IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 東海旅客鉄道株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-集電電流監視装置 図1
  • 特許-集電電流監視装置 図2
  • 特許-集電電流監視装置 図3
  • 特許-集電電流監視装置 図4
  • 特許-集電電流監視装置 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-31
(45)【発行日】2022-11-09
(54)【発明の名称】集電電流監視装置
(51)【国際特許分類】
   B60L 5/00 20060101AFI20221101BHJP
   B60L 3/00 20190101ALI20221101BHJP
【FI】
B60L5/00 Z
B60L3/00 N
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018151562
(22)【出願日】2018-08-10
(65)【公開番号】P2020028173
(43)【公開日】2020-02-20
【審査請求日】2021-05-25
(73)【特許権者】
【識別番号】390021577
【氏名又は名称】東海旅客鉄道株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】中村 幸太郎
(72)【発明者】
【氏名】下山 拓紀
(72)【発明者】
【氏名】水野 翔太
(72)【発明者】
【氏名】森田 由嗣
(72)【発明者】
【氏名】新村 涼太
【審査官】岩田 健一
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-093022(JP,A)
【文献】特開昭59-081251(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0131337(US,A1)
【文献】特開2019-221107(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60L 5/00
B60L 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1集電装置と第2集電装置とを備える鉄道車両に設置される集電電流監視装置であって、
第1集電装置に流れる第1電流と第2集電装置に流れる第2電流とを検知する検知部と、
前記検知部が検知した前記第1電流と前記第2電流とに基づいて鉄道車両の集電電流に対する規制の必要性を判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、一定の集計時間における前記第1電流が流れていない第1非通電時間が第1補助閾値を超えると共に前記第2電流が流れていない第2非通電時間が第2補助閾値を超え、かつ、前記第1非通電時間と前記第2非通電時間との和が閾値を超えた場合に、集電電流に対する規制が必要と判定する、集電電流監視装置。
【請求項2】
請求項1に記載の集電電流監視装置であって、
前記閾値は、前記鉄道車両の走行速度に応じて選択される、集電電流監視装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の集電電流監視装置であって、
前記閾値は、前記第1電流、前記第2電流、又は前記第1電流と前記第2電流との和に応じて選択される、集電電流監視装置。
【請求項4】
請求項1から請求項のいずれか1項に記載の集電電流監視装置であって、
前記集計時間は、前記鉄道車両の走行方向における前記第1集電装置と前記第2集電装置との距離を前記鉄道車両の走行速度で除した時間以上である、集電電流監視装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、集電電流監視装置に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道車両は、架線から電流を受け取るための複数の集電装置を備える。鉄道車両の走行時に、架線に例えば着氷霜等の異常がある場合、集電装置が架線に接触できないいわゆる離線が発生する。複数の集電装置において離線が同時に発生すると、アークが発生するため、集電装置が溶損し得る。
【0003】
そこで、架線における着氷霜を検出するための監視装置が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-93022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の監視装置では、2つの集電電流装置における集電電流間のアンバランスを検知し、着氷霜を判定する。この着氷霜の判定に基づいて鉄道車両に集電電流規制(つまりノッチ規制)がなされ、アークの発生が抑制される。
