(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-31
(45)【発行日】2022-11-09
(54)【発明の名称】サービス処理方法及び移動通信端末
(51)【国際特許分類】
H04W 4/60 20180101AFI20221101BHJP
H04W 8/20 20090101ALI20221101BHJP
H04W 48/18 20090101ALI20221101BHJP
【FI】
H04W4/60
H04W8/20
H04W48/18
(21)【出願番号】P 2020536798
(86)(22)【出願日】2019-01-11
(86)【国際出願番号】 CN2019071325
(87)【国際公開番号】W WO2019141132
(87)【国際公開日】2019-07-25
【審査請求日】2020-06-30
(31)【優先権主張番号】201810043632.4
(32)【優先日】2018-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【氏名又は名称】三縄 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100204386
【氏名又は名称】松村 啓
(72)【発明者】
【氏名】黄 黎
【審査官】石原 由晴
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/001449(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0012987(US,A1)
【文献】特表2016-511622(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1加入者識別カードと第2加入者識別カードとを同時にサポートする移動通信端末に適用されるサービス処理方法において、
前記第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求であって、データネットワークを介して送信される要求である前記サービス設定要求を検出すると、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断するステップと、
前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するステップとを含
み、
前記サービス設定要求は、前記第2加入者識別カードのベースサービスを補充又は修正する要求である補充サービス設定要求である、サービス処理方法。
【請求項2】
前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するステップの後に、
前記サービス設定要求メッセージに対する応答メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して受信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記補充サービス設定要求メッセージのパケットヘッダ領域には、前記第2加入者識別カードの識別子が携帯されている、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断するステップの後であって、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するステップの前に、
前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するか否かのプロンプト情報を出力するステップと、
前記プロンプト情報に基づく決定入力を加入者から受信したのであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するステップを実行するステップをさらに含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
第1加入者識別カードと第2加入者識別カードとを同時にサポートする移動通信端末において、
前記第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求であって、データネットワークを介して送信される要求である前記サービス設定要求を検出すると、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断するための判断モジュールと、
前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであることを、前記判断モジュールによって判断したのであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するための送信モジュールとを含
み、
前記サービス設定要求は、前記第2加入者識別カードのベースサービスを補充又は修正する要求である補充サービス設定要求である、移動通信端末。
【請求項6】
前記サービス設定要求メッセージに対する応答メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して受信するための受信モジュールをさらに含む、請求項
5に記載の移動通信端末。
【請求項7】
前記補充サービス設定要求メッセージのパケットヘッダ領域には、前記第2加入者識別カードの識別子が携帯されている、請求項
5に記載の移動通信端末。
【請求項8】
前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するか否かのプロンプト情報を出力するための出力モジュールをさらに含み、
前記送信モジュールは、具体的に、前記出力モジュールから出力した前記プロンプト情報に基づく決定入力を加入者から受信したのであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信する、請求項
