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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-11-04
(45)【発行日】2022-11-14
(54)【発明の名称】封止テープ
(51)【国際特許分類】
   C09J 7/30 20180101AFI20221107BHJP
   G06K 19/077 20060101ALI20221107BHJP
   B65D 25/20 20060101ALI20221107BHJP
【FI】
C09J7/30
G06K19/077
B65D25/20 P
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021083686
(22)【出願日】2021-05-18
(62)【分割の表示】P 2019509448の分割
【原出願日】2017-04-26
(65)【公開番号】P2021152160
(43)【公開日】2021-09-30
【審査請求日】2021-05-18
(31)【優先権主張番号】10-2016-0051594
(32)【優先日】2016-04-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518381891
【氏名又は名称】ソン,キョン-グン
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】ソン,キョン-グン
【審査官】井上 明子
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-321845(JP,A)
【文献】特開2009-025948(JP,A)
【文献】特開2007-241561(JP,A)
【文献】特開2009-093507(JP,A)
【文献】特開2009-093448(JP,A)
【文献】特開2004-010760(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C09J 1/00 ー 201/10
G06K 19/077
B65D 25/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロール状に巻き取られている封止テープであって、
接着剤が塗布され、長さ方向に複数のRFIDタグが付着されている接着面と、
前記接着面の反対側の非接着面、を含み、
前記封止テープの接着面は、第1接着区間、第2接着区間、第1RFID区間及び第2RFID区間からなる基本区間が繰り返され、
前記第1接着区間、前記第2接着区間、前記第1RFID区間及び前記第2RFID区間の長さは同一であり、
前記RFIDタグは、前記第1RFID区間及び前記第2RFID区間の一端側に配置され、前記第1接着区間と前記第1RFID区間の接着及び前記第2の接着区間と前記第2RFID区間の接着時、前記第1接着区間及び前記第2の接着区間の接着面に直接接着され、
前記RFIDタグは、前記接着面から離脱されると、破断される構造を有することを特徴とする封止テープ。
【請求項2】
前記封止テープの接着面の幅方向に両端部から幅方向に第1の基準距離だけ接着剤が塗布されていない第1未塗布領域が形成される請求項1に記載の封止テープ。
【請求項3】
前記封止テープの接着面の前記第1接着区間、前記第2接着区間、前記第1RFID区間及び前記第2RFID区間の長さ方向に両端部から長さ方向に第2の基準距離だけ接着剤が塗布されていない第2未塗布領域が形成される請求項1に記載の封止テープ。
【請求項4】
記RFIDタグは、前記第1RFID区間及び前記第2RFID区間の接着剤が塗布された領域に配置される請求項2又は請求項3に記載の封止テープ。
【請求項5】
前記RFIDタグは、断線によって二層に区分され、第1層には、RFIDチップが内蔵され、第2層には、RFIDアンテナが内蔵されており、上記断線は、前記第1層と前記第2層が容易に分離されるように、前記RFIDタグの他の部分に比べて相対的に弱く形成される請求項1に記載の封止テープ。
【請求項6】
前記封止テープの第1未塗布領域には、一定の間隔で移送ホールが形成される請求項2に記載の封止テープ。
【請求項7】
前記封止テープは長さ方向に一定の間隔でセンシングホールが形成される請求項1に記載の封止テープ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装材保安封止装置及び封止テープ等に関する。
【背景技術】
【0002】
RFIDタグ認識技術は、生産管理、倉庫管理、出荷管理及び販売管理だけではなく、タグ認識及び情報提供技術の発達につれて、RFIDリーダが搭載または連結された端末機がタグと連動し、ウェプページ上の商品情報はもとより正規品であるかどうかを判読する機能まで提供している。現在消費者商品を製作するか、または取り扱う世界の有名なマート、有名なファッションブランド、有名な革靴メーカー、酒類メーカー、製薬会社、食品会社などで、商品の管理側面の優越性及び消費者に信頼性を与えるために、商品にRFID技術を取り入れて得られる便利性及び優秀性について検証研究しつつあり、RFIDモバイル端末機が大衆化すれば、競い競いにすべての商品にRFIDタグを取り付けると見込まれる。しかし、従来の情報記録タグを持つ包装容器は、商品管理のために主に商品包装容器の本体にRFIDラベルが取り付けられるか、または容器の蓋にRFIDタグが取り付けられているものであった。
【0003】
一方、ビニル包装材はほとんど野菜などの食品包装用容器として使われている。このような食品包装用ビニル包装材は食品が投入された後で封止されないか、または簡単に縛られるほどに封止されるため、ビニル包装材に包まれている内容物が流れ出す恐れがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的課題は、RFIDタグが取り付けられている封止テープを用いて商品を包むビニル包装材を封止することで、封止テープによってビニル包装材が開放される時に封止テープに付いているRFIDタグが破壊されるようにする包装材保安封止装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面によれば、RFIDを用いる包装材保安封止装置が開示される。
【0006】
本発明の一実施形態によれば、複数のRFIDタグが結合されている封止テープを供給するテープ供給リールと、制御部の制御によってビニル包装材に入っている製品に関する値段情報を前記複数のRFIDタグのうち一つである第1RFIDタグに記録するRFIDライタと、前記封止テープで前記ビニル包装材の開口部を封止する封止部と、を備えるが、前記封止部は、前記値段情報が記録されている第1RFIDタグが接着剤によって接着面に取り付けられるようにし、前記第1RFIDタグは前記接着面から離脱する場合に破断する構造を持つということを特徴とする包装材保安封止装置が提供される。
【0007】
前記RFIDライタは、データ生成部から前記製品の品目、重量、個数及び値段のうち少なくとも一つの情報が受信される場合、前記第1RFIDタグに値段情報を記録する。
【0008】
前記データ生成部は重量測定が可能であり、近距離通信の可能な秤である。
【0009】
前記制御部は、前記データ生成部から前記製品の品目、重量及び個数情報のうち少なくとも一つが受信される場合、メモリを参照して前記製品に関する値段情報を算出する。
【0010】
前記制御部は、前記データ生成部から前記製品の品目、重量及び個数情報のうち少なくとも一つが受信される場合、サーバと通信して前記製品に関する値段情報が前記第1RFIDタグに記録されるように制御する。
【0011】
前記制御部は、前記第1RFIDタグが既定の位置に移送されるように前記テープ供給リールの駆動を制御する。
