(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-31
(45)【発行日】2022-11-09
(54)【発明の名称】アンテナアレイ装置
(51)【国際特許分類】
H01Q 1/52 20060101AFI20221101BHJP
H01Q 21/06 20060101ALI20221101BHJP
H01Q 13/08 20060101ALI20221101BHJP
【FI】
H01Q1/52
H01Q21/06
H01Q13/08
(21)【出願番号】P 2021158497
(22)【出願日】2021-09-28
【審査請求日】2021-09-28
(31)【優先権主張番号】202110520119.1
(32)【優先日】2021-05-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】596039187
【氏名又は名称】台達電子工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DELTA ELECTRONICS,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼傑超
(72)【発明者】
【氏名】陳▲彦▼廷
(72)【発明者】
【氏名】許向榮
【審査官】佐藤 当秀
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2010-0124368(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0169550(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0006367(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2021/0143557(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0365536(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 1/00- 21/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の表面及び第2の表面を含む基板と、
前記第1の表面に設けられ、第1の偏波方向及び前記第1の偏波方向と逆である第2の偏波方向を有し、それぞれ第1のビアを有する複数のアンテナユニットと、
前記第2の表面に設けられる金属接地板と、
隣接する2つのアンテナユニットの間に設けられ、その配列方向が前記第1の偏波方向及び前記第2の偏波方向に垂直であり、それぞれ外側端及び前記外側端と対向するとともに第2のビアを介して前記金属接地板に接続される内側端を含む隣接する2つの隔離ユニットである第1の隔離ユニット群と、
を含むアンテナアレイ装置。
【請求項2】
それぞれ前記第1の隔離ユニット群に隣接し、且つ前記隣接する2つのアンテナユニットの間に設けられる第2の隔離ユニット群を更に含む請求項1に記載のアンテナアレイ装置。
【請求項3】
前記第2の隔離ユニット群の配列方向は、前記第1の隔離ユニット群の配列方向に平行であり、前記アンテナユニットは、各々の前記第1のビアを介してアンテナ給電点に接続される請求項2に記載のアンテナアレイ装置。
【請求項4】
前記隣接する2つのアンテナユニットの前記第1のビアの間の距離は、前記アンテナユニットの共振帯域の中心周波数の波長の二分の一である請求項3に記載のアンテナアレイ装置。
【請求項5】
前記アンテナユニットの2つ毎のアンテナユニットの間には、それぞれ前記第1の隔離ユニット群及び前記第2の隔離ユニット群が設けられる請求項2に記載のアンテナアレイ装置。
【請求項6】
第3の隔離ユニット群と、
第4の隔離ユニット群と、
を更に含み、
前記アンテナユニットの2つ毎のアンテナユニットの間には、それぞれ前記第3の隔離ユニット群及び前記第4の隔離ユニット群が設けられる請求項1に記載のアンテナアレイ装置。
【請求項7】
前記2つの隔離ユニットは2つの金属ストリップからなり、前記金属ストリップの長さは、前記アンテナユニットの共振帯域の中心周波数の波長の四分の一である請求項1に記載のアンテナアレイ装置。
【請求項8】
前記2つの隔離ユニットの間の距離は、前記アンテナユニットの共振帯域の中心周波数の波長の二十分の一より小さい請求項1に記載のアンテナアレイ装置。
【請求項9】
前記アンテナユニットのそれぞれはエッジを含み、前記アンテナユニットと前記第1の隔離ユニット群の間に複数の間隔距離があり、前記間隔距離の長さは、前記エッジの長さの三分の一である請求項1に記載のアンテナアレイ装置。
【請求項10】