5又は6に記載の移動通信端末。
【請求項9】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで動作するコンピュータプログラムとを含む移動通信端末であって、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1乃至
4のいずれか1項に記載のサービス処理方法のステップを実現する、移動通信端末。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1乃至
4のいずれか1項に記載のサービス処理方法のステップが実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2018年1月17日に中国特許庁に提出された中国特許出願201810043632.4の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
【0002】
本開示は、通信技術分野に係り、特にサービス処理方法及び移動通信端末に係る。
【背景技術】
【0003】
従来、複数枚の加入者識別カード(例えば、1枚の加入者識別カードは、ビジネス専用の通信に用いられ、他の1枚の加入者識別カードは、プライベート専用の通信に用いられる)を有する加入者の利便性のために、デュアルカード構成を持つ移動通信端末が提供されている。移動通信端末における2枚の加入者識別カードは、同時に登録して待機状態にすることができる。
【0004】
しかしながら、従来技術におけるデュアルカード構成の移動通信端末装置では、コスト削減のため、アンテナ資源を1セットしか持たないため、サービスを行う際には、加入者識別カード毎にアンテナ資源を独占する必要があった。このようなアンテナ資源を独占する特性により、移動通信端末において、加入者識別カードのデータチャネルを切り替える際にサービスが途切れてしまう。例えば、移動通信端末のメインカードがデータサービスを処理する際に、サブカードに対するサービスの設定が必要となると、メインカードのデータサービスが中断される。
【0005】
このように、従来技術の移動通信端末では、一方のカードのサービスを設定する際に、他方のカードのサービスに干渉を与えることが分かる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の実施例は、移動通信端末で一方のカードのサービスを設定する際に、他方のカードのサービスに干渉を与えるという問題を解決するために、サービス処理方法及び移動通信端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1方面において、本開示の実施例は、サービス処理方法を提供する。当該方法において、前記第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求であって、データネットワークを介して送信される要求である前記サービス設定要求を検出すると、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断するステップと、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するステップとを含む。
【0008】
第2方面において、本開示の実施例は、移動通信端末をさらに提供する。この移動通信端末は、前記第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求であって、データネットワークを介して送信される要求である前記サービス設定要求を検出すると、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断するための判断モジュールと、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであることを、前記判断モジュールによって判断したのであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するための送信モジュールとを含む。
【0009】
第3方面において、本開示の実施例は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサで動作するコンピュータプログラムとを含む移動通信端末をさらに提供する。前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行すると、上記サービス処理方法のステップを実現する。
【0010】
第4方面において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記サービス処理方法のステップが実現される。
【発明の効果】
【0011】
本開示の実施例において、前記第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求であって、データネットワークを介して送信される要求である前記サービス設定要求を検出すると、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断し、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信する。これにより、移動通信端末は、1枚のカードに対してサービスを設定する際に、移動通信端末のデータネットワークを切り換えることなく、移動通信端末に既存のデータネットワークを介してこのカードに対してサービス設定を行うことができる。従って、本開示のサービス処理方法によれば、他のカードのサービスに干渉を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本開示の実施例の技術手段をより明確に説明するために、本開示の実施例の説明に必要な図面を簡単に説明する。以下の説明における図面は、本開示の一部の実施例にすぎない。当業者にとって、創造性のある作業をすることなく、これらの図面から他の図面も得られることは、明らかである。