【0012】
前記封止部は、1回の使用の長さだけの封止テープの一面の一端部に結合された前記第1RFIDタグが前記1回の使用の長さだけの封止テープの一面の他端部に取り付けられるようにする。
【0013】
前記封止テープは、接着剤が塗布されて前記複数のRFIDタグが取り付けられる第1面と、接着剤が塗布されずに前記RFIDタグが取り付けられていない第2面と、を備える。
【0014】
前記第1面及び前記複数のRFIDタグの表面には接着剤が塗布され、前記接着剤の接着強度は、前記ビニル包装材の開口部を封止するために前記複数のRFIDタグが前記接着面に取り付けられてから取り離される過程では破断し、前記複数のRFIDタグが前記テープ供給リールから解けつつ前記第2面から分離される過程では破断しないようにする範囲を持つ。
【0015】
前記複数のRFIDタグには接着剤が塗布され、前記接着面には接着剤が塗布されない。
【0016】
前記封止部は、第1バーと、前記第1バーに対向して配置されて前記ビニル包装材の開口部の封止時に前記第1バーに密着する第2バーと、を備える。
【0017】
前記第1バーは前記第2バーの上部に位置し、前記ビニル包装材の開口部の封止時に前記第2バー側に下降する。
【0018】
前記第1 RFIDタグは、前記ビニル包装材の開口部の封止直前に前記第2バー側に位置する。
【0019】
前記第1バーには、前記第1バーが前記第2バーに下降した後、前記第1バーに位置している前記接着面と前記第1
RFIDタグとを取り付けるために加圧する押さえ部が形成される。
【0020】
前記押さえ部は、前記第1バーの内部領域で上下方向に移動でき、下降後に復元するように設けられる。
【0021】
前記封止部は、前記第1バー及び前記第2バーの一端に結合され、前記第2バーの往復動のためのガイドホールが形成され、前記第2バーを通じて供給された封止テープが前記第1バーに供給されるようにガイドする側面バーと、前記第1バー及び前記第2バーの一側に結合されるガード棒と、をさらに備え、前記ビニル包装材の開口部の封止時に前記第1RFIDタグは前記側面バーとガード棒との間に位置する。
【0022】
前記封止テープはRFIDタグ区間及び接着面区間を備えるが、前記封止テープの先端には、第1接着面区間、第2接着面区間、第1
RFIDタグ区間、及び第2RFIDタグ区間が順次に配置される。
【0023】
供給の初期に前記第1接着面区間は前記第1バーに位置し、前記第2接着面区間は前記側面バーに位置し、前記第1RFIDタグ区間は前記第2バーに位置する。
【0024】
本発明の一実施形態によれば、プロセッサと、前記プロセッサに連結されたメモリと、を備え、前記メモリは、テープ供給リールが複数のRFIDタグの結合されている封止テープをRFIDライタ側に供給するようにし、前記RFIDライタがビニル包装材に入っている製品に関する値段情報を前記複数のRFIDタグのうち一つである第1
RFIDタグに記録するようにし、封止部が前記封止テープで前記ビニル包装材の開口部を封止するように、前記プロセッサによって実行可能なプログラム命令語を保存し、前記封止部は、前記値段情報が記録されているRFIDタグが接着剤によって接着面に取り付けられるようにし、前記RFIDタグは、前記接着面から離脱する場合に破断する構造を持つことを特徴とする包装材保安封止装置が提供される。
【0025】
本発明の実施形態による包装材保安封止装置は、RFIDタグが結合されている封止テープを供給するテープ供給リールと、前記封止テープで製品を包んでいるビニル包装材の開口部を封止する封止部と、を備えるが、前記封止部は、1回の使用の長さだけの封止テープの一端部に結合されているRFIDタグが前記1回の使用の長さだけの封止テープの他端部に形成されている接着剤に取り付けられるようにし、前記RFIDタグは、前記ビニル包装材を封止している封止テープが取り離される過程で前記他端部との接着力によって破断する構造を持つ。
【0026】
前記RFIDタグは、1回の使用の長さだけの封止テープの一端部に結合され、前記封止テープは、前記開口部の枠を取り囲んで前記封止テープに塗布されている接着剤によって取り付けられると共に、前記RFIDタグが前記1回の使用の長さだけの封止テープの他端部に前記接着剤によって取り付けられて結合される。
【0027】
前記封止部に備えられているRFIDライタと、前記製品の製品情報を獲得して前記RFIDライタに伝送する制御器と、をさらに備える。
【0028】
前記封止部は、第1バーと、前記第1バーに対向して配置され、往復動を通じて前記第1バーに密着するか、または前記第1バーに密着した後で分離される第2バーと、前記第1バー及び前記第2バーそれぞれの一端部と連結されて、前記第1バーに供給される前記封止テープを前記第2バーにガイドするテープガイド部と、を備える。
【0029】
前記RFIDライタは、前記第1バー及び前記第2バーのうち少なくとも一つに内蔵されており、前記封止部に供給された前記封止テープが前記第1バー、前記テープガイド部及び前記第2バーに載置される時、前記RFIDタグに前記製品情報を書き込む。
【0030】
前記テープガイド部は、前記第2バーが往復動できるように、前記第2バーの往復動によって変形される弾性材質で形成される。
【0031】
前記封止テープには、既定の1回の使用の長さほど一定の間隔で切取線が形成され、1回の使用の長さだけの封止テープの両端部には接着剤未塗布領域が形成され、前記接着剤未塗布領域を除いた領域には接着剤塗布領域が形成される。
【0032】
前記封止テープには、長手方向に沿って一定の間隔ほどセンシングホールが形成される。
【0033】
前記封止テープの長手方向に沿って両側のうち少なくとも一側に延長領域が形成され、前記延長領域に前記センシングホールが形成される。
【0034】
前記センシングホールを用いて前記封止テープの位置を感知するために前記センシングホールを感知するセンサーをさらに備える。
【0035】
前記テープ供給リールに巻き取られている前記封止テープを前記封止部に供給するテープ供給ローラをさらに備えるが、前記テープ供給ローラには前記センシングホールに挿通する少なくとも一つの凸部が形成され、前記センシングホールを通じて前記凸部にかかっている前記封止テープが前記テープ供給ローラの回転につれて前記封止部に供給されると共に、前記テープ供給ローラの回転数で前記封止テープの位置が感知される。
【0036】
前記RFIDタグは、前記封止テープの製作時に前記接着剤塗布領域の一端部に結合され、前記1回の使用の長さだけの封止テープで前記ビニル包装材の開口部が封止される時、前記1回の使用の長さだけの封止テープが前記ビニル包装材の開口部の枠を取り囲んで接着剤によって取り付けられると共に、前記RFIDタグが前記接着剤塗布領域の両端部と共に密着して接着剤によって結合される。
【0037】
前記1回の使用の長さだけの封止テープで前記ビニル包装材の開口部が封止されれば、前記接着剤未塗布領域による一対の開封端部が形成されるが、前記開封端部は、ユーザが手で取って結合されている封止テープを取り離して封止されたビニル包装材を開封するための用途で使われる。
【0038】
前記RFIDタグは破断線によって二層に区切られ、第1層にはRFIDチップが内蔵され、第2層にはRFIDアンテナが内蔵され、前記破断線は前記第1層と前記第2層とが容易に分離されるように前記RFIDタグの他の部分に比べて相対的に弱く形成される。
【0039】
前記封止テープから分離された保護フィルムを巻取り回収する保護フィルム受け取りリールをさらに備える。
【0040】
前記封止テープが前記ビニル包装材に結合される前に、前記ビニル包装材の開口部を締め付ける一対の包装材締め付け機をさらに備える。
【0041】
前記包装材締め付け機は、前記ビニル包装材が挿通する挿入部が前記ビニル包装材のサイズに応じて形成され、前記挿入部の内部には長手方向に沿って往復動する加圧部が装着される。
