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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-01
(45)【発行日】2022-11-10
(54)【発明の名称】注意喚起用安全点灯具
(51)【国際特許分類】
   E01F 9/654 20160101AFI20221102BHJP
   E01F 9/669 20160101ALI20221102BHJP
【FI】
E01F9/654
E01F9/669
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021148217
(22)【出願日】2021-09-11
【審査請求日】2022-08-26
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】501467751
【氏名又は名称】株式会社エー・ピー・エス
(73)【特許権者】
【識別番号】510073268
【氏名又は名称】首都高電気メンテナンス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100119297
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 正男
(74)【代理人】
【識別番号】100112140
【弁理士】
【氏名又は名称】塩島 利之
(74)【代理人】
【識別番号】100122312
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 正優
(72)【発明者】
【氏名】三浦 政和
【審査官】柿原 巧弥
(56)【参考文献】
【文献】実開平05-022613(JP,U)
【文献】特開2012-141341(JP,A)
【文献】特開2000-319834(JP,A)
【文献】特開2020-118858(JP,A)
【文献】特開2013-167104(JP,A)
【文献】特開2010-033862(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01F 9/654
E01F 9/669
G09F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光性を有する素材からなり、断面形状が優弧であって、その外周面と内周面との間に隙間空間が形成された可撓性の筒状体カバーと、
前記隙間空間に挿通され、複数のLED素子が所定の間隔で配置されたシート状基板に配線を設けてなるフレキシブル基板とを備え、
前記筒状体カバーの両端を拡張することで、その空洞部にパイプが着脱可能に嵌着されることを特徴とする注意喚起用安全点灯具。
【請求項2】
前記筒状体カバーからいずれの方向にも均等に射光されるように前記LED素子が前記フレキシブル基板に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の注意喚起用安全点灯具。
【請求項3】
前記隙間空間に挿通された前記フレキシブル基板が、前記内周面を覆うように挿通されることを特徴とする請求項1又は2に記載の注意喚起用安全点灯具。
【請求項4】
前記隙間空間の両端部は、防水キャップにより密閉されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の注意喚起用安全点灯具。
【請求項5】
前記筒状体カバーの材質は、乳白色のポリカーボネートであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の注意喚起用安全点灯具。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工事現場や作業現場に設置される安全柵等の設備や工作物に簡単に着脱することができ、夜間や暗所でも作業員が作業していることを視認させることができる注意喚起用安全点灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
高速道路の路面補修やトンネル内壁の点検修理、照明器具の取替等を行う場合には、交通誘導員等が手に赤色棒状の誘導灯を持ち、車両を誘導し車線を規制するなかで、作業員は光反射シートを纏い、接近する車両に作業中であることを知らせることで作業中の事故防止に努めている。
【0003】
しかし、夜間や暗所におけるドライバーの視認性は昼間に比較すると各段に低下する。また、トンネル内での高所作業車を使った作業においては、車両本体は車線規制内にあっても、高所作業台が修理箇所等の関係で車線規制からはみ出してしまう場合や、車線規制内ぎりぎりで補修作業等を行わなければならない場合がある。
【0004】
夜間や暗所での作業、高速道路における作業における事故を防止するには、可能な限り遠くから作業中であることを車両に気づかせる必要がある。しかし、作業員の纏う光反射シートだけでは、作業員の姿勢や向きにより十分な反射光量が得られず、衝突回避可能な遠方から作業中であることを車両に気づかせることが難しい場合がある。このためどの方向から見ても明るく、遠方からの視認性に優れた器具が求められている。
