(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-31
(45)【発行日】2022-11-09
(54)【発明の名称】オンラインアップグレード設定をサポートする調整可能な双方向伝送マイクロ光電システム
(51)【国際特許分類】
H04B 10/40 20130101AFI20221101BHJP
H04B 10/2575 20130101ALI20221101BHJP
【FI】
H04B10/40
H04B10/2575
(21)【出願番号】P 2021521103
(86)(22)【出願日】2020-03-06
(86)【国際出願番号】 CN2020078274
(87)【国際公開番号】W WO2020220829
(87)【国際公開日】2020-11-05
【審査請求日】2021-04-16
(31)【優先権主張番号】201910355189.9
(32)【優先日】2019-04-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201920606928.2
(32)【優先日】2019-04-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521098892
【氏名又は名称】杭州芯耘光電科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】王 宗旺
(72)【発明者】
【氏名】夏 暁亮
【審査官】船越 亮
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107017948(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0236188(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 10/40
H04B 10/2575
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンラインアップグレード設定をサポートする
双方向伝送マイクロ光電システムであって、
高速電気信号のインターフェース及びシステムの内部と外部との情報インタラクションに用いられるゴールドフィンガ、送信端クロックデータリカバリチップ(CDR)、受信端CDR、マイクロプロセッサ、及び光信号を送受信するための内部光システムが設けられた、基板、を含み、
ゴールドフィンガと送信端CDRとの間、送信端CDRと内部光システムとの間、内部光システムと受信端CDRとの間、受信端CDRとゴールドフィンガとの間は高速電気信号リンクによって接続され、マイクロプロセッサがゴールドフィンガ、送信端CDR、受信端CDR及び内部光システムとの間は通信可能に接続され
、
前記マイクロ光電システムの内部には特定のデータフォーマットにマッチングするプログラムが埋め込まれており、該プログラムは、前記マイクロ光電システムがホストコンピュータからのデータを受信した時に、該データが通常の通信業務データであるか、システムに対するアップグレード設定データであるかを認識するために用いられるものであり、ここで、前記システムに対するアップグレード設定データは、アップグレードと設定が必要である情報を前記特定のデータフォーマットでパッケージしてアップグレード設定が必要であるマイクロ光電システムに送信されるものであり、前記データがシステムに対するアップグレード設定データである場合に、該アップグレード設定が必要であるマイクロ光電システムのチャネルの通常の通信業務が中断されて、該チャネルを通じてアップグレード及び設定しようとするコンテンツが該マイクロ光電システムに書き込まれる、
ことを特徴とするオンラインアップグレード設定をサポートする
双方向伝送マイクロ光電システム。
【請求項2】
前記内部光システムは、レーザドライバ、レーザ、レーザ基板、送信端光学フィルタ、45度光学反射器、反射鏡、受信端光学フィルタ、PDアレイ、及びトランスインピーダンスアンプとコアを含み、
レーザドライバはレーザを駆動するのに用いられ、レーザはレーザ基板に設置され、レーザより射出されたレーザ光は送信端光学フィルタによってフィルタリングされた後、45度光学反射器によって反射され、反射鏡によって受信端光学フィルタに伝送され、受信端光学フィルタはフィルタリングするのに用いられ、最後にレーザ光はPDアレイに伝送され、コアは同時にレーザドライバ、トランスインピーダンスアンプ及び外部のマイクロプロセッサに通信可能に接続され、トランスインピーダンスアンプは信号を増幅するのに用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインアップグレード設定をサポートする
