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特許7168783圧力測定足場、及びこれを含む身体不均衡矯正用運動機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-31
(45)【発行日】2022-11-09
(54)【発明の名称】圧力測定足場、及びこれを含む身体不均衡矯正用運動機器
(51)【国際特許分類】
   A63B 23/04 20060101AFI20221101BHJP
【FI】
A63B23/04 C
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021531844
(86)(22)【出願日】2019-12-05
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-07
(86)【国際出願番号】 KR2019017126
(87)【国際公開番号】W WO2020116970
(87)【国際公開日】2020-06-11
【審査請求日】2021-06-03
(31)【優先権主張番号】10-2018-0156399
(32)【優先日】2018-12-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520411135
【氏名又は名称】イ ジュン ウ
(73)【特許権者】
【識別番号】520411146
【氏名又は名称】ムン ヤン ギュ
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100185269
【弁理士】
【氏名又は名称】小菅 一弘
(72)【発明者】
【氏名】キム クヮン ミュン
(72)【発明者】
【氏名】イ フイ スン
(72)【発明者】
【氏名】パク サン ジン
(72)【発明者】
【氏名】イ スン ホ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ウォン ド
(72)【発明者】
【氏名】キム ビュン ホン
【審査官】槙 俊秋
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-11578(JP,A)
【文献】特開2012-66121(JP,A)
【文献】特開昭56-20471(JP,A)
【文献】特表2010-505511(JP,A)
【文献】特開2012-75587(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0053224(US,A1)
【文献】韓国公開特許第2017-0045420(KR,A)
【文献】韓国公開特許第2014-0087298(KR,A)
【文献】韓国公開特許第2013-0122343(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 23/04
A63B 22/16
G06F 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の圧力測定部材を備えた下部プレート;
前記下部プレートの上面と空間を空けて離隔するように設けられて、前記圧力測定部材の備えられた垂直位置に開口部を備える上部プレート;及び、
前記開口部を貫通し、圧力測定部材の上面を加圧できる加圧部材を備えて、前記上部プレート上に位置するカバープレート;を含
前記圧力測定足場は、下部面に斜め駆動時、回転軸となる回転ブラケットを備え、
前記圧力測定部材は、圧力測定部材ブラケット及び締結手段を用いて下部プレートに固定され、
前記圧力測定部材は、使用者の両足のつま先が触れる上端部と、踵が触れる下端部とにそれぞれ複数に配置される、圧力測定足場。
【請求項2】
請求項による圧力測定足場;
前記圧力測定足場の回転ブラケットと結合する荷重支持部材を備えた下部フレーム;
前記下部フレームに設けられて、往復運動可能なシリンダーを備えたアクチュエータ;
前記シリンダーの突出部一端に垂直方向に回転可能であるように一端が連結され、他端が前記圧力測定足場の駆動ブラケットに連結された従属プレート;及び、
前記圧力測定部材で測定される信号により身体不均衡数値を分析し、アクチュエータを駆動して、圧力測定足場を斜め駆動させるように制御する制御部;を含む、身体不均衡矯正用運動機器。
【請求項3】
前記身体不均衡矯正用運動機器は、前記圧力測定部材を用いて、前記使用者の両足を基準に、前後左右重心を感知し、前記感知された重心と制御部に貯蔵された基準値を比較して、使用者の身体不均衡を測定することを特徴とする、
請求項に記載の身体不均衡矯正用運動機器。
【請求項4】
前記下部フレームに設けられて、使用者の身体不均衡測定時、圧力測定足場が水平を維持するように支持する足場支持部材をさらに含むことを特徴とする、