前記第1の偏波方向及び前記第2の偏波方向は何れも水平偏波方向、又は何れも垂直偏波方向である請求項1に記載のアンテナアレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第5世代の新たな無線システム(5G new radio;5G NR)の技術に関し、特に、アンテナアレイ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代の新たな無線システム(5G new radio;5G NR)のミリ波(mmWave)アンテナアレイ(antenna array)において、ステアリング角(steering angle)は、アンテナビーム(antenna beam)の達成可能なステアリング範囲の評価指標である。現在、パッチアンテナ(patch antenna)は、既に従来の5G NR mmWaveアンテナアレイに広く適用されている。しかしながら、パッチアンテナの間のカップリング効果(coupling effect)によって、そのステアリング角に影響を与える場合が多い。従って、如何にパッチアンテナの間のカップリング効果を減らしてステアリング角を増やすかは、当業者が早急に解決しようとする課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、第1の表面及び第2の表面を含む基板と、第1の表面に設けられ、第1の偏波方向及び第1の偏波方向と逆である第2の偏波方向を有し、それぞれ第1のビアを有する複数のアンテナユニットと、第2の表面に設けられる金属接地板と、隣接する2つのアンテナユニットの間に設けられ、その配列方向が第1の偏波方向及び第2の偏波方向に垂直であり、それぞれ外側端及び外側端と対向するとともに第2のビアを介して金属接地板に接続される内側端を含む隣接する2つの隔離ユニットである第1の隔離ユニット群と、を含むアンテナアレイ装置を提供する。
【0004】
以上に基づいて、本発明の提供するアンテナアレイ装置は、2つのアンテナユニットの間に設けられた隔離ユニットによってアンテナユニットの間の隔離度を増やすことで、アンテナユニットのステアリング角を増やすことができる。また、2つのアンテナユニットの間における隔離ユニットの数を増やすことでアンテナユニットのステアリング角を更に大幅に増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】本発明の実施例によるアンテナアレイ装置を示す上面図である。
【
図2】本発明の実施例によるアンテナアレイ装置の一部を示す上面図である。
【
図3】本発明の実施例によるアンテナアレイ装置の一部を示す側面図である。
【
図4】本発明の別の実施例によるアンテナアレイ装置を示す上面図である。
【
図5】本発明の別の実施例によるアンテナアレイ装置の一部を示す上面図である。
【
図6】本発明の別の実施例によるアンテナアレイ装置の一部を示す側面図である。
【
図7】本発明の別の実施例によるアンテナアレイ装置の一部の共振帯域及び隔離度(isolation)を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1は、本発明の実施例によるアンテナアレイ装置100を示す上面図であり、且つx-y平面における上面図である。
図2は、本発明の実施例によるアンテナアレイ装置100の一部SPを示す上面図であり、且つx-y平面における上面図である。
図3は、本発明の実施例によるアンテナアレイ装置100の一部SPを示す側面図であり、且つx-z平面における上面図である。
図1~
図3を同時に参照し、アンテナアレイ装置100は、基板Mと、第1のアンテナアレイP1と、第2のアンテナアレイP2と、金属接地板Gと、を含んでよい。
【0007】
なお、基板Mは、相互に対応する第1の表面SF1及び第2の表面SF2を含んでよい。第1のアンテナアレイP1は、複数のアンテナユニット(例えば、
図1に示すアンテナユニット110a)を含んでよく、第1のアンテナアレイP1における複数のアンテナユニットは、第1の表面SF1に設けられてよく、且つ第1の偏波方向(polarization direction)(例えば、-x方向)を有してよい。
【0008】
また、第2のアンテナアレイP2も、複数のアンテナユニット(例えば、
図1に示すアンテナユニット110b)を含んでよく、第2のアンテナアレイP2における複数のアンテナユニットも、第1の表面SF1に設けられてよく、且つ上記第1の偏波方向と逆である第2の偏波方向(例えば、x方向)を有してよい。
【0009】
注意すべきなのは、
図1~
図3における第1のアンテナアレイP1及び第2のアンテナアレイP2は、水平偏波方向(即ち、-x方向及びx方向)を有するが、垂直偏波方向を有してもよい(例えば、
図1~
図3における第1のアンテナアレイP1及び第2のアンテナアレイP2を反時計回りに90度回転した場合、第1のアンテナアレイP1の偏波方向及び第2のアンテナアレイP2の偏波方向は、それぞれ-y方向及びy方向となる)ことである。
【0010】
なお、金属接地板Gは、第2の表面SF2に設けられてよい。いくつかの実施例において、第1のアンテナアレイP1における複数のアンテナユニット及び第2のアンテナアレイP2における複数のアンテナユニットは、何れも各々のビア(via)(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおける第1のビアvia1)を介してアンテナ給電点に接続されてよい。
【0011】
また、第1のアンテナアレイP1は複数の隔離ユニット群(例えば、
図1の隔離ユニット群120a)を更に含んでよく、第2のアンテナアレイP2も複数の隔離ユニット群(例えば、
図1の隔離ユニット群120b)を含んでよい。更に、隔離ユニット群は、隣接する2つのアンテナユニットの間に設けられてよく(即ち、何れの隣接する2つのアンテナユニットの間にも1つの隔離ユニットが設けられてよい)、隔離ユニット群の配列方向は、第1の偏波方向及び第2の偏波方向に垂直である(例えば、第1の偏波方向及び第2の偏波方向がそれぞれ-x方向及びx方向である場合、隔離ユニット群の配列方向はy方向となる)。