【0013】
【
図1】
図1は、本開示の実施例におけるサービス処理方法のフローチャートその1である。
【
図1-a】
図1-aは、本開示の実施例におけるサービス処理方法の概略図である。
【
図2】
図2は、本開示の実施例におけるサービス処理方法のフローチャートその2である。
【
図3】
図3は、本開示の実施例における移動通信端末の構造図その1である。
【
図4】
図4は、本開示の実施例における移動通信端末の構造図その2である。
【
図5】
図5は、本開示の実施例における移動通信端末の構造図その3である。
【
図6】
図6は、本開示の実施例における移動通信端末の構造図その4である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本開示の実施例の図面を参照しながら、本開示の実施例の技術手段を明確且つ完全的に記載する。明らかに、記載する実施例は、本開示の実施例の一部であり、全てではない。本開示の実施例に基づき、当業者が創造性のある作業をすることなく為しえる全てのほかの実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。
【0015】
図1を参照する。
図1は、本開示の実施例におけるサービス処理方法のフローチャートである。当該方法は、移動通信端末に応用可能であり、第1加入者識別カードと第2加入者識別カードとを同時にサポートする移動通信端末に適用される。
図1に示すように、サービス処理方法において、以下のステップを含む。
【0016】
ステップ101において、前記第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求であって、データネットワークを介して送信される要求である前記サービス設定要求を検出すると、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断する。
【0017】
ここで、サービス設定要求に対応するサービスは、加入者識別カードと紐付け関係にあり、かつ移動通信端末における任意の1枚の加入者識別カードのデータネットワークを介してサービス処理を行うことが可能なサービスを含む。例えば、カラーメールサービス、呼転送等のサービスを行う。
【0018】
具体的には、サービス設定要求は、前記第2加入者識別カードのベースサービスを補充又は修正する要求である補充サービス設定要求である。ここで、ベースサービスは、基本通信サービスであり、補充サービスは、基本通信サービスを修正又は補充するサービスである。例えば、ベースサービスがコールサービスである場合、補充サービスは、コールサービスに付加されるコールウェイトサービスやコールホールドサービス等である。加入者が移動通信端末を操作してサービス処理を行う場合、移動通信端末は、加入者の操作を契機としたサービス設定要求を検出することができる。
【0019】
従来技術において、移動通信端末にメインカードとサブカードが設けられている場合、デフォルトではメインカードのデータネットワークを介してサービス処理が行われる。移動通信端末は、メインカードがサービス処理中の場合、サブカードに対応するサービス設定要求を受信すると、データチャネルをサブカードに切り替える。すなわち、メインカードのデータネットワークを切断し、サブカードのデータネットワークをイネーブルにし、サブカードに基づいて確立したデータチャネルを介してサービスを処理する。本実施例では、上記第2加入者識別カードは、ここのサブカードとしてみなされる。
【0020】
第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルである場合、移動通信端末は、第1加入者識別カードのデータネットワークを介してサーバとやり取りしてデータサービス処理を行う。移動通信端末のデータネットワークのイネーブルは、インターネットためのパケットデータプロトコル(Packet Data Protocol:PDP)又はパケットデータネットワーク(PDN)の活性化を含み、移動通信端末のインターネットサービスをこのパケットデータプロトコル又はパケットデータネットワークにバインドすることによって行われる。上記特徴により、第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断することができる。
【0021】
ステップ102において、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信する。
【0022】
このステップにおいて、第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、第1加入者識別カードのデータネットワークを介してサーバとやり取りしてサービス設定要求メッセージを送信する。
【0023】
例えば、
図1-aに示すように、移動通信端末は、内部にメインカードとサブカードを備えている。メインカードのデータチャネルがイネーブルであり、すなわち、メインカードのデータネットワークがイネーブルであり、かつサブカードのデータチャネルがイネーブルでなく、すなわち、サブカードのデータネットワークがイネーブルでない場合、サブカードに対する補充サービス設定が必要であれば、移動通信端末の補充サービス設定モジュールを通して、活性化されたメインカードのデータチャネルを通して補充サービス設定要求メッセージをサーバに送信する。本実施例では、第1加入者識別カードを本例におけるメインカードとし、第2加入者識別カードを本例におけるサブカードとしてみなされる。
【0024】
