(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-28
(45)【発行日】2022-11-08
(54)【発明の名称】車両用の電気空気圧式のブレーキシステムに用いられる電気空気圧式のモジュレータのためのハウジング、ハウジングを備えた電気空気圧式のモジュレータ、および電気空気圧式のモジュレータを製造するための方法
(51)【国際特許分類】
B60T 8/34 20060101AFI20221031BHJP
F16K 17/02 20060101ALI20221031BHJP
【FI】
B60T8/34
F16K17/02 B
(21)【出願番号】P 2021512614
(86)(22)【出願日】2019-08-02
(86)【国際出願番号】 EP2019070882
(87)【国際公開番号】W WO2020048698
(87)【国際公開日】2020-03-12
【審査請求日】2021-03-31
(31)【優先権主張番号】102018121721.8
(32)【優先日】2018-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】597007363
【氏名又は名称】クノル-ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】Knorr-Bremse Systeme fuer Nutzfahrzeuge GmbH
【住所又は居所原語表記】Moosacher Strasse 80, D-80809 Muenchen, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100135633
【氏名又は名称】二宮 浩康
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】マーティン クラール
(72)【発明者】
【氏名】フリートベアト レーター
【審査官】山本 健晴
(56)【参考文献】
【文献】特表2004-530589(JP,A)
【文献】特表2000-506804(JP,A)
【文献】米国特許第03758167(US,A)
【文献】特許第4255038(JP,B2)
【文献】独国特許出願公開第19605562(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60T 8/34
F16K 17/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(100)用の電気空気圧式のブレーキシステム(105)に用いられる電気空気圧式のモジュレータ(110)のためのハウジング(115)であって、前記ハウジング(115)は、少なくとも下記の特徴、すなわち、
前記ハウジングの第1の側(145)に設けられた電気室(135)であって、前記電気空気圧式のモジュレータ(110)の少なくとも1つの電気コンポーネント(120)および/または電子コンポーネント(120)を前記ハウジング(115)の第1の側(145)
における開口から収容するように成形されている、電気室(135)と、
前記電気室(135)
が設けられた前記ハウジングの前記第1の側(145)とは反対側
の前記ハウジングの第2の側(150)に位置しているように配置された収容室(140)であって、リレーピストン(125)と、前記リレーピストン(125)を案内するためのガイド装置(130)とを、前記ハウジング(115)の、前記第1の側(145)とは反対に位置している
前記第2の側(150)
における開口から収容するように成形されている、収容室(140)と
を有しており、
前記ハウジング(115)は一体に成形されて
おり、
前記収容室(140)の収容室底部(260)の直径が、前記収容室(140)の収容開口(265)の直径よりも小さく、
前記収容室(140)は、前記リレーピストン(125)を収容するように成形されているピストン室区分(270)と、前記ガイド装置(130)を少なくとも部分的に収容するように成形されているガイド室区分(275)とを成形しており、前記ピストン室区分(270)は、前記収容室(140)の収容室底部(260)に隣接していて、前記ガイド室区分(275)は、前記収容室(140)の収容開口(265)に向けられて配置されており、かつ/または前記ピストン室区分(270)の直径が、前記ガイド室区分(275)の直径よりも小さく、
前記ガイド室区分(275)は、アンダカット(287)および/または溝(500)を成形している、
ハウジング(115)。
【請求項2】
前記ピストン室区分(270)は、円筒形に形成されていて、かつ/または前記ガイド室区分(275)は、少なくとも1つの斜めの壁を有している、請求項
1記載のハウジング(115)。
【請求項3】
前記ピストン室区分(270)に流体接続されている圧力出口通路(280)を成形しており、かつ/または前記ガイド室区分(275)に流体接続されているリザーブ接続通路(282)を成形しており、かつ/または前記電気室(135)に流体接続されている空気圧的な制御入力通路(285)を成形している、請求項
1または
2記載のハウジング(115)。
【請求項4】
