(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-02
(45)【発行日】2022-11-11
(54)【発明の名称】インターホン
(51)【国際特許分類】
H04M 9/00 20060101AFI20221104BHJP
【FI】
H04M9/00 D
(21)【出願番号】P 2022008328
(22)【出願日】2022-01-22
【審査請求日】2022-01-24
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522031401
【氏名又は名称】菅野 哲生
(74)【代理人】
【識別番号】100167818
【氏名又は名称】蓑和田 登
(72)【発明者】
【氏名】菅野 哲生
【審査官】玉木 宏治
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-295279(JP,A)
【文献】特開2011-120098(JP,A)
【文献】特開平05-227314(JP,A)
【文献】特開2017-184232(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 9/00-9/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
来訪者を撮像するカメラ、宅内の住人からの音声を出力するスピーカ及び来訪者が住人を呼び出すための呼び出しボタンを有する宅外子機と、当該宅外子機と通信接続される宅内親機と、を備えるインターホンにおいて、
前記宅外子機の呼び出しボタンは、一般・配達を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第一呼び出しボタンと、セールス・勧誘・案内を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第二呼び出しボタンと、を有し、
前記宅内親機は、前記第一呼び出しボタンが押下された際の呼び出し音を調整する第一音量調整
ダイヤルと、前記第二呼び出しボタンが押下された際の呼び出し音を調整する第二音量調整
ダイヤルと、を備え、前記
第二呼び出しボタンの呼び出し音をゼロに設定できる、ことを特徴とするインターホン。
【請求項2】
前記宅内親機は、音声を出力する親機側スピーカ、宅内の住人が要求する機能を指示するための操作ボタン、前記カメラに撮像された来訪者を表示する映像表示部、及び発光部を備え、
前記発光部は、前記第一呼び出しボタンが押下された場合にのみ点灯又は点滅する第一発光部と、前記第二呼び出しボタンが押下された場合にのみ点灯又は点滅する第二発光部と、を有することを特徴とする請求項1記載のインターホン。
【請求項3】
前記親機側スピーカは、前記第一呼び出しボタンが押下された場合に予め設定された第一呼び出し音を発し、前記第二呼び出しボタンが押下された場合に予め設定された前記第一呼び出し音とは異なる第二呼び出し音を発する、ことを特徴とする請求項2記載のインターホン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、宅外子機及び宅内親機を有するインターホンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、悪質な押し売り、セールスや勧誘など住人にとって不要な来訪者を事前に判定できるようカメラ機能、指紋や音声など相手の生体認証機能、携帯端末との連携機能などを備えた様々なインターホンが販売されている。
【0003】
例えば、携帯電話の発信、暗証番号の入力、生体認証などを使用することで見知らぬ第三者が鳴らすことができないインターホンが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、声認識部で抽出した音声データとデータベース部に登録されているキーワードを比較する比較部と、比較部で比較した結果一致した場合、親機スピーカから玄関子機からの音に重畳して住人に対して注意メッセージを出力されるインターホンも開示されている(例えば、特許文献2参照)。さらに、複数の機能ボタンの機能を示すラベル情報を、複数の機能ボタンの配置位置と対応する位置関係となるように画像表示するインターホンも開示されている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2019-022203号公報
【文献】特開2012-138873号公報
【文献】特開2019-193233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来のインターホンでは、宅外に設置されている子機の呼び出しボタンを誰でも押すことができるため、ほとんどの場合、住人は直接応答又は宅内親機の画面で来訪者を確認するまで一般、配達業者、セールスなどの来訪者の属性を判別できない。その結果、来訪者の意図、姿、声がよく分からない場合には玄関まで出て、直接対応を強要され、また、年配者に限らずとも訪問販売や勧誘を良かれと思って話を聞いてしまうという問題が生じている。