これにより、移動通信端末は、データチャネルをメインカードからサブカードに切り替える必要がなく、データチャネルの切り替えによるデータ遅延やデータチャネルの切り替え失敗等の問題を避け、ネットワークの信頼性が向上する。
【0025】
第1加入者識別カードの移動データネットワークがイネーブルでなければ、第2加入者識別カードに基づいて確立されたデータチャネルが存在するか、すなわち、第2加入者識別カードの移動データネットワークがイネーブルであるか否かを検出する。第2加入者識別カードの移動データネットワークがイネーブル状態であれば、第2加入者識別カードに基づいて確立されたデータチャネルを直接介してサービス要求メッセージを送信することによって、移動通信端末のデータチャネルを切り替える必要がなく、ネットワークデータの信頼性を向上させることができる。第2加入者識別カードの移動データネットワークが非イネーブル状態であれば、第2加入者識別カードの移動データネットワークをイネーブルにするように加入者に促すためのプロンプト情報を出力することによって、第2加入者識別カードに基づいて確立されたデータチャネルを介してサービス設定要求メッセージを送信する。
【0026】
これにより、移動通信端末は、第1加入者識別カード及び第2加入者識別カードに対応するデータチャネルのイネーブル/非イネーブル状態に応じて、データチャネルを切り替えることなく、データチャネルを選択することができ、サービス処理の柔軟性を向上させることができ、かつネットワークデータの信頼性を向上させることができる。
【0027】
また、上記サービス設定要求には、移動通信端末の応答を必要とするサービス設定要求と、移動通信端末の応答を必要としないサービス要求とが含まれている。上記サービス設定要求が移動通信端末の応答を必要としないサービス要求である場合、このステップでは、移動通信端末は、サービス設定要求メッセージをサーバに送信し、サーバは、この要求メッセージを受信すると、サービス処理を完了することができる。上記サービス設定要求が移動通信端末からの応答を必要とするサービス要求である場合、移動通信端末は、サービスの処理を完了するためにサーバからの情報を受信しなければならない。
【0028】
このステップにおいて、サービス設定要求が補充サービス設定要求である場合、補充サービス設定要求メッセージのパケットヘッダ領域には、前記第2加入者識別カードの識別子が携帯される。
【0029】
具体的な実施において、移動通信端末は、XCAP(拡張可能マークアップ言語構成アクセスプロトコル)という名前のアプリケーションサーバとやり取りし、サービス設定を完了する。サービス設定を行う必要のある加入者識別カードの識別子がパケットに携帯され、特定の加入者識別カードをバインドする必要ないデータネットワークも設定を行ってもよい。本実施形態では、移動通信端末は、第2加入者識別カードの識別子を取得し、第2加入者識別カードの識別子と、ユニフォームリソース識別子と、移動通信の識別子とを含むヘッダ領域を生成し、仕様に応じて補充サービス設定の要求パケットを生成し、この要求パケットをXCAPサーバに送信する。
【0030】
本開示の実施例において、上記サービス処理方法は、例えば、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップ型パソコン(Laptop Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、MID(Mobile Internet Device)又はウェアラブルデバイス(Wearable Device)など、通信機能を有する移動端末に応用可能である。
【0031】
本開示の実施例のサービス処理方法において、前記第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求であって、データネットワークを介して送信される要求である前記サービス設定要求を検出すると、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断し、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信する。これにより、移動通信端末は、1枚のカードに対してサービスを設定する際に、移動通信端末のデータネットワークを切り換えることなく、移動通信端末に既存のデータネットワークを介してこのカードに対してサービス設定を行うことができる。従って、本開示のサービス処理方法によれば、他のカードのサービス中断を招くことなく、移動通信端末のネットワークの信頼性を向上させることができる。
【0032】
図2を参照する。本実施例は、サービス設定要求メッセージに対する応答メッセージを第1加入者識別カードのデータネットワークを介して受信する点で、上記の実施例と主に異なる。
図2は、本開示の実施例におけるサービス処理方法のフローチャートであり、
図2に示されるように、以下のステップを含む。
【0033】
ステップ201において、前記第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求であって、データネットワークを介して送信される要求である前記サービス設定要求を検出すると、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断する。
【0034】
このステップの実現方式は、ステップ101の説明を参照してもよく、繰り返しを避けるために、ここでは繰り返して説明しない。
【0035】
選択可能に、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断するステップの後であって、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するステップの前に、前記方法において、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するか否かのプロンプト情報を出力するステップと、前記プロンプト情報に基づく決定入力を加入者から受信したのであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するステップを実行するステップをさらに含む。
