(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-31
(45)【発行日】2022-11-09
(54)【発明の名称】食器洗浄機
(51)【国際特許分類】
A47L 15/50 20060101AFI20221101BHJP
A47L 15/42 20060101ALI20221101BHJP
【FI】
A47L15/50
A47L15/42 A
(21)【出願番号】P 2019010792
(22)【出願日】2019-01-25
【審査請求日】2021-09-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000305
【氏名又は名称】弁理士法人青莪
(72)【発明者】
【氏名】宮川 友成
(72)【発明者】
【氏名】加藤 哲也
(72)【発明者】
【氏名】赤堀 友哉
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-030165(JP,A)
【文献】特開2011-078572(JP,A)
【文献】特開2004-351082(JP,A)
【文献】特開2017-176319(JP,A)
【文献】特開2018-117868(JP,A)
【文献】特開2011-147630(JP,A)
【文献】特開2002-300995(JP,A)
【文献】特開2001-178670(JP,A)
【文献】米国特許第05497890(US,A)
【文献】中国特許出願公開第108542330(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L15/00-15/50
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面が開放されたハウジング内に前方に引き出し自在に収納される洗浄槽と、洗浄槽内に設けられる食器類を支持する食器かごと、洗浄槽内に設けられる洗浄ノズルとを備える食器洗浄機であって、洗浄ノズルは、洗浄槽内の中央部で上方にのびるセンターノズルを有し、食器かごは、洗浄槽内の下部に配置される下かごと、洗浄槽内の上部に配置される上かごとを有するものにおいて、
上かごは、洗浄槽に対し平面視でセンターノズルに接近、離間する方向に移動可能なスライド体と、スライド体に連結した、平面視でセンターノズルから遠い外側とセンターノズルに近い内側との一対のかご部とを備え、外側
のかご部は、
スライド体に、食器類を支持可能な使用姿勢と、
使用姿勢でセンターノズルから遠い外方端が上方に位置するように起立させた不使用姿勢とに起伏自在
に連結され、内側のかご部は、スライド体に、食器類を支持可能な使用姿勢と、使用姿勢でセンターノズルに近い内方端が上方に位置するように起立させた不使用姿勢とに起伏自在に連結され、外側と内側の一対のかご部を夫々不使用姿勢に係止可能な一対の係止手段を備えることを特徴とする食器洗浄機。
【請求項2】
前記一対の係止手段のうち前記外側のかご部を不使用姿勢に係止可能なものを第1係止手段、前記内側のかご部を不使用姿勢に係止可能なものを第2係止手段として、第1係止手段は、外側のかご部に設けられた第1係合部と、外側のかご部を不使用姿勢にした状態で第1係合部が係合可能な、スライド体に設けられた第1被係合部とで構成され、第2係止手段は、内側のかご部に設けられた第2係合部と、外側と内側の一対のかご部を共に不使用姿勢にした状態で第2係合部が係合可能な、外側のかご部に設けられた第2被係合部とで構成されることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前面が開放されたハウジング内に前方に引き出し自在に収納される洗浄槽と、洗浄槽内に設けられる食器類を支持する食器かごと、洗浄槽内に設けられる洗浄ノズルとを備える食器洗浄機に関する。
【背景技術】
【0002】
元来、この種の食器洗浄機において、洗浄ノズルは、洗浄槽内の中央部で上方にのびるセンターノズルを有している。また、食器かごは、洗浄槽内の下部に配置される下かごと、洗浄槽内の上部に配置される上かごとを有している。また、従来、上かごを、洗浄槽に対し平面視でセンターノズルに接近、離間する方向に移動可能なスライド体と、スライド体に連結したかご部とを備えるものとし、上かごのかご部を下かごの所定部分の上方位置から移動させた状態で、下かごの所定部分に上方から食器類を載置することができるようにし、更に、上かごのかご部を、食器類を支持可能な使用姿勢と起立した不使用姿勢とに起伏自在とし、このかご部を不使用姿勢にすることで、その下方の下かごの部分に大きな食器類を載置できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