【0042】
前記包装材締め付け機は、前記封止部と前記ビニル包装材との挿入方向が一致するように前記封止部の両側に一対に配置される。
【0043】
前記ビニル包装材が第1包装材締め付け機の挿入部、前記封止部の第1バーと第2バーとの間及び第2包装材締め付け機の挿入部の順序で挿通した後、前記加圧部が前記挿入部の内部の一端部から他端部に移動しつつ前記ビニル包装材の開口部を押して締め付ける。
【0044】
前記封止テープは硬い材質である。前記封止部の第1バーと第2バーとの間で前記第1バーから前記第2バーに移動する封止テープをガイドするガイドローラと、使用された封止テープを巻き取り回収する使用済みテープの受け取りリールと、をさらに備えるが、前記テープ供給リール、前記ガイドローラ及び前記使用済みテープの受け取りリールは、前記封止テープが一定の張力を維持しつつ前記封止部に供給されるように回転が制御される。
【発明の効果】
【0045】
本発明の実施形態による包装材保安封止装置は、RFIDタグが取り付けられている封止テープを用いて商品を包むビニル包装材を封止し、封止テープによってビニル包装材が開放される時に封止テープに付いているRFIDタグが破壊されるようにすることで、重なる正規品認証を防止し、ユーザの任意開封による内容物の流出を防止できる。さらには、販売現場で重量や数量単位で販売される農産物、畜産物、水産物などを包む時にもRFIDタグを適用できるようになって、ショッピングカートに商品が載せられた状態でRFIDリーダを用いてノンストップ計算が可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0046】
図1】本発明の実施形態による包装材保安封止装置の構成を概略的に示す図面である。
図2】本発明の実施形態による封止テープを示す図面である。
図3】本発明の他の実施形態による包装材保安封止装置の構成を概略的に示す図面である。
図4図3の包装材保安封止装置の包装材締め付け機を示す図面である。
図5】包装材締め付け機の動作を例示的に示す図面である。
図6】本発明の他の実施形態による封止テープを示す図面である。
図7】本発明の他の実施形態による封止テープを示す図面である。
図8】本発明の実施形態による封止テープがビニル包装材に結合された態様を示す概念図である。
図9】本発明の実施形態によるRFIDタグを示す図面である。
図10】本発明の他の実施形態によるRFIDタグを示す図面である。
図11】本発明のさらに他の実施形態による包装材保安封止装置の構成を概略的に示す図面である。
図12図11の包装材保安封止装置に適用される封止テープを例示的に示す図面である。
図13】本発明の他の実施形態による封止部構成を示す図面である。
図14図13に示された本発明による包装材保安封止装置に適用される封止テープの構成を示す図面である。
図15図13に示された本発明による包装材保安封止装置の封止動作を説明するための図面である。
図16】本発明の望ましい一実施形態による包装材保安封止装置に使われる押さえ部の一実施形態の構成を示す図面である。
図17図13に示された包装材保安封止装置に図16に示された押さえ部が結合された状態を示す平面図及び正面図である。
図18図13に示された包装材保安封止装置に図16に示された押さえ部が結合された状態を示す平面図及び正面図である。
図19図17の平面図においてA-A’に沿ってA”方向に見た縦断面図である。
図20図18の正面図においてB-B’に沿ってB”方向に見た横断面図である。
図21】本発明による包装材保安封止装置の望ましいさらに他の実施形態の構成を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
本明細書で使われる単数の表現は文脈上明らかに他のことを意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書で、「構成される」または「含む」などの用語は、明細書上に記載されているいろいろな構成要素、または多くの段階を必ずいずれも含むと解釈されてはならず、そのうちの一部の構成要素または一部の段階は含まれなくてもよく、または追加の構成要素または段階をさらに含むことができると解釈されるべきである。また、明細書に記載の「…部」、「モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェアまたはソフトウェアに具現されるか、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせに具現される。
【0048】
以下、本発明の多様な実施形態を添付した図面を参照して詳述する。
【0049】
図1は、本発明の実施形態による包装材保安封止装置の構成を概略的に示す図面であり、図2は、本発明の実施形態による封止テープを示す図面である。図1を参照すれば、包装材保安封止装置は、データ生成部100と、封止部200と、RFIDライタ225と、テープ供給リール300と、保護フィルム受け取りリール310と、テープ供給ローラ320と、を備える。
【0050】
図示されてはいないが、包装材保安封止装置は制御部を備え、制御部は、包装材保安封止装置の各構成(例えば、封止部200、RFIDライタ225、テープ供給リール300、保護フィルム受け取りリール310、及びテープ供給ローラ320)の動作を制御する。
【0051】
特に、データ生成部100は、製品の重量を測定し、測定された重量情報を含む製品情報をRFIDライタ225側に伝送する。
【0052】
望ましくは、データ生成部100は、重量を測定でき、かつ品目または個数の入力の可能な電子秤でありうる。
【0053】
また、データ生成部100は、近距離ネットワークを通じてRFIDライタ225側に製品の品目、重量及び個数情報のうち少なくとも一つを伝送できる。
【0054】
ここで、近距離ネットワークは、WiFi、ブルートゥース(登録商標)を含む。しかし、RFIDライタ225は、データ生成部100とインターネット網または移動通信網を介して連結されてもよい。
【0055】
図1を参照すれば、データ生成部100は、モニタ110及び本体120で構成され、本体120は、秤121及びユーザ入力部122を備える。そのため、製品を包んでいるビニル包装材30が本体120の秤121の上に載せられれば、データ生成部100は、秤121を通じて測定された重量値をモニタ110に出力する。そして、ユーザは、ユーザ入力部122を用いて該製品の製品情報を直接入力するか、またはデータ生成部100に備えられるメモリ(図示せず)または連結されるデータベース(図示せず)から該製品の製品情報を取り出すことができる。このような製品情報はユーザのRFID書き込み命令の入力によってRFIDライタ225に伝送される。
【0056】
データ生成部100とRFIDライタ225との間にデータ受信部がさらに提供され、RFIDライタ225は、制御部の制御によってデータ生成部100から製品の品目、重量及び個数情報のうち少なくとも一つが受信される場合、メモリを参照して前記製品に関する値段情報を算出するか、またはサーバと通信して値段情報を算出する。
【0057】
メモリまたはサーバを用いる場合、データ生成部100が値段情報を直接伝送しなくても値段情報を算出できる。
【0058】
また、本実施形態による制御部はテープ供給リール300の駆動を制御できる。
【0059】
制御部は、所定時点に値段情報を記録するRFIDタグ20が既定の位置に配置されるようにテープ供給リール300の駆動を制御する。
【0060】
制御部は、一つのビニル包装材の開口部封止が行われた時点以後に、次に使われるRFIDタグが所定の位置、望ましくは、RFIDライタ225に相応する位置に配置されるようにテープ供給リール300の駆動を制御する。
【0061】
