(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-31
(45)【発行日】2022-11-09
(54)【発明の名称】抗-CD3抗体、活性化可能抗-CD3抗体、多重特異的抗-CD3抗体、多重特異的活性化可能抗-CD3抗体、及びそれらの使用方法
(51)【国際特許分類】
C12N 15/13 20060101AFI20221101BHJP
C12N 15/62 20060101ALI20221101BHJP
C07K 16/28 20060101ALI20221101BHJP
C12N 15/63 20060101ALI20221101BHJP
C12P 21/08 20060101ALI20221101BHJP
C07K 19/00 20060101ALI20221101BHJP
A61K 39/395 20060101ALI20221101BHJP
A61K 45/00 20060101ALI20221101BHJP
A61K 47/68 20170101ALI20221101BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20221101BHJP
C07K 16/46 20060101ALN20221101BHJP
【FI】
C12N15/13 ZNA
C12N15/62 Z
C07K16/28
C12N15/63 Z
C12P21/08
C07K19/00
A61K39/395 N
A61K39/395 L
A61K39/395 T
A61K45/00
A61K47/68
A61P35/00
C07K16/46
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021012481
(22)【出願日】2021-01-28
(62)【分割の表示】P 2017504058の分割
【原出願日】2015-07-24
【審査請求日】2021-02-26
(32)【優先日】2014-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】514270641
【氏名又は名称】シトムクス セラピューティクス,インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100077517
【氏名又は名称】石田 敬
(74)【代理人】
【識別番号】100087871
【氏名又は名称】福本 積
(74)【代理人】
【識別番号】100087413
【氏名又は名称】古賀 哲次
(74)【代理人】
【識別番号】100117019
【氏名又は名称】渡辺 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100150810
【氏名又は名称】武居 良太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100197169
【氏名又は名称】柴田 潤二
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン アレン アービング
(72)【発明者】
【氏名】シェリー リン ラ ポート
(72)【発明者】
【氏名】ジェイソン ゲイリー サガート
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル ロバート ホステッター
(72)【発明者】
【氏名】オリビア ジェニファー ラゾ
(72)【発明者】
【氏名】クレイトン ホワイト
(72)【発明者】
【氏名】ジェニファー ホープ リチャードソン
【審査官】鈴木 崇之
(56)【参考文献】
【文献】特表2012-514982(JP,A)
【文献】国際公開第2013/192546(WO,A1)
【文献】国際公開第2013/128194(WO,A1)
【文献】特表2010-524435(JP,A)
【文献】国際公開第2014/047231(WO,A1)
【文献】特表2009-511521(JP,A)
【文献】特表2012-504403(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C12N 15/00-15/90
C07K 1/00-19/00
C12P 21/08
CAplus/REGISTRY(STN)
GenBank/EMBL/DDBJ/GeneSeq
PubMed
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
活性化された状態で、第1標的及び第2標的に結合する、多重特異的活性化可能抗体であって、ここで、前記第1標的がCD3のイプシロン鎖(CD3ε)であり、かつ前記第2標的がEGFRであり、前記多重特異的活性化可能抗体が:
CD3εに特異的に結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)、及び、EGFRに結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)[ここで、前記AB1が、アミノ酸配列KYAMN(配列番号850)を含むVH CDR1;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を含むVH CDR2;アミノ酸配列HGNFGNSYISYWAY(配列番号851)を含むVH CDR3;アミノ酸配列GSSTGAVTSGYYPN(配列番号847)を含むVL CDR1;アミノ酸配列GTKFLAP(配列番号848)を含むVL CDR2;及びアミノ酸配列ALWYSNRWV(配列番号849)を含むVL CDR3を含む];
前記多重特異的活性化可能抗体が未切断状態にある場合に、前記AB1のCD3εへの結合を阻害するマスキング部分(MM1)
であって、ここで、前記MM1は、配列番号371~391から成る群から選択されるアミノ酸配列を含む、マスキング部分(MM1);
前記AB1にカップリングされた切断可能部分(CM1)であって、ここで前記CM1はプロテアーゼの基質として機能するポリペプチドである、切断可能部分(CM1)、
前記多重特異的活性化可能抗体が未切断状態にある場合に、前記AB2の前記第2標的への結合を阻害するマスキング部分(MM2);及び
前記AB2にカップリングされた切断可能部分(CM2)であって、ここで前記CM2はプロテアーゼの基質として機能するポリペプチドである、切断可能部分(CM2)
を含む、多重特異的活性化可能抗体。
【請求項2】
前記AB2が、以下:NYGVH(配列番号94)のアミノ酸配列を含むVH CDR1;VIWSGGNTDYNTPFTS(配列番号95)のアミノ酸配列を含むVH CDR2;ALTYYDYEFAY(配列番号96)のアミノ酸配列を含むVH CDR3;RASQSIGTNIH(配列番号97)のアミノ酸配列を含むVL CDR1;KYASESIS(配列番号98)のアミノ酸配列を含むVL CDR2;QQNNNWPTT(配列番号99)のアミノ酸配列を含むVL CDR3、を含む、請求項1に記載の多重特異的活性化可能抗体。
【請求項3】
多重特異的活性化可能抗体が、少なくとも1つの以下の特徴:
(a)前記AB1の抗原結合フラグメントが、Fabフラグメント、F(ab’)
2フラグメント、scFv、及びscAbから成る群から選択される;
(b)前記MM1が、前記多重特異的活性化可能抗体が切断された状態にある場合、前記第1標的へ結合する前記AB1を妨害しないか、又は競合しない;
(c)前記MM1が40個以下の長さのアミノ酸のポリペプチドである;
(d)前記MM1ポリペプチド配列が、前記第1標的とは異なる;
(e)前記CM1が15個までの長さのアミノ酸のポリペプチドである;
(f)前記CM1が、以下:
ADAMS、ADAMTS、ADAM8、ADAM9、ADAM10、ADAM12、ADAM15、ADAM17/TACE、ADAMDEC1、ADAMTS1、ADAMTS4、ADAMTS5、アスパラギン酸プロテアーゼ、BACE、レニン、アスパラギン酸カテプシン、カテプシンD、カテプシンE、カスパーゼ、カスパーゼ1、カスパーゼ2、カスパーゼ3、カスパーゼ4、カスパーゼ5、カスパーゼ6、カスパーゼ7、カスパーゼ8、カスパーゼ9、カスパーゼ10、カスパーゼ14、システインカテプシン、カテプシンB、カテプシンC、カテプシンK、カテプシンL、カテプシンS、カテプシンV/L2、カテプシンX/Z/P、システインプロテイナーゼ、クルジパイン、レグマイン、オツバシン-2(Otubain-2)、KLKs、KLK4、KLK5、KLK6、KLK7、KLK8、KLK10、KLK11、KLK13、KLK14、メタロプロテイナーゼ、メプリン、ネプリライシン、PSMA、BMP-1、MMPs、MMP1、MMP2、MMP3、MMP7、MMP8、MMP9、MMP10、MMP11、MMP12、MMP13、MMP14、MMP15、MMP16、MMP17、MMP19、MMP20、MMP23、MMP24、MMP26、MMP27、セリンプロテアーゼ、活性化プロテインC、カテプシンA、カテプシンG、キマーゼ、凝固因子プロテアーゼ、FVIIa、FIXa、FXa、FXIa、FXIIa、エラスターゼ、グランザイムB、グアニジノベンゾエターゼ、HtrA1、ヒト好中球エラスターゼ、ラクトフェリン、マラプシン(Marapsin)、NS3/4A、PACE4、プラスミン、PSA、tPA、トロンビン、トリプターゼ、uPA、II型トランスメンブラン、セリンプロテアーゼ(TTSPs)、DESC1、DPP-4、FAP、ヘプシン、マトリプターゼ-2、MT-SP1/マトリプターゼ、TMPRSS2、TMPRSS3、及びTMPRSS4、
に示されるプロテアーゼから成る群から選択されるプロテアーゼの基質である;
(g)前記CM1が、配列番号67~86、321~341、及び896~926から成る群から選択されるアミノ酸を含む;
(h)前記多重特異的活性化可能抗体が、前記MM1と前記CM1との間に
連結ペプチドを含む;
(i)前記多重特異的活性化可能抗体が、前記CM1と前記AB1との間に
連結ペプチドを含む、
を有する、請求項1
又は2に記載の多重特異的活性化可能抗体。
【請求項4】
多重特異的活性化可能抗体が、少なくとも1つの以下の特徴:
(a)前記AB2の抗原結合フラグメントが、Fabフラグメント、F(ab’)
2フラグメント、scFv、及びscAbから成る群から選択される;
(b)前記MM2が、多重特異的活性化可能抗体が切断された状態にある場合、前記標的へ結合する前記AB2を妨害しないか、又は競合しない;
(c)前記MM2が、40個以下の長さのアミノ酸のポリペプチドである;
(d)前記MM2ポリペプチド配列が、前記第2標的とは異なる;
(e)前記CM2が、15個までの長さのアミノ酸のポリペプチドである;
(f)前記CM2が、以下:
ADAMS、ADAMTS、ADAM8、ADAM9、ADAM10、ADAM12、ADAM15、ADAM17/TACE、ADAMDEC1、ADAMTS1、ADAMTS4、ADAMTS5、アスパラギン酸プロテアーゼ、BACE、レニン、アスパラギン酸カテプシン、カテプシンD、カテプシンE、カスパーゼ、カスパーゼ1、カスパーゼ2、カスパーゼ3、カスパーゼ4、カスパーゼ5、カスパーゼ6、カスパーゼ7、カスパーゼ8、カスパーゼ9、カスパーゼ10、カスパーゼ14、システインカテプシン、カテプシンB、カテプシンC、カテプシンK、カテプシンL、カテプシンS、カテプシンV/L2、カテプシンX/Z/P、システインプロテイナーゼ、クルジパイン、レグマイン、オツバシン-2(Otubain-2)、KLKs、KLK4、KLK5、KLK6、KLK7、KLK8、KLK10、KLK11、KLK13、KLK14、メタロプロテイナーゼ、メプリン、ネプリライシン、PSMA、BMP-1、MMPs、MMP1、MMP2、MMP3、MMP7、MMP8、MMP9、MMP10、MMP11、MMP12、MMP13、MMP14、MMP15、MMP16、MMP17、MMP19、MMP20、MMP23、MMP24、MMP26、MMP27、セリンプロテアーゼ、活性化プロテインC、カテプシンA、カテプシンG、キマーゼ、凝固因子プロテアーゼ、FVIIa、FIXa、FXa、FXIa、FXIIa、エラスターゼ、グランザイムB、グアニジノベンゾエターゼ、HtrA1、ヒト好中球エラスターゼ、ラクトフェリン、マラプシン(Marapsin)、NS3/4A、PACE4、プラスミン、PSA、tPA、トロンビン、トリプターゼ、uPA、II型トランスメンブラン、セリンプロテアーゼ(TTSPs)、DESC1、DPP-4、FAP、ヘプシン、マトリプターゼ-2、MT-SP1/マトリプターゼ、TMPRSS2、TMPRSS3、及びTMPRSS4、
に示されるプロテアーゼから成る群から選択されるプロテアーゼの基質である;
(g)前記CM2が、配列番号67~86、321~341、及び896~926から成る群から選択されるアミノ酸配列を含む;
(h)前記多重特異的活性化可能抗体が、前記MM2と前記CM2との間に
連結ペプチドを含む;及び
(i)前記多重特異的活性化可能抗体が、前記CM2と前記AB2との間に
連結ペプチドを含む、
を有する、請求項1~
3のいずれか一項に記載の多重特異的活性化可能抗体。
【請求項5】
前記プロテアーゼが、組織においてCD3εを発現する細胞に近接する腫瘍により生成される、及び/又は組織において前記第2標的と共局在される腫瘍により生成されるものであって、ここで、前記プロテアーゼは、前記多重特異的活性化可能抗体が前記プロテアーゼに暴露される場合、前記多重特異的活性化可能抗体における前記CM1又はCM2を切断する、請求項1~
4のいずれか一項に記載の多重特異的活性化可能抗体。
【請求項6】
前記多重特異的活性化可能抗体が、第1
連結ペプチド(LP1)と第2
連結ペプチド(LP2)とを含み、ここで;
(a)未切断状態における前記多重特異的活性化可能抗体が、次のようなN-末端からC-末端への構造配置:MM1-LP1-CM1-LP2-AB1を有する;
(b)LP1及びLP2が互いに同一ではない;
(c)LP1及びLP2のそれぞれが、1~20個の長さのアミノ酸のペプチドである;及び/又は
(d)LP1又はLP2の少なくとも1つが、(GS)n、(GGS)n、(GSGGS)n(配列番号59)及び(GGGS)n(配列番号60)、GGSG(配列番号61)、GGSGG(配列番号62)、GSGSG(配列番号63)、GSGGG(配列番号64)、GGGSG(配列番号65)、及びGSSSG(配列番号66)(式中、nは少なくとも1の整数である)から成る群から選択されたアミノ酸配列を含む、
請求項1~
5のいずれか1項に記載の多重特異的活性化可能抗体。
【請求項7】
前記多重特異的活性化可能抗体が、第1
連結ペプチド(LP1)と第2
連結ペプチド(LP2)とを含み、ここで:
(a)未切断状態における前記多重特異的活性化可能抗体が、次のようなN-末端からC-末端への構造配置:MM2-LP1-CM2-LP2-AB2を有する;
(b)LP1及びLP2が互いに同一ではない;
(c)LP1及びLP2のそれぞれが、1~20個の長さのアミノ酸のペプチドである;及び/又は
(d)LP1又はLP2の少なくとも1つが、(GS)n、(GGS)n、(GSGGS)n(配列番号59)及び(GGGS)n(配列番号60)、GGSG(配列番号61)、GGSGG(配列番号62)、GSGSG(配列番号63)、GSGGG(配列番号64)、GGGSG(配列番号65)、及びGSSSG(配列番号66)(式中、nは少なくとも1の整数である)から成る群から選択されるアミノ酸配列を含む、
請求項1~
6のいずれか1項に記載の多重特異的活性化可能抗体。
【請求項8】
前記多重特異的活性化可能抗体が、少なくとも1つの以下の特徴:
(a)前記AB1及び/又はAB2が、scFvフラグメントを含む;
(
b)前記AB1が、scFvフラグメントを含む;
(
c)前記AB1が、配列番号446、462、524及び526から成る群から選択される重鎖配列含む;及び
(
d)前記AB1が、配列番号587のアミノ酸配列を含む、
を有する、請求項1~
7の何れか1項に記載の多重特異的活性化可能抗体。
【請求項9】
前記多重特異的活性化可能抗体が、Fcドメインを含む、請求項1~
8の何れか1項に記載の多重特異的活性化可能抗体。
【請求項10】
AB1及びAB2の少なくとも1つに結合された剤を含み、
ここで前記剤が、治療剤、抗腫瘍剤、トキシン又はそのフラグメント、検出可能成分又は診断剤である、及び/又は、前記剤が、リンカーを介してAB1及びAB2の少なくとも1つに結合されており、ここで前記リンカーが、切断可能リンカー又は非切断可能リンカーである、請求項1~
9のいずれか1項に記載の多重特異的活性化可能抗体。
【請求項11】
前記多重特異的活性化可能抗体が、二重特異的である、請求項1~1
0のいずれか1項に記載の多重特異的活性化可能抗体。
【請求項12】
請求項1~1
1の何れか1項に記載の多重特異的活性化可能抗体、及び担体を含む医薬組成物。
【請求項13】
追加の剤を含む、請求項1
2に記載の医薬組成物。
【請求項14】
前記追加の剤が治療剤である、請求項1
3に記載の医薬組成物。
【請求項15】
請求項1~1
1のいずれか1項に記載の多重特異的活性化可能抗体をコードする単離された核酸分子。
【請求項16】
請求項1
5に記載の単離された核酸分子を含むベクター。
【請求項17】
少なくともCD3のイプシロン鎖(CD3ε)を特異的に結合する多重特異的活性化可能抗体の生成方法であって、前記方法が、多重特異的活性化可能抗体の発現をもたらす条件下で、細胞を培養することを含むものであって、ここで、前記細胞が、請求項1
5に記載の単離された核酸分子又は請求項1
6に記載のベクターを含む、方法。
【請求項18】
対象における癌の治療に使用するための、請求項1~1
1のいずれか1項に記載の多重特異的活性化可能抗体、又は請求項1
7に従って産生される多重特異的活性化可能抗体、又は請求項1
2から1
4のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項19】
前記対象がヒトである、請求項18に記載の癌の治療に使用するための多重特異的活性化可能抗体、又は医薬組成物。
【請求項20】
対象における障害に関連する臨床適応症の症状を緩和するための医薬の製造における、請求項1~1
1のいずれか1項に記載の多重特異的活性化可能抗体、又は請求項1
7に従って産生される多重特異的活性化可能抗体、又は請求項1
2から1
4のいずれか1項に記載の医薬組成物の使用。
【請求項21】
前記対象がヒトである、請求
項20に記載の使用。
【請求項22】
前記障害が癌である、請求項20又は21に記載の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
【0002】
本出願は、2014年7月25日に提出された米国特許仮出願第62/029,325号に対する利益を主張し、その内容は参照により全体が本明細書に組み込まれる。
開示の分野
【0003】
本発明は一般的に、少なくともCD3に対して特異的に結合する、抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体、並びに種々の治療的、診断的及び予防的適用のためのそれらの抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体の製造方法及び使用方法に関する。
【背景技術】
【0004】
開示の背景
【0005】
CD3(表面抗原分類3(Cluster of Differentiation 3))T-細胞共受容体(co-receptor)は、ε、γ、δ及びζ鎖として言及される、4種の異なるポリペプチド鎖から構成される多量体タンパク質である。CD3複合体は、T細胞受容体(TCR)の抗原結合a/b鎖と非共有的に会合するT細胞受容体のシグナル伝達モジュールとして働く。
【0006】
CD3の直接的な関与がT細胞活性化をもたらすので、それは種々の治療的及び/又は診断的指標のための所望する標的である。従って、CD3/TCR経路を標的とする抗体及び治療剤が必要とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は、CDBεとしても知られている、CD3のイプシロン鎖を特異的に結合する抗体及びその抗原結合フラグメントを提供する。本開示の抗-CD3ε抗体及びその抗原結合フラグメントは、T細胞上のCD3εの関与を介してT細胞を活性化する。すなわち、そのような抗体は、CD3媒介性T細胞活性化を、作動し、刺激し、活性化し、そして/又は増強する。それらの抗体及びその抗原結合フラグメントは、「抗-CD3ε抗体」又は「抗-CD3抗体」として、本明細書に言及される。本開示の抗-CD3ε抗体及びその抗原結合フラグメントは、モノクローナル抗体、例えば哺乳類モノクローナル抗体、霊長類モノクローナル抗体、完全ヒトモノクローナル抗体、並びにヒト化モノクローナル抗体及びキメラ抗体、並びにその抗原結合フラグメントを包含する。いくつかの実施形態によれば、抗体及びその抗原結合フラグメントは、IgGアイソタイプである。いくつかの実施態様によれば、抗体及びその抗原結合フラグメントは、IgG1アイソタイプである。いくつかの実施態様によれば、抗体及びその抗原結合フラグメントは、本明細書に開示されるアイソタイプの何れか1つを有する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せを含み、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を少なくとも含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を少なくとも含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を少なくとも含むVH CDR3配列から選択される。
【0009】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を少なくとも含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を少なくとも含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を少なくとも含むVL CDR3配列から選択される。
【0010】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せを含みあわせであって、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を少なくとも含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を少なくとも含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を少なくとも含むVH CDR3配列から選択されるもの、並びに、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せであって、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を少なくとも含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を少なくとも含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を少なくとも含むVL CDR3配列から選択されるもの、を含む。
【0011】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を少なくとも含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を少なくとも含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を少なくとも含むVH CDR3配列、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を少なくとも含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を少なくとも含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を少なくとも含むVL CDR3配列を含む。
【0012】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せを含み、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR3配列から選択される。
【0013】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR3配列から選択される。
【0014】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せであって、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR3配列から選択されるもの、並びに、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せであって、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR3配列から選択されるもの、を含む。
【0015】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVH CDR3配列、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVL CDR3配列を含む。
【0016】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号4のアミノ酸配列を含む可変重鎖(Hv)を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号2のアミノ酸配列を含む可変軽鎖(Lv)を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号4のアミノ酸を含む可変重鎖(Hv)及び配列番号2のアミノ酸配列を含む可変軽鎖(Lv)を含む。
【0017】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号4のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む可変重鎖(Hv)を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号2のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む可変軽鎖(Lv)を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号4のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む可変重鎖(Hv)及び配列番号2に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む可変軽鎖(Lv)を含む。
【0018】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体は、CD3εに結合するscFv抗体フラグメントである。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε scFv抗体フラグメントは、配列番号6のアミノ酸を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε scFv抗体フラグメントは、配列番号30のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε scFv抗体フラグメントは、配列番号6のアミノ酸に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε scFv抗体フラグメントは、配列番号30のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む。
【0019】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体はまた、抗体に結合される剤も含む。いくつかの実施態様によれば、前記剤は、治療剤である。いくつかの実施態様によれば、前記剤は、検出可能部分である。いくつかの実施態様によれば、前記検出可能部分は、診断剤である。いくつかの実施態様によれば、前記剤は、リンカーを介して抗-CD3ε抗体に結合される。いくつかの実施態様によれば、前記リンカーは、切断可能リンカーである。いくつかの実施態様によれば、前記リンカーは非切断可能をリンカーである。
【0020】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3εは天然に1又は2以上のジスルフィド結合を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体は、1又は2以上のジスルフィド結合を含むよう構築され得る。
【0021】
本開示はまた、本明細書に記載される抗-CD3ε抗体の少なくとも一部をコードする単離された核酸分子、及び/又は本明細書に記載される抗-CD3εをコードする1又は2以上の核酸分子、例えば、少なくとも、前記抗体の重鎖の少なくとも一部をコードする第1核酸及び前記抗体の軽鎖の少なくとも一部をコードする第2核酸、並びにそれらの単離された核酸配列を含むベクターを提供する。本開示は、抗-CD3ε抗体の発現をもたらす条件下で、そのような核酸分子(単数又は複数)を含む細胞を培養することによる、抗-CD3ε抗体の生成方法を提供する。いくつかの実施態様によれば、前記細胞は、そのようなベクターを含む。
【0022】
本開示はまた、MMのカップリングがCD3εに結合する抗体又はその抗原結合フラグメント(AB)の能力を低減させるように、マスキング成分(MM)へカップリングされた、又は他方では、結合させたCD3εを特異的に結合する抗体又はその抗原結合フラグメント(AB)を含む、活性化可能抗体及び活性化可能抗体組成物も提供する。それらの活性化可能抗体は、活性化可能抗-CD3ε抗体として本明細書において、集合的に言及され、抗-CD3ε活性化可能抗体又はCD3εを活性化可能抗体としても本明細書において言及される。いくつかの実施態様によれば、MMは、プロテアーゼの基質を含む配列を介してカップリングされる。例えば、プロテアーゼは、CD3εを発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成される。いくつかの実施態様によれば、プロテアーゼは、CD3εを発現する細胞と共局存する腫瘍により生成される。本明細書において提供される活性化可能抗-CD3ε抗体は、血液循環において安定し、治療及び/又は診断の意図される部位で活性化されるが、しかし正常、すなわち健康な組織においては活性化されず、そして活性化される場合、対応する非修飾抗体に少なくとも匹敵するCD3εへの結合を示す。
【0023】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せを含み、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を少なくとも含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を少なくとも含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を少なくとも含むVH CDR3配列から選択される。
【0024】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を少なくとも含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を少なくとも含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を少なくとも含むVL CDR3配列から選択される。
【0025】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せであって、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を少なくとも含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を少なくとも含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を少なくとも含むVH CDR3配列から選択されるものであり、及び、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せであって、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を少なくとも含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を少なくとも含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を少なくとも含むVL CDR3配列から選択されるもの、を含む。
【0026】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を少なくとも含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を少なくとも含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を少なくとも含むVH CDR3配列、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を少なくとも含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を少なくとも含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を少なくとも含むVL CDR3配列を含む。
【0027】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せを含み、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR3配列から選択される。
【0028】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR3配列から選択される。
【0029】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、VH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せであって、ここで、VH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR3配列から選択されるもの、及び、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せであって、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR3配列から選択されるもの、を含む。
【0030】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVH CDR3配列、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVL CDR3配列を含む。
【0031】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、可変重鎖相補性決定領域1(VH CDR1、本明細書においては、CDRH1としても言及される)配列、可変重鎖相補性決定領域2(VH CDR2、本明細書においては、CDRH2としても言及される)配列、可変重鎖相補性決定領域3(VH CDR3、本明細書においては、CDRH3としても言及される)配列、可変軽鎖相補性決定領域1(VL CDR1、本明細書においては、CDRL1としても言及される)配列、可変軽鎖相補性決定領域2(VL CDR2、本明細書においては、CDRL2としても言及される)配列、可変軽鎖相補性決定領域3(VL CDR3、本明細書においては、CDRL3としても言及される)配列の組み合わせを含み、ここで、少なくとも1つのCDR配列は、表18に示されるVH CDR1配列;表18に示されるVH CDR2;表18に示されるVH CDR3;表18に示されるVL CDR1配列;表18に示されるVL CDR2配列;及び表18に示されるVL CDR3配列から成る群から選択される。
【0032】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、VH CDR1配列、VH CDR2配列、CDR3配列、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組み合わせを含み、ここで、少なくとも1つのCDR配列は、表18に示されるVH CDR1配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR1配列;表18に示されるVH CDR2配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR2配列;表18に示されるVH CDR3配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR3配列;表18に示されるVL CDR1配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR1配列;表18に示されるVL CDR2配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR2配列;及び表18に示されるVL CDR3配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR3配列から成る群から選択される。
【0033】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、VH CDR1配列、VH CDR2配列、CDR3配列、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組み合わせを含み、ここで前記組み合わせは、表18に示される組み合わせである。
【0034】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、VH CDR1配列、VH CDR2配列、VH CDR3配列、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組み合わせを含み、ここで前記組み合わせの各CDR配列は、表18に示される組み合わせのその対応するCDR配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含む。
【0035】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号4のアミノ酸配列を含む可変重鎖(Hv)を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号2のアミノ酸配列を含む可変軽鎖(Lv)を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号4のアミノ酸を含む可変重鎖(Hv)及び配列番号2のアミノ酸配列を含む可変軽鎖(Lv)を含む。
【0036】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号4のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む可変重鎖(Hv)を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号2に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む可変軽鎖(Lv)を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、配列番号4のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む可変重鎖(Hv)及び配列番号2に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む可変軽鎖(Lv)を含む。
【0037】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、CD3εに結合するscFv抗体フラグメントである。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε scFv抗体フラグメントは、配列番号6のアミノ酸を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε scFv抗体フラグメントは、配列番号30のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε scFv抗体フラグメントは、配列番号6のアミノ酸に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε scFv抗体フラグメントは、配列番号30のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む。
【0038】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、表17に示される重鎖配列から成る群から選択された重鎖アミノ配列を含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、表17に示される軽鎖配列から成る群から選択された軽鎖アミノ配列を含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、表17に示される重鎖配列から成る群から選択された重鎖アミノ配列、及び表17に示される軽鎖配列から成る群から選択された軽鎖アミノ配列を含む。
【0039】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、表17に示される重鎖配列から成る群から選択されたアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%同一である重鎖アミノ配列を含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、表17に示される軽鎖配列から成る群から選択されたアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%同一である軽鎖アミノ配列を含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、表17に示される重鎖配列から成る群から選択されたアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%同一である重鎖アミノ配列、及び、表17に示される軽鎖配列から成る群から選択されたアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%同一である軽鎖アミノ配列を含む。
【0040】
いくつかの実施態様によれば、MMは、解離定数、すなわちCD3εへのABの結合のKdよりも高いABへの結合のKdである、平衡状態での解離定数を有する。
【0041】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKd以下である、ABへの結合のKdを有する。
【0042】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKd以上である、ABへの結合のKdを有する。
【0043】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKdにほぼ等しい、ABへの結合のKdを有する。
【0044】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKd未満である、ABへの結合のKdを有する。
【0045】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKdの2、3、4、5、10、25、50、100、250、500又は1,000倍以下である、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKdよりも、1~5、2~5、2~10、5~10、5~20、5~50、5~100、10~100、10~1,000、20~100、20~1000、又は100~1,000倍、高い、ABへの結合のKdを有する。
【0046】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性よりも低い、ABに結合するための親和性を有する。
【0047】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性以下である、ABに結合するための親和性を有する。
【0048】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性にほぼ等しい、ABに結合するための親和性を有する。
【0049】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性以上である、ABに結合するための親和性を有する。
【0050】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性よりも大きい、ABに結合するための親和性を有する。
【0051】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合の親和性よりも2、3、4、5、10、25、50、100、250、500又は1,000倍低い、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合の親和性よりも、1~5、2~5、2~10、5~10、5~20、5~50、5~100、10~100、10~1,000、20~100、20~1000、又は100~1,000倍低い、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合の親和性の2~20倍低いABへの結合の親和性を有する。いくつかの実施態様によれば、ABに共有結合されず、ABに等モル濃度でのMMは、CD3εへのABの結合を阻害しない。
【0052】
いくつかの実施態様によれば、MMは、活性化可能抗体が切断された状態で存在する場合、CD3εに結合するためにABを妨害しないか、又は競合しない。
【0053】
いくつかの実施態様によれば、MMは、40個以下の長さのアミノ酸のポリペプチドである。
【0054】
いくつかの実施態様によれば、MMポリペプチド配列は、CD3εのその配列とは異なる。いくつかの実施態様によれば、MMポリペプチド配列は、ABの任意の天然の結合パートナーに対して50%以下同一である。いくつかの実施態様によれば、MMポリペプチド配列は、ABの任意の天然の結合パートナーに対して25%以下同一である。いくつかの実施態様によれば、MMポリペプチド配列は、ABの任意の天然の結合パートナーに対して10%以下同一である。
【0055】
いくつかの実施態様によれば、MMは、表7又は8に示される配列から成る群から選択された配列を含む。
【0056】
いくつかの実施態様によれば、プロテアーゼは、組織においてCD3εを発現する細胞の近傍に存在する腫瘍により生成され、及び/又は、組織においてCD3εを発現する細胞と共局在する腫瘍により生成されるものであって、ここで前記プロテアーゼは、活性化可能抗体がプロテアーゼに暴露される場合、活性化可能抗体においてCMを切断する。いくつかの実施態様によれば、CMは、15個までの長さのアミノ酸のポリペプチドである。いくつかの実施態様によれば、CMは、表3に列挙されるプロテアーゼから選択されたプロテアーゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、uPA、レグマイン、マトリプターゼ(また、本明細書においては、MT-SP1又はMTSP1としても言及される)、ADAM17、BMP-1、TMPRSS3、TMPRSS4、MMP-9、MMP-12、MMP-13、MMP-14、及び表3に示されるそれらのいずれかから成る群から選択されたプロテアーゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択されたプロテアーゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)の基質である。
【0057】
いくつかの実施態様によれば、前記その抗原結合フラグメントは、Fab フラグメント、F(ab’)2 フラグメント、scFv、scab、dAb、単一ドメイン重鎖抗体及び単一ドメイン軽鎖抗体から成る群から選択される。
【0058】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、切断されていない状態で、次のようなN-末端からC-末端への構造配置を有する:MM-CM-AB又はAB-CM-MM。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、MMとCMとの間に連結ペプチドを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、CMとABとの間に連結ペプチドを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、第1連結ペプチド(LP1)及び第2連結ペプチド(LP2)を含み、ここで活性化可能抗体は、切断されていない状態で、次のようなN-末端からC-末端への構造配置を有する:MM-LP1-CM-LP2-AB又はAB-LP2-CM-LP1-MM。いくつかの実施態様によれば、それらの2種の連結ペプチドは、お互い同一である必要はない。いくつかの実施態様によれば、LP1及びLP2の個々は、約1~20個の長さのアミノ酸のペプチドである。
【0059】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体はまた、抗体に結合される剤も含む。いくつかの実施態様によれば、前記剤は、治療剤である。いくつかの実施態様によれば、前記剤は、検出可能部分である。いくつかの実施態様によれば、前記検出可能部分は、診断剤である。いくつかの実施態様によれば、前記剤は、リンカーを介して抗-CD3ε抗体に結合される。いくつかの実施態様によれば、前記リンカーは、切断可能リンカーである。いくつかの実施態様によれば、前記リンカーは非切断可能をリンカーである。
【0060】
本開示はまた、CD3のイプシロン鎖(CD3ε)及び第2標的に結合する多重特異的抗体を提供し、ここで前記抗体は、CD3のイプシロン鎖(CD3ε)に結合する、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)、及び第2標的に結合する、第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含み、ここでAB1は、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を少なくとも含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を少なくとも含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を少なくとも含むVH CDR3配列;及び、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を少なくとも含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を少なくとも含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を少なくとも含むVL CDR3配列から選択される。
【0061】
いくつかの実施態様によれば、本明細書に記載される活性化可能抗体は、活性化された状態で、CD3εを結合し、そして(i)CD3εに対して特異的に結合する抗体又はその抗原結合フラグメント(AB);(ii)活性化可能抗体が切断されていない状態で存在する場合、CD3εへのABの結合を阻害するマスキング部分(MM);及び(iii)ABにカップリングされる切断可能部分(CM)(該CMはプロテアーゼの基質として機能するポリペプチドである)を含む。いくつかの実施態様によれば、MMは、CMを介してABにカップリングされる。
【0062】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、切断されていない状態下で、次の通りにN-末端からC-末端への構造配置を有する:MM-CM-AB又はAB-CM-MM。
【0063】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体は、MMとCMとの間に連結ペプチドを含む。
【0064】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体は、CMとABとの間に連結ペプチドを含む。
【0065】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体は、第1連結ペプチド(LP1)及び第2連結ペプチド(LP2)を含み、そして活性化可能抗体が、切断されていない状態で次のようなN-末端からC-末端への構造配置を有する:MM-LP1-CM-LP2-AB又はAB-LP2-CM-LP1-MM。いくつかの実施形態によれば、前記2つの連結ぺプチドはお互い同一である必要はない。
【0066】
いくつかの実施形態によれば、LP1又はLP2の少なくとも1つは、(GS)n、(GGS)n、(GSGGS)n(配列番号59)及び(GGGS)n(配列番号60)(nは少なくとも1つの整数である)から成る群から選択されるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態によれば、LP1又はLP2の少なくとも1つは、GGSG(配列番号61)、GGSGG(配列番号62)、GSGSG(配列番号63)、GSGGG(配列番号64)、GGGSG(配列番号65)、及びGSSSG(配列番号66)から成る群から選択されるアミノ酸配列を含む。
【0067】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、CD3εを特異的に結合する抗体又はその抗原結合フラグメントを含む。いくつかの実施態様によれば、CD3εに結合する抗体又はその抗原結合フラグメントは、モノクローナル抗体、ドメイン抗体、一本鎖、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、scFv、scAb,dAb、単一ドメイン重鎖抗体、及び単一ドメイン軽鎖抗体である。いくつかの実施態様によれば、CD3εに結合する、そのような抗体又はその抗原結合フラグメントは、齧歯類(例えば、マウス又はラット)、キメラ、ヒト化又は完全ヒトモノクローナル抗体である。
【0068】
いくつかの実施態様によれば、ABはCD3εへの結合のために約100nMm又はそれ以下の解離定数を有する。
【0069】
いくつかの実施態様によれば、MMは、解離定数、すなわちCD3εへのABの結合のKdよりも高いABへの結合のKdである、平衡状態での解離定数を有する。
【0070】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKd以下である、ABへの結合のKdを有する。
【0071】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKd以上である、ABへの結合のKdを有する。
【0072】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKdにほぼ等しい、ABへの結合のKdを有する。
【0073】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKd未満である、ABへの結合のKdを有する。
【0074】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKdよりも2、3、4、5、10、25、50、100、250、500又は1,000倍以下のABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のKdよりも、1~5、2~5、2~10、5~10、5~20、5~50、5~100、10~100、10~1,000、20~100、20~1000、又は100~1,000倍高い、ABへの結合のKdを有する。
【0075】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性よりも低い、ABに結合するための親和性を有する。
【0076】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性以下である、ABに結合するための親和性を有する。
【0077】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性にほぼ等しい、ABに結合するための親和性を有する。
【0078】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性以上である、ABに結合するための親和性を有する。
【0079】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性よりも大きい、ABに結合するための親和性を有する。
【0080】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合の親和性よりも2、3、4、5、10、25、50、100、250、500又は1,000倍低い、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合の親和性よりも、1~5、2~5、2~10、5~10、5~20、5~50、5~100、10~100、10~1,000、20~100、20~1000、又は100~1,000倍低い、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3εへのABの結合のための親和性の2~20倍低い、ABへの結合のための親和性を有する。いくつかの実施態様によれば、ABに共有結合されず、そしてABに等モル濃度でのMMは、CD3εへのABの結合を阻害しない。
【0081】
いくつかの実施態様によれば、MMは、活性化可能抗体が切断された状態で存在する場合、CD3εに結合するABを妨害しない、又は競合しない。
【0082】
いくつかの実施態様によれば、MMは、約20~40個の長さのアミノ酸のポリペプチドである。いくつかの実施態様によれば、MMは40個以上の長さのアミノ酸のポリペプチドである。
【0083】
いくつかの実施態様によれば、MMポリペプチド配列は、CD3εのその配列とは異なる。いくつかの実施態様によれば、MMポリペプチド配置は、ABの任意の天然の結合パートナーに対して50%以下、同一である。いくつかの実施態様によれば、MMポリペプチド配列は、CD3εのその配列とは異なり、そしてMMポリペプチド配列は、ABの任意の天然の結合パートナーに対して25%以下、同一である。いくつかの実施態様によれば、MMポリペプチド配列は、CD3εのその配列とは異なり、そしてMMポリペプチド配列は、ABの任意の天然の結合パートナーに対して10%以下、同一である。
【0084】
いくつかの実施態様によれば、MMのカップリングは、CD3εに向かってMMにカップリングされる場合のABの解離定数(Kd)が、CD3εに向かってMMにカプリングされない場合のABのKdよりも、少なくとも20倍高いように、CD3εに結合するABの能力を低下させる。
【0085】
いくつかの実施態様によれば、MMのカップリングは、CD3εに向かってMMにカップリングされる場合のABの解離定数(Kd)が、CD3εに向かってMMにカプリングされない場合のABのKdよりも、少なくとも40倍高いように、CD3εに結合するABの能力を低下させる。
【0086】
いくつかの実施態様によれば、MMのカップリングは、CD3εに向かってMMにカップリングされる場合のABの解離定数(Kd)が、CD3εに向かってMMにカプリングされない場合のABのKdよりも、少なくとも100倍高いように、CD3εに結合するABの能力を低下させる。
【0087】
いくつかの実施態様によれば、MMのカップリングは、CD3εに向かってMMにカップリングされる場合のABの解離定数(Kd)が、CD3εに向かってMMにカプリングされない場合のABのKdよりも、少なくとも1000倍高いように、CD3εに結合するABの能力を低下させる。
【0088】
いくつかの実施態様によれば、MMのカップリングは、CD3εに向かってMMにカップリングされる場合のABの解離定数(Kd)が、CD3εに向かってMMにカプリングされない場合のABのKdよりも、少なくとも10,000倍高いように、CD3εに結合するABの能力を低下させる。
【0089】
いくつかの実施態様によれば、CD3εの存在下で、標的置換アッセイ、例えば、国際公開第2010/081173号(この内容は、その全体を参照により本明細書に組み込まれる)に記載されるアッセイを用いて、インビトロでアッセイされる場合、MMは、CMが切断される場合に比較して、CMが切断されていない場合、少なくとも90%、CD3εに結合するABの能力を低下させる。
【0090】
いくつかの実施態様によれば、MMは、CD3ε標的に結合するために、切断された状態で、活性化可能抗体のABを妨害せず、又はそれと競合しない。
【0091】
いくつかの実施態様によれば、MMは、表7又は8に示される配列から成る群から選択されたアミノ酸配列を含む。
【0092】
いくつかの実施態様によれば、プロテアーゼは、組織においてCD3εを発現する細胞近傍に存在する腫瘍により生成され、及び/又は組織においてCD3εを発現する細胞と共局存する腫瘍により生成され、そして前記プロテアーゼは、活性化可能抗体がプロテアーゼに暴露される場合、活性化可能抗体においてCMを切断する。
【0093】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体が切断されていない状態にある場合にCD3εへの活性化可能抗体の結合が、CD3εに結合する修飾されていないABの解離定数よりも少なくとも20倍高い解離定数を伴って生じるよう低められ、一方で、活性化可能抗体が切断された状態にある場合にはAB3εに結合するように、CMは活性化可能抗体中に配置される。
【0094】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体が切断されていない状態にある場合にCD3εへの活性化可能抗体の結合が、CD3εに結合する修飾されていないABの解離定数よりも少なくとも40倍高い解離定数を伴って生じるよう低められ、一方で、活性化可能抗体が切断された状態にある場合にはAB3εに結合するように、CMは活性化可能抗体中に配置される。
【0095】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体が切断されていない状態にある場合にCD3εへの活性化可能抗体の結合が、CD3εに結合する修飾されていないABの解離定数よりも少なくとも50倍高い解離定数を伴って生じるよう低められ、一方で、活性化可能抗体が切断された状態にある場合にはAB3εに結合するように、CMは活性化可能抗体中に配置される。
【0096】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体が切断されていない状態にある場合にCD3εへの活性化可能抗体の結合が、CD3εに結合する修飾されていないABの解離定数よりも少なくとも100倍高い解離定数を伴って生じるよう低められ、一方で、活性化可能抗体が切断された状態にある場合にはAB3εに結合するように、CMは活性化可能抗体中に配置される。
【0097】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体が切断されていない状態にある場合にCD3εへの活性化可能抗体の結合が、CD3εに結合する修飾されていないABの解離定数よりも少なくとも200倍高い解離定数を伴って生じるよう低められ、一方で、活性化可能抗体が切断された状態にある場合にはAB3εに結合するように、CMは活性化可能抗体中に配置される。
【0098】
いくつかの実施態様によれば、CMは、15個までの長さのアミノ酸のポリペプチドである。
【0099】
いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列LSGRSDNH(配列番号67)を含む。いくつかの実施態様によれば、切断可能部分は、特定のプロテアーゼ、例えば活性化可能抗体の標的、例えばCD3εを発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成され、及び/又は活性可能抗体の標的と共局存する腫瘍により生成されることが知られているプロテアーゼとの使用のために選択される。例えば、本開示の活性化可能抗-CD3ε抗体の使用のために適切な切断可能部分は、少なくともプロテアーゼ、例えばウロキナーゼ、レグマイン及び/又はマトリプターゼ(本明細書においては、MT-SP1又はMTSP1とも呼ばれる)により切断される。いくつかの実施態様によれば、適切な切断可能部分は、次の配列の少なくとも1つを含む:TGRGPSWV(配列番号68);SARGPSRW(配列番号69);TARGPSFK(配列番号70);LSGRSDNH(配列番号67);GGWHTGRN(配列番号71);HTGRSGAL(配列番号72);PLTGRSGG(配列番号73);AARGPAIH(配列番号74);RGPAFNPM(配列番号75);SSRGPAYL(配列番号76);RGPATPIM(配列番号77);RGPA(配列番号78);GGQPSGMWGW(配列番号79);FPRPLGITGL(配列番号80);VHMPLGFLGP(配列番号81);SPLTGRSG(配列番号82);SAGFSLPA(配列番号83);LAPLGLQRR(配列番号84);SGGPLGVR(配列番号85);及び/又はPLGL(配列番号86)。
【0100】
いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列LSGRSDNH(配列番号67)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列TGRGPSWV(配列番号68)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列SARGPSRW(配列番号69)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列TARGPSFK(配列番号70)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列LSGRSDNH(配列番号67)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列GGWHTGRN(配列番号71)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列HTGRSGAL(配列番号72)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列PLTGRSGG(配列番号73)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列AARGPAIH(配列番号74)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列RGPAFNPM(配列番号75)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列SSRGPAYL(配列番号76)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列RGPATPIM(配列番号77)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列RGPA(配列番号78)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列GGQPSGMWGW(配列番号79)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列FPRPLGITGL(配列番号80)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列VHMPLGFLGP(配列番号81)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列SPLTGRSG(配列番号82)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列SAGFSLPA(配列番号83)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列LAPLGLQRR(配列番号84)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列SGGPLGVR(配列番号85)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列PLGL(配列番号86)を含む。
【0101】
いくつかの実施態様によれば、CMは、MMPの基質であり、配列ISSGLLSS(配列番号321);QNQALRMA(配列番号322);AQNLLGMV(配列番号323);STFPFGMF(配列番号324);PVGYTSSL(配列番号325);DWLYWPGI(配列番号326);MIAPVAYR(配列番号327);RPSPMWAY(配列番号328);WATPRPMR(配列番号329);FRLLDWQW(配列番号330);LKAAPRWA(配列番号331);GPSHLVLT(配列番号332);LPGGLSPW(配列番号333);MGLFSEAG(配列番号334);SPLPLRVP(配列番号335);RMHLRSLG(配列番号336);LAAPLGLL(配列番号337);AVGLLAPP(配列番号338);LLAPSHRA(配列番号339);PAGLWLDP(配列番号340);及び/又はISSGLSS(配列番号341)を含む。
【0102】
いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列ISSGLLSS(配列番号321)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列QNQALRMA(配列番号322)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列AQNLLGMV(配列番号323)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列STFPFGMF(配列番号324)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列PVGYTSSL(配列番号325)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列DWLYWPGI(配列番号326)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列MIAPVAYR(配列番号327)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列RPSPMWAY(配列番号328)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列WATPRPMR(配列番号329)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列FRLLDWQW(配列番号330)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列LKAAPRWA(配列番号331)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列GPSHLVLT(配列番号332)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列LPGGLSPW(配列番号333)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列MGLFSEAG(配列番号334)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列SPLPLRVP(配列番号335)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列RMHLRSLG(配列番号336)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列LAAPLGLL(配列番号337)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列AVGLLAPP(配列番号338)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列LLAPSHRA(配列番号339)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列PAGLWLDP(配列番号340)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列ISSGLSS(配列番号341)を含む。
【0103】
いくつかの実施態様によれば、CMは、トロンビンの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、トロンビンの基質であり、配列GPRSFGL(配列番号896)又はGPRSFG(配列番号897)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列GPRSFGL(配列番号896)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMはアミノ酸配列GPRSFG(配列番号897)を含む。
【0104】
いくつかの実施態様によれば、CMは、NTLSGRSENHSG(配列番号898);NTLSGRSGNHGS(配列番号899);TSTSGRSANPRG(配列番号900);TSGRSANP(配列番号901);VAGRSMRP(配列番号902);VVPEGRRS(配列番号903);ILPRSPAF(配列番号904);MVLGRSLL(配列番号905);QGRAITFI(配列番号906);SPRSIMLA(配列番号907);及びSMLRSMPL(配列番号908)から成る群から選択されたアミノ酸配列を含む。
【0105】
いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列NTLSGRSENHSG(配列番号898)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列NTLSGRSGNHGS(配列番号899)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列TSTSGRSANPRG(配列番号900)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列TSGRSANP(配列番号901)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列VAGRSMRP(配列番号902)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列VVPEGRRS(配列番号903)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列ILPRSPAF(配列番号904)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列MVLGRSLL(配列番号905)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列QGRAITFI(配列番号906)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列SPRSIMLA(配列番号907)を含む。いくつかの実施態様によれば、CMは、アミノ酸配列SMLRSMPL(配列番号908)を含む。
【0106】
いくつかの実施態様によれば、CMは、好中球エラスターゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、セリンプロテアーゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、uPAの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、レグマインの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、マトリプターゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、システインプロテアーゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、システインプロテアーゼ、例えばカテプシンの基質である。
【0107】
いくつかの実施態様によれば、CMは、CM1-CM2基質であり、配列ISSGLLSGRSDNH(配列番号909);ISSGLLSSGGSGGSLSGRSDNH(配列番号910);AVGLLAPPGGTSTSGRSANPRG(配列番号911);TSTSGRSANPRGGGAVGLLAPP(配列番号912);VHMPLGFLGPGGTSTSGRSANPRG(配列番号913);TSTSGRSANPRGGGVHMPLGFLGP(配列番号914);AVGLLAPPGGLSGRSDNH(配列番号915);LSGRSDNHGGAVGLLAPP(配列番号916);VHMPLGFLGPGGLSGRSDNH(配列番号917);LSGRSDNHGGVHMPLGFLGP(配列番号918);LSGRSDNHGGSGGSISSGLLSS(配列番号919);LSGRSGNHGGSGGSISSGLLSS(配列番号920);ISSGLLSSGGSGGSLSGRSGNH(配列番号921);LSGRSDNHGGSGGSQNQALRMA(配列番号922);QNQALRMAGGSGGSLSGRSDNH(配列番号923);LSGRSGNHGGSGGSQNQALRMA(配列番号924);QNQALRMAGGSGGSLSGRSGNH(配列番号925)及び/又はISSGLLSGRSGNH(配列番号926)を含む。
【0108】
いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列ISSGLLSGRSDNH(配列番号909)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列ISSGLLSSGGSGGSLSGRSDNH(配列番号910)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列AVGLLAPPGGTSTSGRSANPRG(配列番号911)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列TSTSGRSANPRGGGAVGLLAPP(配列番号912)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列VHMPLGFLGPGGTSTSGRSANPRG(配列番号913)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列TSTSGRSANPRGGGVHMPLGFLGP(配列番号914)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列AVGLLAPPGGLSGRSDNH(配列番号915)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列LSGRSDNHGGAVGLLAPP(配列番号916)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列VHMPLGFLGPGGLSGRSDNH(配列番号917)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列LSGRSDNHGGVHMPLGFLGP(配列番号918)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列LSGRSDNHGGSGGSISSGLLSS(配列番号919)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列LSGRSGNHGGSGGSISSGLLSS(配列番号920)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列ISSGLLSSGGSGGSLSGRSGNH(配列番号921)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列LSGRSDNHGGSGGSQNQALRMA(配列番号922)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列QNQALRMAGGSGGSLSGRSDNH(配列番号923)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列LSGRSGNHGGSGGSQNQALRMA(配列番号924)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列QNQALRMAGGSGGSLSGRSGNH(配列番号925)を含む。いくつかの実施態様によれば、CM1-CM2基質は、配列ISSGLLSGRSGNH(配列番号926)を含む。
【0109】
いくつかの実施態様によれば、CMは、表3に示されるそれらから成る群から選択されたプロテアーゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、プロテアーゼは、uPA、レグマイン、マトリプターゼ、ADAM17、BMP-1、TMPRSS3、TMPRSS4、MMP-9、MMP-12、MMP-13、及びMMP-14から成る群から選択される。いくつかの実施態様によれば、プロテアーゼは、カテプシンである。いくつかの実施態様によれば、CMは、uPA(ウロキナーゼプラスミノーゲン活性化因子)、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択されたプロテアーゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、プロテアーゼは、uPAである。いくつかの実施態様によれば、プロテアーゼは、レグマインである。いくつかの実施態様によれば、プロテアーゼは、マトリプターゼを含む。いくつかの実施態様によれば、プロテアーゼは、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)を含む。
【0110】
いくつかの実施態様によれば、CMは、少なくとも2つのプロテアーゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、各プロテアーゼは、表3に示されるそれらから成る群から選択される。いくつかの実施態様によれば、CMは、少なくとも2種のプロテアーゼの基質であり、ここでプロテアーゼの1つは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択され、そして他のプロテアーゼは、表3に示されるそれらから成る群から選択される。いくつかの実施態様によれば、CMは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択れた少なくとも2つのプロテアーゼの基質である。
【0111】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、少なくとも第1CM及び第2CMを含む。いくつかの実施態様によれば、第1CM及び第2CMは、それぞれ15個以下の長さのアミノ酸のポリペプチドである。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体における第1CM及び第2CMは、切断されていない状態下で、次の通りに、N-末端からC-末端への構造配置を有する:MM-CM1-CM2-AB又はAB-CM2-CM1-MM。いくつかの実施形態によれば、第1CM及び第2CMの少なくとも1つは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択されるプロテアーゼの基質としても機能するポリペプチドである。いくつかの実施形態によれば、第1CMは、標的組織において、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択される第1切断剤により切断され、そして第2CMは、標的組織において、第2切断剤により切断される。いくつかの実施形態によれば、他のプロテアーゼは、表3に示されるそれらから成る群から選択される。いくつかの実施形態によれば、第1切断剤及び第2切断剤は、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択される同一のプロテアーゼであり、そして第1CM及び第2CMは、該プロテアーゼとは異なった基質である。いくつかの実施形態によれば、第1切断剤及び第2切断剤は、表3に列挙される群から選択される同一のプロテアーゼである。いくつかの実施態様によれば、第1切断剤及び第2切断剤は、異なったプロテアーゼである。いくつかの実施態様によれば、第1切断剤及び第2切断剤は、標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成され、及び/又は標的組織に共局存する腫瘍により生成される。いくつかの実施態様によれば、第1CM及び第2CMは、標的組織において少なくとも1つの切断剤により切断される。