前記電気室(135)を前記収容室(140)の前記ガイド室区分(275)に流体接続している少なくとも1つの接続通路(286)を有している、請求項
1から
3までのいずれか1項記載のハウジング(115)。
【請求項5】
前記ピストン室区分(270)と前記ガイド室区分(275)との間に配置された中間室区分(289)を備えており、前記中間室区分(289)は、前記ガイド装置(130)の流入座リング(220)を収容するように成形されている、請求項
1から
4までのいずれか1項記載のハウジング(115)。
【請求項6】
前記中間室区分(289)は、前記ガイド装置(130)の前記流入座リング(220)のためのストッパを成形している段部(290)を成形している、請求項
5記載のハウジング(115)。
【請求項7】
前記リレーピストン(125)をセンタリングして収容するための、前記収容室(140)内に進入するセンタリングロッド(291)を前記収容室(140)の収容室底部(260)に有している、請求項1から
6までのいずれか1項記載のハウジング(115)。
【請求項8】
電気空気圧式のモジュレータ(110)であって、少なくとも1つの電気コンポーネント(120)および/または電子コンポーネント(120)と、リレーピストン(125)と、前記リレーピストン(125)を案内するためのガイド装置(130)と、請求項1から
7までのいずれか1項記載のハウジング(115)とを備えており、前記電気コンポーネント(120)および/または前記電子コンポーネント(120)は、前記ハウジング(115)の電気室(135)内に収容されていて、前記リレーピストン(125)と前記ガイド装置(130)とは、前記ハウジング(115)の収容室(140)内に収容されている、電気空気圧式のモジュレータ(110)。
【請求項9】
電気空気圧式のモジュレータ(110)を製造するための方法(700)であって、前記方法(700)は、下記のステップ、すなわち、
請求項1から
7までのいずれか1項記載のハウジング(115)を準備するステップ(705)と、
電気コンポーネント(120)および/または電子コンポーネント(120)を前記ハウジング(115)の電気室(135)内に前記ハウジング(115)の第1の側(145)から挿入するステップ(710)と、
前記電気空気圧式のモジュレータ(110)を製造するために、リレーピストン(125)とガイド装置(130)とを前記ハウジング(115)の収容室(140)内に前記ハウジング(115)の第2の側(150)から導入するステップ(715)と
を有している、方法(700)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用の電気空気圧式のブレーキシステムに用いられる電気空気圧式のモジュレータのためのハウジング、ハウジングを備えた電気空気圧式のモジュレータ、および電気空気圧式のモジュレータを製造するための方法に関する。
【0002】
電気空気圧式のブレーキシステムに用いられる電気空気圧式のモジュレータは、多数の電気部品および/または電子部品、ならびにリレーピストンのような多数の内部の機能部分を有している。電気空気圧式のモジュレータの部品は、全体が、間にシール部材を備えた複数部分から成るハウジング内に収容されている。
【0003】
このような現状を背景にして本発明の課題は、車両用の電気空気圧式のブレーキシステムに用いられる電気空気圧式のモジュレータのための改善されたハウジング、改善されたハウジングを備えた電気空気圧式のモジュレータ、および改善された電気空気圧式のモジュレータを製造するための方法を提供することである。
【0004】
この課題は、それぞれの独立請求項に記載された、車両用の電気空気圧式のブレーキシステムに用いられる電気空気圧式のモジュレータのためのハウジング、ハウジングを備えた電気空気圧式のモジュレータ、および電気空気圧式のモジュレータを製造するための方法によって解決される。
【0005】
本発明によって得ることができる利点としては、次のことが挙げられる。すなわち、本発明によれば、極めて僅かな数の組付け部材および部品だけを使用して、電気空気圧式のモジュレータの極めて容易な組付けを可能にする、電気空気圧式のモジュレータのためのハウジングが得られる。このことは、好適に全体として組付け時における明らかなコスト削減、手間削減、および時間節約を可能にする。
【0006】
車両用の電気空気圧式のブレーキシステムに用いられる電気空気圧式のモジュレータのためのハウジングは、電気室と収容室とを有している。電気室は、電気空気圧式のモジュレータの少なくとも1つの電気コンポーネントおよび付加的にまたは代替的に電子コンポーネントをハウジングの第1の側から収容するように成形されている。収容室は、電気室とは反対側に位置しているように配置されていて、リレーピストンおよびリレーピストンを案内するためのガイド装置を、ハウジングの、第1の側とは反対に位置している第2の側から収容するように成形されている。ハウジングは一体に成形されている。
【0007】