封止部200は、第1バー210と、第1バー210に対向して配置される第2バー220と、テープガイド部230と、を備える。ここで、第1バー210または第2バー220には、RFIDライタ225が内蔵される。以下では、理解及び説明の便宜のために、図1に示したように、第1バー210及び第2バー220をそれぞれ上部バー210及び下部バー220と称して説明する。
【0062】
例えば、図1を参照すれば、封止部200は、下部バー220が固定された状態で、下部バー220の上側に位置する上部バー210が上下運動を通じて下部バー220に密着するか、または下部バー220に密着した後で分離されるように構成される。そして、テープガイド部230は、上部バー210及び下部バー220それぞれの一端部と連結されて、上部バー210に供給される封止テープ10を下部バー220にガイドできる。また、テープガイド部230は、上部バー210が上下運動できるように、上部バー210の上下運動によって変形される弾性材質で形成される。この時、上部バー210及び下部バー220も、テープガイド部230のように、供給される封止テープ10をガイドできるガイド溝(図示せず)を備える。
【0063】
RFIDライタ225は望ましくは、下部バー220側に位置し、封止テープ10が上部バー210、テープガイド部230及び下部バー220に載置される時、封止テープ10のRFIDタグ20にデータ生成部100から受信された製品情報を書き込む。
【0064】
RFIDライタ225は、制御部の制御によってビニル包装材に入っている製品に関する値段情報を封止テープ10に付いている複数のRFIDタグのうち一つに記録する。
【0065】
図1では、RFIDタグ20が、図1に示したように、封止テープ10の先端部に位置し、RFIDタグ20が下部バー220に位置するように示した。
【0066】
しかし、これに限定されるものではなく、上部バー210及び下部バー220とRFIDタグ20との位置は多様に変更され、これは以下で再び説明する。
【0067】
以下、図2を参照して、本発明の実施形態による封止テープ10について詳細に説明する。
【0068】
図2を参照すれば、封止テープ10には、既定の1回の使用の長さほど一定の間隔で切取線14が形成される。例えば、切取線14は、封止テープ10が容易に切り取られるように一定の間隔でパンチングされて形成されるか、または単純にマーキングされて別途のカッター(図示せず)によって封止テープ10が切り取られてもよい。さらには、別途のカッター(図示せず)が備えられる場合に封止テープ10には切取線が形成されていなくてもよい。この場合、図2に示された切取線14は実際に封止テープ10に形成またはマーキングされず、カッターによって切断される地点を示す。
【0069】
そして、封止テープ10は、接着剤の塗布領域11と接着剤未塗布領域12及び13とに区切られる。ここで、接着剤未塗布領域12及び13は、図2に示したように、接着剤の塗布領域11の両側に形成される。すなわち、接着剤未塗布領域12及び13は、1回の使用の長さだけの封止テープ10の先端部及び後端部に形成される。これは、1回の使用の長さだけの封止テープ10が製品を包んでいるビニル包装材30に結合された後、ユーザがビニル包装材30を開封しようとする時に接着剤未塗布領域12及び13を用いるようにして、封止テープ10を用いるビニル包装材30開封を容易にするためである。
【0070】
RFIDタグ20は、封止テープ10の接着剤の塗布領域11に取り付けられる。
【0071】
例えば、図2に示したように、RFIDタグ20は接着剤の塗布領域11の一端部に取り付けられる。そのため、1回の使用の長さだけの封止テープ10でビニル包装材30の開口部が封止される時、1回の使用の長さだけの封止テープ10がビニル包装材30の開口部の枠を取り囲んで接着剤によって取り付けられると共に、接着剤の塗布領域11の両端部が互いに密着して接着剤によって結合される。そして接着剤によって結合された接着剤の塗布領域11の両端部の間にRFIDタグ20が位置している状態で、1回の使用の長さだけの封止テープ10にRFIDタグ20が堅く結合される。この時、ビニル包装材30の開口部は、ユーザによって二回以上折り曲げられた状態で上部バー210と下部バー220との間に挿入された後、上部バー210が下降して下部バー220と密着することで、上部バー210、テープガイド部230及び下部バー220に載置された封止テープ10が互いに、かつビニル包装材30開口部の枠に密着して接着剤によって結合される。
【0072】
テープ供給リール300は、封止部200に供給される封止テープ10を巻き取っており、テープ供給ローラ320は、テープ供給リール300に巻き取られた封止テープ10を封止部200に供給する。すなわち、テープ供給リール300とテープ供給ローラ320とが回転しつつ封止テープ10を封止部200に供給できる。
【0073】
そして、保護フィルム受け取りリール310は、封止テープ10から分離された保護フィルム17を巻き取り回収する。ここで、保護フィルム17は、封止テープ10がテープ供給リール300に巻き取られている時に封止テープ10が表面に塗布されている接着剤によって互いに取り付けられて結合することを防止するために、封止テープ10と同じサイズを持ち、接着剤の塗布されている面に沿って封止テープ10と予め結合される。封止テープ10の供給速度に相応して保護フィルム受け取りリール310が回転すれば、保護フィルム17はテープ供給ローラ320で封止テープ10と分離され、供給される封止テープ10から容易に除去される。
【0074】
もちろん、封止テープ10は保護フィルム17なしにテープ供給リール300に巻き取られてもよい。封止テープ10は、RFIDタグ20が取り付けられていて接着剤が塗布される第1面と、これに反対して接着剤が塗布されていない第2面と、を備える。保護フィルム17がなくてもテープ供給リール300に巻き取られている場合、RFIDタグ20が取り付けられる第1面が滑らかな第2面に接触しているため、保護フィルム17が不要になる。この場合、保護フィルム受け取りリール310は不要である。
【0075】
図3は、本発明の他の実施形態による包装材保安封止装置の構成を概略的に示す図面であり、図4は、図3の包装材保安封止装置の包装材締め付け機を示す図面であり、図5は、包装材締め付け機の動作を例示的に示す図面である。
【0076】
以下では、図1を通じて説明した本発明の実施形態による包装材保安封止装置と重なる構成についての説明を略する。
【0077】
図3を参照すれば、本発明の他の実施形態による包装材保安封止装置は、一対の包装材締め付け機240をさらに備える。
【0078】
前述したように、図1に示された本発明の実施形態による包装材保安封止装置では、ユーザがビニル包装材30の開口部を二回以上折り曲げて上部バー210と下部バー220との間に挿入することで、封止テープ10が互いに、かつビニル包装材30開口部の枠に密着して接着剤によって結合される。なぜなら、ビニル包装材30の開口部が折り曲げられずに単純に封止テープ10がビニル包装材30の開口部の枠に取り付けられて結合されれば、ビニル包装材30の開口部は封止されないからである。
【0079】
そのため、本発明の他の実施形態による包装材保安封止装置は、一対の包装材締め付け機240を用いてビニル包装材30の開口部を締め付けた後、封止テープ10をビニル包装材30の開口部の枠に密着結合させる。
【0080】
図4を参照すれば、包装材締め付け機240は、ビニル包装材30が挿通する挿入部241がビニル包装材30のサイズに相応して形成される。そして、挿入部241の内部には長手方向に沿って往復動する加圧部245が装着される。このような包装材締め付け機240は、封止部200とビニル包装材30の挿入方向が一致するように、ビニル包装材30の挿入方向に沿って封止部200の両側に一対に配置される。
【0081】