【0005】
下記特許文献1に記載の技術は、夜間の交通整理や工事現場等において、合図のための点灯手段として用いら誘導灯であって、把持部を兼ねた光源部と、光源部からの光が連通するように光源部に装着される発光部とを有してなる誘導灯であって、発光部は、長尺かつ中空の錘台形状を有する複数の発光管の組み合わせからなり、発光管のテーパー構造によって、上段側発光管と下段側発光管とが相互に入れ子状に収容されて収縮し、かつ、伸張可能に連結されている。伸張時においては、上段側発光管の底部と下段側発光管の頂部との嵌合によって連結されることで発光部の伸張構造が保持され、発光部が軸線方向に伸縮自在である。
【0006】
下記特許文献1に記載の技術によれば、十分な視認性を具備しながら、簡便な構造と伸縮自在(折り畳み可能) の発光部とにより、軽量かつ携帯性にすぐれた誘導灯が提供できるとしている。しかし、下記特許文献1に記載の技術は、交通誘導員が把手部を手に持って車両に作業中であることを知らせる合図灯であり、作業現場に設置される安全柵等の設備・器具や工作物に簡単に取り付けることはできない、という問題がある。
【0007】
下記特許文献2にはLED素子を実装したフレキシブル基盤を衣服に着けた安全衣服が提案されている。従来、夜間や暗所で自分の位置を第三者に知らせるため、反射材を取り付けた作業服が使用されているが、外部からの光がない場合、反射材は光を反射することができず視認性に欠ける問題があった。かかる課題を解決するため、下記特許文献2はLEDを搭載した衣服に関する技術を開示している。
【0008】
しかし、下記特許文献2に技術においてはフレキシブル基盤が樹脂板であるため、柔軟性や伸縮性がなく曲げることはできても取り付け場所が限定される、という問題がある。また作業服に被せるようにして取りつけなければならず重く、また、作業現場に設置され、視認に有効と思われる安全柵等の設備・工作物に簡単に取り付けることが出来ない、という問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】特開2021-7067号
【文献】特開2011-084838号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述したように、夜間や暗所での作業、高速道路の作業においては、接近する車両に対し可能な限り遠くから、作業中であることに気づいてもらう必要がある。そのためには、車両から見てどの方向からでも明るく、遠方からでも視認性に優れ、かつ特別な器具や道具を必要とせず、作業現場で簡単に着脱できる注意喚起用安全表示点灯具が必要である。
【0011】
また、道路補修工事等は屋外での作業がメインであり、荒天候のなかでも作業を行わなければならない。このため、一定以上の防水性や耐久性を備えている必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そこで本発明は上記の課題を解決するため、透光性を有する素材からなり、断面形状が優弧であって、その外周面と内周面との間に隙間空間が形成された可撓性の筒状体カバーと、
前記隙間空間に挿通され、複数のLED素子が所定の間隔で配置されたシート状基板に配線を設けてなるフレキシブル基板とを備え、
前記筒状体カバーの両端を拡張することで、その空洞部にパイプが着脱可能に嵌着されることを特徴とする注意喚起用安全点灯具、である。
【0013】
本発明の注意喚起用安全点灯具は、断面形状が優弧の筒状体であって、筒状体カバーの外周と内周面との間に隙間空間が形成され、かかる隙間空間に挿通される複数のLED素子が所定の間隔で配置されたフレキシブル基板を備えている。
【0014】
筒状体カバーの断面形状は優弧であり、劣弧の部分が開口にあたる。筒状体カバーの内側は、その断面が円弧形状で空洞となっている。筒状体カバーは可撓性であり、その両端を拡張することで開口の幅が広がる。開口の幅を広げることで、筒状体カバーの内周径とほぼ同じ径のパイプを空洞に嵌着させることができる。また、嵌着している筒状体カバーの両端を拡張することで、パイプから簡単に外すことができる。
【0015】
筒状体カバーの素材は透光性を有する、例えば乳白色のポリカーボネートが好適である。かかる筒状体カバーの外周面と内周面の隙間空間にLEDが搭載されたフレキシブル基板が挿通される。かかるLEDを点灯させることで自発光する点灯具となる。本発明の注意喚起用安全点灯具を作業現場の安全柵等に設置することで、暗所や夜間でも作業中であることを、遠方から接近する車両に視認させることができる。
【0016】
本発明の注意喚起用安全点灯具は、LED光が筒状体カバーのいずれの方向からも均等に射光されるようにLEDが配置されている。これにより車両が接近してくる方向や点灯具の設置の仕方に関わらず、遠方からでも作業中であることを視認させることができる。
【0017】