電気空気圧式のモジュレータというのは、電気空気圧式のブレーキシステムの圧力調整モジュールであると理解することができる。この圧力調整モジュールは、例えば車両の少なくとも1つの車輪のブレーキ動作時に、準備された空気圧的なブレーキ圧、つまり、圧縮空気を調整する。電気空気圧式のモジュレータの電気コンポーネントおよび付加的にまたは代替的に電子コンポーネントは、1つのボード、少なくとも1つの電磁弁、1つの圧力センサ、および付加的にまたは代替的に1つの圧力管片であってよい。電磁弁は、制御信号を使用して作動可能である。リレーピストンおよびガイド装置は、同様に電気空気圧式のモジュレータの一部であり、ガイド装置は、流入座リング、カラー、カラーばね、および付加的にまたは代替的に組み込まれたガイドスリーブを備えた保持インサートを有していてよい。電気空気圧式のモジュレータの機能は、ブレーキシステムとの関連において使用されている公知の電気空気圧式のモジュレータの機能に相当している。本発明によるハウジングは、好適に、電気空気圧式のモジュレータのすべてのコンポーネントを単に2つの室内に収容することを可能にする。個々のコンポーネントのための特殊なハウジングは不要であり、好適である。本発明によるハウジングは、例えば注型型における注型方法によって、極めて簡単かつ好適に一体に製造可能である。電気空気圧式のモジュレータの組付け時には、極めて僅かな組付けステップしか必要ない。本発明によるハウジングは、横断面において、ほぼH字形の形状を有していてよく、電気室と収容室とは、H字形のハウジング横断面の分割ウェブまたは分離ディスクによって切り離されていてよい。分離ディスクの上面は、電気室の電気室底部を成形していてよく、分離ディスクの、反対側に位置している下面は、収容室の収容室底部を成形していてよい。両室の、それぞれ分離ディスクとは反対側に位置している端部に、ハウジングは両室のそれぞれの収容開口を有している。
【0008】
収容室の収容室底部の直径は、収容室の収容開口の直径よりも小さくてよい。これによって、ハウジング内へのリレーピストンおよびガイド装置の組付け時に、リレーピストンとガイド装置とは、事実上相次いで、例えば上下になるように、収容室内に収容することができる。
【0009】
さらに好ましくは、収容室は、一実施例によれば、リレーピストンを収容するように成形されているピストン室区分と、ガイド装置を少なくとも部分的に収容するように成形されているガイド室区分とを成形しており、ピストン室区分は、収容室の収容室底部に隣接していてよく、ガイド室区分は、収容室の収容開口に向けられて配置されていてよい。付加的にまたは代替的にピストン室区分の直径は、ガイド室区分の直径よりも小さくてよい。収容室のこのような成形形状は、最初に、収容室の収容室底部へのリレーピストンの簡単な積み込みを可能にし、次いで例えば収容室の中央領域内への比較的広幅のガイド装置の積み込みを可能にする。ガイド室区分は、付加的に消音器を収容するように成形されていてよく、消音器は、例えば組付け時にガイド装置の後で収容室内に収容することができる。
【0010】
ピストン室区分は、円筒形に形成されていてよく、付加的にまたは代替的にガイド室区分は、少なくとも1つの斜めの壁を有していてよい。ガイド室区分は、例えば円錐台形状の区分を有していてよく、この円錐台形状の区分は、収容室の収容開口の方向において拡大するように成形されていてよい。円筒形のピストン室区分は、リレーピストンの実施される行程運動のために、かつピストン室区分の側壁に対するリレーピストンのシールのために適している。ガイド室区分の斜めの成形形状は、消音器に向かって拡大する保持インサートの収容を可能にする。
【0011】
ハウジングは、さらにピストン室区分に流体接続されていてよい圧力出口通路を成形していてよく、付加的にまたは代替的に、ガイド室区分に流体接続されていてよいリザーブ接続通路を成形していてよく、付加的にまたは代替的に、電気室に流体接続されていてよい空気圧的な制御入力通路を成形していてよい。圧力出口通路は、ブレーキシステムへの接続を可能にする。空気圧的な制御入力通路はまた、バックアップ通路とも呼ぶことができる。空気圧的な制御入力通路は、フットブレーキ装置のような空気圧的な制御装置への接続を可能にする。リザーブ接続通路は、圧縮空気リザーブ容器への接続を可能にする。収容室内に開口する1つまたは複数の通路は、ハウジングの壁を貫いて真っ直ぐ延びるように配置されていてよい。収容室内に開口しているこれらの通路は、互いに対して平行に延びるように配置されていてよく、付加的にまたは代替的に、モジュレータの作動時に行われるピストン運動に対して垂直に配置されていてよい。空気圧的な制御入力通路の少なくとも一方の半部もまた同様に、収容室内に開口する通路に対して平行に配置されていてよい。このような通路は、極めて簡単に、例えば少なくとも1つの孔によって、または既に注型方法において製造可能である。
【0012】
ハウジングは、さらにまたは代替的に電気室を収容室のガイド室区分に流体接続している少なくとも1つの接続通路を有していてよい。この接続通路は、真っ直ぐ延びるように、付加的にまたは代替的に、室底部に対して垂直に延びるように配置されていてよい。このようにコンパクトに配置された、単に真っ直ぐな孔によって製造可能な接続通路は、収容室の収容室底部に向かって先細りに延びている収容室のお陰で可能である。
【0013】