すなわち、図5を参照すれば、ビニル包装材30は、第1包装材締め付け機240の挿入部241、封止部200の上部バー210と下部バー220との間、及び第2包装材締め付け機240の挿入部241の順序で挿通する。次いで、各包装材締め付け機240の加圧部245が挿入部241の内部の一端部から他端部に移動しつつビニル包装材30の開口部を押して締め付ける。このように、ビニル包装材30の開口部が締め付けられた状態で封止テープ10がビニル包装材30に結合されることで、ビニル包装材30の開口部が封止テープ10によって堅く封止される。
【0082】
図6及び図7は、本発明の他の実施形態による封止テープを示す図面である。
【0083】
図6及び図7を参照すれば、本発明の他の実施形態による封止テープ10には、長手方向に沿って一定の間隔でセンシングホール16が形成される。このようなセンシングホール16は、制御部(図示せず)がテープ供給リール300、保護フィルム受け取りリール310及びテープ供給ローラ320の回転を制御して封止部200への封止テープ10の供給を制御する時に、封止テープ10を封止部200の上の好適な位置に配置させる時に用いられる。
【0084】
例えば、封止テープ10は、図6のように、長手方向に沿って両側に形成されている延長領域15が加えられた形態に形成され、延長領域15にはセンシングホール16が形成される。この時、延長領域15には接着剤が塗布されていないことが望ましい。センシングホール16は、接着剤未塗布領域12及び13、接着剤の塗布領域11、RFIDタグ20位置などが区切られるように形成される。すなわち、図6に示したように、1番目のセンシングホール16は、1番目の接着剤未塗布領域12の位置を示し、2番目のセンシングホール16は、RFIDタグ20の位置を示し、6番目のセンシングホール16は、2番目の接着剤未塗布領域12の位置を示すと同時に1回の使用の長さの終端位置を示す。
【0085】
封止テープ10の延長領域15は、図6に示したように、封止テープ10の長手方向に沿って両側に形成されるが、封止テープ10の長手方向に沿って両側のうち少なくとも一側に形成されてもよい。
【0086】
例えば、センシングホール16は、図7のように、図6に示された延長領域15なしに封止テープ10上で各領域が区切られるように一定の間隔で形成される。もちろん、図7に示したように、RFIDタグ20の位置にはRFIDタグ20が存在するため、センシングホール16が形成されていなくてもよい。
【0087】
このようなセンシングホール16がセンシングされるように、封止部200は、センシングホール16を感知するセンサー(図示せず)を備える。例えば、センシングホール16を感知するセンサーは、上部バー210で封止テープ10が最初に接触する位置に装着される。
【0088】
他の実施形態で、センシングホール16は封止テープ10の位置感知と共に封止テープ10の移送用途でも使われる。例えば、テープ供給ローラ320のセンシングホール16と接触する部分に、センシングホール16に挿通する少なくとも一つの凸部(図示せず)が形成される。そのため、センシングホール16を通じて凸部にかかった封止テープ10がテープ供給ローラ320の回転によって封止部200に供給される。これによって、テープ供給ローラ320の回転数で封止テープ10の位置が感知される。
【0089】
これを用いて制御部は、1回の使用の長さだけの封止テープ10が上部バー210、テープガイド部230、及び下部バー220に正確に載置されるように封止テープ10の供給を制御する。
【0090】
以上では、図6及び図7を参照してセンシングホールを用いる封止テープ10の位置制御方法を説明したが、多様な位置制御技法が適用できる。例えば、下部バー220に光学センサーを装着し、光学センサーが装着された地点に対応する下部バー220の上面を透光性材質で構成できる。この時、光学センサーから一定の周期で放出された光は、下部バー220の上面の透光性材質を通過して封止テープ10によって反射して光学センサーに戻る。よって、光学センサーに入射する光量を測定すれば、封止テープ10の上に取り付けられているRFIDタグ20の位置を把握できる。すなわち、RFIDタグ20が取り付けられている位置で反射した光量が封止テープ10の他の部分によって反射した光量より小さくなり、これによって光学センサーは封止テープ10上に取り付けられているRFIDタグ20の位置を把握できる。制御部は、光学センサーから入力された情報に基づいて封止テープ10が下部バー220の正確な位置に配置されるように制御できる。
【0091】
図8は、本発明の実施形態による封止テープがビニル包装材に結合された態様を示す概念図であり、図9は、本発明の実施形態によるRFIDタグを示す図面であり、図10は、本発明の他の実施形態によるRFIDタグを示す図面である。
【0092】
図8に示したように、ビニル包装材30の開口部が折り曲げられるかまたは締め付けられた状態で、1回の使用の長さだけの封止テープ10がビニル包装材30の開口部の枠を取り囲んで接着剤によって取り付けられると共に、接着剤の塗布領域11の両端部が互いに密着して接着剤によって結合される。この時、RFIDタグ20は接着剤によって結合された接着剤の塗布領域11の両端部の間に位置することで、RFIDタグ20の両面が封止テープ10に堅く結合される。そして、接着剤の塗布領域11に結合された封止テープ10の一端部には、接着剤未塗布領域12及び13による一対の開封端部が形成される。例えば、ユーザは、一対の開封端部を両手で取って結合された封止テープ10を取り離すことで封止テープ10により封止されたビニル包装材30を開封する。
【0093】
このようなビニル包装材30の開封過程でRFIDタグ20が破損されるように、RFIDタグ20は容易に破断する構造を持つ。
【0094】
すなわち、図9を参照すれば、本発明の実施形態によるRFIDタグ20は破断線29によって二層に区切られ、第1層にはRFIDチップ21が内蔵され、第2層にはRFIDアンテナ22が内蔵される。破断線29は、第1層と第2層とが容易に分離されるようにRFIDタグ20の他の部分に比べて相対的に弱く形成される。例えば、第2層の一面25は封止テープ10の製作時に封止テープ10に堅く結合され、後で第1層の一面26は封止テープ10の接着剤の塗布領域11の一端部と取り付けられて結合される。結合された封止テープ10が取り離される場合、結合された封止テープ10が取り離されると同時に、封止テープ10が取り離される力によってRFIDタグ20は破断線29に沿って切断されて第1層と第2層とに分離される。これによって、第1層及び第2層それぞれに存在するRFIDチップ21とRFIDアンテナ22とが分離されることで、RFIDタグ20は破損されてその機能を失う。
【0095】
そして、図10を参照すれば、本発明の他の実施形態によるRFIDタグ20は、第1層及び第2層が、図9のように上下に配置されるものではなく左右に配置されて形成される。このような場合、第2層の一面28が封止テープ10の製作時に封止テープ10に堅く結合される一方、第1層の一面27は結合されないように製作される。そして、後で第1層の他面26は封止テープ10の接着剤の塗布領域11の一端部と取り付けられて結合される。そのため、結合された封止テープ10が取り離される場合、結合された封止テープ10が取り離されると同時に封止テープ10が取り離される力によって、RFIDタグ20は破断線29に沿って切断されて第1層と第2層とに分離される。もちろん、第2層の他面も封止テープ10の接着剤の塗布領域11の一端部と取り付けられて結合するが、この結合力より第2層の一面28と封止テープ10との結合力がさらに強くなるように封止テープ10が製作される。
【0096】
前記では、ビニル包装材の開口部の封止時にRFIDタグ20が接着剤の塗布されている接着面に取り付けられると説明したが、これに限定されず、RFIDタグ20の表面に接着剤が塗布され、この部分が接着剤の予め塗布されていない接着面に取り付けられてもよい。
【0097】
