】
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容されるキャリアとともに含む薬学的組成物。
【請求項7】
炎症状態の処置を必要とする患者における炎症状態を処置するための、請求項1~5に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩を含む組成物、または請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記炎症状態が、IBD、SLE、乾癬または関節リウマチから選択される、請求項7に記載の組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、キナーゼIRAK4の阻害剤である新規化合物に関する。本開示は、それらの化合物を調製するための方法およびそのような化合物を含む薬学的組成物にも関する。
【背景技術】
【0002】
インターロイキン-1レセプター関連キナーゼ-4(IRAK4)は、インターロイキン-1/Toll様レセプター(IL-1/TLR)シグナル伝達カスケードにおけるメディエーターとして作用する、セリン-トレオニンキナーゼである。より詳細には、IRAK4は、アダプタータンパク質であるミエロイド分化一次応答遺伝子88(MyD88)のシグナル伝達カスケードの活性化に関与し、関節リウマチ(RA)、炎症性腸疾患(IBD)、痛風、ライム病、関節炎、乾癬、骨盤内炎症性疾患、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、ウイルス性心筋炎、急性および慢性組織傷害、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、アルコール性肝炎、ならびに慢性腎疾患および糖尿病性腎疾患を含めた腎疾患などの、炎症および線維性障害において役割を果たすと仮定されている。さらに、IRAK4は、ある特定のがんにおいて役割を果たしており、C.difficileを含めた胃腸管感染に関連する炎症において役割を果たすと仮定されている。IL-1R/TLRによるシグナル伝達は、IRAK4およびIRAK1を動員して、シグナル伝達複合体を形成するMyD88の活性化をもたらす。この複合体は、次いで、一連のキナーゼ、アダプタータンパク質およびリガーゼと総合作用し、最終的に、活性化B細胞の核内因子カッパー軽鎖-エンハンサー(NF-κB)、活性化因子タンパク質-1(AP1)、サイクリックAMP応答配列結合タンパク質(CREB)、およびインターフェロン調節性因子(IRF)(IRF5およびIRF7を含む)の活性化をもたらし、炎症誘発性サイトカインおよびI型インターフェロンの産生を誘導する。
【0003】
したがって、IRAK4の阻害剤は、関節リウマチ(RA)、炎症性腸疾患(IBD)、痛風、ライム病、関節炎、乾癬、骨盤内炎症性疾患、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、C.difficileを含めた胃腸管感染に関連する炎症、ウイルス性心筋炎、急性および慢性組織傷害、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、アルコール性肝炎、ならびに慢性腎疾患および糖尿病性腎疾患を含めた腎疾患(Joosten, L.A.B et al., TOLL-LIKE RECEPTORS AND CHRONIC INFLAMMATION IN RHEUMATIC DISEASES: NEW DEVELOPMENTS, Nat. Rev. Rheumatol., 346 | JUNE 2016 12; 344-357 Published online 12 May 2016))(Valaperti, A. et al., INNATE IMMUNE INTERLEUKIN-1RECEPTOR-ASSOCIATED KINASE 4 EXACERBATES VIRAL MYOCARDITIS BY REDUCING CCR5CD11b MONOCYTE MIGRATION AND IMPAIRING INTERFERON PRODUCTION, Circulation, 128 | SEPTEMBER 2013 14; 1542-1554)、ならびにI型インターフェロン症(例えば、エカルディ-グティエール症候群、家族性凍瘡状狼瘡、および大脳白質萎縮症を伴う網膜脈管障害)(Lee-Kirsch et al., TYPE I INTERFERONOPATHIES-AN EXPANDING DISEASE SPECTRUM OF IMMUNODYSREGULATION, Semin. Immunopathol. (2015) 37:349-357)、(Leaf, I.A. et al., PERICYTE MYD88 AND IRAK4 CONTROL INFLAMMATORY AND FIBROTIC RESPONSES TO TISSUE INJURY, The Journal of Clinical Investigation, 127 | JANUARY 2017 1; 321-334)、(Seki, E. et al., TLR4 ENHANCES TGF-β SIGNALING AND HEPATIC FIBROSIS, Nature Medicine, 13 | NOVEMBER 2007 11; 1324-1332)、(Garcia-Martinez, I. et al., HEPATOCYTE MITOCHONDRIAL DNA DRIVES NONALCHOLIC STEATOHEPATITIS BY ACTIVATION OF TLR9, The Journal of Clinical Investigation, 126 | MARCH 2016 3; 859-864)などの、炎症および線維性障害の処置に有用であり得る。
【0004】
さらに、リンパ腫を含むある特定のがんが、腫瘍細胞の生存を促進し得る構造的に活性なシグナル伝達カスケードをもたらす1つまたはそれより多くの変異をMYD88アダプタータンパク質に含むことがある(Kelly et al., IRAK4 inhibitors for autoimmunity and lymphoma,J.Exp.Med.2015 Vol.212 No.13 2189-2201)。
【0005】
ゆえに、IRAK4の阻害剤は、リンパ腫を含むがんの処置において有用であり得る。
【0006】
現在のところ、IRAK4を阻害する承認された医薬品は存在しない。ゆえに、医薬品として哺乳動物、特にヒトに投与するのに適した特性を有するIRAK4阻害化合物を提供することが有用だろう。医薬品化合物を選択するための考慮は多元的なものである。的確な効力、薬物動態、pKa、溶解度、安定性(例えば、代謝安定性)および標的外負荷(潜在的な心毒性を含む)、ならびに潜在的な薬物-薬物相互作用を含めた化合物の特徴が、多くの場合、プロファイル化される。
【0007】
ヒトエーテルアゴーゴー関連遺伝子(hERG)によってコードされる心イオンチャネルの阻害は、創薬および開発における大きな課題である、不整脈をもたらす恐れがある。自動化した電気生理学的パッチクランプにより、薬物開発の早期に、hERGチャネルの作用を評価して、医薬品化学のプログラムを支援することが可能となり、医薬品会社では常套的になっている。Early identification of hERG liability in drug discovery programs by automated patch clamp, Front Pharmaco. (2 Sept. 2014); 5: 203。
【0008】
WO2016210034、WO2016210036、WO2015150995、WO2016127024およびWO2016210037は、IRAK4阻害剤として有用であると言われている化合物を列挙している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】国際公開第2016/210034号
【文献】国際公開第2016/210036号
【文献】国際公開第2015/150995号
【文献】国際公開第2016/127024号
【文献】国際公開第2016/210037号
【非特許文献】
【0010】
【文献】Joosten, L.A.B et al., TOLL-LIKE RECEPTORS AND CHRONIC INFLAMMATION IN RHEUMATIC DISEASES: NEW DEVELOPMENTS, Nat. Rev. Rheumatol., 346 | JUNE 2016 12; 344-357 Published online 12 May 2016
【文献】Valaperti, A. et al., INNATE IMMUNE INTERLEUKIN-1RECEPTOR-ASSOCIATED KINASE 4 EXACERBATES VIRAL MYOCARDITIS BY REDUCING CCR5+CD11b+ MONOCYTE MIGRATION AND IMPAIRING INTERFERON PRODUCTION, Circulation, 128 | SEPTEMBER 2013 14; 1542-1554
【文献】Lee-Kirsch et al., TYPE I INTERFERONOPATHIES-AN EXPANDING DISEASE SPECTRUM OF IMMUNODYSREGULATION, Semin. Immunopathol. (2015) 37:349-357
【文献】Leaf, I.A. et al., PERICYTE MYD88 AND IRAK4 CONTROL INFLAMMATORY AND FIBROTIC RESPONSES TO TISSUE INJURY, The Journal of Clinical Investigation, 127 | JANUARY 2017 1; 321-334
【文献】Seki, E. et al., TLR4 ENHANCES TGF-β SIGNALING AND HEPATIC FIBROSIS, Nature Medicine, 13 | NOVEMBER 2007 11; 1324-1332
【文献】Garcia-Martinez, I. et al., HEPATOCYTE MITOCHONDRIAL DNA DRIVES NONALCHOLIC STEATOHEPATITIS BY ACTIVATION OF TLR9, The Journal of Clinical Investigation, 126 | MARCH 2016 3; 859-864
【文献】Kelly et al., IRAK4 inhibitors for autoimmunity and lymphoma,J.Exp.Med.2015 Vol.212 No.13 2189-2201
【文献】Early identification of hERG liability in drug discovery programs by automated patch clamp, Front Pharmaco. (2 Sept. 2014); 5: 203
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0011】
IRAK4の阻害剤として有用な化合物および薬学的組成物が本明細書において提供される。本開示のいくつかの化合物には、それを必要とする被験体を処置するための、少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤とともに薬学的組成物における用途を見出し得る。本開示の化合物は、そのすべてが、炎症および免疫応答のメディエーターである、炎症誘発性サイトカインであるTNFα、IL-6、IL-1β、IL-8、IL-12、IL-23、ならびにI型インターフェロンであるIFNαおよびIFNβの産生を阻害することも見出されている。本開示は、薬学的組成物を含む組成物、本化合物を含むキット、ならびに本化合物を使用および作製する方法も提供する。
【0012】
本開示の1つの実施形態において、式(I)の化合物:
【化1】
またはその薬学的に許容される塩もしくは構造異性体(式中、
は、H、重水素もしくはC1~4アルキルから選択され、前記C1~4アルキルは、必要に応じて1つもしくはそれより多くのハロで置換され、
は、H、重水素もしくはC1~4アルキル(alky)から選択され、前記アルキルは、必要に応じて1つもしくはそれより多くのハロで置換され、または
とRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、C3~C6シクロアルキルを形成し、
は、C0~4アルキル-CNである)
が提供される。
【0013】
実施形態において、Rは、Hである。
【0014】
実施形態において、Rは、メチルである。
【0015】
実施形態において、Rは、-CNである。
【0016】
別の実施形態において、式IIの化合物:
【化2】
またはその薬学的に許容される塩もしくは構造異性体(式中、
は、H、重水素またはC1~4アルキルから選択され、前記C1~4アルキルは、1つまたはそれより多くの水素原子が、必要に応じて重水素で置き換えられており、
は、H、重水素またはC1~4アルキルから選択され、前記C1~4アルキルは、1つまたはそれより多くの水素原子が、必要に応じて重水素で置き換えられており、
は、C0~4アルキル-CNである)
が提供される。
【0017】
式(II)の実施形態において、Rは、Hである。
【0018】
別の実施形態において、Rは、重水素である。
【0019】
式(II)の実施形態において、Rは、メチルである。
【0020】
式(II)の実施形態において、Rはメチルであり、前記メチルに結合している1つまたはそれより多くの水素原子が、重水素で置き換えられている。
【0021】
実施形態において、Rは、-CNである。
【0022】
別の実施形態において、式(III)の化合物:
【化3】
またはその薬学的に許容される塩もしくは重水素化アナログ(式中、
は、H、重水素またはメチルであり、前記メチルは、1つまたはそれより多くの水素原子が、必要に応じて重水素で置き換えられている)
が提供される。
【0023】
実施形態において、以下の構造を有する化合物
【化4】
またはその薬学的に許容される塩が提供される。
【0024】
実施形態において、本明細書における化合物またはその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容されるキャリアとともに含む薬学的組成物が提供される。
【0025】
本開示の別の実施形態は、本開示の化合物を、薬学的に許容され得るキャリアおよび必要に応じて希釈剤とともに含む薬学的組成物を提供する。
【0026】
本開示の別の実施形態は、炎症関連疾患または炎症関連障害の処置を必要とする患者において炎症関連疾患または炎症関連障害を処置する方法を提供し、その方法は、本開示の化合物またはその薬学的組成物を前記患者に投与することを含む。
【発明を実施するための形態】
【0027】
発明の詳細な説明
定義
以下の記載は、例示的な方法、パラメータなどを説明する。しかしながら、そのような記載は、本開示の範囲に対する限定として意図されておらず、その代わりに、例示的な実施形態の記載として提供されていることを認識するべきである。
【0028】
2つの文字または符号の間に存在するものではないダッシュ(「-」)は、置換基に対する結合点を示すために使用されている。例えば、-C(O)NHは、炭素原子を介して結合される。化学基の最前部または最後部におけるダッシュは、便宜上の事であり;化学基は、それらの通常の意味を失わなければ、1つまたはそれより多くのダッシュを伴って表されてもよいし、伴わずに表されてもよい。ある構造において線を通って描かれる波線は、基の結合点を示す。化学的にまたは構造的に必要とされない限り、方向性は、化学基が記載もしくは命名される順序によって、示されることも暗示されることもない。
【0029】
接頭辞「Cu-v」は、次に続く基がu~v個の炭素原子を有することを示す。例えば、「C1-6アルキル」は、そのアルキル基が1~6個の炭素原子を有することを示す。Cは、炭素が存在しないこと、すなわち言い換えると、次の置換基への結合を示す。
【0030】
本明細書中での「約」ある値(a value)またはパラメータへの言及は、その値自体またはそのパラメータ自体に関する実施形態を含む(および記載する)。ある特定の実施形態において、用語「約」は、示される量±10%を含む。他の実施形態において、用語「約」は、示される量±5%を含む。ある特定の他の実施形態において、用語「約」は、示される量±1%を含む。また、用語「約X」は、「X」の記載を含む。また、単数形「a」および「the」は、文脈が明らかに他のことを指示しない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、「その化合物(the compound)」への言及は、複数のそのような化合物を含み、「そのアッセイ(the assay)」への言及は、1つまたはそれより多くのアッセイおよび当業者に公知のその等価物への言及を含む。
【0031】
「アルキル」とは、非分枝状または分枝状の飽和炭化水素鎖のことを指す。本明細書中で使用されるとき、アルキルは、1~20個の炭素原子(すなわち、C1-20アルキル)、1~8個の炭素原子(すなわち、C1-8アルキル)、1~6個の炭素原子(すなわち、C1-6アルキル)または1~4個の炭素原子(すなわち、C1-4アルキル)を有する。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、iso-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、2-ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2-ヘキシル、3-ヘキシルおよび3-メチルペンチルが挙げられる。特定の数の炭素を有するアルキル残基が、化学名によって命名されるか、または分子式によって特定されるとき、その数の炭素を有するすべての位置異性体が包含され得る;したがって、例えば、「ブチル」は、n-ブチル(すなわち、-(CHCH)、sec-ブチル(すなわち、-CH(CH)CHCH)、イソブチル(すなわち、-CHCH(CH)およびtert-ブチル(すなわち、-C(CH)を含み;「プロピル」は、n-プロピル(すなわち、-(CHCH)およびイソプロピル(すなわち、-CH(CH)を含む。
【0032】
「シアノ」とは、基-CNのことを指す。
【0033】
「ハロ」とは、-F、-Cl、-Br、-Iのことを指す。
【0034】
通常使用されるある特定の代替の化学名を使用してもよい。例えば、二価の基、例えば、二価の「アルキル」基、二価の「アリール」基などは、それぞれ、「アルキレン」基または「アルキレニル」基、「アリーレン」基または「アリーレニル」基とも呼ばれ得る。また、別段明示的に示されない限り、基の組み合わせが、1つの部分、例えば、アリールアルキルとして本明細書中で呼ばれる場合、最後に述べられる基が、その部分がその分子の残部に結合する原子を含む。
【0035】
用語「随意の」または「必要に応じて」は、その後に記載される事象または状況が、生じてもよいし、生じなくてもよいこと、ならびにその記載には、前記事象または状況が生じる場合およびそれらが生じない場合が含まれることを意味する。また、用語「必要に応じて置換される」とは、指定の原子または基におけるいずれか1つまたはそれより多くの水素原子が、水素以外の部分によって置き換えられてもよいし、置き換えられなくてもよいことを指す。「必要に応じて置換される」は、ゼロから、考えられる最大数までの置換であり得、その発生の各々は、独立している。用語「置換される」が使用されるとき、その置換は、示されている置換基の置換可能な水素原子において行われる必要がある。随意の置換は、(必要とされる)置換と同じであってもよいし、異なってもよい。
【0036】
ある部分が、「必要に応じて置換される」とき、かつ任意の「アルキル」、「アルケニル」、「アルキニル」、「ハロアルキル」、「シクロアルキル」、「アリール」または「ヘテロアリール」などの一般用語について言及する場合、その一般用語は、具体的に列挙される任意の先の用語(例えば、(C1~3アルキル)、(C4~6アルキル)、-O(C1~4アルキル)、(C3~10シクロアルキル)、O-(C3~10シクロアルキル)など)のことを指し得る。例えば、「任意のアリール」には、「アリール」と、アリールの例(例えば、フェニルまたはナフチルなど)との両方が含まれる。同様に、用語「任意のヘテロシクリル」には、オキセタニル、テトラヒドロピラニル、モルホリノ、ピペリジニルなどのヘテロシクリルが含まれる。同様に、用語「任意のヘテロアリール」には、ピリジン、ピリダジン、チアゾール、チアジアゾール、キノリンなどのヘテロアリールが含まれる。