双方向伝送マイクロ光電システム。
【請求項3】
前記内部光システムは、さらに、レーザドライバ、レーザ基板とレーザの動作温度を制御するための半導体熱電クーラー(TEC)を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のオンラインアップグレード設定をサポートする
双方向伝送マイクロ光電システム。
【請求項4】
前記内部光システムは、さらに、入射した光波をマイクロ光電システムに結合させ、射出された光波を光ファイバに結合させるアダプタを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のオンラインアップグレード設定をサポートする
双方向伝送マイクロ光電システム。
【請求項5】
前記内部光システムは、さらに、入射した光波をマイクロ光電システムに結合させ、射出された光波を光ファイバに結合させるアダプタを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載のオンラインアップグレード設定をサポートする
双方向伝送マイクロ光電システム。
【請求項6】
さらに、光ファイバによって接続されるマイクロ光電システムを有するアクティブアンテナ処理ユニット(AAU)と分布ユニット(DU)を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のオンラインアップグレード設定をサポートする
双方向伝送マイクロ光電システム。
【請求項7】
さらに、光ファイバによって接続されるマイクロ光電システムを有するアクティブアンテナ処理ユニット(AAU)と分布ユニット(DU)を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のオンラインアップグレード設定をサポートする
双方向伝送マイクロ光電システム。
【請求項8】
前記マイクロ光電システムはホストコンピュータのアドレス付与ネットワークによって制御される、
ことを特徴とする請求項6に記載のオンラインアップグレード設定をサポートする
双方向伝送マイクロ光電システム。
【請求項9】
前記マイクロ光電システムはホストコンピュータのアドレス付与ネットワークによって制御される、
ことを特徴とする請求項7に記載のオンラインアップグレード設定をサポートする
双方向伝送マイクロ光電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光通信技術分野に関し、特にオンラインアップグレード設定をサポートする調整可能な双方向伝送マイクロ光電システムに関する。
【背景技術】
【0002】
5G無線通信の到来に伴って、5Gの様々な業務ニーズを満足するため、ネットワークをより柔軟に、スマートに、統合的に、オープンにするのに、4G無線ネットワークに比べ、5Gネットワークは業務に対して改めてスライス処理を行うことが避けられない需要であり、BBUベースバンド部分は、CUとDU2つのロジックユニットに分割され、PDCP層とそれ以上のプロトコル機能はCUによって実現され、PDCP以下の無線プロトコル機能はDUによって実現され、無線周波数ユニット、一部のベースバンドの物理層機能及びアンテナがAAUを構成する。5G RANアーキテクチャの変化に基づき、5Gの基幹ネットワーク(Backbone network)はフロントホール(AAU-DU)、ミドルホール(DU-CU)、バックホール(CU-コアネットワーク)3つの部分により構成される。5Gネットワークの高速度、低遅延、高信頼性と高精度同期などの性能は、フロントホール、ミドルホール又はバックホールのいずれの関連機器も迅速、効果的且つ最低遅延の業務変換が実行できることを要求する。5Gの初期は、ビジネス機器の5G配置要求を満足することに基づき、AAUとDUの重要な構成ユニットのマイクロ光電システムに対し様々な業務設定を要求する。現在、5G実験試験局におけるフロントホールの主要案は100G CWDM4と100G WDM PONの案であり、その案にある課題は、100G CWDM4案が大きな光ファイバリソースを必要とすると同時に基本的にオンラインアップグレードと設定機能がなく、マイクロ光電システムに対し最下層のアップグレードを設定する時に改めてプラグインする操作を実行する必要があることであり、100G WDM PON案が専用のMAC層とCPRIの業務変換を必要とすると同時に上記設定可能な機能がないことである。