【0036】
当該実施形態では、移動通信端末は、第1加入者識別カード及び第2加入者識別カードに対応する利用可能なデータトラフィックが異なる場合や、対応する料金の残高が異なる場合などがあるため、加入者の選択に基づいて、サービス設定要求メッセージを送信するデータネットワークを決定することができる。例えば、カード1では購入したデータトラフィックセットが5Gであり、カード2では購入したデータトラフィックセットが1Mであり、カード1のデータトラフィックが十分であるので、加入者は、カード1を選択してサービス設定要求メッセージを送信する。
【0037】
具体的には、第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求を検出した場合、第1加入者識別カードのデータネットワークを介してサービス設定要求を送信するか否かのプロンプト情報を出力する。
【0038】
例えば、画面上に「カード1を介してサービス設定要求を送信するか否か」と、「はい」と「いいえ」の選択肢が表示され、加入者に選択される。加入者が「はい」を選択した場合、移動通信端末は、加入者の操作を契機とした決定入力を検出し、第1加入者識別カードのデータネットワークを介してサービス要求を送信する。加入者が「いいえ」を選択した場合、移動通信端末は、データネットワークを第2加入者識別カードに切り替えて、第2加入者識別カードのデータネットワークを介してサービス要求を送信する。
【0039】
具体的な実施において、第2加入者識別カードの移動データネットワークがイネーブルであるかを検出し、イネーブルであれば、設定要求メッセージを既存の第2加入者識別カードのデータネットワークを介して送信する。イネーブルでなければ、第2加入者識別カードの移動データネットワークをイネーブルにするかのプロンプト情報を出力する。移動データネットワークをイネーブルにすることを確認する加入者の入力を受信すると、設定要求メッセージを第2加入者識別カードのデータネットワークを介して送信する。
【0040】
このように、移動通信端末は、加入者の選択に基づいて、サービス設定要求を送信するデータネットワークを決定することができ、移動通信端末の処理方式が柔軟となり、加入者の体験を向上させることができる。
【0041】
なお、この実施形態は、
図1に対応する実施例にも適用可能であり、同様の効果を奏することができる。
【0042】
ステップ202において、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信する。
【0043】
このステップの実現方式は、ステップ102の説明を参照してもよく、繰り返しを避けるために、ここでは繰り返して説明しない。
【0044】
ステップ203において、前記サービス設定要求メッセージに対する応答メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して受信する。
【0045】
移動通信端末がサービス要求メッセージをサーバに送信した後、このサービス設定要求について、サービス処理を完了するために移動通信端末からの応答を必要とすると、移動通信端末は、第1加入者識別カードのデータネットワークを介して応答メッセージを受信する。これにより、サービス要求を処理する全過程で移動通信端末の移動データネットワークを切り替えることなくサービス処理を完了することができ、移動通信端末のネットワークの信頼性を向上させ、加入者の体験を向上させることができる。
【0046】
本開示の実施例におけるサービス処理方法は、データネットワークデータを第1加入者識別カードから第2加入者識別カードに切り替えることなく、第1加入者識別カードのデータネットワークを介してサービス設定要求メッセージに対する応答メッセージを受信することにより、移動通信端末のデータネットワークデータが途切れることがなく、移動通信端末の通信ネットワークの信頼性を向上させる。
【0047】
図3を参照する。
図3は、本開示の実施例における移動通信端末の構造図である。
図3に示すように、移動通信端末300は、判断モジュール301と、送信モジュール302を含む。
【0048】
ここで、判断モジュール301は、前記第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求であって、データネットワークを介して送信される要求である前記サービス設定要求を検出すると、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断することに用いられる。送信モジュール302は、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであることを、前記判断モジュール301によって判断したのであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信することに用いられる。
【0049】
選択可能に、
図4に示すように、前記移動通信端末は、前記サービス設定要求メッセージに対する応答メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して受信するための受信モジュール303をさらに含む。
【0050】
選択可能に、前記サービス設定要求は、前記第2加入者識別カードのベースサービスを補充又は修正する要求である補充サービス設定要求である。
【0051】
選択可能に、前記補充サービス設定要求メッセージのパケットヘッダ領域には、前記第2加入者識別カードの識別子が携帯されている。
【0052】
選択可能に、