このような場合にも、ビニル包装材30の再開封過程でRFIDタグ20が破断する過程は同様であろう。
【0098】
図11は、本発明のさらに他の実施形態による包装材保安封止装置の構成を概略的に示す図面であり、図12は、図11の包装材保安封止装置に適用される封止テープを例示的に示す図面である。
【0099】
図1ないし図10を通じて前述した包装材保安封止装置に適用される封止テープ10は封止部200に強制的に押し入れる方式で供給されるため、強制的に押し入られる時に耐えられるほど硬い材質でなければならない。
【0100】
もし、封止テープ10が硬い材質ではない場合、封止テープ10は封止部200に強制的に押し入れる方式では供給されられない。
【0101】
そのため、図11を参照すれば、本発明のさらに他の実施形態による包装材保安封止装置は、封止部200の上部バー210と下部バー220との間で上部バー210から下部バー220に移動する封止テープ10をガイドするガイドローラ330と、使用された封止テープ10を巻き取り回収する使用済みテープの受け取りリール340と、を備える。
【0102】
すなわち、テープ供給リール300と使用済みテープの受け取りリール340とが同時に回転しつつ、封止テープ10の供給及び回収が同時に行われる。この時、テープ供給リール300、保護フィルム受け取りリール310、テープ供給ローラ320、ガイドローラ330、及び使用済みテープの受け取りリール340は、封止テープ10が一定の張力を維持しつつ封止部200に供給されるように回転が制御される。
【0103】
このような本発明のさらに他の実施形態による包装材保安封止装置に適用される封止テープ10は、図12に示したように、長手方向に沿って両側に形成された延長領域15が加えられた形態に形成される。よって、封止テープ10がビニル包装材30に結合される時に封止テープ10のオリジナル領域18がカットされる。
【0104】
図13は、本発明の他の実施形態による包装材保安封止装置の構成を示す図面である。図13の説明に際して、前記図1を通じて説明した本発明の実施形態による包装材保安封止装置と重なる構成についての説明を略する。
【0105】
図13を参照すれば、本実施形態による包装材保安封止装置200は、上部に位置する第1バー210と、下部に位置する第2バー220と、側面バー222と、ガード棒224と、を備える。この時、図1を参照して説明したRFIDライタ225及び制御部(図示せず)は第2バー220の内部に位置することが望ましい。データ受信部(図示せず)も第2バー220の内部に位置し、本発明による包装材保安封止装置と一体または別途に備えられたデータ生成部100から有線通信によってデータを受信する場合には、第2バー220または側面バー222の外面に露出している通信フォトを通じてデータ生成部100からデータを受信する。また、テープ供給リール300及びテープ供給リール300に巻き取られている封止テープ10を移送するためのテープ供給ローラ320も第2バー220の内部に配置されることが望ましい。封止テープ10を使い切った時に新たな封止テープ10をテープ供給リール300に装着するために、第2バー220の一側面はドア状に製作されることが望ましい。
【0106】
本実施形態による側面バー222は、第2バー220を通じて供給された封止テープ10が上部に位置している第1バー210に供給されるようにガイドするテープガイド部の役割を行い、また、一側には第1バー210の往復動のためのガイド溝223が形成される。第1バー210を上下に往復動させるための構造の例として側面バー222にガイド溝223を形成することを挙げたが、第1バー210を上下に往復動させるための構造は周知の多様な構造を採択できる。
【0107】
図13に示したように、封止テープ10は、テープ供給リール300から第2バー220の内部に形成されたガイド溝225に沿って側面バー222を経て第1バー210側に供給される。
【0108】
ビニル包装材30が第1バー210と第2バー220との間に位置した後、第1バー210を下降させてビニル包装材30の開口部を封止する。
【0109】
一般的に作業者がビニル包装材30を第2バー220に密着させつつ第1バー210と第2バー220との間に位置させる点を鑑みれば、ビニル包装材30の開口部の封止時に第2バー220に位置している封止テープ10の上面は、接着剤が塗布されていない未塗布領域であることが望ましい。また、RFID書き込み過程の効率のために、第2バー220にRFIDタグ20が取り付けられている区間(RFIDタグ区間)が位置することが望ましい。RFIDライタ225が側面バー222に形成されているガイド溝223に沿って上下に移動する第1バー210に位置すれば、RFIDライタ225にデータを伝送するためのデータ伝送ケーブル及び電源を供給するための電源ケーブルがRFIDライタ225の動作につれて共に動かねばならないため、装置の構造が複雑になるという問題が発生する。よって、RFIDライタ225を第2バー220の内部に配置するが、特に、側面バー222とガード棒224との間の領域の下部に配置することが望ましい。これに対応して封止テープ10に取り付けられているRFIDタグ20も側面バー222とガード棒224との間の領域に位置させる。これは、RFIDタグ20が接着剤の塗布されている接着面ではなくビニル包装材30に取り付けられてしまうことを防止するためである。このような構成を採用することで、作業者がビニル包装材30を第1バー210と第2バー220との間に位置させる時にガード棒224によってビニル包装材30がRFIDタグ20が位置している領域を侵犯せず、第1バー210が下降して第1バー210の下部に位置している封止テープ10の接着剤塗布領域がRFIDタグ20と直接接触するようになる。
【0110】
このような点に鑑みて、ビニル包装材30の開口部の封止時に第1バー210に位置する封止テープ30の接着面には接着剤が塗布され、第2バー220に位置する封止テープ30の接着面には接着剤が塗布されていないことが望ましい。
【0111】
図14は、図13に示されたような包装材保安封止装置に適用される封止テープの構成を示す図面である。図14を参照すれば、本発明による封止テープ10の他の実施形態では、第1接着区間、第2接着区間、第1RFIDタグ区間、及び第2RFIDタグ区間が順次に配置される。そして第1接着区間、第2接着区間、第1RFIDタグ区間、及び第2RFIDタグ区間からなる基本区間が繰り返してテープ供給リールに巻き取られる。この時、第1接着区間、第2接着区間、第1RFIDタグ区間、及び第2RFIDタグ区間は互いに同じ長さを持つことが望ましい。第1接着区間及び第2接着区間の両端部には接着剤が塗布されていない接着剤未塗布領域1410及び1420と1425及び1435が形成され、その外の領域には接着剤が塗布される接着剤塗布領域1415及び1430が形成される。第1RFIDタグ区間及び第2RFIDタグ区間の両端部にも接着剤が塗布されていない接着剤未塗布領域1440及び1450と1445及び1465が形成され、その外の領域には接着剤が塗布される接着剤塗布領域1445及び1460が形成される。それぞれのRFIDタグ22及び24は、対応する第1RFIDタグ区間及び第2RFIDタグ区間の接着剤塗布領域1445及び1460の前端部に配置される。
【0112】
図14に示された封止テープ10の実施形態は、図6及び図7を参照して説明した実施形態と同様に、長手方向に一側または両側に接着剤が塗布されていない延長領域1490が形成されて封止テープ10の移送に使われる。また封止テープ10が包装材保安封止装置の好適な位置に配置されるように制御するために、延長領域1490には一定の間隔でセンシングホールが形成される。この時にセンシングホールは、図6及び図7を参照して説明した実施形態と同様に封止テープ10の移送のために使われる。さらには、センシングホールは封止テープ10の延長領域1490ではない封止テープ10の長手方向に形成されてもよい。