さらに好ましくは、ガイド室区分は、一実施例によればアンダカットを、付加的にまたは代替的に溝を成形している。このアンダカットは、電気空気圧式のモジュレータの、消音器の前に配置可能なコンポーネントの係止舌片またはスナップフックまたはバヨネットを係止するために働くことができる。例えば組み込まれたガイドスリーブを備えた保持インサートは、ハウジングのアンダカット内に形状結合式に係止されるまたはねじ込まれることができる保持要素を有していてよい。ガイド室区分は、アンダカット内にバヨネットを導入するための、アンダカットに結合されたガイド溝を成形していてもよい。溝は、スナップリングのような固定リングの縁部区分を収容するために働くことができる。アンダカットおよび付加的にまたは代替的に溝は、収容室の収容室壁内に環状に一体成形されていてよい。好ましくは、アンダカット内においてこのようなスナップリングまたは可能な係止部材によって、収容室内におけるガイド装置の安定した収容を保証することができる。このようにして例えばモジュレータの作動時に、収容室の収容開口へのガイド装置の運動を阻止することができる。
【0014】
ピストン室区分とガイド室区分との間には、ガイド装置の流入座リングを収容するように成形されている中間室区分が配置されていてよい。この中間室区分は、ガイド装置の流入座リングのためのストッパを成形することができる段部を成形していてよい。中間室区分の直径は、ピストン室区分の直径よりも大きくてよく、付加的にまたは代替的に中間室区分の直径は、ガイド室区分の直径よりも小さくてよい。このような中間室区分のお陰で、例えばモジュレータの作動時に、リレーピストンまたは収容室の収容室底部へのガイド装置の運動を阻止することができる。
【0015】
一実施形態によれば、ハウジングは、収容室の収容室底部に、リレーピストンをセンタリングして収容するための、収容室内に進入するセンタリングロッドを有している。センタリングロッドは、センタリングスリーブであってよい。センタリングロッドは、収容室の収容室底部の中心に配置されていてよく、付加的にまたは代替的に、リレーピストンを作動時において案内するように働くことができる。そのためにセンタリングロッドは、モジュレータの作動時に、リレーピストンの開口内に収容されて配置されていてよい。
【0016】
電気空気圧式のモジュレータは、少なくとも1つの電気コンポーネントおよび付加的にまたは代替的に電子コンポーネント、1つのリレーピストン、リレーピストンを案内するための1つのガイド装置、および上に記載された変化形態のうちの1つの変化形態において成形されている1つのハウジングを有している。電気コンポーネントおよび付加的にまたは代替的に電子コンポーネントは、ハウジングの電気室内に収容されていて、リレーピストンおよびガイド装置は、ハウジングの収容室内に収容されている。本発明による電気空気圧式のモジュレータは、車両用のブレーキシステムとの使用のために成形されていてよい。電気空気圧式のモジュレータの組立ては、一体のハウジング装置、ならびに電気室および収容室の配置形態および成形形状のお陰で、好適に迅速かつ容易に実施可能である。
【0017】
電気空気圧式のモジュレータを製造するための方法は、準備のステップ、挿入のステップ、および導入のステップを有している。準備のステップにおいて、上に記載されたハウジングのうちの1つのハウジングを準備する。挿入のステップにおいて、電気コンポーネントおよび付加的にまたは代替的に電子コンポーネントをハウジングの電気室内にハウジングの第1の側から挿入する。導入のステップにおいて、電気空気圧式のモジュレータを製造するために、リレーピストンおよびガイド装置をハウジングの収容室内にハウジングの第2の側から導入する。
【0018】
次に本発明の実施例について、以下の記載において図面を参照しながら詳説する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】一実施例によるハウジングを備えた電気空気圧式のモジュレータを備えたブレーキシステムを備えた車両を、側方から見て概略的に示す横断面図である。
【
図2】一実施例によるハウジングを備えた電気空気圧式のモジュレータを、横断面して側方から見て概略的に示す分解図である。
【
図3】一実施例によるハウジングを備えた電気空気圧式のモジュレータを、側方から見て概略的に示す横断面図である。
【
図4】一実施例による電気空気圧式のモジュレータの、組み込まれたガイドスリーブを備えた保持インサートを、側方から見て概略的に示す横断面図である。
【
図5】一実施例による電気空気圧式のモジュレータの、組み込まれたガイドスリーブを備えた保持インサートを、下方から見て概略的に示す平面図である。
【
図6】一実施例によるハウジングを備えた電気空気圧式のモジュレータを概略的に示す図である。
【
図7】一実施例による、電気空気圧式のモジュレータを製造するための方法を示すフローチャートである。
【0020】
本発明の好適な実施例の以下における記載において、異なった図面において示されかつ類似の作用を有する要素のためには、同じまたは類似の符号が使用され、これらの要素について繰り返し記載することは省く。
【0021】
図1には、一実施例によるハウジング115を備えた電気空気圧式のモジュレータ110を備えたブレーキシステム105を備えた車両100が、側方から見た横断面図で概略的に示されている。
【0022】