【発明の概要】
【0003】
本発明の目的は従来技術におけるマイクロ光電システムに対し最下層のアップグレードを設定する時に改めてプラグインする必要があり、使用上の不便を来す欠陥を解消するための、オンラインアップグレード設定をサポートする調整可能な双方向伝送マイクロ光電システムを提供することである。
【0004】
本発明の目的は下記の技術的解決手段によって実現される。
【0005】
オンラインアップグレード設定をサポートする調整可能な双方向伝送マイクロ光電システムであって、高速電気信号のインターフェース及びシステムの内部と外部との情報インタラクションに用いられるゴールドフィンガ(金端子)、送信端クロックデータリカバリチップ(CDR)、受信端CDR、マイクロプロセッサ、及び光信号を送受信するための内部光システムが設けられた基板を含み、ゴールドフィンガと送信端CDRとの間、送信端CDRと内部光システムとの間、内部光システムと受信端CDRとの間、受信端CDRとゴールドフィンガとの間は、高速電気信号リンクによって接続され、マイクロプロセッサとゴールドフィンガ、送信端CDR、受信端CDR及び内部光システムとの間は通信可能に接続される。
【0006】
送信端CDRの機能はシングルボードにより入力される高速電気信号を再び回復成形し内部光システムに送信することである。受信端CDRの役割は内部光システムにより出力される高速電気信号を回復成形してからゴールドフィンによってシングルボードに送信することである。マイクロプロセッサは、システム全体の状態の検出、送信端CDRと受信端CDRに対する設定、内部マイクロ光電システムに対する設定と制御を担当し、同時にゴールドフィンガを通じて外部マザーボードと通信する。基板の役割は上記に使用される機能ブロックを支えるとともに接続チャネルを提供することである。
【0007】
1つの好ましい解決手段として、前記内部光システムは、レーザドライバ、レーザ、レーザ基板、送信端光学フィルタ、45度光学反射器、反射鏡、受信端光学フィルタ、PDアレイ、及びトランスインピーダンスアンプ(Transimpedance Amplifier)とコアを含み、レーザドライバはレーザを駆動するのに用いられ、レーザはレーザ基板に設置され、レーザにより射出されたレーザ光は送信端光学フィルタによってフィルタリングされた後、45度光学反射器によって反射され、反射鏡によって受信端光学フィルタに伝送され、受信端光学フィルタはフィルタリングに用いられ、最後にレーザ光はPDアレイに伝送され、コアは同時にレーザドライバ、トランスインピーダンスアンプ及び外部のマイクロプロセッサに通信可能に接続され、トランスインピーダンスアンプは信号を増幅するのに用いられる。コアの機能は、レーザドライバを設定することにより、正常な動作機能を実現しその動作状態を検出し、トランスインピーダンスアンプを設定することにより、正常な動作機能を実現しその動作状態を検出すると同時に、レーザとPDアレイの動作状態を検出することである。トランスインピーダンスアンプの役割は、PDアレイにより発生される小信号をフロントエンド増幅することである。通信インターフェースの機能は、マイクロプロセッサとその接続されたその他のサブシステムとの間に通信すると同時に、マザーボードとの通信機能も担うことである。PDアレイの機能は、入力された光信号を電気信号に変換しトランスインピーダンスアンプに送信することである。受信端光学フィルタの機能は、波長を選択的に通過させ、受信端の無駄な光波をフィルタリングし、受信端の設定された光波をPDアレイに伝送させることである。反射鏡の機能は、入射した光波を受信端光学フィルタに平行に反射することである。レーザドライバの機能は、正常に発光するようにレーザを駆動すると同時に、電気信号をレーザに変調することである。レーザ基板はレーザのキャリアとして存在する。送信端光学フィルタの機能は、レーザより射出される設定光波が正常に伝送されるようにし、その他の光波がレーザを干渉しないようにすることである。45度光学反射器の役割は、入射した光波を反射鏡に反射させることである。
【0008】
1つの好ましい解決手段として、前記内部光システムは、さらに、レーザドライバ、レーザ基板とレーザの動作温度を制御するための、半導体熱電クーラー(TEC、ThermoElectric Cooler)を含む。
【0009】
1つの好ましい解決手段として、前記内部光システムは、さらに、入射した光波をマイクロ光電システムに結合し、射出された光波を光ファイバに結合させるためのアダプタを含む。