【0006】
しかしながら、上述の監視装置では、集電電流規制によって各集電電流装置の集電電流が小さくなると、集電電流間のアンバランスも小さくなるため、異常が判定されにくくなる。そのため、架線の異常が存続している状態でも異常がないと判定されることで集電電流規制が解除され、その後集電電流の増加に伴う異常の検知によって集電電流規制が行われることが繰り返されるハンチングが発生し得る。
【0007】
本開示の一局面は、集電電流の大きさに関わらず、架線の異常に対応した集電電流規制が可能な集電電流監視装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様は、第1集電装置と第2集電装置とを備える鉄道車両に設置される集電電流監視装置である。集電電流監視装置は、第1集電装置に流れる第1電流と第2集電装置に流れる第2電流とを検知する検知部と、検知部が検知した第1電流と第2電流とに基づいて鉄道車両の集電電流に対する規制の必要性を判定する判定部と、を備える。判定部は、一定の集計時間における第1電流が流れていない第1非通電時間と第2電流が流れていない第2非通電時間との和が閾値を超えた場合に、集電電流に対する規制が必要と判定する。
【0009】
このような構成によれば、各集電装置に電流が流れていない時間(つまり第1非通電時間及び第2非通電時間)の和を用いて集電電流規制の判定を行うことで、一方の集電装置に故障等の異常が発生している状態を集電電流規制の対象から除外しつつ、架線に異常がある状態に対する集電電流規制を実施することができる。
【0010】
また、第1非通電時間及び第2非通電時間は、各集電装置における集電電流の大きさに依らず計測が可能である。そのため、集電電流の大きさに関わらず、架線の異常に対応し
た集電電流規制が実現される。
【0011】
本開示の一態様では、閾値は、鉄道車両の走行速度に応じて選択されてもよい。このような構成によれば、架線の異常に対する集電電流規制の判定精度を高めることができる。つまり、架線が正常な状態での電気離線の発生頻度は鉄道車両の走行速度に依存して変化するため、走行速度に合わせて閾値を設定することで判定精度が高まる。
【0012】
本開示の一態様では、閾値は、第1電流、第2電流、又は第1電流と第2電流との和に応じて選択されてもよい。このような構成によれば、集電電流が低くアーク溶損が発生しにくい状態における集電電流規制を抑制すると共に、集電電流が高い状態において積極的に集電電流規制を行うことができる。そのため、アーク発生を抑制しつつ、効率よく鉄道車両の運行を行うことができる。
【0013】
本開示の一態様では、判定部は、第1非通電時間が第1補助閾値を超えると共に第2非通電時間が第2補助閾値を超え、かつ、第1非通電時間と第2非通電時間との和が閾値を超えた場合に、集電電流に対する規制が必要と判定してもよい。このような構成によれば、第1集電装置及び第2集電装置のどちらかの非通電時間が小さい状態を集電電流規制の対象から除外できる。
【0014】
本開示の一態様では、集計時間は、鉄道車両の走行方向における第1集電装置と第2集電装置との距離を鉄道車両の走行速度で除した時間以上であってもよい。このような構成によれば、集計時間内に第1集電装置と第2集電装置とが同時に架線の異常部分を通過できるので、判定精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、実施形態における鉄道車両及び集電電流監視装置の構成を概略的に示すブロック図である。
図2図2は、図1の判定部が用いる閾値と鉄道車両の走行速度との関係を例示するグラフである。
図3図3は、図1の判定部が用いる閾値と集電電流との関係を例示するグラフである。
図4図4は、図1の判定部が用いる閾値及び補助閾値を例示するグラフである。
図5図5は、図1の判定部が実行する処理を概略的に示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す鉄道車両10は、第1集電装置11と、第2集電装置12と、主変換装置14と、主電動機15と、集電電流監視装置1とを備える。
【0017】
鉄道車両10は、車体の屋根に設置された第1集電装置11と第2集電装置12とを介して架線Lから供給される電力を主変換装置14に伝送し、主電動機15を駆動させて走行する。なお、主変換装置14及び主電動機15は、鉄道車両10を構成する車両ごとに設置されている。
【0018】
集電電流監視装置1は、鉄道車両10に配置され、架線Lにおける着氷霜等の異常を検知し、鉄道車両10の集電電流規制を行うように構成されている。集電電流監視装置1は、検知部2と、判定部3とを備える。
【0019】
<検知部>
検知部2は、第1集電装置11に流れる第1電流I1と、第2集電装置12に流れる第2電流I2とを検知する。
【0020】