電気空気圧式のモジュレータ110は、ハウジング115、少なくとも1つの電気コンポーネント120および/または電子コンポーネント120、1つのリレーピストン125、およびガイド装置130を有しており、このガイド装置130は、リレーピストン125を案内するように成形されている。
【0023】
電気空気圧式のモジュレータ110のハウジング115は、電気室135と収容室140とを有している。電気室135は、電気空気圧式のモジュレータ110の、少なくとも1つの電気コンポーネント120および/または電子コンポーネント120を、ハウジング115の第1の側145から収容するように成形されている。収容室140は、電気室135とは反対側に位置しているように配置されており、リレーピストン125およびガイド装置130を、ハウジング115の、第1の側145とは反対に位置している第2の側150から収容するように成形されている。ハウジング115は一体に成形されている。
【0024】
電気空気圧式のモジュレータ110の、
図1に示された作動準備状態において、電気コンポーネント120および/または電子コンポーネント120は電気室135内に収容されていて、リレーピストン125およびガイド装置130は、収容室140内に収容されている。
【0025】
図示された実施例による電気空気圧式のモジュレータ110は、単に一例であり、車両100のブレーキシステム105の一部である。ブレーキシステム105は、モジュレータ100の他に、例えば、圧縮空気を準備するためのリザーブ容器170、電気制御信号を準備するための電気制御装置172、空気圧的な制御信号を準備するためのフットブレーキ装置173、および車両100の車輪を制動するためのホイールブレーキ装置174を含んでいる。モジュレータ110の機能は、一実施例によれば、ブレーキシステムとの関連において使用される公知の電気空気圧式のモジュレータの機能に相当している。
【0026】
電気空気圧式のモジュレータ110は、一実施例によれば、電気制御装置172から電気制御信号を受信するための電子制御入力部180、リザーブ容器170からの圧縮空気を供給するためのリザーブ接続部182、空気圧的な制御信号に応答してリザーブ容器170からの圧縮空気を供給するための空気圧的な制御入力部183、およびホイールブレーキ装置174にブレーキ圧を出力するためのブレーキ出力部184を有している。
【0027】
ホイールブレーキ装置174は、車両分野において汎用のブレーキに相応して構成されていてよく、例えばブレーキ圧によって作動可能なブレーキシリンダを含んでいる。電気制御信号は、一実施例によれば電気信号である。例えば電気制御信号は、要求された目標ブレーキ圧を示すことができる。この場合、電気制御装置172は、例えばブレーキ制御器として構成されており、電気空気圧式のモジュレータ110は、例えば電気コンポーネント120および/または電子コンポーネント120として少なくとも1つの電磁弁を含んでおり、この電磁弁は、電気制御信号、または電気制御信号の受信に応答して生成される信号の使用下で作動可能である。
【0028】
一実施例によれば、収容室140は制御室区分を含んでおり、この制御室区分には、電気制御信号によって制御されて、供給された圧縮空気を供給することができ、これによって、リレーピストン125の切換運動を実施することができる。収容室140は、一実施例によればさらに作業室区分を含んでおり、この作業室区分は、ブレーキ出力部184に流体接続されており、この作業区分には、リレーピストン125の切換運動によって、リザーブ接続部182を介して供給された圧縮空気を供給することができ、これによって、ブレーキ圧をブレーキ出力部184において準備することができる。
【0029】
本発明は、電気空気圧式のモジュレータ110の構造を、ハウジング115の形態で一体のハウジング形態において実現している。
【0030】
本発明によるハウジング115を製造するために、好ましくは僅かな注型工具しか必要でない。したがって、種々様々なハウジング部分を互いにシールするためのシール部材または種々様々なハウジング部分を互いに固定するためのねじのような付加的な部材は、一体のハウジング115のお陰で不要である。種々様々なハウジング部分の間の空気通路をシールする必要がないので、さらにハウジングシールのために極めて僅かなシール幾何学形状が使用可能であるか、またはシール幾何学形状の使用が不要であり、かつ/または単純なシール幾何学形状が使用可能である。ハウジング115の製造時および電気空気圧式のモジュレータ110の製造または組付け時には、極めて僅かで簡単な組付けステップしか必要ない。電気空気圧式のモジュレータ110の複数の部分相互のセンタリングは、好ましくは組付け時にハウジング115の成形形状によって自動的に行われる(これについては以下の図も参照)。ハウジング115は、誤差を生ぜしめないかまたは僅かな誤差しか生ぜしめず、これによって、複数の部分相互は、好ましくはずれを有していないか、または僅かなずれしか有していない。シール部材の種々様々な圧縮は、本発明によるハウジング115のお陰でまったくまたは僅かしか発生しない。
【0031】
図2には、一実施例によるハウジング115を備えた電気空気圧式のモジュレータ110が、横断面されて側方から見た概略的な分解図で示されている。このモジュレータ110は、
図1を参照しながら記載された電気空気圧式のモジュレータ110の実施例であってよい。