然し、上記従来例のものでは、上かごのかご部を不使用姿勢に係止することができず、以下の不具合を生ずる。即ち、不使用姿勢にした上かごのかご部が、洗浄槽の引き出し操作や押し込み操作に際し不用意に倒れて、下かごに載置した大きな食器類に当接し、異音が発生したり、食器類の破損を生ずる恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、上かごのかご部が不使用姿勢から不用意に倒れることを防止できるようにした食器洗浄機を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、前面が開放されたハウジング内に前方に引き出し自在に収納される洗浄槽と、洗浄槽内に設けられる食器類を支持する食器かごと、洗浄槽内に設けられる洗浄ノズルとを備える食器洗浄機であって、洗浄ノズルは、洗浄槽内の中央部で上方にのびるセンターノズルを有し、食器かごは、洗浄槽内の下部に配置される下かごと、洗浄槽内の上部に配置される上かごとを有するものにおいて、上かごは、洗浄槽に対し平面視でセンターノズルに接近、離間する方向に移動可能なスライド体と、スライド体に連結した、平面視でセンターノズルから遠い外側とセンターノズルに近い内側との一対のかご部とを備え、外側のかご部は、スライド体に、食器類を支持可能な使用姿勢と、使用姿勢でセンターノズルから遠い外方端が上方に位置するように起立させた不使用姿勢とに起伏自在に連結され、内側のかご部は、スライド体に、食器類を支持可能な使用姿勢と、使用姿勢でセンターノズルに近い内方端が上方に位置するように起立させた不使用姿勢とに起伏自在に連結され、外側と内側の一対のかご部を夫々不使用姿勢に係止可能な一対の係止手段を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、上かごの外側と内側の一対のかご部を何れも不使用姿勢に係止することができる。そのため、洗浄槽の引き出し操作や押し込み操作に際し上かごの各かご部が不用意に不使用姿勢から倒れることはなく、各かご部が下かごに載置した食器類に当たることで異音が発生したり食器類が破損することを防止できる。
【0008】
ところで、外側のかご部を使用姿勢、内側のかご部を不使用姿勢として、内側のかご部に対応する下かごの部分に大きな食器類を載置した場合、この食器類に邪魔されてセンターノズルから噴射される洗浄水が外側のかご部に載置した食器類に届かず、外側のかご部に載置した食器類の洗浄不良を生ずる。従って、内側のかご部を不使用姿勢にするときには、外側のかご部も不使用姿勢にして、外側のかご部に食器類を過って載置することがないようにすべきである。
【0009】
従って、本発明においては、上記一対の係止手段のうち外側のかご部を不使用姿勢に係止可能なものを第1係止手段、内側のかご部を不使用姿勢に係止可能なものを第2係止手段として、第1係止手段は、外側のかご部に設けられた第1係合部と、外側のかご部を不使用姿勢にした状態で第1係合部が係合可能な、スライド体に設けられた第1被係合部とで構成され、第2係止手段は、内側のかご部に設けられた第2係合部と、外側と内側の一対のかご部を共に不使用姿勢にした状態で第2係合部が係合可能な、外側のかご部に設けられた第2被係合部とで構成されることが望ましい。これによれば、内側のかご部を第2係止手段で不使用姿勢に係止する際には、外側のかご部も不使用姿勢に係止されることになり、外側のかご部に食器類を過って載置してしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態の食器洗浄機の切断側面図。
【
図2】(a)(b)(c)実施形態の食器洗浄機に設けられた上かごの各種使用態様を示す斜視図。
【
図3】実施形態の食器洗浄機に設けられた上かごの分解状態の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1に示す本発明の実施形態の食器洗浄機は、システムキッチンに組み込んで設置されるビルトイン式のものであり、前面が開放されたハウジング1内に前方に引出し自在に収納される洗浄槽2を備えている。洗浄槽2内には、食器類を支持する後述する食器かごが収納されると共に、食器かごに向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズル3が設けられている。尚、洗浄槽2の前面には、ハウジング1の前面を閉塞する前蓋21が取付けられている。また、ハウジング1内の上部には、洗浄槽2の開放された上面を閉塞するシール蓋11が設けられている。
【0012】
洗浄槽2の底部には、残菜フィルタ22を介して洗浄槽2内に連通する洗浄水の溜り部23が設けられている。洗浄槽2の底部下側には、溜り部23に連通する洗浄ポンプ4が設置されている。そして、洗浄ポンプ4を正転させたとき、洗浄槽2内の洗浄水が溜り部23と洗浄ポンプ4とを介して洗浄ノズル3に供給され、洗浄ポンプ4を逆転させたとき、洗浄水が洗浄槽2から排水されるようにしている。
【0013】
