特許7170333IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

膵がん、胃がん、大腸がん、十二指腸がん及び胆管がんからなる群から選択される1種又は2種以上のがん(以下、「本発明におけるがん」とも表示する。)の有無又は発症リスクの判定方法であって、被検者から採取された判定用血液試料中の特定の物質群から選択される1又は2種以上の物質の濃度を測定する工程(a)を含む判定方法や、前述の特定の物質群からなる前述のがんの有無の判定用バイオマーカー等

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の課題は、膵がん、胃がん、大腸がん、十二指腸がん及び胆管がんからなる群から選択される1種又は2種以上のがん(好ましくは膵がん、より好ましくは早期膵がん)の有無又は発症リスクを精度よく判定できる判定方法や、判定用バイオマーカー等を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、課題を解決するため、早期膵がんの患者(早期膵がん群)と、胃がんの患者と、大腸がんの患者と、十二指腸がんの患者と、胆管がんの患者と、健常者(健常群)のそれぞれについて採取した血清をトリプシンで処理し、得られたペプチド試料について質量分析を行ったところ、後述の[Aグループ]及び[Bグループ]に記載される物質群(以下、「本件物質群」とも表示する。)から選択される1又は2種以上の物・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によると、膵がん、胃がん、大腸がん、十二指腸がん及び胆管がんからなる群から選択される1種又は2種以上のがん(好ましくは膵がん、より好ましくは早期膵がん)の有無又は発症リスクを精度よく判定できる判定方法や、判定用バイオマーカー等を提供することができる。本発明によって膵がんを早期に発見することができれば、早期の段階での治療が可能となり、進行してから発見する場合に比べて5年生存率の大幅な向上が期待できる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 健常群(66例)及び早期膵がん群(59例)における血漿中のITIH3ペプチド(EHLVQATPENLQEAR[配列番号2])(図1A)、APOA1ペプチド(THLAPYSDELR[配列番号5])(図1B)、及びAPOA4ペプチド(LLPHANEVSQK[配列番号12])(図1C)の濃度を、質量分析法により定量した結果を示す図である。図中の黒丸は、個々の測定対象者の結果を示す。図中の一番長い横棒線は、中央値を示し、その上下にある横棒線は四分位値(25%,75%)を示す。
【図2】 図2Aは、3種類の群(健常群(66例)、早期膵がん群(59例)、及び前膵がん病変・慢性膵炎群(30例))における血漿中の3種類のペプチドの定量結果を基に、多重ロジスティック回帰分析を用いて予測式(式(1))を設定し、早期膵がん又は前膵がん病変・慢性膵炎の発生確率(図中の縦軸参照)を予測した結果を示す図である。図2Bは、3種類の群における血漿中の3種類のペプチドの定量結果に加えて、CA19-9濃度の測定値も組み合わせた多重ロジスティック回帰分析を用いて予測式(式(2))を設定し、早期膵がん又は前膵がん病変・慢性膵炎の発生確率(図中の縦軸参照)を予測した結果を示す図である。図中の黒丸又は灰色丸は、個々の測定対象者の結果を示す。図中の一番長い横棒線は、中央値を示し、その上下にある横棒線は四分位値(25%,75%)を示す。
【図3】 図3Aは、5種類の群(健常群(44例)、ステージI膵がん群(4例)、ステージII膵がん群(19例)、ステージIII膵がん群(26例)、及びステージIV膵がん群(51例))における血漿中の3種類のペプチドの定量結果を基に、図2Aにおいて多重ロジスティック回帰分析によって設定した式(1)を用いて、各ステージの膵がんの発生確率(図中の縦軸参照)を予測した結果を示す図である。図3Bは、図2Bの式(2)を用いて血漿中の3種類のペプチドの定量結果に加えて、CA19-9濃度の測定値も組み合わせて算出し、各ステージの膵がんの発生確率(図中の縦軸参照)を予測した結果を示す図である。図中の黒丸は、個々の測定対象者の結果を示す。図中の一番長い横棒線は、中央値を示し、その上下にある横棒線は四分位値(25%,75%)を示す。
【図4】 図4Aは、11種類の群(健常群[n=43]、膵がん群[n=80]、前膵がん病変・慢性膵炎群[n=29]、良性腫瘍群[n=43]、肝外胆管がん群[n=16]、結腸がん群[n=126]、十二指腸がん群[n=8]、食道がん群[n=10]、肝細胞がん群[n=12]、肝内胆管がん群[n=9]、及び胃がん群[n=119])における血漿中の3種類のペプチドの定量結果を基に、式(1)を用いて、各種がん、良性腫瘍、又は前膵がん病変・慢性膵炎の発生確率(図中の縦軸参照)を予測した結果を示す図である。図4Bは、11種類の群における血漿中の3種類のペプチドの定量結果に加えて、CA19-9濃度の測定値も組み合わせた式(2)を用いて、各種がん、良性腫瘍、又は前膵がん病変・慢性膵炎の発生確率(図中の縦軸参照)を予測した結果を示す図である。図中の黒丸又は灰色丸は、個々の測定対象者の結果を示す。図中の一番長い横棒線は、中央値を示し、その上下にある横棒線は四分位値(25%,75%)を示す。
【図5】 図5は、健常群n=109、早期膵がん群n=139、前膵がん病変群n=56、膵炎群n=5、良性腫瘍群n=41、結腸がん群n=126、食道がん群n=10、肝細胞がん群n=12、胃がん群n=119における血漿中のAPOA4ペプチド(LLPHANEVSQK[配列番号12])の濃度を、質量分析法により定量した結果を示す図である。図中の黒丸は、個々の測定対象者の結果を示す。図中の一番長い横棒線は、中央値を示し、その上下にある横棒線は四分位値(25%,75%)を示す。
【図6】 図6は、2種類の群(健常群(45例)、並びにステージIII及びIVの膵がん群(43例))における血漿中の3種類のペプチドの定量結果を基に、式(1)を用いて、ステージIII又はIVの膵がんの発生確率(図中の縦軸参照)を予測した結果を示す図である。図中の黒丸は、個々の測定対象者の結果を示す。図中の一番長い横棒線は、その群の中央値を示し、その上下にある横棒線は四分位値(25%,75%)を示す。
【図7】 図7は、図6の結果を基に作成したROC曲線を表す。図7のグラフの横軸は、「100%-特異度(%)」(偽陽性率(%))を表し、縦軸は、「感度(%)」(真陽性率(%))を表す。

代表図 図1本件の代表的な図

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