特許7169503IP Force 特許公報全文掲載

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ナイアシン若しくはその誘導体又はそれらの塩(以下、「ナイアシン類」と総称する場合がある)、及び抗酸化剤を含む哺乳動物細胞の保存液や、該保存液を調製するための粉末製剤や、該保存液を用いた哺乳動物細胞の保存方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の課題は、従来の保存液よりも保存性に優れ、哺乳動物細胞を長期間保存できる、新規保存液を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、課題を解決すべく鋭意研究を重ねる中で、(1)アスコルビン酸(以下、「ビタミンC」又は「VC」と称する場合がある)を添加した等張液中で血小板を振盪保存すると、従来の血小板保存液よりも血小板の劣化が抑制されること、(2)ナイアシン(以下、「ビタミンB3」又は「VB3」と称する場合がある)をVCと組み合わせて等張液に添加すると、血小板の劣化がより効率的に抑制されること、(3)VC・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、従来の保存液と比べ、保存中の哺乳動物細胞における機能や生存率の低下を効率的に抑制することができる。このため、本発明によれば、血小板等の凍結保存が困難な哺乳動物細胞を長期間保存することが可能となり、医療における良質な移植用細胞含有液を提供することができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本願実施例において使用されたiPS細胞由来血小板の濃縮システムを示す模式図である。
【図2】 5日間保存後の血小板のAnnexin V陽性率、無刺激時P―Selectin陽性率、及びATR刺激時のPAC―1/P―Selectin陽性率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「2.5%HSA BRS 20%ACD-A」及び「2.5%HSA BRS 10%ACD-A(GLU)」は従来の保存液を、「VC製剤添加10%ACD-A(GLU)(300mg/L)」、「VC製剤添加10%ACD-A(GLU)(1000mg/L)」、及び「VC製剤添加10%ACD-A(GLU)(3000mg/L)」は、300~3000mg/LのVCを含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図3】 5日間保存後の血小板のAnnexin V陽性率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「第1世代+VC」は1000mg/LのVCを含む本発明の保存液を、「第1世代+VC,VB3(=第2世代)」は1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図4】 5日間保存後の血小板の乳酸産生に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「第1世代+VC」は1000mg/LのVCを含む本発明の保存液を、「第1世代+VC,VB3(=第2世代)」は1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図5】 5日間保存後の血小板の回収率に及ぼす、VC及び/又はVB3(ニコチン酸)添加保存液の影響を示す図である。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「+VC」は1000mg/LのVCを含む本発明の保存液を、「+VC,VB3M」は1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図6】 5又は10日間保存後の血小板サンプルの乳酸濃度及びpHに及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「第1世代+VC」は1000mg/LのVCを含む本発明の保存液を、「第2世代(第1世代+VC+VB3)」は1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図7】 5又は10日間保存後の血小板のAnnexin V陽性率、無刺激時P―Selectin陽性率、及びATR刺激時のPAC―1/P―Selectin陽性率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「第1世代+VC」は1000mg/LのVCを含む本発明の保存液を、「第2世代(第1世代+VC+VB3)」は1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図8】 5又は10日間保存後の血小板サンプル中の血小板回収率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「第1世代+VC」は1000mg/LのVCを含む本発明の保存液を、「第2世代(第1世代+VC+VB3)」は1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液をそれぞれ示す。また、図中、「plt/mL」はサンプル中の血小板濃度を、「%」は血小板回収率をそれぞれ示す。
【図9】 5又は10日間保存後の血小板の凝集能に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。この実験では刺激剤としてTRAP-6を用いた。図中、「新規保存液」は1000mg/LのVCと400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液を示す。
【図10】 5又は10日間保存後の血小板の凝集能に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。この実験では刺激剤としてCollagenを用いた。図中、「新規保存液」は1000mg/LのVCと400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液を示す。
【図11】 5又は10日間保存後の血小板の凝集能に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。この実験では刺激剤としてADPを用いた。図中、「新規保存液」は1000mg/LのVCと400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液を示す。
【図12】 5又は10日間保存後の血小板の凝集能に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。この実験では刺激剤としてCollagen/ADPを用いた。図中、「新規保存液」は1000mg/LのVCと400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液を示す。