【0006】
また、来訪者から呼び出された際、住人は来訪者への応答の要否が即座に判別できないために、料理中であれば手を止めて対応したり、風呂中の場合は急いで出てみたり、セールスかと思い居留守をしたら実は宅配だったという事例が多く存在する。特に、近年はインターネットを用いた宅配サービスが急増加しており、在宅中にも関わらず配達業者に対して居留守をしてしまい、再配達を依頼することが大きな社会問題となっている。
【0007】
従って、より簡単に来訪者の属性(一般、宅配、セールス、勧誘など)を住人が確実に判別できる機能を有するインターホンがあれば、住人にとって不必要な応答を減らことができると共に、必要な来訪者には確実に対応できるようになる。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、宅内の住人が、呼び出しを行った来訪者の属性(一般、宅配、セールス、勧誘など)を、実際に応答を開始する前に、より容易に判別できる機能を有するインターホンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、来訪者を撮像するカメラ、宅内の住人からの音声を出力するスピーカ及び来訪者が住人を呼び出すための呼び出しボタンを有する宅外子機と、当該宅外子機と通信接続される宅内親機と、を備えるインターホンにおいて、前記宅外子機の呼び出しボタンは、一般・配達を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第一呼び出しボタンと、セールス・勧誘・案内を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第二呼び出しボタンと、を有し、前記宅内親機は、前記第一呼び出しボタンが押下された際の呼び出し音を調整する第一音量調整ダイヤルと、前記第二呼び出しボタンが押下された際の呼び出し音を調整する第二音量調整ダイヤルと、を備え、前記第二呼び出しボタンの呼び出し音をゼロに設定できることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るインターホンの前記宅内親機は、音声を出力する親機側スピーカ、宅内の住人が要求する機能を指示するための操作ボタン、前記カメラに撮像された来訪者を表示する映像表示部、及び発光部を備え、前記発光部は、前記第一呼び出しボタンが押下された場合にのみ点灯又は点滅する第一発光部と、前記第二呼び出しボタンが押下された場合にのみ点灯又は点滅する第二発光部と、を有することが好ましい。
【0011】
また、本発明に係るインターホンの前記親機側スピーカは、前記第一呼び出しボタンが押下された場合に予め設定された第一呼び出し音を発し、前記第二呼び出しボタンが押下された場合に予め設定された前記第一呼び出し音とは異なる第二呼び出し音を発することが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係るインターホンは、来訪者を撮像するカメラ、宅内の住人からの音声を出力するスピーカ及び来訪者が住人を呼び出すための呼び出しボタンを有する宅外子機と、宅外子機と通信接続される宅内親機と、を備える。宅外子機の呼び出しボタンは、一般・配達を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第一呼び出しボタンと、セールス・勧誘・案内を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第二呼び出しボタンと、を有する。この構成により、宅内の住人が、呼び出しを行った来訪者の属性(一般、宅配、セールス、勧誘など)を、実際に応答を開始する前に、より容易に判別できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】(a)及び(b)本発明の実施の形態に係るインターホンの構成図である。
【
図2】同上インターホンを構成する宅外子機の正面図である。
【
図3】同上インターホンを構成する宅内親機の正面図である。
【
図4】同上実施の形態の変形例に係る宅外子機の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係るインターホン1は、
図1に示すように、マンション玄関ロビーや住戸玄関などの宅外に設置されるカメラ付の宅外子機2と、この宅外子機2と有線/無線の通信を介して接続される宅内親機3とを備える。
【0015】
そして、基本的には、来訪者は宅外子機2の呼び出しボタンを押して住人を呼び出す。この宅外子機2には高感度CCD等の撮像素子を用いたカメラが備えられ、住人は、カメラで撮像された来訪者を宅内親機3の画面(映像表示部)で確認しながらスピーカを介して通話を行う。そして、必要な際には直接応答したり、解錠ボタンを押して玄関ロビーや玄関の解錠を行う。
【0016】
最初に、宅外子機2の機能に関して
