(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-02
(45)【発行日】2022-11-11
(54)【発明の名称】炉内構造物の振動測定装置
(51)【国際特許分類】
G21C 17/00 20060101AFI20221104BHJP
G01H 17/00 20060101ALI20221104BHJP
G21C 13/00 20060101ALI20221104BHJP
【FI】
G21C17/00 050
G01H17/00 F
G21C17/00 030
G21C13/00 110
(21)【出願番号】P 2019084377
(22)【出願日】2019-04-25
【審査請求日】2021-10-13
(73)【特許権者】
【識別番号】507250427
【氏名又は名称】日立GEニュークリア・エナジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】小川 健斗
(72)【発明者】
【氏名】八武崎 正樹
(72)【発明者】
【氏名】廣川 文仁
【審査官】大門 清
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-160890(JP,A)
【文献】特開平08-068888(JP,A)
【文献】実開昭55-162195(JP,U)
【文献】実開平2-89397(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21C 17/00
G01H 17/00
G21C 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原子炉圧力容器内の炉内構造物に取り付けられる振動計測器と、
前記振動計測器と接続される計装ケーブルと、
前記原子炉圧力容器に形成された上蓋スプレイ・ベントノズルに取り付けられる上蓋スプレイ・ベントノズルフランジと、
前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジに設置され、前記計装ケーブルを導く計装ケーブル案内管と、
前記計装ケーブル案内管に導かれた前記計装ケーブルを前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ内に導くセンサ用ペネトレーションと、
前記計装ケーブルと接続されるジャンクションボックスと、
前記ジャンクションボックスによって電圧に変換された信号を伝える他の計装ケーブルが接続されたデータ収録装置と、を備えることを特徴とする炉内構造物の振動測定装置。
【請求項2】
請求項1に記載の炉内構造物の振動測定装置において、
前記センサ用ペネトレーションは、前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジに形成された貫通部に差し込まれる管部材と、前記管部材を前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジに締め付けて固定するナットと、を有し、
前記管部材は、前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジの内側から前記貫通部に挿入され、当該管部材のフランジ部が前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジの内面に当接することで、当該管部材の前記貫通部への挿入が規制されることを特徴とする炉内構造物の振動測定装置。
【請求項3】
請求項1に記載の炉内構造物の振動測定装置において、
前記計装ケーブル案内管は、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジに固定されることを特徴とする炉内構造物の振動測定装置。
【請求項4】
請求項3に記載の炉内構造物の振動測定装置において、
前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジは、前記原子炉圧力容器の内部と外部とを連通させる前記上蓋スプレイ・ベントノズルの連通孔に配置される鉛直配管と、この鉛直配管から該鉛直配管に直交する方向に略円状に延びるフランジ部と、を有し、
前記フランジ部には、水平方向に延びる水平配管が形成されるとともに、前記鉛直配管の周囲に前記水平配管と連通する円筒状の溝部が形成され、
前記鉛直配管の外径D1は、前記連通孔の内径D2よりも小さく形成され、
前記センサ用ペネトレーションは、前記鉛直配管と、この鉛直配管に直交して形成されるフランジ部とが交差する角部の厚肉部に設置されていることを特徴とする炉内構造物の振動測定装置。
【請求項5】
請求項1に記載の炉内構造物の振動測定装置において、
前記センサ用ペネトレーションは、前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジの水平配管に設置されることを特徴とする炉内構造物の振動測定装置。
【請求項6】
請求項5に記載の炉内構造物の振動測定装置において、
前記センサ用ペネトレーションは、前記水平配管の外面に形成された肉盛溶接部に設けられていることを特徴とする炉内構造物の振動測定装置。
【請求項7】
請求項6に記載の炉内構造物の振動測定装置において、
前記センサ用ペネトレーションは、前記肉盛溶接部を施した前記水平配管の内壁面を削った窪み部に位置していることを特徴とする炉内構造物の振動測定装置。