【0010】
1つの好ましい解決手段として、該調整可能な双方向伝送マイクロ光電システムは、さらに、光ファイバによって接続されるマイクロ光電システムを有するアクティブアンテナ処理ユニット(AAU)と分布ユニット(DU)を含む。
【0011】
1つの好ましい解決手段として、前記マイクロ光電システムはホストコンピュータのアドレス付与ネットワークによって制御される。
【0012】
本発明の好適な効果は以下のとおりである。
【0013】
1、マイクロ光電システムは単芯双方向で伝送することにより、光ファイバの使用量を低下させ、DUとAAUとの間のブラインドプラグインを実現する。
【0014】
2、あるチャネルの受信端に基づいてシステムを設定アップグレードし、業務端末とマイクロシステムのプラグインを必要としない。
【0015】
3、リモートアップグレード設定の管理を実現することができ、労働力を節約する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【0017】
【
図2】本発明のマイクロ光電システムのリモートアップグレード設定を示す図である。
【0018】
1、ゴールドフィンガ
2、高速電気信号リンク
3、送信端クロックデータリカバリチップ(CDR)
4、受信端CDR
5、マイクロプロセッサ
6、内部光システム
7、半導体熱電クーラー(TEC)
8、コア
9、トランスインピーダンスアンプ
10、通信可能に接続
11、PDアレイ
12、受信端光学フィルタ
13、反射鏡
14、レーザドライバ
15、レーザ基板
16、レーザ
17、送信端光学フィルタ
18、45度光学反射器
19、アダプタ
20、基板
21、アクティブアンテナ処理ユニット(AAU)
22、光ファイバ
23、分布ユニット(DU)
24、ホストコンピュータ
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面と実施例に合わせて本発明をさらに説明する。
【0020】
実施例:オンラインアップグレード設定をサポートする調整可能な双方向伝送マイクロ光電システムであって、
図1に示すように、高速電気信号のインターフェース及びシステムの内部と外部との情報インタラクションに用いられるゴールドフィンガ1、送信端CDR3、受信端CDR4、マイクロプロセッサ5、及び光信号を送受信するための内部光システム6が設けられた基板20を含み、ゴールドフィンガと送信端CDRとの間、送信端CDRと内部光システムとの間、内部光システムと受信端CDRとの間、受信端CDRとゴールドフィンガとの間は高速電気信号リンクによって接続され、マイクロプロセッサがゴールドフィンガ、送信端CDR、受信端CDR及び内部光システムとの間は通信可能に接続される10。内部光システムは、レーザドライバ14、レーザ16、レーザ基板15、送信端光学フィルタ17、45度光学反射器18、反射鏡13、受信端光学フィルタ12、PDアレイ11、及びトランスインピーダンスアンプ9とコア8を含み、レーザドライバはレーザを駆動するのに用いられ、レーザはレーザ基板に設置され、レーザより射出されたレーザ光は送信端光学フィルタによってフィルタリングされた後、45度光学反射器によって反射され、反射鏡によって受信端光学フィルタに伝送され、受信端光学フィルタはフィルタリングするのに用いられ、最後にレーザ光はPDアレイに伝送され、コアは同時にレーザドライバ、トランスインピーダンスアンプと外部のマイクロプロセッサに通信可能に接続され、トランスインピーダンスアンプは信号を増幅するのに用いられる。内部光システムは、さらに、レーザドライバ、レーザ基板とレーザの動作温度を制御するための、半導体熱電クーラー(TEC)7を含む。内部光システムは、さらに、入射した光波をマイクロ光電システムに結合し、射出された光波を光ファイバに結合させるアダプタ19を含む。
【0021】
送信端CDRの機能は、シングルボードにより入力される高速電気信号を改めて回復成形し内部光システムに伝送することである。受信端CDRの役割は、内部光システムにより出力される高速電気信号を回復成形してからゴールドフィンを通じてシングルボードに伝送することである。マイクロプロセッサは、システム全体の状態の検出、送信端CDRと受信端CDRに対する設定、内部マイクロ光電システムに対する設定と制御を担当すると同時に、ゴールドフィンガを通じて外部マザーボードと通信する。基板の役割は、上記に使用される機能ブロックを支えるとともに接続チャネルを提供することである。