(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-01
(45)【発行日】2022-11-10
(54)【発明の名称】遺体保管庫
(51)【国際特許分類】
A61G 17/04 20060101AFI20221102BHJP
【FI】
A61G17/04 N
(21)【出願番号】P 2018200599
(22)【出願日】2018-10-25
【審査請求日】2021-10-21
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 展示会名…第4回 エンディング産業展 開催場所…東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1) 主催者名…エンディング産業展実行委員会(TSO International株式会社内) 開催日…平成30年8月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】593012310
【氏名又は名称】菱熱工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148792
【氏名又は名称】三田 大智
(72)【発明者】
【氏名】青野 尚之
【審査官】黒田 正法
(56)【参考文献】
【文献】特開平6-7402(JP,A)
【文献】特開平3-128821(JP,A)
【文献】特開2017-29325(JP,A)
【文献】実開昭60-114128(JP,U)
【文献】米国特許第2666666(US,A)
【文献】米国特許第2573496(US,A)
【文献】登録実用新案第3189817(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61G 17/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
直方体箱状の本体の内部に遺体保管室を備え、該遺体保管室の長手方向の一端部に設けた出入口から同長手方向に沿って遺体の出し入れが可能な遺体保管庫であって、上記遺体保管室の床部の上記出入口近傍の床部分を上記出入口から引出可能な可動床とすると共に残りの床部分を固定床とし、該固定床に上記遺体保管室の長手方向に沿って延び且つ一定の間隔を置いて並列した一対の固定コンベアを設けると共に、上記可動床を当該可動床の引出時に荷重を受ける台座部と、該台座部から上記一対の固定コンベアの並列間隔内に向けて延設されたスペーサー部とで構成し、上記台座部に上記各固定コンベアとそれぞれ対応する一対の可動コンベアを上記遺体保管室の長手方向に沿って設けたことを特徴とする遺体保管庫。
【請求項2】
上記可動床のスペーサー部に上記固定コンベアと上記可動コンベアを補助する補助コンベアを上記遺体保管室の長手方向に沿って設けたことを特徴とする請求項1記載の遺体保管庫。
【請求項3】
上記可動床の台座部は、上記一対の可動コンベアと、該各可動コンベアの内側フレーム及び外側フレームと直交し該各内外側フレームの長手方向の一端部と連結する第一フレームと、該第一フレームと平行し上記各内外側フレームの長手方向の他端部と連結する第二フレームとから成り、上記一対の可動コンベアの並列間隔内に上記遺体保管室の長手方向に沿った一対の補強フレームを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遺体保管庫。
【請求項4】
上記可動床のスペーサー部は、一定の間隔を置いて並列して設けた一対の上記補助コンベアと、該各補助コンベアの内側フレーム及び外側フレームの長手方向の一端部と連結する上記第二フレームと、該第二フレームと平行し上記各内外側フレームの長手方向の他端部と連結する第三フレームとから成り、上記台座部の各補強フレームと、上記各補助コンベアの内側フレームとが芯ズレしていることを特徴とする請求項3記載の遺体保管庫。
【請求項5】
上記固定コンベア、上記可動コンベア及び上記補助コンベアがローラーコンベアであることを特徴とする請求項2記載の遺体保管庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、葬儀場等で遺体を個別に保管する際に用いる遺体保管庫に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、亡くなる人に比して火葬場の数が足らず、数日間、場合によってはそれ以上の期間に亘って遺体を保管する必要が生じている。葬儀場等では複数の遺体を保管する必要があり、個々の遺体を別々に保管しつつ遺族との面会や葬儀等に対応せねばならない。
【0003】
そこで、移動可能な直方体箱状の本体の内部に一人用の遺体保管室を備え、該遺体保管室に保冷機能や脱臭機能を付加した遺体保管庫が種々開発され、腐敗を防止しつつ個別に遺体を保管する要望に応えている。
【0004】