【請求項8】
請求項4に記載の炉内構造物の振動測定装置において、
前記センサ用ペネトレーションは、前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジの水平配管よりも上側の前記鉛直配管に設置されることを特徴とする炉内構造物の振動測定装置。
【請求項9】
請求項1に記載の炉内構造物の振動測定装置において、
前記計装ケーブル案内管は、前記センサ用ペネトレーションが設置される側に向けて徐々に拡径する拡大管部を有していることを特徴とする炉内構造物の振動測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば改良型沸騰水型原子炉における原子炉圧力容器の炉内構造物の振動測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
炉内構造物の振動を測定する方法として、超音波送信器で超音波を炉内構造物へ送信し、その反射を計測することにより振動を測定する方法がある(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記した特許文献1に記載の技術によれば、原子炉圧力容器に貫通部を設けることなく炉内構造物の振動を測定することができる。しかし、この技術では、超音波を炉外から送信し振動を測定するため、超音波を伝播するための流体(炉水)が超音波送信器と測定対象となる炉内構造物との間に満たされている必要がある。そのため超音波を伝播する炉水に浸かっていない蒸気乾燥器などの炉内構造物の振動測定には前記の技術は適用できない課題がある。
【0005】
また、炉内構造物の振動測定方法として、原子炉圧力容器上部の予備ノズルから計装ケーブルを炉内構造物上の振動計測器に接続し、振動を測定する方法がある。この測定方法は、原子炉圧力容器に新たに貫通部を設けることなく、炉水に浸かっていない蒸気乾燥器などの炉内構造物の振動測定が可能である。しかし、原子炉圧力容器上部に予備ノズルなどの計装ケーブルを通す貫通部が備えられていない場合、炉水に浸かっていない炉内構造物の測定はできない課題がある。
【0006】
本発明は前記従来の課題を解決するものであり、原子炉圧力容器に貫通部を設けることなく、しかも炉水に浸かっていない炉内構造物の振動測定が可能な炉内構造物の振動測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、原子炉圧力容器内の炉内構造物に取り付けられる振動計測器と、前記振動計測器と接続される計装ケーブルと、前記原子炉圧力容器に形成された上蓋スプレイ・ベントノズルに取り付けられる上蓋スプレイ・ベントノズルフランジと、前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジに設置され、前記計装ケーブルを導く計装ケーブル案内管と、前記計装ケーブル案内管に導かれた前記計装ケーブルを前記上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ内に導くセンサ用ペネトレーションと、前記計装ケーブルと接続されるジャンクションボックスと、前記ジャンクションボックスによって電圧に変換された信号を伝える他の計装ケーブルが接続されたデータ収録装置と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、原子炉圧力容器に貫通部を設けることなく、炉水に浸かっていない炉内構造物の振動測定が可能な炉内構造物の振動測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】第1実施形態の炉内構造物の振動測定装置を示す構成図である。
【
図2】
図1の上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ付近の部分構造図である。
【
図3】第2実施形態の炉内構造物の振動測定装置を示す断面図である。
【
図4】第3実施形態の炉内構造物の振動測定装置を示す断面図である。
【
図5】第4実施形態の炉内構造物の振動測定装置を示す断面図である。
【
図6】第5実施形態の炉内構造物の振動測定装置を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下、第1実施形態から第5実施形態までは、ノズルの代表例として上蓋スプレイノズルを挙げて説明する。
(第1実施形態)
図1は実施形態1に係る炉内構造物の振動測定装置を示す構成図である。
図1に示すように、第1実施形態の炉内構造物の振動測定装置100は、振動計測器3、電荷信号計装ケーブル4(計装ケーブル)、計装ケーブル案内管5A、センサ用ペネトレーション8A、ジャンクションボックス12、電圧信号計装ケーブル13(他の計装ケーブル)、電気ペネトレーション14、データ収録装置15を備えて構成されている。
【0011】
振動計測器3は、振動を測定する炉内構造物2に取り付けられる。炉内構造物2は、例えば蒸気乾燥器であり、原子炉圧力容器1内に設けられている。また、炉内構造物2は、炉水(流体)に浸かっていないものであり、この蒸気乾燥器に振動計測器3が取り付けられる。なお、原子炉圧力容器1は、保温材10によって覆われている。保温材10で覆われた原子炉圧力容器1は、原子炉格納容器11に格納されている。
【0012】