コアの機能は、レーザドライバを設定することにより、正常な動作機能を実現し動作状態を検出し、トランスインピーダンスアンプを設定することにより、正常な動作機能を実現し動作状態を検出すると同時に、レーザとPDアレイの動作状態を検出することである。トランスインピーダンスアンプの役割は、PDアレイ11により発生される小さい信号をフロントエンド増幅することである。通信インターフェースの機能は、マイクロプロセッサとその接続されたその他のサブシステムとの間で通信させると同時に、マザーボードとの通信機能も担うことである。PDアレイの機能は、入力された光信号を電気信号に変換しトランスインピーダンスアンプに伝送することである。受信端光学フィルタの機能は、波長を選択的に通過させ、受信端の無駄な光波をフィルタリングすることにより、受信端の設定された光波をPDアレイに伝送させることである。反射鏡の機能は、入射した光波を受信端光学フィルタに平行に反射させることである。レーザドライバの機能は、正常に発光するようにレーザを駆動すると同時に、電気信号をレーザに変調させることである。レーザ基板は、レーザのキャリアとして存在する。送信端光学フィルタの機能は、レーザにより射出される設定光波が正常に伝送され、その他の光波がレーザを干渉しないようにすることである。45度光学反射器の役割は、入射した光波を反射鏡に反射させることである。
【0022】
図2に示すように、該調整可能な双方向伝送マイクロ光電システムは、さらに、光ファイバ22によって接続されるマイクロ光電システムを有するAAU21とDU23を含み、マイクロ光電システムはホストコンピュータ24のアドレス付与ネットワークによって制御される。5Gフロントホールの原理は以下の通りである。アップリンクにおいて、端末AAUは、受信した無線周波数信号をeCPRIプロトコルに従ってマルチチャネル光信号に変換し、マルチチャネル光信号はMUXによって合波された後、光ファイバを通じてローカル端DMUXに伝送され分波し、分波された後の光信号はローカル端DUユニットに1つずつ伝送され、各DUユニットはDUリングを構成する。ダウンリンクにおいて、ローカル端DUユニットはインバウンド信号をマルチチャネルの光信号に変換した後、MUXによって合波された後、ファイバを通じて端末DMUXに伝送され分波し、分波された後の信号は端末AAUに1つずつ伝送された後、無線信号で送信される。
【0023】
ホストコンピュータはネットワークケーブルを通じてシステム全体に対する設定管理を行う。ホストコンピュータはネットワークケーブルを通じてAAUとDUにプラグされた各マイクロ光電システムにアドレスを付与することができ、例えば、AAUとDU上のあるマイクロ光電システムに対するアップグレード設定が必要である場合、マイクロ光電システムをAAUとDUから外す必要なく、1つのファイバチャネルを使用することによって、アップグレードと設定が必要である情報を特定のデータフォーマットでパッケージしてアップグレード設定が必要であるマイクロ光電システムに送信し、マイクロ光電システムの内部に上記データフォーマットにマッチングするプログラムを埋め込み、マイクロ光電システムがデータを受信した時にそれが通常通りの通信業務データであるか、システムに対するアップグレード設定データであるかを認識する。システムに対するアップグレード設定データである場合、マイクロ光電システムは自動的にその他のリンクの通常通りの通信業務が中断しないように維持すると同時に、該リンクの通常の通信業務を中断させ、該リンクを通じてアップグレード及び設定しようとするコンテンツをマイクロ光電システムに書き込む。さらなる説明が必要なことは、本願は調整可能な双方向伝送マイクロ光電システムに基づきオンラインアップグレードと設定を実現することであり、そのアップグレードは、最下層ドライバのアップグレード、レジスタ情報のアップグレード、ユーザ情報エリアのアップグレードなどのアップグレードを含むが、上記アップグレード内容に限定されず、その設定可能な部分は波長調整設定、専用レジスタdebug設定、一部のマイクロシステムの機能モジュールの性能調整設定などの設定を含むが、同じく上記設定内容に限定されない。実現方法としては、本願の上記受信端によって実現することができ、ゴールドフィンガの電気的インターフェースによって実現することもできるが、具体的な実現方法はユーザの実際のアプリケーションシーンのニーズに基づいて柔軟に調整することができる。
【0024】
上記実施例は本発明の1つの好ましい解決手段に過ぎず、本発明に対する如何なる形式的な限定ではなく、請求項に記載の技術的解決手段を超えない前提でその他の変形及び改良を行うことができる。