【0037】
上記化合物のいくつかは、互変異性体として存在する。互変異性体は、互いと平衡している。例えば、アミド含有化合物は、イミド酸互変異性体と平衡して存在し得る。どの互変異性体が示されているかに関係なく、および互変異性体の間の平衡の性質に関係なく、それらの化合物は、アミド互変異性体とイミド酸互変異性体の両方を含むと当業者によって理解される。したがって、アミド含有化合物は、それらのイミド酸互変異性体を含むと理解される。同様に、イミド酸含有化合物は、それらのアミド互変異性体を含むと理解される。
【0038】
本明細書中に与えられる任意の式または構造は、本化合物の未標識の形態ならびに同位体標識された形態を表すとも意図されている。同位体標識された化合物は、1つまたはそれより多くの原子が、選択された原子質量または質量数を有する原子によって置き換えられていること以外は本明細書中に与えられる式によって表される構造を有する。本開示の化合物に組み込まれ得る同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン(phosphorous)、フッ素および塩素の同位体(例えば、H(ジュウテリウム、D)、H(トリチウム)、11C、13C、14C、15N、18F、15O、18O、31P、32P、35S、36Clおよび125Iであるがこれらに限定されない)が挙げられる。様々な同位体標識された本開示の化合物、例えば、H、13Cおよび14Cなどの放射性同位体が組み込まれた化合物。そのような同位体標識された化合物は、代謝研究、反応動態研究、検出もしくはイメージング技術(例えば、ポジトロン放出断層撮影法(PET)または単一光子放射型コンピュータ断層撮影法(SPECT)(薬物または基質の組織分布アッセイを含む))または患者の放射線処置において有用であり得る。
【0039】
本開示は、炭素原子に結合した1~n個の水素がジュウテリウムによって置き換えられた式Iの化合物の「重水素化アナログ」も含む(nは、当該分子における水素の数である)。そのような化合物は、代謝に対して高い抵抗性を示すので、哺乳動物、特にヒトに投与されたとき、式Iの任意の化合物の半減期を延長するのに有用である。例えば、Foster,“Deuterium Isotope Effects in Studies of Drug Metabolism,”Trends Pharmacol.Sci.5(12):524-527(1984)を参照のこと。そのような化合物は、当該分野で周知の手段によって、例えば、1つまたはそれより多くの水素がジュウテリウムによって置き換えられた出発原料を使用することによって、合成される。
【0040】
ジュウテリウムで標識または置換された本開示の治療的化合物は、分布、代謝および排出(ADME)に関する改善されたDMPK(薬物代謝および薬物動態)特性を有し得る。ジュウテリウムなどのより重い同位体による置換は、より高い代謝的安定性、例えば、インビボ半減期の延長、必要投与量の減少および/または治療指数の改善に起因する、ある特定の治療上の利点をもたらし得る。18F標識化合物は、PETまたはSPECT研究に有用であり得る。同位体標識された本開示の化合物およびそのプロドラッグは、通常、同位体標識されていない試薬の代わりに、容易に入手可能な同位体標識された試薬を用いて、下記に記載されるスキームまたは実施例および調製法に開示されている手順を行うことによって調製され得る。この文脈におけるジュウテリウムは、式Iの化合物における置換基とみなされると理解される。
【0041】
そのようなより重い同位体、詳細にはジュウテリウムの濃度は、同位体濃縮係数によって定義され得る。本開示の化合物において、特定の同位体として明確に指定されていないいずれの原子も、その原子の任意の安定な同位体であると意味されている。別段述べられない限り、ある位置が、「H」または「水素」として明確に指定されているとき、その位置は、その天然存在度の同位体組成の水素を有すると理解される。したがって、本開示の化合物において、ジュウテリウム(D)として明確に指定されているいずれの原子も、ジュウテリウムであると意味される。
【0042】
多くの場合、本開示の化合物は、アミノ基および/もしくはカルボキシル基またはそれらに似ている基が存在することにより、酸塩および/または塩基塩を形成することができる。
【0043】
本明細書中に記載される化合物の薬学的に許容され得る塩、水和物、溶媒和物、互変異性体、多形およびプロドラッグも提供される。「薬学的に許容され得る」または「生理的に許容され得る」とは、動物またはヒトにおける薬学的使用に適した薬学的組成物の調製において有用な化合物、塩、組成物、剤形および他の材料のことを指す。
【0044】
所与の化合物の「薬学的に許容され得る塩」という用語は、所与の化合物の生物学的有効性および特性を保持しており、生物学的に望ましいかまたは別の理由で望ましい塩のことを指す。「薬学的に許容され得る塩」または「生理的に許容され得る塩」には、例えば、無機酸との塩および有機酸との塩が含まれる。さらに、本明細書中に記載される化合物が、酸付加塩として得られる場合、その酸塩の溶液を塩基性化することによって、遊離塩基を得ることができる。逆に、生成物が、遊離塩基である場合、塩基化合物から酸付加塩を調製するための従来の手順に従って、遊離塩基を好適な有機溶媒に溶解し、その溶液を酸で処理することによって、付加塩、特に、薬学的に許容され得る付加塩が生成され得る。当業者は、無毒性の薬学的に許容され得る付加塩を調製するために使用してもよい様々な合成方法を認識している。薬学的に許容され得る酸付加塩は、無機酸および有機酸から調製され得る。無機酸から得られる塩としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などが挙げられる。有機酸から得られる塩としては、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸,シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p-トルエン-スルホン酸、サリチル酸などが挙げられる。同様に、薬学的に許容され得る塩基付加塩は、無機塩基および有機塩基から調製され得る。無機塩基から得られる塩としては、単なる例として、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩が挙げられる。有機塩基から得られる塩としては、第一級、第二級および第三級アミンの塩(例えば、アルキルアミン(すなわち、NH(アルキル))、ジアルキルアミン(すなわち、HN(アルキル))、トリアルキルアミン(すなわち、N(アルキル))、置換アルキルアミン(すなわち、NH(置換アルキル))、ジ(置換アルキル)アミン(すなわち、HN(置換アルキル))、トリ(置換アルキル)アミン(すなわち、N(置換アルキル))、アルケニルアミン(すなわち、NH(アルケニル))、ジアルケニルアミン(すなわち、HN(アルケニル))、トリアルケニルアミン(すなわち、N(アルケニル))、置換アルケニルアミン(すなわち、NH(置換アルケニル))、ジ(置換アルケニル)アミン(すなわち、HN(置換アルケニル))、トリ(置換アルケニル)アミン(すなわち、N(置換アルケニル)、モノ-、ジ-もしくはトリ-シクロアルキルアミン(すなわち、NH(シクロアルキル)、HN(シクロアルキル)、N(シクロアルキル))、モノ-、ジ-もしくはトリ-アリールアミン(すなわち、NH(アリール)、HN(アリール)、N(アリール))または混合アミンなど)が挙げられるが、これらに限定されない。好適なアミンの具体例としては、単なる例として、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリ(iso-プロピル)アミン、トリ(n-プロピル)アミン、エタノールアミン、2-ジメチルアミノエタノール、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、N-エチルピペリジンなどが挙げられる。
【0045】
用語「置換される」は、指定の原子または基におけるいずれか1つまたはそれより多くの水素原子が水素以外の1つまたはそれより多くの置換基で置き換えられるが、ただし、その指定の原子の通常の原子価を超えないことを意味する。その1つまたはそれより多くの置換基としては、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アシル、アミノ、アミド、アミジノ、アリール、アジド、カルバモイル、カルボキシル、カルボキシルエステル、シアノ、グアニジノ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ヒドロキシ、ヒドラジノ、イミノ、オキソ、ニトロ、アルキルスルフィニル、スルホン酸、アルキルスルホニル、チオシアネート、チオール、チオンまたはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。無限に付加されるさらなる置換基を有する置換基を定義することによって到達するポリマーまたは類似の不確定の構造(例えば、置換アルキルを有する置換アリールであって、その置換アルキル自体が置換アリール基で置換され、その置換アリール基がさらに置換ヘテロアルキル基などによって置換される、置換アリール)は、本明細書中における包含に対して意図されていない。別段述べられない限り、本明細書中に記載される化合物における連続置換の最大数は、3である。例えば、他の2つの置換アリール基による置換アリール基の連続置換は、((置換アリール)置換アリール)置換アリールまでに限定される。同様に、上記の定義は、容認できない置換パターン(例えば、5つのフッ素で置換されるメチルまたは隣接した2つの酸素環原子を有するヘテロアリール基)を含むと意図されない。そのような容認できない置換パターンは、当業者に周知である。用語「置換される」は、化学基を修飾するために使用されるとき、本明細書中に定義される他の化学基を説明することがある。別段特定されない限り、ある基が、必要に応じて置換されると記載される場合、その基のいずれの置換基も、それ自体が非置換である。例えば、いくつかの実施形態において、用語「置換アルキル」とは、ヒドロキシル、ハロ、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールを含む1つまたはそれより多くの置換基を有するアルキル基のことを指す。他の実施形態において、その1つまたはそれより多くの置換基は、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール(これらの各々が置換される)でさらに置換され得る。他の実施形態において、上記の置換基は、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ヒドロキシル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリール(これらの各々は、非置換である)でさらに置換され得る。当業者は、本明細書中の一般式の化合物の置換基および他の部分が、許容可能な程度に安定な薬学的組成物に製剤化され得る薬学的に有用な化合物を提供するのに十分に安定な化合物を提供するように選択されるべきであることを認識する。そのような安定性を有する化合物は、本発明の範囲内に入ると企図される。上に記載された定義および置換基の任意の組み合わせは、実行できない種または化合物をもたらすべきでないことが、当業者によって理解されるべきである。
【0046】
本明細書中で使用されるとき、「薬学的に許容され得るキャリア」または「薬学的に許容され得る賦形剤」には、任意のおよびあらゆる溶媒、分散媒、コーティング、抗菌剤および抗真菌剤、等張剤および吸収遅延剤などが含まれる。薬学的に活性な物質のためにそのような媒体および作用物質を使用することは、当該分野で周知である。任意の従来の媒体または作用物質が、活性成分と不適合である場合を除いて、治療的組成物におけるその使用が企図される。補助的な活性成分も、組成物に組み込まれ得る。
【0047】
「溶媒和物」は、溶媒と化合物との相互作用によって形成される。本明細書中に記載される化合物の塩の溶媒和物も提供される。本明細書中に記載される化合物の水和物も提供される。
併用
【0048】
本開示のIRAK4阻害剤の投与によって処置される患者は、他の治療薬による処置の恩恵を受ける疾患または状態を示していることが多い。これらの疾患または状態は、炎症性の性質であり得るか、またはがん、代謝障害、胃腸障害などに関連し得る。したがって、本開示の1つの態様は、炎症関連疾患もしくは炎症関連状態、または代謝障害、胃腸障害もしくはがんなどを処置する方法であり、その方法は、化合物をそのような疾患の処置に有用な1つまたはそれより多くの化合物とともに、それを必要とする被験体、特にヒト被験体に投与することを含む。
【0049】
いくつかの実施形態において、本開示の化合物は、さらなる1つまたはそれより多くの活性成分と共製剤化される。いくつかの実施形態において、他の活性成分は、別個の剤形としてほぼ同時に投与される。いくつかの実施形態において、他の活性成分は、順次投与され、本開示の化合物に対して異なる時点において投与され得る。
炎症性疾患および炎症性状態に対する併用
【0050】
例えば、本開示の化合物は、1つまたはそれより多くの5-リポキシゲナーゼ阻害剤、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、アセチル-CoAカルボキシラ-ゼ(ACC)阻害剤、ACTHレセプターアゴニスト、アクチビンレセプターアンタゴニスト、アシルトランスフェラーゼ阻害剤、副腎皮質刺激ホルモンリガンド、AKT1遺伝子阻害剤、アルカリホスファターゼ調節物質、アルカリホスファターゼ刺激物質、アンドロゲンレセプターアゴニスト、アポリポタンパク質C3アンタゴニスト、ASK1キナーゼ阻害剤、殺菌性透過性タンパク質刺激物質、ベータアドレノセプターアンタゴニスト、ベータ-グルクロニダーゼ阻害剤、B-リンパ球抗原CD20阻害剤、ブラジキニンレセプター調節物質、BTKキナーゼ阻害剤、カルシニューリン阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤、カンナビノイドCB1レセプター調節物質、カンナビノイドCB2レセプター調節物質、カンナビノイドレセプターアンタゴニスト、カンナビノイドレセプター調節物質、カスパーゼ阻害剤、カテプシンS阻害剤、CCNタンパク質刺激物質、CCR3ケモカインアンタゴニスト、CCR5ケモカインアンタゴニスト、CCR9ケモカインアンタゴニスト、CD3調節物質、CD40リガンド阻害剤、CD40リガンドレセプターアンタゴニスト、CD49bアンタゴニスト、CD49dアンタゴニスト、CD89アゴニスト、細胞接着分子阻害剤、ケモカインCXCリガンド阻害剤、CHST15遺伝子阻害剤、コラーゲン調節物質、CSF-1アゴニスト、CSF-1アンタゴニスト、CXC10ケモカインリガンド阻害剤、CXCR2ケモカインアンタゴニスト、サイクリックGMPホスホジエステラーゼ阻害剤、シクロオキシゲナーゼ2阻害剤、シクロオキシゲナーゼ阻害剤、シクロオキシゲナーゼ刺激物質、シトクロムP450 3A4阻害剤、細胞傷害性T-リンパ球タンパク質-4刺激物質、ジヒドロセラミドデルタ4デサチュラーゼ阻害剤、ジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、DNAポリメラーゼ阻害剤、DPP-4阻害剤、EGFRファミリーチロシンキナーゼレセプター調節物質、好酸球ペルオキシダーゼ阻害剤、エオタキシンリガンド阻害剤、EP4プロスタノイドレセプターアゴニスト、上皮成長因子アゴニスト、上皮成長因子リガンド、エストロゲンレセプターベータアゴニスト、第XIII因子アゴニスト、FGF-10リガンド、FGF2レセプターアゴニスト、フラクタルカインリガンド阻害剤、遊離脂肪酸レセプター2アンタゴニスト、FXRアゴニスト、GATA3転写因子阻害剤、グルカゴン様ペプチド1アゴニスト、グルカゴン様ペプチド2アゴニスト、糖質コルチコイドアゴニスト、GM-CSFレセプターアゴニスト、Gタンパク質共役レセプター84アンタゴニスト、グアニル酸シクラーゼレセプターアゴニスト、ヒスタミンH2レセプターアンタゴニスト、ヒストンアセチルトランスフェラーゼ阻害剤、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤、HLAクラスII抗原調節物質、ヒドロラーゼ阻害剤、HSD17β13阻害剤、ICAM1遺伝子阻害剤、ICAM-1阻害剤、IL1遺伝子阻害剤、IL-10アゴニスト、IL10遺伝子刺激物質、IL-11アゴニスト、IL-12アンタゴニスト、IL12遺伝子阻害剤、IL-13アンタゴニスト、IL-17アンタゴニスト、IL-2アンタゴニスト、IL-2レセプターアルファサブユニット阻害剤、IL-21アンタゴニスト、IL-23アンタゴニスト、IL-6アンタゴニスト、IL6遺伝子阻害剤、IL-6レセプター調節物質、IL-7アンタゴニスト、IL-8アンタゴニスト、免疫グロブリンG1アゴニスト、免疫グロブリンG2調節物質、イノシン一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、インスリン感作物質、インテグリンアルファ-4/ベータ-1アンタゴニスト、インテグリンアルファ-4/ベータ-7アンタゴニスト、インテグリンアルファ-Eアンタゴニスト、インテグリンアンタゴニスト、インテグリンベータ-7アンタゴニスト、インターフェロンベータリガンド、インターロイキン17Eリガンド阻害剤、インターロイキンリガンド阻害剤、インターロイキンレセプター17Aアンタゴニスト、インターロイキンレセプター17Bアンタゴニスト、インターロイキン-1ベータリガンド、インターロイキン-1ベータリガンド調節物質、インターロイキン-6リガンド阻害剤、JAKチロシンキナーゼ阻害剤、Jak1チロシンキナーゼ阻害剤、JAK2遺伝子阻害剤、Jak3チロシンキナーゼ阻害剤、Jun N末端キナーゼ阻害剤、LanC様タンパク質2調節物質、ロイコトリエンBLTレセプターアンタゴニスト、リポキシゲナーゼ調節物質、L-セレクチンアンタゴニスト、MAdCAM阻害剤、マトリクスメタロプロテアーゼ阻害剤、マトリクスメタロプロテアーゼ調節物質、メラノコルチン(Melanocortin)アゴニスト、膜銅アミンオキシダーゼ阻害剤、メタロプロテアーゼ-2阻害剤、メタロプロテアーゼ-9阻害剤、MIP3アルファリガンド阻害剤、ミトコンドリア10kDa熱ショックタンパク質刺激物質、単球分化抗原CD14阻害剤、mTOR阻害剤、ムチン刺激物質、NAD依存性脱アセチル化酵素サーチュイン-1刺激物質、ナトリウム利尿ペプチドレセプターCアゴニスト、ニューレグリン-4リガンド、ニコチン性アセチルコリンレセプターアゴニスト、ニコチン性AChレセプターアルファ4サブユニット調節物質、ニコチン性AChレセプターアルファ7サブユニット刺激物質、ニコチン性AChレセプターベータ2サブユニット調節物質、NK1レセプターアンタゴニスト、NKG2 D活性化NKレセプターアンタゴニスト、核内因子カッパーB阻害剤、オピオイド成長因子レセプターアゴニスト、オピオイドレセプターアンタゴニスト、オピオイドレセプターデルタアンタゴニスト、オキシドレダクターゼ阻害剤、P2X7プリン受容体アゴニスト、p38 MAPキナーゼ阻害剤、PARP阻害剤、PDE4阻害剤、PDGFレセプターアゴニスト、食作用刺激ペプチド調節物質、ホスホMurNAcペンタペプチドトランスフェラーゼ阻害剤、ホスホリパーゼA2阻害剤、血小板活性化因子レセプターアンタゴニスト、カリウムチャネル阻害剤、PPARアルファアゴニスト、PPARデルタアゴニスト、PPARガンマアゴニスト、タンパク質CYR61刺激物質、タンパク質fimH阻害剤、タンパク質キナーゼCアルファ阻害剤、タンパク質キナーゼCベータ阻害剤、タンパク質キナーゼCデルタ阻害剤、タンパク質キナーゼCイプシロン阻害剤、タンパク質キナーゼCエータ阻害剤、タンパク質キナーゼCシータ阻害剤、タンパク質キナーゼG阻害剤、タンパク質キナーゼ阻害剤、P-セレクチン糖タンパク質リガンド-1阻害剤、PurHプリン生合成タンパク質阻害剤、レチノイン酸レセプターアルファアゴニスト、レチノイン酸レセプターベータアゴニスト、レチノイドレセプターアゴニスト、RNAポリメラーゼ阻害剤、SMAD-7阻害剤、ナトリウムチャネル阻害剤、ソマトスタチンレセプターアゴニスト、スフィンゴシン1リン酸ホスファターゼ1刺激物質、スフィンゴシン1リン酸ホスファターゼ調節物質、スフィンゴシンキナーゼ1阻害剤、スフィンゴシンキナーゼ2阻害剤、スフィンゴシン-1-リン酸レセプター-1アゴニスト、スフィンゴシン-1-リン酸レセプター-1アンタゴニスト、スフィンゴシン-1-リン酸レセプター-1調節物質、スフィンゴシン-1-リン酸レセプター-5調節物質、STAT3遺伝子阻害剤、STAT-3阻害剤、STAT-4阻害剤、幹細胞抗原-1阻害剤、スーパーオキシドジスムターゼ調節物質、スーパーオキシドジスムターゼ刺激物質、SYKキナーゼ阻害剤、T細胞表面糖タンパク質CD28阻害剤、TGFベータ1リガンド阻害剤、サイミュリンアゴニスト、THR-βアゴニスト、TLR-2アンタゴニスト、TLR-4アンタゴニスト、TLR-9アゴニスト、TNFアルファリガンド阻害剤、TNFアルファリガンド調節物質、TNFアンタゴニスト、TPL2キナーゼ阻害剤、トレフォイルファクター調節物質、トリプターゼ阻害剤、トリプトファン5-ヒドロキシラーゼ阻害剤、腫瘍壊死因子14リガンド調節物質、TYK2キナーゼ阻害剤、I型TNFレセプターアンタゴニスト、II型TNFレセプター調節物質、不特定の(Unspecified)成長因子レセプター調節物質、バニロイドVR1アゴニスト、ビタミンD3レセプターアゴニスト、ゾヌリン阻害剤、アバタセプト;アセマンナン(acemannan);アダリムマブ;DCCT-10;アプレミラスト(apremilast);AST-120;バルサラジド;バルサラジドナトリウム;