【0112】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体が活性化された状態又は切断された状態にある場合に、活性化された抗体が、プロテアーゼがCMを切断した後のLP2及び/又はCM配列の少なくとも一部を含む軽鎖アミノ酸を含むように、活性可能抗体は、プロテアーゼに暴露され、それにより切断される。
【0113】
いくつかの実施態様によれば、MM及びCMは、本明細書に提供されるそれらの配列から成る群から選択されたアミノ酸配列を含む。
【0114】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体はまた、シグナルペプチドも含む。いくつかの実施形態によれば、シグナルペプチドは、スペーサーを介して活性化可能抗体に結合される。いくつかの実施形態によれば、スペーサーは、シグナルペプチドの不在下で活性化可能抗体に結合される。いくつかの実施形態によれば、スペーサーは、活性化可能抗体のMMに直接的に結合される。
【0115】
いくつかの実施形態によれば、切断されていない状態下での活性化可能抗体は、MMに直接連結され、N末端からC末端側にスペーサー-MM-CM-ABの構造配置を有するスペーサーを含む。いくつかの実施形態によれば、スペーサーは、少なくともアミノ酸配列QGQSGQ(配列番号407)を含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーはアミノ酸配列QGQSGQ(配列番号87)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーはアミノ酸配列QGQSG(配列番号408)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーはアミノ酸配列QGQS(配列番号409)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーはアミノ酸配列QGQ(配列番号410)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーはアミノ酸配列QG(配列番号411)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーはアミノ酸残基Qを少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、MM及びスペーサーは、表7又は8に列挙される配列から選択されたアミノ酸配列を含む。
【0116】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:446、452、454、456、460、462、464、466、470、472、476、478、480、486、488、490、492、494、496、498、500、502、504、510、512、514、518、524、526、530、532、534、536、538、540、542、544及び546から成る群から選択された重鎖を含む。
【0117】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:448、450、458、468、474、482、484、508、516及び520から成る群から選択された軽鎖を含む。
【0118】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:446、452、454、456、460、462、464、466、470、472、476、478、480、486、488、490、492、494、496、498、500、502、504、510、512、514、518、524、526、530、532、534、536、538、540、542、544及び546から成る群から選択された重鎖、及び配列番号:448、450、458、468、474、482、484、508、516及び520から成る群から選択された軽鎖を含む。
【0119】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:446、452、454、456、460、462、464、466、470、472、476、478、480、486、488、490、492、494、496、498、500、502、504、510、512、514、518、524、526、530、532、534、536、538、540、542、544及び546から成る群から選択されたアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である重鎖配列を含む。
【0120】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:448、450、458、468、474、482、484、508、516及び520から成る群から選択されたアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である軽鎖配列を含む。
【0121】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:446、452、454、456、460、462、464、466、470、472、476、478、480、486、488、490、492、494、496、498、500、502、504、510、512、514、518、524、526、530、532、534、536、538、540、542、544及び546から成る群から選択されたアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である重鎖配列、及び配列番号:448、450、458、468、474、482、484、508、516及び520から成る群から選択されたアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である軽鎖配列を含む。
【0122】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号506のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号506のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一であるアミノ酸配列を含む。
【0123】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号587又は588のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号587又は588のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一であるアミノ酸配列を含む。
【0124】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体はまた、ABに結合される剤も含む。いくつかの実施態様によれば、前記剤は治療剤である。いくつかの実施態様によれば、前記剤は検出可能部分である。いくつかの実施態様によれば、前記検出可能部分は診断剤である。いくつかの実施態様によれば、前記剤は、リンカーを介してABに結合される。いくつかの実施態様によれば、前記リンカーは切断可能リンカーである。いくつかの実施態様によれば、前記リンカーは切断できないリンカーである。
【0125】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体はまた、検出可能部分も含む。いくつかの実施態様によれば、前記検出可能部分は診断剤である。
【0126】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体のABは天然において、1又は2以上のジスルフィド結合を含む。いくつかの実施態様によれば、ABは、1又は2以上のジスルフィド結合を含むよう構築され得る。
【0127】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、その対応する多重特異的抗体の半減期よりも長く;例えば、多重特異的活性化可能抗体のpKは、その対応する多重特異的抗体のpKよりも長い。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、その対応する多重特異的抗体の半減期に類似する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも15日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも12日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも11日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも10日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも9日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも8日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも7日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも6日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも5日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも4日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも3日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも2日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも24時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも20時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも18時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも16時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも14時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも12時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも10時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも8時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも6時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも4時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも3時間である。
【0128】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、単一特異的である。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、多重特異的、例えば、非限定的な例として、二重特異的又は三重特異的である。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、プロ-二重特異的T細胞エンゲージャー(BITE)分子の一部として処方される。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、プロ-キメラ抗原受容体(CAR)修飾T細胞又は他の操作された受容体の一部として処方される。
【0129】
本明細書に提供される組成物及び方法は、活性化可能抗-CD3ε抗体の活性(例えば、マスキング、活性化又は結合活性)を損なわないで、ABにおける1又は2以上のシステイン残基への1以上の剤の結合を可能にする。いくつかの実施形態によれば、本明細書に提供される組成物及び方法は、MM内の1又は2以上のジスルフィド結合を減じないで又は他方では妨害しないで、1又は2以上のシステイン残基への1又は2以上の剤の結合を可能にする。本明細書に提供される組成物及び方法は、1又は2以上の剤、例えば種々の治療、診断及び/又は予防剤の何れかに結合される活性化可能抗-CD3ε抗体を生成し、好ましくは、前記剤の何れも活性化可能抗-CD3ε抗体のMMに結合されていない。本明細書に提供される組成物及び方法は、MMが切断されていない状態下で活性化可能抗-CD3ε抗体のABを効果的且つ効率的にマスキングする能力を保持している、結合された活性化可能抗-CD3ε抗体を生成する。本明細書に提供される組成物及び方法は、活性可能抗体が、CMを切断できるプロテアーゼの存在下で、まだ活性化されている、すなわち切断されている、結合された活性化可能抗-CD3ε抗体を生成する。
【0130】
いくつかの実施形態によれば、本明細書に記載される抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体は、1又は2以上の追加の剤又は追加の剤の組合せと共に使用される。適切な追加の剤は、意図される用途、例えば癌のための現医薬品及び/又は外科的治療剤を包含する。例えば、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体は、追加の化学療法又は抗腫瘍剤と共に使用され得る。
【0131】
いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体、及び追加の剤は、単一の治療組成物に製剤化され、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体、及び追加の剤は、同時に投与される。いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体、及び追加の剤は、お互い別々であり、例えば個々は、別々の治療組成物に製剤化され、そして抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体、及び追加の剤は同時に投与されるか、又は抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体、及び追加の剤は、治療レジメンの間、異なった時点で投与される。例えば、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体は、追加の剤の投与の前、投与され、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体は、追加の剤の投与に続いて投与されるか、又は抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体は、交互に投与される。本明細書において記載される場合、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗-CD3ε抗体、及び追加の剤は、単回用量又は複数回用量で投与される。
【0132】
本開示はまた、本明細書に記載される活性化可能抗-CD3ε抗体の少なくとも一部をコードする単離された核酸分子、及びそれらの単離された核酸配列及び/又は本明細書に記載される抗-CD3ε抗体をコードする1又は2以上の核酸分子、例えば活性化可能抗体の重鎖の少なくとも一部をコードする第1核酸、及び活性化可能抗体の軽鎖の少なくとも一部をコードする第2核酸を含むベクターも提供する。本開示は、活性化可能抗体の発現を導く条件下で、そのような核酸分子を含む細胞を培養することによる、活性化可能抗体を生成するための方法を提供する。いくつかの実施態様によれば、前記細胞は、そのようなベクターを含む。
【0133】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:445、451、453、455、459、461、463、465、469、471、475、477、479、485、487、489、491、493、495、497、499、501、503、511、513、517、522、525、529、531、533、535、537、539、541、543及び545から成る群から選択された重鎖核酸配列によりコードされる。
【0134】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:447、449、457、467、473、481、483、507、515及び519から成る群から選択された軽鎖核酸配列によりコードされる。
【0135】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:445、451、453、455、459、461、463、465、469、471、475、477、479、485、487、489、491、493、495、497、499、501、503、511、513、517、522、525、529、531、533、535、537、539、541、543及び545から成る群から選択された重鎖核酸配列、及び配列番号:447、449、457、467、473、481、483、507、515及び519から成る群から選択された軽鎖核酸配列によりコードされる。
【0136】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:445、451、453、455、459、461、463、465、469、471、475、477、479、485、487、489、491、493、495、497、499、501、503、511、513、517、522、525、529、531、533、535、537、539、541、543及び545から成る群から選択された配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である重鎖核酸配列によりコードされる。
【0137】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:447、449、457、467、473、481、483、507、515及び519から成る群から選択された配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である軽鎖核酸配列によりコードされる。
【0138】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号:445、451、453、455、459、461、463、465、469、471、475、477、479、485、487、489、491、493、495、497、499、501、503、511、513、517、522、525、529、531、533、535、537、539、541、543及び545から成る群から選択された配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である重鎖核酸配列、及び配列番号:447、449、457、467、473、481、483、507、515及び519から成る群から選択された配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である軽鎖核酸配列によりコードされる。
【0139】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号505の核酸配列を含む核酸によりコードされる。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体は、配列番号505の配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である核酸配列を含む。
【0140】
本開示はまた、(a)活性化可能抗体をコードする核酸コンストラクトを含む細胞を、活性化可能抗体の発現をもたらす条件下で培養すること(前記活性化可能抗体は、マスキング部分(MM)、切断可能部分(CM)、及びCD3εを特異的に結合する抗体又はその抗原結合フラグメント(AB)を含む)、及び(b)前記活性化可能抗体を回収することによって、活性化された状態でCD3εに結合する活性化可能抗体の製造方法を提供する。
【0141】
本開示はまた、(a)活性化可能抗体をコードする核酸コンストラクトを含む細胞を、活性化可能抗体の発現をもたらす条件下で培養することであって、ここで前記活性化可能抗体が、マスキング部分(MM)、切断可能部分(CM)、及びCD3εを特異的に結合する抗体又はその抗原結合フラグメント(AB)を含み、(i)ここで前記CMは、プロテアーゼの基質として機能するアミノ酸配列を含むポリペプチドであり;及び、(ii)ここで前記CMは、活性化可能抗体が切断されていない状態にある場合、MMはCD3εへのABの特異的結合を妨害しないか、又はそれと競合しないように、活性化可能抗体に配置され;そして(b)活性化可能抗体を回収することによって、活性化された状態でCD3εに結合する活性化可能抗体の製造方法も提供する。
【0142】
本開示はまた、CD3のイプシロン鎖(CD3ε)及び第2標的に結合する多重特異的抗体も提供し、ここで前記抗体は、CD3のイプシロン鎖(CD3ε)に結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)、及び第2標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含み、ここでAB1は、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含むVH CDR3配列、及び、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の少なくとも1つが、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含むVL CDR3配列から選択される。
【0143】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、アミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を少なくとも含むVH CDR1配列;アミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を少なくとも含むVH CDR2配列;及びアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を少なくとも含むVH CDR3配列、アミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を少なくとも含むVL CDR1配列;アミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を少なくとも含むVL CDR2配列;及びアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を少なくとも含むVL CDR3配列を含む。
【0144】
いくつかの実施態様によれば、AB1は配列番号4のアミノ酸配列を含む可変重鎖(Hv)、及び配列番号2のアミノ酸配列を含む可変軽鎖(Lv)を含む。
【0145】
いくつかの実施態様によれば、AB1は、配列番号4のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む可変重鎖(Hv)、及び配列番号2のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む可変軽鎖(Lv)を含む。
【0146】
いくつかの実施態様によれば、AB1はscFvフラグメントを含む。いくつかの実施態様によれば、scFvフラグメントは、配列番号6のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施態様によれば、scFvフラグメントは、配列番号30のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施態様によれば、scFvフラグメントは、配列番号6のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施態様によれば、scFvフラグメントは、配列番号30のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるアミノ酸配列を含む。
【0147】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的抗体は、抗体に結合される剤を含む。いくつかの実施態様によれば、前記剤は、治療剤、検出可能部分、又は診断剤である。いくつかの実施態様によれば、前記剤は、リンカーを介して前記抗体に結合される。いくつかの実施態様によれば、前記リンカーは、切断可能リンカーである。いくつかの実施態様によれば、前記リンカーは非切断可能をリンカーである。
【0148】
本開示はまた、少なくともCD3εに結合する多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体を提供する。本明細書において提供される多重特異的抗体は、複数の抗原又はエピトープを認識する抗体であり、ここで少なくとも1つの抗原又はエピトープがCD3εである。本明細書において提供される多重特異的活性化可能抗体は、MMのカップリングが、抗原-又はエピトープ-結合ドメインのその標的に結合する能力を低減させるように、多重特異的抗体の少なくとも1つの抗原-又はエピトープ結合ドメインに連結された少なくとも1つのマスキング部分(MM)を含む多重特異的抗体である。いくつかの実施形態によれば、MMは、プロテアーゼの基質として機能する切断可能部分(CM)を介して、多重特異的抗体の抗原-又はエピトープ-結合ドメインにカップリングされる。本明細書において提供される多重特異的活性化可能抗体は、血液循環において安定し、治療及び/又は診断の意図される部位で活性化されるが、しかし正常な、すなわち健康な組織においては活性化されず、活性化される場合はその対応する修飾されていない多重特異的抗体に少なくとも匹敵する標的への結合を示す。
【0149】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、本明細書中で免疫エフェクター結合(engaging)多重特異的抗体及び/又は免疫エフェクター従事多重特異的活性化可能抗体とも呼ばれる、免疫エフェクター細胞に結合するよう設計される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、白血球結合多重特異的抗体及び/又は白血球結合多重特異的活性化可能抗体として本明細書においても呼ばれる、白血球に結合するよう設計される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、T-細胞結合多重特異的抗体及び/又はT-細胞結合多重特異的活性化可能抗体としても本明細書において呼ばれる、T-細胞に結合するように設計される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、白血球、例えばT細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞、骨髄単核細胞、マクロファージ、及び/又は別の免疫エフェクター細胞上の表面抗原に結合する。いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞は、白血球である。いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞は、T細胞である。いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞は、NK細胞である。いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞は、単核細胞、例えば骨髄単核細胞である。いくつかの実施態様によれば、T-細胞結合多重特異的抗体及び/又はT-細胞結合多重特異的活性化可能抗体はCD3εに結合する。
【0150】
いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞結合多重特異的抗体は、標的化抗体又はその抗原結合フラグメント、及び抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントを含む免疫エフェクター細胞結合抗体又はその抗原結合部分を含む。いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞結合多重特異的抗体は、癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメント、及び免疫エフェクター細胞結合抗体又はその抗原結合部分を含む。いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞結合多重特異的抗体は、癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメント、及び免疫エフェクター細胞結合scFvを含む。いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞は、白血球である。いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞は、T細胞である。いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞は、NK細胞である。いくつかの実施形態によれば、免疫エフェクター細胞は、骨髄単核細胞である。
【0151】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的抗体は、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメント、及び標的化抗体又はその抗原結合フラグメントを含む。いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的抗体は、抗-CD3ε scFv、及び標的化抗体又はその抗原結合フラグメントを含む。いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的抗体は、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメント、及び癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントを含む。いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的抗体は、抗-CD3ε scFv及び、癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントを含む。いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的抗体は、抗-CD3ε抗体又は、その抗原結合フラグメント、及び癌標的化IgG抗体又は、その抗原結合フラグメントを含む。いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的抗体は、抗-CD3ε scFv、及び癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントを含む。いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的抗体は、OKT3由来の抗-CD3イプシロン(CD3ε)scFvを含む。いくつかの実施形態によれば、T細胞結合多重特異的抗体は、SP34(BD Biosciencesから入手可能、カタログ番号556610)由来の抗-CD3イプシロン(CD3ε)scFvを含む。
【0152】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、標的化抗体又はその抗原結合フラグメント、及び抗-CD3ε抗体又はその抗原結合部分を含み、ここで標的化抗体又はその抗原結合フラグメント、及び/又は抗-CD3ε抗体又はその抗原結合部分の少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合ラグメントは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含むものであり、ここで、マスキング部分(MM1)のカップリングが、CD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む第2抗体又はその抗原結合フラグメントを含むものであり、ここで、MM2のカップリングが、第2標的に結合するAB2の能力を低下させるように前記AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメントを含むものであって、ここで、マスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されるものであり、及び、標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又は抗原結合フラグメント(AB2)を含む第2抗体又はそのフラグメントを含むものであって、ここで、マスキング成分(MM2)のカップリングが第2標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2は、マスキング成分(MM2)に結合されるものである。
【0153】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメント、及び抗-CD3ε抗体又はその抗原結合部分を含み、ここで癌標的化抗体若しくはその抗原結合フラグメント、及び/又は抗-CD3ε抗体若しくはその抗原結合部分の少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここで、マスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合される。いくつかの実施形態によれば、癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含み、ここでマスキング成分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2は、マスキング成分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されているものであり、及び、前記癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又は抗原結合フラグメント(AB2)を含む第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング成分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2は、マスキング成分(MM2)に結合されているものである。
【0154】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメント、及び抗-CD3ε又はその抗原結合フラグメントを含み、ここで癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメント、及び/又は抗-CD3ε抗体又はその抗原結合部分の少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε抗体又はその抗原結合フラグメントは、CD3εに結合する、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合される。いくつかの実施形態によれば、癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する、第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング成分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2は、マスキング成分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε又はその抗原結合フラグメントは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されるものであり、及び、前記癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する、第2抗体又は抗原結合フラグメント(AB2)を含む第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング成分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2は、マスキング成分(MM2)に結合されている。
【0155】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、抗-CD3ε scFv及び標的化抗体、又はその抗原結合フラグメントを含み、ここで抗-CD3ε scFv及び標的化抗体、又はその抗原結合フラグメントの少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε scFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε scFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されており、及び、前記標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又は抗原結合フラグメント(AB2)を含む第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0156】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、抗-CD3ε scFv及び癌標的化抗体、又はその抗原結合フラグメントを含み、ここで抗-CD3ε scFv及び癌標的化抗体、又はその抗原結合フラグメントの少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、CD3ε scFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、CD3ε scFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されており、及び、前記癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又は抗原結合フラグメント(AB2)を含む第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0157】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、抗-CD3ε scFv及び癌標的化IgG抗体、又はその抗原結合フラグメントを含み、ここで抗-CD3ε scFv及び癌標的化IgG抗体、又はその抗原結合部分の少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、CD3ε scFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する、第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、CD3ε scFvは、CD3εに結合する、第1抗体又はその抗原フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている、及び、前記癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又は抗原結合フラグメント(AB2)を含む第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0158】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、OKT3由来の抗-CD3イプシロン(CD3ε)scFvを含み、ここで標的化抗体又はその抗原結合フラグメント、及び/又はOKT3 scFv又はOKT3由来のscFvの少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、前記OKT3 scFv又はOKT3由来のscFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記OKT3 scFv又はOKT3由来のscFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている、及び、前記標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0159】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、OKT3 scFv又はOKT3由来のscFv、及び標的化抗体又はその抗原結合フラグメントを含み、ここでOKT3 scFv又はOKT3由来のscFv及び/又は癌標的化抗体又はその抗原結合部分の少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、前記OKT3 scFv又はOKT3由来のscFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記OKT3 scFv又はOKT3由来のscFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている、及び、前記癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0160】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、OKT3 scFv又はOKT3由来のscFv、及び標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントを含み、ここでOKT3 scFv又はOKT3由来のscFv及び/又は癌標的化IgG抗体又はその抗原結合部分の少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、前記OKT3 scFv又はOKT3由来のscFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記OKT3 scFv又はOKT3由来のscFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている、及び、前記癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0161】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、SP34由来の抗-CD3イプシロン(CD3ε)scFvを含み、ここで標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメント、及びSP34 scFv又はSP34由来のscFvの少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、前記SP34 scFv又はSP34由来のscFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記SP34 scFv又はSP34由来のscFvは、CD3εに結合する、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている、及び、前記標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0162】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、SP34 scFv又はSP34由来のscFv及び癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントを含み、ここでSP34 scFv又はSP34由来のscFv及び/又は癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントの少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、前記SP34 scFv又はSP34由来のscFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記SP34 scFv又はSP34由来のscFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている、及び、前記癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0163】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、SP34 scFv又はSP34由来のscFv及び癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントを含み、ここでSP34 scFv又はSP34由来のscFv及び/又は癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントの少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、前記SP34 scFv又はSP34由来のscFvは、CD3εに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記SP34 scFv又はSP34由来のscFvは、CD3εに結合する、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている、及び、前記癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0164】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、次の相補性決定領域(CDR)配列:少なくともアミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を含むVH CDR1配列;少なくともアミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を含むVH CDR2配列;少なくともアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を含むVH CDR3配列;少なくともアミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を含むVL CDR1配列;少なくともアミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を含むVL CDR2配列;及び少なくともアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を含むVL CDR3配列、を含む抗-CD3イプシロン(CD3ε)scFvを含み、ここで標的化抗体又はその抗原結合フラグメント及び/又は抗-CD3ε scFvの少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、前記抗-CD3ε scFvは、上記に示されるCDR配列、すなわち配列番号53、54、55、56、57及び58を有する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記抗-CD3ε scFvは、配列番号53、54、55、56、57及び58のCDR配列を含む第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている、及び、前記標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0165】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、配列番号53、54、55、56、57及び58のCDR配列を含む抗-CD3ε scFv、及び癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントを含み、ここで抗-CD3ε scFv及び/又は癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントの少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、前記抗-CD3ε scFvは、配列番号53、54、55、56、57及び58のCDR配列を含む第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記抗-CD3ε scFvは、配列番号53、54、55、56、57及び58のCDR配列を含む第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている、及び、前記癌標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0166】
いくつかの実施形態によれば、T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体は、配列番号53、54、55、56、57及び58のCDR配列を含む抗-CD3ε scFv、及び癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントを含み、ここで抗-CD3ε scFv及び/又は癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントの少なくとも1つはマスキングされている。いくつかの実施形態によれば、前記抗-CD3ε scFvは、配列番号53、54、55、56、57及び58のCDR配列を含む第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。いくつかの実施形態によれば、前記抗-CD3ε scFvは、配列番号53、54、55、56、57及び58のCDR配列を含む第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここでマスキング部分(MM1)のカップリングがCD3εに結合するAB1の能力を低下させるように、AB1はマスキング部分(MM1)に結合されている、及び、前記癌標的化IgG抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2癌関連標的に結合する、第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を含む、第2抗体又はそのフラグメントを含み、ここでマスキング部分(MM2)のカップリングが第2癌関連標的に結合するAB2の能力を低下させるように、AB2はマスキング部分(MM2)に結合されている。
【0167】
いくつかの実施形態によれば、多重抗原標的化抗体及び/又は多重抗原標的化活性化可能抗体は、第1標的及び/又は第1エピトープに結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント、及び第2標的及び/又は第2エピトープに結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメントを少なくとも含み、ここで標的及び/又はエピトープの少なくとも1つはCD3εである。いくつかの実施形態によれば、多重抗原標的化抗体及び/又は多重抗原標的化活性化可能抗体は、2又はそれ以上の異なった標的に結合するものであり、ここで少なくとも1つの標的がCD3εである。いくつかの実施形態によれば、多重抗原標的化抗体及び/又は多重抗原標的化活性化可能抗体は、CD3ε上の2又はそれ以上の異なったエピトープに結合する。いくつかの実施形態によれば、多重抗原標的化抗体及び/又は多重抗原標的化活性化可能抗体は、2又はそれ以上の異なった標的及び同じ標的上の2又はそれ以上の異なったエピトープの組合せを結合し、ここで標的及び/又はエピトープの少なくとも1つはCD3εである。
【0168】
本開示の多重特異的活性化可能抗体の種々の実施形態が、
図5A~5D、6A~6F、7A~7J、8A~8j、9A~9J、10A~10J、11A~11j及び12A~12Dに示されている。いくつかの実施形態によれば、IgGを含む多重特異的活性化可能抗体は、マスキングされたIgG可能ドメインを有する。いくつかの実施形態によれば、scFvを含む多重特異的活性化可能抗体は、マスキングされたscFvドメインを有する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、IgG可変ドメイン及びscFvドメインの両者を有し、ここでIgG可変ドメインの少なくとも1つは、マスキングの部分にカップリングされる。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、IgG可変ドメイン及びscFvドメインの両者を有し、ここでscFvドメインの少なくとも1つはマスキング部分にカップリングされる。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、IgG可変ドメイン及びscFvドメインの両者を有し、ここでIgG可変ドメインの少なくとも1つは、マスキング部分にカップリングされ、そしてscFvドメインの少なくとも1つはマスキング部分にカップリングされる。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、IgG可変ドメイン及びscFvドメインの両者を有し、ここでIgG可変ドメイン及びscFvドメインの個々は、それ自体のマスキング部分にカップリングされる。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の1つの抗体ドメインは、標的抗原に対する特異性を有し、そして別の抗体ドメインは、T-細胞表面抗原に対する特異性を有する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の1つの抗体ドメインは、標的抗原に対する特異性を有し、そして別の抗体ドメインは、別の標的抗原に対する特異性を有する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の1つの抗体ドメインは、標的抗原のエピトープに対する特異性を有し、そして別の抗体ドメインは、標的抗原の別のエピトープに対する特異性を有する。
【0169】
多重特異的活性化可能抗体においては、scFvは、IgG活性化可能抗体の重鎖のカルボキシル末端に、IgG活性化可能抗体の軽鎖のカルボキシル末端に、又はIgG活性化可能抗体の重鎖及び軽鎖の両鎖のカルボキシル末端に融合され得る。多重特異的活性化可能抗体においては、scFvは、IgG活性化可能抗体の重鎖のアミノ末端に、IgG活性化可能抗体の軽鎖のアミノ末端に、又はIgG活性化可能抗体の重鎖及び軽鎖の両鎖のアミノ末端に融合され得る。多重特異的活性化可能抗体においては、scFvは、IgG活性可能性抗体の1又は2以上のカルボキシル末端及び1又は2以上のアミノ末端の何れかの組合せに融合され得る。いくつかの実施形態によれば、切断可能部分(CM)に連結されるマスキング部分(MM)は、IgGの抗原結合ドメインに結合され、そしてそのドメインをマスキングする。いくつかの実施形態によれば、切断可能部分(CM)に連結されるマスキング部分(MM)は、少なくとも1つのscFvの抗原結合ドメインに結合され、そしてそのドメインをマスキングする。いくつかの実施形態によれば、切断可能部分(CM)に連結されるマスキング部分(MM)は、IgGの抗原結合ドメインに連結され、そしてそのドメインをマスキングし、そして切断可能部分(CM)に連結されるマスキング部分(MM)は、少なくとも1つのscFvの抗原結合ドメインに結合され、そしてそのドメインをマスキングする。
【0170】
いくつかの実施形態によれば、CD3εに結合するために特異的な単鎖可変ドメインは、細胞表面抗原に結合する完全ヒトIgG抗体(標的化抗体)のカルボキシル末端に融合される。scFvの融合は、重鎖のカルボキシル末端、軽鎖のカルボキシル末端、又は両鎖に対してであり得る。いくつかの実施形態によれば、CD3εに結合するために特異的な単鎖可変ドメインは、細胞表面抗原に結合する完全ヒトIgG1抗体(標的化抗体)のアミノ末端に融合される。scFvの融合は、重鎖のアミノ末端、軽鎖のアミノ末端、又は両鎖に対してであり得る。融合は、単一の遺伝子コンストラクトとして構築され、そして培養細胞において発現される。標的化抗体は、1又は2以上の腫瘍表面抗原、又は除去の標的となる任意の細胞への結合に対して特異的であり得る。scFvは、同一の又は異なる抗原に対して特異的である。
【0171】
多重特異的活性化可能抗体構造の他の例は、下記のものを包含するが、但しそれらだけには限定されない:
(VL-CL)2:(VH-CH1-CH2-CH3-L4-VH*-L3-VL*-L2-CM-L1-MM)2;(VL-CL)2:(VH-CH1-CH2-CH3-L4-VL*-L3-VH*-L2-CM-L1-MM)2;(MM-L1-CM-L2-VL-CL)2:(VH-CH1-CH2-CH3-L4-VH*-L3-VL*)2;(MM-L1-CM-L2-VL-CL)2:(VH-CH1-CH2-CH3-L4-VL*-L3-VH*)2;(VL-CL)2:(MM-L1-CM-L2-VL*-L3-VH*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL)2:(MM-L1-CM-L2-VH*-L3-VL*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(MM-L1-CM-L2-VL-CL)2:(VL*-L3-VH*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(MM-L1-CM-L2-VL-CL)2:(VH*-L3-VL*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VH*-L3-VL*-L2-CM-L1-MM)2:(VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VL*-L3-VH*-L2-CM-L1-MM)2:(VH-CH1-CH2-CH3)2;(MM-L1-CM-L2-VL*-L3-VH*-L4-VL-CL)2:(VH-CH1-CH2-CH3)2;(MM-L1-CM-L2-VH*-L3-VL*-L4-VL-CL)2:(VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VH*-L3-VL*-L2-CM-L1-MM)2:(MM-L1-CM-L2-VL*-L3-VH*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VH*-L3-VL*-L2-CM-L1-MM)2:(MM-L1-CM-L2-VH*-L3-VL*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VL*-L3-VH*-L2-CM-L1-MM)2:(MM-L1-CM-L2-VL*-L3-VH*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VL*-L3-VH*-L2-CM-L1-MM)2:(MM-L1-CM-L2-VH*-L3-VL*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VH*-L3-VL*)2:(MM-L1-CM-L2-VL*-L3-VH*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VH*-L3-VL*)2:(MM-L1-CM-L2-VH*-L3-VL*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VL*-L3-VH*)2:(MM-L1-CM-L2-VL*-L3-VH*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VL*-L3-VH*)2:(MM-L1-CM-L2-VH*-L3-VL*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VH*-L3-VL*-L2-CM-L1-MM)2:(VL*-L3-VH*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VH*-L3-VL*-L2-CM-L1-MM)2:(VH*-L3-VL*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;(VL-CL-L4-VL*-L3-VH*-L2-CM-L1-MM)2:(VL*-L3-VH*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2;又は(VL-CL-L4-VL*-L3-VH*-L2-CM-L1-MM)2:(VH*-L3-VL*-L4-VH-CH1-CH2-CH3)2、であり、ここでVL及びVHは、IgGに含まれる、第1特異性の軽及び重可変ドメインを表し;VL*及びVH*は、scFvに含まれる、第2特異性の可変ドメインを表し;L1は、マスキング部分(MM)及び切断可能部分(CM)を連結するリンカーペプチドであり;L2は、切断可能部分(CM)及び抗体を連結するリンカーペプチドであり;L3は、scFvの可変ドメインを連結するリンカーペプチドであり;L4は、第2特異性の抗体に、第1特異性の抗体を連結するリンカーペプチドであり;CLは、軽鎖定常ドメインであり;及び、CH1、CH2、CH3は、重鎖定常ドメインである。前記第1及び第2特異性は、任意の抗原又はエピトープに対するものであってもよい。
【0172】
T-細胞結合多重特異的活性化可能抗体のいくつかの実施形態によれば、1つの抗原は典型的には、CD3εであり、そして他は、腫瘍細胞又は疾患に関連する他の細胞型の表面上に存在する抗原、例えば表1に列挙される任意の標的、例えば、EGFR、erbB2、EpCAM、Jagged、PD-L1、B7H3又はCD71(トランスフェリン受容体)であるが、但しそれらだけには限定されない。
【0173】
いくつかの実施形態によれば、標的化抗原は、抗-EGFR抗体である。いくつかの実施形態によれば、標的化抗体は、EGFRへの結合に対して特異的であるC225v5である。いくつかの実施形態によれば、標的化抗体は、EGFRへの結合に対して特異的であるC225である。いくつかの実施形態によれば、標的化抗体は、EGFRへの結合に対して特異的であるC225v4である。いくつかの実施形態によれば、標的化抗体は、EGFRへの結合に対して特異的であるC225v6である。いくつかの実施形態によれば、標的化抗体は、抗-Jagged抗体である。いくつかの実施形態によれば、標的化抗体は、ヒト及びマウスJagged1及びJagged2への結合に対して特異的である4D11である。いくつかの実施形態によれば、標的化抗体は、ヒト及びマウスJagged1及びJagged2への結合に対して特異的である4D11v2である。
【0174】
いくつかの実施形態によれば、標的化抗体は、活性化可能抗体の形で存在することができる。いくつかの実施形態によれば、scFvは、プロ-scFvの形で存在することができる(例えば、国際公開第2009/025846号、国際公開第2010/081173号を参照のこと)。
【0175】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、CD3εを特異的に結合し、そしてVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列、及びVH CDR3配列の少なくとも1つは、少なくともアミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を含むVH CDR1配列;少なくともアミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を含むVH CDR2配列;少なくともアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を含むVH CDR3配列;及びそれらの組合せから選択される。
【0176】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、CD3εを特異的に結合し、そしてVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列、及びVL CDR3配列の少なくとも1つは、少なくともアミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を含むVL CDR1配列;少なくともアミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を含むVL CDR2配列;少なくともアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を含むVL CDR3配列;及びそれらの組合せから選択される。
【0177】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、CD3εを特異的に結合し、そして少なくともアミノ酸配列TYAMN(配列番号53)を含むVH CDR1配列;少なくともアミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)を含むVH CDR2配列;少なくともアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)を含むVH CDR3配列、少なくともアミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)を含むVL CDR1配列;少なくともアミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)を含むVL CDR2配列;及び少なくともアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)を含むVL CDR3配列を含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含む。
【0178】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、CD3εを特異的に結合し、そして少なくともアミノ酸配列TYAMN(配列番号53)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一であるVH CDR1配列;少なくともアミノ酸配列RIRSKYNNYATYYADSVKD(配列番号54)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR2配列;少なくともアミノ酸配列HGNFGNSYVSWFAY(配列番号55)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR3配列、少なくともアミノ酸配列RSSTGAVTTSNYAN(配列番号56)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR1配列;少なくともアミノ酸配列GTNKRAP(配列番号57)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR2配列;及び少なくともアミノ酸配列ALWYSNLWV(配列番号58)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR3配列を含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含む。
【0179】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、Jagged標的、例えばJagged1及び/又はJagged2を特異的に結合し、そしてVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列、及びVH CDR3配列の少なくとも1つは、少なくともアミノ酸配列SYAMS(配列番号88)を含むVH CDR1配列;少なくともアミノ酸配列SIDPEGRQTYYADSVKG(配列番号89)を含むVH CDR2配列;少なくともアミノ酸配列DIGGRSAFDY(配列番号90)を含むVH CDR3配列;及びそれらの組合せから選択される。
【0180】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、Jagged標的、例えばJagged1及び/又はJagged2を特異的に結合し、そしてVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列、及びVL CDR3配列の少なくとも1つは、少なくともアミノ酸配列RASQSISSY(配列番号91)を含むVL CDR1配列;少なくともアミノ酸配列AASSLQS(配列番号92)を含むVL CDR2配列;少なくともアミノ酸配列QQTVVAPPL(配列番号93)を含むVL CDR3配列;及びそれらの組合せから選択される。
【0181】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、Jagged標的、例えばJagged1及び/又はJagged2を特異的に結合し、そしてVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列、及びVH CDR3配列の少なくとも1つは、少なくともアミノ酸配列SYAMS(配列番号88)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR1配列;少なくともアミノ酸配列SIDPEGRQTYYADSVKG(配列番号89)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR2配列;少なくともアミノ酸配列DIGGRSAFDY(配列番号90)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR3配列;及びそれらの組合せから選択される。
【0182】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、Jagged標的、例えばJagged1及び/又はJagged2を特異的に結合し、そしてVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列、及びVL CDR3配列の少なくとも1つは、少なくともアミノ酸配列RASQSISSY(配列番号91)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR1配列;少なくともアミノ酸配列AASSLQS(配列番号92)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR2配列;少なくともアミノ酸配列QQTVVAPPL(配列番号93)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR3配列;及びそれらの組合せから選択される。
【0183】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、Jagged標的、例えばJagged1及び/又はJagged2を特異的に結合し、そしてVH CDR1配列、VH CDR2配列、VH CDR3配列、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVH CDR1配列は少なくともアミノ酸配列SYAMS(配列番号88)を含み、VH CDR2配列は少なくともアミノ酸配列SIDPEGRQTYYADSVKG(配列番号89)を含み、VH CDR3配列は少なくともアミノ酸配列DIGGRSAFDY(配列番号90)を含み、VL CDR1配列は少なくともアミノ酸配列RASQSISSY(配列番号91)を含み、VL CDR2配列は少なくともアミノ酸配列AASSLQS(配列番号92)を含み、そしてVL CDR3配列は少なくともアミノ酸配列QQTVVAPPL(配列番号93)を含む。
【0184】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、Jagged標的、例えばJagged1及び/又はJagged2を特異的に結合し、そしてVH CDR1配列、VH CDR2配列、VH CDR3配列、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVH CDR1配列は少なくともアミノ酸配列SYAMS(配列番号88)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含み;VH CDR2配列は少なくともアミノ酸配列SIDPEGRQTYYADSVKG(配列番号89)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含み;VH CDR3配列は少なくともアミノ酸配列DIGGRSAFDY(配列番号90)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含み;VL CDR1配列は少なくともアミノ酸配列RASQSISSY(配列番号91)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含み;VL CDR2配列は少なくともアミノ酸配列AASSLQS(配列番号92)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含み;そしてVL CDR3配列は少なくともアミノ酸配列QQTVVAPPL(配列番号93)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含む。
【0185】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、上皮増殖因子受容体(EGFR)を特異的に結合し、そしてVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列、及びVH CDR3配列の少なくとも1つは、少なくともアミノ酸配列NYGVH(配列番号94)を含むVH CDR1配列;少なくともアミノ酸配列VIWSGGNTDYNTPFTS(配列番号95)を含むVH CDR2配列;少なくともアミノ酸配列ALTYYDYEFAY(配列番号96)を含むVH CDR3配列;及びそれらの組合せから選択される。
【0186】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、EGFRを特異的に結合し、そしてVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列、及びVL CDR3配列の少なくとも1つは、少なくともアミノ酸配列RASQSIGTNIH(配列番号97)を含むVL CDR1配列;少なくともアミノ酸配列AASSLQS(配列番号98)を含むVL CDR2配列;少なくともアミノ酸配列QQNNNWPTT(配列番号99)を含むVL CDR3配列;及びそれらの組合せから選択される。
【0187】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、EGFR特異的に結合し、そしてVH CDR1配列、VH CDR2配列及びVH CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVH CDR1配列、VH CDR2配列、及びVH CDR3配列の少なくとも1つは、少なくともアミノ酸配列NYGVH(配列番号94)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR1配列;少なくともアミノ酸配列VIWSGGNTDYNTPFTS(配列番号95)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR2配列;少なくともアミノ酸配列ALTYYDYEFAY(配列番号96)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVH CDR3配列;及びそれらの組合せから選択される。
【0188】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体はEGFRを特異的に結合し、そしてVL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVL CDR1配列、VL CDR2配列、及びVL CDR3配列の少なくとも1つは、少なくともアミノ酸配列RASQSIGTNIH(配列番号97)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR1配列;少なくともアミノ酸配列KYASESIS(配列番号98)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR2配列;少なくともアミノ酸配列QQNNNWPTT(配列番号99)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含むVL CDR3配列;及びそれらの組合せから選択される。
【0189】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、EGFRを特異的に結合し、そしてVH CDR1配列、VH CDR2配列、VH CDR3配列、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVH CDR1配列は少なくともアミノ酸配列NYGVH(配列番号94)を含み、VH CDR2配列は少なくともアミノ酸配列VIWSGGNTDYNTPFTS(配列番号95)を含み、VH CDR3配列は少なくともアミノ酸配列ALTYYDYEFAY(配列番号96)を含み、VL CDR1配列は少なくともアミノ酸配列RASQSIGTNIH(配列番号97)を含み、VL CDR2配列は少なくともアミノ酸配列KYASESIS(配列番号98)を含み、そしてVL CDR3配列は少なくともアミノ酸配列QQNNNWPTT(配列番号99)を含む。
【0190】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、EGFRを特異的に結合し、そしてVH CDR1配列、VH CDR2配列、VH CDR3配列、VL CDR1配列、VL CDR2配列及びVL CDR3配列の組合せを含む、第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を少なくとも含み、ここでVH CDR1配列は少なくともアミノ酸配列NYGVH(配列番号94)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含み;VH CDR2配列は少なくともアミノ酸配列VIWSGGNTDYNTPFTS(配列番号95)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含み;VH CDR3配列は少なくともアミノ酸配列ALTYYDYEFAY(配列番号96)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含み;VL CDR1配列は少なくともアミノ酸配列RASQSIGTNIH(配列番号97)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含み;VL CDR2配列は少なくともアミノ酸配列KYASESIS(配列番号98)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含み;そしてVL CDR3配列は少なくともアミノ酸配列QQNNNWPTT(配列番号99)に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である配列を含む。
【0191】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、本明細書に提供される表に示されるそれらの配列から成る群から選択される重鎖アミノ酸配列を少なくとも含む。いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、本明細書に提供される表に示されるそれらの配列から成る群から選択される軽鎖アミノ酸配列を少なくとも含む。いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、本明細書に提供される表に示されるそれらの配列から成る群から選択される重鎖アミノ酸配列、及び本明細書に提供される表に示されるそれらの配列から成る群から選択される軽鎖アミノ酸配列を少なくとも含む。
【0192】
いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、本明細書に提供される表に示されるそれらの配列から成る群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である重鎖アミノ酸配列を少なくとも含む。いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、本明細書に提供される表に示されるそれらの配列から成る群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である軽鎖アミノ酸配列を少なくとも含む。いくつかの実施形態によれば、本明細書において提供される多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、本明細書に提供される表に示されるそれらの配列から成る群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である重鎖アミノ酸配列、及び本明細書に提供される表に示されるそれらの配列から成る群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%又はそれ以上同一である軽鎖アミノ酸配列を少なくとも含む。
【0193】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体はまた、ABに結合される剤も含む。いくつかの実施形態によれば、前記剤は、治療剤である。いくつかの実施形態によれば、前記剤は、検出可能部分である。いくつかの実施形態によれば、前記検出可能部分は、診断剤である。前記剤は、リンカーを介して多重特異的抗体に結合される。いくつかの実施形態によれば、前記リンカーは、切断可能リンカーである。いくつかの実施形態によれば、前記リンカーは、非切断性リンカーである。
【0194】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体はまた、検出可能部分も含むことができる。いくつかの実施形態によれば、前記検出可能部分は、診断剤である。
【0195】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、天然に、1又は2以上のジスルフィド結合を含む。いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、1又は2以上のジスルフィド結合を含むよう操作され得る。
【0196】
本開示はまた、本明細書に記載される多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の一部を少なくともコードする単離された核酸分子、例えば多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の重鎖の一部を少なくともコードする第1核酸、及び多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の軽鎖の一部を少なくともコードする第2核酸、並びにそれらの単離された核酸分子を含むベクターも提供する。本開示は、抗体の発現を導く条件下で、そのような核酸分子を含む細胞を培養することによる、多重特異的抗体の生成方法を提供する。いくつかの実施形態によれば、前記細胞は、そのようなベクターを含む。
【0197】
本開示はまた、第1標的又は第1エピトープを特異的に結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)、及び第2標的又は第2エピトープに結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を少なくとも含む多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体組成物も提供するものであり、ここで、マスキング部分(MM1)のカップリングが、AB1のその標的に結合する能力を低下させるように、少なくともAB1がマスキング部分(MM1)にカップリングされている、又は別な方法で結合されている(attached)。いくつかの実施形態によれば、MM1は、プロテアーゼ、例えば標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成される、及び/又は対象における治療部位又は診断部位でAB1の標的と共局在する腫瘍により生成されるプロテアーゼの基質を含む第1切断可能部分(CM1)配列を介してAB1にカップリングされる。本明細書において提供される多重特異的活性化可能抗体は、血液循環において安定し、治療及び/又は診断の意図される部位で活性化されるが、しかし正常、すなわち健康組織においては活性化されず、そして活性化される場合、その対応する修飾されていない多重特異的抗体に少なくとも匹敵するAB1の標的への結合を示す。
【0198】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、MM1とCM1との間に連結ペプチドを含む。
【0199】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、CM1とAB1との間に連結ペプチドを含む。