図2を参照しながら説明する。宅外子機2は、来訪者を撮像するカメラ21、宅内の住人からの音声を出力するスピーカ22、来訪者が住人を呼び出すための呼び出しボタン23、及びカメラ21とスピーカ22と呼び出しボタン23とが収容される筐体24を有する。本実施の形態において、この筐体24は、正面視で略長方形状を有する。
【0017】
宅外子機2の呼び出しボタン23は、一般・配達を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第一呼び出しボタン23aと、セールス・勧誘・案内を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第二呼び出しボタン23bと、を有する。ここで、第一呼び出しボタン23a及び第二呼び出しボタン23bは、筐体24の下端側に配置され、来訪者の属性(第一呼び出しボタン23aには一般・配達、第二呼び出しボタン23bにはセールス・勧誘・案内)が大きな文字で表示される。呼び出しボタン23の高さ方向幅は例えば3cm程度が良く、文字はひらがな表示の方が分かりやすく、またアクリル板でボタンカバーをつけることで焼け防止対策ができる。なお、呼び出しボタン23の数は二つに限定されるものではないが、来訪者の属性を大きく2つに分類して、呼び出しボタン23を2つとすると分かりやすい。
【0018】
次に、宅内親機3の機能に関して
図3を参照しながら説明する。宅内親機3は、音声を出力する親機側スピーカ31、宅内の住人が要求する機能を指示するための操作ボタン32、宅外子機2のカメラ21で撮像された来訪者を表示する映像表示部33、発光部34、及びこれら機能を駆動させる駆動回路を有するプリント基板や複数の通信線を収容する宅内機器用筐体35と、を備える。例えば宅内親機3を室内の壁に施工する場合には、筐体35を壁面に埋設させて固定する。
【0019】
親機側スピーカ31は、宅外子機2を介して来訪者が発した音声を住人に伝えるため電気信号に従い音声を発生させる。なお、親機側スピーカ31は、音声のみでなく後述する第一呼び出し音、第二呼び出し音や警告音等も発する。また、音量調整ダイヤル31aを用いることで、住人が来訪者の声、第一呼び出し音や第二呼び出し音を聞きとりにくい場合には受話音量や呼び出し音を上げて聞きとり易くできる。なお、在宅ワーク中や、子供の昼寝などを邪魔されないよう、セールス・勧誘・案内のための第二呼び出しボタン23bが押された際の呼び出し音をゼロに設定することも出来る。
【0020】
操作ボタン32は、例えば「解錠」、「メニュー」、「再生」、「留守」等の複数種のボタン32aを有し、住人は来訪者とのやり取りや映像表示部33の表示などに応じて操作ボタン32aを押して要求する制御を行う。例えば、非常ボタンは、火事や事故などの万一のトラブル発生時に押され、住戸内や管理室に警報音で異常発生を知らせる。解錠ボタンは、来客応対時にオートロックや住戸玄関電気錠を解錠するために用いられる。また、操作ボタン32は、宅内の住人が来訪者との通話の開始を指定する通話開始ボタン32b、及び通話を終了する通話終了ボタン32cを有する。
【0021】
映像表示部33は、宅外子機2に備えられたカメラ21に写された来訪者やその他表示を映すカラー液晶モニタ等である。住人は、映像表示部33に表示されている画像に基づいて来訪者を確認する。なお、映像表示部33は、玄関にいる来訪者を映す以外に、機能表示や火事の際の火災警報表示等することも可能である。
【0022】
発光部34は、LEDなどの発光部であって、宅外子機2の第一呼び出しボタン23aが押下された場合にのみ点灯又は点滅する第一発光部34aと、第二呼び出しボタン23bが押下された場合にのみ点灯又は点滅する第二発光部34bと、を有する。例えば、第一発光部34aは、一般・宅配に対応する青色ランプ、第二発光部34bは、セールス・勧誘・案内に対応する黄色ランプである。
【0023】
また、親機側スピーカ31は、第一呼び出しボタン23aが押下された場合に予め設定された第一呼び出し音を発し、第二呼び出しボタン23bが押下された場合に予め設定された第一呼び出し音とは異なる第二呼び出し音を発する。この第一呼び出し音及び第二呼び出し音は、音のパターン、音の高低や強弱、メロディなどを用いて区別され、宅内の住人が予め指定することもできる。なお、宅内親機3の発光部34及び呼び出し音は、宅外子機2の呼び出しボタン23a,23bと連動する。
【0024】
このように、宅内親機3には宅外子機2の夫々の呼び出しボタン23a,23bに連動した発光部34a,34b、及び呼び出し音が設定されているため、住人は直接来訪者に応答する前に、ライト(光)と音で来訪者の属性を容易に識別することができる。例えば、「一般・配達」に対応する第一呼び出しボタン23aが押下されると、宅内親機3の発光部34aが緑色に点滅すると共に第一呼び出し音が発せられる。「セールス・勧誘・案内」に対応する第二呼び出しボタン23bが押下されると、宅内親機3の発光部34bが黄色に点滅すると共に第二呼び出し音が発せられる。この結果、住人は、インターホン1が見えない宅内の場所にいる場合でも、音で来訪者の属性を判断可能になるため、風呂やトイレといったインターホン1が目に入らないところにいたとしても来訪者の属性を最低限判断でき、住人は対応の要否を即座に判定できる。