バシリキシマブ;ジプロピオン酸ベクロメタゾン;ブデソニド(budesonide);D-9421;ブデソニドMMX;カトリデカコグ;セルトリズマブペゴル;酪酸菌;エタネルセプト;フィンゴリモド(fingolimod);酢酸グラチラマー;ゴリムマブ(golimumab);インフリキシマブ;インフリキシマブバイオシミラー;インフリキシマブ後継生物製剤;インターフェロンベータ-1a;レナリドミド;メサラジン;GED-0001;AJG-501;metエンケファリン酢酸塩併用トリデカクチド酢酸塩(tridecactide acetat)、ミコフェノール酸モフェチル;ナルトレキソン;ナタリズマブ;ニタゾキサニド(nitazoxanide);オルサラジン;オプレルベキン;プロピオニル-L-カルニチン;組換えインターフェロンベータ-1a;レメステムセル(remestemcel)-L;リファキシミン;リツキシマブ;ロピバカイン;ロシグリタゾン;サルグラモスチン(sargramostim);セクキヌマブ;SPD-480;タクロリムス;タミバロテン;テデュグルチド;サリドマイド;トシリズマブ;RO-4877533;トファシチニブ;CP-690550;ブタ鞭虫卵(Trichuris suis ova);ASP-1002;ウステキヌマブ;バルガンシクロビル;ベドリズマブ;ジロートン(zileuton);抗CD3造影剤(抗体フラグメント、がん/自己免疫疾患),ImaginAb;AVX-470;シクロスポリン;CXCR1/2リガンドmAb(免疫学),Eli Lilly;FFP-102;GSK-3050002;INN-108;IR-777;SGM-1019;peg-イロデカキン(ilodecakin);PF-06480605;PF-06651600;SER-287;Syn-1002;Thetanix;寛容原性樹状細胞治療TOP-1288;VBY-036;VBY-129;946414-98-8;BMS-936557;99mTc-アネキシンV-128;ABC-294640;アブリルマブ(abrilumab);Alequel;AMG-139;アミセリモド(amiselimod);APD-334;ASP-3291;ジプロピオン酸ベクロメタゾン;ベルチリムマブ(bertilimumab);シクロスポリン;クラザキズマブ(clazakizumab);DLX-105;ドルカナチド(dolcanatide);E-6011;ETX-201;FFP-104;フィルゴチニブ;フォラルマブ(foralumab);GED-0507-34-Levo;ジビノスタット(givinostat);GLPG-0974;GLPG-1205;イベロガスト(iberogast)N(潰瘍性大腸炎),Bayer;BAY98-7410;INV-103;JNJ-40346527;K(D)PT;KAG-308;KHK-4083;KRP-203;ララゾチド酢酸塩;CB-01-05-MMX;LY-3074828;メサラミン併用N-アセチルシステイン;ミジスマーゼ;モルグラモスチム(molgramostim)後継生物製剤併用ホスホマイシン併用カルバペネム,Reponex;多分化能成体前駆細胞治療(虚血/脳性麻痺),Athersys/Healios;NN-8828;オロキズマブ(olokizumab);OvaSave;P-28-GST;PDA-002;PF-4236921;PF-547659;プレドニゾロン;PUR-0110;QBECO;RBX-2660;別の目的でのナルトレキソン;JKB-122;SB-012;ソトラスタウリン(sotrastaurin);STNM-01;TAK-114;テトミラスト(tetomilast);Debio-0512;TRK-170;TRX-318;バテリズマブ(vatelizumab);VB-201;ZP-1848;ズカプサイシン(zucapsaicin);ABT-494;アリカホルセン;Ampion;BI-655066;ブリアキヌマブ;カンナビジオール;カロテグラストメチル(carotegast methyl);コビトリモド(cobitolimod);デキサメタゾンリン酸ナトリウム;エラフィブラノール;エトロリズマブ(etrolizumab);GS-5745;HMPL-004;LP-02;メサラジン;メトロニダゾールモンゲルセン(metronidazole mongersen);オクレリズマブ(ocrelizumab);オザニモド;ペフィシチニブ;RHB-104;リファキシミン;チルドラキズマブ;トラロキヌマブ;ブロダルマブ;ラキニモド;プレカナチド;テロトリスタットエチプレート;インフリキシマブバイオシミラー,Samsung Bioepis;AZD-058;ならびにクラリスロマイシン併用、さらにはクロファジミン併用のリファブチンと併用され得る。
【0051】
以下の化合物クラスおよび化合物の非網羅的リストも、本開示の化合物と併用され得る:5-リポキシゲナーゼ阻害剤(例えば、ジロートン、エタロシブム(etalocibm)FPL-64170、E-3040およびBU-4601A);アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、BL-7040);ACTHレセプターアゴニスト(例えば、metエンケファリン酢酸塩併用酢酸トリデカクチド、およびFAR-404);アクチビンレセプターアンタゴニスト(例えば、フォリスタチン);アシルトランスフェラーゼ阻害剤(例えば、AZD-0585);副腎皮質刺激ホルモンリガンド(例えば、metエンケファリン酢酸塩併用酢酸トリデカクチド、およびFAR-404);AKT1遺伝子阻害剤(例えば、ビドフルジムス(vidofludimus));アルカリホスファターゼ調節物質(例えば、組換えヒトアルカリホスファターゼ(経口、潰瘍性大腸炎)、AM-Pharma);アルカリホスファターゼ刺激物質(例えば、ウシアルカリホスファターゼ);アンドロゲンレセプターアゴニスト(例えば、PB-005);アポリポタンパク質C3アンタゴニスト(例えば、AZD-0585);殺菌性透過性タンパク質刺激物質(例えば、オペバカン(opebacan));ベータアドレノセプターアンタゴニスト(例えば、NM-001);ベータ-グルクロニダーゼ阻害剤(例えば、KD-018);B-リンパ球抗原CD20阻害剤(例えば、オクレリズマブ、リツキシマブ);ブラジキニンレセプター調節物質(例えば、ジビノスタット);カルシニューリン阻害剤(例えば、タクロリムス、シクロスポリン);カルシウムチャネル阻害剤(例えば、クロトリマゾール);カンナビノイドCB1レセプター調節物質(例えば、GWP42003-P、カンナビジオール);カンナビノイドCB2レセプター調節物質(例えば、GWP42003-P、カンナビジオール);カンナビノイドレセプターアンタゴニスト(例えば、フィンゴリモド);カンナビノイドレセプター調節物質(例えば、GWP42003-P、カンナビジオール);カテプシンS阻害剤(例えば、VBY-129、VBY-036);CCNタンパク質刺激物質(例えば、CSA-13);CCR3ケモカインアンタゴニスト(例えば、ベルチリムマブ);CCR5ケモカインアンタゴニスト(例えば、HGS-1025);CCR9ケモカインアンタゴニスト(例えば、MLN-3126、ベルシルノン(vercirnon)、CCX-025);CD3調節物質(例えば、ビジリズマブ(visilizumab));CD40リガンド阻害剤(例えば、FFP-104);CD40リガンドレセプターアンタゴニスト(例えば、FFP-104、FFP-102、トラリズマブ(toralizumab));CD49bアンタゴニスト(例えば、バテリズマブ);CD49dアンタゴニスト(例えば、ELND-004);CD89アゴニスト(例えば、HF-1020);細胞接着分子阻害剤(例えば、ナタリズマブ、アリカホルセン(静脈内)、ASP-2002、ISIS-2302);ケモカインCXCリガンド阻害剤(例えば、CXCR1/2リガンドmAb(免疫学),Eli Lilly);CHST15遺伝子阻害剤(例えば、STNM-01);コラーゲン調節物質(例えば、脂肪由来幹細胞治療(Celution System)、Cytori、DCCT-10);CSF-1アゴニスト(例えば、サルグラモスチン、モルグラモスチム後継生物製剤併用ホスホマイシン併用カルバペネム(小腸内、クローン病),Reponex);CSF-1アンタゴニスト(例えば、JNJ-40346527);CXC10ケモカインリガンド阻害剤(例えば、946414-98-8、BMS-936557);CXCR2ケモカインアンタゴニスト(例えば、エルブリキシン(elubrixin));サイクリックGMPホスホジエステラーゼ阻害剤(例えば、CEL-031);シクロオキシゲナーゼ2阻害剤(例えば、P-54);
シクロオキシゲナーゼ阻害剤(例えば、メサラジン、4-アミノサリチル酸ナトリウム、AJG-501、AGI-022);シクロオキシゲナーゼ刺激物質(例えば、ニコチンポラクリレックス);シトクロムP450 3A4阻害剤(例えば、KD-018);細胞傷害性T-リンパ球タンパク質-4刺激物質(例えば、アバタセプト);ジヒドロセラミドデルタ4デサチュラーゼ阻害剤(例えば、ABC-294640);ジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼ阻害剤(例えば、ビドフルジムス);DNAポリメラーゼ阻害剤(例えば、バルガンシクロビル);EGFRファミリーチロシンキナーゼレセプター調節物質(例えば、ニューレグリン4(クローン病/潰瘍性大腸炎/壊死性腸炎),Avexegen Therapeutics/Children’s Hospital of Los Angeles);好酸球ペルオキシダーゼ阻害剤(例えば、AWEPOPD-01、AWEPO-003);エオタキシンリガンド阻害剤(例えば、ベルチリムマブ);EP4プロスタノイドレセプターアゴニスト(例えば、KAG-308);上皮成長因子アゴニスト(例えば、ヘパリン-EGF様因子,Scios Nova);上皮成長因子リガンド(例えば、Hebervis);エストロゲンレセプターベータアゴニスト(例えば、プリナベレル(prinaberel));第XIII因子アゴニスト(例えば、カトリデカコグ);FGF-10リガンド(例えば、レピフェルミン(repifermin));FGF2レセプターアゴニスト(例えば、F2A);フラクタルカインリガンド阻害剤(例えば、E-6011);遊離脂肪酸レセプター2アンタゴニスト(例えば、GLPG-0974);GATA3転写因子阻害剤(例えば、SB-012);グルカゴン様ペプチド2アゴニスト(例えば、テデュグルチド、ZP-1848、NB-1002);糖質コルチコイドアゴニスト(例えば、ブデソニド、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、デキサメタゾンリン酸ナトリウム、AJG-511、DOR-201、D-9421-C);GM-CSFレセプターアゴニスト(例えば、サルグラモスチン、モルグラモスチム後継生物製剤併用ホスホマイシン併用カルバペネム(小腸内、クローン病),Reponex);Gタンパク質共役レセプター84アンタゴニスト(例えば、GLPG-1205);グアニル酸シクラーゼレセプターアゴニスト(例えば、ドルカナチド、SP-333);ヒスタミンH2レセプターアンタゴニスト(例えば、ビスマス,Medeva);ヒストンアセチルトランスフェラーゼ阻害剤(例えば、TIP60阻害剤(潰瘍性大腸炎/炎症性腸疾患/自己免疫疾患),University of Pennsylvania);ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤(例えば、ジビノスタット);HLAクラスII抗原調節物質(例えば、HLAクラスIIタンパク質調節物質(クローン病),Nextera AS);ヒドロラーゼ阻害剤(例えば、SC-56938);ICAM1遺伝子阻害剤(例えば、アリカホルセン);ICAM-1阻害剤(例えば、アリカホルセン(静脈内)、ISIS-2302);IL1遺伝子阻害剤(例えば、PLR-14);IL-10アゴニスト(例えば、peg-イロデカキン、AM-0010);IL10遺伝子刺激物質、例えば、遺伝子治療(IL-10),Imperial College);IL-11アゴニスト(例えば、オプレルベキン、YM-294);IL-12アンタゴニスト(例えば、ウステキヌマブ、ブリアキヌマブ、アピリモド(apilimod));IL12遺伝子阻害剤(例えば、RDP-58);IL-13アンタゴニスト(例えば、トラロキヌマブ、アンルキンズマブ(anrukinzumab));IL-17アンタゴニスト(例えば、セクキヌマブ、ビドフルジムス);IL-2アンタゴニスト(例えば、ダクリズマブ);IL-2レセプターアルファサブユニット阻害剤(例えば、バシリキシマブ、ダクリズマブ、BSX-003、Ro-34-7375);IL-21アンタゴニスト(例えば、NN-8828、ATR-107);IL-23アンタゴニスト(例えば、チルドラキズマブ、ウステキヌマブ、BI-655066、AMG-139、ブリアキヌマブ、LY-3074828、アピリモド);IL-6アンタゴニスト(例えば、トシリズマブ、クラザキズマブ、オロキズマブ、HMPL-004、AMG-220、FM-101);IL6遺伝子阻害剤(例えば、YSIL6-T-PS);IL-6レセプター調節物質(例えば、トシリズマブ);IL-7アンタゴニスト(例えば、インターロイキン-7レセプター調節物質(潰瘍性大腸炎/T細胞急性リンパ芽球性白血病),Effimune);IL-8アンタゴニスト(例えば、エルブリキシン、クロトリマゾール);免疫グロブリンG1アゴニスト(例えば、HF-1020);免疫グロブリンG2調節物質(例えば、PF-547659);イノシン一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤(例えば、ミコフェノール酸モフェチル);インスリン感作物質(例えば、エラフィブラノール、ロシグリタゾン、HE-3286、EGS-21);インテグリンアルファ-4/ベータ-1アンタゴニスト(例えば、ナタリズマブ、TRK-170、フィラテグラスト);インテグリンアルファ-4/ベータ-7アンタゴニスト(例えば、エトロリズマブ、ベドリズマブ、アブリルマブ、カロテグラストメチル、TRK-170、フィラテグラスト);インテグリンアルファ-Eアンタゴニスト(例えば、エトロリズマブ);インテグリンアンタゴニスト(例えば、バテリズマブ、ASP-2002);インテグリンベータ-7アンタゴニスト(例えば、エトロリズマブ);インターフェロンベータリガンド(例えば、インターフェロンベータ-1a、組換えインターフェロンベータ-1a,Serono);インターロイキン17Eリガンド阻害剤(例えば、抗IL-17BRヒト化抗体(肺線維症/喘息/潰瘍性大腸炎),Medical Research Council Technology);インターロイキンリガンド阻害剤(例えば、HE-3286);インターロイキンレセプター17Aアンタゴニスト(例えば、ブロダルマブ);インターロイキンレセプター17Bアンタゴニスト(例えば、抗IL-17BRヒト化抗体(肺線維症/喘息/潰瘍性大腸炎),Medical Research Council Technology);インターロイキン-1ベータリガンド(例えば、K(D)PT、PUR-0110、HMPL-004);インターロイキン-1ベータリガンド調節物質(例えば、PUR-0110、HMPL-004);インターロイキン-6リガンド阻害剤(例えば、PF-4236921);JAKチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、トファシチニブ、ペフィシチニブ);Jak1チロシンキナーゼ阻害剤(例えば、ABT-494、トファシチニブ、フィルゴチニブ、ペフィシチニブ、GLPG-0555、ソルシチニブ(solcitinib));JAK2遺伝子阻害剤(例えば、ビドフルジムス);Jak3チロシンキナーゼ阻害剤(例えば、トファシチニブ、ペフィシチニブ);Jun N末端キナーゼ阻害剤(例えば、セマピモド(semapimod));LanC様タンパク質2調節物質(例えば、BT-11);ロイコトリエンBLTレセプターアンタゴニスト(例えば、ONO-4057、エタロシブ(etalocib)、SC-53228、SC-52798);リポキシゲナーゼ調節物質(例えば、メサラジン);L-セレクチンアンタゴニスト(例えば、BNP-001);MAdCAM阻害剤(例えば、ベドリズマブ、PF-547659);マトリクスメタロプロテアーゼ阻害剤(例えば、D-5410);マトリクスメタロプロテアーゼ調節物質(例えば、D-5410);メラノコルチンアゴニスト(例えば、ASP-3291);膜銅アミンオキシダーゼ阻害剤(例えば、ベパリモマブ(vepalimomab));メタロプロテアーゼ-2阻害剤(例えば、KD-018、RWJ-68354);メタロプロテアーゼ-9阻害剤(例えば、GS-5745);MIP3アルファリガンド阻害剤(例えば、GSK-3050002);ミトコンドリア10kDa熱ショックタンパク質刺激物質(例えば、INV-103);単球分化抗原CD14阻害剤(例えば、CD14抗炎症薬,Cornell);mTOR阻害剤(例えば、P-2281);ムチン刺激物質(例えば、レバミピド);NAD依存性脱アセチル化酵素サーチュイン-1刺激物質(例えば、SRT-2104);ナトリウム利尿ペプチドレセプターCアゴニスト(例えば、プレカナチド);ニューレグリン-4リガンド(例えば、ニューレグリン4(クローン病/潰瘍性大腸炎/壊死性腸炎),Avexegen Therapeutics/Children’s Hospital of Los Angeles);ニコチン性アセチルコリンレセプターアゴニスト(例えば、TC-2403、ニコチンポラクリレックス、ニコチン);ニコチン性AChレセプターアルファ4サブユニット調節物質(例えば、TC-2403);ニコチン性AChレセプターアルファ7サブユニット刺激物質(例えば、GTS-21);ニコチン性AChレセプターベータ2サブユニット調節物質(例えば、TC-2403);NK1レセプターアンタゴニスト(例えば、KD-018、ベシル酸ノルピタンチウム(nolpitantium besilate));NKG2 D活性化NKレセプターアンタゴニスト(例えば、NNC-0142-002);核内因子カッパーB阻害剤(例えば、KD-018、コビトリモド、CSA-13、HE-3286、HMPL-004、Avrina、メサラミン併用N-アセチルシステイン、P-54);オピオイド成長因子レセプターアゴニスト(例えば、metエンケファリン酢酸塩併用酢酸トリデカクチド、FAR-404);オピオイドレセプターアンタゴニスト(例えば、ナルトレキソン、IRT-103);オピオイドレセプターデルタアンタゴニスト(例えば、KD-018);オキシドレダクターゼ阻害剤(例えば、オルサラジン);P2X7プリン受容体アゴニスト(例えば、ジビノスタット);p38 MAPキナーゼ阻害剤(例えば、RDP-58、ドラマピモド(doramapimod)、セマピモド、RWJ-68354);PARP阻害剤(例えば、EB-47、INO-1003);PDE4阻害剤(例えば、アプレミラスト、テトミラスト、CC-1088);PDGFレセプターアゴニスト(例えば、オプレルベキン、YM-294);食作用刺激ペプチド調節物質(例えば、99mTc-RP-128);ホスホMurNAcペンタペプチドトランスフェラーゼ阻害剤(例えば、SQ-641);ホスホリパーゼA2阻害剤(例えば、バレスプラジブ(varespladib)メチル);血小板活性化因子レセプターアンタゴニスト(例えば、デルサラジン(dersalazine)ナトリウム);カリウムチャネル阻害剤(例えば、クロトリマゾール);PPARアルファアゴニスト(例えば、エラフィブラノール(GFT-1007));PPARデルタアゴニスト(例えば、エラフィブラノール(GFT-1007));PPARガンマアゴニスト(例えば、ロシグリタゾン、GED-0507-34-Levo、エタロシブ);タンパク質CYR61刺激物質(例えば、CSA-13);タンパク質fimH阻害剤(例えば、EB-8018);タンパク質キナーゼCアルファ阻害剤(例えば、ソトラスタウリン(AEB-071));タンパク質キナーゼCベータ阻害剤(例えば、ソトラスタウリン(AEB-071));タンパク質キナーゼCデルタ阻害剤(例えば、ソトラスタウリン(AEB-071));タンパク質キナーゼCイプシロン阻害剤(例えば、ソトラスタウリン(AEB-071));タンパク質キナーゼCエータ阻害剤(例えば、ソトラスタウリン(AEB-071));タンパク質キナーゼCシータ阻害剤(例えば、ソトラスタウリン(AEB-071));タンパク質キナーゼ