【0200】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体は、第1連結ペプチド(LP1)及び第2連結ペプチド(LP2)を含み、そして多重特異的活性化可能抗体の少なくとも一部が、切断されていない状態で次のようなN-末端からC-末端への構造配置を有する:MM1-LP1-CM1-LP2-AB1又はAB1-LP2-CM1-LP1-MM1。いくつかの実施形態によれば、前記2つの連結ぺプチドは互いに同一である必要はない。
【0201】
いくつかの実施形態によれば、LP1又はLP2の少なくとも1つは、(GS)n、(GGS)n、(GSGGS)n(配列番号59)及び(GGGS)n(配列番号60)(nは少なくとも1つの整数である)から成る群から選択されるアミノ酸配列を含む。いくつかの実施形態によれば、LP1又はLP2の少なくとも1つは、GGSG(配列番号61)、GGSGG(配列番号62)、GSGSG(配列番号63)、GSGGG(配列番号64)、GGGSG(配列番号65)、及びGSSSG(配列番号66)から成る群から選択されるアミノ酸配列を含む。
【0202】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、第1標的又は第1エピトープを特異的に結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)、及び第2標的又は第2エピトープを特異的に結合する第2抗体又はその抗体結合フラグメント(AB2)を少なくとも含む。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各ABは、モノクローナル抗体、ドメイン抗体、一本鎖、Fabフラグメント、F(ab’)2フラグメント、scFv、scAb、dAb、単一ドメイン重鎖抗体、及び単一ドメイン軽鎖抗体から成る群から独立して選択される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各ABは、齧歯類(例えば、マウス又はラット)、キメラ、ヒト化又は完全ヒトモノクローナル抗体である。
【0203】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各ABは、その対応する標的又はエピトープに結合するために、約100nM又はそれ以下の解離定数を有する。
【0204】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、解離定数、すなわちその対応する標的又はエピトープへのABの結合のKdよりも高いABへの結合のKdである、平衡状態での解離定数を有する。
【0205】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKd以下である、ABへの結合のKdを有する。
【0206】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKd以上である、ABへの結合のKdを有する。
【0207】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKdにほぼ等しい、ABへの結合のKdを有する。
【0208】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKd未満である、ABへの結合のKdを有する。
【0209】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKdよりも2、3、4、5、10、25、50、100、250、500又は1,000倍高くない、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKdよりも、1~5、2~5、2~10、5~10、5~20、5~50、5~100、10~100、10~1,000、20~100、20~1000、又は100~1,000倍高い、ABへの結合のKdを有する。
【0210】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性よりも低い、ABに結合するための親和性を有する。
【0211】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性以下である、ABに結合するための親和性を有する。
【0212】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性にほぼ等しい、ABに結合するための親和性を有する。
【0213】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性以上である、ABに結合するための親和性を有する。
【0214】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性よりも大きい、ABに結合するための親和性を有する。
【0215】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、その対応する標的又はエピトープへのABの結合の親和性よりも2、3、4、5、10、25、50、100、250、500又は1,000倍低い、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合の親和性よりも、1~5、2~5、2~10、5~10、5~20、5~50、5~100、10~100、10~1,000、20~100、20~1000、又は100~1,000倍低い、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性の2~20倍低い、ABへの結合のための親和性を有する。いくつかの実施態様によれば、ABに共有結合されず、そしてABに等モル濃度でのMMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合を阻害しない。
【0216】
いくつかの実施態様によれば、MM1は、多重活性化可能抗体が切断された状態で存在する場合、その対応する標的又はエピトープに結合するためにその対応するABを妨害しないか、又は競合しない。
【0217】
いくつかの実施形態によれば、MM1は、約2~40個の長さのアミノ酸のポリペプチドである。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、40個以下の長さのアミノ酸のポリペプチドである。
【0218】
いくつかの実施形態によれば、MM1は、その対応するABの標的の配列とは異なるポリペプチド配列を有する。
【0219】
いくつかの実施形態によれば、MM1は、その対応するABの任意の天然結合パートナーに対して50%以下、同一であるポリペプチド配列を有する。いくつかの実施形態によれば、MM1は、その対応するABの任意の天然結合パートナーに対して25%以下、同一であるポリペプチド配列を有する。いくつかの実施形態によれば、MM1は、その対応するABの任意の天然結合パートナーに対して10%以下、同一であるポリペプチド配列を有する。
【0220】
いくつかの実施形態によれば、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされる場合のABの解離定数(Kd)が、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされない場合のABのKdよりも少なくとも20倍高いように、MM1のカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープへの結合の能力を減少させる。
【0221】
いくつかの実施形態によれば、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされる場合のABの解離定数(Kd)が、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされない場合のABのKdよりも少なくとも40倍高いように、MM1のカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープへの結合の能力を減少させる。
【0222】
いくつかの実施形態によれば、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされる場合のABの解離定数(Kd)が、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされない場合のABのKdよりも少なくとも100倍高いように、MM1のカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープへの結合の能力を減少させる。
【0223】
いくつかの実施形態によれば、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされる場合のABの解離定数(Kd)が、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされない場合のABのKdよりも少なくとも1000倍高いように、MM1のカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープへの結合の能力を減少させる。
【0224】
いくつかの実施形態によれば、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされる場合のABの解離定数(Kd)が、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされない場合のABのKdよりも少なくとも10,000倍高いように、MM1のカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープへの結合の能力を減少させる。
【0225】
いくつかの実施形態によれば、MM1は、本明細書に提供される実施例に示されるMMから選択されるアミノ酸配列である。
【0226】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、その多重特異的活性化可能抗体が切断されていない状態にある場合、AB2のその標的への結合を阻害する、第2マスキング部分(MM2)、及び第2プロテアーゼの基質として機能する、AB2にカップリングされる第2切断可能部分(CM2)を少なくとも含む。いくつかの実施形態によれば、CM2は、15個以下の長さのアミノ酸のポリペプチドである。いくつかの実施形態によれば、前記第2プロテアーゼは、標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成され、及び/又は組織において第2標的若しくはエピトープと共局存する腫瘍により生成され、そして第2プロテアーゼは、多重特異的活性化可能抗体が第2プロテアーゼに暴露される場合、多重特異的活性化可能抗体におけるCM2を切断する。いくつかの実施形態によれば、第1プロテアーゼ及び第2プロテアーゼは、標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成され、及び/又は組織において第2標的若しくはエピトープと共局存する腫瘍により生成される。いくつかの実施形態によれば、第1プロテアーゼ及び第2プロテアーゼは、同一のプロテアーゼである。いくつかの実施形態によれば、CM1及びCM2は、同一のプロテアーゼの異なった基質である。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼは、表3に示されるそれらから成る群から選択される。いくつかの実施形態によれば、第1プロテアーゼ及び第2プロテアーゼは、異なったプロテアーゼである。いくつかの実施形態によれば、第1プロテアーゼ及び第2プロテアーゼは、表3に示されるそれらから成る群から選択される異なったプロテアーゼである。
【0227】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、解離定数、すなわちその対応する標的又はエピトープへのABの結合のKdよりも高いABへの結合のKdである、平衡状態での解離定数を有する。
【0228】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKd以下である、ABへの結合のKdを有する。
【0229】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKd以上である、ABへの結合のKdを有する。
【0230】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKdにほぼ等しい、ABへの結合のKdを有する。
【0231】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKd未満である、ABへの結合のKdを有する。
【0232】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKdよりも2、3、4、5、10、25、50、100、250、500又は1,000倍高くない、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のKdよりも、1~5、2~5、2~10、5~10、5~20、5~50、5~100、10~100、10~1,000、20~100、20~1000、又は100~1,000倍高い、ABへの結合のKdを有する。
【0233】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性よりも低い、ABに結合するための親和性を有する。
【0234】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性以下である、ABに結合するための親和性を有する。
【0235】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性にほぼ等しい、ABに結合するための親和性を有する。
【0236】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性以上である、ABに結合するための親和性を有する。
【0237】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性よりも大きい、ABに結合するための親和性を有する。
【0238】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合の親和性よりも2、3、4、5、10、25、50、100、250、500又は1,000倍低い、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合の親和性よりも、1~5、2~5、2~10、5~10、5~20、5~50、5~100、10~100、10~1,000、20~100、20~1000、又は100~1,000倍低い、ABへの結合のKdを有する。いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合のための親和性の2~20倍低い、ABへの結合のための親和性を有する。いくつかの実施態様によれば、ABに共有結合されず、そしてABに等モル濃度でのMMは、その対応する標的又はエピトープへのABの結合を阻害しない。
【0239】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、多重活性化可能抗体が切断された状態で存在する場合、その対応する標的又はエピトープに結合するためにその対応するABを妨害しないか、又は競合しない。
【0240】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、約2~40個の長さのアミノ酸のポリペプチドである。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、40個以下の長さのアミノ酸のポリペプチドである。
【0241】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応するABの標的の配列とは異なるポリペプチド配列を有する。
【0242】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応するABの任意の天然結合パートナーに対して50%以下、同一であるポリペプチド配列を有する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応するABの任意の天然結合パートナーに対して25%以下、同一であるポリペプチド配列を有する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各MMは、その対応するABの任意の天然結合パートナーに対して10%以下、同一であるポリペプチド配列を有する。
【0243】
いくつかの実施形態によれば、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされる場合、ABの解離定数(Kd)が、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされない場合のABのKdよりも少なくとも20倍高いように、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープへの結合の能力を減少させる。
【0244】
いくつかの実施形態によれば、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされる場合、ABの解離定数(Kd)が、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされない場合のABのKdよりも少なくとも40倍高いように、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープへの結合の能力を減少させる。
【0245】
いくつかの実施形態によれば、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされる場合、ABの解離定数(Kd)が、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされない場合のABのKdよりも少なくとも100倍高いように、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープへの結合の能力を減少させる。
【0246】
いくつかの実施形態によれば、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされる場合、ABの解離定数(Kd)が、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされない場合のABのKdよりも少なくとも1000倍高いように、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープへの結合の能力を減少させる。
【0247】
いくつかの実施形態によれば、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされる場合、ABの解離定数(Kd)が、その対応する標的又はエピトープに向かってMM1にカップリングされない場合のABのKdよりも少なくとも10,000倍高いように、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープへの結合の能力を減少させる。
【0248】
いくつかの実施形態によれば、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープに結合する能力を低め、結果的に、MM1にカップリングされる場合、AB1の解離定数(Kd)は、MM2にカップされる場合のAB2のKdよりも少なくとも20倍高い。いくつかの実施形態によれば、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープに結合する能力を低め、結果的に、MM1にカップリングされる場合、AB1の解離定数(Kd)は、MM2にカップされる場合のAB2のKdよりも少なくとも20倍低い。
【0249】
いくつかの実施形態によれば、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープに結合する能力を低め、結果的に、MM1にカップリングされる場合、AB1の解離定数(Kd)は、MM2にカップされる場合のAB2のKdよりも少なくとも40倍高い。いくつかの実施形態によれば、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープに結合する能力を低め、結果的に、MM1にカップリングされる場合、AB1の解離定数(Kd)は、MM2にカップされる場合のAB2のKdよりも少なくとも40倍低い。
【0250】
いくつかの実施形態によれば、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープに結合する能力を低め、結果的に、MM1にカップリングされる場合、AB1の解離定数(Kd)は、MM2にカップされる場合のAB2のKdよりも少なくとも100倍高い。いくつかの実施形態によれば、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープに結合する能力を低め、結果的に、MM1にカップリングされる場合、AB1の解離定数(Kd)は、MM2にカップされる場合のAB2のKdよりも少なくとも100倍低い。
【0251】
いくつかの実施形態によれば、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープに結合する能力を低め、結果的に、MM1にカップリングされる場合、AB1の解離定数(Kd)は、MM2にカップされる場合のAB2のKdよりも少なくとも1,000倍高い。いくつかの実施形態によれば、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープに結合する能力を低め、結果的に、MM1にカップリングされる場合、AB1の解離定数(Kd)は、MM2にカップされる場合のAB2のKdよりも少なくとも1,000倍低い。
【0252】
いくつかの実施形態によれば、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープに結合する能力を低め、結果的に、MM1にカップリングされる場合、AB1の解離定数(Kd)は、MM2にカップされる場合のAB2のKdよりも少なくとも10,000倍高い。いくつかの実施形態によれば、各MMのカップリングは、その対応するABのその標的又はエピトープに結合する能力を低め、結果的に、MM1にカップリングされる場合、AB1の解離定数(Kd)は、MM2にカップされる場合のAB2のKdよりも少なくとも10,000倍低い。
【0253】
いくつかの実施形態によれば、各MMは、本明細書に提供される実施例に示されるMMから選択されるアミノ酸配列である。
【0254】
いくつかの実施形態によれば、第1切断可能部分(CM1)配列を切断するプロテアーゼは、標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成され、及び/又は組織において多重特異的活性化可能抗体におけるAB1の標的と共局存する腫瘍により生成され、そして前記プロテアーゼは、多重特異的活性化可能抗体がそのプロテアーゼに暴露される場合、多重特異的活性化可能抗体におけるCM1を切断する。
【0255】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、複数の切断可能部分配列を含み、そして少なくとも1つの切断可能部分配列を切断するプロテアーゼは、標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成され、及び/又は組織において多重特異的活性化可能抗体におけるABの標的と共局存する腫瘍により生成され、そしてプロテアーゼは、多重特異的活性化可能抗体がプロテアーゼに暴露される場合、多重特異的活性化可能抗体におけるCMを切断する。
【0256】
いくつかの実施形態によれば、切断されていない状態下では、AB領域中の1つの領域の標的への多重特異的活性化可能抗体の結合が、その標的に結合する修飾されていないABの解離定数よりも少なくとも20倍高い解離定数を伴って生じるよう減少されており、一方で切断された状態下では、ABがその標的に結合するように、多重特異的活性化可能抗体中に各CM、例えばCM1及び少なくともCM2が配置される。
【0257】
いくつかの実施形態によれば、切断されていない状態下では、AB領域中の1つの領域の標的への多重特異的活性化可能抗体の結合が、その標的に結合する修飾されていないABの解離定数よりも少なくとも40倍高い解離定数を伴って生じるよう減少されており、一方で切断された状態下では、ABがその標的に結合するように、多重特異的活性化可能抗体中に各CM、例えばCM1及び少なくともCM2が配置される。
【0258】
いくつかの実施形態によれば、切断されていない状態下では、AB領域中の1つの領域の標的への多重特異的活性化可能抗体の結合が、その標的に結合する修飾されていないABの解離定数よりも少なくとも50倍高い解離定数を伴って生じるよう減少されており、一方で切断された状態下では、ABがその標的に結合するように、多重特異的活性化可能抗体中に各CM、例えばCM1及び少なくともCM2が配置される。
【0259】
いくつかの実施形態によれば、切断されていない状態下では、AB領域中の1つの領域の標的への多重特異的活性化可能抗体の結合が、その標的に結合する修飾されていないABの解離定数よりも少なくとも100倍高い解離定数を伴って生じるよう減少されており、一方で切断された状態下では、ABがその標的に結合するように、多重特異的活性化可能抗体中に各CM、例えばCM1及び少なくともCM2が配置される。
【0260】
いくつかの実施形態によれば、切断されていない状態下では、AB領域中の1つの領域の標的への多重特異的活性化可能抗体の結合が、その標的に結合する修飾されていないABの解離定数よりも少なくとも200倍高い解離定数を伴って生じるよう減少されており、一方で切断された状態下では、ABがその標的に結合するように、多重特異的活性化可能抗体中に各CM、例えばCM1及び少なくともCM2が配置される。
【0261】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各CMは、15個までの長さのアミノ酸のポリペプチドである。
【0262】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における少なくとも1つのCMは、アミノ酸配列LSGRSDNH(配列番号67)を含む。いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの切断可能部分が、特定のプロテアーゼ、例えば標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成され、及び/又は多重特異的活性化可能抗体の少なくとも1つの標的と共局存する腫瘍により生成されることが知られているプロテアーゼとの使用のために選択される。例えば、本開示の多重特異的活性化可能抗体に使用するための適切な切断可能部分は、少なくともプロテアーゼ、例えばウロキナーゼ、レグマイン及び/又はマトリプターゼ(また、MT-SP1又はMTSSP1として本明細書において言及される)により切断される。いくつかの実施形態によれば、適切な切断可能部分は、次の配列の少なくとも1つを含む:TGRGPSWV(配列番号68);SARGPSRW(配列番号69);TARGPSFK(配列番号70);LSGRSDNH(配列番号67);GGWHTGRN(配列番号71);HTGRSGAL(配列番号72);PLTGRSGG(配列番号73);AARGPAIH(配列番号74);RGPAFNPM(配列番号75);SSRGPAYL(配列番号76);RGPATPIM(配列番号77);RGPA(配列番号78);GGQPSGMWGW(配列番号79);FPRPLGITGL(配列番号80);VHMPLGFLGP(配列番号81);SPLTGRSG(配列番号82);SAGFSLPA(配列番号83);LAPLGLQRR(配列番号84);SGGPLGVR(配列番号85);及び/又はPLGL(配列番号86)。
【0263】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各CMは、表3に示されるそれらから成る群から選択されるプロテアーゼの基質である。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼは、uPA、レグマイン、マトリプターゼ、ADAM17、BMP-1、TMPRSS3、TMPRSS4、好中球エラスターゼ、MMP-7、MMP-9、MMP-12、MMP-13及びMMP-14から成る群から選択される。プロテアーゼは、カテプシン、例えば、カテプシンSであるが、但しそれだけには限定されない。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各CMは、uPA(ウロキナーゼプラスミノーゲン活性化因子)、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択されるプロテアーゼの基質である。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼは、uPAを包含する。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼはレグマインを包含する。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼは、マトリプターゼを包含する。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼは、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)を包含する。
【0264】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体中の少なくとも1つのCMは、少なくとも2つのプロテアーゼの基質である。いくつかの実施形態によれば、各プロテアーゼは、表3に示されるそれらからなる群から選択される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体中の少なくとも1つのCMは、少なくとも2つのプロテアーゼの基質であり、ここでプロテアーゼの1つは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択され、そして他のプロテアーゼは、表3に示されるそれらから成る群から選択される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体中の少なくとも1つのCMは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択され少なくとも2種のプロテアーゼの基質である。
【0265】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各CMを切断できるプロテアーゼの少なくとも1つは、同一のプロテアーゼである。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における両CMを切断できる同一のプロテアーゼは、表3に示されるそれらから成る群から選択される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における両CMを切断できる同一のプロテアーゼは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択される。
【0266】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における各CMを切断できるプロテアーゼの少なくとも2つは、同一の2つのプロテアーゼである。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における両CMを切断できる同一の2つのプロテアーゼは、表3に示されるそれらから成る群から選択される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における両CMを切断できる少なくとも2つのプロテアーゼのうち少なくとも1つは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択され、そして前記少なくとも2つのプロテアーゼのうち他のプロテアーゼは、表3に示されるそれらから成る群から選択される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体における両CMを切断できる少なくとも2つのプロテアーゼは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択される。
【0267】
いくつかの実施形態によれば、CM1を切断できるプロテアーゼの少なくとも1つは、多重特異的活性化可能抗体におけるCM2を切断できるプロテアーゼの少なくとも1つとは異なる。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体におけるCM1を切断できるが、しかしCM2は切断できないプロテアーゼの少なくとも1つが存在する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体におけるCM2を切断できるが、しかしCM1は切断できないプロテアーゼの少なくとも1つが存在する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体におけるCM1を切断できるが、しかしCM2は切断できないプロテアーゼの少なくとも1つは、表3に示されるそれらから成る群から選択される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体におけるCM1を切断できるが、しかしCM2は切断できないプロテアーゼの少なくとも1つは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択される。
【0268】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、第1CM(CM1)及び第2CM(CM2)を少なくとも含む。いくつかの実施形態によれば、CM1及びCM2は、MMをABに連結する単一の切断可能リンカーの一部である。いくつかの実施形態によれば、CM1は、MM1をAB1に連結する切断可能リンカーの一部であり、そしてCM2は、MM2をAB2に連結する別の切断可能リンカーの一部である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、2以上のCMを含む。いくつかの実施形態によれば、そのような多重特異的活性化可能抗体は、2つ以上のCM及び2つ以上のMMを含む。いくつかの実施形態によれば、CM1及びCM2は、それぞれ、15個以下の長さのアミノ酸のポリペプチドである。いくつかの実施形態によれば、第1CM及び第2CMの少なくとも1つは、表3に列挙されるそれらから成る群から選択されるプロテアーゼの基質として機能するポリペプチドである。いくつかの実施形態によれば、第1CM及び第2CMの少なくとも1つは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択されるプロテアーゼの基質としても機能するポリペプチドである。いくつかの実施形態によれば、第1CMは、標的組織において、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択される第1切断剤により切断され、そして第2CMは、標的組織において、第2切断剤により切断される。いくつかの実施形態によれば、他のプロテアーゼは、表3に示されるそれらから成る群から選択される。いくつかの実施形態によれば、第1切断剤及び第2切断剤は、表3に列挙されるそれらから成る群から選択される同一のプロテアーゼであり、そして第1CM及び第2CMは、プロテアーゼのための異なった基質である。いくつかの実施形態によれば、第1切断剤及び第2切断剤は、uPA、レグマイン及びマトリプターゼから成る群から選択される同一のプロテアーゼであり、そして第1CM及び第2CMは、プロテアーゼのための異なった基質である。いくつかの実施形態によれば、第1切断剤及び第2切断剤は、表3に列挙される群から選択される同一のプロテアーゼであり、そして第1CM及び第2CMは同じ基質である。いくつかの実施形態によれば、第1切断剤及び第2切断剤は、異なったプロテアーゼである。いくつかの実施形態によれば、第1切断剤及び第2切断剤は、表3に示されるそれらから成る群から選択される異なったプロテアーゼである。いくつかの実施形態によれば、第1切断剤及び第2切断剤は、標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成され、及び/又は標的組織において共局存する腫瘍により生成される。いくつかの実施形態によれば、第1CM及び第2CMは、標的組織において少なくとも1つの切断剤により切断される。
【0269】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体が活性化された状態又は切断された状態下で、多重特異的活性化可能抗体は、プロテアーゼがCMを切断した後のLP2及び/又はCM配列の少なくとも一部を含む軽鎖アミノ酸配列を含むよう、多重特異的活性化可能抗体は、プロテアーゼに暴露され、切断される。
【0270】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体はまた、シグナルペプチドも含む。いくつかの実施形態によれば、シグナルペプチドは、スペーサーを介して多重特異的活性化可能抗体に結合される。いくつかの実施形態によれば、スペーサーは、シグナルペプチドの不在下で多重特異的活性化可能抗体に結合される。いくつかの実施形態によれば、スペーサーは、多重特異的活性化可能抗体のMMの少なくとも1つに直接的に結合される。
【0271】
いくつかの実施形態によれば、切断されていない状態下での多重特異的活性化可能抗体は、第1MMに直接結合され、そしてN末端からC末端側にスペーサー-MM1-CM-AB1の構造配置を有するスペーサーを含む。いくつかの実施形態によれば、スペーサーは、少なくともアミノ酸配列QGQSGQ(配列番号87)を含む。
【0272】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、その対応する多重特異的抗体の半減期よりも長い;例えば、多重特異的活性化可能抗体のpKは、その対応する多重特異的抗体のpKよりも長い。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、その対応する多重特異的抗体の半減期に類似する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも15日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも12日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも11日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも10日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも9日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも8日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも7日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも6日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも5日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも4日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも3日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも2日である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも24時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも20時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも18時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも16時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも14時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも12時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも10時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも8時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも6時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも4時間である。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の血清半減期は、生物に投与される場合、少なくとも3時間である。
【0273】
本開示はまた、標的を特異的に結合する第1抗体又はフラグメント(AB1)、及び第2抗体又はフラグメント(AB2)を少なくとも含む多重特異的活性化可能抗体を包含する組成物及び方法も提供するものであり、ここで少なくとも多重特異的活性化可能抗体における第1ABは、AB1のその標的に結合する能力を低下させるマスキング部分(MM1)にカップリングされている。いくつかの実施形態によれば、各ABは、その対応するABの各標的に結合する能力を低下させるMMにカップリングされる。例えば二重特異的活性化可能抗体の実施形態によれば、AB1は、AB1のその標的に結合する能力を低下させる第1マスキング部分(MM1)にカップリングされ、そしてAB2は、AB2のその標的に結合する能力を低下させる第2マスキング部分(MM2)にカップリングされる。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、2つ以上のAB領域を含み;そのような実施形態によれば、AB1は、AB1のその標的に結合する能力を低下させる第1マスキング部分(MM1)にカップリングされ、AB2は、AB2のその標的に結合する能力を低下させる第2マスキング部分(MM2)にカップリングされ、AB3は、AB3のその標的に結合する能力を低下させる第3マスキング部分(MM3)にカップリングされ、そして多重特異的活性化可能抗体における各ABについても同様である。
【0274】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、プロテアーゼの基質である少なくとも1つの切断可能部分(CM)をさらに含み、ここでCMはMMをABに連結する。例えば、いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、標的を特異的に結合する第1抗体又は抗体フラグメント(AB1)及び第2抗体又は抗体フラグメント(AB2)を少なくとも含み、多重特異的活性化可能抗体における少なくとも第1ABは、AB1のその標的に結合する能力を低下させるマスキング部分(MM1)に、切断可能部分(CM1)を介してカップリングされる。いくつかの二重特異的活性化可能抗体の実施形態によれば、AB1はCM1を介してMM1にカップリングされ、そしてAB2は、AB2のその標的に結合する能力を低下させる第2マスキング部分(MM2)に、第2切断可能部分(CM2)を介してカップリングされる。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、2以上のAB領域を含み;それらの実施形態のいくつかによれば、AB1はCM1を介してMM1にカップリングされ、AB2はCM2を介してMM2にカップリングされ、そしてAB3は第3切断可能部分(CM3)を介して、AB3のその標的に結合する能力を低下させる第3マスキング部分(MM3)にカップリングされ、そして多重特異的活性化可能抗体における各ABについても同様である。
【0275】
いくつかの実施形態によれば、本明細書に記載される多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、1又は2以上の追加の剤又は追加の剤の組合せと共に使用される。適切な追加の剤は、意図される用途、例えば癌のための現医薬品及び/又は外科的治療剤を包含する。例えば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、追加の化学療法又は抗腫瘍剤と共に使用され得る。
【0276】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体、及び追加の剤は、単一の治療組成物に製剤化され、そして多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体、及び追加の剤は、同時に投与される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体、及び追加の剤は、互いに別々であり、例えば個々は、別々の治療組成物に製剤化され、そして多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体、及び追加の剤は同時に投与されるか、又は多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体、及び追加の剤は、治療レジメンの間、異なった時点で投与される。例えば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、追加の剤の投与の前、投与され、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、追加の剤の投与に続いて投与されるか、又は多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、交互に投与される。本明細書において記載される場合、抗-多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体、及び追加の剤は、単回用量又は複数回用量で投与される。
【0277】
本開示はまた、本明細書に記載される多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の少なくとも一部、例えば多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の重鎖の少なくとも一部をコードする第1核酸、及び/又は例えば多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の軽鎖の少なくとも一部をコードする第2核酸をコードする単離された核酸分子、及びそれらの単離された核酸配列を含むベクターも提供する。本開示は、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の発現を導く条件下で、そのような核酸分子を含む細胞を培養することによる、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の生成方法を提供する。いくつかの実施形態によれば、前記細胞は、そのようなベクターを含む。
【0278】
本開示はまた、(a)多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体をコードする核酸コンストラクトを含む細胞を、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の発現を導く条件下で培養し、そして(b)多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体を回収することによる、本開示の多重特異的抗体及び/又は本開示の多重特異的活性化可能抗体の製造方法も提供する。
【0279】
本開示はまた、CD3εを特異的に結合する本開示の抗-CD3ε抗体、活性化可能抗-CD3ε抗体、CD3εを特異的に結合する多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体を、治療又は予防が所望される対象に投与することにより、1又は2以上の病状の症状を治療するか、予防するか、その進行を遅延するか、又は他方では、軽減するか、又はその病状に関連する症状を改善する方法も提供する。治療されるべき対象は、例えばヒト又は他の哺乳類である。いくつかの実施形態によれば、対象は、非ヒト哺乳類、例えば非ヒト霊長類、愛玩動物(例えば、ネコ、イヌ、ウマ)、農業用動物、作業用動物又は動物園の動物である。いくつかの実施形態によれば、対象は齧歯動物である。
【0280】
本開示はまた、標的依存性T-細胞活性化及び標的細胞の死滅の誘発が所望される対象に、本開示の多重特異的活性化可能抗体を投与することによる、そのような誘発方法も提供するものであり、ここで、多重特異的活性化可能抗体が切断された状態にある場合、例えば多重特異的活性化可能抗体中の各マスキング部分がもはや結合されていないか、又は他方では、その対応するABドメインに会合されていない場合、及び、多重特異的活性化可能抗体が切断されていない状態にある場合、例えば多重特異的活性化可能抗体中の少なくとも1つのマスキング部分が、その対応するABドメインと結合されている、又は他方で会合されている場合、標的細胞の標的依存性T-細胞活性化及び死滅が減少し、又は他方で阻害される。本明細書に記載されるいずれかの多重特異的活性化可能抗体は、そのような方法への使用に適切である。治療されるべき対象は、例えばヒト又は他の哺乳類である。いくつかの実施形態によれば、対象は、非ヒト哺乳類、例えば非ヒト霊長類、愛玩動物(例えば、ネコ、イヌ、ウマ)、農業用動物、作業用動物又は動物園の動物である。いくつかの実施形態によれば、対象は齧歯動物である。
【0281】
それらの方法及び使用の実施形態の何れかに使用される抗-CD3ε抗体、活性化可能抗-CD3ε抗体、CD3εを特異的に結合する多重特異的抗体、及び/又はCD3εを特異的に結合する本開示の多重特異的活性化可能抗体は、患者の任意の段階で投与され得る。例えば、そのような抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、早期から転移までの任意の段階の癌に罹患している患者に投与され得る。用語、対象及び患者は本明細書においては、交換可能的に使用される。
【0282】
抗-CD3ε抗体、活性化可能抗-CD3ε抗体、CD3εを特異的に結合する多重特異的抗体、及び/又はCD3εを特異的に結合する本開示の多重特異的活性化可能抗体は、ネオアジュバント療法を包含する治療レジメンに使用され得る。
【0283】
抗-CD3ε抗体、活性化可能抗-CD3ε抗体、CD3εを特異的に結合する多重特異的抗体、及び/又はCD3εを特異的に結合する本開示の多重特異的活性化可能抗体は、単独で、1又は2以上の追加の剤、例えば小分子阻害剤、他の抗体ベースの治療剤、ポリペプチド又はペプチドベースの治療剤、核酸ベースの治療剤及び/又は他の生物製剤と組合して投与され得る。いくつかの実施態様によれば、抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、1又は2以上の追加の剤、例えば化学療法剤、例えばアルキル化剤、代謝拮抗物資、抗微小管剤、トポイソメラーゼ阻害剤、細胞障害性抗生物質及び任意の他の核酸阻害剤(但し、それらだけには限定されない)と組合して投与される。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、タキサン、例えばパクリタキセル(例えば、Abraxane(登録商標))である。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、代謝拮抗物質、例えばゲムシタビンである。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、アルキル化剤、例えば白金ベースの化学療法剤、例えばカルボプラチン又はシスプラチンである。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、標的化剤、例えばキナーゼ阻害剤、例えばソラフェニブ又はエルロチニブである。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、標的化剤、例えば別の抗体、例えばモノクローナル抗体(例えば、ベバシズマブ)、二重特異的抗体、又は多重特異的抗体である。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、プロテアソーム阻害剤、例えばボルテゾミブ又はカルフィルゾミブである。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、免疫調節剤、例えばレナリドマイド又はIL-2である。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、放射線である。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、当業者によるケアの標準と考えられる剤である。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、当業者に周知の化学療法剤である。いくつかの実施態様によれば、抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体、及び追加の剤(単数又は複数)は、単一の組成物中に処方される。いくつかの実施態様によれば、抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体、及び追加の剤(単数又は複数)は、2つ以上の別々の組成物として投与される。いくつかの実施態様によれば、抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体、及び追加の剤(単数又は複数)は、同時に投与される。いくつかの実施態様によれば、抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体、及び追加の剤(単数又は複数)は、別々に投与される。
【0284】
いくつかの実施態様によれば、追加の剤(単数又は複数)は、化学療法剤、例えばドセタキセル、パクリタキセル、アブラキサン(すなわち、アルブミン結合パクリタキセル)、ドキソルビシン、オキサリプラチン、カルボプラチン、シスプラチン、イリノテカン、及びゲムシタビンから成る群から選択された化学療法剤である。
【0285】
いくつかの実施態様によれば、追加の剤(単数又は複数)は、チェックポイント阻害剤、キナーゼ阻害剤、腫瘍微小環境における阻害剤を標的化する剤、及び/又はT細胞又はNKアゴニストである。いくつかの実施態様によれば、追加の剤(単数又は複数)は、単独で、又は別の追加の剤(単数又は複数)、例えば化学療法剤又は抗新生物剤の組み合わせの放射線療法である。いくつかの実施態様によれば、追加の剤(単数又は複数)は、ワクチン、オンコウイルス、及び/又はCD-活性化剤、例えばトール様受容体(TLR)アゴニスト及び/又はα-CD40(但し、それらだけには限定されない)である。いくつかの実施態様によれば、追加の剤(単数又は複数)は、ADCCを介して、又は毒素への直接的結合(例えば、抗体薬物結合体(ADC))を介して腫瘍を死滅させるよう設計された腫瘍標的化抗体である。
【0286】
いくつかの実施態様によれば、チェックポイント阻害剤は、CTLA-4、LAG-3、PD-1、PDL1、TIGIT、TIM-3、B7H4、及びVistaから成る群から選択される。いくつかの実施態様によれば、キナーゼ阻害剤は、B-RAFi、MEKi、及びBtk阻害剤、例えば、イブルチニブから成る群から選択される。いくつかの実施態様によれば、キナーゼ阻害剤は、クリゾチニブである。いくつかの実施態様によれば、腫瘍微小環境阻害剤は、IDO阻害剤、α-CSF1R阻害剤、α-CCR4阻害剤、TGF-ベータ、骨髄由来サプレッサー細胞、又はT-調節細胞から成る群から選択される。いくつかの実施態様によれば、前記アゴニストは、Ox40、GITR、CD137、ICOS、CD27、及びHVEMから成る群から選択される。いくつかの実施態様によれば、チェックポイント阻害剤は、CTLA-4、PD-1、及び/又はPD-L1から選択された標的に結合する抗体である。いくつかの実施態様によれば、チェックポイント阻害剤は、抗-CTLA4抗体、抗-PD-1抗体、及び抗-PD-L1抗体、及び/又はそれらの組み合わせである。いくつかの実施態様によれば、チェックポイント阻害剤は、抗-CTLA4抗体、例えばYervoy(商標)である。いくつかの実施態様によれば、チェックポイント阻害剤は、抗-PD-1抗体、例えば、Opdivo(商標)及び/又はKeytruda(商標)である。
【0287】
いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、CTLA-4阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、LAG-3阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、PD-1阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、PDL1阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、TIGIT阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、TIM-3阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、B7H4阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、Vista阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、B-RAFi阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、MEKi阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、Btk阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は、イブルチニブである。いくつかの実施態様によれば、阻害剤はクリゾチニブである。いくつかの実施態様によれば、阻害剤はIDO阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤はα-CSF1R阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤はα-CCR4阻害剤である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤はTGF-βである。いくつかの実施態様によれば、阻害剤は骨髄由来サプレッサー細胞である。いくつかの実施態様によれば、阻害剤はT-制御性細胞である。
【0288】
いくつかの実施態様によれば、アゴニストは、Ox40である。いくつかの実施態様によれば、アゴニストは、GITRである。いくつかの実施態様によれば、アゴニストは、CD137である。いくつかの実施態様によれば、アゴニストは、ICOSである。いくつかの実施態様によれば、アゴニストは、CD27である。いくつかの実施態様によれば、アゴニストは、HVEMである。
【0289】
いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、別の抗体若しくはその抗原結合フラグメント、別の結合された抗体若しくはその抗原結合フラグメント、別の活性化可能抗体若しくはその抗原結合フラグメント、及び/又は別の結合された活性化可能抗体若しくはその抗原結合フラグメントである。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、第1の抗体若しくはその抗原結合フラグメント、第1の結合された抗体若しくはそのフラグメント、活性化可能抗体若しくはその抗原結合フラグメント、及び/又は結合された活性化可能抗体若しくはその抗原結合フラグメントと同じ標的に対する、例えばPDL1に対する、別の抗体若しくはその抗原結合フラグメント、別の結合された抗体若しくはその抗原結合フラグメント、別の活性化可能抗体若しくはその抗原結合フラグメント、及び/又は別の結合された活性化可能抗体若しくはその抗原結合フラグメントである。いくつかの実施態様によれば、追加の剤は、第1の抗体若しくはその抗原結合フラグメント、第1の結合された抗体若しくはそのフラグメント、活性化可能抗体若しくはその抗原結合フラグメント、及び/又は結合された活性化可能抗体若しくはその抗原結合フラグメントの標的とは異なる標的に対する、別の抗体若しくはその抗原結合フラグメント、別の結合された抗体若しくはその抗原結合フラグメント、別の活性化可能抗体若しくはその抗原結合フラグメント、及び/又は別の結合された活性化可能抗体若しくはその抗原結合フラグメントである。
【0290】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体は、1又は2以上の追加の剤、例えば化学療法剤、抗炎症剤、及び/又は免疫抑制剤と組合わせて、治療の間及び/又は治療の後、投与される。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体、及び追加の剤は、単一の治療組成物に製剤化され、そして抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体、及び追加の剤は、同時に投与される。他方では、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体、及び追加の剤は、お互い別々であり、例えば個々は、別の治療組成物に製剤化され、そして抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体、及び追加の剤は同時に投与されるか、又は抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体、及び追加の剤は、治療レジメンの間、異なった時点で投与される。例えば、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体は、追加の剤の投与の前に投与される、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体は、追加の剤の投与に続いて投与される、又は抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体、及び追加の剤は、交互に投与される。本明細書に記載されるように、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体、及び追加の剤は、単回投与、又は複数回投与される。
【0291】
いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体、及び追加の剤は、同時投与される。例えば、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体、及び追加の剤は、単一の組成物に製剤化され、又は複数の別々の組成物として投与され得る。いくつかの実施態様によれば、抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体、及び追加の剤は、連続的に投与され、又は治療レジメンの間、異なった時点で投与される。
【0292】
本開示はまた、種々の診断及び/又は予防徴候への抗-CD3ε抗体、活性化可能抗-CD3ε抗体、CD3εを特異的に結合する多重特異的抗体、及び/又はCD3εを特異的に結合する本開示の多重特異的活性化可能抗体の使用のための方法及びキットも提供する。例えば、本開示は、(i)少なくとも第1マスキング部分(MM1)と、切断剤により切断される第1切断可能部分(CM1)と、所望の標的を特異的に結合する第1抗原結合ドメイン若しくはそのフラグメント(AB1)とを含む活性化可能抗体又は多重特異的活性化可能抗体を、対象又はサンプルと接触させることであって、(a)ここで該MM1は標的へのAB1の結合を阻害するペプチドであり、ここで該MM1はAB1の天然に存在する結合パートナーのアミノ酸配列を有さず、AB1の天然の結合パートナーの修飾形ではない;及び(b)ここで、切断されていない、非活性化状態下においては、該MM1は標的へのAB1の特異的結合を干渉するものであり、切断された、活性化状態下においては、該MM1は標的へのAB1の特異的結合を干渉しない、又はそれと競合しない;及び、(ii)対象又はサンプルにおける活性化された抗体、又は活性化された多重特異的活性化可能抗体のレベルを測定することであって、ここで、該対象又はサンプルにおける活性化された抗体又は活性化された多重特異的活性化可能抗体の検出可能レベルは、切断剤及び標的が対象又はサンプルに存在することを示唆するものであり、及び、該対象又はサンプルにおける活性化された抗体又は活性化された多重特異的活性化可能抗体の検出可能レベルの不在は、切断剤、標的、又は切断剤及び標的の両者が該象又はサンプルにおいて不在であり、及び/又は十分には存在しないことを示唆する、ことによって、対象又はサンプルにおける切断剤及び目的の標的の存在又は不在を検出するための方法及びキットを提供する。
【0293】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体、又は活性化可能多重特異的活性化可能抗体は、治療剤が結合される活性化可能抗体、又は活性化可能多重特異的活性化可能抗体である。いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体、又は活性化可能多重特異的活性化可能抗体は、剤に結合されない。いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体、又は活性化可能多重特異的活性化可能抗体は、検出可能な標識を含む。いくつかの実施形態によれば、検出可能な標識は、AB1上に配置される。いくつかの実施形態によれば、対象又はサンプル中の活性化可能抗体、又は活性化可能多重特異的活性化可能抗体のレベルの測定は、活性化可能抗体、又は活性化可能多重特異的活性化可能抗体に対して特異的に結合する、検出可能な標識を含む二次試薬を用いて達成される。いくつかの実施形態によれば、前記二次試薬は、検出可能な標識を含む抗体である。
【0294】
それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体、又は多重特異的活性化可能抗体は、検出可能な標識を含む。それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、検出可能な標識は、イメージング剤、造影剤、酵素、蛍光標識、発色団、色素、1又は2以上の金属イオン、又はリガンドベースの標識を含む。それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、イメージング剤は、放射性同位体を含む。それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、放射性同位体は、インジウム又はテクネチウムである。それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、造影剤は、ヨウ素、ガドリニウム又は酸化鉄を含む。それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、酵素は、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ又はβ-ガラクトシダーゼを含む。それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、蛍光標識は、黄色蛍光タンパク質(YFP)、シアン蛍光タンパク質(CFP)、緑色蛍光タンパク質(GFP)、修飾された赤色蛍光タンパク質(MRFP)、赤色蛍光タンパク質tダイマー2(RFP tdimer2)、HCRED、又はユーロピウム誘導体を含む。それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、発光標識は、N-メチルアクリジウム誘導体を含む。それらの方法のいくつかの実施形態によれば、標識は、Alexa Fluor(登録商標)標識、例えばAlex Fluor(登録商標)680又はAlexa Fluor(登録商標)750を含む。それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、リガンドベースの標識は、ビオチン、アビジン、ストレプタビジン又は1又は2以上のハプテンを含む。
【0295】
それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、対象は哺乳類である。それらの方法及びキットのいくつかの実施形態によれば、対象はヒトである。いくつかの実施形態によれば、対象は、非ヒト哺乳類、例えば非ヒト霊長類、愛玩動物(例えば、ネコ、イヌ、ウマ)、農業用動物、作業用動物又は動物園の動物である。いくつかの実施形態によれば、対象は齧歯動物である。
【0296】
それらの方法のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、インビボ(in vivo)の方法である。それらの方法のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、インサイチュ(in situ)の方法である。それらの方法のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、エクスビボ(ex vivo)の方法である。それらの方法のいくつかの実施形態によれば、前記方法は、インビトロ(in vitro)の方法である。
【0297】
それらの方法のいくつかの実施形態によれば、前記方法又はキットは、本開示の多重特異的活性化可能抗体による治療のために適切な患者集団を同定するか又は他方では、さらに絞り込む(refine)ために使用される。例えば、それらの方法において試験される多重特異的活性化可能抗体中の第1の切断可能部分(CM1)において基質を切断するプロテアーゼ及び標的の両者について陽性である患者は、そのようなCM1を含む活性化可能抗体又は多重特異的活性化可能抗体による治療に適切な候補として同定される。同様に、それらの方法を用いて試験される、活性化可能抗体又は多重特異的活性化可能抗体中のCM1において基質を切断するプロテアーゼ及び標的の両者について陰性である患者は、別の形の治療のための適切な候補として同定され得る。
【0298】
いくつかの実施形態によれば、本開示の活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体による治療、それに続く、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体を、その必要な対象に投与することによる治療に適切な患者集団を同定する又は他方では、絞り込むために使用される方法又はキットが使用される。例えば、それらの方法において試験される活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体中の第1の切断可能部分(CM1)において基質を切断するプロテアーゼ及び標的の両者について陽性である患者は、そのようなCM1を含む活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体による治療のための適切な候補として同定され、そして次に、該患者は、治療的有効量の試験された活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が投与される。同様に、それらの方法を用いて試験される、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体中のCM1において基質を切断するプロテアーゼ及び標的の何れか又は両者について陰性である患者は、別の形の治療のための適切な候補として同定され得る。
【0299】
いくつかの実施形態によれば、そのような患者は、治療のための適切な活性化可能抗体、又は結合された活性化可能抗体、又は多重特異的活性化可能抗体及び/又は結合された多重特異的活性化可能抗体が同定されるまで、他の活性化可能抗体、又は結合された活性化可能抗体、又は多重特異的活性化可能抗体及び/又は結合された多重特異的活性化可能抗体、例えば、疾患の部位で患者により切断されるCMを含む、活性化可能抗体、又は結合された活性化可能抗体、又は多重特異的活性化可能抗体及び/又は結合された多重特異的活性化可能抗体により試験され得る。いくつかの実施形態によれば、次に、患者は、治療的有効量の陽性であることが試験されている患者のための活性化可能抗体、又は結合された活性化可能抗体、又は多重特異的活性化可能抗体及び/又は結合された多重特異的活性化可能抗体を投与される。
【0300】
本開示の医薬組成物は、本開示の多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体及び担体を含むことができる。それらの医薬組成物は、キット、例えば診断キットに含まれ得る。
【0301】
当業者は、本開示の抗体が種々の用途を有することを認識するであろう。例えば、本開示のタンパク質は、種々の障害のための治療剤として使用される。本開示の抗体はまた、診断キットにおける試薬として、又は診断ツールとしても使用される、又はそれらの抗体は、治療用試薬を生成するために、競合アッセイに使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0302】
【
図1】
図1は、本明細書で使用される一般的マスク選択集団命名法を示す図である。
【
図2】
図2A及び2Bは、カニクイザルCD3εに結合するSP34のscFv形式の能力を示す一連のグラフである。
図2Aは、Fc融合タンパク質濃度の関数としてのSP34scFv(LvHv)-Fc及びSP34scFv(HvLv)-Fc結合を示す。
図2Bは、濃度の関数としてのマウスsP34-2 IgG1結合を示す。
【
図3】
図3A~3Dは、Jurkat T細胞上のCD3εに結合する、本開示のマスキング部分を含む活性化可能抗-CD3ε抗体の能力を低下させる、そのようなマスキング部分の能力を示す一連のグラフである。各活性化可能抗体は、そのマスキング部分名称により標識される。抗体SP34scFv(LvHv)-Fcは、LvHvにより同定される。
【
図4】
図4A、4B及び4Cは、本開示の種々の抗体及び活性化可能抗体を示す一連の図である。
図4Aは、scFv-Fc抗体についての構成断片を示す。
図4Bは、本開示のscFv(LvHv)-Fc及びscFv(HvLv)-Fc抗体を示す。
図4Cは、本開示のscFv(LvHv)-Fc又はscFv(HvLv)-Fc抗体を含む活性化抗体を示す。
【
図5】
図5A、5B、5C及び5Dは、本開示の多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体を示す一連の図である。
図5Aは、Ig抗体及びscFvを含む本開示の多重特異的抗体を示す。
図5Bは、一次抗体部分がマスキングされている、本開示の多重特異的抗体を示す。
図5Cは、二次scFv部位がマスキングされている、本開示の多重特異的活性化可能抗体を示す。
図5Dは、一次抗体及び二次scFv部位がマスキングされている、本開示の多重特異的活性化可能抗体を示す。
【
図6】
図6A、6B、6C、6D、6E及び6Fは、本開示の多重特異的活性化可能抗体の種々の実施形態を示す一連の図である。
【
図7】
図7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7H、7I及び7Jは、本開示の多重特異的抗体の可能な順序の選択されたセットの一連の概略図である。
【
図8】
図8A、8B、8C、8D、8E、8F、8G、8H、8I及び8Jは、本開示の多重特異的抗体の可能な順序の選択されたセットの一連の概略図である。特に、この図は、一次抗原結合部位がマスキングされ(すなわち、活性化可能)、そして追加の抗原結合ドメインがマスキングされている多重特異的活性化可能抗体を示す。
【
図9】
図9A、9B、9C、9D、9E、9F、9G、9H、9I及び9Jは、すべての抗原結合ドメインがマスキングされている多重特異的活性化可能抗体のアレイの一連の概略図である。
【
図10】
図10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G、10H、10I及び10Jは、二次抗原結合ドメインがマスキングされ、そして追加の抗原結合ドメイン(単数又は複数)がマスキングされていない多重特異的活性化可能抗体のアレイの一連の概略図である。
【
図11】
図11A、11B、11C、11D、11E、11F、11G、11H、11I及び11Jは、すべてではないが、大部分の抗原結合ドメインがマスキングされ、かつ、少なくとも1つの追加の抗原結合ドメインがマスキングされていない多重特異的活性化可能抗体のアレイの一連の概略図である。
【
図12】
図12A、12B、12C及び12Dは、一次抗原結合ドメイン及び別の抗原結合ドメインがマスキングされ、かつ、残る抗原結合ドメイン(単数又は複数)がマスキングされていない多重特異的活性化可能抗体のアレイの一連の概略図である。
【
図13】
図13A及び13Bは、CD3ε陽性Jurkat細胞に結合するSP34 scFv-Fcを示す一連のグラフである。
図13Aは、CD3εJurkat細胞に結合するSP34 scFvの両者の配向の能力を示すグラフである。
図13Bは、SP34-2IgGの結合を示すグラフである。SP34の全ての形式は、同様のEC
50値で結合する。
【
図14】
図14A及び14Bは、Jurkat T細胞上のCD3εに結合する、本開示のマスキング部分を含む活性化可能抗-CD3ε抗体の能力を低下させる、そのようなマスキング部分の能力を示す一連のグラフである。
【
図15】
図15A、15B、15C及び15Dは、CD3εマスキングペプチドが、効果的なEGFRマスキングを保持しながら、SP34 scFvの2つのバージョンを利用するEGFRマスキングされた多重特異的活性化可能抗体のCD3ε結合のEC
50を変えることを示す一連のグラフである。
【
図16】
図16A及び16Bは、CD3ε及びEGFRマスキングされた多重特異的活性化可能抗体の細胞毒性EC
50が、マスキングされていない対照と比較して変えられていることを示す一連の図である。これは、SP34 scFvの2つのバージョン、すなわちCI023及びCI024におけるscFv対CI011及びCI010におけるscFvより明らかであった。
【
図17】
図17A及び17Bは、多重特異的活性化可能抗体において、EGFR結合EC
50が両CD3εマスクの存在又は不在により影響されず;同様に、CD3ε EC
50がEGFRマスクの存在又は不在により影響されないことを示す一連のグラフである。
【
図18】
図18A及び18Bは、細胞毒性EC
50の最大の変化がEGFR及びCD3結合の両者をマスキングすることにより得られることを示す一連のグラフである。さらに、多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体の細胞毒性は、EGFR依存性である。
【
図19】
図19は、活性化EC
50の最大の変化が、EGFR及びCD3結合の両者をマスキングすることにより得られることを示すグラフである。
【
図20】
図20A及び20Bは、CD3マスキングされた多重特異的抗体が、
図20Aに示されるCD69+頻度分析及び
図20Bに示されるCD69平均蛍光強度により証明されるように、無視できる標的非依存活性化を示す。
【
図21】
図21A、21B、21C及び21Dは、uPA活性化が多重特異的活性化可能CI011(M-EGFR/M-hCD3)抗体の結合を回復させることを示す一連のグラフである。すべての多重特異的活性化可能抗体の細胞死滅化は、uPA活性化により回復される。
【
図22】
図22は、EC
50細胞毒性を変える、異なった基質を含む、二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体の能力を示すグラフである。
【
図23】
図23は、7日間で2度、0.1mg/kgで投与される二重特異的CI005、及び8日間、0.5mg/kg/日で投与されるCI059(BiTE)が、HT-29Luc2異種移植腫瘍の増殖を妨げたことを示すグラフである。
【
図24】
図24は、CI048抗体がHT-29Luc2異種移植腫瘍の確立を制限し、そしてCI011がHT-29Luc2異種移植腫瘍の増殖を阻害したことを示すグラフである。PBSとCI011との間の効果の差異は有意である(p<0.05)。
【
図25】
図25は、HT-29Luc2異種移植腫瘍の排除のためのCI048二重特異的抗体の用量応答性を示すグラフである。
【
図26】
図26は、0.3mg/kgでのCI048二重特異的抗体が異種移植腫瘍を排除し、そして0.1mg/kgでのCI040二重特異的活性可能抗体がHT-29Luc2異種移植腫瘍の増殖を制限したことを示すグラフである。
【
図27】
図27は、1.0mg/kgでのCI040二重特異的活性可能抗体がHT-29Luc2異種移植腫瘍を排除し、そして0.3mg/kgでのCI048二重特異的抗体がHT-29Luc2異種移植腫瘍の増殖を制限したことを示すグラフである。
【
図28】
図28は、1.0mg/kgでのCI011二重特異的活性化可能抗体がHT-29Luc2異種移植腫瘍の増殖を有意に阻害した(p<0.05)ことを示すグラフである。
【
図29】
図29は、投与後48時間の血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)濃度についてのCI048、CI011及びCI048の用量応答プロットを示すグラフである。
【
図30】
図30は、EGFRマスキングされた多重特異的活性化可能抗体中に組み込まれるマウスCD3εマスクが、効果的なEGFRマスキングを保持しながら、マウスCD3への結合のEC
50を変化させることを示す。
【
図31】
図31は、IL6R+Molp-8細胞の死滅化が、IL6R及びCD3結合の両者をマスキングすることにより最大に弱められることを示す。
【発明を実施するための形態】
【0303】
本発明の開示は、CD3のイプシロン鎖(CD3ε)を少なくとも結合する、抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体を提供する。本明細書において使用される場合、活性化可能抗体は、MMのカップリングが、抗原-又はエピトープ-結合ドメインのその標的に結合する能力を低下させるように、抗体の抗原-又はエピトープ-結合ドメインに結合されるマスキング部分(MM)を含む抗体である。本明細書において使用される場合、多重特異的抗体は、複数の異なった抗原又はエピトープを認識する抗体であり、そして多重特異的活性化可能抗体は、MMのカップリングが抗原-又はエピトープ-結合ドメインのその標的に結合する能力を低下させるように、多重特異的抗体の少なくとも1つの抗原-又はエピトープ-結合ドメインに結合される少なくとも1つのマスキング部分(MM)を含む多重特異的抗体である。本明細書において提供される活性化可能抗体、及び/又は活性化可能多重特異的抗体は、血液循環において安定し、治療及び/又は診断の意図される部位で活性化されるが、しかし正常、すなわち健康組織においては活性化されず、そして活性化される場合は、その対応する修飾されていない多重特異的抗体と少なくとも同等の標的への結合を示す。
【0304】
本開示の、抗体、活性化された活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は活性化された多重特異的活性化可能抗体は、<μ1M、いくつかの実施態様によれば、<100nM、<10nM又は<1nMの結合定数(Kd)で、CD3εに結合する。
【0305】
本開示の抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、T細胞上のCD3εの結合を介してT細胞を活性化するよう作用する。すなわち、そのような抗体は、CD3介在T細胞活性化をアゴナイズし(agonize)、刺激し、活性化し、及び/又は増強する。CD3の生物学的活性は、例えばCD3と、T細胞受容体(TCR)の抗原結合サブユニットとの間の相互作用を通してのT細胞活性化及び他のシグナル伝達を包含する。例えば、抗-CD3ε抗体、活性化された活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は活性化された多重特異的活性化可能抗体は、CD3介在T細胞活性化をアゴナイズし、刺激し、活性化し、又は他方では、増強することにより、T細胞上のCD3εの結合を介して完全に又は部分的に、T細胞を活性化する。
【0306】
多重特異的抗体の非制限的例は、二重特異的抗体、三重特異的抗体、四重特異的抗体、及び他の多重特異的抗体を包含する。本明細書に提供される多重特異的抗体は、また、多価であり;本明細書において使用される場合、多価とは、結合部位が同じ又は異なった抗原又はエピトープを認識するかどうかにかかわらず、抗体上の結合部位の総数を意味する。多重特異的活性化可能抗体の非制限的例は、二重特異的活性化可能抗体、三重特異的活性化可能抗体、四重特異的活性化可能抗体、及び他の多重特異的活性化可能抗体を包含する。本明細書において提供される多重特異的活性化可能抗体はまた、多価である。