また、振動計測器3は、例えば加速度センサを備えて構成されたものである。また、振動計測器3は、炉内構造物2に溶接などで固定されている。なお、振動計測器3が取り付けられる炉内構造物2としては、炉水に浸かっていない蒸気乾燥器に限定されるものではなく、炉水から一部が飛び出て設置される機器などにも適用できる。
【0013】
電荷信号計装ケーブル4は、一端が振動計測器3に接続され、計装ケーブル案内管5A、センサ用ペネトレーション8Aを通って、他端がジャンクションボックス12に接続されている。また、電荷信号計装ケーブル4は、振動計測器3によって計測された振動が電荷信号として伝えられる。
【0014】
ジャンクションボックス12は、振動計測器3からの電荷信号を対ノイズ性を考慮してジャンクションボックス12内で電圧信号に変換する。変換された電圧信号は、電圧信号計装ケーブル13を介してデータ収録装置15に伝えられる。
【0015】
電気ペネトレーション14は、原子炉格納容器11の貫通部に設置され、電圧信号計装ケーブル13を原子炉格納容器11の外側に設置されたデータ収録装置15に導くように構成されている。
【0016】
データ収録装置15は、原子炉格納容器11の外側に設置され、電圧信号計装ケーブル13によって伝えられた信号を収録する。
【0017】
図2は、
図1の上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ付近の部分構造図である。
図2に示すように、原子炉圧力容器1の上端(頂部)には、上蓋スプレイ・ベントノズル6が形成されている。この上蓋スプレイ・ベントノズル6には、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7が取り付けられている。
【0018】
上蓋スプレイ・ベントノズル6は、原子炉圧力容器1の略半球状の上蓋1a(
図1参照)の上端(頂部)に固定されている。また、上蓋スプレイ・ベントノズル6は、上蓋1aの表面から上方に突出して形成されている。
【0019】
また、上蓋スプレイ・ベントノズル6は、円筒状に形成されている。また、上蓋スプレイ・ベントノズル6は、上蓋1aから外側(上方)に突出して形成される管部(ノズル部)6aを有している。また、上蓋スプレイ・ベントノズル6は、管部6aの下端(原子炉圧力容器1側)に形成され、上蓋1aに固定される基端フランジ部6bと、管部6aの上端(原子炉圧力容器1の外側)に形成され、径方向外側に突出して形成される先端フランジ部6cと、を有して構成されている。管部6aは、原子炉圧力容器1の内部と外部とを連通させる連通孔6dを有している。基端フランジ部6bは、上蓋1a(
図1参照)に溶接によって固定されている。
【0020】
上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7は、鉛直方向(上下方向)に延びて貫通する鉛直配管7aと、この鉛直配管7aから該鉛直配管7aに直交する方向に略円状に延びるフランジ部7bと、を有している。また、鉛直配管7aとフランジ部7bとが交差する角部には、厚肉部7eが形成されている。
【0021】
鉛直配管7aの外径D1は、前記上蓋スプレイ・ベントノズル6の連通孔6dの内径D2よりも小さく形成されている。
【0022】
また、フランジ部7bには、水平方向に延びる水平配管7cが形成されている。また、フランジ部7bには、鉛直配管7aの周囲に、水平配管7cと連通する、円筒状(環状)の溝部7dが形成されている。この溝部7dは、フランジ部7bの下面側(上蓋スプレイ・ベントノズル6側)が開放する形状である。また、溝部7dの上端は、水平配管7cの上端と高さが一致している。また、溝部7dの内径D3は、前記連通孔6dの内径D2と略同じに設定されている。
【0023】
また、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7は、上蓋スプレイ・ベントノズル6の先端フランジ部6cと図示しないボルトを介して固定されている。また、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7と上蓋スプレイ・ベントノズル6との隙間は、ガスケットGを介して固定されることで密閉されている。
【0024】
このようにして、上蓋スプレイ・ベントノズル6と上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7とが組み合わされることで、蒸気が流れる蒸気流路16が形成される。蒸気は、原子炉圧力容器1(
図1参照)から、鉛直配管7aと連通孔6dとの空間Tを通り、溝部7dを通り、水平配管7cを通り、その先の配管(不図示)へ導かれる。また、冷却水(水)Wは、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に形成された鉛直配管7aの冷却水流路18を通り、原子炉圧力容器1の内部に放出される。
【0025】
計装ケーブル案内管5Aは、電荷信号計装ケーブル4を案内するものであり、鉛直方向に延びる鉛直管部5aと、この鉛直管部5aの上端(一端)に形成され、徐々に管径が拡大する拡大管部5bと、を有している。また、計装ケーブル案内管5Aの管径D4は、隙間Tの寸法D5よりも小さく形成されている。また、溝部7dの隙間の寸法も前記寸法D5と同様に形成されている。
【0026】