G阻害剤(例えば、CEL-031);タンパク質キナーゼ阻害剤(例えば、TOP-1288);P-セレクチン糖タンパク質リガンド-1阻害剤(例えば、SEL-K2);PurHプリン生合成タンパク質阻害剤(例えば、ミコフェノール酸モフェチル);レチノイン酸レセプターアルファアゴニスト(例えば、タミバロテン);レチノイン酸レセプターベータアゴニスト(例えば、タミバロテン);レチノイドレセプターアゴニスト(例えば、タミバロテン);RNAポリメラーゼ阻害剤(例えば、リファキシミン);SMAD-7阻害剤(例えば、モンゲルセン(GED-0301));ナトリウムチャネル阻害剤(例えば、ロピバカイン);ソマトスタチンレセプターアゴニスト(例えば、バプレオチド(vapreotide));スフィンゴシン1リン酸ホスファターゼ1刺激物質(例えば、APD-334);スフィンゴシン1リン酸ホスファターゼ調節物質(例えば、S1P調節物質(経口、多発性硬化症/潰瘍性大腸炎/関節リウマチ),Akaal Pharma);スフィンゴシンキナーゼ1阻害剤(例えば、ABC-294640);スフィンゴシンキナーゼ2阻害剤(例えば、ABC-294640);スフィンゴシン-1-リン酸レセプター-1アゴニスト(例えば、オザニモド(RPC-1063)、KRP-203);スフィンゴシン-1-リン酸レセプター-1アンタゴニスト(例えば、アミセリモド(MT-1303));スフィンゴシン-1-リン酸レセプター-1調節物質(例えば、フィンゴリモド(FTY-720)、オザニモド(RPC-1063)、アミセリモド(MT-1303));スフィンゴシン-1-リン酸レセプター-5調節物質(例えば、オザニモド);STAT3遺伝子阻害剤(例えば、ビドフルジムス);STAT-3阻害剤(例えば、TAK-114);STAT-4阻害剤(例えば、STAT-4アンチセンスオリゴヌクレオチド(クローン病/大腸炎),NIAID);幹細胞抗原-1阻害剤(例えば、Ampion、DMI-9523);スーパーオキシドジスムターゼ調節物質(例えば、ミジスマーゼ、LT-0011);スーパーオキシドジスムターゼ刺激物質(例えば、スーパーオキシドジスムターゼ);T細胞表面糖タンパク質CD28阻害剤(例えば、アバタセプト);TGFベータ1リガンド阻害剤(例えば、モンゲルセン、GED-0301);サイミュリンアゴニスト(例えば、Syn-1002);TLR-2アンタゴニスト(例えば、VB-201);TLR-4アンタゴニスト(例えば、JKB-122、VB-201);TLR-9アゴニスト(例えば、BL-7040、コビトリモド);TNFアルファリガンド阻害剤(例えば、アダリムマブ、セルトリズマブペゴル、インフリキシマブバイオシミラー、インフリキシマブ、ゴリムマブ、ISIS-104838、CSA-13、DLX-105、アダリムマブバイオシミラー、デルサラジンナトリウム、Debio-0512、HMPL-004、DLX-105、インフリキシマブ後継生物製剤、AZD-9773、CYT-020-TNFQb、DOM-0200);TNFアルファリガンド調節物質(例えば、PUR-0110、CDP-571);TNFアンタゴニスト(例えば、エタネルセプト、セルトリズマブペゴル、AVX-470、オネルセプト(onercept));トレフォイルファクター調節物質(例えば、AG-012);トリプターゼ阻害剤(例えば、APC-2059);トリプトファン5-ヒドロキシラーゼ阻害剤(例えば、テロトリスタットエチプレート);腫瘍壊死因子14リガンド調節物質(例えば、SAR-252067);I型TNFレセプターアンタゴニスト(例えば、DOM-0100);II型TNFレセプター調節物質(例えば、エタネルセプト);不特定の成長因子レセプター調節物質(例えば、AP-005);バニロイドVR1アゴニスト(例えば、ズカプサイシン);ビタミンD3レセプターアゴニスト(例えば、カルシトリオール);ならびにゾヌリン阻害剤(例えば、ララゾチド酢酸塩、AT-1001)。
【0052】
以下の化合物クラスおよび化合物の非網羅的リストも、本開示の化合物と併用され得る:14-3-3タンパク質エータ阻害剤、5-リポキシゲナーゼ阻害剤、Ablチロシンキナーゼ阻害剤、ACTHレセプターアゴニスト、アデノシンA3レセプターアゴニスト、アデノシンデアミナーゼ阻害剤、ADPリボシルシクラーゼ-1調節物質、ADPリボシル化因子6阻害剤、副腎皮質刺激ホルモンリガンド、アグリカナーゼ-2阻害剤、アルブミン調節物質、AP1転写因子阻害剤、バシギン(Basigin)阻害剤、Bcrタンパク質阻害剤、B-リンパ球抗原CD19阻害剤、B-リンパ球抗原CD20阻害剤、B-リンパ球抗原CD20調節物質、B-リンパ球刺激物質リガンド阻害剤、ブラジキニンレセプター調節物質、BRAF遺伝子阻害剤、分枝アミノ酸アミノトランスフェラーゼ1阻害剤、ブロモドメイン含有タンパク質阻害剤、Btkチロシンキナーゼ阻害剤、カドヘリン-11アンタゴニスト、カルシニューリン阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤、炭酸脱水酵素阻害剤、カテプシンK阻害剤、カテプシンS阻害剤、CCR1ケモカインアンタゴニスト、CCR2ケモカインアンタゴニスト、CCR3遺伝子調節物質、CCR5ケモカインアンタゴニスト、CD126アンタゴニスト、CD29調節物質、CD3調節物質、CD39アゴニスト、CD4アゴニスト、CD4アンタゴニスト、CD40リガンド阻害剤、CD40リガンドレセプターアンタゴニスト、CD40リガンドレセプター調節物質、CD52アンタゴニスト、CD73アゴニスト、CD79b調節物質、CD80アンタゴニスト、CD86アンタゴニスト、CD95アンタゴニスト、細胞接着分子阻害剤、コリンキナーゼ阻害剤、クラスタリン刺激物質、補体C5因子阻害剤、補体因子刺激物質、C反応性タンパク質阻害剤、CSF-1アンタゴニスト、CXC10ケモカインリガンド阻害剤、CXCR4ケモカインアンタゴニスト、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤1阻害剤(Cyclin-dependent kinase inhibitor 1 inhibitors)、サイクリン依存性キナーゼ-2阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ-4阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ-5阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ-6阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ-7阻害剤、サイクリン依存性キナーゼ-9阻害剤、シクロオキシゲナーゼ2阻害剤、シクロオキシゲナーゼ2調節物質、シクロオキシゲナーゼ阻害剤、サイトゾルホスホリパーゼA2阻害剤、細胞傷害性T-リンパ球タンパク質-4調節物質、細胞傷害性T-リンパ球タンパク質-4刺激物質、DHFR阻害剤、ジアミンアセチルトランスフェラーゼ阻害剤、ジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、伸長因子2阻害剤、エオタキシン2リガンド阻害剤、EP4プロスタノイドレセプターアンタゴニスト、エリトロポイエチンレセプターアゴニスト、Fasリガンド、FGF-2リガンド阻害剤、FK506結合タンパク質-12調節物質、葉酸アンタゴニスト、葉酸レセプターアゴニスト、葉酸レセプターベータアンタゴニスト、葉酸レセプター調節物質、フラクタルカインリガンド阻害剤、Fynチロシンキナーゼ阻害剤、Gタンパク質共役レセプター15アンタゴニスト、GABA Aレセプター調節物質、糖質コルチコイドアゴニスト、糖質コルチコイドアンタゴニスト、糖質コルチコイド誘導性ロイシンジッパー刺激物質、GM-CSFリガンド阻害剤、GM-CSFレセプターアンタゴニスト、GM-CSFレセプター調節物質、成長制御タンパク質アルファリガンド阻害剤、Hwith Kwith ATPアーゼ阻害剤、ヒスタミンH4レセプターアンタゴニスト、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤、ヒストン脱アセチル化酵素-6阻害剤、HIV-1 gp120タンパク質阻害剤、HLAクラスII抗原DQ-2アルファ調節物質、HLAクラスII抗原阻害剤、HLAクラスII抗原調節物質、Hsp70ファミリー阻害剤、低酸素誘導因子-1阻害剤、IFNB遺伝子刺激物質、I-カッパーBキナーゼベータ阻害剤、I-カッパーBキナーゼ阻害剤、IL-1アンタゴニスト、IL-10アゴニスト、IL-11アゴニスト、IL-12アンタゴニスト、IL-15アンタゴニスト、IL-17アンタゴニスト、IL-17レセプター調節物質、IL-2アゴニスト、IL-2アンタゴニスト、IL-21アンタゴニスト、IL-23アンタゴニスト、IL-3アンタゴニスト、IL-4アゴニスト、IL-6アンタゴニスト、IL-6レセプター調節物質、免疫グロブリンアンタゴニスト、免疫グロブリンG1アゴニスト、免疫グロブリンG1アンタゴニスト、免疫グロブリンG1調節物質、免疫グロブリンG2アンタゴニスト、免疫グロブリンG2調節物質、免疫グロブリンガンマFcレセプターII調節物質、免疫グロブリンガンマFcレセプターIIBアンタゴニスト、免疫グロブリンカッパー調節物質、免疫グロブリンMアンタゴニスト、誘導型一酸化窒素合成酵素阻害剤、イノシン一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、インスリン感作物質、インテグリンアルファ-1/ベータ-1アンタゴニスト、インテグリンアルファ-4/ベータ-1アンタゴニスト、インテグリンアンタゴニスト、インターフェロンベータリガンド、インターフェロンガンマリガンド、インターロイキン17Aリガンド阻害剤、インターロイキン17Fリガンド阻害剤、インターロイキン23A阻害剤、インターロイキンリガンド、インターロイキンレセプター17Aアンタゴニスト、インターロイキン-1ベータリガンド阻害剤、インターロイキン-10リガンド、インターロイキン-2リガンド、インターロイキン-4リガンド、インターロイキン-6リガンド阻害剤、Itkチロシンキナーゼ阻害剤、JAKチロシンキナーゼ阻害剤、Jak1チロシンキナーゼ阻害剤、Jak2チロシンキナーゼ阻害剤、JAK3遺伝子阻害剤、Jak3チロシンキナーゼ阻害剤、Jun N末端キナーゼ阻害剤、KCNA電位開口型カリウムチャネル-3調節物質、Kelch様ECH関連タンパク質1調節物質、Kitチロシンキナーゼ阻害剤、LanC様タンパク質2調節物質、LITAF遺伝子阻害剤、リンパ球機能抗原-3レセプターアンタゴニスト、Lynチロシンキナーゼ阻害剤、マクロファージマンノースレセプター1調節物質、MAdCAM阻害剤、MAPキナーゼ調節物質、MAP3K2遺伝子阻害剤、MAPKAPK5阻害剤、マトリクスメタロプロテアーゼ阻害剤、MCL1遺伝子阻害剤、MEKタンパク質キナーゼ阻害剤、MEK-1タンパク質キナーゼ阻害剤、MEK-2タンパク質キナーゼ阻害剤、膜銅アミンオキシダーゼ阻害剤、メタロプロテアーゼ-2阻害剤、メタロプロテアーゼ-9阻害剤、ミッドカインリガンド阻害剤、ミトコンドリア10kDa熱ショックタンパク質刺激物質、mTOR複合体1阻害剤、mTOR阻害剤、NAD ADPリボシルトランスフェラーゼ刺激物質、NAMPT遺伝子阻害剤、NFカッパーB阻害剤刺激物質、NFAT遺伝子阻害剤、NFE2L2遺伝子刺激物質、ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト、NK細胞レセプター調節物質、NKG2 A B活性化NKレセプターアンタゴニスト、NKG2 D活性化NKレセプターアンタゴニスト、核赤血球2-関連因子2刺激物質、核内因子カッパーB阻害剤、核内因子カッパーB調節物質、核内因子カッパーB p105阻害剤、オピオイド成長因子レセプターアゴニスト、オピオイドレセプターデルタアンタゴニスト、破骨細胞分化因子アンタゴニスト、破骨細胞分化因子リガンド阻害剤、オキシドレダクターゼ阻害剤、P2X7プリン受容体アゴニスト、p38MAPキナーゼアルファ阻害剤、p38MAPキナーゼ阻害剤、PDE4阻害剤、PDE5阻害剤、PDGFレセプターアゴニスト、PDGFレセプターアンタゴニスト、PDGF-Bリガンド阻害剤、PERK遺伝子阻害剤、ホスホイノシチド-3キナーゼデルタ阻害剤、ホスホイノシチド-3キナーゼガンマ阻害剤、ホスホリパーゼA2阻害剤、血小板活性化因子レセプターアンタゴニスト、PPARガンマアゴニスト、プログラム細胞死タンパク質1調節物質、プロスタグランジンDシンターゼ刺激物質、タンパク質アルギニンデイミナーゼ阻害剤、タンパク質チロシンキナーゼ阻害剤、PurHプリン生合成タンパク質阻害剤、Rho関連タンパク質キナーゼ2阻害剤、セプラーゼ阻害剤、シグナル伝達物質CD24調節物質、シグナル伝達阻害剤、ナトリウムグルコーストランスポーター-2阻害剤、スフィンゴシン1リン酸ホスファターゼ調節物質、STAT3遺伝子阻害剤、スーパーオキシドジスムターゼ刺激物質、SYKファミリーチロシンキナーゼ阻害剤、Sykチロシンキナーゼ阻害剤、シンデカン-1阻害剤、T細胞レセプターアンタゴニスト、T細胞レセプター調節物質、T細胞表面糖タンパク質CD28阻害剤、T細胞表面糖タンパク質CD28刺激物質、TAK1結合タンパク質調節物質、タリン調節物質、T細胞分化抗原CD6阻害剤、T細胞表面糖タンパク質CD8阻害剤、テネイシン調節物質、TGFベータアゴニスト、サイミュリンアゴニスト、TLR-2アンタゴニスト、TLR-4アンタゴニスト、TLR-9アンタゴニスト、TNFアルファリガンド阻害剤、TNFアルファリガンド調節物質、TNFアンタゴニスト、TNF遺伝子阻害剤、TNFレセプター調節物質、TNFSF11遺伝子阻害剤、転写因子p65阻害剤、転写因子RelB阻害剤、トランスフェリン調節物質、腫瘍壊死因子13Cレセプターアンタゴニスト、腫瘍壊死因子15リガンド阻害剤、腫瘍壊死因子リガンド13阻害剤、腫瘍壊死因子リガンド阻害剤、I型IL-1レセプターアンタゴニスト、I型TNFレセプターアンタゴニスト、II型TNFレセプター調節物質、不特定のGPCRアゴニスト、VEGFレセプターアンタゴニスト、VEGF-2レセプターアンタゴニスト、VEGF-2レセプター調節物質、VEGF-Bリガンド阻害剤、アポトーシスタンパク質阻害剤のX連鎖阻害剤、Zap70チロシンキナーゼ阻害剤、99mTc標識アネキシンV-128、アバタセプト、アバタセプトバイオシミラー、ABBV-257、ABT-122、ABT-494、アカラブルチニブ、アセクロフェナク、アクタリット、MS-392、アダリムマブ、アダリムマブバイオシミラー、アダリムマブ後継生物製剤、AK-106、ALX-0061、アミノプテリン、アナキンラ、アナキンラバイオシミラー、アナキンラ後継生物製剤、ARG-301、ASLAN-003、ASP-5094、AT-132、AZD-9567、バリシチニブ、BI-655064、ビメキズマブ(bimekizumab)、BiP(関節リウマチ)、Kings College London、BLHP-006、ブリシビモド(blisibimod)、BMS-986104、BMS-986142、ABBV-105、BTT-1023、カナキヌマブ、Cartistem、CCX-354、CD24-IgFc、セレコキシブ、セルデュラチニブ(cerdulatinib)、セルトリズマブペゴル、CF-101、CFZ-533、CHR-5154、シビネチド(cibinetide)、シクロスポリン、クラザキズマブ、CNTO-6785、コルチコトロピン、Mallinckrodt、CR-6086、CreaVax-RA、CWG-92、CWG-940、Cx-611、DE-098、デフラザコート、Rheumavax、デノスマブ、ジアセレイン、ジクロフェナク、E-6011、エイコサペンタエン酸モノグリセリド、エタネルセプト、エタネルセプトバイオシミラー、エタネルセプト後継生物製剤、エトドラク、エトリコキシブ(etoricoxib)、フィルゴチニブ、フォスダグロコラト(fosdagrocorat)、ゲリリムズマブ(gerilimzumab)、ジンセノサイドC-K、ジビノスタット、ヤギポリクローナル抗体、ゴリムマブ、GS-5745、GS-9876、GSK-3196165、HM-71224、HMPL-523、ヒアルロン酸ナトリウム、IB-RA(注射剤、関節リウマチ),Innobioscience、IB
-RA(経口、関節リウマチ),Innobioscience、イグラチモド、IMD-2560、サリチル酸イミダゾール、インフリキシマブ、インフリキシマブバイオベター、インフリキシマブバイオシミラー、INSIX RA、インターフェロンガンマ後継生物製剤、インターロイキン-2(注射剤)、インターロイキン-2後継生物製剤、INV-103、IR-501、イトリズマブ、JNJ-40346527、Ka Shu Ning、KD-025、ケトプロフェン併用オメプラゾール、レフルノミド、レンジルマブ(lenzilumab)、LLDT-8、ルミラコキシブ(lumiracoxib)、LY-3090106、マシチニブ(masitinib)、マブリリムマブ(mavrilimumab)、MBS-2320、MEDI-5117、メロキシカム、メトトレキサート、MGD-010、ミソプロストール併用ジクロフェナク、MM-A01-01、モナリズマブ(monalizumab)、MORAb-022、MPC-300-IV、MRC-375、ナブメトン、ナミルマブ(namilumab)、ナプロキセン併用エソメプラゾール、ナプロキセン併用エソメプラゾールストロンチウム、オカラツズマブ(ocaratuzumab)、オファツムマブ(ofatumumab)、