【0307】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体又はそのフラグメント及び/又は多重特異的活性化可能抗体又はそのフラグメントは、T細胞及び/又は他の免疫エフェクター細胞と結合するよう設計される。T細胞と結合する多重特異的活性化可能抗体又はそのフラグメントはまた、T細胞結合多重特異的抗体又はそのフラグメント及び/又はT-細胞結合多重特異的活性化可能抗体又はそのフラグメントとして、本明細書において言及される。免疫得エフェクター細胞と結合する多重特異的活性化可能抗体又はそのフラグメントは、免疫エフェクター細胞結合多重特異的抗体又はそのフラグメント及び/又は免疫エフェクター細胞結合多重特異的活性化可能抗体又はそのフラグメントとして本明細書において言及される。いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体又はそのフラグメント及び/又は多重特異的活性化可能抗体又はそのフラグメントは、複数の標的及び/又は複数のエピトープに結合するか、又は他方では、それと相互作用するよう設計され、また、多抗原標的化抗体又はそのフラグメント及び/又は多抗原標的化活性化可能抗体又はそのフラグメントとして、本明細書において言及される。
【0308】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体又はそのフラグメントは、IgGドメイン及びscFvドメインを含む。いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体又はそのフラグメントは、IgG可変ドメイン及びcsFvドメインを含む。いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体又はそのフラグメントの1つの抗体ドメインは、標的抗原に対する特異性を有し、そして別の抗体ドメインは、T-細胞表面抗原に対する特異性を有する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体又はそのフラグメントの1つの抗体ドメインは、標的抗原に対する特異性を有し、そして別の抗体ドメインは別の標的抗原に対する特異性を有する。いくつかの実施形態によれば、多重特異的抗体又はそのフラグメントの1つの抗体ドメインは標的抗原の別のエピトープに対する特異性を有する。
【0309】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、非切断可能リンカーを介して抗体又はその抗原結合フラグメント(AB)にカップリングされるマスキング部分(MM)を含むよう構築される。例えば、いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、標的化抗体又はその抗原結合フラグメント及びT-細胞結合抗体又はその抗原結合部分を含むT-細胞結合多重特異的活性化可能抗体であり、ここでT-細胞結合抗体又はその抗原結合フラグメントは、第1のT-細胞結合標的に結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここで、MMのカップリングがAB1の第1標的に結合する能力を低めるように、AB1は非切断可能リンカーを介してマスキング部分(MM1)に結合されるものであり、並びに、標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、第2標的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメントを含み、ここで、MMのカップリングがAB2の第2標的に結合する能力を低下させるように、AB2は、マスキング部分(MM2)に切断可能リンカーを介して結合されている。
【0310】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、標的化抗体又はその抗原結合フラグメントと、T-細胞結合抗体又はその抗原結合部分とを含むT-細胞結合多重特異的活性化可能抗体であり、ここでT-細胞結合抗体又はその抗原結合フラグメントは、第1のT-細胞結合標的に結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)を含み、ここで、MMのカップリングがAB1の第1標的に結合する能力を低めるように、AB1は非切断可能リンカーを介してマスキング部分(MM1)に結合されるものであり、及び、標的化抗体又はその抗原結合フラグメントは、マスクされていない。
定義
【0311】
特に定義されない限り、本開示に関連して使用される科学技術用語は、当業者により通常、理解される意味を有するであろう。用語「1つの(a)」実体又は、「1つの(an)」実体とは、1又はそれ以上の実体を言及する。例えば、1つの化合物は、1又はそれ以上の化合物を言及する。従って、用語「1つの(a)」、「1つの(an)」、「1又はそれ以上の(one or more)」及び「少なくとも1つの(at least one)」とは、互換的に使用され得る。さらに、文脈により必要とされない限り、単数形の用語は、複数形も含み、そして複数形の用語は単数形も含むであろう。一般的に、本明細書に記載される細胞及び組織培養、分子生物学、及びタンパク質及びオリゴ-又はポリヌクレオチド化学及びハイブリダイゼーションに関連して及びそれらの技法に関連して使用される命名法は、当該技術分野において良く知られており、そして通常使用されるものである。組換えDNA、オリゴヌクレオチド合成、及び組織培養及び形質転換(例えば、エレクトロポレーション、リポフェクション)に関しては、標準技法が使用される。酵素反応及び精製技法は、製造業者の仕様に従って、又は当核技術分野において通常に達成されるようにして、又は本明細書に記載されるようにして、実施される。前述の技法及び手順は、一般的に、当該技術分野において良く知られている従来の技法に従って、及び本明細書を通して引用され、そして議論される種々の一般的な及びより具体的な参考文献に記載されるようにして実施される。例えば、Sambrook et al.Molecular CloningA Laboratory Manual (2d ed., Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,N.Y.(1989))を参照のこと。本明細書に記載される、分析化学、合成有機化学、及び医薬品及び製薬化学に関連して使用される命名法、及びそれらの実験手順及び技法は、良く知られており、そして一般的に当該技術分野において使用される。化学合成、化学分析、医薬製剤、製剤化及びデリバリー、及び患者の治療についての標準技法が用いられる。
【0312】
本開示に従って使用される場合、次の用語は、特に指示されない限り、次の意味を有することが理解されるであろう。
【0313】
本明細書において使用される場合、用語「抗体(antibody)」とは、免疫グロブリン分子、及び免疫グロブリン(Ig)分子の免疫学的活性部分、すなわち抗原を特異的に結合する(抗原と免疫反応する)抗原結合部位を含む分子を意味する。「特異的に結合する(specifically bind)」又は「~と免疫反応する(immunoreacts with)」、又は「免疫特異的に結合する(immunospecifically bind)」とは、抗体が所望の抗原の1又は2以上の抗原決定基と反応し、そして他のポリペプチドとは反応しないか、又はより低い親和性(Kd>10-6)で結合することを意味する。抗体とは、ポリクローナル、モノクローナル、キメラ、完全なヒト、ドメイン抗体、一本鎖、Fab及びF(ab’)2フラグメント、scFv及びFab発現ライブラリーを包含するが、但しそれらだけには限定されない。
【0314】
基本的抗体構造単位は、テトラマーを含むことが知られている。各テトラマーは、2つの同一対のポリペプチド鎖から構成され、各対は1つの「軽鎖」(約25kDa)及び1つの「重鎖」(約50~70kDa)を有する。各鎖のアミノ末端部分は、抗原認識を主に担当する約100~110又はそれ以上のアミノ酸の可変領域を含む。各鎖のカルボキシル末端部分は、エフェクター機能を主に担当する不変領域を定義する。一般的に、ヒトから得られる抗体分子は、クラスIgG、IgM、IgA、IgE及びIgDのいずれかに関し、それらは分子に存在する重鎖の性質により互いに異なる。特定のクラスは、サブクラス、例えばIgG1、IgG2、IgG3、IgG4及び他のものを有する。さらに、ヒトにおいては、軽鎖は、κ鎖又はλ鎖であり得る。
【0315】
用語「モノクローナル抗体(monoclonal antibody)」(mAb)又は「モノクローナル抗体組成物(monoclonal antibody composition)」とは、本明細書において使用される場合、ユニーク軽鎖遺伝子生成物及びユニーク重鎖遺伝子生成物から成る抗体分子の1つの分子種のみを含む抗体分子の集団をいう。特に、モノクローナル抗体の相補性決定領域(CDR)は、前記集団の分子全てにおいて同一である。MAbは、それに対するユニーク結合親和性により特徴づけられる抗原の特定のエピトープと免疫反応することができる抗原結合部位を含む。
【0316】
用語「抗原-結合部位(antigen-binding site)」又は「結合部分(binding portion)」とは、抗原結合に関与する免疫グロブリン分子の一部をいう。抗原結合部位は、重(H)鎖及び軽(L)鎖のN-末端可変(V)領域のアミノ酸残基により形成される。「超可変領域(hyperrariable regions)」として言及される、H及び軽鎖のV領域内の3つの高度に分岐したストレッチが、「フレームワーク領域(framework regions)」又はFRとして知られている、より保存されたフランキングストレッチ間に介在する。従って、用語「FR」とは、免疫グロブリンにおける超可変領域間に天然において見出され、そしてその領域に隣接して存在するアミノ酸配列をいう。抗体分子においては、軽鎖の3つの超可変領域及び重鎖の3つの超可変領域が、抗原-結合表面を形成するために、立体空間でお互いに対して配置される。抗原結合表面は、結合される抗原の立体表面に相補的であり、そして重鎖及び軽鎖の個々の3つの超可変領域は、「相補性-決定領域(Complementarity-determining regions)」又は「CDR」と呼ばれる。各ドメインへのアミノ酸の割り当ては、Kabat Sequences of Proteins of Immunological Interest(National Institutes of Health,Bethesda,Md.(1987 and 1991))又はChothia & Lesk J.Mol.Biol.196:901-917(1987),Chothia et al.Nature 342:878-883(1989)の定義に従う。
【0317】
本明細書において使用される場合、用語「エピトープ(epitope)」は、免疫グロブリン、scFv又はT-細胞受容体に対して特異的結合できる任意のタンパク質決定因子を包含する。用語「エピトープ」は、免疫グロブリン又はT-細胞受容体に対して特異的結合できる任意のタンパク質決定因子を包含する。エピトープ決定因子は通常、分子、例えばアミノ酸又は糖側鎖の化学的活性表面基から成り、そして通常、特異的立体構造特性、及び特異的電荷特性を有する。例えば、抗体は、ポリペプチドのN-末端又はC-末端ペプチドに対して高められる。抗体は、解離定数が<1μMである場合、例えば、いくつかの実施形態によれば、<100nM、及びいくつかの実施形態によれば、<10nMである場合、抗原を特異的に結合すると言われる。
【0318】
本明細書において使用される場合、用語「特異的結合(specific binding)」、「免疫学的結合(immunological binding)」及び「免疫学的結合性質(immunological binding properties)」とは、免疫グロブリン分子と、免疫グロブリンが特異的である抗原との間で生じるタイプの非共有相互作用をいう。免疫学的結合相互作用の強度又は親和性は、相互作用の解離定数(Kd)で表され得、ここでより小さなKdがより高い親和性を表す。選択されたポリペプチドの免疫学的結合性質は、当該技術分野において良く知られている方法を用いて定量化され得る。1つのそのような方法は、抗原結合部位/抗原複合体形成及び解離の速度の測定を必要とし、ここでそれらの速度は、複合体パートナーの濃度、相互作用の親和性及び両方向にその速度に等しく影響を及ぼす幾何学的パラメーターに依存する。従って、「オン速度定数(on rate constant)」(Kon)及び「オフ速度定数(「off rate constant」)(Koff)の両者は、濃度、及び会合及び解離の実際の速度の計算により決定され得る。(Nature 361:186-87(1993)を参照のこと)。Koff/Konの比率は、親和性に関係しないすべてのパラメーターの取り消しを可能にし、そして解離定数Kdに等しい。(一般的に、Davies et al.(1990)Annual Rev Biochem 59:439-473を参照のこと)。本開示の抗体は、当業者に知られているアッセイ、例えば放射性リガンド結合アッセイ又は類似するアッセイにより測定される場合、平衡結合定数(Kd)が、<1μM、例えば、いくつかの実施形態によれば、<100nM、いくつかの実施形態によれば、<10nM、及びいくつかの実施形態によれば、<100pM~約1pMである場合、EGFRに対して特異的に結合すると言われる。
【0319】
用語「単離されたポリヌクレオチド(isolated polynucleotide)」とは、本明細書において使用される場合、ゲノム、cDNA又は合成起源、又はそれらのいくつかの組合せのポリヌクレオチドを意味するものであり、その起源により、「単離されたポリヌクレオチド」とは、(1)「単離されたポリヌクレオチド」が天然で見出される、ポリヌクレオチドのすべて又は一部に関連せず、(2)それが天然において連結されないポリヌクレオチドに操作可能的に連結されるか、又は(3)巨大な配列の一部として、天然において存在しないものである。本開示のポリヌクレオチドは、本明細書に示される重鎖免疫グロブリン分子をコードする核酸分子、及び本明細書に示される軽鎖免疫グロブリン分子をコードする核酸分子を含む。
【0320】
本明細書において言及される用語「単離されたタンパク質(isolated protein)」とは、cDNA、組換えRNA、又は合成起源又はそれらのいくつかの組合せのタンパク質を意味するものであり、その起源又は誘導源により、「単離されたタンパク質」とは、(1)天然において見出されるタンパク質とは関連せず、(2)同じ源からの他のタンパク質、例えばマウスタンパク質を有さず、(3)異なった種からの細胞により発現されるか、又は(4)天然において存在しないものである。
【0321】
用語「ポリペプチド(polypeptide)」とは、天然タンパク質フラグメント又はポリペプチドの配列の類似体を言及するための遺伝子用語として、本明細書において使用される。従って、天然タンパク質フラグメント及び類似体は、ポリペプチド属の種である。本開示のポリペプチドは、本明細書に示される重鎖免疫グロブリン分子、及び本明細書に示される軽鎖免疫グロブリン分子、並びに、軽鎖免疫グロブリン分子、例えばカッパ軽鎖免疫グロブリンと共に、重鎖免疫グロブリン分子を含む組合せにより形成される抗体分子を含み、そして逆もまた同様に、及びそれらのフラグメント及び類似体も含む。
【0322】
本明細書において使用される、用語「天然に存在する(naturally-occurring)」とは、目的に適用される場合、目的が天然において見出され得る事実を意味する。例えば、天然源から単離され得る生物(ウイルスを含む)に存在し、かつ実験室又はその他においてヒトにより意図的に修飾されていないポリペプチド又はポリヌクレオチド配列は、天然に存在するものである。
【0323】
用語「操作可能的に連結される(operably linked)」とは、本明細書において使用される場合、そのように記載される成分の位置が、それらの意図される様式で機能することを可能にする関係にあることを意味する。コード配列に「操作可能的に連結される」制御配列は、そのコード配列の発現が制御配列と適合できる条件下で達成されるような手段で連結される。
【0324】
用語「制御配列(control sequence)」とは、本明細書において使用される場合、連結されるコード配列の発現及びプロセッシングに影響を及ぼすのに必要であるポリヌクレオチド配列を意味する。そのような制御配列の性質は、原核生物における宿主生物に依存して異なり、そのような制御配列は一般的に、真核生物における、プロモーター、リボソーム結合部位及び転写終結配列を含み、一般的に、そのような制御配列はプロモーター及び転写終結配列を含む。用語「制御配列」は、その存在が発現及びプロセッシングのために必須であるすべての成分を、少なくとも含むよう意図され、そしてまた、その存在が好都合である追加の成分、例えばリーダー配列及び融合パートナー配列を含むことができる。用語「ポリヌクレオチド(polynucleotide)」とは、本明細書において使用される場合、少なくとも10個の長さの塩基のヌクレオチド、リボヌクレオチド又はデオキシヌクレオチド、又は何れかのタイプのヌクレオチドの修飾形を意味する。この用語は、単鎖及び二本鎖形のDNAを包含する。
【0325】
本明細書において言及される用語、ポリヌクレオチドとは、天然に存在する、及び、天然に存在しないオリゴヌクレオチド結合により、一緒に連結される、天然に存在する及び修飾されたヌクレオチドを包含する。オリゴヌクレオチドは、200個又はそれよりも少ない長さの塩基を一般的に含むポリヌクレオチドサブセットである。いくつかの実施形態によれば、オリゴヌクレオチドは、10~60個の長さの塩基、例えば、いくつかの実施形態によれば、12、13、14、15、16、17、18、19又は20~40個の長さの塩基である。オリゴヌクレオチドは通常、例えばプローブについては一本鎖であるが、例えば遺伝子変異体の構成への使用に関しては、オリゴヌクレオチドは二本鎖であり得る。本開示のオリゴヌクレオチドは、センス又はアンチセンスの何れかのオリゴヌクレオチドである。
【0326】
本明細書において言及される用語「天然に存在するヌクレオチド(naturally occurring nucleotides)」は、デオキシリボヌクレオチド及びリボヌクレオチドを包含する。本明細書において言及される用語「修飾されたヌクレオチド(modified nucleotides)」は、修飾されたか又は置換された糖基等を有するヌクレオチドを含む。本明細書において言及される用語「オリゴヌクレオチド結合(oligonucleotide linkages)」は、オリゴヌクレオチド結合、例えばホスホロチオエート、ホスホロジチオエート、ホスホロセレノエート、ホスホロジセレノエート、ホスホロアニロチオエート、ホスホラニラデート、ホスホロンミデート及び同様のものを包含する。例えば、LaPlanche et al.Nucl.Acids Res.14:9081(1986);Stec et al.J.Am.Chem.Soc.106:6077(1984),Stein et al.Nucl.Acids Res.16:3209(1988),Zon et al.Anti Cancer Drug Design 6:539(1991);Zon et al.Oligonucleotides and AnaloguesA Practical Approach,pp.87-108(F.Eckstein,Ed.,Oxford University Press,Oxford England(1991));Stec et al.米国特許第5,151,510号;Uhlmann and Peyman Chemical Reviews 90:543(1990)を参照のこと。オリゴヌクレオチドは、所望には、検出のための標識を含むことができる。
【0327】
本明細書において使用される場合、20種の従来のアミノ酸及びそれらの略語は、慣用的用法に従う。Immunology-A Synthesis(2nd Edition,E.S.Golub and D.R.Gren,Eds.,Sinauer Associates,Sunderland7 Mass.(1991))を参照のこと。20種の従来のアミノ酸、非天然アミノ酸、例えばα-置換されたアミノ酸、N-アルキルアミノ酸、乳酸及び他の非従来型アミノ酸の立体異性体(例えば、D-アミノ酸)もまた、本開示のポリペプチドのための適切な成分であり得る。非従来型アミノ酸の例は、次のものを包含する:4-ヒドロキシプロリン、γ-カルボキシグルタミン酸、ε-N、N、N、N-トリメチルリジン、ε-N-アセチルリジン、O-ホスホセリン、N-アセチルセリン、N-ホルミルメチオニン、3-メチルヒスチジン、5-ヒドロキシリジン、δ-N-メチルアルギニン及び他の類似するアミノ酸、及びイミノ酸(例えば、4-ヒドロキシプロリン)。本明細書において使用されるポリペプチド表記においては標準の使用法及び慣習によれば、左方向はアミノ末端方向であり、そして右方向はカルボキシ末端方向である。
【0328】
同様に、特にことわらない限り、一本鎖ポリヌクレオチド配列の左側端は、5’末端であり、そして二本鎖ポリヌクレオチド配列の左側方向は、5’方向として言及される。新生RNA転写体の5’から3’への付加の方向は、RNAと同じ配列を有するDNA鎖との転写方向配列と称され、そしてRNA転写体の5’から5’末端への方向は、「上流配列(upstream sequences)」、すなわちRNAと同じ配列を有するDNA鎖上の配列領域と称され、そしてRNA転写体の3’から3’末端への方向は、「下流配列(downstream sequences)」と称される。
【0329】
ポリペプチドに適用される場合、用語「実質的な同一性(substantial identity)」とは、2種のペプチド配列が、デフォルトギャップウェイト(default gap weights)を用いてプログラムGAP又はBESTFITにより最適に整列される場合、少なくとも80%の配列同一性、例えば、いくつかの実施形態によれば、少なくとも90%の配列同一性、いくつかの実施形態によれば、少なくとも95%の配列同一性、及びいくつかの実施形態によれば、少なくとも99%の配列同一性を共有することを意味する。
【0330】
いくつかの実施形態によれば、同一でない残基位置は、保存アミノ酸置換により異なる。
【0331】
本明細書において論じられる場合、抗体又は免疫グロブリン分子のアミノ酸配列における小さな変動が、本開示により包含されるよう意図され、但しアミノ酸配列における変動が少なくとも75%、例えば、いくつかの実施形態によれば、少なくとも80%、90%、95%、及びいくつかの実施形態によれば、99%、維持されるべきである。特に、保存アミノ酸置換が意図される。保存置換は、それらの側鎖に関連するアミノ酸ファミリー内で生じるものである。遺伝子的にコードされるアミノ酸は一般的に、次のファミリーに分けられる:(1)酸性アミノ酸は、アスパラギン酸、グルタミン酸であり;(2)塩基性アミノ酸は、リシン、アルギニンヒスチジンであり;(3)非極性アミノ酸は、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン、トリプトファンであり;そして(4)非荷電極性アミノ酸は、グリシン、アスパラギン、グルタミン、システイン、セリン、トレオニン、チロシンである。親水性アミノ酸は、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、ヒスチジン、リシン、セリン及びトレオニンを包含する。疎水性アミノ酸は、アラニン、システイン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、トリプトファン、チロシン及びバリンを包含する。アミノ酸の他のファミリーは、次のものを包含する:(i)脂肪族-ヒドロキシファミリーである、セリン及びトレオニン;(ii)アミド含有ファミリーである、アスパラギン及びグルタミン;(iii)脂肪族ファミリーである、アラニン、バリン、ロイシン及びイソロイシン;及び(iv)芳香族ファミリーである、フェニルアラニン、トリプトファン及びチロシン、例えば、イソロイシン又はバリンによるロイシンの単離された置換、グルタミン酸によるアスパラギン酸、セリンによるトレオニン、又は構造的に関連するアミノ酸によるアミノ酸の類似する置換が、特に、その置換が骨格部位内にアミノ酸を含まない場合、その得られる分子の結合又は性質に対して主要な影響を与えないであろうことを予測するのは合理的である。アミノ酸変化が機能的ペプチドをもたらすかどうかは、ポリペプチド誘導体の比活性をアッセイすることにより、容易に決定され得る。アッセイは、本明細書において詳細に記載されている。抗体又は免疫グロブリン分子のフラグメント又は類似体は、当業者により容易に調製され得る。いくつかの実施形態によれば、フラグメント又は類似体のアミノ-及びカルボキシ-末端は、機能的ドメインの境界近くに存在する。構造及び機能ドメインは、公的又は独自の配列データベースに、ヌクレオチド及び/又はアミノ酸配列を比較することにより、同定され得る。コンピューター化された比較方法が、既知構造及び/又は機能の他のタンパク質に存在する配列モチーフ又は予測されるタンパク質立体構造ドメインを同定するために使用され得る。既知の三次元構造に折りたたむタンパク質を同定する方法は知られている(Bowie et al.Science 253:164(1991))。従って、前述の例は、当業者が本開示に従って構造的及び機能的ドメインを定義するために使用され得る配列モチーフ及び構造コンホメーションを認識できることを示す。
【0332】
いくつかの実施形態によれば、アミノ酸置換は、(1)タンパク質分解に対する感受性を低減させ、(2)酸化に対する感受性を低減させ、(3)タンパク質複合体を形成するために結合親和性を変更し、(4)結合親和性を変更し、そして(5)そのような類似体の他の物理化学的又は機能的性質を付与するか、又は修飾するそれらの置換である。類似体は、天然に存在するペプチド配列以外の配列の種々の変異を含むことができる。例えば、単一又は複数のアミノ酸置換(例えば、保存アミノ酸置換)が、天然に存在する配列において(分子間接触を形成するドメイン外のポリペプチドの部分において)、行われ得る。保存アミノ酸置換は、親配列の構造特性を実質的に変えるべきではない(例えば、アミノ酸置換は、親配列に存在するへリックスを破壊するか又は親配列を特徴づける他のタイプの二次構造を分裂する傾向があるべきではない)。当技術分野で認識されるポリペプチドの二次及び三次構造の例は、タンパク質、構造及び分子の原則(Creighton,Ed.,W.H.Freeman and Company,New York(1984));タンパク質構造の紹介(C.Branden and J.Tooze,eds.,Garland Publishing,New York,N.Y.(1991));及びThornton et at.Nature 354:105(1991)に記載されている。
【0333】
用語「ポリペプチドフラグメント(polypeptide fragment)」とは、本明細書において使用される場合、アミノ末端及び/又はカルボキシ末端欠失及び/又は1又は2以上の内部欠失を有するが、しかし残るアミノ酸配列が、例えば完全な長さのcDNA配列から推定される天然に存在する配列におけるその対応する位置と同一である、ポリペプチドを意味する。フラグメントは典型的には、少なくとも5、6、8又は10個の長さのアミノ酸、例えば、いくつかの実施形態によれば、少なくとも14個の長さのアミノ酸、いくつかの実施形態によれば、少なくとも20個の長さのアミノ酸、通常、少なくとも50個の長さのアミノ酸、及びいくつかの実施形態によれば、70個の長さのアミノ酸である。用語「類似体(analog)」とは、本明細書において使用される場合、推定されるアミノ酸配列の一部に対して実質的な同一性を有し、そして適切な結合条件下でEGFRに対する特異的結合を有する、少なくとも25個のアミノ酸のセグメントから構成されるポリペプチドを意味する。典型的には、ポリペプチド類似体は、天然に存在する配列に対して保存アミノ酸置換(又は付加又は欠失)を含む。類似体は、典型的には、少なくとも20個の長さのアミノ酸、例えば、いくつかの実施形態によれば、少なくとも50個又はそれ以上の長さのアミノ酸であり、そしてしばしば、完全な長さの天然に存在するポリペプチドと同じ長さであり得る。
【0334】
用語「剤(agent)」は、化合物、化合物の混合物、生体高分子、又は生体材料から製造される抽出物を示すために、本明細書において使用される。
【0335】
本明細書において使用される場合、用語「標識(label)」又は「標識された(labeled)」とは、例えば放射性標識されたアミノ酸の組込み、又はマーキングされたアビジン(例えば、光学的又は比色法により検出され得る蛍光マーカー又は酵素活性を含むストレプタビジン)により検出され得るビオチニル部分のポリペプチドへの結合による、検出可能マーカーの組込みを意味する。ポリペプチド及び糖タンパク質を標識する種々の方法が当該技術分野において知られており、そして使用され得る。ポリペプチドのための標識の例は、次のものを包含するが、但しそれらだけには限定されない:放射性同位体又は放射性核種(例えば、3H、14C、15N、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I)、蛍光標識(例えば、フルオロフォア、ローダミン、ランタニド蛍光体)、酵素標識(例えば、西洋ワサビペルオキシダーゼ、β-ガラクトシダーゼ、ルシフェラーゼ、アルカリホスファターゼ)、化学発光、ビオチニル基、二次レポーターにより認識される所定のポリペプチドエピトープ(例えば、ロイシンジッパー対配列、二次抗体のための結合部位、金属結合ドメイン、エピトープ標識)。いくつかの実施形態によれば、標識は、潜在的な立体障害を低減させるために、種々の長さのスペーサーアームにより結合される。用語「薬剤又は薬物(pharmaceutical agent or drug)」とは、本明細書において使用される場合、患者に正しく投与される場合、所望の治療効果を誘発できる化合物又は組成物を意味する。
【0336】
本明細書において使用される場合、「実質的に純粋な(substantially pure)」とは、目的種が存在する主要種であり(すなわち、モル基準で、組成物中のいずれか他の個々の種よりも豊富である)、そして実質的に精製された画分が組成物であり、ここで、目的種が存在するすべての高分子種の少なくとも約50%(モル基準で)を占めることを意味する。
【0337】
一般的に、実質的に純粋な組成物は、組成物の存在するすべての高分子種の約80%以上、いくつかの実施形態によれば、約85%、90%及び99%以上を占めるであろう。いくつかの実施形態によれば、目的種は、本質的に均質に精製され(組成物中の汚染種は、従来の検出法によっては検出され得ない)、ここで組成物は単一の高分子種から本質的に成る。
【0338】
用語「患者(patient)」とは、ヒト及び獣医学的対象を含む。
【0339】
本明細書における他の化学用語は、The McGraw-Hill Dictionary of Chemical Terms(Parker,S.,Ed.,McGraw-Hill,San Francisco(1985))により例示されるように、当該技術分野における従来の用法に従って使用される。
多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体
【0340】
本開示の典型的な多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、例えば、本明細書に提供される実施例に示されるもの、及びそれらの変異体を包含する。
【0341】
いくつかの非制限的実施形態によれば、多重特異的抗体におけるABの少なくとも1つは、CD3εに対して特異的であり、かつ、少なくとも1つの他のABは、表1に列挙される任意の標的のための結合パートナーである。
【表1-1】
【表1-2】
【0342】
いくつかの非制限的実施形態によれば、多重特異的抗体のABの少なくとも1つは、本明細書において提供される実施例に示される配列に由来する。
【0343】
いくつかの非制限的実施形態によれば、多重特異的抗体のABの少なくとも1つは、表2に列挙される抗体に由来する。
【表2-1】
【表2-2】
【0344】
本開示のCD3εに結合する典型的な抗体、活性化可能抗体及びその抗原結合フラグメントは、実施例、例えば実施例2及び4に記載されるCD3ε結合配列を含む。典型的な多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体は、実施例、例えば実施例4に記載される多重特異的活性化可能抗体を含む。
【0345】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体は、配列番号446、452、454、456、460、462、464、466、470、472、476、478、480、486、488、490、492、494、496、498、500、502、504、510、512、514、518、524、526、530、532534、536、538、540、542、544及び546から成る群から選択された重鎖配列を含む。
【0346】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体は、配列番号448、450、458、468、474、482、484、508、516及び520から成る群から選択された軽鎖配列を含む。
【0347】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体は、配列番号446、452、454、456、460、462、464、466、470、472、476、478、480、486、488、490、492、494、496、498、500、502、504、510、512、514、518、524、526、530、532534、536、538、540、542、544及び546から成る群から選択された重鎖配列;及び配列番号448、450、458、468、474、482、484、508、516及び520から成る群から選択された軽鎖配列を含む。
【0348】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体は、配列番号446、452、454、456、460、462、464、466、470、472、476、478、480、486、488、490、492、494、496、498、500、502、504、510、512、514、518、524、526、530、532534、536、538、540、542、544及び546から成る群から選択されたアミノ酸に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である重鎖配列を含む。
【0349】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体は、配列番号448、450、458、468、474、482、484、508、516及び520から成る群から選択されたアミノ酸に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である軽鎖配列を含む。
【0350】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体は、配列番号446、452、454、456、460、462、464、466、470、472、476、478、480、486、488、490、492、494、496、498、500、502、504、510、512、514、518、524、526、530、532534、536、538、540、542、544及び546から成る群から選択されたアミノ酸に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である重鎖配列;及び配列番号448、450、458、468、474、482、484、508、516及び520から成る群から選択されたアミノ酸に対して少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一である軽鎖配列を含む。
【0351】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体は、配列番号506のアミノ酸配列を含む。いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体は、配列番号506のアミノ酸配列に対して、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%同一であるアミノ酸配列を含む。
【0352】
本開示のCD3εに結合する典型的なABは、下記に示されるCD3ε結合配列を含む:
CD3HvLv
EVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNKYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYISYWAYWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTSGYYPNWVQQKPGQAPRGLIGGTKFLAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNRWVFGGGTKLTVL(配列番号587)
CD3LvHv
QTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSS(配列番号588)
【0353】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17に示される重鎖アミノ酸配列を含むか、又はそれらの配列に由来する重鎖を含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17に示される軽鎖アミノ酸配列を含むか、又はそれらの配列に由来する軽鎖を含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17に示される重鎖アミノ酸配列を含むか、又はそれらの配列に由来する重鎖、及び表17に示される軽鎖アミノ酸配列を含むか、又はそれらの配列に由来する軽鎖を含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループAに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループBに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループCに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループDに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループEに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループFに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループGに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループHに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループIに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループJに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループKに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループLに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループMに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループNに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループOに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループPに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表17におけるグループQに示される組合せからの、重鎖可変領域配列、及び軽鎖可変領域配列の組合せを含む。
【0354】
表17.CD3ε結合する活性化可能抗体のための可変重鎖領域(VH)及び可変軽鎖領域(VL)配列
【表3-1】
【表3-2】
【表3-3】
【表3-4】
【表3-5】
【表3-6】
【表3-7】
【表3-8】
【表3-9】
【表3-10】
【表3-11】
【表3-12】
【0355】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、市販の抗体、例えばBoehringer Mannheim Corp.(Indianapolis,Ind.;カタログ番号1273 485)からの抗-CD3抗体を含むか又はその抗体に由来する。
【0356】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、ハイブリドーマ、例えば米国特許第4,361,549号及び/又は第4,658,019号に開示され、そして受託番号ATCC CRL8001OKT-3としてAmerican Type Culture Collectionに寄託されたハイブリドーマにより、製造され、分泌され又は他方では、生成される抗体を含むか又はその抗体に由来する。
【0357】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、ハイブリドーマ、例えばPCT国際公開第1995/16037号に開示され、そして受託番号DSM ACC2152としてLeibniz-Institut DSMZ-Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbHに寄託されたハイブリドーマにより製造され、分泌され、又は他方では、生成される抗体を含むか、又はその抗体に由来する。
【0358】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、ハイブリドーマ、例えばPCT国際公開第1991/01752号に開示され、そして受託番号HB10,166としてAmerican Type Culture Collectionに寄託されたハイブリドーマにより、製造され、分泌され又は他方では、生成される抗体を含むか又はその抗体に由来する。
【0359】
いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18に示されるCDR配列、表18に示されるそれらの組み合わせから成る群から選択されたVL CDR配列の組み合わせ、及び/又は表18に示されるそれらの組み合わせから成る群から選択されたVH CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループRに示される組み合わせから成る群から選択された重鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループRに示される組み合わせから成る群から選択された軽鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループSに示される組み合わせから成る群から選択された重鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループSに示される組み合わせから成る群から選択された軽鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループTに示される組み合わせから成る群から選択された重鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループTに示される組み合わせから成る群から選択された軽鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループUに示される組み合わせから成る群から選択された重鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループUに示される組み合わせから成る群から選択された軽鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループVに示される組み合わせから成る群から選択された重鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループVに示される組み合わせから成る群から選択された軽鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループWに示される組み合わせから成る群から選択された重鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループWに示される組み合わせから成る群から選択された軽鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループXに示される組み合わせから成る群から選択された重鎖CDR配列の組み合わせを含む。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体は、表18におけるグループXに示される組み合わせから成る群から選択された軽鎖CDR配列の組み合わせを含む。
【0360】
表18.CD3εに結合する抗体及び活性化可能抗体についての追加のCDR配列
【表4-1】
【表4-2】
【表4-3】
【0361】
本開示の多重特異的活性化可能抗体中のABは、少なくとも哺乳類標的を特異的に結合する。いくつかの実施態様によれば、そのようなABは哺乳類CD3εに結合する。いくつかの実施態様によれば、そのようなABはヒト標的に結合する。いくつかの実施態様によれば、そのようなABは、非ヒト霊長類標的に結合する。本開示の抗体及び/又は本明細書に記載される活性化された、活性化可能抗体と同じエピトープに結合するABもまた、本開示に含まれる。標的、例えばヒト標的に結合するための本明細書に記載される抗体及び/又は活性化された、活性化可能抗体と競合するABがまた、本開示に含まれる。標的、例えばヒト標的に結合するための本明細書に記載される抗体及び/又は活性化された、活性化可能抗体と交差競合するABがまた、本開示に含まれる。
【0362】
いくつかの実施態様によれば、本開示の多重特異的活性化可能抗体中のABは、少なくともCD3ε標的、例えば哺乳類CD3εを特異的に結合する。いくつかの実施態様によれば、そのようなABは哺乳類CD3εに結合する。いくつかの実施態様によれば、そのようなABは、ヒトCD3εに結合する。いくつかの実施態様によれば、そのようなABは、非ヒト霊長類CD3εに結合する。本開示の抗体及び/又は本明細書に記載される活性化された、活性化可能抗体と同じCD3εエピトープに結合するABがまた本開示に含まれる。CD3ε標的、例えばヒトCD3εに結合するために、本明細書に記載される抗-CD3ε抗体及び/又は活性化された抗-CD3ε活性化可能抗体と競合するABがまた、本開示に含まれる。CD3ε標的、例えばヒトCD3εに結合するために、本明細書に記載される抗-CD3ε抗体及び/又は活性化された抗-CD3ε活性化可能抗体と交差競合するABもまた、本開示に含まれる。
【0363】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体中のABの少なくとも1つが、上皮増殖因子(EGFR)に結合する。いくつかの実施態様によれば、EGFRに結合するABは、下記に示される1又はそれ以上の重鎖及び/又は軽鎖配列を含む。
【0364】
C225v5 抗体重鎖ヌクレオチド配列:
CAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGATGAACTGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号100)
C225v5抗体重鎖アミノ酸配列
QVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号101)
【0365】
C225v5抗体軽鎖ヌクレオチド配列:
CAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号102)
C225v5抗体軽鎖アミノ酸配列:
QILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号103)
【0366】
C225v4抗体重鎖ヌクレオチド配列:
CAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCAACGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGATGAACTGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号104)
C225v4抗体重鎖アミノ酸配列:
QVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSNDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号105)
【0367】
C225v6抗体重鎖ヌクレオチド配列:
CAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACGCCAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGATGAACTGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号106)
C225v6抗体重鎖アミノ酸配列
QVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYASTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号107)
【0368】
C225抗体重鎖アミノ酸配列
QVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号523)
【0369】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体中のABの少なくとも1つは、インターロイキン6受容体(IL-6R)に結合する。いくつかの実施態様によれば、IL-6Rに結合するABは、下記に示される1又はそれ以上の重鎖及び/又は軽鎖配列を含む。
【0370】
Av1 抗体重鎖アミノ酸配列:
QVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGYSITSDHAWSWVRQPPGRGLEWIGYISYSGITTYNPSLKSRVTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARSLARTTAMDYWGQGSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号108)
【0371】
Av1抗体軽鎖アミノ酸配列:
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQDISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTSRLHSGVPSRFSGSGSGTDFTFTISSLQPEDIATYYCQQGNTLPYTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC(配列番号109)
【0372】
いくつかの実施態様によれば、ABは、Jagged標的、例えばJagged1、Jagged2、又はそれらの両者に結合する。いくつかの実施態様によれば、Jagged標的に結合するABは、下記に示される1又はそれ以上の重鎖及び/又は軽鎖配列を含む。
【0373】
4D11軽鎖配列:
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQTVVAPPLFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC(配列番号110)
【0374】
4D11重鎖配列:
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIDPEGRQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKDIGGRSAFDYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号111)
【0375】
4D11v2重鎖配列:
EVHLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIDPEGRQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKDIGGRSAFDYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号112)
【0376】
4D11v2軽鎖配列:
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQTVVAPPLFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLXKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC(配列番号113)
【0377】
いくつかの実施態様によれば、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体のABの少なくとも1つは、Jagged標的を結合し、そして下記に記載される1又はそれ以上の可変重鎖及び/又は可変軽鎖配列を含む。
【0378】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc4
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号114)
【0379】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc4
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKDIGGRSAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号115)
【0380】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc5
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号116)
【0381】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc5
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSPPYHGQFDYWGQGTLVTVSS(配列番号117)
【0382】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc7
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号118)
【0383】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc7
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSPPFFGQFDYWGQGTLVTVSS(配列番号119)
【0384】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc8
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号120)
【0385】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc8
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKHIGRTNPFDYWGQGTLVTVSS(配列番号121)
【0386】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc13
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号122)
【0387】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc13
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTEYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSAAAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号123)
【0388】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc16
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号124)
【0389】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc16
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSPPYYGQFDYWGQGTLVTVSS(配列番号125)
【0390】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc19
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号126)
【0391】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc19
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSPPFFGQFDYWGQGTLVTVSS(配列番号127)
【0392】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc21
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号128)
【0393】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc21
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKDIGGRSAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号129)
【0394】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc24
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号130)
【0395】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc24
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEEMGWQTLYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSAAAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号131)
【0396】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc26
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号132)
【0397】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc26
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKDIGGRSAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号133)
【0398】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc27
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号134)
【0399】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc27
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSPPFYGQFDYWGQGTLVTVSS(配列番号135)
【0400】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc28
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号136)
【0401】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc28
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSPPFFGQFDYWGQGTLVTVSS(配列番号137)
【0402】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc30
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号138)
【0403】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc30
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEEMGWQTLYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYAKSAAAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号139)
【0404】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc31
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号140)
【0405】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc31
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKDIGGRSAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号141)
【0406】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc32
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号142)
【0407】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc32
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIDPEGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSAAAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号143)
【0408】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc37
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号144)
【0409】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc37
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSPPHNGQFDYWGQGTLVTVSS(配列番号145)
【0410】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc39
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号146)
【0411】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc39
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTEYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSAAAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号147)
【0412】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc40
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号148)
【0413】
重鎖アミノ酸配列 Hc40
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSPPFFGQFDYWGQGTLVTVSS(配列番号149)
【0414】
可変軽鎖アミノ鎖配列 Lc47
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSVVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号150)
【0415】
可変重鎖アミノ鎖配列 Hc47
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIDEMGWQTEYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSAAAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号151)
【0416】
可変 4B2 軽鎖
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQTLDAPPQFGQGTKVEIKR(配列番号152)
【0417】
可変 4B2 重鎖
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEQMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKDIGGRSAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号153)
【0418】
可変 4D11 軽鎖
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQTVVAPPLFGQGTKVEIKR(配列番号154)
【0419】
可変 4D11 重鎖
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIDPEGRQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKDIGGRSAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号155)
【0420】
可変 4E7 軽鎖
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQSLVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号156)
【0421】
可変 4E7 重鎖
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEEMGWQTKYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSAAAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号157)
【0422】
可変 4E11 軽鎖
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQALDAPLMFGQGTKVEIKR(配列番号158)
【0423】
可変 4E11 重鎖
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIEPMGQLTEYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKDIGGRSAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号159)
【0424】
可変 6B7 軽鎖
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQALVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号160)
【0425】
可変 6B7 重鎖
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIDEMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSAAAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号161)
【0426】
可変 6F8 軽鎖
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQSISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYAASSLQSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQALVAPLTFGQGTKVEIKR(配列番号162)
【0427】
可変 6F8 重鎖
EVQLLESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFTFSSYAMSWVRQAPGKGLEWVSSIDEMGWQTYYADSVKGRFTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCAKSAAAFDYWGQGTLVTVSS(配列番号163)
【0428】
本開示の抗体及び/又は活性化可能抗体は、所定の標的、例えばヒト標的タンパク質、例えばヒトCD3εを特的に結合する。本明細書に記載される抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体と同じエピトープに結合する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体がまた、本開示に含まれる。CD3ε、例えばヒトCD3εに結合するために抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体と競合する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体がまた、本開示に含まれる。CD3εを、例えばヒトCD3εに結合するために、本明細書に記載される抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体と競合する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体もまた、本開示に含まれる。CD3εを、例えばヒトCD3εに結合するために、本明細書に記載される抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体と交差-競合する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体もまた、本開示に含まれる。
【0429】
当業者は、抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が本開示の抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体と同じか又は類似する特異性を有する場合、前者が後者による標的への結合を防止するかどうかを確認することにより、過度の実験なしに決定することが可能であることを認識するであろう。試験される抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が、本開示の抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体による結合の低下により示されるように、本開示の抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体と競合する場合、抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、それらの2種の多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、同じか、又は密接に関連するエピトープに結合する。
【0430】
抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が本開示の抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体と同じか又は類似する特異性を有するかどうかを決定するための1つの実施形態は、通常、反応性である可溶性標的と共に、本開示の抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体をプレインキュベートし、そして次に、試験される抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が、標的に結合するその能力を阻害するかどうかを決定するために、試験される抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体を添加することである。試験される抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が阻害される場合、おそらく、それは、本開示の抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体と同じか、又は機能的に等しいエピトープ特異性を有する。
【0431】
抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、例えば、下記に提供される実施例に記載される手順を用いて生成される。抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体はまた、抗体生成及び/又は精製のための多くの当技術分野で認識されている技術の何れを用いても生成され得る。
【0432】
抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体への使用のための抗体フラグメント、例えばFv、F(ab’)2及びFabは、例えばプロテアーゼ又は化学的切断による完全なタンパク質の切断により調製され得る。他方では、切断された遺伝子が設計される。例えば、F(ab’)2フラグメントの一部をコードするキメラ遺伝子は、切断された分子を生成するために、CH1ドメイン及び重鎖のヒンジ領域、続いて翻訳停止コドンをコードするDNA配列を含むであろう。
【0433】
発現ベクターは、プラスミド、レトロウイルス、YAC、EBV由来のエピソーム、及び同様のものを含む。便利なベクターは、任意のVH又はVL配列が容易に挿入され、かつ、発現されるよう構築された適切な制限部位と共に、機能的に完全なヒトCH又はCL免疫グロブリン配列をコードするベクターである。そのようなベクターにおいては、スプライシングが、挿入されたJ領域におけるスプライスドナー部位と、ヒトC領域に続くスプライス受容体部位との間、及び、ヒトCHエクソン内に存在するスプライス領域でも生じる。ポリアデニル化及び転写停止は、コード領域の下流の生来の染色体部位で生じる。得られる抗体は、何れかの強いプロモーター、例えばレトロウイルスLTR、例えばSV-40初期プロモーター(Okayama et al.Mol.Cell.Bio.3:280(1983))、ラウス肉腫ウイルスLTR(Gorman et al.P.N.A.S.79:6777(1982))、及びモロニーマスウ白血病ウイルスLTR(Grosschedl et al.Cell 41:885(1985))に連結され得る。また、認識されるように、生来のIgプロモーター及び同様のものも使用され得る。
【0434】
さらに、抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が、当該技術分野において良く知られている技法を用いて、ディスプレイタイプ技術、例えばファージディスプレイ、レトロウイルスディスプレイ、リボソームディスプレイ及び他の技法(但し、それらだけには限定されない)を介して生成され得、そしてその得られる分子は、さらなる成熟、例えば親和性成熟、例えば当該技術分野において良く知られている技法に供され得る。Wright et al.Crit,Reviews in Immunol.12125-168(1992),Hanes and Pluckthun PNAS USA 94:4937-4942(1997)(リボソームディスプレイ),Parmley and Smith Gene 73:305-318(1988)(ファージディスプレイ),Scott,TIBS,vol.17:241-245(1992),Cwirla et al.PNAS USA 87:6378-6382(1990),Russel et al.Nucl.Acids Research 21:1081-1085(1993),Hoganboom et al.Immunol.Reviews 130:43-68(1992),Chiswell and McCafferty TIBTECH;10:80-8A(1992)、及び米国特許第5,733,743号。
【0435】
治療される疾患に関連する1又は2以上の標的、例えば腫瘍細胞上に発現される標的に対して、CD3+細胞のリクルートにおいて抗体の有効性を改善するそのような機能を増強するか、又は低減するために、エフェクター機能に関して、本開示の抗-CD3ε抗体、抗-CD3ε活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体を修飾することが所望される。例えば、システイン残基がFc領域中に導入され、それにより、この領域における鎖間ジスルフィド結合の形成を可能にされる。このようにして生成されたヘテロダイマー抗体は、改善された内在化(internalization)能力及び/又は高められた補体媒介細胞死滅化及び抗体依存性細胞傷害活性(ADCC)を有する。(Caron et al.,J.Exp Med.,176:1191-1195(1992)及びShopes,J.Immunol.,148:2918-2922(1992)を参照のこと)。いくつかの実施形態によれば、二重Fc領域を有し、そしてそれにより、増強された補体溶解及びADCC能力を有することができる抗体が、構築され得る。(Stevenson et al.,Anti-Cancer Drug Design,3:219-230(1989)を参照のこと)。いくつかの実施形態によれば、Fc成熟が行われ、グリコシル化部位が除去され、それにより、Fc機能を低減する。
活性化可能抗体及び多重特異的活性化可能抗体
【0436】
本明細書に提供される活性化可能抗体は、標的及び/又はエピトープを特異的に結合する抗体又はその抗体フラグメント(本開示を通してABと総称される)を含み、ここで前記ABはマスキング部分(MM)により修飾される。本明細書に提供される多重活性化可能抗体は、第1標的及び/又は第1エピトープを特異的に結合する第1抗体又はその抗体フラグメント(本開示を通してAB1と総称される)、及び第2標的及び/又は第2エピトープを特異的に結合する第2抗体又はその抗体フラグメント(本開示を通してAB2と総称される)を少なくとも含み、ここでABの少なくとも1つはマスキング部分(MM)により修飾される。いくつかの実施態様によれば、多重特異的活性化可能抗体中の各ABは、それ自体のマスキング部分により修飾される。
【0437】
活性化可能抗体のAB又は多重特異的活性化可能抗体におけるABの少なくとも1つがMMにより修飾され、そしてその標的の存在下にある場合、ABのその標的への特異的結合は、MMにより修飾されていないABの特異的結合又は親ABの標的への特異的結合に比べて、低減される又は阻害される。
【0438】
標的に対する、MMにより修飾されたABのKdは、MMにより修飾されていないAB、又は標的に対する親ABのKdよりも、少なくとも5、10、20、25、40、50、100、250、500、1,000、2,500、5,000、10,000、50,000、100,000、500,000、1,000,000、5,000,000、10,000,000、50,000,000又はそれ以上、又は5~10、10~100、10~1,000、10~10,000、10~100,000、10~1,000,000、10~10,000,000、100~1,000、100~10,000、100~100,000、100~1,000,000、100~10,000,000、1,000~10,000、1,000~100,000、1,000~1,000,000、1000~10,000,000、10,000~100,000、10,000~1,000,000、10,000~10,000,000、100,000~1,000,000又は100,000~10,000,000倍、高い。逆に、MMにより修飾されたABの標的に対する結合親和性は、MMにより修飾されていないAB又は親ABの標的に対する結合親和性によも少なくとも5、10、20、25、40、50、100、250、500、1,000、2,500、5,000、10,000、50,000、100,000、500,000、1,000,000、5,000,000、10,000,000、50,000,000又はそれ以上,又は5~10、10~100、10~1,000、10~10,000、10~100,000、10~1,000,000、10~10,000,000、100~1,000、100~10,000、100~100,000、100~1,000,000、100~10,000,000、1,000~10,000、1,000~100,000、1,000~1,000,000、1000~10,000,000、10,000~100,000、10,000~1,000,000、10,000~10,000,000、100,000~1,000,000又は100,000~10,000,000倍、低い。
【0439】
活性化可能抗体におけるABに対するMMの解離定数(Kd)は一般的に、標的に対するABのKdよりも高い。多重特異的活性化可能抗体におけるABの少なくとも1つに対するMMの解離定数(Kd)は、一般的に標的に対するABのKdよりも高い。ABに対するMMのKdは、標的に対するABのKdよりも少なくとも5、10、25、50、100、250、500、1,000、2,500、5,000、10,000、100,000、1,000,000又はさらに10,000,000倍、高い。逆に、ABに対するMMの結合親和性は、一般的に標的に対するABの結合親和性よりも低い。ABに対するMMの結合親和性は、標的に対するABの結合親和性よりも少なくとも5、10、25、50、100、250、500、1,000、2,500、5,000、10,000、100,000、1,000,000又はさらに10,000,000倍、低い。
【0440】
活性化可能抗体におけるABがMMにより修飾され、そしてその標的の存在下にある場合、ABのその標的への特異的結合は、MMにより修飾されていないABの特異的結合又は親ABの標的への特異的結合に比べて、低減されるか又は阻害される。多重特異的活性化可能抗体におけるABの少なくとも1つがMMにより修飾され、そしてその標的の存在下にある場合、ABのその標的への特異的結合は、MMにより修飾されていないABの特異的結合又は親ABの標的への特異的結合に比べて、低減されるか又は阻害される。MMにより修飾されていないABの標的への結合又は親ABの標的への結合に比較される場合、MMにより修飾される場合の標的に結合するABの能力は、インビボ又はインビトロアッセイで測定される場合、少なくとも2、4、6、8、12、28、24、30、36、48、60、72、84又は96時間、又は5、10、15、30、45、60、90、120、150又は180日、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12か月又はそれ以上で、少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%及びさらに100%、低減され得る。
【0441】
MMは、活性化可能抗体中のABのその標的への結合を阻害する。MMは、多重特異的活性化可能抗体中のABの少なくとも1つのその標的への結合を阻害する。MMはAB中の抗原結合ドメインを結合し、そしてABのその標的への結合を阻害する。MMは、ABのその標的への結合を立体的に阻害することができる。MMは、ABのその標的への結合をアロステリックに阻害する。それらの実施形態によれば、ABが修飾されるか又はMMにカップリングされ、そして標的の存在下にある場合、インビボ又はインビトロアッセイで測定される場合、少なくとも2、4、6、8、12、28、24、30、36、48、60、72、84又は96時間、又は5、10、15、30、45、60、90、120、150又は180日、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12か月又はそれ以上での間、MMにより修飾されていないAB、親AB、又はMMにカップリングされていないABの標的に対する結合に比べて、ABの標的への結合は存在しないか、又は実質的に存在しないか、又はわずか0.001%、0.01%、0.1%、1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%又は50%の標的に対するABの結合が存在する。
【0442】