【0032】
この実施例によれば、電気空気圧式のモジュレータ110は、ボード200の形態の複数の電気コンポーネント120および/または電子コンポーネント120を含んでおり、
図2には単に例として、3つの電磁弁205、1つの圧力センサ210、および/または1つの圧力管片215だけが示されている。ガイド装置130は、本実施例によれば、1つの流入座リング220、1つのカラー225、1つのカラーばね230、および/または組み込まれたガイドスリーブ240を備えた1つの保持インサート235を含んでいる。電気空気圧式のモジュレータ110は、本実施例によれば、さらに消音器編成品の形態の消音器245を有している。収容室140は、本実施例によれば、消音器245の少なくとも1つの区分を収容するように成形されている。
【0033】
ハウジング115は、ここに示された横断面においてほぼH字形の成形形状を有しており、電気室135と収容室140とは、H字形のハウジング横断面の分割ウェブまたは分離ディスク250によって切り離されている。分離ディスク250の上面は、電気室135の電気室底部255を成形しており、分離ディスク250の、反対側に位置している下面は、収容室140の収容室底部260を成形している。電気室底部255と収容室底部260とは、本実施例によれば互いに対して平行に方向付けられている。電気室底部255の直径は、本実施例によれば収容室底部260の直径よりも大きい。両室135,140の、それぞれ分離ディスク250とは反対側に位置している端部に、ハウジング115は両室135,140のそれぞれ1つの収容開口265を有している。両室135,140の収容開口265は、本実施例によれば、ほぼ等しいまたは類似の直径を有している。収容室底部260の直径は、本実施例によれば、収容室140の収容開口265の直径よりも小さい。
【0034】
電気室135は、本実施例によれば円筒形に成形されている。3つの電磁弁205は、互いに並んで電気室135内に配置可能である。
【0035】
収容室140は、本実施例によれば、リレーピストン125を収容するように成形されているピストン室区分270と、本実施例によれば、ガイド装置130を少なくとも部分的に収容するように成形されているガイド室区分275とを成形しており、ピストン室区分270は、収容室底部260に隣接していて、ガイド室区分275は、収容室140の収容開口265に向けられて配置されている。ピストン室区分270の直径は、本実施例によれば、ガイド室区分275の直径よりも小さい。ピストン室区分270は、本実施例によれば円筒形に成形されている。ガイド室区分275は、本実施例によれば少なくとも1つの斜めの壁を有している。
【0036】
ハウジング115は、本実施例によれば、ピストン室区分270に流体接続されている圧力出口通路280を成形しており、かつ/またはガイド室区分275に流体接続されているリザーブ接続通路282を成形しており、かつ/または電気室135に流体接続されている空気圧的な制御入力通路285を成形している。圧力出口通路280は、本実施例によれば、
図1において記載されたブレーキ出力部を含んでおり、空気圧的な制御入力通路285は、本実施例によれば、
図1に記載された空気圧的な制御入力部を含んでおり、かつ/またはリザーブ接続通路282は、本実施例によれば、
図1に記載されたリザーブ接続部を含んでいる。圧力出口通路280および/またはリザーブ接続通路282は、本実施例によれば真っ直ぐに成形されている。圧力出口通路280とリザーブ接続通路282とは、本実施例によれば互いに対して平行に配置されている。本実施例によれば、圧力出口通路280およびリザーブ接続通路282は、リレーピストン125の、モジュレータ110の作動時に行われるピストン運動に対して垂直に配置されている。空気圧的な制御入力通路285の少なくとも一方の半部は、本実施例によれば、同様に、電気室底部255の平面の下において、収容室140内に開口する通路280,282に対して平行に延びるように配置されており、空気圧的な制御入力通路285の他方の半部は、斜めに配置されており、かつ/または電気室底部255内に開口している。
【0037】
ハウジング115は、本実施例によれば、電気室135を収容室140のガイド室区分275に流体接続している少なくとも1つの接続通路286を有している。この接続通路286は、本実施例によれば、真っ直ぐに延びるように、かつ/または室底部255,260に対して垂直に延びるように配置されている。
【0038】
ガイド室区分275は、本実施例によればアンダカット287を成形している。このアンダカット287は、モジュレータ110の組付け状態において本実施例によれば係止舌片288と、または代替的な実施例によればバヨネットと、または電気空気圧式のモジュレータ110の、消音器245の前に配置されたコンポーネントのスナップフックと係止するように成形されている。本実施例によれば、保持インサート235は、消音器245に向けられた端部に少なくとも1つの係止舌片288を有している。代替的な実施例によれば、保持インサート235は、アンダカット287内に形状結合式に係止可能であり、かつ/またはねじ込み可能であるバヨネットを有している。アンダカット287は、本実施例によれば、収容室140の収容室壁内に環状に一体成形されており、ガイド装置130を収容室140内において保持するように成形されている。