OHR-118、オロキズマブ、OM-89、毎日1回のナプロキセン(経口制御放出、疼痛),Alvogen、ONO-4059、Oralgam、オゾラリズマブ(ozoralizumab)、ペフィシチニブ、ペルビプロフェン(pelubiprofen)、PF-06687234、ピペリドンヒドロクロリズム(piperidone hydrochloridum)、ピロキシカム、プレドニゾロン、プレドニゾン、Prosorba、PRT-2607、PRTX-100、PRX-167700、QBSAU、ラベキシモド(rabeximod)、RCT-18、組換えヒトCD22モノクローナル抗体(iv注入),Lonn Ryonn Pharma/SinoMab Bioscience(Shenzhen)、組換えヒトインターロイキン-1レセプターアンタゴニスト(関節リウマチ),Shanghai Fudan-Zhangjiang Bio-Pharmaceutical、組換えヒトインターロイキン-2組換えTNFレセプター2-Fc融合タンパク質変異体、RG-6125、RhuDex、リファブチン併用クラリスロマイシン併用クロファジミン、リツキシマブ、リツキシマブバイオシミラー、リツキシマブ後継生物製剤、RPI-78、SAN-300、サリルマブ、SBI-087、セリシクリブ(seliciclib)、SHR-0302、シルクマブ、スペブルチニブ(spebrutinib)、SSS-07、KDDF-201110-06、Syn-1002、T-5224、TAB-08、タクロリムス、TAK-020、TAK-079、タレンフルルビル(tarenflurbil)(経皮スプレーゲル、皮膚疾患/関節リウマチ),MIKA Pharma/GALENpharma、テクネチウムTc99mチルマノセプト、メチレンジホスホン酸テクネチウム[99Tc]、テノキシカム、Debio-0512、トシリズマブ、トファシチニブ、ブタ鞭虫卵、臍帯由来間葉系幹細胞(iv、RA/肝疾患),Alliancells/Zhongyuan Union、ウステキヌマブ、VAY-736、VB-201、WF-10、XmAb-5871、YHB-1411-2;14-3-3タンパク質エータ阻害剤(例えば、抗AGX-020mAb(関節リウマチ),Augurex);5-リポキシゲナーゼ阻害剤(例えば、テノキシカム、ダルブフェロン、テブフェロン(tebufelone)、リコフェロン(licofelone)、ZD-2138、エタロシブ、テニダプ、テポキサリン(tepoxalin)、フロブフェン(flobufen)、SKF-86002、PGV-20229、L-708780、WY-28342、T-0757、T-0799、ZM-216800、L-699333、BU-4601A、SKF-104351、CI-986);Ablチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、イマチニブ);ACTHレセプターアゴニスト(例えば、FAR-404、metエンケファリン酢酸塩併用酢酸トリデカクチド);アデノシンA3レセプターアゴニスト(例えば、CF-101);アデノシンデアミナーゼ阻害剤(例えば、クラドリビン、ペントスタチン、FR-221647);ADPリボシルシクラーゼ-1調節物質(例えば、インダツキシマブ(indatuximab)ラブタンシン(ravtansine));ADPリボシル化因子6阻害剤(例えば、NAV-2729);副腎皮質刺激ホルモンリガンド(例えば、コルチコトロピン、Mallinckrodt、FAR-404、metエンケファリン酢酸塩併用酢酸トリデカクチド);アグリカナーゼ-2阻害剤(例えば、GIBH-R-001-2);アルブミン調節物質(例えば、ALX-0061、ONS-1210);AP1転写因子阻害剤(例えば、T-5224、タレンフルルビル、SP-10030);バシギン(Basigin)阻害剤(例えば、ERG-240);Bcrタンパク質阻害剤(例えば、イマチニブ);B-リンパ球抗原CD19阻害剤(例えば、XmAb-5871、MDX-1342);B-リンパ球抗原CD20阻害剤(例えば、オクレリズマブ、オファツムマブ、リツキシマブ、リツキシマブバイオシミラー、ベルツズマブ(veltuzumab)、リツキシマブ後継生物製剤、オカラツズマブ、BLX-301、IDEC-102、ABP-798、GP-2013、MK-8808、HLX-01、CT-P10、TL-011、PF-05280586、IBPM-001RX、IBI-301、AME-133v、BCD-020、BT-D004、SAIT-101);B-リンパ球抗原CD20調節物質(例えば、リツキシマブバイオシミラー、SBI-087、TRU-015、DXL-625);B-リンパ球刺激物質リガンド阻害剤(例えば、ベリムマブ(belimumab)、RCT-18、ブリシビモド、タバルマブ(tabalumab)、アタシセプト、ブリオバセプト(briobacept));ブラジキニンレセプター調節物質(例えば、ジビノスタット);BRAF遺伝子阻害剤(例えば、ビニメチニブ(binimetinib));分枝アミノ酸アミノトランスフェラーゼ1阻害剤(例えば、ERG-240);ブロモドメイン含有タンパク質阻害剤(例えば、RVX-297、ZEN-003694);Btkチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、アカラブルチニブ、HM-71224、スペブルチニブ、BTK阻害剤(関節リウマチ),Humanwell Healthcare/Wuxi AppTech、BMS-986142、TAK-020、ONO-4059、TAS-5315、ABBV-105、AC-0025、RN-486、CG-026806、GDC-0834);カドヘリン-11アンタゴニスト(例えば、RG-6125);カルシニューリン阻害剤(例えば、HS-378、シクロスポリン);カルシウムチャネル阻害剤(例えば、RP-3128);炭酸脱水酵素阻害剤(例えば、ポルマコキシブ(polmacoxib));カテプシンK阻害剤(例えば、CRA-013783、T-5224、AM-3876、VEL-0230、NPI-2019);カテプシンS阻害剤(例えば、MIV-247、AM-3876、RWJ-445380、NPI-2019);CCR1ケモカインアンタゴニスト(例えば、BX-471、BMS-817399、BI-638683、CCX-354、MLN-3701、MLN-3897、CP-481715、PS-375179);CCR2ケモカインアンタゴニスト(例えば、MK-0812、AZD-6942);CCR3遺伝子調節物質(例えば、CM-102);CCR5ケモカインアンタゴニスト(例えば、マラビロク(maraviroc)、OHR-118、NIBR-6465、AZD-5672、AZD-8566);CD126アンタゴニスト(例えば、サリルマブ);CD29調節物質(例えば、PF-06687234);CD3調節物質(例えば、オテリキシズマブ(otelixizumab));CD39アゴニスト(例えば、AAV5-CD39/CD73(関節リウマチ),Arthrogen);CD4アゴニスト(例えば、マラビロク);CD4アンタゴニスト(例えば、トレガリズマブ(tregalizumab)、ザノリムマブ、MTRX-1011A、BW-4162W94、EP-1645、クレノリキシマブ);CD40リガンド阻害剤(例えば、ダピロリズマブ(dapirolizumab)ペゴル);CD40リガンドレセプターアンタゴニスト(例えば、BI-655064、抗CD40-XTEN、テネリキシマブ(teneliximab));CD40リガンドレセプター調節物質(例えば、CFZ-533);CD52アンタゴニスト(例えば、アレムツズマブ);CD73アゴニスト(例えば、AAV5-CD39/CD73(関節リウマチ),Arthrogen);CD79b調節物質(例えば、MGD-010);CD80アンタゴニスト(例えば、RhuDex、XENP-9523、ASP-2408、アバタセプトバイオベター);CD86アンタゴニスト(例えば、ES-210、アバタセプトバイオスペリオル(biosuperior)、ASP-2408、XENP-9523);CD95アンタゴニスト(例えば、DE-098、CS-9507);細胞接着分子阻害剤(例えば、ナタリズマブ、アリカホルセン、NPC-17923、TK-280、PD-144795);コリンキナーゼ阻害剤(例えば、コリンキナーゼ阻害剤(関節リウマチ),UC San Diego);クラスタリン刺激物質(例えば、アレムツズマブ);補体C5因子阻害剤(例えば、エクリズマブ、アンチセンスオリゴヌクレオチド(関節リウマチ),Leiden University Medical Center);補体因子刺激物質(例えば、CM-101);C反応性タンパク質阻害剤(例えば、IB-RA(経口、関節リウマチ),Innobioscience、ISIS-353512);CSF-1アンタゴニスト(例えば、マシチニブ、FPA-008、JNJ-27301937、JNJ-40346527、PLX-5622、CT-1578、PD-360324、JNJ-28312141);CXC10ケモカインリガンド阻害剤(例えば、946414-98-8、BMS-936557);CXCR4ケモカインアンタゴニスト(例えば、プレリキサホル);サイクリン依存性キナーゼ阻害剤1阻害剤(例えば、CDK-1/2/5/7/9阻害剤(がん/腫瘍形成/関節リウマチ),BioPatterns);サイクリン依存性キナーゼ-2阻害剤(例えば、セリシクリブ、BP-14);サイクリン依存性キナーゼ-4阻害剤(例えば、CDK-4/6阻害剤(関節リウマチ),Teijin);サイクリン依存性キナーゼ-5阻害剤(例えば、BP-14);サイクリン依存性キナーゼ-6阻害剤(例えば、CDK-4/6阻害剤(関節リウマチ),Teijin);サイクリン依存性キナーゼ-7阻害剤(例えば、BP-14、セリシクリブ);サイクリン依存性キナーゼ-9阻害剤(例えば、BP-14、セリシクリブ);シクロオキシゲナーゼ2阻害剤(例えば、セレコキシブ、エトリコキシブ、ポルマコキシブ、ラフルニムス(laflunimus)、エトドラク、メロキシカム、IB-RA(注射剤、関節リウマチ),Innobioscience、IB-RA(経口、関節リウマチ),Innobioscience、SKLB-023、メロキシカム、ルミラコキシブ);シクロオキシゲナーゼ2調節物質(例えば、DRGT-46);シクロオキシゲナーゼ阻害剤(例えば、アセクロフェナク、ジクロフェナク、サリチル酸イミダゾール、ナプロキシノド、ナプロキセンエテ

メシル、ミソプロストール併用ジクロフェナク、ナブメトン、ナプロキセン併用エソメプラゾール、ナプロキセン併用エソメプラゾールストロンチウム、毎日1回のナプロキセン(経口制御放出、疼痛),Alvogen、ペルビプロフェン、LY-210073、テノキシカム、リコフェロン、NS-398、ブロムフェナク、L-746483、LY-255283、テニダプ、テポキサリン、フロブフェン、イブプロフェン、フルルビプロフェン、SKF-86002、SC-57666、WY-28342、CI-986、ベルモプロフェン(bermoprofen));サイトゾルホスホリパーゼA2阻害剤(例えば、AVX-002);細胞傷害性T-リンパ球タンパク質-4調節物質(例えば、ベラタセプト、ES-210);細胞傷害性T-リンパ球タンパク質-4刺激物質(例えば、アバタセプト、アバタセプトバイオシミラー、BMS-188667);DHFR阻害剤(例えば、メトトレキサート、MPI-2505、MBP-Y003);ジアミンアセチルトランスフェラーゼ阻害剤(例えば、ジミナゼンアセチュレート);ジヒドロオロト酸デヒドロゲナーゼ阻害剤(例えば、DHODH阻害剤(関節リウマチ/自己免疫疾患),East China University of Science and Technology、ASLAN-003、ラフルニムス、レフルノミド、HWA-486、ABR-224050);伸長因子2阻害剤(例えば、デニロイキンジフチトクス);エオタキシン2リガンド阻害剤(例えば、CM-102);EP4プロスタノイドレセプターアンタゴニスト(例えば、CR-6086);エリトロポイエチンレセプターアゴニスト(例えば、シビネチド);Fasリガンド(例えば、AP-300);FGF-2リガンド阻害剤(例えば、RBM-007);FK506結合タンパク質-12調節物質(例えば、テムシロリムス);葉酸アンタゴニスト(例えば、メトトレキサート、MBP-Y003);葉酸レセプターアゴニスト(例えば、葉酸レセプター調節物質(キメラタンパク質、がん/関節リウマチ),Proda Biotech);葉酸レセプター調節物質(例えば、テクネチウム(99mTc)エタルフォラチド(etarfolatide));フラクタルカインリガンド阻害剤(例えば、E-6011);Fynチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、マシチニブ、ラフルニムス);Gタンパク質共役レセプター15アンタゴニスト(例えば、GPR15アンタゴニスト(関節リウマチ/HIV媒介性腸疾患),Omeros);GABA Aレセプター調節物質(例えば、ラフルニムス);糖質コルチコイドアゴニスト(例えば、プレドニゾロン、フォスダグロコラト);糖質コルチコイドアンタゴニスト(例えば、REC-200);糖質コルチコイド誘導性ロイシンジッパー刺激物質(例えば、ART-G01);GM-CSFリガンド阻害剤(例えば、ナミルマブ、MORAb-022、レンジルマブ);GM-CSFレセプターアンタゴニスト(例えば、マブリリムマブ);GM-CSFレセプター調節物質(例えば、GSK-3196165);成長制御タンパク質アルファリガンド阻害剤(例えば、T-5224);Hwith Kwith ATPアーゼ阻害剤(例えば、ナプロキセン併用エソメプラゾール、ナプロキセン併用エソメプラゾールストロンチウム、ケトプロフェン併用オメプラゾール、KEO-25001、HC-1004、PN-40020);ヒスタミンH4レセプターアンタゴニスト(例えば、トレホラント(toreforant)、GD-48);ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤(例えば、ジビノスタット、CHR-5154);ヒストン脱アセチル化酵素-6阻害剤(例えば、CKD-506);HIV-1gp120タンパク質阻害剤(例えば、マラビロク);HLAクラスII抗原DQ-2アルファ調節物質(例えば、NexVax2);HLAクラスII抗原阻害剤(例えば、HLA-DR1/DR4阻害剤(関節リウマチ)、Provid);HLAクラスII抗原調節物質(例えば、ARG-301、組換えT細胞レセプターリガンド(関節リウマチ),Artielle);Hsp70ファミリー阻害剤(例えば、グスペリムス三塩酸塩);低酸素誘導因子-1阻害剤(例えば、2-メトキシエストラジオール);IFNB遺伝子刺激物質(例えば、ART-102);I-カッパーBキナーゼベータ阻害剤(例えば、IMD-2560、IMD-0560);I-カッパーBキナーゼ阻害剤(例えば、バルドキソロンメチル);IL-1アンタゴニスト(例えば、リロナセプト、IBPB-007-IL、アンチセンスオリゴヌクレオチド(関節リウマチ),Leiden University Medical Center、組換えヒトインターロイキン-1レセプターアンタゴニスト(関節リウマチ),Shanghai Fudan-Zhangjiang Bio-Pharmaceutical);IL-10アゴニスト(例えば、peg-イロデカキン);IL-11アゴニスト(例えば、オプレルベキン);IL-12アンタゴニスト(例えば、ウステキヌマブ、ブリアキヌマブ、ddRNAi治療(関節リウマチ),Medistem/Benitec);IL-15アンタゴニスト(例えば、AMG-714、BNZ-132-2);IL-17アンタゴニスト(例えば、イキセキズマブ、セクキヌマブ、KD-025);IL-17レセプター調節物質(例えば、CNTO-6785);IL-2アゴニスト(例えば、インターロイキン-2後継生物製剤);IL-2アンタゴニスト(例えば、IB-RA(注射剤、関節リウマチ),Innobioscience、IB-RA(経口、関節リウマチ),Innobioscience、BNZ-132-2);IL-21アンタゴニスト(例えば、NN-8828、BNZ-132-2);IL-23アンタゴニスト(例えば、ウステキヌマブ、ブリアキヌマブ);IL-3アンタゴニスト(例えば、抗IL-3mAb(関節リウマチ),University of Regensburg);IL-4アゴニスト(例えば、SER-130-AMI);IL-6アンタゴニスト(例えば、オロキズマブ、クラザキズマブ、シルクマブ、SA-237、トシリズマブ、ALX-0061、FB-704A、OP-R003、ペプチドIL-6アンタゴニスト、MEDI-5117、T-5224、ヒト化抗IL-6mAb、トシリズマブバイオシミラー、IL-6中和ヒト抗体、抗IL6抗体、RN-486、BLX-1002、AMG-220、FM-101、K-832、BLX-1025、エソナリモド、TA-383);IL-6レセプター調節物質(例えば、トシリズマブ、トシリズマブバイオシミラー、RO-4877533);免疫グロブリンアンタゴニスト(例えば、イグラチモド);免疫グロブリンG1アゴニスト(例えば、カナキヌマブ、インフリキシマブバイオベター、インフリキシマブバイオシミラー、BX-2922、STI-002、HF-1020);免疫グロブリンG1アンタゴニスト(例えば、YHB-1411-2);免疫グロブリンG1調節物質(例えば、CFZ-533、レンジルマブ);免疫グロブリンG2アンタゴニスト(例えば、デノスマブ);免疫グロブリンG2調節物質(例えば、PF-547659);免疫グロブリンガンマFcレセプターII調節物質(例えば、MGD-010);免疫グロブリンガンマFcレセプターIIBアンタゴニスト(例えば、XmAb-5871);免疫グロブリンカッパー調節物質(例えば、レンジルマブ);免疫グロブリンMアンタゴニスト(例えば、IB-RA(注射剤、関節リウマチ),Innobioscience、IB-RA(経口、関節リウマチ),Innobioscience);誘導型一酸化窒素合成酵素阻害剤(例えば、SKLB-023);イノシン一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤(例えば、ミコフェノール酸モフェチル);インスリン感作物質(例えば、ロシグリタゾン、THR-0921、HE-3286、BLX-1002);インテグリンアルファ-1/ベータ-1アンタゴニスト(例えば、SAN-300);インテグリンアルファ-4/ベータ-1アンタゴニスト(例えば、ナタリズマブ);インテグリンアンタゴニスト(例えば、PEG-HM-3、CY-9652);インターフェロンベータリガンド(例えば、組換えインターフェロンベータ-1a、TA-383);インターフェロンガンマリガンド(例えば、インターフェロンガンマ後継生物製剤);インターロイキン17Aリガンド阻害剤(例えば、ABT-122、ビメキズマブ、ABBV-257);インターロイキン17Fリガンド阻害剤(例えば、ビメキズマブ);インターロイキン23A阻害剤(例えば、グセルクマブ);インターロイキンリガンド(例えば、IBPB-007-IL);インターロイキンレセプター17Aアンタゴニスト(例えば、ブロダルマブ);インターロイキン-1ベータリガンド阻害剤(例えば、カナキヌマブ、リロナセプト、T-5224、ゲボキズマブ、BLX-1002、LY-2189102、PMI-001、K-832、CDP-484);インターロイキン-10リガンド(例えば、PF-06687234);インターロイキン-2リガンド(例えば、デニロイキンジフチトクス、組換えインターロイキン-2、インターロイキン-2後継生物製剤、組換えヒトインターロイキン-2、インターロイキン-2(注射剤));インターロイキン-4リガンド(例えば、Tetravil);インターロイキン-6リガンド阻害剤(例えば、ゲリリムズマブ、PF-4236921);Itkチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、ARN-4079);JAKチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、トファシチニブ、SHR-0302、セルデュラチニブ、ペフィシチニブ、重水素化トファシチニブアナログ、SD-900、CVXL-0074);Jak1チロシンキナーゼ阻害剤(例えば、ABT-494、バリシチニブ、ルキソリチニブ、フィルゴチニブ、トファシチニブ、イタシチニブ(itacitinib)、ペフィシチニブ、NIP-585、CS-944X、YJC-50018、GLPG-0555、MRK-12);Jak2チロシンキナーゼ阻害剤(例えば、バリシチニブ、ルキソリチニブ、CT-1578);JAK3遺伝子阻害剤(例えば、GBL-5b);Jak3チロシンキナーゼ阻害剤(例えば、デセルノチニブ(decernotinib)、トファシチニブ、ペフィシチニブ、AC-0025、CS-944X、DNX-04042、MTF-003、ARN-4079、PS-020613);Jun N末端キナーゼ阻害剤(例えば、IQ-1S);KCNA電位開口型カリウムチャネル-3調節物質(例えば、MRAD-P1);Kelch様ECH関連タンパク質1調節物質(例えば、フマル酸ジメチル);Kitチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、イマチニブ、マシチニブ);LanC様タンパク質2調節物質(例えば、BT-11);LITAF遺伝子阻害剤(例えば、GBL-5b);リンパ球機能抗原-3レセプターアンタゴニスト(例えば、アレファセプト(alefacept));Lynチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、マシチニブ);マクロファージマンノースレセプター1調節物質(例えば、テクネチウムTc99mチルマノセプト);MAdCAM阻害剤(例えば、PF-547659);MAPキナーゼ調節物質(例えば、SKLB-023);MAP3K2遺伝子阻害剤(例えば、GBL-5b);MAPKAPK5阻害剤(例えば、GLPG-0259);マトリクスメタロプロテアーゼ阻害剤(例えば、GLPG-0259);MCL1遺伝子阻害剤(例えば、セリシクリブ);MEKタンパク質キナーゼ阻害剤(例えば、ビニメチニブ、AD-GL0001);MEK-1タンパク質キナーゼ阻害剤(例えば、ビニメチニブ);MEK-2タンパク質キナーゼ阻害剤(例えば、ビニメチニブ);膜銅アミンオキシダーゼ阻害剤(例えば、BTT-1023、PRX-167700、ベパリモマブ);メタロプロテ