洗浄ノズル3は、洗浄槽2の下部で水平方向にのび、長手方向中央部で鉛直軸線回りに旋回自在に支持される下ノズル31と、下ノズル31の長手方向中央部に立設された、洗浄槽2の中央部で上方にのびるセンターノズル32とを有している。下ノズル31は、これに形成したノズル孔311から洗浄水を噴射し、この噴射反力により旋回する。センターノズル32は、下ノズル31に一体の下半部32aと、下半部32aに上下動自在に内挿した上半部32bとで構成され、上下方向に伸縮自在である。洗浄ポンプ4から洗浄水が供給されると、上半部32bが
図1に仮想線で示す如く洗浄水の水圧に押されて上動し、センターノズル32が上方に伸張する。そして、下半部32aの上端部に形成したノズル孔321と上半部32bに形成したノズル孔322とから洗浄水が噴射される。尚、センターノズル32は、下半部32aのみで構成されるものであってもよい。
【0014】
また、食器かごとして、洗浄槽2の下部に、下ノズル31の上方に位置させて配置された下かご5と、洗浄槽2の上部であって、センターノズル32の前方に隣接した部分に配置される上かご6と、センターノズル32の後方に隣接した部分に配置される第2の上かご7とが設けられている。更に、下かご5には、これに載置する食器類がセンターノズル32に干渉することを防止できるように、センターノズル32を囲うノズルガード枠51が立設されている。
【0015】
図2、
図3を参照して、上かご6は、洗浄槽2に対し平面視でセンターノズル32に接近、離間する方向、即ち、前後方向に移動可能なスライド体61と、スライド体61に連結した、平面視でセンターノズル32から遠い外側とセンターノズル32に近い内側との一対のかご部62,63とを備えている。これら各かご部62,63は、食器類を支持可能な使用姿勢(
図2(a)に示す姿勢)と、他のかご部63,62側に起立させた不使用姿勢(
図2(b)(c)に示す姿勢)とに起伏自在である。
【0016】
具体的に説明すれば、洗浄槽2内に着脱自在に装着されるレール枠24を設けて、このレール枠24にスライド体61を前後方向に移動自在に支持させている。レール枠24は、前後方向に長手の左右一対のレール部241,241を有している。スライド体61は、左右のレール部241,241に沿って前後方向に移動する左右一対の摺動部611,611と、両摺動部611,611に跨る横方向に長手の棒から成る支軸612とを有している。各摺動部611には、各レール部241に係合する前後一対のローラ613,613が設けられている。また、支軸612には、外側と内側のかご部62,63に載置した食器類が洗浄ノズル3から噴射される洗浄水の勢いで浮き上がることを抑制する門形の押え枠614が、左右両端のハトメ部614a,614aにおいて起伏自在に連結されている。
【0017】
外側のかご部62には、使用姿勢でセンターノズル32に近い内方端となる部分の左右両側部に位置して、支軸612の左右両端部が隙間を存して挿入されるハトメ部621,621が設けられ、更に、使用姿勢で外方端となる部分の左右両側部に位置して、使用姿勢にしたときに左右のレール部241,241の上に着座するストッパ部622,622が設けられている。そのため、外側のかご部62は、スライド体61に、支軸612とハトメ部621,621とを介して、使用姿勢と内側のかご部63側に起立、即ち、使用姿勢でセンターノズル32から遠い外方端が上方に位置するように起立させた不使用姿勢とに起伏自在に連結され、且つ、使用姿勢を超えて下方に倒れることがストッパ部622,622で阻止される。
【0018】
同様に、内側のかご部63には、使用姿勢でセンターノズル32から遠い外方端となる部分の左右両側部に位置して、支軸612の左右両端部が隙間を存して挿入されるハトメ部631,631が設けられ、更に、使用姿勢で内方端となる部分の左右両側部に位置して、使用姿勢にしたときに左右のレール部241,241の上に着座するストッパ部632,632が設けられている。そのため、内側のかご部63は、スライド体61に、支軸612とハトメ部631,631とを介して、使用姿勢と外側のかご部62側に起立、即ち、使用姿勢でセンターノズル32に近い内方端が上方に位置するように起立させた不使用姿勢とに起伏自在に連結され、且つ、使用姿勢を超えて下方に倒れることがストッパ部632,632で阻止される。
【0019】
ここで、
図2(b)に示す如く、外側のかご部62を不使用姿勢にした状態でスライド体61を前方に移動させたり、
図2(c)に示す如く、外側のかご部62と内側のかご部63とを共に不使用姿勢にした状態でスライド体61を前方に移動させたりすることで、本来であれば上かご6で覆われる下かご5の部分に大きな食器類を載置することができる。但し、洗浄槽2の引き出し操作や押し込み操作に際し、各かご部62,63が不使用姿勢から不用意に倒れると、各かご部62,63が食器類に当たって異音が発生したり、食器類が破損する恐れがある。