活性化可能抗体中のABがMMにカップリングされるか、又はMMにより修飾される場合、MMは、ABのその標的への特異的結合を「マスキングするか」、又は低下させるか、又は他方では、阻害する。活性化可能抗体中のABがMMにカップリングされるか、又はMMにより修飾される場合、そのようなカップリング、又は修飾は、ABのその標的に特異的に結合する能力を低下させるか、又は阻害する構造変化をもたらすことができる。
【0443】
多重特異的活性化可能抗体中のABの少なくとも1つがMMにカップリングされるか、又はMMにより修飾される場合、MMは、ABのその標的への特異的結合を、「マスキングするか」、又は低下させるか、又は他方では、阻害する。多重特異的活性化可能抗体中のABの少なくとも1つが、MMにカップリングされるか、又はMMにより修飾される場合、そのようなカップリング又は修飾は、ABのその標的を特異的に結合する能力を低下させるか又は阻害する構造変化をもたらすことができる。
【0444】
活性化可能抗体においては、少なくとも1つのABがMMにカップリングされるか、又はMMにより修飾される場合、活性化可能抗体の少なくとも一部がアミノ(N)末端領域からカルボキシル(C)末端領域の順に、次の式により表され得る:
(MM)-(AB)
(AB)-(MM)
(MM)-L-(AB)
(AB)-L-(MM)
ここで、MMはマスキング部分であり、ABは抗体又はその抗体フラグメントであり、そしてLはリンカーである。多くの実施形態によれば、柔軟性を提供するために、組成物中に1又は2以上のリンカー、例えば柔軟リンカーを挿入することが所望される。
【0445】
多重特異的活性化可能抗体においては、少なくとも1つのABがMMにカップリングされるか、又はMMにより修飾される場合、多重特異的活性化可能抗体の少なくとも一部がアミノ(N)末端領域からカルボキシル(C)末端領域の順に、次の式により表され得る:
(MM)-(AB)
(AB)-(MM)
(MM)-L-(AB)
(AB)-L-(MM)
ここで、MMはマスキング部分であり、ABは抗体又はその抗体フラグメントであり、そしてLはリンカーである。多くの実施形態によれば、柔軟性を提供するために、組成物中に1又は2以上のリンカー、例えば柔軟リンカーを挿入することが所望される。
【0446】
特定の実施形態によれば、MMはABの天然の結合パートナーではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーを含まないか又はそのパートナーに対する相同性を含まない。他の実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、せいぜい5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%しか、同一ではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、わずか5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%しか同一ではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、わずか25%しか同一ではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、わずか50%しか同一ではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、わずか20%しか同一ではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、わずか10%しか同一ではない。
【0447】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、MMにより修飾され、そしてまた、1又は2以上の切断可能部分(CM)も含むABを含む。そのような活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、ABの標的への活性化可能/スイッチング可能結合を示す。活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は一般的に、マスキング部分(MM)及び修飾可能又は切断可能部分(CM)により修飾されるか又はそれにカップリングされる少なくとも1つの抗体又は抗体フラグメント(AB)を含む。いくつかの実施形態によれば、CMは、目的のプロテアーゼの基質として作用するアミノ酸配列を含む。
【0448】
活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体中のエレメントは、各MM及びCMが、切断された(又は比較的活性)状態下且つ標的の存在下では、その対応するABが標的に結合するが、標的の存在下で切断されていない(又は相対的に不活性)状態下では、ABのその標的への特異的結合が低減されるか又は阻害されるように配置されるように、位置決定される。ABのその標的への特異的結合は、MMによりその標的を特異的に結合するABの能力の阻害又はマスキングにより、低減され得る。
【0449】
標的に対する、MM及びCMにより修飾された各ABのKdは、MM及びCMにより修飾されていないAB、又は標的に対する親ABのKdよりも、少なくとも5、10、20、25、40、50、100、250、500、1,000、2,500、5,000、10,000、50,000、100,000、500,000、1,000,000、5,000,000、10,000,000、50,000,000又はそれ以上、又は5~10、10~100、10~1,000、10~10,000、10~100,000、10~1,000,000、10~10,000,000、100~1,000、100~10,000、100~100,000、100~1,000,000、100~10,000,000、1,000~10,000、1,000~100,000、1,000~1,000,000、1000~10,000,000、10,000~100,000、10,000~1,000,000、10,000~10,000,000、100,000~1,000,000又は100,000~10,000,000倍、高い。逆に、MM及びCMにより修飾された各ABの標的に対する結合親和性は、MM及びCMにより修飾されていないAB又は標的に対する親ABの結合親和性よりも少なくとも5、10、20、25、40、50、100、250、500、1,000、2,500、5,000、10,000、50,000、100,000、500,000、1,000,000、5,000,000、10,000,000、50,000,000又はそれ以上、又は5~10、10~100、10~1,000、10~10,000、10~100,000、10~1,000,000、10~10,000,000、100~1,000、100~10,000、100~100,000、100~1,000,000、100~10,000,000、1,000~10,000、1,000~100,000、1,000~1,000,000、1000~10,000,000、10,000~100,000、10,000~1,000,000、10,000~10,000,000、100,000~1,000,000又は100,000~10,000,000倍、低い。
【0450】
少なくとも1つのABがMM及びCMにより修飾され、かつ、その標的の存在下にあるが、修飾剤(例えば、プロテアーゼ)の存在下でない場合、ABのその標的への特異的結合は、MM及びCMにより修飾されていないABの特異的結合又は親ABの標的への特異的結合に比べて、低減されるか又は阻害される。親ABの結合、又はMM及びCMにより修飾されていないABの標的への結合と比較した場合、MM及びCMにより修飾される場合の標的に結合するABの能力は、インビボ又はインビトロアッセイで測定される場合、少なくとも2、4、6、8、12、28、24、30、36、48、60、72、84又は96時間、又は5、10、15、30、45、60、90、120、150又は180日、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12か月又はそれ以上で、少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%及びさらに100%、低下され得る。
【0451】
本明細書において使用される場合、用語、切断された状態とは、プロテアーゼによりCMの修飾後の、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の状態を意味する。用語、切断されていない状態とは、本明細書において使用される場合、プロテアーゼによるCMの切断の不在下での活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の状態を意味する。上記で論じられたように、用語「活性化可能抗体(activatable antibodies)」とは、その切断されていない(生来の(native))状態及びその切断された状態の両者での活性化可能抗体を言及するように本明細書において使用される。いくつかの実施形態によれば、切断された活性化可能抗体は、プロテアーゼによるCMの切断のために、MMを欠いており、少なくともMMの放出をもたらす(例えば、MMは、共有結合(例えば、システイン残基間のジスルフィト結合)により活性化可能抗体に結合されていない場合)ことは、当業者に明らかであろう。本明細書において使用される場合、用語、切断された状態とは、プロテアーゼによりCMの修飾後の多重特異的活性化可能抗体の状態を意味する。用語、切断されていない状態とは、本明細書において使用される場合、プロテアーゼによるCMの切断の不在下での多重特異的活性化可能抗体の状態を意味する。上記で論じられたように、用語「多重特異的活性化可能抗体(multispecific activatable antibodies)」とは、その切断されていない(生来)状態及びその切断された状態の両者での多重特異的活性化可能抗体を言及するように本明細書において使用される。いくつかの実施形態によれば、切断された多重特異的活性化可能抗体は、プロテアーゼによるCMの切断のために、MMを欠いており、少なくともMMの放出をもたらす(例えば、MMは、共有結合(例えば、システイン残基間のジスルフィト結合)により多重特異的活性化可能抗体に結合されていない場合)ことは、当業者に明らかであろう。
【0452】
活性化可能又はスイッチング可能とは、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が、阻害された、マスキングされた、又は切断されていない状態下(第1コンホメーション)にある場合の標的への結合の第1レベル、及び活性化可能抗体が阻害されていない、マスキングされていない、及び/又は切断された状態(すなわち、第2コンホメーション)下にある場合の標的への結合の第2レベルを示し、ここで標的結合の第2レベルは、結合の第1レベルよりも大きいことを意味する。一般的に、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体のその対応するABへの標的のアクセスは、CMを切断できる切断剤の存在下において、そのような切断剤の不在下よりも高い。従って、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が切断されていない状態下にある場合、少なくとも1つのABが標的結合から阻害され、そして標的結合からマスキングされ得(すなわち、第1コンホメーションは、ABが標的を結合できないようなものである)、そして活性化可能抗体が切断された状態下にある場合、ABは阻害されないか、又は標的結合にマスキングされない。
【0453】
活性化可能抗体のCM及びABは、第1のABがCD3εのための結合部分を表し、そしてCMが、CD3εを発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成される、及び/又は対象における治療部位又は診断部位でCD3εと共局存する腫瘍により生成されるプロテアーゼの基質を表すよう選択される。本明細書に開示される活性化可能抗体が特定の使用を見出し、ここで、例えばCMにおける部位を切断できるプロテアーゼが、非治療部位の組織(例えば、健康な組織)よりも、治療部位又は診断部位のCD3ε含有組織において、比較的高レベルで存在する。
【0454】
活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体のCM及びABは、第1のABが第1の標的及び/又はエピトープのための結合部分を表し、そしてCMが、標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍により生成され、及び/又は対象における治療部位又は診断部位で標的と共局存する腫瘍により生成されるプロテアーゼの基質を表すよう選択される。本明細書に開示される活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が特定の使用を見出し、ここで、例えばCMにおける部位を切断できるプロテアーゼが、非治療部位の組織(例えば、健康な組織)よりも、治療部位又は診断部位の標的含有組織において、比較的高レベルで存在する。
【0455】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体は、ABがマスキングされないか、又は他方では、CD3εの結合から阻害される場合、非治療部位でのABの結合に起因する、毒性及び/又は有害な副作用の低下をもたらす。
【0456】
一般的に、活性化可能抗体は、コンホメーション的に制約される場合、MMがABのマスキング、又はABのCD3εへの結合の低減を提供するように、最初に目的のABを選択し、そして活性化可能抗体の残りを構築することにより設計され得る。構築設計基準は、この機能的特徴を提供するよう考慮されるべきである。
【0457】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体は、ABがマスキングされないか、又は他方では、その標的の結合から阻害される場合、非治療部位での第1ABの結合に起因する、毒性及び/又は有害な副作用の低下をもたらす。
【0458】
一般的に、多重特異的活性化可能抗体は、コンホメーション的に制約される場合、MMがABのマスキング、又はABのその標的への結合の低減を提供するように、最初は目的のABを選択し、そして活性化可能抗体の残りを構築することにより設計され得る。構築設計基準は、この機能的特徴を提供するよう考慮されるべきである。
【0459】
阻害されていないコンホメーションと比較して阻害されたコンホメーションにおいて、標的結合する所望のダイナミック範囲のスイッチング可能表現型を示す活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が提供される。ダイナミック範囲とは一般的に、(b)第2組の条件下でのパラメーターの最小検出レベルに対する(a)第1組の条件下でのパラメーターの最大検出レベルの比率を意味する。例えば、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の場合、ダイナミック範囲は、(b)プロテアーゼの不在下で活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体に結合する標的タンパク質の最小検出レベルに対する(a)活性化可能抗体のCMを切断できるプロテアーゼの存在下で活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体に結合する標的タンパク質の最大検出レベルの比率を意味する。活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体のダイナミック範囲は、活性化可能抗体切断剤治療の解離定数に対する、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体切断剤(例えば、酵素)治療の解離定数の比率として計算され得る。活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体のダイナミック範囲が大きいほど、活性化可能抗体のスイッチング可能表現型がより良好である。比較的高いダイナミック範囲値(例えば、1よりも高い)を有する活性化可能抗体は、活性化可能抗体により結合する標的タンパク質が、切断剤の不在下よりも、活性化可能抗体のCMを切断できる切断剤(例えば、酵素)の存在下において、より高頻度に発生する(例えば、主に発生する)ような、より所望されるスイッチング表現型を示す。
【0460】
多重特異的活性化可能抗体は、種々の構造的配置構成で提供され得る。多重特異的活性化可能抗体の少なくとも一部についての典型的な式が、下記に提供される。ABのN-からC-末端への順に、その対応するMM及びCMが活性化可能抗体内で逆になされ得ることが特に考えられる。CM及びMMが、例えばCMがMM内に含まれるよう、アミノ酸配列においてオーバーラップすることができることがまた、特に考えれる。
【0461】
例えば、活性化可能抗体の少なくとも一部がアミノ(N)末端領域からカルボキシル(C)末端領域の順に、次の式により表され得る:
(MM)-(CM)-(AB)
(AB)-(CM)-(MM)
ここで、MMはマスキング成分であり、CMは切断可能部分であり、そしてABは抗体又はそのフラグメントである。MM及びCMは上記式において異なる成分として示されるが、本明細書において開示されるすべての典型的な実施形態(式を含む)によれば、MM及びCMのアミノ酸配列は、CMがMM内に完全に又は部分的に含まれるよう、オーバーラップできると考えられる。さらに、上記式は、活性化可能抗体要素に対してN末端又はC末端に位置決定され得る追加のアミノ酸配列を提供する。
【0462】
例えば、多重特異的活性化可能抗体の少なくとも一部がアミノ(N)末端領域からカルボキシル(C)末端領域の順に、次の式により表され得る:
(MM)-(CM)-(AB)
(AB)-(CM)-(MM)
ここで、MMはマスキング成分であり、CMは切断可能部分であり、そしてABは第1抗体又はそのフラグメントである。MM及びCMは上記式において異なる成分として示されるが、本明細書において開示されるすべての典型的な実施形態(式を含む)によれば、MM及びCMのアミノ酸配列は、CMがMM内に完全に又は部分的に含まれるよう、オーバーラップできると考えられる。さらに、上記式は、活性化可能抗体要素に対してN末端又はC末端に位置決定され得る追加のアミノ酸配列を提供する。
【0463】
特定の実施形態によれば、MMはABの天然の結合パートナーではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーを含まないか又はそのパートナーに対する相同性を含まない。他の実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、せいぜい5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%しか、同一ではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、わずか5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%しか同一ではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、わずか50%しか同一ではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、わずか25%しか同一ではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、わずか20%しか同一ではない。いくつかの実施形態によれば、MMは、ABの任意の天然の結合パートナーに対して、わずか10%しか同一ではない。
【0464】
多くの実施形態によれば、1又は2以上のMM-CM結合、CM-AB結合、又は両者で柔軟性を提供するために、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体コンストラクト中に、1又は2以上のリンカー、例えば柔軟リンカーを挿入することが所望される。例えば、AB、MM及び/又はCMは、所望する柔軟性を提供するために、十分な数の残基(例えば、Gly,Ser、Asp、Asn、特にGly及びSer、特にGly)を含まなくてもよい。そのような活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体コンストラクトのスイッチング可能表現型は、柔軟リンカーを提供するために、1又は2以上のアミノ酸の導入から利益を得ることができる。さらに、下記のように、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体がコンホメーション的に制約されたコンストラクトとして提供される場合、柔軟リンカーは、切断されていない活性化可能抗体及び/又は切断されていない多重特異的活性化可能抗体における環状構造の形成及び維持を促進するために、操作可能的に導入され得る。
【0465】
例えば、特定の実施形態によれば、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、次の式の1つを含む(ここで、下記式は、N-からC-末端方向に、又はC-からN-末端方向に、アミノ酸配列を表す):
(MM)-L1-(CM)-(AB)
(MM)-(CM)-L2-(AB)
(MM)-L1-(CM)-L2-(AB)
ここで、MM、CM及びABは、上記に定義された通りであり;L1及びL2は、それぞれ独立して、及び任意には、存在しても又は不在であっての良く、少なくとも1つの柔軟アミノ酸(例えば、Gly)を含む同一又は異なった柔軟リンカーである。さらに、上記式は、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体要素に対してN末端又はC末端に配置され得る追加のアミノ酸配列を提供する。例として、次のものを挙げることができるが、但しそれらだけには限定されない:標的化部分(例えば、標的組織に存在する細胞の受容体のためのリガンド)及び血清半減期延長部分(例えば、血清タンパク質、例えば免疫グロブリン(すなわち、IgG)又は血清アルブミン(例えば、ヒト血清アルブミン(HAS))に結合するポリペプチド。
【0466】
いくつかの非制限的実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体におけるABの少なくとも1つは、表1に列挙される任意の標的のための結合パートナーである。
【0467】
いくつかの非制限的実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体におけるABの少なくとも1つは、本明細書に提供される実施例に示される配列を含み、その配列であるか、又はその配列に由来する。
【0468】
いくつかの非制限的実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体におけるABの少なくとも1つは、本明細書に提供される実施例中の実施例2及び/又は実施例4に示される配列を含み、その配列であるか、又はその配列に由来する。
【0469】
いくつかの非制限的実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体におけるABの少なくとも1つは、表2に列挙される抗体であるか、又はその抗体に由来する。
【0470】
いくつかの実施形態によれば、マスキング部分は、特異的抗体又は抗体フラグメントとの使用のために選択される。例えば、EGFRに結合する抗体との使用のための適切なマスキング部分は、配列CISPRG(配列番号164)を含むMMを含む。非制限的な例として、MMは、配列、例えばCISPRGC(配列番号165);CISPRGCG(配列番号166);CISPRGCPDGPYVMY(配列番号166));CISPRGCPDGPYVM(配列番号168);CISPRGCEPGTYVPT(配列番号169)及びCISPRGCPGQIWHPP(配列番号170)を含むことができる。他の適切なマスキング部分は、PCT国際公開番号第2010/081173号に開示されるEGFR-特異的マスクの何れか、例えば、非制限的例によれば、下記配列を含む:GSHCLIPINMGAPSC(配列番号171);CISPRGCGGSSASQSGQGSHCLIPINMGAPSC(配列番号172);CNHHYFYTCGCISPRGCPG(配列番号173);ADHVFWGSYGCISPRGCPG(配列番号174);CHHVYWGHCGCISPRGCPG(配列番号175);CPHFTTTSCGCISPRGCPG(配列番号176);CNHHYHYYCGCISPRGCPG(配列番号177);CPHVSFGSCGCISPRGCPG(配列番号178);CPYYTLSYCGCISPRGCPG(配列番号179);CNHVYFGTCGCISPRGCPG(配列番号180);CNHFTLTTCGCISPRGCPG(配列番号181);CHHFTLTTCGCISPRGCPG(配列番号182);YNPCATPMCCISPRGCPG(配列番号183);CNHHYFYTCGCISPRGCG(配列番号184);CNHHYHYYCGCISPRGCG(配列番号185);CNHVYFGTCGCISPRGCG(配列番号186);CHHVYWGHCGCISPRGCG(配列番号187);CPHFTTTSCGCISPRGCG(配列番号188);CNHFTLTTCGCISPRGCG(配列番号189);CHHFTLTTCGCISPRGCG(配列番号190);CPYYTLSYCGCISPRGCG(配列番号191);CPHVSFGSCGCISPRGCG(配列番号192);ADHVFWGSYGCISPRGCG(配列番号193);YNPCATPMCCISPRGCG(配列番号194);CHHVYWGHCGCISPRGCG(配列番号195);C(N/P)H(H/V/F)(Y/T)(F/W/T/L)(Y/G/T/S)(T/S/Y/H)CGCISPRGCG(配列番号196);CISPRGCGQPIPSVK(配列番号197);CISPRGCTQPYHVSR(配列番号198);及び/または CISPRGCNAVSGLGS(配列番号199)。
【0471】
Jagged標的、例えばJagged1及び/又はJagged2に結合する抗体との使用のための適切なマスキング部分は、非制限的例によれば、次の配列を含むマスキング部分を含む:QGQSGQCNIWLVGGDCRGWQG(配列番号200);QGQSGQGQQQWCNIWINGGDCRGWNG(配列番号201);PWCMQRQDFLRCPQP(配列番号202);QLGLPAYMCTFECLR(配列番号203);CNLWVSGGDCGGLQG(配列番号204);SCSLWTSGSCLPHSP(配列番号205);YCLQLPHYMQAMCGR(配列番号206);CFLYSCTDVSYWNNT(配列番号207);PWCMQRQDYLRCPQP(配列番号208);CNLWISGGDCRGLAG(配列番号209);CNLWVSGGDCRGVQG(配列番号210);CNLWVSGGDCRGLRG(配列番号211);CNLWISGGDCRGLPG(配列番号212);CNLWVSGGDCRDAPW(配列番号213);CNLWVSGGDCRDLLG(配列番号214);CNLWVSGGDCRGLQG(配列番号215);CNLWLHGGDCRGWQG(配列番号216);CNIWLVGGDCRGWQG(配列番号217);CTTWFCGGDCGVMRG(配列番号218);CNIWGPSVDCGALLG(配列番号219);CNIWVNGGDCRSFEG(配列番号220);YCLNLPRYMQDMCWA(配列番号221);YCLALPHYMQADCAR(配列番号222);CFLYSCGDVSYWGSA(配列番号223);CYLYSCTDSAFWNNR(配列番号224);CYLYSCNDVSYWSNT(配列番号225);CFLYSCTDVSYW(配列番号226);CFLYSCTDVAYWNSA(配列番号227);CFLYSCTDVSYWGDT(配列番号228);CFLYSCTDVSYWGNS(配列番号229);CFLYSCTDVAYWNNT(配列番号230);CFLYSCGDVSYWGNPGLS(配列番号231);CFLYSCTDVAYWSGL(配列番号232);CYLYSCTDGSYWNST(配列番号233);CFLYSCSDVSYWGNI(配列番号234);CFLYSCTDVAYW(配列番号235);CFLYSCTDVSYWGST(配列番号236);CFLYSCTDVAYWGDT(配列番号237);GCNIWLNGGDCRGWVDPLQG(配列番号238);GCNIWLVGGDCRGWIGDTNG(配列番号239);GCNIWLVGGDCRGWIEDSNG(配列番号240);GCNIWANGGDCRGWIDNIDG(配列番号241);GCNIWLVGGDCRGWLGEAVG(配列番号242);GCNIWLVGGDCRGWLEEAVG(配列番号243);GGPALCNIWLNGGDCRGWSG(配列番号244);GAPVFCNIWLNGGDCRGWMG(配列番号245);GQQQWCNIWINGGDCRGWNG(配列番号246);GKSEFCNIWLNGGDCRGWIG(配列番号247);GTPGGCNIWANGGDCRGWEG(配列番号248);GASQYCNLWINGGDCRGWRG(配列番号249);GCNIWLVGGDCRPWVEGG(配列番号250);GCNIWAVGGDCRPFVDGG(配列番号251);GCNIWLNGGDCRAWVDTG(配列番号252);GCNIWIVGGDCRPFINDG(配列番号253);GCNIWLNGGDCRPVVFGG(配列番号254);GCNIWLSGGDCRMFMNEG(配列番号255);GCNIWVNGGDCRSFVYSG(配列番号256);GCNIWLNGGDCRGWEASG(配列番号257);GCNIWAHGGDCRGFIEPG(配列番号258);GCNIWLNGGDCRTFVASG(配列番号259);GCNIWAHGGDCRGFIEPG(配列番号260);GFLENCNIWLNGGDCRTG(配列番号261);GIYENCNIWLNGGDCRMG(配列番号262);及び/又はGIPDNCNIWINGGDCRYG(配列番号263)。
【0472】
インターロイキン6標的、例えばインターロイキン6受容体(IL-6R)に結合する抗体との使用のための適切なマスキング部分は、非制限的な例によれば、下記配列を含むマスキング部分を含む:QGQSGQYGSCSWNYVHIFMDC(配列番号264);QGQSGQGDFDIPFPAHWVPIT(配列番号265);QGQSGQMGVPAGCVWNYAHIFMDC(配列番号266);YRSCNWNYVSIFLDC(配列番号267);PGAFDIPFPAHWVPNT(配列番号268);ESSCVWNYVHIYMDC(配列番号269);YPGCKWNYDRIFLDC(配列番号270);YRTCSWNYVGIFLDC(配列番号271);YGSCSWNYVHIFMDC(配列番号272);YGSCSWNYVHIFLDC(配列番号273);YGSCNWNYVHIFLDC(配列番号274);YTSCNWNYVHIFMDC(配列番号275);YPGCKWNYDRIFLDC(配列番号276);WRSCNWNYAHIFLDC(配列番号277);WSNCHWNYVHIFLDC(配列番号278);DRSCTWNYVRISYDC(配列番号279);SGSCKWDYVHIFLDC(配列番号280);SRSCIWNYAHIHLDC(配列番号281);SMSCYWQYERIFLDC(配列番号282);YRSCNWNYVSIFLDC(配列番号283);YGSCSWNYVHIFMDC(配列番号284);SGSCKWDYVHIFLDC(配列番号285);YKSCHWDYVHIFLDC(配列番号286);YGSCTWNYVHIFMEC(配列番号287);FSSCNWNYVHIFLDC(配列番号288);WRSCNWNYAHIFLDC(配列番号289);YGSCQWNYVHIFLDC(配列番号290);YRSCNWNYVHIFLDC(配列番号291);NMSCHWDYVHIFLDC(配列番号292);FGPCTWNYARISWDC(配列番号293);XXsCXWXYvhIfXdC(配列番号294);MGVPAGCVWNYAHIFMDC(配列番号295);RDTGGQCRWDYVHIFMDC(配列番号296);AGVPAGCTWNYVHIFMEC(配列番号297);VGVPNGCVWNYAHIFMEC(配列番号298);DGGPAGCSWNYVHIFMEC(配列番号299);AVGPAGCWWNYVHIFMEC(配列番号300);CTWNYVHIFMDCGEGEGP(配列番号301);GGVPEGCTWNYAHIFMEC(配列番号302);AEVPAGCWWNYVHIFMEC(配列番号303);AGVPAGCTWNYVHIFMEC(配列番号304);SGASGGCKWNYVHIFMDC(配列番号305);MGVPAGCVWNYAHIFMDC(配列番号306);TPGCRWNYVHIFMECEAL(配列番号307);VGVPNGCVWNYAHIFMEC(配列番号308);PGAFDIPFPAHWVPNT(配列番号309);RGACDIPFPAHWIPNT(配列番号310);QGDFDIPFPAHWVPIT(配列番号311);XGafDIPFPAHWvPnT(配列番号312);RGDGNDSDIPFPAHWVPRT(配列番号313);SGVGRDRDIPFPAHWVPRT(配列番号314);WAGGNDCDIPFPAHWIPNT(配列番号315);WGDGMDVDIPFPAHWVPVT(配列番号316);AGSGNDSDIPFPAHWVPRT(配列番号317);ESRSGYADIPFPAHWVPRT(配列番号318);及び/又はRECGRCGDIPFPAHWVPRT(配列番号319)。
【0473】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の切断可能部分(CM)は、プロテアーゼ、通常細胞外プロテアーゼの基質として作用することができるアミノ酸を含む。CMは、標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍、及び/又は多重特異的活性化可能抗体中の少なくとも1つのABの所望する標的と共に、組織に共局存する腫瘍により生成されるプロテアーゼに基づいて選択され得る。目的の標的が、標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍、及び/又はプロテアーゼと共に共局存する腫瘍により生成される種々の異なった状態は知られており、ここで前記プロテアーゼの基質は当該技術分野において知られている。癌の例によれば、標的組織は、癌性組織、特に固形腫瘍の癌性組織であり得る。多くの癌、例えば固形腫瘍において、既知基質を有する高められたレベルのプロテアーゼが文献に報告されている。例えば、La Rocca et al,(2004)British J.of Cancer 90(7):1414-1421を参照のこと。疾患の非制限的例は、次のものを包含する:すべてのタイプの癌(乳癌、肺癌、結腸直腸癌、前立腺癌、黒色腫、頭部及び頚部、膵臓、等)、リウマチ性関節炎、クローン病、SLE、心血管障害、虚血、等。例えば、指標は、白血病、例えばT細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)、リンパ芽球性疾患、例えば多発性骨髄腫、及び固形腫瘍、例えば肺、結腸直腸、前立腺、膵臓及び乳房、例えばトリプルネガティブ乳癌を包含する。例えば、指標は、初期腫瘍起源にかかわらず、骨疾患又は癌における転移;乳癌、例えば非制限的例によれば、ER/PR+乳癌、Her2+乳癌、トリプルネガティブ乳癌;結腸直腸癌;子宮体癌;胃癌;神経膠芽腫;頭頸部癌、例えば食道癌;肺癌、例えば、非制限的例によれば、非小細胞肺癌。多発性骨髄腫、卵巣癌;膵臓癌;前立腺癌;肉腫、例えば骨肉腫;腎臓癌、例えば、非制限的例によれば、腎細胞癌及び/又は皮膚癌、例えば、非制限的例によれば、扁平上皮細胞癌、基底細胞癌、又は黒色腫を包含する。いくつかの実施形態によれば、癌は、扁平上皮癌である。いくつかの実施形態によれば、癌は、皮膚扁平上皮癌である。いくつかの実施形態によれば、癌は、食道扁平上皮癌である。いくつかの実施形態によれば、癌は、頭頸部扁平上皮癌である。いくつかの実施形態によれば、癌は、肺扁平上皮癌である。
【0474】
CMは、約0.001~1500×104M-1S-1又は少なくとも0.001、0.005、0.01、0.05、0.1、0.5、1、2.5、5、7.5、10、15、20、25、50、75、100、125、150、200、250、500、750、1000、1250又は1500×104M-1S-1の速度で酵素により特異的に切断される。
【0475】
酵素による特異的切断のためには、酵素とCMとの間の接触が行われる。MM及びCMにカップリングされるABを含む活性化可能抗体が、標的及び十分な酵素活性の存在下にある場合、CMは切断され得る。MM及びCMにカップリングされる第1ABを少なくとも含む多重特異的活性化可能抗体が、標的及び十分な酵素活性の存在下にある場合、CMは切断され得る。十分な酵素活性とは、CMと接触し、そして切断をもたらす酵素の能力を意味する。酵素はCMの近傍にあっても良いが、しかし他の細胞因子又は酵素のタンパク質修飾のために切断できないことが容易に想定される。
【0476】
典型的な基質は、表3における次の酵素又はプロテアーゼにより切断できる基質を包含するが、但しそれらだけには限定されない:
【表5】
【0477】
例えば、いくつかの実施形態によれば、基質は、1又は2以上の次の酵素又はプロテアーゼにより切断できる:uPA、レグマイン、マトリプターゼ、ADAM17、BMP-1、TMPRSS3、TMPRSS4、MMP-9、MMP-12、MMP-13及び/又はMMP-14。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼは、uPA、レグマイン及びマトリプターゼの群から選択される。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼは、マトリックスメタロプロテイナーゼである。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼは、uPAを含む。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼは、レグマインを含む。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼは、マトリプターゼを含む。
【0478】
いくつかの実施形態によれば、CMは特定プロテアーゼとの使用のために選択される。いくつかの実施形態によれば、CMは、ADAM17、BMP-1、システインプロテアーゼ、例えばカテプシン、HTRA1、レグマイン、マトリプターゼ(MT-SP1)、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、好中球エラスターゼ、TMPRSS、例えばMPRSS3又はTMPRSS4、トロンビン、及びu型プラスミノーゲン活性化因子(uPA、また、ウロキナーゼとも呼ばれる)から成る群から選択された少なくとも1つのプロテアーゼの基質である。
【0479】
いくつかの実施形態によれば、CMは、ADAM17の基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはBMP-1の基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはカテプシンの基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはシステインの基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはHtrA1の基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはレグマインの基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはマトリプターゼの基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはMMPの基質である。いくつかの実施形態によれば、CMは好中球エラスターゼの基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはトロンビンの基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはTMPRSSの基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはTMPRSS3の基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはTMPRSS4の基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはuPAの基質である。
【0480】
いくつかの実施形態によれば、切断可能部分は、特定プロテアーゼ、例えば標的を発現する細胞に近接して存在する腫瘍及び/又は活性化可能抗体の標的と共に共存することが知られている腫瘍により生成されることが知られているプロテアーゼとの使用のために選択される。例えば、本開示の活性化可能抗体への使用のための適切な切断可能部分は、TGRGPSWV(配列番号68);SARGPSRW(配列番号69);TARGPSFK(配列番号70);LSGRSDNH(配列番号67);GGWHTGRN(配列番号71);HTGRSGAL(配列番号72);PLTGRSGG(配列番号73);AARGPAIH(配列番号74);RGPAFNPM(配列番号75);SSRGPAYL(配列番号76);RGPATPIM(配列番号77);RGPA(配列番号78);GGQPSGMWGW(配列番号79);FPRPLGITGL(配列番号80);VHMPLGFLGP(配列番号81);SPLTGRSG(配列番号82);SAGFSLPA(配列番号83);LAPLGLQRR(配列番号84);SGGPLGVR(配列番号85);及び/又はPLGL(配列番号86)を包含する。
【0481】
いくつかの実施形態によれば、CMは、少なくとも1つのマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)の基質である。MMPの例は、MMP1;MMP2;MMP3;MMP7;MMP8;MMP9;MMP10;MMP11;MMP12;MMP13;MMP14;MMP15;MMP16;MMP17;MMP19;MMP20;MMP23;MMP24;MMP26;及びMMP27を包含する。いくつかの実施形態によれば、CMは、MMP9、MMP14、MMP1、MMP3、MMP13、MMP17、MMP11及びMMP19の基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはMMP7の基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはMMP9の基質である。いくつかの実施形態によれば、CMはMMP14の基質である。いくつかの実施形態によれば、CMは複数のMMPの基質である。いくつかの実施形態によれば、CMは複数の少なくともMMP9及びMMP14の基質である。いくつかの実施形態によれば、CMlは同じMMPのための複数の基質を含む。いくつかの実施形態によれば、CMは少なくとも複数のMMP9基質を含む。いくつかの実施形態によれば、CMは少なくとも複数のMMP14基質を含む。
【0482】
いくつかの実施形態によれば、CMは、MMPの基質であり、そして配列ISSGLLSS(配列番号321);QNQALRMA(配列番号322);AQNLLGMV(配列番号323);STFPFGMF(配列番号324);PVGYTSSL(配列番号325);DWLYWPGI(配列番号326);MIAPVAYR(配列番号327);RPSPMWAY(配列番号328);WATPRPMR(配列番号329);FRLLDWQW(配列番号330);LKAAPRWA(配列番号331);GPSHLVLT(配列番号332);LPGGLSPW(配列番号333);MGLFSEAG(配列番号334);SPLPLRVP(配列番号335);RMHLRSLG(配列番号336);LAAPLGLL(配列番号337);AVGLLAPP(配列番号338);LLAPSHRA(配列番号339);PAGLWLDP(配列番号340);及び/又はISSGLSS(配列番号341)を含む。
【0483】
いくつかの実施態様によれば、CMは、トロンビンの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、トロンビンの基質であり、そして配列GPRSFGL(配列番号896)又はGPRSFG(配列番号897)を含む。
【0484】
いくつかの実施態様によれば、CMは、下記から成る群から選択されたアミノ酸配列を含む:NTLSGRSENHSG(配列番号898);NTLSGRSGNHGS(配列番号899);TSTSGRSANPRG(配列番号900);TSGRSANP(配列番号901);VAGRSMRP(配列番号902);VVPEGRRS(配列番号903);ILPRSPAF(配列番号904);MVLGRSLL(配列番号905);QGRAITFI(配列番号906);SPRSIMLA(配列番号907);及びSMLRSMPL(配列番号908)。
【0485】
いくつかの実施態様によれば、CMは、好中球エラスターゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、セリンプロテアーゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、uPAの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、レグマインの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、マトリプターゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、システインプロテアーゼの基質である。いくつかの実施態様によれば、CMは、システインプロテアーゼ、例えばカテプシンの基質である。
【0486】
いくつかの実施態様によれば、CMは、CM1-CM2基質であり、そして次の配列を含む:ISSGLLSGRSDNH(配列番号909);ISSGLLSSGGSGGSLSGRSDNH(配列番号910);AVGLLAPPGGTSTSGRSANPRG(配列番号911);TSTSGRSANPRGGGAVGLLAPP(配列番号912);VHMPLGFLGPGGTSTSGRSANPRG(配列番号913);TSTSGRSANPRGGGVHMPLGFLGP(配列番号914);AVGLLAPPGGLSGRSDNH(配列番号915);LSGRSDNHGGAVGLLAPP(配列番号916);VHMPLGFLGPGGLSGRSDNH(配列番号917);LSGRSDNHGGVHMPLGFLGP(配列番号918);LSGRSDNHGGSGGSISSGLLSS(配列番号919);LSGRSGNHGGSGGSISSGLLSS(配列番号920);ISSGLLSSGGSGGSLSGRSGNH(配列番号921);LSGRSDNHGGSGGSQNQALRMA(配列番号922);QNQALRMAGGSGGSLSGRSDNH(配列番号923);LSGRSGNHGGSGGSQNQALRMA(配列番号924);QNQALRMAGGSGGSLSGRSGNH(配列番号925)及び/又はISSGLLSGRSGNH(配列番号926)。
【0487】
いくつかの実施形態によれば、本開示の抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、組換えDNA技法及び真核生物又は原核生物種における発現を用いて、生合成的に製造され得る。活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体に関しては、マスキング部分、リンカー配列(切断可能部分(CM)及び抗体鎖(重鎖又は軽鎖)を含むことができる)をコードするcDNAが、5’から3’(翻訳された生成物においてN-からC-末端)の順序で連結され、核酸コンストラクトが創造され、これは、従来の抗体発現工程に従い、活性化可能抗体タンパク質、及び/又は多重特異的活性化可能抗体タンパク質として発現される。いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、CM-抗体を発現し、そして次に、前記タンパク質のN-末端で又はその近くで、マスクを化学的にカップリングすることにより、半合成的に生成され得る。いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、切断されていない状態の活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の少なくとも一部が、MM-CM-AB又はAB-CM-MMのようにN-末端からC-末端側への構造配置を有するように、抗体を発現し、その後、タンパク質のN-末端又はその近くで、マスク及びCMを化学的にカップリングすることにより生成され得る。
【0488】
本明細書に記載される組成物への使用のために適切なリンカーは一般的に、標的への少なくとも第1ABの結合の阻害を促進するために、修飾されたAB又は多重特異的活性化可能抗体の柔軟性を提供するリンカーである。適切なリンカーは、容易に選択され、そして何れかの適切な異なった長さのものであり得、例えば1個のアミノ酸(例えば、Gly)~20個のアミノ酸、2個のアミノ酸~15個のアミノ酸、3個のアミノ酸~12個のアミノ酸、4個のアミノ酸~10個のアミノ酸、5個のアミノ酸~9個のアミノ酸、6個のアミノ酸~8個のアミノ酸、又は7個のアミノ酸~8個のアミノ酸であり得、そして1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20個の長さのアミノ酸であり得る。
【0489】
典型的な柔軟リンカーは、グリシンポリマー(G)n、グリシン-セリンポリマー(例えば、(GS)n、(GSGGS)n(配列番号59)及び(GGGS)n(配列番号60)[式中、nは、少なくとも1の整数である])、グリシン-アラニンポリマー、アラニン-セリンポリマー、及び当該技術分野において知られている他の柔軟リンカーを包含する。グリシン及びグリシン-セリンポリマーは、比較的構造化されておらず、従って、構成成分間で中立的なつなぎ鎖(neutral tether)として作用することができる。グリシンは、アラニンよりも著しくファイ・プサイ空間にアクセスし、より長い側鎖を有する残基よりもはるかに低く制限される(Scheraga,Rev.Computational Chem.11173-142(1992)を参照のこと)。典型的な柔軟リンカーは、次の配列を含むが、但しそれらだけには限定されない:GGSG(配列番号61)、GGSGG(配列番号62)、GSGSG(配列番号63)、GSGGG(配列番号64)、GGGSG(配列番号65)、GSSSG(配列番号66)、及び同様のもの。当業者は、リンカーが柔軟リンカー並びに所望する活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体構造を提供するために低柔軟性の構造を付与する1又は2以上の部分を含むことができるように、活性化可能抗体の設計がすべて又は部分的に柔軟であるリンカーを含み得ることを認識するであろう。
【0490】
上記に記載される要素の他に、活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、追加の要素、例えば活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体のN-又はC-末端アミノ酸配列を含むことができる。例えば活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、目的の細胞又は組織への送達を促進する標的部分を含むことができる。活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、剤、例えば治療剤、抗腫瘍剤、毒素又はそのフラグメント、検出可能部分又は診断剤に結合され得る。剤の例は、本明細書に開示される。
【0491】
活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体はまた、結合された剤、リンカー及び本開示の活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体に関連して本明細書に記載される他の成分の何れか、例えば非制限的例によれば、表4に列挙される剤の何れか、及び/又は表5及び/又は表6に列挙されるリンカーの何れかを含むことができる。
結合された抗体、結合された活性化可能抗体、結合された多重特異的抗体及び/又は結合された多重特異的活性化可能抗体
【0492】
いくつかの実施態様によれば、本開示の抗体及び/又は活性化可能抗体は、剤、例えば治療剤、検出部分又は診断剤に結合され得る。適切な治療剤は、非限定的な例によれば、T細胞由来のリンパ腫の標的への使用のための治療剤を含む。適切な検出可能標識は、蛍光色素(例えば、蛍光団、フルオレセインイソチオシアネート(FITC)、ローダミンイソチオシアネート(TRITC)、Alexa Fluor(登録商標))、近赤外(NIR)色素(例えば、Qdot(登録商標)ナノクリスタル)、コロイド金属、ハプテン、放射性マーカー、ビオチン、及び増幅試薬、例えばストレプトアビジン、又は酵素(例えば、西洋ワサビペルオキシダーゼ及びアルカリホスファターゼ)であり得る。
【0493】
活性化可能抗-CD3ε抗体は、剤のための少なくとも1つの結合点を有するが、本明細書に提供される方法及び組成物においては、すべて未満の可能な結合点が剤への結合のために利用できる。いくつかの実施形態によれば、1又は2以上の結合点は、ジスルフィド結合に含まれる硫黄原子である。いくつかの実施形態によれば、1又は2以上の結合点は、鎖間ジスルフィド結合に含まれる硫黄原子である。いくつかの実施形態によれば、1又は2以上の結合点は、鎖間スルフィド結合に含まれる硫黄原子であるが、しかし鎖内ジスルフィド結合に含まれる硫黄原子ではない。いくつかの実施形態によれば、1又は2以上の結合点は、システイン、又は硫黄原子を含む他のアミノ酸残基の硫黄原子である。そのような残基は、抗体構造において天然で存在することができるか、又は部位特異的突然変異誘発、化学的変換、又は非天然アミノ酸の誤取り込みにより抗体中に組込まれ得る。
【0494】
ABに、1又は2以上の鎖間ジスルフィド結合及びMMに1又は2以上の鎖内ジスルフィド結合を有する活性化可能抗-CD3ε抗体の結合体の調製方法がまた提供され、そして遊離チオールと反応性の薬剤が提供される。前記方法は一般的に、活性化可能抗体における鎖間ジスルフィド結合を、還元剤、例えばTCEPにより部分的に還元し;そしてその部分的に還元された活性化可能抗体に、遊離チオールと反応性の薬物を結合することを包含する。本明細書において使用される場合、用語「部分的還元」とは、活性化可能抗-CD3ε抗体が、還元剤と接触され、そしてすべて未満ジスルフィド結合、例えばすべて未満の可能な結合部位が還元される状況を意味する。いくつかの実施形態によれば、99%、98%、97%、96%、95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%、50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%又は5%未満のすべての可能な結合部位が還元される。
【0495】
さらなる他の実施形態によれば、剤、例えば薬剤を還元し、そして前記剤の置換下で選択をもたらす活性化可能抗-CD3ε抗体に結合する方法が提供される。前記方法は、活性化可能抗体のマスキング部分又は他の非-AB部分の何れかにおける任意の結合部位が還元されないように還元剤により活性化可能抗-CD3ε抗体を部分的に還元すること、及び、ABにおける鎖間チオールに剤を結合することを包含する。結合部位は、所望する部位での結合の発生を可能にする剤の所望する置換を可能にするよう選択される。例えば、還元剤は、TCEPである。還元反応条件、例えば、還元剤対活性化可能抗体の比、インキュベーションの長さ、インキュベーションの間の温度、還元反応溶液のpH、等は、MMが切断されていない状態下で活性化可能抗体のABを効果的且つ効率的にマスキングする能力を保持する、結合された活性化可能抗体を生成する条件を同定することにより決定される。還元剤対活性化可能抗-CD3ε抗体の比は、活性化可能抗体に依存して変化するであろう。いくつかの実施形態によれば、還元剤対活性化可能抗-CD3ε抗体の比は、約20:1~1:1、約10:1~1:1、約9:1~1:1、約8:1~1:1、約7:1~1:1、約6:1~1:1、約5:1~1:1、約4:1~1:1、約3:1~1:1、約2:1~1:1、約20:1~1:1.5、約10:1~1:1.5、約9:1~1:1.5、約8:1~1:1.5、約7:1~1:1.5、約6:1~1:1.5、約5:1~1:1.5、約4:1~1:1.5、約3:1~1:1.5、約2:1~1:1.5、約1.5:1~1:1.5又は約1:1~1:1.5の範囲下にあるであろう。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約5:1~1.5:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約4:1~1:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約4:1~1.4:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約8:1~約1:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約2.5:1~1:1の範囲にある。
【0496】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗-CD3ε抗体のAB中の鎖間ジスルフィド結合を還元し、得られる鎖間チオールに、剤、例えばチオール含有剤、例えば薬剤を結合し、前記AB上に剤(単数又は複数)を選択的に配置させる方法が提供される。前記方法は、活性化可能抗体中のすべての可能な鎖間チオールを形成することなく、少なくとも2つの鎖間チオールを形成するために、ABを還元剤により部分的に還元し;そして前記部分的に還元されたABの鎖間チオールに、前記剤を結合することを一般的に包含する。例えば、活性化可能抗体のABは、還元剤対活性化可能抗体の所望する比で、約37℃で約1時間、部分的に還元される。いくつかの実施形態によれば、還元剤対活性化可能抗体の比は、約20:1~1:1、約10:1~1:1、約9:1~1:1、約8:1~1:1、約7:1~1:1、約6:1~1:1、約5:1~1:1、約4:1~1:1、約3:1~1:1、約2:1~1:1、約20:1~1:1.5、約10:1~1:1.5、約9:1~1:1.5、約8:1~1:1.5、約7:1~1:1.5、約6:1~1:1.5、約5:1~1:1.5、約4:1~1:1.5、約3:1~1:1.5、約2:1~1:1.5、約1.5:1~1:1.5又は約1:1~1:1.5の範囲下にあるであろう。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約5:1~1.5:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約4:1~1:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約4:1~1.4:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約8:1~約1:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約2.5:1~1:1の範囲にある。
【0497】
チオール含有試薬は、例えばシステイン又はN-アセチルシステインであり得る。還元剤は、例えばTCEPであり得る。いくつかの実施形態によれば、還元された活性化可能抗体は、結合の前、例えばカラムクロマトグラフィー、透析又はダイアフィルトレーションを用いて精製され得る。他方では、還元された抗体は、部分的還元の後、及び結合の前、精製されない。
【0498】
本開示はまた、活性化可能抗体における何れの鎖内ジスルフィド結合も妨害しないで、活性化可能抗体における少なくとも1つの鎖間ジスルフィド結合が還元剤により還元されている、部分的に還元された活性化可能抗-CD3ε抗体も提供し、ここで前記活性化可能抗体は、CD3ε標的に対して特異的に結合する抗体又はその抗原結合フラグメント(AB)、切断されていない状態下で、活性化可能抗体のABの前記CD3εへの結合を阻害するマスキング成分(MM)、ABにカップリングされる切断可能部分(CM)(前記CMはプロテアーゼの基質として機能するポリペプチドである)を含む。いくつかの実施形態によれば、前記MMは、CMを介してABにカップリングされる。いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体中の1又は2以上の鎖間ジスルフィド結合は、還元剤により妨害されない。いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体内のMMの1又は2以上の鎖間ジスルフィド結合は、還元剤により妨害されない。いくつかの実施形態によれば、未切断状態での活性化可能抗体は、次のようなN-末端からC-末端への構造配置を有する:MM-CM-AB又はAB-CM-MM。いくつかの実施形態によれば、還元剤はTCEPである。
【0499】
本明細書に提供される組成物及び方法は、多重特異的活性化可能抗体の活性(例えば、マスキング、活性化又は結合活性)を損なわないで、AB領域の何れかにおける1又は2以上のシステイン残基への1又は2以上の剤の結合を可能にする。いくつかの実施形態によれば、本明細書に提供される組成物及び方法は、MMのいずれか内の1又は2以上のジスルフィド結合を減じるか又は他方では、妨害しないで、AB領域の何れかにおける1又は2以上のシステインへの1又は2以上の剤の結合を可能にする。本明細書に提供される組成物及び方法は、1又は2以上の剤、例えば種々の治療、診断及び/又は予防剤の何れかに結合される多重特異的活性化可能抗体を生成し、好ましくは、前記剤の何れも多重特異的活性化可能抗体のMMの何れにも結合されていない。本明細書に提供される組成物及び方法は、各MMが切断されていない状態下で多重特異的活性化可能抗体のその対応するABを効果的且つ効率的にマスキングする能力を保持している、結合された多重特異的活性化可能抗体を生成する。本明細書に提供される組成物及び方法は、活性可能抗体が、CMを切断できるプロテアーゼの存在下で、まだ活性化されている、すなわち切断されている、結合された多重特異的活性化可能抗体を生成する。
【0500】
多重特異的活性化可能抗体は、剤のための少なくとも1つの結合点を有するが、本明細書中で提供される方法及び組成物において、すべての可能な結合点に満たないものが剤への結合に利用できる。いくつかの実施形態によれば、1又は2以上の結合点は、ジスルフィド結合に含まれる硫黄原子である。いくつかの実施形態によれば、1又は2以上の結合点は、鎖間ジスルフィド結合に含まれる硫黄原子である。いくつかの実施形態によれば、1又は2以上の結合点は、鎖間スルフィド結合に含まれる硫黄原子であるが、しかし鎖内ジスルフィド結合に含まれる硫黄原子ではない。いくつかの実施形態によれば、1又は2以上の結合点は、システイン、又は硫黄原子を含む他のアミノ酸残基の硫黄原子である。そのような残基は、抗体構造で天然に存在することができるか、又は部位特異的突然変異誘発、化学的変換、又は非天然アミノ酸の誤取り込みにより抗体中に組込まれ得る。
【0501】
1又は2以上のABに、1又は2以上の鎖間ジスルフィド結合及び対応するMMに1又は2以上の鎖内ジスルフィド結合を有する多重特異的活性化可能抗体の結合体の調製方法がまた提供され、そして遊離チオールと反応性の薬剤が提供される。前記方法は一般的に、活性化可能抗体における鎖間ジスルフィド結合を、還元剤、例えばTCEPにより部分的に還元し;そしてその部分的に還元された活性化可能抗体に、遊離チオールと反応性の薬物を結合することを包含する。本明細書において使用される場合、用語「部分的還元」とは、多重特異的活性化可能抗体が、還元剤と接触され、そしてすべて未満ジスルフィド結合、例えばすべて未満の可能な結合部位が還元される状況を意味する。いくつかの実施形態によれば、99%、98%、97%、96%、95%、90%、85%、80%、75%、70%、65%、60%、55%、50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%又は5%未満のすべての可能な結合部位が還元される。
【0502】
さらなる他の実施形態によれば、剤、例えば薬剤を還元し、そして前記剤の置換下で選択をもたらす多重特異的活性化可能抗体に結合する方法が提供される。前記方法は、活性化可能抗体のマスキング部分又は他の非-AB部分の何れかにおける任意の結合部位が還元されないように、還元剤により多重特異的活性化可能抗体を部分的に還元すること、及び、多重特異的活性化可能抗体の1又は2以上のAB領域における鎖間チオールに剤を結合することを包含する。結合部位は、所望する部位での結合の発生を可能にする剤の所望する置換を可能にするよう選択される。例えば、還元剤は、TCEPである。還元反応条件、例えば還元剤対多重特異的活性化可能抗体の比、インキュベーションの長さ、インキュベーションの間の温度、還元反応溶液のpH、等が、MMが切断されていない状態下で活性化可能抗体のABを抗体を効果的且つ効率的にマスキングする能力を保持している、結合された活性化可能抗体を生成する条件を同定することにより決定される。還元剤対多重特異的活性化可能抗体の比は、活性化可能抗体に依存して変化するであろう。いくつかの実施形態によれば、還元剤対多重特異的活性化可能抗体の比は、約20:1~1:1、約10:1~1:1、約9:1~1:1、約8:1~1:1、約7:1~1:1、約6:1~1:1、約5:1~1:1、約4:1~1:1、約3:1~1:1、約2:1~1:1、約20:1~1:1.5、約10:1~1:1.5、約9:1~1:1.5、約8:1~1:1.5、約7:1~1:1.5、約6:1~1:1.5、約5:1~1:1.5、約4:1~1:1.5、約3:1~1:1.5、約2:1~1:1.5、約1.5:1~1:1.5又は約1:1~1:1.5の範囲下にあるであろう。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約5:1~1.5:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約4:1~1:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約4:1~1.4:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約8:1~約1:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約2.5:1~1:1の範囲にある。
【0503】
いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体の1又は2以上のAB領域中の鎖間ジスルフィド結合を還元し、そして得られる鎖間チオールに、剤、例えばチオール含有剤、例えば薬剤を結合し、前記AB上に剤を選択的に配置する方法が提供される。前記方法は、活性化可能抗体中のすべての可能な鎖間チオールを形成することなく、少なくとも2つの鎖間チオールを形成するために、1又は2以上のAB領域を還元剤により部分的に還元し;そして前記部分的に還元されたABの鎖間チオールに、前記剤を結合することを一般的に包含する。例えば、多重特異的活性化可能抗体の1又は2以上のAB領域は、還元剤対活性化可能抗体の所望する比で、約37℃で約1時間、部分的に還元される。いくつかの実施形態によれば、還元剤対活性化可能抗体の比は、約20:1~1:1、約10:1~1:1、約9:1~1:1、約8:1~1:1、約7:1~1:1、約6:1~1:1、約5:1~1:1、約4:1~1:1、約3:1~1:1、約2:1~1:1、約20:1~1:1.5、約10:1~1:1.5、約9:1~1:1.5、約8:1~1:1.5、約7:1~1:1.5、約6:1~1:1.5、約5:1~1:1.5、約4:1~1:1.5、約3:1~1:1.5、約2:1~1:1.5、約1.5:1~1:1.5又は約1:1~1:1.5の範囲下にあるであろう。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約5:1~1.5:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約4:1~1:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約4:1~1.4:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約8:1~約1:1の範囲にある。いくつかの実施形態によれば、前記比は、約2.5:1~1:1の範囲にある。
【0504】
チオール含有試薬は、例えばシステイン又はN-アセチルシステインであり得る。還元剤は、例えばTCEPであり得る。いくつかの実施形態によれば、還元された活性化可能抗体は、結合の前、例えばカラムクロマトグラフィー、透析又はダイアフィルトレーションを用いて精製され得る。他方では、還元された抗体は、部分的還元の後、及び結合の前、精製されない。
【0505】
本開示はまた、多重特異的活性化可能抗体における何れかの鎖内ジスルフィド結合も妨害しないで、多重特異的活性化可能抗体における少なくとも1つの鎖間ジスルフィド結合が還元剤により還元されている、部分的に還元された多重特異的活性化可能抗体も提供し、ここで前記多重特異的活性化可能抗体は、標準に対して特異的に結合する第1抗体又はその抗原結合フラグメント(AB1)、切断されていない状態下で、多重特異的活性化可能抗体のABの前記標的への結合を阻害する第1マスキング成分(MM1)、AB1にカップリングされる第1切断可能成分(CM1)(前記CM1はプロテアーゼの基質として機能するポリペプチドである)、及び第2標的に対して特異的に結合する第2抗体又はその抗原結合フラグメント(AB2)を少なくとも含む。いくつかの実施形態によれば、前記MM1は、CM1を介してAB1にカップリングされる。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体中の1又は2以上の鎖間ジスルフィド結合は、還元剤により妨害されない。いくつかの実施形態によれば、多重特異的活性化可能抗体内のMM1の1又は2以上の鎖間ジスルフィド結合は、還元剤により妨害されない。いくつかの実施形態によれば、還元剤は、TCEPである。
【0506】
本開示はまた、細胞毒性剤、例えば毒素(例えば、細菌、菌類、植物又は動物起源の酵素的活性毒素、又はそのフラグメント)、又は放射性同位体(すなわち、放射性結合体)に結合される、抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体を含む免疫結合体にも関連する。疾患T細胞の標的化、例えばT細胞由来のリンパ腫への使用のための適切な細胞毒性剤は、例えばドラスタチン及びその誘導体(例えば、アウリスタチンE、AFP、MMAD、MMAF、MMAE)を含む。例えば、細胞毒性剤は、モノメチルアウリスタチンE(MMAE)である。いくつかの実施形態によれば、前記剤は、モノメチルアウリスタチンD(MMAD)である。いくつかの実施形態によれば、前記剤は、表4に列挙される群から選択された剤である。いくつかの実施形態によれば、剤はドラスタチンである。いくつかの実施形態によれば、剤はアウリスタチン又はその誘導体である。いくつかの実施形態によれば、剤は、アウリスタチンE又はその誘導体である。いくつかの実施形態によれば、剤はモノメチルアウリスタチンE(MMAE)である。いくつかの実施形態によれば、剤はメイタンシノイド又はその誘導体である。いくつかの実施形態によれば、剤はDM1又はDM4である。いくつかの実施形態によれば、剤はデュオカルマイシン又はその誘導体である。いくつかの実施形態によれば、剤はカリケアマイシン又はその誘導体である。いくつかの実施形態によれば、剤は、ピロロベンゾジアゼピンである。
【0507】
使用され得る酵素的活性毒素及びそのフラグメントは、ジフテリアA鎖、ジフテリア毒素の非結合活性フラグメント、外毒素A鎖(緑膿菌からの)、リシンA鎖、アブリンA鎖、モデシンA鎖、α-サルシン、シナアブラギリ(Aleurites fordii)タンパク質、ジアンチンタンパク質、ヨウシュヤマゴボウ(Phytolaca americana)タンパク質(PAPI、PAPII及びPAP-S)、ニガウリ(Momordica charantia)阻害剤、クルシン、クロチン、サボンソウ(Sapaonaria officinalis)阻害剤、ゲロニン、ミトゲリン、レストリクトシン(restrictocin)、フェノマイシン、エノマイシン及びトリコテセンを包含する。種々の放射性核種が放射性物質結合抗体の生成のために利用できる。例としては、212Bi、64Cu、125I、131I、131In、99mTc、90Y、186Re及び89Zrを挙げることができる。
【0508】
抗体及び細胞毒性剤の結合体は、種々の二官能タンパク質-カップリング剤、例えばN-スクシンイミジル-3-(2-ピリジルジチオ)プロピオネート(SPDP)、イミノチオラン(IT)、イミドエステルの二官能誘導体(例えば、ジメチルアジピミデートHCL)、活性エステル(例えば、スベリン酸ジスクシンイミジル)、アルデヒド(例えば、グルタルアルデヒド)、ビス-アジド化合物(例えば、ビス(p-アジドベンゾイル)ヘキサンジアミン)、ビス-ジアゾニウム誘導体(例えば、ビス-(p-ジアゾニウムベンゾイル)-エチレンジアミン)、ジイソシアネート(例えば、トルエン2,6-ジイソシアネート)、及びビス-活性フッ素化合物(例えば、1,5-ジフルオロ-2,4-ジニトロベンゼン)を用いて製造される。例えば、リシン免疫毒素がVitetta et al.,Science 238:1098(1987)に記載のようにして調製され得る。14C-標識された1-イソチオシアネートベンジル-3-メチルジエチレントリアミン五酢酸(MX-DTPA)は、抗体への放射性核種の結合のための典型的なキレート剤である。(国際公開第94/11026号を参照のこと)。
【0509】
表4は、本明細書に記載される開示に使用され得る典型的な薬剤のいくつかを列挙するが、しかし決して網羅的な列挙を意味するものではない。
【表6-1】
【表6-2】
【0510】
当業者は、多くの種類の可能性ある部分が、得られる本開示の抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体にカップリングされ得ることを認識するであろう(例えば、“Conjugate Vaccines”,Contributions to Microbiology and Immunology,J.M.Cruse and R.E.Lewis,Jr(eds),Carger Press,New York,(1989)を参照のこと、この全内容は、引用により本明細書に組込まれる)。
【0511】
カップリングは、抗体及び他の部分がそれらのそれぞれの活性をできるだけ長く保持するよう、2つの分子を結合するであろう任意の化学反応により達成される。この結合は、多くの化学機構、例えば共有結合、親和性結合、インターカレーション、配位結合及び錯体形成を包含することができる。しかしながら、いくつかの実施形態によれば、好ましい結合は共有結合である。共有結合は、既存の側鎖の直接的縮合により又は外部架橋分子の取り組みにより達成され得る。多くの二価又は多価結合剤が、タンパク質分子、例えば本開示の抗体を、他の分子にカップリングすることにおいて有用である。例えば、代表的なカップリング剤は、有機化合物、例えばチオエステル、カルボジイミド、スクシンイミドエステル、ジイソシアネート、グルタルアルデヒド、ジアゾベンゼン及びヘキサメチレンジアミンを包含することができる。この列挙は、当該技術分野において知られている種々の種類のカップリング剤を網羅することを意図するものではなく、むしろ、より一般的なカップリング剤の例である。(Killen and Lindstrom,Jour.Immun.133:1335-2549(1984);Jansen et al.,Immunological Reviews 62:185-216(1982);及びVitetta et al.,Science 238:1098(1987)を参照のこと)。
【0512】
いくつかの実施形態によれば、本明細書に提供される組成物及び方法の他に、結合された活性化可能抗体はまた、活性化可能抗体配列に挿入されるか、又は他方では、含まれる修飾されたアミノ酸配列を通して、部位特異的結合のために修飾され得る。それらの修飾されたアミノ酸配列は、結合された活性化可能抗体内での結合された剤の制御された置換及び/又は投与を可能にするよう設計される。例えば、活性化可能抗体は、反応性チオール基を提供し、そしてタンパク質の折りたたみ及びアセンブリーに負の影響を与えず、又は抗原結合も変更しない、軽鎖及び重鎖上の位置でのシステイン置換を含むよう操作され得る。いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体は、結合のための適切な部位を提供するために、活性化可能抗体内に1又は2以上の非天然のアミノ酸残基を含むか又は他方では、導入するよう操作され得る。いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体は、その活性化可能抗体配列内に酵素的に活性化可能ペプチド配列を含むか又は他方では、導入するよう操作され得る。
【0513】
適切なリンカーは、文献に記載されている。(例えば、MBS(M-マレイミドベンゾイル-N-ヒドロキシスクシンイミドエステル)の使用を記載する、Ramakrishnan,S.et al.,Cancer Res.44:201-208(1984)を参照のこと)。また、オリゴペプチドリンカーにより抗体にカップリングされる、ハロゲン化されたアセチルヒドラジド誘導体の使用を記載する米国特許第5,030,719号も参照のこと。特に適切なリンカーは、次のものを包含する:(i)SMPT(4-スクシンイミジルオキシカルボニル-α-メチル-α-(2-ピリジル-ジチオ)-トルエン(Pierce Chem.Co.,カタログ番号(21558G));(ii)SPDP(スクシンイミジル-6-[3-(2-ピリジルジチオ)プロピオンアミド]ヘキサノエート(Pierce Chem.Co.カタログ番号21651G);及び(iii)スルホ-LC-SPDP(スルホスクシンイミジル-6-[3-(2-ピリジルジチオ)-プロピオンアミド]-ヘキサノエート(Pierce Chem.Co.カタログ番号2165-G)。追加のリンカーは、SMCC、スルホ-SMCC、SPDB又はスルホ-SPDBを包含するが、但しそれらだけには限定されない。
【0514】
上記に記載されるリンカーは、異なった属性を有する成分を含み、従って、異なった物理-化学性質を有する結合体を導く。例えば、リンカーSMPTは、立体的にヒンダードされたジスルフィド結合を含み、そして高められた安定性を有する結合体を形成することができる。ジスルフィド結合は一般的に、ジスルフィド結合がインビトロで切断され、低い利用可能な結合体をもたらすので、他の結合よりも安定性が低い。
【0515】
試薬EDC(1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩は、カルボン酸及び第1又は第2アミンにより出発してカルボキサミドを創造するのに有用である。従って、EDCは、リンカー又は毒素におけるカルボン酸と、抗体におけるリシン残基とを連結するか、又はリンカー又は毒素におけるアミンと、抗体におけるアスパラギン酸又はグルタミン酸残基とを連結するために、使用され得る。EDCを使用する、そのような結合反応は、NHS(N-ヒドロキシスクシンイミド)又はスルホ-NHS(N-ヒドロキシ-3-オキシスルホニルスクシンイミド)の添加により増強され得る。そのような結合反応へのNHS又はスルホ-NHSの添加は、結合反応の速度、完全性、選択性及び再現性を増強することができる。
【0516】
いくつかの実施形態によれば、リンカーは切断可能である。いくつかの実施形態によれば、リンカーは非切断可能である。いくつかの実施形態によれば、複数のリンカーが存在する。それらの複数のリンカーはすべて同じである。例えば切断可能か又は非切断可能であり、又はそれらの複数のリンカーは異なっており、例えば、少なくとも1つは切断可能であり、そして少なくとも1つは非切断可能である。
【0517】
本開示は、次のように、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体のABに剤を結合するためのいくつかの方法を利用する:(a)ABの炭水化物部分への結合、又は(b)ABのスルフヒドリル基への結合、又は(c)ABのアミノ基への結合、又は(d)ABのカルボキシル基への結合。本開示によれば、ABは、少なくとも2つの反応性基を有する中間リンカーを通して剤に共有結合され得、ここで1つの反応性基はABと反応し、そして1つの基は剤と反応する。任意の適合性有機化合物を含むことができるリンカーは、AB(又は剤)との反応がAB反応性及び選択性に悪影響を及ぼさないよう選択される。さらに、剤へのリンカーの結合は、剤の活性を破壊しない。酸化された抗体又は酸化された抗体フラグメントとの反応のための適切なリンカーは、第1アミン、第2アミン、ヒドラジン、ヒドラジド、ヒドロキシルアミン、フェニルヒドラジン、セミカルバジド及びチオセミフルバジド基から成る群から選択されたアミンを含むそれらのリンカーである。そのような反応性官能基は、リンカーの構造の一部として存在するか、又はそのような基を含まないリンカーの適切な化学的修飾により導入され得る。
【0518】
本開示によれば、抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体の還元されたABへの結合のための適切なリンカーは、還元された抗体又はフラグメントのスルフヒドリル基と反応できる特定の反応性基を有するそれらのリンカーを包含する。そのような反応性基は次のものを包含するが、但しそれらだけには限定されない:反応性ハロアルキル基(例えば、ハロアセチル基を包含する)、p-マーキュリー安息香酸基及びマイケル型付加反応することができる基(例えば、マレイミド、及びMitra and Lawton,1979,J.Amer.Chem.Soc.101:3097-3110により記載されるタイプの基を包含する)。
【0519】
本開示によれば、抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体の酸化も又は還元もされていないABへの結合のための適切なリンカーは、ABにおける修飾されていないリシン残基に存在する第1アミンと反応することができる特定の官能基を有するそれらのリンカーである。そのような反応性基は、次のものを包含するが、但しそれらだけには限定されない:NHSカルボン酸又は炭酸エステル、スルホ-NHSカルボン酸又は炭酸エステル、4-ニトロフェニルカルボン酸又は炭酸エステル、ペンクフルオロフェニルカルボン酸又は炭酸エステル、アシルイミダゾール、イソシアネート及びインチオシアネート。
【0520】
本開示によれば、酸化も、還元もされていないABへの結合のための適切なリンカーは、適切な試薬により活性化された、ABにおけるアスパラギン酸又はグルタミン酸残基に存在するカルボン酸基と反応することができる特定の官能基を有するそれらのリンカーを包含する。適切な活性化試薬は、付加されたNHS又はスルホ-NHSを有するか又は有さないEDC、及びカルボキサミド形成のために利用される他の脱水剤を包含する。それらの場合、適切なリンカーに存在する官能基は、第1及び第2アミン、ヒドラジン、ヒドロキシルアミン及びヒドラジドを包含する。
【0521】
剤は、リンカーがABに結合される前又は後、リンカーに結合され得る。特定の用途によれば、リンカーが関連する剤を有さないAB-リンカー中間体を、最初に生成することが所望される。特定の用途に依存して、特定の剤がリンカーに共有結合され得る。他の実施形態によれば、ABが、MM、CM及び関連するリンカーに、まず結合され、そして次に、結合する目的のためにリンカーに結合される。
【0522】
分枝状リンカー:特定の実施形態によれば、剤の結合のための複数の部位を有する分枝状リンカーが使用される。複数部位リンカーに関しては、ABへの単一の共有結合が、多数の部位で剤を結合できるAB-リンカー中間体をもたらす。前記部位は、アルデヒド又はスルフヒドリル基であり得るか、又は剤が結合され得る任意の化学部位であり得る。
【0523】
いくつかの実施態様によれば、より高い比活性(又はABに対する剤の高い比率)が、AB上の複数の部位での単一の部位リンカーの結合により達成され得る。この複数の部位は、2種の方法の何れかによりAB中に導入され得る。最初に、1つの方法は、同じABに複数のアルデヒド基及び/又はスルフヒドリル基を生成することができる。第2に、1つの方法は、リンカーへの続く結合のために複数の官能部位を有する「分枝状リンカー」を、ABのアルデヒド又はスルフヒドリルに結合することができる。分枝状リンカー又は複数部位リンカーの官能部位は、アルデヒド又はスルフヒドリル基であり得るか、又はリンカーが結合され得る任意の化学部位であり得る。さらに高い比活性がそれらの2種のアプローチを組合すことにより、すなわちAB上のいくつかの部位で複数部位リンカーを結合することにより得られる。
【0524】
切断可能リンカー:補体系の酵素、例えばウロキナーゼ、組織プラスミノーゲン活性化因子、トリプシン、プラスミン、又はタンパク質分解活性を有する別の酵素(但し、それだけには限定されない)による切断に対して感受性であるペプチドリンカーが、本開示の1つの実施形態に使用され得る。本開示の1つの方法によれば、剤が補体による切断に感受性のリンカーを介して結合される。抗体は、補体を活性化できる種類から選択される。従って、抗体-剤結合体は、補体カスケードを活性化し、そして標的部位で剤を開放する。本開示の別の方法によれば、剤は、タンパク質分解活性を有する酵素、例えばウロキナーゼ、組織プラスミノーゲン、活性化因子、プラスミン又はトリプシンによる切断に対して感受性のリンカーを介して結合される。それらの切断可能リンカーは、細胞外毒素、例えば非制限的例によれば、表4に示される細胞外毒性の何れかを含む、結合された活性化可能抗体において有用である。
【0525】
切断可能リンカー配列の非制限的な例が、表5に提供される。
【表7】
【0526】
さらに、剤は、ジスルフィド結合(例えば、システイン残基上のジスルフィド結合)を介してABに結合され得る。多くの腫瘍は天然において、高レベルのグルタチオン(還元剤)を放出するので、これがジスルフィド結合を還元し、送達の部位での剤の続く放出を引き起す。特定の実施形態によれば、CMを修飾する還元剤はまた、結合された活性化可能抗体のリンカーを修飾するであろう。