アーゼ-2阻害剤(例えば、ERG-240);メタロプロテアーゼ-9阻害剤(例えば、GS-5745、ERG-240);ミッドカインリガンド阻害剤(例えば、CAB-102);ミトコンドリア10kDa熱ショックタンパク質刺激物質(例えば、INV-103);mTOR複合体1阻害剤(例えば、エベロリムス);mTOR阻害剤(例えば、エベロリムス、テムシロリムス);NAD ADPリボシルトランスフェラーゼ刺激物質(例えば、デニロイキンジフチトクス);NAMPT遺伝子阻害剤(例えば、ART-D01);NFカッパーB阻害剤刺激物質(例えば、デノスマブ);NFAT遺伝子阻害剤(例えば、T-5224);NFE2L2遺伝子刺激物質(例えば、バルドキソロンメチル);ニコチン性アセチルコリンレセプターアンタゴニスト(例えば、RPI-78、RPI-MN);NK細胞レセプター調節物質(例えば、マシチニブ);NKG2 A B活性化NKレセプターアンタゴニスト(例えば、モナリズマブ);NKG2 D活性化NKレセプターアンタゴニスト(例えば、NNC-0142-002);核赤血球2-関連因子2刺激物質(例えば、フマル酸ジメチル);核内因子カッパーB阻害剤(例えば、バルドキソロンメチル、IB-RA(注射剤、関節リウマチ),Innobioscience、デヒドロキシメチルエポキシキノマイシン(dehydroxymethylepoxyquinomicin)、HE-3286、IMD-0560、MP-42、タレンフルルビル、VGX-1027、SKLB-023、SP-650003、MG-132、SIM-916、VGX-350、VGX-300、GIT-027、SP-100030、MLN-1145、NVP-IKK-005);核内因子カッパーB調節物質(例えば、REM-1086);核内因子カッパーB p105阻害剤(例えば、REM-1086);オピオイド成長因子レセプターアゴニスト(例えば、metエンケファリン酢酸塩併用酢酸トリデカクチド、FAR-404);オピオイドレセプターデルタアンタゴニスト(例えば、HS-378);破骨細胞分化因子アンタゴニスト(例えば、デノスマブ、環状ペプチド模倣物(関節リウマチ/骨粗鬆症),University of Michigan);破骨細胞分化因子リガンド阻害剤(例えば、デノスマブ);オキシドレダクターゼ阻害剤(例えば、エトドラク、サリチル酸イミダゾール);P2X7プリン受容体アゴニスト(例えば、ジビノスタット);p38 MAPキナーゼアルファ阻害剤(例えば、VX-745、BMS-582949プロドラッグ、BMS-751324);p38 MAPキナーゼ阻害剤(例えば、BCT-197、ロスマピモド(losmapimod)、ARRY-797);PDE4阻害剤(例えば、アプレミラスト);PDE5阻害剤(例えば、PDE5阻害剤(関節リウマチ),University of Rochester);PDGFレセプターアゴニスト(例えば、オプレルベキン);PDGFレセプターアンタゴニスト(例えば、イマチニブ、マシチニブ);PDGF-Bリガンド阻害剤(例えば、SL-1026);PERK遺伝子阻害剤(例えば、ビニメチニブ);ホスホイノシチド-3キナーゼデルタ阻害剤(例えば、デュベリシブ、RP-6503、CT-732、INK-007、GNE-293);ホスホイノシチド-3キナーゼガンマ阻害剤(例えば、デュベリシブ、RP-6503);ホスホリパーゼA2阻害剤(例えば、AVX-002、ヒト分泌型ホスホリパーゼA2タイプIIA-インテグリン結合阻害ペプチド(関節リウマチ/喘息/アルツハイマー病/がん),University of California、Davis、AK-106、バレスプラジブメチル、Ro-31-4493、BM-162353、Ro-23-9358、YM-26734);血小板活性化因子レセプターアンタゴニスト(例えば、ピペリドンヒドロクロリズム);PPARガンマアゴニスト(例えば、ロシグリタゾン、THR-0921、ロシグリタゾンXR、エタロシブ);プログラム細胞死タンパク質1調節物質(例えば、INSIX RA);プロスタグランジンDシンターゼ刺激物質(例えば、HF-0220);タンパク質アルギニンデイミナーゼ阻害剤(例えば、PAD阻害剤(関節リウマチ),Leiden University Medical Center/LURIS);タンパク質チロシンキナーゼ阻害剤(例えば、レフルノミド);PurHプリン生合成タンパク質阻害剤(例えば、ミコフェノール酸モフェチル);Rho関連タンパク質キナーゼ2阻害剤(例えば、KD-025);セプラーゼ阻害剤(例えば、抗線維芽細胞活性化タンパク質(FAP)抗体放射性トレーサー(関節リウマチ),Hoffmann-La Roche/Radboud University);シグナル伝達物質CD24調節物質(例えば、CD24-IgFc);シグナル伝達阻害剤(例えば、イマチニブ);ナトリウムグルコーストランスポーター-2阻害剤(例えば、THR-0921);スフィンゴシン1リン酸ホスファターゼ調節物質(例えば、S1P調節物質(経口、多発性硬化症/潰瘍性大腸炎/関節リウマチ),Akaal Pharma);STAT3遺伝子阻害剤(例えば、バルドキソロンメチル、ビドフルジムス);スーパーオキシドジスムターゼ刺激物質(例えば、イミソパセム(imisopasem)マンガン);SYKファミリーチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、MK-8457);Sykチロシンキナーゼ阻害剤(例えば、ホスタマチニブ(Fostamatinib)、エントスプレチニブ(entospletinib)、KDDF-201110-06、HMPL-523、セルデュラチニブ、AB-8779、GS-9876、PRT-2607、CVXL-0074、CG-103065およびCG-026806);シンデカン-1阻害剤(例えば、インダツキシマブラブタンシン);T細胞レセプターアンタゴニスト(例えば、TCR阻害SCHOOLペプチド(全身/局所、関節リウマチ/皮膚炎/強皮症),SignaBlok、CII改変ペプチド(関節リウマチ),Peking University);T細胞レセプター調節物質(例えば、ARG-301);T細胞表面糖タンパク質CD28阻害剤(例えば、アバタセプト、ベラタセプト、アバタセプトバイオシミラー、RhuDex、BMS-188667);T細胞表面糖タンパク質CD28刺激物質(例えば、TAB-08);TAK1結合タンパク質調節物質(例えば、エピガロカテキン3-没食子酸);タリン調節物質(例えば、短型タリン制御物質(関節リウマチ),KayteeBio);T細胞分化抗原CD6阻害剤(例えば、イトリズマブ);T細胞表面糖タンパク質CD8阻害剤(例えば、トレガリズマブ);テネイシン調節物質(例えば、Tetravil);TGFベータアゴニスト(例えば、トレガリズマブ);サイミュリンアゴニスト(例えば、Syn-1002);TLR-2アンタゴニスト(例えば、VB-201、P-13);TLR-4アンタゴニスト(例えば、VB-201、P-13);TLR-9アンタゴニスト(例えば、P-13);TNFアルファリガンド阻害剤(例えば、アダリムマブバイオシミラーYHB-1411-2、アダリムマブ、インフリキシマブ、インフリキシマブバイオシミラー、組換えヒト化抗TNF-アルファモノクローナル抗体、セルトリズマブペゴル、ゴリムマブ、オゾラリズマブ、AT-132、エタネルセプトバイオシミラー、ISIS-104838、ISU-202、CT-P17、MB-612、Debio-0512、抗TNFアルファヒトモノクローナル抗体、インフリキシマブバイオベター、UB-721、KN-002、DA-3113、BX-2922、R-TPR-015、BOW-050、PF-06410293、CKD-760、CHS-1420、GS-071、ABP-710、STI-002、BOW-015、FKB-327、BAX-2200、HLX-03、BI-695501、CNTO-148、MYL-1401AABP-501、HOT-3010、BAX-2923、SCH-215596、ABT-D2E7、BAT-1406、XPro-1595、Atsttrin、SSS-07、ゴリムマブバイオシミラー、TA-101、アダリムマブ後継生物製剤、BLX-1002、ABX-0401、TAQ-588、ゴリムマブバイオシミラー、TeHL-1、プラクルマブ(placulumab)、PMI-001、tgAAV-TNFR:Fc、K-832、CYT-007-TNFQb、SSR-150106、PassTNF、Verigen、DOM-0200、DOM-0215、AME-527、抗TNF-アルファmAb、GENZ-38167、BLX-1028、CYT-020-TNFQb、CC-1080、CC-1069);TNFアルファリガンド調節物質(例えば、MM-A01-01、CDP-571、カモブコール(camobucol));TNFアンタゴニスト(例えば、エタネルセプト、セルトリズマブペゴル、エタネルセプト後継生物製剤、エタネルセプトバイオシミラー、DNX-114、TNFアンタゴニスト併用IL-12アンタゴニスト(関節リウマチ),University of Oxford、BN-006、SCB-131、ペグスネルセプト(pegsunercept)、GBL-5b、ACE-772、オネルセプト、DE-096、PN-0615、レネルセプト、ITF-1779、MDL-201112、BAX-2200、SCB-808、DA-3853、HD-203);TNF遺伝子阻害剤(例えば、GIBH-R-001-2);TNFレセプター調節物質(例えば、組換えTNFレセプター2-Fc融合タンパク質変異体、T-0001、tgAAV-TNFR:Fc);TNFSF11遺伝子阻害剤(例えば、デノスマブ);転写因子p65阻害剤(例えば、REM-1086);転写因子RelB阻害剤(例えば、REM-1086);トランスフェリン調節物質(例えば、メトトレキサート、MBP-Y003);腫瘍壊死因子13Cレセプターアンタゴニスト(例えば、VAY-736);腫瘍壊死因子15リガンド阻害剤(例えば、抗TL1A抗体(関節リウマチ/炎症性腸疾患)、NIAMS);腫瘍壊死因子リガンド13阻害剤(例えば、アタシセプト);腫瘍壊死因子リガンド阻害剤(例えば、ABBV-257、エタネルセプトバイオシミラー、ABT-122);I型IL-1レセプターアンタゴニスト(例えば、アナキンラ、アナキンラバイオシミラー、アナキンラ後継生物製剤,AXXO);I型TNFレセプターアンタゴニスト(例えば、NM-9405);II型TNFレセプター調節物質(例えば、エタネルセプト、SCB-131、エタネルセプトバイオシミラー、エタネルセプト後継生物製剤、BAX-2200、SCB-808、LBEC-0101、DMB-3853、DWP-422、BT-D001、DA-3853);不特定のGPCRアゴニスト(例えば、NCP-70X);VEGFレセプターアンタゴニスト(例えば、2-メトキシエストラジオールおよびNSC-650853、SL-1026);VEGF-2レセプターアンタゴニスト(例えば、CG-026806);VEGF-2レセプター調節物質(例えば、VEGFR2中和抗体(関節リウマチ),University of Rochester);VEGF-Bリガンド阻害剤(例えば、CSL-346);アポトーシスタンパク質阻害剤のX連鎖阻害剤(例えば、IAP阻害剤(経口),Pharmascience);およびZap70チロシンキナーゼ阻害剤(例えば、MK-8457、CT-5332)。
代謝疾患または代謝状態に対する併用
【0053】
代謝障害の例としては、糖尿病(I型およびII型糖尿病を含む)、代謝症候群、異脂肪血症、肥満症、グルコース不耐性、高血圧症、高血清コレステロールおよび高トリグリセリドが挙げられるがこれらに限定されない。代謝障害を処置するために用いられる治療薬の例としては、血圧降下薬および脂質低下薬が挙げられる。代謝障害を処置するために使用される追加の治療剤としては、インスリン、ピオグリタゾンなどのチアゾリジンジオンなどのスルホニルウレアペルオキシソーム増殖因子活性化レセプターガンマ(PPAR-γ)アゴニスト、ビグアニド、アルファ-グルコシダーゼ阻害剤、ビタミンEおよびインクレチン模倣物が挙げられる。したがって、本開示の1つの態様は、代謝疾患を処置する方法であり、その方法は、それを必要とする被験体、特にヒト被験体に本開示の化合物を、代謝疾患の処置に有用な1つまたはそれより多くの化合物と併用して投与することを含む。
薬学的組成物
【0054】
活性成分を単独で投与することは可能であるが、それらを薬学的製剤(組成物)として提供することが好ましい場合がある。獣医学的な使用とヒトにおける使用の両方に向けた本発明の製剤は、上記で定義されたような少なくとも1つの活性成分を、それらに対する1つまたはそれより多くの許容され得るキャリアおよび必要に応じて他の治療的成分とともに含む。そのキャリア(複数可)は、その製剤の他の成分と適合性であるという意味およびそのレシピエントにとって生理的に無害であるという意味において、「許容され得る」ものでなければならない。
【0055】
製剤には、前述の投与経路に適した製剤が含まれる。製剤は、好都合にも単位剤形で提供され得、薬学分野で周知の任意の方法によって調製され得る。技法および製剤化は、通常、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Mack Publishing Co.,Easton,PA)に見られる。そのような方法は、1つまたはそれより多くの副成分を構成する不活性成分(例えば、キャリア、薬学的賦形剤など)と活性成分を合わせる工程を含む。一般に、製剤は、液体キャリアもしくは微粉化固体キャリアまたはその両方と活性成分を均一かつ密接に合わせ、次いで、必要であれば生成物を成形することによって、調製される。
【0056】
ある特定の実施形態において、経口投与に適した製剤は、各々が所定の量の活性成分を含む個別単位(例えば、カプセル剤、カシェ剤または錠剤)として提供される。
【0057】
ある特定の実施形態において、薬学的製剤は、1つまたはそれより多くの本発明の化合物を、1つまたはそれより多くの薬学的に許容され得るキャリアまたは賦形剤および必要に応じて他の治療薬とともに含む。活性成分を含む薬学的製剤は、意図される投与方法に適した任意の形態であってよい。経口で使用されるとき、例えば、錠剤、トローチ剤、ロゼンジ剤、水性懸濁剤もしくは油性懸濁剤、分散性の散剤もしくは顆粒剤、エマルジョン、硬カプセル剤もしくは軟カプセル剤、シロップ剤またはエリキシル剤が、調製され得る。経口使用が意図された組成物は、薬学的組成物の製造のための当該分野で公知の任意の方法に従って調製され得、そのような組成物は、口当たりの良い調製物を提供するために、甘味剤、香味剤、着色剤および保存剤をはじめとした1つまたはそれより多くの作用物質を含み得る。錠剤の製造に適した無毒性の薬学的に許容され得る賦形剤と混合された状態で活性成分を含む錠剤が、許容され得る。これらの賦形剤は、例えば、不活性な希釈剤(例えば、炭酸カルシウムまたは炭酸ナトリウム、ラクトース、ラクトース一水和物、クロスカルメロースナトリウム、ポビドン、リン酸カルシウムまたはリン酸ナトリウム);造粒剤および崩壊剤(例えば、トウモロコシデンプンまたはアルギン酸);結合剤(例えば、セルロース、微結晶性セルロース、デンプン、ゼラチンまたはアカシア);および滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルク)であり得る。錠剤は、コーティングされなくてもよいし、消化管における崩壊および吸着を遅らせることにより、より長期間にわたって持続作用を提供するための、マイクロカプセル化を含む公知の技法によってコーティングされてもよい。例えば、時間遅延(time delay)材料(例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリル)は、単独でまたはろうとともに使用され得る。
【0058】
剤形を作製するために不活性成分と併用される活性成分の量は、処置される宿主および特定の投与様式に応じて変動する。例えば、いくつかの実施形態において、ヒトへの経口投与用の剤形は、適切かつ好都合な量のキャリア材料(例えば、不活性成分または賦形剤材料)を用いて製剤化された、およそ1~1000mgの活性材料を含む。ある特定の実施形態において、キャリア材料は、全組成の約5~約95%(重量:重量)で変動する。いくつかの実施形態において、本明細書中に記載される薬学的組成物は、約1~800mg、1~600mg、1~400mg、1~200mg、1~100mgまたは1~50mgの式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む。いくつかの実施形態において、本明細書中に記載される薬学的組成物は、約400mg以下の式Iの化合物を含む。いくつかの実施形態において、本明細書中に記載される薬学的組成物は、約100mgの式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含む。
【0059】
特に上で述べた成分に加えて、本明細書中に開示される製剤は、対象の製剤のタイプを考慮して当該分野における従来の他の作用物質も含み得ること、例えば、経口投与に適した製剤は香味剤を含み得ることが理解されるべきである。
【0060】
上で定義されたような少なくとも1つの活性成分を獣医学的キャリアとともに含む獣医学的組成物がさらに提供される。
【0061】
獣医学的キャリアは、組成物を投与する目的のために有用な材料であり、不活性であるかまたは獣医学分野において許容され得、かつ活性成分と適合性である、固体、液体または気体の材料であり得る。これらの獣医学的組成物は、経口的に、非経口的に、または他の任意の所望の経路によって投与され得る。
【0062】
活性成分の有効用量は、少なくとも、処置される状態の性質、毒性、当該化合物が予防的に使用される(低用量)かどうか、送達の方法および薬学的製剤に依存し、従来の用量漸増研究を用いて臨床医によって決定される。
投与経路
【0063】
1つまたはそれより多くの式Iの化合物(本明細書中で活性成分と呼ばれる)またはその薬学的に許容され得る塩は、処置される状態に適切な任意の経路によって投与される。好適な経路としては、経口、直腸、経鼻、局所(頬側および舌下を含む)、膣および非経口(皮下、筋肉内、静脈内、皮内、髄腔内(intrathecal)および硬膜外を含む)などが挙げられる。好ましい経路は、例えば、レシピエントの状態によって異なり得ることが理解される。本発明の化合物の利点は、それらが経口的に生物利用可能であり、経口的に投与できる点である。したがって、1つの実施形態において、本明細書中に記載される薬学的組成物は、経口剤形である。ある特定の実施形態において、本明細書中に記載される薬学的組成物は、経口固形剤形である。
製剤例1
以下の成分を含む硬ゼラチンカプセル剤を調製する:

成分 (mg/カプセル)
活性成分 30.0
デンプン 305.0
ステアリン酸マグネシウム 5.0
【0064】
上記の成分を混合し、硬ゼラチンカプセルに詰める。
製剤例2
下記の成分を用いて、錠剤処方(Formula)を調製する:

成分 (mg/錠剤)
活性成分 25.0
微結晶性セルロース 200.0
コロイド状二酸化ケイ素 10.0
ステアリン酸 5.0
【0065】
これらの構成要素をブレンドし、圧縮して、錠剤を形成する。
製剤例3
以下の構成要素を含む乾燥粉末吸入器用の製剤を調製する:
成分 重量%
活性成分 5
ラクトース 95
【0066】
活性成分をラクトースと混合し、その混合物を乾燥粉末吸入器具に加える。
製剤例4
各々30mgの活性成分を含む錠剤を、以下のとおり調製する:

成分 (mg/錠剤)
活性成分 30.0mg
デンプン 45.0mg
微結晶性セルロース 35.0mg
ポリビニルピロリドン
(滅菌水における10%溶液として) 4.0mg
カルボキシメチルデンプンナトリウム 4.5mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
タルク 1.0mg
合計 120mg
【0067】
活性成分、デンプンおよびセルロースを、No.20メッシュU.S.シーブに通し、十分に混合する。得られた粉末とポリビニルピロリドンの溶液を混合し、次いでそれを16メッシュU.S.シーブに通す。そのように作製された顆粒を50℃~60℃で乾燥させ、16メッシュU.S.シーブに通す。次いで、予めNo.30メッシュU.S.シーブに通しておいた、カルボキシメチルデンプンナトリウム、ステアリン酸マグネシウムおよびタルクをその顆粒に加え、混合した後、錠剤機において圧縮して、各々120mgの重量の錠剤を得る。
製剤例5
各々25mgの活性成分を含む坐剤を、以下のとおり作製する:
成分 量
活性成分 25mg
飽和脂肪酸グリセリド 2,000mgになるまで
【0068】
活性成分をNo.60メッシュU.S.シーブに通し、必要最小限の熱を用いて予め融解しておいた飽和脂肪酸グリセリドに懸濁する。次いで、その混合物を、2.0gという名目上の容量の坐剤型に注ぎ込み、冷却する。
製剤例6
5.0mL用量につき各々50mgの活性成分を含む懸濁剤を、以下のとおり作製する:
成分 量
活性成分 50.0mg
キサンタンガム 4.0mg
カルボキシメチルセルロースナトリウム(11%)
微結晶性セルロース(89%) 50.0mg
スクロース 1.75g
安息香酸ナトリウム 10.0mg
香料および着色料 q.v.