また、隙間空間に挿通されたフレキシブル基板が、筒状体の内周面を覆う(内周面に密着する)ように挿通することでLED光がより拡散され視認性を高めることができる。なお、フレキシブル基板が内周面を覆うように挿通させるには、例えば、内周面の形状を保持でき、かつ柔軟性を有する薄い型紙をフレキシブル基板の裏側(LED光が射光されない側)に貼付し挿通することで容易に実現することができる。
【0018】
本発明の注意喚起用安全点灯具は、荒天候のなかでも作業を行えるように筒状体カバーの両端部に防水キャップを備える。これにより、雨天時の屋外作業であっても使用することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、夜間や暗所での作業、あるいは高速道路での作業であっても、十分に衝突を回避できる遠方から、車両に作業中であることに気づいてもらえる視認性の高い注意喚起用点灯具を提供することができる。また本発明によれば、車両から見てどの方向からでも明るく、遠方からでも視認性に優れ、かつ工事現場や作業現場に特別な器具や道具を必要とせず、簡単に着脱できる注意喚起用安全表示点灯具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の一実施の形態である注意喚起用安全点灯具の分解斜視図である。
図2】本発明の一実施の形態である筒状体カバーの隙間空間にフレキシブル基板が挿通された状態を示した図である。
図3】本発明の一実施の形態である筒状体カバーの両端部に防水キャップが嵌合された状態を示した斜視図である。
図4】本発明の一実施の形態である注意喚起用安全点灯具を底面から見た図である。
図5】本発明の一実施の形態である筒状体カバーの断面図と防水キャップの斜視図である。
図6】本発明の一実施の形態であるフレキシブル基板に形成されている回路配線図である。
図7】本発明の一実施の形態である注意喚起用安全点灯具がパイプ等に嵌着される機能を説明する図である。
図8】高所作業車の高所作業台の安全柵のパイプに注意喚起用安全点灯具を取り付ける使用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は、本発明の一実施の形態である注意喚起用安全点灯具1の分解斜視図である。注意喚起用安全点灯具1は、筒状体カバー10と筒状体カバー10の隙間空間110に挿通されるLED21が搭載(配置)されたフレキシブル基板20と、フレキシブル基板20の回路から導出され、外部電源に接続するコネクター50と、筒状体カバー10の両端を密閉する防水キャップ30とを備える。
【0022】
図2は本発明の一実施の形態である注意喚起用安全点灯具1を構成する筒状体カバー10に、フレキシブル基板20が挿通される状態を示した図である。フレキシブル基板20は筒状体カバー10の外周面と内周面との隙間空間110の形状に折り曲げられ挿通される。フレキシブル基板20には複数のLED21が配置され、これらのLEDを接続する回路がフレキシブル基板上に形成されている。フレキシブル基板10の素材は柔軟性のある樹脂製のフィルムであり、外力が加わらない状態ではフラットである。
【0023】
このため、挿通空間110に挿通されると、外周面の内側に沿った形状で挿通空間110に内包される。かかる状態においてはLED21が外周面の内側に直接密着するようになることから、筒状体カバー10から射光される光の拡散性はあまり大きくない。一方、フレキシブル基板20が内周面に沿った形状で隙間空間110に内包されれば、筒状体カバー10から射光される光の拡散性は大きくなり遠方からの視認性が高まる。フレキシブル基板20を内周面に沿った形状で隙間空間110に挿通するには、例えばフレキシブル基板の裏側(LEDが射光しない側)に、その内周面の形状を保持でき、かつ柔軟性を有するような型紙を貼付することなどがあげられる。
【0024】
図3は、本発明の一実施の形態である筒状体カバー10の隙間空間110にフレキシブル基板20が挿通され、筒状体カバー10の両端部に防水キャップ30が嵌め込まれた注意喚起用安全点灯具1の斜視図である。なお、図3に示す注意喚起用安全点灯具1は、その断面形状が略3/4円周の円弧形状の筒状体であるが、円弧が優弧であり、開口にあたるところが劣弧となる断面形状であれば、略3/4の円弧形状である必要はない。
【0025】
挿通空間110に挿通されているフレキシブル基板20の一端からは電源を供給するためのコネクター50が導出されている。コネクター50を電源に接続することで、フレキシブル基板20に配置されているLEDが点滅点灯する。使用環境により太陽光パネルを備えた蓄電池や外部電源にコネクター50を接続する。
【0026】
図4は、本発明の一実施の形態である注意喚起用安全点灯具1の底面図である。筒状体カバー10を構成する外周111と内周112との間に隙間空間110が形成されている。筒状体カバー10はその断面が円弧状の筒状体であり、筒状体の内側が空洞部40となっている。隙間空間110に挿通されているフレキシブル基板20の一端からコネクター50が導出されている。
【0027】
図5は、本発明の一実施の形態である筒状体カバー10の断面図と防水キャップ30の斜視図である。図5(a)、(b)は筒状体カバー10の端部に防水キャップ30が嵌合した状態の断面であり、図5(c)、(d)は筒状体カバー10の端部に防水キャップ30が嵌合していない状態の断面である。図5に示す一実施の形態における筒状体カバー10の断面は、優弧が円周の略3/4であり、開口にあたる劣弧が円周の略1/4である。