鉛直管部5aは、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の水平配管7cの下端の高さ位置まで延びている。拡大管部5bは、溝部7d内に位置している。
【0027】
計装ケーブル案内管5Aは、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に取り付けられ、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7と一体となって取り外し可能な構造である。すなわち、計装ケーブル案内管5Aは、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の鉛直配管7aの外壁面7a1に固定されている。また、鉛直管部5aは、該鉛直管部5aの全体が外壁面7a1に接した状態で外壁面7a1に固定されている。また、計装ケーブル案内管5Aは、鉛直配管7aに溶接などで固定されている。換言すると、計装ケーブル案内管5Aは、電荷信号計装ケーブル4を上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の下端までガイドしている。このように、電荷信号計装ケーブル4を計装ケーブル案内管5Aによって覆うことで、電荷信号計装ケーブル4の劣化を抑制することができる。また、電荷信号計装ケーブル4が振動するのを抑制できることで、振動の測定精度が低下するのを抑えることが可能になる。
【0028】
また、電荷信号計装ケーブル4は、該電荷信号計装ケーブル4の挿入性を考慮し、計装ケーブル案内管5Aの入口の径を鉛直管部5aよりも大きくした拡大管部5bを有している。これにより、電荷信号計装ケーブル4を計装ケーブル案内管5Aに導入することが容易になる。
【0029】
図2に示すように、センサ用ペネトレーション8Aは、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の貫通部7s1に設置されている。すなわち、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7には、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の外側から溝部7dに向けて貫通する貫通部7s1(貫通孔)が形成され、この貫通部7s1にセンサ用ペネトレーション8Aが取り付けられている。換言すると、センサ用ペネトレーション8Aは、計装ケーブル案内管5Aに導かれた電荷信号計装ケーブル4を上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7内に導いている。なお、本実施形態では、貫通部7s1が鉛直方向に直線状に形成されているが、このような向きに限定されるものではなく、鉛直方向に対して傾斜するように設置されてもよい。
【0030】
また、センサ用ペネトレーション8Aは、貫通部7s1に差し込まれる管部材8aと、管部材8aを上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に締め付けて固定するためのセンサ用ペネトレーション用ナット9と、を有している。なお、図示していないが、管部材8aの径方向中心には、電荷信号計装ケーブル4が軸方向に沿って通される孔が一端(上端)から他端(下端)まで貫通して形成されている。
【0031】
管部材8aは、貫通部7s1に挿通される挿通管8a1と、この挿通管8a1の一端(下端)に形成され、貫通部7s1の管の直径よりも大きいフランジ部8a2と、を有して構成されている。また、挿通管8a1の先端(上端)には、センサ用ペネトレーション用ナット9と噛み合うねじ溝(不図示)が形成されている。また、管部材8aには、挿通された電荷信号計装ケーブル4を計装ケーブル案内管5Aに導くためのガイド部材8bが設けられている。
【0032】
また、管部材8aは、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の内側(溝部7d側)から貫通部7s1に挿入される。このとき、管部材8aのフランジ部8a2が上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の溝部7dの内面に当接することで、管部材8aの貫通部7s1への挿入が規制される。またこのとき、挿通管8a1は、該挿通管8a1の先端のねじ溝(不図示)が上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の外側に突出する。そして、センサ用ペネトレーション用ナット9を管部材8aのねじ溝(不図示)に螺合して締め付けることで、電荷信号計装ケーブル4が固定されるとともに、貫通部7s1が密閉される。換言すると、原子炉圧力容器1の蒸気または上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7より噴霧される冷却水を密閉しつつ、電荷信号計装ケーブル4を原子炉圧力容器1内に導くことができる。なお、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の厚肉部7eは、センサ用ペネトレーション用ナット9との接地面7t1を作るための加工が施されている。
【0033】