【0012】
この実施例において、隔離ユニット群は、隣接する2つの隔離ユニット(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおける隔離ユニットstrip)であってよく、2つの隔離ユニットのそれぞれは、外側端(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおける隔離ユニットstripの外側端outer)及び外側端と対向する内側端(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおける隔離ユニットstripの内側端inner)を含んでよく、且つ内側端がビア(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおける隔離ユニットstripの第2のビアvia2)を介して金属接地板Gに接続可能である。
【0013】
いくつかの実施例において、基板Mは、絶縁材質で製造されたプリント回路板(printed circuit board;PCB)であってよく、その材質がテフロン(登録商標)(PTFE)又はエポキシ樹脂(FR4)等の、PCBの製造によく用いられる材質であってよい。それにより、第1のアンテナアレイP1、第2のアンテナアレイP2及び隔離ユニット群を直接印刷により基板Mに設けることができる(例えば、第1のアンテナアレイP1及び第2のアンテナアレイP2として基板Mに複数のパッチアンテナを印刷してよく、また隔離ユニット群における隔離ユニットとして基板Mに複数の金属ストリップ(strip)を印刷してよい)。また、金属接地板Gは、銅箔等の金属材質で製造されてよい。
【0014】
いくつかの実施例において、隔離ユニット群における隔離ユニットの長さ(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおける長さL1)は、何れも第1のアンテナアレイP1及び第2のアンテナアレイP2の共振帯域の中心周波数の波長の四分の一であってよい。
【0015】
いくつかの実施例において、隔離ユニット群における隔離ユニットの間の距離(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおける距離D1)は、何れも第1のアンテナアレイP1及び第2のアンテナアレイP2の共振帯域の中心周波数の波長の二十分の一より小さくてよい。
【0016】
いくつかの実施例において、上記したアンテナユニット(即ち、第1のアンテナアレイP1及び第2のアンテナアレイP2における全てのアンテナユニット)のうちの隣接する両者の第1のビアの間の距離(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおける距離D2)は、第1のアンテナアレイP1及び第2のアンテナアレイP2の共振帯域の中心周波数の波長の二分の一である。
【0017】
いくつかの実施例において、第1のアンテナアレイP1及び第2のアンテナアレイP2におけるアンテナユニットは、何れも2つのエッジ(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおけるエッジE1及びE2)を含んでよく、2つのエッジの長さ(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおける長さL2)は等しくてよい。更なる実施例において、アンテナユニット及び隣接する隔離ユニット群の間の距離(例えば、
図2のアンテナアレイ装置100の一部SPにおける距離D3)は、上記エッジの長さの三分の一であってよい。
【0018】
いくつかの実施例において、隔離ユニット群は、これらのアンテナユニットの間の信号を隔離するように、各々のビアによってこれらのアンテナユニットと共振することができる。つまり、アンテナユニットの発生した信号の一部は、隔離ユニット群のビアの位置を経由して近くのアンテナユニットを干渉する可能性があるため、これらのビアによってアンテナユニットと共振することで、アンテナユニットの発生した信号の一部が近くのアンテナユニットを干渉することを防止することができる。それにより、これらのアンテナユニットの間の隔離度(isolation)を大幅に増やして、各アンテナユニットのステアリング角(steering angle)を増やすことができる。
【0019】
以上に基づいて、上記アンテナアレイ装置100は、2つの隣接するアンテナユニットの間に設けられた1つの隔離ユニット群によってアンテナユニットの間の隔離度を増やすことで、各アンテナユニットのステアリング範囲を大幅に大きくすることができる。
【0020】
注意すべきなのは、2つの隣接するアンテナユニットの間に、1つの隔離ユニット群以外、更に2つ目の隔離ユニット群を設けてもよいことである。従って、以下、2つの隣接するアンテナユニットの間に2つの隔離ユニット群が設けられる実施例を提案する。
【0021】
図4は、本発明の別の実施例によるアンテナアレイ装置200を示す上面図であり、且つx-y平面における上面図である。
図5は、本発明の別の実施例によるアンテナアレイ装置200の一部SP'を示す上面図であり、且つx-y平面における上面図である。
図6は、本発明の別の実施例によるアンテナアレイ装置200の一部SP'を示す上面図であり、且つx-z平面における上面図である。
図4~
図6を同時に参照し、アンテナアレイ装置200は、