請求項に記載の身体不均衡矯正用運動機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、使用者の身体不均衡を精密に測定して、これを矯正できる運動器具に適用することのできる、堅固な構造の圧力測定足場、及びこれを含む身体不均衡矯正用運動機器に関する。
【背景技術】
【0002】
身体不均衡とは、体形の関節が一方の方向に曲がるかねじれる現象であって、単純なダイエットや運動では改善しにくい。身体不均衡は、様々な原因によって発生し、特に、正しくない習慣や姿勢のせいで発生することになる。脚を組むなどの誤った習慣を繰り返すと、骨盤が徐々に歪むようになり、このため、神経を刺激し、筋肉が緊張し得る。このような身体不均衡を矯正するために、様々な運動方法と運動機器が開発されており、身体部位のうち体重を支持する脚の筋肉をほぐす運動とストレッチに用いられる器具等が多く開発されている。
【0003】
これに関連して、韓国登録特許第10-1390213号は、床面に感圧センサーを備え、備えられた前記感圧センサーを介して使用者の足の動きを測定する足場部を備えた運動兼用ゲーム装置が開示されている。
【0004】
しかしながら、上記技術は、単に感圧センサーを備えるか否かのみを開示しており、実際の駆動時に発生し得る感圧部材と足場部の破損防止に関する解決策を提示していない問題点がある。
【0005】
一方、韓国登録特許第10-1806163号は、ストレッチによって足首と大腿部を含む脚の疲れをほぐしながら、安全事故を防止できる下体ストレッチ運動器具について開示している。
【0006】
しかしながら、上記技術は、単に足場の角度を変化させて、脚をストレッチさせるのにとどめるだけであり、各個人の身体不均衡状態に符合して、これを矯正するための運動形態を提示することができない問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このため、上記問題点を解決するために本技術は、使用者の身体不均衡を測定するための圧力測定部材を堅固に固定させながらも、矯正運動のための足場の斜め駆動時、前記圧力測定部材を含み、足場の各部材の破損を防止又は最小化し得る圧力測定足場を提供することを目的とする。
【0008】
また、本技術は、前記圧力測定足場で身体不均衡状態を精密に測定し、これに基づいて、各個人の身体不均衡の程度に合わせた矯正運動を提供できる身体不均衡矯正用運動機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本技術は、複数の圧力測定部材を備えた下部プレート、前記下部プレートの上面と空間を空けて離隔するように設けられて、前記圧力測定部材の備えられた垂直位置に開口部を備える上部プレート、及び前記開口部を貫通し、圧力測定部材の上面を加圧できる加圧部材を備えて、前記上部プレート上に位置するカバープレート、とを含む圧力測定足場を提供する。
【0010】
また、本技術は、前記圧力測定足場、前記圧力測定足場の回転ブラケットと結合する荷重支持部材を備えた下部フレーム、前記下部フレームに設けられて、往復運動可能なシリンダーを備えたアクチュエータ、前記シリンダーの突出部一端に垂直方向に回転可能であるように一端が連結され、他端が前記圧力測定足場の駆動ブラケットに連結された従属プレート、及び前記圧力測定部材で測定される信号により身体不均衡数値を分析し、アクチュエータを駆動して、圧力測定足場を斜め駆動させるように制御する制御部、とを含む身体不均衡矯正用運動機器を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本技術の圧力測定足場は、使用者の身体不均衡を測定するための圧力測定部材を堅固に固定させながらも、矯正運動のための足場の斜め駆動時、前記圧力測定部材を含み、足場の各部材の破損を防止又は最小化することができる。
【0012】
また、前記圧力測定足場で身体不均衡状態を精密に測定し、これに基づいて、各個人の身体不均衡の程度に合わせる矯正運動を提供できる身体不均衡矯正用運動機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本技術の一実施形態による圧力測定足場の斜視図を示す。
図2】本技術の一実施形態による圧力測定足場の側面視断面図を概略的に示す。
図3】本技術の一実施形態による圧力測定足場を、カバープレートを除去した状態を斜視図に示す。
図4】本技術の一実施形態による身体不均衡矯正用運動機器を概略的に示す。
図5】本技術の一実施形態による身体不均衡矯正用運動機器の駆動方式を概略的に示す。