【0028】
詳細は後述するが、本発明の注意喚起用安全点灯具の特徴は、空洞部40に作業現場に設置される安全柵や表示看板等のパイプに簡単に着脱できることにある。開口の幅が筒状体内周の1/2以上あれば、空洞部40にパイプを嵌着できるが、1/2より大きいとそのままではパイプに密着保持されない。このため空洞部の内周に粘着力のある、例えば両面テープを貼付する、あるいは外周を紐等で縛る必要がある。しかし、本実施の形態のように、筒状体カバー10を可撓性の素材で形成(樹脂の押し出し成形で製作)し、開口が劣弧にあたる形状(開口の幅を筒状体の内周の1/2以下とする)ことで、安全柵等のパイプに着脱可能に嵌着することができる。そして、図5(e)に示すように筒状体カバー10の隙間空間110の端部を防水キャップ30で密閉することで隙間空間110内に雨水等の侵入を防止することができる。
【0029】
図6はフレキシブル基板20に形成されている回路配線図である。フレキシブル基板20は薄く柔軟性がある屈曲可能なフィルム、例えばポリイミド等のプラスチックのフィルムを素材とし、これに例えばインクジェット印刷により回路配線が形成されたものである。フレキシブル基板20の一端には、外部から直流電源を供給するコネクター50が接続されている。図6(a)はLED21(図示していない)を短手方向に3列、長手方向に13列配置された場合の回路配線図であり、図6(b)は、LED21(図示していない)を短手方向に4列、長手方向に7列配置した回路配線図である。
【0030】
LEDの短手方向に配置する数を多くすることで、車両から見てどの方向からでも明るく、遠方からの視認性が良くなる。また、長手方向に配置するLEDの数を増加することで、より明るい視認性の優れた注意喚起用安全点灯具となる。一方において、LED数の増加は電源消費に直結する。注意喚起用安全点灯具の長さや、使用する作業環境等に応じたものとすることが好ましい。
【0031】
図7は、本発明の一実施の形態である注意喚起用安全点灯具1が、作業現場等に設置される安全柵等のパイプ等に嵌着できる機能を説明する図である。筒状体カバー10は可撓性の樹脂で構成され、開口幅は筒状体の内側内径よりも狭い。即ち、筒状体カバーの断面形状は円弧であり、円弧が優弧であり、開口にあたるのが劣弧となる。
【0032】
図7(a)に示すように、筒状体カバー10の開口両端を開くように力Fで引っ張ることで開口幅が広がり、空洞部40の半径とほぼ同じサイズのパイプ60が空洞部40に嵌る。筒状体カバー10はその弾性力(復元力)Fによりパイプ60を嵌着する。図7(b)は注意喚起用安全点灯具1が、筒状体カバー10の弾性力によりパイプ60に嵌着されている図である。パイプ60から注意喚起用安全点灯具1を外すには、筒状体カバー10の両端部を開くことで容易にパイプ60から外すことができる。
【0033】
筒状体カバー10の内周は、作業現場に設置される設備・器具に使われるパイプの径に応じて変え必要がある。例えば、足場材として使われる単管パイプの径は27.2φ、あるいは42.7φであり、赤色ポールの径は28.0φ、そして高速道路の入り口に設置される衝突防止用タンクの横に設置するポールの径は60.5φである。このように取り付けるパイプの径は様々であることから、筒状体カバー10の内径は嵌着させるパイプの径により適宜決めることが好適である。
【0034】
図8は高所作業車70の高所作業台の安全柵のパイプに、注意喚起用安全点灯具1を取り付けて使用する、本発明の注意喚起用安全点灯具1の使用例を示す図である。高速道路のトンネル内での作業においては、高所作業車の車両本体は車線規制内にあっても、高所作業台が修理箇所等の関係で車線規制からはみ出してしまう場合がある。かかる場合でも、本発明の注意喚起用安全点灯具1を、高所作業台の安全柵に設置することで、接近する車両に対し遠方からでも作業中であることに気づいてもらうことができる。
【符号の説明】
【0035】
1 注意喚起用安全点灯具
10 筒状体カバー
20 フレキシブル基板
21 LED
30 防水キャップ
40 空洞部
50 コネクター
60 パイプ
70 高所作業車
110 隙間空間
111 外周
112 内周

【要約】
【課題】夜間や暗所での作業、高速道路の作業においては、接近する車両に対し可能な限り遠くから、作業中であることに気づいてもらうことができる注意喚起用安全表示点灯具を提供する。
【解決手段】 透光性を有する素材からなり、断面形状が優弧の筒状体であって、前記筒状体の外周面と内周面との間に隙間空間が形成された可撓性の筒状体カバーと、
前記隙間空間に挿通され、複数のLED素子が所定の間隔で配置されたシート状基板に配線を設けてなるフレキシブル基板を備え、
前記筒状体カバーの両端を拡張することで、前記筒状体の空洞部にパイプが着脱可能に嵌着されるように構成する。
【選択図】図1

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8