検知部2は、第1電流I1及び第2電流I2を判定部3に送信する。なお、各集電装置の電流値は、予め決められた一定の間隔(つまり、サンプリングタイム)において取得される。
【0021】
<判定部>
判定部3は、検知部2が検知した第1電流I1と第2電流I2とに基づいて鉄道車両10の走行速度Vに対する規制、つまり集電電流に対する規制の必要性を判定する。
【0022】
具体的には、判定部3は、一定の集計時間における第1電流I1が流れていない第1非通電時間T1と第2電流I2が流れていない第2非通電時間T2との和T3が閾値S0を超えた場合に、集電電流に対する規制(つまり、集電電流を一定値以下とする制御)が必要と判定し、主変換装置14にノッチ規制に基づく集電電流規制の信号を送る。
【0023】
なお、第1非通電時間T1及び第2非通電時間T2は、同一の集計時間において集計される。第1非通電時間T1及び第2非通電時間T2は、それぞれ、集計時間内に電気が流れなかった時間の総計を意味する。
【0024】
第1非通電時間T1と第2非通電時間T2とを集計する集計時間は、任意に設定可能である。集計時間は、例えば、鉄道車両10が一定距離を走行する時間として設定することができる。ただし、上述のように各集電装置の電流値の検知にはサンプリングタイムが存在するため、集計時間は一定のルールに基づいて定めた時間とすることがよい。
【0025】
具体的には、集計時間は、鉄道車両10の走行方向Dにおける第1集電装置11と第2集電装置12との距離Pを鉄道車両10の走行速度Vで除した時間以上とするとよい。これにより、集計時間内に第1集電装置11と第2集電装置12とが同時に架線Lの異常部分を通過できるので、判定精度を高めることができる。なお、距離Pは、第1集電装置11の架線Lとの接点と、第2集電装置12の架線Lとの接点との距離を意味する。
【0026】
一方、集計時間が長すぎると、異常の判定までの時間が長くなり、集電電流規制の開始が遅くなる。そのため、集計時間の上限としては、架線のドラムピッチが好ましい。さらに、上記距離Pを鉄道車両10の走行速度Vで除した時間以上、かつ検知部2のサンプリングタイムの倍数となる最小の時間を集計時間とすることがより好ましい。
【0027】
なお、第1非通電時間T1及び第2非通電時間T2の代わりに、第1非通電時間T1及び第2非通電時間T2それぞれを集計時間で除した時間割合を用いて、上記判定を行ってもよい。この場合、閾値S0の次元は、時間ではなく、無次元となる。
【0028】
閾値S0は、予め定められた値である。閾値S0は、鉄道車両10の走行速度等の状態パラメータに依存しない定数であってもよいが、状態パラメータによって値が変化する関数又はテーブルであってもよい。
【0029】
例えば、閾値S0は、鉄道車両10の走行速度Vに応じて値が選択される関数又はテーブルであってもよい。図2は、走行速度Vと閾値S0との関係の一例である。一般に、走行速度Vが大きくなると走行速度Vは架線Lの波動伝播速度に近づく。これにより集電装置11,21の架線Lへの接触に伴う振動が減衰しづらくなり、集電装置11,21の架線Lへの追随性能が低下するため、架線Lが正常な状態での電気離線の発生頻度が高くな
る。なお、図2における複数の点は、第1非通電時間T1と第2非通電時間T2との和T3の計測結果の例を示す。
【0030】
そこで、走行速度Vが大きくなるほど閾値S0が大きくなるように設定することで、走行速度Vが大きいときの誤判定を抑制できる。このように、走行速度Vに合わせて閾値S0を設定することで判定精度が高まる。図2の走行速度VがV1以下の範囲では、閾値S0は一定である。図2の走行速度VがV1を超えた範囲では、走行速度Vの増加に合わせて線形的に閾値S0が増加する。
【0031】
また、閾値S0は、第1電流I1、第2電流I2、又は第1電流I1と第2電流I2との和I3に応じて値が選択される関数又はテーブルであってもよい。図3は、第1電流I1と閾値S0との関係の一例である。
【0032】
第1電流I1又は第2電流I2が低い状態では、アークが発生し難いので集電電流規制をする必要性が低い。そのため、第1電流I1又は第2電流I2が低い状態では、閾値S0を高くして不要な集電電流規制を避けると共に、第1電流I1及び第2電流I2が高い状態では、閾値S0を低くして積極的に集電電流規制を行うことで、効率よく鉄道車両の運行を行うことができる。
【0033】
図3では、第1電流I1がI0以下の領域において閾値S0は無限大、つまり存在しない。一方、第1電流I1がI0を超える領域において閾値S0は、一定である。つまり、図3における網掛けの領域は集電電流規制領域である。
【0034】
また、図3では、閾値S0に加え、2次閾値S1が設けられている。2次閾値S1は、第1非通電時間T1及び第2非通電時間T2の和T3が閾値S0を超えて集電電流規制が行われた後、集電電流規制を維持する判定を行うために設けられている。つまり、図3における2次閾値S1よりも大きい領域(つまり2次閾値S1よりも右側の領域)は集電電流規制維持領域である。