図6】本技術の身体不均衡矯正用運動機器が適用された器具の一実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本技術は、様々な変更を加えることができ、種々の実施形態を有し得るところ、特定の実施形態を図面に例示して、詳細な説明において詳説する。しかし、これは本技術を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本技術の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物乃至代替物を含むものと理解しなければならない。
【0015】
第1、第2、A、Bなどの用語は、様々な構成要素を説明するために使われるものの、該構成要素は、上記用語によって限定されるものではなく、単に一構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使われる。例えば、本技術の権利範囲を外れない、かつ第1の構成要素は、第2の構成要素と命名されてもよく、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と命名されてもよい。及び/又はという用語は、複数の関連する記載項目の組み合わせ又は複数の関連する記載項目のうちいずれか項目を含む。
【0016】
本明細書で使われる用語における単数の表現は、文脈上、確かに他に解釈されない限り、複数の表現を含むものと理解しれなければならない。そして、「含む」などの用語は、説示の特徴、個数、段階、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを意味するものであり、一つ又はそれ以上の他の特徴や個数、段階、動作、構成要素、部分品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を排除しないものと理解しれなければならない。
【0017】
図面について詳細に説明する前に、本明細書における構成部に対する区分は、各構成部が担当する主機能別に区分したものに過ぎないことを明確にしたい。すなわち、以下に説明する2つ以上の構成部が一構成部に合わせるか、又は一構成部がより細分化した機能別に2つ以上に分化されて備えてもよい。
【0018】
また、以下に説明する構成部それぞれは、自分が担当する主機能のほか、他の構成部が担当する機能のうち一部又は全部の機能をさらに行うこともでき、構成部それぞれが担当する主機能のうち一部機能が、他の構成部によって専担されて行われても良いことは勿論である。よって、本明細書によって説明される各構成部の存在有無は、機能的に解釈すべきである。
【0019】
本技術は、一様態として、複数の圧力測定部材を備えた下部プレート、前記下部プレートの上面と空間を空けて離隔するように設けられて、前記圧力測定部材の備えられた垂直位置に開口部を備える上部プレート、及び前記開口部を貫通し、圧力測定部材の上面を加圧できる加圧部材を備えて、前記上部プレート上に位置するカバープレート、とを含む圧力測定足場を提供する。
【0020】
本技術の一具現例として、前記圧力測定足場は、下部面に斜め駆動時、回転軸となる回転ブラケットを備えるものであってもよい。
【0021】
本技術の他の一具現例として、前記圧力測定部材は、圧力測定部材ブラケット及び締結手段を用いて下部プレートに固定されるものであってもよい。
【0022】
本技術のさらに他の一具現例として、前記圧力測定部材は、使用者の両足のつま先が触れる上端部と、踵が触れる下端部とにそれぞれ複数に配置されるものであってもよい。
【0023】
本技術は、他の一様態として、前記圧力測定足場、前記圧力測定足場の回転ブラケットと結合する荷重支持部材を備えた下部フレーム、前記下部フレームに設けられて、往復運動可能なシリンダーを備えたアクチュエータ、前記シリンダーの突出部一端に垂直方向に回転可能であるように一端が連結され、他端が前記圧力測定足場の駆動ブラケットに連結された従属プレート、及び前記圧力測定部材で測定される信号により身体不均衡数値を分析し、アクチュエータを駆動して、圧力測定足場を斜め駆動させるように制御する制御部、とを含む身体不均衡矯正用運動機器を提供する。
【0024】
本技術の一具現例として、前記身体不均衡矯正用運動機器は、前記圧力測定部材を用いて、前記使用者の両足を基準に、前後左右重心を感知し、前記感知された重心と制御部に貯蔵された基準値を比較して、使用者の身体不均衡を測定するものであってもよい。
【0025】
本技術の他の一具現例として、前記身体不均衡矯正用運動機器は、下部フレームに設けられて、使用者の身体不均衡測定時、圧力測定足場が水平を維持するように支持する支持部材をさらに含むものであってもよい。
【0026】
以下では、本技術を理解するために添付の図面を参考して、本技術をより詳説する。しかし、下記の実施形態は、本技術をより理解しやすくするために提供されるだけであり、下記の実施形態によって本技術の内容が限定されるものではない。