これによって、モジュレータ110の作動時に、収容室140の収容開口に対するガイド装置130の運動が形状結合式に阻止されている。アンダカット287は、本実施例によれば、ガイド室区分275のガイド室壁の真ん中に、またはガイド室壁の、収容室140の収容開口265に向けられた1/3のところに配置されている。ガイド室区分275の、アンダカット287と収容室140の収容開口265との間に配置されている終端室区分は、円筒形に形成されている。代替的な実施例によれば、ガイド室区分275の終端室区分は、段部または狭窄部を成形しており、この段部または狭窄部は、消音器245がモジュレータ110内に収容されている場合に、消音器245の半径方向における圧縮を生ぜしめるように成形されている。
【0039】
ピストン室区分270とガイド室区分275との間には、中間室区分289が配置されており、この中間室区分289は、ガイド装置130の流入座リング220を収容するように成形されている。この中間室区分289は、ガイド装置130の流入座リング220のためのストッパを成形している段部290を成形している。中間室区分289の直径は、本実施例によればピストン室区分270の直径よりも大きく、かつ/または中間室区分289の直径は、本実施例によればガイド室区分275の直径よりも小さい。
【0040】
収容室底部260にハウジング115は、本実施例によれば、ピストン室区分270内に進入しているセンタリングロッド291を有しており、このセンタリングロッド291は、リレーピストン125をセンタリングするように成形されている。センタリングロッド291は、本実施例によればセンタリングスリーブである。センタリングロッド291は、収容室の収容室底部260の中心に配置されており、リレーピストン125を作動時において案内するように成形されている。リレーピストン125は開口を有しており、この開口内にセンタリングロッド291は、モジュレータ110の作動時に収容されて配置されている。
【0041】
本実施例によれば、モジュレータ110は電気室カバー292を含んでおり、この電気室カバー292は、電気室135の室開口265を閉鎖するように成形されている。本実施例によれば、モジュレータ110は収容室カバー295を含んでおり、この収容室カバー295は、収容室140の室開口265を閉鎖するように成形されている。消音器245は、モジュレータ110の作動時に部分的にガイド室区分275の終端室区分内に配置されていて、かつ部分的に収容室カバー295内に配置されている。収容室カバー295は、一実施例によれば少なくとも1つの開口を有している。
【0042】
図3には、一実施例によるハウジング115を備えた電気空気圧式のモジュレータ110が側方から見た横断面図で概略的に示されている。このモジュレータ110は、
図2を参照して記載された電気空気圧式のモジュレータ110の組立て状態である。
【0043】
本発明による電気空気圧式のモジュレータ110は、一体のハウジング115を有している。一方の側から、本実施例によれば下から、リレー部分の内部機能部分が組み付けられており、反対に位置している側からは、電磁弁、圧力センサ、プリントボード、および圧力管片のような電気コンポーネントおよび電子コンポーネントが組み付けられている。このことは、次第に大きくなる内側部分によって可能であり、これらの内側部分は、相前後して収容室140内に押し込まれていて、一部は相互に、一部はハウジング115における段部289に支持されている。電気コンポーネントおよび電子コンポーネントは、ハウジング115の他方の側から導入され、固定され、かつ接触接続されている。
【0044】
ハウジング115の本発明による成形形状のお陰で、全体として僅かな部材しか、ひいては、注型型のような僅かな製造工具しか必要ない。さらにハウジングシール部材もハウジング115のねじ結合部も不要である。全体として僅かな誤差しか存在せず、ハウジング部分とハウジングシール部材とのセンタリングなしに簡単な組付けが可能である。全体としてハウジング115およびモジュレータ110の製造のためには、極めて僅かな組付けステップしか必要ない。モジュレータ110は、細い構造形状を実現し、僅かな構造空間しか要求しない。消音器の前における最後の内側部分は、本実施例によれば舌片でハウジング115のアンダカット内に係止し、このようにしてハウジング115における段部290に結合されて、他の内側部分を所定位置に保持する。代替的な実施例によれば、消音器の前における最後の内側部分は、バヨネットによってハウジング115内に保持される。ハウジング115における収容室140の、上方に向かって先細りになる中空室によって、ほぼ鉛直な単純な接続孔の形態の接続通路286を、ハウジング115内においてリレー部分のリザーブ室と本実施例によれば入口電磁弁205との間に設けるだけで十分である。
【0045】
圧力センサ210および/または圧力管片215は、本実施例によれば、リレーピストンの下における圧力を検知するように形成されかつ配置されている。そのために圧力センサ210の圧力管片215は、本実施例によれば圧力出口通路280内に、または圧力出口通路に通じる接続通路内に開口している。
【0046】