図1~
図3におけるアンテナアレイ装置100と類似する配置形態を採用してよく、両者の相違点は、2つの隣接するアンテナユニットの間に設けられた隔離ユニット群の数が異なることのみにある(即ち、アンテナアレイ装置200は、2つの隔離ユニット群の設置形態を採用するが、アンテナアレイ装置100は、1つの隔離ユニット群の設置形態を採用する)。従って、ここで相違点のみについて説明し、その他の類似する部分について繰り返して説明しない。
【0022】
具体的には、アンテナアレイ装置200の第1のアンテナアレイP1及び第2のアンテナアレイP2における隣接する2つのアンテナユニットの間に、1つの隔離ユニット群(例えば、
図4における隔離ユニット群120a及び120b)以外、更に別の隔離ユニット群(例えば、
図4における別の隔離ユニット群130a及び130b)を設けてもよい。つまり、別の隔離ユニット群は、それぞれ1つの隔離ユニット群に隣接し、且つ隣接する2つのアンテナユニットの間に設けられ、これらの別の隔離ユニット群の配列方向は、それぞれこれらの1つの隔離ユニット群の配列方向に平行である。
【0023】
いくつかの実施例において、別の隔離ユニット群及び隣接する隔離ユニット群の間の距離(例えば、
図5のアンテナアレイ装置200の一部SP'における距離D1)は、第1のアンテナアレイP1及び第2のアンテナアレイP2の共振帯域の中心周波数の波長の二十分の一より小さくてよい。
【0024】
いくつかの実施例において、隣接する2つのアンテナユニットの間に設けられた2つの隔離ユニット群の各々のビアは、これらのアンテナユニットの間の信号を隔離するように、これらのアンテナユニットと共振することができる。つまり、1つのアンテナユニットの発生した信号の一部は、この2つの隔離ユニット群のビアの位置を経由して近くのアンテナユニットを干渉する可能性があるため、これらのビアによってアンテナユニットと共振することで、このアンテナユニットの発生した信号の一部が近くのアンテナユニットを干渉することを防止することができる。それにより、これらのアンテナユニットの間の隔離度(この隔離度は、隣接する2つのアンテナユニットの間に単一の隔離ユニット群のみが設けられた場合の隔離度よりも好ましい)を更に増やし、各アンテナユニットのステアリング範囲を更に大きくすることができる。
【0025】
注意すべきなのは、この別の隔離ユニット群は、隔離ユニット群と同じ構造を有してよいことであるため、ここで繰り返して説明しない。
【0026】
図7は、本発明の別の実施例によるアンテナアレイ装置200の一部SP'の共振帯域及び隔離度(カップリング係数(s-parameter)及び周波数)を示す模式図である。
図4~
図7を同時に参照し、アンテナアレイ装置200の一部SP'の共振帯域opは約27.08GHz~29.93GHzであり(-10dBの帯域より小さい)、その中心周波数は約28GHzである。このように、アンテナアレイ装置200の一部SP'の隔離度isoは約-25dBである。つまり、アンテナアレイ装置200の一部SP'の隔離度isoは、第5世代の新たな無線システム(5G new radio;5G NR)規格の隔離度の要求(即ち、-20dBより小さい)を満たすことができる。
【0027】
以上に基づいて、上記アンテナアレイ装置200は、2つの隣接するアンテナユニットの間に設けられた2つの隔離ユニット群によってアンテナユニットの間の隔離度を更に増やすことで、各アンテナユニットのステアリング角を大幅に増やすことができる。
【0028】
以上を纏めると、本発明のアンテナアレイ装置は、上記隔離ユニットの設置形態によってアンテナユニットの隔離度を大幅に増やすことができる。それにより、各アンテナユニットの隔離度が大幅に増やされた場合、カップリング効果(coupling effect)を招くことなくアンテナユニットのステアリング角を大幅に増やすことができる。
【0029】
本発明は、実施例により前述の通りに開示されたが、実施例が本発明を限定するものではなく、当業者であれば、本発明の精神と範囲から逸脱しない限り、多様の変更や修飾を加えることができる。従って、本発明の保護範囲は、下記特許請求の範囲で指定した内容を基準とするものである。
【符号の説明】
【0030】
100、200 アンテナアレイ装置
110a、110b アンテナユニット
120a、120b 隔離ユニット群
130a、130b 別の隔離ユニット群
P1 第1のアンテナアレイ
P2 第2のアンテナアレイ
M 基板
G 金属接地板
SP、SP' アンテナアレイ装置の一部
D1~D3 距離
L1~L2 長さ
via1 第1のビア
via2 第2のビア
outer 外側端
inner 内側端
E1~E2 エッジ
strip 隔離ユニット
SF1 第1の表面
SF2 第2の表面
op 共振帯域
iso 隔離度
【要約】
【課題】アンテナアレイ装置を提供する。
【解決手段】第1の表面及び第2の表面を含む基板と、第1の表面に設けられ、第1の偏波方向及び第1の偏波方向と逆である第2の偏波方向を有し、それぞれ第1のビアを有する複数のアンテナユニットと、第2の表面に設けられる金属接地板と、隣接する2つのアンテナユニットの間に設けられ、その配列方向が第1の偏波方向及び第2の偏波方向に垂直であり、それぞれ外側端及び外側端と対向するとともに第2のビアを介して金属接地板に接続される内側端を含む隣接する2つの隔離ユニットである第1の隔離ユニット群と、を含むアンテナアレイ装置。
【選択図】
図1