精製水 5.0mLになるまで
【0069】
活性成分、スクロースおよびキサンタンガムをブレンドし、No.10メッシュU.S.シーブに通し、次いで、微結晶性セルロースおよびカルボキシメチルセルロースナトリウムの予め作製しておいた水溶液と混合する。安息香酸ナトリウム、香料および着色料をいくらかの水で希釈し、撹拌しながら加える。次いで、必要な体積が得られるまで十分な水を加える。
製剤例7
皮下製剤を以下のとおり調製し得る:
成分 量
活性成分 5.0mg
トウモロコシ油 1.0mL
製剤例8
以下の組成を有する注射可能な調製物を調製する:
成分 量
活性成分 2.0mg/mL
マンニトール,USP 50mg/mL
グルコン酸,USP q.s.(pH5~6)
水(滅菌蒸留水) 1.0mLまでq.s.
窒素ガス,NF q.s.
製剤例9
以下の組成を有する局所調製物を調製する:
成分 グラム
活性成分 0.2~10
Span60 2.0
Tween60 2.0
鉱油 5.0
ペトロラタム 0.10
メチルパラベン 0.15
プロピルパラベン 0.05
BHA(ブチルヒドロキシアニソール) 0.01
水 100までq.s.
【0070】
水以外のすべての上記成分を合わせ、撹拌しながら60℃に加熱する。次いで、60℃の十分量の水を激しく撹拌しながら加えて、成分を乳化し、次いで、水を適量加えて100gにする。
製剤例10
徐放組成物
成分 重量範囲%
活性成分 50~95
微結晶性セルロース(充填剤) 1~35
メタクリル酸コポリマー 1~35
水酸化ナトリウム 0.1~1.0
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.5~5.0
ステアリン酸マグネシウム 0.5~5.0
【0071】
本開示の徐放製剤は、以下のとおり調製され得る:化合物およびpH依存性結合剤および任意の随意の賦形剤を密接に混合する(乾式ブレンド)。次いで、乾式ブレンドした混合物を、ブレンドされた粉末に噴霧される強塩基の水溶液の存在下において造粒する。顆粒を乾燥させ、ふるいにかけ、随意の滑沢剤(例えば、タルクまたはステアリン酸マグネシウム)と混合し、錠剤に圧縮する。好ましい強塩基の水溶液は、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、好ましくは、水酸化ナトリウム)の水溶液(必要に応じて、低級アルコールなどの水混和性溶媒を最大25%含む)である。
【0072】
得られた錠剤は、識別、テイストマスキングの目的のため、および容易な嚥下を改善するために、随意のフィルム形成剤でコーティングされ得る。そのフィルム形成剤は、通常、錠剤重量の2%~4%の範囲の量で存在する。好適なフィルム形成剤は、当該分野で周知であり、それらとしては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カチオン性メタクリレート共重合体(ジメチルアミノエチルメタクリレート/メチル-ブチルメタクリレート共重合体-Eudragit(登録商標)E-Roehm.Pharma)などが挙げられる。これらのフィルム形成剤は、必要に応じて、着色料、可塑剤および他の補助的成分を含み得る。
【0073】
圧縮錠は、好ましくは、8Kpの圧縮に耐えるのに十分な硬度を有する。錠剤サイズは、主にその錠剤中の化合物の量に依存する。錠剤は、300~1100mgの化合物遊離塩基を含む。好ましくは、錠剤は、400~600mg、650~850mgおよび900~1100mgの範囲の量の化合物遊離塩基を含む。
【0074】
溶解速度に影響するために、化合物を含む粉末を湿式混合する間の時間が制御される。好ましくは、粉末混合の総時間、すなわち、粉末が水酸化ナトリウム溶液に曝露される間の時間は、1~10分、好ましくは、2~5分の範囲である。造粒の後、粒子を造粒機から取り出し、乾燥のために約60℃の流動床乾燥機に入れる。
製剤例11
錠剤処方を、下記の成分を用いて調製する:

成分 (mg/錠剤)
活性成分 300.0
微結晶性セルロース 100.0
コロイド状二酸化ケイ素 10.0
ステアリン酸 5.0
【0075】
上記構成要素をブレンドし、圧縮して、錠剤を形成する。
【実施例
【0076】
以下の実施例は、本開示の特定の実施形態を実証するために含められる。この後の実施例に開示される技法は、本開示の実施において十分機能する技法であること、およびゆえにそれらは、その実施のための特定の様式を構成するとみなされ得ることが、当業者によって理解されるべきである。しかしながら、当業者は、開示されるそれらの特定の実施形態において多くの変更が行われ得ること、ならびにその変更が本開示の趣旨および範囲から逸脱することなくなおも同様または類似の結果をもたらすことを、本開示に鑑みて理解するはずある。
省略形および頭字語のリスト
省略形 意味
℃ 摂氏温度
Ac アセチル
aq. 水性
ATP アデノシン三リン酸
Pin ビス(ピナコラト)ジボロン
BOC tert-ブトキシカルボニル
Br ブロード
BSA ウシ血清アルブミン
d 二重線
DCM ジクロロメタン
dd 二重線の二重線
ddd 二重線の二重線の二重線
DIPEA N,N-ジイソプロピルエチルアミン(ヒューニッヒ塩基)
DMA ジメチルアセトアミド
DME 1,2-ジメトキシエタン
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
dt 二重線-三重線
DTT ジチオトレイトール(クリーランド試薬)
EC50 半数効果濃度
EDC 1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド
EDTA エチレンジアミン四酢酸
EGFR 上皮成長因子レセプター
Eq 当量
ES/MS エレクトロスプレー質量分析
Et エチル
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール(エチルアルコール)
FBS ウシ胎仔血清
g グラム
HATU 1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシド ヘキサフルオロホスフェート
HEPES 2-[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]エタンスルホン酸
HCl 塩酸
HPLC 高圧液体クロマトグラフィー
Hrs 時間
HTRF(登録商標) 均一時間分解蛍光、Cisbio Bioassays(parc marcel boiteux 30200 codolet,France)の登録商標
Hz ヘルツ
IBD 炎症性腸疾患
IC50 半数阻害濃度
i-pr イソプロピル
J 結合定数(MHz)
PO リン酸三カリウム
KOtBu カリウムtert-ブトキシド
KOAc 酢酸カリウム
LCMS 液体クロマトグラフィー-質量分析
LiHMDS リチウムビス(トリメチルシリル)アミド
LiOH 水酸化リチウム
LiI ヨウ化リチウム
LPS リポ多糖
M モル濃度
m 多重線
M+ 質量ピーク
M+H+ 質量ピーク+水素
Me メチル
MeCN アセトニトリル
MeOH メタノール(メチルアルコール)
MeLi メチルリチウム
MeMgX ハロゲン化メチルマグネシウム(グリニャール試薬)(Xは、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードである)
MeSn ヘキサメチルジスタンナン(ヘキサメチル二スズ)
mg ミリグラム
MgSO 硫酸マグネシウム
MHz メガヘルツ
Min 分
ml/mL ミリリットル
mM ミリモル濃度
mmol ミリモル
MS 質量分析
MsCl 塩化メシル
NBS N-ブロモスクシンイミド
n- ノルマル
nBu/Bu n-ブチル(ノルマルブチル)
n-BuLi n-ブチルリチウム
NaH 水素化ナトリウム
NaHCO 炭酸水素ナトリウム
NaN アジ化ナトリウム
NaPO リン酸三ナトリウム
NaSO 硫酸ナトリウム
nL ナノリットル
nm ナノメートル
NMP 1-メチルピロリジン-2-オン
NMR 核磁気共鳴
NP-40 ノニルフェノキシポリエトキシルエタノール
Pd-PEPPSITM-IPent [1,3-ビス(2,6-ジ-3-ペンチルフェニル)イミダゾール-2-イリデン](3-クロロピリジル)パラジウム(II)ジクロリド
Pen-Strep ペニシリン-ストレプトマイシン(5,000単位のペニシリンGナトリウム塩および5,000μgの硫酸ストレプトマイシンを含む0.85%食塩水)
Ph フェニル
q 四重線
q.s. 述べている機能を達成するために十分な量
RP 逆相
RPMI ロズウェルパーク記念研究所培地
Rt 室温
s 一重線
sat. 飽和
Selectfluor(登録商標) 1-クロロメチル-4-フルオロ-1,4-ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビス(Air Products and Chemicalsの登録商標)
SFC 超臨界流体クロマトグラフィー
SiliaMetS(登録商標)Thiol シリカベースのパラジウムスカベンジャー、Silicycleの登録商標
T 三重線
THF テトラヒドロフラン
TFA トリフルオロ酢酸
XPhos Pd G3 (2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)[2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホネート
【0077】
1. 比較例A
比較例Aは、WO2016/210036(A1)として公開された、国際特許出願PCT/US2016/038861における実施例193として示されている。比較例Aの構造は、次のとおりである:
【化5】
2.中間体の合成
中間体I-1の調製:
【化6】
3,3-ジエトキシ-2-ホルミルプロピオニトリルカリウム塩(I-1C):
【0078】
10℃の無水THF(1.1L)中の、3,3-ジエトキシプロパン-ニトリル(I-1A,283.80g,1.98モル)およびギ酸メチル(I-1B,148.80g,2.48モル)の撹拌溶液に、THF中1.0Mカリウムtert-ブトキシド(2.2L,2.2モル)を加えた。45分間の添加中にわたって、その温度を10℃~15℃の範囲内で維持した。添加後、得られたスラリーを周辺温度で2時間撹拌した。次いで、ヘキサン(400mL)を加え、さらに20分間、撹拌を続けた。そのスラリーを濾過し、ケークを1/1ヘキサン/THFで洗浄し、真空オーブンにおいて60℃で一晩乾燥させることにより、I-1Cを得た。H-NMR(CDOD)は、所望の構造と一致した。
ピロロ[1,2-b]ピリダジン-3-カルボニトリル(I-1E):
【0079】
3,3-ジエトキシ-2-ホルミルプロピオニトリルカリウム塩(I-1C,5.10g,24.36mmol)の撹拌懸濁液を、0℃に冷却し、濃HCl(7.11mL,85.26mmol)を、反応物の内部温度が20℃より高くならないような速度で滴下添加した。滴下添加が完了した後、反応物を室温で20分間撹拌した。この反応混合物に、メタノール(4.0mL)中の1-アミノピロール(I-1D,1.00g,12.18mmol)の溶液を加えた。添加後、その反応混合物を90℃で2時間還流した。加熱が完了したら、反応物を室温に冷却し、元の体積の約半分まで濃縮した。得られた残渣に炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を、発泡が止むまで慎重に加えた。その溶液を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、I-1Eを得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.16 - 8.03 (m, 2H), 7.93 (ddd, J= 2.6, 1.4, 0.6 Hz, 1H), 7.04 (dd, J = 4.5, 2.7 Hz, 1H), 6.84 (dd, J = 4.6, 1.4Hz, 1H).
7-ブロモピロロ[1,2-b]ピリダジン-3-カルボニトリル(I-1F):
【0080】
室温のMeCN(30mL)中のピロロ[1,2-b]ピリダジン-3-カルボニトリル(I-1E,840.0mg,5.9mmol)の溶液に、N-ブロモスクシンイミドを一度に加えた。その反応物を室温で30分間撹拌し、次いで、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液に注ぎ込んだ。その溶液を真空中で濃縮して、アセトニトリルを除去した。得られた水層をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、I-1Fを得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.28 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.10 (d,J = 2.1 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 4.8 Hz, 1H).
7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピロロ[1,2-b]ピリダジン-3-カルボニトリル(I-1):
【0081】
マイクロ波用バイアルに、7-ブロモピロロ[1,2-b]ピリダジン-3-カルボニトリル(I-1F,416.5mg,1.9mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(762.1mg,3.0mmol)、酢酸カリウム(552.3mg,5.6mmol)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(65.8mg,0.094mmol)を投入した。ジオキサン(8.0mL)およびDMF(4.0mL)を加え、アルゴンを2分間バブリングして、反応混合物を脱気した。バイアルを密封し、その反応物をマイクロ波反応器において60分間、120℃で加熱した。冷却後、その反応混合物を濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をEtOAcと水とに分配した。水層を第2の部分のEtOAcで抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、セライトのプラグで濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、I-1を得た。
1H NMR (400 MHz, Chloroform-d) δ 8.31 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.14 (d,J = 2.2 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 1.41 (s,12H).
中間体I-2の調製:
【化7】
【0082】
6-ブロモ-4-クロロニコチン酸。メタノール(240mL)中のメチル6-ブロモ-4-クロロニコチネート(15g,59.89mmol)の溶液に、水酸化リチウム(2.93g,119.77mmol)を含む水(68mL)を加えた。その溶液を一晩43℃に加熱し、続いて、室温に冷却した。塩酸水溶液(1M,120mL)を加え、揮発性物質を真空中で除去した。得られたスラリーを濾過し、HOで洗浄することにより、6-ブロモ-4-クロロニコチン酸を得た。
ES/MS: 238.0 (M+H+).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.75 (s, 1H), 8.03 (s, 1H).
【0083】
(R)-6-ブロモ-4-クロロ-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド。DMF(42mL)中の6-ブロモ-4-クロロニコチン酸(3g,12.69mmol)の溶液に、HATU(6.27g,16.49mmol)、(R)-4-アミノ-3-フルオロ-2-メチルブタン-2-オール塩酸塩(2.4g,15.23mmol)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(5.62ml,32.26mmol)を加えた。得られた溶液を室温で一晩撹拌し、続いて、酢酸エチルで希釈した。有機溶液を塩化リチウム飽和水溶液で洗浄し(3回)、次いで、NaSOで乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、(R)-6-ブロモ-4-クロロ-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミドを得た。
ES/MS: 341.1 (M+H+).
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.88 (t, J = 5.5 Hz,1H), 8.41 (s, 1H), 8.01 (s, 1H), 4.82 (s, 1H), 4.28 (ddd, J = 49.3, 9.4,2.0 Hz, 1H), 3.84 - 3.63 (m, 1H), 3.40 - 3.22 (m, 1H), 1.13 (d, J = 7.0Hz, 6H).
【0084】
(R)-4-クロロ-6-(3-シアノピロロ[1,2-b]ピリダジン-7-イル)-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド(I-5)。DME(3.9mL)中の(R)-6-ブロモ-4-クロロ-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド(0.2g,0.59mmol)の溶液に、7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピロロ[1,2-b]ピリダジン-3-カルボニトリル(0.24g,0.9mmol)、XPhos Pd G3(0.05g,0.06mmol)およびリン酸三カリウム水溶液(2M、0.59mL,1.18mmol)を加えた。得られた溶液をアルゴンで脱気し、マイクロ波反応器において12分間、120℃に加熱した。粗反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:EtOAc/ヘキサン)によって精製することにより、(R)-4-クロロ-6-(3-シアノピロロ[1,2-b]ピリダジン-7-イル)-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミドを得た。
ES/MS: 402.2 (M+H+).
3.実施例手順および化合物例
手順1:実施例1:
(R)-6-(3-シアノピロロ[1,2-b]ピリダジン-7-イル)-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-4-(メチルアミノ)ニコチンアミド
【化8】
【0085】
6-クロロ-4-(メチルアミノ)ニコチン酸メチル:アセトニトリル(10mL)および水(0.3mL)中の4,6-ジクロロニコチン酸メチル(0.5g、2.43mmol)およびメチルアミン塩酸塩(0.82g、12.16mmol)の溶液に、1,8-ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデカ-7-エン(1.8ml、12.04mmol)を加えた。得られた溶液を、室温で3時間撹拌した。この溶液を真空中で濃縮乾固し、酢酸エチルで希釈した。得られた溶液を水および塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質を順相SiOクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:201.180(M+H)。
【0086】
6-クロロ-4-(メチルアミノ)ニコチン酸:MeOH(10mL)、THF(5mL)および水(5mL)中の6-クロロ-4-(メチルアミノ)ニコチン酸メチル(0.38g、1.92mmol)の溶液に、水酸化リチウム(0.12g、5.01mmol)を加えた。この溶液を室温で18時間撹拌し、HCl(1N、5mL)で中和し、真空中で濃縮し、乾燥させた。得られた粗製物質をその後の工程に使用した。
ES/MS:187.070(M+H)。
【0087】
(R)-6-クロロ-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-4-(メチルアミノ)ニコチンアミド:DMF(10mL)中の6-クロロ-4-(メチルアミノ)ニコチン酸(0.36g、1.92mmol)および(R)-4-アミノ-3-フルオロ-2-メチルブタン-2-オール(0.31g、2.56mmol)の溶液に、HATU(0.97g、2.55mmol)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.5ml、8.61mmol)を加えた。得られた溶液を、室温で1時間撹拌し、酢酸エチルで希釈した。この溶液を5%塩化リチウム水溶液(3×)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質を順相SiOクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:290.472(M+H)。
【0088】
(R)-6-(3-シアノピロロ[1,2-b]ピリダジン-7-イル)-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-4-(メチルアミノ)ニコチンアミド:DME(1mL)中の(R)-6-クロロ-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)-4-(メチルアミノ)ニコチンアミド(30mg、0.10mmol)、7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピロロ[1,2-b]ピリダジン-3-カルボニトリル(39mg、0.15mmol)およびXphos Pd G3(9mg、0.011mmol)の溶液に、リン酸カリウム水溶液(2M、0.10mL、0.20mmol)を加えた。得られた溶液を2分間、アルゴンで脱気し、マイクロ波条件下、120℃で20分間加熱した。この反応混合物を濾過し、得られた固体をDMFで洗浄した。次いで、濾液を真空中で濃縮し、粗製物質をRP-HPLC(溶離剤:水/MeCN0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:397.283(M+H)。
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.75 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.66 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.51(s, 1H), 8.02 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.21 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.42(ddd, J = 49.0, 9.3, 2.1 Hz, 1H), 3.93 (ddd, J = 36.4, 14.5, 2.2 Hz, 1H), 3.48(ddd, J = 16.2, 14.5, 9.4 Hz, 1H), 3.19 (s, 3H), 1.28 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順2:実施例2:
(R)-4-((シアノメチル)アミノ)-6-(3-シアノピロロ[1,2-b]ピリダジン-7-イル)-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド
【化9】
【0089】
(R)-6-クロロ-4-((シアノメチル)アミノ)-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド:DMA(1mL)中の(R)-4,6-ジクロロ-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド(100mg、0.34mmol)およびアミノアセトニトリル塩酸塩(47.03mg、0.51mmol)のスラリーに、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL、1.12mmol)を加えた。次いで、得られた溶液をマイクロ波条件下、150℃で30分間加熱した。追加のアミノアセトニトリル塩酸塩(47.03mg、0.51mmol)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL、1.12mmol)を加え、この反応物を熱条件下、130℃で16時間加熱した。この溶液を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈した。得られたスラリーを濾過し、固体をEtOAcで洗浄した。得られた濾液を合わせ、塩化アンモニウム水溶液で洗浄した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた物質を順相SiOクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル/ヘキサン)によって精製することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:315.159(M+H)。
【0090】
(R)-4-((シアノメチル)アミノ)-6-(3-シアノピロロ[1,2-b]ピリダジン-7-イル)-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド:DME(2mL)中の(R)-6-クロロ-4-((シアノメチル)アミノ)-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド(53mg、0.17mmol)、7-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピロロ[1,2-b]ピリダジン-3-カルボニトリル(68mg、0.25mmol)およびXphos Pd G3(16mg、0.019mmol)の溶液に、リン酸カリウム水溶液(2M、0.17mL、0.34mmol)を加えた。得られた溶液を2分間、アルゴンで脱気し、マイクロ波条件下、120℃で20分間加熱した。この反応混合物を濾過し、得られた固体をDMFおよびMeOHで洗浄した。次いで、濾液を真空中で濃縮し、粗製物質をRP-HPLC(溶離剤:水/MeCN0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。この物質を順相SiOクロマトグラフィー(溶離剤:メタノール/ジクロロメタン)によってさらに精製し、アセトニトリルおよび水(0.1%トリフルオロ酢酸)から凍結乾燥することにより、所望の生成物を得た。
ES/MS:422.250(M+H)。
1H NMR (400 MHz, Methanol-d4) δ 8.79 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.70 (d, J = 2.0 Hz, 2H), 8.10(d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.25 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 4.73 (s, 2H), 4.46(ddd, J = 49.1, 9.4, 2.2 Hz, 1H), 3.98 (ddd, J = 36.6, 14.5, 2.2 Hz, 1H), 3.60- 3.41 (m, 1H), 1.31 (d, J = 1.7 Hz, 6H).