図4には、一実施例による電気空気圧式のモジュレータ110の、組み込まれたガイドスリーブ240を備えた保持インサート235が、側方から見て概略的に横断面図で示されている。この保持インサート235は、
図2または
図3に記載された、ガイドスリーブ240を組み込まれた保持インサート235であってよい。保持インサート235は、本実施例によればガイドスリーブ240と一体に成形されている。ガイドスリーブ240の外径は、本実施例によれば、1つの係止舌片288から反対側に位置しているように配置された係止舌片288に至るまでの間隔よりも小さい。
【0047】
図5には、一実施例による電気空気圧式のモジュレータ110の、組み込まれたガイドスリーブを備えた保持インサート235が、下方から見て概略的に平面図で示されている。この保持インサート235は、
図4において記載された、ガイドスリーブを組み込まれた保持インサート235であってよい。ガイドスリーブとは反対側に位置している端部において、保持インサート235の円形の縁部には、複数の係止舌片288が環状に配置されている。本実施例によれば縁部は、例えば20の係止舌片288を有しており、これらの係止舌片288は、互いに均等に間隔をおいて環状に縁部に配置されている。
【0048】
図6には、一実施例による、ハウジング115を備えた電気空気圧式のモジュレータ110が概略的に示されている。このモジュレータ110は、
図3に記載されたモジュレータ110であってよく、本実施例によるガイド室区分275には、
図3に記載されたモジュレータ110に対して、アンダカットの代わりに溝500が成形されているという相違がある。
【0049】
保持インサート235は、本実施例によれば係止舌片を有していない。保持インサート235またはモジュレータ110は、本実施例によればスナップリング505を有しており、このスナップリング505は、保持インサート235よりも大きな直径を有している。溝500は、本実施例によれば、収容室壁内に環状に、かつ/または収容室の収容室壁に対して垂直に例えば環状溝として一体成形されている。スナップリング505の環状の縁部区分は、本実施例によれば溝500内に収容されている。これによって、消音器の前の最後の内側部分は、溝500内に係合したスナップリング505によってハウジング115内において保持される。
【0050】
図7には、一実施例による、電気空気圧式のモジュレータを製造するための方法700のフローチャートが示されている。モジュレータは、
図1~
図3および
図6に記載されたモジュレータであってよい。
【0051】
方法700は、準備のステップ705、挿入のステップ710、および導入のステップ715を含んでいる。準備のステップ705において、ハウジングが準備される。挿入のステップ710において、電気コンポーネント、および付加的にまたは代替的に電子コンポーネントが、ハウジングの電気室内にハウジングの第1の側から挿入される。導入のステップ715において、リレーピストンおよびガイド装置が、ハウジングの収容室内にハウジングの第2の側から導入され、これによって、電気空気圧式のモジュレータを製造することができる。
【0052】
挿入のステップ710と導入のステップ715とは、同時に実施されてもまたは時間的にずらされて実施されてもよい。挿入のステップ710は、導入のステップ715の前または後に実施することができる。
【0053】
この方法は、例えばソフトウエアまたはハードウエアにおいて、またはソフトウエアとハードウエアとから成る混合形態において、例えば制御器において実行されていてよい。
【0054】
実施例が、第1の特徴と第2の特徴との間において「および/または」という接続詞を含んでいる場合には、このことは、一実施形態による実施例は、第1の特徴と第2の特徴とを共に有しており、別の実施形態によれば、第1の特徴だけまたは第2の特徴だけを有していると理解すべきである。
【符号の説明】
【0055】
100 車両
105 ブレーキシステム
110 電気空気圧式のモジュレータ
115 ハウジング
120 電気コンポーネントおよび/または電子コンポーネント
125 リレーピストン
130 ガイド装置
135 電気室
140 収容室
145 第1の側
150 第2の側
170 リザーブ容器
172 電気制御装置
173 フットブレーキ装置
174 ホイールブレーキ装置
180 電気的な制御入力部
182 リザーブ接続部
183 空気圧的な制御入力部
184 ブレーキ出力部
200 ボード
205 電磁弁
210 圧力センサ
215 圧力管片
220 流入座リング
225 カラー
230 カラーばね
235 保持インサート
240 ガイドスリーブ
245 消音器
250 分離ディスク
255 電気室底部
260 収容室底部
265 収容開口
270 ピストン室区分
275 ガイド室区分
280 圧力出口通路
282 リザーブ接続通路
285 空気圧的な制御入力通路
286 接続通路
287 アンダカット
288 係止舌片
289 中間室区分
290 段部
291 センタリングロッド
292 電気室カバー
295 収容室カバー
500 溝
505 スナップリング
700 電気空気圧式のモジュレータを製造するための方法
705 準備のステップ
710 挿入のステップ
715 導入のステップ