しかし、遺体保管庫への遺体の出し入れ作業は人力で行うのが通常であるところ、遺体の重量は勿論のこと、遺体を載せたトレイや遺体を収容した棺桶等の遺体搬送用器具の重量も加味して考えると相当の重量となる。よって、遺体の出し入れ作業は当然に重労働となり、多大な作業負担を強いられる。
【0005】
作業負担を軽減するために、遺体保管室の出入口の手前で、一旦、遺体搬送用器具を含めた遺体の荷重を受けることができる台座があると、容易に遺体保管室内へ遺体を挿入することができる。逆に遺体保管室から遺体を出す場合も、出入口の手前に台座があれば、遺体搬送用器具を含めた遺体を持ち上げやすくなり、同様に作業負担が大幅に軽減される。
【0006】
そして、収納可能な台座を有する遺体保管庫として、例えば、下記特許文献1に示すように、遺体保管室の床全体をスライド台で構成し、該スライド台の一部を出入口から引き出すことにより、当該引き出した部分を台座として利用できる遺体保管庫が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記特許文献1の遺体保管庫によれば、遺体の出し入れ作業時のみにスライド台の一部を台座として有効利用できる利点を有するが、スライド台が遺体保管室の床部そのものを兼ねているので、結局、遺体の出し入れ作業時にはスライド台の上で遺体搬送用器具(トレイや棺桶等)を摺動させなければならない問題点を有している。
【0009】
また、上記特許文献1の遺体保管庫にあっては、スライド台が出入口より外方に過度に引き出されると、遺体保管庫と遺体搬送用器具を含めた遺体との重量バランスが崩れるので、予めスライド台の引出量を調整せねばならない問題点をも有している。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は斯かる従来の遺体保管庫の問題点を有効に解決し、遺体の出し入れ作業を容易且つスムーズに行うことができる遺体保管庫を提供する。
【0011】
要述すると、直方体箱状の本体の内部に遺体保管室を備え、該遺体保管室の長手方向の一端部に設けた出入口から同長手方向に沿って遺体の出し入れが可能な遺体保管庫であって、上記遺体保管室の床部の上記出入口近傍の床部分を上記出入口から引出可能な可動床とすると共に残りの床部分を固定床とし、該固定床に上記遺体保管室の長手方向に沿って延び且つ一定の間隔を置いて並列した一対の固定コンベアを設けると共に、上記可動床を当該可動床の引出時に荷重を受ける台座部と、該台座部から上記一対の固定コンベアの並列間隔内に向けて延設されたスペーサー部とで構成し、上記台座部に上記各固定コンベアとそれぞれ対応する一対の可動コンベアを上記遺体保管室の長手方向に沿って設ける。当該構成により、上記可動床の台座部で適切に作業負担を軽減することができると共に、上記固定コンベア及び上記可動コンベヤでスムーズに遺体を出し入れすることができる。また、上記可動床のスペーサー部が該可動床の引出時に上記各可動コンベアと上記各固定コンベアの離間間隔内に介在して、スムーズな遺体の出し入れを補完する。
【0012】
好ましくは、上記可動床のスペーサー部に上記固定コンベアと上記可動コンベアを補助する補助コンベアを設け、さらにスムーズな遺体の出し入れを実現する。
【0013】
また、上記可動床の台座部は、上記一対の可動コンベアと、該各可動コンベアの内側フレーム及び外側フレームと直交し該各内外側フレームの長手方向の一端部と連結する第一フレームと、該第一フレームと平行し上記各内外側フレームの長手方向の他端部と連結する第二フレームとから成り、上記一対の可動コンベアの並列間隔内に上記遺体保管室の長手方向に沿った一対の補強フレームを設けたことにより、簡易構造且つ軽量構造ながら適切に荷重を受けることができる上記台座部を構成することができる。
【0014】
また、上記可動床のスペーサー部は、一定の間隔を置いて並列して設けた一対の上記補助コンベアと、該各補助コンベアの内側フレーム及び外側フレームの長手方向の一端部と連結する上記第二フレームと、該第二フレームと平行し上記各内外側フレームの長手方向の他端部と連結する第三フレームとから成り、上記台座部の各補強フレームと、上記各補助コンベアの内側フレームとが芯ズレしている構成とすることにより、上記台座部と上記スペーサー部を強固に連結することができる。
【0015】
好ましくは、上記固定コンベア、上記可動コンベア及び上記補助コンベアとして、ローラーコンベアを用いる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る遺体保管庫によれば、遺体保管室の出入口から引き出せる可動床の台座部で適切に作業負担を軽減することができると共に、固定床の固定コンベア及び可動床の可動コンベヤでスムーズに遺体を出し入れすることができる。
【0017】