【0025】
なお、発光部34a,34bは、
図3に示すように、筐体35の左側及び右側に夫々配置される。この構成により、住人が来訪者の属性を光によって素早く判別できる。この結果、子供や年配者でも光及び音の少なくとも一方の情報に基づいて来訪者の属性を容易に判別して、風呂場やトイレなど自らの置かれた状況においても来訪者への対応の要否を判断でき、より安心感を得ることができる。なお、
図3に示す操作ボタン32や発光部34の配置は一例であって並んで配置させてもよい。また、宅内親機3などにおいて来訪者の履歴や呼び出しボタン23の呼び出し履歴をメモリ部に記憶しても良い。
【0026】
以上の説明のように、本実施の形態に係るインターホン1は、来訪者を撮像するカメラ21、宅内の住人からの音声を出力するスピーカ22及び来訪者が住人を呼び出すための呼び出しボタン23を有する宅外子機2と、宅外子機2と通信接続される宅内親機3と、を備える。宅外子機2の呼び出しボタン23は、一般・配達を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第一呼び出しボタン23aと、セールス・勧誘・案内を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第二呼び出しボタン23bと、を有する。この構成により、宅内の住人が、呼び出しを行った来訪者の属性(一般、宅配、セールス、勧誘など)を、実際に応答を開始する前に、より容易に判別できる。
【0027】
すなわち、住人は、来訪者の呼び出しに対して直接応答する前に、来訪者の属性を最低限選別できる。その結果、(A)訪問販売、勧誘、案内等の不要・不急の対応抑止、配達側の再配達率の減少、(B)年配者による来訪者の客観的な判断、(C)留守番する年少者のインターホン1への対応改善に繋げることが可能となる。より具体的には、上記(A)に関しては、掃除中、料理中、在宅ワーク中、家の中がうるさくても来訪者を目と音に基づいて、わざわざ宅内親機3の映像表示部33の前に行かずとも判断できるようになるため、不要な応答をする必要がなくなる。また、宅配とも明確に識別が可能になるため不要の居留守減少にも繋がる。宅配業者側は、居留守による再配達率の低下も期待できる。上記(B)に関しては、年配者が玄関に直接出向く前に、来訪者は「セールス」と客観的に判断でき、悪質な訪問販売被害は一定数存在する中で、住人が直接対応してしまうきっかけを減少できる。上記(C)に関しては、年少者でも留守番時にインターホン1を用いることで留守番中でも来訪者への対応の要否を容易に判定して、最低限の対応ができる。これらの結果、住人が来訪者の属性を直接応答する前に判定でき、住人のインターホン1への応答時のストレスの軽減・安心感の向上を達成できる。
【0028】
(変形例)
本発明の実施の形態に係るインターホン1の変形例に関して
図4を参照しながら説明する。本変形例に係るインターホン1の宅外子機2は、
図4に示すように、呼び出しボタン23として、一般用呼び出しボタン23c、配達用呼び出しボタン23d、及びセールス用呼び出しボタン23eを備える。この構成により、上記実施の形態と同様の作用効果を奏すると共に、宅配業者の来訪を確実に判別でき、宅配業者への居留守率を軽減できる。
【0029】
なお、本発明は、上記実施の形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上述の来訪者の属性例は最も一般的なものを挙げたものであって、上記例に限定されるものではなく、その他の様々な属性(インターホン1のユーザの分別を所望する属性)に基づいて呼び出しボタンを分別することも考え得る。
【符号の説明】
【0030】
1 インターホン
2 宅外子機
3 宅内親機
21 カメラ
22 スピーカ
23 呼び出しボタン
23a 第一呼び出しボタン
23b 第二呼び出しボタン
23d 配達用呼び出しボタン
24 筐体
31 親機側スピーカ
32 操作ボタン
32b 通話開始ボタン
32c 通話終了ボタン
33 映像表示部
34 発光部
34a 第一発光部
34b 第二発光部
【要約】
【課題】宅内の住人が、呼び出しを行った来訪者の属性(一般、宅配、セールス、勧誘など)を、実際に応答を開始する前に、より容易に判別できる機能を有するインターホンを提供する。
【解決手段】インターホンは、来訪者を撮像するカメラ21、宅内の住人からの音声を出力するスピーカ22及び来訪者が住人を呼び出すための呼び出しボタン23を有する宅外子機2と、宅外子機2と通信接続される宅内親機と、を備える。宅外子機2の呼び出しボタン23は、一般・配達を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第一呼び出しボタン23aと、セールス・勧誘・案内を目的とする来訪者が住人を呼び出すための第二呼び出しボタン23bと、を有する。この構成により、宅内の住人が、呼び出しを行った来訪者の属性(一般、宅配、セールス、勧誘など)を、実際に応答を開始する前に、より容易に判別できる。
【選択図】
図2