以上説明したように、第1実施形態の炉内構造物の振動測定装置100は、原子炉圧力容器1内の炉内構造物2に取り付けられる振動計測器3と、振動計測器3と接続される電荷信号計装ケーブル4と、を備える。また、炉内構造物の振動測定装置100は、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に設置され、電荷信号計装ケーブル4を導く計装ケーブル案内管5Aと、計装ケーブル案内管5Aに導かれた電荷信号計装ケーブル4を上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7内に導くセンサ用ペネトレーション8Aと、を備える。また、炉内構造物の振動測定装置100は、電荷信号計装ケーブル4と接続されるジャンクションボックス12と、ジャンクションボックス12によって電圧に変換された信号を伝える電圧信号計装ケーブル13が接続されたデータ収録装置15と、を備える。これによれば、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に貫通部7s1を形成することで、原子炉圧力容器1(炉心)に貫通部を設ける必要がない。よって、予備ノズルを備えない改良型沸騰水型原子炉においても適用することができ、しかも炉水に浸かっていない炉内構造物2の振動測定が可能になる。
【0034】
また、第1実施形態は、計装ケーブル案内管5Aが、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に固定されている。これによれば、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7を取り外す際、計装ケーブル案内管5Aも上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7と一体に取り外すことができ、メンテナンス作業や部品の交換作業が容易になる。
【0035】
また、第1実施形態は、センサ用ペネトレーション8Aが上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の鉛直配管7aの外壁面7a1に設置される。これによれば、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の冷却水流路18を流れる冷却水に抵抗が生じるのを防止できる。
【0036】
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態の炉内構造物の振動測定装置を示す断面図である。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する(他の実施形態についても同様)。また、
図3において、
図2における寸法線については、第1実施形態と同様であるのでその記載を省略する。また、第2実施形態の振動測定装置が適用される原子炉(原子炉圧力容器1、保温材10、原子炉格納容器11)は、第1実施形態と同様である(他の実施形態についても同様)。
【0037】
図3に示すように、第2実施形態の炉内構造物の振動測定装置は、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に設置され、電荷信号計装ケーブル4を導く計装ケーブル案内管5Bと、計装ケーブル案内管5Bに導かれた電荷信号計装ケーブル4を上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7内に導くセンサ用ペネトレーション8Bと、を備える。
【0038】
計装ケーブル案内管5Bは、鉛直方向に延びる鉛直管部5dと、この鉛直管部5dの上端(一端)において直交する方向に延びる水平管部5eと、この水平管部5eの端部に形成され、徐々に管径が拡大する拡大管部5fと、を有している。
【0039】
鉛直管部5dの下端(先端)は、鉛直配管7aの下端(先端)と一致する位置まで延びている。また、鉛直管部5dの上端(基端)は、溝部7d内の上端に位置している。
【0040】
水平管部5eは、鉛直配管7aの周面に沿って延び、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の水平配管7cの途中まで延びている。また、水平管部5eは、溝部7d内の上端に位置し、かつ、水平配管7cの上端に位置している。
【0041】
センサ用ペネトレーション8Bは、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の貫通部7s2に設置されている。すなわち、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7には、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の外側から水平配管7cの内側に向けて貫通する貫通部7s2(貫通孔)が形成され、この貫通部7s2にセンサ用ペネトレーション8Bが取り付けられている。また、貫通部7s2は、水平配管7c(フランジ部7b)の上面側に形成されている。
【0042】
また、センサ用ペネトレーション8Bは、貫通部7s2に差し込まれる管部材8aと、管部材8aを上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に締め付けて固定するためのセンサ用ペネトレーション用ナット9と、を有している。
【0043】