【0113】
図15は、図13に示された本発明による包装材保安封止装置の封止動作を説明するための図面である。図15を参照すれば、ビニル包装材30の開口部の封止時に封止テープ10の第1接着区間は第1バー210に配置され、第2接着区間は側面バー222に配置される。また、値段情報が記録される第1RFIDタグ22を備える第1RFIDタグ区間は第2バー220の記録位置に配置され、次に使われる第2RFIDタグ24を備える第2RFIDタグ区間は第2バー220の内部に位置する。そして、このように封止テープ10の配置が完了すれば、RFIDライタ225は第1RFIDタグ22に値段情報を記録する。
【0114】
図15に示されたように封止テープ10が配置された後、封止動作が行われる前にまたは封止動作が行われる時に第1接着区間と第2接着区間との境界部分410が切り取られ、また、第2接着区間と第1RFIDタグ区間との境界部分412及び第1RFIDタグ区間と第2RFIDタグ区間との境界部分414が切り取られる。これらの境界部分410、412、414の切り取りに際して第1バー210及び第2バー220のそれぞれの境界部分410、412、414に対応する地点にカッター(図示せず)が備えられうる。この場合、カッターの設置を容易にするために第1接着区間と第2接着区間との境界部分410及び第2接着区間と第1RFIDタグ区間との境界部分412は側面バー222内に位置するように、側面バー222の高さを変更することが望ましい。この場合、第1接着区間と第2接着区間との境界部分410及び第2接着区間と第1RFIDタグ区間との境界部分412を切り取るためのカッターはいずれも側面バー222内に配置される。もちろん、側面バー222の高さを適当に変更することで、第1接着区間と第2接着区間との境界部分410を側面バー222内に位置させ、第2接着区間と第1RFIDタグ区間との境界部分412を第2バー220内に位置させてもよい。この場合、第1接着区間と第2接着区間との境界部分410を切り取るためのカッターは側面バー222内に配置され、第2接着区間と第1RFIDタグ区間との境界部分412を切り取るためのカッターは第2バー220の内部に配置される。
【0115】
一方、図15に示したように、押さえ部226が備えられた場合には、押さえ部226の一端部の下側面または両端部の下側面に切り取りの刃が取り付けられ、封止動作が行われる時にそれぞれの境界部分410、412、414を切り取ってもよい。例えば、図15に示したように、側面バー222に近い押さえ部226の左側端部にのみ切り取りの刃227が取り付けられた場合に、第1バー210が下降する前に押さえ部226が先に下降して第1接着区間と第2接着区間との境界部分410が先に切り取られる。この時、押さえ部226は第1接着区間と第2接着区間との境界部分410が切り取られる位置までにのみ下降し、第1バー210内に位置している封止テープ10には接触しないことが望ましい。次いで、第1バー210が下降して第1バー210の下面と第2バー220の上面とが接触すれば、押さえ部226は再び下降して封止テープ10の第1接着区間と第1RFIDタグ区間とを接着させる。この時、押さえ部226の左側端部に取り付けられている切り取りの刃227が第2接着区間と第1RFIDタグ区間との境界部分412を切り取り、第1RFIDタグ区間と第2RFIDタグ区間との境界部分414は、該境界部分414に対応する地点に備えられているカッター(図示せず)によって切り取られる。これとは異なり、押さえ部226の両端部の下側面に切り取りの刃227がいずれも装着された場合には、第1バー210が下降して第1バー210の下面と第2バー220の上面とが接触した後、押さえ部226の2次下降の時には、第2接着区間と第1RFIDタグ区間との境界部分412及び第1RFIDタグ区間と第2RFIDタグ区間との境界部分414が同時に切り取られる。
【0116】
以上で説明したように、第1接着区間と第1RFIDタグ区間とが接着して包装材保安封止装置からビニル包装材30が除去されれば、側面バー222に位置している第2接着区間は第1バー210の記録位置に移送され、RFIDライタ225によって第2RFIDタグに値段情報が記録される。そして、第1バー210が下降して第2接着区間と第2RFIDタグ区間とが接着して封止動作が完了した後で包装材保安封止装置からビニル包装材30が除去されれば、封止テープ10が初期状態に移送される。
【0117】
一方、側面バー222に切り取りの刃を設けるか、または第1バー210に切り取りの刃を設ければ、第1接着区間と第2接着区間との境界部分410を切り取るための押さえ部226の1次下降動作が不要になる。側面バー222に切り取りの刃を設ける場合、側面バー222から第1バー210に封止テープ10が引き出される地点に切り取りの刃が設けられる。この時、第1バー210が下降しつつ封止テープ10を第2バー220側に押さえ、このような第1バー210によって封止テープ10に加えられる圧力によって封止テープ10が側面バー222に設けられている切り取りの刃によって切り取られる。これとは異なり、第1バー210に切り取りの刃を設ける場合に第1バー210の側面バー222側の端部に切り取りの刃が設けられる。この時、第1バー210が下降しつつ第1バー210に設けられている切り取りの刃によって封止テープ10が切り取られる。
【0118】
押さえ部226、側面バー222または第1バー210に設けられている切り取りの刃を斜めにすれば、封止テープ10の切り取り時に封止テープ10が押されずに容易に切り取られる。
【0119】
切り取りの刃227の幅は封止テープ10より大きいかまたは同一であることが望ましい。
【0120】
本発明の一実施形態によれば、作業者の便宜のために接着区間にのみ接着剤が塗布され、RFIDタグ区間には接着剤が塗布されなくてもよい。しかし、これに限定されるものではなく、接着区間には接着剤が塗布されず、RFIDタグ表面を含むRFIDタグ区間に接着剤が塗布されてもよい。
【0121】
前述したように、封止テープ10は、RFIDタグが取り付けられる第1面と、これに反対して接着剤が塗布されていない第2面と、を備える。
【0122】
RFIDタグ表面に接着剤が塗布されて接着面区間に接着剤が塗布されていない場合、ビニル包装材の開口部の封止時に第1面はRFIDタグと接触する面であり、第2面はテープ供給リール300から封止テープ10が供給される時にRFIDタグから分離される面であるため、第1面及び第2面の粗度は互いに異なる。
【0123】
前記状況に鑑みれば、第1面の粗度は第2面の粗度より大きくなり、これによってRFIDタグが第2面から分離される時にはRFIDタグと第2面との間の接着強度が弱くてRFIDタグが破損せず、RFIDタグが第1面に取り付けられてから分離される場合には破断する。
【0124】
以下では、第1バー210の内部で上下に往復動する押さえ部226の動作についてさらに詳細に説明する。図16は、押さえ部226の詳細な構成を示す図面である。
【0125】
図16を参照すれば、押さえ部226は、ベース部材228と、押さえ部材229と、切り取りの刃227とで構成される。ベース部材228の両端部には切り取りの刃227が設けられる。これらの切り取りの刃227は、ベース部材228の両端部のうち側面バー222に近い端部にのみ設けられる。またベース部材228の両側面には、テープ供給ローラ320を収容する複数の供給ローラ収容溝325が形成されることが望ましい。このような構成によって押さえ部226が下降する時、第1バー210の内側面に取り付けられている複数のテープ供給ローラ320とベース部材228とが接触する状況を防止できる。押さえ部材229の上面はベース部材228の下面に取り付けられて固定される。押さえ部材229は弾性材質からなることが望ましい。押さえ部材229の下面には、封止テープ10が第1バー210上の封止位置に配置された状態で、封止テープ10上に取り付けられているRFIDタグ20に対応する領域にRFIDタグ20を収容できるサイズのRFIDタグ収容溝28が形成されることが望ましい。この時、RFIDタグ収容溝28の深さはRFIDタグ20の厚さと同一であるか、またはRFIDタグ20の厚さより小さいことが望ましい。