図5に示すように、前記移動通信端末300は、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するか否かのプロンプト情報を出力するための出力モジュール304をさらに含む。前記送信モジュール302は、具体的に、前記出力モジュール304から出力した前記プロンプト情報に基づく決定入力を加入者から受信したのであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信する。
【0053】
移動通信端末300は、
図1乃至
図2に対応する方法実施例で移動通信端末によって実現される各プロセスを実現可能であるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して説明しない。
【0054】
本開示の実施例の移動通信端末300は、1枚のカードに対してサービスを設定する際に、移動通信端末のデータネットワークを切り換えることなく、移動通信端末に既存のデータネットワークを介してこのカードに対してサービス設定を行うことができる。従って、本開示のサービス処理方法によれば、他のカードのサービスに干渉を与えることがない。
【0055】
図6は、本開示の各実施例を実現する移動通信端末のハードウェア構造図である。当該移動通信端末600は、ラジオ周波数ユニット601と、ネットワークモジュール602と、音声出力ユニット603と、入力ユニット604と、センサ605と、表示ユニット606と、ユーザ入力ユニット607と、インタフェースユニット608と、メモリ609と、プロセッサ610と、電源611などの構成要素を含むが、これらに限定されない。
図6に示される移動通信端末の構造は、移動通信端末を限定するものではなく、移動通信端末は、図示されるよりも多い又は少ない構成要素を含むことができ、又は特定の構成要素を組み合わせることができ、又は異なる構成要素の構成を含むことができることを、当業者は理解可能である。本開示の実施例において、移動通信端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップパソコン、車載端末、ウェアラブルデバイス及び歩数計などを含むが、それらに限定されない。
【0056】
ここで、プロセッサ601は、前記第2加入者識別カードに対応するサービス設定要求であって、データネットワークを介して送信される要求である前記サービス設定要求を検出すると、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであるかを判断し、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信する。
【0057】
これにより、移動通信端末は、1枚のカードに対してサービスを設定する際に、移動通信端末のデータネットワークを切り換えることなく、移動通信端末に既存のデータネットワークを介してこのカードに対してサービス設定を行うことができる。従って、本開示のサービス処理方法によれば、他のカードのサービスに干渉を与えることがない。
【0058】
選択可能に、プロセッサ601は、さらに、前記サービス設定要求メッセージに対する応答メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して受信する。
【0059】
選択可能に、前記サービス設定要求は、前記第2加入者識別カードのベースサービスを補充又は修正する要求である補充サービス設定要求である。
【0060】
選択可能に、前記補充サービス設定要求メッセージのパケットヘッダ領域には、前記第2加入者識別カードの識別子が携帯されている。
【0061】
選択可能に、プロセッサ601は、さらに、前記第1加入者識別カードのデータネットワークがイネーブルであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信するか否かのプロンプト情報を出力し、前記プロンプト情報に基づく決定入力を加入者から受信したのであれば、前記第2加入者識別カードのサービス設定要求メッセージを、前記第1加入者識別カードのデータネットワークを介して送信する。
【0062】
なお、本開示の実施例において、ラジオ周波数ユニット601は、情報の送受信又は通話中で信号の送受信に用いられ、具体的に、基地局からのダウンリンクデータを受信した後、ダウンリンクデータがプロセッサ610によって処理される、また、アップリンクデータを基地局に送信する。一般に、ラジオ周波数ユニット601は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、結合器、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限定されない。また、ラジオ周波数ユニット601は、無線通信システムを介してネットワークや他の機器と通信を行うこともできる。
【0063】
移動端末は、ネットワークモジュール602を介して、電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスを支援するなど、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0064】
音声出力ユニット603は、ラジオ周波数ユニット601やネットワークモジュール602が受信した音声データや、メモリ609に記憶された音声データを音声信号に変換して音声として出力することができる。また、音声出力ユニット603は、移動通信端末600が実行する特定の機能に関する音声(例えば、呼出信号着信音、メッセージ着信音等)を出力してもよい。音声出力ユニット603は、スピーカ、ブザー及びレシーバなどを含む。
【0065】