【0527】
スペーサー及び切断可能要素:さらに別の実施形態によれば、剤と、活性可能抗体のABとの間の空間を最適化するような手段でリンカーを構成する必要がある。これは、下記一般構造のリンカーの使用により達成され得る:
W-(CH2)n-Q
(式中、Wは、--NH--CH2--又は--CH2--のいずれかであり;
Qは、アミノ酸、ペプチドであり;及び
nは、0~20の整数である)
【0528】
さらに他の実施形態によれば、リンカーはスペーサー要素及び切断可能要素を含むことができる。スペーサー要素は、切断可能要素が切断を担当する酵素により接近できるようABのコアから離れて、切断可能要素を配置するよう作用する。上記に記載される特定の分枝リンカーが、スペーサー要素として作用することができる。
【0529】
この議論を通して、剤へのリンカーの結合(又は切断可能要素へのスペーサー要素の、又は剤への切断可能要素の結合)は、結合又は反応の特定のモードである必要はないことが理解されるべきである。適切な安定性及び生物学的適合性の生成物を提供する任意の反応が許容できる。
【0530】
血清補体及びリンカーの選択:本開示の1つの方法によれば、剤の放出が所望される場合、補体を活性化できる種類の抗体であるABが使用される。その得られる結合体は、抗原を結合し、そしてカスケードを活性化する両能力を保持する。従って、本開示のこの実施形態によれば、剤は、切断可能リンカー又は切断可能要素の一端に連結され、そしてリンカー基の他端がAB上の特異的部位に結合される。例えば、剤がヒドロキシ基又はアミノ基を有する場合、それは、ペプチド、アミノ酸又は他の適切に選択されたリンカーのカルボキシ末端に、それぞれ、エステル又はアミド結合を介して結合され得る。例えば、そのような剤は、カルボジイミド反応を介してリンカーペプチドに結合され得る。剤が、リンカーへの結合を妨げる官能基を含む場合、それらの妨害官能基は、結合の前、ブロックされ、そして生成物の結合体又は中間体が製造されるとすぐに、脱ブロックされる。次に、リンカーの反対又はアミノ末端が、直接、又は補体を活性化できるABへの結合のために、さらなる修飾の後、使用される。
【0531】
リンカー(又はリンカーのスペーサー要素)は何れかの所望する長さのものであり、その一端は、活性化可能抗体のAB上の特異的部位に共有結合される。リンカー又はスペーサー要素の他の末端は、アミノ酸又はペプチドリンカーに結合され得る。
【0532】
従って、それらの結合体が補体の存在下で抗原に結合する場合、剤をリンカーに結合するアミド又はエステル結合が切断され、その活性形での剤の放出がもたらされる。それらの結合体は、対象に投与される場合、標的部位での剤の送達又は放出を達成し、そして表4のそれら(但し、それらに制限されない)に提示されるように、薬剤、抗生物質、代謝拮抗剤、抗増殖剤及び同様のもののインビボ送達のために特に効果的である。
【0533】
補体活性化を伴わない放出のためのリンカー:標的化された送達のさらなる別の用途によれば、補体活性化を伴わない剤の放出は、補体カスケードの活性化が最終的には、標的細胞を溶解するので、所望される。従って、このアプローチは、剤の送達及び放出が標的細胞を死滅しないで、達成されるべきである場合、有用である。これらは、細胞メディエーター、例えばホルモン、酵素、副腎皮質ステロイド、神経伝達物質、遺伝子又は酵素の標的細胞への送達が所望される場合が目的である。それらの結合体は、血清プロテアーゼによる切断に対して軽度に感受性であるリンカーを介して、補体を活性化できないABに剤を結合することにより調製され得る。この結合体が個人に投与される場合、抗原-抗体補体がすばやく形成するが、剤の切断はゆっくり生じ、従って、標的部位での化合物の放出がもたらされる。
【0534】
生化学架橋剤:他の実施形態によれば、活性化可能抗体は、特定の生化学的架橋剤を用いて、1又は2以上の治療剤に結合され得る。架橋試薬は、2種の異なった分子の官能基を一緒に結合する分子橋を形成する。段階的に2つの異なったタンパク質を連結するためには、所望しないホモポリマー形成を排除するヘテロ-二官能性架橋剤が使用され得る。
【0535】
リソソームプロテアーゼにより切断可能なペプチジルリンカー、例えばVal-Cit、Val-Ala又は他のジペプチドがまた有用である。さらに、リソソームの低pH環境下で切断可能な酸-不安定性リンカー、例えばビス-シアリルエーテルが使用され得る。他の適切なリンカーは、カテプシン-不安定性基質、特に酸性pHで最適な機能を示すそれらを包含する。
【0536】
典型的なヘテロ-二官能性架橋剤が表6に参照される。
【表8】
【0537】
非切断可能リンカー又は直接的結合:本開示のさらに他の実施形態によれば、結合体は、剤が標的に送達されるが、しかし放出されないよう設計され得る。これは、ABに剤を、直接的に又は非切断可能リンカーを介して結合することにより達成され得る。
【0538】
それらの非切断リンカーは、続いて、本明細書に記載される方法によりABへの結合に利用され得る官能基を含むよう修飾され得る、アミノ酸、ペプチド、D-アミノ酸又は他の有機化合物を含むことができる。そのような有機リンカーのための一般式は、下記式であり得る:
W-(CH2)n-Q
(式中、Wは、--NH--CH2--又は--CH2--のいずれかであり;
Qは、アミノ酸、ペプチドであり;及び
nは、0~20の整数である)
【0539】
非切断可能結合体:他方では、化合物は、補体を活性化できないABに結合され得る。補体活性化することができないABを用いる場合、この結合は、活性化された補体による切断に感受性であるリンカーを用いて、又は活性化された補体による切断に感受性ではないリリンカーを用いて、達成され得る。
【0540】
本明細書に開示される抗体はまた、免疫リポソームとして製剤化され得る。抗体を含むリポソームは、当該技術分野において知られている方法、例えばEpstein et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,82:3688(1985);Hwang et al.,Proc.Natl Acad.Sci.USA,77:4030(1980);及び米国特許第4,485,045号及び米国特許第4,544,545号に記載される方法により調製される。向上された循環時間を有するリポソームが、米国特許第5,013,556号に開示されている。
【0541】
特に有用なリポソームは、ホスファチジルコリン、コレステロール、及びPEG-誘導体化されたホスファチジルエタノールアミン(PEG-PE)を含む脂質組成物を用いて、逆相蒸発方法により生成され得る。リポソームは、所望する直径を有するリポソームを生成するために、定義された孔サイズのフィルターを通して押出される。本開示の抗体のFab’フラグメントは、ジスルフィド-交換反応を介して、Martin et al.,J.Biol.Chem.,257:286-288(1982)に記載されるリポソームに結合され得る。
非結合立体部分又は非結合立体部分のための結合パートナーを有する活性化可能抗体及び多重特異的活性化可能抗体
【0542】
本開示はまた、非結合立体部分(NB)、又は非結合立体部分のための結合パートナー(BP)を含む活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体を提供し、ここでBPは、活性化可能抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体にNBをリクルートするか、又は他方では、引き付ける。本明細書に提供される活性化可能抗体は、例えば、非結合立体部分(AB)、切断可能リンカー(CL)及び第1標的又はエピトープに結合する抗体又は抗体フラグメント(AB)を含む活性化可能抗体;非結合立体部分(BP)のための結合パートナー、CL及びABを含む多重特異的活性化可能抗体;及びNBがリクルートされているBP、CL、及び第1標的又はエピトープに結合するABを含む多重特異的活性化可能抗体を包含する。本明細書に提供される多重特異的活性化可能抗体は例えば、非結合立体部分(AB)、切断可能リンカー(CL)及び第1標的又はエピトープに結合する少なくとも第1抗体又は抗体フラグメント(AB1)を含む多重特異的活性化可能抗体;非結合立体部分(BP)のための結合パートナー、CL及びAB1を含む多重特異的活性化可能抗体;及びNBがリクルートされているBP、CL、及び第1標的又はエピトープに結合するAB1を含む多重特異的活性化可能抗体を包含する。NBがCL及びABに共有結合されているか、又はCL及びABに共有結合されるBPとの相互作用により会合される活性化可能抗体が、「NB-含有活性化可能抗体」として、本明細書において言及される。NBがCL及びAB1に共有結合されているか、又はCL及びAB1に共有結合されるBPとの相互作用により会合される多重特異的活性化可能抗体は、「NB-含有多重特異的活性化可能抗体」として、本明細書において言及される。活性化可能又はスイッチング可能とは、活性化可能抗体が、阻害され、マスキングされ、又は切断されていない状態下にある場合、標的への結合の第1レベル(第1コンホメーション)、及び阻害されていない、マスキングされていない、及び/又は切断された状態下にある場合、標的への結合の第2レベル(すなわち、第2コンホメーション)を示し、ここで標的結合の第2レベルは、結合の第1レベルよりも大きいことを意味する。活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体組成物は、従来の抗体療法に比べて、高められた生物学的利用能及びより良好な生体分布を示すことができる。
【0543】
いくつかの実施形態によれば、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体がマスキングされていないか、又は他方では、そのような部位への結合から阻害されていない場合、非治療部位及び/又は非診断部位での活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の結合に起因する、低減された毒性及び/又は有害な副作用を提供する。
【0544】
非結合立体部分(NB)を含む抗-CD3ε活性化可能抗体は、PCT国際公開第2013/192546号(この内容は、それらの全体を引用により本明細書に組み込まれる)に示される方法を用いて製造され得る。
抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体の使用
【0545】
本開示に従っての治療実態の投与が、改善された伝達、送達、耐性及び同様のものを提供するために製剤中に組込まれる、適切な担体、賦形剤及び他の剤と共に投与されるであろうことは理解されるであろう。多数の適切な製剤は、全ての薬剤師に知られている処方に見出され得る:Blaug,Seymourによる、Remington’s Pharmaceutical Sciences(15th ed,Mack Publishing Company,Easton,PA(1975)),特に、Chapter 87。それらの製剤は例えば、粉末、ペースト、軟膏、ジェリー、ワックス、オイル、脂質、脂質(カチオン又はアニオン性)含有小胞(例えば、リポフェクチン(商標))、DNA結合体、無水吸収性ペースト、水中油及び油中水エマルジョン、エマルジョンカーボワックス(種々の分子量のポリエチレングリコール)、半固体ゲル及び半固体混合物含有カーボワックスを包含する。前述の混合物の何れでも、本開示に従っての治療及び療法において適切であるが、但し、製剤中の活性成分は、製剤により不活性化されず、そして製剤は投与経路と生理学的に適合し、且つ許容できるべきである。また、薬剤師に良く知られている、製剤、賦形剤及び担体に関連する追加の情報については、またBaldrick P.“Pharmaceutical excipient development:the need for preclinical guidance.”Regul.Toxicol Pharmacol.32(2):210-8(2000),Wang W.“Lyophilization and development of solid protein pharmaceuticals.”Int.J.Pharm.203(1-2):1-60(2000),Charman WN“Lipids,lipophilic drugs,and oral drug delivery-some emerging concepts.”J Pharm Sci.89(8):967-78(2000),Powell et al.“Compendium of excipients for parenteral formulations”PDA J Pharm Sci Technol.52:238-311(1998)及びその引用文献を参照のこと。
【0546】
1つの実施形態によれば、本開示の抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、治療剤として使用され得る。そのような剤は一般的に、対象における疾患又は病状を診断し、予後を予測し、モニターし、治療し、軽減し、及び/又は予防するために使用されるであろう。治療レジメンは、対象、例えばヒト患者、又は障害を罹患している(又は進行の危険性下での)他の哺乳類を、標準方法を用いて同定することにより実施される。抗-CD3ε抗体及び/又は活性化可能抗体製剤は、対象に投与され、そして一般的に、CD3εとのその結合に起因する効果を有するであろう。多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体製剤、例えば、いくつかの実施形態によれば、その複数の標的抗原のための高い特異性及び高い親和性を有する製剤が、対象に投与され、そして一般的に、標的とのその結合に起因する効果を有するであろう。抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体の投与は、T細胞上のCD3εの結合を介してT細胞を活性化することができる。抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体の投与は、CD3-介在T細胞活性化を、アゴナイズするか、刺激するか、活性化するか、及び/又は結合することができる。
【0547】
一般的に、疾患又は障害の緩和又は治療は、疾患又は障害に関連する1又は2以上の症状又は医学的問題の軽減を包含する。例えば、癌の場合、治療的有効量の薬剤が、次の現象の1つ又は組合せを達成することができる:癌細胞の数を低減させ;腫瘍サイズを低減させ;末梢器官中への癌細胞浸潤を阻害し(すなわち、ある程度まで低減させ、及び/又は停止するために);腫瘍増殖を、ある程度まで阻害し;及び/又は癌に関連する1又は複数の症状を、ある程度まで軽減する。いくつかの実施形態によれば、本開示の組成物は対象、例えばヒト又は他の哺乳類、例えば非ヒト霊長類、愛玩動物(例えば、ネコ、イヌ、ウマ)、家畜、作業動物又は動物園の動物における疾患又は障害の開始又は再発を妨げるために使用され得る。用語、対象及び患者は、本明細書においては、交換可能的に使用される。
【0548】
本開示の治療的有効量の抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体とは、一般的に、治療目的を達成するのに必要な量に関する。上述のように、これは、抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体と、その標的抗原との間の結合相互作用であり得るものであり、特定の場合、CD3-介在T細胞活性化をアゴナイズし、刺激し、活性化し、及び/又は増強する。投与される必要がある量は、さらに、その特異的抗原に対する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体の結合親和性に依存し、そしてまた、投与される抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体が、それが投与される他の対象の自由体積から枯渇される速度に依存するであろう。本開示の多抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体の治療的有効用量の通常の範囲は、非制限的例によれば、約0.01mg/kg体重~約10mg/kg体重であり得る。いくつかの実施態様によれば、本開示の多抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体の治療的有効用量は、非制限的例によれば、約0.01mg/kg体重から約5~10mg/kg体重であり得る。通常の投与頻度は例えば、週2度~週1度であり得る。
【0549】
治療の有効性は、特定の障害を診断するか又は治療するための何れか既知の方法に対応して決定される。所望の特異性を有する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体のスクリーニング方法は、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)及び当該技術分野において知られている他の免疫学的媒介技法を包含するが、但しそれらだけには限定されない。
【0550】
別の実施形態によれば、二以上の標的に対する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、標的の局在化及び/又は定量化に関する当核分野で公知の方法に使用される(例えば、適切な生理学的サンプル内の1又は2以上の標的のレベルの測定への使用、診断方法への使用、タンパク質のイメージングへの使用、等)。所定の実施形態によれば、二以上の標的に対する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体、又は抗体由来の抗原結合ドメインを含むその誘導体、フラグメント、類似体若しくは相同体は、薬理学的活性化合物(この後、「治療剤」と称する)として使用される。
【0551】
別の実施形態によれば、二以上の標的に対する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、標準技法、例えば免疫親和性、クロマトグラフィー又は免疫沈降により、1又は2以上の標的を単離するために使用される。二以上の標的に対する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体(又はそのフラグメント)は、例えば所定の治療レジメンの効率を決定するために、臨床学的試験手順の一部として組織におけるタンパク質レベルをモニターするために、診断的に使用される。検出は、検出可能物質への抗体のカップリング(すなわち、物理的結合)により促進され得る。検出可能物質の例は、種々の酵素、補欠分子族、蛍光物質、発光物質、発光物質、及び放射性物質を包含する。適切な酵素の例は、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β-ガラクトシダーゼ、又はアセチルコリンエステラーゼを包含し;適切な補欠分子族複合体の例は、ストレプトアビジン/ビオチン及びアビジン/ビオチンを包含し;適切な蛍光物質の例は、ウンベリフェロン、フルオレセイン、フルオレセインイソチオシアネート、ローダミン、ジクロロトリアジンアミンフルオレセイン、塩化ダンシル又はフィコエリトリンを包含し;発光物質の例は、ルミノールを包含し;生物発光物質の例は、ルシフェラーゼ、ルシフェリン、及びエクオリンを包含し;及び、適切な放射性物質の例は、125I、131I、35Sは又は3Hを包含する。
【0552】
さらなる別の実施形態によれば、二以上の標的に対する抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、サンプルにおける1又は2以上の標的(又はそのフラグメント)の存在を検出するための剤として使用され得る。いくつかの実施形態によれば、前記抗体は、検出可能標識を含む。抗体はポリクローナル又はいくつかの実施形態によれば、モノクローナルである。損なわれていない抗体又はそのフラグメント(例えば、Fab、scFv、又はF(ab)2)が使用される。プローブ又は抗体に関しての用語「標識された」とは、プローブ又は抗体に検出可能物質をカップリングする(すなわち、物理的に連結する)ことによるプローブ又は抗体の直接的標識化、及び直接的に標識される別の試薬との反応性によるプローブ又は抗体の間接的標識化を包含することが意図される。関接的標識化の例は、蛍光標識された二次抗体を用いての一次抗体の検出、及び蛍光標識されたストレプタビジンにより検出され得るよう、ビオチンによる抗体の末端標識化を包含する。用語「生物学的サンプル」とは、対象から単離された組織、細胞及び生物学的流体、並びに対象内に存在する組織、細胞及び流体を包含することが意図される。従って、血液、及び血液の画分又は成分、例えば血清、血漿又はリンパ液は、用語「生物学的サンプル」の使用法内に含まれる。すなわち、本開示の検出方法は、インビトロで及びインビボで生物学的サンプルにおけるタンパク質を検出するために使用され得る。例えば、分析タンパク質の検出のためのインビトロ技法は、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)、ウエスタンブロット、免疫沈降、及び免疫蛍光を包含する。イムノアッセイを行うための手順は、例えば“ELISA:Theory and Practice:Methods in Molecular Biology”,Vol.42,J.R.Crowther(Ed.)Human Press,Totowa,NJ,1995;“Immunoassay”,E.Diamandis and T.Christopoulus,Academic Press,Inc.,San Diego,CA,1996;及び“Practice and Theory of Enzyme Immunoassays”,P.Tijssen,Elsevier Science Publishers,Amsterdam,1985に記載される。さらに、分析タンパク質の検出のためのインビボ技法は、標識された抗-分析タンパク質抗体を、対象中に導入することを包含する。例えば、抗体は、対象におけるその存在及び位置が標準のイメージング技法により検出され得る放射性マーカーにより標識され得る。
【0553】
本開示の抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体はまた、種々の診断及び予防製剤において有用である。1つの実施形態によれば、抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体が、1又は2以上の前述の障害を発症する危険性がある患者に投与される。1又は2以上の障害に対する患者又は器官の素因は、遺伝子型、血清学的または生化学マーカーを用いて決定され得る。
【0554】
本開示の別の実施形態によれば、抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、1又は2以上の前述の障害に関連する臨床学的徴候を有するものとして診断されたヒト個人に投与される。診断に基づいて、抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、臨床学的徴候の効果を軽減するか、又は逆転するために結合される。
【0555】
抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体はまた、患者サンプルにおける1又は2以上の標的の検出に有用であり、従って、診断剤としても有用である。例えば、本開示の抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、患者サンプルにおける1又は2以上の標的レベルを検出するために、インビトロアッセイ、例えばELISAに使用される。
【0556】
1つの実施形態によれば、抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、固体支持体(例えば、マイクロタイタープレートのウェル)上に固定される。固定された抗体及び/又は活性化可能抗体は、試験サンプルに存在することができる任意の標的のための捕捉抗体として作用する。固定された抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体と患者サンプルとの接触の前、固体支持体は、分析物の非特異的吸着を妨げるために、ブロッキング剤、例えば乳タンパク質により洗浄され、かつ、処理される。
【0557】
続いて、ウェルが、抗原を含むことが疑われる試験サンプルにより、又は標準量の抗原を含む溶液により処理される。そのようなサンプルは、例えば病理診断であると思われる循環抗原のレベルを有する疑いのある対象からの血清サンプルである。試験サンプル又は標準を洗い流した後、固体支持体が、検出的に標識される二次抗体により処理される。標識された二次抗体は、検出抗体として作用する。検出可能標識のレベルが測定され、そして試験サンプル中の標的抗原の濃度が、標準サンプルから得られる標準曲線との比較により決定される。
【0558】
インビトロ診断アッセイにおいて抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体を用いて得られる結果に基づいて、標的抗原の発現レベルに基づいて患者における疾患を分類することが可能であることが理解されるであろう。所定の疾患に関して、血液サンプルが、疾患の進行での種々の段階で、及び/又は、疾患の治療処理における種々の点で、診断される対象から採取される。進行又は治療の各段階のために統計学的に有意な結果を提供するサンプル集団を用いて、各段階で特徴的であると思われる抗原の濃度範囲が指定される。
【0559】
抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体はまた、診断及び/又はイメージング方法に使用され得る。いくつかの実施形態によれば、そのような方法は、インビトロ方法である。いくつかの実施形態によれば、そのような方法は、インビボ方法である。いくつかの実施形態によれば、そのような方法は、インサイチュ方法である。いくつかの実施形態によれば、そのような方法は、エクスビボ方法である。例えば、酵素的に切断可能なCMを有する活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、CMを切断できる酵素の存在又は不在を検出するために使用され得る。そのような活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、所定の宿主生物の所定の細胞又は組織における多重特異的活性化可能抗体(すなわち、多重特異的活性化可能抗体の切断に起因する抗体)の測定される蓄積を通して、酵素活性(又は、いくつかの実施形態によれば、増加された還元ポテンシャルの環境、例えばジスルフィド結合の還元を提供できる環境)のインビボ検出(例えば、定性的又は定量的)を包含する診断に使用される。活性化された多重特異的抗体のそのような蓄積は、組織が酵素活性(又はCMの性質に依存して、高められた還元ポテンシャル)を発現するのみならず、また組織が、活性化された抗体が結合する少なくとも1つの標的を発現することを示唆する。
【0560】
例えば、CMは、腫瘍の部位で、ウイルス又は細菌感染の部位で、生物学的に限られた部位(例えば、膿瘍、器官等において)で、及び同様の部位で見出されるプロテアーゼのためのプロテアーゼ基質であるよう選択され得る。ABの少なくとも1つは、標的抗原に結合するものである。当業者に知られている方法を用いて、検出可能標識(例えば、蛍光標識又は放射性標識又は放射性トレーサー)が、多重特異的抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体のAB又は他の領域に結合され得る。適切な検出可能標識は、上記スクリーニング方法に論じられており、そして追加の特定の例が下記に提供される。その活性が目的の疾患組織において高められているプロテアーゼと共に、疾患状態のタンパク質又はペプチドに対して特異的な少なくとも1つのABを用いて、活性化可能抗体は、組織への疾患組織の高められた相対的結合速度を示し、ここでCM特異的抗体は、検出レベルで存在しないか、又は疾患組織においてよりも低いレベルで存在するか、又は不活性である(例えば、酵素前駆体(zymogen)形で、又は阻害剤との複合体形で)。小タンパク質及びペプチドは腎濾過システムにより血液から急速にクリアランスされるので、CMに対して特異的な酵素は検出レベルで存在しない(又は非疾患組織においては低レベルで存在するか、又は不活性コンホメーションで存在する)ので、疾患組織における活性化された多重特異的抗体の蓄積が、非疾患組織と比較して増強される。
【0561】
別の例によれば、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、サンプルにおける切断剤の存在又は不在を検出するために使用され得る。例えば、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が酵素による切断に対して感受性なCMを含む場合、多重特異的活性化可能抗体は、サンプルにおける還元状態の存在を検出するために(定性的に又は定量的に)使用され得る。別の例においては、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が還元剤による切断に対して感受性なCMを含む場合、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、サンプルにおける還元状態の存在を検出するために(定性的に又は定量的に)使用され得る。それらの方法での分析を促進するために、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が、検出可能に標識され得、そして支持体(例えば、固体支持体、例えばスライド又はビーズ)に結合され得る。検出可能標識は、切断に続いて放出されない活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の一部に配置され得、例えば検出可能標識は、クエンチされる蛍光標識、又は切断が生じるまで、検出できない他の標識であり得る。アッセイは例えば、固定された、検出可能的に標識された活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体と、酵素及び/又は還元剤を含むことが疑われるサンプルとを、切断が生じるのに十分な時間、接触し、次に、過剰のサンプル及び混入物を除去するために洗浄することにより実施され得る。次に、サンプルにおける切断(例えば、酵素又は還元剤)の存在又は不在が、サンプルとの接触の前、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の検出可能シグナルの変化、例えばサンプルにおける切断剤による活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体の切断のために検出可能シグナルの存在及び/又は上昇により評価される。
【0562】
そのような検出方法は、切断される場合、多重特異的活性化可能抗体の少なくとも1つのABを結合できる標的の存在又は不在の検出を提供するよう適合され得る。従って、アッセイは、切断剤の存在又は不在、及び目的の標的の存在又は不在を評価するよう適合され得る。接断剤の存在又は不在は、上記のような多重特異的活性化可能抗体の検出可能レベルの存在及び/又は不在により検出され得、そして標的の存在又は不在は、標的-AB複合体の検出により、例えば検出可能に標識された抗-標的抗体の使用により検出され得る。
【0563】
活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体はまた、例えばプロテアーゼ切断による活性化可能抗体の活性化の検証のために現場イメージング、及び特定の標的への結合においても有用である。現場イメージングは、生物学的サンプル、例えば細胞培養物又は組織切片におけるタンパク質分解活性及び標的の局在化を可能にする技法である。この技法を用いて、検出可能標識(例えば、蛍光標識)の存在に基づいて、所定の標的への結合及びタンパク質分解活性の両者を認識することが可能である。
【0564】
それらの技法は、疾患部位(例えば、腫瘍組織)又は健康組織に由来する何れかの凍結された細胞又は組織において有用である。それらの技法はまた、新鮮な細胞又は組織サンプルにおいても有用である。
【0565】
それらの技法によれば、活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体は、検出可能標識により標識される。検出可能標識は、蛍光色素(例えば、蛍光団、フルオレセインイソチオシアネート(FITC)、ローダミンイソチオシアネート(TRITC)、Alexa Fluor(登録商標))、近赤外(NIR)色素(例えば、Qdot(登録商標)ナノクリスタル)、コロイド金属、ハプテン、放射性マーカー、ビオチン、及び増幅試薬、例えばストレプトアビジン、又は酵素(例えば、西洋ワサビペルオキシダーゼ及びアルカリホスファターゼ)であり得る。
【0566】
標識された活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体と共にインキュベートされたサンプルにおける標識の検出は、サンプルが標的を含み、そして多重特異的活性化可能抗体のCMに対して特異的であるプロテアーゼを含むことを示唆する。いくつかの実施形態によれば、プロテアーゼの存在は、広範囲のプロテアーゼ阻害剤、例えば本明細書に記載されるそれらを用いて、及び/又はプロテアーゼに対して特異的である剤、例えばプロテアーゼマトリプターゼ(MT-SP1)に対して特異的であり、そしてMT-SP1のタンパク質分解活性を阻害する、抗体、例えばA11を用いて、確認され得る;例えば、2010年11月11日に公開された国際公開第2010/129609号を参照のこと。広範囲のプロテアーゼ阻害剤、例えば本明細書に記載されるそれらを使用すること、及び/又はより選択的阻害剤を用いることによる同じアプローチが、プロテアーゼ、又は活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体のCMに対して特異的な種類のプロテアーゼを同定するために使用され得る。いくつかの実施形態によれば、標的の存在は、標的に対して特異的である剤を用いて確かめられ得るか、又は検出可能標識が標識されていない標的と競合され得る。いくつかの実施形態によれば、標識されていない活性化可能抗体及び/又は多重特異的活性化可能抗体が、標識された二次抗体又はより複雑な検出システムによる検出と共に使用され得る。
【0567】
類似する技法がまた、インビボイメージングのためにも有用であり、ここで対象、例えば哺乳類、例えばヒトにおける蛍光シグナルの検出は、疾患部位が標的を含み、そして多重特異的活性化可能抗体のCMに対して特異的であるプロテアーゼを含むことを示唆する。
【0568】
それらの技法はまた、多重特異的活性化可能抗体におけるプロテアーゼ特異的CMに基づいて、種々の細胞、組織及び生物におけるプロテアーゼ活性の検出、同定又は特徴づけのために、キットに、及び/又は試薬としても有用である。
抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体の治療的投与及び製剤
【0569】
本開示に従った治療実体の投与が、改善された移転、送達、耐性及び同様のものを提供するために製剤中に組込まれる、適切な担体、賦形剤及び他の剤と共に投与されるであろうことは理解されるであろう。多数の適切な製剤は、全ての薬剤師に知られている処方に見出され得る:Blaug,Seymourによる、Remington’s Pharmaceutical Sciences(15th ed,Mack Publishing Company,Easton,PA(1975)),特に、Chapter 87。それらの製剤は例えば、粉末、ペースト、軟膏、ジェリー、ワックス、オイル、脂質、脂質(カチオン又はアニオン性)含有小胞(例えば、リポフェクチン(商標))、DNA結合体、無水吸収性ペースト、水中油及び油中水エマルジョン、エマルジョンカーボワックス(種々の分子量のポリエチレングリコール)、半固体ゲル及び半固体混合物含有カーボワックスを包含する。前述の混合物の何れでも、本開示に従っての治療及び療法において適切であるが、但し、製剤中の活性成分は、製剤により不活性化されず、そして製剤は投与経路と生理学的に適合し、且つ許容できるべきである。また、薬剤師に良く知られている、製剤、賦形剤及び担体に関連する追加の情報については、またBaldrick P.“Pharmaceutical excipient development:the need for preclinical guidance.”Regul.Toxicol Pharmacol.32(2):210-8(2000),Wang W.“Lyophilization and development of solid protein pharmaceuticals.”Int.J.Pharm.203(1-2):1-60(2000),Charman WN“Lipids,lipophilic drugs,and oral drug delivery-some emerging concepts.”J Pharm Sci.89(8):967-78 (2000),Powell et al.“Compendium of excipients for parenteral formulations”PDA J Pharm Sci Technol.52:238-311(1998)及びそこにおける引用文献を参照のこと。
【0570】
いくつかの実施形態によれば、抗-CD3ε抗体、結合された抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、結合された活性化可能抗体、多重特異的抗体、多重特異的活性化可能抗体及び/又は結合された多重特異的活性化可能抗体組成物(本明細書において集合的に治療薬(単数又は複数)と称する)は、1又は2以上の追加の剤と共に、又は追加の剤の組合せと共に投与される。適切な追加の剤は、意図される用途のための現医薬品及び/又は外科的療法を包含する。例えば、治療薬(単数又は複数)は、追加の化学療法剤又は抗-腫瘍剤と共に使用され得る。例えば、治療薬(単数又は複数)及び追加の剤は、単一の治療組成物中に配合され、そして治療薬(単数又は複数)及び追加の剤は、同時に投与される。いくつかの実施態様では、治療薬(単数又は複数)及び追加の剤は、お互い別々であり、例えば個々は、別々の治療用組成物中に配合され、そして治療薬(単数又は複数)及び追加の剤は、同時に投与され、又は治療薬及び追加の剤は、治療レジメンの間、異なった時点で投与される。例えば、治療薬(単数又は複数)は、追加の剤の投与の前に投与され、治療薬(単数又は複数)は、追加の剤の投与に続いて投与されるか、又は治療薬(単数又は複数)及び追加の剤は、交互に投与される。本明細書に記載される場合、治療薬(単数又は複数)及び追加の剤は、単回投与又は複数回投与で投与される。
【0571】
いくつかの実施形態によれば、追加の剤は、治療薬(単数又は複数)にカップリングされるか、又は他方では、結合される。
【0572】
適切な追加の剤は、意図される用途(すなわち、死滅化、細胞増殖の防止、ホルモン療法又は遺伝子療法)によって選択される。そのような剤は、次のものを包含するが、但しそれらだけには限定されない:医薬剤、毒素、毒素のフラグメント、アルキル化剤、酵素、抗生物質、代謝拮抗剤、抗増殖剤、ホルモン、神経伝達物質、DNA、RNA、siRNA、オリゴヌクレオチド、アンチセンスRNA、アプタマー、診断薬、放射線不透過性色素、放射性同位体、蛍光性化合物、磁気標識、ナノ粒子、マーカー化合物、レクチン、細胞膜透過性を変化させる化合物、光化学化合物、小分子、リポソーム、遺伝子治療ベクター、ウイルスベクター、及び同様のもの。最終的に、剤の組合せ、又は異なった種類の剤の組合せが使用され得る。
【0573】
本開示の抗-CD3ε抗体、結合された抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、結合された活性化可能抗体、多重特異的抗体、多重特異的活性化可能抗体及び/又は結合された多重特異的活性化可能抗体組成物(また、本明細書においては、「治療薬(単数又は複数)」又は「活性化合物」と称する)、及びその誘導体、フラグメント、類似体及び相同体が、投与のために適切な医薬組成物中に組込まれ得る。そのような組成物の調製に包含される原理及び考慮、並びに成分の選択の手引きは、例えばRemington’s Pharmaceutical Sciences:The Science And Practice Of Pharmacy 19th ed.(Alfonso R.Gennaro,et al.,editors)Mack Pub.Co.,Easton,Pa.:1995;Drug Absorption Enhancement:Concepts,Possibilities,Limitations,And Trends,Harwood Academic Publishers,Langhorne,Pa.,1994;及びPeptide And Protein Drug Delivery(Advances In Parenteral Sciences,Vol.4),1991,M.Dekker,New Yorkに提供されている。
【0574】
そのような組成物は典型的には、抗-CD3ε抗体、結合された抗-CD3ε抗体、活性化可能抗体、結合された活性化可能抗体、多重特異的抗体、多重特異的活性化可能抗体及び/又は結合された多重特異的活性化可能抗体組成物、並びに医薬的に許容できる担体を含む。抗体、活性化可能抗体、多重特異的抗体、及び/又は多重特異的活性化可能抗体が、ABドメインのフラグメントを含む場合、標的タンパク質の結合ドメインに対して特異的に結合するABの最小フラグメントが使用され得る。例えば、抗体の可変領域配列に基づいて、標的タンパク質配列に結合するABの能力を保持するペプチド分子が設計され得る。そのようなペプチドは、化学的に合成され得、及び/又は組換えDNA技法により生成され得る(例えば、Marasco et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,90:7889-7893(1993)を参照のこと)。
【0575】
本明細書において使用される場合、用語「医薬的に許容できる担体(pharmaceutically acceptable carrier)」とは、医薬投与に適合できる、何れか及びすべての溶媒、分散媒体、コーティング、抗菌及び抗真菌剤、等張剤及び吸収遅延剤、並びに同様のものを含むことが意図される。適切な担体は、この分野において標準的参考テキストであるRemington’s Pharmaceutical Scienceの最新版に記載されており、それらは参照により本明細書に組込まれる。そのような担体又は希釈剤の適切な例は、水、生理食塩水、リンゲル液、デキストロース溶液、及び5%ヒト血清アルブミンを包含するが、但しそれらだけには限定されない。リポソーム及び非水性媒体、例えば固定油がまた使用され得る。医薬活性物質のためのそのような媒体及び剤の使用は、当該技術分野においては良く知られている。任意の従来の媒体又は剤が活性化合物と不適合である場合を除き、組成物へのその使用が設計される。
【0576】
インビボ投与のために使用される製剤は、無菌であるべきである。これは、無菌濾過膜を通しての濾過により容易に達成される。
【0577】
本開示の医薬組成物は、その意図される投与経路と適合できるよう製剤化される。投与経路の例は、非経口、例えば、静脈内、皮内、皮下、経口(例えば、吸入)、経皮(すなわち、局所)、経粘膜、及び直腸投与を包含する。非経口、皮内又は皮下適用のために使用される溶液又は懸濁液は次の成分を含むことができる:滅菌希釈剤、例えば注射用水、生理食塩溶液、固定油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール又は他の合成溶媒;抗菌剤、例えばベンジルアルコール又はメチルパラベン;酸化防止剤、例えばアスコルビン酸又は亜硫酸水素ナトリウム;キレート剤、例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA);緩衝液、例えば酢酸塩、硝酸塩又はリン酸塩、及び張性の調整のための薬、例えば塩化ナトリウム及びデキストロース。pHは、酸又は塩基、例えば塩酸又は水酸化ナトリウムにより調節され得る。非経口製剤は、アンプル、使い捨て注射器、又はガラス又はプラスチックから製造される複数回投与バイアルに封入され得る。
【0578】
注射使用に適した医薬組成物は、無菌注射溶液又は分散液の即時調製のための無菌水溶液(水溶性)又は分散液、及び無菌粉末を含む。静脈内投与のためには、適切な担体は、生理食塩水、静菌水、Cremophor EL(商標)(BASF,Parsippany,N.J.)、又はリン酸緩衝溶液(PBS)を包含する。すべての場合、組成物は、容易な注射針通過まで無菌で且つ流体であるべきである。それは、製造及び貯蔵の条件下で安定すべきであり、そして微生物、例えば細菌及び菌類の汚染作用に対して保存されるべきである。担体は、例えば水エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール及び液体ポリエチレングリコール及び同様のもの)及びそれらの適切な混合物を含む溶媒又は分散媒であり得る。適切な流動性は、例えばコーティング、例えばレシチンの使用により、分散液の場合、必要とされる粒度の維持により、及び界面活性剤の使用により維持され得る。微生物の活動の防止は、種々の抗菌剤及び抗真菌剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、アスコルビン酸、チメロサール及び同様のものにより達成され得る。多くの場合、等張剤、例えば糖、ポリアルコール、例えばマンニトール、ソルビトール、塩化ナトリウムを組成物に含むことが適切であろう。注射用組成物の持続的吸収は、吸収を遅延する剤、例えばモノステアリン酸アルミニウム及びゼラチンを、組成物に含むことによりもたらされ得る。
【0579】
無菌注射用溶液は、適切な溶媒中、必要とされる量での活性成分を、上記に列挙される成分の1つ又は組み合わせと共に組込むことにより、必要な場合、続いて、濾過減菌により調整され得る。一般的に、分散液は、基本的分散媒及び上記の列挙されるそれらからの必要とされる他の成分を含む無菌ビークル中に活性化合物を組込むことにより調製される。無菌注射用溶液の調製のための無菌粉末の場合、調製方法は、活性成分及びその前もって減菌濾過された溶液からの任意の追加の所望する成分を生成する、真空乾燥及び凍結乾燥である。
【0580】
経口組成物は一般的に不活性希釈剤又は食用担体を含む。それらは、ゼラチンカプセルに封入されるか、又は錠剤に圧縮され得る。経口治療投与のためには、活性化合物は、賦形剤と共に組込まれ、そして錠剤、トローチ又はカプセルの形で使用される。経口組成物はまた、マウスウォッシュとして使用のための液体担体を用いて調製され得、ここで液体担体中の化合物は、経口適用され、そしてスウィッシュされ、そして吐き出されるか、又は飲み込まれる。医薬的に適合できる結合剤、及び/又はアジュバント材料は、組成物の一部として含まれ得る。錠剤、ピル、カプセル、トローチ及び同様のものは、次の成分の何れか、又は類似する性質の化合物を含むことができる:結合剤、例えば微晶性セルロース、トラガカントガム又はゼラチン;賦形剤、例えば澱粉又はラクトース;崩壊剤、例えばアルギン酸、プリモゲル又はコーンスターチ;滑剤、例えばステアリン酸マグネシウム又はステロート(Sterotes);流動促進剤、例えばコロイド状二酸化珪素;甘味剤、例えばスクロース又はサッカリン;又は風味剤、例えばペパーミント、サリチル酸メチル、又はオレンジ香料。
【0581】
吸入による投与のためには、化合物は、適切な噴霧剤、例えばガス、例えば二酸化炭素を含む加圧された容器若しくはディスペンサー、又はネブライザーからエアロゾル噴霧の形で送達される。
【0582】
全身性投与はまた、経粘膜又は経皮手段によるものであっても良い。経粘膜又は経皮投与のためには、浸透されるべきバリアに適切な浸透剤が製剤に使用される。そのような浸透剤は一般的に当該技術分野において知られており、そして例えば、経粘膜投与のためには、界面活性剤、胆汁酸塩及びフシジン酸誘導体を包含する。経粘膜投与は、鼻腔内スプレー又は坐剤の使用を介して達成され得る。経皮投与のためには、活性化合物は、当該技術分野において一般的に知られているように、軟膏、膏薬、ゲル又はクリーム中に配合される。
【0583】
化合物はまた、直腸送達のために、坐剤(例えば、従来の製剤基材、例えばココアバター及び他のグリセリドを含む)又は保持浣腸剤の形で調製され得る。
【0584】
1つの実施形態によれば、活性化合物は、身体からの急速な排除に対して化合物を保護するであろう担体、例えば持続/制御放出製剤、例えばインプラント及びマイクロカプセル化送達システムを用いて調製される。生分解性、生体適合性ポリマー、例えばエチレン酢酸ビニル、ポリ無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、及びポリ乳酸が使用され得る。そのような製剤の調製方法は、当業者に明らかであろう。
【0585】
例えば、活性成分は、例えばコアセルベーション技法により、又は界面重合により調製されるマイクロカプセル、例えばそれぞれコロイド状薬物送達システム(例えば、リポソーム、アルブミンマイクロスフェア、マイクロエマルジョン、ナノ粒子及びナノカプセル)又はマイクロエマルジョン中、ヒドロキシメチルセルロース又はゼラチン-マイクロカプセル及びポリ-(メチルメタクリレート)マイクロカプセルに封入され得る。
【0586】
徐放性製剤が調製され得る。徐放性製剤の適切な例は、抗体を含む固体疎水性ポリマーの半透過性マトリックスを包含し、ここで前記マトリックスは成形品、例えばフィルム又はマイクロカプセルの形で存在する。徐放性マトリックスの例は、ポリエステル、ヒドロゲル(例えば、ポリ(2-ヒドロキシエチル-メタクリレート)又はポリ(ビニルアルコール))、ポリラクチド(米国特許第3,773,919号)、L-グルタミン酸及びγエチル-L-グルタノートのコポリマー、非分解性エチレン-酢酸ビニル、分解性乳酸-クリコール酸コポリマー、例えばLUPRON DEPOT(商標)(乳酸-グリコール酸コポリマー及び酢酸ロイプロリドから構成される注射可能マイクロスフェア)、及びポリ-D-(-)-3-ヒドロキシ酪酸を包含する。ポリマー、例えばエチレン-酢酸ビニル及び乳酸-グリコール酸は100日間にわたって分子の放出を可能にするが、特定のヒドロゲルはより短い期間、タンパク質を放出する。
【0587】
材料はまた、Alza Corporation及びNova Pharmaceuticals,Incから市販されている。リポソーム懸濁液(ウイルス抗原に対するモノクローナル抗体により、感染された細胞に標的化されたリポソームを含む)がまた、医薬的に許容される担体として使用され得る。それらは、米国特許第4,522,811号に記載されるように、当業者に知られている方法に従って調製され得る。
【0588】
投与の容易性及び投与量の均一性のための単位剤形で経口又は非経口組成物を製剤化することが特に好都合である。単位剤形とは、本明細書において使用される場合、治療される対象のための単位用量として適した物理的に別個の単位を意味し;各単位は、必要とされる医薬担体と関連して所望する治療効果を生成するよう計算された所定量の活性化合物を含む。本開示の単位剤形の仕様は、活性化合物のユニーク特徴及び達成されるべき特定の治療効果、及び個体の治療のためのそのような活性化合物を配合する技術的に固有の制限により決定され、そしてそれらに直接的に依存する。
【0589】
医薬組成物は、投与のための説明書と共に、容器、パック又はディスペンサーに含まれる。
【0590】
製剤はまた、治療される特定の徴候のために必要な場合、お互い悪影響を与えない補完的活性を有する、複数の活性化合物を含むことができる。1つの実施形態によれば、又はさらに、組成物は、その機能を増強する剤、例えば細胞毒性剤、サイトカイン、化学療法剤又は増殖阻害剤を含むことができる。そのような分子は、意図される目的のために効果的である量で、組み合わせて適切に存在する。
【0591】
1つの実施形態によれば、活性化合物は、併用治療で投与され、すなわち病理学的状態又は障害、例えば自己免疫疾患及び炎症疾患の治療のために有用である他の剤と組合される。用語「組合して(comination in)」とは、剤が実質的に同時に、すなわち同時に又は連続的に与えられることを意味する。連続的に与えられる場合、第2化合物の投与の開始で、2種の化合物のうち第1の化合物は、治療の部位において効果的濃度でまだ検出できる。
【0592】
例えば、併用療法は、1又は2以上の追加の治療剤、例えば下記により詳細に記載されるように、1又は2以上のサイトカイン及び成長因子阻害剤、免疫抑制剤、抗炎症剤、代謝阻害剤、酵素阻害剤、及び/又は細胞毒性又は細胞増殖抑制剤と共に同時製剤化され、及び/又は同時投与される本開示の1又は2以上の抗体を含むことができる。さらに、本明細書に記載される1又は2以上の治療剤が、本明細書に記載される複数の治療剤と組合して使用され得る。そのような併用治療法は、好都合には、低用量で投与される治療剤を利用し、従って、種々の単独療法に関連する可能な毒性又は合併症を回避する。
【0593】
他の実施形態によれば、本開示の1又は2以上の抗体が、1又は2以上の抗炎症剤、免疫抑制剤又は代謝又は酵素阻害剤と同時製剤化され、及び/又は同時投与され得る。本明細書に記載される抗体と組み合わせて使用され得る薬剤又は阻害剤の非制限的例は、1又は2以上の次のものを包含するが、但しそれらだけには限定されない:非ステロイド性抗炎症薬剤(NSAID)、例えば、イブプロフェン、テニダップ、ナプロキセン、メロキシカム、ピロキシカム、ジクロフェナク、及びインドメタシン;スルファサラジン;コルチコステロイド、例えばプレドニゾロン;サイトカイン抑制性抗炎症薬剤(NSAID);ヌクレオチド生合成の阻害剤、例えばプリン生合成の阻害剤、葉酸アンタゴニスト(例えば、メトトレキサート(N-[4-[[(2,4-ジアミノ-6-ピリジル)メチル]メチルアミノ]ベンゾイル]-L-グルタミン酸);及びピリミジン生合成の阻害剤、例えばジヒドロデヒドロゲナーゼ(DHODH)阻害剤。
【0594】
追加の阻害剤の例は、1又は2以上の次のものを包含する:コルチコステロイド(経口、吸入及び局所注射);免疫抑制、例えば、シクロスポリン、タクロリムス(FK506);及びmTOR阻害剤、例えば、シロリムス(ラパマイシン-RAPAMUNE(商標))又はラパマイシン誘導体、例えば、可溶性ラパマイシン誘導体(例えば、エステルラパマイシン誘導体、例えば、CCI-779);炎症性サイトカインによるシグナル伝達を妨害する剤、例えばTNFα又はIL-1(EIRAK、NIK、IKK、p38又はMAPキナーゼ阻害剤);COX2阻害剤、例えば、セレコキシブ、ロフェコキシブ、およびその変異体;ホスホジエステラーゼ阻害剤、例えばR973401(ホスホジエステラーゼIV型阻害剤);ホスホリパーゼ阻害剤、例えば細胞質ゾルホスホリパーゼ2の阻害剤(cPLA2)(例えば、トリフルオロメチルケトン類似体);血管内皮細胞増殖因子又は成長因子受容体の阻害剤、例えばVEGF阻害剤及び/又はVEGFR阻害剤;及び血管新生の阻害剤。本開示の抗体と組み合わせて使用するための適切な治療剤は、免疫抑制、例えば、シクロスポリン、タクロリムス(FK506);mTOR阻害剤、例えば、シロリムス(ラパマイシン)又はラパマイシン誘導体、例えば可溶性ラパマイシン誘導体(例えば、エステルラパマイシン誘導体、例えば、CCI-779);COX2阻害剤、例えば、セレコキシブ及びその変異体;及びホスホリパーゼ阻害剤、例えば細胞質ゾルホスホリパーゼ2の阻害剤(cPLA2)、例えば、トリフルオロメチルケトン類似体2である。
【0595】
本開示の抗体と組み合わされ得る治療剤の追加の例は、1又は2以上の次のものを包含する:6-メルカプトプリン(6-MP);アザチオプリンスルファサラジン;メサラミン;オルサラジン;クロロキン/ヒドロキシクロロキン(PLAQUENIL(登録商標);ペニシラミン;アウロチオマレイン(筋肉内及び経口);アザチオプリン;コルヒチン;β-2アドレナリン受容体アゴニスト(サルブタモール、テルブタリン、サルメテロール);キサンチン(テオフィリン、アミノフィリン);クロモグリケート;ネドクロミル;ケトチフェン;イプラトロピウム及びオキシトロピウム;ミコフェノール酸モフェチル;アデノシンアゴニスト;抗血栓剤;補体阻害剤;及びアドレナリン作動薬。
【0596】
本明細書において引用されるすべての出版物及び特許文献は、そのような各出版物又は文書が具体的且つ個別に参照により本明細書に組込まれることが示されているかのように、参照により本明細書に組込まれる。出版物及び特許文献の引用は、何れか関連先行技術であり、それが内容又は日付に関する承認を構成するものではない。本発明は現在、書面による説明により記載されてきたが、当業者は、本発明が様々な実施形態で実施され得、そして前述の記載及び下記実施例が例示の目的であって、特許請求の範囲を制限するものではないことを理解するであろう。
【実施例】
【0597】
実施例1.活性化可能抗-CD3ε抗体マスキング部分
【0598】
この実施は、活性化可能抗-CD3ε抗体のそれらの標的への結合を低減するためのマスキング部分(MM)の同定を記載する。
MACS1及びMACS2選択
【0599】
抗-CD3ε抗体SP34(また、本明細書においては、SP34抗体とも称する)を、2005年5月26日に公開されたPCT国際公開第2005/047461号、及び2009年1月29日に公開された国際公開第2009/014726号に記載される細菌ディスプレイ技法に類似する方法を用いて、6×10
10個のメンバーを有する大腸菌(E.coli)中の円形に順列変異した外膜タンパク質OmpX中に挿入されるペプチドライブラリーをスクリーンするために使用した。選択は、2回の磁気活性化細胞分離(MACS)、続く2種の異なった蛍光活性化細胞選別(FACS)に基づく選択ストラテジーを包含した。
図1は、選択工程の間、MACS及びFACS集団についての一般的な命名方法を示す磁気活性化細胞分離(MACS)は、「M」により示され、そして蛍光活性化細胞分別(FACS)選択は、「F」により示される。略号の順序は、選択/分別の順序であり、そして番号は、集団が受ける選択/分別のタイプの回数を示す。例えば、M2F3集団は、2回のMACS選択、続いて3回のFACS選択を受けた。所定の集団を得るために選択を受ける出発集団は、命名法における最も右のソートインジケーターのN-1であると想定される。例えば、M2F3集団を生成するために分別された集団は、M2F2集団であったと想定される。
【0600】
初期MACS(M1)を、100nMの濃度で、プロテイン-G Dynabeads(Invitrogen カタログ番号 10003D)及びSP34抗体(BD Biosciencesから入手できる、カタログ番号556610)を用いて行った。M1については、6×1011個の細胞を、結合するためにスクリーンし、そして6.6×107個の細胞を収集した。2回目のMACS分別(M2)を、次の相違点を伴って、第1回目と同様の方法で行った。SP34抗体を添加し、50nMの最終濃度にし、そして合計4.5×1011個の細胞を、結合のためにスクリーンし、そして3.1×105個の細胞を収集した。
FACS選択
選択番号1
【0601】
すべてのFACS選択に関して、50μlの誘発された培養物を、回転沈降し(5分@3000×g)、示される濃度の抗体により標識した。M2に関しては、MACS2FACS1(M2F1)、及びMACS2FACS2(M2F2)選択細胞を、500μlのPBS、0.5%BSA中、1nMのSP34-dylight-488(ThermoScientific カタログ番号 53025)により標識し、そして陽性細胞の上位0.5%を、FACSARIAI装置(BD Biosciences)を用いて、蛍光活性化細胞分別(FACS)により分別した。M2分別に関しては、3×10
6個の細胞を分別し、そして5000個の細胞を集めた。続く分別に関しては、少なくとも1×10
6個の細胞を分別した。MACS2FACS3(M2F3)集団を、本明細書に記載のようにして分別し、但し、100nMの非標識アイソタイプ対照抗体(BD Biosciences カタログ番号 556657)の添加を伴う。最終回のMACS2FACS4(M2F4)のFACS選択を、以前と同様に分別し、但し抗-マウスIgG-488二次1100(Jackson ImmunoResearch カタログ番号 315-486-045)により標識された非標識SP34抗体を用いて標識し、MACS2FACS5(M2F5)集団をもたらした。最終M2F5集団は、100nMの可溶性ヒトCD3εタンパク質(Sino Biologics カタログ番号 10977-H08H)の存在下で、1nMのSP34-dylight-488結合の阻害を実証することにより、SP34を特異的に結合することが確証された。100個の個々のクローンを、配列分析のために選択し、そして91個の解釈可能なデータを得た。結果は、表7に要約される。
【表9】
選択番号2
【0602】
すべてのFACS選択に関して、50μlの誘発された培養物を、回転沈降し(5分@3000×g)、そして示される濃度の抗体により標識した。M2、M2F1及びM2F1及びM2F2分別に関しては、細胞を、500μlのPBS、0.5%BSA中、10nMのSP34-dylight-488により標識し、本明細書に記載されるような100nMの非標識アイソタイプ対照抗体、及び結合剤の上位10%、38%、及び60%を、それぞれ分別した。それぞれの場合、約3×10
6個の細胞を分別した。20個の個々のクローンを、配列分析のために選択し、そして19個の解釈可能なデータを得た。結果は、表8に要約される。
【表10】
細胞ペプチド特徴づけに基づいて
【0603】
8個のペプチド(選択番号1 M2F5から5個及び選択番号 M2F2集団から3個)を、細胞に対するさらなる特徴づけのために選択した。個々のクローンを、本明細書に記載されるような100nMの非標識アイソタイプ対照抗体の存在下で、100、10、1及び0.1nMのSP34-dylight-488により標識した。各クローンを、別々に、yPetMonaにより標識し、ペプチドの細胞表面発現レベルを定量化し、発現基準化結合の計算を可能にした。
発現基準化結合=平均Fab蛍光/平均yPetMona蛍光
そして、それは、
平均yPetMona蛍光=ペプチド発現レベル
とされる。
【0604】
ヒトCD3εとのSP34の相互作用を阻害する結合ペプチドの能力を確証するために、各クローンを、100nMのヒトCD3εの存在下で、1nMのSP34-dylight-488により標識した。結果は、表9に要約される。評価されたすべてのペプチドは、SP34-dylight-488に対して特異的に結合し、そして過剰の遊離ヒトCD3εにより結果が阻害された。
【表11】
実施例2.活性化可能抗-CD3ε抗体
【0605】
この実施例は、本開示の活性化可能抗-CD3ε抗体の生成を記載する。
【0606】
SP34scFv(LvHv)-Fc融合コンストラクトのための発現ベクターを、標準分子生物学技法を用いて、アセンブリーした。簡単に述べると、SP34 scFv(LvHv)領域をコードするDNAフラグメントを、鋳型として、合成されたSP34scFv(LvHv)配列を用いて、プライマーCX2005及びCX2008により増幅した。FcドメインをコードするDNAを、プライマーCX2007及びCX2006を用いて、pFIL-CHIg-hG1ベクター(Invitrogen)から増幅した。オーバーラップするフラグメントを組み合わせ、そしてプライマーCX2005及びCX2006により増幅し、続けて、EcoRI及びNotI制限部位を用いて、pOP Hyg発現ベクター(修飾されたpCDNA3.1発現ベクター(Invitrogen))中にクローニングし、抗体SP34scFv(LvHv)-Fcを形成した。抗体SP34scFv(HvLv)-FcをコードするDNAフラグメントを、次の差異を伴って、類似する態様で生成した。PSP34scFv(HvLv)をコードするDNAフラグメントを、プライマーCX2001及びCX2004を用いて増幅し、そしてFcフラグメントをコードするDNAを、プライマーCX2002及びCX2003を用いて増幅した。オーバーラップするフラグメントを組み合わせ、そしてプライマーCX2001及びCX2002を用いて増幅した。すべてのプライマー配列は、表10に示される。抗体SP34scFv(LvHv)-Fc及びSP34scFv(HvLv)-Fcは、Jurkat T細胞に結合するSP34IgGの能力に類似する親和性を伴って、Jurkat T細胞に結合することが見出された。
図4A-4Cは、scFv(LvHv)-Fc及びscFv(HvLv)-Fc抗体及び本開示の活性化可能抗体を示す。
【0607】
抗体SP34scFv(LvHv)-Fc及びSP34scFv(HvLv)-Fcをまた、カニクイザル(また、Cynoとして本明細書において言及される)CD3εに結合するそれらの能力について試験した。抗体SP34scFv(LvHv)-Fc及びSP34scFv(HvLv)-FcがカニクイザルCD3εに結合できるかどうかを決定するために、ELISAに基づく結合アッセイを実施した。C末端でポリヒスチジン親和性標識を有する組換えカニクイザル(Macaca fascicularis)CD3ε(Sino Biological、カタログ 90047-C08H)を、96ウェル平底プレート(Maxisorb Nunc、Thermo Scientific、カタログ12-565-226)上で50μlのPBS(PBS、Gibco Life Technologies、カタログ20012-043)に、0.1μg/mlの濃度で一晩、4℃で被覆した。プレートを、ウェル当たり250μlのPBS-T(0.05%でのTween20)により、3度洗浄し、200μlのPBS-T 2%BSA(BSA Fraction V、Fisher Scientific、製品BP1600-1)により、周囲温度で1時間ブロックし、そしてウェル当たり250μlのPBS-Tにより3度洗浄した。50μl/ウェルを用いて、抗体SP34scFv(LvHv)-Fc及びSP34scFv(HvLv)-Fc(95%以上のモノマーに精製された)を、PBS-T2%BSA中に37nM~0.017nMに希釈された濃度範囲で、1時間、周囲温度でインキュベートした。プレートを、ウェル当たり250μlのPBS-Tにより3度洗浄し、PBS-T 2%BSA(Peroxidase AffiniPure Mouse Anti-Human IgG、Fcγ Fragment Specific、Jackson ImmunoResearch、カタログ 209-035-098)中に、1/5000希釈度で希釈された二次抗-ヒトFc-HRPと共に、周囲温度で30分間インキュベートし、そしてウェル当たり250μlのPBS-Tにより3度洗浄した。HRP基質(TMB-ELISA、Thermo Scientific、製品 34029)を、ウェル当たり50μlでプレートに2分間にわたって添加し、そして次にウェル当たり50μlの1MのHClにより急冷し、その後、Tecan infinite 200Pro上で450nMでの吸光度を読み取り、そしてデータを対数(アゴニスト)-対-応答(3パラメーター)に適合することにより、Prism 6(Graphpad)により分析した。別のcyno CD3ε被覆されたELISAプレート上で、SP34マウス抗体(SP34-2、BD Biosciences、カタログ 551916)を被覆し、そして同じ態様で、及び二次抗-マウスIgG-HRP結合(Jackson ImmunoResearch、カタログ715-035-150)を用いて被覆した。
図2A及び2Bは、scFv抗体SP34scFv(LvHv)-Fc及びSP34scFv(HvLv)-Fc、及び抗体SP34-2が、0.1~0.3nMの類似するEC
50範囲内でカニクイザルCD3εHISに結合したことを示す。
【0608】
活性化可能抗体SP34scFv(LvHv)-Fcをコードするベクターを、次の通りに構成した。オーバーラップするフォワードプライマーCX2013及びCX2014、及びリバースプライマーCX2014が、鋳型としてSP34scFv(LvHv)-Fcコンストラクトを用いて、活性化可能scFv抗体を増幅するために使用された。次に、DNAフラグメントを、EcoRI及びBstXI制限部位を用いてSP34scFv(LvHv)-Fcベクター中にクローン化した。鋳型としてSP34scFv(LvHv)-Fc融合ベクターを用いて、マスキングペプチド配列を、それぞれ、ペプチド15003、15263、15860、15864、及び15865用のフォワードプライマーCX2041-CX2045、及びリバースプライマーCX2002を用いて付加し、続いて、SfiI及びNotI制限部位を用いて、クローニングし、活性化可能抗-CD3ε抗体をコードする核酸分子を生成した。
【表12】
【0609】
SP34 Lv
ヌクレオチド配列
CAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTG(配列番号1)
アミノ酸配列
QAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVL(配列番号2)
【0610】
SP34 Hv
ヌクレオチド配列
GAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCT(配列番号3)
アミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSA(配列番号4)
【0611】
SP34scFv(LvHv)
ヌクレオチド配列
CAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCT(配列番号5)
アミノ酸配列
QAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSA(配列番号6)
【0612】
抗体SP34scFv(LvHv)-Fc融合体
ヌクレオチド配列
CAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCTGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA(配列番号7)
アミノ酸配列
QAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号8)
【0613】
15003-1204-SP34scFv(LvHv)
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない抗体15003-1204-SP34scFv(LvHv) (配列番号547)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GGTTATCGGTGGGGTTGCGAGTGGAATTGCGGTGGGATTACTACTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCT](配列番号9)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない抗体 15003-1204-SP34scFv(LvHv)(配列番号548)]
[QGQSGQ][GYRWGCEWNCGGITTGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSA](配列番号10)
【0614】
活性化可能抗体15003-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc融合体
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15003-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc融合体(配列番号549)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GGTTATCGGTGGGGTTGCGAGTGGAATTGCGGTGGGATTACTACTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCTGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA](配列番号11)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号407)] [スペーサーを有さない活性化可能抗体15003-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc 融合体(配列番号550)]
[QGQSGQ][GYRWGCEWNCGGITTGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号12)
【0615】
15263-1204-SP34scFv(LvHv)
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない15263-1204-SP34scFv(LvHv)(配列番号551)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TGGTATTCGGGTGGGTGCGAGGCTTTTTGCGGTATTTTGTCGTCGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCT](配列番号13)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない15263-1204-SP34scFv(LvHv)(配列番号552)]
[QGQSGQ][WYSGGCEAFCGILSSGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSA](配列番号14)
【0616】
活性化可能抗体15263-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc 融合体
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15263-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc融合体(配列番号553)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TGGTATTCGGGTGGGTGCGAGGCTTTTTGCGGTATTTTGTCGTCGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCTGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA](配列番号15)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15263-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc 融合体(配列番号554)]]
[QGQSGQ][WYSGGCEAFCGILSSGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号16)
【0617】
15860-1204-SP34scFv(LvHv)
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない15860-1204-SP34scFv(LvHv)(配列番号555)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GTTTATTATTGCGGTGGGAATGAGAGTCTGTGCGGTGAGAGGAGGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCT](配列番号17)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない15263-1204-SP34scFv(LvHv)(配列番号556)]
[QGQSGQ][VYYCGGNESLCGERRGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSA](配列番号18)
【0618】
活性化可能抗体15860-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc 融合体
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15860-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc 融合体(配列番号557)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GTTTATTATTGCGGTGGGAATGAGAGTCTGTGCGGTGAGAGGAGGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCTGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA](配列番号19)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15860-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc融合体(配列番号558)]
[QGQSGQ][VYYCGGNESLCGERRGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号20)
【0619】
15864-1204-SP34scFv(LvHv)
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない15864-1204-SP34scFv(LvHv)(配列番号559)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TTTATGTGCCAGCAGCGGATGTGGGGGAATGAGTTTTGCCATCAGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCT](配列番号21)
アミノ酸
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない15864-1204-SP34scFv(LvHv)(配列番号560)]
[QGQSGQ][FMCQQRMWGNEFCHQGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSA](配列番号22)
【0620】
活性化可能抗体15864-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc 融合体
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15864-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc 融合体(配列番号561)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TTTATGTGCCAGCAGCGGATGTGGGGGAATGAGTTTTGCCATCAGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCTGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA](配列番号23)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15864-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc 融合体(配列番号562)]
[QGQSGQ][FMCQQRMWGNEFCHQGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号24)
【0621】
15865-1204-SP34scFv(LvHv)
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない15865-1204-SP34scFv(LvHv)(配列番号563)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCT](配列番号25)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない15865-1204-SP34scFv(LvHv)(配列番号564)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSA](配列番号26)
【0622】
活性化可能抗体15865-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc 融合体
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15865-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc 融合体(配列番号565)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGCAGATCTAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAACTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCAGCCTGATTGGCGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACAGTGCTGGGAGGCGGAGGATCTGGCGGAGGCGGAAGTGGCGGAGGGGGATCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGCGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCTCTCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAATTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAGGGACTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACCGGTTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTATCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCTGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA](配列番号27)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15865-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc融合体(配列番号566)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号28)
【0623】
SP34scFv(HvLv)
ヌクレオチド配列
GAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTG(配列番号29)
アミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVL(配列番号30)
【0624】
抗体 SP34scFv(HvLv)-Fc 融合体
ヌクレオチド配列
GAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTGGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA(配列番号31)
アミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号32)
【0625】
15003-1204-SP34scFv(HvLv)
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない15003-1204-SP34scFv(HvLv)(配列番号567)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GGTTATCGGTGGGGTTGCGAGTGGAATTGCGGTGGGATTACTACTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTG(配列番号33)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない15003-1204-SP34scFv(HvLv)(配列番号568)]
[QGQSGQ][GYRWGCEWNCGGITTGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVL](配列番号34)
【0626】
活性化可能抗体15003-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc 融合体
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15003-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc融合体(配列番号569)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GGTTATCGGTGGGGTTGCGAGTGGAATTGCGGTGGGATTACTACTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTGGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA(配列番号35)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15003-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc 融合体(配列番号570)]
[QGQSGQ][GYRWGCEWNCGGITTGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号36)
【0627】
15263-1204-SP34scFv(HvLv)