また、可動床のスペーサー部が該可動床の引出時に各可動コンベアと各固定コンベアの離間間隔内に介在して、スムーズな遺体の出し入れを補完する。さらに、当該スペーサー部に補助コンベアを設ければ、よりスムーズな遺体の出し入れを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明に係る遺体保管庫を一部断面して示す側面図である。
【
図2】本発明に係る遺体保管庫を一部断面して示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、
図1乃至
図5に基づき、本発明に係る遺体保管庫の最適な実施例について、説明する。
【0020】
本発明に係る遺体保管庫は、
図1,
図2に示すように、直方体箱状の本体1の内部に遺体保管室2を備え、該遺体保管室2の長手方向の一端部に設けた出入口3から同長手方向に沿って遺体の出し入れが可能な遺体保管庫である。本体1は保冷用装置や脱臭用装置等の装置を内蔵した筐体4上に配設されており、該筐体4の底部に複数のキャスター5を設け、遺体保管庫全体を自由に移動できるようになっている。
【0021】
また、図中の10は遺体保管室2の出入口3を開閉する扉であり、保冷や脱臭のために気密性を確保して出入口3を閉じることができる。望ましくは、
図2に示すように、扉10は観音開き式として、コンパクトに開閉できるようにする。加えて、各扉10の外表面が本体1の先端面と面一となるように調整して各扉10を軸支する。
【0022】
遺体保管室2は、
図1,
図2に示すように、一人分の遺体を保管できる直方体状の空間を画成しており、床部6の出入口3近傍の床部分を当該出入口3から引出可能な可動床6Aとすると共に残りの床部分を固定床6Bとする構成となっている。すなわち、床部6の長手方向の一端側の部分を可動床6Aとし、その余の床部6を固定床6Bとして分割して構成する。
【0023】
固定床6Bには、遺体保管室2の長手方向に沿って延び且つ一定の間隔を置いて並列した一対の固定コンベア7を設ける。固定コンベア7は、
図3に示す遺体搬送用器具C、つまり遺体を寝具等を介して載せたトレイや遺体を収容した棺桶等を遺体保管室2の奥へ導くことができれば、ベルトコンベア、ローラーコンベア又はチェーンコンベア等の既知のコンベアを用いることができるが、好ましくは、ローラーコンベアを用い、簡便且つ確実に遺体搬送用器具を導くようにする。
【0024】
本実施例においては、固定コンベア7として、ローラーコンベアを用いた例を示している。固定コンベア7が備えるローラー7aは、内側フレーム7b及び外側フレーム7cで固定された車軸によって軸支されており、可及的に車軸を上方に設けてローラー7aの露出する高さを確保することが望ましい。遺体搬送用器具を円滑に搬送して遺体の出し入れ作業をスムーズにするためである。また、ローラー7aの幅は、遺体搬送用具を円滑に搬送できる幅であれば、特に限定はなく、適宜調整することができる。
【0025】
可動床6Aは、当該可動床6Aの引出時に遺体及び遺体搬送用具の荷重を受ける台座部6Aaと、該台座部6Aaから既述の一対の固定コンベア7の並列間隔内に向けて延設されたスペーサー部6Abとで構成する。よって、スペーサー部6Abは、遺体保管室2の長手方向の他端側に向けて突出するように延設されており、
図1,
図2に示すように、可動床6Aの収納時には固定床6Bの固定コンベア7間の並列間隔内に収容される。他方、
図3乃至
図5に示すように、可動床6Aの引出時には当該可動床6Aと固定床6Bが離間した間隔内に介在することとなり、遺体の出し入れ作業を補助する。
【0026】
また、可動床6Aの台座部6Aaには、既述の各固定コンベア7とそれぞれ対応する一対の可動コンベア8を設ける。換言すると、台座部6Aaに設けられる一対の可動コンベア8は、固定床6Bに設けられた一対の固定コンベア7と同一の並列間隔で同一方向に並列して設けられ、
図1,
図2に示すように、可動床6Aの収納時には各固定コンベア7と各可動コンベア8とが連通し、遺体保管室2の長手方向の一端部から他端部まで連続した搬送手段が構築される。
【0027】
また、可動床6Aのスペーサー部6Abには、好ましくは遺体保管室2の長手方向に沿って補助コンベア9を設ける。スペーサー部6Abは、可動床6Aの引出時には、
図3~5に示すように、固定床6Bの固定コンベア7と可動床6Aの可動コンベア8間の離間間隔内に介在し、このように補助コンベア9を設けることにより、遺体を入れる作業時には該補助コンベア9が可動コンベア8上を搬送された遺体搬送用器具を確実に固定コンベア7上へ導くことができ、効果的に作業を補助すると共に、反対に遺体を出す作業時には補助コンベア9が固定コンベア7上を搬送された遺体搬送用器具を確実に可動コンベア8上へ導くことができ、同様に作業補助を行うことができる。
【0028】