入力ユニット604は、音声や映像の信号を受信することに用いられる。入力ユニット604は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードでカメラなどの画像キャプチャ装置によって取得された静止画又は動画の画像データを処理するグラフィックスプロセッサGPU(Graphics Processing Unit)6041と、マイク6042とを含む。処理された画像フレームは、表示ユニット606上に表示される。グラフィックスプロセッサ6041により処理された画像フレームは、メモリ609(又は他の記憶媒体)に記憶されるか、又はラジオ周波数ユニット601又はネットワークモジュール602を介して送信される。マイク6042は、音声を受信し、音声データに加工することができる。処理された音声データは、電話通話モードの場合、ラジオ周波数ユニット601を介して移動体通信基地局に送信可能な形式に変換して出力することができる。
【0066】
移動通信端末600は、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ605を更に含む。具体的には、光センサは、周辺光センサ及び近接センサを含む。周辺光センサは、周辺光の明暗に応じて表示パネル6061の輝度を調節し、近接センサは、移動通信端末600が耳に移動したときに表示パネル6061及び/又はバックライトを消灯する。モーションセンサの1種として、加速度計センサは、様々な方向(一般的には3軸)の加速度の大きさを検出でき、静止時は重力の大きさ及び方向を検出でき、端末姿勢の認識(例えば、縦横画面切替、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)、振動認識関連機能(たとえば、歩数計、ストローク)などに用いることができる。センサ605は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含むことができるが、ここでは枚挙しない。
【0067】
表示ユニット606は、ユーザが入力した情報やユーザに提供した情報を表示するために用いられる。表示ユニット606は、液晶ディスプレイLCD(Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオードOLED(Organic Light-Emitting Diode)などからなる表示パネル6061を含んでもよい。
【0068】
ユーザ入力ユニット607は、数字や文字情報の入力を受け付け、ユーザによる端末の設定や機能制御に関するキー信号の入力を行うことに用いられる。具体的に、ユーザ入力ユニット607は、タッチパネル6071と、その他の入力装置6072とを含む。タッチパネル6071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作を取得可能である(たとえばユーザが指やスタイラスなどの任意の適切な物体や付属部材を用いたタッチパネル6071の上又はタッチパネル6071の付近での操作)。タッチパネル6071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの2つの部分を含みうる。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出してタッチコントローラに伝達する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からのタッチ情報を受信し、それを接点座標に変換してプロセッサ610に送り、プロセッサ610からの命令を受信して実行する。なお、タッチパネル6071は、抵抗式(resistive type)、静電容量式、赤外線、表面弾性波など、種々の方式を用いて実現することができる。ユーザ入力ユニット607は、タッチパネル6071の他に、他の入力装置6072を含んでもよい。具体的に、他の入力装置672は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、音量調節キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、レバーを含むが、ここでは枚挙しない。
【0069】
さらに、タッチパネル6071は、表示パネル6061に重ねられる。タッチパネル6071は、その上又はその近くでタッチ操作を検出すると、プロセッサ610に送信して、タッチイベントのタイプを決定する。次いで、プロセッサ610は、タッチイベントのタイプに応じて、対応する視覚的出力を表示パネル6061で提供する。
図6では、タッチパネル6071と表示パネル6061は、独立した2つの部品として移動端末の入出力機能を実現するが、実施例によっては、タッチパネル6071と表示パネル6061を一体化して移動端末の入出力機能を実現することもでき、具体的にここでは限定しない。
【0070】
インタフェースユニット608は、外部装置と移動通信端末600とを接続するためのインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又はバッテリ充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置を接続するためのポート、オーディオ入出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドホンポート等を含む。インタフェースユニット608は、外部装置から入力(たとえば、データ情報、電力など)を受信し、受信した入力を移動通信端末600内の1つ以上の要素に伝送するために使用されてもよく、又は移動通信端末600と外部装置との間でデータを伝送するために使用されてもよい。
【0071】