【0027】
図1~3は、本技術の一実施形態による圧力測定足場を示したものである。図1~3を参照して説明すれば、本技術の圧力測定足場10は、複数の圧力測定部材110を備えた下部プレート100、前記下部プレート100の上面と空間を空けて離隔するように設けられて、前記圧力測定部材110の備えられた垂直位置に開口部210を備える上部プレート200、及び前記開口部210を貫通し、圧力測定部材110の上面を加圧できる加圧部材310を備えて、前記上部プレート200上に位置するカバープレート300、とを含んでいてもよい。
【0028】
前記圧力測定部材110は、使用者の身体不均衡を精密に測定するために、使用者が圧力測定足場10上に立っている状態で、両足のつま先と触れる上端部と、踵が触れる下端部との垂直位置にそれぞれ2つ以上に備えることが好ましい。前記圧力測定部材110は、これに制限されるものではないものの、ロードセル又は圧力測定パッドであってもよい。前記圧力測定部材110は、圧力測定部材ブラケット120と締結手段130を用いて下部プレート100に固定することができ、前記圧力測定部材ブラケット120によって圧力測定足場10が斜め駆動する場合にも、下部プレート100から離脱せずに固定することができる。
【0029】
前記上部プレート200は、圧力測定足場10が斜め駆動時、使用者の加える圧力によってカバープレート300が滑るか捻れることを防ぎ、この時に加えられる圧力によって圧力測定部材110が破損することを防止するために備えられるものであって、圧力測定部材110及び圧力測定部材ブラケット120が下部プレート100と上部プレート200との間に設けられるように、下部プレート100の上面と空間を空けて離隔するように設けられて、前記締結手段130によって下部プレート100と間隔を空けて固定して設けられてもよい。前記上部プレート200は、カバープレート300に備えられた加圧部材310が圧力測定部材110の上面を加圧して、使用者の身体不均衡状態を測定できるように、圧力測定部材110の備えられた垂直位置に開口部210を備える。前記開口部は、圧力測定足場の斜め駆動時、カバープレート300が捻れることを防止するために、開口部の幅は、加圧部材310がかみ合える程に備えることが好ましい。
【0030】
前記カバープレート300は、斜め駆動時、足場の捻れ又は離脱を防止するために、前記下部プレート100及び上部プレート200の側面縁を取り囲む形態であってもよく、使用者が立ち上がれる程に耐久力を有する素材で備えることができる。単に長方形や楕円形のような形態に具現することもでき、人の脚模様やその他多様な形態に具現することができる。また、使用者がカバープレート300から滑ることを防止するために、上部に陽刻又は陰刻状のパターンが形成されうる。
【0031】
このように、本技術の圧力測定足場10は、複数の圧力測定部材110の備えられた下部プレート100と、開口部210の備えられた上部プレート200とを二重構造で離隔して設けて、前記上部プレート200の上部に加圧部材310を備えた別途カバープレート300を備えることにより、使用者の身体不均衡を精密に測定し、圧力測定部材110を堅固に固定させながらも、矯正運動のための圧力測定足場910の斜め駆動時、使用者によって斜め方向に加えられる圧力によって、圧力測定足場10の各部材の離脱、捻れ又は破損を防止するか最小化することができ、特に、圧力特定部材110の破損を防止することができる。
【0032】
図4は、本技術の一実施形態による身体不均衡矯正用運動機器を概略的に示したものである。図5は、本技術の一実施形態による身体不均衡矯正用運動機器の駆動方式を概略的に示したものである。図6は、本技術の身体不均衡矯正用運動機器が適用された器具の一実施形態を示したものである。図4~6を参照して説明すれば、本技術の身体不均衡矯正用運動機器20は、上述した圧力測定足場10、前記圧力測定足場10の回転ブラケット140と結合する荷重支持部材410を備えた下部フレーム400、前記下部フレーム400に設けられて、往復運動可能なシリンダー510を備えたアクチュエータ500、前記シリンダー510の突出部一端に垂直方向に回転可能であるように一端が連結され、他端が前記圧力測定足場10の駆動ブラケット150に連結された従属プレート600、及び前記圧力測定部材110で測定される信号により身体不均衡数値を分析し、アクチュエータ500を駆動して、圧力測定足場10を斜め駆動させるように制御する制御部700、とを含む。
【0033】
アクチュエータ500は、圧力測定足場10を斜め駆動させる動力を提供する装置であって、下部フレーム400に固定して設けられて、別途固定用ブラケットを用いて固定することもできる。前記アクチュエータ500は、身体不均衡矯正用運動機器20の体積を最小化するために、圧力測定足場10の下部に水平かつ平行に配置されることが好ましい。前記アクチュエータ500は、往復運動可能なシリンダー510を備える。