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない15263-1204-SP34scFv(HvLv)(配列番号571)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TGGTATTCGGGTGGGTGCGAGGCTTTTTGCGGTATTTTGTCGTCGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTG](配列番号37)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない15263-1204-SP34scFv(HvLv)(配列番号572)]
[QGQSGQ][WYSGGCEAFCGILSSGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVL](配列番号38)
【0628】
活性化可能抗体15263-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc融合体
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15263-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc 融合体(配列番号573)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TGGTATTCGGGTGGGTGCGAGGCTTTTTGCGGTATTTTGTCGTCGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTGGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA](配列番号39)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15263-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc融合体(配列番号574)]
[QGQSGQ][WYSGGCEAFCGILSSGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号40)
【0629】
15860-1204-SP34scFv(HvLv)
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない15860-1204-SP34scFv(HvLv)(配列番号575)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GTTTATTATTGCGGTGGGAATGAGAGTCTGTGCGGTGAGAGGAGGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTG](配列番号41)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない15860-1204-SP34scFv(HvLv)(配列番号576)]
[QGQSGQ][VYYCGGNESLCGERRGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVL](配列番号42)
【0630】
活性化可能抗体15860-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc 融合体
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15860-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc融合体(配列番号577)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GTTTATTATTGCGGTGGGAATGAGAGTCTGTGCGGTGAGAGGAGGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTGGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA](配列番号43)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15860-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc融合体(配列番号578)]
[QGQSGQ][VYYCGGNESLCGERRGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号44)
【0631】
15864-1204-SP34scFv(HvLv)
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない15864-1204-SP34scFv(HvLv)(配列番号579)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TTTATGTGCCAGCAGCGGATGTGGGGGAATGAGTTTTGCCATCAGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTG](配列番号45)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない15864-1204-SP34scFv(HvLv)(配列番号580)]
[QGQSGQ][FMCQQRMWGNEFCHQGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVL](配列番号46)
【0632】
活性化可能抗体15864-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc 融合体
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15864-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc 融合体(配列番号581)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TTTATGTGCCAGCAGCGGATGTGGGGGAATGAGTTTTGCCATCAGGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTGGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA](配列番号47)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15864-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc融合体(配列番号582)]
[QGQSGQ][FMCQQRMWGNEFCHQGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号48)
【0633】
15865-1204-SP34scFv(HvLv)
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない15865-1204-SP34scFv(HvLv)(配列番号583)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTG](配列番号49)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない15865-1204-SP34scFv(HvLv)(配列番号584)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVL](配列番号50)
【0634】
活性化可能抗体15865-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc融合体
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15865-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc 融合体(配列番号585)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTAAGGGCAGCCTGAAGCTGAGCTGTGCCGCCAGCGGCTTCACCTTCAACACCTACGCCATGAACTGGGTGCGCCAGGCCCCTGGCAAAGGCCTGGAATGGGTGGCCCGGATCAGAAGCAAGTACAACAATTACGCCACCTACTACGCCGACAGCGTGAAGGACAGATTCACCATCAGCCGGGACGACAGCCAGAGCATCCTGTACCTGCAGATGAACAACCTGAAAACCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGTGCGGCACGGCAACTTCGGCAACAGCTATGTGTCTTGGTTTGCCTACTGGGGCCAGGGCACCCTCGTGACAGTGTCTGCCGGTGGTGGTGGTAGTGGTGGCGGTGGTTCAGGCGGTGGCGGTAGCCAGGCTGTCGTGACACAGGAAAGCGCCCTGACCACCAGCCCTGGCGAGACAGTGACCCTGACCTGTAGAAGCAGCACAGGCGCCGTGACCACAAGCAACTACGCCAATTGGGTGCAGGAAAAGCCCGACCACCTGTTCACCGGCCTGATCGGCGGCACCAACAAAAGGGCTCCAGGCGTGCCAGCCAGATTCAGCGGCTCCCTGATCGGAGATAAGGCCGCCCTGACAATCACTGGCGCCCAGACCGAGGACGAGGCCATCTACTTTTGCGCCCTGTGGTACAGCAACCTGTGGGTGTTCGGCGGAGGCACCAAGCTGACCGTGCTGGGCGGCTCCCTGGACCCTAAGTCATCTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACAACAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAA](配列番号51)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さない活性化可能抗体15865-1204-SP34scFv(HvLv)-Fc融合体(配列番号586)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPKGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSQSILYLQMNNLKTEDTAMYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQEKPDHLFTGLIGGTNKRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGSLDPKSSDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号52)
実施例3.性化可能抗-CD3ε抗体のインビトロ特徴づけ
【0635】
この実施例は、本開示のマスキング部分を含む、本開示の活性化可能抗-CD3ε抗体のCD3εに結合する能力を低下させるためのマスキング部分の能力を記載する。
【0636】
前述の実施例に記載されるマスキングペプチドがSP34 scFv-Fcにおける結合を阻害できたかどうかを決定するために、フローサイトメトリーベースの結合アッセイを実施した。Jurkat T細胞(クローンE6-1、ATCC、IB-152)を、RPMI-1640+グルタマックス(Life Technologies,カタログ72400-120)、10%熱不活性化-ウシ胎仔血清(HI-FBS、Life Technologies、カタログ10438-026)、100U/mlペニシリン及び100μg/mlストレプトマイシン(Life Technologies、カタログ15140-122)において、ATCCガイドラインに従って培養した。細胞を遠心分離(200×g、4℃、5分)により収穫し、そして2%HI-FBS(FACS緩衝液)を補充されたPBSに再懸濁した。ウェル当たり約180,000個のJurkatを、96ウェルU底プレートに移し、収穫し、そして50μlの一次抗体に再懸濁した。活性化可能抗体の開始濃度は1μMであり、続いて12種の濃度に、3倍連続希釈を実施した。次の活性化可能抗体を試験した:15003-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc融合体;1V860-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc融合体;15864-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc融合体;及び15865-1204-SP34scFv(LvHv)-Fc融合体;抗体SP34scFv(LvHv)-Fcも同様であった。
【0637】
細胞を、振盪しながら、4℃で約1時間インキュベートし、収穫し、そして3×200μlのFACS緩衝液により洗浄した。Jurkatを、50μlのAlexa Fluer 488結合抗-ヒトIgG Fc(1:100希釈度、Jackson ImmunoResearch、製品109-546-098)に再懸濁し、そして振盪しながら、4℃で約30分間インキュベートした。細胞を収穫し、3×200μlのFACS緩衝液により洗浄し、そして120μlの最終体積のFACS緩衝液に再懸濁した。サンプルを、BD Accuri C6(BD Biosciences)上に集め、そして生存細胞の中央蛍光強度(MFI)を、FlowJo V10(Treestar)を用いて計算した。EC50値を、データを対数(アゴニスト)-対-応答(3パラメーター)に適合する曲線により、GraphPad Prism 6において計算した。
【0638】
図3A~3Dは、活性化可能抗体を生成するための、SP34 scFv-Fv中へのマスキングペプチドの組み込みが、CD3ε結合のEC
50値を、一桁から三桁nMへシフトさせたことを示している。
実施例4.二重特異的活性化可能抗体
【0639】
この実施例は、本開示の二重特異的活性化可能抗体の生成、発現及び特徴づけを記載する。
【0640】
ベクター構成:重鎖及び軽鎖を別々に、標準分子生物学技法を用いて、哺乳類発現ベクター中にクローニングした。簡単に述べると、目的の領域をコードするDNAフラグメントを、末端に結合するプライマーを用いて増幅した。オーバーラップするフラグメントを組み合わせ、そして必要に応じて隣接プライマーを用いて増幅し、所望の完全領域を構築した。続いて、DNAフラグメントを、市販の相同組換えキット(MCLabs,South San Francisco,CA)を用いて、発現ベクター中にクローニングした。内部哺乳類発現ベクターは、G418又はヒグロマイシンの選択マーカーを有する、InvitrogenからのcDNA3.1(+)の修飾バージョンである。突然変異は、QuikChange キット(Agilent,Santa Clara,CA)を用いて導入された。
【0641】
二重特異的抗体及び二重特異的活性化可能抗体を、標準トランスフェクトションキット(Life Technologies,Grand Island,NY)を用いて、哺乳類細胞において発現した。簡単に述べると、293細胞を、脂質ベースのシステムを用いて、製造業者により推薦されるプロトロコルに従って、核酸によりトランスフェクトした。二重特異的活性化可能抗体及び二重特異的抗体を、プロテインAビーズ(GE,Piscataway,NJ)を用いて、細胞を含まない上清液から精製し、そして標準の緩衝液交換カラム(Millipore,Temecula,CA)を用いて濃縮した。
【0642】
下記表11は本開示の種々の二重特異的抗体及び二重特異的活性化可能抗体についての重鎖及び軽鎖を記載する。
【表13-1】
【表13-2】
【表13-3】
【0643】
表12Aは、各コンストラクトのために使用されるプライマーを提供し、そして表12Bは、使用されるプライマーの配列を提供する。
【表14A】
【表14B】
【0644】
二重特異的抗体及び二重特異的活性化可能抗体についての配列が下記に示されている。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体はまた、スペーサー配列も含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーは、活性化可能抗体のMMに直接結合される。いくつかの実施態様によれば、スペーサーは、スペーサー-MM-CM-ABのN末端からC末端への構造配置における活性化可能抗体のMMに直接結合される。いくつかの実施態様によれば、活性化可能抗体のMMのN-末端に直接結合されるスペーサーは、QGQSGQG(配列番号407)、QGQSGQ(配列番号87)、QGQSG(配列番号408)、QGQS(配列番号409)、QGQ(配列番号410)、QG(配列番号411)及びQから成る群から選択される。いくつかの実施態様によれば。スペーサーは、アミノ配列QGQSGQG(配列番号412)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーは、アミノ酸配列QGQSGQG(配列番号407)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーは、アミノ酸配列QGQSGQ(配列番号87)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーは、アミノ酸配列QGQSG(配列番号408)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーは、アミノ酸配列QGQS(配列番号409)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーは、アミノ酸配列QGQ(配列番号410)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーは、アミノ酸配列QG(配列番号411)を少なくとも含む。いくつかの実施態様によれば、スペーサーは、アミノ酸残基Qを少なくとも含む。
【0645】
下記に示される配列のいくつかは、配列番号362のスペーサー配列を含むが、当業者は、本開示の多重特異的活性化可能抗体が任意の適切なスペーサー配列、例えばQGQSGQG(配列番号407)、QGQSGQ(配列番号87)、QGQSG(配列番号408)、QGQS(配列番号409)、QGQ(配列番号410)、QG(配列番号411)及びQから成る群から選択されたスペーサー配列を含むことができることを理解している。
【0646】
CI005: C225v5N297Q-CD3-H-N
pLW019: HC C225v5N297Q-CD3HvLv-H-N
ヌクレオチド配列
GAGGTGCAGCTGGTCGAGTCTGGAGGAGGATTGGTGCAGCCTGGAGGGTCATTGAAACTCTCATGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAATAAGTACGCCATGAACTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGTTTGGAATGGGTTGCTCGCATAAGAAGTAAATATAATAATTATGCAACATATTATGCCGATTCAGTGAAAGACAGGTTCACCATCTCCAGAGATGATTCAAAAAACACTGCCTATCTACAAATGAACAACTTGAAAACTGAGGACACTGCCGTGTACTACTGTGTGAGACATGGGAACTTCGGTAATAGCTACATATCCTACTGGGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACCGTCTCCTCAGGTGGTGGTGGTTCTGGCGGCGGCGGCTCCGGTGGTGGTGGTTCTCAGACTGTTGTGACTCAGGAACCTTCACTCACCGTATCACCTGGTGGAACAGTCACACTCACTTGTGGCTCCTCGACTGGGGCTGTTACATCTGGCTACTACCCAAACTGGGTCCAACAAAAACCAGGTCAGGCACCCCGTGGTCTAATAGGTGGGACTAAGTTCCTCGCCCCCGGTACTCCTGCCAGATTCTCAGGCTCCCTGCTTGGAGGCAAGGCTGCCCTCACCCTCTCAGGGGTACAGCCAGAGGATGAGGCAGAATATTACTGTGCTCTATGGTACAGCAACCGCTGGGTGTTCGGTGGAGGAACCAAACTGACTGTCCTAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号445)
アミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNKYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYISYWAYWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTSGYYPNWVQQKPGQAPRGLIGGTKFLAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNRWVFGGGTKLTVLGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号446)
【0647】
OPP007: LC C225 IL2ss
ヌクレオチド配列
GATATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号447)
アミノ酸配列
DILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号448)
【0648】
CI007: 3954-1204-C225v5N297Q-CD3-H-N
pLW019: HC C225v5N297Q-CD3HvLv-H-N
ヌクレオチド配列
GAGGTGCAGCTGGTCGAGTCTGGAGGAGGATTGGTGCAGCCTGGAGGGTCATTGAAACTCTCATGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAATAAGTACGCCATGAACTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGTTTGGAATGGGTTGCTCGCATAAGAAGTAAATATAATAATTATGCAACATATTATGCCGATTCAGTGAAAGACAGGTTCACCATCTCCAGAGATGATTCAAAAAACACTGCCTATCTACAAATGAACAACTTGAAAACTGAGGACACTGCCGTGTACTACTGTGTGAGACATGGGAACTTCGGTAATAGCTACATATCCTACTGGGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACCGTCTCCTCAGGTGGTGGTGGTTCTGGCGGCGGCGGCTCCGGTGGTGGTGGTTCTCAGACTGTTGTGACTCAGGAACCTTCACTCACCGTATCACCTGGTGGAACAGTCACACTCACTTGTGGCTCCTCGACTGGGGCTGTTACATCTGGCTACTACCCAAACTGGGTCCAACAAAAACCAGGTCAGGCACCCCGTGGTCTAATAGGTGGGACTAAGTTCCTCGCCCCCGGTACTCCTGCCAGATTCTCAGGCTCCCTGCTTGGAGGCAAGGCTGCCCTCACCCTCTCAGGGGTACAGCCAGAGGATGAGGCAGAATATTACTGTGCTCTATGGTACAGCAACCGCTGGGTGTTCGGTGGAGGAACCAAACTGACTGTCCTAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号445)
アミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNKYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYISYWAYWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTSGYYPNWVQQKPGQAPRGLIGGTKFLAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNRWVFGGGTKLTVLGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号446)
【0649】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサーを有さない(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサーを有さない(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0650】
CI009: C225v5N297Q-15865-CD3LvHv-H-N
pLW023: C225v5N297Q-15865-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW023(配列番号511)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号451)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW023(配列番号512)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号452)
【0651】
OPP007: LC C225 IL2ss
ヌクレオチド配列
GATATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号447)
アミノ酸配列
DILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号448)
【0652】
CI010: 3954-1204-C225v5N297Q-15003-CD3LvHv-H-N
pLW022: C225v5N297Q-15865-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW022(配列番号895)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GGTTATCGGTGGGGTTGCGAGTGGAATTGCGGTGGGATTACTACTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号453)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW022(配列番号510)]
[QGQSGQ][GYRWGCEWNCGGITTGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号454)
【0653】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*](配列番号450)
【0654】
CI011: 3954-1204-C225v5N297Q-15865-CD3LvHv-H-N
pLW023: HC C225v5N297Q-15865-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW023(配列番号511)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号451)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW023(配列番号512)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK](配列番号452)
【0655】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC](配列番号450)
【0656】
CI012: C225v5N297Q
pLW006: C225v5N297Q
ヌクレオチド配列
CAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号455)
アミノ酸配列
QVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号456)
【0657】
OPP021: LC C225
ヌクレオチド配列
GATATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号457)
アミノ酸配列
DILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号458)
【0658】
CI015: C225v5N297Q-CD3LvHv-H-N
pLW057: HC C225v5N297Q-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
CAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号459)
アミノ酸配列
QTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号460)
【0659】
OPP021: LC C225
ヌクレオチド配列
GATATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号457)
アミノ酸配列
DILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号458)
【0660】
CI016: 3954-1204-C225v5N297Q-CD3LvHv-H-N
pLW057: HC C225v5N297Q-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
CAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号459)
アミノ酸配列
QTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号460)
【0661】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0662】
CI025: IL6RN297Q
pLW078: HC IL6RN297Q
ヌクレオチド配列
CAGGTGCAGCTGCAGGAGTCCGGACCAGGACTGGTCCGGCCCTCACAGACTCTGAGCCTGACATGCACTGTGTCAGGCTACAGCATCACCTCCGATCACGCCTGGAGCTGGGTCAGGCAGCCACCTGGACGCGGCCTGGAATGGATCGGCTACATTTCTTATAGTGGGATCACCACATACAACCCCTCTCTGAAGAGTCGAGTGACCATTTCCAGAGACAACTCTAAAAATACACTGTATCTGCAGATGAATAGTCTGCGGGCCGAGGATACAGCTGTGTACTATTGTGCACGGTCTCTGGCCAGAACTACCGCTATGGACTATTGGGGGCAGGGAAGCCTGGTGACCGTCAGCTCCGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号465)
アミノ酸配列
QVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGYSITSDHAWSWVRQPPGRGLEWIGYISYSGITTYNPSLKSRVTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARSLARTTAMDYWGQGSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号466)
【0663】
pLW077: LC IL6R
ヌクレオチド配列
GACATCCAGATGACTCAGTCTCCTAGCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGGGACCGAGTCACCATCACATGCAGAGCCAGCCAGGATATTTCTAGTTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGAAAAGCACCTAAGCTGCTGATCTACTATACCTCCAGGCTGCACTCTGGCGTGCCCAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGAACCGACTTCACTTTTACCATCTCAAGCCTGCAGCCAGAGGATATTGCCACATACTATTGTCAGCAGGGCAATACACTGCCCTACACTTTTGGCCAGGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号467)
アミノ酸配列
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQDISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTSRLHSGVPSRFSGSGSGTDFTFTISSLQPEDIATYYCQQGNTLPYTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号468)
【0664】
CI026: IL6RN297Q-CD3LvHv-H-N
pLW083: HC IL6RN297Q-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
CAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCCGGACCAGGACTGGTCCGGCCCTCACAGACTCTGAGCCTGACATGCACTGTGTCAGGCTACAGCATCACCTCCGATCACGCCTGGAGCTGGGTCAGGCAGCCACCTGGACGCGGCCTGGAATGGATCGGCTACATTTCTTATAGTGGGATCACCACATACAACCCCTCTCTGAAGAGTCGAGTGACCATTTCCAGAGACAACTCTAAAAATACACTGTATCTGCAGATGAATAGTCTGCGGGCCGAGGATACAGCTGTGTACTATTGTGCACGGTCTCTGGCCAGAACTACCGCTATGGACTATTGGGGGCAGGGAAGCCTGGTGACCGTCAGCTCCGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号469)
アミノ酸配列
QTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGYSITSDHAWSWVRQPPGRGLEWIGYISYSGITTYNPSLKSRVTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARSLARTTAMDYWGQGSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号470)
【0665】
pLW077: LC IL6R
ヌクレオチド配列
GACATCCAGATGACTCAGTCTCCTAGCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGGGACCGAGTCACCATCACATGCAGAGCCAGCCAGGATATTTCTAGTTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGAAAAGCACCTAAGCTGCTGATCTACTATACCTCCAGGCTGCACTCTGGCGTGCCCAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGAACCGACTTCACTTTTACCATCTCAAGCCTGCAGCCAGAGGATATTGCCACATACTATTGTCAGCAGGGCAATACACTGCCCTACACTTTTGGCCAGGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号467)
アミノ酸配列
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQDISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTSRLHSGVPSRFSGSGSGTDFTFTISSLQPEDIATYYCQQGNTLPYTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号468)
【0666】
CI027: IL6RN297Q-15865_1204-CD3LvHv-H-N
pLW085: HC IL6RN297Q-15865_1204-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW085(配列番号513)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCCGGACCAGGACTGGTCCGGCCCTCACAGACTCTGAGCCTGACATGCACTGTGTCAGGCTACAGCATCACCTCCGATCACGCCTGGAGCTGGGTCAGGCAGCCACCTGGACGCGGCCTGGAATGGATCGGCTACATTTCTTATAGTGGGATCACCACATACAACCCCTCTCTGAAGAGTCGAGTGACCATTTCCAGAGACAACTCTAAAAATACACTGTATCTGCAGATGAATAGTCTGCGGGCCGAGGATACAGCTGTGTACTATTGTGCACGGTCTCTGGCCAGAACTACCGCTATGGACTATTGGGGGCAGGGAAGCCTGGTGACCGTCAGCTCCGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号471)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW085(配列番号514)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGYSITSDHAWSWVRQPPGRGLEWIGYISYSGITTYNPSLKSRVTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARSLARTTAMDYWGQGSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号472)
【0667】
pLW077: LC IL6R
ヌクレオチド配列
GACATCCAGATGACTCAGTCTCCTAGCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGGGACCGAGTCACCATCACATGCAGAGCCAGCCAGGATATTTCTAGTTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGAAAAGCACCTAAGCTGCTGATCTACTATACCTCCAGGCTGCACTCTGGCGTGCCCAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGAACCGACTTCACTTTTACCATCTCAAGCCTGCAGCCAGAGGATATTGCCACATACTATTGTCAGCAGGGCAATACACTGCCCTACACTTTTGGCCAGGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号467)
アミノ酸配列
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQDISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTSRLHSGVPSRFSGSGSGTDFTFTISSLQPEDIATYYCQQGNTLPYTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号468)
【0668】
CI029: 4792-1204-IL6RN297Q-15865_1204-CD3LvHv-H-N
pLW085: HC IL6RN297Q-15865_1204-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW085(配列番号513)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCCGGACCAGGACTGGTCCGGCCCTCACAGACTCTGAGCCTGACATGCACTGTGTCAGGCTACAGCATCACCTCCGATCACGCCTGGAGCTGGGTCAGGCAGCCACCTGGACGCGGCCTGGAATGGATCGGCTACATTTCTTATAGTGGGATCACCACATACAACCCCTCTCTGAAGAGTCGAGTGACCATTTCCAGAGACAACTCTAAAAATACACTGTATCTGCAGATGAATAGTCTGCGGGCCGAGGATACAGCTGTGTACTATTGTGCACGGTCTCTGGCCAGAACTACCGCTATGGACTATTGGGGGCAGGGAAGCCTGGTGACCGTCAGCTCCGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号471)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW085(配列番号514)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGYSITSDHAWSWVRQPPGRGLEWIGYISYSGITTYNPSLKSRVTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARSLARTTAMDYWGQGSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号472)
【0669】
pLW080: LC IL6R 4792 1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW080(配列番号515)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TATGGGTCCTGCAGTTGGAACTATGTACACATATTCATGGATTGCGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGACATCCAGATGACTCAGTCTCCTAGCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGGGACCGAGTCACCATCACATGCAGAGCCAGCCAGGATATTTCTAGTTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGAAAAGCACCTAAGCTGCTGATCTACTATACCTCCAGGCTGCACTCTGGCGTGCCCAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGAACCGACTTCACTTTTACCATCTCAAGCCTGCAGCCAGAGGATATTGCCACATACTATTGTCAGCAGGGCAATACACTGCCCTACACTTTTGGCCAGGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号473)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW080(配列番号516)]
[QGQSGQ][YGSCSWNYVHIFMDCGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSDIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQDISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTSRLHSGVPSRFSGSGSGTDFTFTISSLQPEDIATYYCQQGNTLPYTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号474)
【0670】
CI036: 4792-1204-IL6RN297Q-CD3LvHv-H-N
pLW083: HC AV1N297Q-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
CAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCCGGACCAGGACTGGTCCGGCCCTCACAGACTCTGAGCCTGACATGCACTGTGTCAGGCTACAGCATCACCTCCGATCACGCCTGGAGCTGGGTCAGGCAGCCACCTGGACGCGGCCTGGAATGGATCGGCTACATTTCTTATAGTGGGATCACCACATACAACCCCTCTCTGAAGAGTCGAGTGACCATTTCCAGAGACAACTCTAAAAATACACTGTATCTGCAGATGAATAGTCTGCGGGCCGAGGATACAGCTGTGTACTATTGTGCACGGTCTCTGGCCAGAACTACCGCTATGGACTATTGGGGGCAGGGAAGCCTGGTGACCGTCAGCTCCGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号469)
アミノ酸配列
QTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGYSITSDHAWSWVRQPPGRGLEWIGYISYSGITTYNPSLKSRVTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARSLARTTAMDYWGQGSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号470)
【0671】
pLW080: LC IL6R 4792 1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW080(配列番号515)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TATGGGTCCTGCAGTTGGAACTATGTACACATATTCATGGATTGCGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGACATCCAGATGACTCAGTCTCCTAGCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGGGACCGAGTCACCATCACATGCAGAGCCAGCCAGGATATTTCTAGTTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGAAAAGCACCTAAGCTGCTGATCTACTATACCTCCAGGCTGCACTCTGGCGTGCCCAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGAACCGACTTCACTTTTACCATCTCAAGCCTGCAGCCAGAGGATATTGCCACATACTATTGTCAGCAGGGCAATACACTGCCCTACACTTTTGGCCAGGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号473)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW080(配列番号516)]
[QGQSGQ][YGSCSWNYVHIFMDCGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSDIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQDISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTSRLHSGVPSRFSGSGSGTDFTFTISSLQPEDIATYYCQQGNTLPYTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号474)
【0672】
CI039: 3954-2001-C225v5 N297Q-15865-2001-CD3LvHv-H-N
pLW101: HC C225v5N297Q-15865-2001-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号: 507)][スペーサーを有さないpLW101(配列番号517)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTATCTCTTCCGGACTGCTGTCCGGCAGATCCGACAATCACGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号479)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW101(配列番号518)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGISSGLLSGRSDNHGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号480)
【0673】
LC C225-3954-2001
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない3954-2001-C225v5(配列番号519)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号481)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW080(配列番号520)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGISSGLLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号482)
【0674】
CI040: 3954-2001-C225v5 N297Q-CD3LvHv-H-N
pLW057: HC C225v5N297Q-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
CAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号882)
アミノ酸配列
QTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号883)
【0675】
LC C225-3954-2001
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さない3954-2001-C225v5(配列番号519)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号481)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW080(配列番号520)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGISSGLLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号482)
【0676】
CI021: C225v5N297Q-15003-CD3HvLv-H-N
pLW047: HC C225v5N297Q-15003-CD3HvLv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW047(配列番号522)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GGTTATCGGTGGGGTTGCGAGTGGAATTGCGGTGGGATTACTACTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAGGTGCAGCTGGTCGAGTCTGGAGGAGGATTGGTGCAGCCTGGAGGGTCATTGAAACTCTCATGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAATAAGTACGCCATGAACTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGTTTGGAATGGGTTGCTCGCATAAGAAGTAAATATAATAATTATGCAACATATTATGCCGATTCAGTGAAAGACAGGTTCACCATCTCCAGAGATGATTCAAAAAACACTGCCTATCTACAAATGAACAACTTGAAAACTGAGGACACTGCCGTGTACTACTGTGTGAGACATGGGAACTTCGGTAATAGCTACATATCCTACTGGGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACCGTCTCCTCAGGTGGTGGTGGTTCTGGCGGCGGCGGCTCCGGTGGTGGTGGTTCTCAGACTGTTGTGACTCAGGAACCTTCACTCACCGTATCACCTGGTGGAACAGTCACACTCACTTGTGGCTCCTCGACTGGGGCTGTTACATCTGGCTACTACCCAAACTGGGTCCAACAAAAACCAGGTCAGGCACCCCGTGGTCTAATAGGTGGGACTAAGTTCCTCGCCCCCGGTACTCCTGCCAGATTCTCAGGCTCCCTGCTTGGAGGCAAGGCTGCCCTCACCCTCTCAGGGGTACAGCCAGAGGATGAGGCAGAATATTACTGTGCTCTATGGTACAGCAACCGCTGGGTGTTCGGTGGAGGAACCAAACTGACTGTCCTAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号461)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW047(配列番号524)]
[QGQSGQ][GYRWGCEWNCGGITTGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNKYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYISYWAYWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTSGYYPNWVQQKPGQAPRGLIGGTKFLAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNRWVFGGGTKLTVLGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号462)
【0677】
OPP021: LC C225
ヌクレオチド配列
GATATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号457)
アミノ酸配列
DILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号458)
【0678】
CI022: C225v5N297Q-15865-CD3HvLv-H-N
pLW048: HC C225v5N297Q-15865-CD3HvLv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW048(配列番号525)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAGGTGCAGCTGGTCGAGTCTGGAGGAGGATTGGTGCAGCCTGGAGGGTCATTGAAACTCTCATGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAATAAGTACGCCATGAACTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGTTTGGAATGGGTTGCTCGCATAAGAAGTAAATATAATAATTATGCAACATATTATGCCGATTCAGTGAAAGACAGGTTCACCATCTCCAGAGATGATTCAAAAAACACTGCCTATCTACAAATGAACAACTTGAAAACTGAGGACACTGCCGTGTACTACTGTGTGAGACATGGGAACTTCGGTAATAGCTACATATCCTACTGGGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACCGTCTCCTCAGGTGGTGGTGGTTCTGGCGGCGGCGGCTCCGGTGGTGGTGGTTCTCAGACTGTTGTGACTCAGGAACCTTCACTCACCGTATCACCTGGTGGAACAGTCACACTCACTTGTGGCTCCTCGACTGGGGCTGTTACATCTGGCTACTACCCAAACTGGGTCCAACAAAAACCAGGTCAGGCACCCCGTGGTCTAATAGGTGGGACTAAGTTCCTCGCCCCCGGTACTCCTGCCAGATTCTCAGGCTCCCTGCTTGGAGGCAAGGCTGCCCTCACCCTCTCAGGGGTACAGCCAGAGGATGAGGCAGAATATTACTGTGCTCTATGGTACAGCAACCGCTGGGTGTTCGGTGGAGGAACCAAACTGACTGTCCTAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号463)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW048(配列番号526)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNKYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYISYWAYWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTSGYYPNWVQQKPGQAPRGLIGGTKFLAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNRWVFGGGTKLTVLGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号464)
【0679】
OPP021: LC C225
ヌクレオチド配列
GATATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号457)
アミノ酸配列
DILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号458)
【0680】
CI023: 3954-1204-C225v5N297Q-15003-CD3HvLv-H-N
pLW047: HC C225v5N297Q-15003-CD3HvLv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW047(配列番号522)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GGTTATCGGTGGGGTTGCGAGTGGAATTGCGGTGGGATTACTACTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAGGTGCAGCTGGTCGAGTCTGGAGGAGGATTGGTGCAGCCTGGAGGGTCATTGAAACTCTCATGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAATAAGTACGCCATGAACTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGTTTGGAATGGGTTGCTCGCATAAGAAGTAAATATAATAATTATGCAACATATTATGCCGATTCAGTGAAAGACAGGTTCACCATCTCCAGAGATGATTCAAAAAACACTGCCTATCTACAAATGAACAACTTGAAAACTGAGGACACTGCCGTGTACTACTGTGTGAGACATGGGAACTTCGGTAATAGCTACATATCCTACTGGGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACCGTCTCCTCAGGTGGTGGTGGTTCTGGCGGCGGCGGCTCCGGTGGTGGTGGTTCTCAGACTGTTGTGACTCAGGAACCTTCACTCACCGTATCACCTGGTGGAACAGTCACACTCACTTGTGGCTCCTCGACTGGGGCTGTTACATCTGGCTACTACCCAAACTGGGTCCAACAAAAACCAGGTCAGGCACCCCGTGGTCTAATAGGTGGGACTAAGTTCCTCGCCCCCGGTACTCCTGCCAGATTCTCAGGCTCCCTGCTTGGAGGCAAGGCTGCCCTCACCCTCTCAGGGGTACAGCCAGAGGATGAGGCAGAATATTACTGTGCTCTATGGTACAGCAACCGCTGGGTGTTCGGTGGAGGAACCAAACTGACTGTCCTAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号461)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW047(配列番号524)]
[QGQSGQ][GYRWGCEWNCGGITTGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNKYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYISYWAYWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTSGYYPNWVQQKPGQAPRGLIGGTKFLAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNRWVFGGGTKLTVLGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号462)
【0681】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0682】
CI024: 3954-1204-C225v5N297Q-15865-CD3HvLv-H-N
pLW048: HC C225v5N297Q-15865-CD3HvLv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW048(配列番号525)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAGGTGCAGCTGGTCGAGTCTGGAGGAGGATTGGTGCAGCCTGGAGGGTCATTGAAACTCTCATGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAATAAGTACGCCATGAACTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGTTTGGAATGGGTTGCTCGCATAAGAAGTAAATATAATAATTATGCAACATATTATGCCGATTCAGTGAAAGACAGGTTCACCATCTCCAGAGATGATTCAAAAAACACTGCCTATCTACAAATGAACAACTTGAAAACTGAGGACACTGCCGTGTACTACTGTGTGAGACATGGGAACTTCGGTAATAGCTACATATCCTACTGGGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACCGTCTCCTCAGGTGGTGGTGGTTCTGGCGGCGGCGGCTCCGGTGGTGGTGGTTCTCAGACTGTTGTGACTCAGGAACCTTCACTCACCGTATCACCTGGTGGAACAGTCACACTCACTTGTGGCTCCTCGACTGGGGCTGTTACATCTGGCTACTACCCAAACTGGGTCCAACAAAAACCAGGTCAGGCACCCCGTGGTCTAATAGGTGGGACTAAGTTCCTCGCCCCCGGTACTCCTGCCAGATTCTCAGGCTCCCTGCTTGGAGGCAAGGCTGCCCTCACCCTCTCAGGGGTACAGCCAGAGGATGAGGCAGAATATTACTGTGCTCTATGGTACAGCAACCGCTGGGTGTTCGGTGGAGGAACCAAACTGACTGTCCTAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号463)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW048(配列番号526)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNKYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYISYWAYWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTSGYYPNWVQQKPGQAPRGLIGGTKFLAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNRWVFGGGTKLTVLGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号464)
【0683】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0684】
CI028: IL6R 4792 Nsub N297Q-15865_1204-CD3LvHv-H-N
pLW085: HC IL6RN297Q-15865_1204-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW085(配列番号513)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCCGGACCAGGACTGGTCCGGCCCTCACAGACTCTGAGCCTGACATGCACTGTGTCAGGCTACAGCATCACCTCCGATCACGCCTGGAGCTGGGTCAGGCAGCCACCTGGACGCGGCCTGGAATGGATCGGCTACATTTCTTATAGTGGGATCACCACATACAACCCCTCTCTGAAGAGTCGAGTGACCATTTCCAGAGACAACTCTAAAAATACACTGTATCTGCAGATGAATAGTCTGCGGGCCGAGGATACAGCTGTGTACTATTGTGCACGGTCTCTGGCCAGAACTACCGCTATGGACTATTGGGGGCAGGGAAGCCTGGTGACCGTCAGCTCCGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号471)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW085(配列番号514)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGYSITSDHAWSWVRQPPGRGLEWIGYISYSGITTYNPSLKSRVTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARSLARTTAMDYWGQGSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号472)
【0685】
pLW079: LC IL6R 4792 Nsub
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW079(配列番号527)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TATGGGTCCTGCAGTTGGAACTATGTACACATATTCATGGATTGCGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGCTCAGGTGGAGGCTCGGGCGGTGGGAGCGGCGGTTCTGACATCCAGATGACTCAGTCTCCTAGCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGGGACCGAGTCACCATCACATGCAGAGCCAGCCAGGATATTTCTAGTTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGAAAAGCACCTAAGCTGCTGATCTACTATACCTCCAGGCTGCACTCTGGCGTGCCCAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGAACCGACTTCACTTTTACCATCTCAAGCCTGCAGCCAGAGGATATTGCCACATACTATTGTCAGCAGGGCAATACACTGCCCTACACTTTTGGCCAGGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号880)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW079(配列番号528)]
[QGQSGQ][YGSCSWNYVHIFMDCGSSGGSGGSGGSGGGSGGGSGGSDIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQDISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTSRLHSGVPSRFSGSGSGTDFTFTISSLQPEDIATYYCQQGNTLPYTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号881)
【0686】
CI030: IL6RN297Q-15865_Nsub-CD3LvHv-H-N
pLW087: HC IL6RN297Q-15865_Nsub-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW087(配列番号529)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTGGTGGAGGCTCGGGCGGTGGGAGCGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCCGGACCAGGACTGGTCCGGCCCTCACAGACTCTGAGCCTGACATGCACTGTGTCAGGCTACAGCATCACCTCCGATCACGCCTGGAGCTGGGTCAGGCAGCCACCTGGACGCGGCCTGGAATGGATCGGCTACATTTCTTATAGTGGGATCACCACATACAACCCCTCTCTGAAGAGTCGAGTGACCATTTCCAGAGACAACTCTAAAAATACACTGTATCTGCAGATGAATAGTCTGCGGGCCGAGGATACAGCTGTGTACTATTGTGCACGGTCTCTGGCCAGAACTACCGCTATGGACTATTGGGGGCAGGGAAGCCTGGTGACCGTCAGCTCCGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号477)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW087(配列番号530)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGGGGSGGGSGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGYSITSDHAWSWVRQPPGRGLEWIGYISYSGITTYNPSLKSRVTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARSLARTTAMDYWGQGSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号478)
【0687】
pLW077: LC IL6R
ヌクレオチド配列
GACATCCAGATGACTCAGTCTCCTAGCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGGGACCGAGTCACCATCACATGCAGAGCCAGCCAGGATATTTCTAGTTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGAAAAGCACCTAAGCTGCTGATCTACTATACCTCCAGGCTGCACTCTGGCGTGCCCAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGAACCGACTTCACTTTTACCATCTCAAGCCTGCAGCCAGAGGATATTGCCACATACTATTGTCAGCAGGGCAATACACTGCCCTACACTTTTGGCCAGGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号467)
アミノ酸配列
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQDISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTSRLHSGVPSRFSGSGSGTDFTFTISSLQPEDIATYYCQQGNTLPYTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号468)
【0688】
CI031: IL6R 4792 Nsub N297Q-15865_Nsub-CD3LvHv-H-N
pLW087: HC IL6RN297Q-15865_Nsub-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW087(配列番号529)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTGGTGGAGGCTCGGGCGGTGGGAGCGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCCGGACCAGGACTGGTCCGGCCCTCACAGACTCTGAGCCTGACATGCACTGTGTCAGGCTACAGCATCACCTCCGATCACGCCTGGAGCTGGGTCAGGCAGCCACCTGGACGCGGCCTGGAATGGATCGGCTACATTTCTTATAGTGGGATCACCACATACAACCCCTCTCTGAAGAGTCGAGTGACCATTTCCAGAGACAACTCTAAAAATACACTGTATCTGCAGATGAATAGTCTGCGGGCCGAGGATACAGCTGTGTACTATTGTGCACGGTCTCTGGCCAGAACTACCGCTATGGACTATTGGGGGCAGGGAAGCCTGGTGACCGTCAGCTCCGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号477)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW087(配列番号530)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGGGGSGGGSGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGYSITSDHAWSWVRQPPGRGLEWIGYISYSGITTYNPSLKSRVTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARSLARTTAMDYWGQGSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号478)
【0689】
pLW079: LC IL6R 4792 Nsub
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW079(配列番号527)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TATGGGTCCTGCAGTTGGAACTATGTACACATATTCATGGATTGCGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGCTCAGGTGGAGGCTCGGGCGGTGGGAGCGGCGGTTCTGACATCCAGATGACTCAGTCTCCTAGCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGGGACCGAGTCACCATCACATGCAGAGCCAGCCAGGATATTTCTAGTTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGAAAAGCACCTAAGCTGCTGATCTACTATACCTCCAGGCTGCACTCTGGCGTGCCCAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGAACCGACTTCACTTTTACCATCTCAAGCCTGCAGCCAGAGGATATTGCCACATACTATTGTCAGCAGGGCAATACACTGCCCTACACTTTTGGCCAGGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号880)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW079(配列番号528)]
[QGQSGQ][YGSCSWNYVHIFMDCGSSGGSGGSGGSGGGSGGGSGGSDIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQDISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTSRLHSGVPSRFSGSGSGTDFTFTISSLQPEDIATYYCQQGNTLPYTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号881)
【0690】
CI032: 4792-1204-IL6RN297Q-15865_Nsub-CD3LvHv-H-N
pLW087: HC IL6RN297Q-15865_Nsub-CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW087(配列番号529)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTGGTGGAGGCTCGGGCGGTGGGAGCGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGCAGGAGTCCGGACCAGGACTGGTCCGGCCCTCACAGACTCTGAGCCTGACATGCACTGTGTCAGGCTACAGCATCACCTCCGATCACGCCTGGAGCTGGGTCAGGCAGCCACCTGGACGCGGCCTGGAATGGATCGGCTACATTTCTTATAGTGGGATCACCACATACAACCCCTCTCTGAAGAGTCGAGTGACCATTTCCAGAGACAACTCTAAAAATACACTGTATCTGCAGATGAATAGTCTGCGGGCCGAGGATACAGCTGTGTACTATTGTGCACGGTCTCTGGCCAGAACTACCGCTATGGACTATTGGGGGCAGGGAAGCCTGGTGACCGTCAGCTCCGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号477)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW087(配列番号530)]
[QGQSGQ][MMYCGGNEVLCGPRVGSSGGSGGSGGGGGSGGGSGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLQESGPGLVRPSQTLSLTCTVSGYSITSDHAWSWVRQPPGRGLEWIGYISYSGITTYNPSLKSRVTISRDNSKNTLYLQMNSLRAEDTAVYYCARSLARTTAMDYWGQGSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号478)
【0691】
pLW080: LC IL6R 4792 1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW080(配列番号515)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TATGGGTCCTGCAGTTGGAACTATGTACACATATTCATGGATTGCGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGACATCCAGATGACTCAGTCTCCTAGCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGGGACCGAGTCACCATCACATGCAGAGCCAGCCAGGATATTTCTAGTTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGAAAAGCACCTAAGCTGCTGATCTACTATACCTCCAGGCTGCACTCTGGCGTGCCCAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGAACCGACTTCACTTTTACCATCTCAAGCCTGCAGCCAGAGGATATTGCCACATACTATTGTCAGCAGGGCAATACACTGCCCTACACTTTTGGCCAGGGGACCAAGGTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号473)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW080(配列番号516)]
[QGQSGQ][YGSCSWNYVHIFMDCGSSGGSGGSGGLSGRSDNHGGGSDIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCRASQDISSYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTSRLHSGVPSRFSGSGSGTDFTFTISSLQPEDIATYYCQQGNTLPYTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号474)
【0692】
CI048: 活性化された CI011
HC C225v5N297Q-*CD3LvHv-H-N
ヌクレオチド配列
CAAGGCCAGTCTGGCCAAATGATGTATTGCGGTGGGAATGAGGTGTTGTGCGGGCCGCGGGTTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCGGCGGTTCTCAGACCGTGGTCACACAGGAGCCCTCACTGACAGTGAGCCCTGGCGGGACCGTCACACTGACTTGTCGCAGTTCAACTGGCGCCGTGACTACCAGCAATTACGCTAACTGGGTCCAGCAGAAACCAGGACAGGCACCACGAGGACTGATCGGAGGAACTAATAAGAGAGCACCAGGAACCCCTGCAAGGTTCTCCGGATCTCTGCTGGGGGGAAAAGCCGCTCTGACACTGAGCGGCGTGCAGCCTGAGGACGAAGCTGAGTACTATTGCGCACTGTGGTACTCCAACCTGTGGGTGTTTGGCGGGGGAACTAAGCTGACCGTCCTGGGAGGAGGAGGAAGCGGAGGAGGAGGGAGCGGAGGAGGAGGATCCGAAGTGCAGCTGGTCGAGAGCGGAGGAGGACTGGTGCAGCCAGGAGGATCCCTGAAGCTGTCTTGTGCAGCCAGTGGCTTCACCTTCAACACTTACGCAATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGGAAGGGACTGGAATGGGTCGCCCGGATCAGATCTAAATACAATAACTATGCCACCTACTATGCTGACAGTGTGAAGGATAGGTTCACCATTTCACGCGACGATAGCAAAAACACAGCTTATCTGCAGATGAATAACCTGAAGACCGAGGATACAGCAGTGTACTATTGCGTCAGACACGGCAATTTCGGGAACTCTTACGTGAGTTGGTTTGCCTATTGGGGACAGGGGACACTGGTCACCGTCTCCTCAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号878)