管部材8aは、貫通部7s2に挿通される挿通管8a3と、この挿通管8a3の一端(下端)に形成され、貫通部7s2の管の直径よりも大きいフランジ部8a4と、を有して構成されている。また、挿通管8a3の先端(上端)には、センサ用ペネトレーション用ナット9と噛み合うねじ溝(不図示)が形成されている。また、管部材8aには、挿通された電荷信号計装ケーブル4を計装ケーブル案内管5Bに導くためのガイド部材8cが設けられている。このガイド部材8cは、側面視においてL字状に形成され、該ガイド部材8cの先端が拡大管部5fを向いている。
【0044】
また、管部材8aは、水平配管7cの内側から貫通部7s2に、挿通管8a3が挿入される。このとき、管部材8aのフランジ部8a4が上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の水平配管7cの内壁面に当接することで、管部材8aの貫通部7s2への挿入が規制される。またこのとき、挿通管8a3は、該挿通管8a3の先端のねじ溝(不図示)が上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の外側に突出する。そして、センサ用ペネトレーション用ナット9を管部材8aのねじ溝(不図示)に螺合して締め付けることで、電荷信号計装ケーブル4が固定されるとともに、貫通部7s1が密閉される。換言すると、原子炉圧力容器1の蒸気または上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7より噴霧される冷却水を密閉しつつ、電荷信号計装ケーブル4を原子炉圧力容器1内に導くことができる。
【0045】
このように構成された第2実施形態の炉内構造物の振動測定装置は、計装ケーブル案内管5Bと、センサ用ペネトレーション8Bと、を備える。これによれば、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に貫通部7s2を形成することで、原子炉圧力容器1(炉心、
図1参照)に貫通部を設ける必要がない。よって、予備ノズルを備えない改良型沸騰水型原子炉においても適用することができ、しかも炉水に浸かっていない炉内構造物2(
図1参照)の振動測定が可能になる。
【0046】
また、第2実施形態は、計装ケーブル案内管5Bが、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に固定されている。これによれば、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7を取り外す際、計装ケーブル案内管5Bも上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7と一体に取り外すことができ、メンテナンス作業や部品の交換作業が容易になる。
【0047】
また、第2実施形態は、センサ用ペネトレーション8Bが上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の水平配管7cに設置される。これによれば、第1実施形態の設置方法(空間T)に比べ、広い空間の水平配管7c(蒸気流路16)にセンサ用ペネトレーション8Bを設置できるため、センサ用ペネトレーション8Bの設置作業性が高くなる。
【0048】
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態の炉内構造物の振動測定装置を示す断面図である。
図4に示すように、第3実施形態の炉内構造物の振動測定装置は、第2実施形態に肉盛溶接部17を追加した構成であり、計装ケーブル案内管5Bに導かれた電荷信号計装ケーブル4を上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7内に導くセンサ用ペネトレーション8Cを備えている。このセンサ用ペネトレーション8Cが設けられる位置には、水平配管7cの上面に肉盛溶接部17が設けられている。なお、肉盛溶接部17の範囲や高さについては適宜設定することができる。これにより、水平配管7cの管壁の厚みが、他の水平配管7cの領域よりも厚くなっている。
【0049】
センサ用ペネトレーション8Cは、貫通部7s3に差し込まれる管部材8aと、管部材8aを上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に締め付けて固定するためのセンサ用ペネトレーション用ナット9と、を有している。貫通部7s3は、水平配管7cの流路を構成する壁と肉盛溶接部17とを貫通して形成されている。
【0050】
管部材8aは、貫通部7s3に挿通される挿通管8a5と、この挿通管8a5の一端(下端)に形成され、貫通部7s3の管の直径よりも大きいフランジ部8a4と、を有して構成されている。また、挿通管8a5の先端(上端)には、センサ用ペネトレーション用ナット9と噛み合うねじ溝(不図示)が形成されている。
【0051】
また、管部材8aは、水平配管7cの内側から貫通部7s3に、挿通管8a5が挿入される。このとき、挿通管8a5は、フランジ部8a4が水平配管7cの内壁面に当接することで、管部材8aの貫通部7s3への挿入が規制される。またこのとき、挿通管8a5の先端のねじ溝(不図示)が上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の外側に突出する。そして、センサ用ペネトレーション用ナット9を管部材8aのねじ溝(不図示)に螺合して締め付けることで、電荷信号計装ケーブル4が固定されるとともに、貫通部7s3が密閉される。換言すると、原子炉圧力容器1の蒸気または上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7より噴霧される冷却水を密閉しつつ、電荷信号計装ケーブル4を原子炉圧力容器1内に導くことができる。