【0034】
従属プレート600は、前記シリンダー510の突出部末端と一端が連結され、他端が圧力測定足場10の駆動ブラケット150と連結される。かかる連結構造によって前記従属プレート600は、アクチュエータ500の作動によって水平運動するピストン510から駆動力を伝達されて、回転運動に変換して、圧力測定足場10を斜め駆動させることができる。
【0035】
一方、本技術による身体不均衡矯正用運動機器20は、使用者が圧力測定足場10に立ち上がると、ミルキングアクションを行えるように誘導する装置である。すなわち、圧力測定足場910を特定の角度と方向に維持した状態で、上下方向に往復運動し、使用者の足首やふくらはぎなどの身体の特定部位でミルキングアクションが行われるように動作する。もちろん、単に上下方向に往復運動することだけでなく、往復運動時、運動効果を極大化するために、足場の方向や角度又は動く幅などを変更しながら動作することもできる。
【0036】
本技術の身体不均衡矯正用運動機器20を用いた身体不均衡矯正方法は、次のように実施することができる。使用者が立ち上がれる圧力測定足場10に備えられた圧力測定部材110を用いて、使用者の初期身体不均衡の程度を測定する。一実施形態として、身体不均衡矯正用運動機器20は、複数の圧力測定部材110の備えられた圧力測定足場10を用いて、使用者の両足を基準に、前後左右重心を感知することができる。そして、感知された重心と既に貯蔵された基準値を比較して、初期身体不均衡の程度を測定することができる。
【0037】
通常、身体不均衡は、亀目や脊柱側弯などの症状があるか、身体の特定部位に痛症を伴う場合であってもよい。または、崩れた身体均衡状態によって痛症や病変が発生し得る。本技術の身体不均衡矯正用運動機器20は、このような使用者たちの初期身体不均衡の程度を感知して、使用者の身体均衡状態がどうであるかを感知することができる。
【0038】
一方、本技術の身体不均衡矯正用運動機器20は、初期身体不均衡に対する測定値を伝送するために、通信モジュールを用いることもできる。ここで、通信モジュールは、身体不均衡矯正用運動機器20と連動する端末機又は使用者のスマートフォンのような外部端末機から特定情報を提供されるか、身体バランスに対する測定値を伝送するためのものであってもよい。例えば、ブルートゥース(登録商標)やワイファイ網を通じてデータを送受信できるモジュールを利用することができる。
【0039】
また、本技術の身体不均衡矯正用運動機器20は、使用者の初期身体不均衡の程度を測定するとき、正確な環境で測定できるように、測定による駆動信号を前記端末機へ伝送することが可能である。すなわち、前記端末機は、身体不均衡矯正用運動機器20から送信される駆動信号をトリガーとして、使用者の身体不均衡を矯正するための駆動を始めることができ、これに対する案内情報を提供することができる。前記端末機と身体不均衡矯正用運動機器20は、互いに無線で連結されているため、端末機の画面を通じて、測定のための姿勢や位置に対する情報を提供すれば、使用者が足場の正確な地点で、正しい姿勢で初期身体不均衡状態を測定することが可能である。
【0040】
また、本技術による身体不均衡矯正用運動機器20は、別途運動情報サーバーを含んでいてもよい。前記運動情報サーバーは、このような設定値を計算することができるプロセッサを含むサーバーであって、測定された初期身体不均衡情報に基づいて、身体不均衡矯正用運動機器の作動に対する設定値を計算する。前記測定情報と計算された設定値に基づいて、圧力測定足場10の方向、角度、ミルキングアクション回数のうち少なくとも一つを設定値に計算する。例えば、使用者の身体不均衡が特定方向に偏っていれば、圧力測定足場10の角度を該方向に移動させるか、角度を傾けて重心を分散するための設定値を計算することができる。そして、身体不均衡矯正用運動機器20は、計算された設定値を受信して、圧力測定足場10を設定又は作動することができる。
【0041】
開示された技術の一実施形態による圧力測定足場、及びこれを利用した身体不均衡矯正用運動機器は、理解に役に立つために、図面に示された実施形態を参照に説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当該分野における通常の知識を有する者であれば、これから様々な変形及び均等な他の実施形態が可能である点を理解することができる。よって、開示された技術の真な技術的保護の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定めなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6