メモリ609は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを格納するために使用される。メモリ609は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(たとえば、音声再生機能、画像再生機能など)などを格納することができるプログラム格納領域と、データ格納領域とを主に含んでもよい。データ格納領域は、音声データや電話帳など、携帯電話の使用に応じて作成されたデータを記憶することができる。さらに、メモリ609は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性固体記憶デバイスなどの非揮発性メモリを含んでもよい。
【0072】
プロセッサ610は、移動端末の制御センタであり、各種インタフェースや回線を用いて移動端末全体の各部を接続し、メモリ609に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行、メモリ609に格納されたデータを呼び出して移動端末の各種機能及び処理データを実行し、移動端末全体の監視を行う。プロセッサ610は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。選択可能に、プロセッサ610は、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションなどを主に処理するアプリケーションプロセッサと、ワイヤレス通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上述のモデムプロセッサは、プロセッサ610に統合されなくてもよいことが理解される。
【0073】
移動通信端末600は、各構成要素に電力を供給するためのバッテリのような電源611をさらに含んでもよい。選択可能に、電源611は、電源管理システムを介してプロセッサ610に論理的に接続されてもよく、電源管理システムを介して充電、放電、及び消費電力管理などを管理する機能を実現してもよい。
【0074】
また、移動通信端末600は、図示しない機能モジュールをさらに含んでもよく、ここでの説明は省略する。
【0075】
好適に、本開示実施例は、プロセッサ610と、メモリ609と、メモリ609に記憶され、前記プロセッサ610で動作するコンピュータプログラムとを含む移動通信端末をさらに提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサ610によって実行されると、上記サービス処理方法の実施例の各プロセスを実現し、かつ同じ技術効果を達することができるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して説明しない。
【0076】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記サービス処理方法の実施例の各プロセスが実現され、かつ同じ技術効果を奏することもできるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、たとえば、リードオンリーメモリROM(Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリRAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなど等である。
【0077】
なお、本明細書において、「含む」や「含有する」またはそれ以外のあらゆる変形用語は、非排他的に含むことを意味する。よって、一連の要素を含むプロセス、方法、モノまたは装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確に列挙されていない他の要素をさらに含み、またはこのようなプロセス、方法、モノまたは装置に固有の要素をさらに含む。特に限定されない限り、「…を1つ含む」の表現によって限定される要素について、当該要素を含むプロセス、方法、モノまたは装置に他の同一要素の存在を除外しない。
【0078】
以上の実施形態の記載から、上記実施例の方法が、ソフトウェアに必須の汎用ハードウェアプラットフォームの形態で実現され、もちろんハードウェアによっても実現されてもよく、多くの場合では前者がより好適な実施形態であることは、当業者にとって自明である。このような理解に基づき、本開示の技術手段の実質的または従来技術に貢献した部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で現れる。当該コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体(たとえばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、本開示の各実施例の方法を1台の移動端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、空調機またはネットワークデバイスなど)に実行させるいくつかの指令を含む。
【0079】
以上、本開示の実施例を図面に基づいて記載したが、本開示は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではない。上記の具体的な実施形態は、例示的なものであり、限定的なものではない。本開示のヒントを受け、当業者が本開示の趣旨および特許請求の範囲から逸脱することなくなしえる多くの形態は、すべて本開示の保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0080】
300 移動通信端末
301 判断モジュール
302 送信モジュール
303 受信モジュール
304 出力モジュール
600 移動通信端末
601 ラジオ周波数ユニット
602 ネットワークモジュール
603 音声出力ユニット
604 入力ユニット
605 センサ
606 表示ユニット
607 ユーザ入力ユニット
608 インタフェースユニット
609 メモリ
610 プロセッサ
611 電源
6041 グラフィックスプロセッサ
6042 マイク
6061 表示パネル
6071 タッチパネル
6072 ほかの入力装置