【図13】 5日間保存後の血小板のAnnexin V陽性率、無刺激時P―Selectin陽性率、及びATR刺激時のPAC―1/P―Selectin陽性率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「第2世代(ニコチン酸(400mg/L)」は1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液を、「第2世代(ニコチンアミド(400mg/L)」は1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチンアミドを含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図14】 5日間保存後の血小板のAnnexin V陽性率、無刺激時P―Selectin陽性率、及びATR刺激時のPAC―1/P―Selectin陽性率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。この実験では、添加剤を含まないVC試薬を使用した。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「第1世代VC試薬」は1000mg/LのVCを含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図15】 5日間保存後の血小板のAnnexin V陽性率、無刺激時P―Selectin陽性率、及びATR刺激時のPAC―1/P―Selectin陽性率に及ぼす、本発明の保存液及び既知保存液の影響を比較した結果を示す図である。図中、「新規血小板保存液」は1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液を、「日赤血小板保存液」はACD-A液及び重炭酸リンゲル液を約1対20で混和した保存液をそれぞれ示す。
【図16】 本発明の保存液を用いて調製された血小板サンプルによる止血効果を示す図である。図中、「Vehicle」は本発明の保存液のみ(血小板を含まない)を投与されたマウスを、「Platelets」は本発明の保存液を用いて調製された血小板サンプルを投与されたマウスをそれぞれ示す。
【図17】 間葉系幹細胞の生存率及び生細胞回収率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「+溶媒」とはCSP-01溶液に水を添加した保存液を、「+VC+ニコチン酸」とはCSP-01溶液に1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図18】 巨核球のAnnexin V陰性率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「第2世代」は1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図19】 48時間保存後のT細胞の生存率及び生細胞回収率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。
【図20】 24又は48時間保存後のT細胞の生存率及び生細胞回収率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。
【図21】 血小板のAnnexin V陽性率に及ぼすVB2の影響を示す図である。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「第1世代+水溶性ビタミン」はVB2を含む9種の水溶性ビタミンを含む本発明の保存液を、「第1世代+水溶性ビタミン(VB2除く)」はVB2を含まない8種の水溶性ビタミンを含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図22】 血小板の無刺激時P―Selectin陽性率、及びATR刺激時のPAC―1/P―Selectin陽性率に及ぼす、VB2の影響を示す図である。図中、「第1世代」は従来の保存液を、「第1世代+水溶性ビタミン」はVB2を含む9種の水溶性ビタミンを含む本発明の保存液を、「第1世代+水溶性ビタミン(VB2除く)」はVB2を含まない8種の水溶性ビタミンを含む本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図23】 間葉系幹細胞の生存率及び生細胞回収率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「+溶媒」とはCSP-01溶液に水を添加した保存液を、「+VC+ニコチン酸」とはCSP-01溶液に1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を添加した本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図24】 間葉系幹細胞の生存率及び生細胞回収率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「CSP-01+VC+ニコチン酸」とは、CSP-01溶液に1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を添加した本発明の保存液を、「乳酸リンゲル液+VC+ニコチン酸」とは、乳酸リンゲル液に1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を添加した本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図25】 間葉系幹細胞の生存率及び生細胞回収率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「CSP-01+VC+ニコチン酸」とは、CSP-01溶液に1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を添加した本発明の保存液を、「CSP-01+VC」とは、CSP-01溶液に1000mg/LのVCを添加した本発明の保存液を、「CSP-01+ニコチン酸」とは、CSP-01溶液に400mg/Lのニコチン酸を添加した本発明の保存液をそれぞれ示す。
【図26】 幼若ブタ骨髄間葉系幹細胞の生存率及び生細胞回収率に及ぼす、本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「無添加」とはCSP-01溶液を示し、「+VC+ニコチン酸」とは、CSP-01溶液に1000mg/LのVC及び400mg/Lのニコチン酸を添加した本発明の保存液を示す。
【図27】 T細胞の生存率に及ぼす本発明の保存液の影響を示す図である。図中、「Pre」とは、保存開始前のT細胞の生存率を示す。また、図中、「LR」とは乳酸リンゲル液を示し、さらに、「GLC」は80mg/dLのグルコースを、「VC」は1000mg/LのVCを、ニコチン酸は400mg/Lのニコチン酸をそれぞれ示す。
【図28】 T細胞生細胞回収率に及ぼす本発明の保存液の影響を示す図である。また、図中、「LR」とは乳酸リンゲル液を示す。さらに、「GLC」は80mg/dLのグルコースを、「VC」は1000mg/LのVCを、「ニコチン酸」は400mg/Lのニコチン酸をそれぞれ示す。

代表図 図1本件の代表的な図

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