【0035】
このように、判定部3は、第1非通電時間T1及び第2非通電時間T2の和T3が閾値S0を超えた後、和T3が2次閾値S1以下となるまで、集電電流に対する規制を必要と判定し続ける。換言すれば、判定部3は、和T3が2次閾値S1以下となった場合に、集電電流に対する規制の解除信号を主変換装置14に出力する。なお、2次閾値S1は、図3では一定の値であるが、状況パラメータによって値が変化してもよい。
【0036】
さらに、判定部3は、図4に示すように、閾値S0に加え、第1補助閾値S2及び第2補助閾値S3を判定に使用してもよい。具体的には、判定部3は、第1非通電時間T1が第1補助閾値S2を超えると共に第2非通電時間T2が第2補助閾値S3を超え、かつ、第1非通電時間T1と第2非通電時間T2との和T3が閾値S0を超えた場合に、集電電流に対する規制が必要と判定する。これにより、第1集電装置11及び第2集電装置12のどちらかの非通電時間が小さい状態を集電電流規制の対象から除外できる。
【0037】
図4では、閾値S0を表す線分と、第1補助閾値S2を表す半直線と、第2補助閾値S3を表す半直線とに囲まれた網掛けの領域が集電電流規制領域である。なお、第1補助閾値S2及び第2補助閾値S3は、状況パラメータによって値が変化してもよい。
【0038】
また、走行中の鉄道車両10において、進行方向Dに対し後方の第2集電装置12では、前方の第1集電装置11よりも電気離線が生じやすい。そのため、第2補助閾値S3を第1補助閾値S2よりも大きくすることが好ましい。
【0039】
[1-2.処理]
以下、図5のフロー図を参照しつつ、判定部3が実行する集電電流規制判定処理について説明する。
【0040】
まず、判定部3は、第1非通電時間T1と第2非通電時間T2との和T3が閾値S0を超えているか判定する(ステップS10)。なお、図4のように補助閾値S2,S3を設けた場合は、第1非通電時間T1及び第2非通電時間T2それぞれについても補助閾値S2,S3を超えているか判定する。
【0041】
和T3が閾値S0を超えている場合(S10:YES)、判定部3は、集電電流に対する規制が必要と判定し(ステップS20)、主変換装置14に集電電流規制信号を送る。なお、補助閾値の設定がある場合は、全てのパラメータが閾値又は補助閾値を超えている場合のみ、ステップS20に進む。
【0042】
集電電流に対する規制が必要と判断した場合、判定部3は、引き続き現在の和T3が2次閾値S1以下か判定する(ステップS30)。和T3が2次閾値S1以下の場合(S30:YES)、判定部3は、集電電流に対する規制を維持する必要はないと判定し(ステップS40)、主変換装置14に集電電流規制解除信号を送った後、本処理をステップS10から繰り返す。
【0043】
一方、和T3が2次閾値S1を超えている場合(S30:NO)、判定部3は集電電流に対する規制を維持すると判定し(ステップS50)、和T3が2次閾値S1以下となるまでステップS30を繰り返す。
【0044】
ステップS10において、和T3が閾値S0以下の場合(S10:NO)、判定部3は、集電電流に対する規制が不要と判定し(ステップS60)、本処理をステップS10から繰り返す。
【0045】
なお、判定部3において2次閾値S1が設定されていない場合、ステップS30、ステップS40及びステップS50は省略が可能である。この場合は、例えば、集電電流規制後に一定の時間が経過した場合、ステップS10で和T3が閾値S0以下であると判断された場合等に、判定部3は、集電電流規制の解除信号を主変換装置14に送る。
【0046】
[1-3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)各集電装置に電流が流れていない時間(つまり第1非通電時間T1及び第2非通電時間T2)の和T3を用いて集電電流規制の判定を行うことで、一方の集電装置に故障等の異常が発生している状態を集電電流規制の対象から除外しつつ、架線Lに異常がある状態に対する集電電流規制を実施することができる。
【0047】
(1b)第1非通電時間T1及び第2非通電時間T2は、各集電装置における集電電流の大きさに依らず計測が可能である。そのため、集電電流の大きさに関わらず、架線Lの異常に対応した集電電流規制が実現される。
【0048】
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0049】
(2a)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。ま
た、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
【符号の説明】
【0050】
1…集電電流監視装置、2…検知部、3…判定部、10…鉄道車両、
11…第1集電装置、12…第2集電装置、14…主変換装置、15…主電動機。
図1
図2
図3
図4
図5