【0052】
このように構成された第3実施形態の炉内構造物の振動測定装置は、計装ケーブル案内管5Bと、センサ用ペネトレーション8Cと、を備える。これによれば、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に貫通部7s3を形成することで、原子炉圧力容器1(炉心、
図1参照)に貫通部を設ける必要がない。よって、予備ノズルを備えない改良型沸騰水型原子炉においても適用することができ、しかも炉水に浸かっていない炉内構造物2(
図1参照)の振動測定が可能になる。
【0053】
また、第3実施形態は、センサ用ペネトレーション8Cが水平配管7cの外面に形成された肉盛溶接部17に設けられている。これによれば、薄い肉厚の場所にでもセンサ用ペネトレーション8Cを設置することが可能になる。
【0054】
(第4実施形態)
図5は、第4実施形態の炉内構造物の振動測定装置を示す断面図である。
図5に示すように、第4実施形態の炉内構造物の振動測定装置は、第3実施形態での肉盛溶接部17が形成された水平配管7cの内壁面7c1に窪み部7fを形成したものである。
【0055】
センサ用ペネトレーション8Dは、貫通部7s4に差し込まれる管部材8aと、管部材8aを上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に締め付けて固定するためのセンサ用ペネトレーション用ナット9と、を有している。貫通部7s4は、水平配管7cの流路を構成する壁と肉盛溶接部17とを合わせた厚みから窪み部7fの深さを引いた部分を貫通して形成されている。
【0056】
管部材8aは、貫通部7s4に挿通される挿通管8a6と、この挿通管8a6の一端(下端)に形成され、貫通部7s4の管の直径よりも大径のフランジ部8a7と、を有して構成されている。また、挿通管8a6の先端(上端)には、センサ用ペネトレーション用ナット9と噛み合うねじ溝(不図示)が形成されている。
【0057】
また、管部材8aは、水平配管7cの内側から貫通部7s4に、挿通管8a6が挿入される。このとき、挿通管8a6は、フランジ部8a7が水平配管7cに形成された窪み部7fに当接することで、管部材8aの貫通部7s4への挿入が規制される。またこのとき、挿通管8a6の先端のねじ溝(不図示)が上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の外側に突出する。そして、センサ用ペネトレーション用ナット9を管部材8aのねじ溝(不図示)に螺合して締め付けることで、電荷信号計装ケーブル4が固定されるとともに、貫通部7s4が密閉される。換言すると、原子炉圧力容器1の蒸気または上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7より噴霧される冷却水を密閉しつつ、電荷信号計装ケーブル4を原子炉圧力容器1内に導くことができる。
【0058】
このように構成された第4実施形態の炉内構造物の振動測定装置は、計装ケーブル案内管5Bと、センサ用ペネトレーション8Dと、を備える。これによれば、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に貫通部7s4を形成することで、原子炉圧力容器1(炉心、
図1参照)に貫通部を設ける必要がない。よって、予備ノズルを備えない改良型沸騰水型原子炉においても適用することができ、しかも炉水に浸かっていない炉内構造物2(
図1参照)の振動測定が可能になる。
【0059】
また、第4実施形態は、肉盛溶接部17が形成された水平配管7cの内壁面7c1に窪み部7fが形成されている。このように窪み部7fを形成することで、窪み部7fにセンサ用ペネトレーション8Dのフランジ部8a7を収容することができる。これにより、第2実施形態や第3実施形態に比べ、設置するセンサ用ペネトレーション8Dの蒸気流路16を遮る面積を減らすことができる。また、窪み部7fを形成することで、センサ用ペネトレーション8Dを設置する配管径が小さく、設置が難しいときなどに、センサ用ペネトレーション8Dの設置作業空間を確保し、作業性を高くすることが可能となる。
【0060】
(第5実施形態)
図6は、第5実施形態の炉内構造物の振動測定装置を示す断面図である。
図6に示すように、第5実施形態の炉内構造物の振動測定装置は、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に設置され、電荷信号計装ケーブル4を導く計装ケーブル案内管5Cと、計装ケーブル案内管5Cに導かれた電荷信号計装ケーブル4を上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7内に導くセンサ用ペネトレーション8Eと、を備える。
【0061】
計装ケーブル案内管5Cは、鉛直方向に延びる鉛直管部5gと、この鉛直管部5gの端部(上端)に形成され、徐々に管径が拡大する拡大管部5hと、を有して構成されている。
【0062】