なお、可動コンベア8も補助コンベア9も、固定コンベア7と同様に、ベルトコンベア、ローラーコンベア又はチェーンコンベア等の既知のコンベアを用いることができるが、好ましくは、ローラーコンベアを用いる。本実施例においては、可動コンベア8及び補助コンベア9として、ローラーコンベアを用いた例を示している。可動コンベア8が備えるローラー8aは、内側フレーム8b及び外側フレーム8cで固定された車軸によって軸支されており、同様に、補助コンベア9が備えるローラー9aは、内側フレーム9b及び外側フレーム9cで固定された車軸によって軸支されている。これらローラー8a,ローラー9aも、可及的に車軸を上方に設けて、露出する高さを確保することが望ましく、ローラーの幅は、遺体搬送用具を円滑に搬送できる幅であれば、特に限定はなく、適宜調整することができるが、特にローラー8aについては、露出する高さとローラー幅を固定コンベア7のローラー7aと一致させることが望ましい。
【0029】
また、可動床6Aは、簡易構造且つ軽量構造とするために、
図2,
図4,
図5に示すように、フレーム体で構成するのが望ましい。
【0030】
詳述すると、可動床6Aの台座部6Aaは、既述の一対の可動コンベア8と、該各可動コンベア8の内側フレーム8b及び外側フレーム8cと直交し該各内外側フレーム8b,8cの長手方向の一端部、つまり遺体保管室2の長手方向における出入口3側の端部と連結する第一フレーム11と、該第一フレーム11と平行し上記各内外側フレーム8b,8cの長手方向の他端部と連結する第二フレーム12とから成り、一対の可動コンベア8の並列間隔内に遺体保管室2の長手方向に沿った一対の補強フレーム14を設ける構成となっている。
【0031】
加えて、可動床6Aのスペーサー部6Abは、一定の間隔を置いて並列して設けた一対の補助コンベア9と、該各補助コンベア9の内側フレーム9b及び外側フレーム9cの長手方向の一端部、つまり遺体保管室2の長手方向における出入口3側の端部と連結する、既述の第二フレーム12と、該第二フレーム12と平行し上記各内外側フレーム9b,9cの長手方向の他端部と連結する第三フレーム13とから成る構成となっており、既述した台座部6Aaの各補強フレーム14と、各補助コンベア9の内側フレーム9bとが芯ズレしている構成とする。
【0032】
よって、可動床6Aは、第二フレーム12を台座部6Aaとスペーサー部6Abの共通フレームとし、各可動コンベア8の内側フレーム8b及び外側フレーム8cと、第一,第二フレーム11,12とで台座部6Aaを構成し、各補助コンベア9の内側フレーム9b及び外側フレーム9cとでスペーサー6Abを構成し、簡易構造且つ軽量構造ながらも、適切に荷重を受けることができる台座部6Aaを構成することができる。
【0033】
また、台座部6Aaの各補強フレーム14と、スペーサー部6Abにおける各補助コンベア9の内側フレーム9bとが芯ズレしていることにより、共通フレームたる第二フレーム12を確実に補強することができる。当該芯ズレは、補強フレーム14と内側フレーム9bの軸がずれていればよい。
【0034】
なお、補助コンベア9は、本実施例のように、並列して二列設けることができる他、一列とすることや、二列以上の複数列設けることも実施に応じ任意である。また、図中の15は可動床6Aを操作するための把手、同16は可動床6Aの引出時に遺体搬送用器具が不用意に飛び出すことを防止するストッパであり、該ストッパ16は着脱可能であり、遺体を入れる作業時には取り外すことができる。
【0035】
以上のとおり、本発明に係る遺体保管庫においては、遺体保管室2の床部6を出入口3から引出可能で且つ遺体保管室2内に収納可能な可動床6Aと、固定床6Bとに分割して構成し、可動床6Aの一部を台座部6Aaとすることにより、遺体の出し入れ作業の負担を大幅に軽減する。
【0036】
加えて、可動床6Aと固定床6Bに遺体及び遺体搬送用器具の搬送手段たる可動コンベア8及び固定コンベア7をそれぞれ配設し、遺体の出し入れ作業をスムーズに行えるようにする。
【0037】
また、可動床6Aの一部をスペーサー部6Abとして当該可動床6Aの引出時に固定コンベア7と可動コンベア8との離間間隔内に介在配置させることにより、遺体搬送用器具が不用意に落ち込むのを防止すると共に、固定コンベア7と可動コンベア8間との橋渡しを的確に行うことができ、遺体の出し入れ作業を補完する。加えて、スペーサー部6Abに補助コンベア9を配設することによって、よりスムーズに遺体の出し入れ作業を補完することができる。
【符号の説明】
【0038】
1…本体、2…遺体保管室、3…出入口、4…筐体、5…キャスター、6…遺体保管室の床部、6A…可動床、6B…固定床、6Aa…台座部、6Ab…スペーサー部、7…固定コンベア、7a…ローラー、7b…内側フレーム、7c…外側フレーム、8…可動コンベア、8a…ローラー、8b…内側フレーム、8c…外側フレーム、9…補助コンベア、9a…ローラー、9b…内側フレーム、9c…外側フレーム、10…扉、11…第一フレーム、12…第二フレーム、13…第三フレーム、14…補強フレーム、15…把手、16…ストッパ、C…搬送用器具。