【0020】
そこで、外側のかご部62を不使用姿勢に係止可能な第1係止手段64と、内側のかご部63を不使用姿勢に係止可能な第2係止手段65とを設けている。以下、第1と第2の各係止手段64,65について具体的に説明する。
【0021】
第1係止手段64は、外側のかご部62に設けられた第1係合部641と、外側のかご部62を不使用姿勢にした状態で第1係合部641が係合可能な、スライド体61に設けられた第1被係合部642とで構成される。第1係合部641は、外側のかご部62の不使用姿勢で下方に位置する横棒部の左右の各端部で構成される。また、第1被係合部642は、支軸612の左右の各端部寄りの部分に設けられた、前後方向の隙間を存して起立する前後一対の起立片642a,642bで構成される。そして、外側のかご部62を不使用姿勢に起立させた状態で、支軸612に対するハトメ部621の遊び分だけ外側のかご部62を持ち上げることにより、第1係合部641を前後の起立片642a,642b間の隙間の直上位置に変位させ、この状態から外側のかご部62を下降させることにより、第1係合部641を前後の起立片642a,642b間に挿入して第1被係合部642に係合させ、外側のかご部62を不使用姿勢に係止するようにしている。
【0022】
第2係止手段65は、内側のかご部63に設けられた第2係合部651と、外側と内側のかご部62,63を共に不使用姿勢にした状態で第2係合部651が係合可能な、外側のかご部62に設けられた第2被係合部652とで構成される。より具体的に説明すれば、第2係合部651は、内側のかご部63の不使用姿勢で上方に位置する横棒部の中央部から前方に突出するコ字状部材で構成される。また、第2被係合部652は、外側のかご部62の不使用姿勢で上方に位置する横棒部の中央部から上方に突出する棒部で構成される。そして、外側と内側のかご部62,63を共に不使用姿勢に起立させた状態で、支軸612に対するハトメ部631の遊び分だけ内側のかご部63を持ち上げることにより、第2係合部651を第2被係合部652の直上位置に変位させ、この状態から内側のかご部63を下降させることにより、第2係合部651を第2被係合部652に外嵌するように係合させ、内側のかご部63を不使用姿勢に係止するようにしている。
【0023】
以上の構成によれば、上かご6の外側と内側のかご部62,63を何れも第1と第2の各係止手段64,65により不使用姿勢に係止することができる。そのため、洗浄槽2の引き出し操作や押し込み操作に際し上かご6の各かご部62,63が不用意に不使用姿勢から倒れることはなく、各かご部62,63が下かご5に載置した食器類に当たることで異音が発生したり食器類が破損することを防止できる。
【0024】
ところで、外側のかご部62を使用姿勢、内側のかご部63を不使用姿勢として、内側のかご部63に対応する下かご5の部分にフライパン等の大きな食器類を載置した場合、この食器類に邪魔されてセンターノズル32から噴射される洗浄水が外側のかご部62に載置した食器類に届かず、外側のかご部62に載置した食器類の洗浄不良を生ずる。従って、内側のかご部63を不使用姿勢にするときには、外側のかご部62も不使用姿勢にして、外側のかご部62に食器類を過って載置することがないようにすべきである。本実施形態では、内側のかご部63を第2係止手段65で不使用姿勢に係止する際には、外側のかご部62も不使用姿勢に係止されることになり、外側のかご部62に食器類を過って載置してしまうことを防止できる。
【0025】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、外側のかご部62と内側のかご部63とをスライド体61に設けた共通の支軸612に起伏自在に連結しているが、外側と内側の各かご部62,63をスライド体61に設けた各別の支軸に起伏自在に連結してもよい。また、上記実施形態では、上かご6のスライド体61を洗浄槽2内に着脱自在に装着されるレール枠24に前後方向に移動自在に支持させているが、スライド体61の支持部を洗浄槽2に一体的に設けることも可能である。但し、上記実施形態によれば、上かご6をレール枠24と一緒に洗浄槽2から取外すことができ、利便性が向上する。また、洗浄槽2内の上部のセンターノズル32の横方向に隣接する部分に配置される上かごであって、平面視でセンターノズル32に接近、離間する方向、即ち、横方向に移動自在なスライド体と、スライド体に連結した横方向外側と内側の一対のかご部とを備える場合にも、同様に本発明を適用できる。
【符号の説明】
【0026】
1…ハウジング、2…洗浄槽、3…洗浄ノズル、32…センターノズル、5…下かご、6…上かご、61…スライド体、62…外側のかご部、63…内側のかご部、64…第1係止手段、641…第1係合部、642…第1被係合部、65…第2係止手段、651…第2係合部、652…第2被係合部。