鉛直管部5gは、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の鉛直配管7aの内壁面7a2に沿って下端から上部まで延びている。すなわち、鉛直管部5gの下端(先端)は、鉛直配管7aの下端(先端)と一致している。また、鉛直管部5gの上端(基端)は、水平配管7cの上方かつ鉛直管部5gの上端よりも低い位置まで延びている。
【0063】
センサ用ペネトレーション8Eは、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の貫通部7s5に設置されている。すなわち、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7には、鉛直配管7aの水平配管7cより上方の円筒管7gに貫通部7s5(貫通孔)が形成され、この貫通部7s5にセンサ用ペネトレーション8Eが取り付けられる。
【0064】
また、センサ用ペネトレーション8Eは、貫通部7s5に差し込まれる管部材8aと、管部材8aを上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に締め付けて固定するためのセンサ用ペネトレーション用ナット9と、を有している。
【0065】
管部材8aは、貫通部7s5に挿通される挿通管8a8と、この挿通管8a8の一端(下端)に形成され、貫通部7s5の管の直径よりも大径のフランジ部8a9と、を有して構成されている。また、挿通管8a8の先端(上端)には、センサ用ペネトレーション用ナット9と噛み合うねじ溝(不図示)が形成されている。また、管部材8aには、挿通された電荷信号計装ケーブル4を計装ケーブル案内管5Cに導くためのガイド部材8dが設けられている。このガイド部材8dは、側面視においてL字状に形成され、該ガイド部材8dの先端が拡大管部5hを向いている。
【0066】
また、管部材8aは、鉛直配管7aの円筒管7gに形成された貫通部7s5に、挿通管8a8が挿入される。このとき、挿通管8a8は、該挿通管8a8のフランジ部8a9が円筒管7gの内壁面に当接することで挿入が規制される。またこのとき、挿通管8a8の先端のねじ溝(不図示)が上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の外側に突出する。そして、センサ用ペネトレーション用ナット9を管部材8aのねじ溝(不図示)に螺合して締め付けることで、電荷信号計装ケーブル4が固定されるとともに、貫通部7s5が密閉される。換言すると、原子炉圧力容器1の蒸気または上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7より噴霧される冷却水を密閉しつつ、電荷信号計装ケーブル4を原子炉圧力容器1内に導くことができる。
【0067】
このように構成された第5実施形態の炉内構造物の振動測定装置は、計装ケーブル案内管5Cと、センサ用ペネトレーション8Eと、を備える。これによれば、上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7に貫通部7s5を形成することで、原子炉圧力容器1(炉心、
図1参照)に貫通部を設ける必要がない。よって、予備ノズルを備えない改良型沸騰水型原子炉においても適用することができ、しかも炉水に浸かっていない炉内構造物2(
図1参照)の振動測定が可能になる。
【0068】
また、第5実施形態は、センサ用ペネトレーション8Eが上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の水平配管7cよりも上側の鉛直配管7a(円筒管7g)に設置される。これによれば、水平配管7cよりも穴径が大きな上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ7の円筒管7gにセンサ用ペネトレーション8Eの貫通部7s5を形成することで、センサ用ペネトレーション8E用の穴開け作業性が向上する。
【0069】
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、第3実施形態(
図4参照)で説明したセンサ用ペネトレーション8Cの設置方法を第1実施形態(
図2参照)および第5実施形態(
図6参照)に示す方法にも適用可能である。また、第4実施形態(
図5参照)で示したセンサ用ペネトレーション8Dの設置方法を第1実施形態(
図2参照)および第5実施形態(
図6参照)にも適用可能である。
【符号の説明】
【0070】
1 原子炉圧力容器
2 炉内構造物
3 振動計測器
4 電荷信号計装ケーブル(計装ケーブル)
5 計装ケーブル案内管
5a 鉛直管部
5b,5f,5h 拡大管部
6 上蓋スプレイ・ベントノズル
7 上蓋スプレイ・ベントノズルフランジ
7a 鉛直配管
7a1 外壁面
7s1,7s2,7s3,7s4,7s5 貫通部
7b フランジ部
7c 水平配管
7c1 内壁面
7d 溝部
7e 厚肉部
7f 窪み部
8 センサ用ペネトレーション
8a 管部材
9 センサ用ペネトレーション用ナット
10 保温材
11 原子炉格納容器
12 ジャンクションボックス
13 電圧信号計装ケーブル(他の計装ケーブル)
14 電気ペネトレーション
15 データ収録装置
16 蒸気流路
17 肉盛溶接部
18 冷却水流路
100 炉内構造物の振動測定装置
S 蒸気
W 冷却水