手順3:実施例3:
4-(((R)-1-シアノエチル)アミノ)-6-(3-シアノピロロ[1,2-b]ピリダジン-7-イル)-N-((R)-2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド
【化10】
【0091】
4-(((R)-1-アミノ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)-6-クロロ-N-((R)-2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド:DMA(3mL)中の(R)-4,6-ジクロロ-N-(2-フルオロ-3-ヒドロキシ-3-メチルブチル)ニコチンアミド(200mg、0.68mmol)および(R)-2-アミノプロパンアミド塩酸塩(172mg、1.38mmol)のスラリーに、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.6mL、3.37mmol)を加えた。次いで、得られた溶液をマイクロ波条件下、150℃で60分間加熱した。得られた物質をRP-HPLC(溶離剤:水/MeCN0.1%TFA)によって精製することにより、生成物をトリフルオロ酢酸塩として得た。
ES/MS:347.521(M+H)。
【表1】
【表2-1】
【表2-2】
【0092】
生物学的アッセイ
生物学的アッセイは、TNFαおよびIRAK4に対する活性を測定するために行った。表3に要約されるように、試験化合物は、IRAK4の阻害剤である。
IRAK4単球TNFα細胞ベースアッセイの手順:
【0093】
凍結保存ヒト単球(Stem Cell Technologies)を解凍し、10%FBSを含みGlutaMAXTM(Gibco(登録商標)200mM L-アラニル-L-グルタミン)を補充したRPMI培地(10mM HEPES、1X Pen-Strep、55μM β-メルカプトエタノール、1mMピルビン酸ナトリウム)中で0.125×10細胞/mlに希釈し、37℃で2時間回復させた。次いで、その細胞懸濁液を、5,000細胞/ウェルの密度で黒色384ウェルGreiner透明ボトムプレートにプレーティングした。プレートには、予め試験化合物をスポットしておき、DMSOで段階希釈した。DMSOの最終濃度が0.1%となるように、Echo 550音響液体ディスペンサー(acoustic liquid dispenser)(Labcyte(登録商標))を用いて40nL/ウェルを送達した。プレーティングした細胞を37℃において1時間、化合物で処置した。次いで、無刺激細胞コントロールのウェルに使用されたプレートの外側の列を除いて、細胞を50pg/mlのLPS(Sigma)で刺激した。細胞を、37℃でさらに4時間インキュベートした。次いで、細胞を培地から遠心し、5μlのサンプルを採取し、TR-FRETヒトTNFα検出システム(CisBio)を用いてTNFα総含有量について解析した。このシステムでは、TNFα分子の2つの異なるエピトープに結合し、サンプル中のTNFα濃度に比例するFRETシグナルを生成する、2種の標識抗体(クリプテートおよびXL665)を使用する。検出抗体を50:50混合し、5μLを各ウェルに分注した。プレートを透明のシールで覆い、室温で一晩インキュベートした。翌朝、340nm/615nm/665nmにおけるそれぞれ励起/発光/FRET発光を用いるEnvision2103 Multilabeledリーダー(PerkinElmer)を使用して、プレートを読み出した。615nmおよび665nm発光波長における蛍光強度を、比(665nm/615nm)として表現した。コントロールに対するパーセントを以下のとおり計算した:
%コントロール=100×(比サンプル-比0%刺激)/(比100%刺激-比0%刺激
ここで、刺激されなかった細胞(0%刺激)が、ネガティブコントロールであり、刺激された細胞(100%刺激)をポジティブコントロールとして使用した。
IRAK4生化学的アッセイの手順:
【0094】
IRAK4酵素(Carna Biosciences,Chuo-ku,Kobe,Japan)の活性を、リン酸化されたペプチド基質に対する抗体を用いて、そのリン酸化されたペプチド基質の形成を検出することによって測定した。これは、STK1 KinEASE Assay(Cisbio,Bedford,Massachusetts)に基づく時間分解蛍光共鳴エネルギー転移(TR-FRET)イムノアッセイである。このアッセイは、ProxiPlate-384 Plusプレート(Perkin Elmer,Waltham,Massachusetts)において行われる、単純な2工程のエンドポイントアッセイ(5μlの酵素反応溶液に続き、5μlの停止・検出溶液)としてデザインされた。非選択的キナーゼ阻害剤であるスタウロスポリンをポジティブコントロールとして使用した。DMSOに希釈された化合物を、Labcyte(登録商標)Echo 550 Liquid Handling Systemを用いて384ウェルプレートにスポットした後、IRAK4酵素およびペプチド基質を加えた。Multi-Flo(Bio-Tek Instruments)を用いて、反応溶液を送達した。その酵素およびペプチド溶液を、化合物とともに室温で15分間インキュベートした後、ATPを加えることによって、反応を惹起した。標準的な5μlの反応混合物は、反応緩衝液(50mM HEPES,pH7.0、0.02%NaN、0.01%BSA、0.1mMオルトバナジン酸塩、5mM MgCl、0.025%NP-40、1mM DTT)中に500□M ATP、2□Mペプチド(STK1ペプチド)、0.75nMのIRAK4を含んだ。室温で120分間インキュベーションした後、5□lの停止・検出溶液(十分なEDTAを含む50mM HEPES pH7.0検出緩衝液中の、1:100クリプテート標識抗リン酸化ペプチド抗体溶液および125nMトレーサー)を加えた。次いで、そのプレートをさらに室温で60分間インキュベートし、340nm/615nm/665nmにおけるそれぞれ励起/発光/FRET発光を用いるEnvision 2103 Multilabeledリーダー(PerkinElmer)において読み出した。615nmおよび665nm発光波長における蛍光強度を比(665nm/615nm)として表現した。阻害のパーセンテージを下記のとおり計算した:
%阻害=100×(比サンプル-比0%阻害)/(比100%阻害-比0%阻害
【0095】
0%阻害値は、阻害剤を欠くコントロールのウェルに由来する。100%阻害値は、飽和量の公知の阻害剤スタウロスポリンを含むコントロールのウェルに由来する。
肝安定性:
【0096】
凍結保存肝細胞における代謝安定性:完全HT培地は、InVitroGROTM HT培地45mLに1mLのTorpedo Antibiotic Mixを添加することによって調製した。補給したKHB培地は、アミカシン(84μg/mL)、塩化カルシウム(1mM)、ゲンタマイシン(84μg/mL)、HEPES(20mM)、ヘプタン酸(4.2μM)および炭酸水素ナトリウム(28.5mM)を含む、KrebsHenseleit緩衝液からなり、pHは、1M NaOHまたは1M HClを使用して、37℃で7.4に調整した。ヒト凍結保存肝細胞は、10名の成人ドナー(Celsis、ロット:HBZ)からプールした。
【0097】
冷凍保存肝細胞を含有するバイアルを、液体窒素から取り出し、37℃の水浴に直ちに浸けた。その内容物が解凍されるまで、バイアルをやさしく振とうし、次いで、50mLのコニカル管中、予め加温した完全HT培地48mLに直ちに移した。このバイアル中に残留している細胞を1.0mLの事前に加温した完全HT培地で再度懸濁させて、コニカル管に加えた。管に栓をして、次いで、やさしく数回反転させて、肝細胞を再度懸濁させた。この細胞懸濁液を50×gで室温で5分間、遠心分離にかけて、上清を廃棄した。遠心管をやさしく渦を巻くように回転させることによって、細胞ペレットをばらばらにして、補給したKHB培地を加えて、目標密度2x10細胞/mLを得た。血球計算盤を使用し、トリパンブルー色素排除により、全細胞数および生存細胞の割合を求めた。
【0098】
インキュベートについては、24ウェルプレートで、二連のウェルで、補給済みKHB中で、一定分量の肝細胞懸濁液(250μLは、500,000の細胞を含有する)を250μLの2μM試験化合物または代謝安定性の対照に加えた。インキュベートの最終濃度は、1×10細胞/mLおよび1μMの試験化合物であった。肝細胞により効率的に代謝されることが知られている化合物である7-ヒドロキシクマリンおよびテストステロンを、並行して行うインキュベートにおいて陽性対照として使用した(各化合物は2μMの最終濃度)。インキュベートは、95%空気/5%CO(v/v)の加湿雰囲気下、37℃で穏やかに振とうすることにより行った。一定分量(50μL)を、0、1、3および6時間後に取り出し、100μLのIS/Qクエンチ用溶液に加えた。終了後、150μLの水を加え、プレートを3000×gで10分間、遠心分離にかけて、上清の一定分量を、以下に記載されているLeap Technologies HTC PALオートサンプラーを備えるAgilent 1200 Series HPLCシステムに接続したMicromass Quattro Premier質量分析計で分析した。
【0099】
液体クロマトグラフィー-質量分析法:試験化合物の定量および代謝安定性の対照は、Leap Technologies HTC PALオートサンプラーを備えたAgilent 1200 Series HPLCシステムに接続したMicromass Quattro Premier XLタンデム型トリプル四重極質量分析計で測定した分析対象/内部標準のピーク面積比(PAR)により行った。使用したカラムは、Phenomenex(登録商標)MercuryMSTM、Synergi Max-RP(100Å細孔サイズ、2.5μmの粒子サイズ、20×2.0mm)であった。移動相Aは、99%水/1%アセトニトリル(v/v)中の0.2%(v/v)ギ酸からなった。移動相Bは、5%水/95%アセトニトリル(v/v)中の0.2%(v/v)ギ酸からなった。溶出は、以下の一組の直線グラジエントにより行った:初期条件はB0%、30秒間の保持、次いで、90秒間かけてB100%まで増加、次いで、1秒間かけて初期条件に戻す。このシステムにより、注入と注入との間に最小で60秒間の再平衡が可能であった。試料注入量は、10μLとした。
LTP血漿中タンパク質の結合:
【0100】
10mMの最終濃度を有するジメチルスルホキシド(DMSO)中の試験化合物の保存溶液を調製し、すべての実験に使用した。
【0101】
市販の化学物質は、Sigma-Aldrich(St.Louis、MO)およびVWR(West Chester、PA)から得た。細胞培養培地(CCM)は、10%(v/v)のウシ胎児血清を含むGibcoダルベッコの改変イーグル培地(DMEM)とした。
【0102】
平衡透析アッセイ:プールした血漿(少なくとも3つの雄および3つの雌)は、ヒト、ビーグル犬、Sprague-Dawleyラット、カニクイザルおよびアカゲザルに由来した。ナトリウムEDTAは、抗血液凝固剤として使用した。
【0103】
競争的な平衡透析は、ヒト血漿を使用し、10%のFBSを含有するCCMに対して、37℃で行い、マトリックスの両側を、2μMの最終濃度の試料でスパイクした。検討前に、透析膜を0.133Mのリン酸緩衝液、pH7.4に約1時間、浸漬した。スパイクした血漿(1mL)およびCCM(1mL)を組み立てた透析用セルの反対側に置いた。回復の評価については、37℃の水浴中、24時間の平衡期間の後に、血漿試料を、1mLのCCM(化合物を含まない)を含有する予め秤量したポリプロピレン製管に流し入れ、CCM試料は、関連するブランク血漿1mLを含有する事前に秤量した管に流し入れた。透析後血漿およびCCMの重量を測定し、計算のために記録した。
液体クロマトグラフィー-質量分析法:
【0104】
試験化合物の定量は、Leap Technologies HTS PALオートサンプラーを備えたAgilent 1260 Series HPLCシステムに接続したQ-Exactive質量分析計で測定した分析対象/内部標準のピーク面積比(PAR)により行った。移動相Aは、99%水/1%アセトニトリル(v/v)中の0.2%(v/v)ギ酸からなった。移動相Bは、5%水/95%アセトニトリル(v/v)中の0.2%(v/v)ギ酸からなった。試料注入量は、10μLとした。
pKの決定:
【0105】
試料調製:10mMの最終濃度を有するジメチルスルホキシド(DMSO)中の試験化合物の保存溶液を調製し、すべての実験に使用した。DMSO保存溶液を解凍し、回転させて、40℃の水浴中で音波処理し、溶解を促進させた。
【0106】
pK分析:10mMのDMSO保存溶液を、100μmの最終化合物濃度および1%DMSOとなるよう10mM HClで100倍に希釈した。次いで、この化合物を水溶液法による分析のため、96ウェルPCRプレートの24連続ウェルに移送した。水溶液法で高品質データをもたらさなかった化合物については、10mMのDMSO保存溶液を2mM HClおよびメタノールで100倍に希釈し、メタノールの最終濃度が60%、化合物濃度が100μm、およびDMSO濃度が1%となるようにした。共溶媒法を使用する分析のため、この化合物を96ウェルプレートの24連続ウェルに移送した。
【0107】
分析:データはすべて、pKa PRO分析器(AATI、Ames、IA)を使用して得た。水溶液法の場合、電気泳動による分離を24種の様々なpHの値にわたり並行して行い、pHに対する全化合物の電荷の直接的尺度を得た。化合物は、228nmにおいてUVにより検出する。緩衝液の点間の平均pH間隔は0.4pHの単位であり、1.7~11.2という典型的なpH範囲に及ぶ。
【0108】
共溶媒法は、水溶解度が低い(通常、予測される固有の溶解度が<10μg/mlである)化合物の分析に好適である。緩衝液の点間の平均pH間隔は0.4pHの単位であり、1.7~11.2というpH範囲に及ぶ。各化合物に関して、連続する4つのCEの実施を60%の共溶媒緩衝液で開始し30%の共溶媒緩衝液まで低下させて行う。
【0109】
ノルフロキサシンを、毎日の性能指標用標準品として使用する。
【0110】
結果の算出:pKa値の全数を、pKa Estimator(登録商標)ソフトウェア(AATI、Ames、IA)を使用して、移動度と化合物の分子量とを関連付けることによって予測する。
Charles River-Clevelandにおける、自動化hERGアッセイ(以前のチャンテスト)
【0111】
FASTPatch(登録商標)アッセイ(Charles River)を使用して、KCNH2遺伝子によりコードされ、HEK293T細胞において安定的に発現されるクローニングしたhERGカリウムチャネルに及ぼす様々な化合物のin vitroでの効果を試験した。ビヒクル、試験品および対照品の製剤を、HB-PS(HEPES緩衝生理食塩水溶液)中にDMSO保存溶液を希釈することによって調製し、QPatchロボットピペットシステムにより細胞に送り込んで、0.3%DMSOの最終濃度にした。溶液交換によって区切った少なくとも3分間の間隔で、昇順で、0.3、1、3、10および30μMの最終濃度の試験化合物を細胞に適用した(n≧3、n=細胞数/濃度)。陽性対照である、50nMのシスパリド(Cisparide)を同じ方法で適用した。細胞膜電流は、QPatch HT(登録商標)またはQPatch HTX(登録商標)システムにおいて最大で48の並行なパッチクランプ増幅器を用いて室温で記録し、検証済みのホールセル記録値を有する細胞(シール抵抗≧200MΩ、およびリーク電流≦25%チャネル電流)のみを使用した。hERG電流の発生および遮断は、-40mVまでの500msのプレパルス、+40mVまでの2秒の活性化パルス、次いで、-40mVまでの2秒の試験パルスからなる、刺激電圧パターンを使用して測定した。パルスパターンは、-80mVの保持電位から10秒間の間隔で連続的に繰り返した。試験化合物の溶解度に関するTurboSol分析は、635nmのレーザー源からの光散乱を測定するNephelostarリーダーを使用して試験した各濃度に対して行った。検証実験に基づいて、バックグランドレベルの4倍を超える光散乱を、懸濁液中に粒子が存在する指標と見なした。
【0112】
以下の表3に、in vitroアッセイからの結果が表される。
【表3】

本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
式(II)の化合物:
【化11】

またはその薬学的に許容される塩もしくは構造異性体であって、式中、
は、H、Dもしくはメチルであり、R は、H、Dもしくはメチルであるか、または
とR は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピルを形成する、
化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは構造異性体。
(項目2)
がHである、項目1に記載の化合物。
(項目3)
がメチルである、項目1に記載の化合物。
(項目4)
式IIIの化合物:
【化12】

またはその薬学的に許容される塩、重水素化アナログであって、式中、
は、H、Dまたはメチルであり、
は、H、Dまたはメチルである、
化合物またはその薬学的に許容される塩、重水素化アナログ。
(項目5)
化合物
【化13】

またはその薬学的に許容される塩。
(項目6)
項目1~5のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容されるキャリアとともに含む薬学的組成物。
(項目7)
炎症状態の処置を必要とする患者における炎症状態を処置する方法であって、前記患者に項目1~5に記載の化合物、または項目6に記載の組成物を投与することを含む、方法。
(項目8)
前記炎症状態が、IBD、SLE、乾癬または関節リウマチから選択される、項目7に記載の方法。