アミノ酸配列
SDNHGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCRSSTGAVTTSNYANWVQQKPGQAPRGLIGGTNKRAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNLWVFGGGTKLTVLGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNTYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYVSWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK(配列番号879)
【0693】
活性化された軽鎖
ヌクレオチド配列
TCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号483)
アミノ酸配列
SDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC(配列番号484)
【0694】
CI052: C225v5N297Q-mCD3-H-N
pLW100: HC C225v5N297Q-mCD3-H-N
ヌクレオチド配列
GAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTGGCAAGTCTCTGAAGCTGAGCTGCGAGGCCAGCGGCTTCACCTTTAGCGGCTACGGCATGCACTGGGTGCGCCAGGCACCTGGCAGAGGCCTGGAAAGCGTGGCCTACATCACCAGCAGCAGCATCAACATTAAGTACGCCGACGCCGTGAAGGGCCGGTTCACCGTGTCCAGAGACAACGCCAAGAACCTGCTGTTCCTGCAGATGAACATCCTGAAGTCCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGCCAGATTCGACTGGGACAAGAACTACTGGGGCCAGGGCACAATGGTCACAGTGTCCAGCGGTGGAGGTGGTAGTGGTGGAGGAAGTGGAGGTTCAGGAGGTGGAAGCGGTGGTGGTGGTAGTGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGCCTGCCTCTCTGGGCGATAGAGTGACCATCAACTGCCAGGCCAGCCAGGACATCAGCAACTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGCAAGGCCCCCAAGCTGCTGATCTACTACACCAACAAGCTGGCCGACGGTGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGTAGCGGCAGAGACAGCAGCTTCACCATCAGCTCCCTGGAATCCGAGGATATCGGCAGCTACTACTGCCAGCAGTACTACAACTACCCCTGGACCTTCGGCCCTGGCACCAAGCTGGAAATCAAAAGAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号491)
アミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPGKSLKLSCEASGFTFSGYGMHWVRQAPGRGLESVAYITSSSINIKYADAVKGRFTVSRDNAKNLLFLQMNILKSEDTAMYYCARFDWDKNYWGQGTMVTVSSGGGGSGGGSGGSGGGSGGGGSDIQMTQSPSSLPASLGDRVTINCQASQDISNYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTNKLADGVPSRFSGSGSGRDSSFTISSLESEDIGSYYCQQYYNYPWTFGPGTKLEIKRGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK*(配列番号492)
【0695】
OPP021: LC C225
ヌクレオチド配列
GATATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAAATCAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG(配列番号457)
アミノ酸配列
DILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC*(配列番号458)
【0696】
CI053: 3954-1204-C225v5N297Q-MC01-2001-mCD3-H-N
pLW117: HC C225v5N297Q-MC01-2001-mCD3-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW117(配列番号531)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TTGCATCCTATGTGCCATCCTGAGGGTCTGTGCAAGTTTACTCCTGGAGGTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTGGCAAGTCTCTGAAGCTGAGCTGCGAGGCCAGCGGCTTCACCTTTAGCGGCTACGGCATGCACTGGGTGCGCCAGGCACCTGGCAGAGGCCTGGAAAGCGTGGCCTACATCACCAGCAGCAGCATCAACATTAAGTACGCCGACGCCGTGAAGGGCCGGTTCACCGTGTCCAGAGACAACGCCAAGAACCTGCTGTTCCTGCAGATGAACATCCTGAAGTCCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGCCAGATTCGACTGGGACAAGAACTACTGGGGCCAGGGCACAATGGTCACAGTGTCCAGCGGTGGAGGTGGTAGTGGTGGAGGAAGTGGAGGTTCAGGAGGTGGAAGCGGTGGTGGTGGTAGTGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGCCTGCCTCTCTGGGCGATAGAGTGACCATCAACTGCCAGGCCAGCCAGGACATCAGCAACTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGCAAGGCCCCCAAGCTGCTGATCTACTACACCAACAAGCTGGCCGACGGTGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGTAGCGGCAGAGACAGCAGCTTCACCATCAGCTCCCTGGAATCCGAGGATATCGGCAGCTACTACTGCCAGCAGTACTACAACTACCCCTGGACCTTCGGCCCTGGCACCAAGCTGGAAATCAAAAGAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号493)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW117(配列番号532)]
[QGQSGQ][LHPMCHPEGLCKFTPGGGSSGGSGGSGGISSGLLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGKSLKLSCEASGFTFSGYGMHWVRQAPGRGLESVAYITSSSINIKYADAVKGRFTVSRDNAKNLLFLQMNILKSEDTAMYYCARFDWDKNYWGQGTMVTVSSGGGGSGGGSGGSGGGSGGGGSDIQMTQSPSSLPASLGDRVTINCQASQDISNYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTNKLADGVPSRFSGSGSGRDSSFTISSLESEDIGSYYCQQYYNYPWTFGPGTKLEIKRGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号494)
【0697】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0698】
CI054: 3954-1204-C225v5N297Q-MC02-2001-mCD3-H-N
pLW118: HC C225v5N297Q-MC02-2001-mCD3-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号521)][スペーサーを有さないpLW118(配列番号533)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAAGGT][GCTTGCTCTGATATGGTTTATTGGGGTTCGTGCAGTTGGTTGGGAGGTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTGGCAAGTCTCTGAAGCTGAGCTGCGAGGCCAGCGGCTTCACCTTTAGCGGCTACGGCATGCACTGGGTGCGCCAGGCACCTGGCAGAGGCCTGGAAAGCGTGGCCTACATCACCAGCAGCAGCATCAACATTAAGTACGCCGACGCCGTGAAGGGCCGGTTCACCGTGTCCAGAGACAACGCCAAGAACCTGCTGTTCCTGCAGATGAACATCCTGAAGTCCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGCCAGATTCGACTGGGACAAGAACTACTGGGGCCAGGGCACAATGGTCACAGTGTCCAGCGGTGGAGGTGGTAGTGGTGGAGGAAGTGGAGGTTCAGGAGGTGGAAGCGGTGGTGGTGGTAGTGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGCCTGCCTCTCTGGGCGATAGAGTGACCATCAACTGCCAGGCCAGCCAGGACATCAGCAACTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGCAAGGCCCCCAAGCTGCTGATCTACTACACCAACAAGCTGGCCGACGGTGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGTAGCGGCAGAGACAGCAGCTTCACCATCAGCTCCCTGGAATCCGAGGATATCGGCAGCTACTACTGCCAGCAGTACTACAACTACCCCTGGACCTTCGGCCCTGGCACCAAGCTGGAAATCAAAAGAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号495)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号407)][スペーサーを有さないpLW118(配列番号534)]
[QGQSGQG][ACSDMVYWGSCSWLGGGSSGGSGGSGGISSGLLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGKSLKLSCEASGFTFSGYGMHWVRQAPGRGLESVAYITSSSINIKYADAVKGRFTVSRDNAKNLLFLQMNILKSEDTAMYYCARFDWDKNYWGQGTMVTVSSGGGGSGGGSGGSGGGSGGGGSDIQMTQSPSSLPASLGDRVTINCQASQDISNYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTNKLADGVPSRFSGSGSGRDSSFTISSLESEDIGSYYCQQYYNYPWTFGPGTKLEIKRGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号496)
【0699】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0700】
CI055: 3954-1204-C225v5N297Q-MC03-2001-mCD3-H-N
pLW119: HC C225v5N297Q-MC03-2001-mCD3-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW119(配列番号535)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GATTGCATTGGATTGGATCATTATTTTCTTGGACCGTGCAGTTCTGGAGGTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTGGCAAGTCTCTGAAGCTGAGCTGCGAGGCCAGCGGCTTCACCTTTAGCGGCTACGGCATGCACTGGGTGCGCCAGGCACCTGGCAGAGGCCTGGAAAGCGTGGCCTACATCACCAGCAGCAGCATCAACATTAAGTACGCCGACGCCGTGAAGGGCCGGTTCACCGTGTCCAGAGACAACGCCAAGAACCTGCTGTTCCTGCAGATGAACATCCTGAAGTCCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGCCAGATTCGACTGGGACAAGAACTACTGGGGCCAGGGCACAATGGTCACAGTGTCCAGCGGTGGAGGTGGTAGTGGTGGAGGAAGTGGAGGTTCAGGAGGTGGAAGCGGTGGTGGTGGTAGTGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGCCTGCCTCTCTGGGCGATAGAGTGACCATCAACTGCCAGGCCAGCCAGGACATCAGCAACTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGCAAGGCCCCCAAGCTGCTGATCTACTACACCAACAAGCTGGCCGACGGTGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGTAGCGGCAGAGACAGCAGCTTCACCATCAGCTCCCTGGAATCCGAGGATATCGGCAGCTACTACTGCCAGCAGTACTACAACTACCCCTGGACCTTCGGCCCTGGCACCAAGCTGGAAATCAAAAGAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号497)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW119(配列番号536)]
[QGQSGQ][DCIGLDHYFLGPCSSGGGSSGGSGGSGGISSGLLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGKSLKLSCEASGFTFSGYGMHWVRQAPGRGLESVAYITSSSINIKYADAVKGRFTVSRDNAKNLLFLQMNILKSEDTAMYYCARFDWDKNYWGQGTMVTVSSGGGGSGGGSGGSGGGSGGGGSDIQMTQSPSSLPASLGDRVTINCQASQDISNYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTNKLADGVPSRFSGSGSGRDSSFTISSLESEDIGSYYCQQYYNYPWTFGPGTKLEIKRGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号498)
【0701】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0702】
CI056: 3954-1204-C225v5N297Q-MC04-2001-mCD3-H-N
pLW120: HC C225v5N297Q-MC04-2001-mCD3-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW120(配列番号537)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TCTATGTGCACTGAGCAGCAGTGGATTGTGAATCATTGCATTAGTGGAGGTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTGGCAAGTCTCTGAAGCTGAGCTGCGAGGCCAGCGGCTTCACCTTTAGCGGCTACGGCATGCACTGGGTGCGCCAGGCACCTGGCAGAGGCCTGGAAAGCGTGGCCTACATCACCAGCAGCAGCATCAACATTAAGTACGCCGACGCCGTGAAGGGCCGGTTCACCGTGTCCAGAGACAACGCCAAGAACCTGCTGTTCCTGCAGATGAACATCCTGAAGTCCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGCCAGATTCGACTGGGACAAGAACTACTGGGGCCAGGGCACAATGGTCACAGTGTCCAGCGGTGGAGGTGGTAGTGGTGGAGGAAGTGGAGGTTCAGGAGGTGGAAGCGGTGGTGGTGGTAGTGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGCCTGCCTCTCTGGGCGATAGAGTGACCATCAACTGCCAGGCCAGCCAGGACATCAGCAACTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGCAAGGCCCCCAAGCTGCTGATCTACTACACCAACAAGCTGGCCGACGGTGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGTAGCGGCAGAGACAGCAGCTTCACCATCAGCTCCCTGGAATCCGAGGATATCGGCAGCTACTACTGCCAGCAGTACTACAACTACCCCTGGACCTTCGGCCCTGGCACCAAGCTGGAAATCAAAAGAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA(配列番号499)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW120(配列番号538)]
[QGQSGQ][SMCTEQQWIVNHCISGGGSSGGSGGSGGISSGLLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGKSLKLSCEASGFTFSGYGMHWVRQAPGRGLESVAYITSSSINIKYADAVKGRFTVSRDNAKNLLFLQMNILKSEDTAMYYCARFDWDKNYWGQGTMVTVSSGGGGSGGGSGGSGGGSGGGGSDIQMTQSPSSLPASLGDRVTINCQASQDISNYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTNKLADGVPSRFSGSGSGRDSSFTISSLESEDIGSYYCQQYYNYPWTFGPGTKLEIKRGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号500)
【0703】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0704】
CI049: 3954-1204-C225v5N297Q-MC05-2001-mCD3-H-N
pLW121: HC C225v5N297Q-MC05-2001-mCD3-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW121(配列番号539)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][ATTCATCCGATGTGCCATCCTGAGGGTGTTTGCGTTGCTCTGGATGGAGGTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTGGCAAGTCTCTGAAGCTGAGCTGCGAGGCCAGCGGCTTCACCTTTAGCGGCTACGGCATGCACTGGGTGCGCCAGGCACCTGGCAGAGGCCTGGAAAGCGTGGCCTACATCACCAGCAGCAGCATCAACATTAAGTACGCCGACGCCGTGAAGGGCCGGTTCACCGTGTCCAGAGACAACGCCAAGAACCTGCTGTTCCTGCAGATGAACATCCTGAAGTCCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGCCAGATTCGACTGGGACAAGAACTACTGGGGCCAGGGCACAATGGTCACAGTGTCCAGCGGTGGAGGTGGTAGTGGTGGAGGAAGTGGAGGTTCAGGAGGTGGAAGCGGTGGTGGTGGTAGTGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGCCTGCCTCTCTGGGCGATAGAGTGACCATCAACTGCCAGGCCAGCCAGGACATCAGCAACTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGCAAGGCCCCCAAGCTGCTGATCTACTACACCAACAAGCTGGCCGACGGTGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGTAGCGGCAGAGACAGCAGCTTCACCATCAGCTCCCTGGAATCCGAGGATATCGGCAGCTACTACTGCCAGCAGTACTACAACTACCCCTGGACCTTCGGCCCTGGCACCAAGCTGGAAATCAAAAGAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号485)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW121(配列番号540)]
[QGQSGQ][IHPMCHPEGVCVALDGGGSSGGSGGSGGISSGLLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGKSLKLSCEASGFTFSGYGMHWVRQAPGRGLESVAYITSSSINIKYADAVKGRFTVSRDNAKNLLFLQMNILKSEDTAMYYCARFDWDKNYWGQGTMVTVSSGGGGSGGGSGGSGGGSGGGGSDIQMTQSPSSLPASLGDRVTINCQASQDISNYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTNKLADGVPSRFSGSGSGRDSSFTISSLESEDIGSYYCQQYYNYPWTFGPGTKLEIKRGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号486)
【0705】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0706】
CI050: 3954-1204-C225v5N297Q-MC06-2001-mCD3-H-N
pLW122: HC C225v5N297Q-MC06-2001-mCD3-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW122(配列番号541)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GATTGCTTTGTGCCTGGGTGGTATTTGGCGGGTCCGTGCGCTCAGGGAGGTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTGGCAAGTCTCTGAAGCTGAGCTGCGAGGCCAGCGGCTTCACCTTTAGCGGCTACGGCATGCACTGGGTGCGCCAGGCACCTGGCAGAGGCCTGGAAAGCGTGGCCTACATCACCAGCAGCAGCATCAACATTAAGTACGCCGACGCCGTGAAGGGCCGGTTCACCGTGTCCAGAGACAACGCCAAGAACCTGCTGTTCCTGCAGATGAACATCCTGAAGTCCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGCCAGATTCGACTGGGACAAGAACTACTGGGGCCAGGGCACAATGGTCACAGTGTCCAGCGGTGGAGGTGGTAGTGGTGGAGGAAGTGGAGGTTCAGGAGGTGGAAGCGGTGGTGGTGGTAGTGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGCCTGCCTCTCTGGGCGATAGAGTGACCATCAACTGCCAGGCCAGCCAGGACATCAGCAACTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGCAAGGCCCCCAAGCTGCTGATCTACTACACCAACAAGCTGGCCGACGGTGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGTAGCGGCAGAGACAGCAGCTTCACCATCAGCTCCCTGGAATCCGAGGATATCGGCAGCTACTACTGCCAGCAGTACTACAACTACCCCTGGACCTTCGGCCCTGGCACCAAGCTGGAAATCAAAAGAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号487)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW122(配列番号542)]
[QGQSGQ][DCFVPGWYLAGPCAQGGGSSGGSGGSGGISSGLLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGKSLKLSCEASGFTFSGYGMHWVRQAPGRGLESVAYITSSSINIKYADAVKGRFTVSRDNAKNLLFLQMNILKSEDTAMYYCARFDWDKNYWGQGTMVTVSSGGGGSGGGSGGSGGGSGGGGSDIQMTQSPSSLPASLGDRVTINCQASQDISNYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTNKLADGVPSRFSGSGSGRDSSFTISSLESEDIGSYYCQQYYNYPWTFGPGTKLEIKRGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号488)
【0707】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0708】
CI051: 3954-1204-C225v5N297Q-MC07-2001-mCD3-H-N
pLW123: HC C225v5N297Q-MC07-2001-mCD3-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号521)][スペーサーを有さないpLW123(配列番号543)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAAGGT][GTGTGCCATTCTCGGTTGGAGTGGCTTCTGGGTTGCCAAGGAGGAGGTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTGGCAAGTCTCTGAAGCTGAGCTGCGAGGCCAGCGGCTTCACCTTTAGCGGCTACGGCATGCACTGGGTGCGCCAGGCACCTGGCAGAGGCCTGGAAAGCGTGGCCTACATCACCAGCAGCAGCATCAACATTAAGTACGCCGACGCCGTGAAGGGCCGGTTCACCGTGTCCAGAGACAACGCCAAGAACCTGCTGTTCCTGCAGATGAACATCCTGAAGTCCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGCCAGATTCGACTGGGACAAGAACTACTGGGGCCAGGGCACAATGGTCACAGTGTCCAGCGGTGGAGGTGGTAGTGGTGGAGGAAGTGGAGGTTCAGGAGGTGGAAGCGGTGGTGGTGGTAGTGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGCCTGCCTCTCTGGGCGATAGAGTGACCATCAACTGCCAGGCCAGCCAGGACATCAGCAACTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGCAAGGCCCCCAAGCTGCTGATCTACTACACCAACAAGCTGGCCGACGGTGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGTAGCGGCAGAGACAGCAGCTTCACCATCAGCTCCCTGGAATCCGAGGATATCGGCAGCTACTACTGCCAGCAGTACTACAACTACCCCTGGACCTTCGGCCCTGGCACCAAGCTGGAAATCAAAAGAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号489)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号407)][スペーサーを有さないpLW123(配列番号544)]
[QGQSGQG][VCHSRLEWLLGCQGGGGSSGGSGGSGGISSGLLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGKSLKLSCEASGFTFSGYGMHWVRQAPGRGLESVAYITSSSINIKYADAVKGRFTVSRDNAKNLLFLQMNILKSEDTAMYYCARFDWDKNYWGQGTMVTVSSGGGGSGGGSGGSGGGSGGGGSDIQMTQSPSSLPASLGDRVTINCQASQDISNYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTNKLADGVPSRFSGSGSGRDSSFTISSLESEDIGSYYCQQYYNYPWTFGPGTKLEIKRGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号490)
【0709】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0710】
CI057: 3954-1204-C225v5N297Q-MC08-2001-mCD3-H-N
pLW124: HC C225v5N297Q-MC08-2001-mCD3-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW124(配列番号545)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][GTGGGTGAGTGCGTTCCGGGTCCGCATGGGTGCTGGATGGCTTATGGAGGTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTGGCAAGTCTCTGAAGCTGAGCTGCGAGGCCAGCGGCTTCACCTTTAGCGGCTACGGCATGCACTGGGTGCGCCAGGCACCTGGCAGAGGCCTGGAAAGCGTGGCCTACATCACCAGCAGCAGCATCAACATTAAGTACGCCGACGCCGTGAAGGGCCGGTTCACCGTGTCCAGAGACAACGCCAAGAACCTGCTGTTCCTGCAGATGAACATCCTGAAGTCCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGCCAGATTCGACTGGGACAAGAACTACTGGGGCCAGGGCACAATGGTCACAGTGTCCAGCGGTGGAGGTGGTAGTGGTGGAGGAAGTGGAGGTTCAGGAGGTGGAAGCGGTGGTGGTGGTAGTGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGCCTGCCTCTCTGGGCGATAGAGTGACCATCAACTGCCAGGCCAGCCAGGACATCAGCAACTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGCAAGGCCCCCAAGCTGCTGATCTACTACACCAACAAGCTGGCCGACGGTGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGTAGCGGCAGAGACAGCAGCTTCACCATCAGCTCCCTGGAATCCGAGGATATCGGCAGCTACTACTGCCAGCAGTACTACAACTACCCCTGGACCTTCGGCCCTGGCACCAAGCTGGAAATCAAAAGAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号501)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW124(配列番号546)]
[QGQSGQ][VGECVPGPHGCWMAYGGGSSGGSGGSGGISSGLLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGKSLKLSCEASGFTFSGYGMHWVRQAPGRGLESVAYITSSSINIKYADAVKGRFTVSRDNAKNLLFLQMNILKSEDTAMYYCARFDWDKNYWGQGTMVTVSSGGGGSGGGSGGSGGGSGGGGSDIQMTQSPSSLPASLGDRVTINCQASQDISNYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTNKLADGVPSRFSGSGSGRDSSFTISSLESEDIGSYYCQQYYNYPWTFGPGTKLEIKRGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号502)
【0711】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0712】
CI058: 3954-1204-C225v5N297Q-MC09-2001-mCD3-H-N
pLW125: HC C225v5N297Q-MC09-2001-mCD3-H-N
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないpLW125(配列番号475)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAA][TGGACGTGCGGAGGTATGGTGTATCTTGCGGGATTCTGCATGGCGGGAGGTGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGTATTAGCAGTGGTCTGTTAAGCGGTCGTAGCGATAATCATGGCGGCGGTTCTGAAGTGCAGCTGGTGGAATCTGGGGGCGGACTGGTGCAGCCTGGCAAGTCTCTGAAGCTGAGCTGCGAGGCCAGCGGCTTCACCTTTAGCGGCTACGGCATGCACTGGGTGCGCCAGGCACCTGGCAGAGGCCTGGAAAGCGTGGCCTACATCACCAGCAGCAGCATCAACATTAAGTACGCCGACGCCGTGAAGGGCCGGTTCACCGTGTCCAGAGACAACGCCAAGAACCTGCTGTTCCTGCAGATGAACATCCTGAAGTCCGAGGACACCGCCATGTACTACTGCGCCAGATTCGACTGGGACAAGAACTACTGGGGCCAGGGCACAATGGTCACAGTGTCCAGCGGTGGAGGTGGTAGTGGTGGAGGAAGTGGAGGTTCAGGAGGTGGAAGCGGTGGTGGTGGTAGTGACATCCAGATGACCCAGAGCCCCAGCAGCCTGCCTGCCTCTCTGGGCGATAGAGTGACCATCAACTGCCAGGCCAGCCAGGACATCAGCAACTACCTGAACTGGTATCAGCAGAAGCCCGGCAAGGCCCCCAAGCTGCTGATCTACTACACCAACAAGCTGGCCGACGGTGTGCCCAGCAGATTCAGCGGCAGCGGTAGCGGCAGAGACAGCAGCTTCACCATCAGCTCCCTGGAATCCGAGGATATCGGCAGCTACTACTGCCAGCAGTACTACAACTACCCCTGGACCTTCGGCCCTGGCACCAAGCTGGAAATCAAAAGAGGAGGTGGTGGATCCCAGGTGCAGCTGAAACAGAGCGGCCCGGGCCTGGTGCAGCCGAGCCAGAGCCTGAGCATTACCTGCACCGTGAGCGGCTTTAGCCTGACCAACTATGGCGTGCATTGGGTGCGCCAGAGCCCGGGCAAAGGCCTGGAATGGCTGGGCGTGATTTGGAGCGGCGGCAACACCGATTATAACACCCCGTTTACCAGCCGCCTGAGCATTAACAAAGATAACAGCAAAAGCCAGGTGTTTTTTAAAATGAACAGCCTGCAAAGCCAGGATACCGCGATTTATTATTGCGCGCGCGCGCTGACCTATTATGATTATGAATTTGCGTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACCGTGAGCGCGGCTAGCACCAAGGGCCCATCGGTCTTCCCCCTGGCACCCTCCTCCAAGAGCACCTCTGGGGGCACAGCGGCCCTGGGCTGCCTGGTCAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACGGTGTCGTGGAACTCAGGCGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCGGCTGTCCTACAGTCCTCAGGACTCTACTCCCTCAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCTCCAGCAGCTTGGGCACCCAGACCTACATCTGCAACGTGAATCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTTGAGCCCAAATCTTGTGACAAAACTCACACATGCCCACCGTGCCCAGCACCTGAACTCCTGGGGGGACCGTCAGTCTTCCTCTTCCCCCCAAAACCCAAGGACACCCTCATGATCTCCCGGACCCCTGAGGTCACATGCGTGGTGGTGGACGTGAGCCACGAAGACCCTGAGGTCAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCATAATGCCAAGACAAAGCCGCGGGAGGAGCAGTACCAGAGCACGTACCGTGTGGTCAGCGTCCTCACCGTCCTGCACCAGGACTGGCTGAATGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTCTCCAACAAAGCCCTCCCAGCCCCCATCGAGAAAACCATCTCCAAAGCCAAAGGGCAGCCCCGAGAACCACAGGTGTACACCCTGCCCCCATCCCGGGAGGAGATGACCAAGAACCAGGTCAGCCTGACCTGCCTGGTCAAAGGCTTCTATCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAATGGGCAGCCGGAGAACAACTACAAGACCACGCCTCCCGTGCTGGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTCTACAGCAAGCTCACCGTGGACAAGAGCAGGTGGCAGCAGGGGAACGTCTTCTCATGCTCCGTGATGCATGAGGCTCTGCACAACCACTACACGCAGAAGAGCCTCTCCCTGTCTCCGGGTAAATGA](配列番号503)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないpLW087(配列番号476)]
[QGQSGQ][WTCGGMVYLAGFCMAGGGSSGGSGGSGGISSGLLSGRSDNHGGGSEVQLVESGGGLVQPGKSLKLSCEASGFTFSGYGMHWVRQAPGRGLESVAYITSSSINIKYADAVKGRFTVSRDNAKNLLFLQMNILKSEDTAMYYCARFDWDKNYWGQGTMVTVSSGGGGSGGGSGGSGGGSGGGGSDIQMTQSPSSLPASLGDRVTINCQASQDISNYLNWYQQKPGKAPKLLIYYTNKLADGVPSRFSGSGSGRDSSFTISSLESEDIGSYYCQQYYNYPWTFGPGTKLEIKRGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSQDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSAASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYQSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSREEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK]*(配列番号504)
【0713】
OPP022: LC C225 3954-1204
ヌクレオチド配列
[スペーサー(配列番号507)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号509)]
[CAAGGCCAGTCTGGCCAG][TGCATCTCACCTCGTGGTTGTCCGGACGGCCCATACGTCATGTACGGCTCGAGCGGTGGCAGCGGTGGCTCTGGTGGATCCGGTCTGAGCGGCCGTTCCGATAATCATGGCAGTAGCGGTACCCAGATCTTGCTGACCCAGAGCCCGGTGATTCTGAGCGTGAGCCCGGGCGAACGTGTGAGCTTTAGCTGCCGCGCGAGCCAGAGCATTGGCACCAACATTCATTGGTATCAGCAGCGCACCAACGGCAGCCCGCGCCTGCTGATTAAATATGCGAGCGAAAGCATTAGCGGCATTCCGAGCCGCTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACCGATTTTACCCTGAGCATTAACAGCGTGGAAAGCGAAGATATTGCGGATTATTATTGCCAGCAGAACAACAACTGGCCGACCACCTTTGGCGCGGGCACCAAACTGGAACTGAAACGTACGGTGGCTGCACCATCTGTCTTCATCTTCCCGCCATCTGATGAGCAGTTGAAATCTGGAACTGCCTCTGTTGTGTGCCTGCTGAATAACTTCTATCCCAGAGAGGCCAAAGTACAGTGGAAGGTGGATAACGCCCTCCAATCGGGTAACTCCCAGGAGAGTGTCACAGAGCAGGACAGCAAGGACAGCACCTACAGCCTCAGCAGCACCCTGACGCTGAGCAAAGCAGACTACGAGAAACACAAAGTCTACGCCTGCGAAGTCACCCATCAGGGCCTGAGCTCGCCCGTCACAAAGAGCTTCAACAGGGGAGAGTGTTAG](配列番号449)
アミノ酸配列
[スペーサー(配列番号87)][スペーサーを有さないOPP022(配列番号508)]
[QGQSGQ][CISPRGCPDGPYVMYGSSGGSGGSGGSGLSGRSDNHGSSGTQILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC]*(配列番号450)
【0714】
CI059: BiTE420
BiTE420
ヌクレオチド配列
GACATCTTGCTGACTCAGTCTCCAGTCATCCTGTCTGTGAGTCCAGGAGAAAGAGTCAGTTTCTCCTGCAGGGCCAGTCAGAGCATTGGCACAAACATACACTGGTATCAGCAAAGAACAAATGGTTCTCCAAGGCTTCTCATAAAGTATGCTTCTGAGTCTATCTCTGGGATCCCTTCCAGGTTTAGTGGCAGTGGATCAGGGACAGATTTTACTCTTAGCATCAACAGTGTGGAGTCTGAAGATATTGCAGATTATTACTGTCAACAAAATAATAACTGGCCAACCACATTTGGTGCAGGAACAAAGCTGGAACTGAAAGGTGGTGGTGGTTCTGGCGGCGGCGGCTCCGGTGGTGGTGGTTCTCAGGTGCAGCTGAAGCAGTCAGGACCTGGCCTAGTGCAGCCCTCACAGAGCCTGTCCATCACCTGCACAGTCTCTGGTTTCTCATTAACTAACTATGGAGTACACTGGGTTCGCCAGTCTCCAGGAAAGGGTCTGGAGTGGCTGGGAGTGATATGGAGTGGTGGAAACACAGACTATAATACACCTTTCACATCCAGACTGAGCATCAACAAGGACAATTCCAAGAGCCAAGTTTTCTTTAAAATGAACAGTCTGCAATCTAATGACACAGCCATATATTACTGTGCCAGAGCCCTGACCTATTATGACTACGAGTTCGCCTATTGGGGTCAGGGAACCCTGGTTACCGTGTCTTCCGGAGGTGGTGGATCCGAGGTGCAGCTGGTCGAGTCTGGAGGAGGATTGGTGCAGCCTGGAGGGTCATTGAAACTCTCATGTGCAGCCTCTGGATTCACCTTCAATAAGTACGCCATGAACTGGGTCCGCCAGGCTCCAGGAAAGGGTTTGGAATGGGTTGCTCGCATAAGAAGTAAATATAATAATTATGCAACATATTATGCCGATTCAGTGAAAGACAGGTTCACCATCTCCAGAGATGATTCAAAAAACACTGCCTATCTACAAATGAACAACTTGAAAACTGAGGACACTGCCGTGTACTACTGTGTGAGACATGGGAACTTCGGTAATAGCTACATATCCTACTGGGCTTACTGGGGCCAAGGGACTCTGGTCACCGTCTCCTCAGGTGGTGGTGGTTCTGGCGGCGGCGGCTCCGGTGGTGGTGGTTCTCAGACTGTTGTGACTCAGGAACCTTCACTCACCGTATCACCTGGTGGAACAGTCACACTCACTTGTGGCTCCTCGACTGGGGCTGTTACATCTGGCTACTACCCAAACTGGGTCCAACAAAAACCAGGTCAGGCACCCCGTGGTCTAATAGGTGGGACTAAGTTCCTCGCCCCCGGTACTCCTGCCAGATTCTCAGGCTCCCTGCTTGGAGGCAAGGCTGCCCTCACCCTCTCAGGGGTACAGCCAGAGGATGAGGCAGAATATTACTGTGCTCTATGGTACAGCAACCGCTGGGTGTTCGGTGGAGGAACCAAACTGACTGTCCTACACCATCACCACCATCATCACCACTAG(配列番号505)
アミノ酸配列
DILLTQSPVILSVSPGERVSFSCRASQSIGTNIHWYQQRTNGSPRLLIKYASESISGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVESEDIADYYCQQNNNWPTTFGAGTKLELKGGGGSGGGGSGGGGSQVQLKQSGPGLVQPSQSLSITCTVSGFSLTNYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWSGGNTDYNTPFTSRLSINKDNSKSQVFFKMNSLQSNDTAIYYCARALTYYDYEFAYWGQGTLVTVSSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLKLSCAASGFTFNKYAMNWVRQAPGKGLEWVARIRSKYNNYATYYADSVKDRFTISRDDSKNTAYLQMNNLKTEDTAVYYCVRHGNFGNSYISYWAYWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSQTVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTSGYYPNWVQQKPGQAPRGLIGGTKFLAPGTPARFSGSLLGGKAALTLSGVQPEDEAEYYCALWYSNRWVFGGGTKLTVL*(配列番号506)
【0715】
実施例5.CD3ε陽性Jurkat細胞に結合するSP34 scFv-Fc
【0716】
SP34 scFc Fv融合体がCD3ε陽性Jurkat T細胞に結合できるかどうかを決定するために、フローサイトメトリーベースの結合アッセイを実施した。Jurkat T細胞(クローンE6-1、ATCC、TIB-152)を、RPMI-1640+グルタマックス(Life Technologies、カタログ72400-120)、10%熱不活性化-ウシ胎仔血清(HI-FBS、Life Technologies、カタログ10438-026)、100U/mlのペニシリン及び100μg/mlのストレプトマイシン(Life Technologies、カタログ15140-122)において、ATCCガイドラインに従って培養した。細胞を遠心分離(200xg、4℃、5分)により収穫し、そして2%HI-FBS(FACS緩衝液)により補充されたPBSに再懸濁した。ウェル当たり約250,000個のJurkatを、96ウェルU底プレートに移し、収穫し、そして50μlの一次抗体に再懸濁した。抗体の開始濃度は200nMであり、続いて、合計8の濃度に、5倍連続希釈を実施した。次の抗体を試験した:SP34 LvHv scFv Fc、SP34 HvLv scFv Fc及びSP34-2。
【0717】
細胞を、振盪しながら、4℃で約2時間インキュベートし、収穫し、そして3×200μlのFACS緩衝液により洗浄した。SP34 scFv-Fc融合体により処理されたJurkatを、50μlのAlexa Fluer 488結合 抗-ヒトIgG Fc(1:100の希尺度、Jackson ImmunoResearch、製品109-546-098)に再懸濁した。SP34-2及びマウスアイソタイプにより処理された細胞を、50μlのAlexa Fluor 647結合抗-マウス IgG(1:100の希尺度、Jackson ImmunoResearch、製品715-605-150)に再懸濁した。Jurkatを、振盪しながら、4℃で約30分インキュベートし、収穫し、3×200μlのFACS緩衝液により洗浄し、そして最終体積120μlのFACS緩衝液に再懸濁した。サンプルをBD Accuri C6(BD Biosciences)上で分析し、生存細胞の中央蛍光強度(MFI)を、FlowJo V10(Treestar)を用いて計算した。EC50値を、データを対数(アゴニス)-対-応答(3パラメーター)に適合する曲線により、GraphPad Prism 6において計算した。
【0718】
図13A及び13Bは、すべてのSP34の形式が、類似するEC
50値を伴って、CD3ε Jurkat細胞に結合することを示す。
実施例6.CD3εJurkat細胞への活性化可能抗-CD3ε抗体の結合
【0719】
前の実施例に記載されるマスキングペプチドがSP34 scFv-Fcにおける結合を阻害できたかどうかを決定するために、フローサイトメトリーベースの結合アッセイを実施した。Jurkat T細胞を記載のようにして培養し、そしてFACS緩衝液において処理した。ウェル当たり約100,000個のJurkatを、96ウェルU底プレートに移し、収穫し、そして50μlの一次抗体に再懸濁した。タイトレーションは、1μM又は333nMの何れかで開始し、続いて、FACS緩衝液中で3倍連続希釈した。次の抗体及び活性化可能抗体を試験した:15003 1204 SP34 LvHv Fc;15860 1204 SP34 LvHv Fc;15865 1204 SP34 LvHv、SP34 LvHv、15003 1204 SP34 HvLv;15860 1204 SP34 HvLv Fc;15865 1204 SP34 HvLv、SP34 HvLv Fc及びマウスSP34。
【0720】
細胞を、振盪しながら、4℃で約1時間インキュベートし、収穫し、そして3×200μlのFACS緩衝液により洗浄した。SP34 Fc融合体により処理されたJurkatを、50μlのAlexa Fluer 647結合 抗-ヒトIgG Fc(1:100の希尺度、Jackson ImmunoResearch、製品109-606-008)に再懸濁した。マウスSP34により処理された細胞を、50μlのAlexa Fluor 647結合抗-マウスIgG(1:100の希尺度、Jackson ImmunoResearch、製品715-605-150)に再懸濁した。Jurkatを、振盪しながら、4℃で約30分インキュベートし、収穫し、3×200μlのFACS緩衝液により洗浄し、そして最終体積100μlの2.5μg/ml 7-AAD(BD Biosciences、カタログ 559925)含有FACS緩衝液に再懸濁した。サンプルをMACSQuant(登録商標)Analyzer 10(Miltenyi)上に集め、生存細胞の中央蛍光強度(MFI)を、FlowJo V10(Treestar)を用いて計算した。EC50値を、データを対数(アゴニス)-対-応答(3パラメーター)に適合する曲線により、GraphPad Prism 6において計算した。
【0721】
図14A及び14Bは、活性化可能抗体を生成するために、SP34 scFv-Fc中へのマスキングペプチドの組み込みが、CD3ε結合についてのEC
50値を、1桁から3ケタnMにシフトさせたことを示す。
実施例7.EGFR+HT-29細胞及びCD3ε+Jurkat細胞への二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体の結合
【0722】
前の実施例に記載されるCD3εマスキングペプチドがEGFRマスキングされた多重特異的活性化可能抗体における結合を阻害できたかどうかを決定するために、フローサイトメトリーベースの結合アッセイを実施した。
【0723】
EGFR+HT-29-luc2(Caliper)を、RPMI-1640+グルタマックス(Life Technologies、カタログ 72400-120)、0%熱不活性化-ウシ胎仔血清(HI-FBS、Life Technologies、カタログ10438-026)、100U/mlのペニシリン、及び100μg/mlのストレプトマイシン(Life Technologies、カタログ15140-122)において、製造業者のガイドラインに従って培養した。細胞を、細胞解離緩衝液(Sigma、カタログC5789)を用いて解除し、洗浄し、そして50μlの一次抗体に再懸濁した。タイトレーションは、
図15A~15Dに示される濃度で開始し、続いてFACS緩衝液中で3倍連続希釈を実施した。次の多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体を試験した:CI005(EGFR/hCD3)、CI023(M-EGFR/M-hCD3)、CI024(M-EGFR/M-hCD3)、CI015(EGFR/hCD3)、CI011(M-EGFR/M-hCD3)、CI010(M-EGFR/M-hCD3)。SP34 scFvの2つのバージョン、すなわちCI005、CI023、CI024中、scFv-対-CI015、CI011、CI010中、scFvを用いる。多重特異的抗体の結合特異性を、抗原名称(この実施例においては、EGFR及びCD3)により示し、そして文字Mは、抗原結合のマスキングを示す。
【0724】
HT29-luc2細胞を、振盪しながら、4℃で約1時間インキュベートし、収穫し、そして3×200μlのFACS緩衝液により洗浄した。細胞を、500μlのAlexa Fluor647結合抗-ヒトIgG Fc(1:100の希尺度、Jackson ImmunoResearch、製品109-606-008)に懸濁し、そして振盪しながら、4℃で約30分インキュベートした。HT29-luc2を収穫し、3×200μlのFACS緩衝液により洗浄し、そして2.5μg/mlの7-AAD(BD Biosciences、カタログ 559925)を含む、最終体積100μlのFACS緩衝液に再懸濁した。サンプルを、MACSQuant(登録商標)Analyzer10(Miltenyi)上に集め、そして生存細胞の中央蛍光強度(MFI)を、FlowJo V10(Treestar)を用いて計算した。EC50値を、データを対数(アゴニスト)-対-応答(3パラメーター)に適合する曲線により、GraphPad Prism 6において計算した。
【0725】
CD3εJurkatへの多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体の結合を、前述のようにして試験した。
【0726】
図15A~15Cは、EGFRマスキングされた多重特異的活性化可能抗体中へのCD3εマスキングペプチドの組み込みが、CD3ε結合についてのEC
50値を、1桁から3桁nMにシフトさせたことを示す。この結合シフトは、SP34 scFvの2つのバージョン(すなわち、CI005、CI023、CI024中、scFv-対-CI015、CI011、CI010中、scFv)を利用する多重特異的活性化可能抗体において明らかであった。さらに、EGFRマスキングは、EGFR及びCD3結合の両者について、マスキングされる多重特異的活性化可能抗体においてなお有効である。
実施例8.EGFR+HT-29細胞及びCD3ε+Jurkat細胞に対する二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体の細胞毒性
【0727】
前の実施例に記載されるCD3εマスキングペプチドがEGFRマスキングされた多重特異的活性化可能抗体において機能できたかどうかを決定するために、細胞毒性アッセイを実施した。
【0728】
ヒトPBMCを、凍結アリコート(HemaCare,Catalog PB009C-1)として購入するか、又はフィコール密度勾配遠心分離(Isolation of mononuclear cells and granulocytes from human blood.Boyum,A.,Scand.J.,Clin.Lab.Invest.21 Suppl,97,77-89(1968)を参照のこと)を通して、健康なドナー(Stanford Blood Center)から入手された軟膜から単離した。ヒトPBMCを、白壁の96ウェルプレート中、RPMI-1640+グルタマックス、5%熱不活性化ヒト血清(Sigma、カタログH3667)及び100U/mlのペニシリン及び100μg/mlのストレプトマイシンにおいて、EGFR発現HT29-luc2細胞と共に、10:1のPBMC:HT29-luc比で同時培養した。次の多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体のタイトレーションを試験した:CI005(EGFR/hCD3)、CI023(M-EGFR/M-hCD3)、CI024(M-EGFR/M-hCD3)、CI011(M-EGFR/M-hCD3)、CI010(M-EGFR/M-hCD3)。さらに、EGFR抗体(CI012)及びアイソタイプを、単一濃度で陰性対照として使用した。エフェクター細胞、標的細胞及び抗体の添加の後の合計体積は、150μlであった。48時間後、CytoTox-Glo(商標)Cytotoxicity Assay(Promega)の発酵性ペプチド基質をプレートに直接添加し、放出されるプロテアーゼ活性を測定した。発光を、Infinite M200 Pro(Tecan)上で、基質添加の50分後に測定した。結果は、未処理の値のバックグラウンドで差し引いた後の発光で表され、そして対数(アゴニスト)-対-応答(3パラメーター)の曲線適合分析を用いてプリズムにプロットされた。
【0729】
図16A及び16Bは、EGFR及びCD3εマスキングされた多重特異的活性化可能抗体が、非マスキング対照と比較して細胞毒性EC
50をシフトさせることを示す。このシフトは、SP34 scFvの2つのバージョン、すなわちCI023及びCI024中、scFv-対-CI001及びCI010中、scFvを利用する多重特異的活性化可能抗体においては明らかであった。
実施例9.EGFR+HT-29細胞及びCD3ε+Jurkat細胞への一重及び二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体の結合
【0730】
CD3ε及びEGFRマスキングが多重特異的活性化可能抗体における結合を弱めることができたかどうかを決定するために、フローサイトメトリーアッセイを実施した。CD3ε+Jurkat細胞及びEGFR+HT-29細胞への結合は、以下の多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体について、以前に記載されたように実施した:CI005(EGFR/hCD3)、CI007(M-EGFR/hCD3)、CI008(EGFR/M1-hCD3)、CI009(EGFR/M2-hCD3)、CI010(M-EGFR/M1-hCD3)及びCI011(M-EGFR/M2-hCD3)。
【0731】
図17A及び17Bは、EGFRマスキングが、CD3εマスキングの存在(CI010、CI011)及び不在(CI007)下でEGFR結合のEC
50をシフトさせることができることを示す。両CD3εマスキングが、EGFRマスキングの存在(CI010、CI011)及び不在(CI008、C009)下で、CD3ε結合のEC
50をシフトさせることができる。
実施例10.一重及び二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体のEGFR依存性細胞毒性
【0732】
CD3ε及びEGFRマスキングが多重特異的活性化可能抗体における細胞死滅化を弱めることができたかどうかを決定するために、フローサイトメトリーアッセイを実施した。EGFR依存性細胞死滅化を、前述のようにして、PBMC及びEGFR+HT-29luc細胞を同時培養することにより評価した。EGFR非依存性細胞死滅化を、PBMCと、EGFR陰性U266細胞系(ATCC、カタログTIB-196)とを同時培養することにより評価した。U266細胞を、RPMI-1640+グルタマックス、0%熱不活性化-ウシ胎仔血清、100U/mlのペニシリン及び100μg/mlのストレプトマイシンにおいて、ATCCガイドラインに従って培養した。次の多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体のタイトレーションを試験した:CI005(EGFR/hCD3)、CI007(M-EGFR/hCD3)、CI009(EGFR/M2-hCD3)、CI011(M-EGFR/M2-hCD3)。同時培養条件及び細胞毒性の定量化は、前の実施例に記載されている。
【0733】
図18A及び18Bは、EGFR+HT29-luc2細胞の死滅化が、多重特異的活性抗体におけるEGFR及びCD3結合の両者をマスキングすることにより、最大限弱められることを示す。対照的に、EGFR陰性U266細胞の死滅化は、同一の同時培養条件下で検出不可能であった。
実施例11.一重及び二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体のEGFR依存性初代T細胞活性化
【0734】
CD3ε及びEGFRマスキングが多重特異的活性化可能抗体における初代T細胞活性化を弱めることができたかどうかを決定するために、フローサイトメトリーアッセイを実施した。PBMC及びEGFR+HT-29luc2の同時培養条件は前の実施例に記載されている。24時間のインキュベーションの後、培養物を、U底プレートに移し、そして残存する細胞を、0.25%トリプシン(Life Technologies、カタログ25200-056)により分離した。トリプシン活性を、3体積のFACS緩衝液の添加により停止し、そしてその細胞懸濁液を、同じU底プレートに移した。収穫の後、細胞を、50μlの抗-CD69 PE/抗-CD8 APC-Vio770カクテル(抗-CD69 PE、BD Biosciences、カタログ555531;抗-CD8 APC-Vio770、Miltenyi Biotec、カタログ130-096-56I)、APC-Vio770アイソタイプ対照(Miltenyi Biotec、カタログ130-099-63VII)、又はPEアイソタイプ対照(BD BioSciences、カタログ340761)の何れかに再懸濁した。すべての抗体は、製造業者の推薦する濃度で使用された。細胞を、振盪しながら、4℃で1時間、染色し、収穫し、そして2.5μg/mlの7-AADを有する100μlの最終体積のFACS緩衝液に再懸濁した。サンプルを、MACSQuant(登録商標)Analyzer 10(Miltenyi)上に集め、そして活性化を、PEアイソタイプ対照以上にCD69の発現を有するCD8+T細胞の百分率として、FlowJo V10(Treestar)において定量化した。EC50値を、データ対数(アゴニスト)-対-対応(3パラメーター)に適合する曲線により、GraphPad Prism 6において計算した。
【0735】
図19は、初代CD8+T細胞の活性化が、多重特異的活性化可能抗体におけるEGFR及びCD3結合の両者をマスキングすることにより最大に弱められることを示す。
実施例12.一重及び二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体のEGFR非依存性初代T細胞活性化
【0736】
CD3εマスキングが多重特異的活性化可能抗体におけるEGFR非依存性活性化を弱めることができたかどうかを決定するために、フローサイトメトリーアッセイを実施した。PBMC及びEGFR陰性U266同時培養条件は、前の実施例に記載されている。初代CD8+T細胞の活性化を、前に記載のようにして、CD69染色により評価した。次の多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体を評価した:CI005(EGFR/hCD3)、CI007(M-EGFR/hCD3)、CI009(EGFR/M2-hCD3)、CI011(M-EGFR/M2-hCD3)。
【0737】
図20A及び20Bは、マスキングされていない二重特異的抗体による標的-非依存性T細胞活性化がごくわずかであり、そしてこの低い活性度が、抗-CD3部分のマスキングに基づいて排除されることを示す。
実施例13.多重特異的活性化可能抗体のuPA消化がEGFR+HT-29luc2細胞及びCD3+Jurkat細胞への結合及びEGFR+HT-29luc2細胞に対する細胞毒性を回復する
【0738】
多重特異的活性化可能抗体の活性化を、次の通りに実施した:PBS中、多重特異的活性化可能抗体を、uPA(R&D Systems、カタログ1310-SE)の添加により切断し、約1μMの最終濃度にした。消化物を、37℃で一晩インキュベートし、そして切断を、キャピラリー電気泳動分析(GX-II Capillary Electrophoresis、Perkin Elmer)又はSDS-PAGEのためのアリコートを除くことにより確認した。プロテアーゼ及び切断されたマスキング部分を、プロテインA精製により除いた。簡単に述べると、消化されたサンプルを、PBSにより2mlに希釈し、そして平衡化されたMabSelect SuRe(商標)ビーズ(GE Healthcare Life Sciences、製品11-0026-01 AD)上に負荷した。ビーズを、5カラム体積(CV)の1×PBS、続いて、5CVの5×PBS(5%イソプロピルアルコール(IPA)により補充された)、及び最終的に、5CVの1×PBSにより洗浄した。抗体を、10CVの0.1Mのグリシン(pH3.0)により溶出し、そして画分を1Mのトリス(pH8.0)により中和し、プールし、濃縮し、そして緩衝液をPBSに交換した。CD3ε+Jurkat細胞及びEGFR+HT-29細胞への結合、及びHT-29luc細胞に対する細胞死滅化を、前述のようにして実施した。
【0739】
図21A~21Dは、uPA活性化がEGFR+HT29-luc2細胞及びcD3+Jurkat細胞の両者への多重特異的活性化可能CI011(M-EGFR/M-hCD3)抗体の結合を回復することを示す。さらに、すべての多重特異的活性化可能抗体の細胞死滅化が、uPA活性化により回復される。
実施例14.異なる基質を取り込む二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体
【0740】
異なった基質が二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体のEGFR依存性死滅化に影響を及ぼすかどうかを決定するために、細胞毒性アッセイを実施した。HT-29luc2細胞に対する細胞死滅化を、前述のようにして実施した。
【0741】
図22は、異なった基質を含む、二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体がEC
50細胞毒性をシフトさせることを示す。
実施例15.本実施形態の多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体はマウスにおおけるHT-29Luc2腫瘍増殖を妨げる
【0742】
この実施例においては、EGFR及びCD3εを標的化する多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体をまた、免疫欠損NOD-scidマウスにおけるHT-29Luc2異種移植腫瘍の増殖を妨げる能力について分析した。
【0743】
ヒト結腸癌細胞係HT-29Luc2を、Perkin Elmer,Inc.,Waltham,MA(以前のCaliper Life Sciences,Inc.)から入手した。新鮮なヒトPBMC及びT細胞を濃縮したPBMCを、Hemacare,Inc.,Van Nuys,CAを通して、ヒトドナーから入手し、そして一晩かけて、CyomXに輸送した。HT-29Luc2細胞を、NOD scid(NOD.CB17-Prkdcscid/J)マウス(Jackson Laboratory,Bar Harbor,ME)の右脇膜中に、ヒトPBMC及びT細胞を濃縮した新鮮なPBMCと共に皮下移植した。HT-29Luc2細胞を、10%ウシ胎児血清(Gibco-brand,ThermoFisher,Inc.Waltham,MA)を含むMoCy’s5n培地(ATcc、Manassas、VA)において、空気中、5%CO2の雰囲気下で37℃にて増殖した。腫瘍細胞を毎週2回、定期的に継代培養した。対数増殖期に細胞を収穫し、そして腫瘍誘発のために周囲温度に保った。
【0744】
1つの予防研究において、マウスを、2×106個の腫瘍細胞と共に、新鮮な刺激されていないPBMC(0日目)を含む、又はそれを含まない細胞懸濁液100μlにより皮下接種した。同日、マウスは、静脈内注射により試験又は対照物の第1回投与を受けた(0日目)。腫瘍体積を、デジタルキャリパーを用いて二次元的に、週2度、測定し、そしてその体積を、次の式:V=0.5a×b2(ここで、a及びbは、それぞれ腫瘍の長径及び短径である)を用いて、mm3で表した。
【0745】
マウスは、表13に示されるように、グループ分けされ、そして投与された。
表13.HT-29Luc2異種移植研究についてのグループ及び用量。*BiTEは、0.5mg/kg/日で投与された。
【表15】
【0746】
初期用量後の腫瘍体積対日数をプロットする
図23は、0.1mg/kgでの多重特異的抗体CI005を7日間隔で2回投与し、そして0.5mg/kg/日での連続8日間のCI059(BiTE)の投与が、HT-29Luc2異種移植腫瘍の増殖を妨げたことを実証した。
【0747】
別の研究において、EGFR及びCD3εを標的化する、多重特異的CI048及び多重特異的活性化可能抗体CI011を、上記方法に類似する方法を用いて、HT-29Luc異種移植腫瘍の増殖を妨げるか又は阻害する能力について試験した。グループ及び用量は表14に示される。この研究におけるエフェクター細胞は、PBMCから濃縮された、新鮮な刺激されていないCD3+T細胞であり、そして1:1のエフェクター細胞:腫瘍細胞の比で同時に注入された。
表14.HT-29Luc2異種移植予防研究のためのグループ及び用量
【表16】
【0748】
初期用量後の腫瘍体積対日数をプロットする
図24は、CI048多重特異的抗体がHT-29Luc2異種移植腫瘍の確立を制限し、そしてCI011多重特異的活性化可能抗体がHT-29Luc2異種移植腫瘍の増殖を阻害したことを実証した。26日目でのPBSとCI011との効果の差異は、統計学的に有意である(p<0.05)。
実施例16.本実施形態の多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体は、マウスにおける確立されたHT-29Luc2腫瘍の退縮を誘発した
【0749】
この実施例においては、EGFR及びCD3εを標的とする、多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体を、ヒトT細胞移植NSGマウスにおける確立されたHT-29Luc2異種移植腫瘍の退縮又は増殖低下を生成する能力について分析した。
【0750】
ヒト結腸癌細胞係HT-29Luc2を、Perkin Elmer,Inc.,Waltham,MA(以前はCaliper Life Sciences,Inc.)から入手し、そして実施例15に記載のようにして培養した。精製された凍結ヒトPBMCを、Hemacare,Inc.,Van Nuys,CAを通して、ヒトドナーから入手した。NSG(NOD.Cg-Prkdcscid Il2rgtm1Wjl/SzJ)マウスを、The Jackson Laboratories,Bar Harbor,MEから入手した。
【0751】
腫瘍介入研究の準備のために、各マウスを、100μlのRPMI+グルタマックス、血清フリー培地中、2×106個のHT-29Luc2細胞により、右脇腹に皮下接種した。単一ドナー(「A」)由来の以前凍結されたPBMCを分析し、%CD3+T細胞を決定した。この値を用いて、2:1のCD3+T細胞:腫瘍細胞比を達成するのに必要とされるPBMCの合計数を計算した。このPBMCの合計数(1,020万)を、腫瘍細胞移植の日、各マウスの腹膜中に注入した。
【0752】
血液(約100μl)を、PBMC接種の11日後、すべてのマウスから採血し、フローサイトメトリーにより各マウス内のヒトT細胞移植の程度を評価した。完全血液(抗凝固剤、リチウムヘパリン)を、ヒトCD3+の存在、及び%CD4+及びCD8+T細胞について分析した。
【0753】
腫瘍体積及び体重を、週2度測定し、そして腫瘍体積を実施例15に記載のようにして計算した。腫瘍接種の13日後、適切なT細胞移植、及び標的サイズ範囲(50~100mm
3;平均約70mm
3)での腫瘍を有するマウスを、ランダムに8のグループに分けた。次の日、処理グループに割り当てられたマウスに、表15に従ってIV(4ml/kg)投与した。
表15.用量依存性HT-29Luc2異種移植研究のためのグループ及び用量
【表17】
【0754】
初期処理用量後の腫瘍体積対日数をプロットする
図25は、HT-Luc2異種移植腫瘍の増殖に対するCI048多重特異的抗体の用量依存性効果を示した。CI048の最も効果的な用量は、0.3mg/kgであり、これは100%マウスにおいて持続的で完全な腫瘍退縮をもたらした。1.1mg/lgでのCI048はまた、非常に有効であり、大部分のマウスは、腫瘍退縮を示した。
【0755】
初期処理用量後の腫瘍体積対日数をプロットする
図26は、0.3mg/kgでのCI048多重特異的抗体がHT-29Luc2異種移植腫瘍を排除し、そして0.1mg/kgでのCI040多重特異的活性化可能抗体が、CI048よりも効果的でないが、しかしPBS対照と比較して、HT-29Luc2異種移植腫瘍増殖を制限したことを実証した。
【0756】
2つのさらなる有効性研究を、HT-29Luc2腫瘍担持のヒトT細胞移植NSGマウスの同じプールから、割り当てられていない動物を用いて設定した。最初の研究を、腫瘍移植後18日で開始し、107mm
3の平均開始腫瘍体積であった。この研究は、CI048多重特異的抗体及びCI040多重特異的活性化可能抗体の活性を比較した。マウスを、表16、グループ1~4に表されるように、グループ分けし、そして投与された。第2の研究を、腫瘍移植後26日で開始し、190mm
3の平均開始腫瘍体積であった。この研究は、CI011多重特異的活性化可能抗体の有効性を評価した。マウスを、グループ分けし、そして表16、グループ5及び6に示されるようにIV投与した。
表16.追加の用量依存性HT-29Luc2異種移植アドオン研究のためのグループ及び用量
【表18】
【0757】
初期処理用量後の腫瘍体積対日数をプロットする
図27は、1.0mg/kgでのCI040多重特異的活性化可能抗体及び0.3mg/kgでのCI048多重特異的抗体が、処理されたマウスの100%で完全な腫瘍退縮を生成したことを実証した。腫瘍退縮が、0.3mg/kgのCI040を投与されたマウスの大部分で見られた。
【0758】
初期処理用量後の腫瘍体積対日数をプロットする
図28は、1.0mg/kgでのCI011多重特異的活性化可能抗体が、ビークル対照と比較して、HT-29Luc2異種移植腫瘍増殖を阻害した(p<0.05)ことを実証した。
実施例17.カニクイザルにおける多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体についての最大耐性用量(MTD)の決定
【0759】
この実施例においては、漸増する用量研究設計を用いて、雄のカニクイザルへの1回のIVボーラス投与に続いて、CI048 EGFRxCD3ε多重特異的抗体、及びCI011及びCI040の2種の多重特異的活性化可能抗体の最大耐性用量を確立した。サルはカンボジア起源のものであり、そして体重は2.5~4kgの範囲であった。CI011及びCI040は、プロテアーゼ切断部位のアミノ酸配列においてのみ変化した。CI048、CI011及びCI040は、CI048については0.1μg/kg及びCI011及びCI040については60μg/kgで開始する用量レベルで1匹の動物に、それぞれ投与された。用量は、各物質についてのMTDに達するか又はそれを超えるまで、2~10倍で増量された。次に、1匹の追加の動物を用いて、MTDを確認した。各試験動物に1回投与し、そして最低7日間、モニターした。耐性を、臨床的徴候、体重、食物消費、及び血清化学及び血液学を含む検査分析に基づいて評価した。標準的血清化学及び血液学分析のために、順応中、及び投与後48時間及び7日間、1回、採血を行った。
【0760】
嘔吐、隆肉(hunching)、及び食物摂取の低下を含む異常臨床的徴候が、10μg/kgの用量でのマスキングされていないCI048多重特異的抗体、及び200μg/kg以上の用量でのCI011又はCI040多重特異的活性化可能抗体で観察された。CI048について20μg/kg、CI040について200μg/kg以上、及びCI011について600μg/kg以上のMTDで、それらの発現は、存在する場合、一時的であり、そして一般的に、投与後48時間に限定された。MTDでの血清化学的所見は、48時間で、アラニントランスアミダーゼ(ALT、肝臓細胞溶解の後、血清中に見出される肝臓酵素マーカー)の軽度~中程度の上昇が含まれ、これは、8日目までに完全に逆転した。60μg/kgでのCI048を投与された一匹の動物は、より重症で長期にわたる臨床学的徴候を示し、これは、投与後48時間で実質的に上昇したALT、AST、ビリルビン及び血液尿素窒素と相関する。この動物はまた、投与後1又は4時間で、IL-6、IFN-γ及びTNF-αを包含する血清サイトカインの著しい上昇、及び8日目での大規模に拡大したリンパ球集団を有した。MTDを超えるCI048用量での肝臓及び腎臓傷害の所見は、EGFR×CD3二重特異的分子(PNAS 2010,vol.107(28)12605-12610)を用いたLutterbuese及び共同研究者により注目されるそれらのものと類似し、そしてT細胞介在性組織傷害に起因する可能性がある。
【0761】
図29は、試験物質用量の関数としてのアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)の投与後48時間の血清濃度を示す。ALTの著しい上昇が、60μg/kgでのCI048多重特異的抗体で注目された。20μg/kgでのCI048の再投与は、20μg/kgでの耐容用量を確立した。600μg/kgの用量でのCI011及びCI040多重特異的活性化可能抗体の投与は、10~20μg/kgのCI048に関連する血清ALT濃度に匹敵する血清ALTレベルをもたらした。
実施例18.EGFR+HT-29細胞及びマウスCD3ε+TK1細胞への二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体の結合
【0762】
マウスCD3ε及びEGFRマスキングが多重特異的活性化可能抗体における結合を弱めることができたかどうかを決定するために、フローサイトメトリーアッセイを実施した。マウスCD3ε+TK1細胞(ATCC、カタログCRL-2396)を、RPMI-1640+グルタマックス、10%熱不活性化-ウシ胎仔血清、100U/mlのペニシリン、及び100μg/mlのストレプトマイシンにおいて、ATCCガイドラインに従って培養した。マウスCD3ε+TK1細胞及びEGFR+HT-29細胞への結合を、次の多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体に対して、前述のようにして実施した:CI052(EGFR/mCD3)、CI053(M-EGFR/M01-mCD3)、CI054(M-EGFR/M02-mCD3)、CI055(M-EGFR/M03-mCD3)、CI056(M-EGFR/M04-mCD3)、CI049(M-EGFR/M05-mCD3)、CI050(M-EGFR/M06-mCD3)、CI051(M-EGFR/M07-mCD3)、CI057(M-EGFR/M08-mCD3)及びCI058(M-EGFR/M09/mCD3)。
図30は、EGFRマスキングされた多重特異的活性化可能抗体中へのマウスCD3εマスキングの組み込みは、効果的EGFRマスキングを保持しながら、マウスCD3ε結合のEC
50値をシフトさせたことを実証した。
実施例19.二重マスキングされた多重特異的活性化可能抗体を標的化するIL6Rの特徴付け
【0763】
多重特異的活性化可能抗体のCD3ε及びIL6Rマスキングが細胞死滅化を弱めるかどうかを決定するために、細胞毒性アッセイを実施した。細胞死滅化を、精製されたヒトCD8+細胞とIL6R+Molp-8細胞とを、6:1の比で同時培養することにより評価した。ヒトCD8+T細胞を、Dynabeads(登録商標)Untouched(商標)Human CD8 T Cellsキット(Life Technologies、カタログ11348D)を用いて、陰性選択により、凍結PBMCから単離した。Molp-8細胞(DSMZ、カタログACC 569)を、RPMI-1640+グルタマックス、20%熱不活性化-ウシ胎仔血清、100U/mlのペニシリン及び100μg/mlのストレプトマイシンにおいて、CDMZガイドラインに従って培養した。以下の多重特異的抗体及び多重特異的活性化可能抗体のタイトレーションを行った:CI026(IL6R/hCD3)、CI027(IL6R/M-hCD3)、CI036(M-IL6R/hCD3)及びCI029(M-IL6R/M-hCD3)。同時培養条件及び細胞毒性の定量化は、前記実施例に記載されている。
【0764】
図31は、IL6R+Molp-8細胞の死滅化が、多重特異的活性化可能抗体におけるIL6R及びCD3結合の両者をマスキングすることにより最大に弱められることを実証する。
他の実施態様
【0765】
本発明はその詳細な説明と併せて説明して来たが、前述の説明は例示であって、特許請求の範囲を限定するものではない。他の側面、利点及び修飾は、添付の特許請求の範囲内である。
【配列表】