【0126】
図17及び図18は、それぞれ図13に示された包装材保安封止装置に図16に示された押さえ部226が結合された状態の平面図及び正面図である。また図19は、図17の平面図においてA-A’に沿ってA”方向に見た縦断面図であり、図20は、図18の正面図においてB-B’に沿ってB”方向に見た横断面図である。
【0127】
図17ないし図20を参照すれば、封止テープ10の第1接着区間が第1バー210に位置し、第2接着区間が側面バー222に位置し、第1RFIDタグ区間が第2バー220に位置すれば、包装材の封止の可能な状態になる。この時、押さえ部226は第1バー210の内部に収容されて昇降する。作業者が電子秤のようなデータ生成部100に商品が入っているビニル包装材30を位置させて商品が入っているビニル包装材30の重量を測定すれば、データ生成部100から本発明による包装材保安封止装置に商品の値段情報が受信される。これによってRFIDライタ225は第1RFIDタグ22に商品の値段情報を記録する。このようなデータの記録動作が完了すれば、押さえ部226が1次に下降し、押さえ部226の両端部に取り付けられている切り取りの刃227のうち側面部222に近い端部に取り付けられている切り取りの刃227によって第1接着区間と第2接着区間との境界部分410が切り取られる。この時、押さえ部226は、押さえ部材229の下面が封止テープ10の第1接着区間と接触しないほどに下降することが望ましい。次いで、第1バー210及び押さえ部226は、第1バー210の下面と第2バー220の上面とが接触するまで同じ速度で下降する。第1バー210の下面と第2バー220の上面とが接触すれば、押さえ部226は2次に下降して封止テープ10の第1接合区間と第1RFIDタグ区間とを接着させる。この時、第2接着区間と第1
RFIDタグ区間との境界部分412及び第1RFIDタグ区間と第2 RFIDタグ区間との境界部分414は、押さえ部226の両側端に取り付けられている切り取りの刃227によって切り取られる。
【0128】
図21は、本発明の望ましい一実施形態による包装材保安封止装置の構成を示す図面である。図21を参照すれば、包装材保安封止装置は、プロセッサ500及びメモリ502を備える。
【0129】
プロセッサ500は、コンピュータプログラムを実行できるCPU(central processing unit)やその他の仮想マシンなどである。
【0130】
メモリ502は、固定式ハード・ドライブや着脱式記憶装置などの不揮発性記憶装置である。着脱式記憶装置は、コンパクト・フラッシュ・ユニット、USBメモリスティックなどである。メモリ502は、各種ランダム・アクセス・メモリのような揮発性メモリでもありうる。
【0131】
このようなメモリ502にはプロセッサ500によって実行可能なプログラム命令語が保存される。
【0132】
本実施形態によるメモリ502には、テープ供給リール300が複数のRFIDタグ20の取り付けられている封止テープ10をRFIDライタ225側に供給するようにし、RFIDライタ225がビニル包装材30に入っている製品に関する値段情報を複数のRFIDタグのうち一つである第1RFIDタグに記録するようにし、かつ封止部200が封止テープ10でビニル包装材30の開口部を封止するように、プロセッサ500によって実行可能なプログラム命令語を保存する。
【0133】
前記本発明の実施形態は例示の目的のために開示されたものであり、当業者ならば本発明の思想及び範囲内で多様な修正、変更、付加が可能であり、これらの修正、変更及び付加は下記の特許請求の範囲に属するといえる。
【0134】
以下、本願により教示される手段を例示的に列挙する。
(付記1)
複数のRFIDタグが取り付けられている封止テープを供給するテープ供給リールと、
制御部の制御によってビニル包装材に入っている製品に関する値段情報を前記複数のRFIDタグのうち一つである第1RFIDタグに記録するRFIDライタと、
前記封止テープで前記ビニル包装材の開口部を封止する封止部と、を備えるが、
前記封止部は、前記値段情報が記録されている第1RFIDタグが接着剤によって前記封止テープの接着面に取り付けられるようにし、
前記第1RFIDタグは、前記接着面から離脱する場合に破断する構造を持つことを特徴とする包装材保安封止装置。
(付記2)
前記RFIDライタは、データ生成部から前記製品の品目、重量、個数及び値段のうち少なくとも一つの情報が受信される場合、前記第1RFIDタグに値段情報を記録する付記1に記載の包装材保安封止装置。
(付記3)
前記封止部は、1回の使用の長さだけの封止テープの一面の一端部に結合された前記第1RFIDタグが前記1回の使用の長さだけの封止テープの一面の他端部に取り付けられるようにする付記1に記載の包装材保安封止装置。
(付記4)
前記封止部は、
第1バーと、
前記第1バーに対向して配置されて前記ビニル包装材の開口部の封止時に前記第1バーと密着する第2バーと、を備える付記1に記載の包装材保安封止装置。
(付記5)
前記第1バーは前記第2バーの上部に位置し、前記ビニル包装材の開口部の封止時に前記第2バー側に下降する付記4に記載の包装材保安封止装置。
(付記6)
前記第1RFIDタグは、前記ビニル包装材の開口部の封止直前に前記第2バー側に位置する付記5に記載の包装材保安封止装置。
(付記7)
前記第1バーには、前記第1バーが前記第2バーに下降した後、前記第1バーに位置している前記接着面と前記第1RFIDタグとを取り付けるために加圧する押さえ部が形成される付記6に記載の包装材保安封止装置。
(付記8)
前記押さえ部は、前記第1バーの内部領域から上下方向に移動でき、下降後に復元するように設けられる付記7に記載の包装材保安封止装置。
(付記9)
前記封止部は、
前記第1バー及び前記第2バーの一端に結合され、前記第2バーの往復動のためのガイドホールが形成され、前記第2バーを通じて供給された封止テープが前記第1バーに供給されるようにガイドする側面バーと、
前記第1バー及び前記第2バーの一側に結合されるガード棒と、をさらに備え、
前記ビニル包装材の開口部の封止時に、前記第1RFIDタグは前記側面バーとガード棒との間に位置する付記2に記載の包装材保安封止装置。
(付記10)
プロセッサと、
前記プロセッサに連結されたメモリと、を備え、
前記メモリは、
テープ供給リールが複数のRFIDタグの結合されている封止テープをRFIDライタ側に供給するようにし、
前記RFIDライタがビニル包装材に入っている製品に関する値段情報を前記複数のRFIDタグのうち一つである第1RFIDタグに記録するようにし、
封止部が前記封止テープで前記ビニル包装材の開口部を封止するように、
前記プロセッサによって実行可能なプログラム命令語を保存し、
前記封止部は、前記値段情報が記録されているRFIDタグが接着剤によって接着面に取り付けられるようにし、
前記RFIDタグは、前記接着面で離脱する場合に破断する構造を持つことを特徴とする包装材保安封止装置。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0135】
【文献】特開2003-11932号公報
【文献】特開2007-122121号公報
【文献】特表平6-511579号公報
【文献】特表2005-521608号公報
【文献】特開平6-144405号公報
【文献】特開平8-192813号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図17
図18
図19
図20
図21